JP2010263776A - 車載モータの駆動制御方法 - Google Patents

車載モータの駆動制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】モータ駆動に応じて発生するノイズを低減できるようにする。
【解決手段】制御部2がモータ5をPWM駆動制御したときに、電流検出部6が車載モータ5に流れる電流を検出し、この検出電流に応じて指令部3内の選定部8が順次異なるランダムな単一駆動周波数と当該単一駆動周波数にそれぞれ対応付けられたデューティ比とを選定する。制御部2が選定された単一駆動周波数とデューティ比とにより車載モータ5を繰り返しPWM駆動制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、車載モータをPWM駆動制御するための駆動制御方法に関する。
近年、車載モータコントローラの技術分野では、PWM制御などを行う場合にノイズ発生防止用にLCフィルタを設けている。このLCフィルタが設けられることによりAMノイズの発生を抑制している。近年、このLCフィルタを簡素化、小型化してコストを削減したいという要望がある。しかし、単一の周波数を適用してPWM制御する場合、仕様を満足するLCフィルタの小型化には限界を生じる。そこで、PWM制御を行う場合、モータノイズの低減技術としてモータの基本周波数をスペクトラム拡散しノイズのピークレベルを低減する技術が提供されている(例えば、特許文献1参照)。
しかし、この特許文献1記載の技術思想を適用したとしても、基本周波数の拡散範囲が狭くノイズが大きい。また、特許文献2にも同様な方法が開示されており、単一駆動周波数を使用する場合に比較してノイズの平均エネルギーを低下できるものの、高調波のエネルギーは中心周波数の整数倍近くに集中してしまう。
特開2000−217395号公報 特開2007−43818号公報
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、モータ駆動に応じて発生するノイズを低減できるようにした車載モータの駆動制御方法を提供することにある。
請求項1記載の発明によれば、DCモータからなる車載モータをPWM駆動制御したときに当該車載モータに流れる電流と目標電流とを比較した結果に基づいて、所定周波数範囲内において順次異なるランダムな単一駆動周波数と当該単一駆動周波数にそれぞれ対応付けられたデューティ比とを選定している。この場合、単一駆動周波数をランダムに順次異なるようにしているため周波数ホッピングによるスペクトラム拡散効果が得られるようになりノイズを低減できる。
請求項2記載の発明によれば、車載モータを連続駆動する連続時間が可聴周波数範囲を超える所定周波数に対応した周期未満の時間に設定されているため、周波数を順次変更したとしても可聴周波数帯域の周波数成分が現れることがなくなる。したがって、可聴周波数成分がノイズとして検出されることが少なくなり耳障りな音を低減できる。
請求項3記載の発明によれば、単一駆動周波数を直接拡散しているため、周波数成分のピークレベルを抑制することができ、ノイズを低減できる。
請求項4記載の発明によれば、順次異なるランダムな単一駆動周波数が少なくとも8以上の単一駆動周波数からなる周波数パターンを含んでいるときに、周波数パターンが可聴周波数の周期で所定回数以上繰り返されないように順次異なるランダムな単一駆動周波数を選定するため、可聴周波数におけるノイズを抑制することができる。
ランダムな単一駆動周波数を生成するときには、請求項5記載の発明のように多項式による疑似乱数を用いても良いし、請求項6記載の発明のように半導体の熱雑音を利用した自然乱数発生器を用いても良い。
請求項7記載の発明によれば、180kHz〜500kHz範囲の周波数内で単一駆動周波数が順次変更されるため、AM帯を外れた周波数範囲で駆動制御することができ、AMノイズを抑制できる。
請求項8記載の発明によれば、使用する単一駆動周波数の互いの倍数同士がAM周波数帯においてAM放送の帯域幅(15kHz)以上離れるように単一駆動周波数が設定されているためAM帯の周波数範囲内に高調波成分が現れることが少なくなりAMノイズを抑制できる。
請求項9記載の発明によれば、使用する単一駆動周波数の倍数に910kHz加えた周波数値と、他の異なるランダムな単一駆動周波数の倍数の周波数値との間が、510〜2620kHzの範囲においてAM放送の帯域幅(15kHz)以上離れているように各単一駆動周波数が設定されているため、AM帯の周波数範囲内に高調波成分が現れることが少なくなりAMノイズを抑制できる。
請求項10記載の発明によれば、車載モータに流れる電流についてA/D変換器によりアナログ値からデジタル値に変換するタイミングパルスの周波数をランダムな周波数としているため、変換タイミングパルスに基づく高調波成分を抑制することができ、ノイズの低減を図ることができる。
請求項11記載の発明によれば、A/D変換器による変換タイミングパルスがPWM駆動制御するときのランダムな駆動周波数によるPWM信号に同期するように構成することで、変換タイミングパルスの周波数をランダムな周波数としているため、PWM信号を生成する回路と変換タイミングパルスを生成する回路とを共用でき、回路規模を抑制できる。
請求項12記載の発明によれば、A/D変換器による変換タイミングパルスをPWM信号の複数パルスに1パルスとしているため、変換タイミングパルスの周波数を低下させることができ、送受信時の使用周波数が比較的低い他の車載機器(例えばスマートキーシステム)に与えられる影響を極力抑制することができる。
請求項13記載の発明によれば、A/D変換器による変換タイミングパルスがPWM駆動制御するときのランダムな駆動周波数によるPWM信号に非同期で且つ独立してランダムな周波数のパルス信号としているため、PWM信号と変換タイミングパルスの高調波が重畳してノイズレベルが上昇する懸念を極力防ぐことができる。
本発明の第1実施形態について要部の構成を示すブロック図 駆動周波数および駆動周波数に対応したデューティ比の組合せの一例を示す図 駆動周波数の時間的変化およびパワースペクトラムを概略的に示す図 比較例を示す図3相当図 ランダム周波数の条件説明図 動作を概略的に示すフローチャート 電流検出値に応じた駆動周波数リストの一例を示すテーブル 本発明の第2実施形態について示す図1相当図 要部の信号波形を示すタイミングチャート 本発明の第3実施形態について示す図1相当図 図9相当図 本発明の第4実施形態について示す図1相当図 乱数生成部の構成を概略的に示すブロック図 図9相当図
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態について図面を参照しながら説明する。図1は、車載モータ駆動制御装置の構成をブロック図により概略的に示している。
この図1に示すように、車載モータ駆動制御装置1は、制御部2、指令部3および駆動部4を備えており、例えばマイクロコンピュータなどを備えて構成されている。この車載モータ駆動制御装置1は、制御部2からの制御信号に基づいて駆動部4を制御し駆動部4がDCモータからなる車載モータ5を駆動する。
電流検出部6は、車載モータ5に流れる通電電流を検出する。指令部3は、電流検出部6が検出した検出結果に基づいて駆動周波数およびデューティ比の指令値を制御部2に出力する。指令部3は、フィードバック制御部7、データベース8、選定部9を備え、パターン制御部としての機能を備える。フィードバック制御部7は、電流検出部6が検出した車載モータ5の電流に基づいて制御部2に制御指令信号を出力する。データベース8には、駆動周波数と当該駆動周波数に対応したデューティ比との組み合わせが多数記憶されている。図2は、これらの組み合わせの一例を示している。
この図2に示すように、データベース8には、単一駆動周波数f1〜fzとデューティ比D1〜Dzと電流検出値I1〜Izとがそれぞれ対応して多数記憶されている。これらの組み合わせはAM帯(510kHz〜1710kHz)に現れるノイズを低減できるように予め選定されている。
駆動周波数f1〜fzは、それぞれ車載モータ5をPWM駆動制御するときのPWM駆動周波数を示しており、予め次のように選定されている。PWM駆動制御時の駆動周波数の候補は、180kHz〜500kHzの所定範囲内で例えば1kHzステップの何れか複数の周波数になっている。
これは駆動周波数を180kHz未満に設定すると、高調波がAM帯(510kHz〜1710kHz)に現れやすくなるためであり、また500kHzを超える周波数を選定するとAM帯を直接妨害してしまうためである。また、180kHz未満の低い周波数は特に車載用途では他の車両機器(例えばスマートキーなど)で用いられる周波数帯であり、PWM駆動制御に不適な周波数帯であることが挙げられる。このような理由から180kHz〜500kHzの範囲で選定する。
また、これら互いの高調波が余裕周波数(AM帯の帯域幅:15kHz)以上離間している周波数を選定する(第1条件)。これはAM帯におけるラジオノイズのピークレベルを低減するには、高調波をできる限り離した周波数条件に設定するのが良いことが確認されているためである。
また、AMラジオの受信周波数+910kHzが、駆動周波数による高調波と余裕周波数(AM放送の帯域幅:15kHz)以上離間するように選定する(第2条件)。これは、AMラジオ周波数帯におけるイメージ妨害の混信を防ぐためである。
AMラジオは、455kHzを中間周波数として構成されているのが一般的であり、例えば800kHzの放送を受信する場合には、AMラジオ内では1255kHzの局部発振周波数が設定されることになる。この場合、1255+455=1710kHzの信号もイメージ受信してしまうため、800+910=1710kHzに高調波が現れないように駆動周波数およびその組合せを設定すると良い。信頼性を良好にするためには、510〜2620kHzの範囲において前記周波数から余裕周波数(AM放送の帯域幅:15kHz)以上離れるように設定すると良い。
データベース8には、これらの単一駆動周波数f1〜fzにそれぞれ対応してデューティ比D1〜Dzが記憶されている。これらのデューティ比は、車載モータ5をPWM駆動制御するときのデューティ比を示している。例えば駆動周波数f1に対応したデューティ比D1は以下のように予め選定されている。
駆動部4が車載モータ5を単一駆動周波数f1で駆動するときに、所望の範囲でデューティ比を変化させた状態でAM帯に現れるノイズを観察する。ある所定の駆動周波数で駆動したときにデューティ比を変化させるとAM帯に現れるノイズ成分も変化するが、AM帯においてノイズが最も小さくなるようなデューティ条件で且つ実用的な範囲(0%、100%を除く範囲)でデューティ比D1を選定する。このようにして、実験的且つ実用的に予め定められたデューティ比D1〜Dzをそれぞれ選定する。
データベース8には、これらの単一駆動周波数f1〜fz、デューティ比D1〜Dzに対応して電流検出値I1〜Izが記憶されている。これらの電流検出値I1〜Izは、前記のように選定された駆動周波数f1〜fz、デューティ比D1〜Dzに設定した場合の車載モータ5に流れる電流の検出値を示している。
電流検出値I1〜Izは、車載モータ25を駆動制御するときの所望の電流指令値とは一致しない。したがって、後述するように電流指令値に近づくように時間加重平均などで平均化して電流制御を行う。
選定部9は、データベース8に記憶された複数の組み合わせ(単一駆動周波数、デューティ比、電流検出値)のうち何れかの組み合わせを選定し、指令部3はフィードバック制御部7を通じて制御部2に指令する。
制御部2は、主制御部10、周波数制御部11、デューティ制御部12を備えている。周波数制御部11はPWM周波数制御を行うと共に、デューティ制御部12はPWMデューティ比制御を行うものであり、主制御部10がこれらの制御に基づいて駆動部4をPWM駆動制御する。制御部2は、駆動周波数f1〜fzを時間的に切り替えて駆動部4を駆動制御する。
図3は、駆動周波数の時間的変化を概略的に示していると共に、AM帯における高調波のパワースペクトラムを示している。この図3に示すように、駆動周波数は時間的に「ランダム」に変化しており、これにより周波数ホッピングにより疑似的に拡散している。
車載モータ5を単一駆動周波数で駆動制御する最大連続時間t1は、所定の可聴周波数範囲(例えば15kHz)を超える所定周波数(例えば20kHz程度)に対応した周期(例えば50us程度の所定時間)未満に設定されている。駆動周波数が同一となる連続時間は、それぞれ同一時間に設定されるように図示しているが、これらは同一でも異なっていても良い。
また、駆動周波数は、ある所定の中心周波数fa、fbを中心として、それぞれ所定周波数範囲fwa、fwb内に拡散されており、これらの周波数範囲fwa、fwb間には所定の余裕周波数範囲fwc(例えば15kHz程度)が設けられている。
この場合のパワースペクトラムはPWM信号が矩形波であるため、そのPWM信号の高調波成分が基本周波数の整数倍(n倍)の周波数に発生する。所定のマージン周波数範囲fwcが周波数範囲fwa、fwb間に設けられていると、高調波の各スペクトラム成分間にもマージン周波数範囲fwcが設けられる。各スペクトラム成分は、そのパワーPの最大値Pm1が低くなっている。
図4(a)および図4(b)は、パワースペクトラムの比較例を示している。図4(a)は、PWM信号の駆動周波数が時間変化に応じて一定である場合のパワースペクトラムを示している。基本波、高調波のパワーの最大値Pm2はパワーの最大値Pm1に比較して高くなる。
また、図4(b)は、PWM信号の駆動周波数が時間変化に応じて段階的または徐々に変化することを示しており、例えば駆動周波数が周波数変調されていることを示している。この場合のパワースペクトラムもまたPWM信号が矩形波であるため、そのPWM信号の高調波成分が基本周波数の整数倍(n倍)の周波数に発生する。基本波、高調波のパワーの最大値Pm3はパワーの最大値Pm1に比較して高くなる。
したがって、図3に示すパワースペクトラムの最大値Pm1は、図4(a)および図4(b)に示すパワースペクトラムの最大値Pm2、Pm3に比較して低くなるため、ノイズ成分を低減できることがわかる。これにより、AM帯周波数におけるノイズを拡散することができる。
また、駆動周波数fを「ランダム」に変更すると良いことを示しているが、この場合の「ランダム」とは例えば以下の条件を満たすようにすると良い。例えば、「ランダム」とは、複数(例えば8以上)の単一駆動周波数からなる周波数パターンが、可聴周波数を含む周波数範囲(50μs(20kHz)〜1s(1Hz)範囲)で繰り返し現れることがないこととすると良い。
図5は、この条件説明を概略的に示している。周波数f1、f2、f3はそれぞれ単一駆動周波数ではなく、それぞれ±2kHzで直接拡散(スペクトラム拡散)されている。この図5に示すように、時間に応じて周波数をf1→f2→f3→f1→f1→f3→f2→f1→f2→f3→…のように切替えている。
これらの周波数パターンのうち、「f1→f2→f3」のような周期性の存在する周波数パターンに注目すると、一連の周波数パターン中には周波数パターンが4回現われる。この「f1→f2→f3」による周波数パターンは「ランダム」に現れるパターンであり、可聴周波数を含む周波数範囲(20μs(50kHz)〜50μs(20kHz)〜1s(1Hz))で繰り返し現れることがないように設定されている。
したがって一連の周波数パターン内に周期性のある周波数パターンは20kHz以下で現れることはなくなるため、当該周期性のある周波数パターンに依存した高調波が発生しなくなる。これにより、AM帯ノイズを低減できるようになる。
尚、この図5に示す例は、簡略化して3つの周波数順列(f1→f2→f3)を周波数パターンとして用いて説明するものであり、実際にはそれ以上(例えば8以上)の周波数パターンとすることによってより実用的となる。上記条件を全て満たすように周波数パターンを制御することが望ましい。尚、必要に応じて何れかの条件を満たさないようにしても良い。
図6は、制御部2および指令部3による単一駆動周波数およびデューティ比の設定動作をフローチャートにより概略的に示している。
まず、指令部3はデータベース8から単一駆動周波数の初期値を選定し(S1)、この単一駆動周波数に対応したデューティ比を選定する(S2)。そして、制御部2はデータベース8から選定された単一駆動周波数とデューティ比とを用いて駆動部4により車載モータ5を駆動制御する(S3)。電流検出部6は、このとき車載モータ5に流れる電流を検出する(S4)。
フィードバック制御部7はこの検出電流を目標電流と比較する(S5)。次に、指令部3は目標電流値に近接するような電流検出値の範囲の周波数リストを参照する(S6)。
図7は、この電流検出値に応じた周波数リストを示している。この周波数リストは、図2に示すデータベース8の記憶データについて電流検出値に応じて分類したテーブルを示している。
例えば車載モータ5に流す目標電流が4Aであり、ステップS4において検出された電流値が2Aで検出された場合について説明する。指令部3は検出電流2Aに対し平均化して目標電流4Aに近づくように6Aの電流検出値を有する条件を選定する。
尚、図7(a)、図7(b)の周波数リスト中において、電流検出値の範囲が3A〜5A、5A〜7Aの所定範囲に設定されている理由は、平均化して完全に所望の目標電流になる電流指令値(この場合6Aの電流検出値)が周波数リスト中に存在するのは稀であり、わずかながら偏差を生じるためである。
この場合、指令部3の選定部9は、図7(b)中の5A〜7Aの周波数リストを参照し、この周波数リストの中から前回の駆動周波数からランダム性を有する次回の単一駆動周波数を選定する(S7)。この選定条件は、前述した「ランダム」性を有する条件であるためその説明を省略する。尚、単一駆動周波数で駆動可能な時間範囲さえ許容範囲(例えば20us程度)内であれば、駆動周波数を切替えないようにしても良い。
この後、指令部3の選定部9が単一駆動周波数を選定すると、ステップS2に戻り、選定部9はデータベース8から選定された単一駆動周波数に対応したデューティ比を選定し、指令部3が当該駆動周波数を制御部2に指令し、制御部2はステップS3以降の処理を行う。このようにして指令部3が順次単一駆動周波数およびデューティ比を選定して切り替えながら制御部2が車載モータ5を駆動制御する。このようにして、モータ5のPWM駆動制御を繰り返す。
尚、当該駆動制御を繰り返すことによって検出電流値は目標電流値に近づくものの、検出電流値は目標電流値からわずかながらズレを生じることになる。したがって目標電流に近づくように単一駆動周波数を順次切り替えながら制御できるため、AMノイズを低減させながら定常状態を保持できる。
本実施形態によれば、制御部2がモータ5をPWM駆動制御したときに、電流検出部6が車載モータ5に流れる電流を検出し、指令部3内の選定部8が当該検出電流に応じて順次異なるランダムな単一駆動周波数と当該単一駆動周波数にそれぞれ対応付けられたデューティ比とを選定し、制御部2が選定された単一駆動周波数とデューティ比とにより車載モータ5を繰り返しPWM駆動制御する。これにより、AMノイズを低減することができる。
また、単一駆動周波数により車載モータ5を連続して駆動する連続時間が、可聴周波数を超える所定周波数に対応した周期に設定されているため、周波数を順次変更したとしても可聴周波数帯域の周波数成分が現れることが少なくなる。したがって、可聴周波数成分がノイズとして検出されることが少なくなり耳障りな音を低減できる。
また、単一駆動周波数を直接拡散している場合には、周波数成分のピークレベルを抑制することができ、ノイズを低減できる。
また、順次異なるランダムな単一の駆動周波数fが少なくとも8以上の単一の駆動周波数fからなる周波数パターンを含んでいるときには、周波数パターンが可聴周波数を含む周波数範囲(例えば1Hz〜20kHz〜50kHz)の所定間隔(例えば20μs〜50μs〜1s)で繰り返し現れることがないようにしているため、周期性のある周波数パターンに依存した高調波が発生しなくなり、AMノイズを低減できる。
(第2実施形態)
図8および図9は、本発明の第2実施形態を示すもので、基準クロック生成部が生成したクロックに基いて制御部2がPWM信号を生成すると共にA/D変換器がA/D変換するようにしたところにある。前述実施形態と同一部分については同一符号を付して説明を省略し、以下、異なる部分について説明する。
図8に示すように、電流検出部6aは、モータ5の通電電流についてアナログ値をデジタル値に変換するA/D変換器6aを備えている。このA/D変換器6aは、例えば逐次比較型のA/D変換器により構成される。
基準クロック生成部13は、制御部2の主制御部10が生成するPWM信号を生成するための基準クロック信号を生成するものであり、主制御部10は当該基準クロック信号を分周することによってPWM信号を生成する。この基準クロック生成部13の基準クロックは分周回路14にも与えられる。分周回路14は基準クロックを分周して周波数を低下させる。この分周回路14の分周出力はA/D変換器6aの変換タイミングパルスとしてA/D変換器6aに与えられている。
図9(a)〜図9(f)は、要部の信号波形をタイミングチャートによって模式的に示している。この図9において、(a)PWM信号は制御部2の主制御部10が駆動部4に与えるPWM信号を示している。また(b)Ioutはモータ5の通電電流の波形を示している。(c)adc_startは、A/D変換開始信号を示している。(d)ckはA/D変換器6aに与えられる変換タイミングパルスのクロックを示している。(e)adc_endは、A/D変換終了信号を示している。(f)adc_resultは、A/D変換出力を示している。
この図9(a)および図9(b)に示すように、PWM信号が駆動部4に与えられると、モータ5の通電電流(Iout)は当該PWM信号に応じて変化する。PWM信号が高電圧時には通電電流(Iout)は増加しPWM信号が低電圧時には通電電流(Iout)は低下する。このとき、A/D変換部6aは、基準クロック生成部13および分周回路14を介して所定周期でクロック(ck)を受け付ける。
A/D変換器6aは、A/D変換開始信号(adc_start)の発生タイミングにおいてサンプルアンドホールド回路(図示せず)によりモータ5のアナログ電流信号(Iout)を標本化(サンプリング)する。そして、A/D変換器6aは、A/D変換開始信号(adc_start)の発生後の複数回のクロック(ck)のパルス立上りタイミング(または/およびパルス立下りタイミング)において、所定の直流電圧を複数ビットで量子化したデジタル信号による比較対象基準値と、アナログ電流信号を標本化した値とを、複数回順次大小比較することで量子化する。
クロック(ck)パルスがA/D変換器6aに所定回数入力され、A/D変換器6aが標本化されたアナログ電流信号を所定の量子化誤差範囲内でデジタル電流値に変換すると、A/D変換器6aは、A/D変換終了信号(adc_end)を出力すると共に、A/D変換結果(adc_result)を出力する。A/D変換出力がなされた後、次回のA/D変換開始信号(adc_start)を受け付けることでA/D変換処理を行う。このようにしてA/D変換処理が繰り返され、電流検出部6のA/D変換器6aはA/D変換出力(adc_result)を指令部3に出力する。A/D変換器6aはA/D変換出力(adc_result)した後、A/D変換開始(adc_start)する。このようにしてA/D変換処理が繰り返される。
図9に示すように、A/D変換器6aが標本化したアナログ電流信号(Iout)を複数ビットで規定されたデジタル値と逐次比較するタイミングは、分周回路14の出力クロック(ck)に同期することになり、ある所定の単一周波数のパルスタイミングで逐次比較することができる。このようなA/D変換器6aを適用した実施形態であっても、PWM信号がランダム周波数の信号となっているため前述実施形態とほぼ同様の作用効果を奏する。
(第3実施形態)
図10および図11は、本発明の第3実施形態を示すもので、前述実施形態と異なるところは、A/D変換器の変換タイミングパルスをランダムにしたところにある。また、この変換タイミングパルスがランダムな駆動周波数で生成されたPWM信号に同期するところにある。また、変換タイミングパルスをPWM信号の複数パルスに1パルスとしたところにある。前述実施形態と同一部分については同一符号を付して説明を省略し、以下、異なる部分について説明する。
図10に示すように、主制御部10には波形整形部15が接続されている。この波形整形部15は、主制御部10から出力するPWM信号について所定の複数(例えば2)パルス毎に1パルス出力し残りのパルスをマスクする機能(所謂、分周機能)を備えており、例えばパルスカウンタを用いて構成されている。波形整形部15は、その波形整形出力をA/D変換器6aの変換タイミングパルスのクロック(ck)として与える。A/D変換器6aは、この与えられたクロック(ck)のタイミングでA/D変換処理する。
図11は、タイミングチャートを示している。この図11に示すように、クロック(ck)はPWM信号に一部同期すると共に複数パルス毎に1パルス出力されるようになっている。A/D変換器6aは、標本化したアナログ電流信号と複数ビットで規定されるデジタル値とをクロック(ck)のタイミングで順次比較するため、PWM信号に応じたランダム周波数のパルスタイミングで比較処理が順次なされることになる。
本実施形態によれば、PWM信号に応じたランダム周波数のパルスタイミングで順次A/D変換処理がなされることになるため、A/D変換器6aの変換タイミングパルスとなるクロック(ck)が単一周波数とされている方法に比較して、高調波ノイズレベルを抑えることができ、ラジオノイズの低減に寄与できる。
また、モータ5のPWM駆動周波数の拡散処理や、A/D変換器6aの変換タイミングパルスの周波数拡散処理を、別々のハードウェアで構成すると、別々の拡散処理を別々の回路構成としなければならなくなるため回路規模が大きくなりやすい。本実施形態の方法を適用すれば、PWM駆動周波数の拡散処理回路とA/D変換器6aの変換タイミングパルスの周波数拡散方法を構成する回路とを共用できるため、回路規模を極力小さく保ちながら、ラジオノイズを低減できる。
A/D変換器6aの変換タイミングパルスがPWM信号と同期しているため、当該PWM信号の周波数およびデューティ比に応じてA/D変換器6aの標本化ポイントを容易に規定することができ、指令部3はA/D変換器6aの標本化ポイントに応じたフィードバック制御を容易に行うことができ車載モータ5の駆動制御の精度を向上できる。
A/D変換器6aの最大標本化周波数をPWM信号の最大周波数とすることができ、細かく制御することができる。また、A/D変換器6aの標本化周波数がPWM信号の周波数よりも低く設定されていたとしても、標本化ポイントが設定されることによってPWM信号の周波数出力信号の実効値を安定させやすい。
車両には他の車載機器(例えばスマートキー)の送受信機が搭載されることもある。スマートキーの送受信機は180kHz未満の周波数帯の周波数を用いて送受信する。本実施形態の車載モータ5の駆動制御方法を適用すると、PWM信号を周波数を低下させてA/D変換器6aの変換タイミングパルスとしているため、これらの例えばスマートキー周波数帯のノイズ低減にも有効に作用する。
(第4実施形態)
図12および図13は、本発明の第4実施形態を示すもので、前述実施形態と異なるところは、A/D変換器による変換タイミングパルスをPWM駆動制御するときのランダムな駆動周波数によるPWM信号に非同期で且つ独立してランダムな周波数のパルス信号としたところにある。
図12に示すように、パターン制御部16、周波数生成部17、ADC用クロック生成部18が、A/D変換器6aのクロック(ck)を生成するための回路として設けられている。このうち、パターン制御部16は、乱数生成部16aを具備し基準クロック生成部13が生成した基準クロックに基いて乱数を生成する。
図13(a)、図13(b)は、乱数生成部の構成例を示している。図13(a)に示す乱数生成部16aは、例えばDフリップフロップ(FF1~FFn)を直列接続したnビットのシフトレジスタSRにXORゲート16aaで帰還をかけたM系列発生器によって構成される。
図13(b)に示す乱数生成部16aは、nビットのシフトレジスタSRにXORゲート16aaで帰還をかけると共に、このXORゲート16aaとシフトレジスタSRの初段のフリップフロップFF1との間にXORゲート16abを構成し、フリップフロップFF2〜FFn-1の出力が全て0になったときにのみ、シフトレジスタSRの入力を反転するANDゲート16acを設けている。これらの図13(a)および図13(b)に示すM系列発生器は、所謂LFSR(linear feedback shift register)と称されており、擬似ランダム系列の乱数を発生する。
乱数生成部16aが生成した乱数(Q1〜Qn)は周波数生成部17に与えられる。周波数生成部17は、ルックアップテーブル(LUT)17aおよび変調回路17bを備え、ランダムな周波数を生成する機能を備える。ルックアップテーブル17aには乱数(Q1〜Qn)の示す値に対応してそれぞれ周波数が記憶されており、当該ルックアップテーブル17aは最大nビット分の周波数を記憶可能になっている。
周波数生成部17は、乱数(Q1〜Qn)が与えられると、ルックアップテーブル(LUT)17aを参照し、乱数(Q1〜Qn)に対応する周波数を選択する。変調回路17bは、選択された周波数の信号を基準クロック生成部13の基準クロックに基いて変調して生成し、ADC用クロック生成部18に与える。
ADC用クロック生成部18は波形整形部18aを備えるものであり、変調回路17bが出力した変調信号を波形整形部18aにより波形整形し、A/D変換器6aのクロック(ck)として与える。なお、この波形整形部18aは前述の波形整形部15と同様の機能を備える。A/D変換器6aは、このクロックを変換クロックパルスとしてA/D変換処理する。
図14は、タイミングチャートを示している。この図14に示す信号のうち、図14(d)のmod_clkは変調回路17bが出力する変調信号を示している。この図14(d)に示すように、変調回路17bが出力する変調信号(mod_clk)は、ランダムな周波数の信号となっており、波形整形部18aが出力するクロック(ck)は変調信号(mod_clk)よりも周波数が低い。
本実施形態において、このように構成している理由は、PWM信号およびA/D変換器6aの変調クロックパルスを非同期で且つ独立してランダムに変化させることで、高調波が重畳する現象を抑えることができるためである。
前述実施形態の方法を適用したときには、PWM信号および変調クロックパルスが同期しているため、その高調波ノイズも重なりやすくノイズピークレベルが上昇してしまう懸念を生じる。このような場合には、本実施形態に示すように、PWM信号および変調クロックパルスを非同期で且つ独立してランダムに変化させると良い。すると、高調波が重畳する現象を抑制することができノイズを抑制できる。
前述実施形態では、nビットのシフトレジスタを設けた例を示しているが、フリップフロップの数を互いに異ならせたnビットおよびmビットのLFSRを2つ設け、当該2つの乱数出力に基いて下記の(1)式から得られた乱数出力を用いても良い。なお、(1)式において、yは出力、αは素数の定数を示す。
y=α × (第1LFSRのnビット出力)+(第2LFSRのmビット出力)
… (1)
このような乱数性の良い構成を適用することで乱数性を上げることができる。
(他の実施形態)
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に示す変形または拡張が可能である。
前述実施形態で説明した図9、図11、図14において、PWM信号は1周期ごとに周波数が異なっているように示しているが、PWM信号は実質的に例えば4回(複数回)以上、同一周波数、同一デューティ比のPWMパルスを連続した信号であり、当該PWMパルスが複数回連続することで単一周波数となる信号とすると良い。
第2実施形態においてA/D変換器6aの変換タイミングパルスの周波数を単一周波数に設定し、第3および第4実施形態においてA/D変換器6aの変換タイミングパルスの周波数をランダムに設定した実施形態を示したが、当該変換タイミングパルスのデューティ比は、A/D変換処理に要する時間を確保できるように適宜設定すれば良い。
すなわち、変換タイミングとしてパルスの立上り時又は立下り時のみを適用している場合には、デューティ比の設定は実用的範囲で設定すれば良いし、変換タイミングとして立上り時と立下り時の両者を適用した場合には、変換タイミングパルスのデューティ比を50%としてA/D変換処理時間を確保できるように設定すると良い。
駆動部3にはLCフィルタを設けなくても良いが、LCフィルタを設けるとノイズ低減の相乗効果を奏するためLCフィルタを設けると良い。特に、単一駆動周波数の数が増えるほど回路規模が大きくなり、また前記した条件を満たす「ランダム」な単一駆動周波数を実現する場合にも回路規模が大きくなる。
このため、必要なノイズレベルを考慮すれば、180kHz〜500kHzの範囲内の条件を満たす周波数を2周波数〜8周波数選定して単一駆動周波数の候補とし、通常よりも小型のLCフィルタを組み合わせるようにしても良い。なお、LCフィルタの定数は、出力される周波数パターンによって異なる。
180kHz〜500kHz範囲で1kHzステップの単一駆動周波数(320程度)を周波数の変更候補とした実施形態を示したが、単一駆動周波数の数は2つ以上で前記第1条件を満たせば数は限られない。尚、0.5kHzステップの周波数を変更候補としても良い。
「ランダム」な周波数(例えば単一駆動周波数(PWM信号)、A/D変換器6aの変換タイミングパルスの周波数)を生成するときには、多項式による疑似乱数を用いても良いし、半導体の熱雑音を利用した自然乱数発生器を用いても良い。
第4実施形態では、A/D変換器6aの変換タイミングパルスの周波数と、PWM信号の周波数とを互いに異なるランダムな周波数としているが、この場合、A/D変換器6aの変換タイミングパルスの周波数とPWM信号の周波数をランダムに変化させる方法を同一のアルゴリズムとし、互いの周波数の値を変えるように構成しても良い。第1実施形態では、図7に示すように電流検出値に応じて駆動周波数を選定しているが、この電流検出値に応じてA/D変換器6aの変換タイミングパルスの周波数を設定し当該設定された内容に基いて変換タイミングパルスの周波数を設定しても良い。
デューティ比を固定(例えば50%)にした状態において、車載モータ5に流れる検出電流毎に周波数切替テーブルを用意し、AM帯における高調波成分のノイズピークが所定よりも低い駆動周波数を選定して切替えるようにしても良い。
図面中、1は車載モータ駆動制御装置、2は制御部、3は指令部、4は駆動部、5は車載モータ、6は電流検出部、6aはA/D変換器、7はフィードバック制御部、8はデータベース、9は選定部、10は主制御部、11は周波数制御部、12はデューティ制御部、13は基準クロック生成部、14は分周回路、15は波形整形部、16はパターン制御部、16aは乱数生成部、17は周波数生成部、17aはルックアップテーブル、17bは変調回路、18はADC用クロック生成部、18aは分周回路を示す。

Claims (13)

  1. DCモータからなる車載モータをPWM駆動制御する車載モータの駆動制御方法において、
    前記PWM駆動制御したときに前記車載モータに流れる電流と目標電流とを比較した結果に基づいて、所定周波数範囲内で順次異なるランダムな単一駆動周波数と当該単一駆動周波数にそれぞれ対応付けられたデューティ比とを選定し、
    前記順次異なる単一駆動周波数と当該単一駆動周波数にそれぞれ対応したデューティ比とにより前記車載モータを繰り返しPWM駆動制御することを特徴とする車載モータの駆動制御方法。
  2. 前記単一駆動周波数により前記車載モータを連続して駆動する連続時間は、可聴周波数範囲を超える所定周波数に対応した周期に設定されていることを特徴とする請求項1記載の車載モータの駆動制御方法。
  3. 前記単一駆動周波数を直接拡散することを特徴とする請求項1または2記載の車載モータの駆動制御方法。
  4. 前記順次異なるランダムな単一駆動周波数が複数の単一駆動周波数からなる周波数パターンを含んでいるときに、前記周波数パターンが可聴周波数の周期で所定回数以上繰り返されないように前記順次異なるランダムな単一駆動周波数を選定することを特徴とする請求項1ないし3の何れかに記載の車載モータの駆動制御方法。
  5. 前記ランダムな単一駆動周波数を生成するときには多項式による疑似乱数を用いることを特徴とする請求項1ないし4の何れかに記載の車載モータの駆動制御方法。
  6. 前記ランダムな単一駆動周波数を生成するときには半導体の熱雑音を利用した自然乱数発生器を用いることを特徴とする請求項1ないし5の何れかに記載の車載モータの駆動制御方法。
  7. 前記所定周波数範囲として180kHz〜500kHz範囲を適用することを特徴とする請求項1ないし6の何れかに記載の車載モータの駆動制御方法。
  8. 前記異なるランダムな単一駆動周波数の互いの倍数が、AM周波数帯においてAM放送の帯域幅以上離れるように前記単一駆動周波数が設定されていることを特徴とする請求項7記載の車載モータの駆動制御方法。
  9. 前記異なるランダムな単一駆動周波数の倍数に910kHzを加えた周波数値と、他の異なるランダムな単一駆動周波数の倍数の周波数値との間が、510〜2620kHzの範囲においてAM放送の帯域幅以上離れるように各単一駆動周波数が設定されていることを特徴とする請求項7または8記載の車載モータの駆動制御方法。
  10. 前記車載モータに流れる電流をA/D変換器によりアナログ値からデジタル値に変換するタイミングパルスの周波数をランダムな周波数とすることを特徴とする請求項1ないし9の何れかに記載の車載モータの駆動制御方法。
  11. 前記A/D変換器による変換タイミングパルスが前記PWM駆動制御するときのランダムな駆動周波数によるPWM信号に同期するように構成することで、当該変換タイミングパルスの周波数をランダムな周波数とすることを特徴とする請求項10記載の車載モータの駆動制御方法。
  12. 前記A/D変換器による変換タイミングパルスをPWM信号の複数パルスに1パルスとすることを特徴とする請求項11記載の車載モータの駆動制御方法。
  13. 前記A/D変換器による変換タイミングパルスが前記PWM駆動制御するときのランダムな駆動周波数によるPWM信号に非同期で且つ独立してランダムな周波数のパルス信号とすることを特徴とする請求項10または12記載の車載モータの駆動制御方法。
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