JP2010261885A - 分光光度計用制御装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】複数の波長の各々での測定の順序を、予め設定されていた順序から波長順に変更し、変更後の順序に従って回転駆動機構を制御する。これにより、回転駆動機構は波長が次第に長くなる又は短くなる一方向のみに回転して波長分散素子の向きを順次変更する。すなわち、回転駆動機構の回転方向を一度も反転させることなく全設定波長での測定を行うことができるため、バックラッシュによる波長分散素子の停止位置のずれの発生を防ぐことができ、波長分散素子を常に正しい位置で停止させることができる。
【選択図】図1
Description
(1)まず、ステッピングモータが基準位置からステップ数N1(1000)だけ正回転することにより、波長分散素子が波長λ1(500nm)に対応した方向に向く。
(2)次に、ステッピングモータがステップ数N1(1000)とN2(600)の差(400)だけ逆回転することにより、波長分散素子が波長λ1よりも短い波長λ2(300nm)に対応した方向に向く。
(3)次に、ステッピングモータがステップ数N2(600)とN3(1200)の差(600)だけ正回転することにより、波長分散素子が波長λ2よりも長い波長λ3(600nm)に対応した方向に向く。
(4)次に、ステッピングモータがステップ数N3(1200)とN4(800)の差(400)だけ逆回転することにより、波長分散素子が波長λ3よりも短い波長λ4(400nm)に対応した方向に向く。
このようにステッピングモータが波長の増減に応じた方向に所定のステップ数だけ回転することにより、波長分散素子の向きが各波長に対応した向きに順次切り替えられる。
複数の波長の各々での測定を順次行うために、回転駆動機構を用いて波長分散素子を各波長に対応した方向に順次向けつつ、各方向での波長分散素子で分光された光、又は該光の照射により試料から発せられた光を検出し、その検出信号に基づいて測定データを生成し出力する分光光度計の制御装置であって、
a)各波長での測定の順序を、予め設定されていた順序から波長順に変更し、該変更後の順序に従って回転駆動機構を制御する駆動制御手段と、
b)前記各波長に対応して生成される測定データを前記予め設定されていた順序に並び替えて出力するデータ出力手段と、
を備えることを特徴とする。
モータ181は制御装置20の指示によりモータドライバ19が出力するパルス信号によって回転し、減速機182を介して波長分散素子13の向きを変える。なお、本実施例では便宜上、出口スリット14から出射される単色光の波長が次第に長くなる方向を正回転方向とする。
次に駆動制御手段21がモータドライバ19に、ステップ数N2(600)と2番目の波長λ4に対応するステップ数N4(800)の差(200)だけモータ181を正回転させるための制御信号を送信する。これにより上記と同様の手順でモータ181が波長分散素子13を波長λ4(400nm)に対応した方向に向ける。その状態で波長λ4での測定が行われる。
その後、波長λ1、λ3での測定も同様に、モータ181が順次正回転することにより、波長分散素子13が各波長に対応した方向に向けられ、その状態で各波長での測定が行われる。
また、上記のように測定順序を並び替えることでモータの動きに無駄がなくなり、測定時間に占めるモータ181の回転時間(波長分散素子13の移動時間)を短縮させることができる。これにより測定時間に占める検出信号のサンプリング時間を長く設定することができ、ノイズの少ない測定データを取得することができる。
図5に送信データのフォーマットの一例を示す。この例では、先頭の1バイトをその後に続く測定データの数を示すフラグに割り当て、それ以降の4バイトずつを設定順の1〜4番である波長λ1〜λ4での測定データにそれぞれ割り当てる。なお図5に示すフラグ"0x04"(16進数の"04")はその後に4つの測定データが続くことを表す。このようなフォーマットに従って制御装置20で測定データを並び替えることは容易であり、制御装置20への負担は小さい。
またユーザは、測定順序を波長順に並び替える際に基準とする波長分散素子を、励起光側波長分散素子431と蛍光側波長分散素子432のいずれかから選択し、PC54に指示する。選択結果を示す選択データはPC54から制御装置50に送られる。
なお、本実施例2のように励起側と蛍光側の2つの波長分散素子を用いる場合、一般的には励起波長λex<蛍光波長λemの関係があるため、優先波長側で昇順に並べ替えたときに、多くは非優先波長側でも全体としては同様に昇順になる。しかし、場合によっては非優先波長側で全体として降順になる(すなわち、降順に並ぶ波長の数の方が多い)こともあるが、そのような場合には、図8のステップS4の前に、非優先波長側の波長が全体として昇順であるか降順であるかを判断するステップを設けてもよい。
11、41…光源
12…入口スリット
13、431、432…波長分散素子
14…出口スリット
15、45…試料セル
16、46…光検出器
17、47…A/D変換器
18、481、482…回転駆動機構
181…モータ
182…減速機
19、49…モータドライバ
20、50…制御装置
21、51…駆動制御手段
22、52…データ出力手段
24、54…パーソナルコンピュータ
421…励起光側分光器
422…蛍光側分光器
511…測定順序変更手段
512…振り戻し制御手段
53…選択手段
Claims (4)
- 複数の波長の各々での測定を順次行うために、回転駆動機構を用いて波長分散素子を各波長に対応した方向に順次向けつつ、各方向での波長分散素子で分光された光、又は該光の照射により試料から発せられた光を検出し、その検出信号に基づいて測定データを生成し出力する分光光度計の制御装置であって、
a)各波長での測定の順序を、予め設定されていた順序から波長順に変更し、該変更後の順序に従って回転駆動機構を制御する駆動制御手段と、
b)前記各波長に対応して生成される測定データを前記予め設定されていた順序に並び替えて出力するデータ出力手段と、
を備えることを特徴とする分光光度計用制御装置。 - 前記分光光度計が各波長での測定を順次行う動作を繰り返すものであり、
前記駆動制御手段が、波長順に変更された測定順序の最後の波長での測定が行われた後、該波長順が昇順であれば該測定順序の最初の波長よりも短い所定の波長に、該波長順が降順であれば該最初の波長よりも長い所定の波長にそれぞれ対応した方向に波長分散素子を向けてから、該最初の波長に対応した方向に該波長分散素子を向けるように回転駆動機構を制御するものであることを特徴とする請求項1に記載の分光光度計用制御装置。 - 前記分光光度計が複数の波長分散素子を同時に用いる測定を順次行うものであり、
前記駆動制御手段が、
a)各測定を行う順序を前記複数の波長分散素子のうちの一つに設定された波長の順に変更する測定順序変更手段と、
b)前記測定順序変更手段により変更された順序に従って前記複数の波長分散素子のうちの他の波長分散素子の向きを変えると、該他の波長分散素子を或る波長に対応した方向に向けるときの回転方向が所定の回転方向とは逆方向である場合、該他の波長分散素子を一旦該波長に対応する位置よりも更に逆方向に回転させた所定の位置まで回転させた後、前記所定の回転方向で該波長に対応する位置まで回転させるように回転駆動機構を制御する振り戻し制御手段と、
を有するものであることを特徴とする請求項1又は2に記載の分光光度計用制御装置。 - 前記分光光度計が複数の波長分散素子を同時に用いる測定を順次行うものであり、
前記駆動制御手段にて各測定を行う順序を前記複数の波長分散素子のうちの一つに設定された波長の順に変更するときの該波長分散素子をユーザが該複数の波長分散素子のうちから選択するための選択手段を備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の分光光度計用制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009114384A JP2010261885A (ja) | 2009-05-11 | 2009-05-11 | 分光光度計用制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2009114384A JP2010261885A (ja) | 2009-05-11 | 2009-05-11 | 分光光度計用制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2010261885A true JP2010261885A (ja) | 2010-11-18 |
Family
ID=43360070
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2009114384A Pending JP2010261885A (ja) | 2009-05-11 | 2009-05-11 | 分光光度計用制御装置 |
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2009
- 2009-05-11 JP JP2009114384A patent/JP2010261885A/ja active Pending
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