JP2010264088A - 健康増進プログラム - Google Patents

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富雄 岩井
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Abstract

【課題】本発明は、高齢化社会が進む中で中高年から高齢者までが行うスポーツや運動の種類に関係なく、体を動かすという基本動作を評価し、健康増進に寄与するプログラムとする。
【解決手段】スポーツ時の活動(メッツ)と、その運動時間を3Dセンサ搭載歩数計を用いて身体の動きを計測するステップと、計測された運動時間ならびに記録を公衆回線又は無線を用いてインターネット上の専用サーバへ伝送するステップと、専用サーバにデータファイルされた前記メッツ・運動時間・歩行記録に基づく身体活動量や各身体的特徴を人工知能手法及び統計学を用いたデータマイニング手法により処理し各参加者の健康増進度の順位と身体的特徴に対する各運動の効果と効果の予測とそのアドバイスを出力するステップと、前記出力データを公衆回線又は無線或はインターネットPCを用いて参加者へ伝送するステップと、を有するシステムとする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、特に中高年から高年齢者の健康維持あるいは向上を推進し、支援するために行う健康増進プログラムであって、スポーツ動作だけに限定せず広く体を動かすことを主体とし考慮したコンペティション(以下コンぺという)プログラムに関する。さらに詳しくは、各種の運動・動作を競う参加者の運動量測定の基準については、その運動の種類に対応するメッツと運動時 間の乗算によって得られる身体活動量の単位(Ex:エクササイズ)を採用することによって、競技種類に関係なく体を動かすことで運動量が測定でき、高齢者の運動能力の低年齢世代との差異を考慮してメッツ・時間で表される身体活動量(エクササイズ)に加え、例えば3Dセンサを搭載した歩数計で計測した測定値で前記身体活動量の時間を補正した運動量を基に、統計学と人工知能を用いたデータマイニング法により、各個人の身体的特徴との相関を求め、コンペ参加者の運動効果、ここでは健康進歩度という、を導き出す。上記データマイニング法により障害を持った人であっても身体活動量と身体的特徴の相関関係を分析できる。その結果、各世代間、障害の有無による身体的差異があっても、各人の身体的状態に合った運動を行うことで各個人毎の健康進歩度が得られ、その努力の成果をコンペとして計測し成績評価を行うことで継続への励みとすることが本発明の特徴である。また、競技に際してはハンディキャップを与えることで高齢者も健常者も一つの土俵で競うことができ、個人に対してどのような運動を、どの程度の強さで、どの位の頻度で行えばベストなのかを知見できるプログラムとする。
厚生労働省の「健康づくりのための運動指針2006−生活習慣病予防のためにーエクササイズガイド2006」の指導版「健康づくりのための運動基準2006」に「メッツ・時」の説明があり、「メッツ・時とは、運動強度の指数であるメッツ(MET)に運動時間(時間)を掛けたものである。メッツ(MET:metabolic equivalent)とは、当該身体活動におけるエネルギー消費量を座位安静時代謝量(酸素摂取量で3.5ml/kg/分に相当)で除したものであり、身体活動量を定量化する場合に頻繁に使われている。」と記されている。
厚生労働省は日々の暮らしの中で、体を動かす機会が多いほど一定期間に死亡するリスクが最大で3から4割低くなるとの結果を発表した。〔2008.6.5日経産業新聞〕、なるべく体を動かす機会を増やすことで癌や心臓病や生活習慣病への予防につながり、そして体を動かす運動量表示を、カロリー消費量につながる身体活動量としてメッツ・時(=エクササイズ)という単位が国際的にも広く使われている。と紹介している。ここで、身体活動とは安静にしている状態より多くのエネルギーを消費する全ての動きと定義されている。
また、厚生労働省による「健康づくりのための運動指針2006−生活習慣病予防のための「エクササイズガイド2006」で、生活習慣病発症予防するための身体活動・運動の基準値が示された。(表1、表2参照)この目標運動量として3メッツ以上の強度の身体活動・運動を一日60分、1週間に23エクササイズ以上行うことが示されている。
しかしながら以上の生活習慣病発症予防するための身体活動・体力の基準値は、3メッツ以上の運動強度が対象になっており、高齢者にとっては3メッツ前後の運動強度はハードルが高いと考えられる。
このことから従来は3メッツ前後の身体活動が中心の高年齢者と、中年以下の若い世代とが一緒のフィールドで行う運動に係わるコンぺの開催は、ゴルフ以外のスポーツでは余りなされていない。3メッツ以上を基準にしたカロリー消費の身体運動量だけの指標では、目的とする高齢者の運動量の定量化はカバーできない。
高齢者の健康維持と向上を図るためには運動を継続することが不可欠である。特に高齢者に対し運動を継続させるには、運動機能のみでなく地域で活動的な地域生活の営みが重要との指摘(E―SAS:介護予防事業)がある。
また、厚生労働省が行う特定高齢者の通所型介護予防事業に関連して、筑波大学の安梅勅江氏によってエンパワメント活動が提唱されている。(医歯薬出版(株))それによると高齢者を健康にするには、共感に基づいた地域のネットワークづくりが元気力を引き出す重要な源泉になる事例が紹介されている。
ネットワークづくりが成功するためには、魅力的なコンぺ形式の健康増進競技会を開催し、競争心の発意、結果に対するインセンティブ、データがその都度確かめられ、自分の記録が健康向上にリンクすることで継続心を呼び起こすことが健康維持・改善・増進に最も効果的となる。
そのコンぺシステムは、上記低運動量から通常運動量までを一元化した運動量の計測と処理、ハンディキャップの作成・適用のためのコンピュータおよびインターネットを活用したリアルタイム表示の為の膨大な情報量処理技術が必要である。
従来のインターネットを活用したウォーキングを主体とした健康システムには、専用IT歩数計で計測された歩数に応じてポイントがたまり、グッズ、ギフト券に交換できるインターネット上で稼動する健康支援サービスがあり、例えば(株)NTTデータによる「ポスタルクラブウォーキング」があるが、その対象は身体に障害のない健常者相手で、種目もウォーキングに限定され、得意な運動を選べない。地域仲間作りが考慮されていない。コンぺ方式ではない。などの問題点が残されている。
健康増進のツールとしての歩数計は、運動量を測るのに手軽な手段である。しかしながら従来の歩数計では歩く姿勢や歩数計の設置場所によっては正確な歩数を測定しない。さらに高齢者になるとその運動姿勢が一定でなく、かつ動きも緩慢であり歩数を正確に反映しない可能性が高い。
また、測定器メーカとNTT東日本(株)が事業展開を進めるヘルスケアサービスに「健康計測機器とフレッツ光で身体情報を自動的に蓄積・管理するサービス」がある。これは体重、体脂肪率、内臓脂肪レベル、筋肉量等のグラフ化された身体情報が自動的にインターネットで転送され自身で管理・確認できる。しかしながらこのシステムは、上記した高齢者を健康にする参加者の共感に基づいたネットワークづくりの主旨を満足していない。
超高齢化社会の今、増加する国民の医療費をどう抑制するのかは国家的課題となっている。その解決手段として挙げられているのが「予防医学」である。その対策として種々のポータブルな医療機器の開発ならびにイベントが開催されインターネットを利用する方法が提案されている。一番に必要とされている中高年から後期高齢者まで広く積極的に参加ができ、且つ継続してできる手軽な健康プログラムが求められる。
本発明は、国民的人気の高いゴルフ競技と同様に競うことができ、楽しさとコミュニケーションが得られ、かつ健康増進の実感が得られ中高年から高齢者へと世代を超えて行える新規な健康維持・増進のプログラムの開発を目的とする。
中高年を中心に多くの生活習慣病に対する対策が提案され、理学療法学第95巻第1号8〜12項では、身体機能評価および適切な運動・生活指導を行い日常生活での身体活動量を確保することが重要とされている。しかしながら一般的に高齢になるほど身体、運動能力が低下し運動能力の個人差が大きくなることから、各個人の運動、嗜好を生かし個人毎のペースで好きな運動を行い体を動かすことを評価するシステムとする。そこで競争要素を取り入れ且つ年齢にあった健康を維持、回復、増進する経過を実感させ、体を動かす動機付けをさせる手段として、近年技術的に進歩を続けるコンピューターネットワークシステムを利用する。さらに、多数の個人的身体的特徴ならびに身体活動量のデータを人工知能および統計学を用いたデータマイニング法を用いて処理し、得られる健康進歩度、ならびに成果に対応したポイント付与のルールを採用する。
上記の目的を達成するため、本発明による健康増進プログラムは以下のような構成を有している。
本発明の請求項1記載のプログラムは、中高年から高齢者を対象に健康増進のためコンペを行うもので、そのコンペは中高年や高齢者が競技を行う中で、身体を動かした運動量をコンペのスコア対象にする他、情報ネットワークを使って、結果情報をすばやく提供し、参加者が幅広く気軽に参加できること、また参加者の多くの身体情報、運動量のデータをコンピュータを使ったデータマイニング法で効果的に整理し、各自の健康要因を抽出し、提示することを備えた健康増進プログラムを構成する。
これにより、高齢者になればなるほど運動能力に差がでる為、その年齢にあった、好きな運動、適度な強度の運動を個人の身体レベルに応じて行うことを評価することで、各人の運動の促進と運動を継続する動機付けが出来る。また、情報ネットワークを使って競技成績、健康進歩度をリアルタイムでかつ、手軽に操作できるインターネットを構築し、さらに各自の運動量と身体的情報をデータマイニング法で処理する新たな評価基準を用いることで、高齢者でも、その身体能力にあった健康進歩度を算出することで、健康増進コンペに等しく参加できる健康増進プログラム。
本発明の請求項2記載のプログラムは、広く中高年から高齢者までが参加できるよう健康維持、増進に有効な身体を動かす(運動をする)ことを基本にしたスコアを採用したコンペとし、スコアは3Dセンサ搭載歩数計で測定し運動強度をメッツ・運動時間で身体活動量を表示することで各種運動で得られる運動量が一元化できる健康増進プログラムを構成する。
これにより各人が行うスポーツ、例えばウオーキングやグランドゴルフなどでもメッツで計測し、それに運動した時間を乗ずることで各運動に対する運動量(エクササイズ)が把握できる。さらに、3Dセンサ搭載歩数計による歩数測定値、すなわち身体を動かした量を、高齢者の多くが対象と思われる3.0メッツ以下の低運動強度と動きが遅い場合の運動量の補正に使い、運動量の活用範囲を低運動量まで広げることができる。
これにより高齢者は自分の身体状態に合ったゆっくりとしたペースでコンぺに参加できることで過度の運動による弊害が防止できる。
さらに、従来の加速度センサーを搭載した歩数計のほとんどは2軸のため、身につける場所によってはカウントの欠落が生じるが、3Dセンサー搭載歩数計は、歩行動作を3次元的に検出するため、腰やポケットの中だけでなく身につける場所や方向を選ばず身体の動き全体の数を測定できる。これにより、運動が穏やかな場合、特に高齢者の動きや、太極拳のようなゆったりした運動であっても、エクササイズで表される時間と運動の強度で決まる運動量を補正でき、その結果、運動種に係わらず、さらに年齢、性別、障害を持った人達でも運動量の評価基準を平準化して測定が出来ることになる。
本発明の請求項3記載のプログラムは、コンぺの参加者が特に中高年から高齢者主体であることから、運動量を評価するにあたって選択する運動種と、それを行う参加者の身体的差異を平準化するため参加者の年齢、性別、身長、体重、障害の種類をデータベース化し、さらに選択する運動種をメッツ表から選び、第1データベースに加えた健康増進プログラムを構成する。
これにより身体的特徴が競技成績に反映され、さらにメッツ時を採用することで選択する運動種による違いからくる運動量の基準を標準化し公平に比較することで、自分の好きな運動を選択でき地域を越えた広い範囲でコンぺが実施できる。
本発明の請求項4記載のプログラムは、初期操作で登録した個人の運動種、身体的特徴、年齢、性別、体重、各種疾病など運動にあたってのハンディキャップとなる情報を登録し、その運動の相対的困難性をハンディキャップに加味した健康増進プログラムを構成する。
これにより例えば糖尿病などの内臓障害及び又は腰痛などの身体的特徴を運動効果に反映できることによって参加者の範囲が拡大する。さらに、ハンディキャップの対象者としては、体の不自由な高齢者、障害者あるいは女性、子供を含むことは勿論である。
本発明の請求項5記載のプログラムは、コンペに使用する3Dセンサ搭載歩数計データが、運動量測定の一つの重要なデータとして取り扱い、メッツ・時で表される運動量を低運動量の高齢者にも適応させる為の補完データとする。具体的には測定したメッツ・時間(=エクササイズ)の運動量ならびに、その時の競技を通じた歩数を計測し、3メッツ以下の運動については、その後歩数の比較によって、「ゆっくり度」を係数として運動時間に乗ずる健康増進プログラムを構成する。
これにより、コンペ参加の中高年や高齢者のゆっくりとした低運動量もカウントできコンペ内容が公平となる。
ここで用いられる歩数計は、例えば3D(3方向)加速度センサーを内臓し、身体活動の時間測定と共に用いられるもので、例えば身体活動量測定方法に使われる腕時計型測定装置(V.M ver2.1.0:Microstone社製)であっても良いことは勿論である。
従来の歩数計では、身体的特徴や、取り付け場所により身体の動きが必ずしも的確に歩数計でカウントされない欠点が存在するからである。
最近、任天堂Wiiのモーションセンサーに用いられている3Dセンサでは、人の様々な動きも読み取れるようになっている。例えば寝返りの回数、ゴルフのスイング時の腰の動き、クロールの手首の傾きといった変化を捉えることができる。このような歩数計はすでに、身につける場所を選ばない3Dセンサ搭載歩数計として市販されている。このような3Dセンサ搭載歩数計を採用すれば、より高齢者の体の動きを反映した数値が得られる。
身体動き量は、ウオーキング以外のグランドゴルフやエアロビクスであっても、3方向加速度センサーの使用で身体の動く時の揺れの強弱を感知できる。センサーを内蔵の3D加速度センサー搭載歩数計による運動量換算により、選択する運動種類、運動スピードに制約されることがないため、幅広く参加者を募ることができる。
歩数計については昨今種々の機能が付いたものが販売されている。防犯ブザー(怪我、リタイアのアナウンスに使える)、歩数以外にも時計、距離、歩行時間、消費カロリー、脂肪燃焼量表示、7日間メモリー、また特定の歩くタイミングのみをカウントできる歩数計、さらに動きをカウントするだけでなく、心拍をリアルタイムに測定できる腕時計型心拍測定器(心拍腕時計)も市販されており、これらの数字もデータとして取り入れることでより広範囲に自分の健康度を判断できる情報になる。
請求項6記載のプログラムは、請求項3で登録された身体的特性をベースにコンぺ参加者の競技運動により得られた運動量をベースに加え、統計学と人工知能によるデータマイニング法により、より個人の身体に合った運動効果を抽出し健康進歩度とする健康増進プログラムを構成する。
この健康進歩度を算出するデータマイニング法とは、対象となる膨大なデータの山を人工知能や統計学を使って分析し、必要な、有益な情報を取り出す手法であって、インターネットの普及やIT化などで膨大な情報デジタルデータが蓄積されるようになり、蓄積データを一気に処理する技術として進歩している。今回の個人の身体的特徴の情報、運動量の多くのデータを、以上の人工知能や統計学を使ったプログラムで処理すると、個人の嗜好、癖、効果的な運動といった多方面にわたる情報を一元的に集約でき、それを運動効果に反映できることになる。
これにより従来の高齢者ならびに身体的障害、疾病のある人の参加を配慮できなかった競技は新規のルールで補完され、健康進歩度として等しく健康取組の成果を見ることができる。
請求項7記載のプログラムは、特に高齢者が参加して、体を動かし健康保持、回復、推進を目的とした運動をベースに継続ができ、健康増進が目に見えて実感できることで競技の成績だけでなく、健康進歩度を併せたデータをコンぺの総合成績とする健康増進プログラムを構成する。
これにより、健康増進を狙い、それを見える形で総合評価することで健康運動をより推進できる動機付けになる。またこの健康増進プログラムにより自分の不得意な運動でもカバーができ、また体の障害、疾病によっても運動種とペースをフリーに選択できる。それが運動への継続性につながり健康増進への重要な要素となる。
請求項8記載のプログラムは、個人の健康に起因する身体のデータであって、ポータブルな生体情報測定器を用い、各自の身体データ、例えば血圧値、脈拍数、体脂肪率、筋肉量、基礎代謝量、体水分量、BMI、抹消血管抵抗、心臓の負担度等を個人情報として採取する健康増進プログラムを構成する。
これにより、個人の身体的情報に取り入れデータマイニング法による解析で、より一層的確に自身の健康進歩度が把握できることになる。
請求項9記載のプログラムは、コンぺ参加者の運動量測定結果を統計学と人工知能を用いたデータマイニング法で分析し、身体の持つ特徴と運動量ならびにその推移の相関が求められる健康増進プログラムを構成する。
ここで遺伝的ネットワークプログラミング(Genetic Network Programming,GNP)とは進化論的計算手法と呼ばれるアルゴリズムであり、プログラミングを遺伝子で表現し、それを進化させることによって問題を自動的に解決するものである。GNPをデータマイニングへ応用することで、過去のデータから興味深い知識を発見し、将来の予測やデータの分類に利用することができる。特に人工知能例えば遺伝子的ネットワークプログラミングを用いたデータマイニング法を用いることで予測、やりすぎの警告、個人に効果的運動のアドバイスを出せる。
GNPはグラフ構造を有する進化論的計算手法であり、過去の記憶に基づく時間の流れを考慮した行動決定ができる点ですぐれている。さらに1生物が長い世代をかけて能力を向上させる進化の概念、及び各生物が一生の間に行う学習の概念を組み合わせることで、より人間に近い柔軟な思考が可能であること、2学習機能により最新のデータに基づいてプログラムを逐次更新することもできる。
これにより、運動が終わって負荷、体の状態変化を鑑みて、そのペース、運動種との相性も判断できる。さらに効果の改善点がわかり個人が次回の運動内容について期待ができ、健康運動の動機付けとなる。
また各人の持つ目標、得意な運動、障害、疾病に対応した例えば心電図との相関推移をみて、その運動が適しているのか、過負荷なのか、について正確に判断ができる。
請求項10記載のプログラムは、コンペのランキング以外にも成績健康増進度とその努力度に応じたポイントとして、歩行距離に換算した距離に対応した場所にある娯楽施設や温泉等の割引クーポンの提供を行う健康増進プログラムを構成する。
これにより、より一層コンペへの楽しみが増し、継続して参加することへの意欲を喚起し運動量アップのモチベーションにつながる。
請求項11記載のプログラムでは、コンペ実施方法が1回のコンペのみに限られるものではなく、各種競技において、1か月間に行った試合の総得点数を対象としてネットスコアで広域コンペを実施する方法や、全国各地の有名登山の同好者を対象とする企画や、全国のラジオ体操実行グループの出席者数を競うコンペなどを行い、町おこしや村おこしなどの住民の元気回復運動の材料としてもよく、それぞれの健康増進活動に応じたポイントを付与する健康増進プログラムを構成する。
これにより、中高年から高齢者が同じ目的を持つ全国の同好者と地域を越えて競いあう楽しみを共有しながら行うことができ、共感に基づいた地域のネットワークづくりが推進できる。
これにより、健康増進を目的として個人的に行っていたウオーキングやジョキングが、広域的に同好者と競う楽しみを共有しながら行うことによって、日常における継続努力への意欲を高める幅広いモチベーションとなる。
請求項12記載のプログラムは、個人の運動量とその効果を人工知能を用いて健康増進の観点から処理、評価し、向上へのアドバイス結果をグラフ化ならびに文字情報とし、少なくともコンペ終了時までには個人に提供する健康増進プログラムを構成する。
これにより、運動後の余韻が残っているうちに、運動結果と健康増進への進歩度が実感でき、継続することの励みになる。
ここで、計測記録を専用サーバへ伝送するアクセス手段としては、郵便葉書やFAXなどの通信網、又は、携帯電話機やパソコンにおける電子メールなどの通信路線や、さらに、通信路線としてはISDN回線やCATB/DSL回線や、光ファイバー方式、FWA(固定系の無線アクセス)、接続ケーブルや配線なしでPCネットワークと電話の無線LANを構築できるアクセスであっても、本発明の範囲に属することは勿論である。
ここで、外部装置としては、USB対応の周辺機器及び/アダプタ又はケーブルまたは無線通信を使用してもよい。これによりデータを外部装置に伝送するための出力手段を具備することで伝送媒体・通信線路を経由して専用サーバへアクセスされることになる。従って、計測記録をその都度人が転記をする手間が省け素早い結果連絡手段となる。
以上のように本発明による健康増進プログラムによれば、以下の優れた効果を発揮する。
請求項1記載の発明によれば、身体活動量測定を基に情報ネットワークならびにデータマイニング法を活用することで、地域とか身体的差異に影響されないため、高齢者が他世代、他地域、他グループと同じ土俵で、かつ個人の身体的特徴に合ったペースで健康を増進できる。従来インターネットを使って健康維持、増進が特に生活習慣病予防を中心に行われているが、高齢者は必ずしも対象でなかった。本発明では、対象を高齢者向け中心に、各身体的特徴に合った運動量を測定し、その効果を評価すると共に、それを継続できるプログラムの提供を行う。このことにより特に高齢者の医療費増加の抑制に貢献できる。
請求項2記載の発明によれば、コンペへの参加で健康に効果的な体を動かすことの運動量をメッツ・時間で測定するものとした。従って、重心が不安定な高齢者の動作・運動を3Dセンサ搭載歩数計を使って体の動きとしてカウントし、運動量に反映させることで1つのコンペ会場で、種々の運動が選択できるようになる。
請求項3記載の発明によれば、スポーツ、運動の種類、年齢、性別、体重、障害の種類等の各人の身体的特徴とともに、各人が運動した運動量がひとつのデータベースに記録される。これによりコンぺ参加者の健康増進測定に必要なデータは、スポーツの種類、性別、場所にかかわらず一元化して管理できることによりコンぺは1箇所のコンペ会場だけでなく、全国で各地域ごとの特徴のあるスポーツであっても参加でき、運動の一層の広がりが期待できる。
請求項4記載の発明によれば、高齢者の身体的特徴をベースに、運動種、年齢他の身体的要因を勘案したハンディキャップの設定は参加者に公平感を与え、高齢者、女性、障害を持った人にとっても広く参加しやすくなる。
このことによって、各人が気分、体調に合わせた運動がし易くなり、また得意な運動を選択できるので高齢者でも勝機が得られる。
請求項5記載の発明によれば、歩数計を用いて歩数を計測するステップだけではなく、健康増進や体力維持を目的として従来から行われていたヨガや、グランドゴルフであっても対象となり、コンペ参加者の裾野が広がる事になる。
請求項6記載の発明によれば、参加メンバーから得られた多量のデータを人工知能を用いたマイニング技術で評価することで、各個人の持つ特質を抽出し、その健康増進の進捗度、ならびにその進捗度の参加者の中での相対的位置付けがわかり、さらにその後の予測をアドバイスできることは、従来個人データで結果のみを連絡していた参加者に、具体的目標を与えることになり、この健康プログラムを継続する大きな動機付けになる。
請求項7記載の発明によれば、請求項1乃至6記載の発明の効果に加えて、競争結果と
健康進歩度を合わせた結果を健康増進の総合成績とすることで、本来の競争心と健康増進したい気持ちを両方盛りたてていけ健康増進運動の継続が期待できる。
請求項8記載の発明によれば、高齢者の特質を表す身体情報は、データマイニング法で各情報の相関関係がわかるので、できるだけ多いほうが確度が高くなる。あるいは、一番気にしているデータ、例えば血圧を中心にして詳細に運動量との関係がわかり、運動する加減がわかる。
請求項9記載の発明によれば、従来の健康増進プログラムは特にコンペでは歩数、時間、順位といった数字のみが求められるが、本発明では競技順位の結果だけでなく、いかに各個人の身体課題に対して安全で効果的な運動効果があったか、持久力アップの効果が出たかといった結果や予測、健康維持のためのコミュニケーション、運動の継続、自然に汗をかき無理なく続けられる運動の強さ、加減がわかるといった健康づくりの運動プログラムが提供でき次回の目標を設定する動機付けになる。
さらに身体活動量がコンペのスコア基準であれば、趣味、嗜好、身体的ハンディキャップ、体調の毎日のバラツキ、気分といった、体調条件に無関係に運動を選択でき、結果幅広い参加者が共通の基準によるスコアと、かつ各参加メンバー各自のデータからそれぞれの健康増進要因を探っていくことができる。
請求項9記載の発明によれば、従来は単にエネルギー消費の結果の提供が主であったことを、個人の運動量、競技成績、向上率とを加味したコンピュータ分析手法を使って、健康に取り組むアドバイス、過去の運動量、特徴、傾向、予想、やりすぎといった文字情報、アドバイスポイントといった情報を提示する。人工知能手法を用いたデータマイニングを行うことにより以下のような効果が期待できる。
ア、健康維持のための重要なルールを数多く発見することができる。
イ、身体的特徴・身体活動量などのデータの規模が大きくなったときに、膨大なデータの組合せの中から健康維持に効果的な相関ルールを抽出することができる。
ウ、過去のデータを蓄積しデータマイニングを行うことにより将来の予測が可能になる。例えば、ある特定の身体的特徴を持つ人が運動を継続して行うことによる効果が推定できる。
エ、血圧の正常化や体力増強など様々な目的に対する解決法を提示する。
オ、数多くの相関ルールができるため、個人個人に適した運動内容・運動量を提示することができる。
請求項10記載の発明によれば、ポイントは個人的努力に対するインセンティブ、動機付けになり、各自が運動継続する際の意欲づけにもなる。
請求項11記載の発明によれば、インターネットを使って、かつ運動種に影響されず地域の参加、グループでの参加が容易にでき、しかもポイントに換算できることから、周りの人を誘いやすい効果があり、運動の広がりが期待できる。それは従来から個人的、地域的に行っていたウォーキングやジョキング、他スポーツの愛好者がコンペに参加することで全国の同好者らと競う楽しみが生まれ、日常の努力目標を定めて継続する意欲に繋がり、さらに、継続的に参加すれば、その成績に応じて多彩な賞品を受け取るチャンスも生まれることになり、温泉・観光地などの優待券や割引券が贈呈されるメリットとともに、健康増進運動の継続性が向上することは国民医療費の削減にも大きく貢献することになる。
(社)日本理学療法士協会の行うE−SASでは高齢者が地域で活動的な生活を行っていくための要素として、歩くことに加え、人とのつながりを挙げているが、本プログラムではポイント制により気軽にグループを組め、コンペに参加できることから、人とのつながりが増え、健康維持、回復、増進を進められる。
請求項12記載の発明によれば、処理して得られた情報は、できるだけ短い期間に例えば運動が終了してまもなく入手できるなら、効果の現実感が得られ次の目標が持てる。その場で次回のグループ参加約束も取り付けられる。
コンペの健康増進成果は、その評価はPC処理による結果であるので、医学的専門家による判定が要るわけでなく、早く結果を連絡でき、次回のコンペ参加目標の意識づけにつながる。
スポーツコンペ実施方法のブロック図 データマイニングの概念図 コンペ実施ステップのブロック図 健康プログラム例(プログラム概要、プログラム環境)
本発明の実施の形態1における健康増進コンペ実施方法について以下説明する。表1、2は厚生労働省が「健康づくりのための運動指針2006−生活習慣病予防のためにー(エクササイズガイド2006)」(平成18年7月)にてメタボリックシンドロームをはじめ生活習慣病発症予防するための身体活動・運動量・体力の基準値を示したものである。表中のメッツ欄が運動強度で、例えば速歩(平地、やや速めに=94m/分)の運動強度は4.0メッツである。またウエートトレーニングでは6.0メッツである。このことから身体活動量は、選択する運動が違っていても所定の時間を乗ずることで身体活動の量がエクササイズの単位で共通化ができる。例えば4.0メッツの運動を15分行うと1エクササイズである。一方ウエートトレーニング6.0メッツでは10分運動を行うと1エクササイズである。よって異なる運動をした場合でも、強度と時間の乗算で何エクササイズ運動したか同じ土俵で運動量が比較できる。
次に表2は3メッツ未満の身体活動を示した表であるが、高齢者、特に身体的ハンディーを持つ人ができる運動強度は3メッツ近辺で、なおかつ、その運動時間は長くても、動作がゆっくりである場合が多く、この運動時間を何らかの係数で補正することが必要である。このため3Dセンサ搭載の歩数計で測定した歩数値(体を動かした回数)をこの補正にあてる。
本発明の実施の形態2における健康増進プログラムのシステム構成について、以下図面に基づき説明する。図1は本発明の健康増進システムのブロック図である。1〜3は参加者がデータサーバ上にある自身のデータの閲覧、身体情報を入力する端末で、インターネットにアクセスする。それはPCであったり、専用端末であったりする。4は大会事務局でデータの閲覧、操作指示を行う。またインターネット環境によっては参加者のFAX,電話情報をデータサーバに送信する。5はインターネットネットワーク。6は大会事務局、参加者からのアクセスに対する対応サーバ。7は参加者情報、大会記録情報、各人の健康シンポ度情報といったデータを保存するサーバ。8はデータサーバにある各個人の身体的情報、運動結果といったデータベースを元にデータマイニング処理をおこなうパソコン(PC)。9は以上のサーバを管理するデータセンターである。
以上のように構成された健康増進プログラムシステムによれば、図中1〜3はコンペ参加者が、それぞれの身体的特徴、メッツを大会事務局4に無線、パソコンを通じて、あるいはFAX,電話といったインターフェースを介して連絡。参加者から連絡を受けた大会事務局4は無線LAN、公衆回線のインターネット網5の端末から専用サーバに身体的特徴、メッツを送出し参加者各人の情報をデータセンターに送付し第1データベースとして記録する。次に大会事務局4は競技によって得られた身体的活動量であるエクササイズ、ならびに3Dセンサ搭載歩数計の歩行記録、競技成績を第2データベースとして同じく専用サーバに送信し、記録する。大会事務局4は身体的特徴・運動強度から競技のハンディキャップを第1データベースから算出。次に競技成績、時間、3Dセンサ搭載歩数計の実測値を収めた第2データベースを合わせたデータベースをデータマイニングソフトの入ったパソコンで処理。データマイニング法によりデータを処理し、各人の健康進歩度、グループ間の成績を出す。最後にその結果をベースにポイントを各人に付与する。大会事務局4はそれらの総合成績ならびにメッセージを各人に連絡する。参加各人は専用端末であれば、各人が直接サーバから送られてくる自分のデータを閲覧することもできる。ここで大会事務局4は大会運営、データインプットの他、データを管理し、処理するデータセンターの役割を担うこともある。さらにハードの環境次第では各参加者が直接データをデータセンターに送付することも出来る。
本発明の実施の形態3における健康増進プログラムについて以下図2に基づき説明する。図2は参加者から得られた身体的特徴である身長・体重・年齢・性別・血圧・心拍・障害の有無とコンペで得られた身体活動量である歩数・エクササイズ、3Dセンサ搭載歩数計数値、競技成績を基に人工知能や統計学を使ったデータ処理を行い、身体的特徴に対する各運動の効果、各参加者に対する運動効果の予測を算出する。例えば高齢者には休まず歩ける距離、歩く力といった歩くことの内容が問われる。また高齢者には身体的条件、体力、趣向等の点で個人差が大きく、またそれ故運動効果は千差万別である。このためそれらの多くの要因の中から、身体的特徴に対する各運動効果の予測を行うため、人工知能ソフト例えば「遺伝的ネットワークプログラミング」でデータマイニング処理を行う。遺伝的ネットワークプログラミングは、進化論的計算手法と呼ばれるアルゴリズムであり、プログラムを遺伝子で表現し、それを進化させることによって問題を自動的に解決するものである。このプログラムをデータマイニング作業に応用することで、得られたデータから興味深い知見を見出し将来の予測やデータの分類に利用することができる。結果、運動を継続するための動機付けである効果を感じられ、また自分の身体にあった運動種、運動条件を提示できる。
本発明は、個人の行う運動について運動量、消費カロリーを測定するというだけでなく、各人の運動ならびに体を動かすという日常生活活動が、その身体的能力、健康にどれだけ貢献したかという情報を手軽に入手でき、その中で運動を継続し、人とのつながり、生き生きとした地域生活、地域とのコミュニケーションの場を提供できる。
本発明の実施の形態4における健康増進プログラムについて図3はスポーツコンペ実施方法の詳細ブロック図である。図中、10はコンペティションを主催する大会本部、11はコンペの内容や開催要領、ルール、入賞賞品の内容などを広告し参加者を募集するインターネット上に設ける専用サーバ、12は参加者の住所、氏名、生年月日と、電話番号などの個人情報と性別等の身体情報の入力ステップ、13は歩数計で計測した計測値であって運動時間、3Dセンサ搭載歩数計の計測記録の入力ステップ、14は得られたデータを携帯電話やパソコンにおける電子メールなどの通信手段を用いて専用サーバを管理するデータセンターへ送信するステップ、15はコンペ参加者の性別や年齢別により予め定めてあるハンディキャップを付与するステップ、16は個人、グループの健康増進コンペで得られた結果ならびに過去のデータを総合して各自の健康増進の進歩度をデータマイニング方によって演算するステップ、17は競技結果と各人に応じた健康進歩度を勘案してランキングならびにポイントを付与するステップである。
大会ルールとしては、表彰種目としては、ゴルフコンペを参考に多数の賞を設けるが、例えば参加賞、皆勤賞、飛び賞、ブービー賞、全員の合計歩数当てクイズ、優勝者出身都道府県当てクイズ、などの賞のほかに、個人成績の累積距離に応じて温泉・観光地などの優待券や割引券を贈呈することなどにより、参加者が継続意欲の持てるコンペティションとする。以上のランキング者を例えばWeb上で発表し表彰を行うことで参加者にとっては入賞への期待感が高まり、運動継続への意欲が健康増進に帰結するなどのプラス作用を生みだす。
例えば行政機関主導の「ウオーキングラリー」などに、この健康プログラムを採用することで、自治会、婦人会、町内会単位の参加者の増加に繋がる。また、申告歩数も公共的団体が認証した記録であれば、個人的に歩数計で計測しなくても運動の種類と運動時間を公式記録として申告ができることになる。さらにコンペの開催が公共的団体の主導であれば各機関の定例プログラムにも組み込まれ易くなり、地域間における交流コンペも楽しめる。それらの結果として国民医療費の軽減にも貢献できることで、厚生労働省や、全国社会福祉協議会などの公的機関の賛同と後援が得られやすくなる。
さらに、例えば個人グループの「歩こう会」や「散歩の会」や「職域の会」などの各グループ内や、グループ間などでの交流コンペを行えば親睦とコミニューケーションが深まり、全国の同好者などと競う楽しみを共有しながら運動を継続することで日常の努力目標が定まるなど、健康予防に大きく貢献する。






1〜3、参加者のインターネット端末
4、大会事務局
5、インターネット
6、Webサーバ
7、データサーバ
8、データマイニング用PC
9、データセンター
10、大会本部
11、コンペ開催サイト開設
12、個人情報入力ステップ
13、競技結果の収集ステップ
14、得られたデータ処理のため専用サーバを管理するデータセンタに送付ステップ
15、ハンディ補正ステップ
16、得られた情報をデータマイニング法で分析するステップ
17、競技結果と健康進歩度を合算して評価するステップ

Claims (12)

  1. 運動、生活活動といった身体活動(運動量)をスコア対象としたコンペティション(以下「コンペ」という)を行い、特に中高年から高齢者が対象の情報ネットワークならびにデータマイニング技術を活用した健康増進プログラム。
  2. 請求項1記載の健康増進プログラムであって、身体活動強度(メッツ)(以下「メッツ」という)と活動時間を乗算して算出するエクササイズならびに身体の動きをカウントできる例えば携帯型3Dセンサ搭載歩数計の歩数測定値を運動量測定の基本としたことを特徴とする健康増進プログラム。
  3. 請求項1乃至2項記載の健康増進プログラムであって、初期操作として例えば年齢、性別、体重、障害の種類等の身体的特徴と、選択する運動例えばジョギング、グランドゴルフ、ボーリング等を前記メッツに変換したデータとを専用サーバに第1データベースとして登録することを特徴とする健康増進プログラム。
  4. 請求項1乃至3項記載の健康増進プログラムであって、初期操作として例えば年齢、性別、体重、障害の種類等の身体的特徴と、選択する運動例えばジョギング、グランドゴルフ、ボーリング等を前記メッツに変換したデータとを専用サーバに登録し、前記登録したデータを基に、参加者の身体的特徴に起因する身体を動かす負荷に対応したハンディキャップを付与し、第1データベースに加えることを特徴とする健康増進プログラム。
  5. 請求項1乃至4項記載の健康増進プログラムであって、各運動競技の成績と運動活動量(メッツ・時間)、ならびに競技終了までの3Dセンサ搭載歩数計の歩数測定値で表される運動量を第2のデータベースとすることを特徴とする健康増進プログラム。
  6. 請求項1乃至5項記載の健康増進プログラムであって、各運動競技の成績と運動活動量(メッツ・時間)、ならびに競技終了までの3Dセンサ搭載歩数計の歩数測定値で表される運動量を格納した第2のデータベースと第1のデータベースを基にデータマイニング手法を用いて身体活動量と身体的特徴の相関関係を分析し、得られた結果を健康進歩度とし、それを第3のデータベースとすることを特徴とする健康増進プログラム。
  7. 請求項1乃至6項記載の健康増進プログラムであって、請求項6で記載した第3のデータベースの健康進歩度に各運動競技の成績を加算した成績を健康増進コンペの総合成績とすることを特徴とする健康増進プログラム。
  8. 請求項3項記載の健康増進プログラムであって、初期操作時に入力した備え付け又はハンディ型測定器で計測あるいは問診した結果の例えば血圧、心電図、心拍といった個人の身体的特徴の情報、経緯を第1データベースに加えることを特徴とする健康増進プログラム。
  9. 請求項6項の健康増進プログラムであって、前記参加者の活動量結果に対してコンピュータ処理、例えば人工知能ならびに統計学を用いたデータマイニング処理を行い、各人の健康増進度ならび運動のやりすぎの予想、個人に適した運動の推奨といった予測情報を提供することを特徴とする健康増進プログラム。
  10. 請求項1乃至9項の健康増進プログラムであって、個人の競技成績、健康進歩度に応じたポイントを付与することを特徴とする健康増進プログラム。
  11. 請求項10の個人の競技成績、健康進歩度に対応したポイントを付与する健康増進プログラムであって、ポイントをグループでの参加、例えば家族、地域別、不特定多数の組織、友達グループあるいは参加高齢者の子供、介護者といったグループについても、グループ間の競技スコアの演算を行い、順位の算定を行い、その結果を各個人のポイントに換算することを特徴とする健康増進プログラム。
  12. 請求項9項の健康増進プログラムであって、コンペで得られた個人情報に人工知能ならびに統計学を用いたデータマイニング処理を行い、その具体的情報をビジュアルに、早くインターネットあるいは公衆回線や無線等を介して個人に表示することを特徴とする健康増進プログラム。


















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