JP2010254135A - 四輪駆動車 - Google Patents

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Abstract

【課題】登坂路発進時の後輪へのトルク伝達応答性を向上することができる四輪駆動車を提供することを目的とする。
【解決手段】ECU100は、左前輪17Lと右前輪17Rの回転方向および左後輪18Lと右後輪18Rの回転方向が、シフトポジションセンサ55が検出した進行方向と相違すると判定するとともに、パイロットクラッチ側カム部材31とメインクラッチ側カム部材34との間の相対的位置関係が、シフトポジションセンサ55が検出した進行方向と反対の進行方向のときの相対的位置関係であるとき、電子制御カップリング装置2のコイル26への通電を停止する。
【選択図】図1

Description

本発明は、四輪駆動車に関し、詳しくは電子制御カップリング装置を備えた四輪駆動車に関する。
一般に、FF(Front engine Front drive)車ベースの四輪駆動車においては、エンジンが発生するトルクを後輪に伝達する電子カップリング装置が搭載されており、エンジンが発生するトルクの配分を前輪:後輪=100:0から50:50の間で無段階に制御するようになっている。
従来、この種の四輪駆動車の電子カップリング装置は、電気的に作動させたパイロットクラッチの摩擦トルクをボール・カム機構により増幅してメインクラッチの摩擦トルクを発生させることにより、エンジンが発生するトルクの前輪と後輪への配分を制御するようになっており、登坂路発進時には後輪にもトルクを配分するようコイルへの通電が行われている(例えば、特許文献1参照)。ボール・カム機構は、コイルへの通電により駆動するパイロットカムがボールを挟んでメインカムに押し付けられる構成となっており、パイロットカムとメインカムとの相対的位置関係およびボールの位置は、車両前進時の位置関係および位置と、車両後退時の位置関係および位置と、これらの中間の中立位置関係および中立位置とを取り得る。
特開平11−278088号公報
しかしながら、従来の電子制御カップリング装置を備えた四輪駆動車にあっては、図9に示すように、登坂路発進時においてブレーキペダルからアクセルペダルに踏み替えを行う際の車両の後退(ずり下がり)により、電子制御カップリング装置のボール・カム機構の2つのカムの相対位置が図10に示すように負の状態、すなわち2つのカムの相対位置が車両後退時の位置関係でボールがパイロットカムとメインカムに挟まれた状態となるため、ボールが車両後退位置から中立位置を経て車両前進位置に移動するまで後輪にトルクが伝達されないという問題があった。このため、後輪にトルクが伝達されない間に摩擦係数の低い路面の場合に前輪がスリップしてしまうという問題があった。
すなわち、車両のずり下がりが起こらなければ、ボールが中立位置から車両前進位置に移動するのであるが、車両のずり下がりによりボールが車両後退位置に移動してしまうため、ボールが車両後退位置から中立位置に移動する時間だけトルクの応答遅れが発生してしまうとともに、ボールが車両後退位置にある間もコイルへの通電によりパイロットカムがメインカム側に押された状態となっているので、ボールが車両後退位置から中立位置を経て車両前進位置に速やかに移動するのを妨げてしまっていた。
本発明は、上述のような従来の問題を解決するためになされたもので、登坂路発進時の後輪へのトルク伝達応答性を向上することができる四輪駆動車を提供することを目的とする。
本発明に係る四輪駆動車は、上記目的達成のため、(1)プロペラシャフトに連結されるアウタケースと、リヤディファレンシャルに連結され、前記アウタケースに対して相対的に回転することができるインナシャフトと、前記アウタケースおよび前記インナシャフトに対して相対的に回転することができるパイロットクラッチ側カム部材と、前記パイロットクラッチ側カム部材を前記アウタケースに摩擦係合させることができるパイロットクラッチと、前記インナシャフトを前記アウタケースに摩擦係合させることができるメインクラッチと、前記パイロットクラッチと前記メインクラッチの間に位置し、前記パイロットクラッチ側カム部材にスプライン結合したアーマチュアと、通電時に前記アーマチュアを磁気吸引し、前記パイロットクラッチ側カム部材を前記アウタケースに摩擦係合するよう前記パイロットクラッチを作動させるコイルと、前記インナシャフトにスプライン結合されるとともに前記パイロットクラッチ側カム部材との間に設けられたボールにより前記パイロットクラッチ側カム部材とボール・カム結合し、前記インナシャフトを前記アウタケースに摩擦係合するよう前記メインクラッチを作動させるメインクラッチ側カム部材と、から構成される電子制御カップリング装置を備えた四輪駆動車であって、運転者の要求する車両進行方向が前進方向または後退方向のいずれであるかを判定する進行方向判定手段と、前輪の回転速度および回転方向を検出する前輪回転検出手段と、後輪の回転速度および回転方向を検出する後輪回転検出手段と、前記前輪回転検出手段が検出した前記前輪の回転方向と前記後輪回転検出手段が検出した前記後輪の回転方向が、前記進行方向判定手段が判定した進行方向と相違するか否かを判定する方向相違判定手段と、前記前輪回転検出手段が検出した前記前輪の回転速度および回転方向と、前記後輪回転検出手段が検出した前記後輪の回転速度および回転方向との差に基づいて、前記パイロットクラッチ側カム部材と前記メインクラッチ側カム部材との間の相対的位置関係が、前記車両の前進時の位置関係であるか前記車両の後退時の位置関係であるかを判定するカム位置判定手段と、前記前輪の回転方向および前記後輪の回転方向が、前記進行方向判定手段が判定した進行方向と相違すると前記方向相違判定手段により判定されるとともに、前記カム位置判定手段により判定された前記パイロットクラッチ側カム部材と前記メインクラッチ側カム部材との間の相対的位置関係が、前記進行方向判定手段が判定した進行方向と反対の進行方向のときの相対的位置関係であるとき、前記コイルへの通電を停止する制御手段と、を備えた構成を有している。
この構成により、登坂路発進時におけるブレーキペダルからアクセルペダルへの踏み替えにより車両が後退したときにコイルへの通電が停止されることにより、パイロットクラッチ側カム部材とメインクラッチ側カム部材との間の相対的位置関係が車両の後退時の位置関係から車両の前進時の位置関係に速やかに変化することができる。この結果、登坂路発進時の後輪へのトルク伝達応答性を向上することができる。
本発明によれば、登坂路発進時の車両のずり下がりが発生すると電子制御カップリング装置のコイルへの通電を停止することにより、登坂路発進時におけるブレーキペダルからアクセルペダルへの踏み替えにより車両が後退したときにボールが中立位置となり、ボールが中立位置から車両前進位置に速やかに移動することができる。この結果、登坂路発進時の後輪へのトルク伝達応答性を向上することができる。
本発明の実施の形態に係る四輪駆動車の構成図である。 本発明の実施の形態に係る四輪駆動車の電子制御カップリング装置の断面図である。 本発明の実施の形態に係る四輪駆動車の電子制御カップリング装置のボール・カム機構の拡大図である。 本発明の実施の形態に係る四輪駆動車の車輪の回転とボール・カム機構のボールの位置との関係を示す図である。 (a)、(b)、(c)は、図3のA−A矢視図であり、ボール・カム機構が取り得る相対的位置関係を示す図である。 本発明の実施の形態に係る四輪駆動車の動作を説明するフローチャートを示す図である。 本発明の実施の形態に係る四輪駆動車の登坂路発進時におけるカップリング指令電流およびカムの相対位置の変化を示す図である。 本発明の実施の形態に係る四輪駆動車の前輪と後輪の回転速度の変化を示す図である。 従来の四輪駆動車の登坂路発進時における状態変化を示す図である。 従来の四輪駆動車の登坂路発進時におけるカップリング指令電流およびカムの相対位置を時系列で示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
まず、構成について説明する。
図1に示すように、四輪駆動車1は、エンジン11と、トランスアクスル12と、トランスファ13と、プロペラシャフト14と、リヤディファレンシャル16と、左前輪17Lと、右前輪17Rと、左後輪18Lと、右後輪18Rと、を有している。
プロペラシャフト14とリヤディファレンシャル16との間には、電子制御カップリング装置2が設けられており、この電子制御カップリング装置2は、前端部においてプロペラシャフト14に結合され、後端部においてリヤディファレンシャル16のリヤデフピニオン15に結合されている。左前輪17Lおよび右前輪17Rは、トランスアクスル12に結合され、プロペラシャフト14は、トランスファ13に結合され、左後輪18Lおよび右後輪18Rは、リヤディファレンシャル16に結合されている。
前述のように構成した四輪駆動車1においては、エンジン11が発生した動力は、トランスアクスル12によって四輪駆動車1の走行状態に応じた車輪駆動力に変換されている。
左前輪17Lおよび右前輪17Rは、トランスアクスル12に収納されているフロントディファレンシャル51を介して、車輪駆動力で駆動されるようになっている。
トランスファ13は、トランスアクスル12の車輪駆動力の出力軸方向を直角に変更して、トランスアクスル12の車輪駆動力をプロペラシャフト14に伝達する。プロペラシャフト14に伝達された車輪駆動力は、電子制御カップリング装置2、リヤディファレンシャル16を介して、左後輪18Lおよび右後輪18Rに伝達されるようになっている。
また、四輪駆動車1は、左前輪17Lの回転速度および回転方向を検出する左前輪回転センサ47Lと、右前輪17Rの回転速度および回転方向を検出する右前輪回転センサ47Rと、左後輪18Lの回転速度および回転方向を検出する左後輪回転センサ48Lと、右後輪18Rの回転速度および回転方向を検出する右後輪回転センサ48Rと、を備えている。これら、左前輪回転センサ47L、右前輪回転センサ47R、左後輪回転センサ48L、右後輪回転センサ48Rの検出信号はECU(Electronic Control Unit)100に入力されるようになっている。
具体的には、例えば、左前輪回転センサ47Lは、左前輪17Lの円周方向に配置される複数極のN/S極を有する図示しない磁気ロータと、磁気ロータの回転速度を検出する図示しない磁気ピックアップとから構成されている。磁気ピックアップは、左前輪17Lと同期回転する磁気ロータの各回転歯から発せられるパルス信号を検出するようになっている。左前輪回転センサ47Lは、磁気ピックアップにより検出されるパルス信号により左前輪17Lの回転速度を検出するとともに、磁気ロータの各回転歯により生成される磁界の向きを磁気ピックアップにより検出することにより左前輪17Lの回転方向を検出するようになっている。また、右前輪回転センサ47R、左後輪回転センサ48L、右後輪回転センサ48Rは、左前輪回転センサ47Lと同様に構成されている。
また、四輪駆動車1は、シフトレバー54の切替位置を検出するシフトポジションセンサ55を備えている。シフトレバー54は、運転者に、前進位置(Dレンジ)、後進位置(Rレンジ)、駐車位置(Pレンジ)、および中立位置(Nレンジ)のいずれかの切替位置(シフト)を選択させるように構成されている。シフトポジションセンサ55の検出信号はECU100に入力されるようになっている。
また、四輪駆動車1は、シフトポジションセンサ55によって入力される検出信号が表すシフトレバー54の切替位置と、左前輪回転センサ47L、右前輪回転センサ47R、左後輪回転センサ48L、右後輪回転センサ48Rの検出信号とに基づいて、電子制御カップリング装置2のコイル26への通電を制御するECU100を備えている。
ECU100は、図示しないCPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)および入出力インターフェースを有しており、ROMには、電子制御カップリング装置2のコイル26への通電を制御するためのマップやプログラムなどが記憶されており、シフトポジションセンサ55によって入力される検出信号が表すシフトレバー54の切替位置と、左前輪回転センサ47L、右前輪回転センサ47R、左後輪回転センサ48L、右後輪回転センサ48Rの検出信号とに基づいて、登坂路発進時の左後輪18Lと右後輪18Rへのトルク伝達応答性を向上するようコイル26への通電を制御するようになっている。
図2に示すように、電子制御カップリング装置2は、プロペラシャフト14に連結されるアウタケース21と、アウタケース21内にアウタケース21と同軸で、且つ、リヤデフピニオン15に連結されて設置され、軸受19bを介してアウタケース21に対して相対的に回転するインナシャフト22と、インナシャフト22が貫通するリヤカバー23と、により構成される。なお、図2は、軸線方向に沿って電子制御カップリング装置2の構成部品の半分のみを示し、残りの半分は省略している。アウタケース21は、軸受19aを介してハウジング20に回転可能に支持されており、ハウジング20はECU100とコイル26とを電気的に接続するケーブル26aを保持している。ハウジング20は、四輪駆動車1の車体に固定されている。
リヤカバー23は、磁性体である外周部23aと、同じく磁性体である内周部23bと、外周部23aと内周部23bの間に位置し、外周部23aと内周部23bの磁気的結合を遮断する非磁性体の中間リング23cと、を有する。
リヤカバー23は、その外周部23aに形成された環状溝23dを有し、この環状溝23dにOリング24を圧入することにより、アウタケース21に液密状態で嵌合固定されている。また、リヤカバー23は、その内周部23bに形成された環状溝23eを有し、この環状溝23eにXリング25を圧入することにより、インナシャフト22は、リヤカバー23に対して液密状態で相対的に回転できるようになっている。
リヤカバー23は、後方に開口した円筒状の凹部23fを有し、この凹部23fには、同心円状のコイル26およびコイル26を覆うヨーク27が配置される。なお、コイル26およびヨーク27は、ハウジング20とともに四輪駆動車1の車体に固定されている。リヤカバー23は、軸受19cを介してヨーク27に回転可能に結合されている。
インナシャフト22は、パイロットクラッチ側カム部材31を回転可能に支持している。アーマチュア32およびパイロットインナクラッチ板33は、パイロットクラッチ側カム部材31の外周部にスプライン結合して、パイロットクラッチ側カム部材31に対して軸方向に移動可能で、且つ、パイロットクラッチ側カム部材31と一緒に回転可能になっている。
アウタケース21の内周部には、パイロットアウタクラッチ板28がスプライン結合により取り付けられ、パイロットアウタクラッチ板28とパイロットインナクラッチ板33は、軸線方向に交互に配置され、パイロットクラッチPCを構成している。このように、パイロットクラッチPCは、パイロットアウタクラッチ板28とパイロットインナクラッチ板33を摩擦係合および非摩擦係合(解放)するよう作動し、アウタケース21とインナシャフト22の間のトルクの伝達と非伝達を行うようにしている。
アーマチュア32は、パイロットクラッチPCと後述するメインクラッチMCの間に配置されている。コイル26が通電状態にあるときには、ヨーク27、リヤカバー23の外周部23a、アーマチュア32およびリヤカバー23の内周部23bに磁束回路が形成され、アーマチュア32が磁気吸引されるようになっている。
メインクラッチ側カム部材34は、インナシャフト22にスプライン結合したカム部34aを有する。メインクラッチ側カム部材34のカム部34aおよびこのカム部34aに対向するパイロットクラッチ側カム部材31には、それぞれ円弧状の凹部が形成されて、これらの凹部にボール36が配置されている。すなわち、パイロットクラッチ側カム部材31とメインクラッチ側カム部材34は、図3に拡大図を示すように、ボール36を介してボール・カム結合されており、パイロットクラッチ側カム部材31、メインクラッチ側カム部材34およびボール36は、ボール・カム機構56を構成している。
メインクラッチ側カム部材34は、カム部34aでインナシャフト22にスプライン結合することにより、軸方向に移動可能で、且つ、インナシャフト22と一緒に回転可能に構成されている。メインインナクラッチ板35は、インナシャフト22にスプライン結合して、インナシャフト22に対して軸方向に移動可能で、且つ、インナシャフト22と一緒に回転可能に構成されている。
アウタケース21の内周部には、メインアウタクラッチ板29がスプライン結合により取り付けられており、メインアウタクラッチ板29とメインインナクラッチ板35は、軸線方向に交互に配置され、メインクラッチMCを構成している。このように、メインクラッチMCは、メインアウタクラッチ板29とメインインナクラッチ板35が摩擦係合および非摩擦係合することにより、インナシャフト22とアウタケース21を摩擦係合および非摩擦係合するよう作動し、アウタケース21とインナシャフト22の間のトルクの伝達と非伝達を行うように構成されている。
リヤカバー23とパイロットクラッチ側カム部材31の間にはスラストベアリング37が設けられ、リヤカバー23とインナシャフト22の間にはニードルベアリング38が設けられている。なお、アウタケース21、インナシャフト22およびリヤカバー23で画成された空間は、潤滑油を含んでいる。
上記のように構成された電子制御カップリング装置2において、コイル26が非通電状態であるときは、アーマチュア32は、コイル26により磁気吸引されないので、パイロットアウタクラッチ板28とパイロットインナクラッチ板33が非摩擦係合している状態、すなわち、パイロットクラッチPCは開放状態となる。したがって、アウタケース21のトルクは、パイロットクラッチ側カム部材31に伝達されないので、メインクラッチMCも開放状態となり、アウタケース21のトルクはインナシャフト22に伝達されない。
一方、コイル26が通電されたときは、コイル26が発生する磁力は、ヨーク27、リヤカバー23の外周部23aおよびリヤカバー23の内周部23bを介してアーマチュア32に伝播される。
このため、アーマチュア32は、コイル26の方向(図2の右方向)に磁気吸引されて、パイロットアウタクラッチ板28とパイロットインナクラッチ板33が互いに摩擦係合して、パイロットクラッチPCが摩擦係合状態になる。
パイロットクラッチPCが摩擦係合状態になると、アウタケース21のトルクがパイロットクラッチ側カム部材31に伝達され、パイロットクラッチ側カム部材31が回転する。このとき、まだメインクラッチ側カム部材34が回転していないので、パイロットクラッチ側カム部材31とメインクラッチ側カム部材34の間で回転速度差が発生する。このため、パイロットクラッチ側カム部材31とメインクラッチ側カム部材34の間に挟持されているボール36は、メインクラッチ側カム部材34の凹部のカム面に沿って移動し、パイロットクラッチ側カム部材31とメインクラッチ側カム部材34の間の間隔を押し広げる。
このため、メインクラッチ側カム部材34がパイロットクラッチ側カム部材31から離反する方向(図2の左方向)に移動して、メインアウタクラッチ板29とメインインナクラッチ板35が互いに摩擦係合して、メインクラッチMCは、摩擦係合状態となる。この結果、アウタケース21のトルクはインナシャフト22に伝達され、インナシャフト22が回転する。
パイロットクラッチ側カム部材31、メインクラッチ側カム部材34およびボール36の相対的位置関係は、コイル26(図2参照)が非通電状態である場合、またはコイル26が通電されていても前後輪差動回転が0である場合、すなわち左前輪17Lおよび右前輪17Rの回転速度と左後輪18Lおよび右後輪18Rの回転速度の差が0である場合は、図3のA―A矢視図である図5(a)に示すように、ボール36に対してパイロットクラッチ側カム部材31の凹部とメインクラッチ側カム部材34の凹部とが正対する中立状態となる。なお、このときのボール36の位置を中立位置という。
また、パイロットクラッチ側カム部材31、メインクラッチ側カム部材34およびボール36の相対的位置関係は、コイル26が通電されているときであって、図4に示す状態Aのように、四輪駆動車1が前進しているときに左前輪17Lおよび右前輪17Rの回転速度が左後輪18Lおよび右後輪18Rの回転速度より速い場合、または、図4に示す状態Dのように、四輪駆動車1が後退しているときに左前輪17Lおよび右前輪17Rの回転速度が左後輪18Lおよび右後輪18Rの回転速度より遅い場合には、図3のA−A矢視図である図5(b)に示すように、ボール36がパイロットクラッチ側カム部材31の凹部の一方のカム面に接するとともにメインクラッチ側カム部材34の凹部の一方のカム面に接する状態となる。この状態のとき、メインクラッチ側カム部材34がボール36に押されてメインクラッチMCを係合させる力が働く。なお、本明細書では、図5(b)に示すパイロットクラッチ側カム部材31、メインクラッチ側カム部材34およびボール36の相対的位置関係を"カムが前輪寄り"または"車両の前進時の位置関係"といい、このときのボール36の位置を"車両前進位置"という。
また、パイロットクラッチ側カム部材31、メインクラッチ側カム部材34およびボール36の相対的位置関係は、コイル26が通電されているときであって、図4に示す状態Bのように、四輪駆動車1が前進しているときに左前輪17Lおよび右前輪17Rの回転速度が左後輪18Lおよび右後輪18Rの回転速度より遅い場合、または、図4に示す状態Cのように、四輪駆動車1が後退しているときに左前輪17Lおよび右前輪17Rの回転速度が左後輪18Lおよび右後輪18Rの回転速度より速い場合には、図3のA−A矢視図である図5(c)に示すように、ボール36がパイロットクラッチ側カム部材31の凹部の他方のカム面に接するとともにメインクラッチ側カム部材34の凹部の他方のカム面に接する状態となる。この状態のとき、メインクラッチ側カム部材34がボール36に押されてメインクラッチMCを係合させる力が働く。なお、本明細書では、図5(c)に示すパイロットクラッチ側カム部材31、メインクラッチ側カム部材34およびボール36の相対的位置関係を"カムが後輪寄り"または"車両の後退時の位置関係"といい、このときのボール36の位置を"車両後退位置"という。
ここで、左前輪17Lおよび右前輪17Rの回転速度と、左後輪18Lおよび右後輪18Rの回転速度に差が生じるのは、左前輪17Lおよび右前輪17Rに加わる荷重と、左後輪18Lおよび右後輪18Rに加わる荷重が異なるために、左前輪17Lおよび右前輪17Rの潰れる量と、左後輪18Lおよび右後輪18Rの潰れる量とが異なって、左前輪17Lおよび右前輪17Rのタイヤ径と、左後輪18Lおよび右後輪18Rのタイヤ径に差が生じた状態でこれら左前輪17L、右前輪17R、左後輪18L、右後輪18Rが回転するためである。例えば、左後輪18Lおよび右後輪18Rに加わる加重が左前輪17Lおよび右前輪17Rに加わる荷重よりも大きく、且つ、左後輪18L、右後輪18R、左前輪17L、右前輪17Rに駆動力が掛かっていない場合、または、四輪駆動車1がエンジンブレーキや制動操作により減速しているために左前輪17Lおよび右前輪17Rの制動力が左後輪18Lおよび右後輪18Rの制動力より大きい場合に、図4の状態Bのように、四輪駆動車1が前進しているときに左前輪17Lおよび右前輪17Rの回転速度が左後輪18Lおよび右後輪18Rの回転速度より遅くなる。
次に、本発明の実施の形態に係る四輪駆動車1の動作について説明する。なお、以下の処理は、所定の制御周期毎に実行される。
図6のフローチャートに示すように、まず、ECU100は、シフトポジションセンサ55からの検出信号により、運転者が要求する車両の進行方向が前進方向であるか否かを判定する(ステップS1)。具体的には、ECU100は、シフトポジションセンサ55からの検出信号が前進位置(Dレンジ)を表すものであるときに、運転者が要求する車両の進行方向が前進方向であると判定する。なお、ECU100は、シフトポジションセンサ55からの検出信号が後退位置(Rレンジ)を表すものであるときに、運転者が要求する車両の進行方向が後退方向であると判定する。
次いで、ECU100は、ステップS1の判定が"YES"であったとき、左前輪回転センサ47L、右前輪回転センサ47R、左後輪回転センサ48L、右後輪回転センサ48Rがそれぞれ検出した左前輪17L、右前輪17R、左後輪18L、右後輪18Rの回転方向が、後退方向であるか否かを検出する(ステップS2)。すなわち、ECU100は、四輪駆動車1が登坂路を発進する際に、左前輪17L、右前輪17R、左後輪18L、右後輪18Rの検出信号に基づいて、四輪駆動車1の進行方向が、ブレーキペダルからアクセルペダルに踏み替えを行う際の車両のずり下がりによって、運転者の要求する車両の進行方向と相違する後退方向となっているか否かを判定している。ここで、車両のずり下がりとは、図8に示すように、登坂路発進時に、0秒でブレーキペダルからアクセルペダルへの踏み替えを行ってから、0.5秒で駆動力が伝達され約1.6秒で前進方向に進むまでの、左前輪17L、右前輪17R、左後輪18L、右後輪18Rの回転方向が後退方向となる状態である。ステップS2の判定は、図7では、ブレーキペダルからアクセルペダルへの踏み替えが行われてから0.25秒経過後に行われている。
次いで、ECU100は、ステップS2の判定が"YES"であったとき、カムの相対位置が後輪寄りであるか否かを判定する(ステップS3)。具体的には、ECU100は、左前輪回転センサ47Lおよび右前輪回転センサ47Rがそれぞれ検出した左前輪17Lおよび右前輪17Rの回転速度が、左後輪回転センサ48Lおよび右後輪回転センサ48Rがそれぞれ検出した左後輪18Lおよび右後輪18Rの回転速度より遅い場合、パイロットクラッチ側カム部材31とメインクラッチ側カム部材34との相対的位置関係が図5(c)に示すように"カムが後輪寄り"または"車両の後退時の位置関係"であると判定する。
次いで、ECU100は、ステップS3の判定が"YES"であったとき、ボール36が図5(c)の位置から図5(b)の位置に速やかに移動するよう、電子制御カップリング装置2のコイル26への通電を停止する(ステップS4)。ステップS4によるコイル26への通電の停止は、図7では、ブレーキペダルからアクセルペダルへの踏み替えが行われてから0.25秒経過後に行われている。
一方、ステップS1、ステップS2、ステップS3の判定が"NO"であった場合、ECU100は、後続するステップを実行することなく処理を終了し、次の制御周期において図6の処理を行う。
また、ステップS4の実行によって、ボール36が図5(c)の位置から図5(a)の位置に移動した後は、次の制御周期においてステップS3の判定が"NO"となるため、登坂路発進時の通常の制御に戻り、電子制御カップリング装置2のコイル26への通電が行われ、図7の0.25秒以降のように、カムの相対位置が正の方向に変化し、ボール36が図5(a)の位置から図5(b)の位置に移動する。
このように、図6のフローチャートにおいては、ECU100は、運転者が要求する車両の進行方向が前進方向で、且つ、実際の車両の進行方向が後退方向であるとき、パイロットクラッチ側カム部材31とメインクラッチ側カム部材34との相対的位置関係が図5(c)に示す位置関係となっていた場合は、電子制御カップリング装置2のコイル26への通電を停止して、ボール36が図5(c)の位置から図5(b)の位置に速やかに移動するようになっている。具体的には、図7に示すように、ブレーキペダルからアクセルペダルへの踏み替えが行われてから1.5秒経過後にカムの相対位置が60°の状態、すなわち、パイロットクラッチ側カム部材31とメインクラッチ側カム部材34との相対的位置関係が図5(b)の状態となる。このため、図10の従来の場合のように、ブレーキペダルからアクセルペダルへの踏み替えが行われてから2秒経過後にカムの相対位置が60°の状態となるのに対して、トルク伝達応答性が1.5秒短縮される。
以上説明したように、本実施の形態に係る四輪駆動車においては、ECU100は、左前輪17Lと右前輪17Rの回転方向および左後輪18Lと右後輪18Rの回転方向が、シフトポジションセンサ55が検出した進行方向と相違すると判定するとともに、パイロットクラッチ側カム部材31とメインクラッチ側カム部材34との間の相対的位置関係が、シフトポジションセンサ55が検出した進行方向と反対の進行方向のときの相対的位置関係であるとき、電子制御カップリング装置2のコイル26への通電を停止するので、登坂路発進時におけるブレーキペダルからアクセルペダルへの踏み替えにより車両が後退した場合に、ボール36が車両後退位置から中立位置に戻ることとなる。このため、ボール36が中立位置から車両前進位置に速やかに移動することができる。この結果、登坂路発進時の左後輪18Lと右後輪18Rへのトルク伝達応答性を向上することができる。
前述した本実施の形態においては、シフトポジションセンサ55からの検知信号により運転者の要求する車両の進行方向をECU100が判定しているが、本発明は、これに限らず、マニュアルトランスミッションを搭載している場合には、エンジン回転数と車輪速度からギヤ比を算出するとともに、各ギヤ段のギヤ比の設計値と比較して選択されたギヤ段を求め、運転者の要求する車両の進行方向をECU100が判定するようにしてもよい。
以上説明したように、本発明に係る四輪駆動車は、登坂路発進時の後輪へのトルク伝達応答性を向上することができるという効果を奏し、電子制御カップリング装置を備えた四輪駆動車に有用である。
1 四輪駆動車
2 電子制御カップリング装置
14 プロペラシャフト
15 リヤデフピニオン
16 リヤディファレンシャル
17L 左前輪
17R 右前輪
18L 左後輪
18R 右後輪
21 アウタケース
22 インナシャフト
26 コイル
27 ヨーク
31 パイロットクラッチ側カム部材
32 アーマチュア
34 メインクラッチ側カム部材
36 ボール
47L 左前輪回転センサ(前輪回転検出手段)
47R 右前輪回転センサ(前輪回転検出手段)
48L 左後輪回転センサ(後輪回転検出手段)
48R 右後輪回転センサ(後輪回転検出手段)
55 シフトポジションセンサ(進行方向判定手段)
56 ボール・カム機構
100 ECU(進行方向判定手段、方向相違判定手段、カム位置判定手段、制御手段)
PC パイロットクラッチ
MC メインクラッチ

Claims (1)

  1. プロペラシャフトに連結されるアウタケースと、
    リヤディファレンシャルに連結され、前記アウタケースに対して相対的に回転することができるインナシャフトと、
    前記アウタケースおよび前記インナシャフトに対して相対的に回転することができるパイロットクラッチ側カム部材と、
    前記パイロットクラッチ側カム部材を前記アウタケースに摩擦係合させることができるパイロットクラッチと、
    前記インナシャフトを前記アウタケースに摩擦係合させることができるメインクラッチと、
    前記パイロットクラッチと前記メインクラッチの間に位置し、前記パイロットクラッチ側カム部材にスプライン結合したアーマチュアと、
    通電時に前記アーマチュアを磁気吸引し、前記パイロットクラッチ側カム部材を前記アウタケースに摩擦係合するよう前記パイロットクラッチを作動させるコイルと、
    前記インナシャフトにスプライン結合されるとともに前記パイロットクラッチ側カム部材との間に設けられたボールにより前記パイロットクラッチ側カム部材とボール・カム結合し、前記インナシャフトを前記アウタケースに摩擦係合するよう前記メインクラッチを作動させるメインクラッチ側カム部材と、から構成される電子制御カップリング装置を備えた四輪駆動車であって、
    運転者の要求する車両進行方向が前進方向または後退方向のいずれであるかを判定する進行方向判定手段と、
    前輪の回転速度および回転方向を検出する前輪回転検出手段と、
    後輪の回転速度および回転方向を検出する後輪回転検出手段と、
    前記前輪回転検出手段が検出した前記前輪の回転方向と前記後輪回転検出手段が検出した前記後輪の回転方向が、前記進行方向判定手段が判定した進行方向と相違するか否かを判定する方向相違判定手段と、
    前記前輪回転検出手段が検出した前記前輪の回転速度および回転方向と、前記後輪回転検出手段が検出した前記後輪の回転速度および回転方向との差に基づいて、前記パイロットクラッチ側カム部材と前記メインクラッチ側カム部材との間の相対的位置関係が、前記車両の前進時の位置関係であるか前記車両の後退時の位置関係であるかを判定するカム位置判定手段と、
    前記前輪の回転方向および前記後輪の回転方向が、前記進行方向判定手段が判定した進行方向と相違すると前記方向相違判定手段により判定されるとともに、前記カム位置判定手段により判定された前記パイロットクラッチ側カム部材と前記メインクラッチ側カム部材との間の相対的位置関係が、前記進行方向判定手段が判定した進行方向と反対の進行方向のときの相対的位置関係であるとき、前記コイルへの通電を停止する制御手段と、を備えたことを特徴とする四輪駆動車。
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