JP2010264687A - ポンプの羽根車の成形型、およびその成形方法 - Google Patents

ポンプの羽根車の成形型、およびその成形方法 Download PDF

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Abstract

【課題】簡単な構成で、円板状の主板と、円環状の側板と、主板と側板との間に複数設けられて液体の導出路を互いの間に形成する羽根とを備え、導出路の高さが径方向内側から径方向外側に向かって漸次低くなっており、且つ、羽根が周方向に湾曲しており、主板、側板、および各羽根が一体に成形されてなる、ポンプの羽根車を確実に成形することが可能な成形型およびその成形方法を提供する。
【解決手段】スライドコア13は、側板2側に位置する第1スライドコア15と、主板1側に位置する第2スライドコア16とから構成され、成形時に互いに重ねられ、成形後に最初に第1スライドコア15のみが退避移動することが可能に形成されると共に、第2スライドコア16の径方向内側に位置する先端の高さH2が導出路4の径方向外側に位置する開口の高さL2以下に形成されている。
【選択図】図14

Description

本発明は、ポンプの羽根車の成形型、およびその成形方法に関し、特に、回転駆動手段に接続される円板状の主板と、該主板と対向して配置される円環状の側板と、前記主板と前記側板との間に複数設けられて互いの間に液体の導出路を形成する羽根とを備え、前記導出路の高さが径方向内側から径方向外側に向かって漸次低くなっており、且つ、羽根が周方向に湾曲しており、前記主板、前記側板、および前記各羽根が一体に成形されてなる、ポンプの羽根車を成形するための成形型、およびその成形方法に関するものである。
液体を送り出すためのポンプの羽根車は一般に、図19および図20に参照されるように、円板状の主板(羽根車本体ともいう)1’と、主板1’と対向して且つ同軸に配設され中央に導入口(吸込み部ともいう)6’が形成された円環状の側板(シュラウドともいう)2’と、主板1’と側板2’との間に周方向に互いに間隔を隔てて放射状に配設された複数の羽根(翼ともいう)3’とを備えており、主板1’と側板2’との間隔が径方向内側から径方向外側に向かって漸次狭くなっており、且つ、羽根3’がたとえばインボリュート曲線など周方向に湾曲させて形成されており、主板1’と側板2’と互いに隣接する羽根3’とによって導出路4’が形成されている。このような羽根車は、ポンプのケーシング内に収容され、主板1’のボスが電動モータなどの回転駆動手段に接続される。そして、ケーシング内で回転駆動手段によって回転駆動されることにより、側板2’の中央の導入口6’から液体を吸い込み、遠心力によって導出路4’から径方向外側に液体を吐出する。
このような液体を送り出すためのポンプ用の羽根車を樹脂などで製造する場合、主板1’と側板2’との間隔が径方向内側から径方向外側に向かって漸次狭くなっており、また、羽根3’がたとえばインボリュート曲線などのように周方向に湾曲しているため、従来の一般的な技術としては、図19および図20に示すように、主板1’に羽根3’を一体に成形したものと、側板2’とをそれぞれ射出成形などによって個別に成形し、主板1’と一体に成形された羽根3’と側板2’とを接合することが知られている。そして、羽根3’の側板2’と接合する部分にボス3Xを成形するとともに、このボス3Xと対応させて側板2’に孔2Xを形成して、ボス3Xを孔2Xに挿通して軟化させてその先端を潰したり、あるいは、接着剤を塗布するなどして羽根3’と側板2’とを接合している。
また、羽根車を一体に成形するための従来の技術としては、たとえば特許文献1(特開平7−16884号公報)や特許文献2(特開平9−250492号公報)などが知られている。特許文献1には、固定型及び可動型によって構成されたキャビティ内に樹脂を注入して複数枚の羽根を有する樹脂製ファンを一体成形する成形用金型であって、可動型板を固定型板に対して開閉自在に設け、前記固定型板と前記可動型板間のアンダーカットを有する羽根形成部に、羽根入子の後退を防止するロッキングブロックを有する複数の羽根入子(キャビスライドおよびコアスライド)を、型開き方向およびそれに直交する面内で接離自在に設け、成形終了後に前記羽根入子を前記可動型の動きに合わせ時間差を生じるように、放射方向外方に後退するように構成されていることを特徴とする成形用金型が開示されている。
また、特許文献1には、固定型および可動型で形成されたキャビティ内に樹脂を注入して複数枚の羽根を有する樹脂製ファンを一体成形する成形方法において、キャビティ内に樹脂を注入し成形が完了した後、可動型を開いてキャビスライドのロッキングブロックを解除してキャビスライドを後退させ、次いでコアスライドのロッキングブロックを解除してコアスライドを後退させてアンダーカット部の拘束を除去した後、成形品を取り出すことを特徴とする樹脂製ファンの一体成形法が開示されている。
そして、特許文献1には、「 コア入子27の外方には、それぞれ図10、図13に示した各羽根2の凸曲面、凹曲面を形成する複数のコアスライド24(羽根入子24)がコアスライド取付板22に取り付けて配置され、またキャビティ入子26の外方には複数のキャビスライド23(羽根入子23)が固定型板20に取り付けて配置されている。このようにコアスライド24及びキャビスライド23からなる羽根入子23、24は、金型軸線に直交する面内において放射状に配置されており、相互に接近離間自在とされ、且つそれらは型開方向に配置されている。」(0015)、「 また、各羽根入子23、24には、金型外部に設けられた油圧シリンダ39、39の出力軸40、40がそれぞれ取付部材41、41を介して結合されており、各羽根入子23、24を必要に応じて移動させ得るようにしてある。」(0017)などと記載されている。
一方、特許文献2には、回転中心部に配置されたボスと、該ボスの外径方向に延びるハブと、前記回転中心部を中心とする円上に配置された複数のブレードと、シュラウド内径より大きな外径を持つハブを有する遠心送風機の羽根車の製造方法において、前記ハブと前記シュラウドと前記ブレードの間の空間相当に位置に設けられ、前記ハブ側の下コアと、前記シュラウド側に配置され前記ハブと接触しないように回転可能な上コアとを備えた金型を準備し、この金型に成形材を流し込み、成形材が固化した後、前記下コアを放射状に引き抜き、つぎに上コアを回転させて引き抜くことを特徴とする遠心送風機の羽根車の製造方法が開示されている。
そして、特許文献2には、「上面より見たブレード4の形状は図4に示す如く、ブレード401の回転方向反対側の線上のシュラウド5の外径からコア内径までの任意の点での接線とブレード402の回転方向側の線上のシュラウド5の外径からコア内径までの任意の点での接線とが、シュラウド5の外径方向において交点を持たず、シュラウド5の外径より内側で交点を持った形状となっている。」(0017)、「よって、図示した接線どうしのなす角度が最も小さくなる角度θ0の範囲の外径方向に放射状に図4でコアD01は、コアD02の如く抜けることになる。」(0018)、「金型は図13の如くハブ3側の一方D3と、もう一方のコアD4に二分割して構成し、型締めを行い合成樹脂等を流し込む。つぎに、二分割されたコアD3、D4のうちD3をハブ3の外径方向に引き抜き、固定金型B3より引き離す。そして、もう一方のコアD4をハブ3の回転軸に沿って移動させハブ3の外径方向に引き抜く。続いて、可動金型A3を上に引き抜くことができる。」(0025)などと記載されている。
特開平7‐16884号公報 特開平9−250492号公報
しかしながら、上記従来の技術のうち、図19および図20に示したように、主板1’に羽根3’を一体に成形したものと、側板2’とをそれぞれ射出成形などによって成形する場合にあっては、主板1’と一体に成形された羽根3’と側板2’とを接合するなどして一体化させるための工程や接合強度などの検査の工程が必要となり、また、個別に成形するための金型をそれぞれ用意しなければならないため、製造コストがかかるという問題があった。また、主板1’と一体に成形された羽根3’と側板2’とを確実に接合するのは困難であり、特に液体を送り出すためのポンプに用いるものである場合、送り出す液体の抵抗や送り出す圧力などによって分解する可能性があるという問題があった。さらに、主板1’と一体に成形された羽根3’と側板2’とを接合する際のズレなどによって羽根車が偏心することもあり、この偏心に対する検査や調整に手間がかかり、この調整を怠ると、駆動手段に接続されてケーシング内で回転駆動するときにバランスを崩して、騒音の原因となったり、破損するおそれがあるなどの問題があった。さらにまた、羽根3’と側板2’との接合面積を確保するために、羽根3’の厚さを厚くするなどの必要があることから、羽根車の成形に使用する材料を削減することが困難であるという問題や、羽根車の軽量化を図ることが困難であるなどの問題もあった。
また、上記従来の技術のうち、特許文献1にあっては、帽子型の取付板と、リング状の空気整流兼補強板と、放射方向に配列された軸方向の複数枚の羽根とを有する天井設置型エアコンディショナー用の樹脂製ファン(つまり、送り出す対象は気体である。)を製造するためのものであり、本発明の液体を送り出すためのポンプと比較して、取付板1(本発明の主板に相当する)と空気整流兼補強板(本発明の側板に相当する)との間の間隔が大きく、また、リング状の空気整流兼補強板の径方向幅が極めて小さいため、取付板と空気整流兼補強板と互いに隣接する羽根2とによって形成される空間(本発明の導出路に相当する)の形状に応じて複数の羽根入子(本発明のスライドコアに相当する)を容易に設けることができる。しかしながら、本発明の送り出す対象が液体であるポンプに用いられる羽根車では、主板と側板との間の間隔が気体を送り出すためのファンと比較して極めて小さく、しかも、径方向内側から径方向外側に向かって漸次狭くなっていることから、導出路の形状に応じて複数のスライドコアを径方向外側に抜き出し可能に設けることは容易ではない。そして、特許文献1では、複数の羽根入子を、成形終了後にそれぞれ可動型の動きに合わせ時間差を生じるように、放射方向外方へ後退させるよう制御する必要があるものであるため、成形金型の構造が複雑となり、羽根入子の移動制御が煩雑となり、型開きから製品の取出しまでを含む成形時間がかかることから生産性を向上させることが困難であるという問題があった。さらに、特許文献1では、油圧シリンダによって羽根入子を型開き方向と直交する方向に直線移動させるよう構成されているため、互いに隣接する羽根入子の間で成形される羽根は、その表面が略平面の形状に限定され、たとえばインボリュート曲線などのように周方向に湾曲した形状に成形することができない。仮に、油圧シリンダによって羽根入子を直線移動させるよう構成された成形型を用いて、たとえばインボリュート曲線などのように周方向に湾曲した形状の羽根を成形すると、羽根が変形したり破損するなどして羽根車の歩留まりが悪化することになる。また、仮に、湾曲した羽根の曲面に応じて羽根入子を移動させることができたとしても、羽根入子を退避移動させようとしたときに、図21に示すように互いに隣接する羽根入子(図21では符号13’で示す)が干渉して、互いに隣接する羽根3の間に形成される導出路4から羽根入子13’を完全に退避移動させることができず、したがって、成形された羽根車を取り出すことができない。
また、上記従来の技術のうち、特許文献2にあっては、特許文献1と同様に、気体を送り出すための遠心送風機の羽根車を成形するためのものであり、ハブ(本発明の主板に相当する)とシュラウドとの間隔が大きく、また、シュラウドの径方向幅が極めて小さいため、ハブとシュラウドと互いに隣接するブレードとによって形成される空間(本発明の導出路に相当する)の形状に応じて上コアと下コア(本発明のスライドコアに相当する)を容易に設けることができたとしても、液体を送り出すためのポンプの羽根車に適用することはできない。そして、特許文献2にあっては、二分割されたコアD3、D4のうちD3をハブ3の外径方向に引き抜き、もう一方のコアD4をハブ3の回転軸に沿って移動させてからハブ3の外径方向に引き抜くことが記載されており(0025)、コアの移動制御が複雑で、成形に時間がかかるなどの問題もあった。さらにまた、特許文献2にあっては、図4に示された矢印やコアを外径方向に放射状に抜く旨の記載などから、コアを直線状に移動することしか想定されておらず、さらに、ブレードは、シュラウドの外径からコア内径までにおいて、その回転方向反対側の線上の任意の点での接線と回転方向側の線上の任意の点での接線との交点が、シュラウドの外径より外でなく、シュラウドの外径より内側に位置するような形状に限定されており、たとえばインボリュート曲線のようにコアを直線状に抜くことができないように湾曲した形状のブレードを成形することはできない。仮に、特許文献2のようにコアを直線状に移動させる成形型を用いて、たとえばインボリュート曲線などのように周方向に湾曲した形状の羽根を成形すると、羽根が変形したり破損するなどして羽根車の歩留まりが悪化することになる。また、仮に、湾曲した羽根の曲面に応じてコアを移動させることができたとしても、特許文献1と同様に、コアを退避移動させようとしたときに、図21に示すように互いに隣接するコア(図21では符号13’で示す)が干渉して、互いに隣接する羽根3の間に形成される導出路4からコア13’を完全に退避移動することができず、したがって、成形された羽根車を取り出すことができない。
本発明は上述した問題に鑑みてなされたもので、簡単な構成で、回転駆動手段に接続される円板状の主板と、該主板と対向して配置される円環状の側板と、前記主板と前記側板との間に複数設けられて液体の導出路を互いの間に形成する羽根とを備え、前記導出路の高さが径方向内側から径方向外側に向かって漸次低くなっており、且つ、羽根がたとえばインボリュート曲線のように周方向に湾曲しており、前記主板、前記側板、および前記各羽根が一体に成形されてなる、ポンプの羽根車を確実に成形することが可能な成形型およびその成形方法を提供することを目的とする。
請求項1のポンプの羽根車の成形型に係る発明は、上記目的を達成するため、回転駆動手段に接続される円板状の主板と、該主板と対向して配置される円環状の側板と、前記主板と前記側板との間に複数設けられて互いの間に液体の導出路を形成する羽根とを備え、前記導出路の高さが径方向内側から径方向外側に向かって漸次低くなっており、且つ、羽根が周方向に湾曲しており、前記主板、前記側板、および前記各羽根が一体に成形されてなる、ポンプの羽根車を成形するための成形型であって、相対向して配置されて開閉する金型と、該金型の型開閉方向と異なる方向に移動可能に設けられ前記導出路を成形する複数のスライドコアとを備えており、各スライドコアは、前記側板側に位置する第1スライドコアと、前記主板側に位置する第2スライドコアとから構成されており、該第1スライドコアと第2スライドコアは、成形時に互いに重ねられ、第1スライドコアと第2スライドコアは、互いに重ねた状態から成形後に最初に第1スライドコアのみが退避移動することが可能な形状に形成されると共に、第2スライドコアの径方向内側に位置する先端の高さが導出路の径方向外側に位置する開口の高さ以下に形成されており、成形後に、最初に前記第1スライドコアのみを退避移動させ、次いで前記第2スライドコアを後退移動させると共に径方向外側に移動させることにより導出路の外に退避移動させるスライドコア移動機構を備えていることを特徴とするものである。
また、請求項2のポンプの羽根車の成形方法に係る発明は、上記目的を達成するため、回転駆動手段に接続される円板状の主板と、該主板と対向して配置される円環状の側板と、前記主板と前記側板との間に複数設けられて互いの間に液体の導出路を形成する羽根とを備え、前記導出路の高さが径方向内側から径方向外側に向かって漸次低くなっており、且つ、羽根が周方向に湾曲しており、前記主板、前記側板、および前記各羽根が一体に成形されてなる、ポンプの羽根車を成形するための成形方法であって、相対向して配置されて開閉する金型と、該金型の型開閉方向と異なる方向に移動されて、主板、側板、および互いに隣接する羽根によって形成される導出路を成形するための複数のスライドコアとを備え、各スライドコアは、成形時には互いに重ねられ、前記側板側に位置する第1スライドコアと、前記主板側に位置する第2スライドコアとにより構成され、第1スライドコアと第2スライドコアは、互いに重ねた状態から成形後に最初に第1スライドコアのみが退避移動することが可能な形状に形成されると共に、第2スライドコアの径方向内側に位置する先端の高さが導出路の径方向外側に位置する開口の高さ以下に形成されてなる成形型を準備し、成形後に、最初に前記第1スライドコアのみを退避移動させ、次いで前記第2スライドコアを後退移動させると共に径方向外側に移動させることにより導出路の外に退避移動させることを特徴とするものである。
請求項1の発明によれば、導出路を成形する各スライドコアを、側板側に位置する第1スライドコアと、前記主板側に位置する第2スライドコアとから構成し、第1スライドコアと第2スライドコアを、互いに重ねた状態から成形後に最初に第1スライドコアのみが退避移動することが可能な形状に形成すると共に、第2スライドコアの径方向内側に位置する先端の高さを導出路の径方向外側に位置する開口の高さ以下に形成して、互いに重ねた状態で羽根車を成形する。そして、成形が完了したら、スライドコア移動機構によって、最初に前記第1スライドコアのみを退避移動させ、次いで前記第2スライドコアを後退移動させると共に径方向外側に移動させることにより導出路の外に退避移動させる。これにより、導出路の高さが径方向内側から径方向外側に向かって漸次低くなっており、且つ、周方向に湾曲するよう成形された羽根が成形された羽根車の導出路からスライドコアが無理なく外に退避移動することができ、主板と側板と各羽根が一体に成形されてなる、ポンプの羽根車を確実に成形することが可能な成形型を提供することができる。
請求項2の発明によれば、各スライドコアを、成形時には互いに重ねられ、側板側に位置する第1スライドコアと、主板側に位置する第2スライドコアとにより構成し、第1スライドコアと第2スライドコアを、互いに重ねた状態から成形後に最初に第1スライドコアのみが退避移動することが可能な形状に形成すると共に、第2スライドコアの径方向内側に位置する先端の高さが導出路の径方向外側に位置する開口の高さ以下に形成してなる成形型を準備して羽根車を成形する。そして、成形が完了したら、最初に前記第1スライドコアのみを退避移動させ、次いで前記第2スライドコアを後退移動させると共に径方向外側に移動させることにより導出路の外に退避移動させることにより、導出路の高さが径方向内側から径方向外側に向かって漸次低くなっており、且つ、周方向に湾曲するよう成形された羽根が成形された羽根車の導出路からスライドコアが無理なく外に退避移動することができ、主板と側板と各羽根が一体に成形されてなる、ポンプの羽根車を確実に成形することが可能な方法を提供することができる。
本発明により成形されるポンプの羽根車の実施の一形態を示す部分断面図である。 図1に示したポンプの羽根車の実施の一形態を示す平面図である。 本発明の成形型の実施の一形態における構成全体を概念的に示した断面図である。 図3に示した可動型の各スライドコアが閉じた状態を説明するために示した平面図である。 図5は、図3に示した可動型の各スライドコアが退避するよう後退移動して開いた状態を説明するために示した平面図である。 第1スライドコアの形状を説明するために上方(A)および下方(B)から見た状態を示した斜視図である。 第2スライドコアの形状を説明するために上方(A)および下方(B)から見た状態を示した斜視図である。 成形時の第1スライドコアと第2スライドコアを重ねた状態を説明するために示した平面図である。 図8のC−C断面において、第1スライドコアが第2スライドコアに対して後退移動する状態を説明するために示した斜視図である。 図8のD−D断面において、第1スライドコアが第2スライドコアに対して後退移動する状態を説明するために示した斜視図である。 ベースプレートの構成を説明するために示した平面図である。 第2スライドコアの基部の孔に挿入されたボールをベースプレートの溝内で転動させる構成を説明するために示した部分断面図である。 回転プレートの構成を説明するために示した平面図である。 第1スライドコアと第2スライドコアの退避移動を説明するために概念的に示した断面図である。 成形時のスライドコアが退避移動していないときの状態を説明するために示した部分平面図である。 図15の状態から回転プレートをさらに回転させて第1スライドコアだけを第2スライドコアに対して退避移動させた状態を説明するために示した部分平面図である。 図16の状態から回転プレートをさらに回転させて第2スライドコアの後退移動を開始して、その先端の向きを外側に向ける状態を説明するために示した部分平面図である。 図17の状態から回転プレートをさらに回転させて第2スライドコアを径方向外側に移動させて、導出路からスライドコアを完全に退避移動させた状態を説明するために示した部分平面図である。 主板に一体成形された羽根とこれとは別に成形された側板とを接合する従来のポンプの羽根車を示す部分断面図である。 図19に示した羽根が一体成形された主板を示す平面図である。 特許文献1における羽根入子または特許文献2におけるコアを湾曲した羽根の曲面に応じて移動させる場合に、互いに隣接する羽根入子またはコアが干渉して、互いに隣接する羽根の間に形成される導出路から羽根入子またはコアを完全に退避移動させることができず、成形された羽根車を取り出すことができない状態を説明するために概念的に示した平面図である。
最初に、本発明により成形されるポンプの羽根車の形状の実施の一形態を、図1および図2に基づいて説明する。なお、以下の説明において、同様の部分または相当する部分については同一符号を付してその説明を省略する。また、以下の説明において、特にことわりがない限り、内側および外側とは羽根車の径方向の内側および外側を意味し、周方向とは羽根車の周方向を意味することとする。
本発明により成形されるポンプの羽根車は、概略、回転駆動手段に接続される円板状の主板1と、この主板1と対向して配置される円環状の側板2と、主板1と側板2との間に複数(この実施の形態では6枚)設けられて互いの間に液体の導出路4を形成する羽根3とを備え、導出路4の高さが径方向内側から径方向外側に向かって漸次低くなっており、且つ、羽根3が周方向に湾曲しており、主板1、側板2、および各羽根3が一体に成形されてなるものである。
主板1は、円板状であり、中央には下方に延びるようにボス5部が形成されている。側板2は、その中心に液体の導入口6が形成されており、外周縁が主板1と同じ径を有する円環状に成形されている。そして、側板2は、主板1の表面との間隔が径方向内側から径方向外側に向かって漸次狭くなるように、主板1の表面に対して傾斜している。図2に平面図で示すように、この実施の形態の場合、6枚の羽根3が、所定の間隔で放射状に配置されており、それぞれインボリュート曲線などを描くように周方向に湾曲している。各導出路4は、主板1と側板2の対向面と互いに隣接する羽根3、3の間の空間により形成される。羽根3が放射状に配置されていることから、径方向内側の周方向幅W1が径方向外側の周方向幅W2よりも狭くなっている。そして、主板1と側板2との間隔が径方向内側L1から径方向外側L2に向かって漸次狭くなっていることから、導出路4の高さは、径方向内側L1から径方向外側L2に向かって次第に低くなっている。
このように構成された羽根車を成形するために、本発明の成形型は、概略、相対向して配置されて開閉する一対の金型11、12と、この金型11、12の型開閉方向と異なる方向に移動可能に設けられ導出路4を成形する複数のスライドコア13と、スライドコア移動機構(後述する)を備えている。
各スライドコア13は、側板2側に位置する第1スライドコア15と、主板1側に位置する第2スライドコア16とから構成されており、この第1スライドコア15と第2スライドコア16は、図14に参照されるように、成形時に互いに重ねられ、成形後に最初に第1スライドコア15のみが退避移動することが可能に形成されると共に、第2スライドコア16の径方向内側に位置する先端の高さH2が導出路4の径方向外側に位置する開口の高さL2以下に形成されている。
スライドコア移動機構は、成形後に、最初に前記第1スライドコア15のみを退避移動させ、次いで前記第2スライドコア16を後退移動させると共に径方向外側に移動させて導出路4の外に退避移動させるものである。スライドコア移動機構の構成は後に詳しく説明する。
図3は、本発明の成形型の実施の一形態を説明するために概念的に示した断面図である。また、図4は、図3に示した可動型12の各スライドコア13が成形時の閉じた状態を説明するために示した平面図であり、図5は、図3に示した可動型12の各スライドコア13が成形後に退避するよう後退移動して開いた状態を説明するために示した平面図である。
図3のみに示すように、固定型11の可動型12と対向する下面の略中央に、可動型12内に相対的に進入して羽根車の側板2の上面や主板1のボス部5の内側などを成形する突出部30を備えている。また、固定型11の中央には溶融可塑化された成形材料をキャビティ内に導入するためのスプール部31およびゲート部32が形成されている。また、固定型11の角部には可動型12に設けられた位置合わせロッド45を受け入れる位置合わせ孔33が形成されている。
可動型12は、可動型本体40と、可動型枠体41と、可動型蓋体42と、羽根車の主板1の下面やボス部5の外側などを成形する成形部本体43と、可動型本体40に結合されたベースプレート44とを備えており、複数組のスライドコア13と後述するスライドコア移動機構が可動型12に設けられている。
図6には、第1スライドコア15の上方(A)および下方(B)から見た斜視図が示されており、図7には、第2スライドコア16の上方(A)および下方(B)から見た斜視図が示されている。また、図8には、成形時の第1スライドコア15と第2スライドコア16を重ねた状態を説明するために示した平面図が示されており、図9には、図8のC−C断面において、第1スライドコア15が第2スライドコア16に対して後退移動する状態を説明するために示した斜視図が示されており、図10には、図8のD−D断面において、第1スライドコア15が第2スライドコア16に対して後退移動する状態を説明するために示した斜視図が示されている。
図6、図8〜図10、および図14に示すように、第1スライドコア15は、導出路4を成形するための成形部50と基部51とからなり、成形部50は、先端面50aが固定型11の突出部30の導入口6を成形する部分の側面に衝合されるよう円弧状に形成され、側面50bが成形する羽根3の湾曲した形状(導出路4の側面の形状でもある)に応じて湾曲したクサビ状に成形されており、上面50cが側板2の傾斜と対応して傾斜しており、厚さがその全長にわたって略同じに設定されている。また、成形部50の第2スライドコア16に対して摺動する裏面は船底状に断面中央部が突出するよう成形されており、ガイド溝52が成形部50の湾曲に沿って長手方向に延びるように形成されている。基部51の上方の、成形部50と連続する内側面には、羽根車の側板2の外周端面2a(図1および図2を参照)を成形する円弧51aが形成されている。そして、基部51には、後述するスライドコア移動機構のシャフト79が挿通される貫通孔51bが形成されている。
図7〜図10、および図14に示すように、第2スライドコア16は、導出路4を成形するための成形部60と基部61とからなり、成形部60は、第1スライドコア15の成形部50と同様に、先端面60aが固定型11の突出部30の導入口6を成形する部分の側面に衝合されるよう円弧状に形成され、側面60bが成形する羽根3の形状に応じて湾曲したクサビ状に成形されており、上面60cは、第1スライドコア15の成形部50の裏面と対応して、断面中央部が窪むように成形されており、ガイド溝52と対応してガイドリブ62が形成されている(第1スライドコア15の成形部50の裏面の断面中央部が突出するように成形された形状と第2スライドコア16の成形部60の上面の断面中央部が窪むように成形された形状との関係については、後述する)。成形部60の厚さは、図14に示すように先端から基部に向かって側板2の傾斜と対応して漸次厚さが薄くなるように設定され、且つ、先端の高さ(厚さ)H2が羽根車の導出部4の径方向外側の開口の高さL2よりも低く(薄く)設定されている。基部61の上方の径方向内側と外側には、第1スライドコア15をガイドするよう保持する壁部61c、61dが形成されており、基部61の下方の、成形部60と連続する内側面には、成形部本体43の側面に衝合されて羽根車の主板1の外周端面1a(図1および図2を参照)を成形する円弧61aが形成されている。また、壁部61c、61dの内側面には、成形時(つまり、第1スライドコアが第2スライドコアに対して後退移動していない図8に示した状態)に第1スライドコア15の円弧51aと連続する円弧61eが形成されている。そして、基部61には、後述するスライドコア移動機構のシャフト79が挿通される長孔61bが貫通するように形成されている。長孔61bは第1スライドコア15の第2スライドコア16に対する移動方向(図8におけるC−C線を参照されたい)と対応して円弧状に形成されている。なお、図7などにおいて示された孔61fは、第1スライドコア15を保持するためのカバー63を取り付けるねじ孔である。また、この実施の形態では、3箇所の孔61gが基部61に形成されている。図12に示すように、孔61gのベースプレート44側端部は、その内部に挿入されたボール66が飛び出すことなく保持し得る径に縮径されている。ボール66の上方にはバネ67が配置されており、孔61gの上端部には栓部材68が締結されている。ボール66は、バネ67の付勢力によって孔61gから飛び出すことなく突出し、後述するベースプレート44に形成された溝47、48、49に係合し、その内部で転動することができる。さらに、基部61の下面には、後述するストッパ機構73のストッパピン65に係合されるための凹部64が形成されている。さらにまた、基部61の下方の内側後方内側面には、後述するように、後退移動する際にベースプレート44に設けられたピン46と係合して成形部60の先端を径方向外側に向けるためのカム部61jが形成されている。
図14に概念的に示すように、本発明では、第2スライドコア16の成形部60が側板2の傾斜と対応して先端60aから基部61に向かって漸次薄くなるように設定され、且つ、先端60aの高さ(厚さ)H2が羽根車の導出部4の径方向外側の開口の高さL2よりも低く(薄く)設定されていることにより、成形後に第1スライドコア15の成形部50のみを羽根車の導出部4から退避移動させ、その後、第2スライドコア16を後退させて導出部4から退避移動させることができる。
なお、図10の(A)などに参照されるように、成形時に第1スライドコア15と第2スライドコア16の成形部50、60が重ねられた状態で、互いの成形部50、60の側面50b、60bが密に接して成形材料の射出充填圧に耐えて成形部50、60の間から漏入するのを防止することができるよう成形されているが、この状態で、第2スライドコア16の成形部60の上面の断面中央部と第1スライドコア15の成形部50の下面の断面中央部との間には隙間Sが形成されている。このため、成形が完了して第2スライドコア16に対して第1スライドコア15が後退移動したときに、図10の(C)などに参照されるように、第1スライドコア15の裏面が船底状に成形された成形部50の湾曲したクサビ状の先端50aが、その先端50aの位置において断面中央部が窪むように成形された第2スライドコア16の成形部60の窪むように成形された断面中央部分に接するようになることにより、第1スライドコア15の成形部50と第2スライドコア16の成形部60との厚さがより薄くなって羽根車の導出部4の径方向外側開口から第1スライドコア15の成形部50を確実に退避移動させることができるよう構成されている。
ここで、スライドコア移動機構について説明する。スライドコア移動機構は、成形後に最初に第1スライドコア15のみを退避移動させ、次いで第2スライドコア16を後退移動させる遅延後退移動機構70と、第2スライドコア16を後退移動させつつその全体を径方向外側に移動させる径方向外側移動機構71と、さらに、その成形部60の先端を径方向外側に向けて移動させる向き変更移動機構72とを有している。遅延後退移動機構70は、さらに成形後の最初に第1スライドコア15のみを退避移動させるときに第2ライドコア16がつられて共に後退移動しないようにその移動を規制し、第1スライドコア15の退避移動が完了したときに第2スライドコア16の後退移動を許容するストッパ機構73を有している。
スライドコア移動機構は、スライドコア13と対応してレール77がそれぞれ形成された回転プレート75、76と、この回転プレート75、76のレール77にそれぞれ摺動可能に保持されたスライダ78と、スライダ78の間に設けられ第1スライドコア15の貫通孔51bと第2スライドコア16の長孔61bとベースプレート44の長孔44b(後述する)に挿通されるシャフト79とを備えている。図3に示したように、可動型12内には、互いに連結された一対の回転プレート75、76が中心軸回りに回転可能に保持されている。回転プレート75、76のレール77は、図13に示すように、中心軸に対して偏心し且つ径方向に対して所定の角度で傾斜するように形成されており、回転プレート76には各レール77の中間部において一方の周方向に隣接して傾斜面80と逃げ部81が連続するように凹設されている。回転プレート75、76には、その中心軸回りに回転駆動するために、ハンドル(手動の場合)やピニオンと噛合されるラックなどのギヤ(電動モータなどの動力を用いる場合)が取り付けられ、また、可動型枠体41には、これらのハンドルやギヤを可動型12の外部に出すための窓41aが形成されている。
一方、ベースプレート44には、図11などに示すように、シャフト79を挿通するための長孔44bが貫通して形成されており、また、表面に所定形状(この形状については後述する。)に延びる溝47、48、49が複数形成されている。さらに、ベースプレート44の、回転プレート76の傾斜面80および逃げ部81と対応する位置には、ストッパピン65を挿通する孔44cが形成されている。長孔44bは、シャフト79に挿通された第1スライドコア15および第2スライドコア16を導出路4の中心線(図8のC−C線を参照されたい)に沿って周方向および径方向に移動させるように延びる部分と、第1スライドコア15が退避移動した状態で第2スライドコア16を周方向だけでなく径方向外側に大きく移動させるように延びる部分とが連続するよう形成されている。
次に、本発明の成形方法の実施の一形態を、上述したように構成された成形型を用いて図1および図2に示したような羽根車を成形する場合によって、その成形型の作動と共に詳細に説明する。なお、以下の説明において、同様の部分または相当する部分については同一符号を付してその説明を省略する。
本発明により成形するポンプの羽根車の形状は、図1および図2に基づいて既に説明したとおりであり、概略、回転駆動手段に接続される円板状の主板1と、この主板1と対向して配置される円環状の側板2と、主板1と側板2との間に複数設けられて互いの間に液体の導出路4を形成する羽根3とを備え、導出路4の高さが径方向内側L1から径方向外側L2に向かって漸次低くなっており、且つ、羽根3が周方向に湾曲しており、主板1、側板2、および各羽根3が一体に成形されてなるものである。
また、本発明の方法によりポンプの羽根車を成形するに先立って、準備する成形型の構成は、上述したように、相対向して配置されて開閉する金型11、12と、この金型11、12の型開閉方向と異なる方向に移動されて、主板1、側板2、および互いに隣接する羽根3によって形成される導出路4を成形するための複数のスライドコア13とを備え、各スライドコア13は、成形時には互いに重ねられ、側板2側に位置する第1スライドコア15と、主板1側に位置する第2スライドコア16とにより構成され、第1スライドコア15と第2スライドコア16は、互いに重ねた状態から成形後に最初に第1スライドコア15のみが退避移動することが可能な形状に形成されると共に、第2スライドコア16の径方向内側に位置する先端の高さH2が導出路4の径方向外側に位置する開口の高さL2以下に形成されている。
そして、本発明の方法では、概略、成形後に、最初に第1スライドコア15のみを導出路4の中心線に沿って退避移動させ、次いで第2スライドコア16を導出路4の中心線に沿って後退移動させると共に径方向外側に大きく移動させることにより導出路4の外に退避移動させるものである。
本発明の方法によりポンプの羽根車を成形するに際しては、固定型11に対して可動型12が衝合され、また図3および図4に示したように、回転プレート75、76の位置は、各スライドコア13が固定型11の突出部30や可動型12の成形部本体43に当接するように前進した状態とされて、スライドコア13間に羽根車の羽根3を成形し得るキャビティを形成している。このとき、図14の(A)および図15に示すように、回転プレート75、76のレール77に保持されたスライダ78は中心側(径方向内側)に位置しており、スライダ78の間に設けられたシャフト79はベースプレート44の長孔44bの前進端に当接しており、且つ、第2スライドコア16の長孔61bの前進端に当接しており、第1スライドコア15と第2スライドコア16の成形部50、60が重ねられた状態とされている。そして、図10の(A)などに参照されるように、第2スライドコア16の成形部60の上面のガイドリブ62と側面60bとの間に隙間Sが形成されており、且つ、互いの成形部50、60の側面50b、60bが密に接して成形材料の射出充填圧に耐えて成形部50、60の間から内部に漏入するのを防止することができる状態となっている。この状態で、図示しない射出装置により、固定型11の中央に形成されたスプール部31およびゲート部32を介して溶融可塑化された成形材料をキャビティ内に導入し、成形材料を固化させて羽根車を成形する。
羽根車が成形されると、固定型11から可動型12を離間させて型開きし、回転プレート75、76を回転駆動する。このとき、図14の(B)および図16に示すように、スライダ78を保持するレール77が中心軸に対して偏心し且つ径方向に対して所定の角度で傾斜するよう回転プレート75、76に形成されていることにより、シャフト79が設けられたスライダ78は、回転プレート75、76の回転駆動による周方向の移動だけでなく、径方向にも徐々に移動することが許容され、ベースプレート44の長孔44bに挿通されたシャフト79は、長孔44bの延びる方向に沿って周方向および径方向外側に移動し、これにしたがって、シャフト79が貫通孔51bに挿通された第1スライドコア15も導出路4から成形部50が導出路4の中心線に沿って確実に外部に抜けるように退避するよう後退移動する。
ここで、本発明によるスライドコア13においては、図14に概念的に示したように、第1スライドコア15の成形部50の上面50cが側板2の傾斜と対応して傾斜しており、厚さがその全長にわたって略同じに設定されているが、第2スライドコア16の成形部60が側板2の傾斜と対応して先端から基部に向かって漸次薄くなるように設定され、且つ、先端の高さ(厚さ)H2が羽根車の導出部4の径方向外側の開口の高さL2よりも低く(薄く)設定されており、第1スライドコア15の貫通孔51bにシャフト79が挿通されている。さらに、この実施の形態においては、成形時の状態では第2スライドコア16の成形部60の上面のガイドリブ62と側面60bとの間に隙間Sが形成されているため、成形が完了して第1スライドコア15が第2スライドコア16に対して後退移動したときに、図10の(C)などに参照されるように、第1スライドコア15の裏面が船底状に成形された成形部50の湾曲したクサビ状の先端50aが、その先端50aの位置において断面中央部が窪むように成形された第2スライドコア16の成形部60の窪むように成形された断面中央部分に接するようになることにより、第1スライドコア15の成形部50と第2スライドコア16の成形部60との厚さがより薄くなることとなる。そのため、第1スライドコア15は、羽根車の導出路4の径方向外側開口から確実に退避移動することが可能となっている。
これに対して、第2スライドコア16は、その長孔61bにシャフト79が挿通されているため、長孔61bの後退端部にシャフト79が接するよう移動するまでは後退駆動されない。すなわち、成形型の遅延後退移動機構70は、第1スライドコア15の貫通孔51bと第2スライドコア16の長孔61bとに挿通されたシャフト79を含むことによって構成されている。
そして、図14の(B)に示したように、この時点では、回転プレート76の傾斜面80および逃げ部81がストッパ機構72のストッパピン65と対応する位置まで回転しておらず、したがって、ストッパ機構72のストッパピン65は回転プレート76の傾斜面80および逃げ部81以外の面またはスライダ78の表面に後端が当接されることによって下方に逃げることができず、ベースプレート44の表面から先端が突出し、第1スライドコア15の裏面に設けられた凹部64に係合されている。そのため、第1スライドコア15が退避移動するときに、これにつられて第2スライドコア16が後退移動するのが規制されている。そのため、羽根車が成形された後に回転プレート75、76を回転駆動すると、最初にシャフト79が貫通孔51bに挿通された第1スライドコア15のみが羽根車の周方向に湾曲するように成形された羽根3の間に形成された導出路4から抜けるように退避移動することとなる。
その後、さらに回転プレート75、76の回転によってシャフト79がベースプレート44の長孔44bに沿ってさらに移動し、第1スライドコア15が第2スライドコア16上で完全に退避移動し、これと同時に回転プレート76の傾斜部80がストッパピン65と対応する位置に移動して、図14の(C)に示すように、回転プレート76の逃げ部81がストッパピン65と対応する位置に移動すると、孔44c内に保持されたストッパピン65はその自重により後端が逃げ部81内に突出するよう降下し、その先端がベースプレート44の表面以下に位置するため、凹部64に対する係合を解除することとなる。そして、このときに、シャフト79が第2スライドコア16の長孔61bの後退端部に接するよう移動すると、第2スライドコア16は、その長孔61bの後退端部をシャフト79によって押されて、第1スライドコア15の退避移動から遅れて導出路4の中心線に沿って周方向および径方向に後退移動するよう駆動される。すなわち、ベースプレート44の孔44cに挿通されたストッパピン65と、第2スライドコア16に形成された凹部64と、回転プレート76に形成された傾斜面80および逃げ部81とによって、ストッパ機構73が構成されている。
さらに回転プレート75、76が回転駆動されると、図17に示すように、スライダ78に設けられたシャフト79は、ベースプレート44の長孔44bの、導出路4の中心線に沿って延びる部分から、第1スライドコア15が退避移動した状態で第2スライドコア16を周方向だけでなく径方向外側に大きく移動させるように延びる部分に移動し、第2スライドコア16全体が第1スライドコア15と共に周方向に後退移動しながら、径方向外側に大きく移動することとなる。すなわち、径方向外側移動機構71は、シャフト79が第2スライドコア16の長孔61bとベースプレート44の長孔44bに挿通されており、このシャフト79の移動をガイドするベースプレート44の長孔44bが導出路4の中心線に沿って延びる部分から連続して、第1スライドコア15が退避移動した状態で第2スライドコア16を周方向だけでなく径方向外側に大きく移動させるように延びる部分を形成されていることにより構成されている。
そして、第2スライドコア16全体が第1スライドコア15と共に周方向に後退移動しながら、径方向外側に移動するとき、図18に示すように、第2スライドコア16のカム部61jがベースプレート44に設けられたピン46に係合して、その成形部60の先端を径方向外側に向けるよう作用し、さらに、第2スライドコア16の基部61に設けられたボール66がベースプレート44の溝47、48、49内をそれぞれ転動することにより、図5に示したように、第2スライドコア16は、後退移動に伴って成形部60の先端が径方向外側に向けて方向を換えるよう移動される。これにより、各スライドコア13は、図21に対比させて示したように、後退移動したときであっても、互いに隣接する他のスライドコア13と干渉することがなく、羽根車の導出路4から確実に無理なく退避移動することができ、したがって、一体に成形された羽根車を変形させたり破損させることなく取り出すことができる。すなわち、向き変更移動機構72は、第2スライドコア16のカム部61jとベースプレート44に設けられたピン46、並びに、第2スライドコア16の基部61に設けられたボール66とこのボール66が転動するベースプレート44の表面に形成された溝47、48、49の、少なくとも一方によって構成されている。
1成形サイクルが完了して羽根車を取り出した後には、図4に矢印で示したように回転プレート75、76を回転駆動する。これにより、回転プレート75、76のレール77に保持されたスライダ78が中心側(径方向内側)に戻り、スライダ78の間に設けられたシャフト79がベースプレート44の長孔44bの前進端に当接し、且つ、第2スライドコア16の長孔61bの前進端に当接して、第1スライドコア15と第2スライドコア16の成形部50、60が重ねられた状態となる。そして、この状態で固定型11に可動型12を衝合すると、スライドコア13間に羽根車の羽根3を一体に成形し得るキャビティが形成される。
本発明は、上述した実施の形態に限定されることはなく、6枚以外の数であって必要に応じた方向に湾曲させた羽根を有する羽根車を成形する場合にも適用することができる。本発明では、導出路4の高さが径方向内側から径方向外側に向かって漸次低くなっており、且つ、羽根3が周方向に湾曲してなるポンプの羽根車を無理なく確実に一体に成形することができる。その結果、成形されたポンプの羽根車は、堅牢で、バランスよい構造となっている。
1:主板、 2:側板、 3:羽根、 4:導出路、 11:固定型、 12:可動型、 13:スライドコア、 15:第1スライドコア、 16:第2スライドコア、 70:遅延後退移動機構、 71:径方向外側移動機構、 72:向き変更移動機構、 73:ストッパ機構、 H2:第2スライドコアの径方向内側に位置する先端の高さ、 L2:導出路4の径方向外側の開口の高さ

Claims (2)

  1. 回転駆動手段に接続される円板状の主板と、該主板と対向して配置される円環状の側板と、前記主板と前記側板との間に複数設けられて互いの間に液体の導出路を形成する羽根とを備え、前記導出路の高さが径方向内側から径方向外側に向かって漸次低くなっており、且つ、羽根が周方向に湾曲しており、前記主板、前記側板、および前記各羽根が一体に成形されてなる、ポンプの羽根車を成形するための成形型であって、
    相対向して配置されて開閉する金型と、
    該金型の型開閉方向と異なる方向に移動可能に設けられ前記導出路を成形する複数のスライドコアとを備えており、
    各スライドコアは、前記側板側に位置する第1スライドコアと、前記主板側に位置する第2スライドコアとから構成されており、該第1スライドコアと第2スライドコアは、成形時に互いに重ねられ、
    第1スライドコアと第2スライドコアは、互いに重ねた状態から成形後に最初に第1スライドコアのみが退避移動することが可能な形状に形成されると共に、第2スライドコアの径方向内側に位置する先端の高さが導出路の径方向外側に位置する開口の高さ以下に形成されており、
    成形後に、最初に前記第1スライドコアのみを退避移動させ、次いで前記第2スライドコアを後退移動させると共に径方向外側に移動させることにより導出路の外に退避移動させるスライドコア移動機構を備えていることを特徴とするポンプの羽根車の成形型。
  2. 回転駆動手段に接続される円板状の主板と、該主板と対向して配置される円環状の側板と、前記主板と前記側板との間に複数設けられて互いの間に液体の導出路を形成する羽根とを備え、前記導出路の高さが径方向内側から径方向外側に向かって漸次低くなっており、且つ、羽根が周方向に湾曲しており、前記主板、前記側板、および前記各羽根が一体に成形されてなる、ポンプの羽根車を成形するための成形方法であって、
    相対向して配置されて開閉する金型と、該金型の型開閉方向と異なる方向に移動されて、主板、側板、および互いに隣接する羽根によって形成される導出路を成形するための複数のスライドコアとを備え、各スライドコアは、成形時には互いに重ねられ、前記側板側に位置する第1スライドコアと、前記主板側に位置する第2スライドコアとにより構成され、第1スライドコアと第2スライドコアは、互いに重ねた状態から成形後に最初に第1スライドコアのみが退避移動することが可能な形状に形成されると共に、第2スライドコアの径方向内側に位置する先端の高さが導出路の径方向外側に位置する開口の高さ以下に形成されてなる成形型を準備し、
    成形後に、最初に前記第1スライドコアのみを退避移動させ、次いで前記第2スライドコアを後退移動させると共に径方向外側に移動させることにより導出路の外に退避移動させることを特徴とするポンプの羽根車の成形方法。
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