JP2010262214A - マスク検査装置及びマスク検査装置の管理方法 - Google Patents

マスク検査装置及びマスク検査装置の管理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】所定の清浄度に制御された筐体C内でマスクMの検査を行うマスク検査装置において、エアアクチュエータから排気される空気に含まれるパーティクルがマスクに付着することを防止できるようにする。
【解決手段】筐体C内に、圧縮空気によって駆動されるエアブレーキ21A、22A、23A及びエアシリンダ26Aのようなエアアクチュエータを備える。エアアクチュエータから排気される空気を筐体C外部に導き放出する排気チューブ53、53A、53B、55、57を設ける。
【選択図】図2

Description

本発明は、マスク検査装置及びマスク検査装置の管理方法に関する。
半導体デバイスの製造過程において、基板上にパターンを形成するための原画としてフォトマスク或いはレチクル(以下「マスク」という。)が用いられている。マスクに描画されたパターンに欠陥が存在すると、その欠陥が基板上に転写され、半導体デバイスの歩留まりが低下する。そこで、マスクの光学画像を取得し、取得した光学画像を基準画像と比較することで欠陥を検出する欠陥検査が行われている。
この種の欠陥検査を行うマスク検査装置は、マスクが載置されるステージを移動するステージ用駆動機構を有しており、この駆動機構はパーティクル発生源となり得る。マスクに描画されるパターンの微細化が進んでいることから、マスク検査装置内でマスクの搬送中及び検査中にマスクに付着するパーティクル数を低減することが望ましい。
例えば、特許文献1には、基板表面の検査が行われる上部空間と、駆動機構が配置される下部空間とを仕切り、仕切り部にファンを設けて上部空間から下部空間に流れるクリーンエアの下降流を形成するように構成した表面検査装置が開示されている。この特許文献1記載の表面検査装置とは異なり、上記マスク検査装置は複雑な装置構成を有するため、検査空間と駆動機構が配置される空間とを仕切ることができない。
ところで、上記ステージ用駆動機構は、圧縮空気により駆動されるエアブレーキ等のエアアクチュエータを有する。エアアクチュエータには空圧ボックスから給気チューブを介して圧縮空気が供給され、エアアクチュエータから排気された空気は排気チューブを介して空圧ボックスに戻され、空圧ボックスの排気ポートから排気される。給気チューブが長いと、エアアクチュエータの動作の応答性が悪くなるため、空圧ボックスを筐体内でエアアクチュエータの近くに配置することで、給気チューブが短くなるようにしている。また、空圧ボックスには、エアアクチュエータに供給する圧縮空気に含まれる不純物を除去するフィルタが設けられている。
ここで、最近は、ステージ用駆動機構の主構成要素であるモータや送りねじの発塵対策が進んでおり、主構成要素からのパーティクルがマスクに付着することは有効に防止できるようになっている。然し、実際にはマスクにパーティクルが付着することがある。本願発明者は、鋭意努力の結果、その原因がエアアクチュエータからの排気中のパーティクルにあることを知見するに到った。エアアクチュエータには空圧ボックスに設けたフィルタで濾過された清浄な空気が供給されるため、エアアクチュエータから排気される空気も清浄なはずであると考えられていたが、エアアクチュエータ内のシール部材等からの発塵によって、エアアクチュエータからの排気中にパーティクルが含まれる場合がある。この場合、マスクにパーティクルが付着する。
また、マスクに付着するパーティクル数が増大しないように、マスク検査装置内で定期的にパーティクル数をモニタし、必要に応じてパーティクル対策が施されている。従来、マスクの搬送経路でパーティクル数をモニタしていたが、上記のようにエアアクチュエータからの排気中に含まれるパーティクルがマスクに付着することが知見されていなかったため、エアアクチュエータからの排気中に含まれるパーティクルがマスクに付着しないように対策を講じることができなかった。
特開2008−241360号公報
本発明は、以上の点に鑑み、エアアクチュエータから排気される空気に含まれるパーティクルがマスクに付着することを防止できるようにしたマスク検査装置及びマスク検査装置の管理方法を提供することをその課題としている。
上記課題を解決するため、本発明の第1の態様は、所定の清浄度に制御された筐体内でマスクの検査を行うマスク検査装置であって、筐体内に配置され、圧縮空気によって駆動されるエアアクチュエータを備えるものにおいて、エアアクチュエータから排気される空気を筐体外部に導き放出する排気管を備えたことを特徴とする。
この第1の態様であって、マスクを把持する把持部と、この把持部を連結したギアボックスとを有し、筐体内でマスクの搬送を行う搬送ロボットを備えるものにおいて、ギアボックス内の空気を吸引して筐体外部に排気する排気手段を更に備えることが好ましい。
本発明の第2の態様は、筐体内でマスクの検査を行うマスク検査装置の管理方法であって、マスク検査装置が、筐体内に配置され、圧縮空気によって駆動されるエアアクチュエータを備えるものにおいて、筐体内を所定の清浄度に制御してエアアクチュエータを駆動させ、その駆動中にエアアクチュエータから排気される空気に含まれるパーティクル数を測定し、測定したパーティクル数が基準値以上である場合にエアアクチュエータに対してパーティクル対策を施すことを特徴とする。
この第2の態様において、エアアクチュエータから排気される空気に含まれるパーティクル数をパーティクルの粒径毎に測定し、粒径が0.1μm以上0.2μm以下のパーティクル数が基準値以上である場合、エアアクチュエータから排気される空気を筐体外部に導き放出する排気管を設けることが好ましい。
この第2の態様において、エアアクチュエータから排気される空気に含まれるパーティクル数をパーティクルの粒径毎に測定し、粒径が0.3μm以上のパーティクル数が基準値以上である場合、エアアクチュエータから排気される空気が筐体内に放出される箇所に防塵カバーを設けることが好ましい。
この第2の態様において、筐体内にエアアクチュエータを組み付ける前もしくは組み付け当初に所定の清浄度に制御された空間でエアアクチュエータを駆動させ、その駆動中にエアアクチュエータから排気される空気に含まれるパーティクル数を測定し、測定したパーティクル数に所定数を加算した値を上記基準値としてもよい。
本発明によれば、エアアクチュエータから排気される空気に含まれるパーティクルがマスクに付着することを防止できる。
本発明の実施の形態のマスク検査装置を説明するための概念図である。 本実施の形態のマスク検査装置の要部構成を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について具体的に説明する。
図1を参照して、本発明の実施の形態のマスク検査装置100は、検査対象物であるマスクMが載置されるステージ1を備えている。マスクMは、例えば、ガラス基板上に酸化クロム膜のパターンが形成されたものである。ステージ1は、後述する如く、X方向モータ2Aと、Y方向モータ2Bと、Z、θ方向モータ2Cとによって、X方向、Y方向、Z方向(鉛直方向)及びθ方向(水平回転方向)に駆動される。これらのモータ2A、2B、2Cの駆動制御は、ステージ制御部13によって実行される。ステージ1のX方向及びY方向の位置は、レーザ干渉計3と、このレーザ干渉計3に接続された位置検出部17とによって検出される。
マスク検査装置100は、光源4と、この光源4から発せられたレーザ光をマスクMに照射する透過照明光学系5及び反射照明光学系6と、マスクMを透過した透過光及びマスクMで反射した反射光を集光する対物レンズ7とを備えている。透過照明光学系5は、ビームスプリッタ51、ミラー52及びコンデンサレンズ53を有する。反射照明光学系6は、ミラー61及びビームスプリッタ62を有する。
また、マスク検査装置100は、対物レンズ7で集光された透過光をTDI(Time Delay Integration)センサ9Aに結像する結像レンズ8Aと、対物レンズ7で集光された反射光をTDIセンサ9Bに結像する結像レンズ8Bとを備えている。画像センサたるTDIセンサ9A、9Bは、例えば、電荷蓄積方向(TDI方向)に512段のラインを有し、各ラインは2048画素で構成されている。この場合、TDIセンサ9A、9Bは、2048画素×512画素の長方形の撮像領域を有する。TDI方向とステージ1が移動するX方向とが平行となるように、TDIセンサ9A、9Bが配置されている。
また、マスク検査装置100は、マスクMの欠陥検査に関する全体的な制御を行う制御計算機10を備えている。制御計算機10には、バス11を介して、記憶装置12、ステージ制御部13、展開部14、参照部15、比較部16及び位置検出部17が接続されている。記憶装置12は、例えば、磁気ディスク装置、磁気テープ装置、FDもしくは半導体メモリ等である。
展開部14は、記憶装置12に記憶されたCADデータ(作図データ)を展開し、展開データを参照部15に出力する。参照部15は、展開部14から入力される展開データに対してリサイズ処理、コーナ丸め処理及び点広がり分布関数(PSF)フィルタ処理を一括して施すことにより参照画像を生成し、参照画像を比較部16に出力する。比較部16は、TDIセンサ9A、9Bから入力される光学画像と、参照部15から入力される参照画像とを比較することで、マスクMの欠陥検査を行う。
上記マスク検査装置100は、図2に示すように、マスク検査装置100の外壁面を構成する筐体Cを備えている。フィルタで濾過された清浄な空気を筐体C内部でダウンフローさせることにより、筐体C内部は所定の清浄度(例えば、1m当たりに存在する0.1μm以上0.2μm以下のパーティクル数が10個以下であるクラス1)に制御されている。筐体C内部には、上記ステージ1と、インターフェイステーブル(以下「IFテーブル」という。)26と、ステージ1とIFテーブル26との間でマスクMを搬送する搬送ロボットRとが配置されている。
ステージ1は、Y方向に移動自在なYステージ21と、Yステージ21上に配置され、X方向に移動自在なXステージ22と、Xステージ22上に配置され、Z方向及びθ方向に移動自在なZステージ23とを有する。Yステージ21はY方向モータ2Bによって駆動され、Xステージ22はX方向モータ2Aによって駆動され、Zステージ23はZ、θ方向モータ2Cによって駆動される。Zステージ23上にマスクMが載置される。Yステージ21は定盤24上に配置されており、定盤24下面には、マスク検査装置100の設置面(床面)からの振動を減衰させる除振台25が設けられている。
ここで、各ステージ21、22、23の駆動機構として、上記モータ2A、2B、2Cに加えて、圧縮空気により駆動され、各ステージ21、22、23を任意の位置に制止するエアブレーキ21A、22A、23Aが設けられている。尚、各エアブレーキは、各モータに組み込まれていてもよい。エアブレーキ21A、22AにはXYステージ用の空圧ボックス30Aから給気チューブ42、42A、42Bを介して圧縮空気が供給され、エアブレーキ21A、22Aから排気された空気は排気チューブ51、52を介して空圧ボックス30Aに戻される。また、エアブレーキ23AにはZステージ用の空圧ボックス30Bから給気チューブ44を介して圧縮空気が供給され、エアブレーキ23Aから排気された空気は排気チューブ54を介して空圧ボックス30Bに戻される。
また、IFテーブル26は、マスクMを載置して水平方向の一方向に移動可能であり、筐体Cの外部と内部との間でマスクMを搬送するものである。IFテーブル26の駆動機構として、圧縮空気により駆動されるエアシリンダ26Aが設けられている。エアシリンダ26Aには空圧ボックス30Cから給気チューブ46を介して圧縮空気が供給され、エアシリンダ26Aから排気された空気は排気チューブ56を介して空圧ボックス30Cに戻される。
上記空圧ボックス30A、30B、30Cは、給気ポート31A、31B、31Cをそれぞれ有しており、給気ポート31A、31B、31Cには給気管41、43、45の一端が接続されている。給気管41、43、45の他端は、筐体C外部の圧縮空気供給源(図示せず)に接続されている。また、空圧ボックス30A、30B、30Cは、圧縮空気供給源から給気管41、43、45を介して供給された圧縮空気に含まれる不純物を除去するフィルタ32A、32B、32Cを有し、フィルタ32A、32B、32Cで濾過された清浄な圧縮空気をエアブレーキ21A、22A、23A及びエアシリンダ26Aに供給するように構成されている。
ここで、上記したエアブレーキ21A、22A、23Aやエアシリンダ26Aのようなエアアクチュエータに清浄な空気が供給されることから、そのエアアクチュエータから排気される空気も清浄であると考えられていた。そこで、従来、エアアクチュエータから排気された空気は、排気チューブを介して空圧ボックスに戻され、空圧ボックスの排気ポートから筐体内に排気されていた。然し、この排気ポートから筐体内に排気された空気に含まれるパーティクルが筐体内を浮遊し、筐体内で搬送中あるいは検査中のマスクに付着することが、本願発明者によって知見されるに到った。
そこで、本実施の形態では、空圧ボックス30A、30B、30Cの排気ポート33A、33B、33C、33Dに排気チューブ53A、53B、55、57の一端を接続し、排気チューブ53(53A、53B)、55、57の他端を筐体Cの外部(例えば、筐体Cが置かれるグレーチングの下)に開放することで、エアブレーキ21A、22A、23A及びエアシリンダ26Aから排気される空気を筐体Cの外部に導き放出するように構成した。このように構成することで、エアブレーキ21A、22A、23Aやエアシリンダ26Aから排気された空気に含まれるパーティクルが筐体C内部を浮遊し、筐体C内部で搬送中あるいは検査中のマスクMに付着することを防止することができる。
尚、排気ポート33A、33Bにそれぞれ接続された2本の排気チューブ53A、53Bを1本の排気チューブ53に纏めて筐体C外部に開放させているが、各排気チューブ53A、53Bをそのまま筐体C外部に開放させてもよい。
また、筐体C内部でマスクMの搬送を行う搬送ロボットRは、マスクMを把持する一対の把持部27と、この把持部27を連結したギアボックス28とを有する。ここで、把持部27とギアボックス28との連結箇所には、ステージ1やIFテーブル26にマスクMを受け渡す際に一対の把持部27が移動できるように隙間が形成されている。このため、ギアボックス28に内蔵されたギアからパーティクルが生じると、パーティクルを含む空気が上記隙間から漏れ出し、そのパーティクルが筐体C内部を浮遊し、筐体C内部で搬送中あるいは検査中のマスクMに付着する虞がある。
そこで、本実施の形態では、ギアボックス28内に真空チューブ58の一端を接続し、真空チューブ58の他端を空圧ボックス30Cの接続部34に接続し、この接続部34に筐体C外部の真空源(図示せず)に連通する真空チューブ59を接続することで、ギアボックス28内の空気を吸引して筐体C外部に排気するように構成した。このように構成することで、ギアボックス28から筐体C内部にパーティクルを含む空気が漏れ出さないため、ギアボックス28内で生じたパーティクルが筐体C内部を浮遊し、筐体C内部で搬送中あるいは検査中のマスクMに付着することを防止することができる。
次に、マスク検査装置の管理方法について説明する。
一般に、マスクMの搬送経路の近くで公知構造のパーティクルカウンタによってパーティクルを定期的に測定し、測定したパーティクル数が基準値以上である場合、何らかのパーティクル対策を施すことが考えられる。
図2を参照して、マスクMの搬送経路について説明する。筐体C外部に移動したIFテーブル26にマスクMを投入すると、IFテーブル26を筐体C内部に移動させることによってマスクMを筐体C内部に移動させる。そして、IFテーブル26上のマスクMを搬送ロボットRによりステージ1(Zステージ23)上に搬送し、ステージ1を移動させながらマスクMの欠陥検査を行う。検査後のマスクMを搬送ロボットRによりIFテーブル26上に搬送し、IFテーブル26を筐体C外部に移動させることによってマスクMを筐体C外部に移動させる。
ここで、粒径が0.3μm以上のパーティクルは自重で落下するのに対して、粒径が0.1μm以上0.2以下のように小さいパーティクルは浮遊する。このため、上記の如くマスクMの搬送経路の近くでパーティクル数を測定するだけでは、パーティクルの浮遊元を特定することができず、適切なパーティクル対策を施すことができない。
そこで、本実施の形態では、筐体C内部を所定の清浄度(例えば、クラス1)に制御してエアブレーキ21A、22A、23Aやエアシリンダ26Aを駆動させ、空圧ボックス30A、30B、30Cの排気ポート33A、33B、33C、33Dから排気されるパーティクル数をパーティクルカウンタによって測定する。これにより、エアブレーキ21A、22A、23Aやエアシリンダ26Aから排気された空気に含まれるパーティクル数がパーティクルの粒径毎に測定される。そして、測定したパーティクル数が基準値以上である場合にパーティクル対策を施す。
具体的には、粒径が0.1μm以上0.2μm以下のパーティクル数が基準値(例えば、1000リットル当り10個)以上である場合、そのパーティクル数の測定を行った排気ポートに排気チューブの一端を接続し、この排気チューブの他端を筐体C外部に開放する。例えば、Zステージ用の空圧ボックス30Bの排気ポート33Cから排気される空気に含まれるパーティクル数を測定し、粒径が0.1μm以上0.2μm以下のパーティクル数が基準値以上である場合、図2に示すように、他端が筐体C外部に開放されている排気チューブ55の一端を排気ポート33Cに接続する。これにより、エアアクチュエータから排気される空気が筐体C外部に導かれて放出されるため、エアアクチュエータから排気される空気に含まれるパーティクルが筐体C内部を浮遊し、筐体C内部で搬送中又は検査中のマスクMに付着することを防止することができる。
この基準値としては、固定値に限らず、以下の値を用いてもよい。すなわち、筐体C内部にエアアクチュエータを組み付ける前もしくは組み付け当初に所定の清浄度(例えば、クラス1)に制御された空間で各エアアクチュエータを駆動させ、その駆動中に各エアアクチュエータから排気される空気に含まれるパーティクル数をパーティクルの粒径毎に測定し、測定した粒径毎のパーティクル数に所定数(例えば、10個)を加算した値を基準値としてもよい。例えば、筐体C内部にIFテーブル26、エアシリンダ26A及び空圧ボックス30Cを組み付ける前に、クラス1に制御された空間で空圧ボックス30Cを介してエアシリンダ26Aに圧縮空気を供給してエアシリンダ26Aを駆動し、その駆動中にエアシリンダ26Aから排気される空気に含まれるパーティクル数を排気ポート33Dで測定し、測定した粒径が0.1μm以上0.2μm以下のパーティクル数が2個である場合、上記基準値を12個としてもよい。
また、粒径が0.3μm以上のパーティクルは、浮遊せずに、何らかの装置構成物に衝突して自重で落下する。そこで、粒径0.3μm以上のパーティクル数が基準値(例えば、1000リットル当り10個)以上である場合、パーティクルを衝突させるための防塵カバーを空圧ボックスの排気ポートに設ける。防振カバーの形状は、任意であってよい。この防塵カバーの設置は、上記排気チューブの配設に比べて簡便に行うことができる。
尚、ある排気ポートに対して防塵カバーを設置した後、その排気ポートから排気される空気に含まれるパーティクル数を測定し、粒径が0.1μm以上0.2μm以下のパーティクル数が基準値以上になった場合、その防塵カバーを除去し、排気ポートに他端が筐体C外部に開放されている排気チューブの一端を接続すればよい。
また、搬送ロボットRのギアボックス28の近傍でパーティクル数を測定し、粒径が0.1μm以上0.2μm以下のパーティクル数が基準値以上である場合、図2に示すように、筐体C外部の真空源に連通する真空チューブ58をギアボックス28内に接続する。これにより、ギアボックス28内の空気が吸引され筐体C外部に排気されるため、ギアボックス28から筐体C内部にパーティクルを含む空気が漏れ出さない。従って、搬送ロボットRのギアボックス28内で生じたパーティクルが筐体C内部を浮遊し、筐体C内部で搬送中あるいは検査中のマスクMに付着することを防止することができる。
C 筐体
M マスク
R ロボット
1 ステージ
2A、2B、2C モータ
21 Yステージ
22 Xステージ
23 Zステージ
21A、22A、23A エアブレーキ(エアアクチュエータ)
26 IFテーブル
26A エアシリンダ(エアアクチュエータ)
27 把持部
28 ギアボックス
30A、30B、30C 空圧ボックス
32A、32B、32C フィルタ
33A、33B、33C、33D 排気ポート
42、42A、42B、44、46 給気チューブ
51、52、53、54、55、56、57 排気チューブ
58、59 真空チューブ(排気手段)

Claims (5)

  1. 所定の清浄度に制御された筐体内でマスクの検査を行うマスク検査装置であって、前記筐体内に配置され、圧縮空気によって駆動されるエアアクチュエータを備えるものにおいて、
    前記エアアクチュエータから排気される空気を筐体外部に導き放出する排気管を備えたことを特徴とするマスク検査装置。
  2. 請求項1記載のマスク検査装置であって、前記マスクを把持する把持部と、この把持部を連結したギアボックスとを有し、前記筐体内で前記マスクの搬送を行う搬送ロボットを備えるものにおいて、
    前記ギアボックス内の空気を吸引して前記筐体外部に排出する排気手段を更に備えたことを特徴とするマスク検査装置。
  3. 筐体内でマスクの検査を行うマスク検査装置の管理方法であって、前記マスク検査装置が、前記筐体内に配置され、圧縮空気によって駆動されるエアアクチュエータを備えるものにおいて、
    前記筐体内を所定の清浄度に制御して前記エアアクチュエータを駆動させ、その駆動中に前記エアアクチュエータから排気される空気に含まれるパーティクル数を測定し、測定したパーティクル数が基準値以上である場合に前記エアアクチュエータに対してパーティクル対策を施すことを特徴とするマスク検査装置の管理方法。
  4. 前記エアアクチュエータから排気される空気に含まれるパーティクル数をパーティクルの粒径毎に測定し、粒径が0.1μm以上0.2μm以下のパーティクル数が基準値以上である場合、前記エアアクチュエータから排気される空気を筐体外部に導き放出する排気管を設けることを特徴とする請求項3記載のマスク検査装置の管理方法。
  5. 前記エアアクチュエータから排気される空気に含まれるパーティクル数をパーティクルの粒径毎に測定し、粒径が0.3μm以上のパーティクル数が基準値以上である場合、前記エアアクチュエータから排気される空気が前記筐体内に放出される箇所に防塵カバーを設けることを特徴とする請求項3又は請求項4記載のマスク検査装置の管理方法。
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