JP2010269936A - リール装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ワイヤやテザーなどの紐状体を介して重量物を牽引するなど、大きな牽引力を生成する場合でも、リールに巻かれた紐状体に紐状体が沈み込んでしまうことを防ぐリール装置。
【解決手段】高トルク回転駆動装置と、この回転駆動装置で回転駆動され、V字型の溝を有する形態を成し、巻張される紐状体をV字型溝に食い込ませて強力に巻張できる第1のプーリと、低トルク回転駆動装置と、この回転駆動装置で回転駆動され、紐状体の端部を巻着する第2のプーリとを具備し、第1のプーリでは紐状体を強力に牽引しリール装置内部に巻き込み、第2のプーリ上には第1のプーリに巻き込まれた紐状体を緩い回転力で巻張して格納すること。
【選択図】図3

Description

本発明は、ワイヤやテザーなどの紐状体を介して重量物を牽引するなど、大きな牽引力を生成するリール装置において、リールに巻かれた紐状体に紐状体が沈み込んでしまうことを防ぐ装置に関する。
重量物を操作するクレーンなどの大きな牽引力を生成する機械においては、重量物に連結されたワイヤやテザーなどの紐状体を介したリール装置を用いることが多い。紐状体は重量物の吊り上げ時にはリールに巻き取られ、吊り下げ時には同リールから巻き出される。
重量物の操作高度の範囲が広いほど長い紐状体が必要となり、リールに巻き取られる紐状体の最大巻き数が増加し、リール円周方向への最大厚さも増す。リールへの巻き取りにより婉曲される紐状体の被膜としては柔軟な素材が使用されるため、高重量物の操作により紐状体に高張力がかかると、図1のように、リールに巻かれた紐状体へ紐状体自身が沈み込んでしまい、巻き出し時に抵抗になるなど、リール装置として不適切な動作が起きることがある。
本発明は、上記のような課題に鑑みなされたものであり、その目的は、紐状体に大きな牽引力を負荷して使用する場合でも、リールに巻かれた紐状体への紐状体自身の沈み込みを防止可能なリール装置を提供することにある。
上記目的達成のため、本発明のリール装置では、高トルク回転駆動装置1と、この回転駆動装置1で回転駆動され、V字型の溝を有する形態を成し、巻張される紐状体をV字型溝に食い込ませて強力に巻張できる第1のプーリと、低トルク回転駆動装置2と、この回転駆動装置2で回転駆動され、紐状体の端部を巻着する第2のプーリとを具備し、第1のプーリでは紐状体を強力に牽引しリール装置内部に巻き込み、第2のプーリ上には第1のプーリに巻き込まれた紐状体を緩い回転力で巻張して格納することを特徴としている。
また、回転駆動装置1および回転駆動装置2を適切に速度制御することで、第1のプーリと第2のプーリの両方において同速度で紐状体を巻き取ることが可能であることを特徴としている。
本リール装置は、第1のプーリでは重量物を強力に牽引するための高張力を維持しつつ、第2のプーリには紐状体を低張力で緩く巻き付け、第1のプーリと第2のプーリとにおいて同速度で紐状体を巻き取ることで、リール装置としての牽引性能を損なうことなく、第2のプーリに巻かれた紐状体への紐状体自身の沈み込みを防ぎ、不適切な動作を防止することが可能となる。
本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。尚、以下に説明する実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、また実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図2は本発明の一実施の形態に係るリール装置の概念図である。このリール装置は、紐状体2に連結される重量物1を被操作物とし、高トルクを出力する第1のアクチュエータ10、第1の伝動ベルト11を介してアクチュエータ10で回転駆動され、V字型の溝を有する第1のプーリ12、アクチュエータ10の回転速度を計測する第1の速度センサ13、低トルクを出力する第2のアクチュエータ14、第2の伝動ベルト15を介してアクチュエータ14で回転駆動される第2のプーリ16、アクチュエータ14の回転速度を計測する第2の速度センサ17から成る。
プーリ12では紐状体2をV字型溝に食い込ませて強力に巻張し、プーリ16上には紐状体2の端部を巻着して緩い回転力で巻張して格納する。アクチュエータ10およびアクチュエータ14を適切に速度制御することで、プーリ12とプーリ14の両方において同速度で紐状体2を巻き取る。
なお、アクチュエータ10およびアクチュエータ14を適切に速度制御するために、アクチュエータ10の代わりにプーリ12の回転速度を、アクチュエータ14の代わりにプーリ16の回転速度を計測してもよい。
課題解決手段の改善
本発明で提供するリール装置に必要な性能は、リール装置としての強力な重量物牽引性能は損なうことなく、リールには紐状体を低張力で緩く巻き付け、結果としてリールに巻かれた紐状体への紐状体自身の沈み込みを防ぐことである。これを実現するために、前記リール装置では紐状体の巻張という1つの操作を2つの回転駆動装置で行うため、リール装置全体の重量増加や制御の複雑化という問題が残されていた。この問題を解決し、上記の必要な性能を満たし、さらに回転速度を計測するための速度センサも不要とする別のリール装置を提供する。
上記目的達成のため、本発明のリール装置では、V字型の溝を有する形態を成し、巻張される紐状体をV字型溝に食い込ませて強力に巻張できる第1のプーリと、紐状体の端部を巻着して緩い回転力で巻張して格納する第2のプーリと、これら第1のプーリと第2のプーリの両方を駆動する回転駆動装置と、この回転駆動装置の回転力を2つの回転に振り分ける差動機構と、このように振り分けられた2つの回転の一方と第1のプーリを連結する高減速比の減速機構と、2つの回転の他方と第2のプーリを連結する低減速比の減速機構とを具備し、第1のプーリでは紐状体を強力に牽引しリール装置内部に巻き込み、第2のプーリ上には第1のプーリに巻き込まれた紐状体を緩い回転力で巻張して格納することを特徴としている。
また、紐状体を巻張する方向に回転駆動装置が駆動したとき、高減速比の減速機構により第1のプーリは低速高トルクで紐状体を巻張しようとするのに対し、低減速比の減速機構により第2のプーリは高速低トルクで紐状体を巻張しようとするが、第1のプーリは紐状体をV字型溝に食い込ませて強力に巻張しているため、第2のプーリは第1のプーリより速く紐状体を巻張することができず、結果としてそれぞれ2つのプーリは同じ速度で紐状体を巻張し、第1のプーリは第2のプーリよりも大きなトルクで紐状体を巻張することを特徴とする。なお、紐状体を手繰り出す場合も同様であり、それぞれのプーリは同速度で紐状体を手繰り出し、第1のプーリは第2のプーリよりも大きなトルクで紐状体を手繰り出す。
また、回転駆動機構静止時においては、重量物の負荷により第1のプーリは紐状体を手繰り出す方向に回転しようとするのに対し、第2のプーリは第1のプーリから差動機構を介して伝わる駆動力により紐状体を巻張する方向に回転するよう、これら第1のプーリおよび第2のプーリはそれぞれ配置され、紐状体は受動的に繰り出されずにリール装置全体は静止状態を保てることを特徴とする。
発明の効果
本リール装置は前記リール装置の回転駆動装置の1つの代わりに差動機構を用いることにより、同様の性能を確保しながら装置全体の軽量化や制御の簡易化などの利点が得られる。
さらに、2つのプーリが紐状体を巻張する速度は受動的に等しくなるため、回転速度制御のための速度センサは不要となり、装置構成が容易となることも利点の1つである。
本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。尚、以下に説明する実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、また実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図3は本発明の一実施の形態に係るリール装置概念図の上面図であり、図4は同概念図の側面図である。このリール装置では、紐状体2に連結される重量物1を被操作物とし、V字型の溝を有する第1のプーリ12、第2のプーリ16、これらプーリ12とプーリ16の両方を駆動するアクチュエータ20、このアクチュエータ20の回転力を2つの回転に振り分ける差動機構として働く遊星歯車機構30、アクチュエータ20の駆動力を遊星歯車機構30の太陽歯車31に第1の伝動ベルト210を介して伝えるプーリ211およびプーリ212、遊星歯車機構30の遊星歯車32を介したキャリア33とプーリ12を第2の伝動ベルト220により連結する高減速比のプーリ221およびプーリ222、遊星歯車機構30の内歯車33とプーリ16を第3の伝動ベルト230により連結する低減速比のプーリ231およびプーリ232から成る。
前記リール装置と同様に、プーリ12では紐状体2をV字型溝に食い込ませて強力に巻張し、プーリ16上には紐状体2の端部を巻着して緩い回転力で巻張して格納するが、これら2つのプーリは、差動機構として働く遊星歯車機構30を介して、1つのアクチュエータ20により駆動される。
また、太陽歯車と遊星歯車の歯数が同程度の遊星歯車機構を用いる場合、太陽歯車の代わりに内歯車に駆動力を入力することで、太陽歯車からは入力より増速された駆動力が、遊星歯車を介したキャリアからは入力より減速された駆動力が出力されるため、減速比の範囲は制限されるが、新たに減速機構を用いなくても同様の効果が得られ、構成要素の減少によって装置の軽量化および小型化が可能となる。
通常のリールにおいて、リールに巻き取られた紐状体に紐状体自身が沈み込んでしまっている概念図である。 2つのアクチュエータを用いた、重量物の強力な牽引および緩い回転力での紐状体のリールへの巻張による格納を行える、本発明の一実施の形態に係るリール装置の概念図である。 1つのアクチュエータと差動機構としての遊星歯車機構を用いた、前記リール装置と同様の性能を持つ、本発明の一実施の形態に係るリール装置概念の上面図である。 図2に示すリール装置概念の断面側面図である。 図2および図3に示すリール装置で用いる遊星歯車機構概念の断面側面図である。
1 被操作物である重量物、2 重量物2に連結される紐状体、10 高トルク回転アクチュエータ、11 アクチュエータ10の駆動力をプーリ12に伝える第1の伝動ベルト、12 V字型の溝を有する第1のプーリ、13 アクチュエータ10の回転速度を計測する速度センサ、14 低トルク回転アクチュエータ、15 アクチュエータ14の駆動力をプーリ16に伝える第2の伝動ベルト、16 紐状体2の端部を巻着して格納する第2のプーリ、17 アクチュエータ14の回転速度を計測する速度センサ、20 プーリ12とプーリ16の両方を駆動するアクチュエータ、30 アクチュエータ20の駆動力を2方向に振り分ける差動機構として働く遊星歯車機構、31 遊星歯車機構30の構成要素の太陽歯車、32 遊星歯車機構30の構成要素の遊星歯車、33 遊星歯車機構30の構成要素のキャリア、34 遊星歯車機構30の構成要素の内歯車、210 アクチュエータ20の駆動力をプーリ211およびプーリ212を介して太陽歯車31に伝える伝動ベルト、211 アクチュエータ20に接続され伝動ベルト210を駆動するプーリ、212 太陽歯車31に接続され伝動ベルト210を駆動するプーリ、220 キャリア33の駆動力を減速してプーリ12に伝える伝動ベルト、221 伝動ベルト220を駆動するプーリ222より歯数が少ないプーリ、222 伝動ベルト220を駆動するプーリ221より歯数が多いプーリ、230 内歯車34の駆動力を増速してプーリ16に伝える伝動ベルト、231 伝動ベルト230を駆動するプーリ232より歯数が多いプーリ、232 伝動ベルト230を駆動するプーリ231より歯数が少ないプーリ。

Claims (3)

  1. 紐状体を巻いて格納したり手繰り出したりするためのリール装置であり、該リール装置は、紐状体を強力に牽引しリール装置内部に巻き込むための高トルク回転駆動装置1で回転駆動される第1のプーリと、第1のプーリによって巻き込まれる紐状体の端部を巻着して緩い回転力で巻張して格納する低トルク回転駆動装置2で回転駆動される第2のプーリとによって構成されていることを特徴とするリール装置。
  2. 紐状体を巻いて格納したり手繰り出したりするためのリール装置であり、該リール装置は、紐状体を強力に牽引しリール装置内部に巻き込む第1のプーリと、第1のプーリによって巻き込まれた紐状体の端部を巻着して緩い回転力で巻張して格納する第2のプーリと、これら第1のプーリと第2のプーリの両方を駆動する回転駆動装置と、該回転駆動装置の回転力を2つの回転に振り分ける差動機構と、このように振り分けられた2つの回転の一方と第1のプーリを連結する高減速比の減速機構と、2つの回転の他方と第2のプーリを連結する低減速比の減速機構とによって構成されていることを特徴とするリール装置。
  3. 第1のプーリはV字型の溝を有する形態を成し、巻張される紐状体をV字型溝に食い込ませて強力に巻張できることを特徴とする、請求項1および請求項2に示すリール機構。
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