JP2010271629A - 表示装置 - Google Patents

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Yuji Aso
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Abstract

【課題】プリント回路基板のグランドパターンと金属製ベゼルとの間に挟み込まれて両者を導通接続する導電体の位置ずれを簡便に確認することができる表示装置を提供すること。
【解決手段】表示パネルと、該表示パネルの周縁部の上面および側面を覆うように被着される断面逆L字状の上壁と側壁を有した枠状の金属製ベゼルと、表示パネルの周縁部と金属製ベゼルの側壁との間で該側壁に対して略平行に離間して配置されるパネル駆動用のプリント回路基板と、金属製ベゼルの側壁とプリント回路基板に形成されたグランドパターンのランド部とを導通接続する帯状の導電体とを備え、金属製ベゼルの側壁には、外部から導電体を視認可能にする開口窓が設けられている。
【選択図】図3

Description

本発明は、表示装置に関し、更に詳しくはEMI対策が施された表示装置に関する。
近年、コンピュータやテレビなどの家電製品の表示部として液晶表示装置が用いられている。図6は、一般的な液晶表示装置の構造の要部を模式的に示した断面図である。
図示されるように液晶表示装置60が備える液晶表示パネル2は、薄膜トランジスタ(TFT)アレイ基板21とカラーフィルタ(CF)基板22とからなる一対の透明な基板が所定の間隔を置いて平行に対向配置され、両基板21,22間に液晶が充填された構成をなしている。
通常、TFTアレイ基板21には、複数本のゲート配線と、複数本のソース配線と、これら配線によって格子状に区画された各領域に配置された画素電極が形成されると共に、CF基板22にはほぼ全面に共通電極が形成されており、各画素電極と共通電極に印加する電圧を変化させることで、画素毎の液晶を駆動させて画像表示ができるようになっている。
また、液晶表示装置60には、液晶表示パネル2の背面側にバックライトユニット3が配置されている。このバックライトユニット3は、蛍光ランプなどの光源を備え、この光源から発せられる光の特性を調整して液晶表示パネル2の背面側に照射する装置である。このバックライトユニット3から照射された光は、液晶表示パネル2を透過することにより、液晶表示パネル2の前面側に画像が可視状態に表示される。通常、液晶表示パネル2には、その周縁部の上面および側面を覆うように金属製ベゼル61が被着されている。
このような液晶表示パネル2の周縁部には、TFTアレイ基板21に形成されたゲート配線やソース配線に所定の電圧を供給してパネルを駆動するプリント回路基板(PWB:Printed Wire BoardまたはPCB:Printed Circuit Board)31が配置されている。このプリント回路基板31とTFTアレイ基板21に形成された各配線の電気的な接続には、可撓性を有するフレキシブル配線基板30が用いられており、通常、このフレキシブル配線基板30にはドライバIC28が実装されている。
このようなフレキシブル配線基板30の中でもドライバIC28の実装がCOF(Chip on Film)方式のものは、ドライバIC28を実装するためのデバイスホールがなく配線パターンのピッチを狭く設計することが容易であることから、広く採用されている。
図示されるようにフレキシブル配線基板30は、可撓性のフィルム基材30a上に配線パターン30b,30bが形成され、ドライバイIC28がCOF方式により実装されて配線パターン30b,30bと接続されている。この配線パターン30b,30bは、引き出し部30c、30dがフィルム基材30aの端部に引き出されている。一方の引き出し部30cは、異方性導電膜62を介して液晶表示パネル2のソース配線24Sのランド部に接続されている。また、他方の引き出し部30dは、画像信号やこの画像信号に基づいた電圧が伝送されるプリント回路基板31上の配線パターン31aの配線ランド部31bに同じく異方性導電膜62を介して接続されている。
この場合、図示されるようにフレキシブル配線基板30を折り曲げて、プリント回路基板31をバックライトユニット3の側面と金属製ベゼル61の側壁61bとの間の空きスペースに配置した構成にすることで、液晶表示パネル2に被着される枠状の金属製ベゼル61の上壁61aの幅を小さく形成することができるようになっている。
図7は、折り曲げ前のフレキシブル配線基板30と、このフレキシブル配線基板30を介して接続された液晶表示パネル2とプリント回路基板31の平面図を示している。図示されるように、通常、プリント回路基板31には配線パターン31aの配線ランド部31b等の回路を除くほぼ全面にグランドパターン31cが形成されている。グランドパターン31cはその全面が腐蝕防止用の保護膜としてのソルダーレジスト膜31eで覆われている。この場合、グランドパターン31cには、ソルダーレジスト31eで覆われずに矩形状に露出した複数のグランドランド部31dが形成されている。
近年の液晶表示パネル2の大型化等に伴い、このようなプリント回路基板31も長尺化されてきており、このプリント回路基板31から発生する電磁波の放射も増大してきていることから、EMI(Electro Magnetic Interference:不要輻射、電磁放射)に対する適切な設計が重要視されている。
例えば、このようなEMI対策としてプリント回路基板31のグランドパターン31cのグランドランド部31dと金属製のベゼル61とを図示されるような帯状の導電体14を用いて複数箇所で導通接続させることで、プリント回路基板31から発生する電磁波の発生を抑制することができる。
このような導電体14としては、図示されるようなスポンジなどの弾性材14aの周りを金属箔14b等で覆ったものが用いられている。この場合、図7に示されるようなフレキシブル配線基板30の折り曲げ前の状態において、導電体14を導電性の粘着テープ15を介してプリント回路基板31のグランドランド部31dに予め貼り付けておき、その後、図6に示されるように金属製ベゼル61を被着することで、導電体14がプリント回路基板31と金属製ベゼル61の側壁61bとの間に挟み込まれて、導電体14が金属製ベゼル61の側壁61bに接触されることにより、プリント回路基板31のグランドパターン31cと金属製ベゼル61を導電体14を介して導通接続させることができるようになっている。尚、本発明に関連する先行技術文献としては下記特許文献が挙げられる。
特開2005−215185号公報
しかしながら、金属製ベゼル61を被着させる際に導電体14が適切な位置からずれてしまって、プリント回路基板31のグランドランド部31dと導電体14の接触、または金属製ベゼル61の側壁61bと導電体14の接触が不十分な場合が発生したり、最悪の場合にはプリント回路基板31上の配線パターン30aや電子部品31fと接触してしまうことが発生したりしていた。このような場合は、被着された金属ベゼル61を取り外して、導電体14を貼り付け直し、再度金属製ベゼル61を被着させることになるのであるが、この作業が煩雑であった。
そこで、本発明が解決する課題は、プリント回路基板のグランドパターンと金属製ベゼルとの間に挟み込まれて両者を導通接続する導電体の位置ずれを簡便に確認することができる表示装置を提供することである。
上記課題を解決するため本発明に係る表示装置は、表示パネルと、該表示パネルの周縁部の上面および側面を覆うように被着される断面逆L字状の上壁と側壁を有した枠状の金属製ベゼルと、前記表示パネルの周縁部と前記金属製ベゼルの側壁との間で該側壁に対して略平行に離間して配置されるパネル駆動用のプリント回路基板と、前記金属製ベゼルの側壁と前記プリント回路基板に形成されたグランドパターンのランド部とを導通接続する帯状の導電体とを備え、前記金属製ベゼルの側壁には、外部から前記導電体を視認可能にする開口窓が設けられていることを要旨とするものである。
このような構成を有する表示装置によれば、金属製ベゼルの側壁には、外部からその側壁内側に配置された導電体を視認可能にする開口窓が設けられているので、金属製ベゼルを被着させた状態において、開口窓から導電体が適切な位置からずれてしまっていないか否かを簡便に確認することができる。したがって、導電体の位置ずれを容易に検知することができ、表示装置を効率良く組み立てることができる。
この場合、前記開口窓は、前記金属製ベゼルの側壁の長手方向に沿って複数設けられている構成にすれば、帯状の導電体の長手方向に沿った複数の箇所において、導電体の位置ずれを確認することができる。また、前記開口窓は、前記ランド部に対応した位置に設けられている構成にすれば、導電体の位置ずれを確認できると共に、プリント回路基板に形成されたグランドパターンのランド部と導電体との接触状態も確認することができる。
更に、前記開口窓は、前記導電体に対して前記金属製ベゼルが被着される側にずれた位置に設けられている構成にすれば、金属製ベゼルを被着する際に開口窓に導電体が引っかかるおそれがなくなるので、そのような引っかかりによって導電体が適切な位置からずれてしまうことが防止される。そして、前記開口窓には、前記導電体の位置ズレを規制する突起部が内側に突出するように設けられている構成にすれば、金属製ベゼルを被着させる際や被着後において導電体が適切な位置からずれてしまうことが防止される。
また、前記開口窓は略方形に形成されている構成や、前記開口窓は略円形に形成されている構成にするのが好ましい。
上記構成を有する本発明によれば、表示パネルと、該表示パネルの周縁部の上面および側面を覆うように被着される断面逆L字状の上壁と側壁を有した枠状の金属製ベゼルと、表示パネルの周縁部と金属製ベゼルの側壁との間で該側壁に対して略平行に離間して配置されるパネル駆動用のプリント回路基板と、金属製ベゼルの側壁と前記プリント回路基板に形成されたグランドパターンのランド部とを導通接続する帯状の導電体とを備えた表示装置において、金属製ベゼルの側壁には、外部から前記導電体を視認可能にする開口窓が設けられている構成なので、金属製ベゼルを被着させた状態において、開口窓から導電体が適切な位置に配置されているか否かを確認することができるようになっている。これにより、導電体の位置ずれを容易に検知することができ、表示装置を効率良く組み立てることができる。
本発明の一実施形態に係る液晶表示装置の概略構成を示した分解斜視図である。 図1の液晶表示装置が備える液晶表示パネルの構造を模式的に示した図である。 図1の液晶表示装置の組み立て後の断面を示した図である。 (a)は金属製ベゼルに設けられる開口窓の第1の変形例を示した図、(b)は(a)の金属製ベゼルの断面を示した図である。 (a)は金属製ベゼルに設けられる開口窓の第2の変形例を示した図、(b)は第3の変形例を示した図、(c)は第4の変形例を示した図である。 従来から用いられてきた液晶表示装置の断面を示した図である。 図6の液晶表示装置が備える液晶表示パネルとプリント回路基板の接続構造を示した平面図である。
以下に、本発明に係る表示装置の一実施形態について図面を参照して説明する。図1は表示装置の一例としての液晶表示装置の概略構成を示した分解斜視図、図2は液晶表示パネルの構造を模式的に示した図、図3は液晶表示装置の内部構造を示した断面図である。尚、以下の説明において前面側とは図1に示される液晶表示装置の上方を、背面側とは図1に示される液晶表示装置の下方を指している。
図1に示されるように、液晶表示装置1には、液晶表示パネル2と、その液晶表示パネル2の背面側に配置されるバックライトユニット3とが備えられている。液晶表示パネル2は、薄膜トランジスタ(TFT)アレイ基板とカラーフィルタ(CF)基板からなる一対の基板が所定の間隙をおいて平行に対向配置され、その間隙に液晶が充填された構成をなしており、その背面側にはバックライトユニット3から光が照射されるようになっている。照射された光は、液晶表示パネル2を透過することにより、液晶表示パネル2の前面側に画像が可視状態に表示される。
液晶表示パネル2に光を照射するバックライトユニット3は、浅底の箱形状のバックライトシャーシ4を備えており、その内部のランプ収容面4aには光源ランプとして直管型のCCFL(Cold Cathode Fluorescent Lamp:冷陰極型蛍光ランプ)5が複数本配列されている。各CCFL5は、両端部に装着される電極部ホルダ6,6と、中間部を把持するランプクリップ7によってバックライトシャーシ4に固定される。
CCFL5の上側には、光学シート類8が配置されている。この光学シート類8は、液晶表示パネル2にCCFL5から入射される光および反射シート9から反射される光の特性を調整するために、下から順に拡散板、拡散シート、レンズシート、偏光反射シートなどの板状あるいはシート状の光学部材が積み重ねられたものである。このような光学シート類8は、フレーム10によってバックライトシャーシ4の長辺側の載置部4fと短辺側の載置部4gに保持されるようになっている。フレーム10は、開口した四辺形に形成される金属製または樹脂製の部材である。フレーム10の外周縁には、背面側に向かって起立する側壁部10bが設けられており、各辺は略逆L字形状の断面を有している。
バックライトシャーシ4は、ランプ収容面4aとなる平板状の底板部4bと長辺側の側壁部4c,4cが金属製板材の板金加工によって成形されたシャーシ部材11と、短辺側の側壁部4d,4dが樹脂材料によって成形されたサイドホルダー部材12,12とで構成されている。このバックライトシャーシ4は、底板部4bにより形成されるランプ収容面4aと、側壁部4c,4dの上端に形成された載置部4f,4gを有している。この載置部4f,4gに上述した光学シート類8を載置してその上からフレーム10を被着すると、光学シート類8がバックライトシャーシ4に保持されるようになっている。
また、CCFL5の背面側、つまりバックライトシャーシ4の底板部4bには白色の反射シート9が敷設されており、この反射シート9によりCCFL5から反射シート9側に照射される光が液晶表示パネル2側に反射させられる。尚、バックライトシャーシ4の背面には、CCFL5を駆動する高圧パルス電圧を発生させるインバータ回路基板16と、液晶表示パネル2の駆動を制御するコントロール回路基板17が取り付けられている。これらのインバータ回路基板16とコントロールプリント回路基板17は、それぞれインバータ回路基板カバー18とコントロール回路基板カバー19に覆われる。
このような構成のバックライトユニット3のフレーム10の前面側には、液晶表示パネル2が載置されて枠形状の金属製ベゼル13により保持される。
図2の模式図に示されるように液晶表示パネル2は、TFTアレイ基板21とCF基板22とが液晶を介して所定の間隔で対向して設けられている。
CF基板22には、ほぼ全面に図示しない共通電極と、格子状のブラックマトリクスおよび赤、青、緑などのカラーフィルタが形成されている。TFT基板21には、垂直方向に延ばされ平行に配設された複数本のソース配線24Sと、水平方向に延ばされ平行に配設された複数本のゲート配線24Gとが交差するように形成されている。また、これらソース配線24Sとゲート配線24Gで格子状に区切られた画素領域には画素電極23がそれぞれ形成されている。そして、両配線の交差部近傍にはスイッチング素子としてのTFT25が配置されている。この場合、ソース配線24Sは画像信号に基づいた電圧を画素電極23に供給し、ゲート配線24GはTFT25をオン・オフ動作させる。
また、TFT25のソース電極Sはソース配線24Sに接続され、TFT25のゲート電極Gはゲート配線24Gに接続されている。そして、TFT25のドレイン電極Dは画素電極23に接続されている。ゲート配線24GはゲートドライバIC27に接続され、ソース配線24SはソースドライバIC28に接続されている。これらドライバIC27,28は、コントロール回路基板17に接続されて、各々制御される。
ゲート配線24Gに接続されるゲートドライバIC27には、コントロール回路基板17により走査信号電圧Vgが供給されており、このゲートドライバIC27から各ゲート配線24Gに走査信号電圧Vgが印可されるようになっている。ソース配線24Sに接続されるソースドライバIC28には、コントロール回路基板17により画像信号とその信号に基づいた画像信号電圧Vsが供給されており、このソースドライバIC28から各ソース配線24Sに画像信号電圧Vsが印可されるようになっている。
この場合、ゲートドライバIC27が1本のゲート配線24Gを選択して走査信号電圧Vgを印加し、選択されたゲート電配線24Gに接続された全てのTFT25をオン状態にする。このときにタイミングを合わせて、ソースドライバIC28が全てのソース配線24Sにそれぞれの画素の駆動状態に合わせた画像信号電圧Vsを印加することで、各TFT25に接続された全ての画素電極23に画像信号電圧Vsが充電される。
このとき、共通電極に印加されているコモン電圧Vcomと画素電極23に充電された画像信号電圧Vsとの電位差が液晶26を駆動する液晶駆動電圧VLCとなり、この液晶駆動電圧VLCによって液晶26が駆動されると共に、液晶駆動電圧VLCを液晶26と保持容量CSとで保持する。そして、ゲートドライバIC27が各ゲート配線24Gを図中の矢印40に示されるように上から順次選択して走査することで、すべての画素が駆動されて1フレーム分の画像、つまり1画面が表示される。これを所定のフレーム周波数(1画面の繰り返し走査の周波数)で繰り返すことで動画が表示されるようになっている。
図1に示されるように、長方形の液晶表示パネル2の四辺のうちの一方の短辺には、複数のフレキシブル配線基板29が接続され、同じく四辺のうちの一方の長辺には、複数のフレキシブル配線基板30が接続されている。フレキシブル配線基板29には、上述したゲート配線24Gに走査信号電圧Vgを供給するゲートドライバIC27が実装されている。また、フレキシブル配線基板30には、上述したソース配線24Sに画像信号に基づいた画像信号電圧Vsを供給するソースドライバIC28が実装されている。
この場合、ソースドライバIC28が実装された5つのフレキシブル配線基板30ごとに、一枚のプリント回路基板31が接続されている。そして、2枚のプリント回路基板31は、図示しないケーブルを介してコントロール回路基板17に接続されるようになっている。尚、ゲートドライバIC27が実装されたフレキシブル配線基板29は、液晶表示パネル2に形成された図示しない内部配線とフレキシブル配線基板30の一部の配線を介してプリント回路基板31と接続されている。
プリント回路基板31は、細長い形状、例えば図示されるような長方形に形成されており、液晶表示パネル2の周縁部に沿うように配設される。プリント回路基板31の表面や内部の層には各種配線パターンが長手方向に沿って形成されている。図示されるように、一枚のプリント回路基板31に対して複数のフレキシブル配線基板30が接続されており、ゲートドライバIC27に対して走査信号電圧Vg、ソースドライバIC28に対して画像信号電圧Vsをそれぞれ分配できるようになっている。
図1および図3に示されるように金属製ベゼル13は、液晶表示パネル2を保持する機能や保護する機能を有する部材で、液晶表示パネル2の周縁部の上面および側面を覆うように被着される。この金属製ベゼル13は、ステンレスなどの金属製の板金部材をプレス加工等によって図示されるような開口した四辺形の枠形状に成形されている。この場合、金属製ベゼル13の各辺は、上壁13aと側壁13bを有した断面逆L字状の形状を有しており、側壁13bは背面側に向かって起立されている。
また、プリント回路基板31が配置される側の金属製ベゼル13の側壁13bには、複数の開口窓13cが開口形成されている。この場合、2枚のプリント回路基板31,31にそれぞれ2つずつ形成されたグランドランド部31d,31d,31d,31dの数に対応して、開口窓13cは4つ設けられている。
尚、図1に示されるようなフレキシブル配線基板30の折り曲げ前の状態において、図7を用いて説明したように導電体14を導電性の粘着テープ15を介してプリント回路基板31に形成されたグランドパターン31cのグランドランド部31dに予め貼り付けられている。そして、図3に示されるように金属製ベゼル13を被着することで、導電体14がプリント回路基板31と金属製ベゼル13の側壁13bとの間に挟み込まれて、導電体14が金属製ベゼル13の側壁13bに接触されることにより、プリント回路基板31のグランドパターン31cと金属製ベゼル13を導電体6を介して導通接続させられることになっている。
図3に示されるようにプリント回路基板31は、液晶表示パネル2の周縁部とベゼル13の側壁13bとの間で、その側壁13bに対して略平行に離間して配置されている。この場合、プリント回路基板31は、バックライトユニット3が備えるフレーム10の側壁10bにネジ止め等によって固定されている。
このような構成の液晶表示装置1の組み立ての手順について説明する。先ず、バックライトシャーシ4が備えるシャーシ部材11のランプ収容面4aに反射シート9を敷設し、その反射シート9の前面側にCCFL5を電極部ホルダ6,6とランプクリップ7を用いて固定する。次に、サイドホルダー部材12,12をバックライトシャーシ4の各短辺に沿わせると共に、CCFL5の両端の電極部ホルダ6,6を覆うように装着する。そして、このように組み付けられたバックライトシャーシ4の載置部4f,4gに光学シート類8を載置し、その光学シート類8の前面側からフレーム10を装着する。
次に、フレキシブル配線基板30を介してプリント回路基板31が接続された液晶表示パネル2を、フレーム10の前面側、つまり上壁10aに載置する。その際、ドライバIC28が実装されたフレキシブル配線基板30を背面側に向かって折り曲げ、プリント回路基板31をフレーム10の側壁10bの外面に固定する。その後、液晶表示パネル2の前面側に金属製ベゼル13を被着し、金属製ベゼル13とバックライトシャーシ4のシャーシ部材11とをネジ止め等により固定する。
次に、インバータ回路基板16とコントロール回路基板17を、バックライトシャーシ4の背面側に固定し、それぞれの回路基板を覆うようにインバータ回路基板カバー18とコントロール回路基板カバー19を装着する。そして、インバータ回路基板16とCCFL5を図示しないケーブルで接続し、更に、コントロール回路基板17とプリント回路基板31を同じく図示しないケーブルで接続する。
このように組み立てられた液晶表示装置1の動作について説明する。インバータ回路基板16は高圧パルス電圧を生成し、これを各CCFL5に供給する。これにより各CCFL5が発光する。各CCFL5が発光した光は、反射シート9により反射された光と共に、光学シート類8によりその特性が調整されて光学シート類8を透過する。そして、光学シート類8を透過した光は、液晶表示パネル2の背面側から前面側に向かって透過される。
このとき、コントロール回路基板17は、各ドライバIC27,28を制御する信号を生成し、生成された制御信号はプリント回路基板31を介してフレキシブル配線基板29,30に実装された各ドライバIC27,28に供給される。そし各ドライバIC27,28は、制御信号に基づいて液晶表示パネル2を駆動する。これにより液晶表示パネル2の前面側に表示画像が可視状態にされる。
図3に示されるように金属製ベゼル13の側壁13bには、外部からその側壁13bの内側(内部)に配置された導電体14を視認可能にする長方形の開口窓13cが設けられているので、金属製ベゼル13を被着させた状態において、開口窓13cから導電体14が適切な位置からずれてしまっていないか否かを簡便に確認することができるようになっている。したがって、導電体14の位置ずれを容易に検知することができ、液晶表示装置1の組み立てを効率良く行うことが可能になっている。
この場合、図1に示されるように開口窓13cは、金属製ベゼル13の側壁13bの長手方向に沿って複数設けられているので、長尺の導電体14の長手方向に沿った複数の箇所において、導電体14の位置ずれを確認することができる。
特に、図1および図3に示されるように、開口窓13cをプリント回路基板31に形成されたグランドパターンのグランドランド部31dに対応した位置に設けられている構成、つまりグランドランド部31dに貼り付けられた導電体14をそのグランドランド部31d位置で視認可能にする構成にすれば、導電体14の位置ずれを確認できると共に、グランドランド部31dと導電体14との接触状態も確認することができる。
この場合、開口窓13cは、図3に示されるように導電体14に対して金属製ベゼル13が被着される側にずれた位置、つまり導電体14よりも上方で開口窓13cの下端が導電体14に重ならない位置になるように設けられている。これにより、金属製ベゼル13を上方から降ろして被着する際に、開口窓13cの開口端に導電体14が引っかかるおそれがなくなるので、そのような引っかかりによって導電体14が適切な位置からずれてしまうことが防止されている。
また、開口窓13cの上方には、突起部13dが内側に斜め下方で突出するように設けられている。このような突起部13dを設けることで、導電体14が上方へずれてしまうことが突起部13dの先端によって規制されるので、金属製ベゼル13を被着させる際や被着後において導電体14が適切な位置からずれてしまうことが防止されている。
次に、金属製ベゼル13に設けられた開口窓の変形例1〜4について説明する。図4(a),(b)は第1の変形例に係る開口窓13eを示した図である。図示されるように、この開口窓13eには、上述した開口窓13cと同様に突起部13dが設けられているが、その突起部13dの先端の両側を切り欠いた切欠部13f,13fを形成することで、開口窓13eの開口面積が上述した開口窓13cの場合よりも切欠部13f,13f分大きくなっており、導電体14を視認できる領域が増大している。また、切欠部13f,13fによって導電体14が視認し易くなっているので、図4(b)に示されるように突起部13dの先端を図3の場合よりも導電体14側に延長して、突起部13dの先端を導電体14に接近させることができ、導電体14が上方へずれてしまうことをより規制し易い構成とすることが可能になっている。
図5(a)は第2の変形例に係る開口窓13gを示しており、図示されるように開口窓13gは正方形に形成されている。また、図5(b)は第3の変形例に係る開口窓13hを示しており、図示されるように上下に延びたスリット状の開口窓13hが複数本並んで配置されている。更に、図5(c)は第4の変形例に係る開口窓13iを示しており、図示されるように開口窓13iは円形に形成されている。このように、開口窓の形状は長方形などに特に限定されず、金属製ベゼル13を被着した状態で側壁13b内側の導電体14を視認できるように形成されていれば良い。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこうした実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施できることは勿論である。例えば、上述した実施形態では、プリント回路基板31に形成されたグランドパターン31cのグランドランド部31dに対応した数の開口窓を、金属製ベゼル13の側壁13bに設けた構成について説明したが、開口窓の数を導電体14の長手方向に沿って更に増やしても良い。また、上述した実施形態では、表示パネルとして液晶表示パネルを適用した例について説明したが、プラズマディスプレイや有機EL(エレクトロルミネッセンス)ディスプレイなどの種々の表示パネルに適用することができる。
1 液晶表示装置
2 液晶表示パネル
3 バックライトユニット
13 金属製ベゼル
13a 上壁
13b 側壁
13c 開口窓
13d 突起部
31 プリント回路基板
31c グランドパターン
31d グランドランド部

Claims (8)

  1. 表示パネルと、該表示パネルの周縁部の上面および側面を覆うように被着される断面逆L字状の上壁と側壁を有した枠状の金属製ベゼルと、前記表示パネルの周縁部と前記金属製ベゼルの側壁との間で該側壁に対して略平行に離間して配置されるパネル駆動用のプリント回路基板と、前記金属製ベゼルの側壁と前記プリント回路基板に形成されたグランドパターンのランド部とを導通接続する帯状の導電体とを備え、前記金属製ベゼルの側壁には、外部から前記導電体を視認可能にする開口窓が設けられていることを特徴とする表示装置。
  2. 前記開口窓は、前記金属製ベゼルの側壁の長手方向に沿って複数設けられていることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記開口窓は、前記ランド部に対応した位置に設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の表示装置。
  4. 前記開口窓は、前記導電体に対して前記金属製ベゼルが被着される側にずれた位置に設けられていることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の表示装置。
  5. 前記開口窓には、前記導電体の位置ズレを規制する突起部が内側に突出するように設けられていることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の表示装置。
  6. 前記開口窓は略方形に形成されていることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の表示装置。
  7. 前記開口窓は略円形に形成されていることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の表示装置。
  8. 前記表示パネルが、対をなす透明基板間に液晶が封入されてなる液晶表示パネルであることを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の表示装置。
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