JP2010257013A - 電子機器 - Google Patents

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崇史 真田
Naomi Shirai
直実 白井
Takashi Kitada
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Abstract

【課題】タッチパネルのような透明入力装置を有する電子機器の各入力モードを、確実に切替えられる電子機器を提供することを目的とする。
【解決手段】表示部10と、透明入力部20と、プレート部30とを、各々が任意の一辺を軸として、他の2つに対して角度可変に取り付け、表示部10と透明入力部20とプレート部30との間の位置関係を判別する位置関係判別手段と、位置関係判別手段の判別結果に応じて装置100の入力モードを設定する入力処理手段を設けた。
【選択図】図1

Description

本発明は、表示部とタッチパネルとを搭載し、複数の入力モードの中から1つを選択して使用する電子機器に関する。
近年、タッチパネルを始めとした電子機器のユーザーインターフェースの多様化により、利用シーンに応じた入力モードを選択できる電子機器が提案されている。
例えば、(特許文献1)では、入力部の位置の違いにより2種類の入力モードを持つ電子機器が開示されている。(特許文献1)の電子機器は、以下に述べる2種類の入力モードを持つ。即ち液晶表示部と回動可能に設けた透明な両面から入力できるシート状の入力部とを有し、表示部と入力部が重なっている場合の、入力部を介した表示部画像をタッチすることで入力することができる表示部入力モード(本発明の特許請求の範囲における「第1の入力モード」に相当)と、表示部と入力部が接触していない場合は、表示部を見ながら入力部から入力するキーボード入力モード(本発明の特許請求の範囲における「第3の入力モード」に相当)を持つ。更に、キーボード入力モードの際には、キーボードの絵が記載された裏蓋を用いて入力部の下側に設置し、キーボード入力の補助プレートとする事ができる。
一方、(特許文献2)では、背面にシート状の入力部を設けることで背面からの入力を可能にした、背面入力モード(本発明の特許請求の範囲における「第2の入力モード」に相当)を実現する方法が開示されている。
特開昭63−53595号公報 特開2003−330601号公報
これを発展させて、表示部入力モード、キーボード入力モード、背面入力モードを確実に切替え使用することができる電子機器を実現しようとした時に、これらのモードを確実に切替えるための構成や方法については開示されていなかった。
特に、キーボード入力モードと背面入力モード時は補助プレートと入力部の位置関係が同じであり、確実に各モードを切替える方法が必要であった。
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、3つの入力モードを確実に切替えることを目的とする。
本発明は上記目的を達成するために、表示部と、両面入力可能な透明入力部と、プレート部とを有し、各々が任意の一辺を軸として、他の2つに対して角度可変に取り付けられ、表示部の主画像表示面側に透明入力部を重ねて入力を行う表示部入力モードと、表示部の主画像表示面の裏面に透明入力部を重ね、更にその透明入力部の表示部と接していない面にプレート部を重ねて入力を行う背面入力モードと、表示部と透明入力部が接しない状態で表示部と接していない面にプレート部を重ねて入力を行うキーボード入力モードを有し、表示部と透明入力部とプレート部との間の位置関係を判別する位置関係判別手段と、位置関係判別手段の判別結果に応じて透明入力部からの入力信号の復号のいずれかに、3つの入力モードを設定する入力処理手段とを設けたものである。この構成により、表示部、透明入力部、プレート部の位置関係と、選択すべき入力モードとが対応付けられる。
本発明の電子機器によれば、入力モードの切替えを確実に行うことができる。
本発明の一実施の形態における電子機器の概略図 本発明の一実施の形態における電子機器の回路構成図 本発明の一実施の形態における電子機器のソフトブロック図 本発明の一実施の形態における電子機器の信号パターン図 本発明の一実施の形態における電子機器の表示部入力モードを示す図 本発明の一実施の形態における電子機器のキーボード入力モードを示す図 本発明の一実施の形態における電子機器の背面入力モードを示す図 本発明の一実施の形態における電子機器のOFFモードを示す図 本発明の一実施の形態における電子機器の表示部入力モードを示す図 本発明の一実施の形態における電子機器の入力を無視するモードを示す図 本発明の一実施の形態における電子機器のソフトブロック図 本発明の一実施の形態における電子機器のタッチパネルの詳細図 本発明の一実施の形態における電子機器の信号パターン図 本発明の一実施の形態における電子機器のタッチパネルの動作タイミングチャート
以下、本発明の具体的な内容について実施の形態を用いて説明する。
(実施の形態1)
図1は本発明の一実施の形態における電子機器の概略図である。図1(a)はは本発明の一実施の形態における電子機器の概略図、図1(b)は矢視Yから見た図1(a)の断面図、図1(c)は図1(a)の部品位置違いの概略図、図1(d)は矢視Yから見た図1(c)の断面図である。
表示本体部10の表示パネル11は、例えば液晶パネルや有機ELパネルで構成され、表示本体部10の内部にはMPU40やROM50、RAM60、電源80が搭載され、本体機能も有する。透明入力部20の入力パネル21は両面入力可能な透明タッチパネルで構成され、そのアクティブエリアは表示パネル11のアクティブエリアを完全に覆うように設定されている。この両面入力可能な透明タッチパネルは、1方式で両面タッチが可能であるようなタッチパネルでもよいし、抵抗膜方式と抵抗膜方式や、抵抗膜方式と静電容量方式または赤外走査方式など2つを組み合わせたものでもよい。
プレート部30には、透明入力部20と対向する側にキーボード配列図31が描かれている。また、各々の部品は任意の一辺を軸として角度可変に取り付けられており、その位置を自由に動かすことができる。更に、各々の部品は同じ外形寸法で構成されている。
位置検出部A,B,Cは、例えば、メカニカルセンサーで構成される。メカニカルセンサーA(本発明の特許請求の範囲における「第3の検出部」に相当)は、透明入力部20の入力パネル21の面に設けられ、メカニカルセンサーB(本発明の特許請求の範囲における「第1の検出部」に相当)は、表示本体部10の表示パネル裏面12に設けられ、メカニカルセンサーC(本発明の特許請求の範囲における「第2の検出部」に相当)はプレート部30のキーボード配列図32の面に設けられる。
これらのメカニカルセンサーA,B,Cは、取り付けられた部品面と対向する部品面が接触したときにONになるように設置されている。例えば、メカニカルセンサーBは、表示本体部10とプレート部30とが重なったときにONとなる。
このメカニカルセンサーA,B,Cとしては、例えばアルプス電気株式会社製タクトスイッチSKHCBFA010を使用する。また、このメカニカルセンサーA,B,Cは、例えば光センサーや磁気センサー、赤外線センサーであってもよい。磁気センサーの場合は対向する面に磁石を取り付ける。
図2は本発明の一実施の形態における電子機器の回路構成図である。
実施の形態1に係る電子機器はMPU40、ROM50、RAM60を有し、MPU40に設けられたVDC41は表示パネル11と、SerialI/F42入力パネル21と、GPIO43は各メカニカルセンサーA,B,C,Power Control70とそれぞれ接続されている。Power Control70はDC電源80と接続される。メカニカルセンサーA,B,Cから得られた各信号がMPU40のGPIO43に取り込まれ、指定の処理を実行し、Serial I/F42からのTouch Panel20の信号のデコードを3つの入力モードのいずれかに設定する。
図3は本発明の一実施の形態における電子機器のソフトブロック図である。各センサーからの入力信号SA,SB,SCが、位置関係判別手段400に送信され各部品の位置関係を判別し、それぞれの位置関係に割り当てられた信号α,βが入力処理手段401、若しくはPower Control700に送信され、信号に応じた処理が実行される。
図4は本発明の一実施の形態における電子機器の信号パターン図である。具体的には、各センサーからの信号SA,SB,SCと、それに割り当てられた図3の入力処理手段401へ送信される信号αと、図3のPower Control700へ送信される信号βと、それぞれの信号に応じた入力モードとの関係を示している。
以上に説明した構成を用いて、本発明の特長となる部分について説明する。
図1及び図5〜図10は、各入力モードにおける、各部品の状態である。
例えば、図1の状態においてメカニカルセンサーA,B,Cは、どの部品とも接触していないため、そのセンサー信号SA,SB,SCは図4に示すように0,0,0となる。その信号が図3の位置関係判別手段400に送信され、位置関係を判別する。その後、位置関係に対応した信号αは図4に示すように、0,0となり、図3の入力処理手段401に送信され、図4に示す信号αに対応した処理を実行する。この場合は入力を無視する。即ち、図1の状態では、入力パネル21からの入力は無視される。
図5は本発明の一実施の形態における電子機器の表示部入力モードを示す図であり、図5(a)は本発明の一実施の形態における表示部入力モードの一例、図5(b)は矢視Yから見た図5(a)の部品位置関係を示したものである。
図5の状態において、メカニカルセンサーAは表示本体部10と接触し、メカニカルセンサーBはプレート部30と接触し、メカニカルセンサーCはどの部品とも接触していないため、そのセンサー信号SA,SB,SCは図4に示すように1,1,0となる。その信号が図3の位置関係判別手段400に送信され、位置関係を判別する。
その後、それぞれの位置関係に対応した信号αは図4に示すように、0,1となり、図3の入力処理手段401に送信され、図4に示す信号αに対応した処理を実行する。この場合は表示部入力モードとなる。即ち、図5の状態では、入力パネル21からタッチ入力、ペン入力が可能となる。
図6は本発明の一実施の形態における電子機器のキーボード入力モードを示す図であり、図6(a)は本発明の一実施の形態におけるキーボード入力モードの一例、図6(b)は矢視Yから見た図6(a)の部品位置関係を示す図である。
図6の状態において、メカニカルセンサーAはどの部品とも接触せず、メカニカルセンサーBもどの部品とも接触せず、メカニカルセンサーCは透明入力部20と接触しているため、そのセンサー信号SA,SB,SCは図4に示すように0,0,1となる。その信号が図3の位置関係判別手段400に送信され、位置関係を判別する。
位置関係が判別された後、それぞれの位置関係に対応した信号αは図4に示すように、1,1となり、図3の入力処理手段401に送信され、図4に示す信号αに対応した処理を実行する。この場合はキーボード入力モードとなる。
即ち、図6の状態では、透明入力部20からプレート部30のキーボード配列図31が透けて見え、キーボード入力が可能となる。
図7は本発明の一実施の形態における電子機器の背面入力モードを示す図であり、図7(a)は本発明の一実施の形態における背面入力モードの一例、図7(b)は矢視Yから見た図7(a)の部品位置関係を示す図である。
図7の状態において、メカニカルセンサーAはどの部品とも接触せず、メカニカルセンサーBはプレート部30と接触し、メカニカルセンサーCは透明入力部20と接触しているため、そのセンサー信号SA,SB,SCは図4に示すように0,1,1となる。その信号が図3の位置関係判別手段400に送信され、位置関係を判別する。
その後、それぞれの位置関係に対応した信号αは図4に示すように、1,0となり、図3の入力処理手段401に送信され、図4に示す信号αに対応した処理を実行する。この場合は背面入力モードとなる。即ち、図7の状態では、入力パネル21を画面の裏からタッチ入力可能となる。
図8は本発明の一実施の形態における電子機器のOFFモードを示す図であり、図8(a)は本発明の一実施の形態におけるOFFモードの一例、図8(b)は矢視Yから見た図8(a)の部品位置関係を示す図である。
図8の状態において、メカニカルセンサーAは表示本体部10と接触し、メカニカルセンサーBはどの部品とも接触せず、メカニカルセンサーCは透明入力部20と接触しているため、そのセンサー信号SA,SB,SCは図4に示すように1,0,1となる。その信号が図3の位置関係判別手段400に送信され、位置関係を判別する。
その後、それぞれの位置関係に対応した信号αは図4に示すように送信されず、変わりに信号βが図3のPower Controller700に送信され、図4に示す信号βに対応した処理を実行する。この場合はOFFモードとなる。即ち、図8の状態では、本体電源がOFFされる。
図9は本発明の一実施の形態における電子機器の表示部入力モードを示す図であり、図9(a)は本発明の一実施の形態における表示部入力モードの一例、図9(b)は矢視Yから見た図9(a)の部品位置関係を示す図である。
図9の状態において、メカニカルセンサーAは表示本体部10と接触し、メカニカルセンサーBはどの部品とも接触せず、メカニカルセンサーCもどの部品とも接触していないため、そのセンサー信号SA,SB,SCは図4に示すように1,0,0となる。その信号が図3の位置関係判別手段400に送信され、位置関係を判別する。
その後、それぞれの位置関係に対応した信号αは図4に示すように、0,1となり、図3の入力処理手段401に送信され、図4に示す信号αに対応した処理を実行する。即ち、図9の状態では、入力パネル21からタッチ入力、ペン入力が可能となる。
図10は本発明の一実施の形態における電子機器の入力を無視するモードを示す図であり、図10(a)は本発明の一実施の形態における入力を無視するモードの一例、図10(b)は矢視Yから見た図10(a)の部品位置関係を示す図である。
図10の状態において、メカニカルセンサーAはどの部品とも接触せず、メカニカルセンサーBはプレート部30と接触し、メカニカルセンサーCはどの部品とも接触していないため、そのセンサー信号SA,SB,SCは図4に示すように0,1,0となる。その信号が図3の位置関係判別手段400に送信され、位置関係を判別する。
その後、それぞれの位置関係に対応した信号αは図4に示すように、0,0となり、図3の入力処理手段401に送信され、図4に示す信号αに対応した処理を実行する。この場合は入力を無視する。即ち、図10の状態では、入力パネル21からの入力は無視される。
このように本実施の形態1は、図1等に示す表示本体部10、透明入力部20、プレート部30が取りうる状態が図4に示すように7パターンあり、その状態を判別する信号が3ビット必要となるため、図1等に示すように、メカニカルセンサーA,B,Cを搭載した。
これらのセンサーにより、図1等の表示本体部10、透明入力部20及びプレート部30の間の位置関係が図2における位置関係判別手段400により判別され、入力処理手段401により入力モードの切り替えが図4に示すように確実に切り替えられ、設定されるので、ユーザーは図1等に示す表示本体部10と透明入力部20とプレート部30との間の位置関係を、図1及び図5〜図10のいずれかに変更することにより、最適な入力モードを選択し、入力を行うことが出来る。
ここで、何故、図1等に示すようにメカニカルセンサーA,B,Cを配置しなければならないのか、その詳細な理由について改めて述べる。
図6と図7を比較すればわかるように、図6に示すキーボード入力モードと図7に示す背面モードとは、透明入力部20とプレート部30とが同じ面で接している点で共通している。
その状態にある図6に示すキーボード入力モードと図7に示す背面モードとを切り替えるためには、透明入力部20とプレート部30とが接している状態のものが、表示本体部10の背面に接している(即ち図7の状態)のか、そうでない(即ち図6の状態)のかを判別しなければならない。それを可能としているのが、図1等に示すように表示本体部10の背面に設けられたメカニカルセンサーB(即ち特許請求の範囲における「第1の検出部」)である。
このメカニカルセンサーBを有することにより、透明入力部20とプレート部30との位置関係が同じであるところの、図7に示す背面モード(即ち特許請求の範囲における「第2の入力モード」)と、図6に示すキーボード入力モード(即ち特許請求の範囲における「第3の入力モード」)との判別が図2における位置関係判別手段400によりなされるので、入力処理手段401は背面モードとキーボード入力モードとの切り替えを確実に行うことが出来る。
ここで、図1の入力パネル21がパネル表面からの入力であるか、入力パネル裏面22からの入力であるのかを判別する必要がない場合(例えば常に両面からの入力を処理できるタッチパネルを搭載している場合)は、背面モードと図5に示す表示部入力モード(即ち特許請求の範囲における「第1の入力モード」)とにおいて、入力パネル21の入力処理手段を変更する必要がないため、このメカニカルセンサーBのみで、3つのモードを切り替えることも可能である。
尚、本実施の形態1においては、図1等に示すようにメカニカルセンサーBを表示本体部10の表示面の背面に設けることにより、図7に示す背面モードと図6に示すキーボード入力モードとの判別を可能としているが、その代わりにプレート部30の表示本体部10と相対する面にセンサーを設けても良い。
更に、図1等のメカニカルセンサーBを配置した上で、図7に示す背面モードでも図6に示すキーボード入力モードでも無く、図5に示す表示部入力モード(即ち特許請求の範囲における「第1の入力モード」)であることを、図2の位置関係判別手段400が判別するための手段が必要である。それを可能としているのが図1等に示すメカニカルセンサーC(即ち特許請求の範囲における「第2の検出部」)である。
先に述べたメカニカルセンサーBを有することにより、図7に示す背面入力モードと図6に示すキーボード入力モードとの判別がなされ、更に図1等に示すメカニカルセンサーCを有するにより、これら図7に示す背面入力モードでも図6に示すキーボード入力でもなく、図5に示す表示部入力モードであることの判別が、図2における位置関係判別手段400によりなされるので、入力処理手段401は、図5に示す表示部入力モード、図7に示す背面入力モード、図6に示すキーボード入力モードという、3つの入力モード全ての切り替えを確実に行うことが出来る。
尚、本実施の形態1においては、図1等に示すようにメカニカルセンサーCを、プレート部30の表示本体部10の表示面の背面と相対する面に配置している表示本体部10の背面に設けているが、その代わりに、表示本体部10の表示面の背面であって、プレート部30の表示本体部10と相対する面にセンサーを設けても良い。
以上に示す、図5の表示部入力モード、図6のキーボード入力モード、図7の背面入力モードとからなる3つの入力モードの切り替えを行うだけなのであれば、図4を見ればわかるように、実は図1等に示すメカニカルセンサーBとCさえあれば十分である。
更に、前述したように、表示部入力モードと背面入力モードとで入力パネル21の入力処理手段を切り替える必要が無い場合は、メカニカルセンサーBのみで十分である。
しかしながら、本実施の形態1においては、図1における装置100全体の電力消費を低減したり、入力を受付けるべきでない状態に入力モードを割り当てないようにするために、図1等に示すように、透明入力部20の表示本体部10と相対する面にメカニカルセンサーA(即ち特許請求の範囲における「第3の検出部」)を更に配置している。その理由は以下に述べる通りである。
図5に示す表示部入力モードと図8に示すOFFモードとを比較すればわかるように、これら2つのモードにおいて表示本体部10と透明入力部20とは同じ面で接している点において共通している。異なる点は、プレート部30が透明入力部20に、図8に示すように接しているか、図5に示すように接していないかにある。図5、図8、図1等に示すメカニカルセンサーCは、以上に述べるプレート部30と透明入力部20との接触状態を検出することが可能である。
しかしながら、プレート部30が透明入力部20に接触している状態は、図8に示すOFFモードのみならず、図6に示すキーボード入力モードや図7に示す背面入力モードにおいても同じである。
従って、メカニカルセンサーCだけでは、図5に示す表示部入力モードであるのか、それとも図6に示すキーボード入力モードまたは図7に示す背面入力モードまたは図8に示すOFFモードのいずれかであるかという判別しか出来ない。
それに加えて、図1等に示すメカニカルセンサーBは、表示本体部10とプレート部30とが接しているか否かを判別する検出手段である。メカニカルセンサーCのみでは判別出来ないモード、即ち図6に示すキーボード入力モード、図7に示す背面入力モード、図8に示すOFFモードのうち、表示本体部10とプレート部30とが接しているのは、図7に示す背面入力モードのみである。
よって、図5に示す表示部入力モード、図6に示すキーボード入力モード、図7に示す背面入力モード、図8に示すOFFモードのうち、まずメカニカルセンサーCにより、図5に示す表示部入力モードであるのか否かを判別し、次にメカニカルセンサーBにより、図7に示す背面入力モードであるのか、図6に示すキーボード入力モードまたは図8に示すOFFモードのいずれかであるのかを判別することは可能である。
しかし、これら2つのメカニカルセンサーB及びCだけでは、図6に示すキーボード入力モードと図8に示すOFFモードとの判別を行うことが出来ない。
なぜならば、これら2つのモードにおいて、メカニカルセンサーCが検出する透明入力部20とプレート部30との位置関係、メカニカルセンサーBが検出する表示本体部10とプレート部30との位置関係は、いずれも同じであるからである。
図6に示すキーボード入力モードと図8に示すOFFモードとの相違点は、表示本体部10と透明入力部20とが、図6に示すキーボード入力モードにおいて互いに接しておらず、図8に示すOFFモードにおいて互いに接している点にある。
よって、表示本体部10と透明入力部20の接触状態を検出するために、本実施の形態1においては、メカニカルセンサーAを、透明入力部20の表示本体部10と相対する面に配置している。もちろん、メカニカルセンサーAは、表示本体部10の透明入力部20と相対する面に配置しても良い。
更に、図1や図10に示す装置100の状態は、透明入力部20が表示本体部10にもプレート部30にも接触していないため、本来は透明入力部20への入力を受付けるべきではない。
従って、これらの状態を「非動作モード」とし、透明入力部20に入力される信号を図2に示す入力処理手段401がキャンセルすることにより、ユーザが入力したつもりの無い文字や線などを受付けてしまったり、ユーザが選択したつもりの無いボタンなどを誤って選択してしまったりなどの、装置の誤動作を防止することが出来る。
また更に、本実施の形態1においては、図1等に示すように、電子機器100の表示本体部10に設けられる表示部が、透明入力部20と相対する面に一つのみ設けられている場合について説明を行った。
しかし、最近では、表示部を複数有する機器が存在する。
例えば、本実施の形態1の電子機器100において、透明入力部20と相対する面に大型の表示部を有し、プレート部30と相対する面に小型の表示部を設けても良い。その場合には、タッチ位置の検出精度が要求される線描画やカーソル移動などの操作は最も大きな表示部を用いて行われる可能性が高いため、透明入力部、プレート部30との位置関係を最も大きな表示部との間で設定することにより、複数の表示部を有する装置において違和感の無い入力操作を実現することが出来る。
以上のように、本実施の形態1によれば、上記の構成により、表示部、透明入力部、プレート部の位置関係と、選択すべき入力モードとが対応付けられるので、入力モードの切替えを確実に行うことができる。
(実施の形態2)
以下、実施の形態2を示す。基本的な構成は、実施の形態1と同様であるが、実施の形態1と異なる点は以下の通りである。
図11は本発明の一実施の形態における電子機器のソフトブロック図である。各センサーからの入力信号SA,SB,SCが、位置関係判別手段400に送信され各部品の位置関係を判別し、それぞれの位置関係に割り当てられた信号α,β,γが、入力処理手段401、Power Control700、更に走査間隔変更手段402に送信され、信号に応じた処理が実行される。
図12は本発明の一実施の形態における電子機器のタッチパネルの詳細図であり、図12(a)はタッチパネルの詳細図、図12(b)はタッチパネルの動作タイミングチャートである。
検出方式は例えば静電容量方式である。図12において、23は検出パネル、1a、1b〜1fは検出パネル23を構成する列検出電極(以下X電極という)、2a、2b〜2hは同じく検出パネル23を構成する行検出電極(以下Y電極という)、24はX電極選択回路、25はY電極選択回路、26a、26bは検出回路、27は制御部、28は、前記X電極選択回路24及びY電極選択回路25の検出時間を設定する検出時間設定部である。タッチ入力を検出するためには、まずX方向の位置を検出するため、X電極を走査する。
具体的には、X電極選択回路24によってX電極1a、1b〜1fを、検出時間設定部28で設定された時間で順次走査し、検出部26aにてタッチ入力による静電容量変化量を検出する。続いてY方向の位置を検出するため、Y電極を走査する。
具体的には、Y電極選択回路24によってY電極2a、2b〜2hを検出時間設定部28で設定された時間で順次走査し、検出部26bにてタッチ入力による静電容量変化量を検出する。その後、X、Yのそれぞれの位置情報をMPU40に送り、座標を算出する。
図12(b)は前述の通り、タッチパネル21の動作タイミングチャートであり、連続走査状態を示す。T1は、本パルスがHighの時、その電極の変化量を検出する。
図13は本発明の一実施の形態における電子機器の信号パターン図である。具体的には、各センサーからの信号SA,SB,SCと、それに割り当てられた図11の入力処理手段401へ送信される信号αと、図11のPower Control700へ送信される信号βと、図11の走査間隔変更手段へ送信される信号γと、それぞれの信号に応じた入力モードとの関係を示している。
図14は本発明の一実施の形態における電子機器のタッチパネルの動作タイミングチャートであり、間欠走査状態を示す。X電極1a、1b〜1fと、Y電極2a、2b〜2hはそれぞれ1つ飛ばしで走査され、図12(b)に示す走査間隔に比べ、粗い状態となっている。
以上に説明した構成を用いて、本発明の特長となる部分について説明する。
例えば、図5の状態において、メカニカルセンサーAは表示本体部10と接触し、メカニカルセンサーBはプレート部30と接触し、メカニカルセンサーCはどの部品とも接触していないため、そのセンサー信号SA,SB,SCは図12に示すように、1,1,0となる。その信号が図11の位置関係判別手段400に送信され、位置関係を判別する。
その後、それぞれの位置関係に対応した信号αは図12に示すように、0,1となり、図11の入力処理手段401に送信され、図12に示す信号αに対応した処理を実行する。この場合は表示部入力モードとなる。即ち、図5の状態では、入力パネル21からタッチ入力、ペン入力が可能となる。
また、信号γは図12に示すように0となり、図11の走査間隔変更手段402に送信され、図12に示す信号γに対応した処理を実行する。
この場合は、図12(b)に示す走査間隔となる。即ち、図5の状態では走査間隔が細かく、指やペンからの入力がスムーズに行える。走査間隔の細かさについては、図7、図9の状態も同様である。
図6の状態において、メカニカルセンサーAはどの部品とも接触せず、メカニカルセンサーBもどの部品とも接触せず、メカニカルセンサーCは透明入力部20と接触しているため、そのセンサー信号SA,SB,SCは図12に示すように0,0,1となる。その信号が図11の位置関係判別手段400に送信され、位置関係を判別する。
位置関係が判別された後、それぞれの位置関係に対応した信号αは図12に示すように、1,1となり、図11の入力処理手段401に送信され、図13に示す信号αに対応した処理を実行する。この場合はキーボード入力モードとなる。即ち、図6の状態では、透明入力部20からプレート部30のキーボード配列図31が透けて見え、キーボード入力が可能となる。
また、信号γは図12に示すように1となり、図11の走査間隔可変手段402に送信され、図12に示す信号γに対応した処理を実行する。この場合は、図14に示す走査間隔となる。即ち図6の状態では走査間隔が粗くなる。この走査間隔は、キーボード位置に応じて可変できるようにしてもよい。
図5、図9は表示部入力モード、図7は背面入力モードであるが、これらのモードにおいて、ペンで手書きの線を入力する操作や、画面に表示されたポインタを指で微調整する操作がなされるため、指やペンの細かい動きまで認識する必要があり、走査間隔を細かくすることが要求される。
一方、図6のキーボード入力モードは、指が透明入力部に触れていない時間があるため、走査間隔を長くでき、CPUクロック速度を低くすることが可能となるため、消費電力を抑制できる。
このように、走査間隔可変手段402を設け、走査間隔の切替えを行えば、各入力モードに必要十分な走査間隔が設定されるので、装置の電力消費を低減することが出来る。
特に本実施の形態2のキーボード入力においては、人の指の大きさに応じて設定された領域を有する各キーを認識出来れば良く、タッチ位置の検出精度が要求される線描画やカーソル移動などが無いため、線描画やカーソル移動などの操作が行われる可能性の高い表示部入力モードや背面入力モードよりも粗い走査間隔で十分入力可能なので、キーボード入力において電子機器100の消費電力を抑制することが出来、端末をより長時間使うことができる。
10 表示本体部
11 表示パネル
12 表示パネル裏面
20 透明入力部
21 入力パネル
22 入力パネル裏面
23 X電極選択回路
24 Y電極選択回路
25 検出回路
26 制御部
27 検出時間設定部
30 プレート部
31 キーボード配列図
32 キーボード配列図裏面
40 MPU
41 VDC
42 Serial I/F
43 GPIO
50 ROM
60 RAM
70 Power Control
80 DC電源
100 装置
201 タッチパネル入力
400 位置関係判別手段
401 入力処理手段
402 走査間隔変更手段
700 Power Control

Claims (9)

  1. 表示部と、両面入力可能な透明入力部と、プレート部とを有し、各々が任意の一辺を軸として、他の2つに対して角度可変に取り付けられ、前記表示部の表示面側に前記透明入力部を重ねて入力を行う第1の入力モードと、前記表示部の表示面の裏面側に前記プレートを重ね、更にそのプレート部の前記表示部と接していない面に前記透明入力部を重ねて入力を行う第2の入力モードと、前記表示部と前記透明入力部が接しない状態で前記表示部と接していない面に前記プレート部を重ねて入力を行う第3の入力モードと、を有し、前記表示部と前記透明入力部と前記プレート部との間の位置関係を判別する位置関係判別手段と、前記位置関係判別手段の判別結果に応じて装置の入力モードを設定する入力処理手段とを有する電子機器。
  2. 検出部を更に有し、複数の前記検出部における検出結果が前記位置関係判別手段に入力され、前記位置関係判別手段が前記検出結果に基づいて前記第1、第2、第3の各入力モードの切り替えを判別する請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記透明入力部と前記プレート部とが接した状態で、前記第2の入力モードと前記第3の入力モードとの切り替えを判別するための第1の検出部を、前記検出部の一つとして有する請求項2に記載の電子機器。
  4. 前記第2または第3の入力モードと前記第1の入力モードとの切り替えを判別するための第2の検出部を、前記検出部の一つとして更に有する請求項3に記載の電子機器。
  5. 前記電子機器を低電力消費状態または電源OFF状態とするOFFモードを更に有し、前記透明入力部と前記プレート部とが接した状態で、前記OFFモードと前記第2または第3の入力モードとの切り替えを判別するための第3の検出部を、前記複数の検出部の一つとして更に有する請求項4に記載の電子機器。
  6. 前記入力処理手段が、前記第1、第2、第3の各入力モード及び前記OFFモードとは別に、前記透明入力部への入力をキャンセルする非動作モードを更に有する請求項4に記載の電子機器。
  7. 前記3つの入力モードごとに、前記透明入力部の走査間隔を可変させる走査間隔可変手段を更に有する請求項1に記載の電子機器。
  8. 前記走査間隔可変手段が、前記第3の入力モードにおける走査間隔を、前記第1、第2の入力モードの走査間隔のいずれよりも大きくする請求項7に記載の電子機器。
  9. 2つ以上の表示部を有する場合は、最も大きな表示部を前記表示部とする請求項1に記載の電子機器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012230519A (ja) * 2011-04-26 2012-11-22 Kyocera Corp 携帯端末、タッチパネル操作プログラムおよびタッチパネル操作方法

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