JP2010267165A - コマンド投入装置、コマンド投入システム、コマンド投入方法およびコマンド投入プログラム - Google Patents

コマンド投入装置、コマンド投入システム、コマンド投入方法およびコマンド投入プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2010267165A
JP2010267165A JP2009119323A JP2009119323A JP2010267165A JP 2010267165 A JP2010267165 A JP 2010267165A JP 2009119323 A JP2009119323 A JP 2009119323A JP 2009119323 A JP2009119323 A JP 2009119323A JP 2010267165 A JP2010267165 A JP 2010267165A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
command
session
input
queue
network device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009119323A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5144589B2 (ja
Inventor
Hiroaki Sakata
浩亮 坂田
Masafumi Shimizu
雅史 清水
Saburo Seto
三郎 瀬戸
Tatsuyuki Kimura
辰幸 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP2009119323A priority Critical patent/JP5144589B2/ja
Publication of JP2010267165A publication Critical patent/JP2010267165A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5144589B2 publication Critical patent/JP5144589B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】コマンド投入装置が、各ルータへ、効率よく平等にコマンドを投入しつつ、コマンドが投入されるまでの最大待ち時間を容易に予測できるようにする。
【解決手段】コマンド投入装置10は、各ルータ20へのコマンド群を受信すると、このコマンド群を投入先のルータ20ごとに緊急コマンドキューと通常コマンドキューとに分ける(フェーズ1)。そして、各ルータ20へ投入するコマンドが無くなったことを契機に、その緊急コマンドキューから優先的に、所定数のコマンド群をバッファキューにシフトする(フェーズ2)。次に、このシフトしたコマンド群を、設定系コマンドキューと非設定系コマンドキューとに分けて蓄積する(フェーズ3)。セッション制御部125は、各ルータ20とのセッション状態をもとに、設定系コマンドキューまたは非設定系コマンドキューからコマンド群を選択し、ルータ20へ投入する。
【選択図】図2

Description

本発明は、IP(Internet Protocol)網を構成する装置へのコマンド投入技術に関する。
通信インフラの拡大に伴って、ネットワークを構成する装置(例えば、ルータ等のネットワーク装置)の数が増加している。加入者に対する新規サービスの設定や解除は、ネットワーク装置にコマンドを投入することによって実施されており、サービスの多様化や加入者の増大はコマンド投入の機会を増やす要因となっている。また、通信インフラの品質維持に関わる装置管理もコマンド投入により実施されており、円滑なネットワーク管理のためにコマンドの投入の効率化の重要性が高まっている。ここで、サービスに関する内容を各ネットワーク装置に設定する技術としてサービスアクティベーションがある。近年、このサービスアクティベーションにおいて、設定内容のうち、サービスに依存する部分をモジュールごとに切り出し、モジュールの入れ替えにより各種サービスに柔軟に対応する技術が提案されている(非特許文献1参照)。
NTT技術ジャーナル、「ネットワークサービスを支えるサービスアクティベーション技術」、[online]、[平成20年6月24日検索]、インターネット、<URL:http://www.ntt.co.jp/journal/0508/files/jn200508018.pdf >
しかし、非特許文献1に記載の技術では、システムが、ネットワーク装置に1コマンドずつTelnetセッションを確立して投入する方式がとられている。この方式では、ネットワーク装置に複数のコマンドを一度に投入することによるコマンドの競合の問題(複数のコマンド同士が干渉する問題)は発生しないが、コマンドの投入効率は必ずしもよくないという問題がある。また、非特許文献1に記載の技術において、システムは、コマンドの投入先のネットワーク装置をランダムに選択するので、ネットワーク装置間で投入されるコマンド数に偏りが生じるおそれもある。さらに、システムがコマンド投入のたびにTelnetセッションを確立していると、システムは、投入対象のコマンドを受け付けてから、実際にそのネットワーク装置にコマンドが投入されるまでの待ち時間の予測ができない。よって、コマンド投入後、ネットワーク装置からの反応が無い場合に、システムは、ネットワーク装置に問題があるのかコマンド投入に時間がかかっているだけなのかを判断しにくいという問題がある。そこで、本発明は、コマンド投入装置が、各ネットワーク装置へ、効率よく平等にコマンドを投入しつつ、コマンドが投入されるまでの最大待ち時間の予測を容易にすることを目的とする。
前記した課題を解決するため、本発明は、通信網に設置される1以上のネットワーク装置(ルータ等)へのコマンドを投入するコマンド投入装置が、外部装置から、ネットワーク装置へ投入する一連のコマンド群をその投入順に受け付ける。そして、このコマンド投入装置のキューイング部は、入力されたコマンド群について、キュー部にそのコマンド群の投入先のネットワーク装置ごとに3段階(3つのフェーズ)のキューを形成する。まず、キューイング部は、コマンドの投入先のネットワーク装置ごとに、(1)第1フェーズのキューにおいて、コマンドの優先度ごとのキューに分けて蓄積する。そして、(2)第2フェーズとして、第3フェーズの各ネットワーク装置に関するキューのコマンドが空になると、この第1フェーズのキューのうち、優先度の高いキューから優先的に所定数(N個)のコマンドをシフトする。つまり、キューイング部は、優先度の高いコマンド(例えば、緊急コマンド等)から先に、そのコマンドの投入順に所定数分のコマンドをシフトする。これにより、コマンド群がネットワーク装置に投入されるとき、優先度の高いコマンドから先にネットワーク装置に投入されるようになる。なお、キューイング部が、第1フェーズのキューのコマンド群をシフトするとき、この第1フェーズのキューのコマンド群がN個未満であるとき、このすべてのコマンド群をシフトする。
次に、コマンド投入装置のキューイング部は、(3)第3フェーズとして、第2フェーズのキューからシフトしたコマンドを設定系コマンドと、非設定系コマンドとに分け、それぞれのキューに蓄積する。このように、コマンド群を設定系コマンドのキューと、非設定系コマンドのキューとに分けることにより、同じネットワーク装置に複数のセッションを確立してコマンド群を投入するとき、コマンドの種類を考慮したセッション制御を行いやすくなる。また、キューイング部は、第2フェーズにおいて、第3フェーズの各ネットワーク装置に関するキューが空になってから、所定数(N個)のコマンド群をシフトする。また、連続して投入できるコマンド数の最大値が所定数(N個)になるので、このコマンド群が投入されるまでの最大待ち時間が予測しやすくなる。さらに、コマンド投入装置は、都度セッションを確立することなく最大N個連続してコマンドを投入することになるので、効率よくコマンド投入を行うことができる。また、コマンド投入装置が1つのセッションを長時間占有しにくくなり、ネットワーク装置間でコマンド投入数に偏りができにくくなる。
なお、ネットワーク装置にコマンド群が投入されるまでのコマンド投入装置の最大待ち時間は、以下のようにして予測できる。このコマンド投入装置において、例えば、1つのネットワーク装置に関する第3フェーズのキューがそれぞれ2つ(設定系コマンドのキューが1つ、非設定系コマンドのキューが1つ)のとき、ネットワーク装置にN個目のコマンドが投入され終わるまでの最大時間、つまり、N+1個目のコマンドが投入されるまでの最大待ち時間は以下のようにして予測できる。まず、1度にシフトされる最大コマンド数は、Nがすべてのネットワーク装置で同じ数のとき、以下の式(1)により計算できる。
シフトコマンド数(Cn)=ネットワーク装置数×N個…式(1)
次に、第3フェーズでは各ネットワーク装置において2つのキューに分かれることから、各ネットワーク装置でN個のコマンドを処理するためのセッション接続回数は、最大2回となる。つまり、シフトされたN個のコマンドを処理する際のセッション接続回数(Sn)は、以下の式(2)により計算できる。
セッション接続回数(Sn)=ネットワーク装置数×2…式(2)
ここで、コマンド1つあたりの処理時間(Ct)と、1セッションの接続処理時間(St)が分かっており、かつ、セッションリソース数(最大設セッションリソース数)が、このコマンド投入装置に接続されるネットワーク装置の数よりも少ない場合、N+1個目のコマンドが投入されるまでの最大待ち時間は、以下の式(3)により計算できる。
Figure 2010267165
なお、セッションリソース数(最大セッションリソース数)がネットワーク装置の数よりも多い場合には、以下の式(4)により計算できる。
Figure 2010267165
この後、コマンド投入装置のセッション制御部は、セッション管理部からの指示に基づきネットワーク装置との間でのセッションの確立および切断を行い、コマンドの投入を行う。つまり、セッション管理部は、セッションが確立中か否かおよび当該セッションによるコマンド処理中か否かを示すセッション状態とを示したセッション管理情報を参照して、設定系コマンドキューまたは非設定系コマンドキューに蓄積されたコマンド群の中から、セッション確立中のネットワーク装置へのコマンド群をコマンド群として選択する。このとき、セッション確立中のネットワーク装置へのコマンド群の中に、(1)当該ネットワーク装置に連続投入可能なコマンド群があれば、このコマンド群を優先的に選択し、このコマンド投入装置に設定された各ネットワーク装置とのセッション数の合計値の最大値を超えない範囲で、当該ネットワーク装置との間に新たなセッションを確立し、この選択したコマンド群をネットワーク装置に投入するようセッション制御部へ指示する。また、(2)当該ネットワークに連続投入可能なコマンド群がなければ、コマンド群の中からランダムにコマンド群を選択し、この選択したコマンド群をネットワーク装置に投入するようセッション制御部へ指示する。これにより、コマンド投入装置は、ネットワーク装置に一連のコマンド群をまとめて投入することができる。また、設定系コマンドと非設定系コマンド等、連続投入が可能なコマンド群について、複数のセッションを用いてネットワーク装置に並列に投入する。よって、効率よくコマンドを投入することができる。
また、本発明のコマンド投入装置は、キュー部の設定系コマンドキューおよび非設定系コマンドキューのいずれのコマンド群の中にも、コマンド群の中に、セッション確立中のネットワーク装置へのコマンド群がなかった場合、セッション制御部へ、確立されたセッションの中から、コマンド処理を終了しているセッションを切断するよう指示する。そして、このコマンド群の中から、ランダムにコマンド群を選択し、この選択したコマンド群の投入先となるネットワーク装置との間に新たなセッションを確立し、選択したコマンド群を、この確立したセッションを用いて投入するよう指示する。これにより、コマンド投入装置は、限られたセッションリソースを有効活用してコマンド群の投入を行うことができる。
また、本発明のコマンド投入装置は、非設定系コマンドのコマンド群を投入するために、コマンド群の投入先のネットワーク装置との間に新たなセッションの確立を指示するとき、このネットワーク装置との間で確立されるセッション数が、自身のコマンド投入装置に設定された各ネットワーク装置とのセッション数の合計値の最大値(最大セッション数)を超えず、かつ、当該ネットワーク装置に関する第3フェーズにおけるキュー数を超えない数とするようにする。このようにすることで、複数のセッションを用いてネットワーク装置に非設定系コマンドを並列に投入するとき、用いるセッション数を、最大セッション数を越えず、かつ、当該ネットワーク装置に関する第3フェーズにおけるキュー数以下とすることができる。
また、本発明のコマンド投入システムは、コマンド投入装置と、このコマンド投入装置からのコマンドの投入を受け付けるネットワーク装置を複数含む。このようにすることで、前記したコマンド投入装置を含むシステムを実現することができる。
また、本発明のコマンド投入プログラムは、請求項5に記載のコマンド投入方法を、コンピュータであるコマンド投入装置に実行させる。よって、一般的なコンピュータに請求項5に記載のコマンド投入方法を実行させることができる。
本発明によれば、コマンド投入装置が、各ネットワーク装置へ、効率よく平等にコマンドを投入しつつ、コマンドが投入されるまでの最大待ち時間を容易に予測できる。
本実施の形態のコマンド投入装置の処理概要を概念的に示した図である。 本実施の形態のコマンド投入装置の構成例を示した図である。 図2のコマンド投入装置の受け付けるコマンドファイルを例示した図である。 図2のセッション管理情報を例示した図である。 図2のコマンド投入装置の処理手順を示したフローチャートである。 図5のキューイングの詳細を示したフローチャートである。 図2のコマンド投入装置の処理手順例を示した図である。
以下、本発明を実施するための形態(以下、実施の形態とする)について説明する。
まず、本実施の形態のコマンド投入装置が扱うコマンドについて説明する。コマンド投入装置が扱うコマンドは、大きく設定系コマンドと非設定系コマンドとに分けられる。なお、ここでは、コマンドの投入対象のネットワーク装置は、ルータである場合を例に説明するが、それ以外のネットワーク装置であってもよい。
設定系コマンドは、例えば、Cisco(登録商標)ルータのコマンドで、Configurationモードで設定する「password」や「ip address」等、ルータ(ネットワーク装置)の設定そのものに変更を加えるコマンドである。この設定系コマンドは、同じルータに同時(または、ほぼ同時)に複数投入した場合、相互の干渉するおそれがあるため、排他的に実行する必要がある。つまり、ルータにおいて、1つのコマンドの実行が完了してから、次のコマンドを実行する必要がある。また、この設定系コマンドは、他の設定系コマンドと順番が前後してしまうと、想定した実行結果と異なる結果となる場合がある。そのため、コマンド投入装置がルータへ設定系コマンドを投入する際には、投入順序を守る必要がある。
非設定系コマンドは、「show」や「ping」といった参照コマンド等、ルータそのものにに変更を加えないコマンドである。この非設定系コマンドは、他の設定系コマンドと同時に実行しても影響を与えない。
なお、この設定系コマンドおよび非設定系コマンドはそれぞれ、そのコマンドの優先度によっても分類される。ここでは説明を簡単にするため、優先度の概念を単純化し、緊急コマンドと通常コマンドの2種類のコマンドとに分類する。
通常コマンドは、基本的にコマンドファイルに示される順に投入される。しかし、ネットワーク内のルータに障害が起こった場合、これらのコマンドよりも試験用コマンド(例えば、「ping」や「traceroot」等)を優先的に投入し、速やかにルータの障害箇所の特定を行わなくてはならない。このようなコマンドを緊急コマンドと呼び、通常コマンドよりも優先的にルータへ投入する。また、この通常コマンドと緊急コマンドについても、それぞれ設定系コマンドと非設定系コマンドの種別を持ち、緊急コマンドであっても、このコマンドが設定系コマンドであれば、同じルータに複数のコマンドを投入すると問題が生じる。従って、複数の緊急コマンドが同じルータに投入される場合でも、コマンド間の順序性が保持されなければならない。なお、各コマンドが通常コマンドか緊急コマンドかは、ネットワークの管理者等がコマンドファイル等に設定する。
以上の特性をまとめると、コマンド投入装置において遵守すべきコマンドの順序は表1に示すようになる。なお、この表1における「先」とは、入力順が先のコマンドという意味であり、「後」とは、入力順が後のコマンドという意味である。また、ここでの「先」と「後」とは、必ずしも明確な時間差がある場合のみならず、ほぼ同時の場合を含む。
例えば、表1に示すように、先のコマンドが緊急コマンドであるとき、後のコマンドが緊急コマンドであろうと、通常コマンドであろうと、先のコマンドが優先される。また、先のコマンドが通常コマンドであるとき、後のコマンドが通常コマンドであれば、この先のコマンドが優先されるが、後のコマンドが緊急コマンドであるときは、後のコマンドが優先される。例えば、先のコマンドが設定系コマンドで通常コマンドであり、後のコマンドが設定系コマンドで緊急コマンドであれば、後のコマンドの方が優先される。また、先のコマンドが非設定系の通常コマンドであるとき、後のコマンドが非設定系の緊急コマンドであれば、後のコマンドの方が優先される。
Figure 2010267165
ここで、本実施の形態のコマンド投入装置の処理概要を図1を用いて説明する。なお、コマンド投入装置と、コマンド投入対象であるルータ(ネットワーク装置)20それぞれとの間で確立するセッション数の最大値(セッションリソース)は予め決められているものとする。
本実施の形態のコマンド投入装置は、キュー部122において、ルータ20へ投入する一連のコマンド群に対し、以下に示す3つのフェーズからなるキューイングを行う。そして、フェーズ3の各キューから選択したコマンド群を、このコマンド群の投入先のルータ20との間に確立されたセッションまたは新たに確立したセッションを用いて投入する。
<フェーズ1(第1のフェーズ)>
コマンド投入装置は、コマンドファイル(コマンド群)を受信すると、このコマンド群を、投入先のルータ20(例えば、ルータ20A,20B,20C)ごとに分ける。そして、この分けたコマンド群を、緊急コマンドと通常コマンドとに分ける。そして、緊急コマンドを緊急コマンドキューとして蓄積し、通常コマンドを通常コマンドキューとして蓄積する。このような処理を、コマンド群の投入先のルータ20ごとに行う。
<フェーズ2(第2のフェーズ)>
次に、コマンド投入装置は、フェーズ3(詳細は後記)のすべてのルータ20に対するキューのコマンドが無くなったとき、フェーズ2のキュー(バッファキュー)に、フェーズ1のキューのコマンドを所定数(N個)シフトする。ここで、シフトするコマンドは、緊急コマンドキュー(優先度の高いキュー)から優先的に選ぶ。なお、フェーズ1の緊急コマンドキューのコマンドがN個未満の場合、緊急コマンドキューのコマンドをすべてシフトし、不足分については通常コマンドキューからシフトする。このようにしてフェーズ1のコマンド群をシフトすることで、ルータ20へのコマンドについて、通常コマンドよりも緊急コマンドの方が先に投入されるようなキューイングを実現できる。また、コマンド投入装置は、フェーズ3のすべてのルータ20に対するコマンドが無くなってから、次のN個のコマンドをシフトするので、各ルータ20間で投入コマンド数に偏りが生じにくくなる。なお、コマンド投入装置がシフトするコマンド数は、コマンドの投入先の各ルータ20ごとに異なる数であってもよい。
<フェーズ3(第3のフェーズ)>
コマンド投入装置は、フェーズ2のN個のコマンドのうち、設定系コマンドを設定系コマンドキューに蓄積し、非設定系コマンドを1以上の非設定系コマンドキューに蓄積する。
その後、コマンド投入装置のセッション制御部125は、この設定系コマンドキューまたは非設定系コマンドキューに溜まったコマンド群を投入コマンド候補群としてシフトし、このシフトしたコマンド群の中から、各ルータ20とのセッション状態を見て、1つのコマンド群を選択する。そして、このコマンド群を、ルータ20へ投入する。このようにすることで、コマンド投入装置は、できるだけ連続でルータ20へコマンドを投入することができる。また、コマンド投入装置は、最大N個ずつコマンドをシフトしてルータ20へ投入することが分かっているので、コマンド投入の最大待ち時間が予測しやすくなる。なお、このフェーズ3の設定系コマンドキューは1つのルータ20あたり、1つとする。これは、当該ルータ20との間にセッションを確立する場合において、このフェーズ3の設定系コマンドを複数のセッションを用いて投入すると競合が発生するからである。
なお、このときセッション制御部125は、ルータ20とのセッション状態(セッション確立中、セッション切断中、コマンド処理中、コマンド処理完了)を参照して、連続投入できるコマンド群(つまり、競合しない投入コマンド候補群)があれば、優先的にそのコマンド群を選択する。例えば、ルータ20とのセッションを確立中であり、かつ、設定系コマンドを処理中であれば、非設定系コマンドを選択する。このようにすることで、同じルータ20内に連続して複数のコマンドを投入する場合でも、そのルータ20内でコマンドの競合を起こさないようにできる。
また、このとき、(1)セッション制御部125は、ルータ20との間にセッションリソースがあり、かつ、次の投入コマンドが、この投入コマンドの対象装置(ルータ20)へ投入中のコマンドと競合しなければ、対象装置(ルータ20)に新たなセッションを確立し、コマンドを投入する。ここで、セッション制御部125は、(2)すべてのセッションリソースが接続中であれば、いずれかのルータ20へのコマンド投入が終了するまで待ってそのセッションを切断する。そして、その後、(1)の処理を実行する。つまり、セッション制御部125は、新たなセッションを確立するためのセッションリソースが無ければ、コマンド投入終了後、セッションの切断を行い、セッションリソースを確保し、新たなセッションを確立できるようにする。このようにすることで、コマンド投入装置は、同じルータ20に対し、複数のセッションを確立して並列にコマンドを投入することが可能となる。これにより、コマンド投入装置は、効率よくコマンド投入を行うことができる。なお、(1)において、セッション制御部125がルータ20との間に新たなセッションを確立するとき、コマンド投入装置の確立するセッションの合計数が、最大セッション数を超えず、かつ、そのルータ20に確立可能なセッション数(並列度)を超えないようにする。
<構成>
次に、図2を用いて、本実施の形態のコマンド投入システムの構成例を説明する。コマンド投入システムは、ルータ(装置)20へのコマンド群を示したコマンドファイルを出力する上位システム30(30A,30B,30C)と、この上位システム30からのコマンドファイルを受信し、ルータ20へコマンド群を投入するコマンド投入装置10と、このコマンド群の投入先の装置であるルータ20(20A,20B,20C)とを含んで構成される。なお、この上位システム(外部装置)30は、例えば、コマンド投入装置10へコマンドファイルを出力するコンピュータにより実現される。また、ルータ20は、IP網等の通信網に設置されるルータである。ここでは、コマンド投入装置10は、既にセッション制御部125により、ルータ20(20A〜20C)との間にセッションを確立しているものとする。そして、各セッションがどのルータ20と確立されているか、そのセッションが確立中か切断中か、接続先のルータ20において、コマンド処理が完了しているか否か等をセッション管理情報131に記録しているものとする。
このようなコマンド投入装置10の構成を詳細に説明する。コマンド投入装置10は、入力部11、処理部12、記憶部13および出力部14に分けられる。
入力部11は、上位システム30から、1以上のコマンドをファイル形式で受け付ける。処理部12は、このコマンド投入装置10全体の制御を司り、主にキュー部122におけるキューイング、ルータ20とのセッション制御を行う。記憶部13は、このセッションの選択時に参照されるセッション管理情報131を記憶する。出力部14は、ルータ20へコマンドを出力する。
入力部11および出力部14は、外部装置(上位システム30やルータ20)との間でデータの入出力を行うための入出力インタフェースや通信インタフェースから構成される。また、処理部12は、このコマンド投入装置10が備えるCPU(Central Processing Unit)によるプログラム実行処理や、専用回路等により実現される。さらに、記憶部13は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、フラッシュメモリ等の記憶媒体から構成される。なお、コマンド投入装置10をプログラム実行処理により実現する場合、記憶部13には、このコマンド投入装置10の機能を実現するためのコマンド投入プログラムが記憶される。
ここで、コマンド投入装置10が受け付けるコマンドファイルを説明する。図3は、図3に示すように、コマンドファイルは、コマンドの投入先であるルータ20のルータID(例えば、IP(Internet Protocol)アドレス)と、コマンド種別、1以上のコマンドが含まれる。ここでのコマンド種別は、2つ示され(コマンド種別1,2)、例えば、そのコマンドが、緊急コマンドか、通常コマンドかというコマンド種別1と、設定系コマンドか、非設定系コマンドかというコマンド種別2とが示される。例えば、図3に示すコマンドファイルは、IPアドレス「10.10.10.11」のルータ20に対し、「aaaaaaaaa」と「bbbbbbbbb」というコマンドを投入し、これらのコマンドのコマンド種別はいずれも「緊急(緊急コマンド)」で「設定系(設定系コマンド)」であることを示す。なお、このコマンドファイルに示されるコマンドは、例えば、CLI(Command line interface)コマンド等である。なお、このコマンドファイルに示されるコマンド群は、ルータ20へのコマンド投入順に並べられているものとする。
図2の入力部11は、上位システム30からこのコマンドファイルの入力を受け付けると、処理部12へ出力する。
処理部12は、キューイング部121と、キュー部122と、セッション管理部124と、セッション制御部125とを含んで構成される。
キューイング部121は、入力部11経由で入力されたコマンドファイルに含まれるコマンド群を、このコマンド群の投入先のルータ20ごとに分ける。そして、このルータ20ごとに分けられたコマンド群について、その種別(緊急コマンドか通常コマンドか)を判断し、緊急コマンドについては、キュー部122の緊急コマンドキューとして蓄積し、通常コマンドについては、キュー部122の通常コマンドキューとして蓄積する(フェーズ1)。次に、キューイング部121は、キュー部122のすべてのルータ20に関するフェーズ3のキューが空になったとき、フェーズ1のキューのうち、優先度の高いキュー(緊急コマンドキュー)から優先的に、当該ルータ20へのコマンドを所定数(N個)バッファキューにシフトする(フェーズ2)。そして、このバッファキューへシフトしたコマンドのうち設定系コマンドを設定系コマンドキューに蓄積し、非設定系コマンドを非設定系コマンドキューに蓄積する(フェーズ3)。
キュー部122は、ルータ20へのコマンドの緊急コマンドキューおよび通常コマンドキューに分けて蓄積する領域(フェーズ1のキューの領域)、フェーズ1のキューからシフトしたコマンドをN個蓄積するバッファキューの領域(フェーズ2のキューの領域)、フェーズ2のキューからシフトしたコマンド群のうち、設定系コマンドを蓄積する設定系コマンドキューの領域および非設定系コマンドを蓄積する非設定系コマンドキューの領域(フェーズ3のキューの領域)とを備える。また、このキュー部122は、例えば、このコマンド投入装置10の備えるRAM等の半導体メモリ上に形成される。
セッション管理部124は、セッション管理情報131に示されるセッション状態を参照して、キュー部122の設定系コマンドキューまたは非設定系コマンドキューのコマンド群の中から、当該ルータ20とセッション確立中のコマンド群を、ルータ20への投入コマンド候補群として選択する。ここで、セッション確立中のルータ20へのコマンド群の中に、(1)このルータ20に連続投入可能なコマンド群があれば、このコマンド群を優先的に選択し、このコマンド投入装置10の最大セッション数を超えない範囲で、当該ルータ20との間に新たなセッションを確立するようセッション制御部125に指示する。なお、ここで、同じルータ20に確立可能なセッション数は、このコマンド投入装置10の最大セッション数を超えず、キュー部122のフェーズ3のキューの数(並列度)を超えないようにする。また、セッション管理部124は、(2)ルータ20に連続投入可能なコマンド群がなければ、コマンド群の中からランダムに選択し、セッション制御部125に、この選択したコマンド群を、このコマンド群の投入先であるルータ20に投入するよう指示する。さらに、キュー部122の設定系コマンドキューおよび非設定系コマンドキューのいずれのコマンド群の中にも、セッション確立中のルータ20へのコマンド群がなかった場合、セッション管理部124は、確立済みのセッションの中から、コマンド処理を終了しているセッションを切断し、キュー部122の設定系コマンドキューまたは非設定系コマンドキューのいずれかのコマンド群の中から、ランダムにコマンド群を選択する。そして、選択したこのコマンド群の投入先となるルータ20との間に新たなセッションを確立し、選択したコマンド群を、この確立したセッションを用いて投入するようセッション制御部125へ指示する。
また、セッション管理部124は、セッション制御部125からルータ20との間に確立されたセッションの状態を示すセッション状態情報を受信し、セッション管理情報131に記録する。そして、このセッション管理情報131を参照して、セッション制御部125に対し、コマンド投入に用いるセッションの振り分けや、セッションの確立および切断を指示する。なお、このセッション管理部124は、各ルータ20との間で確立中のセッション数の合計値を、予め設定された最大セッション数(セッションリソース数)以下とし、かつ、そのルータ20の並列度(そのルータ20に関するフェーズ3のキュー数)以下とするようにする。このセッション管理部124が記録するセッション管理情報131の詳細は、図4を用いて後記する。
セッション制御部125は、セッション管理部124からの指示に基づきルータ20との間でセッションの確立および切断や、確立されたセッションを用いたコマンド投入を行う。また、セッションの確立や切断、コマンド投入を行ったとき、または、そのコマンド投入後、投入先のルータ20においてコマンド処理が完了したとき、その状態をセッション状態情報としてセッション管理部124へ出力する。
記憶部13は、セッション管理情報131を記憶する。このセッション管理情報131は、ルータ20との間に確立されたセッションの状態を示す情報である。図4は、図1のセッション管理情報を例示した図である。図4に示すようにセッション管理情報131は、セッションIDごとに、そのセッションにより接続されるルータ20のルータID、投入コマンドのコマンド種別、セッション状態、セッション接続時間等が記録される。例えば、図4に示すセッション管理情報131では、セッションID「10010011001」のセッションが、ルータID「10.10.10.11」のルータ20との間で確立されたセッションであり、このルータ20には、「設定系(設定系コマンド))」が投入され、このコマンドによる「処理中(コマンド処理中)」であり、セッションの接続時間は「30(s)」であることを示す。なお、このセッション管理情報131は、ルータ20との間に確立中の合計セッション数、このコマンド投入装置10が確立する最大セッション数の情報もさらに含む。このセッション管理情報131は、セッション管理部124がコマンド投入に用いるセッションを選択するときに参照される。
図2の出力部14は、セッション制御部125から出力されたコマンドをルータ20へ投入する。
<処理手順>
次に、図1および図2を参照しつつ、図5を用いてコマンド投入装置10の処理手順を説明する。ここでは、コマンド投入装置10が、各ルータ20との間で既に最大セッション数以下のセッションを確立し、その確立されたセッションの状態をセッション管理情報131に記録しているものとする。
まず、図2のコマンド投入装置10の入力部11は、上位システム30からコマンドファイルの入力を受け付ける(S11)。そして、入力部11は、このコマンドファイルを、キューイング部121へ出力する。次に、キューイング部121は、コマンドファイルに含まれるコマンド群を、このコマンド群の投入先であるルータ20ごとに分類し(S12)、キュー部122へ出力する(S13)。
そして、キューイング部121は、キュー部122においてキューイングを行う(S14)。このときのキューイングの詳細は、図6を用いて後記する。
ここで、セッション管理部124は、セッション管理情報131に示される各ルータ20とのセッション状態を参照して、キュー部122のフェーズ3の設定系コマンドキューおよび非設定系コマンドキュー(図1参照)のいずれかのコマンド群の中に、セッション確立中のルータ20へのコマンド群があるか否かを判断する(S15)。
ここで、セッション管理部124は、キュー部122の設定系コマンドキューおよび非設定系コマンドキューのいずれかのコマンド群の中に、セッション確立中のルータ20へのコマンド群があると判断したとき(S15のYes)、S16へ進む。そして、セッション管理部124は、このセッション確立中のルータ20へのコマンド群の中に、このルータ20へ連続投入可能なコマンド群があるか否かを判断する(S16)。つまり、セッション管理部124は、セッション確立中のルータ20へのコマンド群のうち、連続してそのルータ20へ投入すると競合してしまうコマンド群があるか否かを判断する。例えば、ルータ20において、設定系コマンドの処理中である場合、このルータ20に設定系コマンドのコマンド群を投入すると競合してしまう。よって、このようなコマンド群は、このルータ20に連続投入できないコマンド群と判断する(S16のNo)。そして、S19へ進む。S19については後記する。一方、このルータ20に非設定系コマンドのコマンド群を投入する場合、競合しないので、このルータ20に連続投入できるコマンド群と判断する(S16のYes)。
セッション管理部124が、このセッション確立中のルータ20へのコマンド群の中に、このルータ20へ連続投入可能なコマンド群がある判断したとき(S16のYes)、このコマンド群を選択する(S17)。ここでは、設定系コマンドキューまたは非設定系コマンドキューに蓄積されたコマンド群すべてを選択するものとする。そして、セッション管理部124は、この選択した投入コマンドを、このコマンド群の投入先であるルータ20との間で確立されたセッションまたは新たに確立したセッションを用いて投入するよう、セッション制御部125に指示する(S18)。これを受けてセッション制御部125、このコマンド群を、指示されたセッションを用いて、ルータ20へ投入する。その後、セッション管理部124は、セッション管理情報131を更新する(S25)。なお、S18において、セッション管理部124は、このコマンド投入装置10と各ルータ20との間に確立されるセッション数の合計が、最大セッション数を超えず、かつ、当該ルータ20に確立されるセッション数が、このルータ20に対するキュー部122のフェーズ3のキューの数を超えないようにする。例えば、コマンド投入装置10の最大セッション数が「4」の場合、このルータ20に対し新たなセッションを確立しても、各ルータ20との間に確立されたセッション数の合計値が「4」を超えないようにする。また、キュー部121のフェーズ3において、当該ルータ20に対するキューが、設定系コマンドキューと非設定系コマンドキューそれぞれ1つずつである場合、そのルータ20との間に確立するセッション数は「2」を超えないようにする。
一方、S16において、セッション管理部124が、セッション確立中のルータ20へのコマンド群の中に、このルータ20へ連続投入可能なコマンド群がないと判断したとき(S16のNo)、セッション確立中のルータ20へのコマンド群の中から、ランダムにコマンド群を選択する(S19)。そして、セッション管理部124は、この選択したコマンド群を、このコマンド群の投入先のルータ20でのコマンド処理終了後、投入するようセッション制御部125に指示する(S20)、そして、S25へ進む。
また、前記したS15において、セッション管理部124は、キュー部122の設定系コマンドキューにも、非設定系コマンドキューにも、セッション確立中のルータ20へのコマンド群がないと判断したとき(S15のNo)、以下の処理を行う。すなわち、まず、セッション管理部124は、セッション管理情報131を参照して、このコマンド投入装置10に許可されたすべてのセッションリソース(最大セッション数)を利用中か否かを判断する(S21)。ここで、すべてのセッションリソースを利用中であれば(S21のYes)、セッション管理部124は、各ルータ20との間で確立されたセッションの中から、コマンド処理を終了しているルータ20とのセッションを切断するようセッション制御部125に指示する(S22)。これを受けて、セッション制御部125は、コマンド処理を終了しているルータ20とのセッションを切断する。そして、S23へ進む。
一方、セッション管理部124は、セッション管理情報131を参照して、セッションリソースに余剰があれば(S21のNo)、S22をスキップして、S23へ進む。つまり、まだ各ルータ20との間に確立されたセッション数の合計が、最大セッション数を超えていなければ、S23へ進む。
S23において、セッション管理部124は、キュー部122のフェーズ3のキュー(設定系コマンドキューおよび非設定系コマンドキュー)からランダムにコマンド群を選択する(S23)。そして、この選択したコマンド群の投入先となるルータ20との間に新たなセッションを確立し、選択した投入コマンド群を、この確立したセッションを用いて投入するようセッション制御部125に指示する(S24)。これを受けてセッション制御部125は、ルータ20との間に新たなセッションを確立し、選択したコマンド群を、この確立したセッションを用いて投入する。そして、S25へ進む。
このようにすることで、コマンド投入装置10は、各ルータ20に対しできるだけ連続してコマンドを投入することができる。また、そのルータ20に対し、連続投入可能な場合において、セッションリソースに余裕があれば、このルータ20に複数(前記した例では、設定系コマンド用に1本、非設定系コマンド用に1本)のセッションを確立して、並列にコマンド投入を行う。これにより、ルータ20へのコマンド投入を効率的に行うことができる。
次に、図1,2を参照しつつ、図6を用いて、図5のS14のキューイングを説明する。まず、図2のコマンド投入装置10のキューイング部121は、入力されたコマンド群の投入先のルータ20ごとに、このコマンド群を緊急コマンドと、通常コマンドとに分け、それぞれのキューに蓄積する(S61)。つまり、キューイング部121は、フェーズ1(図1参照)として、各ルータ20ごとに、コマンド群のうち緊急コマンドを緊急コマンドキューに蓄積し、通常コマンドを通常コマンドキューに蓄積する。
そして、キューイング部121は、フェーズ3(図1の設定系コマンドキューおよび非設定系コマンドキュー)におけるすべてのルータ20に対するキューが空になったとき(S62のYes)、緊急コマンドキューおよび通常コマンドキューから、N個のコマンドをバッファキューにシフトする。このとき、キューイング部121は、緊急コマンドキューにコマンドが蓄積されていれば、この緊急コマンドキューのコマンドから優先的にシフトする(S63)。なお、緊急コマンドキューおよび通常コマンドキューに蓄積されいてるコマンド数がN個未満のときは、そのすべてのコマンドをシフトする。また、フェーズ3のいずれかのルータ20に対するキューに、コマンドが蓄積されている段階では(S62のNo)、S63へ進まない。
次に、キューイング部121は、フェーズ2のバッファキュー(図1参照)に溜まっているコマンド群を設定系コマンドと、非設定系コマンドとに分け、それぞれのキューにシフトする(S64)。つまり、設定系コマンドについては設定系コマンドキューに蓄積し、非設定系コマンドについては非設定系コマンドキューに蓄積する。
このようにすることで、コマンド投入装置10は各ルータ20へ最大N個ずつ連続でコマンドを投入するので、コマンド投入の最大待ち時間を予測しやすくなる。
<具体例>
次に、コマンド投入装置10によるコマンド投入処理の具体例を説明する。図7は、図1のコマンド投入装置によるコマンド投入処理の例を示した図である。
なお、ここでは、図2のコマンド投入装置10が3つのルータ20(20A〜20C)との間に最大4本のセッション数を確立してルータ20へコマンドを投入する場合を例に説明する。ここでは、コマンド投入装置10は、ルータ20AへコマンドA1,A2,A3,A4を投入し、ルータ20BへコマンドB1,B2,B3を投入し、ルータ20CへコマンドC1,C2,C3を投入するものとする。このうち、コマンドA1,A3,B1,B3,C1,C2は設定系コマンドであり、コマンドA2,A4,B2,C3は非設定系コマンドである。ここで、キューイング部121は、フェーズ3における各ルータ20(ルータ20A〜20C)の時刻t1〜t3におけるコマンド群のキューは、図7に示すような状態であるものとして説明する。
まず、コマンド投入装置10は、上位システム30からコマンドファイルの入力を受け付ける。そして、キューイング部121はこのコマンドファイルに含まれるコマンド群を分類して、キュー部122へ格納する。そして、このコマンドの投入先のルータIDをセッション管理部124が読み出す。そして、セッション管理部124は、セッション管理情報131を参照して、この投入先のルータ20との間に確立されたセッションがないと判断したとき、セッション制御部125に、このルータ20との間にセッションを確立するよう指示する。ここでは、各コマンドの投入先であるルータ20A〜20Cとの間のセッションは未確立なので、セッション管理部124は、セッション制御部125に、コマンドA1を投入するためのルータ20AとのセッションA、コマンドB1を投入するためのルータ20BとのセッションB、コマンドC1を投入するためのルータ20CとのセッションC、コマンドA2を投入するためのルータ20AとのセッションDを確立するよう指示する。なお、前記したとおり、最大セッション数は4本なので、5本目のセッションの確立要求は行わない。
コマンド投入装置10のセッション制御部125は、このようなセッション確立要求をルータ20A,20B,20Cに対し行う。そして、セッション制御部125は、このルータ20A,20B,20Cからセッション確立の応答を受信すると、セッション制御部125は、確立したセッションを用いて、ルータ20A〜20Cに対し、コマンドA1,B1,C1,A2の投入を行う。なお、コマンドA2は、非設定系コマンドなので、ルータ20Aにおいて設定系コマンドを投入中でも競合しない。よって、コマンド投入装置10はこのコマンドA2を連続して投入する。この段階でキュー部122のフェーズ3(t1)のキューが空になるので、キューイング部121は次のN個のコマンド(フェーズ3(t2))をシフトする。この後、ルータ20A〜20Cは、コマンド投入が完了すると(またはこのコマンドによる設定処理が終了すると)その旨を伝えるメッセージを、コマンド投入装置10へ通知する。
次に、コマンド投入装置10はフェーズ3(t2)のコマンドC2を、ルータ20Cに投入し、コマンドB2を、ルータ20Bに投入する。この段階でフェーズ3(t2)のキューが空になるので、キューイング部121は、次のN個のコマンドを(フェーズ3(t3))をシフトする。その後、ルータ20C,20Bはコマンド投入が完了すると(または、このコマンドによる設定処理が終了すると)その旨を伝えるメッセージを、コマンド投入装置10へ通知する。続いて、コマンド投入装置10は、コマンドA3,A4をルータ20Aに投入する。ルータ20Aはコマンド投入が完了すると(または、このコマンドによる設定処理が終了すると)その旨を伝えるメッセージを、コマンド投入装置10へ通知する。
次に、コマンド投入装置10はルータ20B,20Cからの完了メッセージを受信すると、フェーズ3(t3)の残りのコマンド(コマンドC3,B3)を、ルータ20C、ルータ20Bへ投入する。そして、コマンド投入が完了すると、ルータ20C,20Bは(または、このコマンドによる設定処理が終了すると)その旨を伝えるメッセージを、コマンド投入装置10へ通知する。
このように、コマンド投入装置10は、最大N個のコマンド群を連続して各ルータ20へ投入する。また、コマンド投入装置10は、1つのルータ20に対し、複数のセッションを確立可能であれば、複数のセッションを確立してコマンドを投入するので効率よくコマンドを投入することができる。さらに、このコマンド投入装置10が投入するコマンド数の最大値はN個なので、コマンド群が投入されるまでの最大待ち時間を容易に予測できる。
なお、前記した実施の形態において、コマンド投入装置10のキュー部122におけるルータ20ごとのフェーズ3の非設定系コマンドキューの数は、オペレータ等が任意の数を設定可能である。例えば、コマンド投入装置10は、入力された設定情報をもとに、ルータ20Aに関するフェーズ3の非設定系コマンドキューの数を「1」とし、ルータ20Bに関するフェーズ3の非設定系コマンドキューの数を「3」とすると、このコマンド投入装置10は、ルータ20Aに対して最大2本のセッションを用いてコマンド投入を行い、ルータ20Bに対して最大4本のセッションを用いてコマンド投入を行う。このようにすることで、コマンド投入装置10のオペレータは、例えば、非設定系コマンドの投入数が多いと予測されるルータ20Bには確立可能な最大セッション数(並列度)を多く設定できるので、より効率的なコマンド投入を実現できる。
10 コマンド投入装置
11 入力部
12 処理部
13 記憶部
14 出力部
20(20A,20B,20C) ルータ
30 上位システム
121 キューイング部
122 キュー部
124 セッション管理部
125 セッション制御部
131 セッション管理情報

Claims (6)

  1. 通信網に設置される1以上のネットワーク装置へのコマンドを投入するコマンド投入装置であって、
    外部装置から、前記ネットワーク装置へ投入する一連のコマンド群をその投入順に受け付ける入力部と、
    前記入力されたコマンド群を、そのコマンド群の投入先のネットワーク装置ごとに、(1)そのネットワーク装置へコマンドを投入するときの優先度ごとのキューに分けて蓄積する第1フェーズのキューの領域、(2)前記第1フェーズのキューからシフトしたコマンドを所定数蓄積する第2フェーズのキューの領域、(3)前記第2フェーズのキューのコマンドのうち、設定系コマンドを蓄積する設定系コマンドキューの領域および非設定系コマンドを蓄積する1以上の非設定系コマンドキューの領域を有する第3フェーズのキューの領域を備えるキュー部と、
    前記受け付けた一連のコマンド群を、前記ネットワーク装置ごとに、そのネットワーク装置に対するコマンドの優先度ごとのキューに分けて前記第1フェーズのキューに格納し、すべてのネットワーク装置に関する前記第3フェーズのキューが空になったとき、前記第1フェーズのキューのうち、優先度の高いキューから優先的に、当該ネットワーク装置へのコマンドを所定数シフトし、このシフトしたコマンドのうち前記設定系コマンドを前記設定系コマンドキューに蓄積し、前記非設定系コマンドを1以上の前記非設定系コマンドキューに蓄積するキューイング部と、
    前記ネットワーク装置との間に確立されたセッションの識別情報と、前記セッションにより接続されるネットワーク装置の識別情報と、前記セッションが確立中か否かおよび当該セッションによるコマンド処理中か否かを示すセッション状態とを示したセッション管理情報を記憶する記憶部と、
    セッション制御部により通知された前記ネットワーク装置のセッション状態に基づき前記セッション管理情報を更新し、前記セッション管理情報に示されるセッション状態を参照して、前記キュー部の設定系コマンドキューおよび非設定系コマンドキューに蓄積されたコマンド群の中からセッション確立中のネットワーク装置へのコマンド群を選択するセッション管理部と、
    前記ネットワーク装置との間でのセッションの確立および切断を行い、前記セッション管理部により選択されたコマンド群を、このコマンド群の投入先となるネットワーク装置との間で確立されたセッションを用いて投入し、前記ネットワーク装置のセッション状態を前記セッション管理部へ通知するセッション制御部とを備え、
    前記セッション管理部は、前記セッション管理情報に示されるセッション状態を参照して、前記セッション確立中のネットワーク装置へのコマンド群の中に、
    (1)当該ネットワーク装置に連続投入可能なコマンド群があれば、このコマンド群を優先的に選択し、このコマンド投入装置に設定された各ネットワーク装置とのセッション数の合計値の最大値を超えない範囲で、当該ネットワーク装置との間に新たなセッションを確立し、
    (2)当該ネットワーク装置に連続投入可能なコマンド群がなければ、前記コマンド群の中からランダムを選択し、
    前記選択したコマンド群を投入するよう前記セッション制御部へ指示することを特徴とするコマンド投入装置。
  2. 前記セッション管理部は、
    前記キュー部の設定系コマンドキューおよび非設定系コマンドキューのいずれのコマンド群の中にも、セッション確立中のネットワーク装置へのコマンド群がなかった場合、
    前記セッション制御部へ、前記確立されたセッションの中から、前記コマンド処理を終了しているセッションを切断し、
    前記キュー部の設定系コマンドキューまたは非設定系コマンドキューのいずれかのコマンド群の中から、ランダムに選択したコマンド群について、このコマンド群の投入先となるネットワーク装置との間に新たなセッションを確立し、前記選択したコマンド群を、この確立したセッションを用いて投入するよう前記セッション制御部へ指示することを特徴とする請求項1に記載のコマンド投入装置。
  3. 前記セッション管理部は、
    前記コマンド群を投入するために、このコマンド群の投入先のネットワーク装置との間に新たなセッションの確立を指示するとき、当該ネットワーク装置との間で確立されるセッションの合計値が、自身のコマンド投入装置に設定された各ネットワーク装置とのセッション数の合計値の最大値を超えず、かつ、前記第3フェーズにおける当該ネットワーク装置に関するキュー数を超えない数とすることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のコマンド投入装置。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載のコマンド投入装置と、このコマンド投入装置からのコマンドの投入を受け付ける前記ネットワーク装置を複数含むことを特徴とするコマンド投入システム。
  5. 通信網に設置される1以上のネットワーク装置と自身のコマンド投入装置との間に確立されたセッションの識別情報と、前記セッションにより接続されるネットワーク装置の識別情報と、前記セッションが確立中か否かおよび当該セッションによるコマンド処理中か否かを示すセッション状態とを示したセッション管理情報を記憶する記憶部と、入力されたコマンド群を、そのコマンド群の投入先のネットワーク装置ごとに、(1)そのネットワーク装置へコマンドを投入するときの優先度ごとのキューに分けて蓄積する第1フェーズのキューの領域、(2)前記第1フェーズのキューからシフトしたコマンドを所定数蓄積する第2フェーズのキューの領域、(3)前記第2フェーズのキューのコマンドのうち、設定系コマンドを蓄積する設定系コマンドキューの領域および非設定系コマンドを蓄積する1以上の非設定系コマンドキューの領域を有する第3フェーズのキューの領域を備えるキュー部とを備え、前記ネットワーク装置それぞれへのコマンドを投入するコマンド投入装置が、
    外部装置から、前記ネットワーク装置へ投入する一連のコマンド群をその投入順に受け付けるステップと、
    前記受け付けた一連のコマンド群を、前記ネットワーク装置ごとに、そのネットワーク装置に対するコマンドの優先度ごとのキューに分けて前記第1フェーズのキューに格納し、すべてのネットワーク装置に関する前記第3フェーズのキューが空になったとき、前記第1フェーズのキューのうち、優先度の高いキューから優先的に、当該ネットワーク装置へのコマンドを所定数シフトし、このシフトしたコマンドのうち前記設定系コマンドを前記設定系コマンドキューに蓄積し、前記非設定系コマンドを1以上の前記非設定系コマンドキューに蓄積するステップと、
    前記セッション管理情報に示されるセッション状態を参照して、前記キュー部の設定系コマンドキューおよび非設定系コマンドキューに蓄積されたコマンド群の中からセッション確立中のネットワーク装置へのコマンド群を選択するステップと、
    前記選択されたコマンド群を、このコマンド群の投入先となるネットワーク装置との間で確立されたセッションを用いて投入し、前記ネットワーク装置のセッション管理情報を更新するステップとを実行し、
    前記セッション確立中のネットワーク装置へのコマンド群を選択するステップにおいて、前記コマンド投入装置は、
    前記セッション管理情報に示されるセッション状態を参照して、前記セッション確立中のネットワーク装置へのコマンド群の中に、
    (1)当該ネットワーク装置に連続投入可能なコマンド群があれば、このコマンド群を優先的に選択し、このコマンド投入装置に設定された各ネットワーク装置とのセッション数の合計値の最大値を超えない範囲で、当該ネットワーク装置との間に新たなセッションを確立し、
    (2)当該ネットワーク装置に連続投入可能なコマンド群がなければ、前記コマンド群の中からランダムを選択することを特徴とするコマンド投入方法。
  6. 請求項5に記載のコマンド投入方法を、コンピュータであるコマンド投入装置に実行させるためのコマンド投入プログラム。
JP2009119323A 2009-05-15 2009-05-15 コマンド投入装置、コマンド投入システム、コマンド投入方法およびコマンド投入プログラム Active JP5144589B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009119323A JP5144589B2 (ja) 2009-05-15 2009-05-15 コマンド投入装置、コマンド投入システム、コマンド投入方法およびコマンド投入プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009119323A JP5144589B2 (ja) 2009-05-15 2009-05-15 コマンド投入装置、コマンド投入システム、コマンド投入方法およびコマンド投入プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010267165A true JP2010267165A (ja) 2010-11-25
JP5144589B2 JP5144589B2 (ja) 2013-02-13

Family

ID=43364066

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009119323A Active JP5144589B2 (ja) 2009-05-15 2009-05-15 コマンド投入装置、コマンド投入システム、コマンド投入方法およびコマンド投入プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5144589B2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63174154A (ja) * 1987-01-14 1988-07-18 Nec Corp トランザクシヨン処理の制御方式
JP2010044657A (ja) * 2008-08-15 2010-02-25 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> コマンド投入装置、コマンド投入システム、コマンド投入方法およびそのプログラム

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63174154A (ja) * 1987-01-14 1988-07-18 Nec Corp トランザクシヨン処理の制御方式
JP2010044657A (ja) * 2008-08-15 2010-02-25 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> コマンド投入装置、コマンド投入システム、コマンド投入方法およびそのプログラム

Non-Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
CSNJ200910065303; 清水  雅史: 'セッション状態に着目したルータ制御タスク処理高速化の検討' 電子情報通信学会2008年通信ソサイエティ大会講演論文集2 , 20080902, p.303 *
JPN6012059356; 清水  雅史: 'セッション状態に着目したルータ制御タスク処理高速化の検討' 電子情報通信学会2008年通信ソサイエティ大会講演論文集2 , 20080902, p.303 *

Also Published As

Publication number Publication date
JP5144589B2 (ja) 2013-02-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN103812930B (zh) 一种资源调度的方法及装置
JP2007135030A (ja) 無線ネットワーク制御方法及び装置並びに移動通信システム
EP3148125A1 (en) Setting method, server device and service chain system
MX2011006536A (es) Nodo de red y metodo para controlar los recursos en una red de comunicaciones.
CN101510854A (zh) 一种业务负载分担的方法、系统和设备
CN109495526A (zh) 一种报文发送方法、装置、系统、电子设备及存储介质
JP6217863B2 (ja) ビーコンフレーム送信方法及び装置
JP5702747B2 (ja) サービスオーダーシステム、サービスオーダー装置、サービスオーダー方法、及びサービスオーダープログラム
JP5118577B2 (ja) コマンド投入装置、コマンド投入システム、コマンド投入方法およびそのプログラム
JP5614530B2 (ja) 情報通信システム、ノード装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム
JP5144589B2 (ja) コマンド投入装置、コマンド投入システム、コマンド投入方法およびコマンド投入プログラム
CN108199986B (zh) 一种数据传输方法、堆叠设备及堆叠系统
JP2006100906A (ja) ネットワークシステムの運用管理方法及びストレージ装置
RU2522995C2 (ru) Способ и устройство создания одноранговой группы в одноранговом приложении и способ применения одноранговой группы
CN107431634A (zh) 一种建立vnfm之间的接口的方法、装置及系统
JP5513999B2 (ja) オーダ投入装置、オーダ投入方法およびそのプログラム
JP2011010225A (ja) 情報処理装置及びそのプログラム、並びに情報処理装置におけるコンテンツデータの処理方法
CN101764737B (zh) 基于边界网关协议的路由老化方法、装置和路由器
JP5149932B2 (ja) オーダ投入装置、オーダ投入方法およびそのプログラム
JP3844215B2 (ja) ネットワーク構成管理システム、ノード装置、ネットワーク構成管理方法、ノード装置制御方法、ノード装置制御プログラム
WO2011050633A1 (zh) 业务接纳处理方法及装置
CN113835715A (zh) 机箱板卡、集群系统、软件部署方法及存储介质
JP4180488B2 (ja) ノード装置、ネットワークトポロジー再構築方法
CN103780485A (zh) 一种邻居关系维护方法和设备
JP5476415B2 (ja) ネットワーク障害監視装置およびネットワーク障害監視方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100901

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20110819

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121120

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121122

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151130

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5144589

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350