JP2010270943A - 太陽エネルギー利用システム - Google Patents

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Abstract

【課題】集熱効率が高く、集熱が充分にできない時でも暖かい空気やお湯を得ることができる太陽エネルギー利用システムを提供すること。
【解決手段】太陽電池11と、前記太陽電池11の裏側に設けた空気流路13と、前記空気流路13内に設けた集熱用熱交換器14とを備え、前記太陽電池11と前記空気流路13と前記集熱用熱交換器14とで発電集熱手段10を構成するとともに、前記集熱用熱交換器14と、圧縮機16と、蓄熱用熱交換器17と、減圧手段18とで冷媒回路を形成したことを特徴とするもので、雨や曇りの天候や夜の太陽が照らない時間など、集熱が充分にできないでも加熱することができる。また、空気を流すことにより太陽電池を冷却することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、太陽光や太陽熱、また大気熱を利用した空調システムや給湯システムに関するものである。
従来、この種のシステムは以下に示されるものがある。
図7に示すように、太陽電池101を設置した屋根において、屋根軒先外気開放部102から太陽電池101の裏面を経て屋根棟部外気開放部106におよぶ空気流通路104を形成し、屋根棟部103における空気流通路内に、熱交換器105を設け、空気流通路104を流れる空気107、108から集熱し、屋根棟部外気開放部106から屋外へ空気109として排気を行えるよう構成されている(例えば、特許文献1参照)。
また、図11に示すように、太陽熱集熱部111と、太陽熱集熱部111で集熱した暖かい空気122を室内112に送る構成からなり、太陽熱集熱部111は屋根板直下に、屋根と同様の勾配を有する空気流路113を形成し、集熱用送風手段114、風下には集熱した空気122を室内112へ、または屋外へ空気123として排気、を切り替える流路切り替えダンパ115を設置し、立下りダクト116を接続し、暖かい空気122、124、125を室内112へ送るよう構成されている。
また、お湯とりコイル117を設け、前記お湯とりコイル117を配管118で貯湯槽119と接続し、循環ポンプ120にて送りこまれる熱媒がお湯とりコイル117で加熱され、湯として貯湯槽119に蓄えられるよう構成されている(例えば、特許文献2参照)。
実開昭60−35830号公報 特開2005−188873号公報
しかしながら、従来、特許文献1に示されている構成では、例えば、雨や曇りの天候や夜の太陽が照らない時間など、集熱が充分にできない、すなわち、暖かい空気やお湯を得るためには、さらに加熱手段が必要となる。
また、集熱可能な天候や時間でも、屋根軒先外気開放部102から太陽電池101の裏面を経て屋根棟部外気開放部106におよぶ空気流通路104、および熱交換器105がワンパスで構成されているため、集熱効率が低く充分に集熱されないまま屋外へ空気109とし排気される。すなわち、熱交換器105で充分に集熱するには、非常に大きな熱交換器105が必要となるという課題を有している。
また、特許文献2に示されている構成では、同様に、例えば、雨や曇りの天候や夜の太陽が照らない時間など、集熱が充分にできない時のために、貯湯槽119にて充分に暖かいお湯を得るためには、さらに加熱手段が必要となる。
また、加熱手段を設置するために、さらにスペースが必要となる、という課題を有して
いた。また、太陽熱集熱部111と、太陽熱集熱部111で集熱した暖かい空気122を室内112に送る構成およびお湯とりコイル117がワンパスで構成されているため、充分に集熱されないまま貯湯槽119に低い温度で蓄えられてしまう、すなわち、お湯とりコイル117で充分に集熱するには、非常に大きなお湯とりコイル117が必要で、その分スペースも必要となるという課題を有している。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、集熱効率を上げるとともに、集熱のための熱交換器の小さいシステムを提供することを目的とするものである。
また、集熱が充分にできない時でも、充分に暖かい空気やお湯を得るシステムを提供する、さらに、太陽電池を冷却し発電効率を向上させるシステムを提供することを目的とするものである。
上記課題を解決するために、本発明の太陽エネルギーシステムは、太陽電池と、前記太陽電池の裏側に設けた空気流路と、前記空気流路内に設けた集熱用熱交換器とを備え、前記太陽電池と前記空気流路と前記集熱用熱交換器とで発電集熱手段を構成するとともに、前記集熱用熱交換器と、圧縮機と、蓄熱用熱交換器と、減圧手段とで冷媒回路を形成したことを特徴とするもので、雨や曇りの天候や夜の太陽が照らない時間など、集熱が充分にできないでも加熱することができる。また、空気を流すことにより太陽電池を冷却することができる。
以上のように本発明によれば、集熱効率を上げるとともに、集熱のための熱交換器の小さいシステムを提供できる。また、集熱が充分にできない時でも、充分に暖かい空気やお湯を得るシステムを提供できる。
本発明の第1の実施の形態における太陽エネルギー利用システムの概略構成図 本発明の第2の実施の形態における太陽エネルギー利用システムの概略構成図 本発明の第3の実施の形態における太陽エネルギー利用システムの概略構成図 本発明の第4の実施の形態における太陽エネルギー利用システムの概略構成図 本発明の第5の実施の形態における太陽エネルギー利用システムの概略構成図 本発明の第6の実施の形態における太陽エネルギー利用システムの概略構成図 従来の太陽エネルギー利用システムの概略図 他の従来の太陽エネルギー利用システムの概略構成図
第1の発明は、太陽電池と、前記太陽電池の裏側に設けた空気流路と、前記空気流路内に設けた集熱用熱交換器とを備え、前記太陽電池と前記空気流路と前記集熱用熱交換器とで発電集熱手段を構成するとともに、前記集熱用熱交換器と、圧縮機と、蓄熱用熱交換器と、減圧手段とで冷媒回路を形成したことを特徴とするもので、雨や曇りの天候や夜の太陽が照らない時間など、集熱が充分にできないでも加熱することができる。また、空気を
流すことにより太陽電池を冷却することができる。すなわち、集熱が充分にできない時でも、充分に暖かい空気やお湯を得ることができる、また、太陽電池を冷却し、発電効率を向上させることができる。
第2の発明は、空気流路を略密閉空間とするとともに、前記空気流路内に送風手段を設けることで、前記空気流路内で空気が循環するように構成したことを特徴とするもので、集熱されないまま屋外へ空気が排気されることがなく、効率よく集熱することができる。また、冷えた空気を循環することができ、太陽電池をより冷却することができる。すなわち、集熱効率を上げることができる、また、集熱のための熱交換器を小さくすることができる。さらに、太陽電池の発電効率を、より向上させることができる。
第3の発明は、空気流路を傾斜させたことを特徴とするもので、送風手段を設けなくても、空気流路で暖められた空気が自然に上昇するため、効率よく集熱することができる。すなわち、送風手段を設けなくても集熱効率を上げることができる、また、集熱のための熱交換器を小さくすることができる。
第4の発明は、空気流路を略密閉空間とするとともに、前記空気流路を傾斜させることで、前記空気流路内で空気が自然循環するように構成したことを特徴とするもので、空気流路で暖められた空気が自然に上昇するとともに、熱交換器で集熱され冷えた空気は自然に下降するため空気が空気流路内で自然に循環し、送風手段を設けなくても、さらに効率よく集熱することができる。また、冷えた空気をより循環することができ、太陽電池をさらに冷却することができる。すなわち、集熱効率をより上げることができる、また、集熱のための熱交換器をより小さくすることができる。さらに、太陽電池の発電効率を、さらに向上させることができる。
第5の発明は、集熱用熱交換器に吸引される空気の温度に基づき、冷媒回路の運転動作を制御することを特徴とするもので、集熱の状態を推測することができ、充分に集熱できているときは、例えば、冷媒回路の圧縮機の回転数を低く、充分に集熱できていないときは例えば冷媒回路の圧縮機の回転数を高くすることができ、集熱状態にあわせて冷媒回路を効率よく制御することができる。すなわち、集熱状態にあわせて無駄な消費電力を使うことなく、充分に暖かい空気やお湯を得ることができる。
第6の発明は、空気流路への吸込空気の温度と、前記空気流路中で太陽電池の裏側を通過後の空気の温度とを比較し、前記空気流路中で太陽電池の裏側を通過後の空気の温度の方が低い場合には、再度前記太陽電池の裏側を通過させることを特徴とするもので、太陽電池裏側を通過する空気を、より冷えた空気を循環することができ、太陽電池を一層冷却することができる。すなわち、太陽電池の発電効率を、一層向上させることができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。なお、本発明の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は本発明の第1の実施の形態における太陽エネルギー利用システムの概略構成図を示すものである。
図1において、10は発電集熱手段である。発電集熱手段10は、11の太陽電池、12aおよび12bの開口部、13の空気流路、14の集熱用熱交換器で構成している。空気流路13は太陽電池11の裏側に設け、集熱用熱交換器14は空気流路13内に設けている。
また、16は圧縮機、17は蓄熱用熱交換器、17aは蓄熱槽、18は減圧手段である膨張弁で、集熱用熱交換器14を含め、15の配管で接続し冷媒回路を構成している。また、点線矢印の19aおよび19bは空気の流れである。
以上のように構成された太陽エネルギー利用システムについて、以下その動作を説明する。
発電集熱手段10は、太陽の光や熱が得られるよう、例えば、屋根に設置し、開口部12aは、例えば、屋根軒先などに設け、空気が入ってこられるようにする。なお、発電集熱手段10の設置は、屋根ではなく、例えばベランダや壁など、太陽の光や熱が得られ、開口部12aから空気が入ってこられるところであれば、何ら限定しない。
発電集熱手段10は、太陽の光や熱によって暖められる。また、太陽電池11は太陽の光によって発電を行う。開口部12aから入った空気19aは、空気流路13を通過することにより、太陽の光や熱によって暖められるとともに、太陽電池11の裏側の熱を奪いながら、暖められた空気19aとなる。
暖められた空気19aはさらに集熱用熱交換器14に熱を与え、冷えた空気19bとして開口部12bから出ていく。この過程で、太陽電池11は裏側から熱を奪われ冷却されるため、発電効率が向上する。
次に、集熱用熱交換器14、配管15、圧縮機16、蓄熱用熱交換器17、膨張弁18で構成された冷媒回路について説明する。
集熱用熱交換器14は、空気が通過することにより大気熱を得て、配管15を流れる冷媒を加熱する。加熱された冷媒は蒸発ガス化し、圧縮機16へ流入する。そして高温高圧ガスとなった冷媒は蓄熱用熱交換器17へ流入し、蓄熱槽17aに蓄熱される。また、蓄熱槽17aに熱を奪われた蓄熱用熱交換器17内の冷媒は凝縮液化し、さらに膨張弁18で減圧され冷えた冷媒として集熱用熱交換器14に流入し、再度加熱され蒸発ガス化する。
このようにヒートポンプを利用することにより、雨や曇りの天候や夜の太陽が照らない時間など、集熱が充分にできないときでも、蓄熱槽17aに高い温度で蓄熱することができる。
また、太陽の光や熱で暖められた空気19aが通過する場合、集熱用熱交換器14では、通常より高い温度の空気が通過し、配管15を流れる冷媒を高い温度で加熱する。従って、より高い温度として蓄熱槽17aに蓄熱される。
蓄熱槽17aは、例えば水を貯めておき、高温のお湯として蓄熱する。高温のお湯は、例えば給湯としてお風呂で利用、床暖房等に利用、また、温水を利用した温風暖房などに利用する。なお、蓄熱槽17aは、水以外でも、蓄熱可能なものであれば、なんら限定しない。
以上のように、本第1の実施の形態では、雨や曇りの天候や夜の太陽が照らない時間など、集熱が充分にできないでも加熱することができる。また、空気を流すことにより太陽電池を冷却することができる。
すなわち、集熱が充分にできない時でも、充分に暖かい空気やお湯を得ることができる。また、太陽電池を冷却し、発電効率を向上させることができる。
(実施の形態2)
図2は本発明の第2の実施の形態における太陽エネルギー利用システムの概略構成図を示すものである。
図2において、20は空気循環型発電集熱手段である。空気循環型発電集熱手段20は、11の太陽電池、21の送風手段、22aおよび22bの循環型開口部、23の循環型空気流路、14の集熱用熱交換器で構成している。
循環型空気流路23は、太陽電池11の裏側で二層にて構成し、空気が循環できるよう、送風手段21、循環型開口部22aおよび22bを設けている。集熱用熱交換器14は空気流路23内に設けている。また、冷媒回路は第1の実施の形態と同様である。また、点線矢印の29aおよび29bは循環する空気の流れである。
以上のように構成された太陽エネルギー利用システムについて、以下その動作を説明する。
空気循環型発電集熱手段20は、太陽の光や熱が得られるよう、例えば、屋根に設置する。なお、空気循環型発電集熱手段20の設置は、屋根にではなく、例えばベランダや壁など、太陽の光や熱が得られるところであれば、何ら限定しない。
発電集熱手段20は、太陽の光や熱によって暖められる。また、太陽電池11は太陽の光によって発電を行う。なお、発電により電力を、送風手段21の駆動電力に利用する、また、他に利用するなど、何ら限定しない。
循環型空気流路23内の空気29aは、送風手段21によって、暖められた空気循環型発電集熱手段20内や太陽電池11裏側の循環型空気流路23を通過することにより、太陽の光や熱によって暖められるとともに、太陽電池11の裏側の熱を奪いながら、暖められた空気29aとなる。
暖められた空気29aは、集熱用熱交換器14に熱を与え、冷えた空気29bとして循環型開口部22bから出ていく。空気29bは再び循環型開口部22aを通過し、太陽電池11裏側の循環型空気流路23を通過することにより、太陽の光や熱によって暖められるとともに、太陽電池11の裏側の熱を奪いながら、暖められた空気29aとなる。この過程で、太陽電池11は裏側から熱を奪われ冷却されるため、発電効率が向上する。
また、冷媒回路の動作については、第1の実施例と同様であるが、集熱用熱交換器14で冷やされた空気29bが排気されることなく、再び循環型開口部22aを通過し、太陽電池11裏側の循環型空気流路23を通過するため、より太陽電池11の裏側の熱を奪うことができる。
以上のように、本第2の実施の形態では、集熱されないまま屋外へ空気が排気されることがなく、効率よく集熱することができる。また、冷えた空気を循環することができ、太陽電池をさらに冷却することができる。
すなわち、集熱効率を上げることができる、また、集熱のための熱交換器を小さくすることができる。さらに、太陽電池の発電効率を、より向上させることができる。
(実施の形態3)
図3は本発明の第3の実施の形態における太陽エネルギー利用システムの概略構成図を
示すものである。
図3において、30は空気自然上昇型発電集熱手段である。空気自然上昇型発電集熱手段30は、本発明の第1の実施の形態の発電集熱手段10に勾配をもたせたものである。また、集熱用熱交換器14は空気自然上昇型発電集熱手段30の空気流路13の勾配上部に設ける。
以上のように構成された太陽エネルギー利用システムについて、以下その動作を説明する。
開口部12aから入った空気19aは、空気流路13を通過することにより、太陽の光や熱によって暖められるとともに、太陽電池11の裏側の熱を奪いながら、暖められた空気19aとなる。
ここで、空気自然上昇型発電集熱手段30は、勾配をもっているため、暖められた空気19aは送風手段がなくとも自然に上昇し、集熱用熱交換器14に熱を与え、冷えた空気19bとして開口部12bから出ていく。
以上のように、本第3の実施の形態では、送風手段がなくても空気流路で暖められた空気が自然に上昇するため、効率よく集熱することができる。
すなわち、送風手段がなくても集熱効率を上げることができる、また、集熱のための熱交換器を小さくすることができる。
(実施の形態4)
図4は本発明の第4の実施の形態における太陽エネルギー利用システムの概略構成図を示すものである。
図4において、40は空気自然循環型発電集熱手段である。空気自然循環型発電集熱手段40は、本発明の第ニの実施の形態の空気循環型発電集熱手段20に勾配をもたせたものである。また、集熱用熱交換器14は空気自然循環型発電集熱手段40の循環型空気流路23の勾配上部に設ける。
以上のように構成された太陽エネルギー利用システムについて、以下その動作を説明する。
循環型空気流路23内の空気49aは、暖められた空気循環型発電集熱手段20内や太陽電池11裏側の循環型空気流路23により、太陽の光や熱によって暖められるとともに、太陽電池11の裏側の熱を奪いながら、暖められた空気49aとなる。
ここで、空気自然循環型発電集熱手段40は、勾配をもっているため、暖められた空気49aは送風手段がなくとも自然に上昇し、集熱用熱交換器14に熱を与え、冷えた空気29bとして循環型開口部22bから出ていく。
ここで、空気自然循環型発電集熱手段40は、勾配をもっているため、冷えた空気49bは送風手段がなくとも自然に下降し、再び循環型開口部22aを通過し、太陽電池11裏側の循環型空気流路23を通過することにより、太陽の光や熱によって暖められるとともに、太陽電池11の裏側の熱を奪いながら、暖められた空気29aとなる。
以上のように、本第4の実施の形態では、空気流路で暖められた空気が自然に上昇する
とともに、熱交換器で集熱され冷えた空気は自然に下降するため空気が空気流路内で自然に循環し、送風手段がなくても、さらに効率よく集熱することができる。また、冷えた空気をより循環することができ、太陽電池をさらに冷却することができる。
すなわち、集熱効率をより上げることができる、また、集熱のための熱交換器をより小さくすることができる。さらに、太陽電池の発電効率を、さらに向上させることができる。
(実施の形態5)
図5は本発明の第5の実施の形態における太陽エネルギー利用システムの概略構成図を示すものである。
図5において、50は集熱用熱交換器14に吸い込まれる空気の温度を検出する熱交吸込温度センサ、50aは熱交吸込温度センサ50から出力された熱交吸込温度信号、51は前記熱交吸込温度センサから出力された温度信号に基づき冷媒回路を制御する制御手段、51aは制御手段51から出力された制御信号である。
以上のように構成された太陽エネルギー利用システムについて、以下その動作を説明する。
開口部12aから入った空気19aは、空気流路13を通過することにより、太陽の光や熱によって暖められるとともに、太陽電池11の裏側の熱を奪いながら、暖められた空気19aとなる。
暖められた空気19aはさらに集熱用熱交換器14に熱を与え、冷えた空気19bとして開口部12bから出ていく。この過程で、太陽電池11は裏側から熱を奪われ冷却されるため、発電効率が向上する。
次に、集熱用熱交換器14、配管15、圧縮機16、蓄熱用熱交換器17、膨張弁18で構成された冷媒回路について説明する。
集熱用熱交換器14は、空気が通過することにより大気熱を得て、配管15を流れる冷媒を加熱する。加熱された冷媒は蒸発ガス化し、圧縮機16へ流入する。そして高温高圧ガスとなった冷媒は蓄熱用熱交換器17へ流入し、蓄熱槽17aに蓄熱される。
また、蓄熱槽17aに熱を奪われた蓄熱用熱交換器17内の冷媒は凝縮液化し、さらに膨張弁18で減圧され冷えた冷媒として集熱用熱交換器14に流入し、再度加熱され蒸発ガス化する。このようにヒートポンプを利用することにより、雨や曇りの天候や夜の太陽が照らない時間など、集熱が充分にできないときでも、蓄熱槽17aに高い温度で蓄熱することができる。
さらに、熱交吸込温度センサ50から出力された熱交吸込温度信号50aによって、雨や曇りの天候や夜の太陽が照らない時間などは、発電集熱手段10で集熱が充分にできず、熱交吸込温度信号50aは低くなる。逆に発電集熱手段10で集熱が充分にできているときには熱交吸込温度信号50aは低くなる。このように、熱交吸込温度信号50aによって集熱状態を推測することができる。
制御手段51では、これら集熱状態に合わせて、充分が集熱できているときは、例えば、冷媒回路の圧縮機16の回転数を低く、充分に集熱できていないときは例えば冷媒回路16の圧縮機の回転数を高くするよう、制御信号51aを出力する。圧縮機16では、制
御信号51aに合わせて、圧縮機の回転数を制御する。
以上のように、本第5の実施の形態では、集熱の状態を推測することができ、充分が集熱できているときは例えば冷媒回路の圧縮機の回転数を低く、充分に集熱できていないときは例えば冷媒回路の圧縮機の回転数を高くすることができ、集熱状態にあわせて冷媒回路を効率よく制御することができる。
すなわち、集熱状態にあわせて無駄な消費電力を使うことなく、充分に暖かい空気やお湯を得ることができる。
(実施の形態6)
図6は本発明の第6の実施の形態における太陽エネルギー利用システムの概略構成図を示すものである。
図6において、60は吸込ダンパ、61は空気流路ダンパ、62は吹出ダンパである。また、63は吸込ダンパ60に吸い込まれる空気の温度を検出する吸込ダンパ吸込温度センサ、63aは吸込ダンパ吸込温度信号、64は空気流路ダンパに吸い込まれる空気の温度を検出する空気流路ダンパ吸込温度センサ、64aは空気流路ダンパ吸込温度信号である。また、65は吸込ダンパと空気流路ダンパと吹出ダンパの少なくとも1つ以上を制御するダンパ制御手段、65aはダンパ制御信号である。
以上のように構成された太陽エネルギー利用システムについて、以下その動作を説明する。
ダンパ制御手段65では、吸込ダンパ吸込温度信号63aと空気流路ダンパ吸込温度信号64aを比較し、太陽電池11の冷却ため、どちらの空気の温度が低いかを比較し、吸込ダンパ60、空気流路ダンパ61、吹出ダンパ62の開放または閉鎖を決定し、ダンパ制御信号65aとして、60〜62の各ダンパに出力する。
例えば、吸込ダンパ吸込温度信号63aと空気流路ダンパ吸込温度信号64aを比較し、空気流路ダンパ吸込温度信号64aの方が低いときは、吸込ダンパ60および吹出ダンパ62を閉鎖し、空気流路ダンパ61を開放するよう信号を送る。
また、吸込ダンパ吸込温度信号63aと空気流路ダンパ吸込温度信号64aを比較し、空気流路ダンパ吸込温度信号64aの方が高いときは、吸込ダンパ60および吹出ダンパ62を開放し、空気流路ダンパ61を閉鎖するよう信号を送る。
以上のように、本第6の実施の形態では、太陽電池裏側を通過する空気を、より冷えた空気を循環することができ、太陽電池を一層冷却することができる。すなわち、太陽電池の発電効率を、一層向上させることができる。
本発明は、太陽の光と熱のエネルギーを利用するシステムであるとともに、太陽電池を冷却し発電効率をあげるものでもある。従って、太陽の光や熱の利用として、給湯システムや快適な室内環境をつくる温水暖房、床暖房等の空調システムにも展開が可能である。また、戸建て住宅や集合住宅などの一般住宅のみならず、非住宅などにも適用できる。また、発電効率を上げるための冷却システムとしても適用できる。また、太陽エネルギーを得るために屋根だけではなく、ベランダや壁などに設置することもできる。
10 発電集熱手段
11 太陽電池
12a 開口部
12b 開口部
13 空気流路
14 集熱用熱交換器
15 配管
16 圧縮機
17 蓄熱用熱交換器
17a 蓄熱槽
18 膨張弁(減圧手段)
19a 空気の流れ
19b 空気の流れ

Claims (6)

  1. 太陽電池と、前記太陽電池の裏側に設けた空気流路と、前記空気流路内に設けた集熱用熱交換器とを備え、前記太陽電池と前記空気流路と前記集熱用熱交換器とで発電集熱手段を構成するとともに、前記集熱用熱交換器と、圧縮機と、蓄熱用熱交換器と、減圧手段とで冷媒回路を形成したことを特徴とする太陽エネルギー利用システム。
  2. 空気流路を略密閉空間とするとともに、前記空気流路内に送風手段を設けることで、前記空気流路内で空気が循環するように構成したことを特徴とする請求項1に記載の太陽エネルギー利用システム。
  3. 空気流路を傾斜させたことを特徴とする請求項1に記載の太陽エネルギー利用システム。
  4. 空気流路を略密閉空間とするとともに、前記空気流路を傾斜させることで、前記空気流路内で空気が自然循環するように構成したことを特徴とする請求項1に記載の太陽エネルギー利用システム。
  5. 集熱用熱交換器に吸引される空気の温度に基づき、冷媒回路の運転動作を制御することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の太陽エネルギー利用システム。
  6. 空気流路への吸込空気の温度と、前記空気流路中で太陽電池の裏側を通過後の空気の温度とを比較し、前記空気流路中で太陽電池の裏側を通過後の空気の温度の方が低い場合には、再度前記太陽電池の裏側を通過させることを特徴とする請求項1または2に記載の太陽エネルギー利用システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013185729A (ja) * 2012-03-07 2013-09-19 Om Solar Inc 空気式ソーラーシステム
ES2475992A1 (es) * 2013-01-11 2014-07-11 Ingesol Canarias S.L.N.E. Sistema interacumulador para la obtención de agua caliente por medio de un intercambiador de calor
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CN110186217A (zh) * 2019-06-28 2019-08-30 唐山市同智科技有限公司 光伏发电冷热能回收利用装置及方法

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