JP2010266695A - 撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】鏡筒を装着されたカメラ本体とフレーム等からなる組立体の剛性を向上可能な撮像装置を提供する。
【解決手段】撮像素子を有するカメラ本体10と、撮像素子に被写体像を導く撮像光学系を有する鏡筒21と、鏡筒を装着されたカメラ本体を支持機構60に対して保持するフレーム40と、フレームにカメラ本体を固定するとともに、フレームに鏡筒を固定する固定部と、を備える。これにより、鏡筒を装着されたカメラ本体とフレーム等からなる組立体を支持機構に対して取付ける際に、カメラ本体とともに鏡筒がフレームに固定されるので、カメラ本体のみを固定する場合に比して、組立体の剛性が向上する。特に、カメラ本体および鏡筒をフレームに固定することで、カメラ本体に対して鉛直・水平方向で生じるトルクを抑制できる。
【選択図】図4A

Description

本発明は、撮像装置に関する。
監視カメラ等の撮像装置では、レンズの鏡筒を装着されたカメラ本体がフレームを介して支持機構に取付けられる。特に、遠距離監視を行う撮像装置では、長尺かつ高重量の長焦点距離レンズの鏡筒がカメラ本体に装着される場合がある。
特開2007−74602号公報
撮像装置では、カメラ本体の重量化、長焦点距離レンズの鏡筒の装着等により取付け剛性を十分に確保できなくなる場合がある。ここで、取付け剛性とは、レンズの鏡筒を装着されたカメラ本体(以下では、鏡筒を装着されたカメラ本体をカメラとも称する。)とフレーム等からなる組立体の剛性を意味する。
この場合、撮像装置の設置時および設置後では、撮像装置に加えられた衝撃等により組立体の構造が損傷したり、撮影時では、鏡筒の先端側に移動した重心により鏡筒の軸心Zが下方に傾斜したりする。特に、旋回、揺動等の駆動機構を有する撮像装置では、取付け剛性の低下に伴って、旋回、揺動に伴うトルクにより生じるカメラ本体の振動、鏡筒の軸心Zのぶれが誘発される。
そこで、本発明は、鏡筒を装着されたカメラ本体とフレーム等からなる組立体の剛性を向上可能な撮像装置を提供しようとするものである。
本発明のある実施形態によれば、撮像素子を有するカメラ本体と、撮像素子に被写体像を導く撮像光学系を有する鏡筒と、鏡筒を装着されたカメラ本体を支持機構に対して保持するフレームと、フレームにカメラ本体を固定するとともに、フレームに鏡筒を固定する固定部と、を備える撮像装置が提供される。
これにより、鏡筒を装着されたカメラ本体とフレーム等からなる組立体を支持機構に対して取付ける際に、カメラ本体とともに鏡筒がフレームに固定されるので、カメラ本体のみを固定する場合に比して、組立体の剛性が向上する。特に、カメラ本体および鏡筒をフレームに固定することで、カメラ本体に対して鉛直・水平方向で生じるトルクを抑制できる。
また、上記固定部は、フレームに設けられた互いに対向する固定面をカメラ本体の互いに対向する面に各々に固定するとともに、フレームの前板に設けられた固定面を鏡筒の外周面に固定してもよい。ここで、フレームには、カメラ本体の上面および下面が固定されてもよく、カメラ本体の左右両面が固定されてもよい。これにより、カメラ本体の互いに対向する面とともに鏡筒の外周面が固定面を介してフレームに固定されるので、固定面を介した応力伝達により組立体の剛性が向上する。
また、上記フレームは、箱状に連結された上板、下板、前板、および後板からなり、上記前板は、鏡筒が挿通される開口を有し、後板は、カメラ本体が挿通される開口を有してもよい。これにより、フレームがカメラ本体および鏡筒を囲む箱状構造を有するので、フレームがL字状構造を有する場合に比して、フレーム自体の剛性の向上により組立体の剛性が向上する。
また、上記フレームに設けられた互いに対向する各固定面に、2以上の固定位置でカメラ本体が固定されてもよい。これにより、カメラ本体に対して水平方向で生じるトルクを抑制できる。
また、上記前板に2以上の固定位置で鏡筒が固定されてもよい。これにより、鏡筒をフレームに堅固に固定できる。
また、上記鏡筒は、ズームレンズとカメラ本体との間に装着されるエクステンダーレンズの鏡筒でもよい。これにより、長焦点距離レンズの鏡筒の装着時に、組立体の剛性を確保することで、組立体の構造の損傷、鏡筒の軸心Zの傾斜を抑制できる。
また、上記カメラ本体の旋回機構および揺動機構を有する支持機構に対して、フレームを介してカメラ本体を保持するブラケットをさらに備えてもよい。これにより、旋回、揺動機構を有する撮像装置で、組立体の剛性を確保することで、旋回、揺動に伴うトルクにより生じるカメラ本体の振動、鏡筒の軸心Zのぶれを抑制できる。
また、上記フレームは、鏡筒の軸心Z回りにカメラ本体を回動可能な状態で、ブラケットに対してカメラ本体を保持してもよい。これにより、鏡筒の軸心Z回りにカメラ本体を回動可能な撮像装置で、組立体の剛性を確保することで、カメラ本体の回動に伴うトルクにより生じる鏡筒の軸心Zのぶれを抑制できる。
以上説明したように本発明によれば、鏡筒を装着されたカメラ本体とフレーム等からなる組立体の剛性を向上可能な撮像装置を提供することができる。
カメラ本体を示す前面斜視図である。 カメラ本体を示す後面斜視図である。 カメラ本体に対する長焦点距離レンズの装着状況を示す斜視図である。 フレームの構成を示す前面斜視図である。 フレームの構成を示す後面斜視図である。 フレームに対するカメラの取付け状況を示す前面斜視図である。 フレームに対するカメラの取付け状況を示す後面斜視図である。 ブラケットの構成を示す前面斜視図である。 ブラケットの構成を示す後面斜視図である。 ブラケットに対するフレームの取付け状況を示す前面斜視図である。 ブラケットに対するフレームの取付け状況を示す後面斜視図である。 支持機構の構成を示す斜視図である。 支持機構に対するブラケットの取付け状況を示す斜視図である。 フロントパネルの構成を示す斜視図である。 従来の撮像装置におけるカメラ(ズームレンズ装着時)の取付け状況を示す斜視図である。 従来の撮像装置におけるカメラ(エクステンダーレンズ装着時)の取付け状況を示す斜視図である。
以下に、添付した図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
[1.カメラの構成]
図1A、1Bは、カメラ本体10の前面および後面を各々に示す斜視図である。図2は、カメラ本体10に対する長焦点距離レンズの装着状況を示す斜視図である。
カメラ本体10は、撮像素子等を含む撮像回路(不図示)を内蔵する。長焦点距離レンズを構成するエクステンダーレンズ20およびズームレンズ30は、撮像素子に被写体像を導く撮像光学系(不図示)を内蔵する。
図1A、1Bに示すように、カメラ本体10には、その前面にレンズ装着用のマウントリング15が設けられ、その後面に操作用グリップ16、各種配線用のコネクタ17等が設けられる。
カメラ本体10には、マウントリング15を介してエクステンダーレンズ20またはズームレンズ30が装着される。なお、本実施形態では、バヨネットマウント方式のマウントリングが用いられているが、スクリューマウント方式、スピゴットマウント方式等、他のマウントリングが用いられてもよい。
カメラ本体10の上面および下面には、後述するフレーム40にカメラ本体10を固定するために、平滑な固定面11、13および複数のネジ孔12、14が設けられる。複数のネジ孔12、14は、フレーム40に対してカメラ本体10を均一な締結力で固定するとともに、カメラ本体10に対して水平方向で生じるトルクを抑制するために、カメラの上面および下面に所定の配置で設けられる。
図2に示すように、エクステンダーレンズ20には、鏡筒21の後面側にカメラ本体装着用のマウントリング25が設けられ、鏡筒21の前面側にズームレンズ装着用のマウントリング26が設けられる。
エクステンダーレンズ20の鏡筒21には、その外周面に一対の固定部材22が突設している。一対の固定部材22は、カメラ本体10にエクステンダーレンズ20を装着した状態で、カメラ本体10の前側の上方および下方に各々に配置されるように設けられる。各固定部材22には、その後面(カメラ本体10側)に平滑な固定面23が設けられ、鏡筒21と同心に円弧状の長孔24が設けられる。
ここで、固定部材22は、鏡筒21と一体成形された部材でもよく、鏡筒21に装着可能な部材でもよい。また、固定部材22の構成は、図2に示す固定部材22の数、配置に限定されるものではない。
ズームレンズ30には、鏡筒31の前面側にレンズカバー32が設けられ、カメラ本体10またはエクステンダーレンズ20に装着するために、鏡筒31の後面側にマウントリング33が設けられる。ズームレンズ30の鏡筒31には、ズーム制御用、アイリス制御用等の制御回路を収容する回路ボックス34が設けられる。
図2では、カメラ本体10には、マウントリング15、25を介してエクステンダーレンズ20が装着され、エクステンダーレンズ20には、マウントリング26、33を介してズームレンズ30が装着される。
[2.従来の取付け状況]
図10A、10Bは、従来の撮像装置におけるカメラの取付け状況を示す斜視図である。図10Aには、ズームレンズ30を装着されたカメラ本体10をフレーム80を介してブラケット90に取り付けた状態が示されている。
図10Aに示すように、カメラ本体10は、フレーム80に固定される。フレーム80は、下板81および後板82からなる。下板81は、平板状の部材であり、カメラ本体10の下面を固定するために、その後部上面には、いずれも不図示である、平滑な固定面および複数のネジ孔が設けられる。複数のネジ孔は、フレーム80に対してカメラ本体10を均一な締結力で固定するために、所定位置に設けられる。後板82は、略U字状の部材であり、その中央部(U字状の空間)にカメラ本体10が配置される。
下板81には、その前面下部の外周面にズームレンズ30の鏡筒31の軸心Zと同心の円筒面(不図示)が設けられる。後板82には、その外周面の左右部にズームレンズ30の鏡筒31の軸心Zと同心の円筒面821が設けられる。
下板81は、その前面下部にブラケット固定用のネジ孔(不図示)が設けられる。後板82は、その左右部にブラケット固定用のネジ孔(不図示)が設けられる。
フレーム80は、下板81と後板82が結合され、カメラ本体10を固定した状態をカメラ本体10の側面から見た場合に、略L字状の構造体として形成される。カメラ本体10は、その下面の固定面13を介して、フレーム80の下板81の固定面に固定ネジ811により固定される。
フレーム80は、ブラケット90に固定される。ブラケット90は、上板91、前板92、後板93、および一対のロッド94からなる。前板92および後板93は、フレーム80に固定されたカメラ本体10を囲む略U字状の部材であり、その中央部にフレーム80に固定されたカメラ本体10が配置される。上板91は、平板状の部材であり、ロッド94は、棒状の部材である。ブラケット90は、上板91、前板92、後板93、および一対のロッド94が結合され、箱状の構造体として形成される。
ブラケット90の前板92には、フレーム80の下板81の円筒面と対応する位置にベアリング(不図示)が設けられる。ブラケット90の後板93には、フレーム80の後板82の円筒面821と対応する位置にベアリング931が設けられる。
前板92には、フレーム80の下板81を固定するために、その前面下部に長孔921が設けられる。後板93には、フレーム80の後板82を固定するために、その左右部にネジ孔(不図示)が設けられる。
フレーム80は、下板81および後板82に設けられた円筒面821等を介してブラケット90の前板92および後板93に設けられたベアリング931等に回動可能に保持される。フレーム80に固定されたカメラは、ブラケット90に対してズームレンズ30の鏡筒31の軸心Z回りに回動可能な状態となる。
撮像装置の設置時等において、フレーム80に固定されたカメラは、ブラケット90の上部に設けられた回転調整機構(不図示)を用いて、ズームレンズ30の鏡筒31の軸心Z回りに回転角度を手動調整される。回転角度の調整後に、フレーム80は、ブラケット90に対して長孔921等を介して固定ネジ922、932により固定される。これにより、カメラ本体10に内蔵された撮像素子の回転角度を調整することができる。
ここで、フレーム80およびブラケット90は、カメラ本体10を支持機構に対して取り付ける際に、カメラ、フレーム80およびブラケット90からなる組立体が所定の剛性を確保可能に形成されている。このため、図14に示す状態では、組立体の構造の損傷、鏡筒31の軸心Zの傾斜、カメラ本体10の振動、鏡筒31の軸心Zのぶれ等が適切に抑制される。
図10Bには、エクステンダーレンズ20およびズームレンズ30を装着されたカメラ本体10をフレーム80を介してブラケット90に取り付けた状態が示されている。なお、ズームレンズ30、フレーム80、およびブラケット90の構成は、図10Aに示した構成と同一であり、エクステンダーレンズ20の構成は、固定部材22が設けられていない点を除いて、図2に示した構成と同一である。
図10Bに示す状態では、エクステンダーレンズ20の装着により、カメラが長尺化および重量化し、組立体が所定の剛性を確保できなくなる。例えば、エクステンダーレンズ20の装着により、組立体の重心位置が後述するカメラの揺動軸X−Xより鏡筒21、31の先端側に移動してしまう場合がある。
この場合、鏡筒21、31の軸心Zがカメラ本体10の前側下方に傾斜するとともに、カメラに対して鉛直方向でトルクが生じてしまう。このため、撮像装置の設置時および設置後では、組立体の構造の損傷、鏡筒21、31の軸心Zの傾斜が誘発されてしまう。特に、旋回、揺動等の駆動機構を有する撮像装置では、旋回、揺動に伴うトルク(図10Bに示すTy、Tx)により生じるカメラ本体10の振動、鏡筒21、31の軸心Zのぶれが誘発されてしまう。
[3.フレーム40の構成および取付け状況]
図3A、3Bは、本実施形態に係るフレーム40の構成を示す前面斜視図および後面斜視図である。図3A、3Bに示すように、フレーム40は、上板41、下板42、前板43、および後板44からなる。
上板41は、平板状の部材であり、カメラ本体10の上面を固定するために、その後部下面に平滑な固定面411および複数のネジ孔412が設けられる。下板42は、平板状の部材であり、カメラ本体10の下面を固定するために、その後部上面に平滑な固定面421および複数のネジ孔422が設けられる。複数のネジ孔412、422は、上板41および下板42に対してカメラ本体10を均一な締結力で固定するとともに、カメラ本体10に対して水平方向で生じるトルク(図10Bに示すTy)を抑制するために、上板41および下板42の所定位置に設けられる。
前板43は、枠状の部材であり、その前面に突出部433が設けられる。突出部433には、エクステンダーレンズ20の鏡筒21を固定するために、その前面に平滑な固定面431およびネジ孔432が設けられ、鏡筒21を挿通するために、その中央部に円状の開口434が設けられる。
前板43の固定面431は、フレーム40にカメラを固定した状態で、エクステンダーレンズ20の鏡筒21の軸心Zに対して垂直面となるように形成される。ネジ孔432は、前板43に対して鏡筒21を均一な締結力で固定するために、所定位置に設けられる。後板44は、枠状の部材であり、カメラ本体10を挿通するために、その中央部に矩形状の開口441が設けられる。
上板41および下板42の固定面411、421は、フレーム40にカメラを固定した状態で、カメラ本体10の上面および下面の固定面11、13と当接するように設けられる。同様に、前板43の固定面431は、フレーム40にカメラを固定した状態で、鏡筒21の固定部材22の固定面23と当接するように設けられる。
カメラ本体10の上面および下面の固定面11、13およびネジ孔12、14、上板41および下板42の固定面411、421およびネジ孔412、422、およびネジ孔412、422を介してフレーム40にカメラ本体10を固定する固定ネジ413、423は、固定部の一部を構成する。また、鏡筒21の固定面23および長孔24、前板43の固定面431およびネジ孔432、および長孔24を介してフレーム40に鏡筒21を固定する固定ネジ438は、固定部の他部を構成する。
前板43には、その外周面の下部に鏡筒21の軸心Zと同心の円筒面435が2箇所で設けられる。後板44にも、その外周面の左右部に鏡筒21の軸心Zと同心の円筒面442が2箇所で設けられる。
前板43には、後述するブラケット50の前板52を固定するために、その上下部にネジ孔436が4箇所で設けられる。後板44には、ブラケット50の後板53を固定するために、その左右部に長孔443が2箇所で設けられる。
フレーム40は、上板41、下板42、前板43、および後板44が結合ネジ437、444により結合され、箱状の構造体として形成される。カメラは、固定部によりカメラ本体10とともに鏡筒21がフレーム40に固定される。
図4A、4Bは、フレーム40に対するカメラの取付け状況を示す前面斜視図および後面斜視図である。
図4A、4Bに示すように、カメラ本体10とともに鏡筒21がフレーム40に固定される。カメラ本体10は、単体でフレーム40の後側から後板44の開口441に挿通される。ここで、カメラ本体10は、その上面の固定面11が上板41の下面の固定面411に当接し、その下面の固定面13が下板42の上面の固定面421に当接した状態で、フレーム40に対してネジ孔412、422を介して固定ネジ413、423により固定される。
エクステンダーレンズ20は、フレーム40の前側から前板43の開口434に挿通される。ここで、エクステンダーレンズ20は、マウントリング15、25を介してカメラ本体10に装着され、鏡筒21の固定部材22の固定面23が前板43の固定面431に当接した状態で、フレーム40に対して長孔24を介して固定ネジ438により固定される。そして、ズームレンズ30は、マウントリング26、33を介してエクステンダーレンズ20に装着される。
これにより、カメラは、カメラ本体10とともに鏡筒21によりフレーム40に固定される。よって、カメラ本体10のみを固定する場合に比して、組立体の剛性が向上する。特に、カメラ本体10および鏡筒21をフレーム40に固定することで、カメラ本体10に対して鉛直・水平方向で生じるトルク(図4Aに示すTx、Ty)を抑制できる。
また、カメラ本体10の上面および下面とともに鏡筒21の外周面が固定面11、13、23、411、421、431を介してフレーム40に固定されるので、固定面11、13、23、411、421、431を介した応力伝達により組立体の剛性が向上する。
さらに、フレーム40は、カメラ本体10および鏡筒21を囲む箱状構造を有する。よって、フレーム40がL字状構造を有する場合に比して、フレーム40自体の剛性の向上により組立体の剛性が向上する。
[4.ブラケット50の構成および取付け状況]
図5A、5Bは、本実施形態に係るブラケット50の構成を示す前面斜視図および後面斜視図である。図5A、5Bに示すように、ブラケット50は、上板51、前板52、後板53、および一対のロッド54からなる。
上板51は、平板状の部材であり、回転調整機構55(図6A参照)を固定するために、その上部に固定面511およびネジ孔512が設けられる。ロッド54は、棒状の部材であり、ブラケット50の下部に配置される。
前板52は、枠状の部材であり、カメラを挿通するために、その中央部に開口521が設けられる。後板53は、略U字状の部材であり、カメラを挿通するために、その中央部に開口531が設けられる。
ブラケット50は、上板51、前板52、下板53、および一対のロッド54が結合ネジ513、524、534により結合され、箱状の構造体として形成される。
ブラケット50の前板52には、その後面側でフレーム40の前板43の円筒面435に対応する位置にベアリング522が2箇所で設けられる。ブラケット50の後板53には、その後面側でフレーム40の後板44の円筒面442に対応する位置にベアリング532が4箇所で設けられる。
前板52には、フレーム40の前板43を固定するために、その上下部に長孔523が4箇所で設けられる。後板53には、フレーム40の後板44を固定するために、その左右部にネジ孔533が2箇所で設けられる。
回転調整機構55(図6A参照)は、カメラ本体10に内蔵された撮像素子の回転角度を調整するための調整機構である。回転調整機構55は、支持板551、一対の調整ネジ552、揺動板553、軸554、付勢部材555、支軸556を含む。
支持板551は、ブラケット50の上板51の上面に取付けられ、一対の調整ネジ552は、支持板551の左右側の起立辺に螺合され互いに同軸上で対向する。揺動板553は、支軸556を中心に支持板551上に揺動可能に設けられ、軸554は、フレーム40の後板44の上部に立設され上板51の長溝514(図5A参照)を通って上板51上に突設する。付勢部材555は、上板51と軸554との間に張設され揺動板553の後端部と軸554とを互いに当接する方向に付勢する。揺動板553には、一対の調整ネジ552が対向する箇所に当接板部が立設されている。支軸556は、支持板551に対して揺動板553を回転可能に支持する。
そして、フレーム40の前板43とブラケット50の前板52との固定を解除し、かつ、フレーム40の後板44とブラケット50の後板53との固定を解除した状態で、揺動板553の当接板部に対して一方の調整ネジ552を後退させるとともに、他方の調整ネジ552を前進させ、他方の調整ネジ552の前進により揺動板553の当接板部を移動させる。
そして、揺動板553を支軸556回りに揺動させ、揺動板553の後端部により軸554を移動させ、ブラケット50に対してカメラを、鏡筒21の軸心Z周りに回転調整するようにしている。
これにより、パノラマ撮影時等において、一般に矩形を有する撮像素子の輪郭の縦辺が後述するカメラの旋回軸Y−Yと正確に平行をなすように調整することで、複数の画像データをパノラマ合成できる。ここで、パノラマ合成とは、カメラを揺動軸X−X回りに揺動させ、または旋回軸Y−Y回りに旋回させながら複数の画像データを連続して取得し、複数の画像データを鉛直方向および水平方向に並べて合成することを意味する。
図6A、6Bは、ブラケット50に対するフレーム40の取付け状況を示す前面斜視図および後面斜視図である。
図6A、6Bに示すように、カメラは、フレーム40を介してブラケット50に固定される。フレーム40は、前板43および後板44に設けられた円筒面435、442を介して、ブラケット50の前板52および後板53に設けられたベアリング522、532に回動可能に保持される。フレーム40に固定されたカメラは、鏡筒21の軸心Z回りに所定角度の範囲で回動可能な状態となる。
撮像装置の設置時等において、フレーム40に固定されたカメラは、ブラケット50の上板51に設けられた回転調整機構55を用いて、鏡筒21の軸心Z回りの回転角度を手動調整される。回転角度の調整後に、フレーム40は、ブラケット50に対して長孔523およびネジ孔533を介して固定ネジ525、535により固定される。これにより、カメラ本体10に内蔵された撮像素子の回転角度を調整することができる。
これにより、カメラは、剛性が向上されたフレーム40を介してブラケット50に固定される。よって、カメラ、フレーム40およびブラケット50からなる組立体の取付け剛性が向上する。
また、組立体の取付け剛性が向上されているので、撮像装置の設置時等において、鏡筒21の軸心Zのぶれによる影響を受けずに、回転調整機構55を用いて、撮像素子の回転角度を正確に調整することができる。
[5.支持機構60の構成]
図7は、支持機構60の構成を示す斜視図である。図8は、支持機構60に対するブラケット50の取付け状況を示す後面斜視図である。
図8に示すように、撮像装置は、基台61と、ケース62と、ケース62を旋回軸Y−Y回りに旋回させる旋回機構63とを備える。ケース62は、カメラと、カメラを揺動軸X−X回りに上下に揺動させる揺動機構64をシールにより液密に収容する。ここで、基台61、旋回機構63、揺動機構64は、支持機構60を構成する。
旋回機構63は、いずれも図示しないが、基台61の内部に設けられたモータと、モータの出力軸に取付けられた出力ギアと、ケース62の下端に設けられた従動ギアと、出力ギアおよび従動ギアを連結する歯車機構等により構成される。カメラは、基台61により旋回可能に支持され、旋回機構63により旋回軸Y−Y回りに所定角度の範囲で左右に旋回される。
ケース62には、カメラの前方に臨む箇所に開口621が設けられる。なお、ケース62は、互いに着脱可能な前面ケース62および後面ケース(不図示)により構成される。
揺動機構64は、底板641、底板641の左右から立設された側板642等からなる、フレームを有している。フレームは、底板641が前面ケース62の底板622に取付けられる。カメラは、左右の側板642の間で揺動可能に支持され、揺動機構64により揺動軸X−X回りに所定角度の範囲で上下に揺動される。
揺動機構64は、いずれも図示しないが、モータと、モータの出力軸に取付けられたプーリと、カメラの側部に設けられたプーリに掛け渡されたベルト等により構成される。モータは、左右の側板642の内側に配置され、プーリおよびベルトは、左側の側板642に配置される。これにより、モータの駆動により、カメラが揺動軸X−X回りに鉛直面内で揺動するように構成される。
これにより、組立体の取付け剛性が向上されているので、撮影時において、カメラ本体10の振動、鏡筒21の軸心Zのぶれ等による影響を受けずに、カメラが旋回、揺動可能となる。
なお、図8に示す例では、ブラケット50の後部にウェイト取付け部材65を介してバランス用ウェイト66が装着されている。バランス用ウェイト66は、エクステンダーレンズ20の装着により鏡筒21の先端側に移動した重心位置を、鏡筒21の後側、特にカメラの旋回軸Y−Y上に移動するために用いられる。
[6.フロントパネル71の構成]
図9は、フロントパネル71の構成を示す斜視図である。ケース62の全面は、フロントパネル71および化粧ケース72により覆われる。フロントパネル71は、フロントパネル71の前面に装着されるパネル凸部711を含む。
パネル凸部711は、エクステンダーレンズ20の装着により長尺化したカメラを収容するために設けられる。これにより、長距離焦点レンズの装着時でも、カメラの揺動角度および視野角度の条件を維持できる。
パネル凸部711は、枠上の部材であり、その中央部に開口712が設けられる。開口712には、雨滴、鳥・虫等の糞の付着を抑制するために、下向きに傾斜して透過板(不図示)が取付けられる。また、パネル凸部711には、上方からレンズカバー32を通じて撮像光学系への光線の直射を抑制するために、その上面に庇部713が設けられ、その側面の周囲には、雨水を下方に導くために、U字溝714が設けられる。
以上説明したように、本実施形態に係る撮像装置によれば、鏡筒21を装着されたカメラ本体10とフレーム40等からなる組立体を支持機構60に対して取付ける際に、カメラ本体10とともに鏡筒21がフレーム40に固定されるので、カメラ本体10のみを固定する場合に比して、組立体の剛性が向上する。特に、カメラ本体10および鏡筒21をフレーム40に固定することで、カメラ本体10に対して鉛直・水平方向で生じるトルク(Tx、Ty)を抑制できる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
10 カメラ本体
11、13 固定面
12、14 ネジ孔
20 エクステンダーレンズ
21 鏡筒
22 固定部材
23 固定面
24 長孔
30 ズームレンズ
40、80 フレーム
411、421、431 固定面
412、422、432 ネジ孔
413、423、438 固定ネジ
50、90 ブラケット
60 支持機構

Claims (9)

  1. 撮像素子を有するカメラ本体と、
    前記撮像素子に被写体像を導く撮像光学系を有する鏡筒と、
    前記鏡筒を装着された前記カメラ本体を支持機構に対して保持するフレームと、
    前記フレームに前記カメラ本体を固定するとともに、前記フレームに前記鏡筒を固定する固定部と、
    を備える撮像装置。
  2. 前記固定部は、前記フレームに設けられた互いに対向する固定面を前記カメラ本体の互いに対向する面に各々に固定するとともに、前記フレームの前板に設けられた固定面を前記鏡筒の外周面に固定する、請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記固定部は、前記フレームの上板および下板に設けられた固定面を前記カメラ本体の上面および下面に各々に固定する、請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記フレームは、箱状に連結された上板、下板、前板、および後板からなり、
    前記前板は、前記鏡筒が挿通される開口を有し、前記後板は、前記カメラ本体が挿通される開口を有する、請求項2に記載の撮像装置。
  5. 前記フレームに設けられた互いに対向する各固定面に、2以上の固定位置で前記カメラ本体が固定される、請求項2に記載の撮像装置。
  6. 前記前板に2以上の固定位置で前記鏡筒が固定される、請求項2に記載の撮像装置。
  7. 前記鏡筒は、ズームレンズと前記カメラ本体との間に装着されるエクステンダーレンズの鏡筒である、請求項1に記載の撮像装置。
  8. 前記カメラ本体の旋回機構および揺動機構を有する支持機構に対して、前記フレームを介して前記カメラ本体を保持するブラケットをさらに備える、請求項1に記載の撮像装置。
  9. 前記フレームは、前記鏡筒の軸心回りに前記カメラ本体を回動可能な状態で、前記ブラケットに対して前記カメラ本体を保持する、請求項8に記載の撮像装置。
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