JP2010253052A - 芳香剤容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】ゲル状芳香剤が収縮して底部分に偏在した場合でも、揮散量の著しい減少を生じることなく、揮散成分の揮散による所望の芳香作用を効果的に保持することのできる芳香剤容器を提供する。
【解決手段】揮散成分を揮散しつつ水分を分離しながら収縮するゲル状芳香剤12を収容した箱状の容器本体11を含む芳香剤容器10であって、容器本体11は、底部13と、該底部13の周縁部13aから立設する周壁部14と、揮散開口15が形成される天面部16とを備えており、底部13は、周縁部13aとの間に肩部17を介在させて下段底部18が設けられた2段構造を有しており、且つ肩部17には、底部揮散開口形成部19が、使用前には閉塞開放手段20によって閉塞された状態で設けられている。
【選択図】図2

Description

本発明は、芳香剤容器に関し、特に、ゲル状芳香剤を収容した箱状の容器本体を含む芳香剤容器に関する。
芳香剤、消臭剤等の薬剤を吸収した粒状ゲルを収容して、揮散成分を揮散させる容器が種々開発されている(例えば、特許文献1参照)。これらのゲル状の芳香剤等を収容した容器では、ゲル状の芳香剤等は、一般に揮散成分を揮散しつつ界面活性剤や溶剤等の水分を分離させるものであり、また揮散成分は、容器の上部に設けられた揮散開口から揮散させるようになっている。
特開2007−175310号公報
一方、ゲル状の芳香剤等の薬剤は、揮散成分を揮散しつつ収縮するものでもあることから、時間の経過と共に揮散成分が減少して収縮すると、容器の底部分にゲル状の芳香剤等が偏在した状態となり、揮散成分自体の揮散量が減少すると共に、底部分に偏在したゲル状の芳香剤等と容器の上部の揮散開口との間の距離が遠くなることによって、揮散開口からスムーズに揮散成分を揮散さることができなくなるため、揮散成分の揮散による芳香作用等が著しく低下することになる。
本発明は、ゲル状芳香剤が収縮して底部分に偏在した場合でも、揮散量の著しい減少を生じることなく、揮散成分の揮散による所望の芳香作用を効果的に保持することのできる芳香剤容器を提供することを目的とする。
本発明は、揮散成分を揮散しつつ水分を分離しながら収縮するゲル状芳香剤を収容した箱状の容器本体を含む芳香剤容器であって、前記容器本体は、底部と、該底部の周縁部から立設する周壁部と、揮散開口が形成される天面部とを備えており、前記底部は、前記周縁部との間に肩部を介在させて下段底部が設けられた2段構造を有しており、且つ前記肩部又は前記下段底部に縁部を介して直接接続している前記周壁部には、底部揮散開口形成部が、使用前には閉塞開放手段によって閉塞された状態で設けられている芳香剤容器を提供することにより、上記目的を達成したものである。
本発明の芳香剤容器によれば、ゲル状芳香剤が収縮して底部分に偏在した場合でも、揮散量の著しい減少を生じることなく、揮散成分の揮散による所望の芳香作用を効果的に保持することができる。
本発明の好ましい一実施形態に係る芳香剤容器の分解斜視図である。 (a)は本発明の好ましい一実施形態に係る芳香剤容器の容器本体の正面図、(b)は(a)のA−A線断面図、(c)は底面図である。 図2(b)のB部拡大斜視図である。 (a)は底部揮散開口を形成する前の状態の図2(b)のB部拡大断面図、(b)は底部揮散開口を形成した状態の図2(b)のB部拡大断面図である。 容器本体の分解斜視図である。 縦にした使用状態を説明する容器本体の側面図である。 容器本体の他の形態を例示する底部側から視た斜視図である。 容器本体のさらに他の形態を例示する底部側から視た斜視図である。 (a),(b)は、底部揮散開口形成部が設けられた肩部の他の形態を例示する拡大略示断面図である。
本発明の好ましい一実施形態に係る芳香剤容器10は、図1に示すように、好ましくは、球形粒状のゲル状芳香剤12(図5参照)を多数収容した箱状の容器本体11と、容器本体11を着脱可能に収容するカバー体22とからなり、容器本体11に形成された揮散開口から揮散成分を揮散させて、芳香作用を発揮させるものである。また、本実施形態の芳香剤容器10は、揮散成分の揮散が進行してゲル状芳香剤12が収縮することにより、容器本体11の底部分にゲル状芳香剤12が偏在した場合でも、揮散量が著しく減少することを回避して所望の芳香作用を持続させる機能を備えると共に、ゲル状芳香剤12から分離した界面活性剤や溶剤等の水分が容器本体11から漏れ出ることを防止できる機能を備えている。
すなわち、本実施形態の芳香剤容器10は、揮散成分を揮散しつつ水分を分離しながら収縮するゲル状芳香剤12を収容した箱状の容器本体11を含んでおり、容器本体11は、底部13と、該底部13の周縁部13aから立設する周壁部14と、揮散開口15が形成される天面部16とを備えており、底部13は、図2(a)〜(c)に示すように、周縁部13aとの間に肩部17を介在させて下段底部18が設けられた2段構造を有しており、且つ肩部17には、底部揮散開口形成部19が、使用前には閉塞開放手段20によって閉塞された状態で設けられている。
また、本実施形態では、周囲に外側揮散開口21が設けられたカバー体22を備えており、ゲル状芳香剤12を収容した容器本体11をカバー体22の内部に装着して用いることができるようになっている。
本実施形態では、容器本体11は、図2(a)〜(c)及び図5に示すように、好ましくは合成樹脂製の成形品であって、角部が弧状に面取りされた略正方形の平面形状を有する箱状に形成される。また容器本体11は、略正方形の底部13と、底部13の弧状に面取りされた周縁部13aから上方に連続して立設する周壁部14とからなり、周壁部14は、上方に向けて外側にやや傾いた状態で立設していると共に、周壁部14の上端の周縁リブ14aによって縁取りされた天面部16は、揮散開口15を形成可能な開口面となっている。例えば、ゲル状芳香剤12を収容した後に、開口面となった天面部16を覆って、複数の揮散開口15が開口形成された被覆シート23を、周壁部14の上端の周縁リブ14aに貼着支持させて取り付けることにより、天面部16に略均等に分散配置された複数の揮散開口15が容易に形成されることになる。
また、本実施形態では、2段構造となった略正方形の底部13は、好ましくは、その周縁部13aの全周に亘って、当該周縁部13aと下段底部18との間に介在する平坦な肩部17が、略同じ幅で環状に連続して設けられている。これによって、下段底部18は、肩部17によって周囲を囲まれた底部13の中央部分に、底部13と同芯の相似形状に配置されると共に、下段底部18は、肩部17から一段下がって凹状に設けられることにより、ゲル状芳香剤12から分離した水分を液溜めする液溜り部24(図2(c)参照)を形成することになる。
さらに、本実施形態では、好ましくは略正方形の底部13の4辺に沿った肩部17には、各々、底部揮散開口形成部19が、周縁部13aとの間に間隔をおいた位置に、閉塞開放手段20によって閉塞された状態で設けられている。本実施形態では、底部揮散開口形成部19は、図3及び図4(a),(b)に示すように、肩部17の幅方向略中央部分から垂直下方に突出して設けられた、閉塞開放手段20としての帯板形状のリブ板25の基端部25aの、周囲を薄肉部26によって囲まれる部分によって形成されている。すなわち、リブ板25の基端部25aに近接する周囲の部分に切込み27を入れることで形成された、リブ板25を傾倒させることにより破断する易破断部としての薄肉部26によって囲まれる、縦長帯状の部分が、底部揮散開口形成部19として設けられることになる。
これによって、例えば芳香剤容器10が使用される前の、薄肉部26が破断することなく残っていて、閉塞開放手段20としてのリブ板25の基端部25aによって底部揮散開口形成部19が閉塞されている状態から(図4(a)参照)、例えば芳香剤容器10の使用時にリブ板25に手指を掛けて傾倒させることにより、例えば傾倒する側とは反対に位置する薄肉部26が破断することによって、底部揮散開口形成部19による底部揮散開口28が、容器本体11の底部13に容易に形成されることになる(図4(b)参照)。
なお、底部揮散開口形成部19及び閉塞開放手段20は、上述のリブ板25と薄肉部26とからなるものである必要は必ずしもなく、例えば肩部17を肉厚方向に貫通する貫通開口部を底部揮散開口形成部19として形成すると共に、この貫通開口部を閉塞して剥離可能な貼着シートを貼り付けておき、この貼着シートを閉塞開放手段20として芳香剤容器10の使用時に引き剥がすことによって、貫通開口部による揮散開口を形成することもできる。
また、本実施形態では、閉塞開放手段20としてのリブ板25は、底部13の肩部17から、下段底部18の突出高さよりも低い高さで下方に突出して設けられている。リブ板25が下段底部18よりも低い高さで下方に突出して設けられていることにより、リブ板25の折損を効果的に回避することが可能になる。
そして、本実施形態では、略正方形の平面形状を有する容器本体11の周壁部14の一部には、図1及び図2(a),(c)に示すように、周壁部揮散開口29が開口形成されている。また、本実施形態では、略正方形の底部13の4辺に沿った肩部17に各々底部揮散開口形成部19が設けられていることにより、周壁部揮散開口29が形成された一辺と対向する対向辺に沿った肩部17にも、底部揮散開口形成部19が設けられていることになる。これによって、例えば図6に示すように、容器本体11の周壁部揮散開口29が形成された周壁部14を上にして、立てた状態で芳香剤容器10を使用した場合でも、上面の周壁部揮散開口29から揮散成分を揮散させることが可能になると共に、下端部の底部揮散開口形成部19による底部揮散開口28からも揮散成分を揮散させることが可能になり、且つ底部揮散開口形成部19が周縁部13aとの間に間隔をおいた位置に設けられていることから、当該底部揮散開口形成部19よりも下方の部分が液溜り部24’として機能して、後述する容器本体11の底部13を下側に配置した平置き状態で芳香剤容器10を使用した場合と同様の作用効果が奏されることになる。
また、本実施形態では、容器本体11が装着されるカバー体22は、図1に示すように、好ましくは合成樹脂製の成形品であって、蓋部材30によって開閉可能な中空六面体形状の箱体として形成される。カバー体22の周囲には、蓋部材30の部分も含めて外側揮散開口21が設けられており、容器本体11から揮散された揮散成分を、これらの外側揮散開口21を介して外気に揮散させることができるようになっている。
ここで、本実施形態では、カバー体22の内側の底面角部には、蓋部材30によって開閉可能な開口面から奥部に向って延設して、一対の位置決めガイド台31が両側に設けられている。芳香剤容器10の使用時に、例えば容器本体11の閉塞開放手段20としてのリブ板25を傾倒させて底部揮散開口28を形成した後に、底部13の当該底部揮散開口28よりも外側の部分を一対の位置決めガイド台31の上面に各々載置した状態で、容器本体11をカバー体22に装着して、底部揮散開口28を一対の位置決めガイド台31の各対向面31aの内側に配置させることにより、装着された容器本体11の周囲には、カバー体22との間に、揮散成分をスムーズに通過させるスペースが容易に確保されることになる。
そして、上述の構成を備える本実施形態の芳香剤容器10によれば、ゲル状芳香剤12が収縮して容器本体11の底部分に偏在した場合でも、揮散量の著しい減少を生じることなく、揮散成分の揮散による所望の芳香作用を効果的に保持することが可能になる。
すなわち、本実施形態によれば、容器本体11の底部13は、周縁部13aとの間に肩部17を介在させて下段底部18が設けられた2段構造を有しており、且つ肩部17には、底部揮散開口形成部19が設けられているので、平置き状態で使用された際に、下段底部18よりも一段高い肩部17に底部揮散開口形成部19による底部揮散開口28が形成されることにより、下段底部18を液溜り部24としてゲル状芳香剤12から分離した水分を漏れ出させることなく液溜めしつつ、揮散開口15,29から容器本体11の内部を経て底部揮散開口28を通過する空気の流れを生じさせることが可能になる。これによって、ゲル状芳香剤12が収縮して容器本体11の底部分に偏在した場合でも、ゲル状芳香剤12の全体に空気を接触させや易くすることが可能になると共に、底部揮散開口28からフレッシュな香りを揮散させて、揮散成分の揮散による所望の芳香作用を効果的に保持することが可能になる。これは、ゲル状芳香剤12が収縮しても、底部揮散開口28付近にゲル状芳香剤12が常に存在するからである。
液溜り部24の深さHは、ゲル状芳香剤12から分離する水分量の他、薬剤等を吸収させる前の粒状吸収体の直径によっても定められる。すなわち、液溜り部24に粒状吸収体を適量充填した後に容器本体11の上部より薬剤等を充填する際に、充填される薬剤の勢いにより粒状吸収体が容器本体11から飛び出さない程度の深さHが必要である。例えば、薬剤等を吸収させる前の粒状吸収体の直径が2〜3mmの場合には、深さHが4〜10mmが好ましい。
図7は、容器本体の他の形態を例示するものである。図7に示す容器本体11’では、図2(a)〜(c)に示す上述の容器本体11と略同様の構成を備える他、2段構造となった略正方形の底部13’は、周壁部14’に周壁部揮散開口29’が開口形成された一辺を除く三辺に沿った部分においてのみ、周縁部13a’と下段底部18’との間に平坦な肩部17’が介在して設けられている点で、図2(a)〜(c)に示す容器本体11と相違している。そして、周壁部14’に周壁部揮散開口29’が開口形成された一辺に沿った縁部130a’は、肩部を介在させることなく、下段底部18’と同じ高さに配置されて当該下段底部18’に直接に接続している。
図7に示す容器本体11’では、一段高くなった肩部17’が底部13’の三辺に沿ってコの字状に設けられていることにより、上述のカバー体22に装着して用いる際に、カバー体22への挿入方向を明確にすることが可能になる。また、容器本体11’をカバー体22に装着したまま、図6に示す容器本体11’を立てた状態で芳香剤容器10を使用する場合でも、蓋部材30を上面に配置させることにより、周壁部揮散開口29’を上に向けて芳香剤容器10が設置されるように容易に誘導することが可能になる。
詳述すると、容器本体11’は、略矩形又は略正方形(本実施形態では略正方形)の平面形状を有すると共に、略矩形又は略正方形の一辺に沿った縁部130a’から立設する周壁部14’に周壁部揮散開口29’が形成されている。また、容器本体11’の底部13’の周縁部13a’と下段底部18’との間の肩部17’は「コの字」を形成している。すなわち、肩部17’は、周壁部揮散開口29’が形成された周壁部14’の一辺と下段底部18’を挟んで対向する側を「コの字」の底辺として、連続した三辺に沿って形成されている。この「コの字」の肩部17’が容器本体11’の装着方向規制手段200となる。一方、カバー体22の内側の底面角部に、蓋部材30によって開閉可能な開口面から奥部に向って延設する一対の位置決めガイド台31が両側に設けられている。当該位置決めガイド台31が、装着される容器本体11’の肩部17’と係合して、カバー体22の装着方向規制手段200となる。
図8は、容器本体のさらに他の形態を例示するものである。図8に示す容器本体11”では、図2(a)〜(c)に示す上述の容器本体11と略同様の構成を備える他、2段構造となった略正方形の底部13”は、周壁部14”に周壁部揮散開口29”が開口形成された一辺を除く三辺に沿った部分においてのみ、周縁部13a”と下段底部18”との間に平坦な肩部17”が介在して設けられている点、及びこれらの肩部17”には、底部揮散開口を形成するための底部揮散開口形成部が設けられていない点で、図2(a)〜(c)に示す容器本体11と相違している。そして、図8に示す容器本体11”では、周壁部14”に周壁部揮散開口29”が開口形成された一辺に沿った縁部130a”は、肩部を介在させることなく、下段底部18”と同じ高さに配置されて当該下段底部18”に直接に接続している。また、周壁部揮散開口29”は、下段底部18”に近接する部分29a”まで延設(即ち、周壁部揮散開口29”は、その一端29a”が周壁部14”の高さ方向において、縁部130a”と肩部17”の間まで延設)しており、この下段底部18”に近接する部分29a”は、底部揮散開口形成部19”として機能することになる。
すなわち、周壁部揮散開口29”の下段底部18”に近接する部分29a”は、他の部分と共に、芳香剤容器10が使用に供されるまでの間、例えば貼着シートで覆われて閉塞されていることで、当該周壁部揮散開口29”から揮散成分が揮散されないようになっている。また芳香剤容器10の使用時には、この貼着シートを閉塞開放手段として引き剥がすことによって、下段底部18”に近接する部分29a”による底部揮散開口を、他の部分による周壁部揮散開口29”と共に形成することができるようになっている。
図8に示す容器本体11”では、これを平置き状態として芳香剤容器10を使用する際に(図2(a)参照)、底部13”の下段底部18”に縁部130a”を介して直接接続している周壁部14”には、周壁部揮散開口29”の下段底部18”に近接する部分29a”によって、底部揮散開口が形成されることになる。これによって、肩部17”に底部揮散開口や底部揮散開口形成部を設けなくても、揮散開口15,29”から容器本体11”の内部を経て周壁部揮散開口29”の下段底部18”に近接する部分29a”(底部揮散開口)を通過する空気の流れを生じさせることが可能になり、上述と同様の作用効果を奏することになる。なお、前述と同様に「コの字」の肩部17”が容器本体11”の装着方向規制手段200となる。
本発明は上記実施形態に限定されることなく種々の変更が可能である。例えば、容器本体を外カバーの内部に装着して用いる必要は必ずしも無く、容器本体単独で芳香剤容器として用いることもできる。また、容器本体は、略矩形又は略正方形の平面形状を有している必要は必ずしも無く、肩部は、底部の周縁部の全周に亘って連続して設けられている必要は必ずしも無い。さらに、図9(a),(b)に示すように、肩部17aを液溜り部24に向って下方に傾斜する傾斜面として形成することもでき、これによって、収縮したゲル状芳香剤12を、肩部17aに滞留させることなく、底部揮散開口28からこぼれ落ちるのを回避しつつ液溜り部24に向けてスムーズに落下させることが可能になる。さらにカバー体は、中空六面体形状の箱体である必要はなく、中空部分に容器本体を装着できれば、カバー体の外形が例えば楕円柱状等の中空六面体形状以外の形状であっても良い。
10 芳香剤容器
11,11’,11” 容器本体
12 ゲル状芳香剤
13,13’,13” 底部
13a,13a’,13a” 底部の周縁部
130a’,130a” 縁部
14,14’,14” 周壁部
15 揮散開口
16 天面部
17,17’,17”,17a 肩部
18,18’,18” 下段底部
19,19’,19” 底部揮散開口形成部
20 閉塞開放手段
21 外側揮散開口
22 カバー体
23 被覆シート
24,24’ 液溜り部
25 リブ板
25a リブ板の基端部
26 薄肉部
27 切込み
28 底部揮散開口
29,29’,29” 周壁部揮散開口
29a” 周壁部揮散開口の下段底部に近接する部分
30 蓋部材
31 位置決めガイド台
200 装着方向規制手段

Claims (5)

  1. 揮散成分を揮散しつつ水分を分離しながら収縮するゲル状芳香剤を収容した箱状の容器本体を含む芳香剤容器であって、前記容器本体は、底部と、該底部の周縁部から立設する周壁部と、揮散開口が形成される天面部とを備えており、前記底部は、前記周縁部との間に肩部を介在させて下段底部が設けられた2段構造を有しており、且つ前記肩部又は前記下段底部に縁部を介して直接接続している前記周壁部には、底部揮散開口形成部が、使用前には閉塞開放手段によって閉塞された状態で設けられている芳香剤容器。
  2. 前記肩部は、前記底部の周縁部の全周に亘って連続して設けられている請求項1記載の芳香剤容器。
  3. 前記容器本体は、略矩形又は略正方形の平面形状を有している請求項1又は2記載の芳香剤容器。
  4. 前記略矩形又は略正方形の平面形状の一辺に沿った前記周壁部に、周壁部揮散開口が形成されており、少なくと前記一辺と対向する対向辺に沿った前記肩部に、前記底部揮散開口形成部が設けられている請求項3記載の芳香剤容器。
  5. 周囲に外側揮散開口が設けられたカバー体を備えており、前記ゲル状芳香剤を収容した前記容器本体を該外カバーの内部に装着して用いる請求項1〜4のいずれかに記載の芳香剤容器。
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