JP2010268949A - パチンコ機 - Google Patents
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Abstract
【課題】回転表示装置を採用したパチンコ機の演出効果および装飾性を高めることである。
【解決手段】外周に複数の図柄58が設けられた一対の表示リール56のそれぞれをステッピングモータ72で回転させて、図柄58を変動表示させるようにした回転表示装置50の前側に演出部材90を設けて揺動自在に支持し、その演出部材90に上記表示リール56の図柄58を表示する表示窓91を設け、表示リール56の回転時に演出部材90を揺動させて、演出効果を高める。また、演出部材90の凹凸状とされた外表面を鏡面仕上げし、その外表面に周囲の像を映し出させ、その映像を演出部材90の揺動により種々変化させて、演出部材90が大きく揺動しているような感じを与えさせる。
【選択図】図3
【解決手段】外周に複数の図柄58が設けられた一対の表示リール56のそれぞれをステッピングモータ72で回転させて、図柄58を変動表示させるようにした回転表示装置50の前側に演出部材90を設けて揺動自在に支持し、その演出部材90に上記表示リール56の図柄58を表示する表示窓91を設け、表示リール56の回転時に演出部材90を揺動させて、演出効果を高める。また、演出部材90の凹凸状とされた外表面を鏡面仕上げし、その外表面に周囲の像を映し出させ、その映像を演出部材90の揺動により種々変化させて、演出部材90が大きく揺動しているような感じを与えさせる。
【選択図】図3
Description
この発明は、図柄表示装置を有するパチンコ機に関する。
パチンコ機に設けられる図柄表示装置として、表示パネルを有し、その表示パネルに図柄を変動表示させるようにした液晶表示装置や、複数の表示リールや回転体等の図柄表示体を回転させ、その図柄表示体の外周に設けられた複数の図柄を変動表示させるようにした回転表示装置が知られている。
液晶表示装置を採用したパチンコ機においては、液晶表示装置の周囲に演出部材を設け、リーチ発生時に、その演出部材を上下方向または左右方向に移動させ、あるいは、揺動させて、大当たりの期待感を持たせるようにしたものが数多く提案されており、装飾性も高く、遊技者の間で人気を博している。
一方、回転表示装置を採用したパチンコ機においては、リーチの発生後に図柄表示体を低速回転させ、あるいは、特許文献1に記載のように、球形の図柄表示体を公転させつつ自転させて、図柄変動パターンのバリエーションを増大させることにより期待感を持たせるようにしている。
ところで、回転表示装置を採用したパチンコ機においては、上記のように、図柄表示体の回転態様を制御して遊技演出に変化を持たせる構成であるため、液晶表示装置の周囲に演出部材を設けたパチンコ機に比較して演出効果および装飾性に劣り、改善すべき点が残されていた。
この発明の課題は、回転表示装置を採用したパチンコ機の演出効果および装飾性を高めることである。
上記の課題を解決するために、この発明においては、遊技盤の遊技板に形成された遊技領域内に貫通孔を形成し、前記遊技板の前面に取付けられて前記貫通孔の前側周縁部および貫通孔の内周部を覆う枠状の装飾体の表面に模様部を設け、前記装飾体の内側開口の背部に複数の回転可能な表示リールのそれぞれをモータにより単独に設定角度回転させて、それぞれの表示リールの外周に設けられた複数の図柄を変動表示する回転表示装置を配置し、前記装飾体内に、前記回転表示装置の前側部を覆い、表示リールのそれぞれと対向する位置に図柄表示用の表示窓が形成された演出部材を揺動自在に配置し、その演出部材を揺動させる揺動駆動装置を設け、前記演出部材の外表面を凹凸状とし、かつ、鏡面仕上げして、その凹凸状外表面に前記模様部が映り込むようにした構成を採用したのである。
上記の構成からなるパチンコ機においては、例えば、遊技板の遊技領域に設けられたゲートに対する遊技球の通過、あるいは、始動入賞口に対する遊技球の入賞をトリガとして、回転表示装置のモータおよび揺動駆動装置を駆動させ、上記モータの駆動により表示リールを予め設定された条件に従って設定角度回転させる。
また、表示リールの回転時に、揺動駆動装置の駆動により演出部材を揺動させて遊技者に大当たりの期待感を持たせるようにする。そして、表示リールが設定角度回転して停止すると同時、または、停止直前に演出部材を停止させ、その演出部材の表示窓に複数の特別図柄が停止表示されると、大当たり遊技状態として、大入賞口を予め定められた条件に従って開放させるようにする。
ここで、遊技を演出する演出部材は、凹凸状とされた外表面が鏡面仕上げされているため、その外表面に装飾体の表面に形成された模様部やパチンコ機の前側周囲の像が歪みのある状態で映し出されることになり、その映像は演出部材の揺動によって種々変化するため、演出部材の揺動量が小さい場合でも、大きく揺動しているかのような印象を与えることができる。
上記のように、この発明においては、回転表示装置の前面側に表示窓を有する揺動可能な演出部材を設け、その演出部材を揺動させる揺動駆動装置を設けたことによって、回転表示装置の表示リールの回転による図柄の変動表示動作の際に上記演出部材を揺動させることで遊技の演出に大きな変化を持たせることができ、回転表示装置を有するパチンコ機の演出効果を高めることができる。
また、演出部材の外表面を凹凸状として鏡面仕上げしたことにより、その外表面に装飾体の表面に形成された模様部やパチンコ機の前側周囲の像が歪のある状態で映り、その映像は演出部材の揺動によって変化するため、演出部材の揺動量が小さい場合でも、大きく揺動しているかのような印象を与えることができる。その結果、演出効果は極めて高いものとなり、また、演出部材は装飾としての機能も併せ持つため、装飾性に優れたパチンコ機を得ることができる。
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1に示すように、パチンコ機は、縦長な矩形状に枠組みされた外枠1を有し、その外枠1の一側部に上下で対向するヒンジ片2が固定され、そのヒンジ片2によりパチンコ機の主要構成部を支持する板状の中枠3の一側部が軸支されて開閉可能に支持されている。
中枠3の表側には、上皿5を有する前面枠4が設けられている。前面枠4は、透明板の周囲を縁枠で覆った構成とされ、その一側部が中枠3に軸支されて開閉自在とされ、閉鎖状態において中枠3の前面を覆うようになっている。その前面枠4の下側に下皿7を有する皿板6が設けられている。
皿板6の右側には発射ハンドル8が取付けられ、その発射ハンドル8に設けられた発射レバー9を回動操作することにより、上皿5に貯留された遊技球が図示省略した球送り機構を介して発射装置に送り込まれた後、中枠3に支持された遊技盤10の遊技領域11に発射されるようになっている。
図2に示すように、遊技盤10は、遊技板10aを有し、その遊技板10aの前面にガイドレール12が取付けられ、そのガイドレール12の内側が遊技領域11とされている。遊技領域11の中央部には、役物装置30が設けられ、その役物装置30の周囲に遊技球の落下方向を分散、調整するための多数の釘13や風車14が設けられている。
また、役物装置30の真下には、第1ゲート15、始動入賞口16および電動チューリップからなる第1大入賞口17が縦一列に設けられ、さらに、役物装置30の右サイドから斜め下方に向けて第2ゲート18、第2大入賞口19および第3大入賞口20が設けられている。
図5に示すように、遊技板10aには、上記役物装置30が装着される貫通孔21が形成されている。図3に示すように、役物装置30は、樹脂成形された装飾体31を有する。
図11(e)および(f)に示すように、装飾体31は枠状をなし、その内周下部には遊技球が転がり移動するステージ32が設けられ、そのステージ32の形成部位を除く前面内周部には凹凸状の透光性を有する模様部33が形成されている。
図5に示すように、装飾体31は、遊技板10aの前面に対する取付けにより、貫通孔21の前側周縁部および貫通孔21の内周面を覆い、その背面にはねじの締付けによる手段を介して背面カバー34が結合一体化されている。
図12に示すように、背面カバー34の前側部における輪郭は、図11(e)に示す装飾体31の輪郭と略同一とされている。図5および図12に示すように、背面カバー34の内側には、装飾体31の内側開口35と対向する位置にドットマトリクスからなる図柄表示装置40と、その図柄表示装置40の上方に回転表示装置50とが組込まれ、上記図柄表示装置40の表示パネル41の前面外周部を覆う角筒状の縁飾り42が背面カバー34に対して着脱自在に取付けられている。
図6に示すように、回転表示装置50は、背面カバー34にねじ止めされるケーシング51を有している。ケーシング51の内部には、左右一対のリール収容空間52、52と、そのリール収容空間52の背部にギヤ収容空間53が設けられている。また、ケーシング51には、図9および図10(c)、(d)に示すように、上記リール収容空間52の上側に左右一対のソレノイド収容空間54、54が形成されている。
図6に示すように、一対のリール収容空間52のそれぞれ前壁には、開口55が形成されている。また、一対のリール収容空間52のそれぞれ内部には表示リール56が組込まれている。
表示リール56は、円筒状をなし、その両端部がリール収容空間52の左右端壁に形成されたラジアル軸受面57により回転自在に支持されて同一軸上に配置され、外周面には複数の図柄58が周方向に等間隔に設けられている。
また、表示リール56の互いに対向する端部には、表示リール56よりも小径の従動ギヤ59が設けられている。ここで、図では省略したが、図柄58の表示効果を高めるために、表示リール56のそれぞれ内部に発光ダイオードを設け、その発光ダイオードによって表示リール56の前側部を照明するようにしている。
表示リール56の外側には円筒状の遮蔽リール60が回転自在に嵌合されている。遮蔽リール60の軸方向長さは表示リール56の軸方向長さより短く、その遮蔽リール60の両端から表示リール56の両端部が外側に突出している。
図7(a)、(b)に示すように、遮蔽リール60には、表示リール56の図柄58を露出状態とする開口部61と、上記図柄58を隠蔽可能とする不透明な蓋体部62とが周方向に連続して設けられている。また、遮蔽リール60の外周には、軸方向の略中央部にセクタギヤ63が設けられている。
図6および図7に示すように、ギヤ収容空間53には、一対の表示リール56をそれ単独に回転駆動する第1のギヤ駆動機構70と、一対の遮蔽リール60、60を同時に回転駆動する第2のギヤ駆動機構80が組込まれている。
第1のギヤ駆動機構70は一対の表示リール56のそれぞれに対応して設けられ、その2つのギヤ駆動機構70は同一の構成であるため、一方のギヤ駆動機構70のみを以下に説明し、他方のギヤ駆動機構70については、同一部品に同一の符号を付して説明を省略する。
第1のギヤ駆動機構70は、表示リール56の従動ギヤ59に噛合する駆動ギヤ71と、その駆動ギヤ71を駆動するステッピングモータ72とからなり、そのステッピングモータ72により駆動ギヤ71を回転し、その駆動ギヤ71の回転を従動ギヤ59に伝達して、表示リール56を回転させるようにしている。
第2のギヤ駆動機構80は、遮蔽リール60に平行配置された回転可能なギヤ軸81に、遮蔽リール60のそれぞれのセクタギヤ63と噛合する2枚の従動ギヤ82、82を固定し、上記一方の従動ギヤ82をステッピングモータ83の回転軸に固定された駆動ギヤ84に噛合し、上記ステッピングモータ83の駆動によりギヤ軸81を回転し、その回転を従動ギヤ82からセクタギヤ63に伝達して遮蔽リール60を回転させるようにしている。
ステッピングモータ83は、遮蔽リール60の蓋体部62が開口55に臨む位置と開口部61が上記開口55に臨む位置との間で遮蔽リール60を回転させるようになっており、図7(a)に示すように、蓋体部62が開口55に臨むと、表示リール56の図柄58が蓋体部62で隠蔽される。一方、図7(b)に示すように、開口部61が開口55に臨むと、その開口部61および開口55を通して図柄58を視認することができるようになっている。
図5および図6に示すように、回転表示装置50の前側には演出部材90が設けられている。図14(g)、(h)に示すように、演出部材90はドクロを模したお面形状とされて、回転表示装置50におけるケーシング51の前側部を覆うことのできる大きさとされている。
演出部材90は、合成樹脂の成形品からなって透明部99を部分的に有し、その透明部99を除く外表面は全体にわたって凹凸状とされ、その凹凸状表面は金属蒸着膜あるいはメッキ皮膜等の形成により鏡面仕上げされて、周りの像が歪みをもって映し出されるようになっている。
さらに、演出部材90には、左右一対の表示窓91、91が形成され、両側面の後部には、上記一対の表示窓91、91の中心を含む仮想平面上に一対の支点軸92が設けられている。
また、演出部材90の中央上部には凹部93が形成され、その凹部93の背面壁94は平板状をなし、その背面壁94に窓95が設けられている。背面壁94の後面には、上記窓95の上側に後方に張り出す突出部96が設けられ、その突出部96の両側には前側部に丸みを有する一対のアーム97が設けられている。また、突出部96の下部には前後方向に延びる薄肉厚のリブ98が設けられている。
図3に示すように、演出部材90は、装飾体31の内側開口35の後方に位置する組込みとされて、図6に示すように、回転表示装置50の前側部を覆い、その両側面の後部に設けられた上記一対の支点軸92がケーシング51の内面両側部に形成された軸受溝64に嵌合されて回転自在に支持され、上記軸受溝64の開口を閉塞する蓋体65の取付けにより、支点軸92は抜け止めされている。
演出部材90の上記のような組込みにより、その演出部材90は支点軸92を中心にして上部が前後動する方向に揺動可能とされている。このとき、お面形状の演出部材90の重心は支点軸92より前側に偏った位置にあるため、演出部材90は、図5に示す状態で、時計回りの回転モーメントが負荷されることになり、一対の支点軸92による2点支持では、安定した停止状態を得ることができない。
その支持の安定化を図るため、図5、図8および図9に示すように、回転表示装置50におけるケーシング51の前面上部に演出部材90の突出部96と上下で対向する座板66を設け、その座板66で上記突出部96の下部に設けられたリブ98を支持するようにしている。
上記のように、軸受溝64で一対の支点軸92を支持し、突出部96のリブ98を座板66で受けて、演出部材90を3点支持とすることにより、演出部材90に安定した停止状態を得ることができる。
演出部材90は、図8乃至図10に示す揺動駆動装置100により支点軸92を中心に揺動される。揺動駆動装置100は、ケーシング51の一対のソレノイド収容空間54のそれぞれに一対のソレノイド101、101を組込み、その一対のソレノイド101、101のプランジャ102の先端部に係合板103を固定し、その係合板103の上部に設けられた二股片104を突出部96の両側に設けられたアーム97の前面に当接し、上記ソレノイド101に対する通電により係合板103を後退動させ、アーム97に対する引張り力の負荷によって、上部が後退動する方向に演出部材90を揺動させるようにしている。図10(d)は、演出部材90を揺動させた状態を示す。
また、ソレノイド101に対する通電の解除により、プランジャ102の外側に設けたばね105によってプランジャ102および係合板103を前進動させ、演出部材90を自身の重量による回転モーメントにより上部が前進動する方向に揺動させるようにしている。
図3に示すように、演出部材90の組込み状態において、その演出部材90の外周部が装飾体31の内周部で隠蔽される組み込みであると、演出部材90の全体像を把握することができず、装飾性が低下することになる。また、演出部材90の外周全体が露出する組込みであると、演出部材90の外周面と装飾体31の内周面間に隙間が形成されて、この場合にも、装飾性が低下することになる。
その装飾性を向上させるため、演出部材90の左上部を装飾体31の内周部と前後で重なる配置として、その重なり部に演出部材90の揺動を可能とする間隙を設けている。また、演出部材90の右側半分の外周面Aと装飾体31の内周面B間に半環状の隙間を形成し、その隙間を遮蔽部材110により遮蔽するようにしている。
図4および図15に示すように、遮蔽部材110は、内周部が演出部材90の外周に沿い、外周部が装飾体31の内周部と前後で重なり合う透光性を具えた湾曲部111の一端部に内向きの頭部112を設けた蛇を模した形状とされ、上記頭部112の外周上部には複数の取付片113が形成されている。また、頭部112の背面側には上記頭部112とほぼ同形状で、上端部が頭部112の上側に張り出す基板114が設けられ、その基板114に上記頭部112を内部から照明する発光ダイオード115が実装されている。
上記遮蔽部材110は、装飾体31によって覆われる取付片113および基板114の上部を背面カバー34の上部にねじ止めする取付けとされる。このとき、固定側端部としての頭部112が演出部材90の凹部93内に収まり、湾曲部111の内周部が演出部材90の外周に沿い、さらに、湾曲部111の外周部が装飾体31の内周部に対して前側に位置する前後で重なる取付けとされ、その取付け状態において、上記湾曲部111の内周部と演出部材90の外周部間に、演出部材90の揺動を可能とする間隔が確保されている。
上記のような遮蔽部材110の取付けにより、演出部材90と装飾体31との境界がなくなり、パチンコ機の装飾性を高めることができる。
ここで、遮蔽部材110は、その上部が背面カバー34にねじ止めされる取付けであるため、温度変化等による取付け部位の変形や撓みにより、湾曲部111の端部が演出部材90に近づいて、その演出部材90の揺動を阻害することが想定される。
そのような問題点を解消するため、図5、図8および図9に示すように、ケーシング51に設けられた座板66の前面に、演出部材90の上部に形成された窓95から前方に延びて先端面が遮蔽部材110の基板114の背面に接触または僅かな間隔をおいて対向する棒状の支え部材67を設けている。
上記のように、座板66に支え部材67を設けることにより、遮蔽部材110の取付け部位の変形や撓みによって湾曲部111の端部が演出部材90に近づくのを防止することができ、演出部材90との間に、その演出部材90の揺動を可能とする間隔を常に確保することができる。
ここで、図3に示すように、遮蔽部材110の湾曲部111の表面は、その長さ方向に凹凸部116を連続させた構成とされ、一方、演出部材90は、前述のように、表面が鏡面仕上げされているため、演出部材90の表面外周部に上記凹凸部116や装飾体31の模様部33が歪みをもつ状態で映し出されることになる。このとき、演出部材90は、揺動駆動装置100により支点軸92を中心にして揺動されるため、映し出される像は種々変化することになり、演出部材90の揺動量が小さい場合でも、ダイナミックな動きをしているかような印象を与えることができる。
図4に示すように、背面カバー34の内部には、装飾体31の模様部33と対向する位置、演出部材90の透明部99と対向する位置、遮蔽部材110の湾曲部111と対向する位置のそれぞれに基板120が設けられ、それぞれの基板120に装飾体31、透明部99および湾曲部111を内面側から照明する発光ダイオード121が実装されている。
実施の形態で示すパチンコ機は上記の構造からなり、次に、その作動の一例を述べる。
いま、図1に示す発射レバー9の操作により遊技領域11に打込まれた遊技球が落下して始動入賞口16に入賞すると、図2に示す図柄表示装置40の表示パネル41に図柄の変動表示が行なわれる。
上記図柄表示装置40の表示パネル41に複数の特別図柄が停止表示されて当選すると、特別遊技状態が発生し、表示パネル41に「右打ち」という文字の表示が行なわれる。
上記表示に従って右打ちし、遊技球が第2ゲート18または第1ゲート15を通過すると、そのゲート通過をトリガとして、第1大入賞口17が開放し、その第1大入賞口17に遊技球が入賞すると、第2大入賞口19および第3大入賞口20が開放する。
第2大入賞口19および第3大入賞口20に予め設定された個数の遊技球が入賞し、あるいは、設定された時間が経過すると、第2大入賞口19および第3大入賞口20が閉鎖し、特別遊技状態が終了し、その終了と同時に図6に示す第1のギヤ駆動機構70のステッピングモータ72および第2のギヤ駆動機構80のステッピングモータ83が始動する。また、図10に示す揺動駆動装置100が作動して、再抽選モードに移行する。
上記第2のギヤ駆動機構80のステッピングモータ83の始動により、遮蔽リール60が回転し、その遮蔽リール60の開口部61がリール収容空間52の開口55と対向すると、ステッピングモータ83は停止する。
また、第1のギヤ駆動機構70のステッピングモータ72の始動により、一対の表示リール56が回転して、図柄58の変動表示が開始される。この表示リール56の回転時、揺動駆動装置100の作動により、演出部材90は支点軸92を中心に揺動動作を繰り返し行う。
表示リール56が設定角度回転して停止すると同時、または、停止直前に演出部材90が停止し、演出部材90の表示窓91に複数の特別図柄が停止表示されると、大当たり遊技状態が発生する。
その大当たり遊技状態において、遊技球が第2ゲート18を通過すると、前述と同様に、第1大入賞口17が開放し、その第1大入賞口17に遊技球が入賞すると、第2大入賞口19および第3大入賞口20が開放する。
第2大入賞口19および第3大入賞口20に予め設定された個数の遊技球が入賞し、あるいは、設定された時間が経過すると、第2大入賞口19および第3大入賞口20が閉鎖する。
第2ゲート18への遊技球の通過による第1大入賞口17の開放、および、その第1大入賞口17への遊技球の入賞による第2大入賞口19および第3大入賞口20の開放は予め設定された回数だけ繰り返し行なわれる。設定回数に達すると、大当たり遊技状態が終了する。
大当たり遊技状態が終了すると、第2のギヤ駆動機構80のステッピングモータ83の再始動により、遮蔽リール60が回転され、その遮蔽リール60の蓋体部62がリール収容空間52の開口55に対向すると、ステッピングモータ83が停止し、開口55は蓋体部62により閉鎖状態とされる。
上記のように、回転表示装置50の一対の表示リール56の回転による図柄の変動表示の際、演出部材90は揺動運動を繰り返し行なうため、遊技者は、大当たりの前兆であるかのような期待感を抱くことになり、表示リール56を単に回転させるものに比較して、演出効果は高く、面白さが倍増する。
ここで、表示リール56の回転と同時に揺動する演出部材90は、凹凸状とされた外表面が鏡面仕上げされているため、その外表面に装飾体31の表面内周部に形成された凹凸状の模様部33やパチンコ機の前側周囲の像が歪みのある状態で映し出されることになり、その映像は演出部材90の揺動によって種々変化する。このため、演出部材90の揺動量が小さい場合でも、大きく揺動しているかのような印象を与えることになり、極めて高い演出効果を発揮する。また、演出部材90は装飾としての機能も併せ持つため、装飾性に優れたパチンコ機とすることができる。
実施の形態で示すように、枠状装飾体31の内周面と演出部材90の外周面間に形成される隙間を遮蔽部材110により遮蔽すると、演出部材90と装飾体31の境界がなくなり、また、遮蔽部材110は飾りとして装飾効果を発揮するため、装飾性に優れたパチンコ機とすることができる。
10・・・遊技盤、10a・・・遊技板、11・・・遊技領域、21・・・貫通孔、31・・・装飾体、33・・・模様部、35・・・開口、50・・・回転表示装置、56・・・表示リール、58・・・図柄、72・・・ステッピングモータ(モータ)、90・・・演出部材、91・・・表示窓、100・・・揺動駆動装置
Claims (1)
- 遊技盤の遊技板に形成された遊技領域内に貫通孔を形成し、前記遊技板の前面に取付けられて前記貫通孔の前側周縁部および貫通孔の内周部を覆う枠状の装飾体の表面に模様部を設け、前記装飾体の内側開口の背部に複数の回転可能な表示リールのそれぞれをモータにより単独に設定角度回転させて、それぞれの表示リールの外周に設けられた複数の図柄を変動表示する回転表示装置を配置し、前記装飾体内に、前記回転表示装置の前側部を覆い、表示リールのそれぞれと対向する位置に図柄表示用の表示窓が形成された演出部材を揺動自在に配置し、その演出部材を揺動させる揺動駆動装置を設け、前記演出部材の外表面を凹凸状とし、かつ、鏡面仕上げして、その凹凸状外表面に前記模様部が映り込むようにしたパチンコ機。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2017006773A (ja) * | 2016-10-19 | 2017-01-12 | 株式会社ユニバーサルエンターテインメント | 遊技機 |
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- 2009-05-21 JP JP2009122992A patent/JP2010268949A/ja active Pending
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