JP2010268552A - 磁気浮上装置 - Google Patents
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- Magnetic Bearings And Hydrostatic Bearings (AREA)
- Control Of Vehicles With Linear Motors And Vehicles That Are Magnetically Levitated (AREA)
Abstract
【解決手段】浮上対象物11、12、13に磁気力を作用する複数の電磁石21、22、23を備えた磁気浮上装置であって、直列または並列に接続された複数の電磁石21、22、23と、複数の電磁石に対する励磁を一台で行う電力増幅器60と、この電力増幅器の出力を制御するコントローラとを有することを特徴とする。この磁気浮上装置では、電磁石が複数あっても、それらを励磁する電力増幅器は一台で足りる。このように、電力増幅器の数を減らすことで、小型化及び低コスト化が可能となる。
【選択図】図1
Description
図20において、浮上対象物10は強磁性体(鉄)とする。浮上対象物10に作用する重力と永久磁石による吸引力とが釣合っている状態からの浮上対象物10の垂直方向の変位をxで表すと、この系の運動方程式は次式(数1)のようになる。
ks:電磁石20の特性係数(=力/変位)
ki:電磁石20の特性係数(=力/電流)
i:電磁石20のコイル電流
また、電磁石20の電気回路に関する方程式は次式(数2)のようになる。
R:電磁石コイルの抵抗
kb:逆起電力係数
v:電磁石コイルの端子電圧の変動分
dx/dt=Ax(t)+Bu(t)
であり、出力方程式が、
y(t)=Cx(t)
であるとき、制御系が“可制御”(即ち、制御入力によって有限時間内にシステムの初期状態から、任意の最終状態に到達できる)であるか否かは、ベクトルxの次元をnとして、次式で表される可制御行列
Mc=[B|AB|A2B|・・・|An-1B]
の階数(rank Mc)を求めることにより判別可能であり、rank Mc=nであれば可制御であり、rank Mc<nであれば不可制御である。また、Mcが正方行列の場合は、その行列式(det)が非零かどうかで判定することができ、非零であれば可制御、零であれば不可制御となる。また、制御系が“可観測”(即ち、出力を有限時間の間、観測することにより、時刻0におけるすべての状態を求めることができる)であるか否かは、次式(数13)で表される可観測行列
図20のセンサレス磁気浮上系は、以下のように設計すれば、安定な磁気浮上が達成できる。
まず、次式(数16)で与えられる閉ループ系
次に、オブザーバにより、観測出力であるコイル電流iから、状態変数xvを推定する。オブザーバとして同一次元オブザーバを用いる場合、オブザーバは、次式(数17)で与えられる。
行列(Av−Evcv)の固有値がすべて負の実部を持つようにEvを定める。可観測なので、このようなEvは必ず存在する。このとき、状態変数xvの推定値は、次式に示すように、真値に収束する。
この図の場合、フィードバック行列Kvの各要素は
なお、実際にフィードバック制御を行う場合には、iの推定値の代わりに観測値iを用いることが多い。
そのため、従来の装置では、大型化が避けられず、また、高コストになるという問題があった。
この磁気浮上装置では、電磁石が複数あっても、それらを励磁する電力増幅器は、一台で足りる。
ks/mの値が各電磁石において同じである制御系は、可制御行列の階数がn(状態ベクトルの次元)より小さくなり、可制御性を有しない。
この制御系では、各電磁石のR/Lの値が異なれば、ks/mの値が等しい場合でも、可制御性を有する。ただし、各電磁石において、ks/mの値とR/Lの値とが同時に同じである場合は、可制御行列の階数がnより小さくとなり、可制御性を有しない。
この磁気浮上装置において、電流出力形増幅器は、コントローラの指令値に比例した電流が電磁石に流れるように電磁石を励磁する。
こうすることで、浮上対象物の位置変位を検出するセンサが省略できる。
こうすることで、浮上対象物の位置変位を検出するセンサが省略できる。
こうすることで、浮上対象物の位置変位を検出するセンサが省略できる。
この磁気浮上装置では、浮上対象物11、12、13を安定的に磁気浮上させるために、コントローラ(不図示)が電磁石21、22、23の吸引力を制御し、コントローラの制御信号に基づいて電力増幅器60が電磁石21、22、23を励磁する。
なお、ここでは、図1及び図2に示すように、複数の電磁石21、22、23の各々が異なる浮上対象物11、12、13を磁気浮上させるモデルに基づいて説明するが、図3及び図4に示すように、直列接続または並列接続された複数の電磁石21、22、23が一台の電力増幅器60で励磁されて、一つの浮上対象物10を磁気浮上させる場合でも、また、図5(b)に示すように、磁気軸受装置70の回転体を非接触支持する複数の電磁石が一台の電力増幅器60で励磁される場合でも、この説明は当て嵌まる。
図20の系では、前述するように、運動方程式が(数1)で表され、電磁石の電気回路に関する方程式が(数2)で表されるが、この系の電力増幅器50が電流出力形アンプである場合に、制御系の状態方程式は次式(数21)によって表される。
図1のように、直列接続した複数の電磁石を電流出力形アンプで励磁する制御系において、各浮上対象物11、12、13の位置の変位を検出する位置センサを設置すれば、可観測となることは明らかである。しかし、位置センサを設置しなくても、各電磁石21、22、23の端子電圧を検出すれば、可観測となる。
この場合、各浮上対象物とそれに対応する電磁石とから成る仮想的な磁気浮上システムの状態方程式は、次式のように求められる。
一つの電磁石を電圧出力形アンプで励磁する制御系の状態方程式は、前述するように、(数3)〜(数10)で表されるが、図1のように、直列接続した複数の電磁石を電圧出力形アンプで励磁する制御系では、状態方程式が次式(数41)〜(数47)のようになる。
図1のように、直列接続した複数の電磁石を電圧出力形アンプで励磁する制御系において、コイル電流だけを出力変数とする場合の出力方程式は、
この制御系の可観測行列MO vpt2の行列式を、行の基本変換を利用しながら計算すると、次式(数53)が得られる。
図2のように、並列接続した複数の電磁石を電圧出力形アンプで励磁する制御系では、状態方程式が次式(数56)〜(数59)のようになる。
この(数63)は、次式(数64)と等価である。
また、(数66)から、(数69)の条件が満足されるとき、式(数70)が成立し、この制御系は可制御である。
図2の系で、各電磁石21、22、23の特性係数ks(=力/変位)が同じで、浮上対象物11、12、13の質量mが同じでも、各電磁石のコイルの線径もしくは巻数を違えるかコイルに外部抵抗を接続することによって(数67)の条件を満足するようにできる。また、図4の系では、浮上対象物10が共通で、各電磁石21、22、23から浮上対象物10までの距離が等しい場合でも、各電磁石のコイルの線径もしくは巻数を違えるかコイルに外部抵抗を接続することによって(数67)の条件を満足するようにできる。また、浮上対象物及び電磁石の数が任意個の場合も(数67)の条件が満足されているとき可制御となる。
図2のように、並列接続した複数の電磁石を電圧出力形アンプで励磁する制御系において、各電磁石21、22、23のコイル電流を検出すれば、可観測となる。
この場合、各浮上対象物とそれに対応する電磁石とから成る仮想的な磁気浮上システムの状態方程式は、次式のように求められる。
この装置は、図6に示すように、直列接続された複数の電磁石と、これらの電磁石を励磁する一台の電流出力形アンプと、浮上対象物の位置変位を検出する位置センサ31、32、33と、位置センサの検出情報に基づいて電流出力形アンプを制御するコントローラとを備えている。
コントローラは、図7に示すように、位置センサ31、32、33によって検出された変位に比例した値を出力する変位比例動作手段41と、前記変位を微分して速度を出力する微分手段42と、微分手段から出力された速度に比例した値を出力する速度比例動作手段43と、変位比例動作手段及び速度比例動作手段の出力を加算して電流出力形アンプに出力する加算手段44とを備える。
電流出力形アンプは、コントローラの指令値に比例したコイル電流が流れるように電磁石を励磁する。
この装置は、図8に示すように、直列接続された複数の電磁石と、これらの電磁石を励磁する一台の電圧出力形アンプと、浮上対象物の位置変位を検出する位置センサ31、32、33と、各電磁石に供給される電流を検出する電流センサ34と、位置センサ31、32、33及び電流センサ34の検出情報に基づいて電圧出力形アンプを制御するコントローラとを備えている。
コントローラは、図9に示すように、位置センサ31、32、33によって検出された変位に比例した値を出力する変位比例動作手段41と、前記変位を微分して速度を出力する微分手段42と、微分手段から出力された速度に比例した値を出力する速度比例動作手段43と、電流センサ34によって検出された電流に比例した値を出力する電流比例動作手段45と、変位比例動作手段41、速度比例動作手段43及び電流比例動作手段45の出力を加算して電圧出力形アンプに出力する加算手段44とを備える。
電圧出力形アンプは、コントローラの指令値に比例した電圧が電磁石コイルに印加されるように電磁石を励磁する。
この装置は、図10に示すように、並列接続された複数の電磁石と、これらの電磁石を励磁する一台の電圧出力形アンプと、浮上対象物の位置変位を検出する位置センサ31、32、33と、それぞれの電磁石に供給される電流を検出する電流センサ35、36、37と、位置センサ31、32、33及び電流センサ35、36、37の検出情報に基づいて電圧出力形アンプを制御するコントローラとを備えている。
コントローラは、図11に示すように、位置センサ31、32、33によって検出された変位に比例した値を出力する変位比例動作手段41と、前記変位を微分して速度を出力する微分手段42と、微分手段から出力された速度に比例した値を出力する速度比例動作手段43と、電流センサ35、36、37によって検出された電流に比例した値を出力する電流比例動作手段45と、変位比例動作手段41、速度比例動作手段43及び電流比例動作手段45の出力を加算して電圧出力形アンプに出力する加算手段44とを備える。
電圧出力形アンプは、コントローラの指令値に比例した電圧が電磁石コイルに印加されるように電磁石を励磁する。
この装置は、図12に示すように、直列接続された複数の電磁石と、これらの電磁石を励磁する一台の電流出力形アンプと、複数の電磁石のそれぞれに印加される電圧を検出する複数の電圧センサ131、132、133と、電圧センサ131、132、133の検出情報に基づいて電流出力形アンプを制御するコントローラとを備えている。
コントローラは、図13に示すように、電圧センサ131、132、133のそれぞれによって検出された電圧と電流出力形アンプへの出力電圧(図13中ではiと表記)とから浮上対象物の位置の変位及び速度を推定する状態推定手段46と、状態推定手段により推定された変位に比例した値を出力する変位比例動作手段41と、状態推定手段により推定された速度に比例した値を出力する速度比例動作手段43と、変位比例動作手段41及び速度比例動作手段43の出力を加算して電流出力形アンプに出力する加算手段44とを備える。
このシステムでは、位置センサを省略することができる。
この装置は、図14に示すように、直列接続された複数の電磁石と、これらの電磁石を励磁する一台の電圧出力形アンプと、各電磁石に供給される電流を検出する電流センサ34と、電流センサ34の検出情報に基づいて電圧出力形アンプを制御するコントローラとを備えている。
コントローラは、図15に示すように、電流センサ34によって検出された電流(図15中ではiと表記)と電圧出力形アンプへの出力電圧(図15中ではvと表記)とから浮上対象物の位置の変位及び速度を推定するとともに、電磁石に供給される電流の推移を推定する状態推定手段46と、状態推定手段により推定された変位に比例した値を出力する変位比例動作手段41と、状態推定手段により推定された速度に比例した値を出力する速度比例動作手段43と、状態推定手段により推定された電流に比例した値を出力する電流比例動作手段45と、変位比例動作手段41、速度比例動作手段43及び電流比例動作手段45の出力を加算して電圧出力形アンプに出力する加算手段44とを備える。
このシステムでは、位置センサを省略することができる。
この装置は、図16に示すように、並列接続された複数の電磁石と、これらの電磁石を励磁する一台の電圧出力形アンプと、それぞれの電磁石に供給される電流を検出する電流センサ35、36、37と、電流センサ35、36、37の検出情報に基づいて電圧出力形アンプを制御するコントローラとを備えている。
コントローラは、図17に示すように、電流センサ35、36、37によって検出された電流(図17中ではi(1),i(2),i(3)と表記)と電圧出力形アンプへの出力電圧(図17中ではvと表記)とから浮上対象物の位置の変位及び速度を推定する状態推定手段46と、状態推定手段により推定された変位に比例した値を出力する変位比例動作手段41と、状態推定手段により推定された速度に比例した値を出力する速度比例動作手段43と、変位比例動作手段41及び速度比例動作手段43の出力を加算して電圧出力形アンプに出力する加算手段44とを備える。
このシステムでは、位置センサを省略することができる。
この制御系の状態方程式は、次の通りである。
図18は、初期状態を
11 浮上対象物
12 浮上対象物
13 浮上対象物
20 電磁石
21 電磁石
22 電磁石
23 電磁石
30 センサ
31 位置センサ
32 位置センサ
33 位置センサ
34 電流センサ
35 電流センサ
36 電流センサ
37 電流センサ
40 コントローラ
41 変位比例動作手段
42 微分手段
43 速度比例動作手段
44 加算手段
45 電流比例動作手段
46 状態推定手段
50 電力増幅器
60 電力増幅器
70 磁気軸受装置
131 電圧センサ
132 電圧センサ
133 電圧センサ
Claims (15)
- 浮上対象物に磁気力を作用する複数の電磁石を備えた磁気浮上装置であって、
直列または並列に接続された前記複数の電磁石と、
前記複数の電磁石に対する励磁を一台で行う電力増幅器と、
前記電力増幅器の出力を制御するコントローラと、
を有することを特徴とする磁気浮上装置。 - 請求項1に記載の磁気浮上装置であって、前記浮上対象物が単一であることを特徴とする磁気浮上装置。
- 請求項1に記載の磁気浮上装置であって、前記浮上対象物が前記電磁石と同数か、あるいはそれより少ない数であることを特徴とする磁気浮上装置。
- 請求項1から3のいずれかに記載の磁気浮上装置であって、浮上対象物の質量をmとし、前記浮上対象物に作用する前記電磁石の磁気力と前記浮上対象物の変位との比をksとするとき、ks/mの値が各電磁石で異なっていることを特徴とする磁気浮上装置。
- 請求項1から4のいずれかに記載の磁気浮上装置であって、前記電力増幅器が電流出力形増幅器であり、前記複数の電磁石が直列に接続されていることを特徴とする磁気浮上装置。
- 請求項1から4のいずれかに記載の磁気浮上装置であって、前記電力増幅器が電圧出力形増幅器であり、前記複数の電磁石が直列に接続されていることを特徴とする磁気浮上装置。
- 請求項1から4のいずれかに記載の磁気浮上装置であって、前記電力増幅器が電圧出力形増幅器であり、前記複数の電磁石が並列に接続されていることを特徴とする磁気浮上装置。
- 請求項1から4のいずれかに記載の磁気浮上装置であって、前記電力増幅器が電圧出力形増幅器であり、前記複数の電磁石が並列に接続されており、前記電磁石の自己インダクタンスをLとし、前記電磁石の抵抗をRとするとき、各電磁石において、R/Lの値が異なっていることを特徴とする磁気浮上装置。
- 請求項8に記載の磁気浮上装置であって、浮上対象物の質量をmとし、前記浮上対象物に作用する前記電磁石の磁気力と前記浮上対象物の変位との比をksとするとき、各電磁石において、ks/mの値が等しいことを特徴とする磁気浮上装置。
- 請求項5に記載の磁気浮上装置であって、前記浮上対象物の位置の変位を検出する位置センサを具備し、前記コントローラは、前記位置センサによって検出された変位に比例した値を出力する変位比例動作手段と、前記変位を微分して速度を出力する微分手段と、前記微分手段から出力された速度に比例した値を出力する速度比例動作手段と、前記変位比例動作手段及び速度比例動作手段の出力を加算して前記電流出力形増幅器に出力する加算手段とを備えることを特徴とする磁気浮上装置。
- 請求項6に記載の磁気浮上装置であって、前記浮上対象物の位置の変位を検出する位置センサと、前記電磁石に供給される電流を検出する電流センサとを具備し、前記コントローラは、前記位置センサによって検出された変位に比例した値を出力する変位比例動作手段と、前記変位を微分して速度を出力する微分手段と、前記微分手段から出力された速度に比例した値を出力する速度比例動作手段と、前記電流センサによって検出された電流に比例した値を出力する電流比例動作手段と、前記変位比例動作手段、速度比例動作手段及び電流比例動作手段の出力を加算して前記電圧出力形増幅器に出力する加算手段とを備えることを特徴とする磁気浮上装置。
- 請求項7、8または9に記載の磁気浮上装置であって、前記浮上対象物の位置の変位を検出する位置センサと、前記複数の電磁石のそれぞれに供給される電流を検出する複数の電流センサとを具備し、前記コントローラは、前記位置センサによって検出された変位に比例した値を出力する変位比例動作手段と、前記変位を微分して速度を出力する微分手段と、前記微分手段から出力された速度に比例した値を出力する速度比例動作手段と、前記電流センサのそれぞれによって検出された電流に比例した値を出力する電流比例動作手段と、前記変位比例動作手段、速度比例動作手段及び電流比例動作手段の出力を加算して前記電圧出力形増幅器に出力する加算手段とを備えることを特徴とする磁気浮上装置。
- 請求項5に記載の磁気浮上装置であって、前記複数の電磁石のそれぞれに供給される電圧を検出する複数の電圧センサを具備し、前記コントローラは、前記電圧センサのそれぞれによって検出された電圧から前記浮上対象物の位置の変位及び速度を推定する状態推定手段と、前記状態推定手段により推定された変位に比例した値を出力する変位比例動作手段と、前記状態推定手段により推定された速度に比例した値を出力する速度比例動作手段と、前記変位比例動作手段及び速度比例動作手段の出力を加算して前記電流出力形増幅器に出力する加算手段とを備えることを特徴とする磁気浮上装置。
- 請求項6に記載の磁気浮上装置であって、前記電磁石に供給される電流を検出する電流センサを具備し、前記コントローラは、前記電流センサによって検出された電流から前記浮上対象物の位置の変位及び速度並びに前記電磁石に供給する電流を推定する状態推定手段と、前記状態推定手段により推定された変位に比例した値を出力する変位比例動作手段と、前記状態推定手段により推定された速度に比例した値を出力する速度比例動作手段と、前記状態推定手段により推定された電流に比例した値を出力する電流比例動作手段と、前記変位比例動作手段、速度比例動作手段及び電流比例動作手段の出力を加算して前記電圧出力形増幅器に出力する加算手段とを備えることを特徴とする磁気浮上装置。
- 請求項7、8または9に記載の磁気浮上装置であって、前記複数の電磁石のそれぞれに供給される電流を検出する複数の電流センサを具備し、前記コントローラは、前記電流センサのそれぞれによって検出された電流から前記浮上対象物の位置の変位及び速度を推定する状態推定手段と、前記状態推定手段により推定された変位に比例した値を出力する変位比例動作手段と、前記状態推定手段により推定された速度に比例した値を出力する速度比例動作手段と、前記変位比例動作手段及び速度比例動作手段の出力を加算して前記電圧出力形増幅器に出力する加算手段とを備えることを特徴とする磁気浮上装置。
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