JP2022090906A - イベント管理システム、イベント管理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】行動変化を起こすことができ、運動への継続的な取り組みをサポートすることができるイベント管理システムを提供する。【解決手段】組織に属するユーザから編成されるチームに対して、イベントを生成するイベント生成部と、前記イベントにおいて、運動を伴う活動を行うことで報酬を得ることが可能な課題を前記チームに属する前記ユーザに付与する課題付与部と、前記ユーザの端末装置から送信される運動データを記憶する運動データ記憶部と、前記記憶された運動データに基づいて、前記付与された課題を達成したか否かを判定する個人課題管理部と、前記判定結果に基づく達成状況を集計することで、チーム毎の課題の達成状況を集計するチーム達成状況管理部と、を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、イベント管理システム、イベント管理方法に関する。
企業には、生活の中心が仕事となり、運動する機会が減っている従業員がいる。例えば、就職する以前において、運動系の部活動において頻繁にスポーツをしていたにもかかわらず、就職後においてスポーツをする機会が減った従業員もいる。このような従業員は、以前と比べて生活習慣の乱れや体重増加等が気になり、健康に対する取り組みをするために、マラソン大会等に出場するという目標を立て、自主的にランニング等の運動をする場合がある。
下記の特許文献1には、食事内容を登録することで、栄養バランスを考慮した食事のメニューに関するアドバイスを受けることができる健康管理システムについて開示されている。
特許第6075905号公報
しかしながら、ランニング等を始めても、大会が終了すると、運動するモチベーションが低下してしまい、運動しようとする意思が長続きしにくい場合があるという問題がある。
上述の健康管理システムでは、食事面から健康管理をすることができるが、運動面から健康管理をするものではない。また、健康管理システムは、健康管理を継続的にできる人が利用する場合には、健康管理システムの利用が継続するが、継続的に行う意思がない人にとっては、健康管理システムを利用し始める契機がつかみにくいため、行動変化が生じにくい。
一方、企業にとっては、従業員の健康を維持したいという要望がある。そのため、企業は、継続的に運動をしたいという意識を従業員に持ってもらい、継続的に運動をしてもらうことで、従業員に健康管理をする意識を高めてもらいたいという要望もある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、その目的は、行動変化を起こすことができ、運動への継続的な取り組みをサポートすることができるイベント管理システム、イベント管理方法を提供することにある。
上述した課題を解決するために、本発明の一態様は、組織に属するユーザから編成されるチームに対して、イベントを生成するイベント生成部と、前記イベントにおいて、運動を伴う活動を行うことで報酬を得ることが可能な課題を前記チームに属する前記ユーザに付与する課題付与部と、前記ユーザの端末装置から送信される運動データを記憶する運動データ記憶部と、前記記憶された運動データに基づいて、前記付与された課題を達成したか否かを判定する個人課題管理部と、前記判定された結果に基づく達成状況を集計することで、チーム毎の課題の達成状況を集計するチーム達成状況管理部と、を有する。
また、本発明の一態様は、イベント生成部が、組織に属するユーザから編成されるチームに対して、イベントを生成し、課題付与部が、前記イベントにおいて、運動を伴う活動を行うことで報酬を得ることが可能な課題を前記チームに属する前記ユーザに付与し、個人課題管理部が、前記ユーザの端末装置から送信される運動データを記憶する運動データ記憶部に記憶された運動データに基づいて、前記付与された課題を達成したか否かを判定し、チーム達成状況管理部が、前記判定された結果に基づく達成状況を集計することで、チーム毎の課題の達成状況を集計するイベント管理方法である。
以上説明したように、この発明によれば、行動変化を起こすことができ、運動への継続的な取り組みをサポートすることができる。
この発明の一実施形態によるイベント管理システム1の構成を示す概略ブロック図である。 イベント管理サーバ50の機能を表す概略機能ブロック図である。 イベントデータ記憶部506に記憶されるイベントデータの一例を示す図である。 チームデータ記憶部517に記憶されるデータの一例を表す図である。 イベント生成前処理について説明するフローチャートである。 イベント処理について説明するフローチャートである。 イベント処理について説明するフローチャートである。 クーポン発行処理について説明するフローチャートである。 イベント管理サーバ50を利用した場合における登場人物間における関係を説明する概念図である。
《イベント管理システムの構成》
以下、本発明の一実施形態によるイベント管理システムについて図面を参照して説明する。図1は、この発明の一実施形態によるイベント管理システム1の構成を示す概略ブロック図である。
イベント管理システム1は、生体センサ10(生体センサ10a、生体センサ10b)、端末装置20(端末装置20a、端末装置20b)、組織端末30、店舗端末40、イベント管理サーバ50、ネットワーク60を含む。
以下、生体センサ10aと生体センサ10bとを特に識別しない場合には、単に生体センサ10と称し、端末装置20aと端末装置20bとを特に識別しない場合には、単に端末装置20と称する。
生体センサ10(生体センサ10a、生体センサ10b)は、ユーザに装着され、当該ユーザの生体データを測定する。測定項目は、例えば、心拍数、脈拍、歩数、移動距離、睡眠等であり、生体センサ10は、これらの項目についての測定結果を生体データとして得る。
生体センサ10は、端末装置20に対して無線または有線によって通信可能に接続し、生体データを端末装置20に送信する。
生体センサ10は、例えば、手首に装着するリストバンド型のものが用いられる。
この実施形態においてユーザは、主に、組織に属するユーザである。組織は、複数のユーザが所属することが可能な団体であればよく、例えば、企業、学校、地域のコミュニティ等であってもよい。
端末装置20は、ユーザによって利用される。端末装置20は、例えば、スマートフォン、携帯電話、タブレット、PC(パーソナルコンピュータ)等のうちいずれか1つを用いてもよい。端末装置20は、スマートフォン、携帯電話、タブレットのいずれかである場合には、ユーザによって携帯され移動先においても利用可能である。このような場合、端末装置20は、GNSS(全世界測位システム)機能によって、ユーザの現在位置を測定することができる。このGNSS機能は、生体センサ10に備えられていてもよい。
端末装置20は、ユーザが運動したことを示す運動データをイベント管理サーバ50に送信する。運動は、ユーザの身体活動のうち、体力の維持や向上を目的として意図的に実施する活動であり、例えば、ランニング、ウォーキング、ダンスエクササイズ、各種スポーツ等がある。運動データは、ユーザが運動を行っている状態を把握可能なデータであればよく、GNSS機能によって測位したユーザの位置情報が継続的に移動している場合や、歩数計によって一定期間において継続的に歩数がカウントされた場合には、ランニングまたはウォーキングをしていることを表すことができ、また、生体センサ10によって通常時よりも高い心拍数が継続していることと検出された場合には、ダンスエクササイズを行っていることを表すことができる。
この図では、端末装置20と生体センサ10とが別の装置である場合について図示されているが、端末装置20と生体センサ10とが一体として構成されていてもよい。
ここで、生体センサ10aと端末装置20aとの組み合わせが1人のユーザU01によって利用され、生体センサ10bと端末装置20bとの組み合わせが、ユーザU01とは異なるユーザであるユーザU02に利用される。
また、この図において、生体センサ10と端末装置20の組み合わせが2組のみ図示されているが、参加するユーザの数に応じて、生体センサ10と端末装置20の組み合わせが用いられる。
組織端末30は、ユーザが所属する組織の管理者によって利用される端末装置である。組織端末は、スマートフォン、携帯電話、タブレット、PC(パーソナルコンピュータ)等のうちいずれか1つを用いることができる。
店舗端末40は、商品の販売あるいはサービスを提供する店舗に設置される端末装置であり、例えば、コンピュータである。店舗端末40は、店舗における売り上げデータ等が記憶されたサーバ装置等と通信可能に接続されおり、商品が販売された日時、販売された商品、販売価格等のうち、特定商品に関する販売データをイベント管理サーバ50に送信する。特定商品としては、ユーザの健康管理状況に応じた、不足している栄養素または補った方が望ましい栄養素を含む商品であり、食品または食事として提供することが可能なものであればよく、例えば、サプリメント等の栄養補助食品、総菜、弁当等である。このような特定食品は、ユーザの食事状況や日常における運動量や健康診断の結果等のデータを収集しておき、これらのデータに基づいて、摂取した方が望ましい栄養素や、健康診断の項目の改善に役立つメニューや食材に基づいて選定されてもよい。また、店舗端末40は、宅食サービスを提供する店舗である場合には、提供された食事内容を示すデータをイベント管理サーバ50に送信する。宅食サービスは、弁当や総菜を自宅等の所定の場所に届けるサービスである。
イベント管理サーバ50は、組織に属するユーザに対するイベントを生成し、生成したイベントに関する各種データを端末装置20に送信する。
ここで、イベントは、与えられた課題を、運動を伴う活動(アクティビティ)を行うことで達成することが可能な催し物である。イベント管理サーバ50は、課題をイベントデータとして端末装置20に送信する。ユーザは、端末装置20によって課題を受信すると、その課題に応じた運動を行い、運動を行った結果を端末装置20からイベント管理サーバ50へ送信する。イベント管理サーバ50は、運動を行った結果を元に、課題を達成できたか否かを判定し、課題を達成できた場合には、端末装置20に報酬を送信する。イベントは、ユーザが個人で参加できるものであってもよいが、複数のユーザによって編成されるチームで参加できるものであってもよい。イベントがあればイベントに参加してみようという意思が働きやすくなり、イベントに参加してもらうことができ、また、イベントは運動を伴うものであるため、イベントをきっかけにして運動を行おうとするモチベーションを高めることができる。これにより、ユーザに対し、イベントを契機にして運動をするという行動変化を起こさせることができる。
また、イベントは、運動(アクティビティ)を行うことで報酬を得ることができるものであってもよい。イベントに参加して運動を行い報酬が得られることで、ユーザに対して行動変化をより生じさせやすくすることができる。
イベントにおける運動は、ウォーキング、ジョギング、ランニング、エアロビクス、腕立て伏せ、水泳等のように個人で行うことができるものであってもよいし、野球、フットサル、バスケットボール等の団体競技であってもよい。
また、イベントは、イベント管理サーバ50から課題として配信されてくるため、チームで参加するイベントである場合、ユーザは、Webサーバ(イベント管理サーバ50)において開催されるサービスサイトに端末装置20からログインすることで、仮想空間上においてチームとして集合することができる。また、チームに属するメンバーが1名である場合であっても、仮想空間上におけるイベント会場に集合することができる。そのため、ユーザは、現実空間に存在する場所に移動して集合する必要がないため、移動時間や移動手段等の制約が少なくなり、イベントに対して気軽に参加することができる。そして、Webサイト上において開催されるイベントを同じチームに属する他のメンバーや、同じ組織に属する他のユーザと一緒に運動しつつ楽しむこともできる。
仮想空間上における集合は、例えば、Webアプリを用いて所定のサイトにログインすることであってもよいし、SNS(social networking service)等であってもよい。
また、イベントは、例えば、謎解きゲームや脱出ゲーム等のゲーム形式であってもよい。イベントが謎解きゲームや脱出ゲームである場合、課題としてユーザに与えられた運動を当該ユーザが行い、課題を達成することで、謎を解くためのヒントを得ることができる。このヒントが一定以上またはすべて集まることで、最終的に回答を導き出すことで謎を解くことができたり、脱出できたりする。
また、イベントは、クイズゲーム等のゲーム形式であってもよい。イベントがクイズゲームである場合、課題としてユーザに与えられた運動を当該ユーザが行い、回答権を得ることで、所定の問題に対する回答をすることができ、正解することで得られるスコアのチーム毎の合計値を、他のチームと競うようなイベントであってもよい。
このようなゲームをクリアするためには、イベント管理サーバ50から送信される課題を運動することで達成し、その達成度合いに応じてゲームを進行することができるようになっている。ゲーム形式である場合には、より楽しみながら課題に取り組むことができる。単に食事管理や体重管理を日々行おうとしても意欲が向上しない場合があるが、イベントであればユーザは参加してみたいという意識が生まれるため、ユーザに対して行動変化をより起こしやすくなっている。
また、イベント管理サーバ50は、イベントへの参加状況をユーザ毎に管理する機能、ユーザの健康管理を行うための機能を有する。
ユーザの健康管理は、体重の管理と食事の管理とが含まれる。イベント管理サーバ50は、標準的な体重よりも現在の体重の方が多いユーザに対し、目標体重に対して現在の体重がどの程度近づけられたか、その達成度合いを求め、ユーザの端末装置20に送信する。また、イベント管理サーバ50は、日々の食事が、ユーザの健康面を考慮して定められる食事の栄養バランスとなっているか否かを元に、達成度合いを求め、ユーザの端末装置20に送信する。端末装置20には、これらの達成度合いが表示されることから、健康管理状況を見える化することができる。ユーザは、健康管理状況を端末装置20において簡単に確認することができるため、イベントを楽しみつつ、健康管理をすることができ、行動変化を起こした上で、継続的な健康管理をしやすくなる。
上述したように、イベント管理サーバ50は、ユーザにイベントに参加してもらうことで運動を行うというユーザの行動変化を生じさせることができ、さらに、健康管理の支援をすることで、食事面から体重管理や健康管理を継続的にサポートすることができる。運動を続けてみようという意識を高めることができ、イベントを契機として生じた行動変化を継続させることができる。
この実施形態では、運動、体重、食事の3つの要素を連携させることで、行動変化を生じさせ、かつ、行動変化を継続させる効果を高めることができる。
ネットワーク60は、端末装置20、組織端末30、店舗端末40、及びイベント管理サーバ50を通信可能に接続する。ネットワーク60は、有線であってもよいし、少なくとも一部が無線であってもよい。
《イベント管理サーバの構成》
図2は、イベント管理サーバ50の機能を表す概略機能ブロック図である。
イベント管理サーバ50は、通信部501、制御部502、ユーザ情報取得部503、アクティビティレベル設定部504、チーム編成部505、イベントデータ記憶部506、イベント生成部507、課題付与部508、運動データ取得部509、運動データ記憶部510、体重データ取得部511、体重データ記憶部512、食事データ管理部513、食事データ記憶部514、料理記憶部515、提案メニュー生成部516、チームデータ記憶部517、個人課題管理部518、チーム達成状況管理部519、クーポン付与部520、ポイント交換管理部521、公開部522、算出部523を含む。
通信部501は、無線又は有線によって通信相手である各種装置と通信を行う通信モジュールである。通信部501は、ネットワーク60を介して、端末装置20、組織端末30、店舗端末40等と通信を行う。
制御部502は、イベント管理サーバ50の各部を制御する。
ユーザ情報取得部503は、端末装置20から通信部501を介して、ユーザの健康管理状況と、ユーザ自身によって入力される健康面における目標(理想とする状態)とにおける少なくともいずれか一方に関する情報の入力を受け付け、これを取得する。
健康管理状況として入力してもらう項目は、例えば、健康診断の結果、食事に関する事項(1日の食事回数、1日の食事内容(ごはんの量、野菜の量、肉の量等))、日常における運動量(身体活動レベル)等がある。健康面における目標は、ユーザ自身が理想とする姿(ユーザが目標とする体重、目標とするBMI(ボディマス指標)等)がある。
また、ユーザ情報取得部503は、これらの項目以外に、運動に対するユーザの意向に関する情報や、ユーザの身体に関する情報を取得するようにしてもよい。
運動に対するユーザの意向は、健康面における目標を達成するペース(ゆっくり達成するのが好き、早めのペースで達成するのが好き等)、好みの運動の種類(ウォーキング、ジョギング、ランニング、ダンスエクササイズ、チームで行うスポーツ等)がある。
ユーザの身体に関する情報は、ユーザの現在の身長、体重、性別、年齢、等がある。
また、ユーザ情報取得部503は、ユーザの健康管理状況と健康面における目標とについて、チャットボット機能によって質問事項として端末装置20に送信し、端末装置20から入力される回答の入力を受け付けることで取得するようにしてもよい。また、ユーザ情報取得部503は、健康診断の結果について、健康診断の項目毎に、チャットボット機能によって受け付けるようにしてもよいし、健康診断の結果を端末装置20からアップロードしてもらうようにしてもよい。この健康診断は、ユーザが企業や公共団体等の組織に属する従業員、職員である場合、その組織において定期的に行われる健康診断の結果を利用することができる。
アクティビティレベル設定部504は、ユーザ情報取得部503によって取得された情報に応じたアクティビティレベルを付与する。アクティビティレベルとは、ユーザ毎に設定される健康面における目標と、ユーザの現在の生活習慣の状況との乖離の度合いを表す。
健康面における目標は、アクティビティレベル設定部504によって設定されてもよいし、ユーザが自分自身の理想として考えている健康面における目標を端末装置20から入力してもらい、これを用いるようにしてもよい。
アクティビティレベルは、ユーザの現在の状況が目標から乖離している度合いが小さいほど(現在の状況が目標に近いほど)、アクティビティレベルが高い(レベルを示す数値が大きい)関係であってもよい。また、ユーザの現在の状況が目標から乖離している度合いが大きいほど(現在の状況が目標から大きく離れている場合)、アクティビティレベルが高い(レベルを示す数値が大きい)関係であってもよい。この実施形態においでは、ユーザの現在の状況が目標から乖離している度合いが小さいほど、アクティビティレベルが高い場合について説明する。
アクティビティレベル設定部504は、ユーザ情報取得部503によって取得された情報(ユーザの健康管理状況またはユーザ自身によって入力される健康面における目標のうち少なくともいずれか一方)を用いて目標設定を行い、その目標に応じたアクティビティレベルを設定する。
ここで設定される目標は、健康診断において改善することが望ましい項目、目標体重、一日の摂取カロリーの目標値、運動強度・頻度等の項目である。
アクティビティレベル設定部504は、健康診断において改善することが望ましい項目について目標を設定する場合、端末装置20から取得したユーザの健康診断の結果に含まれる各項目の評価結果が、その項目における標準範囲に収まっているか否かを判定し、標準範囲外となっている項目について、改善対象の項目として検出し、この項目を改善することを目標として定める。
アクティビティレベル設定部504は、目標体重について目標を設定する場合、ユーザの現在の身長から求められる標準体重または、ユーザ情報取得部503から得られるユーザが目標とする体重を目標体重として求めることができる。ここでアクティビティレベル設定部504は、目標体重を求めるにあたり、標準体重またはユーザが目標とする体重をそのまま用いてもよいし、ユーザの意向に関する情報に応じて補正するようにしてもよい。例えば、目標を達成するペースが「ゆっくり」であり、好みの運動の種類が「ウォーキング」である場合には、運動を行うことによる体重の変化は緩やかであると判定し、標準体重またはユーザが目標とする体重と、ユーザの現在の体重との中央値よりもユーザの現在の体重に近い値を目標体重として求めるようにし、目標を達成するペースが「ふつう」であり、好みの運動の種類が「ジョギング」である場合には、運動を行うことによる体重の変化はある程度の変化が生じ易いと判定し、標準体重またはユーザが目標とする体重と、ユーザの現在の体重との中央値を用いるようにしてもよい。補正した上で目標体重を求める場合、補正を行わずに求めた目標体重に対して段階的に目標を設定することができるため、ユーザの健康管理のペースに合わせた目標設定をすることが可能となる。
アクティビティレベル設定部504は、一日の摂取カロリーについて目標を設定する場合、推定エネルギー必要量を求め、この推定エネルギー必要量を一日の摂取カロリーとして求めてもよい。推定エネルギー必要量は、例えば、基礎代謝量と身体活動レベルに基づいて求めることができる。アクティビティレベル設定部504は、性別、年齢、参照体重、基礎代謝基準値を対応づけたテーブルを記憶しておき、ユーザ情報取得部503から得られた性別と年齢に応じた参照体重と基礎代謝基準値とから、基礎代謝量を求める。参照体重は、年齢における平均的な体重である。
身体活動レベルには、生活の大部分において座っていることが多い場合のレベル、座っている時間もあるが通勤、買い物、軽いスポーツを行う場合のレベル、移動や立ち仕事が多かったりスポーツを行っている場合のレベルがある。
アクティビティレベル設定部504は、運動強度・頻度について目標を設定する場合、1週間における運動実施推奨回数を求める。例えば、アクティビティレベル設定部504は、運動実施推奨回数を、ユーザ情報取得部503によって取得された、好みの運動の種類に応じて決める。例えば、好みの運動の種類がウォーキング、ジョギング、ランニングである場合、運動実施推奨回数を1週間に5回、ダンスエクササイズである場合、1週間に3回、チームで行うスポーツである場合、1週間に1回等に決めることができる。また、目標を達成するペースも用いる場合には、これらの運動実施推奨回数に対して、ペースに応じて頻度を高くまたは低くする。
アクティビティレベル設定部504は、ユーザに対する目標(健康診断において改善することが望ましい項目、目標体重、一日の摂取カロリーの目標値、運動強度・頻度のうち、少なくとも1つ)を求めると、この目標に応じたアクティビティレベルを求める。
具体的には、アクティビティレベル設定部504は、ユーザの目標と、ユーザ情報取得部503によって取得されたユーザの健康管理状況との乖離度合いをアクティビティレベルとして求める。
チーム編成部505は、ユーザ情報取得部503によって取得された情報に応じて定められるアクティビティレベルに基づいて、ユーザが属するチームを選定する。チーム編成部505は、チームを選定するにあたり、1つのチームに複数のユーザが属するようにチームを編成してもよいし、1つのチームに属するユーザが1人となるような1人編成のチームを編成してもよい。チーム編成部505は、チームに所属する人数については、イベント毎に定められた規定人数に従って決めるようにしてもよい。
チーム編成部505は、1つのチームに属するユーザの人数が複数である場合、ユーザが属する組織と同じ組織に属するユーザのなかから、異なるアクティビティレベルのユーザを含むようにしてチームを生成するようにしてもよい。例えば、1つのチームの中に、アクティビティレベルが高い人と低い人とが含まれるようにチームを生成する。また、各チームにおけるアクティビティレベルの平均値が同じ程度になるようにそれぞれのチームを編成することもできる。この場合、他のチームとの間でチーム全体のアクティビティレベルの差が少なくなるようにすることができ、チームどうしで競争しながらイベントを楽しむことができる。なお、1人編成のチームであっても、複数のユーザが属する他のチームや、他の1人編成のチーム(ユーザ)と競争しながらイベントを楽しむことができる。1人編成のチームであっても、1人のユーザのみ属するチームとして参加できることで、そのユーザは、個人のペースで課題を達成したい場合であってもイベントを楽しむことができる。
イベントデータ記憶部506は、イベントに関するデータであるイベントデータを記憶する。イベントデータには、組織に属するユーザが、端末装置20において実行することでWebサーバ上で開催されるイベントに参加することが可能なアプリケーションプログラム(以下、イベントアプリとも称する)が含まれる。
イベントにおいて与えられる課題には、チーム課題と個人課題がある。
チーム課題は、チーム全体に割り当てられる課題であって、ユーザ毎に付与された個人課題の達成状況に応じてクリア可能な課題である。
例えば、チーム課題は、個人課題を達成することで得られるヒントを一定数(例えば全部)収集できた状況に至った場合、クリア可能である。また、例えばチーム課題は、個人課題を達成することで回答権を得ることができ、この回答権を利用して回答することで、そのチーム全体として一定のスコアに達した状況に至った場合に、クリア可能である。個人課題は、個人に割り当てられる課題であって個人が達成する必要がある課題である。
より具体的には、例えば、イベントが謎解きゲームであって、チーム課題が「7文字のキーワードを集める」ことである場合には、ユーザ個人に対して設定された個人課題を達成することで、その報酬としてキーワードのいずれかの文字が得られるようになっている。そして、各ユーザが自身に割り当てられた個人課題をそれぞれ達成でき、7文字揃った場合には、チーム課題が達成できる。
また、チーム課題が「スコアの合計が○○ポイントに到達すること」である場合には、個人に割り当てられた個人課題を達成することで、回答権を得ることができ、この回答権を利用し、所定の問題に対して回答し、正解した場合にその報酬としてのポイントが付与され、そのポイントの合計値がチーム課題として設定されたポイント値(スコア)に到達した場合に、チーム課題が達成されるようになっていてもよい。所定の問題は、例えばクイズであってもよい。例えば、1つの出題に対して、チームのうち個人課題を達成できたユーザが回答権を得て、回答を入力することができるようになっていてもよいし、同じチームに属する他のユーザのそれぞれに異なる出題をし、各ユーザが個人課題を達成することで回答権を得て、自分に出題された問題に対する回答を入力することができるようになっていてもよい。
ここでは、個人課題だけでなく、チーム課題が付与されることで、チーム内のメンバー全員が自分に割り当てられた個人課題をそれぞれ達成することでチームの成績を上げようとするモチベーションを向上させることができ、楽しみながら課題にチャレンジすることができる。また、チーム内のどのユーザがいずれの個人課題を達成できたか否かの達成状況を端末装置20によって閲覧できることで、チームが一体となって課題に取り組もうとする意欲が高まるため、運動を伴う課題に取り組もうとする意欲を高めることができる。
なお、チーム課題は、1人編成のチームであっても、その1人のユーザに付与された個人課題の達成状況に応じてクリア可能である。例えば、謎解きゲームのイベントにおいて、1人編成のチームとしてユーザが参加しており、チーム課題として「7文字のキーワードを集める」ことが付与されている場合には、そのユーザに対して設定された個人課題を達成することで、その個人課題に対する報酬としてキーワードのいずれかの文字が得られるようになっている。そして、その1人のユーザが自身に割り当てられた個人課題をそれぞれ達成でき、7文字揃った場合には、チーム課題が達成できる。
また、イベントとしては、1人編成のチームや少人数が属するチームと、1つのチームに多数のユーザが属するチームとで、チーム課題や個人課題を変えるようにしてもよい。例えば、1人編成または少人数が属するチームは、1つのチームに多数のユーザが属するチームに比べて、チーム課題を達成することができる難易度を低くするようにしてもよい。難易度を低くする例としては、チーム課題を達成するために必要な個人課題の達成数が、1つのチームに多数のユーザが属するチームよりも、1人編成または少人数が属するチームの方が少なくないようにしてもよい。この場合、チームに属する人数による実力差を緩和することができる。
図3は、イベントデータ記憶部506に記憶されるイベントデータの一例を示す図である。イベントデータには、イベントID、イベント名、課題、運動レベル、個人報酬、チーム報酬、期間、ゴール、チーム人数の項目が含まれる。また、イベントデータには、スマートフォンやパソコン等において実行することでウェブサイト上において開催されるイベントに参加することが可能なイベントアプリを記憶する。イベントデータは、イベントを開催する企業や公共団体等の組織によって企画されたイベントの内容に基づいて登録されてもよい。また、イベントデータは、イベント会社等によって企画されたイベントの内容に基づいて登録されてもよい。この場合のイベントデータは、企業等に提供されることで、企業において開催されるイベントに利用されてもよい。
イベントIDは、イベントを個別に識別する識別情報である。例えばイベントIDは、「EV01」、「EV02」等の文字列が割り当てられる。
イベント名は、イベントの名称である。例えばイベントID「EV01」のイベント名は、「謎解き〈7文字のキーワードを完成させよう〉」である。
課題は、運動を伴う活動を行うことで報酬を得ることが可能な課題である。例えば、課題は、目標位置への移動に関するものであってもよく、また、目標とする運動量が定められるものであってもよい。より具体的に、この課題は、個人課題であり、運動の種類と運動量とが含まれる。運動の種類としては、「ランニング」、「ウォーキング」、「ダンスエクササイズ」等があり、運動量としては、移動距離や時間等がある。例えば、イベントID「EV01」には、「課題K1:D1kmのランニング(1日1回を3日分)」、「課題K3:T1分間のダンスエクササイズをする(1日1回を3日分)」等の複数の課題が対応付けられている。課題K1では、運動の種類は「ランニング」であり、運動量は「D1km」として距離が規定されており、頻度として「1日1回を5日分」として規定されている。また、課題K3では、運動の種類は「ダンスエクササイズ」であり、運動量は「T1分間」として時間によって規定されており、頻度として「1日1回を3日分」として規定されている。なお、個人課題は、「D1kmのランニング」のように運動の種類と運動量とが直接的に含まれていてもよい。また、個人課題は、「○○ポイントを得る」のように運動の種類と運動量とが直接的に含まれていないが、運動を行うことで「○○ポイントを得る」ことができるように、課題と運動との関係性があればよい。
運動レベルは、課題に設定された運動の種類と運動量に応じて決まる運動の負荷の度合いを表す。ここでは、運動レベルは、運動の負荷の度合いが高いほど、大きな数の運動レベルが対応付けされている。
個人報酬は、ユーザに与えられた個人課題を達成することで得られる報酬である。例えば、課題K1が「D1kmのランニング」である場合、課題として指定された距離や回数を満たすランニングをした場合に、この課題をクリアすることができ、これにより、報酬として「パスワードの1文字目が隠された棚Aを開く鍵」であるアイテムを得ることができる。このアイテムを利用することで、イベントサイトにおける棚Aを開くことができ、棚Aからパスワードの1文字目が書かれたカードを得ることができる。これにより、チーム課題として与えられたキーワードの1文字目を集めることができる。
チーム報酬は、イベント終了時において、チーム課題の達成度合いに応じて各チームについて順位付けを行い、この順位に応じて付与される報酬である。順位は、チーム課題の達成度合いの他に、イベント期間中における体重の推移や、食事状況等に基づいて付与されるポイントも含めて最終的な順位を決定することもできる(後述する)。
報酬は、例えば上位の数チームに対して、家電等の豪華な景品が付与される。ここでは、上位のチームだけでなく、下位のチームにも報酬を付与するようにしてもよい。下位のチームは、運動の度合いや健康管理がまだそれほど上達していない可能性があるため、サプリメントの購入またはサプリメントと交換することが可能なクーポンを付与するようにしてもよい。サプリメントを利用することで、運動が不足している分や、食事や体重管理が十分でない分を補ってもらうことが可能となる。
期間は、イベントの開始から終了までの期間を示す。
ゴールは、イベントにおける最終目的である。具体的には、イベントが謎解きである場合には、謎に対する解答(ここでは7文字の文字列「イノベーション」)であり、イベントが脱出ゲームである場合には、最終目的地(例えば「(仮想空間上における)家の外」)である。
チーム人数は、イベントにおいて1つのチームに所属することが可能なユーザの規定人数である。例えば、「1人~3人」、「3~5人」など、参加可能な人数の範囲が規定されるが、イベントによっては最小人数のみが設定されていてもよいし、最大人数のみ設定されていてもよい。
イベント生成部507は、イベントを開始するタイミングが到来すると、開催する対象のイベントを決定することで生成する。また、イベント生成部507は、組織に属するユーザから編成されるチームに対して、イベントを割り当てる。
イベント生成部507は、開催する対象のイベントデータをイベントデータ記憶部506から読み出し、読み出したイベントデータのうち、イベントに参加するために必要なアプリケーションプログラムを各チームのユーザの端末装置20にそれぞれ配信する。
イベント生成部507は、チーム編成部505によってチーム選定が行われた後にイベントを生成してもよいし、チーム選定の前にイベントを生成してもよい。
課題付与部508は、イベント生成部507によって生成されたイベントにおいて、チーム課題を各チームに対して付与する。
課題付与部508は、イベント生成部507によって生成されたイベントにおいて、個人課題を、チームに属するユーザに割り当てる。この個人課題は、運動を伴う活動を行うことで報酬を得ることが可能な課題である。例えば、課題付与部508は、イベントID「EV01」であるイベントが生成された場合には、このイベントの個人課題として含まれる課題K1、課題K2、・・・等の複数の個人課題のうち、このイベントに参加するチームのユーザに個人課題を付与する。
1つのチームに属するユーザの人数が複数である場合、課題付与部508は、イベントの課題として含まれる複数の個人課題のうち、ユーザのそれぞれに対して、異なる課題を割り当てることができる。また、1人編成のチームである場合、課題付与部508は、イベントの課題として含まれる複数の個人課題を、このチームに属する1人のユーザに割り当てることができる。この場合、複数の個人課題の全てをこの1人のユーザに割り当ててもよいし、複数の個人課題の数がある程度多い場合には、その中の一部の個人課題をこの1人のユーザに割り当てるようにしてもよい。
課題が付与されたユーザの端末では、付与された課題に対する活動内容の成果の入力を受け付けることが可能となる。例えば「課題K1:D1kmのランニング」が割り当てられたユーザは、自身が所有する端末装置20から、活動内容の成果を入力することができる。この入力は、実際にランニングを行ったことが把握可能なデータであればよい。例えば、GNSS機能を有効にして現在位置測定を開始して端末装置20をユーザが携帯し、端末装置20の画面上に表示された「ランニング開始」ボタンを押してからランニングし、「ランニング終了」のボタンを押すまでの距離と時間をGNSS機能による位置測定結果に基づいて計測する。その計測結果を、イベント管理サーバ50が、この課題が割り当てられたユーザの端末装置20から受け付けることが可能となる。
また、課題付与部508は、1つのチームに属するユーザの人数が複数である場合であって、1つのイベントにおける複数の個人課題をユーザに付与する場合、この複数の個人課題のうち、付与対象のユーザに設定されたアクティビティレベルに応じた運動レベルの課題を、当該ユーザに付与することができる。例えば、アクティビティレベルが高いユーザは、運動することにある程度慣れていたり、ユーザの目標に到達するにはある程度の大きさの負荷を与えた方がよいため、負荷の度合いが大きな運動レベルの課題を割り当てる。また、課題付与部508は、アクティビティレベルが低いユーザは、運動することにあまり慣れていなかったり、負荷の度合いが大きな運動をしようとしても課題を達成しにくい可能性も考えられるため、負荷の度合いが小さな運動レベルの課題を割り当てるようにしてもよい。
また、課題付与部508は、1つのチームに属するユーザの人数が複数である場合であって、ユーザに課題を付与する場合、チーム内のどのユーザにいずれの課題を割り当てるかについて、そのチームに所属するいずれかのユーザから端末装置20に入力される指示に基づいて割り当てるようにしてもよい。例えば、チーム内のリーダ役のユーザが、チーム内の各ユーザに課題を割り当てるように操作入力してもよい。これにより、リーダが各メンバーの体調やユーザの好みの運動となるように課題を割り当てることができる。また、一旦課題が割り当てられたユーザが、チーム内の他のユーザに課題を振り替えるようにしてもよい。これにより、自身が苦手な種別の運動が割り当てられたり、達成できる可能性が低い課題である場合には、チーム内の誰かに代わりに対応してもらったり、課題を入れ替えてもらうことができる。
また、課題付与部508は、1人編成のチームのユーザに課題を付与する場合、イベントにおける個人課題の数がある程度多い場合には、ユーザのアクティビティレベルに基づいて、複数の個人課題のなかから一部の個人課題を割り当てるようにしてもよい。また、課題付与部508は、この1人のユーザからの操作入力を端末装置20から受け付け、その操作入力に基づいて、複数の個人課題のなかから一部の個人課題を付与するようにしてもよい。
また、課題付与部508は、1つのチームに属するユーザの人数が複数である場合において、チーム課題を達成するために必要な個人課題が複数ある場合には、それぞれの課題を異なるユーザに付与することができる。これにより、各ユーザが課題を達成することで、最終的なチーム課題を達成することができるため、チーム全体の連帯感を高めつつ、運動に取り組むことができる。
また、課題付与部508は、ユーザに課題を割り当てるにあたり、参加人数と課題の数が同じである場合には、1人に1つの課題を割り当てることができ、参加人数より課題の数が多い場合には、1人に複数の課題を割り当てることもできる。
運動データ取得部509は、ユーザの端末装置20から送信される運動データを通信部501を介して取得する。運動データは、ユーザが運動を行っていることが把握可能なデータであり、例えば、ユーザの移動距離に基づくデータであってもよく、具体的には、端末装置20から送信されたGNSS機能によって計測された位置情報の時系列データであってもよい。得られた運動データが、移動距離に基づくデータであった場合には、位置情報と時刻との関係から、移動距離や移動速度を求めることで、ユーザがウォーキングまたはランニングをしていることを判定することができ、ウォーキングまたはランニングをした距離について求めることもできる。
また、運動データは、生体センサ10によってユーザから得られる生体データであってもよく、具体的には、生体センサ10によって検出され端末装置20を介して送信された心拍数のデータであってもよい。得られた運動データがとして得られた場合には、ユーザが安静にしている状態よりも活発な活動を行っていると判定することができ、参加したイベントにおいて与えられた課題に挑戦している期間において生体データが得られた場合には、課題に対応する運動(例えばダンスエクササイズ)を行っていると識別することができる。
なお、生体センサ10が端末装置20を介することなくイベント管理サーバ50に送信することができる場合には、運動データ取得部509は、端末装置20を介することなく生体センサ10から生体データを運動データとして取得することができる。ここでは、生体センサ10と端末装置20とのそれぞれの端末識別情報と、ユーザ識別情報とをイベント管理サーバ50において対応付けて記憶することで、いずれのユーザから送信された運動データであるかを識別することができる。
運動データ記憶部510は、運動データ取得部509が取得した運動データと、ユーザ識別情報とともに記憶する。ここでは、運動データを送信した送信元の端末装置20の端末識別情報または、送信元の端末装置20を用いてイベントアプリにログインした際のログインIDに基づいて、ユーザ識別情報を特定することで、運動データに対応づけて記憶することができる。
体重データ取得部511は、端末装置20から送信される体重計測データを取得する。体重計測データを取得するタイミングは、イベント開催期間にユーザが活動を行ったことによって体重がどのように推移したかを把握することができるタイミングであればよく、例えば、イベントが開催されている期間において、付与された課題に対する運動を行う前、課題に対する運動を行った後、イベント期間中における任意のタイミング等がある。
体重データは、体重計を用いてユーザ自身によって体重を測定してもらい、その測定結果を端末装置20から入力してもらうようにしてもよい。
体重データ記憶部512は、体重データ取得部511が取得した体重データを、受信した日時と対応付けてユーザ毎に記憶する。体重データを記憶することで、ユーザ毎の体重の推移を把握することができ、体重の観点からユーザの健康状態を把握することができる。
食事データ管理部513は、端末装置20から送信されるユーザの食事内容を示す食事データを取得する。食事データを取得するタイミングは、イベント開催期間にユーザがどのような食事を摂ったかを把握することができるタイミングであればよく、例えば、イベントが開催されている期間において食事を摂る毎に端末装置20から送信してもらい、これを取得するようにしてもよい。
食事データは、食事内容を示すメニューや各食材の量等をテキストによって端末装置20から入力してもらってもよいし、食事の全体を端末装置20に設けられたカメラで撮像し、その撮像データを送信してもらうようにしてもよい。食事データ管理部513は、この撮像データについて、画像解析をすることでいずれのメニューが含まれているかを判定し、判定することで得られたメニューに基づいて栄養素やカロリー等を求めるようにしてもよい。画像解析に基づいてメニューを判定する方法としては、食事内容が撮像された画像と、メニューとの関係をAI(人工知能)によって学習した学習済みモデルを用い、この学習済みモデルに、端末装置20から得られた食事データとしての画像を入力することで、メニューを特定するようにしてもよい。また、食事データ管理部513が、メニューと栄養素、メニューとカロリーとの対応関係を記憶した対応テーブルを記憶しておき、この対応テーブルを参照することで、メニューから栄養素やカロリーを得るようにしてもよい。
また、食事データ管理部513は、クーポン利用状況に基づいて、利用されたクーポンが弁当や総菜を購入するために用いられるクーポンである場合には、そのクーポンに対応する弁当や総菜を特定し、食事データとして受け付けることができる。食事データ管理部513は、クーポンが利用されることに応じて食事データを得ることできるので、ユーザ自身に食事内容を端末装置20から入力してもらわなくてもよい。
食事データ記憶部514は、食事データ管理部513によって得られた食事データをユーザ識別情報とともに記憶する。ここでは、食事データを送信した送信元の端末装置20の端末識別情報または、送信元の端末装置20を用いてイベントアプリにログインした際のログインIDに基づいて、ユーザ識別情報を特定することで、食事データに対応づけて記憶することができる。
料理記憶部515は、ユーザに対して提案可能な料理名と、食材と、栄養と、調理法とを対応付けて記憶する。
提案メニュー生成部516は、ユーザの食事状況と、ユーザの目標体重との関係に基づいて提案メニューを生成し、対象のユーザの端末装置20に送信する。
提案メニュー生成部516は、例えば、食事データ記憶部514に記憶された、ユーザの食事データを参照し、摂取カロリーや栄養素を分析し、分析結果に基づいてユーザ個人に合わせた提案メニューを生成する。提案メニューとしては、不足する栄養素を補うことができるメニュー、健康診断の項目の改善に役立つメニューまたは食材、摂取カロリーを抑えつつ満足感を得るためのメニュー等がある。
不足する栄養素を補うメニューを生成する場合、提案メニュー生成部516は、年齢や性別に応じて一般的に推奨されている一日における栄養摂取量の目標値と、食事データから得られる栄養素とを比較し、目標値に対して不足する栄養素を補うことができるメニューを、料理記憶部515から読み出すことで生成する。
健康診断の項目の改善に役立つメニューまたは食品素材を生成する場合、提案メニュー生成部516は、健康診断の項目のうち、標準範囲を超えている項目について改善可能なメニューを生成する。より具体的に、提案メニュー生成部516は、血圧が高かったユーザについては、塩分が少ないメニューを料理記憶部515から読み出すことで生成する。また、提案メニュー生成部516は、コレステロール値が高かったユーザについては、悪玉コレステロールを減らし、善玉コレステロールを増やすようなメニュー(血栓予防が期待できるアジやイワシを用いたメニュー、卵類が控え目なメニュー、肥満を解消するような食事量を抑えたメニュー)を料理記憶部515から読み出すことで生成する。また、提案メニュー生成部516は、貧血気味のユーザについては、鉄分を多く含むメニューを料理記憶部515から読み出すことで生成する。また、提案メニュー生成部516は、尿酸値が高かったユーザについては、プリン体が多く含まれる食品が少ないメニュー、野菜や海藻類が多めのメニューを料理記憶部515から読み出すことで生成する。
摂取カロリーを抑えつつ満足感を得るためのメニューを生成する場合、提案メニュー生成部516は、カロリーが控え目な食材が多めに含まれ、油を利用する量が少ない調理法によるメニューを料理記憶部515から読み出すことによって生成する。
また、提案メニュー生成部516は、チームにおけるイベントの進捗状況に応じて提案メニューを生成することもできる。例えば、課題の達成状況が他のチームと比べて進んでいないチームについては、所属するユーザに対して、カロリーが控え目なメニューを料理記憶部515から読み出すことで生成する。ここでは、カロリーが控え目なメニューを提案することで、体重が増えにくい食事をとってもらいやすくなり、体重が改善されることで運動することに対する意欲が向上し、課題に積極的に取り組んでもらえることが可能となる。
また、提案メニュー生成部516は、料理記憶部515から各種メニューを読み出すようにしたが、特定商品としての弁当がメニューとして登録されていれば、このような弁当を提案メニューとして生成することもできる。これにより、ユーザは日々の食事を取りながら不足している栄養素や補った方が望ましい栄養素を摂ることも可能となる。
チームデータ記憶部517は、チームデータを記憶する。
図4は、チームデータ記憶部517に記憶されるデータの一例を表す図である。
チームデータは、チーム識別情報、ユーザ識別情報、課題達成状況、目標達成ポイント、記録ポイント、提案メニューを含むデータである。
チーム識別情報は、各チームを個別に識別する識別情報である。
課題達成状況は、課題が達成されたか否かを個人課題管理部518によって判定された結果を示す。この課題は、イベントに参加したユーザに対して割り当てられた「D1kmのランニング」等の課題である。チームデータ記憶部517には、課題を達成したと個人課題管理部518によって判定される前には、「未達成」を示す情報が記憶されており、個人課題管理部518は、課題を達成したと判定すると、「未達成」を「達成」に書き換える。
目標達成ポイントは、目標を達成することで付与されるポイントである。例えば、目標達成ポイントは、課題を達成することで付与される場合、目標体重に到達できたことで付与される場合、食事内容が提案メニューに該当する場合等において付与される。
課題を達成することで付与される目標達成ポイントは、個人課題管理部518が、個人に割り当てられた課題を達成したと判定した場合、個人課題管理部518によって付与される。
目標体重に到達できたことで付与される目標達成ポイントは、個人課題管理部518が、各ユーザに付与されている目標体重に、現在の体重が到達したと判定された場合に、個人課題管理部518によって付与される。
食事内容が提案メニューに該当する場合に付与される目標達成ポイントは、個人課題管理部518が、ユーザから送信された食事データが当該ユーザに対して設定された提案メニューに該当するか否かを判定し、提案メニューに該当すると判定された場合に付与される。食事データが提案メニューに該当するか否かについては、例えば、個人に合わせて提案されたメニューであって、ユーザにとって不足する栄養素を補うことができた場合、健康診断の項目の改善に役立つメニューまたは食品素材を含むメニューに対応した食事ができた場合、摂取カロリーを抑えられたメニューの食事ができた場合等がある。
記録ポイントは、個人課題に対して行われた活動内容が運動データ記憶部510に記憶された場合、体重データが体重データ記憶部512に記憶された場合、食事データが食事データ記憶部514に記憶された場合、等において付与されるポイントである。
体重データや食事データを登録することで記録ポイントが得られるため、ユーザは、課題への取り組み、体重測定、どのような食事をしているか等の日々の確認を、普段は行わなかったとしてもイベントに参加することで、意識的に行うことが可能となる。
提案メニューは、提案メニュー生成部516によって生成されたユーザ毎に生成された提案メニューである。この提案メニューは、個人課題管理部518によって参照されることで、食事データが提案メニューに該当するか否かについて判定される。
個人課題管理部518は、運動データ記憶部510に記憶された運動データに基づいて、ユーザに対して付与された課題を達成したか否かを判定する。課題を達成したか否かの判定は、課題を達成できたか否かの判定だけでなく、課題に着手してから達成するまでの間のいずれまで進んでいるかの進捗を判定するようにしてもよい。
例えば、個人課題管理部518は、ウォーキングやランニング等の移動を伴う運動がユーザによってされた場合には、ユーザの端末装置20から送信される、ユーザの現在地を測定した測定結果に基づいて、進捗状況を判定することで、進捗状況を特定する。ここでは、端末装置20から、ウォーキング等をし始めてから終了するまでの間において一定時間毎に運動データが送信される場合には、個人課題管理部518は、ウォーキング等の課題について進捗状況を判定することができる。また、ウォーキング等の開始時とウォーキング等の終了時との運動データを端末装置20から受信した場合、個人課題管理部518は、開始時の位置情報及び時刻と、終了時の位置情報及び時刻との関係から、移動距離と移動速度を算出し、算出結果に基づいて課題を達成したか否かを判定する。ウォーキングであるかランニングであるかについては、移動速度が基準値より早いか否かに応じて判定するようにしてもよい。
また、個人課題管理部518は、ダンスエクササイズ等の目標とする運動量が定められた運動がユーザによってされた場合には、ユーザの端末装置20から送信される生体データに基づいて、進捗状況を判定することで、進捗状況を特定する。ここでは、端末装置20から、ダンスエクササイズ等をし始めてから終了するまでの間において一定時間毎に運動データが送信される場合には、個人課題管理部518は、ダンスエクササイズ等の課題について進捗状況を判定することができる。また、ダンスエクササイズ等の開始時から終了時までの間の運動データの履歴を纏めて端末装置20から受信した場合、個人課題管理部518は、運動データの履歴に基づいて、一定以上の心拍数が継続した時間を求め、課題として与えられたダンスエクササイズを行う時間に相当するか否かを判定することで、課題を達成したか否かを判定する。
個人課題管理部518は、課題が達成できたと判定した場合には、達成できた課題に応じた報酬を付与する。例えば、個人課題管理部518は、達成できた課題に対応する個人報酬をイベントデータ記憶部506から読み出し、課題を達成したユーザの端末装置20に送信する。例えば、課題K1が達成された場合、個人課題管理部518は、課題K1に対応する個人報酬「パスワードの1文字目が隠された棚Aを開く鍵」のデータをイベントデータ記憶部506から読み出して、課題を達成したユーザの端末装置20に送信する。
また、個人課題管理部518は、課題が達成できたと判定した場合には、課題が達成できたことに応じた目標達成ポイントを、チームデータ記憶部517のユーザ識別情報に対応づけて記憶すること付与する。ここで既に目標達成ポイントが記憶されている場合には、今回付与された目標達成ポイントを加算する。
また、個人課題管理部518は、体重が目標値に到達した場合、食事データが提案メニューに該当していた場合についても、それぞれに応じた目標達成ポイントを付与(加算)する。
チーム達成状況管理部519は、目標達成ポイントと記録ポイントの少なくともいずれか1つをチーム毎に合計することで、各チームのポイントを集計する。ここでは、目標達成ポイントのみを合計した場合には、課題に対する達成状況に基づくチーム毎のランキングを決めることができる。記録ポイントのみを合計した場合には、体重や食事について日々意識しているといえるため、健康管理を意識の高さに基づくチーム毎のランキングを決めることができる。目標達成ポイントと記録ポイントの両方を合計した場合には、総合的なチーム毎のランキングを決めることができる。
また、チーム達成状況管理部519は、記録ポイントを付与する対象のデータ(運動データ、体重データ、食事データ)が記憶されることに応じて、記録ポイントを付与する。対象のデータが記憶されることに応じて付与される記録ポイントのポイント数は、予め決められていてもよい。
例えば、チーム達成状況管理部519は、個人課題に対して行われた活動内容が行われ、活動内容に応じた運動データを端末装置20から受信すると、送信元の端末装置20のユーザに対応するユーザ識別情報に対応付けて記録ポイントを加算する。
また、チーム達成状況管理部519は、体重データを端末装置20から受信すると、送信元の端末装置20のユーザに対応するユーザ識別情報に対応付けて記録ポイントを加算し、食事データを端末装置20から受信すると、送信元の端末装置20のユーザに対応するユーザ識別情報に対応付けて記録ポイントを加算する。チーム達成状況管理部519は、体重データの登録や食事データの登録に対する記録ポイントの1日において付与する上限回数の範囲内において付与するようにしてもよい。
ここでは、チーム達成状況管理部519は、個人課題管理部518の判定結果に基づく達成状況(課題達成に基づく目標達成ポイント)を集計することで、チーム毎の課題の達成状況を集計することができる。
クーポン付与部520は、ユーザに対してクーポンを付与する。クーポンの付与は、目標達成ポイントや記録ポイントとして得られたポイントの範囲内で、当該ポイントとクーポンとを交換することで付与する。付与されるクーポンは、例えば、特定商品を購入することが可能なクーポンである。
ポイント交換管理部521は、クーポンを付与する際の交換に用いられたポイントについて、利用済みポイントとしてチームデータ記憶部517のユーザに対応づけて記憶する。ここでは、ユーザが保有するポイントと、利用済みポイントとをそれぞれ記憶することで、ユーザに対して付与された目標達成ポイントや記録ポイントが、交換に伴って減ってしまわないようにすることで、チームの順位に影響が生じないようにし、かつ、利用したポイントについての管理もすることができる。ポイント交換管理部521は、ユーザが保有するポイントと利用済みポイントとの差のポイントの範囲において、クーポン付与部520によるクーポン付与が可能である。
公開部522は、チーム達成状況管理部519が集計した集計結果を端末装置20に対して閲覧可能に公開する。公開される集計結果は、例えば、チーム毎のランキング、同一チーム内における他のユーザの課題に対する達成状況、他のチームに属するユーザの課題に対する達成状況等がある。公開部522は、公開内容に範囲を設定し、その設定された範囲で公開するようにしてもよい。例えば公開部522は、同一チーム内における他のユーザの課題に対する達成状況については、そのチームに属するユーザに対して公開するが、他のチームのユーザに対しては公開しないようにしてもよい。
同一チームに属する他のユーザの課題に対する達成状況を、同一チームの他のユーザに対して公開した場合には、同一チームに属する他のユーザとの間において課題の達成状況を共有することができ、イベントに参加する(運動する)ことに対するモチベーションを維持することができる。また、ユーザの課題に対する達成状況を異なるチームに属するユーザに対して公開した場合には、仮に、1人編成のチームのユーザであっても、他のチームのユーザの達成状況を確認することで、自身のモチベーションを維持することもできる。
なお、チームにおけるユーザの課題の達成状況を他のチームに公開しないようにする場合には、公開しないことを要求する操作入力を端末装置20から入力してもらうことで、その要求があったチームについては、他のチームに課題の達成状況を公開しないようにしてもよい。この場合、1人編成のチームのユーザが公開しないように設定した場合には、他のユーザに対して自分の課題の達成状況を把握されないようにして自分のペースでイベントを楽しむことができる。また、複数のユーザが属するチームについて公開しないように設定した場合には、他のチームに自チームの課題の達成状況を把握されないようにしつつ他のチームと競争する楽しみ方もできる。
算出部523は、イベントを実施することに伴い、組織に対して請求する費用を算出する。例えば、算出部523は、イベントに参加したユーザのアカウントに基づいて求まる組織の参加人数と単価とから請求金額を算出する。また、算出部523は、イベントにおいてユーザに付与する報酬(景品)や、クーポンと交換された食事やサプリメント等の特定商品の価格を合計することで、請求金額を算出してもよい。
ここで、上述のイベントデータ記憶部506、運動データ記憶部510、体重データ記憶部512、食事データ記憶部514、料理記憶部515、チームデータ記憶部517については、記憶媒体、例えば、HDD(Hard Disk Drive)、フラッシュメモリ、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)、RAM(Random Access read/write Memory)、ROM(Read Only Memory)、またはこれらの記憶媒体の任意の組み合わせによって構成されてもよい。これらの記憶部は、例えば、不揮発性メモリを用いることができる。
《イベント管理システムの動作》
次に、上述したイベント管理システムの動作に関し、(1)イベント生成前処理、(2)イベント処理、(3)クーポン発行処理、の順で説明する。ここでは、1つのチームに属するユーザの人数は、1人であっても複数であってもよいが、複数である場合を主に説明する。
《(1)イベント生成前処理》
図5は、イベント生成前処理について説明するフローチャートである。
イベント生成前において、イベント管理サーバ50のユーザ情報取得部503は、ユーザによって端末装置20から送信される、ユーザの健康管理状況を取得するとともに(ステップS101)、健康面における目標を取得する(ステップS102)。健康管理状況としては、ユーザ自身が勤務している企業において実施した健康診断の結果、運動に関する事項(日常における運動量、ゆっくり目標を達成したい、運動に対するユーザの意向(歩くよりも走る方が好き)等)である。食事に関する事項(普段の1日の食事の内容等)であり、健康面における目標としては、理想とする姿(例えば、理想とする体重)である。この他に、ユーザ情報取得部503は、ユーザの現在の身長、体重、年齢、性別等についても端末装置20から取得する。ユーザ情報取得部503は、健康管理状況や目標について、イベントに参加する対象となる複数のユーザのそれぞれの端末装置20から取得する。
端末装置20から各種情報の入力を受け付けると、アクティビティレベル設定部504は、ユーザに対する目標設定をする(ステップS103)。ここではアクティビティレベル設定部504は、端末装置20から入力された各種情報に基づいて、健康診断において改善することが望ましい項目の特定、一日の摂取カロリーの目標値、目標体重、運動強度・頻度等を生成し、ユーザデータとして記憶することで目標設定をする。このユーザのデータは、例えば、チーム編成される前のユーザであることを示す情報、ユーザ識別情報とともに、チームデータ記憶部517に記憶される。
次に、アクティビティレベル設定部504は、記憶されたユーザデータの設定された目標と、ユーザの現在の状況との乖離度合いとに基づいて、アクティビティレベルを付与する(ステップS104)。例えば、現在の体重と目標体重の乖離度合い、普段の食事における摂取カロリーと一日の摂取カロリーの目標値との乖離度合い等を用いて、アクティビティレベルを算出する。そしてアクティビティレベル設定部504は、算出されたアクティビティレベルを、ユーザデータとして、ユーザ識別情報に対応付けてチームデータ記憶部517に記憶する。
《(2)イベント処理》
次に、図6A、図6Bは、イベント処理について説明するフローチャートである。
イベント生成部507は、イベントを開始するタイミングが到来すると、開催する対象のイベントを決定することで生成する(ステップS201)。イベントの開始タイミングは、イベントの開始日時と終了日時が指定されている場合には、イベントの開始日時が到来したタイミングを開始タイミングとすることができ、イベントを管理する管理者からのキーボード等の入力デバイスを利用して開催する対象のイベントが指定されるとともにイベント開始の指示が入力された場合には、その指示が入力されたタイミングを開始タイミングとすることができる。
イベントが生成されると、チーム編成部505は、異なるアクティビティレベルのユーザが含まれるようにして、複数のチームを編成する(ステップS202)。ただし、チーム編成部505は、1人編成のチームとする操作入力を端末装置20から操作入力された場合には、その入力を行ったユーザについて1人編成のチームとして編成する。そしてチーム編成部505は、編成されたチームに基づいて、各チームを識別するチーム識別情報をチームに所属するユーザのユーザ識別情報に対応づけてチームデータ記憶部517に記憶する。
イベント生成部507は、チーム編成がなされると、イベントに参加するユーザの端末装置20に対してそれぞれイベントデータ(イベントアプリ)を配信する(ステップS203)。端末装置20が配信されたイベントアプリを実行することで、ユーザは、イベントに参加することができる。ユーザは、端末装置20によってイベントに参加することで、自身がどのチームに所属しているか、同じチームに所属する他のユーザが誰であるか、他のチームにどのユーザが所属しているかについても画面に表示された内容を確認することで把握できる。
次に、課題付与部508は、生成されたイベントにおいてチーム課題を各チームに属するユーザの端末装置20に送信する。そして、課題付与部508は、各ユーザに設定されたアクティビティレベルに基づいて、対応する運動レベルの個人課題を各ユーザに対して割り当てる。課題付与部508は、ユーザに割り当てた個人課題を、当該ユーザの端末装置20に送信する(ステップS204)。端末装置20に個人課題が受信されると、ユーザは、自分に割り当てられた個人課題を確認し、この個人課題に応じた運動を行い、運動データを端末装置20からイベント管理サーバ50に送信する。また、イベントが開始されると、ユーザは、体重データや食事データの入力を行うことができる。
次に、イベント管理サーバ50は、端末装置20から運動データを受信したか否かを判定する(ステップS205)。
運動データ取得部509は、運動データを受信したと判定した場合(ステップS205-YES)、受信した運動データを受け付けし(ステップS206)、運動データ記憶部510にユーザ識別情報に対応付けて記憶する。端末装置20から送信される運動データは、例えば送信元の端末装置20においてイベントアプリが実行されログインする際に用いられたユーザ識別情報(ユーザID)とともに、送信される。このユーザ識別情報を用いることで、どのユーザの運動データであるか識別できるようになっている。
運動データ記憶部510に運動データが記憶されると、チーム達成状況管理部519は、運動データが記憶されたことに応じた記録ポイントをチームデータ記憶部517のユーザ識別情報に対応付けて記憶することで付与する(ステップS207)。この記録ポイントは、後述する個人課題の達成可否の判定結果において達成できたと判定された場合のみ付与されてもよいし、1日あたり付与される上限値の範囲内で付与されてもよい。
運動データが記憶されると、個人課題管理部518は、記憶された運動データと、ユーザに付与された個人課題とに基づいて、ユーザに付与された個人課題を達成できたか否かを判定する(ステップS208)。例えば、個人課題管理部518は、個人課題が「D1kmのランニング」である場合、ランニングを開始した位置から終了した位置までをGNSS機能等を用いて測定し、その測定結果を運動データとして取得し、その移動経路の距離が「D1km」に到達しており、移動速度が「ランニング」に相当する速度である場合には、個人課題を達成できたと判定する。また、個人課題管理部518は、個人課題が「T1分間のダンスエクササイズをする」である場合、ダンスエクササイズを開始した時刻から終了した時刻までのユーザの心拍数や脈拍等の生体データを運動データとして取得し、その心拍数や脈拍がダンスエクササイズをした際に生じる心拍数や脈拍に該当する場合には、個人課題を達成できたと判定する。
個人課題管理部518は、個人課題を達成できた場合には、個人課題を達成できたことをチームデータ記憶部517のユーザ識別情報に対応づけて記憶する。なお、個人課題について「1日1回を5日分」のように、回数が決められている場合には、与えられた課題を決められた回数分まで達成できたか否かについても判定し、決められた回数まで達成できた場合、個人課題管理部518は、個人報酬を付与する。
個人課題を達成できたか否かの判定が行われると、チーム達成状況管理部519は、個人課題の達成状況に基づいて、チーム課題の達成度合いを判定する(ステップS209)。チーム課題の達成度合いは、付与された個人課題の数と、達成された個人課題の数とに基づいて求めることができる。
また、チーム達成状況管理部519は、チーム課題の達成度合いを求めると、チーム課題の達成度合いと、チームに属する各ユーザの目標達成ポイントと、記録ポイントとに基づいて、イベントに参加している各チームの現段階における順位を算出(集計)する。例えば、チーム達成状況管理部519は、チーム課題の達成度合いが最も高く、かつ、目標達成ポイントと記録ポイントの合計値が最も高いチームを1位として算出する。
公開部522は、チーム達成状況管理部519の集計結果を、端末装置20に対して公開する対象のデータを更新した上で公開する(ステップS210)。イベントに参加しているユーザは、自身が所有する端末装置20においてイベントアプリを利用することで、順位の集計結果を閲覧できるWebページにアクセスすることができる。そして、このWebページを閲覧することで、自身のチームの現時点の順位や、自身のチームのそれぞれの個人課題の達成状況、他のチームの順位等を公開された範囲内において確認することができる。
次に、イベント生成部507は、イベント期間が終了したか否かを判定する(ステップS211)。イベント期間が終了したと判定された場合(ステップS211-YES)、チーム達成状況管理部519は、チームの順位を集計し、集計結果を最終的な順位として決定し(ステップS212)、その順位に応じて、チーム報酬(景品)を付与する(ステップS213)。例えば、1位から3位にはそれぞれ決められた家電やギフト券等が付与され、下位のチームには、サプリメントを購入可能なクーポンなどが付与される。そして、付与された内容に基づいて、実際の景品が、イベントを開催した企業の担当者から、対象のユーザに発送される。
ここで、上述したステップS205において、運動データ取得部509が運動データを受信していないと判定した場合(ステップS205-NO)、体重データ取得部511は、体重データを受信したか否かを判定する(ステップS214)。
体重データ取得部511は、体重データを受信したと判定した場合(ステップS214-YES)、体重データを受け付けし(ステップS215)、体重データ記憶部512にユーザ識別情報とともに記憶する。端末装置20から送信される体重データは、例えば送信元の端末装置20からユーザ識別情報(ユーザID)とともに送信される。このユーザ識別情報を用いることで、どのユーザの体重データであるか識別できるようになっている。また、ここでは、受信した日時も対応づけて体重データ記憶部512に記憶するようにしてもよい。
体重データ記憶部512に体重データが記憶されると、チーム達成状況管理部519は、体重データが記憶されたことに応じた記録ポイントをチームデータ記憶部517のユーザ識別情報に対応付けて記憶することで付与する(ステップS216)。この記録ポイントは、1日あたり付与される上限値の範囲内で付与されてもよい。例えば、ユーザは、朝と夜にそれぞれ体重を計測した場合には、2回分の記録ポイントを付与してもらえる場合がある。これにより、ユーザは、体重測定を頻繁に行うような習慣が身につくため、自分の体重に対する意識を高めることができる。
次に、個人課題管理部518は、記憶された体重データと、ユーザに対して設定されている目標体重とに基づいて、体重に関する目標の達成度合いを判定する(ステップS217)。個人課題管理部518は、体重データが目標体重に近いほど達成度合いが高いとして判定する。そして公開部522が、この判定結果を、体重データの送信元の端末装置20に対して閲覧可能に公開してもよい。また、個人課題管理部518は、例えば、体重データの履歴を示すグラフデータを生成し、公開部522が、このグラフデータを体重データの送信元の端末装置20に対して閲覧可能に公開してもよい。目標体重に対する達成度合いは、例えば、「目標の○○%を達成できています」等のようなメッセージであってもよい。体重を記録して閲覧できることで、ユーザは、体重を日々記録しようという意識を高めることができ、記録された履歴を見える化することができる。これにより、ユーザは、体重がどの程度改善されているかを把握しやくすくなり、また、改善された体重を維持したいという意識を持つことができる。
個人課題管理部518は、体重データが目標体重に到達できた場合には、目標達成ポイントを、体重データの送信元のユーザのユーザ識別情報に対応付けてチームデータ記憶部517に記憶することで付与する。その後、処理はステップS210に移行する。
一方、上述したステップS214において、体重データ取得部511は、体重データを受信していないと判定した場合(ステップS214-NO)、食事データ管理部513は、食事データを受信したか否かを判定する(ステップS218)。
食事データ管理部513は、食事データを受信したと判定した場合(ステップS218-YES)、食事データを受け付けし(ステップS219)、食事データ記憶部514にユーザ識別情報とともに記憶する。端末装置20から送信される食事データは、例えば送信元の端末装置20からユーザ識別情報とともに送信される。このユーザ識別情報を用いることで、どのユーザの食事データであるか識別できるようになっている。また、ここでは、受信した日時も対応づけて食事データ記憶部514に記憶するようにしてもよい。
食事データ記憶部514に食事データが記憶されると、チーム達成状況管理部519は、食事データが記憶されたことに応じた記録ポイントをチームデータ記憶部517のユーザ識別情報に対応付けて記憶することで付与する(ステップS220)。この記録ポイントは、1日あたり付与される上限値の範囲内で付与されてもよい。例えば、ユーザは、朝食、昼食、夕食のそれぞれの食事データを入力した場合には、3回分の記録ポイントを付与してもらうことができる。また、必要に応じて間食した内容を食事データとして入力することもできる。食事データを登録することで記録ポイントを付与してもらうことができるため、ユーザは、食事データを入力する都度、自身の食事内容を意識的に把握することができるため、自分がどのような食事をしているかについて意識を高めることができる。
次に、食事データ管理部513は、記録された食事データに基づいて、食事内容を分析することで栄養素の分析をする(ステップS221)。例えば食事データ管理部513は、食事内容を分析することで摂取カロリーを算出する。そして食事データ管理部513は、算出された摂取カロリーと、ユーザに対して設定された一日の摂取カロリーの目標値とに基づいて、摂取カロリーに関する目標の達成度合いを判定する(ステップS222)。食事データ管理部513は、食事データに基づく摂取カロリーが、一日の摂取カロリーの目標値を超えている度合いが小さいほど達成度合いが高いとして判定する。ここでは、その日における朝食、昼食、夕食のそれぞれの食事データに基づく摂取カロリーを合計し、その合計値が、一日の摂取カロリーの目標値を超えている度合いが小さいほど達成度合いが高いと判定する。また、一日の摂取カロリーの目標値について、朝食、昼食、夕食のそれぞれに分配することで、朝食、昼食、夕食のそれぞれについて達成度合いを判定するようにしてもよい。そして公開部522が、この判定結果を、食事データの送信元の端末装置20に対して閲覧可能に公開してもよい。また、個人課題管理部518は、例えば、食事データに基づく摂取カロリーの履歴を示すグラフデータを生成し、公開部522が、このグラフデータを食事データの送信元の端末装置20に対して閲覧可能に公開してもよい。
ユーザは、食事面における達成度合いを端末装置20において確認することができるため、達成度合いに応じて、次の食事のメニューを選定する際の参考にすることができる。また、摂取カロリーが多めであることも把握できるため、次の食事についてカロリーを抑えめにした方がよい、運動をした方がよい、等を検討することができる。このようにして、ユーザは、一日のうちの摂取カロリーをコントロールすることが可能となる。
個人課題管理部518は、食事データに基づく摂取カロリーが、一日の摂取カロリーの目標値を超えていなかった場合には、摂取カロリーに関する目標を達成できたと判定し、食事データの送信元のユーザのユーザ識別情報に対応付けてチームデータ記憶部517に記憶することで、目標達成ポイントを付与する。
次に、提案メニュー生成部516は、食事データ管理部513によって分析された、食事データの栄養素を分析した結果に基づいて、ユーザに合わせた提案メニューを生成する(ステップS223)。提案メニューとしては、不足する栄養素を補うことができるメニュー、健康診断の項目の改善に役立つメニューまたは食材、摂取カロリーを抑えつつ満足感を得るためのメニュー等がある。例えば、摂取カロリーが、一日の摂取カロリーの目標値を超えていたり超える可能性がある場合、提案メニュー生成部516は、摂取カロリーを抑えつつ満足感が得られるようなメニューを料理記憶部515から読み出すことで生成する。
提案メニュー生成部516は、生成された提案メニューを、食事データの送信元のユーザの端末装置20に対して送信する(ステップS224)。これにより、提案メニューが端末装置20の表示画面に表示されることで、ユーザは、提案メニューを確認することができる。これにより、次の食事のメニューを決める際の参考にすることができる。
その後、処理はステップS210に移行する。
次に、上述したステップS211において、イベント期間の終了ではないと判定された場合(ステップS211-NO)、個人課題管理部518は、次に送信する個人課題があるか否かを判定する(ステップS225)。例えば、個人課題管理部518は、ユーザに付与された個人課題が「D1kmのランニング」であり、「1日1回を5日分」として設定されている場合、個人課題「D1kmのランニング」を達成できた回数が5回に到達していなければ、個人課題「D1kmのランニング」をユーザの端末装置20に送信する。
このように、個人課題が全て達成されるまでの間においては、個人課題が定期的(例えば1日1回)に端末装置20に配信されるため、ユーザは、自分の端末装置20において個人課題を受信するたびに、自分に与えられた課題に挑戦してみようという気持ちを持つことができ、結果的に、継続的に運動をすることができる。また、個人課題を受信する都度、自分が所属するチームの課題の達成度合いを確認したり、同じチームの他のメンバーの課題の達成状況を確認したり、他のチームに属するユーザの活動状況等を確認することで、自分も継続的に課題に取り組もうとする意識を持つことができる。ここでは、自分一人で健康管理をしているという意識ではなく、チーム全員あるいは、同じ組織に属する他のユーザと一緒にイベントに参加し、同じチームに属する他のメンバーや同じ組織に属する他のユーザの活動状況を共有しながら課題を達成するための活動をすることができ、モチベーションを維持することも可能となる。
《(3)クーポン発行処理》
次に、図7は、クーポン発行処理について説明するフローチャートである。
ポイント交換管理部521は、端末装置20からクーポン付与の要求を受け付けるとともに(ステップS301)、交換対象のクーポンがいずれであるかの選択入力を受け付ける(ステップS302)。ここでは、ユーザの目標達成ポイントと記録ポイントの合計ポイントと、利用済みポイントとの差を求めることで、利用可能なポイントを求め、この利用可能なポイントの範囲内で、交換対象のクーポンの選択入力を受け付ける。ここでは、クーポン毎に必要なポイントが定められている。
ポイント交換管理部521は、選択入力されたクーポンの付与に必要なポイント数を、利用済みポイントに加えることで、利用済みポイントを更新する(ステップS303)。利用済みポイントが更新されると、クーポン付与部520は、ポイント交換管理部521によって受け付けられた交換対象のクーポンを、要求元の端末装置20に送信する(ステップS304)。ユーザは、付与されたクーポンについて、端末装置20の画面上に表示させることができる。また、ユーザは、クーポンを利用する場合、クーポンを利用可能な店舗に出向き、端末装置20にクーポンを表示させた状態でレジの担当者に提示しつつ決済することで、クーポンの対象商品をこの店舗で購入することができる。クーポンを利用して商品を購入する場合、一定の割引きを受けて購入することができたり、クーポンの利用によって商品をもらい受けることができる。レジの担当者は、店舗端末40に接続されたバーコードリーダ等によって、クーポンの表示画面に表示されるバーコードを読み取る。これにより、店舗端末40は、クーポンを利用したことを検出することができ、また、イベント管理サーバ50に対して、読み取ったバーコードの情報を送信する。このバーコードには、クーポンを識別するクーポン識別情報とユーザ識別情報が含まれている。これにより、イベント管理サーバ50において、どのユーザがいずれにクーポンを利用したかを特定することができる。
イベント管理サーバ50は、どのユーザがいずれのクーポンを利用したかを特定することができるため、クーポンの対象商品が、特定商品である食品や食事である場合には、この食品や食事については予め料理記憶部515に栄養素等が記憶されていることで、このデータを用いて食事データとしてユーザ識別情報に対応付けて食事データ管理部513に記憶することができる。これにより、ユーザは、食事データとして自ら入力することなく食事データを登録することができる。
《実施形態における効果》
以上説明した実施形態によれば、ユーザは、複数のユーザから編成されるチームに所属してイベントに参加した場合には、運動(個人課題)、体重管理、食事管理の3つの要素を、チームのメンバーととともに楽しみながら管理することができる。また、ユーザは、1人編成のチームに所属してイベントに参加した場合には、同じ組織に属する他のユーザの活動状況を参考にすることで、同じ組織に属する他のユーザとともに楽しみながら、運動、体重管理、食事管理の3つの要素について管理することができる。特に、健康管理をする上では、運動、体重、食事の要素が重要であるが、これらの3つの要素について、行動変化を起こした上で継続的に管理することができる。
図8は、イベント管理サーバ50を利用した場合における登場人物間における関係を説明する概念図である。
登場人物としては、イベント管理サーバの運営会社、イベント開催組織、エンドユーザの三者がいる。イベント開催組織は、例えば、企業や地方公共団体等であり、エンドユーザは、イベント開催組織に所属する社員等である。
イベント開催組織は、社員やメンバーの健康を維持したい要望があり、また、健康経営に取り組みたいという要望もある。エンドユーザは、健康面が気になるが、健康管理がうまく進められないという課題がある。そこで、イベント管理サーバの運営企業は、上述したようなイベント管理サーバ50を用いたイベント開催サービスを提供する。これにより、イベント開催組織は、組織ぐるみでの健康的な取り組みにエンドユーザ(社員等)を取り込むことができる。社員等のエンドユーザは、イベントに参加することで、イベントを楽しむことができるだけでなく、行動変化を起こすことがでてき、継続的に健康管理をすることができる。エンドユーザが健康的な管理をすることができることで、業務に対する活力が上がり、生産性(業務効率)を向上することができる。これによりイベント開催組織は、社員等が健康的になり、生産性が向上するというメリットを享受することができる。
一方、イベント管理サーバの運営企業は、イベント開催組織に対して、イベントの企画及び運営のサービスを通じて、イベント開催組織を支援することができ、その対価を得ることができる。そのため、イベント開催組織は、自らイベントを企画し、運営する負担を減らすことができる。
また、イベント管理サーバの運営企業は、エンドユーザに対し、健康管理におけるアドバイス等をすることができ、また、ユーザ間におけるイベントを通じたコミュニケーションの場を提供することができる。また、健康状態の見える化、ポイントやクーポン、各種サプリメント等の商品を提供することができる。また、イベント管理サーバの運営企業は、エンドユーザから生体データや健康診断の結果、サプリメントなどの購買状況を把握することができる。
《その他の実施形態について》
《付与するサプリメントについて》
上述した実施形態において、チーム報酬を下位のチームにも報酬を付与する場合について説明したが、下位のチームに報酬を付与する場合、その下位のチームに属するユーザの個人課題の達成度合いが基準の度合いよりも低い場合には、健康診断の結果に応じたサプリメント、または個人課題の達成状況に応じたサプリメントを付与するようにしてもよい。また、下位のチームが複数のユーザが属するチームである場合、チームに属するそれぞれのユーザに報酬を付与してもよいし、個人課題の達成度合いに応じて、下位チームに属する一部のユーザにのみ報酬を付与するようにしてもよい。
例えば、健康診断の結果において、改善した方が望ましい項目がコレステロールであるユーザに対して、例えば乳酸菌AB LIFE(AB-Biotics SA社)、中性脂肪である場合には乳酸菌R037、体脂肪である場合にはグラボノイド(登録商標)、血糖値である場合には乳酸菌LAB4、尿酸値である場合にはクリスフラボン(登録商標)のサプリメントであってもよい。また、ストレス性の腹痛・下痢等を改善した方が望ましいユーザに対しては、乳酸菌I3.1、免疫である場合にはラブレ(登録商標)または乳酸菌Immunoのサプリメントであってもよい。
このように、健康診断の結果に応じたサプリメント、または個人課題の達成状況に応じたサプリメントを付与するようにしたが、健康診断の結果に応じた特定商品の弁当のクーポンや、個人課題の達成状況に応じた特定商品の弁当のクーポンを付与するようにしてもよい。
このように、健康診断の結果を考慮したサプリメント(あるいは特定商品の弁当)を付与することで、イベントを通じて行動変化を起こし、継続的な健康管理をするだけでなく、健康診断の結果において好ましくなかった項目を改善する期待を持つことができる。
《付与する個人課題について》
上述した実施形態において、個人課題は、複数のユーザが所属するチームについては、チーム内のユーザに対してそれぞれ異なる個人課題が付与される場合について説明したが、1つの個人課題を、複数のユーザに付与し、付与されたユーザがそれぞれ個人課題を達成できた場合に、報酬を付与するようにしてもよい。例えば、ダンスエクササイズをチーム内のユーザ3人に付与し、3人のユーザがそれぞれダンスエクササイズを行った場合に、謎解きのヒントが得られるようにしてもよい。
また、イベントアプリにSNS機能を搭載し、チーム内のメンバー同士で、だれがいずれの個人課題を担当するかを相談し、その相談結果に基づいて、各ユーザが自分が行う個人課題を選択入力するようにしてもよい。これにより、チーム内の各ユーザがお互いに得意な課題に取り組んだり、課題に挑戦してみたが達成できなかった場合に、別のユーザに代わりに挑戦してもらうことができる。これにより、チームの連帯感を高めつつイベントを楽しむことができる。
《健康管理機能について》
上述した実施形態によれば、イベント管理サーバ50が、体重データの記録や食事データの記録を行う場合について説明したが、このような健康管理機能(体重管理や食事管理の機能)については、イベント管理サーバ50以外において提供されるサービスを利用してもよい。この場合、イベント管理サーバ50は、記録ポイントの付与や目標達成ポイントの付与については行うようにしてもよい。これにより、体重管理や食事管理については他のサービスと連携しつつ、イベントによって生じた行動変化を継続的に維持することができる。
また、他のサービスによって体重管理や食事管理をしているユーザであって、イベント管理サーバ50のサービスを受けていないユーザについては、当該他のサービスからユーザに対してイベントに招待する通知を送信することで、他のサービスの利用者であってもイベントに参加することもできる。
《参加するイベントについて》
上述した実施形態において、イベントはイベント開始タイミングに従って開催される場合について説明したが、健康管理機能から得られる健康管理の仕方に基づいて、ユーザの健康管理の傾向に応じたイベントに案内してもよいし、イベントに参加した履歴に基づいて、ユーザの得意な運動(ランニングが得意、ダンスエクササイズが得意等)に応じたイベントに案内してもよい。イベントへの案内はイベント生成部507が、イベントに案内する通知を端末装置20に送信し、ユーザから参加する旨の操作入力がされた場合に、案内したイベントに参加してもらうようにしてもよい。
《イベントに参加した傾向に応じて次のイベントを案内するケース》
例えば、あるユーザに付与された個人課題がランニングとダンスエクササイズであって、ランニングの個人課題を達成することができたが、ダンスエクササイズについては参加しないあるいは達成できない傾向があるユーザについては、個人課題が付与される頻度が高い(例えば毎日)イベントをレコメンドするようにしてもよい。すなわち、ランニングに参加する傾向があるユーザは、毎日運動することが比較的得意であると考えられるため、運動を行う頻度が高いイベントに案内することで、そのユーザに合ったイベントに参加してもらいやすくなる。
一方、ダンスエクササイズのように、ランニングに比べて頻度が低いイベントに参加する傾向があるユーザについては、運動する頻度が低いイベントに案内するようにしてもよい。
また、個人課題は、ユーザが1人で取り組む運動である場合について説明したが、野球やサッカーなどのように団体で行うスポーツに参加することを個人課題として付与するようにしてもよい。例えば、野球が好きであることがユーザの好みとして登録されている場合には、野球のイベントに案内するようにしてもよい。この場合、同じチームに所属する複数のユーザが、1つの野球チームを構成するようになっていてもよいし、1人編成のチームや少人数が属するチーム等については、いずれかのチームに加入することで合同チームを編成し、1つの野球チームを構成するようにしてもよい。
また、運動を毎日ではなく、週末等の特定の日・曜日に纏めて行う傾向があるユーザについては、野球やサッカーなどの運動の頻度が低いイベントに案内するようにしてもよい。この場合、ユーザが運動に取り組む頻度に合わせたイベントを案内することができる。
このように、イベントに参加した傾向に応じて次のイベントを案内する場合には、どのイベントに参加したかに応じて健康管理の維持の仕方(毎日運動する、纏めて運動する等)を変えていくことができる。
《健康管理の傾向に応じて次のイベントを案内するケース》
ユーザが体重データや食事データを日々登録する傾向にある場合には、運動の頻度が高いイベントを案内するようにしてもよい。この場合、毎日継続して何かに取り組むことができるユーザについては、毎日運動することもできる可能性があるため、運動の頻度が高い(例えば、週に5日運動する、あるいは毎日運動する)イベントを案内する。また、特定の日や特定の曜日に、体重データや食事データを登録する傾向にあるユーザについては、健康管理する意識はあるが、頻繁に取り組むよりは纏めて取り組む方が得意であると考えられるため、週末に開催されるイベントに案内するようにしてもよい。
このように、健康管理の傾向に応じて次のイベントを案内する場合には、健康管理の仕方に合わせて、参加対象のイベントを変えていく(ユーザに合うようにイベントを変えていく)ことができる。
《あるユーザが他のユーザを誘ってイベントに参加するケース》
上述した実施形態においては、イベント管理サーバ50が各ユーザをイベントに案内する場合について説明したが、イベント管理サーバ50のサービスの利用登録をしているあるユーザが、他のユーザに対してSNS機能やチャット機能等を利用して、同じイベントに参加するように招待するようにしてもよい。招待する対象のユーザは、招待するユーザが知っているユーザであってもよいし、過去にイベントに参加した履歴をイベント管理サーバ50を利用して参照し、その履歴に基づいて、参加してもらえそうなユーザを指定して招待するようにしてもよい。
ユーザが他のユーザを招待する場合、招待された複数のユーザをいくつかのチームに分けるようにチーム編成し、1つのイベントに参加するようにしてもよい。これにより、自発的にイベントを開催することができる。この場合、景品等の報酬については、イベントを取り纏めする組織(企業)とユーザとの間で事前に調整しておけばよい。
《費用の算出について》
算出部523は、イベントを開催する企業に対して、イベント管理サーバ50を利用したイベント開催費用を請求する金額を算出する。算出部523は、イベントに参加した最終的な人数をカウントし、カウント結果である人数と、費用の単価とを乗算することで費用を算出する。また、算出部523は、クーポン付与部520が付与し、そのクーポンを利用して配布された特定商品の費用の合計金額を、イベント費用に加算するようにしてもよい。ここでは、配布される特定商品は、参加したユーザの健康状態等によって異なるため、実際に配布された特定商品に応じた単価と個数を考慮して、特定商品の費用の合計金額を算出することができる。
《公開部522について》
また、公開部522は、各ユーザに対してイベントの進捗状況等を公開するだけでなく、イベントを開催した企業に対して情報を公開するようにしてもよい。例えば公開部522は、情報を公開する対象の企業に所属するユーザのそれぞれについて、前回実施した健康診断の結果と、次に実施した健康診断の結果とを比較し、改善された項目と、改善された度合いを集計し、イベント開催に伴って健康状態がどの程度改善されたかを示すデータを生成し、公開するようにしてもよい。これにより、イベントを開催した企業は、イベントによってユーザ(社員等)に対して健康面においてどの程度の効果があったかを把握することができる。また、健康面においてどの程度の効果があったかに基づいて、企業が負担する医療費をどの程度減らすことができたかの推定値を求めることも可能となる。また、健康面において改善されている場合には、ユーザ(社員)が健康な状態で業務を行うことができるため、その企業における業務効率の度合いも把握することも可能となる。
上述した実施形態におけるイベント管理サーバ50をコンピュータで実現するようにしてもよい。その場合、イベント管理サーバ50の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現してもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD-ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでもよい。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよく、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよく、FPGA(Field Programmable Gate Array)等のプログラマブルロジックデバイスを用いて実現されるものであってもよい。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
1…イベント管理システム、10…生体センサ、10a…生体センサ、10b…生体センサ、20…端末装置、20a…端末装置、20b…端末装置、30…組織端末、40…店舗端末、50…イベント管理サーバ、60…ネットワーク、501…通信部、502…制御部、503…ユーザ情報取得部、504…アクティビティレベル設定部、505…チーム編成部、506…イベントデータ記憶部、507…イベント生成部、508…課題付与部、509…運動データ取得部、510…運動データ記憶部、511…体重データ取得部、512…体重データ記憶部、513…食事データ管理部、514…食事データ記憶部、515…料理記憶部、516…提案メニュー生成部、517…チームデータ記憶部、518…個人課題管理部、519…チーム達成状況管理部、520…クーポン付与部、521…ポイント交換管理部、522…公開部、523…算出部

Claims (12)

  1. 組織に属するユーザから編成されるチームに対して、イベントを生成するイベント生成部と、
    前記イベントにおいて、運動を伴う活動を行うことで報酬を得ることが可能な課題を前記チームに属する前記ユーザに付与する課題付与部と、
    前記ユーザの端末装置から送信される運動データを記憶する運動データ記憶部と、
    前記記憶された運動データに基づいて、前記付与された課題を達成したか否かを判定する個人課題管理部と、
    前記判定された結果に基づく達成状況を集計することで、チーム毎の課題の達成状況を集計するチーム達成状況管理部と、
    を有するイベント管理システム。
  2. 前記課題付与部は、ユーザ毎に付与された個人課題の達成状況に応じてクリア可能なチーム課題を、前記ユーザが属するチームに対して付与する
    請求項1記載のイベント管理システム。
  3. 前記運動データは、前記ユーザの移動距離に基づくデータと生体センサによって前記ユーザから得られる生体データとのうち少なくともいずれか一方である
    請求項1または請求項2に記載のイベント管理システム。
  4. 前記運動データには前記移動距離に基づくデータが含まれ、
    前記課題には目標位置への移動が含まれており、
    前記個人課題管理部は、前記端末装置から送信される前記ユーザの現在地を測定した測定結果に基づいて、前記課題を達成できたか否かを判定する
    請求項3に記載のイベント管理システム。
  5. 前記運動データには前記生体データが含まれ、
    前記課題には目標とする運動量が定められており、
    前記個人課題管理部は、前記端末装置から送信される生体データに基づいて、前記課題を達成できたか否かを判定する
    請求項3または請求項4に記載のイベント管理システム。
  6. 前記課題付与部は、同一チームに所属するユーザ毎に異なる運動テーマの課題を付与する
    請求項1から請求項5のうちいずれか1項に記載のイベント管理システム。
  7. 前記ユーザの端末装置から、前記ユーザの健康管理状況と健康面における目標とにおける少なくともいずれか一方に関する情報の入力を受け付けるユーザ情報取得部と、
    前記ユーザ情報取得部によって取得された情報に応じて定められるアクティビティレベルに基づいて、前記ユーザが属するチームを選定するチーム選定部と、
    を有する請求項1に記載のイベント管理システム。
  8. 前記端末装置から送信される体重データを取得する体重データ取得部と、
    前記取得された体重データをユーザ毎に記憶する体重データ記憶部と、を有し、
    前記チーム達成状況管理部は、前記判定された結果に基づく達成状況と、前記体重データを記録するごとにユーザに付与されるポイントとを集計することで、チーム毎の課題の達成状況を集計する
    請求項1から請求項7のうちいずれか1項に記載のイベント管理システム。
  9. 前記端末装置から送信されるユーザの食事内容を示す食事データを取得する食事データ取得部と、
    前記取得された食事データをユーザ毎に記憶する食事データ記憶部と、を有し、
    前記チーム達成状況管理部は、前記判定された結果に基づく達成状況と、前記食事データを記録するごとにユーザに付与されるポイントとを集計することで、チーム毎の課題の達成状況を集計する
    請求項1から請求項7のうちいずれか1項に記載のイベント管理システム。
  10. 前記ユーザに対して、不足している栄養素または補った方が望ましい栄養素を含む特定商品を購入することが可能なクーポンを付与するクーポン付与部を有し、
    前記食事データ取得部は、
    クーポンの利用によって購入された食事を特定し、特定された食事についての食事データを取得する
    請求項9に記載のイベント管理システム。
  11. 前記イベントを実施することに伴い、組織に対して請求する費用を算出する算出部、
    を有する請求項1から請求項10のうちいずれか1項に記載のイベント管理システム。
  12. イベント生成部が、組織に属するユーザから編成されるチームに対して、イベントを生成し、
    課題付与部が、前記イベントにおいて、運動を伴う活動を行うことで報酬を得ることが可能な課題を前記チームに属する前記ユーザに付与し、
    個人課題管理部が、前記ユーザの端末装置から送信される運動データを記憶する運動データ記憶部に記憶された運動データに基づいて、前記付与された課題を達成したか否かを判定し、
    チーム達成状況管理部が、前記判定された結果に基づく達成状況を集計することで、チーム毎の課題の達成状況を集計する
    イベント管理方法。
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JP2020203487A Pending JP2022090906A (ja) 2020-12-08 2020-12-08 イベント管理システム、イベント管理方法

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7369883B1 (ja) * 2023-03-29 2023-10-26 サントリーホールディングス株式会社 情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法及びプログラム

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JP7369883B1 (ja) * 2023-03-29 2023-10-26 サントリーホールディングス株式会社 情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法及びプログラム

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