JP2010255342A - 高所解体機のアタッチメント連結装置 - Google Patents

高所解体機のアタッチメント連結装置 Download PDF

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Abstract

【課題】高所解体機の分割型ブーム連結の効率の悪さと連結ピンの損傷を防止する。
【解決手段】トップブーム6の先端側に中間アーム7及びアーム8を介して破砕機9が取り付けられ、ベースブーム5とトップブーム6とを連結する連結ピン26は、遠隔操作により伸長駆動される油圧シリンダ21に結合されている。更に、油圧シリンダ21の外側には保護ケース兼用の取付ブラケット31が設けられ、油圧シリンダ21は自由度を有した状態で取付ブラケット31内に収納されている。また、取付ブラケット31には、連結ピン26の抜け止め防止用のロックピン29が取り付けられている。
【選択図】図4

Description

本発明は高所解体機のアタッチメント連結装置に関するものであり、特に、コンクリート構築物等の解体作業に使用される高所解体機のアタッチメント連結装置に関するものである。
従来、此種高所解体機としては分割型のブームを装備したもの、即ち、解体機本体に俯仰動可能に取り付けられたベースブームと、該ベースブームの先端部に連結ピンを介して連結されたトップブームと、該トップブームの先端部に俯仰動可能に取り付けたセカンドブームと、該セカンドブームの先端部に上下回動可能に取り付けられたアームと、該アームの先端側に取り付けられた解体作業用の破砕機とを備えたものが知られている。
そして、高所解体作業を行う際は、前記各ブーム及びアームを駆動シリンダにより伸長動作させることにより、コンクリート構築物の被破砕部位と対応する高所位置まで破砕機を持ち上げ、該破砕機によりコンクリート構築物の解体作業を実施している(特許文献1参照)。
特開2004−132115号公報
従来の上記高所解体機は、ベースブームとトップブームが連結ピンを介して分離可能に連結されているが、連結ピンのピン孔位置合わせを正確に行うことが困難であるために、ブーム連結作業に多大な手間と時間を必要としている。特に、連結ピンのピン孔位置を確認するために専任の作業員を必要とするので、一人で連結作業を行うことは困難である。
又、連結ピンのピン孔位置が正確に実行されない場合は、ピン孔への連結ピンの挿入が困難になり、連結ピンを無理に挿入した場合には、連結ピンが損傷若しくはダメージを受け、連結ピンの交換を頻繁に行わなければならず、その分だけ部品の交換コストが高騰するという問題があった。
そこで、分割型ブームの連結作業を一人で容易に実行でき、作業効率を向上させると共に、連結ピンの損傷等を防止するために解決すべき技術的課題が生じてくるのであり、本発明はこの課題を解決することを目的とする。
本発明は上記目的を達成するために提案されたものであり、請求項1記載の発明は、解体機本体に俯仰動可能に取り付けられたベースブームと、該ベースブームの先端部に連結ピンを介して連結されたトップブームとを備えた高所解体機のアタッチメント連結装置において、前記連結ピンは油圧シリンダのロッドに分離可能に結合され、該油圧シリンダのロッドを伸長動作させることにより、前記ベースブームと前記トップブームとを連結させるように構成したことを特徴とする高所解体機のアタッチメント連結装置を提供する。
この構成によれば、ベースブームとトップブームとを連結する際は、油圧シリンダのロッドを伸長動作させることにより、ロッドに結合した連結ピンがロック位置に移動して、ベースブームとトップブームとが互いに連結される。又、連結ピンは油圧シリンダのロッドに分離可能に結合されているので、例えば、連結ピンが損傷した場合は、連結ピンをロッドから分離して取り替えることができる。
請求項2記載の発明は、上記油圧シリンダの外側には保護ケース兼用の取付ブラケットが配設され、該油圧シリンダは取付位置の自由度を有して前記取付ブラケット内に収納されていることを特徴とする請求項1記載の高所解体機のアタッチメント連結装置を提供する。
この構成によれば、連結ピンが結合された油圧シリンダは、取付ブラケット内に取付位置の自由度を有した状態で設置されているので、連結ピンに対してピン孔が傾斜又は偏芯していた場合でも、これに対応した最適位置に油圧シリンダの取付位置を調整できる。
請求項3記載の発明は、上記取付ブラケットには、上記連結ピンの抜け止め防止用のロックピンが取り付けられていることを特徴とする請求項2記載の高所解体機のアタッチメント連結装置を提供する。
この構成によれば、取付ブラケットに連結ピンの抜け止め防止用のロックピンを設けたので、例えば、油圧シリンダの故障や誤操作により連結ピンがピン孔から抜け出すことが防止される。
請求項4記載の発明は、上記トップブームに上記ベースブームの連結端面若しくは突起部に当接する位置決めストッパーを位置調整可能に設け、該位置決めストッパーにより前記ベースブームに対する前記トップブームの自動位置決めを可能にしたことを特徴とする請求項1記載の高所解体機のアタッチメント連結装置を提供する。
この構成によれば、トップブームに位置決めストッパーを設けたことにより、ブーム連結時に、ベースブームの連結端面若しくは突起部に位置決めストッパーが当接することにより、ベースブームに対するトップブームの位置決めが自動的に行われ、同時に、連結ピンのピン孔位置合わせも自動的に完了する。
請求項1記載の発明は、ベースブームとトップブームとの連結は、油圧シリンダの駆動により連結ピンを介して自動的に実施されるので、ブーム連結作業を一人で容易迅速に実行でき、省人化に寄与することができる。又、連結ピンと油圧シリンダは互いに分離可能な別部品であるので、連結ピンが損傷等を受けても該連結ピンのみを容易に交換でき、油圧シリンダは何ら影響を受けない。
請求項2記載の発明は、連結ピンに対してピン孔が傾斜又は偏芯しても、油圧シリンダの取付位置を柔軟に対応させることができるので、請求項1記載の発明の効果に加えて、前記ピン孔の傾斜又は偏芯による油圧シリンダへの偏荷重の悪影響を防止でき、以て、油圧シリンダの取付強度を安定化させることができる。
請求項3記載の発明は、油圧シリンダの故障や誤操作等により連結ピンがピン孔から抜け出すことを阻止できるので、請求項2記載の発明の効果に加えて、ベースブームとトップブームとの連結状態を確実に保持することができる。
請求項4記載の発明は、位置決めストッパーにより連結ピンのピン孔位置合わせが自動的に完了するので、請求項1記載の発明の効果に加えて、連結ピンのピン孔位置を確認するための作業員が不要になり、作業員の省力化に寄与することができる。
図1の高所解体機のトップブームとベースブームとを連結させた後の状態を示す側面図。 本発明の一実施例を示し、高所解体機のトップブームとベースブームとを連結させる前の状態を示す側面図。 図1の高所解体機のブーム連結部を説明する要部拡大図。 図3のブーム連結部のピン連結時の状態を一部断面して示すA矢視図。 図4のB矢視図。 図4のC矢視図。 図3のブーム連結部のピン連結の解除時の状態を一部断面して示すA矢視図。 図7のロックピンの収納状態を一部断面して示すD矢視図。 図3のブーム連結部のロックピンの収納状態を示すE矢視図。 図3のブーム連結部のロックピンのロック状態を示すE矢視図。
本発明は、ブーム用の連結ピンの損傷による油圧シリンダの作動の悪影響を無くすという目的を達成するために、解体機本体に俯仰動可能に取り付けられたベースブームと、該ベースブームの先端部に連結ピンを介して連結されたトップブームとを備えた高所解体機のアタッチメント連結装置において、前記連結ピンは油圧シリンダのロッドに分離可能に結合され、該油圧シリンダのロッドを伸長動作させることにより、前記ベースブームと前記トップブームとを互いに連結させるように構成したことによって実現した。
以下、本発明の好適な実施例を図1乃至図10に従って説明する。図1は高所解体機を示す側面図である。同図に示すように、高所解体機1は、下部走行体2上に上部旋回体3が旋回可能に搭載され、該上部旋回体3に解体作業装置4が伸長駆動可能、且つ、上下回動可能に連結されている。
前記解体作業装置4は分割型ブ−ムを有し、上部旋回体3に俯仰動可能に取り付けられたベースブーム5と、該ベースブーム5の先端部に連結されたトップブーム6とを備えている。更に、解体作業装置4は、トップブーム6の先端部に俯仰動可能に取り付けられたセカンドブーム7と、該セカンドブーム7の先端部に俯仰動可能に取り付けられたアーム8と、該アーム8の先端部に俯仰動可能に取り付けられた破砕機9とを備えている。
これらベースブーム5、トップブーム6、セカンドブーム7、アーム8及び破砕機9は、複数の駆動シリンダ10,11,12,13により駆動される。そして、ベースブーム用駆動シリンダ10の基端部は上部旋回体3の前部に上下回動自在に枢着され、且つ、該ベースブーム用駆動シリンダ10の先端部は、ベースブーム5の中間部に枢着されている。依って、ベースブーム5はベースブーム用駆動シリンダ10の伸縮駆動により、上部旋回体3に対して上下方向に回動する。
更に、ベースブーム5の先端部はトップブーム6の基端部に上下一対の連結機構15,16を介して分離可能にピン連結されている。図2に示すように、ベースブーム5の先端部上部には略U字状の凹部(図2の符号17参照)が形成され、該凹部17に上側の連結機構15が上方へ離脱可能に嵌合している。
図3は、ベースブーム5とトップブーム6との連結部分を示す。同図に示すように、トップブーム6の連結端近傍における下部外側面には位置決めストッパー18が設けられ、該位置決めストッパー18は、トップブーム6の外側面に固設した鉛直ブラケット19と、該鉛直ブラケット19に設けたボルト孔19a,19a…に螺合した複数のアジャスタボルト20,20…とから成り、該アジャスタボルト20の締め付け量を調整することで、鉛直ブラケット19に対するアジャスタボルト20,20…の先端位置が適宜変更される。そして、アジャスタボルト20,20…の先端面にベースブーム5の連結端面5aが当接することにより、トップブーム6に対するベースブーム5の連結位置が自動的に決定される。
図4は、下側の連結機構16の内部構造を示す。同図に示すように、連結機構16はピン連結用の油圧シリンダ21を備え、該油圧シリンダ21は、図3に示すリモコン装置25により遠隔操作される。即ち、リモコン装置25の操作により、油圧配管22,23を介して油圧シリンダ21に圧油が給排されることで、油圧シリンダ21のロッド21Aが伸縮動作する。
油圧シリンダ21のロッド21Aの先端部には、止着具(図示せず)を介して連結ピン26が分離可能に結合されている。又、ベースブーム5及びトップブーム6の連結端部近傍には夫々連結プレート27及び連結プレート28が一体に設けられ、該連結プレート27,28は互いに平行、且つ、前記ロッド21Aに対して直角に配設されている。
更に、連結プレート27,28には夫々ピン孔27a,28aが穿設され、該ピン孔27aには、前記連結ピン26がピン孔28aに向けて摺動自在に嵌挿されている。而して、油圧シリンダ21のロッド21Aを伸張動作すると、連結ピン26は連結プレート27,28のピン孔27a,28aに嵌合し、これにより、ベースブーム5とトップブーム6とが互いに一体的に連結される。
また、連結機構16におけるロッド21Aと対応する箇所には、ロックピン挿着部(図10の符号40参照)が設けられ、該ロックピン挿着部40には、図4及び図5に示す左右一対のロックピン29,29が取り外し可能に取り付けられている。該ロックピン29,29は、図6に示す如く、連結ピン26の背面に当接可能に臨むように、前記ロッド21Aを挟む両側にて上下方向に配置され、ピン孔27a,28aからの連結ピン26の離脱を防止している。
又、油圧シリンダ21の外側には保護ケース兼用の取付ブラケット31が設けられている。取付ブラケット31は、連結プレート27に固定された筒体32と、該筒体32の一端側(図4における下端側)に設けられた円板状のシリンダ取付用フランジ部33と、該シリンダ取付用フランジ部33の外周縁部を保持するシリンダ抜き出し防止用フランジ部34と、該シリンダ抜き出し防止用フランジ部34を筒体32の一端側固定部32Aにシリンダ取付用フランジ部33を介在させて締結固定する複数のボルト35,35…とを備えている。該ボルト35,35,は、シリンダ取付用フランジ部33の外周縁部に開穿したボルト孔36,36・・を遊嵌状態で貫通している。本実施例では、前記シリンダ抜き出し防止用フランジ部34は円環状に形成され、その外周縁部は断面L字型に形成されている。
尚、油圧シリンダ21は、その基端部がシリンダ取付用フランジ部33に複数のボルト37,37…にて締結固定されているが、油圧シリンダ21の基端部はシリンダ取付用のフランジ部33に一体に設けることもできる。
このように、取付ブラケット31は、油圧シリンダ21に対して取付部材として機能するのみならず、油圧シリンダ21全体を収納する保護ケースとしても機能している。又、油圧シリンダ21は、取付位置の自由度を有した状態で取付ブラケット31内に収納され
ている。
即ち、シリンダ取付用フランジ部33のボルト孔36には、シリンダ抜き出し防止用フランジ部34を固定するボルト35が若干量の隙間(ガタ)T1を有して遊嵌し、且つ、シリンダ抜き出し防止用フランジ部34とシリンダ取付用フランジ部33との間に厚み方向において若干量の隙間T2が設けられている。このため、シリンダ取付用フランジ部33に取り付けた油圧シリンダ21は、シリンダ抜き出し防止用フランジ部34が固定された筒体32内において、前記隙間T1,T2に応じた分だけ自由に動くことができる。
更に、取付ブラケット31の一側外周面には、図4及び図8に示すように、ロックピン用の収納孔39,39を有するブラケット38が固設されている。依って、ロックピン29,29の不使用時、例えば、ベースブーム5とトップブーム6とを互いに分離した時は、前記ロックピン挿着部40からロックピン29,29を取り外して、該ロックピン29,29を収納孔39,39に挿着して収納することができる。
次に、本実施例に係るベースブーム5とトップブーム6との連結作業について説明する。図2に示すように、先ず、高さの異なる2台のアタッチメント受台41,42を地上に設置し、アタッチメント受台41によりトップブーム6の基端部を支持するとともに、アタッチメント受台42によりアーム8の先端部を支持する。この場合、トップブーム6については、上側の連結機構15がベースブーム5の凹部17の上方近傍に係合可能に臨むように支持する。
そして、ブーム用駆動シリンダ10によりベースブーム5の先端部を上方に回動させて解体作業装置4全体を持ち上げる。これにより、ベースブーム5の凹部17にトップブーム6の上側の連結機構16の連結ピン(図示せず)を係合させる。而して、このピン係合を保持した状態のまま、ベースブーム5を更に所定量だけ上方に回動させると、トップブーム6の基端部下面がアタッチメント受台41から上方に離間する。
この状態では、トップブーム6側に設けた位置決めストッパー18のアジャスタボルト20が、図3に示すように、ベースブーム5側の連結端面5aに当接する。その結果、トップブーム6に対してベースブーム5が所定の連結位置に自動的に固定される。このため、下側の連結機構16に内蔵した連結ピン26は、ピン孔27a,28aに対して嵌挿可能な状態に位置決め固定される。
而して、リモコン装置25の操作により油圧シリンダ21のロッド21Aを伸長動作させると、連結ピン26がベースブーム5側の連結プレート27のピン孔27aを摺動しつつ前進して、トップブーム6側の連結プレート28のピン孔28aに嵌合する。これにより、連結ピン26を介してベースブーム5とトップブーム6とが互いに一体的に連結される。
然る後、図8に示すように、取付ブラケット31の固定端側のロックピン挿着部40にロックピン29,29を挿着して、ピン孔27a,28aから連結ピン26の抜け出しを防止すべくロック状態に固定する。以上により、ベースブーム5とトップブーム6との連結作業が完了する。
叙上の如く本発明によると、ブーム連結作業の際は、リモコン装置25により油圧シリンダ21を伸長動作させることにより、連結ピン26がピン孔27a,28aにロック状態に係合する。そのため、ベースブーム5とトップブーム6とが自動的に連結されるので、ブーム連結作業を一人で容易に実行でき、省力化及び省人化に寄与することができる。
又、連結ピン26と油圧シリンダ21は互いに別部品であり、該連結ピン26は油圧シリンダ21のロッド21Aに分離可能に結合されている。斯くして、連結ピン26が損傷若しくはダメージを受けた場合でも、油圧シリンダ21の作動には影響を与えない。たとえ、連結ピン26が損傷等を受け手交換する事態になったとしても、当該連結ピン26のみを交換すればよいので、交換作業を容易に実行でき、且つ、部品コストを大幅に低減させることができる。
更に、連結ピン26が結合された油圧シリンダ21は、取付ブラケット31内に取付位置の自由度を有した状態で収納したので、連結ピン26に対してピン孔27a,28aが傾斜若しくは偏芯していた場合でも、油圧シリンダ21はこれに対応した最適位置に自動的に調整される。従って、ピン孔27a,28aの傾斜又は偏芯による油圧シリンダ21への偏荷重の悪影響を回避でき、以て、油圧シリンダ21の取付強度が不安定になることを防止できる。
本実施例では、取付ブラケット31のロックピン挿着部40には、連結ピン26の抜け止め防止用のロックピン29,29を挿着できるようにしたので、例えば、油圧システムが故障や操作ミスに誤作動を起こした場合でも、連結ピン26がピン孔27a,28aから抜け出すことを阻止できる。そのため、連結ピン26を介するベースブーム5とトップブーム6との連結状態を確実に保持することができる。
また、ベースブーム5の連結端面(又は突起部)に当接する締付量調整可能な位置決めストッパー18(アジャスタボルト20,20…)をトップブーム6に設け、該位置決めストッパー18の締付量を調整することにより、ベースブーム5に対するトップブーム6の自動位置決めを可能にし、これと同時に、連結ピン26の正確なピン孔位置合わせも自動的に完了する。従って、連結ピン26のピン孔位置合わせを確認するための作業員が不要になる。
以上のように、本発明は、連結ピン26のピン孔27a,28aに対する位置合わせ工程から、該ピン孔27a,28aへの連結ピン26の挿入工程までの一連のブーム連結作業をオペレータは1人で容易迅速に行うことができ、従来例に比してブーム連結作業効率が大幅に向上する。
なお、本発明は、本発明の精神を逸脱しない限り種々の改変を為すことができ、そして、本発明が該改変されたものに及ぶことは当然である。
本発明は、ベースブームとトップブームとを連結ピンで連結する高所解体機であれば、中間ブーム及び/又はアームの数や形態に関わらず全て適用可能である。
1 高所解体機
3 上部旋回体(解体機本体)
4 解体作業装置
5 ベースブーム
6 トップブーム
7 セカンドブーム
8 アーム
9 破砕機
15,16 連結機構
18 位置決めストッパー
20 アジャスタボルト
21 油圧シリンダ
21A ロッド
24 リモコン装置
26 連結ピン
27,28 連結プレート
27a,28a ピン孔
29 ロックピン
31 取付ブラケット
33 シリンダ取付用フランジ部
34 シリンダ抜き出し防止用フランジ部

Claims (4)

  1. 解体機本体に俯仰動可能に取り付けられたベースブームと、該ベースブームの先端部に連結ピンを介して連結されたトップブームとを備えた高所解体機のアタッチメント連結装置において、前記連結ピンは油圧シリンダのロッドに分離可能に結合され、該油圧シリンダのロッドを伸長動作させることにより、前記ベースブームと前記トップブームとを連結させるように構成したことを特徴とする高所解体機のアタッチメント連結装置。
  2. 上記油圧シリンダの外側には保護ケース兼用の取付ブラケットが配設され、該油圧シリンダは取付位置の自由度を有して前記取付ブラケット内に収納されていることを特徴とする請求項1記載の高所解体機のアタッチメント連結装置。
  3. 上記取付ブラケットには、上記連結ピンの抜け止め防止用のロックピンが取り付けられていることを特徴とする請求項2記載の高所解体機のアタッチメント連結装置。
  4. 上記トップブームに上記ベースブームの連結端面若しくは突起部に当接する位置決めストッパーを位置調整可能に設け、該位置決めストッパーにより前記ベースブームに対する前記トップブームの自動位置決めを可能にしたことを特徴とする請求項1記載の高所解体機のアタッチメント連結装置。
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