JP2010265000A - 衝撃波処理のための食品用包装構造 - Google Patents
衝撃波処理のための食品用包装構造 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2010265000A JP2010265000A JP2009117100A JP2009117100A JP2010265000A JP 2010265000 A JP2010265000 A JP 2010265000A JP 2009117100 A JP2009117100 A JP 2009117100A JP 2009117100 A JP2009117100 A JP 2009117100A JP 2010265000 A JP2010265000 A JP 2010265000A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bag
- shock wave
- cup
- food
- packaging structure
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Packages (AREA)
- General Preparation And Processing Of Foods (AREA)
Abstract
【課題】衝撃波を与えて食品を処理する際、衝撃波により包装材にピンホールが発生することのない衝撃波処理のための食品用包装構造を提供する。
【解決手段】合成樹脂製の袋1もしくはカップの中に果物2と水などの液体を入れ、袋1もしくはカップ内に空気が存在しない状態で袋1もしくはカップを密閉状態とした。
【選択図】図2
【解決手段】合成樹脂製の袋1もしくはカップの中に果物2と水などの液体を入れ、袋1もしくはカップ内に空気が存在しない状態で袋1もしくはカップを密閉状態とした。
【選択図】図2
Description
本発明は、例えば果物などの食品を衝撃波処理する際に食品を包装する衝撃波処理のための食品用包装構造に関するものである。
従来から衝撃波処理により食品を軟化させる方法として、特許文献1に開示されているように、食品に1MPa以上500MPa以下の圧力を伴なう衝撃波を与え、食品を軟化させる方法が知られている。特許文献1に開示されている食品の処理方法で、衝撃波により食品の処理を行なう際、保護材で食品を真空状態で包装しておく方法が開示されている。
上記特許文献1に開示されている食品の処理方法で、りんごなどの果物を真空状態で包装して果物に衝撃波を与えて軟化させるような処理をする場合、りんごなどの果物には上端および下端に窪みがあるため、その部分で保護材の内側に空気溜まりが生じることになる。
このように保護材の内側で空気の溜まりが存在すると、保護材の外から果物に対して衝撃波を与えた場合、保護材の内側に溜まっている空気が圧縮されて発熱し、その熱で保護材(フィルム)が溶けてピンホールが発生するという問題があった。
本発明の目的は、このような課題を解決するものであり、衝撃波を与えて食品を処理する際、衝撃波により包装材にピンホールが発生することのない衝撃波処理のための食品用包装構造を提供することにある。
本発明の請求項1に記載の衝撃波処理のための食品用包装構造は、合成樹脂製の袋もしくはカップの中に食品と水などの液体を入れ、袋もしくはカップ内に空気が存在しない状態で袋もしくはカップを密閉状態としたことを特徴とする。
以上のように、本発明の衝撃波処理のための食品用包装構造は、合成樹脂製の袋もしくはカップの中に食品と水などの液体を入れ、袋もしくはカップ内に空気が存在しない状態で袋もしくはカップを密閉状態とすることにより、衝撃波処理の際に空気が圧縮されて発熱することによる袋もしくはカップの材料にピンホールが発生するという問題がない。
以下、本発明の実施の形態を、図面を用いて具体的に説明する。
先ず、図1〜図2に示す第1の実施の形態について説明すると、1は底部が広がるように作られたスタンディングパウチ形態の合成樹脂製袋で、この袋1の中にりんごなどの果物2を入れ、かかる状態で袋1の中に水を入れることにより、袋1の中の空気を抜くようにして袋1の上端をヒートシールにより閉じる。このように果物2が入れられた袋1の中には空気が存在しない。
先ず、図1〜図2に示す第1の実施の形態について説明すると、1は底部が広がるように作られたスタンディングパウチ形態の合成樹脂製袋で、この袋1の中にりんごなどの果物2を入れ、かかる状態で袋1の中に水を入れることにより、袋1の中の空気を抜くようにして袋1の上端をヒートシールにより閉じる。このように果物2が入れられた袋1の中には空気が存在しない。
かかる包装状態で袋1の外から果物2に例えば1MPa以上500MPa以下の圧力を伴なう衝撃波を与えて果物2の細胞の細胞壁を破壊して軟化させるような処理をするのであるが、そのとき袋1の中には空気が存在しないので、衝撃波により袋1の材料が溶けてピンホールが発生するという問題を解決できる。
上記のように衝撃波処理された果物2は袋1の中に水とともに密閉状態で入れられて店で販売に供され、購入した消費者は袋1の上端を開口して内部の水を取り出し、果物2にストローを突き刺すなどしてジュースを飲むことができるものである。
次に、図3〜図4に示す第2の実施の形態について説明すると、この実施の形態では合成樹脂製のシートからなるカップ3の中にりんごなどの果物2を入れ、かかる状態でカップ3の中に水を入れるとともにカップ3内に空気が存在しない状態でカップ3の上端に合成樹脂製のシートからなる蓋4をヒートシールにより接合させて閉じる。
かかる包装状態でカップ3の外から果物2に例えば1MPa以上500MPa以下の圧力を伴なう衝撃波を与えて果物2の細胞の細胞壁を破壊して軟化させるような処理をするのであるが、そのときカップ3の中には空気が存在しないので、衝撃波によりカップ3の材料が溶けてピンホールが発生するという問題を解決できる。
そして、この第2の実施の形態の場合、衝撃波処理された果物2はカップ3の中に水とともに密閉状態で入れられて店で販売に供され、購入した消費者はカップ3の上端の蓋4を剥して内部の水を取り出し、果物2にストローを突き刺すなどしてジュースを飲むことができるものである。
なお、上記した食品用包装構造の対象となる食品は、上記したりんごなどの果物の他、食肉などであっても良い。また、袋1やカップ3の中に入れられる水の代わりに、食品が食肉の場合は調味液を入れるようにすれば、固い筋が切られた食肉に調味液をしみ込ませることができる。
さらに、袋1やカップ3の形は上記実施の形態に限定されるものではなく、例えば袋1の場合は、三方袋など、スタンディングパウチ形態以外のものでも実施できることは言うまでもない。
本発明の食品用包装構造は、合成樹脂製の袋もしくはカップの中に食品と水などの液体を入れ、袋もしくはカップ内に空気が存在しない状態で袋もしくはカップを密閉状態とすることにより、衝撃波処理の際に空気が圧縮されて発熱することによる袋もしくはカップのピンホールの発生を防止する衝撃波処理のための食品用包装構造である。
1 袋
2 果物
3 カップ
4 蓋
2 果物
3 カップ
4 蓋
Claims (1)
- 合成樹脂製の袋もしくはカップの中に食品と水などの液体を入れ、袋もしくはカップ内に空気が存在しない状態で袋もしくはカップを密閉状態としたことを特徴とする衝撃波処理のための食品用包装構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009117100A JP2010265000A (ja) | 2009-05-14 | 2009-05-14 | 衝撃波処理のための食品用包装構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009117100A JP2010265000A (ja) | 2009-05-14 | 2009-05-14 | 衝撃波処理のための食品用包装構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010265000A true JP2010265000A (ja) | 2010-11-25 |
Family
ID=43362373
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009117100A Pending JP2010265000A (ja) | 2009-05-14 | 2009-05-14 | 衝撃波処理のための食品用包装構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2010265000A (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63209563A (ja) * | 1987-02-25 | 1988-08-31 | Chobe Taguchi | 鳥獣肉の軟化法 |
JP2008520249A (ja) * | 2004-11-19 | 2008-06-19 | ハイドロダイン インコーポレイテッド | 食肉処理方法及びその装置 |
-
2009
- 2009-05-14 JP JP2009117100A patent/JP2010265000A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63209563A (ja) * | 1987-02-25 | 1988-08-31 | Chobe Taguchi | 鳥獣肉の軟化法 |
JP2008520249A (ja) * | 2004-11-19 | 2008-06-19 | ハイドロダイン インコーポレイテッド | 食肉処理方法及びその装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP3232799B1 (en) | Process for the production of a packaged food product | |
MY154260A (en) | Zippered pouch with spout | |
JP2008081170A (ja) | 即席麺包装体 | |
JP2010265000A (ja) | 衝撃波処理のための食品用包装構造 | |
KR101725321B1 (ko) | 김 포장재 및 포장방법 | |
JP4440866B2 (ja) | 竹の子の包装体の製造方法 | |
JP4904147B2 (ja) | 包装即席食品、及び該包装即席食品とカップ状容器のセット、並びにその調理方法 | |
JP2006262887A (ja) | 湯葉の製造方法、湯葉、湯葉の取り上げ具、及び湯葉製造キット | |
KR101217100B1 (ko) | 식품의 가스충전 포장방법과 포장장치 | |
JP2010124714A (ja) | 核果類の搾汁方法と該方法に用いる搾汁装置 | |
CN203473452U (zh) | 一种单向排气带嘴咖啡袋 | |
JP2857172B2 (ja) | 個包装体の製造方法 | |
US20190335791A1 (en) | Cooking Device and Method | |
JPS6049772A (ja) | 貝殻付き貝類の包装体 | |
US20180070758A1 (en) | Cooking Device and Method | |
US10583958B2 (en) | Container for preserved food with a flexible bottom, and corresponding production method | |
JP2005118004A (ja) | 容器詰め食品の製造方法 | |
CN102475113A (zh) | 一种柑桔软罐头 | |
JP2004067116A (ja) | 氷菓子用宅配容器 | |
RU39571U1 (ru) | Упаковка для пищевых продуктов | |
JP2008273590A (ja) | ストロー包装体 | |
JP3939712B2 (ja) | 竹の皮の真空包装方法 | |
CN201268456Y (zh) | 保鲜包装盒 | |
JP2010264999A (ja) | 衝撃波処理のための食品用包装構造 | |
JP2005225518A (ja) | 食用殻付き包装貝及びその製造方法、並びにこれに用いる貝収容シート |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20120509 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130719 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130820 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20140107 |