JP2010258938A - 音響再生装置 - Google Patents

音響再生装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2010258938A
JP2010258938A JP2009108888A JP2009108888A JP2010258938A JP 2010258938 A JP2010258938 A JP 2010258938A JP 2009108888 A JP2009108888 A JP 2009108888A JP 2009108888 A JP2009108888 A JP 2009108888A JP 2010258938 A JP2010258938 A JP 2010258938A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voice
coefficient
audio signal
signal
sound reproducing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009108888A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5325013B2 (ja
Inventor
Kenji Kiyohara
健司 清原
Manabu Okamoto
学 岡本
Kenichi Furuya
賢一 古家
Yoichi Haneda
陽一 羽田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP2009108888A priority Critical patent/JP5325013B2/ja
Publication of JP2010258938A publication Critical patent/JP2010258938A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5325013B2 publication Critical patent/JP5325013B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】パラメトリックスピーカを駆動する音響再生装置のエネルギー効率を改善する。
【解決手段】この発明の音響再生装置はパラメトリックスピーカを駆動するものであり、音声・オーディオ信号源と、キャリア・側帯波生成部と、判定部と、再生信号遮断部と、を具備する。音声・オーディオ信号源は、音声・オーディオ信号を発生する。キャリア・側帯波生成部は、音声・オーディオ信号を入力として可聴周波数以上の超音波領域の搬送波と、音声・オーディオ信号波形の包絡線を持つ2の側帯波とから成る再生信号を生成する。判定部は、音声・オーディオ信号の存在の有無を判定する。再生信号遮断部は、判定部が上記音声・オーディオ信号が存在しない区間と判定したときに再生信号を遮断する。
【選択図】図1

Description

この発明は、可聴音信号により振幅変調された超音波信号で超音波素子を駆動し、その超音波素子から放射された超音波の放射軸線上に可聴音を再生する音響再生装置に関する。
近年、パーソナルコンピュータを用いたテレビ会議システムが普及しつつある。これらの通信回線を介したテレビ会議では、相手側の音声を再生する手段に通常のスピーカが使用されるのが一般的である。しかし、通常のスピーカの指向特性は広いため、広い範囲に音が漏れてしまい、周囲に不要な騒音を発生させてしまう問題があった。この問題を解決する方法として、超音波信号を再生音信号で変調して放射するパラメトリックスピーカを用いることがある。
パラメトリックスピーカとは、超音波信号を可聴音信号で振幅変調した超音波信号で超音波素子を駆動し、超音波素子から振幅変調された強力な超音波信号(約100dB以上)を放射させることにより、超音波の自己復調作用でその放射軸上に可聴音を再生するものである。
可聴波s(t)で正弦波の超音波(sin(ωt))を振幅変調した信号g(t)は、式(1)で表せる。その信号g(t)を空気中に放射すると、空気の非線形項は式(1)の2乗に比例するため、式(2)に示すように可聴波s(t)が復調される。
Figure 2010258938
式(2)の右辺第3項は雑音であるが実用上問題に成らない大きさである。第4項は人
間の可聴範囲を超えた周波数の超音波成分であるので人には聞こえない。
この可聴波s(t)は、空気中に新たな音源が発生したものと見做すことが出来るという意味で仮想音源と呼ばれる。仮想音源は伝播方向に同位相で加算されるために伝播方向に鋭い指向性を示す。式(2)は、搬送波(sin(ωt))を可聴波s(t)で振幅変調した例を示すものである。振幅変調された変調超音波信号である再生信号は、超音波領域の搬送波と、可聴波の信号の包絡線を持つ2つの側帯波とから成る。
このパラメトリックスピーカを用いる音響再生装置としては、例えば特許文献1が知られている。図15に特許文献1の音響再生装置200の機能構成例を示してその動作を簡単に説明する。
音響再生装置200は、可聴音信号源1、オーバーサンプリング手段2、加算手段3、直流バイアス発生部4、歪付加手段5、ろ波手段6、DA変換手段7、増幅器8、電気音響変換部9を備える。オーバーサンプリング手段2は、可聴音信号源1の上限周波数の2N倍の周波数で可聴音信号をオーバーサンプリングする。加算手段3は、オーバーサンプリングされた可聴音信号の各サンプルに一定値の直流バイアス値を加算して歪付加手段5に入力する。
歪付加手段5は、直流バイアス値が加算された各サンプルの一部のサンプルの値を、N個おきにゼロ値に置換して折り返し歪み(aliasing)を生じさせる。図16にその折り返し歪みを示す。図16の横軸は周波数、縦軸は信号強度である。直流分によって発生するキャリアCY1とCY2及び可聴音信号AUの折り返し雑音としてAU1,AU2,AU3が発生する。
ろ波手段6は、信号成分AU1,AU2とキャリアCY1をろ波して取り出す。取り出された信号成分AU1,AU2とキャリアCY1は、DA変換手段7でアナログ信号に変換され、増幅器8で増幅されて超音波素子ELから放射される。信号成分AU1が振幅変調波の下側帯波、AU2が上側帯波と見做せる。
このように振幅変調の代わりに周波数領域における信号処理によってもパラメトリックスピーカを駆動する音響再生装置が実現出来る。
特許第3668179号明細書
従来のパラメトリックスピーカを用いる音響再生装置では、所望の可聴波s(t)(以降の説明では音声・オーディオ信号s(t)と称する)(AU、図16参照)が存在しないときにも強力な超音波が不要に放射されるので、エネルギー効率が悪いという問題がある。また、強力な超音波が人体に良くない影響を与える可能性が懸念されている。
この発明は、このような点に鑑みてなされたものであり、所望の音声・オーディオ信号s(t)が存在しないときには、超音波の放射を遮断する音響再生装置を提供することを目的とする。
この発明の音響再生装置はパラメトリックスピーカを駆動するものであり、音声・オーディオ信号源と、キャリア・側帯波生成部と、判定部と、再生信号遮断部と、を具備する。音声・オーディオ信号源は、音声・オーディオ信号を発生する。キャリア・側帯波生成部は、音声・オーディオ信号を入力として可聴周波数以上の超音波領域の搬送波と、音声・オーディオ信号波形の包絡線を持つ2の側帯波とから成る再生信号を生成する。判定部は、音声・オーディオ信号の存在の有無を判定する。再生信号遮断部は、判定部が上記音声・オーディオ信号が存在しない区間と判定したときに再生信号を遮断する。
この発明の音響再生装置によれば、音声・オーディオ信号がある時のみにキャリア・側波帯生成部が生成した再生信号がパラメトリックスピーカに供給される。したがって、無駄に強力な超音波を放射することが無い。よって、エネルギー効率を改善することが出来る。また、人体に与える悪影響の心配を軽減することが出来る。
この発明の実施例1(音響再生装置100)の機能構成例を示す図。 音響再生装置100の動作フローを示す図。 この発明の音響再生装置100のより具体的な機能構成例を示す図。 この発明の実施例2(音響再生装置400)の機能構成例を示す図。 立上り・立下り漸次係数設定手段420の動作フローを示す図。 係数Aの一例を示す図。 係数Dの一例を示す図。 この発明の変形例1(音響再生装置800)の機能構成例を示す図。 この発明の変形例2(音響再生装置900)の機能構成例を示す図。 この発明の変形例3(音響再生装置1000)の機能構成例を示す図。 この発明の音響再生装置1100の機能構成例を示す図。 この発明の実施例3(音響再生装置1200)の機能構成例を示す図。 この発明の音響再生装置1300の機能構成例を示す図。 この発明の音響再生装置1400の機能構成例を示す図。 特許文献1に開示された従来の音響再生装置の機能構成を示す図。 従来の音響再生装置が生成する折り返し歪みを示す図。
以下、この発明の実施の形態を図面を参照して説明する。複数の図面中同一のものには同じ参照符号を付し、説明は繰り返さない。
図1にこの発明の音響再生装置100の機能構成例を示す。その動作フローを図2に示す。音響再生装置100は、音声・オーディオ信号源1と、キャリア・側帯波生成部10と、判定部11と、再生信号遮断部12と、増幅部8と、制御部13とを具備し、パラメトリックスピーカ14を駆動する。パラメトリックスピーカ14は従来技術で説明した電気音響変換部9と同じものであり、超音波素子ELで構成される。
音声・オーディオ信号源1は、音声・オーディオ信号を発生する。キャリア・側波帯生成部10は、音声・オーディオ信号を入力として可聴周波数以上の超音波領域の搬送波と、音声・オーディオ信号の時間振幅波形と同じ形の包絡線を持つ2つの側帯波から成る再生信号を生成する(ステップS10)。判定部11は、音声・オーディオ信号の存在の有無を判定する(ステップS11)。判定部11は音声区間か非音声区間かを判定する。
再生信号遮断部12は、判定部11が音声・オーディオ信号が存在しない区間と判定した時(ステップS120のN)に再生信号を遮断する(ステップS122)。判定部11が音声・オーディオ信号が存在すると判定した時(ステップS120のY)は、再生信号を増幅部8に出力する。増幅部8はパラメトリックスピーカ14を駆動する。
なお、図1では、音声・オーディオ信号をディジタル信号に変換するAD変換器と、そのディジタル信号を増幅部8に入力する前にアナログ信号に変換するDA変換器の表記を省略している。音響再生装置100の各部は、そのディジタル信号に変換された音声・オーディオ信号の各サンプル毎に上記した動作を行い、データが終了するまでその動作を繰り返す(ステップS13)。この動作を終了させる制御は制御部13が行う。
この発明の実施例1の音響再生装置100によれば、音声・オーディオ信号がある音声区間のみに再生信号がパラメトリックスピーカ14に供給される。よって、非音声区間において強力な超音波が放射されることが無い。したがって、エネルギー効率を改善でき、人体への悪影響の心配も軽減することが可能になる。
図3に、音響再生装置100の判定部11と再生信号遮断部12の機能構成をより具体的に示す。判定部11は、パワー算出手段110と、比較手段111を備える。パワー算出手段110は、サンプリングされた例えばL個のサンプルx[0],x[1],…,x[L−1]に対して式(3)に示すパワーw(t)を計算する。
Figure 2010258938
比較手段111は、パワーw(t)を所定の閾値thと比較する。閾値thは、例えば(V/Vmax×2N−1〜(V/Vmax×2N−1の間の値に設定される。ここでVは音声・オーディオ信号に重畳する雑音信号の最大値の振幅V(Vpp:peak to peak)、Vは音声・オーディオ信号s(t)の最大値の振幅V(Vpp:peak to peak)、VmaxはAD変換器の最大許容入力電圧、NはAD変換器のビット長であり例えば16bitである。
例えば雑音電圧V=3×10−4(Vrms)、音声・オーディオ信号s(t)の振幅を0.3V(Vrms)、AD変換器の最大許容入力電圧を5V(Vpp)とすると、閾値thはth=3×10−5といった値である。判定部11は、音声・オーディオ信号s(t)の振幅が、閾値thより大の時に音声有り(以降、音声時)と判定し、その振幅が閾値thよりも小の時は非音声(以降、非音声時)と判定する。判定部11は、音声時に例えば1を、非音声時にゼロを出力する。
再生信号遮断部12は、判定部11の判定結果を入力としてキャリア・側帯波生成部10が出力する再生信号S(t)を遮断する。再生信号遮断部12は、係数設定手段120と、乗算器121を備える。乗算器121は、再生信号S(t)に係数設定手段120が設定した係数を乗算する。
係数設定手段120は、判定部11が非音声時と判定した時に、係数をゼロに設定する。非音声区間においては、乗算器121は再生信号にゼロを乗ずるため再生信号が遮断される。音声時においては、係数が1に設定されるので再生信号が増幅部8に入力される。ここで、音声時の判定部11の出力と係数がそれぞれ1で一致しているが、係数は異なる値に設定しても良い。例えば0.8とか2とかに設定しても良い。
このように音響再生装置100は、判定部11の判定結果の切り替わりに同期して非音声時には瞬時に再生信号S(t)を遮断し、音声時には再生信号S(t)を瞬時に出力する。閾値th付近の再生信号を瞬時に遮断したり通過させたりすると、話し始めや話終わりの音声が途切れてしまう場合がある。そこで、この切り替えを漸次的に行うようにして音声が途切れないようにした実施例2を次に説明する。
図4に実施例2の音響再生装置400の機能構成例を示す。音響再生装置400は、再生信号遮断部42の機能構成のみが実施例1(図3)と異なる。再生信号遮断部42は、立上り・立下り漸次係数設定手段420と、係数値制限手段421と、乗算器121とを備える。乗算器121は音響再生装置100と同じものである。
図5に立上り・立下り漸次係数設定手段420の動作フロー示す。立上り・立下り漸次係数設定手段420は、判定部11の判定結果を入力としてその判定結果の切り替わり時に再生信号を漸次的に制御するものである。
立上り・立下り漸次係数設定手段420は、まず、判定部11の判定結果を受け入れ、その状態を把握する(ステップS420a)。そして、判定結果が前回の結果から変化しているか否かを判定する(ステップS420b)。前回の結果から変化している時(ステップS420bのY)、非音声時から音声時或いはその逆であるかの切り分けを行う(ステップS420b)。非音声時から音声時に変化した時(ステップS420cのY)は、音声の立ち上がりであるので立上りフラグF=1に、立下りフラグF=0にセットする(ステップS420d)。そして、乗算器121が再生信号に乗ずる係数AをA=Aに設定する(ステップS420h)。そしてn=1に初期化する(ステップS420i)。
音声時から非音声時に変化した時(ステップS420cのN)は、音声の立下りであるので立上りフラグF=0に、立下りフラグF=1にセットする(ステップS420j)。この場合、乗算器121が再生信号に乗ずる係数DをD=Dに設定する(ステップS420k)。そしてn=1に初期化する(ステップS420m)。
そして、次のサンプルの判定結果を受け入れる(ステップS420a)。次のサンプル
の判定結果が前回と変わらない場合(ステップS420bのN)、立上りフラグF=1であるか否かを評価する(ステップS420n)。立上りフラグF=1の場合(ステップS420nのY)は、nをn=n+1にインクリメント(ステップS420o)し、係数をA=Aに設定する(ステップS420p)。立下りフラグF=1の場合(ステップS420qのY)は、nをn=n+1にインクリメント(ステップS420o)し、係数をD=Dに設定する(ステップS420s)。
つまり、音声の立上り及び立下りの状態に変化が無ければ、立上りの場合の係数はA=A、立下りの場合の係数はD=Dに設定される。また、音声の立上り及び立下りの状態に変化が無ければ、それぞれの係数は初期値であるAとDに再設定される。図6と図7に、その状態変化が無い場合におけるそれぞれの係数の変化の一例を示す。図6と図7の横軸はサンプル数で表した経過時間であり、縦軸は係数の大きさである。図6はA=1.1とした場合の例、図7はD=0.9とした場合の例である。係数Aは初期値1.1から漸次的に増加する。また、係数Dは初期値0.9から漸次的に減少する。このように、立上り・立下り漸次係数設定手段420の動作によって、音声の立上り時には係数Aが徐々に増加し、音声の立下り時には係数Dが徐々に減少する特性を示す。
係数値制限手段421は、漸次的に増加、或いは減少する係数を所定の値に制限する。図6に示す例では、例えば係数A=6に制限している。図7に示す例では、例えば係数D=0.2に制限している。
このように実施例2の再生信号遮断部42は、音声の立上りの所定時間の間、係数Aを漸次的に変化させ再生信号の増加を抑圧する。また、音声の立下りの所定時間の間、係数Dを漸次的に変化させ再生信号の減少を抑制する。この結果、話し始めや話終わりの音声が途切れてしまうのを防止することが出来る。
係数AとDの値は、音声・オーディオ信号を離散値化するAD変換器のサンプリング周
波数をfとした時に、係数AはA=1.1100000/fsで計算される値以上に、係数DはD=(1−5×10−5100000/fsで計算される値以下に設定すると良い。
〔変形例1〕
音声の立上りと立下り時の音声の途切れを防止する方法としては、他の方法も考えられる。図8に、再生信号を遅延させることで音声の途切れを防止するようにした音響再生装置800の機能構成例を示す。
音響再生装置800は、再生信号遮断部82の機能構成のみが、音響再生装置100(図3)と異なる。再生信号遮断部82は、遅延手段820と、係数設定手段120と、乗算器121とを備える。係数設定手段120と乗算器121は、音響再生装置100の信号遮断部12と同じである。
遅延手段820は、例えばシフトレジスタや記憶手段(メモリ)等で構成される。遅延手段820を、例えばシフトレジスタで構成し、そのシフト量をサンプル数の例えば20サンプルとする。そうすると、キャリア・側帯波生成部10が出力する再生信号は20サンプル分遅れて乗算器321に入力される。
一方、判定部11には、時間遅れを持たない音声・オーディオ信号が入力されるので、音声時、非音声時の判定は再生信号より先行して行われる。よって、遅延手段820の遅延時間を適切に設定することで、音声の立上りと立下り時の音声の途切れを防止することが出来る。
遅延手段820を記憶手段で構成する場合は、記憶手段を再生信号のバッファとして用いることで同様の動作が実現出来る。なお、遅延手段820で再生信号を遅延させる考えは、上記した実施例2の立上り・立下り漸次係数設定手段420と組み合わせても良い。
〔変形例2〕
図9に、再生信号を遅延させる考えと、係数を漸次的に変化させる考えとを組み合わせた音響再生装置900の機能構成例を示す。音響再生装置900は、再生信号遮断部92が遅延手段820を備える点で音響再生装置400(図4)と異なる。音響再生装置900の動作は、図9の機能構成例と上記した説明から明らかであるので省略する。遅延手段820が付加された変形例2は、変形例1よりも確実に音声の途切れを防止する効果を奏する。
〔変形例3〕
実施例1と2、及び変形例1と2のそれぞれのキャリア・側帯波生成部10は、従来技術で説明した周波数領域における信号処理によって折り返し歪みを生成する方式のものを前提に説明した。
つまり、キャリア・側帯波生成部10は、音声・オーディオ信号の上限周波数の2N倍の周波数でオーバーサンプリングするオーザーサンプリング手段と、オーバーサンプリングされた音声・オーディオ信号の各サンプルに一定値の直流バイアス値を加算する加算手段と、一定の直流バイアス値を発生する直流バイアス発生手段と、直流バイアス値が加算された各サンプルの一部のサンプル値をN個おきにゼロ値に置換して折り返し歪みを発生させる歪付加手段と、音声・オーディオ信号の上限周波数の偶数倍の周波数から再生しようとする上記音声・オーディオ信号の帯域幅の帯域成分をろ波するろ波手段と、ろ波手段の出力信号をアナログ信号に変換するDA変換手段と、を備える。この構成は、従来技術で説明した音響再生装置200の機能構成と同じである。よって、キャリア・側帯波生成部10の機能構成例を図示することは省略する。
このキャリア・側帯波生成部10を、基本的な変調技術の一つである振幅変調手段で実現しても良い。図10に、キャリア・側帯波生成部を振幅変調手段で構成した音響再生装置1000の機能構成例を示す。音響再生装置1000は、キャリア・側帯波生成手段113の機能構成のみが音響再生装置100(図3)と異なる。
キャリア・側帯波生成手段113は、振幅変調手段1130と、超音波信号生成手段1131とを備える。超音波信号生成手段1131は、超音波領域の搬送波f=sin(ωt)を生成する。振幅変調手段1131は、搬送波f=sin(ωt)を音声・オーディオ信号s(t)によって(G+s(t))sin(ωt)/G(Gは所定の正数で、G≧|s(t)|である。)と振幅変調して再生信号S(t)を生成する。
このように搬送波と、音声・オーディオ信号の時間振幅波形と同じ包絡線を持つ2つの側帯波から成る再生信号S(t)を、振幅変調手段で実現しても良い。また、音響再生装置800(図8)のキャリア・側帯波生成手段10を振幅変調手段で構成しても良い。その音響再生装置1100の機能構成例を図11に示す。
音響再生装置1100の動作は、変形例1として示した音響再生装置800(図8)と同じであり、音声の立上りと立下り時の音声の途切れを防止する効果も同じである。よって、詳しい説明は省略する。
なお、振幅変調手段で再生信号S(t)を生成する方式にすることで、この発明の音響再生装置を他の機能構成例で実現することが出来る。その音響再生装置1200を実施例3として次に説明する。
図12に音響再生装置1200の機能構成例を示す。音響再生装置1200は、上記した実施例及び変形例と同様にパラメトリックスピーカ14を駆動するものである。音響再生装置1200は、音声・オーディオ信号源1と、キャリア・側帯波生成部121と、判定部11と、再生信号遮断部120と、増幅部8と、制御部13とを備える。音声・オーディオ信号源1と判定部11と増幅部8と制御部13は、音響再生装置100(図1)と同じものである
キャリア・側帯波生成部121は、超音波領域の搬送波f=sin(ωt)を音声・オーディオ信号s(t)によって(G+s(t))sin(ωt)/G(Gは所定の正数)と振幅変調して可聴周波数以上の超音波領域の搬送波と、音声・オーディオ信号の時間振幅波形と同じ形の包絡線を持つ2つの側帯波とから成る再生信号S(t)を生成する。再生信号遮断部120は、所定の正数Gに係数を乗じて再生信号S(t)の生成を遮断する。
この係数は、上記した実施例1と2、及び変形例1乃至3で説明した係数と同じである。実施例3の構成でも、上記した実施例2及び変形例と同じ作用効果を得ることが可能である。実施例2と同様に、話し始めや話終わりの音声が途切れてしまうのを防止した音響再生装置1300の機能構成例を図13に示す。
音響再生装置1300は、音響再生装置1200の再生信号遮断部120を再生信号遮断部130に置換えたものである。再生信号遮断部130は、係数値制限手段1311と、立上り・立下り漸次係数設定手段1310とを備える。
立上り・立下り漸次係数設定手段1310は、判定部11が音声・オーディオ信号s(t)が存在すると判定した後に係数をA(A>1、nはサンプル数)としてその係数の増加を抑圧し、判定部11が音声・オーディオ信号が存在しないと判定した後に係数をD(0≦D<1、nはサンプル数)としてその係数の減少を抑制するものであり、図4に示した立上り・立下り漸次係数設定手段420と同じ考えに基づくものである。
係数値制限手段1311は、係数AとDの値をそれぞれ所定の値に制限するものであり、図4に示した係数値制限手段421と同じ考えに基づくものである。よって、音響再生装置1300は、音響再生装置400(図4)と同じように話し始めや話終わりの音声が途切れてしまうことを防止する効果を奏する。
また、変形例2として示した音響再生装置900と同じように再生信号を遅延させる遅延手段と組み合わせた音響再生装置1400とすることも出来る。図14に音響再生装置1400の機能構成例を示す。
音響再生装置1400のキャリア・側帯波生成部140は、音声・オーディオ信号s(t)を遅延させる遅延手段1410を含む。遅延手段1410は、音声・オーディオ信号s(t)を遅延対象とする点のみが再生信号S(t)を遅延対象とする音響再生装置900の遅延手段820と異なる。その考えは、判定部11の音声時、非音声時の判定よりも音声・オーディオ信号s(t)を遅らせるものであり、音響再生装置900と同様に音声の途切れをより確実に防止する効果を奏する。実施例3の変形例である音響再生装置1300と1400の作用効果については、上記した説明で明らかであるので詳細な説明は省略する。
以上説明した実施例及び変形例の音響再生装置の各部、各手段はハードウェアで実現しても良いし、コンピュータ上で所定のプログラムを実行させることにより構成しても良い。そのプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録しておくことができる。コンピュータで読み取り可能な記録媒体としては、例えば、磁気記録装置、光ディスク、光磁気記録媒体、半導体メモリ等どのようなものでもよい。具体的には、例えば、磁気記録装置として、ハードディスク装置、フレキシブルディスク、磁気テープ等を、光ディスクとして、DVD(Digital Versatile Disc)、DVD−RAM(Random Access Memory)、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)、CD−R(Recordable)/RW(ReWritable)等を、光磁気記録媒体として、MO(Magneto Optical disc)等を、半導体メモリとしてEEP−ROM(Electronically Erasable and Programmable-Read Only Memory)等を用いることができる。
また、このプログラムの流通は、例えば、そのプログラムを記録したDVD、CD−ROM等の可搬型記録媒体を販売、譲渡、貸与等することによって行う。さらに、このプログラムをサーバコンピュータの記録装置に格納しておき、ネットワークを介して、サーバコンピュータから他のコンピュータにそのプログラムを転送することにより、このプログラムを流通させる構成としてもよい。

Claims (12)

  1. パラメトリックスピーカを駆動する音響再生装置であって、
    音声・オーディオ信号を発生する音声・オーディオ信号源と、
    上記音声・オーディオ信号を入力として可聴周波数以上の超音波領域の搬送波と、上記音声・オーディオ信号の時間振幅波形と同じ形の包絡線を持つ2の側帯波とから成る再生信号を生成するキャリア・側帯波生成部と、
    上記音声・オーディオ信号の存在の有無を判定する判定部と、
    上記判定部が上記音声・オーディオ信号が存在しない区間と判定したときに上記再生信号を遮断する再生信号遮断部と、
    を具備する音響再生装置。
  2. 請求項1の音響再生装置において、
    上記判定部は、
    上記音声・オーディオ信号のパワーを計算するパワー算出手段と、
    上記パワーを所定の閾値と比較する比較手段と、
    を備え、
    上記パワー算出手段は所定の時間幅で上記パワーを算出し、
    上記比較手段は、上記音声・オーディオ信号に重畳する雑音信号の最大値の振幅をV、上記音声・オーディオ信号の最大値の振幅をV、上記音声・オーディオ信号を量子化するAD変換器の最大許容入力電圧の振幅をVmax、その量子化ビット数をNとした時に、上記パワーを(V/Vmax×2N−1から(V/Vmax×2N−1の間の値に設定された閾値thと比較するものである、
    ことを特徴とする音響再生装置。
  3. 請求項1又は2に記載した音響再生装置において、
    上記再生信号遮断部は、
    乗算器と、その乗算器に係数を設定する係数設定手段とを備え、
    上記乗算器は上記再生信号に上記係数を乗算し、
    上記係数設定手段は、上記判定部が上記音声・オーディオ信号の存在が無いと判定した時に上記係数をゼロに設定する、
    ことを特徴とする音響再生装置。
  4. 請求項1乃至3の何れかに記載した音響再生装置において、
    上記再生信号遮断部は、
    乗算器と、その乗算器に係数を設定する立上り・立下り漸次係数設定手段と、上記係数を制限する係数値制限手段とを備え、
    上記立上り・立下り漸次係数設定手段は、上記判定部が上記音声・オーディオ信号が存在すると判定した後に上記係数をA(A>1、nはサンプル数)としてその係数の増加を抑圧し、上記判定部が上記音声・オーディオ信号が存在しないと判定した後に上記係数をD(0≦D<1、nはサンプル数)としてその係数の減少を抑制し、
    上記係数制限手段は、上記係数AとDが所定の値を超えないようにそれぞれの値を制限する、
    ことを特徴とする音響再生装置。
  5. 請求項4に記載した音響再生装置において、
    上記音声・オーディオ信号を離散値化するAD変換器のサンプリング周波数をfとした時に上記係数DはD=(1−5×10−5100,000/fsで計算される値以下、係数AはA=1.1100,000/fsで計算される値以上に設定されたことを特徴とする音響再生装置。
  6. 請求項1乃至5の何れかに記載した音響再生装置において、
    上記再生信号遮断部は、
    上記再生信号を遅延させる遅延手段を含み、
    上記遅延手段が、上記再生信号を遅延させて上記乗算器に入力することを特徴とする音響再生装置。
  7. 請求項1乃至6の何れかに記載した音響再生装置において、
    上記キャリア・側帯波生成部は、
    上記音声・オーディオ信号の上限周波数の2N倍の周波数でオーバーサンプリングするオーバーサンプリング手段と、
    オーバーサンプリングされた上記音声・オーディオ信号の各サンプルに一定値の直流バイアス値を加算する加算手段と、
    上記一定の直流バイアス値を発生する直流バイアス発生手段と、
    上記直流バイアス値が加算された各サンプルの一部のサンプル値をN個おきにゼロ値に置換して折り返し歪みを発生させる歪付加手段と、
    上記上限周波数の偶数倍の周波数から再生しようとする上記音声・オーディオ信号の帯域幅の帯域成分をろ波するろ波手段と、
    上記ろ波手段の出力信号をアナログ信号に変換するDA変換手段と、
    を備えることを特徴とする音響再生装置。
  8. 請求項1乃至3の何れかに記載した音響再生装置において、
    上記キャリア・側帯波生成部は、
    超音波領域の搬送波f=sin(ωt)を生成する超音波信号生成手段と、
    上記搬送波f=sin(ωt)を上記音声・オーディオ信号s(t)によって(G+s(t))sin(ωt)/G(Gは所定の正数)と振幅変調する振幅変調手段と、
    から成ることを特徴とする音響再生装置。
  9. パラメトリックスピーカを駆動する音響再生装置であって、
    音声・オーディオ信号を発生する音声・オーディオ信号源と、
    超音波領域の搬送波f=sin(ωt)を上記音声・オーディオ信号s(t)によって(G+s(t))sin(ωt)/G(Gは所定の正数)と振幅変調して可聴周波数以上の超音波領域の搬送波と、上記音声・オーディオ信号の時間振幅波形と同じ形の包絡線を持つ2つの側帯波とからなる再生信号を生成するキャリア・側帯波生成部と、
    上記音声・オーディオ信号の存在の有無を判定する判定部と、
    上記所定の正数Gに係数を乗じて上記再生信号の生成を遮断する再生信号遮断部と、
    を具備する音響再生装置。
  10. 請求項9に記載した音響再生装置であって、
    上記再生信号遮断部は、
    上記係数を設定する立上り・立下り漸次係数設定手段と、上記係数を制限する係数値制限手段とを備え、
    上記立上り・立下り漸次係数設定手段は、上記判定部が上記音声・オーディオ信号が存在すると判定した後に上記係数をA(A>1、nはサンプル数)としてその係数の増加を抑圧し、上記判定部が上記音声・オーディオ信号が存在しないと判定した後に上記係数をD(0≦D<1、nはサンプル数)としてその係数の減少を抑制し、
    上記係数制限手段は、上記係数AとDが所定の値を超えないようにそれぞれの値を制限する、
    ことを特徴とする音響再生装置。
  11. 請求項9又は10に記載した音響再生装置において、
    上記音声・オーディオ信号を離散値化するAD変換器のサンプリング周波数をfとした時に上記係数DはD=(1−5×10−5100,000/fsで計算される値以下、係数AはA=1.1100,000/fsで計算される値以上に設定されたことを特徴とする音響再生装置。
  12. 請求項9乃至11の何れかに記載した音響再生装置において、
    上記キャリア・側波帯生成部は、
    上記音声・オーディオ信号を遅延させる遅延手段を含み、
    上記遅延手段が、上記再生信号を遅延させて上記振幅変調手段に入力することを特徴とする音響再生装置。
JP2009108888A 2009-04-28 2009-04-28 音響再生装置 Expired - Fee Related JP5325013B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009108888A JP5325013B2 (ja) 2009-04-28 2009-04-28 音響再生装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009108888A JP5325013B2 (ja) 2009-04-28 2009-04-28 音響再生装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010258938A true JP2010258938A (ja) 2010-11-11
JP5325013B2 JP5325013B2 (ja) 2013-10-23

Family

ID=43319314

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009108888A Expired - Fee Related JP5325013B2 (ja) 2009-04-28 2009-04-28 音響再生装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5325013B2 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000163099A (ja) * 1998-11-25 2000-06-16 Brother Ind Ltd 雑音除去装置、音声認識装置および記憶媒体
JP2001346288A (ja) * 2000-06-02 2001-12-14 Mk Seiko Co Ltd パラメトリックスピーカー
JP2003153370A (ja) * 2001-11-14 2003-05-23 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 音響再生方法、音響再生装置、超音波発生プログラム
JP2005304028A (ja) * 2004-04-06 2005-10-27 Sony Corp 高音質オーディオビーム生成装置及び方法

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000163099A (ja) * 1998-11-25 2000-06-16 Brother Ind Ltd 雑音除去装置、音声認識装置および記憶媒体
JP2001346288A (ja) * 2000-06-02 2001-12-14 Mk Seiko Co Ltd パラメトリックスピーカー
JP2003153370A (ja) * 2001-11-14 2003-05-23 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 音響再生方法、音響再生装置、超音波発生プログラム
JP2005304028A (ja) * 2004-04-06 2005-10-27 Sony Corp 高音質オーディオビーム生成装置及び方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP5325013B2 (ja) 2013-10-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9425747B2 (en) System and method of reducing power consumption for audio playback
JP2004214843A (ja) デジタルアンプ及びそのゲイン調整方法
JP6274497B2 (ja) パラメトリックスピーカ
US20050207587A1 (en) Parametric array modulation and processing method
TW201739268A (zh) 手持式電子裝置、聲音產生系統及其聲音產生的控制方法
KR101329308B1 (ko) 오디오 신호의 저주파 성분 보강 방법 및 그 장치, 오디오신호의 기본 주파수 계산 방법 및 그 장치
US9450548B2 (en) Method and apparatus for outputting audio signal
US20160227329A1 (en) Modulation systems and methods for parametric loudspeaker systems
WO2003079572A1 (en) Parametric loudspeaker system for pre-encoded signal playback
JP2010517443A (ja) オーディオ帯域のノイズ成分が小さい三角波を生成するための方法および装置
JP5325013B2 (ja) 音響再生装置
JP4787316B2 (ja) デジタル信号処理装置及び倍音生成方法
KR102077472B1 (ko) 초지향성 초음파 스피커의 개선된 오디오 신호처리 방법 및 이를 구비한 초음파 스피커 장치
JPH09214259A (ja) D級電力増幅器
CN201789629U (zh) 一种啸叫抑制装置及扩声系统
JP2006238256A (ja) 増幅装置
JP3857154B2 (ja) パルス符号変調信号再生装置
JP3549045B2 (ja) スイッチング増幅器
US20220191074A1 (en) Signal processing device, signal processing method, and program
JP2003338718A (ja) デジタルアンプ
JP4522121B2 (ja) 超指向性スピーカ用変調器
JP3811030B2 (ja) デジタルアンプ
JPH11266157A (ja) フィードバック回路
JP2007067868A (ja) 低音増幅デジタル信号処理装置
JP6293951B1 (ja) 音声再生装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20110720

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110922

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121127

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121211

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130201

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130709

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130719

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5325013

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees