JP2010271090A - 活性汚泥特性測定装置及び活性汚泥特性測定方法 - Google Patents

活性汚泥特性測定装置及び活性汚泥特性測定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】活性汚泥特性を簡便且つ確実に測定することが可能な活性汚泥特性装置及び活性汚泥特性測定方法を提供する。
【解決手段】汚水処理に使用する活性汚泥の能力特性を測定する活性汚泥特性測定装置であって、管軸が鉛直になるように載置され、内部に測定対象となる活性汚泥液が導入される光透過性の測定管1と、測定管の管軸方向に沿って配置された複数の光学計測手段2と、測定中の時間を計測する時間計測手段3と、複数の光学計測手段2及び時間計測手段3の計測結果に基づいて演算を実行する演算処理部4と、を備え、演算処理部4は、測定管1に活性汚泥液が全量導入された開始時間からの上澄み液と沈降汚泥との界面の低下挙動を、時間に対して界面の位置をプロットした汚泥沈降グラフとして求め、汚泥沈降グラフのプロファイルから活性汚泥の能力特性を判定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、下水等の生物学的処理において使用する活性汚泥の能力特性を測定する活性汚泥特性測定装置、及び活性汚泥特性測定方法に関する。
下水を処理する方法として、活性汚泥による生物学的処理方法が従来から広く行われている。活性汚泥は、多数の好気性微生物や有機・無機性の浮遊物質からなるゼラチン状のフロックである。活性汚泥は、下水中に含まれる有機物を吸着して酸化分解する能力や、汚濁物質とともに凝集して沈降分離する能力を有する。このような活性汚泥の能力特性は、下水処理能力に影響する。また、活性汚泥の能力特性は、環境によっても変化する。従って、下水の生物学的処理を行うに際しては、使用する活性汚泥の能力特性を逐次把握しておくことが適切な処理を行う上で重要となる。
活性汚泥の能力特性を示す指標の一つとして、汚泥容積(SV;Sludge Volume)が知られている。汚泥容積は、活性汚泥液を1Lのメスシリンダーに導入し、30分間静置後に沈殿した汚泥を体積%として表したものである。従って、以後、本明細書では、原則として、汚泥容積を「SV30」と略称する。SV30は、日本工業規格(JIS B 9944)に定められている。活性汚泥のSV30を測定することにより、汚泥沈降性や固液分離性等の活性汚泥特性を把握することができる。
活性汚泥のSV30を測定する装置は、本願と同一出願人によって既に開発されている(例えば、特許文献1を参照)。
特許文献1の装置は、活性汚泥液を導入する測定管の底部に自動逆止弁付きの汚泥送液管が接続されている。この汚泥送液管を介して、ばっ気槽から測定管内部に活性汚泥液がポンプアップされる。また、測定管の上方にはオーバーフロー管が直接に接続され、測定管内に導入された過剰量の汚泥液をばっ気槽に返送することができる。ここで、測定管の内部が測定対象の活性汚泥液で充分に交換されると、ポンプによる活性汚泥液の送液が停止される。そうすると、自動逆止弁が閉止し、測定管内において活性汚泥の沈降が始まる。そして、30分経過後、測定管の外部から、活性汚泥のSV30、上澄み液と沈降汚泥との界面の分離状態、汚泥の色等を目視で観察する。
一方、活性汚泥のSV30を測定するに際し、光学計測手段を使用した装置も開発されている(例えば、特許文献2を参照)。
特許文献2の装置は、測定管に沿って活性汚泥液の液面から測定管の底部近傍まで管軸方向に配列された複数個の光源と、当該光源に測定管を挟んで対向配置された管軸方向に長い受光器と、光源点灯回路を介して光源を最下位のものから順次1個づつ点滅させると共に受光器からの出力信号が予め設定された一定値以上になったとき点灯している光源の配列順位を示す信号を出力する制御回路及び当該制御回路からの信号を受けて汚泥率を示す信号を出力する出力変換回路を有する検出手段とを備えている。特許文献2の装置では、上澄み液の光の透過率と沈降汚泥の光の透過率との差を利用して沈降界面を検出し、SV30を求めることができる。
特開平11−183365号公報 実開昭55−132647号公報
ところが、活性汚泥の能力特性は、現実には上記の特許文献1や特許文献2で測定するSV30だけでは充分に判定することができない場合がある。例えば、複数種類の活性汚泥液において、30分間静置後に測定したSV30が略同じ値であっても、その状態に至るまでの界面の沈降速度が活性汚泥液によって夫々異なる場合がある。また、SV30の値が略同じでありながら界面の分離状態が異なる場合もある。これらの場合においては、沈降汚泥から分離した上澄み液の濁度が一定せず、その結果、放流する処理水の水質にバラツキが発生する原因となり得る。
なお、上記の特許文献1や特許文献2の装置は、測定管内で沈降する活性汚泥の沈降時間を計測していないので、活性汚泥の沈降速度を測定することは不可能である。
このように、現状においては、実用的な活性汚泥特性の評価を行うことができる装置及び方法は未だ開発されていない。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、現状で用いられているSV30よりも有効な指標を用いて、実用に値する活性汚泥特性を簡便且つ確実に測定することが可能な活性汚泥特性装置及び活性汚泥特性測定方法を提供することにある。
上記課題を解決するための本発明に係る活性汚泥特性測定装置の特徴構成は、
汚水処理に使用する活性汚泥の能力特性を測定する活性汚泥特性測定装置であって、
管軸が鉛直になるように載置され、内部に測定対象となる活性汚泥液が導入される光透過性の測定管と、
前記測定管の管軸方向に沿って配置された複数の光学計測手段と、
測定中の時間を計測する時間計測手段と、
前記複数の光学計測手段及び前記時間計測手段の計測結果に基づいて演算を実行する演算処理部と、
を備え、
前記演算処理部は、前記測定管に前記活性汚泥液が全量導入された開始時間からの上澄み液と沈降汚泥との界面の低下挙動を、時間に対して前記界面の位置をプロットした汚泥沈降グラフとして求め、前記汚泥沈降グラフのプロファイルから前記活性汚泥の能力特性を判定することにある。
本構成の活性汚泥特性測定装置によれば、測定管の管軸方向に沿って配置された複数の光学計測手段により上澄み液と沈降汚泥との界面の高さを計測し、さらに時間計測手段により当該界面の沈降時間を計測することができる。そして、これらの計測結果から、演算処理部が、界面の低下挙動として、時間に対して界面の位置をプロットした汚泥沈降グラフを求めることできる。この汚泥沈降グラフのプロファイルは、活性汚泥の能力特性を良好に反映する。そこで、演算処理部は、この汚泥沈降グラフのプロファイルから活性汚泥特性を判定する。
本構成の活性汚泥特性測定装置を用いて計測した汚泥沈降グラフのプロファイルを活性汚泥特性の新たな指標とすれば、従来の指標であったSV30よりも有効且つ確実に活性汚泥特性を判定することができる。
また、本構成の活性汚泥特性測定装置は、従来の装置を改良したものであり、複数の光学計測手段、時間計測手段、及び演算処理部を設けるだけで構成できるので、比較的簡便な構成でありながら、実用に値する活性汚泥特性を測定することができる。
上記課題を解決するための本発明に係る活性汚泥特性測定装置の特徴構成は、
汚水処理に使用する活性汚泥の能力特性を測定する活性汚泥特性測定装置であって、
管軸が鉛直になるように載置され、内部に測定対象となる活性汚泥液が導入される光透過性の測定管と、
前記測定管の管軸方向に沿って配置された複数の光学計測手段と、
測定中の時間を計測する時間計測手段と、
前記複数の光学計測手段及び前記時間計測手段の計測結果に基づいて演算を実行する演算処理部と、
を備え、
前記演算処理部は、前記測定管に前記活性汚泥液が全量導入された開始時間からの上澄み液と沈降汚泥との界面の低下挙動を、時間に対して前記界面の位置をプロットした汚泥沈降グラフとして求め、さらに、前記複数の光学計測手段で計測した汚泥容積(SV30)を予め求めておいた混合液中浮遊物質濃度(MLSS)で除して汚泥容量指標(SVI)を求め、前記汚泥沈降グラフのプロファイル及び前記SVIから前記活性汚泥の能力特性を判定することにある。
本構成の活性汚泥特性測定装置であれば、演算処理部は、上記と同様にして求めた汚泥沈降グラフのプロファイルに加えて、複数の光学計測手段及び時間計測手段による計測結果から汚泥容積(SV30)を求め、このSV30を予め求めておいた混合液中浮遊物質濃度(MLSS)で除して汚泥容量指標(SVI)を求めることができる。そして、演算処理部は、汚泥沈降グラフのプロファイル及びSVIから活性汚泥の能力特性を総合的に判定する。
本構成の活性汚泥特性測定装置では、汚泥沈降グラフのプロファイル及びSVIから活性汚泥の能力特性を総合的に判定することができるので、従来の指標であったSV30よりも有効且つ確実に活性汚泥特性を判定することができ、しかも活性汚泥特性をより的確に判定することができる。
また、本構成の活性汚泥特性測定装置は、従来の装置を改良したものであり、複数の光学計測手段、時間計測手段、及び演算処理部を設けるだけで構成できるので、比較的簡便な構成でありながら、実用に値する活性汚泥特性を測定することができる。
上記課題を解決するための本発明に係る活性汚泥特性測定装置の特徴構成は、
汚水処理に使用する活性汚泥の能力特性を測定する活性汚泥特性測定装置であって、
管軸が鉛直になるように載置され、内部に測定対象となる活性汚泥液が導入される光透過性の測定管と、
前記測定管の管軸方向に沿って配置された複数の光学計測手段と、
測定中の時間を計測する時間計測手段と、
前記複数の光学計測手段及び前記時間計測手段の計測結果に基づいて演算を実行する演算処理部と、
を備え、
前記演算処理部は、前記複数の光学計測手段で計測した汚泥容積(SV30)を予め求めておいた混合液中浮遊物質濃度(MLSS)で除して汚泥容量指標(SVI)を求め、前記SVIから前記活性汚泥の能力特性を判定することにある。
本構成の活性汚泥特性測定装置であれば、演算処理部は、複数の光学計測手段及び時間計測手段による計測結果から汚泥容積(SV30)を求め、このSV30を予め求めておいた混合液中浮遊物質濃度(MLSS)で除して汚泥容量指標(SVI)を求めることができる。そして、演算処理部は、このSVIから活性汚泥の能力特性を判定する。
本構成の活性汚泥特性測定装置では、SVIから活性汚泥の能力特性を判定するものであるので、従来の指標であったSV30よりも有効且つ確実に活性汚泥特性を判定することができる。
また、本構成の活性汚泥特性測定装置は、従来の装置を改良したものであり、複数の光学計測手段、時間計測手段、及び演算処理部を設けるだけで構成できるので、比較的簡便な構成でありながら、実用に値する活性汚泥特性を測定することができる。
本発明に係る活性汚泥特性測定装置において、前記MLSSは、前記複数の光学計測手段のうちの少なくとも一つによって計測される、前記測定管に前記活性汚泥液が全量導入されたときの透過率から求められることが好ましい。
本構成の活性汚泥特性測定装置では、複数の光学計測手段のうちの少なくとも一つによって、測定管に活性汚泥液が全量導入されたときの透過率からMLSSを求めることができるため、MLSSの測定を別途行っておく必要がない。従って、MLSSの事前測定の手間を省略することができる。
また、同一の活性汚泥特性測定装置を用いてMLSSを測定するため、事前測定で発生し得る装置誤差の影響を排除することができるとともに、時間差が殆どない新鮮なデータを得ることができる。
上記課題を解決するための本発明に係る活性汚泥特性測定方法の特徴構成は、
汚水処理に使用する活性汚泥の能力特性を測定する活性汚泥特性測定方法であって、
管軸が鉛直になるように載置され、当該管軸方向に沿って複数の光学計測手段が配置されている光透過性の測定管の内部に、測定対象となる活性汚泥液を導入する導入工程と、
前記測定管に前記活性汚泥液が全量導入された開始時間からの上澄み液と沈降汚泥との界面の低下挙動を、時間に対して前記界面の位置をプロットした汚泥沈降グラフとして求めるグラフ導出工程と、
前記汚泥沈降グラフのプロファイルから前記活性汚泥の能力特性を判定する判定工程と、
を包含することにある。
本構成の活性汚泥特性測定方法であれば、上述した活性汚泥特性測定装置と同様の作用効果が得られる。すなわち、汚泥沈降グラフのプロファイルを活性汚泥特性の新たな指標とすることにより、従来の指標であったSV30よりも有効且つ確実に活性汚泥特性を判定することができる。
上記課題を解決するための本発明に係る活性汚泥特性測定方法の特徴構成は、
汚水処理に使用する活性汚泥の能力特性を測定する活性汚泥特性測定方法であって、
管軸が鉛直になるように載置され、当該管軸方向に沿って複数の光学計測手段が配置されている光透過性の測定管の内部に、測定対象となる活性汚泥液を導入する導入工程と、
前記測定管に前記活性汚泥液が全量導入された開始時間からの上澄み液と沈降汚泥との界面の低下挙動を、時間に対して前記界面の位置をプロットした汚泥沈降グラフとして求めるグラフ導出工程と、
前記複数の光学計測手段で計測した汚泥容積(SV30)を予め求めておいた混合液中浮遊物質濃度(MLSS)で除して汚泥容量指標(SVI)を求めるSVI導出工程と、
前記汚泥沈降グラフのプロファイル及び前記SVIから前記活性汚泥の能力特性を判定する判定工程と、
を包含することにある。
本構成の活性汚泥特性測定方法であれば、上述した活性汚泥特性測定装置と同様の作用効果が得られる。すなわち、汚泥沈降グラフのプロファイル及びSVIから活性汚泥の能力特性を総合的に判定することにより、従来の指標であったSV30よりも有効且つ確実に活性汚泥特性を判定することができ、しかも活性汚泥特性をより的確に判定することができる。
上記課題を解決するための本発明に係る活性汚泥特性測定方法の特徴構成は、
汚水処理に使用する活性汚泥の能力特性を測定する活性汚泥特性測定方法であって、
管軸が鉛直になるように載置され、当該管軸方向に沿って複数の光学計測手段が配置されている光透過性の測定管の内部に、測定対象となる活性汚泥液を導入する導入工程と、
前記複数の光学計測手段で計測した汚泥容積(SV30)を予め求めておいた混合液中浮遊物質濃度(MLSS)で除して汚泥容量指標(SVI)を求めるSVI導出工程と、
前記SVIから前記活性汚泥の能力特性を判定する判定工程と、
を包含することにある。
本構成の活性汚泥特性測定方法であれば、上述した活性汚泥特性測定装置と同様の作用効果が得られる。すなわち、SVIから活性汚泥の能力特性を判定することにより、従来の指標であったSV30よりも有効且つ確実に活性汚泥特性を判定することができる。
本発明に係る活性汚泥特性測定方法において、前記MLSSは、前記複数の光学計測手段のうちの少なくとも一つによって計測される、前記測定管に前記活性汚泥液が全量導入されたときの透過率から求められることが好ましい。
本構成の活性汚泥特性測定方法であれば、上述した活性汚泥特性測定装置と同様の作用効果が得られる。すなわち、MLSSの測定を別途行っておく必要がないため、MLSSの事前測定の手間を省略することができる。
また、事前測定で発生し得る装置誤差の影響を排除することができるとともに、時間差が殆どない新鮮なデータを得ることができる。
本発明の活性汚泥特性測定装置の構成を示す模式図である。 上澄み液と沈降汚泥との界面の低下挙動を、時間に対して界面の位置をプロットした汚泥沈降グラフである。 実施例1における活性汚泥特性測定方法を示すフローチャートである。 実施例2における活性汚泥特性測定方法を示すフローチャートである。 上澄み液と沈降汚泥との界面の低下挙動を、時間に対して界面の位置をプロットした汚泥沈降グラフである。 実施例3における活性汚泥特性測定方法を示すフローチャートである。 実施例4における活性汚泥特性測定方法を示すフローチャートである。
本発明の活性汚泥特性測定装置及び活性汚泥特性測定方法に関する実施形態を図面に基づいて説明する。
ただし、本発明の活性汚泥特性測定装置及び活性汚泥特性測定方法は、以下に説明する実施形態や図面に記載される構成に限定されることを意図せず、それらと均等な構成も含む。
〔活性汚泥特性測定装置の構成〕
図1は、本発明の活性汚泥特性測定装置10の構成を示す模式図である。活性汚泥特性測定装置10は、主な構成要素として、測定管1、光学計測手段2、時間計測手段3、及び演算処理部4を備える。
図1に示すように、測定管1は、管軸が鉛直になるように載置される。測定管1の底部には、自動逆止弁付きの汚泥送液管5が接続されている。測定管1の上部には、オーバーフロー管6が左右対称となるように設けられている。測定管1の下方にあるばっ気槽7には、測定対象である活性汚泥液Aが蓄えられている。ばっ気槽7の中の活性汚泥液Aは、ポンプ8によって、汚泥送液管5を介して、測定管1の内部に導入される。測定管1の内部に導入された活性汚泥液Aの量が所定量以上になると(すなわち、オーバーフロー管6の位置に達すると)、余剰の活性汚泥液Aはオーバーフロー管6を通り、ばっ気槽7に戻される。なお、測定管1は、後述する光学計測手段2の測定光を透過させるために、光透過性のガラス又は樹脂(例えば、塩化ビニル樹脂、アクリル樹脂)で構成される。
光学計測手段2は、測定管1に導入された活性汚泥液Aの液量(液面)を計測する。さらに、活性汚泥液Aを静置したときに生成する上澄みと沈降汚泥との界面を計測する。これらの計測は光透過率の差を利用して行われ、その計測結果は後述する演算処理部4に伝達される。光学計測手段2は、液面又は界面を検出するように、測定管1の管軸方向に沿って複数配置されている。ここで、光学計測手段2は、測定管1の全長に亘って配置してもよいが、活性汚泥液Aを静置したときに生成する上澄みと沈降汚泥との界面の常識的な位置を考慮すると、測定管1の下部を除いた領域(例えば、測定管1の上端から約70%までの領域)に配置しておけば十分である。光学計測手段2は、任意の光センサ(赤外線センサ、光電子増倍管、フォトトランジスタ、フォトダイオード等)とすることができる。なお、本実施形態では、説明の便宜上、複数の光学計測手段2を上方のものから順番に「第n光センサ2−n」(nは1以上10以下の整数)と称する。
時間計測手段3は、活性汚泥特性測定装置10の測定時間を計測し、その計測結果は演算処理部4に伝達される。演算処理部4は、光学計測手段2及び時間計測手段3の計測結果に基づいて所定の演算を実行する。
本実施形態では、図1に示すように、時間計測手段3は演算処理部4に組み込まれている。この場合、演算処理部4は汎用のパソコンで構成され、時間計測手段3はパソコンのタイマー機能を利用して実現することができる。なお、時間計測手段3を独立した構成とすることも可能である。
以上のように、本実施形態の活性汚泥特性測定装置10は、従来の装置を改良したものであり、複数の光学計測手段2、時間計測手段3、及び演算処理部4を設けるだけで構成できるので、比較的簡便な構成でありながら、実用に値する活性汚泥特性を測定することができる。
次に、本発明の活性汚泥特性測定装置10における演算処理部4が実行する演算の具体的な内容を、以下の実施例において説明する。
実施例1では、演算処理部4が、測定管1に活性汚泥液Aが全量導入された開始時間からの上澄み液と沈降汚泥との界面の低下挙動を、時間に対して界面の位置をプロットした汚泥沈降グラフ(図2)として求めている。そして、この汚泥沈降グラフのプロファイルから活性汚泥の能力特性を判定することができる。実施例1における活性汚泥特性測定方法を、図3のフローチャートを参照して説明する。
なお、図3に示すフローチャートでは、各ステップを記号「S」で表している。図4以降のフローチャートでも同様である。
〔活性汚泥特性測定方法のフローの説明〕
測定をスタート(S1)し、活性汚泥特性装置10のポンプ8の電源をONにする(S2)。これにより、ばっ気槽7から測定管1の内部に活性汚泥液Aが供給される。ポンプ8のON状態は、測定管1を活性汚泥液Aで確実に満たすために、本実施例では2分間継続される。すなわち、2分経過していない場合(S3;NO)は、そのままの状態が維持され、2分経過すると(S3;YES)、ポンプ8はOFFにされる(S4)。そして、ポンプ8をOFFにした時を測定開始時刻とする(S5)。測定開始時刻(T=T)より、活性汚泥液Aは上澄み液と沈降汚泥とに分離し始める。そこで、光学計測手段2(第n光センサ2−n)を用いて、上澄み液と沈降汚泥との分離界面を検知する。この検知は、30分間に亘って、最上位の第1光センサ2−1(S6)から第n光センサまで順番に行われる(S7〜S11)。例えば、界面が第1光センサ2−1によって検知された場合(S8;YES)、演算処理部4は検知した時刻T=Tでの界面位置H=Hを記録する(S9)。第1光センサ2−1がまだ界面を検知しない場合(S8;NO)は、そのまま測定を継続する。時刻T=Tでの界面位置H=Hの記録を終えたら、時間計測手段3により、測定開始時刻(T=T)から30分経過したかを確認する(S10)。時刻Tがまだ30分経過していない場合(S10;NO)は、界面の測定を次の第2光センサ2−2に移し(S11)、以後、同様の検知(S7〜S11)を行う。時刻Tが30分経過した場合(S10;YES)は、演算処理部4は、時刻Tと界面位置Hとの関係から、図2に例示するような汚泥沈降グラフを生成する(S12)。そして、演算処理部4は、生成した汚泥沈降グラフから活性汚泥特性を判定し(S13)、測定を終了する(S14)。ここで、演算処理部4が判定する活性汚泥特性の基準は、例えば、以下のように規定することができる。
〔活性汚泥特性の判定基準〕
(1)汚泥沈降グラフのプロファイルが下に凸である場合は、初期段階において界面の低下速度が大きいので、演算処理部4は、清澄な上澄みが得られ易いと予測し、活性汚泥特性は良好と判定する。
(2)汚泥沈降グラフのプロファイルが上に凸である場合は、初期段階において界面の低下速度が小さいので、演算処理部4は、清澄な上澄みが得られ難いと予測し、活性汚泥特性は不良と判定する。
このように、本発明の活性汚泥特性測定装置10を用いて計測した汚泥沈降グラフのプロファイルを活性汚泥特性の新たな指標とすれば、従来の指標であったSV30よりも有効且つ確実に活性汚泥特性を判定することができる。
実施例2では、演算処理部4が、測定管1に活性汚泥液Aが全量導入された開始時間からの上澄み液と沈降汚泥との界面の低下挙動を、時間に対して界面の位置をプロットした汚泥沈降グラフとして求めている。さらに、複数の光学計測手段2で計測した汚泥容積(SV30)を予め求めておいた混合液中浮遊物質濃度(MLSS)で除して汚泥容量指標(SVI)を求めている。そして、この汚泥沈降グラフのプロファイル及びSVIから活性汚泥の能力特性を判定することができる。実施例2における活性汚泥特性測定方法を、図4のフローチャートを参照して説明する。
〔活性汚泥特性測定方法のフローの説明〕
図4のフローチャートのうちS1〜S11は、実施例1で説明した図3のフローチャートにおけるS1〜S11と同様である。従って、これらのステップについての詳細な説明は省略する。
演算処理部4は、時刻Tと界面位置Hとの関係から、図5に例示するような汚泥沈降グラフを生成する(S12)。ここで、30分経過後の界面位置H=H30分は、第n−1光センサと第n光センサとの間に存在するとみなすことができる。従って、演算処理部4は、光学計測手段2の検知結果からSV30を求める。さらに、演算処理部4は、SV30を予め求めておいたMLSSで除してSVIを算出する(S13)。そして、演算処理部4は、生成した汚泥沈降グラフ及びSVIから活性汚泥特性を総合的に判定し(S14)、測定を終了する(S15)。ここで、演算処理部4が判定する活性汚泥特性の基準は、例えば、以下のように規定することができる。なお、本実施例では、判定基準1及び判定基準2の二つを示しているが、判定基準2は判定基準1と比べて簡素化されているため、簡易な判定を行う際に有利となる。
〔活性汚泥特性の判定基準1〕
(1)汚泥沈降グラフのプロファイルが下に凸であり且つSVIの値が50〜150の範囲にある場合は、初期段階において界面の低下速度が大きく且つ界面が充分に低下しているので、清澄な上澄みが得られ易いと予測し、活性汚泥特性は良好と判定する。なお、本判定基準において、SVIの値が100前後であれば、活性汚泥特性は非常に良好と判定することができる。
(2)汚泥沈降グラフのプロファイルが下に凸であり且つSVIの値が200以上である場合は、初期段階において界面の低下速度は大きいが界面が充分に低下していないので、清澄な上澄みが多くは得られ難いと予測し、活性汚泥特性はやや不良と判定する。
(3)汚泥沈降グラフのプロファイルが上に凸であり且つSVIの値が50〜150の範囲にある場合は、初期段階において界面の低下速度は小さいが界面が充分に低下しているので、清澄な上澄みが迅速には得られ難いと予測し、活性汚泥特性はやや不良と判定する。なお、本判定基準において、SVIの値が100前後であれば、活性汚泥特性は普通と判定することができる。
(4)汚泥沈降グラフのプロファイルが上に凸であり且つSVIの値が200以上である場合は、初期段階において界面の低下速度が小さく且つ界面が充分に低下していないので、清澄な上澄みが得られ難いと予測し、活性汚泥特性は不良と判定する。
〔活性汚泥特性の判定基準2〕
(1)時刻T=T10分でのSv(ここでの汚泥容積は、30分静置後のものではないため、Svと称する。以下、同様である。)が60%以上の場合は、汚泥が十分沈降していないため、汚泥沈降グラフのプロファイル及びSVIの値に関わらず、活性汚泥特性は不良と判定する。
(2)時刻T=T10分でのSvが60%未満の場合において、時刻T=T15分でのSvと時刻T=T30分でのSV30との差が15%未満であれば、清澄な上澄みが得られ易いと予測し、活性汚泥特性は良好と判定する。
(3)時刻T=T10分でのSvが60%未満の場合において、時刻T=T15分でのSvと時刻T=T30分でのSV30との差が15%以上であれば、清澄な上澄みが迅速には得られ難いと予測し、活性汚泥特性はやや不良と判定する。
このように、本発明の活性汚泥特性測定装置10では、汚泥沈降グラフのプロファイル及びSVIから活性汚泥の能力特性を総合的に判定することができるので、従来の指標であったSV30よりも有効且つ確実に活性汚泥特性を判定することができ、しかも活性汚泥特性をより的確に判定することができる。
実施例3では、演算処理部4が、複数の光学計測手段2で計測した汚泥容積(SV30)を予め求めておいた混合液中浮遊物質濃度(MLSS)で除して汚泥容量指標(SVI)を求めている。そして、このSVIから活性汚泥の能力特性を判定することができる。実施例3における活性汚泥特性測定方法を、図6のフローチャートを参照して説明する。
〔活性汚泥特性測定方法のフローの説明〕
図6のフローチャートのうちS1〜S11は、実施例1で説明した図3のフローチャートにおけるS1〜S11と同様である。従って、これらのステップについての詳細な説明は省略する。
30分経過後の界面位置H=H30分は、第n−1光センサと第n光センサとの間に存在するとみなすことができる。従って、演算処理部4は、光学計測手段2の検知結果からSV30を求める。さらに、演算処理部4は、SV30を予め求めておいたMLSSで除してSVIを算出する(S12)。そして、演算処理部4は、算出したSVIから活性汚泥特性を判定し(S13)、測定を終了する(S14)。ここで、演算処理部4が判定する活性汚泥特性の基準は、例えば、以下のように規定することができる。
〔活性汚泥特性の判定基準〕
(1)SVIの値が100前後であれば、理想的な分離界面が得られているので、活性汚泥特性は非常に良好と判定する。
(2)SVIの値が50〜150の範囲にある場合は、界面が充分に低下しているので、清澄な上澄みが得られ易いと予測し、活性汚泥特性は良好と判定する。
(3)SVIの値が200以上である場合は、界面が充分に低下していないので、清澄な上澄みが得られ難いと予測し、活性汚泥特性は不良と判定する。
このように、本発明の活性汚泥特性測定装置10は、SVIから活性汚泥の能力特性を判定するものであるので、従来の指標であったSV30よりも有効且つ確実に活性汚泥特性を判定することができる。
上記の実施例2及び実施例3においては、MLSSは予め求めておいた値を使用している。しかし、MLSSを、複数の光学計測手段2のうちの少なくとも一つによって計測される、測定管1に活性汚泥液Aが全量導入されたときの透過率から求め、これを利用することも可能である。一例として、実施例3のフローを基本とし、MLSSを光学計測手段2から求めた実施例4を以下に説明する。
図7は、実施例4における活性汚泥特性測定方法を示すフローチャートである。このフローチャートでは、ポンプの電源をOFF(S4)とした後、任意の第n光センサによりMLSSを求めている(S5)。以後の手順(S6〜S15)は、図6におけるS5〜S14と同様である。
このように、本実施例では、MLSSの測定を別途行っておく必要がない。従って、MLSSの事前測定の手間を省略することができる。また、同一の活性汚泥特性測定装置10を用いてMLSSを測定するため、事前測定で発生し得る装置誤差の影響を排除することができるとともに、時間差が殆どない新鮮なデータを得ることができる。
本発明の活性汚泥特性測定装置及び活性汚泥特性測定方法は、下水を始め、工業廃水、農業廃水、食品廃水等の種々の汚水・廃水に対し、活性汚泥による生物学的処理を実施する際に利用することができる。
1 測定管
2 光学計測手段
3 時間計測手段
4 演算処理部
5 汚泥送液管
6 オーバーフロー管
7 ばっ気槽
8 ポンプ
10 活性汚泥特性測定装置

Claims (8)

  1. 汚水処理に使用する活性汚泥の能力特性を測定する活性汚泥特性測定装置であって、
    管軸が鉛直になるように載置され、内部に測定対象となる活性汚泥液が導入される光透過性の測定管と、
    前記測定管の管軸方向に沿って配置された複数の光学計測手段と、
    測定中の時間を計測する時間計測手段と、
    前記複数の光学計測手段及び前記時間計測手段の計測結果に基づいて演算を実行する演算処理部と、
    を備え、
    前記演算処理部は、前記測定管に前記活性汚泥液が全量導入された開始時間からの上澄み液と沈降汚泥との界面の低下挙動を、時間に対して前記界面の位置をプロットした汚泥沈降グラフとして求め、前記汚泥沈降グラフのプロファイルから前記活性汚泥の能力特性を判定する活性汚泥特性測定装置。
  2. 汚水処理に使用する活性汚泥の能力特性を測定する活性汚泥特性測定装置であって、
    管軸が鉛直になるように載置され、内部に測定対象となる活性汚泥液が導入される光透過性の測定管と、
    前記測定管の管軸方向に沿って配置された複数の光学計測手段と、
    測定中の時間を計測する時間計測手段と、
    前記複数の光学計測手段及び前記時間計測手段の計測結果に基づいて演算を実行する演算処理部と、
    を備え、
    前記演算処理部は、前記測定管に前記活性汚泥液が全量導入された開始時間からの上澄み液と沈降汚泥との界面の低下挙動を、時間に対して前記界面の位置をプロットした汚泥沈降グラフとして求め、さらに、前記複数の光学計測手段で計測した汚泥容積(SV30)を予め求めておいた混合液中浮遊物質濃度(MLSS)で除して汚泥容量指標(SVI)を求め、前記汚泥沈降グラフのプロファイル及び前記SVIから前記活性汚泥の能力特性を判定する活性汚泥特性測定装置。
  3. 汚水処理に使用する活性汚泥の能力特性を測定する活性汚泥特性測定装置であって、
    管軸が鉛直になるように載置され、内部に測定対象となる活性汚泥液が導入される光透過性の測定管と、
    前記測定管の管軸方向に沿って配置された複数の光学計測手段と、
    測定中の時間を計測する時間計測手段と、
    前記複数の光学計測手段及び前記時間計測手段の計測結果に基づいて演算を実行する演算処理部と、
    を備え、
    前記演算処理部は、前記複数の光学計測手段で計測した汚泥容積(SV30)を予め求めておいた混合液中浮遊物質濃度(MLSS)で除して汚泥容量指標(SVI)を求め、前記SVIから前記活性汚泥の能力特性を判定する活性汚泥特性測定装置。
  4. 前記MLSSは、前記複数の光学計測手段のうちの少なくとも一つによって計測される、前記測定管に前記活性汚泥液が全量導入されたときの透過率から求められる請求項2又は3に記載の活性汚泥特性測定装置。
  5. 汚水処理に使用する活性汚泥の能力特性を測定する活性汚泥特性測定方法であって、
    管軸が鉛直になるように載置され、当該管軸方向に沿って複数の光学計測手段が配置されている光透過性の測定管の内部に、測定対象となる活性汚泥液を導入する導入工程と、
    前記測定管に前記活性汚泥液が全量導入された開始時間からの上澄み液と沈降汚泥との界面の低下挙動を、時間に対して前記界面の位置をプロットした汚泥沈降グラフとして求めるグラフ導出工程と、
    前記汚泥沈降グラフのプロファイルから前記活性汚泥の能力特性を判定する判定工程と、
    を包含する活性汚泥特性測定方法。
  6. 汚水処理に使用する活性汚泥の能力特性を測定する活性汚泥特性測定方法であって、
    管軸が鉛直になるように載置され、当該管軸方向に沿って複数の光学計測手段が配置されている光透過性の測定管の内部に、測定対象となる活性汚泥液を導入する導入工程と、
    前記測定管に前記活性汚泥液が全量導入された開始時間からの上澄み液と沈降汚泥との界面の低下挙動を、時間に対して前記界面の位置をプロットした汚泥沈降グラフとして求めるグラフ導出工程と、
    前記複数の光学計測手段で計測した汚泥容積(SV30)を予め求めておいた混合液中浮遊物質濃度(MLSS)で除して汚泥容量指標(SVI)を求めるSVI導出工程と、
    前記汚泥沈降グラフのプロファイル及び前記SVIから前記活性汚泥の能力特性を判定する判定工程と、
    を包含する活性汚泥特性測定方法。
  7. 汚水処理に使用する活性汚泥の能力特性を測定する活性汚泥特性測定方法であって、
    管軸が鉛直になるように載置され、当該管軸方向に沿って複数の光学計測手段が配置されている光透過性の測定管の内部に、測定対象となる活性汚泥液を導入する導入工程と、
    前記複数の光学計測手段で計測した汚泥容積(SV30)を予め求めておいた混合液中浮遊物質濃度(MLSS)で除して汚泥容量指標(SVI)を求めるSVI導出工程と、
    前記SVIから前記活性汚泥の能力特性を判定する判定工程と、
    を包含する活性汚泥特性測定方法。
  8. 前記MLSSは、前記複数の光学計測手段のうちの少なくとも一つによって計測される、前記測定管に前記活性汚泥液が全量導入されたときの透過率から求められる請求項6又は7に記載の活性汚泥特性測定方法。
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