JP2010259500A - 男性用軽失禁パッド - Google Patents

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Abstract

【課題】軽失禁パッドが型崩れし難く、男性器のふくらみに合わせた形状を保持することができ、良好な装着感を得ることが可能な男性用軽失禁パッドを提供する。
【解決手段】本発明の男性用軽失禁パッド1aは、複数のシート18,20が吸収体22を挟持した状態で積層された吸収性本体14を備え、吸収性本体14は、一方の端部14Xから他方の端部14Yに向かう縦方向の少なくとも一部において、内面32側に向けて谷折り状に折り曲げられた谷折り部36が形成されてなるとともに、この谷折り部36の折り目に沿って、谷折り部分が所定の幅で接合された接合代37と、上記谷折り部36の少なくとも一方の端部36Xにて谷折り部36の谷折り状態を維持する止め部38とを有し、吸収性本体14の展開使用時には、内面32側に凹状の空間33が形成されるように構成されている。
【選択図】図1A

Description

本発明は、男性用軽失禁パッドに関する。更に詳しくは、日常生活を営む男性が軽度の失禁対策用の尿パッドとして好適に用いることができ、良好な装着感を得ることが可能な男性用軽失禁パッドに関する。
従来、乳幼児用、或いは高齢者・障害者等の成人用の尿パッドとして、トップシートと、バックシートと、両シートの間の一部に介装された吸収体とを備えた尿パッドが知られている。
この尿パッドは、トップシートの表面を着用者の肌に接するように宛がって使用することにより、着用者の排泄した尿はトップシートを透過して、吸収体によって吸収・保持されるとともに、防漏性に優れたバックシートによって、尿が外部に漏洩してしまうことが防止されている。
軽度の失禁トラブルを抱える人々は女性のほうが多いものの、男性では、前立腺肥大をきっかけに、切迫性尿失禁や溢流性尿失禁などになることがある。また、身体機能が低下してトイレに間に合わない機能性尿失禁や、病気などで寝たきりになった場合の尿の処理など尿の吸収製品はさまざまなケースに対応して吸収性物品が使われている。例えば、男性用に特化した尿パッドとして、男性器を被包して用いるタイプが知られている(例えば、特許文献1参照)。このような男性用尿パッドは、例えば、矩形の形状の尿パッドを、粘着テープ等を利用して三角形に成型して男性器を被包した状態で用いるため、使い捨ておむつや、単に衣類やおむつ上に載置して用いる尿パッドと比較して、尿と着用者の肌との接触面積を少なくすることができる。
また、男性用尿パッドとしては、例えば、表面シートと裏面シートとの間に配設された吸収体を有し、吸収体の外側(外縁)に、長手方向(左右方向)に沿ってフラップ部が形成され、そのフラップ部の長手方向の略中央部に切り込み部(スリット)が形成されたもの(例えば、特許文献2参照)や、予め袋状に成型されたもの(例えば、特許文献3参照)も提案されている。
特開平8−280727号公報 特開2001−129012号公報 特開平9−299392号公報
しかしながら、従来の男性用の尿パッドは、男性器に対するフィット性が悪く、良好な装着感を得ることができないという問題があった。特に、従来の尿パッドは、着用者の上下方向に対して腰が弱いため、尿パッドが型崩れし易く、男性器を覆うように着用する場合に男性器のふくらみに合わせた形状となり難く、着用時に尿パッドがずれてしまう等の問題があった。
本発明は、このような従来技術の課題を解決するためになされたものであって、日常生活を営む男性が軽度の失禁対策用の尿パッドとして好適に用いることができ、特に、排尿後のキレが悪いために、下着に男性器を戻した後、下着を極軽く濡らしてしまうような、極軽度の尿パッドや下着ライナーとして好適に用いることができ、良好な装着感を得ることが可能な男性用軽失禁パッドを提供するものである。
本発明者は、前記のような従来技術の課題を解決するために鋭意検討した結果、男性用軽失禁パッドを構成する吸収性本体を、その内面側に向けて谷折り状に折り曲げるとともに、この折り曲げ部分の少なくとも一方の端部にて谷折り状態の一部が維持されるように固定し、且つ、この谷折り部の折り目に沿って谷折り部分が所定の幅で接合された接合代を設けることによって、上記課題が解決されることに想到し、本発明を完成させた。具体的には、本発明により、以下の男性用軽失禁パッドが提供される。
[1] 複数のシートが吸収体を挟持した状態で積層された吸収性本体を備え、その内面側を着用者の男性器に宛がって使用する男性用軽失禁パッドであって、前記吸収性本体は、一方の端部から他方の端部に向かう少なくとも一部において、前記吸収性本体が前記内面側に向けて谷折り状に折り曲げられた一以上の谷折り部が形成されてなるとともに、前記谷折り部の折り目に沿って谷折り部分が所定の幅で接合された接合代と、前記谷折り部の少なくとも一方の端部にて前記谷折り部の谷折り状態を維持する止め部と、を有し、前記吸収性本体の展開使用時には、前記内面側に凹状の空間が形成されるように構成されている男性用軽失禁パッド。
[2] 前記吸収性本体は、二以上の前記谷折り部が形成されてなるとともに、それぞれの前記谷折り部の折り目に沿って谷折り部分が所定の幅で接合された前記接合代と、それぞれの前記谷折り部の少なくとも一方の端部にて、それぞれの前記谷折り部の谷折り状態を維持する前記止め部と、を有し、前記吸収性本体は、前記二以上の谷折り部によって折り曲げられた三面以上の多面構造に構成されている前記[1]に記載の男性用軽失禁パッド。
[3] 前記吸収性本体は、前記谷折り部を境に、複数の吸収性本体が接合されて形成されたものである前記[1]又は[2]に記載の男性用軽失禁パッド。
[4] 前記吸収性本体は、一枚の吸収性本体を、前記谷折り部にて折り曲げて構成されたものである前記[1]又は[2]に記載の男性用軽失禁パッド。
[5] 前記接合代は、前記接合代を構成する前記複数のシートの相互間が接合及び/又は圧縮されて一体的に形成されたものである前記[1]〜[4]のいずれかに記載の男性用軽失禁パッド。
本発明の男性用軽失禁パッドは、日常生活を営む男性が、軽度の失禁対策用の軽失禁パッドとして好適に用いることができ、特に、排尿後のキレが悪いために、下着に男性器を戻した後、下着を極軽く濡らしてしまうような、極軽度の尿パッドや下着ライナーとして好適に用いることができる。本発明の男性用軽失禁パッドは、男性器を覆うように着用する場合に、軽失禁パッドが型崩れし難く、男性器のふくらみに合わせた形状を保持することができ、良好な装着感を得ることができる。
本発明の男性用軽失禁パッドの一の実施形態を模式的に示す平面図であり、男性用軽失禁パッドの使用前の折り畳まれた状態を示す。 本発明の男性用軽失禁パッドの一の実施形態を模式的に示す平面図であり、男性用軽失禁パッドを構成する吸収性本体の折り畳まれた部位の一部を展開した状態を示す。 本発明の男性用軽失禁パッドの一の実施形態を模式的に示す平面図であり、男性用軽失禁パッドを構成する吸収性本体の折り畳まれた部位を展開した状態を示す。 本発明の男性用軽失禁パッドの他の実施形態を模式的に示す平面図であり、男性用軽失禁パッドの使用前の折り畳まれた状態を示す。 本発明の男性用軽失禁パッドの他の実施形態を模式的に示す平面図であり、男性用軽失禁パッドを構成する吸収性本体の折り畳まれた部位を展開した状態を示す。 本発明の男性用軽失禁パッドの更に他の実施形態を模式的に示す平面図であり、男性用軽失禁パッドの使用前の折り畳まれた状態を示す。 本発明の男性用軽失禁パッドの更に他の実施形態を模式的に示す平面図であり、男性用軽失禁パッドを構成する吸収性本体の折り畳まれた部位を展開した状態を示す。 本発明の男性用軽失禁パッドの製造方法の一例を示す工程図である。 図4に示す製造方法によって得られた男性用軽失禁パッドを模式的に示す平面図であり、男性用軽失禁パッドの使用前の折り畳まれた状態を示す。 図4に示す製造方法によって得られた男性用軽失禁パッドを模式的に示す平面図であり、男性用軽失禁パッドの止め部を外して吸収性本体を広げた状態を示す。 本発明の男性用軽失禁パッドの製造方法の他の例を示す工程図である。 図6に示す製造方法によって得られた男性用軽失禁パッドを模式的に示す平面図であり、男性用軽失禁パッドの止め部を外して吸収性本体を広げた状態を示す。
以下、本発明の男性用軽失禁パッドを実施するための形態について、図面を参照しながら具体的に説明する。但し、本発明はその発明特定事項を備える男性用軽失禁パッドを広く包含するものであり、以下の実施形態に限定されるものではない。
〔1〕男性用軽失禁パッド:
本発明の男性用軽失禁パッドは、図1A〜図1Cに示すように、複数のシート18,20が吸収体22を挟持した状態で積層された吸収性本体14を備え、その内面32側を着用者の男性器に宛がって使用する男性用軽失禁パッド1aであって、吸収性本体14は、一方の端部14Xから他方の端部14Yに向かう方向(例えば、縦方向)の少なくとも一部において、内面32側に向けて谷折り状に折り曲げられた谷折り部36が形成されてなるとともに、この谷折り部36の折り目に沿って、谷折り部分が所定の幅で接合された接合代37と、上記谷折り部36の少なくとも一方の端部36Xにて谷折り部36の谷折り状態を維持する止め部38と、を有し、吸収性本体14の展開使用時には、上記内面32側に凹状の空間33が形成されるように構成されている。
本発明の男性用軽失禁パッドは、日常生活を営む男性が、軽度の失禁対策用の軽失禁パッドとして好適に用いることができる。特に、本発明の男性用軽失禁パッドは、図1Cに示すように、吸収性本体14の展開使用時には、谷折り部36と止め部38とによって凹状の空間33が形成されるように構成されているため、軽失禁パッドが男性器のふくらみに合わせた形状となり、良好な装着感を得ることができる。
即ち、上記した谷折り部と、その谷折り部の谷折り状態を維持する止め部とを有することによって、吸収性本体にタック(即ち、襞状の折り目)が形成されるため、吸収性本体の展開使用時には、吸収性本体の内面側に凹状の空間が形成される。なお、上記した「展開使用」とは、谷折り部によって折り曲げられた吸収性本体を広げて(展開させて)、谷折り部の折り曲げ状態の一部を開放し、吸収性本体の内面側を着用者に宛がって使用することが可能な状態にすることをいう。即ち、谷折り状態が維持されない部分は、展開時に谷折り状態が解除されながら広がるが、谷折り状態が維持された止め部付近は、展開時に谷折り状態が解除されないので、展開できない。このため、その展開面積に差異が生じ、吸収性本体(即ち、男性用軽失禁パッド)の内面側に凹状の空間が形成される。
吸収性本体(即ち、男性用軽失禁パッド)がこのような形状になると、男性器に宛がった際に収まりが非常に良好になる。特に、上記止め部側が、着用者の睾丸側に位置するようにして軽失禁パッドを宛がうことによって、睾丸側から着用者の前方(前半身)に掛けて軽失禁パッドが広がるように男性器を覆うことができるため、着用時における違和感を大幅に軽減することができる。
そして、本発明の男性用軽失禁パッドにおいては、図1A〜図1Cに示すように、谷折り部36の折り目に沿って、谷折り部分が所定の幅で接合された接合代37を有しているため、男性器のふくらみに合わせた形状に展開された場合に、谷折り方向に沿って吸収性本体14に腰ができ、展開した吸収性本体14が型崩れし難くなる。このため、吸収性本体14の立体形状が保持され、より良好な装着感を得ることができる。
ここで、図1A〜図1Cは、本発明の男性用軽失禁パッドの一の実施形態を模式的に示す平面図であり、図1Aは、男性用軽失禁パッドの使用前の折り畳まれた状態を示し、図1Bは、男性用軽失禁パッドを構成する吸収性本体の折り畳まれた部位の一部を展開した状態を示し、図1Cは、男性用軽失禁パッドを構成する吸収性本体の折り畳まれた部位を展開した状態(即ち、展開使用時)を示す。なお、各図においては、図1A〜図1Cに示す男性用軽失禁パッド1aの各要素と同様に構成されているものについては、同一の符号を付して説明を省略する。
なお、本発明の男性用軽失禁パッドにおいては、図1A〜図1Cに示すように、吸収性本体14の二個所以上の部位にて、上記谷折り部36が形成されてなるとともに(谷折り部36a,36b)、それぞれの谷折り部36a,36bの折り目に沿って谷折り部分が所定の幅で接合された接合代37と、それぞれの谷折り部36a,36bの少なくとも一方の端部36Xにそれぞれ止め部38a,38bと、を有し、吸収性本体14の展開使用時には、吸収性本体14が二以上の谷折り部36a,36bによって折り曲げられた三面以上の多面構造に構成されていることが好ましい。
このように構成することによって、男性器を覆うように男性用軽失禁パッドを着用する場合に、軽失禁パッドが男性器のふくらみに合わせた形状となり易く、より良好な装着感を得ることが可能となる。
以下、本発明の男性用軽失禁パッドを構成する各構成要素について、更に詳細に説明する。
〔1−1〕吸収性本体:
本発明の男性用軽失禁パッドは、着用者の排泄した尿を吸収し保持する機能を担う部材として、吸収性本体を備えている。この吸収性本体は、複数のシートが吸収体を挟持した状態で積層されたものであり、例えば、図1A〜図1Cに示すように、吸収体22と、吸収体22の内面を被覆するように配置された内面シート18と、吸収体22の外面を被覆するように配置された外面シート20とを構成要素として有し、吸収体22が内面シート18と外面シート20との間に挟持された状態で固定され、パッド状に一体化された部材を挙げることができる。
なお、上記した「吸収体の内面」とは、男性用軽失禁パッドを着用した際に、着用者の肌側に位置する面をいい、一方、上記した「吸収体の外面」とは、男性用軽失禁パッドを着用した際に、着用者の着衣側に位置する面をいう。
なお、本発明の男性用軽失禁パッドに用いられる吸収性本体は、一枚のシート状の吸収性本体を、谷折り部によって折り曲げて(折り畳んで)構成されたものであってもよいし、複数の吸収性本体を、谷折り部を境に接合することによって一体化して形成されたものであってもよい。
〔1−1a〕内面シート:
内面シートは、着用者の肌側に位置する面に配置されるシートである。このため、内面シートは、その少なくとも一部が液透過性シートによって構成されていることが好ましい。このように構成することによって、尿が液透過性シートを透過して速やかに吸収体に到達し、吸収保持することが可能となる。なお、少なくとも一部が液透過性シートにより構成されている限り、必ずしも内面シート全体が液透過性シートによって構成されている必要はない。液透過性シートは、液透過性を有するシートであれば、シートの材質については特に制限はないが、例えば、織布、不織布、多孔性フィルム等を挙げることができる。
なお、内面シートの更に好適な例としては、液透過性の不織布を挙げることができる。このような液透過性の不織布を用いることによって、肌触りが良好で、吸液後の表面のさらっと感を向上させることができる。
〔1−1b〕外面シート:
外面シートは、着用者の着衣側に位置する面に配置されるシートである。外面シートは吸収体に吸収された尿を、吸収性本体の外部に漏らさないように、尿を透過しない液不透過性シートや、尿を透過しにくいが、加圧を掛けることによって透過可能な液低透過性シートによって構成されていることが好ましい。
上記した液不透過性シートとしては、一般的な吸収性製品に使用されている、ポリエチレンフィルムを好適例として挙げることができる。このようなポリエチレンフィルムには、透湿性ポリエチレンフィルムと非透湿性ポリエチレンフィルムとがあり、いずれのフィルムも外面シートとして用いることができるが、透湿性ポリエチレンフィルムをより好適に用いることができる。このような透湿性ポリエチレンフィルムを外面シートとして使用することにより、着用中にムレが少なくなり、軽失禁パッドを着用した際の快適性を向上させることができる。
また、上記した液低透過性シートとしては、耐水圧の高い不織布を好適例として挙げることができる。耐水圧の高い不織布としては、例えば、SMS(スパンボンド/メルトブロー/スパンボンド)、SMMS(スパンボンド/メルトブロー/メルトブロー/スパンボンド)等の不織布が好ましい。
これらの不織布は、疎水性合成繊維を集積して、ボンディングしたものであるため、尿をはじくことはあるが、加圧を加えると尿が通過してしまうことがある。但し、本発明の男性用軽失禁パッドを、日常生活を営む男性が、軽度の失禁対策用の軽失禁パッドとして利用する場合には、失禁時における尿の量が少ないため、このような液低透過性シートであっても、外面シートとして十分使用することが可能である。これにより、上述したポリエチレンフィルムを用いた場合よりも更に通気性を向上させることができ、軽失禁パッドを着用した際の快適性を更に向上させることができる。
なお、耐水圧とは、シートを構成する生地にしみこもうとする水分に掛かる力を抑える性能(防水性)を数値で表したものであり、例えば、JIS L 1092 耐水度試験A法に準拠した方法によって測定することができる。本発明の男性用軽失禁パッドにおいては、上記耐水圧の高い不織布として、耐水圧が40mmAq.以上の不織布を挙げることができ、耐水圧が100mmAq.以上の不織布を好適に用いることができる。
更に、外面シートとして、上記ポリエチレンフィルムと上記耐水圧の高い不織布とを積層したシートを用いてもよい。このように構成することによって、男性用軽失禁パッドの交換時や着用中、外面シートと着用者の下着とが擦れたり、外面シートを触ったりするときに音が生じ難く、着用者が周囲の目や耳を気にすることなく、安心して着用することができる。
〔1−1c〕吸収体:
吸収体は、一般的な吸収性製品に使用されている吸収体を用いることができる。例えば、吸収体を構成する吸収材としては、木材パルプを綿状に粉砕したフラッフパルプと高吸水性樹脂(以下、「SAP」ということがある)を好適例として挙げることができる。
なお、必要に応じて、上記吸収材をラップするために、吸水紙や親水化処理した不織布を更に有していてもよい。即ち、上記吸水紙や親水化処理した不織布によってフラッフパルプとSAPとを含む吸収材を包んでなる吸収体であってもよい。
また、本発明の男性用軽失禁パッドにおいては、軽失禁用途として、極めて微量の吸水量に対応するためのものであれば、吸収体は多くの吸収量を必要としないため、また、失禁パッドの薄型へのニーズに応えるために、吸収体と、この吸収体を挟持する一方のシートとを一体的に構成してもよい。例えば、上記したSMS不織布やSMMS不織布にSAPを直接固定し、更にこの表面に上記吸水紙やラップ用不織布を被せることによって、吸収体と裏面シートとを一体化し、両者の機能を有する一枚の吸水シートとして使用してもよい。また、親水性不織布にSAPだけを挟持したSAPシートを用いることもできる。
〔1−2〕谷折り部、及び谷折り状態を維持する止め部:
本発明の男性用軽失禁パッドを構成する吸収性本体は、吸収性本体の内面側に向けて谷折り状に折り曲げられた谷折り部が形成されている。そして、この谷折り部の少なくとも一方の端部に、谷折り部の谷折り状態を維持する止め部を有しており、吸収性本体の展開使用時には、吸収性本体の内面側に凹状の空間が形成されるように構成されている。
上記谷折り部は、吸収性本体を着用者に宛がった場合に、着用者の上下方向に沿って折れ目が配置されるように形成されている。なお、本明細書においては、吸収性本体を着用者に宛がった場合に、着用者の上下方向となる方向を、吸収性本体の縦方向ということがある。
このような谷折り部は、吸収性本体の縦方向を縦貫して形成されていてもいいし、縦方向に縦貫せずに、谷折り状態を維持する止め部周辺のみに形成されていてもよい。即ち、谷折り部は、吸収性本体の縦方向における端部のうち、少なくとも一方の端部に形成されていればよい。
また、谷折り部は、着用者の上下方向に垂直に形成されていなくともよい。即ち、吸収性本体の垂直方向から所定の角度傾いた状態で形成されたものであってもよい。例えば、図2A及び図2Bに示す男性用軽失禁パッド1bにおいては、複数のシート18,20が吸収体22を挟持した状態で積層された吸収性本体14を備え、二つの谷折り部36a,36bが、吸収性本体14の上端部14Yから下端部14Xに向けて、その谷折り部36a,36bの相互間隔が狭くなるように、垂直方向から所定角度傾いた状態で形成された場合の例を示している。このように構成することによって、着用者の睾丸側(即ち、股下側)における男性用軽失禁パッド1bの幅が相対的に狭くなり、且つ、着用者の前方(前半身)に掛けて軽失禁パッドが広がるように男性器を覆うことができるため、着用時における違和感を大幅に軽減することができる。
ここで、図2A及び図2Bは、本発明の男性用軽失禁パッドの他の実施形態を模式的に示す平面図であり、図2Aは、男性用軽失禁パッドの使用前の折り畳まれた状態を示し、図2Bは、男性用軽失禁パッドを構成する吸収性本体の折り畳まれた部位を展開した状態(即ち、展開使用時)を示す。
また、谷折り状態を維持する止め部は、谷折り部の一端にのみ配置されていることが好ましいが、谷折り部の両端に配置されていてもよい。
本発明の男性用軽失禁パッドでは、谷折り部は一つ(一本)と限定されず、複数あってもよい。即ち、これまでに説明したように、男性用軽失禁パッドの幅方向中央を挟んで両側に一本ずつ、二箇所で谷折り部が形成されていてもよいし、また、男性用軽失禁パッドの幅方向に、三箇所で三本の谷折り部を形成してもよい。勿論、谷折り部が一本であってもよい。このような男性用軽失禁パッドにおいては、谷折り状態を維持する止め部は、それぞれの谷折り部の少なくとも一方の端部に形成されることとなる。
なお、吸収性本体に複数の谷折り部を形成することによって、吸収性本体の形状(表面形状)が多面形状になるために、男性用軽失禁パッドのフィット感をより向上させることが可能となる。
谷折り部の谷折り状態を維持するための止め部は、例えば、吸収性本体の内側面同士を固定して、谷折り状態の一部を維持することが可能なものであれば、その固定方法等については制限はない。なお、固定方法としては、ヒートシール、エンボスや噛み合い歯車による接合(圧縮)、超音波シール、ニードル(針)による加工、ホットメルト接着剤による接着等を挙げることができる。
また、図1Aにおいては、二本の谷折り部36a,36bによって、三面構造を有する吸収性本体14が三つ折りに折り畳まれた場合の例を示しているが、例えば、図3A及び図3Bに示すように、二本の谷折り部36a,36bより外側に配置された吸収性本体14同士が互いに重なり合わないように、中央部分に位置する吸収性本体の内面32側に折り畳まれた男性用軽失禁パッド1cであってもよい。なお、この男性用軽失禁パッド1cは、吸収性本体14の上端部14Yと下端部14Xとが相補的な形状に形成されたものであり、例えば、長尺のシート材によって形成された吸収性本体の連続体から、個々の吸収性本体を連続的に切り出して形成することができる。
ここで、図3A及び図3Bは、本発明の男性用軽失禁パッドの更に他の実施形態を模式的に示す平面図であり、図3Aは、男性用軽失禁パッドの使用前の折り畳まれた状態を示し、図3Bは、男性用軽失禁パッドを構成する吸収性本体の折り畳まれた部位を展開した状態(即ち、展開使用時)を示す。
〔1−3〕谷折り部の接合代:
本発明の男性用軽失禁パッドを構成する吸収性本体は、図1Aに示すように、谷折り部36の折り目に沿って、谷折り部分が所定の幅で接合された接合代37を有している。このような接合代37によって、吸収性本体14を構成するシートの強度が部分的に向上し、谷折り方向に沿って吸収性本体14に腰ができ、展開した吸収性本体14が型崩れし難くなる。
上述したように、本発明に用いられる吸収性本体は、谷折り部を境に、上記接合代によって複数の吸収性本体が接合されたものであってもよいし、また、吸収性本体が一枚の吸収性本体から構成され、その一枚の吸収性本体が谷折り部にて折り曲げられて構成され、谷折り部の谷折り部分が所定の幅で接合されて接合代が形成されていてもよい。即ち、本発明における接合代は、複数の吸収性本体を接合するための重ね合わせ部分として形成されたものだけでなく、一枚の吸収性本体を折り曲げた際の折り目部分を接合させたものも含まれる。
このような接合代は、例えば、ヒートシール、エンボスや噛み合い歯車による接合(圧縮)、超音波シール、ニードル(針)による加工、ホットメルト接着剤による接着等によって形成することができる。更に、この接合代は、接合代を構成する複数のシートの相互間が接合及び/又は圧縮されて一体的に形成されたものであることが好ましい。
例えば、接合代は、シートが何層か重なった状態で形成されているため、谷折り部の内側のシートのみを接合した場合には、接合代を形成したとしても、谷折り部が折り癖になり難いことがある。また、上記したホットメルト接着剤による接着を行った場合には、例えば、接合部分におけるシートの風合いが損なわれたり、接合部分が板状になって硬くなり過ぎることがあり、これを避けるために、複数のシート相互間を接着せずに内側のシートのみを接着して接合代を形成することが考えられるが、このようにして接合代を形成した場合には、接合代を構成する部分の複数のシートのうちの外側のシートが浮いてしまったり、型崩れし易くなってしまうことがある。
このため、接合代を構成する複数のシートの相互間が接合及び/又は圧縮されて一体的に形成されたものとすることによって、外側のシートが接合させずに浮いてしまったり、型崩れし易くなるといった不具合を有効に解決することができる。即ち、谷折り部分が美しくと整った状態となり、外観に優れた男性用軽失禁パッドを形成することができる。
なお、「一体的に形成」された接合代とは、複数のシートが重なった状態で、加熱或いは加圧された場合のように融着して形成された接合代や、高圧でエンボス等を掛けて複数のシートが噛み合った状態で形成された接合代のことをいう。上述したように接合代を一体的に形成する場合には、上記した接合方法のうち、ヒートシール、エンボスや噛み合い歯車による接合(圧縮)、超音波シール、ニードル(針)による加工を好適例として挙げることができる。
また、接合代の幅については特に制限はなく、吸収性本体の大きさや、接合代の形成方法等によっても異なるが、例えば、1〜20mmであることが好ましく、2〜10mmであることが好ましい。例えば、接合代の幅が1mm未満であると、吸収性本体の腰が弱くなり、型崩れし易くなることがあり、接合代の幅が20mmを超えると、接合代が大きくなり過ぎて男性用軽失禁パッドの装着感が悪くなったり、各シート材の使用量が多くなりコスト高になったりすることがある。
また、本発明の男性用軽失禁パッドにおいては、谷折り部の全域にわたって接合してもよいが、間欠的に接合してもよい。間欠的に接合する場合は、展開時に内面側に凹状の空間が形成されやすい。前記のように接合代の部分は、複数のシートが重なって固定されているので、剛度が高い状態になる。一方谷折り部を間欠的に接合した場合、接合されない部分はコシが小さいので、展開時に内側に凹状になりやすいというメリットがある。
〔2〕男性用軽失禁パッドの製造方法:
次に、本発明の男性用軽失禁パッドの製造方法について、図4に示すような、谷折り部が形成される部位を挟んで二つの吸収体が配置された吸収性本体の連続シートを作製し、この吸収性本体の連続シートを谷折り部によって折り曲げ、その後、接合代及び止め部を形成し、更に個々の吸収性本体を切り離すことによって男性用軽失禁パッドを製造する場合の例について説明する。ここで、図4は、本発明の男性用軽失禁パッドの製造方法の一例を示す工程図である。
まず、複数のシートが吸収体を挟持した状態で積層されたシート状の吸収性本体を作製する。この場合の吸収性本体は、男性用軽失禁パッドの谷折り部を挟んだ両側に吸収体を配置するため、図4に示すように、吸収体50は、二つの吸収体50a,50bが、図示しないマットフォーマーによってそれぞれ必要な大きさに形成される。吸収体50a,50bは、外面シート51上に外面シート51の流れ方向Xに沿って左右に配置される。その後、内面シート52をその上面に貼り付けて、吸収体50の周囲において、内面シート52と外面シート51を直接貼り合せて吸収体50a,50bを封しする。このように構成することによって吸収性本体の連続シート71を得る。
次に、得られた吸収性本体の連続シート71を、その両側縁の片側縁53が反対側縁55に重なるように、幅方向中央における谷折り線54にて折り畳み、男性用軽失禁パッドの使用前の状態になるように重ね合わせる。その後、上記谷折り線54に沿った谷折り部56を形成して、この谷折り部56を、例えば、熱エンボスによって接合する。この接合部分が、男性用軽失禁パッドにおける接合代57となる。
次に、上記谷折り部56の中央部境界部分にて形成された谷折り部の少なくとも一方の端部に、この谷折り部56の谷折り状態を維持する止め部58を、例えば、熱エンボス加工やヒートシール等の方法によって形成する。更に、このようにして得られた吸収性本体の連続シート71における個々の吸収性本体の外周を切り取って、図5A及び図5Bに示すような男性用軽失禁パッド5aを製造する。このような製造方法によって、男性用軽失禁パッドを簡便に製造することができる。ここで、図5A及び図5Bは、図4に示す製造方法によって得られた男性用軽失禁パッドを模式的に示す平面図であり、図5Aは、男性用軽失禁パッドの使用前の折り畳まれた状態を示し、図5Bは、男性用軽失禁パッドの止め部を外して吸収性本体を広げた状態を示す。なお、図5Bにおける符号38p,38qは、止め部の接続が解除された(外れた)部位を示している。
なお、本発明の男性用軽失禁パッドを製造する方法は、上記した製造方法に限定されることはない。例えば、三枚の独立した吸収性本体を作製し、この吸収性本体の側縁同士を接合することによって一つの男性用軽失禁パンツを製造する場合の例について図6を用いて説明する。ここで、図6は、本発明の男性用軽失禁パッドの製造方法の他の例を示す工程図である。
まず、複数のシートが吸収体を挟持した状態で積層されたシート状の吸収性本体を作製する。吸収性本体としては、図7に示すように、男性用軽失禁パッド5bの幅方向の中央部分に配置される吸収性本体59aと、この吸収性本体の両側(左右)に配置される二つの吸収性本体59b,59cとを、それぞれ必要な大きさに形成する。吸収体60は60a,60b,60cの3個が、図示しないマットフォーマーによってそれぞれ必要な大きさに形成される。これら3個の吸収体は、複数のマットフォーマーによって形成されてもよいし、単独のマットフォーマーで形成したものを分割して使用してもよい。吸収体60aは角が二箇所切り欠いてあり、吸収体60bと60cは1箇所の角が切り欠いてあるが、これは後に形成する谷折り状態を維持する止め部を形成する際に吸収体が邪魔にならないようにするものである。ここで、図7は、図6に示す製造方法によって得られた男性用軽失禁パッドを模式的に示す平面図であり、男性用軽失禁パッドの止め部を外して吸収性本体を広げた状態を示す。なお、図7における符号38p,38qは、止め部の接続が解除された(外れた)部位を示している。
図6に示すように、吸収体60a,60b,60cは、外面シート61(61a,61b,61c)上に外面シート61の流れ方向Xに沿って間隔を置いて配置される。その後、内面シート62(62a,62b,62c)をその上面に貼り付けて、吸収体60の周囲において、内面シート62と外面シート61を直接貼り合せて、各吸収体60a,60b,60cをそれぞれ封しする。このように構成することによって、三個の吸収性本体の連続シート72a,72b,72cを得る。
次に、得られたそれぞれの吸収性本体の連続シート72a,72b,72cを、男性用軽失禁パッドの使用前の状態(例えば、図1A参照)となるように重ね合わせる。図6においては、吸収性本体の連続シート72bは、吸収性本体の連続シート72aと合流点69において重なる前に、吸収性本体の連続シート72bの進行方向左側縁が吸収性本体の連続シート72aの進行方向右側縁と重なるようにするために、表裏が逆になるように半回転捻られ、合流点69において、端部が揃えられ、図6における接合ポイント63で、例えば、エンボスロールによって接合され、一条の接合代64と止め部65が形成される。
更に、吸収性本体の連続シート72cが進行方向左側縁部と、吸収性本体の連続シート72aの進行方向左側縁部を揃えるように、吸収性本体の連続シート72cが表裏が逆になるように半回転捻じれた状態で、吸収性本体の連続シート72aと吸収性本体の連続シート72bとの積層状態の上に更に積層される。吸収性本体の連続シート72cの側縁部と、吸収性本体の連続シート72aの側縁部を上記接合代を形成した側と反対側で揃えて、接合ポイント66で、例えば、エンボスロールによって接合され、一条の接合代67と止め部68が形成される。この場合、各吸収性本体の連続体を重ね合わせて接合した部分の境界が谷折り部となる。
このようにして製造された吸収性本体の連続シート72a,72b,72cの積層体において、製品外周をトリムカッターで切り取ることによって、三面構造を有する男性用軽失禁パッド5bを製造することができる。このような製造方法によれば、例えば、図1Aに示すような男性用軽失禁パッド1aを簡便に製造することができる。
なお、図6においては、まず、2つの吸収性本体の連続シート72a,72bを重ね合わせて相互に接合した後、更に、吸収性本体の連続シート72cを重ね合わせて接合した場合の例を示しているが、例えば、図示は省略するが、3つの吸収性本体の連続シートを重ね合わせ、中央に位置する吸収性本体の連続シート(図6における連続シート72a)の両端縁において、左右に配置される吸収性本体の連続シート(図6における連続シート72b,72c)をそれぞれ(例えば、同時に)接合することもできる。このような方法によって吸収性本体の連続シートの接合を行う場合には、中央に位置する吸収性本体の連続シートの幅に比べて、左右に配置される吸収性本体の連続シートの幅を狭くし、接合する側のシートの側縁が揃うように3つの吸収性本体の連続シートを重ね合わせる。即ち、左右に配置される各吸収性本体の連続シートにおいては、中央に位置する吸収性本体の連続シートとの接合部分とは反対側の側縁が、その反対側の接合部分に重ならないように配置することによって、3つの吸収性本体を先に重ね合わせた後に、それぞれの連続シートの接合を行うことが可能となる。
本発明の男性用軽失禁パッドは、失禁対策用の男性用の失禁パッドとして利用することが可能である。特に、日常生活を営む男性が軽度の失禁対策として好適に利用することができる。
1a,1b,1c,5a,5b:男性用軽失禁パッド、14:吸収性本体、14X:一方の端部(下端部)、14Y:他方の端部(上端部)、18:シート(内面シート)、20:シート(外面シート)、22:吸収体、32:内面、33凹状の空間、36,36a,36b:谷折り部、36X:一方の端部(谷折り部の一方の端部)、36Y:他方の端部(谷折り部の他方の端部)、37:接合代、38,38a,38b:止め部、38p,38q:止め部の接続が解除された部位、50、50a、50b:吸収体、51:外面シート、52:内面シート、53:片側縁(吸収性本体の連続シートの片側縁)、54:谷折り線、55:反対側縁(吸収性本体の連続シートの反対側縁)、56:谷折り部、57:接合代、58:止め部、60、60a、60b、60c:吸収体、61、61a、61b、61c:裏面シート、62、62a、62b、62c:内面シート、63:接合ポイント、64:接合代、65止め部、66:接合ポイント、67:接合代、68:止め部、69:合流点、71,72a,72b,72c:連続シート(吸収性本体の連続シート)、X:外面シートの流れ方向。

Claims (5)

  1. 複数のシートが吸収体を挟持した状態で積層された吸収性本体を備え、その内面側を着用者の男性器に宛がって使用する男性用軽失禁パッドであって、
    前記吸収性本体は、一方の端部から他方の端部に向かう少なくとも一部において、前記吸収性本体が前記内面側に向けて谷折り状に折り曲げられた一以上の谷折り部が形成されてなるとともに、前記谷折り部の折り目に沿って谷折り部分が所定の幅で接合された接合代と、前記谷折り部の少なくとも一方の端部にて前記谷折り部の谷折り状態を維持する止め部と、を有し、
    前記吸収性本体の展開使用時には、前記内面側に凹状の空間が形成されるように構成されている男性用軽失禁パッド。
  2. 前記吸収性本体は、二以上の前記谷折り部が形成されてなるとともに、それぞれの前記谷折り部の折り目に沿って谷折り部分が所定の幅で接合された前記接合代と、それぞれの前記谷折り部の少なくとも一方の端部にて、それぞれの前記谷折り部の谷折り状態を維持する前記止め部と、を有し、
    前記吸収性本体は、前記二以上の谷折り部によって折り曲げられた三面以上の多面構造に構成されている請求項1に記載の男性用軽失禁パッド。
  3. 前記吸収性本体は、前記谷折り部を境に、複数の吸収性本体が接合されて形成されたものである請求項1又は2に記載の男性用軽失禁パッド。
  4. 前記吸収性本体は、一枚の吸収性本体を、前記谷折り部にて折り曲げて構成されたものである請求項1又は2に記載の男性用軽失禁パッド。
  5. 前記接合代は、前記接合代を構成する前記複数のシートの相互間が接合及び/又は圧縮されて一体的に形成されたものである請求項1〜4のいずれか一項に記載の男性用軽失禁パッド。
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