JP2010259440A - ペプチド、蛋白質及びペプチドミメティック合成のための方法及び組成物 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】細胞を含まない再構成翻訳系において、翻訳因子及びtRNA種であって外因的に添加されたmRNAをそれぞれのコドンでの高選択的な取り込みでもって翻訳してペプチド産物又は該系が非天然型アミノ酸若しくはアミノ酸アナログを結合したtRNAの1種以上を含むときには疑似ペプチド産物を形成できるものを含む、細胞を含まない再構成翻訳系。
【選択図】図8
Description
しかしながら、この方法は、非効率的なカップリング段階、精製の問題及び折りたたみの困難性のためにより長い産物については非効率的又は非実用的である。また、所望の生成物の反応性側鎖の全てについて相溶性のある保護基が必要であるため、合成が制限される。さらに合成ペプチドミメティックは、反復選択、増幅及び変異(進化)のために遺伝学的にコードされ得ず、合成ペプチドミメティックライブラリーの複雑性を最適な薬剤発見には少なすぎる約108種の分子に制限させる。
しかしながら、合成は、その遺伝子産物が有毒である場合には役に立たず、特にその蛋白質が封入体中で発現する場合には精製が困難であり得、しかも復元の問題もあり得る。最も重要なことには、この方法は、複数の非天然アミノ酸を選択的に取り込むことができない、或いは翻訳後修飾プロセス(例えば、プロテアーゼ触媒プロセシング又は分解)を制御することができない欠点がある。
しかしながら、この方法による非天然アミノ酸の取り込みは、in vivo 系よりも収率が非常に低い難点がある。なぜならば、この方法は、終結因子と競合する本質的に非効率なサプレッサーtRNAに依存するからである。100個以上の異なる非天然アミノ酸が個々に取り込まれたが(例えば、Mendel他(1995)Annu.Rev.Biophys.Biomol.Struct.24,435−462)、この戦略は、3種の終止(ナンセンス)コドンの一つ(UAGコドン)のみでの蛋白質当たり1個だけの非天然アミノ酸の選択的な取り込みに制限された。これは、20種の異なるアミノアシルtRNAシンテターゼのtRNA結合活性及びプルーフリーディング活性によって触媒される天然アミノ酸によるアミノ酸(センス)コドンでの競合のため及びリボソームによるリードスルーのため第2の終止コドン(UGA)を使用しようとする試みが失敗したためである(Cload他(1996)Chem.and Biol.3,1033−1038)。
(i)リボヌクレアーゼが存在しないこと(本発明の純粋なE.coli系で測定された放射性mRNAの長期間安定性によって立証される(結果は示さない))は、様々な粗製系、特にE.Coli(Roberts,上記)で観察されるmRNA分解に関わる問題を回避させる。mRNAが翻訳及び選択され得る前に分解されないことは明らかに重要である。
(ii)純粋な再構成系は翻訳終結因子によって汚染されないことが予期される。実際に、本発明の系は、終結因子の添加によって刺激される。最も一般的な粗製ディスプレイ系を使用する研究者が未完成ペプチドの急速な放出を回避するために選択前又は選択前のmRNA結合体への融合前にmRNAから終止コドンを除去することが必要であることを発見した(融合及び選択の両方は、緩慢なプロセスである)。この終止コドンの除去は、通常、個々のmRNAの場合には特別の突然変異誘発段階を必要とし、しかも特に全ての終止コドンを変異させることが不可能である天然mRNAライブラリー又は合成コンビナトリアルライブラリーについては多くの問題がある。このライブラリーにおける終止コドンに関連する問題は、蛋白質の小さなサブドメインのライブラリー(このものは、全長の蛋白質を欠いており、十分に現れないカルボキシ末端ドメインを有し、正確に折りたたむ能力に対して多くの不適切な境界をコードし、しかも非天然のオープンリーディングフレームからの多数の配列を含有する)を無作為に生成させることによって、或いは終止コドンを含有する無作為ライブラリーの要素を選択することによって回避されてきた(それによって、合成反応及び多様性の大部分を浪費する。「Cho他(2000)J.Mol.Biol.297,309−319」)。精製リボソーム及び精製mRNAディスプレイ系では、ペプチジルtRNAが1日以上にわたってリボソームと安定に結合したままであることができる(翻訳が完了した後に、温度を低下させ及び/又は塩濃度を増加させる場合に安定していることが特に有利である(Schaffitzel他(1999)J.Immunol.Methods 231,119−135)):リボソームは、tRNAが与えられないセンスコドンで伸長を停止させるか(それによって終結因子との競合を完全に回避させる)又は終止コドンで停止させるか又は終止コドンを欠失したmRNAの末端で停止させるかのいずれかである。しかして、天然mRNAからの全長翻訳産物のライブラリーが本発明により調製でき、そして、このような発現ライブラリーは、in vitro 選択に直接付され、或いはこれらのものは、特に、ハイブリダイゼーションによってゲノム及びプロテオミクス研究のためのDNAマイクロチップに対応できる。
(iii)この純粋な再構成系は、終止コドンを欠失したmRNAから合成されたペプチドを分解させるtmRNA系によって汚染されないことが予期される。粗製系を使用する研究者がこのtmRNA系を阻害するように試みることが重要であることを発見した(Hanes及びPluckthun(1997)PNAS 94,4937−4942)。
図1:E.coliからの5種のhisタグE.coli翻訳因子の過剰発現及び精製。15%ゲルでのSDS−PAGE後に、試料をクマシーブルーで染色した。Uは誘導されなかった全細胞であり、IはIPTG誘導された全細胞であり、PはNi2+ビーズから溶出した精製蛋白質であり、Mは分子量マーカーの蛋白質(寸法はkDで示される)である。
(I)概説
本発明は、複数の異なる天然及び非天然アミノ酸残基を高度に制御され且つ一般化できる態様で特異的に取り込めるようにするための精製成分から再構成された in vitro 翻訳系に関する。ある種の野生型のアミノ酸及び終結因子による望ましくない競合を取り除くため、遺伝学的にコードされた小さい及び長いペプチドミメティックの分子及びライブラリーを効率的且つ特異的に合成することが可能である。
ここで、便宜上、明細書、実施例及び添付された特許請求の範囲で使用したある種の用語を収録する。
一般に、本発明の方法は、ペプチド又はペプチドミメティックを生成させる in vitro 又は in situ 転写/翻訳プロトコルからなる。これは、mRNA分子を天然型及び/又は非天然型アミノ酸又はアミノ酸アナログを結合した1種以上のtRNA分子で合成し且つ in vitro 又は in situ 翻訳することによって達成される。本発明者は、細菌の翻訳がEF−P、W、W2又はレスキューを添加することなく再構成できることを発見した。
公表されたE.coliのIF1、IF2及びIF3発現用クローンは、多数の初期研究には有用ではあるものの、親和精製できず且つ一つの例外を除いて熱誘導できる非標識因子のためのものである(「Calogero他(1987)Mol Gen Genet 208,63−9」、「Laalami他(1991)J Mol Biol 220,335−49」、「De Bellis及びSchwartz(1990)Nucleic Acids Res 18,1311」、「Mortensen他(1991)Biochimie 73,983−9」、「Brombach及びPon(1987)Mol Gen Genet 208,94−100」)。IF3の過剰発現について考慮すべき重要な事項は、希少なAUU開始コドンが存在することである(Brombach及びPon(1987)Mol Gen Genet 208,94−100)。fmet−tRNAi fmetと対合する開始コドンは、IF3によって直接校正され(Meinnel他(1999)J Mol Biol 290,825−37)、それによって生体内で自身の遺伝子の翻訳をIF3仲介フィードバック抑制することができる(Brombach及びPon(1987)Mol Gen Genet 208,94−100)。従って、発現レベルを増大させ且つ3種の開始因子全ての精製を単純化させるために、本発明者は、開始コドンをPCR法によってAUG(CAC)6配列で置き換え、そのコード配列をpET由来の発現用プラスミドにサブクローニングした(材料及び方法参照)。得られたhisタグクローンは、非毒性であり且つ溶解物の可溶性画分中でそれら因子(IF1H、IF2H及びIF3Hと呼ぶ)を非常に高いレベルで過剰産生した(図1、レーン1、2、5、6、8、9)。さらに、N末端his6タグを有するE.coliのEF−Tu及びEF−G(EF−TuH及びEF−GHと呼ぶ)を市販のクローンを使用して過剰発現させた(図1、レーン12、13、15、16(「Hwang他(1997)Arch Biochem Biphys 348,157−62」、「Semenkov他(1996)Proc Natl Acad Sci USA 93,12183−8」))。また、Ni2+精製開始因子及び伸長因子のゲル分析も図1に示す(レーン3,7、10、14及び17)。IF2H、IF3H、EF−TuH及びEF−GHは、真正のE.coli蛋白質と共に移動し(データは示さない)、IF1Hは、分子量マーカーとの比較に基づいて予期された電気泳動度を有していた(図1、レーン1〜4)。IF2のより短い形のIF2−2は、おそらくIF2Hと共に過剰発現したが(図1、レーン6)、内部翻訳開始機構によるその合成(Sacerdot他(1992)J Mol Biol 225,67−80)はhis6タグを取り込まないであろうから、IF2Hと共に精製しなかった(図1、レーン7)。
3種の開始因子の活性及び純度を、リボソーム:fmet−tRNAi fmet:ApUpGのトリヌクレオチド複合体構成によって測定した(図2、頂部線)。3×塩洗浄リボソームを有する開始複合体構成中でのhisタグ開始因子の依存性は、ネイティブ因子について報告された依存性に匹敵した(表1、「Kung他(1974)Arch Biochem Biphys 162,578−84」、「Dubnoff及びMaitra(1972)J Biol Chem 247,2876−83」)。IF3依存の変差は、異なる70Sリボソーム調製物中の異なる量の遊離30Sリボソームサブユニットに起因する可能性がある。なぜならば、IF3は、このアッセイで70Sリボソームの代わりに遊離30Sサブユニットを使用すると、開始複合体構成物を強くは刺激しないからである(Canonaco他(1987)Biochimie 69,957−63)。開始因子がリボソームと共に精製される傾向があれば(Kung他(1974)Arch Biochem Biophys 162,578−84)、この結果もリボソームの純粋さを裏付けるものである。AUGトリヌクレオチド鋳型をMTTV mRNA鋳型と非常に低濃度(0.3μM)で置き換えると(図3、以下に説明される)、同等の収率の複合体構成が可能になる(データは示さない)。
本発明者は、次に、開始複合体が図2に示される成分を使用する精製翻訳系で伸長を受けることができたかどうかを試験した。本発明者が選択したmRNAのデザイン(Pavlov他(1997)Biochimie 79,415−22)は、最適なシャイン・ダルガーノ配列及びε翻訳エンハンサー(Olins及びRangwala(1989)J Biol Chem 264,16973−6)を含む。本発明のデザイン(図3)は、標準的な18merオリゴデオキシリボヌクレオチドにハイブリダイズされる一本鎖の長い合成DNAの鋳型から直接合成される程度に短いmRNAを、クローン化する必要なくコードするという利点を有する(Milligan及びUhlenbeck(1989)Methods in Enzymology 180,51−62)。この鋳型の翻訳は、リボソームがあるコドンに転位し、この場合に同種の(コグネイト)tRNAが全く供給されないとき完了する(Weissbach他(1984)BioTechniques 2,16−22)。
次に、本発明者は、開始及び伸長の全ての段階が高度に精製された系で起こり得ることを示すために、テトラペプチド合成についてのこの系の適合性を調査した。トリペプチド合成とは対照的に、テトラペプチド合成は、脱アシル化tRNAのリボソーム出口部位からの解離なしにはあり得ない(Wilson及びNoller(1998)Cell 92,337−49)。テトラペプチドfMTTVをコードする鋳型を使用して(図3)、二重標識産物の合成を逆相HPLCで評価した(図6)。放射性ペプチドを化学合成された非放射性標準物との共移動に基づいて同定した。ペプチジル分離範囲の主要放射性ピークは、予期されるT/V比に近い比を有するfMTTVテトラペプチドに相当する(この範囲内の14C又は3H放射活性の80〜85%)。2つの副ピークは、予期されるように、3Hが全く取り込まれていない休止又は早期終結産物であるfMT及びfMTTに相当する。fMT及びfMTTは、共に、ペプチジル範囲内の14C放射活性の12%を含有し、これはモルベースでは結合産物fMTTV、fMTT及びfMTの20%に相当する。残りの2つの副ピーク(24及び50分での)は、おそらくfMTVの誘導体(例えば、メチオニン酸化産物又はホルミル化されていないペプチド)、その他のペプチジル産物及び/又はペプチドでなはない放射性汚染物に相当する。従って、精製されたhisタグテトラペプチド翻訳系は、大多数ではあるが完全に前進的ではなく、全長テトラペプチド産物の収率は、ペプチド産物の80%に等しい。この詳細な分析は、添加されたEF−P、W及びレスキューがない場合の連続移動性が以前に報告されたもの(Ganoza他(1985)Proc Natl Acad Sci USA 82,1648−52)よりも非常に高いことを示した。
翻訳開始に関して未解決の問題は、精製系におけるε配列の影響である。従って、εをスクランブリング又は欠失させる効果を、mRNAのεスクランブルMVTとε欠失MVT(図3)及びmRNAのMVTに対して飽和する鋳型濃度(1μM)を使用して、開始速度を制限する条件下(図4参照)で決定した。図7は、Uリッチなε配列をスクランブリングするとfMTV合成が低下し、この配列を欠失させると産物合成の初速度が5倍低下することを示している。mRNAε欠失MVTの濃度がそれよりも高い14倍までであると、fMVTの収率を実質的に増加させることができなかった(データは示さない)。
本発明のテトラペプチド合成方式は、力学的実験又は選択実験用のリボソームによる非天然アミノ酸の取り込みについての試験を含めて、多くのタイプの開始及び伸長アッセイに直接適用できる。例えば、基質である3H−fmet−tRNAi fmet、14C−thr−tRNA3 thr、ビオチン標識lys−tRNAlys(プロメガ社)及び3H−val−tRNAl valを使用してmRNAのmMTKVを翻訳すると(図3)、mRNAのリシンコドンとビオチン標識lys−tRNAlysとに依存する態様で産物を軟質アビジンビーズ(プロメガ社)と共に精製することによって評価されるように、ビオチンと3H−バリンの両方を含有するペプチド産物(fM−T−bK−V)を産生した(図8)。この実験は、この精製翻訳系が容易に選択できる大きな非天然アミノ酸を取り込むことができることを示している。
斯界において標準的ないくつかの別法(非変性法又は変性法のいずれか)がペプチジルtRNAから遊離のペプチド又はペプチドミメティックを放出させるために使用できる。この方法の例として、塩基による化学的加水分解(例えば、図4〜8)、終結因子(表3)又はペプチジルtRNA加水分解酵素(Karimi他(1998)J.Mol.Biol.281,241−252のように精製され且つ使用される)による酵素的触媒作用及びプロマイシン抗生物質又はその誘導体(図21)による求核攻撃が挙げられるが、これらに限定されない。ペプチド又は蛋白質精製のための斯界において標準的な多数の方法うち任意の方法(非変性法又は変性法)がペプチド及びペプチドミメティック産物の精製のために使用できる。これらの方法の例として、固形物担体を使用する親和性精製(例えば、図8、11及び12の軟質アビジンビーズとビオチンの間の相互作用を使用する)、クロマトグラフィー(例えば、図4及び5の陽イオン交換クロマトグラフィー若しくは図6の逆相HPLCを使用する)又は溶液からの沈殿(例えば、図20のTCAを使用する)が挙げられるが、これらに限定されない。
リボソーム上で発現するペプチドアナログのコンビナトリアル・ライブラリーからのペプチド又はペプチドミメティックの試験管内での定向進化は、任意の選択の標的分子に結合するリガンド又は薬剤候補物の迅速な進化のために効果的な方法である。粗製抽出物で実施されるリボソームディスプレイ(Mattheakis及びDower(1995)PCT WO95/11922)に関連する本発明の「純粋なリボソームディスプレイ」(図18)の例は、次の段階及びそれらの別法からなる。
無作為化された又は部分的に無作為化されたコード配列を含む合成オリゴデオキシリボヌクレオチドを化学的に合成し、RNAポリメラーゼプロモーター(例えば、バクテリオファージRNAポリメラーゼ)、翻訳開始配列及び開始コドンを含むオリゴデオキシリボヌクレオチドにハイブリダイズさせ、DNAポリメラーゼで伸長させ、DNAリガーゼによってオープンリーディングフレームをコードするプラスミド制限断片(例えば、図19に示される本発明の長鎖配列のような反復スペーサーアミノ酸配列)に連結し、ゲルで精製し、そして定量する。
DNA鋳型を、タンパク合成中にペプチドアナログに導入されるときに、mRNA又はmRNAに結合する分子(例えば、ペプチドタグに対して高い親和性を有する抗体に共有結合するハイブリダイズした相補DNAプライマー)に対して高い親和性を有するペプチドタグをコードするように修飾する。このとき、このペプチド・mRNAを選択段階の前にリボソームから分離してもよい。これらの方法及びその他の可能な別法は今までに記載されている(Mattheakis及びDower,上記、土井及び柳川(1999)FEBS Lett.457,227−230)。別法として、mRNAは、プロマイシンで3’末端標識されていてもよく、そのため「純粋なmRNAディスプレイ」用のペプチドに直接結合できる(図21、以下参照)。
標的分子は、実質的には、本発明のペプチド又はペプチドミメティックとの相互作用が有用であり得る任意の分子であることができる。ある種の具体例では、標的分子は、核酸(DNA又はRNA)、蛋白質、脂質、炭水化物などのような生体高分子である。
hisタグ及び非標識E.coli IF1、IF2及びIF3蛋白質の過剰発現用プラスミドの構築。
N末端メチオニンのすぐ後に6個のヒスチジン挿入物をそれぞれ含むE.coliの開始因子コード配列を公表されたプラスミドからPCRによって合成し、pET24a(Novagen社)由来のベクターにサブクローニングした。E.coli優先コドン(infAコドンの代わりに)の人工配列によってコードされるネイティブIF1配列を含むプラスミドpXR201を、R.Spurio及びC.Gualerzi両氏から快く提供してもらい(Calogero他(1987)Mol Gen Genet 208,63−9)、所定のpAF1Hにサブクローニングした。infBによってコードされるネイティブIF2配列を含むプラスミドpSL4を、S.Laalami及びM.Grunberg−manago両氏から快く提供してもらい(Laalami他(1991)J Mol Biol 220,335−49)、所定のpAF2Hにサブクローニングした。infCによってコードされるネイティブIF3配列を含むプラスミドpDD1を、N.brot及びI.Schwartz両氏から快く提供してもらい(De Bellis及びSchwartz(1990)Nucleic Acids Res 18,1311)、所定のpAF3Hにサブクローニングした。この3種のサブクローンの配列は、制限酵素消化と配列分析の組み合わせによって特徴付けられ、第2アミノ酸の前のTATACA/TATG(CAC)6から始まる(連結部位に下線を施した)。最後のアミノ酸の後にTAAG/AATTCGAGCTCCGTCGA/42bp欠失/AGATCC配列が続き、この配列の残余は、pET24aからのものである。また、IF1、IF2及びIF3の非標識バージョンをクローン化し且つ過剰発現させるために類似の方法も使用した。
TufAの最初の2つのコドン間に挿入されたhis6配列を含むhisタグE.coliEF−TuをコードするプラスミドpHTA7(E.coli BL21(DE3)内の)及びTsfの最初の2つのコドン間に挿入されたhis6配列を含むプラスミドpHTSは、Y−W.Hwang及びD.Miller両氏が提供してくれた(Hwang他(1997)Arch Biochem Biophys 348,157−62参照)。his6を含めて約30個のアミノ酸のN末端伸長を含む、hisタグE.coliEF−GをコードするプラスミドpRSET/EF−G(His)(pLysSプラスミドと共にE.coliBL21(DE3)細胞内の)は、A.Savelsbergh及びW.Wintermeyer両氏が提供してくれた(Semenkov他(1996)Proc Natl Acad Sci USA93,12183−8)。本発明の3種のhisタグ開始因子のサブクローン(E.coli BL21(DE3)pLysSの:Novagen社)及び提供された3種のクローンの発現をIPTGによって誘導した。これらの因子全てを主として可溶性細胞画分中で発現させ、標準的なプロトコルを使用してNiNTAアガロースカラム(Qiagen社)から段階溶出によって精製した(ただし、10μMのGDPをEF−TuHのための最後の透析段階まで含めた)。全ての因子を緩衝液A(100mMのTris−HClpH7.4,1mMのMgCl2,1mMのDTT)に透析した。沈殿したIF3Hを5Mの尿素に再溶解させることによって回収し(Hershey他(1977)Arch Biochem Biophys 182,626−38)、希釈し、次いで100mMのNH4Clを含有する緩衝液Aに透析した。ネイティブIF2の過剰発現及び精製中に他の者によって観察された広範囲にわたる蛋白質分解性の分解(Mortensen他(1991)Biochimie 73,983−9)とは異なり、組換えIF2Hは、蛋白質分解に不安定ではなかった。純粋なE.coli終結因子(RF)のRF1、RF2、RF3及びRRFを、記載されているように(Yu他(1998)J.Mol.Biol.284,579−590)調製した。全ての因子を−80℃で保存した。これらのものを、EF−TuHを除いて活性を損失させることなく何度も解凍し、解凍後には4℃で保存し且つ数週間以内に使用した。
対数増殖中期にまで増殖したSOLR(商標)細胞(Stratagene社)を緩衝液B(60mMのKOAc,14mMのMg(OAc)2,10mMのTris−HOAc,1mMのDTT,pH7.9)に再懸濁し、超音波処理し、10000gで遠心分離した。上澄液を30000gで遠心分離し、次いで得られた上澄液を150000gで遠心分離した。このリボソームペレットを1MのNH4Clを含有する緩衝液B中で4℃で一晩攪拌し、次いで150000gで再ペレット化することによって洗浄した。この洗浄を2回以上繰り返して3×洗浄リボソームを与え、このものを緩衝液C(10mMのMg(OAc)2,1mMのTris−HClpH7.4,1mMのDTT)に再懸濁し、−80℃で保存した。
mRNAをオリゴデオキシリボヌクレオチド(Research Genetics社)から転写し(Milligan及びUhlenbeck(1989)Methods in Enzymology 180,51−62)、ゲル電気泳動により精製した(Forster及びSymons(1987)Cell 49,211−20)。鋳型が比較的長いため、最適な転写を可能にするにはブロックされたオリゴヌクレオチドの合成の後に長期の脱保護時間が必要であった(12時間)。
純粋なE.coli tRNAアイソアクセプターは、SubridenのRNAからのものであった。それぞれのアイソアクセプターは、E.coliの全tRNA(Plenum社)から3つのカラムクロマトグラフィー段階を使用してメーカーにより製造された。第1の分画はBDセルロースを使用し、第2はpH7でのDEAEセファデックスを使用し、第3はpH5でのDEAEセファデックス又はセファロースを使用した。天然のアミノアシルtRNAをこれらのアイソアクセプターから次のように調製した。高特異的活性3H−fmet−tRNAi fmet(表1において24000d.p.m./pmol)及び低特異的活性3H−又は35S−fmet−tRNAi fmet(数百d.p.m./pmol、全ての他の研究のために使用される)を、MetRS、met−tRNAi fmetホルミルトランスフェラーゼ及びN5,10−メテニルTHF(N10−ホルミルTHFシンテターゼを使用して合成された)を使用して記載されるように(Robakis他(1981)Proc Natl Acad Sci USA 78,4261−4)調製した。14C−thr−tRNA3 thr(510d.p.m./pmol)及び3H−val−tRNA1 val(図5〜7において21000d.p.m./pmol、図4及び8において28000d.p.m./pmol)を、記載されるように(Robakis他(1981)Proc Natl Acad Sci USA 78,4261−4)、ThrRS、ValRS又は、低特異的活性val−tRNAについては、150000gの上澄液から0.3MのKClでDEAEセファロースから段階溶出することによって部分的に精製された全E.coliシンテターゼ(Kung他(1975)J Biol Chem 250,1556−62参照)のtRNAを含まない調製物でもってアミノアシル化した。
開始因子アッセイ(Kung他(1974)Arch Biochem Biophys 162,578−84)は、受注合成されたApUpG RNA鋳型(TriLink Biotechnologies社)を使用した。0.95μMのIF1H、0.15μMのIF2H、0.78μMのIF3H、0.029A260/μlの3×洗浄リボソーム(33nMが翻訳において活性であると見積もられる。以下参照)、0.29μMの3H−fmet−tRNAi fmet、150μMのAUG及び0.4mMのGTPを含んでなる(50mMのTris−HClpH7.4,100mMのNH4Cl,5mMのMg(OAc)2,2mMのDTT)混合溶液を37℃で10分間インキュベートした。希釈後、この混合液を素早くニトロセルロースで濾過して開始複合体結合fmet−tRNAi fmetを非結合種から分離した。鋳型を欠いた反応を非特異的な結合のための対照として使用した(表1に関して最大のd.p.m.の29%、3H−fmet−tRNAi fmetの70%を結合したより高(飽和)濃度を使用して最大d.p.m.の9%)。EF−Tsに対するEF−Tuの高い親和性のため、EF−Tsの活性アッセイ(Weissbach及びPestka(1977)Molecuar Mechanisms of Protein Biosynthesis,Academic Press,ニューヨーク,NY)をEF−TuHと共に実施したところ、約2%の共精製レベルを示した。EF−TuH活性をGDPの結合によって測定し(Weissbach及びPestka(1977)Molecular Mechanisms of Protein Biosynthesis,Academic Press,ニューヨーク,NY)、EF−GH活性をリボソーム依存型GTPアーゼアッセイによって測定した(Weissbach及びPestka(1977)Molecular Mechanisms of Protein Biosynthesis,Academic Press,ニューヨーク,NY)。
翻訳混合物の成分を公表された実験法(「Robakis他(1981)Proc Natl Acad Sci USA 78,4261−4」、「Cenatiempo他(1982)Arch Biochem Biophys 218,572−8」)から改変した。5×プレミックス緩衝液を、180mMのTris−HOAc(pH7.5)、50mMの3,3−ジメチルグルタル酸ナトリウム(pH6.0)、180mMのNH4OAc、10mMのDTT、140mMのホスホエノールピルビン酸カリウム(pH6.6)、195mMのKOAc及び4mMのスペルミジン・3HClを含有する溶液からこれをNaOHでpH6.8に調整することによって調製した。代表例として、MTTVmRNA鋳型(図6、30μlの総容量)を翻訳する際の混合物は、1×プレミックス緩衝液、9.5mMのMg(OAc)2、1mMのGTP、14ng/μlのピルベートキナーゼ、4.3%のPEG8000、0.95μMのIF1H、0.15μMのIF2H、0.78μMのIF3H、3.1μMのEF−TuH、0.88μMのEF−GH、0.029A260/μlの3×洗浄リボソーム(33nMが翻訳の際に活性であると見積もられる。図4参照)、0.29μMの3H−fmet−tRNAi fmet、0.58μMの14C−thr−tRNA3 thr、0.29μMの3H−val−tRNA1 val及び1μMのmRNAを包含した。この混合物を37℃で50分間インキュベートしたが、いくらかの翻訳は1分程であった(図4)。また、いくらかの翻訳のための設定は、開始混合物(GTP、IF1F、IF2H、IF3H、リボソーム、3H−fmet−tRNAi fmet及びmRNA)及び伸長因子混合物(GTP、EF−TuH、EF−GH、14C−thr−tRNA3 thr及び3H−val−tRNA1 val(図4))の37℃で10分間のプレインキュベーションを包含した。
追加の翻訳を実施して翻訳因子以外の成分への依存性を評価した。3H−fmet−tRNAi fmet又は14C−thr−tRNA3 thrの除外は、3H−valの産物への取り込みに基づいてmRNAMTVからのfMTV合成を停止させる。14C−thr−tRNA3 thrを除外した実験において、非結合tRNA3 thrを添加すると精製系で予期されるような測定可能なfMTV合成を再構成しないことから、翻訳条件下ではThrRS活性がないことを示している(さらなる対照として、thr−tRNA3 thrの添加はfMTV合成を阻害しなかった)。3H−val−tRNA1 valの除外は、14C−thr−tRNA3 thrの産物への取り込みに基づいてmRNAのMVTからのfMTV合成(図4)を停止させる。mRNAMVT及びmRNAmMV(図3)産物中のT/V比は、予期されるように、それぞれ約1.0及び0である。リボソームを除外すると、最も低いバックグラウンド放射能測定値が得られ、mRNAを欠失した翻訳は、ホルミル化ペプチド産物を時間経過と共に蓄積しない。ウサギ筋肉のピルベートキナーゼ(シグマ社製のこの蛋白質(Jelenc及びKurland(1979)Proc Natl Acad Sci USA 76,3174−8)は、SDS−PAGEで単一の主要バンドとして移動する)を除外すると、産物の収率が50%だけ減少する。Mg2+の標準濃度(9.5mM)が最適であるが、翻訳はそれよりも高い及び低い濃度で効率的に起こり得る。
Claims (42)
- 次の成分:
(a)翻訳因子、及び
(b)(i)非天然アミノ酸又はアミノ酸アナログを結合し、且つ、(ii)トリヌクレオチドセンスコドンを認識する、伸長体である少なくとも2種のtRNA種
を含むペプチドミメティック産物を生成させるための細胞を含まない再構成翻訳系において、
該細胞を含まない翻訳系が、少なくとも2種の活性な野生型伸長体アミノアシルtRNAを欠失し、且つ、該少なくとも2種の活性な野生型伸長体アミノアシルtRNA種を合成する能力を欠いており、
該非天然アミノ酸又はアミノ酸アナログを結合した該伸長体tRNA種は、該少なくとも2種の活性な野生型伸長体アミノアシルtRNA種の代わりに使用されるものであり、
該細胞を含まない翻訳系が、外因的に添加されたmRNA種を該トリヌクレオチドセンスコドンのそれぞれで高選択的な取り込みでもって翻訳してペプチドミメティック産物を形成させ、及び
該ペプチドミメティック産物が該非天然アミノ酸又はアミノ酸アナログを含むこと
を特徴とする、ペプチドミメティック産物を生成させるための細胞を含まない再構成翻訳系。 - 翻訳系が翻訳因子EF−P、W、W2及びレスキューを含まない、ペプチドミメティック産物を生成させるための請求項1に記載の翻訳系。
- 翻訳系がEF−P、W、W2及びレスキューよりなる群から選択される翻訳因子を含まない、ペプチドミメティック産物を生成させるための請求項1に記載の翻訳系。
- アミノ酸アナログがβ−シアノアラニン、カナバニン、ジエンコル酸、ノルロイシン、3−ホスホセリン、ホモセリン、ジヒドロキシフェニルアラニン、5−ヒドロキシトリプトファン、1−メチルヒスチジン、3−メチルヒスチジン、アリルグリシン(又はそのアルキン対応物)、O−メチルセリン、ビオチニルリシン、ビオチニルシステイン(又はその他のビオチン標識アミノ酸)、シクロヘキシルアラニン、ホモグルタメート、D−アラニン(又はその他のD−アミノ酸)、N−メチルグリシン(又はその他のN−メチルアミノ酸)及びε−N−メチルリシンよりなる群から選択される請求項1に記載の翻訳系。
- 異なるペプチドミメティック産物をコードする少なくとも2種の外因的に添加されたmRNA種をさらに含む請求項1に記載の翻訳系。
- 非天然アミノ酸又はアミノ酸アナログを結合した4種以上のtRNA種を含む請求項5に記載の翻訳系。
- 翻訳因子が細菌の翻訳因子である請求項1に記載の翻訳系。
- 非天然アミノ酸又はアミノ酸アナログを結合した4種以上のtRNA種を含む請求項1に記載の翻訳系。
- それぞれのコドンでの高選択的な取り込みが少なくとも90%の選択的な取り込みを含む請求項1に記載の翻訳系。
- それぞれのコドンでの高選択的な取り込みが少なくとも95%の選択的な取り込みを含む請求項1に記載の翻訳系。
- それぞれのコドンでの高選択的な取り込みが少なくとも98%の選択的な取り込みを含む請求項1に記載の翻訳系。
- アミノアシルtRNA種が末端CAジヌクレオチドを欠失したtRNAから合成された請求項1に記載の翻訳系。
- アミノアシルtRNA種が試験管内で合成されたtRNAから合成された請求項1に記載の翻訳系。
- ペプチドミメティック産物が非天然骨格を含む請求項1に記載の翻訳系。
- 少なくとも1種の野生型アミノアシルtRNA種を合成する能力をさらに欠いている請求項1に記載の翻訳系。
- 非天然アミノ酸又はアミノ酸アナログが天然アミノアシルtRNAの化学修飾によって合成された請求項1に記載の翻訳系。
- ペプチドミメティック産物が2種を超える非天然アミノ酸又はアミノ酸アナログを含む請求項1に記載の翻訳系。
- 外因的に添加されたmRNA種を翻訳してペプチドミメティック産物を形成させる翻訳因子及びtRNAを含む細胞を含まない翻訳系において、該系が、
(a)少なくとも2種の活性な野生型伸長体アミノアシルtRNA種を欠失し且つ該野生型アミノアシルtRNA種を合成する能力を欠いており、しかも
(b)非天然アミノ酸種又はアミノ酸アナログを結合した少なくとも2種の外因性伸長体アミノアシルtRNA種であって該野生型伸長体アミノアシルtRNA種の代わりに使用されるものを含む、
細胞を含まない翻訳系。 - 翻訳因子が細菌の翻訳因子である請求項18に記載の翻訳系。
- 複数の異なるmRNA種を含む請求項18に記載の翻訳系。
- ペプチドミメティック産物が5種の非天然アミノ酸又はアミノ酸アナログを含む請求項20に記載の翻訳系。
- 翻訳系が、外因的に添加されたmRNA種をそれぞれのコドンで高選択的な取り込みでもって翻訳してペプチドミメティック産物を形成させる、請求項18に記載の細胞を含まない翻訳系。
- 前記外因性伸長体アミノアシルtRNA種の1種以上が61種のセンスコドンのうちの一つに特異的である請求項18に記載の翻訳系。
- 前記外因性伸長体アミノアシルtRNA種の1種以上が3種の終止コドンのうちの一つに特異的である請求項18に記載の翻訳系。
- 外因的に添加されたmRNAを翻訳してペプチドミメティック産物を形成させる翻訳因子及びtRNA種を含む、細胞を含まない翻訳系において、該系が、
(a)1種以上の活性な野生型アミノアシルtRNA種を欠失し且つ該野生型アミノアシルtRNA種を合成する能力を欠いており、
(b)非天然アミノ酸種又はアミノ酸アナログを結合した少なくとも1種の外因性アミノアシルtRNA種であって該活性な野生型アミノアシルtRNA種の代わりに使用されるものを含み、及び
(c)複数のペプチドミメティック産物をコードする複数の異なるmRNA種を含む、
細胞を含まない翻訳系。 - ペプチドミメティック産物の生成方法であって、
(a)請求項1に記載の翻訳系とペプチドミメティック産物をコードする1種以上の外因性mRNA種とを接触させ、及び
(b)該外因性mRNA種を翻訳させるのに十分な時間を与え、それによってペプチドミメティック産物を生成させること
を含む、ペプチドミメティック産物の生成方法。 - 前記方法を少なくとも100個の異なるmRNA種のライブラリーについて実施する請求項26に記載の方法。
- ペプチドミメティック産物を触媒活性又は結合活性に基づいて翻訳系から確認し又は単離する請求項27に記載の方法。
- mRNA種を翻訳系で試験管内転写によって生成させる請求項26に記載の方法。
- ペプチドミメティック産物を、該産物をコードする外因性mRNAの共有結合型付加物として形成させる、請求項26に記載の方法。
- 翻訳系を異なる外因性mRNA種のライブラリーと接触させて少なくとも103個の異なる配列のペプチドミメティック産物の多様な集団を生成させる請求項26に記載の方法。
- 少なくとも108個の異なる配列を生じさせる請求項31に記載の方法。
- 翻訳系と少なくとも2種の外因性mRNA種とを接触させることを含む請求項26に記載の方法。
- ペプチドミメティック産物を確認する、それを単離する又はその両方を行う、請求項26に記載の方法。
- ペプチドミメティック産物の生成方法であって、
(a)請求項18に記載の翻訳系とペプチドミメティック産物をコードする1種以上の外因性mRNA種とを接触させ、及び
(b)該外因性mRNA種を翻訳させるのに十分な時間を与え、それによってペプチドミメティック産物を生成させること
を含む、ペプチドミメティック産物の生成方法。 - 翻訳系と少なくとも2種の外因性mRNA種とを接触させることを含む請求項35に記載の方法。
- ペプチドミメティック産物を確認する、それを単離する又はその両方を行う、請求項35に記載の方法。
- 外因性mRNA種を翻訳系で試験管内転写によって生成させる請求項35に記載の方法。
- 外因的に添加されたmRNAを翻訳してペプチドミメティック産物を形成させるためのキットにおいて、該キットが
(a)少なくとも2種の活性な野生型伸長体アミノアシルtRNAを欠失し、且つ、該少なくとも2種の活性な野生型伸長体アミノアシルtRNA種を合成する能力を欠いている、細胞を含まない再構成翻訳系であって、外因的に添加されたmRNA種をそれぞれのコドンで高選択的な取り込みでもって翻訳してペプチドミメティック産物を形成させることのできる翻訳因子及び、該少なくとも2種の活性な野生型伸長体アミノアシルtRNA種の代わりに、非天然アミノ酸又はアミノ酸アナログを結合した少なくとも2種の伸長体tRNA種を含むものと、
(b)外因的に添加されたmRNA種を翻訳してペプチドミメティック産物を形成させるために該キットを使用するための、関連する説明書と
を含む、外因的に添加されたmRNAを翻訳してペプチドミメティック産物を形成させるためのキット。 - 前記キットが、外因的に添加されたmRNA種をそれぞれのコドンで高選択的な取り込みでもって翻訳してペプチドミメティック産物を形成させる、請求項39に記載のキット。
- 外因的に添加されたmRNA種を翻訳してペプチドミメティック産物を形成させるためのキットにおいて、該キットが、
(a)外因的に添加されたmRNA種を翻訳してペプチドミメティック産物を形成させることのできる翻訳因子及びtRNA種を含む、細胞を含まない翻訳系であって、
(i)少なくとも2種の活性な野生型伸長体アミノアシルtRNA種を欠失し且つ該野生型アミノアシルtRNA種を合成する能力を欠いており、
(ii)非天然アミノ酸種又はアミノ酸アナログを結合し、該野生型伸長体アミノアシルtRNA種の代わりに使用される、少なくとも2種の外因性伸長体アミノアシルtRNA種を含む
ものと、
(b)外因的に添加されたmRNAを翻訳してペプチドミメティック産物を形成させるために該キットを使用するための、関連する説明書と
を含む、外因的に添加されたmRNA種を翻訳してペプチドミメティック産物を形成させるためのキット。 - 細胞を含まない翻訳系が、外因的に添加されたmRNA種を翻訳してペプチドミメティック産物を形成させる、請求項41に記載のキット。
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