JP2010268668A - 保護回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】2端子の充電器においても充電器の接続の有無を判定することができ、且つ負荷端子電圧の低下を抑えることが可能な保護回路を提供することを目的としている。
【解決手段】タイマ260に設定されたタイミングに従ってトランジスタM20を所定時間毎に瞬断させ、瞬断時の負荷端子電圧に降下が見られるか否かを判断し、負荷端子電圧に降下が見られたとき、充電器が接続されていないものと判断する。
【選択図】図1

Description

二次電池と負荷との間に接続され、前記二次電池を保護する保護回路に関する。
近年では、リチウムイオン電池等の二次電池で駆動するデジタルカメラや携帯電話等の携帯機器が普及している。リチウムイオン電池等の二次電池は、使用時の安全性を確保するために保護回路が備えられた電池パックの形態で使用される。従来の保護回路は、二次電池の負極と、負荷が接続される負荷端子の負極との間に充電制御用スイッチ素子と放電制御用スイッチ素子とが直列に接続されている。保護回路は、二次電池の電池電圧が充電禁止電圧となったとき、充電制御用スイッチ素子をオフして充電を禁止し、二次電池を過充電から保護する(例えば特許文献1)。充電禁止電圧とは、過充電を検出して充電禁止とする際の閾値となる電圧である。
さらに近年の保護回路では、二次電池の温度検出素子を有しており、二次電池の温度毎に充電禁止電圧が設定されている。例えば保護回路では、二次電池の温度の領域を低温領域、中温領域、高温領域、充電禁止領域にわけ、各領域毎に充電禁止電圧を設定している。通常中温領域での二次電池の使用は、低温領域及び高温領域での二次電池の使用よりも安全性が高い。よって中温領域の充電禁止電圧は、低温領域及び高温領域の充電禁止電圧よりも高い電圧に設定されている。
このため、例えば二次電池が中温領域で充電禁止電圧まで充電された状態で、二次電池の温度が低温領域又は高温領域となると、二次電池の電池電圧が設定された充電禁止電圧よりも高くなる場合がある。以下の説明では、電池電圧が充電禁止電圧よりも高くなる温度領域を逆転領域と呼ぶ。
保護回路は、逆転領域になると充電禁止状態となったと判断し、充電制御用スイッチ素子をオフにして充電を禁止する。逆転領域において充電制御用スイッチ素子がオフされたとき、二次電池に充電器が接続されておらず負荷が接続されている場合、二次電池からの電流は負荷へ流れる。このとき電流は、充電制御用スイッチ素子の寄生ダイオードを介して負荷へ流れる。よって負荷端子間電圧は、電池電圧から寄生ダイオードによる電圧降下分低下した電圧となる。このとき電池電圧が、逆転領域での最低値(例えば4.0V)である場合、負荷端子電圧は、寄生ダイオードによる電圧降下でさらに低下し(例えば3.2〜3.4V)、負荷へ適切な電力を供給することができなくなる。
そこで保護回路では、逆転領域となったときに二次電池に充電器が接続されているか否かを判断することが重要となる。充電器が接続されていない場合、逆転領域において保護回路は充電制御用スイッチ素子をオンのままとすれば、上記問題を解決できる。また逆転領域において充電器が接続されていれば、保護回路は充電制御用スイッチ素子をオフしたままとすれば良い。
充電器が接続されているか否かを検出する方法として、従来の保護回路では二次電池の温度検出用のサーミスタ端子を充電器側へ接続し、サーミスタ端子の電圧を監視して充電器の接続の有無を判定している。図5は、従来の充電器の接続の有無の判定を説明する図である。
保護回路10は、二次電池11と負荷12との間に接続されており、充電制御用スイッチ素子であるトランジスタM1、放電制御用スイッチ素子であるトランジスタM2、保護IC20、サーミスタTH1、TH2を有する。また保護回路10は、負荷12と接続される負荷端子P+、負荷端子P−、サーミスタ端子THを有する。
サーミスタ端子THは、二次電池11側の温度検出用端子として充電器13と接続されている。従来の保護回路10では、このサーミスタ端子THの電圧を監視して、充電器13の接続の有無を判定する。
特開2001−57740号公報
しかしながら、充電器には、正極と負極の負荷端子とサーミスタ端子との3端子を有するもの以外に、負荷端子(2端子)のみを有するものもある。図6は、2端子の充電器を説明する図である。図6に示す充電器13Aには、サーミスタ端子が設けられておらず、正極の負荷端子と負極の負荷端子との2端子が設けられている。
このような2端子の充電器の場合、上述した従来の方法では充電器の接続の有無を判定することができない。
本発明は、上記事情を鑑みて、これを解決すべく成されたものであり、2端子の充電器においても充電器の接続の有無を判定することができ、且つ負荷端子電圧の低下を抑えることが可能な保護回路を提供することを目的としている。
本発明は、上記目的を達成するために以下の如き構成を採用した。
本発明は、二次電池(110)と負荷(120)との間に接続され、前記二次電池(110)を保護する保護回路(100)であって、
前記二次電池(110)の負極(B−)と前記負荷(120)の負極(P−)とを接続する配線に設けられた前記二次電池(110)の充電制御用スイッチ手段(M20)と、
前記充電制御用スイッチ手段(M20)のオン/オフを制御する制御手段(250)と、
前記負荷(120)の正極(P+)と負極(P−)とにそれぞれ接続される負荷端子間の電圧を検出する負荷端子間電圧検出手段(280)と、
所定時間(T1)が設定されたタイマ手段(260)と、を有し、
前記制御手段(250)は、
前記二次電池(110)の電池電圧が充電禁止電圧よりも高い状態において、前記タイマ手段(260)に設定された前記所定時間(T1)毎に前記充電制御用スイッチ手段(M20)をオンからオフとし、前記充電制御用スイッチ素子(M20)がオフとされたときに前記負荷端子間電圧の降下が検出された場合に、前記充電制御用スイッチ手段(M20)をオンとする構成とした。
また本発明の保護回路において、前記タイマ手段(260)には、第一の所定時間(T1)と第二の所定時間(T2)とが設定されており、
前記第一の所定時間(T1)の経過後に前記充電制御用スイッチ素子(M20)がオフされた際に前記負荷端子間電圧の降下が検出された場合、
前記制御手段(250)は、
前記充電制御用スイッチ素子(M20)を前記第二の所定時間(T2)が経過するまでオンとし、前記第二の所定時間(T2)経過後に前記充電制御用スイッチ素子(M20)をオフさせる構成とした。
また本発明の保護回路において、前記充電制御用スイッチ素子(M20)がオフされた際に前記負荷端子間電圧の降下が検出されない場合、
前記制御手段(250)は、
前記充電制御用スイッチ素子(M20)をオフのままとする構成とした。
また本発明の保護回路において、前記第二の所定時間(T2)は、前記第一の所定時間(T1)よりも長いものとした。
本発明は、二次電池(110)と負荷(120)との間に接続され、前記二次電池(110)の負極(B−)と前記負荷(120)の負極(P−)とを接続する配線に設けられた前記二次電池(110)の充電制御用スイッチ手段(M20)をオン/オフさせて前記二次電池(110)を保護する保護回路(200)であって、
前記充電制御用スイッチ手段(M20)のオン/オフを制御する制御手段(250)と、
前記負荷(120)の正極(P+)と負極(P−)とにそれぞれ接続される負荷端子間の電圧を検出する負荷端子間電圧検出手段(280)と、
所定時間(T1)が設定されたタイマ手段(260)と、を有し、
前記制御手段(250)は、
前記二次電池(110)の電池電圧が充電禁止電圧よりも高い状態において、前記タイマ手段(260)に設定された前記所定時間(T1)毎に前記充電制御用スイッチ手段(M20)をオンからオフとし、前記充電制御用スイッチ素子(M20)がオフとされたときに前記負荷端子間電圧の降下が検出された場合に、前記充電制御用スイッチ手段(M20)をオンとする構成とした。
なお、上記括弧内の参照符号は、理解を容易にするために付したものであり、一例にすぎず、図示の態様に限定されるものではない。
本発明によれば、2端子の充電器においても充電器の接続の有無を判定することができ、且つ負荷端子電圧の低下を抑えることができる。
第一の実施形態の保護回路を説明する図である。 保護ICの有する論理回路の機能を説明する図である。 第一の実施形態の保護回路の動作を説明するタイミングチャートである。 第二の実施形態の保護回路の動作を説明するタイミングチャートである。 従来の充電器の接続の有無の判定を説明する図である。 2端子の充電器を説明する図である。
本発明は、充電制御用のトランジスタをオフさせて二次電池から負荷に対する電源の供給を瞬間的に遮断し、負荷端子電圧が降下した場合には充電器の接続無しと判定する。
(第一の実施形態)
以下に図面を参照して本発明の第一の実施形態について説明する。図1は、第一の実施形態の保護回路を説明する図である。
保護回路100は、二次電池110と負荷120との間に接続されて、二次電池110の保護を行う。保護回路100は、B+端子、B−端子、P+端子、P−端子、保護IC200、トランジスタM10、トランジスタM20、サーミスタR10、コンデンサC10、コンデンサC20、抵抗R20を有する。
保護回路100において、B+端子とB−端子には、二次電池110の正極と負極とがそれぞれ接続される。P+端子とP−端子には、負荷120の正極と負極とがそれぞれ接続される。
コンデンサC10は、B+端子とB−端子との間に接続されている。コンデンサC20は、P+端子とP−端子との間に接続されている。サーミスタR10と抵抗R20とは、B+端子とB−端子との間に直列に接続されている。トランジスタM10、M20は、B−端子とP−端子との間に直列に接続されている。トランジスタM10は放電制御用スイッチ素子であり、トランジスタM20は充電制御用スイッチ素子である。
保護IC200は、VDD端子、VSS端子、VTH端子、Cout端子、Dout端子、V−端子を有する。また保護IC200は、温度検出部210、過放電検出部220、充電過電流検出部230、充電過放電検出部240、論理回路250、タイマ260、過充電検出部270、負荷端子電圧降下検出部280を有する。
VDD端子は、B+端子と接続されている。VTH端子は、サーミスタR10と抵抗R20との接続点と接続されている。VSS端子はB−端子と接続されている。Dout端子はトランジスタM10のゲートと接続されており、Cout端子はトランジスタM20のゲートと接続されている。V−端子はP−端子と接続されている。
温度検出部210は、VTH端子の電圧を監視し、サーミスタR10により検出される二次電池110の温度を検出する。過放電検出部220は、VDD端子と接続されており、二次電池110の電池電圧を監視して過放電を検出する。充電過電流検出部230は、VDD端子とV−端子との間の電流を監視して充電過電流を検出する。放電過電流検出部240は、VDD端子とV−端子との間の電流を監視して放電過電流を検出する。
論理回路250は、各検出部からの検出信号を受けてトランジスタM10、M20のオン/オフを制御する。タイマ260は、トランジスタM20をオン/オフさせるタイミングが設定されている。タイマ260に設定されたタイミングの詳細は後述する。
過充電検出部270は、VDD端子と接続されており、二次電池110の電池電圧を監視して過充電を検出する。過充電検出部270は、過充電を検出するとトランジスタM20をオフさせて二次電池110の充電を禁止する。負荷端子電圧降下検出部280は、V−端子の電圧とVSS端子の電圧とを監視し、負荷端子間電圧が降下したか否かを検出する。
以下に本実施形態の保護回路100の動作について説明する。本実施形態の保護回路100及び保護IC200は、逆転領域においてP+端子とP−端子との間に二次電池110を充電するための充電器が接続されているか否かを判断する。そして保護回路100及び保護IC200は、充電器が接続されていない場合には、充電制御用スイッチ素子であるトランジスタM20をオンとする。
本実施形態における逆転領域について説明する。
本実施形態の過充電検出部270には、過充電を検出する際の閾値電圧となる充電禁止電圧が二次電池110の温度領域毎に複数設定されている。例えば本実施形態では、二次電池110の温度領域を低温領域、中温領域、高温領域、充電禁止領域にわけ、過充電検出部270に各領域毎の充電禁止電圧を設定している。
通常、中温領域での二次電池110の使用は、低温領域及び高温領域での二次電池110の使用よりも安全性が高い。よって中温領域の充電禁止電圧は、低温領域及び高温領域の充電禁止電圧よりも高い電圧に設定されている。
このため、例えば二次電池110が中温領域で充電禁止電圧まで充電された状態で、二次電池110の温度が低温領域又は高温領域となると、二次電池110の電池電圧が設定された充電禁止電圧よりも高くなる場合がある。以下の説明では、電池電圧が充電禁止電圧よりも高くなる温度領域を逆転領域と呼ぶ。
本実施形態の保護IC200において、論理回路250は、逆転領域であるか否かを判断し、逆転領域であると判断した場合には、タイマ260に設定されたタイミングに従ってトランジスタM20を所定時間毎に瞬断させ、瞬断時の負荷端子電圧に降下が見られるか否かを判断する。そして負荷端子電圧に降下が見られたとき、充電器が接続されていないものと判断する。
図2は、保護ICの有する論理回路の機能を説明する図である。
本実施形態の保護IC200において、論理回路250は、逆転領域判定部251、スイッチ制御部252、タイミング制御部253、電圧降下判定部254、充電器接続判定部255を有する。
逆転領域判定部251は逆転領域か否かを判定する。例えば逆転領域判定部251は、温度検出部210により検出された二次電池110の温度が含まれる領域(低温領域、中温領域、高温領域、充電禁止領域の何れか)を判定する。また逆転領域判定部251は、過充電検出部270に設定された充電禁止電圧と、二次電池110の電池電圧とに基づき、二次電池110の温度が逆転領域であるか否かを判定する。
スイッチ制御部252は、トランジスタM10、M20のオン/オフを制御する。タイミング制御部253は、スイッチ制御部252によりトランジスタM10、M20をオン/オフするタイミングを制御する。タイミング制御部253は、後述するタイマ260に設定された時間を参照してタイミングを制御する。
電圧降下判定部254は、負荷端子電圧降下検出部280による検出結果に基づき、P+端子とP−端子との間の電圧(負荷端子間電圧)が降下しているか否かを判定する。本実施形態の電圧降下判定部254は、逆転領域判定部251において逆転領域と判定された場合に、トランジスタM20をオフさせて二次電池110から負荷へ対する電力の供給を瞬断した際に、負荷端子間電圧が降下するか否かを判定する。
充電器接続判定部255は、P+端子とP−端子とに二次電池110を充電するための充電器が接続されているか否かを判断する。本実施形態の充電器判定部255は、逆転領域においてトランジスタM20をオフさせたときに、電圧降下判定部254により負荷端子電圧の降下が有ると判定されると、充電器の接続無し、と判定する。
本実施形態では、充電器の接続無しと判定された場合にトランジスタM20をオンとすることで、負荷120への電流がトランジスタM20の寄生ダイオードを介して負荷へ供給されることを防止し、負荷端子電圧の降下を抑える。
以下に図3を参照して本実施形態の保護回路100及び保護IC200の動作をさらに説明する。図3は、第一の実施形態の保護回路の動作を説明するタイミングチャートである。
図3では、逆転領域における保護回路100及び保護IC200の動作を示している。
本実施形態では、タイマ260に時間T1が設定されている。本実施形態の論理回路250は、タイミング制御部253によりタイマ260を参照する。スイッチ制御部252はタイマ260に設定された時間T1の間トランジスタM20をオンさせておき、時間T1毎にトランジスタM20を瞬断させる。そして電圧降下判定部254、充電器接続判定部255により、充電器の接続の有無を判定する。本実施形態のタイマ260に設定された時間T1は、例えば本実施形態の二次電池110により駆動される携帯機器本体が携帯電話等であるときの送信タイミングを超える時間であることが好ましい。本実施形態では、例えば時間T1は600μsecとした。
図3において論理回路250は、スイッチ制御部252により、時点t1でトランジスタM20をオフさせる信号をCout端子から出力する。充電器が接続されていない場合にトランジスタM20がオフされると、P−端子の電圧が持ち上がる。P−端子の電圧が持ち上がると、負荷端子間電圧が低下する。よって負荷端子電圧降下検出部280は、負荷端子間電圧の降下を示す信号を論理回路250へ出力する。論理回路250は、この信号を受けて負荷端子間電圧が降下したと判定し、充電器接続判定部255は充電器の接続無しと判定する。よって論理回路250は、スイッチ制御部252によりトランジスタM20をオンとする制御を行う。
次に、時点t1から時間T1が経過した直後の時点t2において、論理回路250はスイッチ制御部252によりトランジスタM20をオフさせて瞬断させる。時点t2においても時点t1と同様に充電器の接続無しと判断される。
次に、時点t2から時間T1経過した直後の時間t3において、トランジスタM20を瞬断させる。時間t3においては、充電器が接続された状態である。このためトランジスタM20がオフされても、P−端子の電圧が持ち上がらず負荷端子間電圧は降下しない。よって充電器接続判定部255は、充電器の接続有りと判定する。
充電器の接続有りと判定されると、スイッチ制御部252は、トランジスタM20をオフしたままとする。
以上に説明したように、本実施形態によれば、充電制御用スイッチ素子であるトランジスタM20を所定時間毎に瞬断して負荷端子間電圧が降下するか否かを判定する。そして負荷端子間電圧が降下した場合には充電器の接続無しと判断してトランジスタM20をオンさせる。
本実施形態では、以上の構成により、2端子の充電器においても充電器の接続の有無を判定することができ、且つ負荷端子電圧の低下を抑えることができる。
(第二の実施形態)
以下に図面を参照して本発明の第二の実施形態について説明する。本発明の第二の実施形態では、タイマ260に時間T1と時間T2とを設定した点が第一の実施形態と相違する。以下の第二の実施形態の説明では、第一の実施形態との相違点についてのみ説明し、第一の実施形態と同様の機能構成を有するものには第一の実施形態の説明で用いた符号と同様の符号を付与し、その説明を省略する。
本発明の第二の実施形態では、充電器接続判定部255により充電器の接続無しと判定された場合、タイマ260に設定された時間T1と時間T2とを交互に発生させる。本実施形態では、時間T1は600μsec程度であるのに対し、時間T2は例えば1sec程度とした。本実施形態では、時間T1と比べて長い時間である時間T2を設定し、時間T1と時間T2とを交互に発生させることで、トランジスタM20が瞬断される回数を低減させる。
本実施形態では、トランジスタM20をオフし電力の供給が瞬断される回数を低減することで、二次電池110と保護回路100とから構成される電池パックの電源としての性能を向上させることができる。
以下に図4を参照して本実施形態の保護回路100及び保護IC200の動作を説明する。図4は、第二の実施形態の保護回路の動作を説明するタイミングチャートである。図4では、逆転領域における保護回路100及び保護IC200の動作を示している。
本実施形態では、時間T2が経過した直後の時点t10でトランジスタM20を瞬断すると、P−端子の電圧が持ち上がり負荷端子間電圧が降下していることがわかる。よってこのとき論理回路250は、充電器の接続無しと判定する。
本実施形態では、充電器の接続が無い場合は時間T1と時間T2とを交互に発生させる。また本実施形態では、負荷端子間電圧が降下しない場合(充電器の接続有りの場合)は、時間T1の次に再度時間T1が発生する。図4では、時間T2が経過した直後の時点t10で充電器の接続無しであるから、論理回路250のタイミング制御部253は時間t10の直後に時間T1を発生させる。
論理回路250は、時間T1の経過後、時点t20において同様にトランジスタM20を瞬断させる。時点t20では、時点t10と同様に充電器は接続されていないため、トランジスタM20はオンとされる。ここで論理回路250は、充電器の接続無しと判定されたため、次はタイマ260に設定された時間T2を発生させる。
次に論理回路250は、時間T2の経過後、時点t30においてトランジスタM20をオフさせて瞬断させる。このとき充電器が接続されているため、P−端子の電圧は持ち上がらない。よって負荷端子間電圧の降下は発生しない。よって論理回路250は充電器の接続有りと判断してトランジスタM20をオフさせたままとする。
充電器の接続有りの状態で時間T2が経過した後の期間T3では、充電器から負荷に電力が供給されるため、負荷端子間電圧が電池電圧より低くなることはない。
尚本実施形態では、時点t40から時間T2が経過するまでの時間T2aの間は、トランジスタM20はオンの状態である。よって時間T2aの間は、二次電池110の電池電圧が充電禁止電圧を超えているにも関わらず二次電池110が充電されることになる。充電器が時間T2のカウントの開始直後に接続された場合、二次電池110は時間T2の間充電されることになる。
そこで本実施形態の時間T2は、二次電池110の電池電圧が充電禁止電圧を超えていた場合に、さらに充電されても二次電池110が異常とならない時間に設定した。また本実施形態では、時間T2aが発生するのは充電器が接続される際の一度だけであるから、時間T2aの間二次電池110が充電されても問題なく使用することができる。
また本実施形態は、例えば機器本体が携帯電話等であった場合に、データの送信時に負荷端子間電圧が降下した場合にも適用できる。データの送信時に負荷端子間電圧が降下する場合とは、例えば弱電波領域においてデータ送信を行う際に負荷電流が充電器から供給される電流を上回る場合等である。
図4の時点t50において、弱電波領域でのデータ送信により負荷端子間電圧に降下が発生すると、論理回路250は、スイッチ制御部252によりトランジスタM20をオンさせる。そしてタイミング制御部253によりタイマ260に設定された時間T1を発生させる。論理回路250は、時間T1が経過するとスイッチ制御部252によりトランジスタM20を瞬断させる。
このときデータ送信は完了しており、負荷端子間電圧は降下していない。よって論理回路250は充電器の接続有りと判定してトランジスタM20をオフさせ、時間T2を発生させない。実施形態の論理回路250は、充電器の接続有りと判定された場合には時間T2は発生せず、次に負荷端子間電圧が降下した場合には再度時間T1から発生させる。
このように本実施形態では、データ送信時にトランジスタM20をオンさせて負荷端子間電圧の低下を抑え、送信終了を見計らってトランジスタM20をオフさせて二次電池110に充電電流が流れ込むことを回避することができる。
以上に説明したように、本実施形態によれば、2端子の充電器においても充電器の接続の有無を判定することができ、且つ負荷端子電圧の低下を抑えることができる。また本実施形態では、トランジスタM20の瞬断の回数を低減させることにより、二次電池110の電源としての性能の低下を抑えることができる。さらに本実施形態では、例えば弱電波領域において大電流でデータ送信を行う場合等にも負荷端子間電圧の低下を抑えることができる。
以上、各実施形態に基づき本発明の説明を行ってきたが、上記実施形態に示した要件に本発明が限定されるものではない。これらの点に関しては、本発明の主旨をそこなわない範囲で変更することができ、その応用形態に応じて適切に定めることができる。
100 保護回路
110 二次電池
120 負荷
200 保護IC
210 温度検出部
220 過放電検出部
230 充電過電流検出部
240 放電過電流検出部
250 論理回路
260 タイマ
270 過充電検出部
280 負荷端子電圧降下検出部

Claims (5)

  1. 二次電池と負荷との間に接続され、前記二次電池を保護する保護回路であって、
    前記二次電池の負極と前記負荷の負極とを接続する配線に設けられた前記二次電池の充電制御用スイッチ手段と、
    前記充電制御用スイッチ手段のオン/オフを制御する制御手段と、
    前記負荷の正極と負極とにそれぞれ接続される負荷端子間の電圧を検出する負荷端子間電圧検出手段と、
    所定時間が設定されたタイマ手段と、を有し、
    前記制御手段は、
    前記二次電池の電池電圧が充電禁止電圧よりも高い状態において、前記タイマ手段に設定された前記所定時間毎に前記充電制御用スイッチ手段をオンからオフとし、前記充電制御用スイッチ素子がオフとされたときに前記負荷端子間電圧の降下が検出された場合に、前記充電制御用スイッチ手段をオンとする保護回路。
  2. 前記タイマ手段には、第一の所定時間と第二の所定時間とが設定されており、
    前記第一の所定時間の経過後に前記充電制御用スイッチ素子がオフされた際に前記負荷端子間電圧の降下が検出された場合、
    前記制御手段は、
    前記充電制御用スイッチ素子を前記第二の所定時間が経過するまでオンとし、前記第二の所定時間経過後に前記充電制御用スイッチ素子をオフさせる請求項1記載の保護回路。
  3. 前記充電制御用スイッチ素子がオフされた際に前記負荷端子間電圧の降下が検出されない場合、
    前記制御手段は、
    前記充電制御用スイッチ素子をオフのままとする請求項2記載の保護回路。
  4. 前記第二の所定時間は、前記第一の所定時間よりも長い請求項2又は3記載の保護回路。
  5. 二次電池と負荷との間に接続され、前記二次電池の負極と前記負荷の負極とを接続する配線に設けられた前記二次電池の充電制御用スイッチ手段をオン/オフさせて前記二次電池を保護する保護回路であって、
    前記充電制御用スイッチ手段のオン/オフを制御する制御手段と、
    前記負荷の正極と負極とにそれぞれ接続される負荷端子間の電圧を検出する負荷端子間電圧検出手段と、
    所定時間が設定されたタイマ手段と、を有し、
    前記制御手段は、
    前記二次電池の電池電圧が充電禁止電圧よりも高い状態において、前記タイマ手段に設定された前記所定時間毎に前記充電制御用スイッチ手段をオンからオフとし、前記充電制御用スイッチ素子がオフとされたときに前記負荷端子間電圧の降下が検出された場合に、前記充電制御用スイッチ手段をオンとする保護回路。


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