JP2010268824A - まな板の支持台 - Google Patents

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幸男 浜崎
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Abstract

【課題】 従来、シンク槽とカウンタートップにまな板を設置して使用するに最適なまな板の構造であって、まな板の一部の下面には、一本又は数本のまな板用支持具を設け、支持具をシンク槽内に設けるとともに、まな板の他部の裏面を、カウンタートップに設置して支持する構造である。従って、流し台の調理台ユニット領域の狭さの解消には、有効であるが、まな板の高さ調整はできない課題がある。

【解決手段】 本発明は、表面に粘着樹脂を設けた支持台裏面の四隅部に設けた凹部と、凹部に穿設した横孔と、凹部に起伏自在に枢支した脚と、脚の基端側に設けた貫通孔と、少なくとも横孔に挿入し、支持台と脚を枢支する止めピンと、支持台の裏面にそれぞれ設けた一方の対の磁石と、脚の可動方向の端面に設けた他方の対の磁石と、一方の対の磁石と、他方の対の磁石との吸着で、脚の起伏を図るまな板の支持台で、支持台の高さ調整ができる。

【選択図】 図1−1

Description

本発明は、まな板の支持台に関する。
キッチンの流し台(シンク)が狭隘であり、この流し台の高さは、日本人の標準身長に添った規定である。それがために、この流し台でまな板を使用し、調理する場合において、身長が標準を超えた人は、通常の姿勢(体を折曲げた状態)では、まな板に届かないことから、体を、窮屈に折曲げた状態、又は腰を屈めた状態等の如く、傍目に気の毒な状態で、調理する。従って、大変に厄介であり、また危険性を伴うことがあり、その改良が望まれている。
また、流し台の天板スペースは、コンロ領域、調理台ユニット領域と、シンクで構成されている。そして、この調理台ユニット領域の狭いスペースに、例えば、調理済み素材や、食器、湯のみやグラス、箸、スプーン等の食器類と、その他、鍋、フライパン、又は包丁等の調理道具を載置する。従って、この調理台ユニット領域に、まな板を設置するスペースが、極端に狭くなること、また、場合により、設置が困難な状況もあり得る等の問題を抱えていること、又は安心して使用できないこと、或いは、思わぬ怪我をする危険がある等の改良点がある。
以上のような状況の改良と、要望に答え得る先行文献の一例を、以下に列挙する。
文献(1)は、特開2005−305000の「まな板用支持具」であり、この発明は、シンク槽と、カウンタートップにまな板を設置(載架)して(まな板の一部がシンク槽内に位置する状態で)使用する場合に最適なまな板を提供することにあり、その構造は、まな板の一部の下面に、一本又は数本設けたまな板用支持具を、シンク槽内に設け、まな板の裏面を、カウンタートップに設置して支持する構造である。従って、この発明は、流し台の調理台ユニット領域の狭さの解消には、有効であるが、まな板の高さ調整はできない。
また文献(2)は、特開2007−82969の「まな板支え支柱」であり、この発明は、文献(1)と略同じ内容であり、まな板とは、別体構造の支柱に関し、その使用の仕方と特徴は略同じである。
更に文献(3)は、特開平8−56753号の「上下する台」であり、この発明は、支持台の裏面に、切込み溝を形成し、この切込み溝に、リフターの上部突起を抜差し自在に設けた構造であり、この切込み溝と突起との係合関係を利用し、高さ調整を図ることと、この高さ調整を利用して、この支持台の上のまな板の高さ調整を図ること等を意図する。しかし、この発明は、安定性に欠けること、スリップの危険性があること等の使用上で解決すべき課題が考えられる。
特開2005−305000 特開2007−82969 特開平8−56753号
前述した、文献(1)、(2)は、まな板の高さ調整が達成できず、本発明が意図する「まな板の高さ調整」で、使用し易い、高さ位置の確保には、問題を残すこと、また、「調理台ユニット領域」の一部を載置することから、この「調理台ユニット領域」狭さを解決するには、十分とは考えられないこと等の改良点がある。
また、文献(3)は、支持台の切込み溝と、リフターの突起を利用し、この支持台の昇降を図る構造であるので、この支持台をまな板の高さ調整として利用できる特徴がある。しかし、切込み溝の中央部に、突起を係合した場合には、このまな板の手前側と奥面側が不安定となり、例えば、この手前側と奥面側で調理する際に、力の入れ具合に注意する必要があり、使用に不便であること、又は力の配分に躊躇すること等の如く、問題を抱えている。そして、また、このような使用では、使用時に転倒と、怪我の発生等の危険性があり、解決すべき課題である。
請求項1の発明は、まな板の支持台に設けた脚を、折畳み自在にすることで、多様な使用が図れるので、例えば、シンクと、調理台ユニット領域にまな板を配置し、この狭い調理台ユニット領域を有効利用できる構造のまな板の支持台を提供することを意図する。また、請求項1の発明は、支持台の脚が設置できる流し台の全ての領域で、この脚を利用し、まな板を、高い位置に設置できるので、身長が高い人が、違和感無く調理(料理)ができるようにすること、調理による疲労の軽減化に寄与できるようにすること等を意図する。さらに、請求項1の発明は、脚を、起立時と、折畳み時に、確実に固定できる構造を採用することで、例えば、この脚の安定性を確保し、また、この支持台が、常に、所定の状態を確保し、安全性の向上と、調理時の安全性、的確性を確保すること等を意図する。
請求項1は、表面に粘着樹脂を設けた支持台と、この支持台の裏面の各隅部にそれぞれ設けた凹部と、この各凹部に端面からそれぞれ穿設した横孔と、前記各凹部に起伏自在に、それぞれ枢支される脚と、この各脚の基端側に、それぞれ設けた貫通孔と、少なくとも、前記各横孔に、それぞれ挿入し、前記支持台とこの各脚を枢支する止めピンと、前記支持台の裏面にそれぞれ設けた一方の対の磁石と(各凹部の長手方向の端面と、支持台の裏面に、それぞれ設けた一方の対の磁石と、)、前記各脚の可動方向の端面に設けた他方の対の磁石と、この各一方の対の磁石と、他方の対の磁石との吸着で、前記脚の起伏を図る構成としたまな板の支持台である。
請求項2の発明は、請求項1の意図を達成すること、また、この請求項2の発明は、まな板の支持台に設けた脚を、伸縮自在にすることで、調理人の体格と、好み、又は慣習に対応できるまな板の支持台を提供することを意図する。
請求項2は、請求項1に記載のまな板の支持台であって、
前記脚は、脚部材を、取付け、取外すことで、その長さを調整可能とする構成としたまな板の支持台である。
請求項3の発明は、請求項1の意図を達成すること、また、この請求項3の発明は、まな板の支持台に設けた脚を、ワンタッチ操作で、起伏できる構造とし、この起伏作業の簡便性と、この脚の起伏状態の確実性を確保できるまな板の支持台を提供することを意図する。
請求項3は、請求項1に記載のまな板の支持台であって、
前記各脚の回転方向に沿った端面に設けた磁石と、前記凹部の長手方向の端面に設けた複数の磁石が、反発する構造とし、この反発する構造を利用して、この各脚は、一方の磁石と他方の磁石の一方の吸着から離間した後に、自動的に、一方の磁石と他方の磁石の他方の吸着に移行する構成としたまな板の支持台である。
請求項4の発明は、請求項1の意図を達成すること、また、この請求項4の発明は、まな板の支持台の支持台を、二つ折り可能とすることで、この支持台を、シンクと、調理台ユニット領域に配置する例と、この調理台ユニット領域に配備する等の如く、汎用的に配置できるまな板の支持台を提供することを意図する。
請求項4は、請求項1に記載のまな板の支持台であって、
前記支持台は、丁番で、二つ折り可能にする構造であって、二つ折りした際に、前記脚が衝止しないようにするために、その取付け位置を、互い違いにする構成としたまな板の支持台である。
請求項5の発明は、請求項1の意図を達成すること、また、この請求項5の発明は、まな板の支持台に多目的機能を発揮できること構造を提案することを意図する。
請求項5は、請求項1に記載のまな板の支持台であって、
前記支持台に、折畳み自在の塵袋引掛け用の環体を設ける構成としたまな板の支持台。
請求項1の発明は、表面に粘着樹脂を設けた支持台と、支持台の裏面の各隅部にそれぞれ設けた凹部と、各凹部に端面からそれぞれ穿設した横孔と、各凹部に起伏自在に、それぞれ枢支される脚と、各脚の基端側に、それぞれ設けた貫通孔と、少なくとも、各横孔に、それぞれ挿入し、支持台と各脚を枢支する止めピンと、支持台の裏面に、それぞれ設けた一方の対の磁石と、各脚の可動方向の端面に設けた他方の対の磁石と、各一方の対の磁石と、他方の対の磁石との吸着で、脚の起伏を図る構成としたまな板の支持台である。
従って、請求項1は、まな板の支持台に設けた脚を、折畳み自在にすることで、多様な使用が図れるので、例えば、シンクと、調理台ユニット領域にまな板を配置し、この狭い調理台ユニット領域を有効利用できる構造のまな板の支持台を提供できる特徴がある。また、請求項1は、支持台の脚が設置できる流し台の全ての領域で、この脚を利用し、まな板を、高い位置に設置できるので、身長が高い人が、違和感無く調理(料理)ができること、調理による疲労の軽減化に寄与できること等の実益を有する。さらに、請求項1は、脚を、起立時と、折畳み時に、確実に固定できる構造を採用することで、例えば、この脚の安定性を確保し、また、この支持台が、常に、所定の状態を確保し、安全性の向上と、調理時の安全性、的確性を確保できること等の特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載のまな板の支持台であって、
脚は、脚部材を、取付け、取外すことで、長さを調整可能とする構成としたまな板の支持台である。
従って、請求項2は、請求項1の意図を達成できること、また、この請求項2の発明は、まな板の支持台に設けた脚を、伸縮自在にすることで、調理人の体格と、好み、又は慣習に対応できるまな板の支持台を提供できること等の特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項1に記載のまな板の支持台であって、
各脚の回転方向に沿った端面に設けた磁石と、凹部の長手方向の端面に設けた複数の磁石が、反発する構造とし、反発する構造を利用して、各脚は、一方の磁石と他方の磁石の一方の吸着から離間した後に、自動的に、一方の磁石と他方の磁石の他方の吸着に移行する構成としたまな板の支持台である。
従って、請求項3は、請求項1の意図を達成できること、また、この請求項3は、まな板の支持台に設けた脚を、ワンタッチ操作で、起伏できる構造とし、この起伏作業の簡便性と、この脚の起伏状態の確実性を確保できるまな板の支持台を提供できること等の特徴を有する。
請求項4の発明は、請求項1に記載のまな板の支持台であって、
支持台は、丁番で、二つ折り可能にする構造であって、二つ折りした際に、脚が衝止しないようにするために、取付け位置を、互い違いにする構成としたまな板の支持台である。
従って、請求項4は、請求項1の意図を達成できること、また、この請求項4は、まな板の支持台の支持台を、二つ折り可能とすることで、この支持台を、シンクと、調理台ユニット領域に配置する例と、この調理台ユニット領域に配備する等の如く、汎用的に配置できるまな板の支持台を提供できること等の特徴を有する。
請求項5の発明は、請求項1に記載のまな板の支持台であって、
支持台に、折畳み自在の塵袋引掛け用の環体を設ける構成としたまな板の支持台。
従って、請求項5は、請求項1の意図を達成できること、また、この請求項5の発明は、まな板の支持台に多目的機能を発揮できること構造を提供できること等の特徴を有する。
本発明の一例を示した(以下省略)流し台のシンクに脚を立設(起立)し、調理台ユニット領域に脚を折畳み、まな板の支持台(支持台とする)を配置し、この支持台にまな板を設けた縮尺俯瞰図 流し台のシンクに脚を立設し、支持台を配置し、この支持台にまな板を設けた縮尺俯瞰図 流し台の調理台ユニット領域に脚を折畳み、支持台を配置し、この支持台にまな板を設けた縮尺俯瞰図 図1−2の別の一例であり、支持台にまな板を、傾斜して使用する別の例を示した縮尺俯瞰図 支持台の全体を示した俯瞰斜視図 図2−1の支持台に設けた折畳み環体を利用し、塵袋を吊下した状態の俯瞰斜視図 支持台の凹部と第一脚部材の関係で、この第一脚部材を折畳んだ状態を示した拡大模式図 支持台の凹部と第一脚部材の関係で、この第一脚部材を折畳んだ状態を示した分解拡大模式図 支持台の凹部と第一脚部材の関係で、この第一脚部材を立設した状態を示した拡大模式図 支持台の凹部と第一脚部材の関係で、この第一脚部材を立設した状態を示した分解拡大模式図 支持台と第一脚部材〜第三脚部材(多数脚部材の一例であり、総称する場合には、脚とする)との関係を仰視して示した拡大模式図 脚を折畳んだ(収容した)一部省略した裏面図 図6−1の側面図 支持台を起立した状態で、まな板を載架する過程を示した俯瞰図 別の一例を示した(以下省略)、支持台を折畳み可能とし、かつ脚を互い違い(交互)に設けた支持台の裏面図 図8−1を折畳んだ状態の側面図 脚の立設角度で、磁石が可動する一例を拡大して示した模式図 脚の一例を示した要部の拡大断面図 脚の他の一例を示した要部の拡大断面図 脚の別の一例を示した要部の拡大断面図 脚のさらに他の一例を示した要部の拡大断面図 図10−4−1の分解斜視図 図10−4−1の第一脚部材のスリットを示した裏面模式図 従来の流し台の縮尺俯瞰図
流し台A(天板スペース)は、コンロ領域A1、調理台ユニット領域A2と、シンクA3で構成されている。そして、この流し台Aに配置される支持板1は、次のように構成される。
支持台1は、天板部(表面)に粘着樹脂2を有する。そして、裏面1aの各隅部100(複数個の場合には、単独で説明する)には、その長手方向Xに向かって、後述する脚の基端側5eを差込む凹部3が、それぞれ形成されている。この凹部3は、後述する第一脚部材5(脚の構成部材)の回転方向Q(可動方向)の角隅の外側5aが衝止しないように形成した傾斜端面3aとし、原則として、他の端面3b〜3d(端面3aと対峙する端面3bと、短手方向Yの端面3c、3d)は、垂直端面3b〜3dとする。そして、この端面3a〜3dは、隅部100に設けられるとともに、この端面3aは、支持台1の短手方向Yに設けるが一例である。この支持台1の隅部100には凹部3に至る横孔101がそれぞれ穿設されている。この横孔101は、支持台1の長手方向Xの端面1bから、この支持台1の短手方向Yに向かってそれぞれ穿設され、凹部3の端面3c(図示せず)に至っている。尚、前記傾斜端面3aは、外側5aが衝止しないよう構造であれば、垂直端面3aでも可能である。例えば、この外側5aが回転する構造、例えば、外側5aを曲面とする構造と、後述する磁石10の外面が、この外側5aより突出する構造等が考えられる。尚、前記粘着樹脂2は、この上に、後述するまな板22を、確実に設置できること、また、まな板22上に対する調理時の圧力緩衝と、振動防止、又は騒音防止等に役立つ素材を採用する。また、この粘着樹脂2の上面及び/又は下面に凹凸、スリット等の緩衝手段を付設することで、前述の各効果(圧力緩衝と、振動防止、又は騒音防止等)と、乾燥向上、水切り効果、或いは調理時間に囚われず、深夜又は早朝、病室等の静寂を要求される時間、場所等に制限されないこと等の有用性がある。
そして、この凹部3の端面3aと、端面3bには、磁石6、7を設ける。この磁石6は、第一脚部材5が起立時に吸着し、磁石7は、この第一脚部材5が折畳み時に吸着するために設けられており、この起立時、又は折畳み時の状態を、確実、かつスムーズに保持することを目的とする。尚、図示しないが、磁石7は、支持台1の裏面1aでも可能である。但し、この場合は、後述する磁石11を、脚5の内側端面5dに設ける。
また、この各凹部3(図示では、四個)には、第一脚部材5の基端側5eが、それぞれ挿入される。そして、この基端側5eには貫通孔500が穿設される。この貫通孔500には、前記支持台1の横孔101より貫設した止めピン8が貫設され、その先端が、図示しない端面3cの孔に嵌入される。この貫設固止で、この第一脚部材5は、止めピン8を支軸として回転自在に枢着される。このように第一脚部材5が回転する際に、この第一脚部材5の回転方向Qの外側5aが衝止しないように、前記凹部3の端面3aは傾斜形状とする。また、この凹部3の底面3eは、第一脚部材5が回転する際に、第一脚部材5の基端側5eに邪魔とならない深みを有することと、この回転と、折畳み時において、他の端面3bと、第一脚部材5の基端側5eの端面5c間には図示しない隙間を形成し、これらの目的と、折畳み等の状態を確保できる構造とする。
尚、この第一脚部材5の外側端面5aと、内側端面5dには、磁石10、11を設ける(前述の如く、この磁石11を、脚5の内側端面5dに設けることもあり得る)。この磁石10は、第一脚部材5の起立時に、凹部3の端面3aに設けた磁石6に吸着し、また、この磁石11は、第一脚部材5の折畳み時に、凹部3の端面3bに設けた磁石7に吸着し、それぞれの状態が確保される構造である。そして、また、第一脚部材5の緩やかな自動回転を図るために、第一脚部材5の基端側5eの内側端面5cに設けた磁石12と、凹部3の端面3cに複数個設けた反撥用の磁石13を利用する。例えば、折畳み時において、第一脚部材5の基端側5eの内側端面5dに設けた磁石11と、支持台1に設けた磁石7との吸着状態(折畳み状態)から、この吸着状態を、手動で離間する。その後、前記磁石13と、磁石12との反撥(リニア方式の反撥)を介して、自動的に、起立状態に移行し、その後、第一脚部材5の磁石10と、凹部3の磁石6とが吸着する構造である(折畳み状態から起立状態への移行完了)。また、この起立状態から、折畳み状態への移行は、前述のリニヤ方式による折畳み状態から起立状態への移行に準ずる。最終的には、前記折畳み状態である。
前記脚は、前述した第一脚部材5に対して、第二脚部材5−1、第三脚部材5−2、或いは第四脚部材5−3、第N脚部材(図示しない)等の如く、一本又は複数本を、差込み口5gと突起5hを介して継足し可能とすることで、この脚の長さ調整をする。即ち、支持台1の高さ調整を可能とする。この高さ調整が、前述した、人の身長、又は調理姿勢と、調理の仕方、調理場所(環境)又はその材料に対応した、最適な状態を確保できる。図中14は、脚の下端に設けたキャップを示す。この例では、脚の構造は、第一脚部材5〜第四脚部材5−3等とし、この各部材の継足しは、差
込み口5gを介して、差込み固定方式、ねじ込み固定方式、ピン固定方式等の各手段がある。そして、場合により、一体方式も可能である。尚、この第一脚部材5は、直線の脚本体側5fに対して基端側5eを、略直角方向に折曲げた構造とし、この基端側5eが、凹部3内に収容された状態(折畳み状態)で、この脚本体側5fが支持台1の裏面1aに接触可能とすることで、例えば、脚を折曲げ状態で、この支持台1を、調理台ユニット領域A2の上面に、安定的に配備可能となり重宝する。そして、この脚本体側5fの長短は、第一脚部材5〜第N脚部材を、必要時において、適宜、組み合わせた自在調整機構を採用するが、例えば、図10−1に示す、第一脚部材5と、第二脚部材5−1間を入れ子式で、かつ長さ調整装置を備えた停止装置付きアクチュエータ機構501を内蔵する自在調整機構、図10−2に示す、第一脚部材5と、第二脚部材5−1等の間における差込み・凹凸嵌合機構502で、第一脚部材5〜第N脚部材を、適宜、組み合わせた自在調整機構、又はこの第一脚部材5〜第N脚部材を、適宜、組み合わせた差込み式、図10−3に示す、第一脚部材5と、第二脚部材5−1を嵌合孔503、複数の孔504と、止め具505の組合せによる自在調整機構等の各実施例が可能であり、限定されない。さらに、図10−4−1〜図10−4−3に示したさらに他の一例である脚の組付け及び/又は伸縮機構を説明すると、環状の第一脚部材5の下端に、その長手方向に開設した数本のスリット506と、このスリット506が開設された外周5iに刻設した螺子部507と、この螺子部507に螺嵌される内螺子を備えたナット508で構成し、この第一脚部材5に環状の第二脚部材5−1を挿入する。この適宜挿入と、スリット506にナット508を圧縮する(スリット506の螺子部507に、ナット506の内螺子を螺入する)ことで、このスリット506が圧縮されて、この箇所が内方に圧縮されることで、内側にある第二脚部材5−1を緊締する。この緊締を介して第一・第二脚部材5、5−1が固止される構造である。そして、望ましくは、第一脚部材5のスリット506を設けた箇所を、下端に向かって、縮径する(外側5aを細くする)ことで、このナット508の螺入と、圧縮を容易にすることが望ましい。このように、第二脚部材5−1の第一脚部材5への挿入長さで、この状態の脚の長さが、自由に調整できる。そして、この脚の組付け及び/又は伸縮機構は、図示しないが、第二脚部材〜第N脚部材の長さ調整にも採用できることは勿論である。また、図示しないが、第一脚部材5〜第N脚部材を、磁石による自在調整機構、長短脚を、取替えで使用する自在調整機構等の例も可能である。尚、この脚の長短の実施例は、図10−1〜図10−3の他の構造は、前述の図5等の例に準ずる。
図中20は支持板1に折畳み自在に設けた塵袋21引掛け用の環体で、この環体20で係止した塵袋21内に残り物等を収容する。そして、折畳み時には、支持台1の裏面1aに添接される。また、図中22はまな板を示す。
この支持台1の使用方法は、図1−1に示した如く、流し台AのシンクA3にある支持台1の脚を立設し、調理台ユニット領域A2にある支持台1の折畳んだ脚を配置した構造であり、支持台1を、この領域(シンクA3と調理台ユニット領域A2)に立設し、かつまな板22を支持台1の天板部に配備した構造である。狭い調理台ユニット領域A2を有効利用する。尚、この例では、調理台ユニット領域A2にある脚を折畳んだ状態を示しているが、この脚は、第一脚部材5を立設し、これに伴って、シンクA3にある支持台1の脚に、別の脚部材を継足し、シンクA3に立設した支持台1の脚の長さを延長することもできる。この操作で、この調理台ユニット領域A2より高く、まな板22の上面を配備できる特徴がある(他の例も同じ)。また、図1−2に示した如く、流し台AのシンクA3に支持台1のすべての脚を立設した構造であり、支持台1を、このシンクA3に立設し、かつまな板22を支持台1の天板部に配備した構造である。狭い調理台ユニット領域A2を、略100%有効利用する。尚、この例では、調理台ユニット領域A2の上面(天板)と、まな板22の上面を、略同じ高さで配備している。しかし、調理台ユニット領域A2の上面より、まな板22の上面を高くする場合には、シンクA3に立設した支持台1の各脚に、別の脚部材を継足し、シンクA3に立設した支持台1の脚の長さを延長する方法が有効である。さらに、図1−3は、流し台Aの調理台ユニット領域A2に支持台1のすべての脚を折畳み、この調理台ユニット領域A2の上面に、まな板を天板部に配備した支持台1を配置した例であるが、支持台1の脚(例えば、第一脚部材5及び/又は別の脚部材を継足し)を立設し、この調理台ユニット領域A2より上に、まな板22の上面を配置することもできる。以上の使用例は、一例であり、支持台1の脚の長短及び/又は調整を利用し、まな板22の上面を、適宜の高さに配置し、高さの調整を介して、前述の欠点の解消と、素晴らしい調理及び/又はその方法と環境を図ることができる。
次に、図8−1、図8−2に示した別の一例を説明すると、この別の一例は、支持台1を折畳み可能とし、かつ支持台1の脚を裏面視して、互い違い(交互)に設けた構造であり、コンパクト化と、簡易な、支持台1及び/又はまな板22の高さ調整を可能とする。例えば、単純に、脚を立設した状態におけるまな板22の上面の高さ、又は脚の立設と脚を折畳んだ状態(図1−1参照)におけるまな板22の上面の高さ、さらに、脚を折畳んだ状態におけるまな板22の上面の高さ等が考えられる。そして、この支持台1の折畳みは、丁番23を利用する。脚、粘着樹脂2等の構造、その他の構造は、前述の例に準ずる。
尚、前述した別の一例(使用例)である図1−4において、向かって、例えば、左右(対の差それぞれ)の脚を長短とし、支持台1及び/又はまた板22を、傾斜することで、前述の各効果(圧力緩衝と、振動防止、又は騒音防止等)と、乾燥向上、水切り効果、或いは調理残渣処理(塵袋21の使用時)に有効である等の有用性がある。例えば、シンクA3の上での、一方側の脚を高く、他方側の脚を低くし、支持台1及び/又はまた板22が他方に下った傾斜状態での使用、又はシンクA3の脚を、調理台ユニット領域A2の脚より低くし、支持台1及び/又はまた板22のシンクA3側が下った傾斜状態での使用、さらに調理台ユニット領域A2の上での、一方側の脚を高く、他方側(シンクA3側)の脚を低くし、支持台1及び/又はまた板22のシンクA3側が下った傾斜状態での使用等ができる。このように支持台1及び/又はまな板22を傾斜する手段として、図9の例が考えられる。この傾斜状態において、磁石6と、磁石10の吸着を維持するために、この磁石6が可動する一例を示しており、端面3aの孔に設けた軸6aと取付け部6bを利用して、磁石6を可動する。この可動で、前記の如く、また板22の傾斜に追従し、第一脚部材5(脚)が傾斜しても、この第一脚部材5の磁石10と、この磁石6の吸着が確保される構造である(他の第一脚部材5も同じである)。
1 支持台
1a 裏面
1b 端面
100 隅部
101 横孔
2 粘着樹脂
3 凹部
3a〜3d 端面
3e 底面
5 第一脚部材
5−1 第二脚部材
5−2 第三脚部材
5−3 第四脚部材
500 貫通孔
501 アクチュエータ機構
502 差込み・凹凸嵌合機構
503 嵌合孔
504 孔
505 止め具
506 スリット
507 螺子部
508 ナット
5a 外側
5b〜5d 端面
5e 基端側
5f 脚本体側
5g 差込み口
5h 突起
5i 外周
6 磁石
6a 軸
6b 取付け部
7 磁石
8 止めピン
10〜13 磁石
14 キャップ
20 環体
21 塵袋
22 まな板
23 丁番
A 流し台
A1 コンロ領域
A2 調理台ユニット領域
A3 シンク
X 長手方向
Y 短手方向
Q 回転方向

Claims (5)

  1. 表面に粘着樹脂を設けた支持台と、この支持台の裏面の各隅部にそれぞれ設けた凹部と、この各凹部に端面からそれぞれ穿設した横孔と、前記各凹部に起伏自在に、それぞれ枢支される脚と、この各脚の基端側に、それぞれ設けた貫通孔と、少なくとも、前記各横孔に、それぞれ挿入し、前記支持台とこの各脚を枢支する止めピンと、前記支持台の裏面にそれぞれ設けた一方の対の磁石と、前記各脚の可動方向の端面に設けた他方の対の磁石と、この各一方の対の磁石と、他方の対の磁石との吸着で、前記脚の起伏を図る構成としたまな板の支持台。
  2. 請求項1に記載のまな板の支持台であって、
    前記脚は、脚部材を、取付け、取外すことで、その長さを調整可能とする構成としたまな板の支持台。
  3. 請求項1に記載のまな板の支持台であって、
    前記各脚の回転方向に沿った端面に設けた磁石と、前記凹部の長手方向の端面に設けた複数の磁石が、反発する構造とし、この反発する構造を利用して、この各脚は、一方の磁石と他方の磁石の一方の吸着から離間した後に、自動的に、一方の磁石と他方の磁石の他方の吸着に移行する構成としたまな板の支持台。
  4. 請求項1に記載のまな板の支持台であって、
    前記支持台は、丁番で、二つ折り可能にする構造であって、二つ折りした際に、前記脚が衝止しないようにするために、その取付け位置を、互い違いにする構成としたまな板の支持台。
  5. 請求項1に記載のまな板の支持台であって、
    前記支持台に、折畳み自在の塵袋引掛け用の環体を設ける構成としたまな板の支持台。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102546145B1 (ko) * 2022-04-21 2023-06-22 김철오 싱크대용 자동식 도마

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