JP2010252260A - ネットワークサーバ、メディア形式変換方法、及び、メディア形式変換システム - Google Patents

ネットワークサーバ、メディア形式変換方法、及び、メディア形式変換システム Download PDF

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Abstract

【課題】ネットワークを介したコンテンツの出力においてより優れた互換性を有するネットワークサーバ等を提供する。
【解決手段】ネットワークを介して接続されたクライアント装置からコンテンツを受信する受信部と、コンテンツのメタデータを取得し、メタデータに応じてコンテンツのメディア形式を変換するか否かを決定し、メタデータに応じて変換後のメディア形式を選択する変換判定部と、コンテンツのメディア形式を前記変換判定部で選択されたメディア形式に変換する形式変換部と、を備えるネットワークサーバ。
【選択図】図2

Description

本発明は、ネットワークサーバ、メディア形式変換方法、及び、メディア形式変換システムに関する。より詳しくは、コンテンツのメディア形式を変換するネットワークサーバ、メディア形式変換方法、及び、メディア形式変換システムに関する。
近年、テレビ放送等のコンテンツを記憶媒体に記録し、記憶されたコンテンツをネットワークを介して出力するネットワークサーバについて研究が行われている。ネットワークサーバは、記録されたコンテンツをHDMI(High−Definition Multimedia Interface、登録商標)ケーブル等を介して出力するだけでなく、各種のホームネットワークを介して表示装置に出力することができる。ホームネットワークとは、例えば、DLNA(Digital Living Network Alliance、登録商標)で規定されるネットワークなどである。
ホームネットワークを経由してTSパケットが伝送される場合においては、伝送する側の装置がTSパケットにタイムスタンプを付加し、受信機がTSパケットに付加されているタイムスタンプを使用して、当該TSパケットをデコーダに出力するタイミングを制御する方法が有効である。例えば、TSパケットにタイムスタンプを付加する技術としては様々なものが開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−61150号公報
しかし、多様なメディア形式が存在するため、ネットワークサーバがネットワークを介してコンテンツを表示装置に出力しても、表示装置が出力されたコンテンツを適切に処理できない場合があった。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、ネットワークを介した出力においてより優れた互換性を有する、新規かつ改良されたネットワークサーバ、メディア形式変換方法、及び、メディア形式変換システムを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、ネットワークを介して接続されたクライアント装置からコンテンツを受信する受信部と、上記コンテンツのメタデータを取得し、上記メタデータに応じて上記コンテンツのメディア形式を変換するか否かを決定し、上記メタデータに応じて変換後のメディア形式を選択する変換判定部と、上記コンテンツのメディア形式を上記変換判定部で選択されたメディア形式に変換する形式変換部と、を備えるネットワークサーバ。
上記変換判定部は、上記受信部が上記コンテンツを受信する前提として、上記メタデータを上記クライアント装置から取得するようにしてもよい。
上記ネットワークサーバは、上記クライアント装置から受信したコンテンツ又は上記形式変換部で変換されたコンテンツをネットワークを介して接続された表示装置に配信する配信部をさらに備えていてもよい。
上記ネットワークサーバは、変換後のメディア形式の優先順位を示す情報が記憶されたメディア形式情報記憶部をさらに備え、上記変換判定部は、上記優先順位に従って変換後のメディア形式を選択するようにしてもよい。
上記変換判定部は、上記コンテンツのメディア形式がタイムスタンプを有しないものであるとき、変換後のメディア形式としてタイムスタンプが付加されたメディア形式を選択するようにしてもよい。
上記クライアント装置と上記受信部とはDLNAによるネットワークを介して通信し、上記変換判定部は、上記クライアント装置から送信されたCDS:CreateObjectリクエストの入力引数で指定されたプロトコル情報に基づいてメディア形式を変換するか否かを決定し、変換後のメディア形式を決定するようにしてもよい。
上記受信部は、上記クライアント装置から送信されたhttp postリクエストに従って上記コンテンツのデータを取得するようにしてもよい。
上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、ネットワークを介して接続されたクライアント装置からコンテンツのメタデータを取得し、上記メタデータに応じて上記コンテンツのメディア形式を変換するか否かを決定し、上記メタデータに応じて変換後のメディア形式を選択する変換判定ステップと、上記クライアント装置から上記コンテンツを受信する受信ステップと、上記コンテンツのメディア形式を上記変換判定ステップで選択されたメディア形式に変換する形式変換ステップと、を含むメディア形式変換方法が提供される。
上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、ネットワークを介して接続されたクライアント装置からコンテンツを受信する受信部と、上記コンテンツのメタデータを取得し、上記メタデータに応じて上記コンテンツのメディア形式を変換するか否かを決定し、上記メタデータに応じて変換後のメディア形式を選択する変換判定部と、上記コンテンツのメディア形式を上記変換判定部で選択されたメディア形式に変換する形式変換部と、を備えるネットワークサーバと、上記ネットワークサーバにネットワークを介して上記コンテンツを送信する上記クライアント装置と、上記ネットワークサーバからネットワークを介して上記コンテンツ又は上記形式変換部で変換されたコンテンツの配信を受ける表示装置と、を有するメディア形式変換システムが提供される。
以上説明したように本発明によれば、ネットワークを介したコンテンツの出力においてより優れた互換性を有するネットワークサーバ、メディア形式変換方法、及び、メディア形式変換システムを提供することができる。
本発明の一実施形態に係るネットワークサーバの具体的な構成例を示す説明図である。 本発明の一実施形態に係るネットワークサーバのさらに具体的な構成例を示す説明図である。 本発明の一実施形態に係るネットワークサーバにコンテンツをアップロードするクライアント装置の具体的な構成例を示す説明図である。 本発明の一実施形態に係るネットワークサーバからネットワークを介してコンテンツの配信を受ける表示装置の具体的な構成例を示す説明図である。 本発明の一実施形態に係るネットワークサーバのハードウェア構成例を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係るネットワークサーバのメディア形式変換の一例を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係るネットワークサーバのメディア形式変換の一例を示すフローチャートである。 メディア形式変換作業におけるネットワークサーバとクライアント装置との情報のやりとりの流れを示したシーケンス図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
なお、説明は以下の順序で行うものとする。
1.本発明の一実施形態に係るメディア形式変換システムの構成
2.本発明の一実施形態に係るネットワークサーバの構成
3.本発明の一実施形態に係るネットワークサーバのより具体的な構成
4.本発明の一実施形態に係るネットワークサーバにコンテンツをアップロードするクライアント装置の構成
5.ネットワークサーバからコンテンツの配信を受ける表示装置の構成
6.本発明の一実施形態に係るネットワークサーバのハードウェア構成の具体例
7.ネットワークサーバ及びクライアント装置の前提技術
8.本発明の一実施形態に係るネットワークサーバによるメディア形式変換の流れ
9.メディア形式変換作業におけるネットワークサーバとクライアント装置との間における情報の流れ
10.ネットワークサーバ100におけるメタデータの取り扱い
<1.本発明の一実施形態に係るメディア形式変換システムの構成>
本発明の一実施形態に係るメディア形式変換システムは、例えば、ネットワークサーバ100と、クライアント装置200と、表示装置300と、を備える。ネットワークサーバ100は、後述するネットワーク10を介してクライアント装置200からコンテンツのデータを取得する。また、ネットワークサーバ100は、後述するネットワーク11を介して表示装置300にコンテンツを配信する。クライアント装置200は、ネットワーク10を介してネットワークサーバ100にコンテンツのデータをアップロードする。表示装置300は、ネットワーク11を介してネットワークサーバ100からコンテンツの配信を受けて、コンテンツを表示出力する。
ネットワーク10は、例えば、HDRL(HD Recordking Link)で規定されたホームネットワーク等で構成される。また、ネットワーク11は、例えば、DLNAで規定されたネットワーク等で構成される。ネットワーク10及びネットワーク11は、これらに限定されるものではなく、その他のネットワークによって構成されていてもよい。
<2.本発明の一実施形態に係るネットワークサーバの構成例>
図1は、本発明の一実施形態に係るネットワークサーバ100の具体的な構成例を示すブロック図である。ネットワークサーバ100は、例えば、受信部102と、変換判定部104と、形式変換部106と、配信部108と、メディア形式情報記憶部110と、コンテンツ記憶部112と、書き込み部114と、を備える。各部で行われる処理は、ハードウェア又はCPUがプログラムを実行することによって行われる。
受信部102は、クライアント装置200に備えられたストリーム受信部202が放送波から取得したコンテンツのデータをネットワーク10を介してクライアント装置200から受信する。受信部102は、変換判定部104の判定結果に従って、クライアント装置200から受信したコンテンツのデータを形式変換部106に提供する。受信部102は、クライアント装置200から受信したコンテンツのデータをコンテンツ記憶部112に記憶させてもよい。
変換判定部104は、受信部102がクライアント装置200からコンテンツのデータを受信する前提として、クライアント装置200からネットワーク10を介してコンテンツのメタデータを取得する。変換判定部104は、取得したメタデータに応じてコンテンツのメディア形式を変換するか否かを判定する。また、変換判定部104は、取得したメタデータに応じて変換後のコンテンツのメディア形式を選択する。変換判定部104は、これらの判定結果を受信部102及び変換判定部106等に伝達する。変換判定部104は、上記クライアント装置から送信されたCDS:CreateObjectリクエストの入力引数で指定されたプロトコル情報(Mime−type及びProfile−name)からメタデータを取得してもよい。また、変換判定部104は、クライアント装置200からHTTP POSTリクエストによってコンテンツのアップロードを要求されたときに、Content-TypeヘッダからMime-typeを取得してもよい。また、変換判定部104は、contentFeatures.dlna.orgヘッダからprofile-nameを取得してもよい。
形式変換部106は、クライアント装置200から受信したコンテンツのメディア形式を変換判定部104で選択されたメディア形式に変換する。形式変換部106は、変換後のコンテンツをコンテンツ記憶部112及び書き込み部114に提供する。
配信部108は、受信部102がクライアント装置200から受信したコンテンツ、形式変換部106で変換されたコンテンツ、又は、コンテンツ記憶部112に記憶されたコンテンツをネットワーク11を介して接続された表示装置300に配信する。このとき、配信部108は、コンテンツ記憶部112にコンテンツを記憶させ、後からコンテンツ記憶部112に記憶されたコンテンツを読み出して表示装置300に配信してもよいし、バッファ等に一時的に格納して表示装置300に配信してもよい。また、配信部108は、HDMI等のケーブルを使用することによって、ネットワーク11を介しない接続方法でコンテンツを表示装置300に配信してもよい。
メディア形式情報記憶部110は、メディア形式の変換を行う必要があるメディア形式に関する情報及び変換後のメディア形式の優先順位を示す情報を記憶しており、これらの情報を変換判定部104に提供する。変換後のメディア形式の優先順位を示す情報において、表示装置300のデコード機能を考慮して互換性により優れたメディア形式の順位をより高く設定することが好ましい。例えば、H.264/AVC形式よりもMPEG2形式(Moving Picture Experts Group2−Transport Stream)が優先するように設定されてもよい。また、MPEG2−TS形式よりもMPEG2−TTS形式が優先するように設定されてもよい。また、メディア形式情報記憶部110は、変換判定部104、形式変換部106、及び、配信部108をソフトウェア処理によって実現するためのプログラムを格納していてもよい。
コンテンツ記憶部112は、変換判定部104でメディア形式を変換する必要があると判定され、形式変換部106でメディア形式の変換が行われた場合、変換されたコンテンツを記憶する。また、コンテンツ記憶部112は、変換判定部104でメディア形式を変換する必要がないと判定された場合、受信部102がクライアント装置200から受信したコンテンツをそのまま記憶する。
書き込み部114は、形式変換部106で変換されたコンテンツのデータを形式変換部106から取得して記憶媒体に書き込むことができる。また、書き込み部114は、コンテンツ記憶部112に記憶されたコンテンツのデータを記憶媒体に書き込むことができる。ここでいう記憶媒体には、DVD又はブルーレイディスクなどのディスク状記憶媒体が含まれる。
<2.本発明の一実施形態に係るネットワークサーバ100のさらに具体的な構成例>
続いて、図2を参照しながら、本発明の一実施形態に係るネットワークサーバのさらに具体的な構成について説明する。
図2は、本発明の一実施形態に係るネットワークサーバのさらに具体的な構成例を示すブロック図である。図2は、図1に示されるネットワークサーバ100の機能をさらに具体的に説明するためのブロック図である。図2に示されるように、ネットワークサーバ100は、例えば、第1パイプライン変換部150と、コンテンツディレクトリサービス部(CDS)160と、ライターセットアップ部(Writer Setup)162と、を備える。また、ネットワークサーバ100は、リーダーセットアップ部(Reader Setup)164と、第1ハードディスクドライブ(HDD)170、第2ハードディスクドライブ(HDD)175と、を備える。さらに、ネットワークサーバ100は、第2パイプライン変換部180と、AACS暗号化部(BD/AACS)190と、ブルーレイディスク書込部(BD)192と、を備える。
図2の第1パイプライン変換部150は、図1の形式変換部106に対応する。第1パイプライン変換部150は、DTCP(Digital Transmission Content Protection)復号処理部(Dtcp dec)151と、タイムスタンプ付加処理部(Ofts)152と、を含む。また、第1パイプライン変換部150は、さらに、ローカル暗号化処理部(Local enc)153と、TTSライターフィルタ処理部(Tts)154と、ローカルストレージ書込処理部(Local)155とを含む。第1パイプライン変換部150で行われる各処理は、CPU及びソフトウェアによる処理で行われてもよく、ハードウェア処理と、CPU及びソフトウェアによる処理とを組み合わせて行われてもよい。DTCP復号処理部151、タイムスタンプ付加処理部152、及び、ローカル暗号化処理部153は、ロバストネスの観点から、通常、一体的なハードウェアによって行われる。
DTCP復号処理部(Dtcp dec)151は、DTCP規格に従って暗号化されたコンテンツを復号する処理を行う。ここで、DTCPとは、コンテンツデータを送受信できる2の装置間の距離を限定し、著作権保護を実現する技術である。距離の限定は、RTT(Round Trip Time)技術を応用し、ホームネットワークに含まれる2の装置間の応答時間(RTTtime)の許容値を設定することによって行われる。
タイムスタンプ付加処理部(Ofts)152は、パーシャルシングルプログラムTS形式のコンテンツにタイムスタンプを付加する処理を行う。なお、タイムスタンプ付加処理部152は、必ずしも第1パイプライン変換部150の先頭で行われる必要はなく、中間で行われてもよい。
ローカル暗号化処理部(Local enc)153は、ネットワークサーバ100の固有の情報などに基づいて生成される暗号鍵により、コンテンツを暗号化する処理を行う。TTSライターフィルタ処理部(Tts)154は、タイムシークやビットレート演算などタイムスタンプを利用した時間に関連する処理を行う。ローカルストレージ書込処理部(Local)155は、上記各処理を経たコンテンツをHDD175に書き込む処理を行う。
図2のコンテンツディレクトリサービス部(CDS)160、ライターセットアップ部(Writer Setup)162、及び、リーダーセットアップ部(Reader Setup)164は、図1の変換判定部104と対応する。
コンテンツディレクトリサービス部160は、DLNAで規定されたネットワークにおけるアイテム及びコンテナ等のオブジェクトを管理する。
ライターセットアップ部162は、コンテンツディレクトリサービス部160からコンテンツのメタデータ及び変換後のコンテンツのメタデータの提供を受け、これらのメタデータに応じて第1パイプライン変換部150でいずれの変換処理を行うかを指令する。
リーダーセットアップ部164は、コンテンツディレクトリサービス部160から提供されるコンテンツのメタデータに応じて第2パイプライン変換部180でいずれの変換処理を行うかを指令する。
第1ハードディスクドライブ170は、図1のメディア形式情報記憶部110に対応する。また、第2ハードディスクドライブ175は、図1のコンテンツ記憶部112に対応する。図2では、第1ハードディスクドライブと第2ハードディスクドライブとが別々のハードディスクドライブで構成されているが、これらは、1つのハードディスクドライブで構成されていてもよい。
第2パイプライン変換部180は、図1の配信部108に対応する。第2パイプライン変換部180は、ローカル読出処理部(Local)181と、TTSライターフィルタ処理部(Tts)182と、ローカル暗号復号処理部(Local dec)183と、DTCP復号処理部(DTCP dec)184とからなる。第2パイプライン変換部180で行われる各処理は、CPU及びソフトウェアによる処理で行われてもよく、第1パイプライン変換部150と同様に、所定の処理を一体的なハードウェアによって行われてもよい。
ローカル読出処理部(Local)181は、HDD175に記憶されたコンテンツのデータを読み出す処理を行う。TTSリーダーフィルタ処理部(Tts)182は、タイムシークやビットレート演算などタイムスタンプを利用した時間に関連する処理を行う。
ローカル暗号復号処理部(Local dec)183は、ネットワークサーバ100の固有の情報などに基づいて生成される暗号鍵により暗号化されたコンテンツを復号する処理を行う。DTCP復号処理部(DTCP dec)184は、DTCP規格に従って暗号化されたコンテンツを復号する処理を行う。
AACS暗号化部(BD/AACS)190は、DTCP復号処理部151及びタイムスタンプ付加処理部152で処理されたコンテンツを取得し、AACS規格に従ってコンテンツの暗号化処理を行う。なお、AACS(Advanced Access Content System)は、再生専用のブルーレイディスクディスクで採用される映像コンテンツのコピープロテクト規格である。
ブルーレイディスク書込部(BD)192は、AACS暗号化部190から暗号化されたコンテンツのデータを取得し、ブルーレイディスクに書き込む。コンテンツデータをブルーレイディスク書込部192でブルーレイディスクに書き込む場合は、DTCP復号処理部151及びタイムスタンプ付加処理部152で処理されたコンテンツのデータをAACS暗号化部190に提供することが好ましい。
<4.ネットワークサーバにコンテンツをアップロードするクライアント装置の構成>
続いて、クライアント装置200について説明する。クライアント装置200は、ケーブルテレビやデジタル放送等を受像してテレビで視聴可能な信号へと変換するセットトップボックス等のチューナー機器である。このようなクライアント装置200は、コスト面等の理由によって、コンテンツのメディア形式を自動的に変換する機能を有しない場合があり、ベンダや放送オペレータの意向によって装置の仕様が決定される場合がある。以下にクライアント装置の具体的な構成例について説明する。
図3は、本発明の一実施形態に係るネットワークサーバ100にコンテンツをアップロードするクライアント装置200の具体的な構成例を示すブロック図である。クライアント装置200は、例えば、ストリーム受信部202と、記憶部204と、通信部206と、表示制御部208と、入力部210と、を備える。
ストリーム受信部202は、放送局等から送信される放送波からストリームを受信し、ストリームから取得した映像データを表示制御部208に伝送する。また、ストリーム受信部202は、受信したコンテンツを通信部206を介してネットワークサーバ100に送信する。また、ストリーム受信部202は、受信したコンテンツを記憶部204に記憶させることができる。
記憶部204は、ストリーム受信部202で取得されたコンテンツのデータを記憶する。また、通信部206は、ストリーム受信部202で取得されたコンテンツのデータ又は記憶部204に記憶されたコンテンツのデータをネットワーク10を介してネットワークサーバ100に送信する。
表示制御部208は、ストリーム受信部202で取得されたコンテンツを接続された表示機器に表示させるように制御する。なお、ここでいう表示機器は、クライアント装置200にHDMIケーブル等を使用して直接接続されるものであり、DLNA等のネットワークを介してネットワークサーバ100に接続される表示装置300とは異なる。
入力部210は、マウス、キーボード、タッチパネル、ボタン、マイク、スイッチおよびレバーなどユーザが情報を入力するための入力手段を有しており、入力された操作に応じてストリーム受信部202及び通信部206等の動作を制御する制御信号を伝送する。
<5.ネットワークサーバからコンテンツの配信を受ける表示装置の構成>
続いて、表示装置300について説明する。表示装置300は、ネットワークサーバ100からDLNAなどのネットワーク11を介してコンテンツの配信を受け、コンテンツを表示出力する装置である。以下に表示装置300の具体的な構成例について説明する。
図5は、本発明の一実施形態に係るネットワークサーバからネットワークを介してコンテンツの配信を受ける表示装置300の具体的な構成例を示すブロック図である。表示装置300は、例えば、通信部302、デコード部304と、表示制御部306と、表示出力部308と、入力部310を備える。
通信部302は、ネットワーク11を介してネットワークサーバ100と双方向通信を行う。通信部302は、ネットワークサーバ100からコンテンツの配信を受ける。
デコード部304は、通信部302から符号化されたコンテンツのデータを受け取り、データを復号する。また、デコード部304は、デコードした画像データを表示制御部306を介して表示出力部308に提供する。ここで、表示装置300のデコード部304は、通常、デコード可能なメディア形式が限られている。したがって、表示装置300がネットワークサーバ100からネットワークを介してコンテンツの配信を受ける場合は、デコード部304がデコードできるメディア形式でコンテンツを受信することが必要となる。
表示制御部306は、ネットワークサーバ100から配信されたコンテンツの映像及び音声データを表示出力部308に表示させるように制御する。
表示出力部308は、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ装置、液晶ディスプレイ(LCD)装置、OLED(Organic Light Emitting Diode)などの表示装置で構成される。表示出力部308は、表示制御部306による制御に従ってコンテンツの映像及び音声データなどを表示する。
入力部310は、ユーザが表示装置300を操作をするための指示の入力を受け付ける装置であり、ユーザが入力した指示に応じて、表示装置300の動作を制御するための電気信号を各部へ伝送する。
<6.本発明の一実施形態に係るネットワークサーバのハードウェア構成の具体例>
続いて、本発明の一実施形態に係るネットワークサーバ100のハードウェア構成について説明する。本発明の一実施形態に係るネットワークサーバ100は、図5で示されるハードウェア構成によって実現される。
ネットワークサーバ100は、デジタルチューナ401と、CPU(Central Processing Unit)402と、デコーダ403と、を備える。また、ネットワークサーバ100は、ROM(Read Only Memory)404と、RAM(Random Access Memory)406と、ホストバス408aとを備える。さらに、ネットワークサーバ100は、ブリッジ408と、外部バス408bと、インタフェース410と、入力装置412と、ストレージ装置(HDD)414と、ドライブ416と、接続ポート418と、通信装置420とを備える。
デジタルチューナ401は、放送波を処理して、所定のトランスポートストリームを取り出す。例えば、デジタル放送の場合、デジタルチューナ401は、デジタルアンテナから送られてくる放送波信号を受け取り、受け取った放送波信号をMPEG2−TS(MPEG2 Transport Stream)に変換する。デジタルチューナ401は、図1及び2には図示されていない。
CPU402は、演算処理装置および制御装置として機能し、各種プログラムに従ってネットワークサーバ100内の動作全般を制御する。また、CPU402は、マイクロプロセッサであってもよい。ROM404は、CPU402が使用するプログラムや演算パラメータ等を記憶する。RAM406は、CPU402の実行において使用するプログラムや、その実行において適宜変化するパラメータ等を一時記憶する。これらはCPUバスなどから構成されるホストバス408aにより相互に接続されている。CPU402は、ストレージ装置414等に格納されたプログラムを実行することによって、図1の変換判定部104、形式変換部106、配信部108等の機能を実現する。
デコーダ403は、デジタルチューナ401から送られてくるMPEG2−TSを受け取り、音声についてはMPEG2−TSからデジタルの音声信号に変換し、映像についてはMPEG2−TSからデジタルコンポーネント信号に変換する。なお、デコーダ403は、図1及び2には図示されていない。
ホストバス408aは、ブリッジ408を介して、PCI(Peripheral Component Interconnect/Interface)バスなどの外部バス408bに接続されている。なお、必ずしもホストバス408a、ブリッジ408および外部バス408bを分離構成する必要はなく、一のバスにこれらの機能を実装してもよい。
入力装置412は、マウス、キーボード、タッチパネル、ボタン、マイク、スイッチおよびレバーなどユーザが情報を入力するための入力手段と、ユーザによる入力に基づいて入力信号を生成し、CPU402に出力する入力制御回路などから構成されている。ネットワークサーバ100に対して各種のデータを入力したり処理動作を指示したりすることができる。入力装置412は、図1の入力部210に対応する。
ストレージ装置414は、記憶媒体、記憶媒体にデータを記録する記録装置、記憶媒体からデータを読み出す読出し装置および記憶媒体に記録されたデータを削除する削除装置などを含んでもよい。ストレージ装置414は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)で構成される。このストレージ装置414は、ハードディスクを駆動し、CPU402が実行するプログラムや各種データを格納する。ストレージ装置414は、図1のメディア形式情報記憶部110及びコンテンツ記憶部112、又は、図2のHDD170及びHDD175に対応する。
ドライブ416は、記憶媒体用リーダライタであり、ネットワークサーバに内蔵、あるいは外付けされる。ドライブ416は、装着されている磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、または半導体メモリ等のリムーバブル記録媒体にデータを読み書きをすることができる。ドライブ416は、図1の書き込み部114又は図2のブルーレイディスク書込部192に対応する。
接続ポート418は、外部機器と接続されるインタフェースであって、例えば、HDMIなどによりデータ伝送可能な外部機器との接続口である。また、通信装置420は、例えば、通信網10に接続するための通信デバイス等で構成された通信インタフェースである。また、通信装置420は、無線LAN(Local Area Network)対応通信装置であっても、ワイヤレスUSB対応通信装置であっても、有線による通信を行うワイヤー通信装置であってもよい。接続ポート418及び通信装置420は、図1の受信部102及び配信部108、又は、図2の第1パイプライン変換部150及び第2パイプライン変換部180の通信機能を実現する。
クライアント装置200もまた、図4で示されるハードウェア構成によって実現される。
<7.ネットワークサーバ及びクライアント装置の前提技術>
続いて、ネットワークサーバ100によるメディア形式変換の流れについて詳細に説明する前提として、ネットワークサーバ100及びクライアント装置200の前提技術についてさらに詳しく説明する。なお、以下の説明では、クライアント装置200をSTB/PVRという。STBとは、セットトップボックスであり、PVRとは、パーソナルビデオレコーダである。
放送オペレータ、STB/PVRベンダは、STB/PVRを廉価に販売/レンタルしたい思惑から、STB/PVRに対するコスト要求が厳しくなりがちである。そのため、STB/PVRからネットワークサーバへのコンテンツのアップロード時のメディア形式として自己の放送に用いられている形式に最も近いメディア形式を望むことが考えられる。自己の放送に用いられている形式に最も近いものとは、例えば、ビデオについて、MPEG−2(ISO13818−2)形式が挙げられる。また、例えば、H.264AVC形式をMPEG−2システムレイヤー(ISO13818−1)で定められるTransferStream(以下TS)形式でパケット化したものが挙げられる。また、STB/PVRなどのクライアント装置は、デジタルチューナー等からリアルタイム配信可能なコンテンツをリアルタイムにネットワークサーバにアップロードすることが考えられる。
これを実現するため、ネットワークサーバが受付可能なメディア形式に合わせるためにメディア形式変換を実時間処理できるように、STB/PVRのCPU等のハードウェア構成を高スペックなものとすると、コスト増を招くこととなる。STB/PVRは、上記放送に用いられている複数プログラムが混在したフルTSストリームから、1つ(規格上は、または複数と書かれている)のプログラムを抽出しシングルプログラムTSとする。STB/PVRは、さらにARIB STD B21やDVBで定められた形式に適合するようSI/PSI情報パケットを変換したパーシャルTSとしたコンテンツ(以下タイムスタンプなしTS形式)をネットワークサーバへアップロードする。このメディア形式は、メタデータにおいて、Mime-type=Video/mpeg、Profile-name=MPEG_TS_HD_EU_ISOなどと記述される。さらにこれをDTCPIPで著作権保護したメディア形式は、Mime-type=applilcation/x-dtcp1;CONTENTFORMAT=Video/mpeg、Profile-nameは=PEG_TS_HD_EU_ISOなどと記述される。
これに対して、パーシャルシングルプログラムTSに4バイトのタイムスタンプを付加したタイムスタンプ付きTS形式がDLNA対応テレビなどで一般的に用いられる。タイムスタンプ付きTS形式は、例えば、ARIB STD B21等で定められている。実時間以外での伝送やIPネットワークなどの高ジッター伝送、ストレージなどを経由したストリームのデコードに際してパケット単位の時間軸情報があることで、デコーダへの伝送量をパケット単位で制御できる利点があるからである。このメディア形式は、メタデータにおいてMime-typeがvideo/vnd.hdlnk.mpeg-tts、Profile-nameがMPEG_TS_HD_EU_Tなどと記述される。さらにこれをDTCPIPで著作権保護したメディア形式は、Mime-type=applilcation/x-dtcp1;CONTENTFORMAT=Video/vnd.hdlnk.mpeg-tts、Profile-name=MPEG_TS_HD_EU_Tなどと記述される。
<8.本発明の一実施形態に係るネットワークサーバによるメディア形式変換の流れ>
続いて、図6を参照しながら、本発明の一実施形態に係るネットワークサーバ100がコンテンツのメディア形式を変換する処理の流れについて説明する。図6は、本発明の一実施形態に係るネットワークサーバ100がコンテンツのメディア形式を変換するまでの流れの一例を示したフローチャートである。
<メディア形式変換例1>
変換判定部104は、クライアント機器200から受信部102がコンテンツを受信する前提として、クライアント機器200からコンテンツのメタデータを取得する(ステップS100)。変換判定部104は、メディア形式情報記憶部110を参照し、メディア形式変換を行う必要があるメディア形式のリストを取得する(ステップS102)。変換判定部104は、取得したメディア形式のリスト及びコンテンツのメタデータに基づいて、コンテンツのメディア形式を変換する必要があるか否かを判定する(ステップS104)。
ステップS104でメディア形式変換を行う必要があると判定された場合、変換判定部104は、メディア形式情報記憶部110から変換後のメディア形式として選択すべきメディア形式の優先順位に関する情報を取得する(ステップS106)。変換判定部104は、優先順位に関する情報に従って変換後のメディア形式を決定し、決定したメディア形式を受信部102及び形式変換部106に通知する。続いて、受信部102は、クライアント機器200からコンテンツを受信し(ステップS108)、受信したコンテンツを形式変換部106に提供する。形式変換部106は、コンテンツのメディア形式を変換判定部104で決定されたメディア形式に変換する(ステップS110)。
ステップS104でメディア形式変換を行う必要がないと判定された場合、変換判定部104は、メディア形式変換を行う必要がない旨を受信部102へ伝達し、受信部102は、クライアント機器200からコンテンツを受信する(ステップS112)。このとき、形式変換部106は、メディア形式変換を行わない。
コンテンツ記憶部112は、ステップS110又はステップS112において得られたコンテンツデータを記憶する(ステップS114)。その後、配信部108は、表示装置300からのリクエストに応じて、コンテンツ記憶部112に記憶されたコンテンツをネットワーク11を介して接続された表示装置300に配信する(ステップS116)。
続いて、図7を参照しながら、本発明の一実施形態に係るネットワークサーバ100がメディア形式を変換する流れについて説明する。図7は、本発明の一実施形態に係るネットワークサーバ100がコンテンツのメディア形式を変換するまでの流れの一例を示したフローチャートである。
<メディア形式変換例2>
変換判定部104は、クライアント機器200から受信部102がコンテンツを受信する前提として、クライアント機器200からコンテンツのメタデータを取得する(ステップS200)。変換判定部104は、取得したメタデータに基づいて、クライアント機器200から受信するコンテンツがタイムスタンプを有するメディア形式であるか否かを判定する(ステップS202)。
クライアント機器200から受信するコンテンツがタイムスタンプを有しないメディア形式であるとステップS202で判定された場合、変換判定部104は、その旨を受信部102及び形式変換部106に伝達する。続いて、受信部102がクライアント機器200からコンテンツを受信し(ステップS204)、形式変換部106は、クライアント機器200から受信したコンテンツにタイムスタンプ付加処理を行う(ステップS210)。
クライアント機器200から受信するコンテンツがタイムスタンプを有するメディア形式であるとステップS202で判定された場合、変換判定部104は、その旨を受信部102及び形式変換部106に伝達する。続いて、受信部102がクライアント機器200からコンテンツを受信し(ステップS208)、タイムスタンプ付加処理が行われずにコンテンツがそのままコンテンツ記憶部112に記憶される(ステップS210)。
その後、配信部108は、表示装置300からのリクエストに応じて、コンテンツ記憶部112に記憶されたコンテンツを読み出してネットワーク11を介して接続された表示装置300に配信する(ステップS212)。
ネットワークサーバ100は、上記のようにタイムスタンプ付加処理を行うことによって、タイムスタンプ付きTS形式、及び、タイムスタンプなしTS形式の両者のアップロードを受け付けることができる。すなわち、ネットワークサーバ100は、タイムスタンプなしTS形式のコンテンツをタイムスタンプ付きTS形式に変換して配信を行うことで、表示装置300である既存のDLNA対応TVなどと良好な接続性を実現する。そのため、クライアント装置200とネットワークサーバ100との間のメディア形式のギャップを埋めることができ、より多種多様なSTB/PVRとの互換性が実現される。なお、上述したように、タイムスタンプ付きTS形式とは、パーシャルシングルプログラムTSに4バイトのタイムスタンプを付加したものであり、表示装置300である既存のDLNA対応テレビなどで一般的に用いられる形式である。
ここで、ネットワークサーバ100は、タイムスタンプなしTS形式のストリームを受信すると同時に、実時間情報やTSストリーム中のPCR情報をもとにタイムスタンプを付加し、タイムスタンプ付きTS形式に即時変換する。これをオンザフライタイムスタンピングという。あるいは、ネットワークサーバ100は、コンテンツをいったんストレージに蓄積したのち、上記と同様の変換処理を配信部108(ハードウェア処理又はCPU及びソフトウェアによる処理)によって行うことも可能である。
このほか、ネットワークサーバ100では、BD規格にオーディオやビデオの符号化層を適合させるために、ビデオストリームや、オーディオストリームのトランスコードを行う。この際、ネットワークサーバ100は、BD規格に適合したタイムスタンプを付加してもよい。BD規格に適合したタイムスタンプは、上記タイムスタンプ付きTS形式とわずかに形式が異なっているが変換は容易である。ネットワークサーバ100は、こういった変換を、著作権保護用にDTCPIP等でリンクプロテクションされたストリームの復号処理や、ローカルストレージへの格納時の再暗号化などと同時に行うこともできる。
<9.メディア形式変換作業におけるネットワークサーバとクライアント装置との間における情報の流れ>
続いて、図8を参照しながら、メディア形式変換作業におけるネットワークサーバ100とクライアント装置200との間における情報の流れについて説明する。図8は、ネットワークサーバ100とクライアント装置200との間における情報の流れの一例を示したシーケンス図である。
まず、ユーザーは、クライアント装置200のユーザーインターフェースにより、リモコンなどを通じて、アップロードするコンテンツ、アップロード先の機器及びドライブ(BD又はHDDか等)を対話的に選択する(ステップS300〜A338)。この過程で、HDRL、DLNA、又は、UPnPに規定された方法で、クライアント装置200とネットワークサーバ100とのネットワーク接続設定がなされる。クライアント装置200は、ネットワークサーバ100にアップロードを行う前に、CDS:X_GetDLNAUploadProfilesリクエストを発行する(ステップS316)。リクエストに対して、ネットワークサーバ100は、当該サーバがどのProfile-nameを取扱可能かをクライアント装置200に通知する(ステップS318)。クライアント装置200からのCDS:X_GetDLNAUploadProfilesリクエストに対し、ネットワークサーバ100は、MPEG_TS_HD_EU_ISO、MPEG_TS_HD_EU_Tのどちらも受けられる、とレスポンスする(ステップS318)。ここで、ネットワークサーバ100は、すでにタイムスタンプ付きTS形式になっているコンテンツのアップロードを受けるときには、上記のタイムスタンプ付加等の変換を行う必要はないので、これを自動的に判別し、タイムスタンプ付加を行わない。
アップロードするコンテンツ及びアップロード先の選択において、まず、クライアント装置200であるSTB/PVRは、ネットワークサーバ100であるBDレコーダやその他のサーバー機器を発見する(ステップS300及びS302)。続いて、クライアント装置200は、ユーザーにそのリストを提示する(ステップS304)。ユーザーは、提示された機器のリストから1のサーバを選択する(ステップS306)。クライアント装置200であるSTB/PVRは、選択されたネットワークサーバ100からドライブのリストや関連情報を取得し(ステップS308〜ステップS318)、ユーザーにそのリストや関連情報を提示する(ステップS324)。ユーザーが1のドライブを選択し、さらにユーザーがアップロードしたいクライアント装置200内のコンテンツを選択する(ステップS326、ステップS334)。クライアント装置200は、選択されたコンテンツのメタデータ、選択されたドライブIDをネットワークサーバ100に送信する(ステップS336)。これに対して、ネットワークサーバ100は、当該ドライブ内のコンテナIDをクライアント装置200に通知する(ステップS338)。なお、図8において、ユーザに情報を提示する方法としては、例えば、クライアント装置200の表示制御部208と接続された表示装置等に情報を表示することによって行われる。
ここで、ステップS320〜ステップS336において行われる通信は、HDRLで規定されたネットワークを介して行うことができる。また、その他のステップで行われる通信は、DLNAで規定されたネットワークを介して行うことができる。
ここで、HDRLで規定されたネットワークでは、クライアント装置200とネットワークサーバ100とは、追加定義されたCDSアクションによってドライブ選択に関連する情報をやりとりする。クライアント装置200のCDS:CreateObectリクエストに対して、ネットワークサーバ100がレスポンス中のres@importURIの値を生成する。このとき、ネットワークサーバ100は、CDS:CreateObjectリクエストのContainerIDを参照して、ドライブ選択情報をURIに内包させたり、URIとドライブ選択情報の対照テーブルなどを作成する。このようなCDSアクションによって、クライアント装置200とネットワークサーバ100とは、ドライブ選択に関連する情報等をやりとりすることができる。
クライアント装置200は、ネットワークサーバ100にコンテンツバイナリのアップロードを行う前に、CDS:CreateObjectリクエストを発行することで、メタデータデータベースであるCDSにオブジェクトを作成する(ステップS340)。この際、コンテンツのメタデータをElements入力引数で指定する。Elements入力引数の値は、DIDL-Liteというスキーマを持つXML文書である。その中のエレメントのProtocolInfoアトリビュートの値である文字列の第3フィールドと第4フィールドに、Mime-typeとProfile-nameを指定する。クライアント装置200は、HTTPPOSTリクエストを行い(ステップS344)、これをネットワークサーバ100が許可すると、ネットワークサーバ100がセットアップされる(ステップS346)。セットアップされたネットワークサーバ100は、コンテンツのアップロードを許可する旨をクライアント装置200に通知する(ステップS348)。
ここで、クライアント装置200がCDS:CreateObject等をリクエストする(ステップS340)ときには、自身のアップロード時のコンテンツストリームに合致したProtocolInfoを指定するようにする。クライアント装置200は、タイムスタンプなしTS形式でコンテンツをアップロードする場合、Mime-type=Video/mpeg、Profile-name=MPEG_TS_HD_EU_ISOとしたものをProtocolInfoに指定し、CDS:CreateObjectリクエストを行う。ネットワークサーバ100は、CreateObjectリクエストを受信した時に、レスポンスを返すまでに、Mime-type、Profile-Nameを受け取る。ネットワークサーバ100は、Mime-type、Profile-Nameをキーに、テーブル参照や条件判断などから、変換なしで(1)受付可、(2)変換して受付可、(3)受付不可のいずれかを決定する。(2)の場合はさらに、CDS160が、変換後のMime-type、Profile-name、変換モジュールへの参照、サイズ見積りモジュールへの参照などを得る。変換後のMime-type、Profile-nameをもとにProtocolInfoを作り直す。変換前のサイズが指定されているときは、変換前後のMime-type、profile-name又はサイズ見積りモジュールへの参照をもとに変換後の見積りサイズを計算する。変換後の見積りサイズは、CDS::CreateObjectレスポンス中のResult出力引数中のres@size属性などに反映される。サイズの取扱の詳細については後述する。
(ネットワークサーバ100におけるメタデータの取り扱い)
ネットワークサーバ100は、上記サイズに関する情報をオブジェクトのメタデータとしてCDS160が管理するHDD170に記憶させる。また、ネットワークサーバ100は、変換前のMime-type、Profile-name、変換モジュールへの参照、サイズ見積りモジュールへの参照などをCDS160内の当該オブジェクトと連携してHDD170に記憶させる。CDS160は、アップロードの完了をまたずに配信するおっかけ再生に対応するために、テキスト値に配信用URLを即座に生成してもよい。CDS160は、コンテンツバイナリのアップロード先のストレージの実体(ドライブやディレクトリ)をメタデータなどから決定し、そのURLとなるres@importURIの値を生成する。以上の後CSD::CreateObjectレスポンスが返される。従来とは異なり、CDS::CreateObjectのリクエスト中のElements入力引数と、レスポンス中のResult出力引数のそれぞれの値で、ProtocolInfoなどのメタデータが異なるが、DLNA規定ではメディアサーバはメタデータの修正を行うことができる。
メディア形式の表現は、HDRL、DLNA、UPnP又はARIBの各規定により、また、国や放送媒体の違いなどによって、多様な形式が用いられる。しかし、Mime-type及びProfile-nameによってコンテンツのメディア形式が識別される点では、上記各規定は一致している。Mime-type及びProfile-nameは、ProtocolInfoと呼ばれる文字列の第3フィールドと第4フィールドに含まれる。多くの場合、ネットワークメディアサーバは、クライアント装置から受信したメタデータについて、コンテンツサイズ、アドレス情報などを修正し、メディア形式についてはほぼそのまま記録し、後のCDS:Browseリクエストに応えるものであった。これに対し、本実施形態では、上述のようにコンテンツバイナリの全体または一部は、アップロードとともにネットワークサーバ100内のHDD175、ブルーレイディスク書込部192、バッファメモリ(図示せず)などにおいて記録される。
(コンテンツのアップロード開始後のネットワークサーバ100の動作)
コンテンツバイナリの全体または一部のアップロードが成功すると、ネットワークサーバ100はアップロード済みのコンテンツをネットワーク経由で配信することができる。表示装置300であるDLNA対応TVは、CDS:Browseリクエストを発行し、そのレスポンスのResult出力引数により当該サーバ内のコンテンツリストとそのメタデータを得ることができる。Result出力引数の値はElementsと同じスキーマを持つXML文書であり、その中のエレメントのProtocolInfoアトリビュートの値である文字列の第3フィールドと第4フィールドに、Mime-typeとProfile-nameが示される。
なお、ネットワークサーバ100は、コンテンツバイナリアップロードの受信開始時にもCDS::CreateObjectリクエスト受信時(ステップS340)と同じようなメディア変換方針決定を行うことができる。コンテンツバイナリアップロードは、一般的に、HTTP POSTメソッドにより行われ、DLNAの規定では、Content-Typeヘッダにて、Mimeが示され、contentFeatures.dlna.orgヘッダにて、profile-nameが示される。これらを変換前のMime-type、profile-nameキーとして、テーブル検索が可能である。しかし、contentFeatures.dlna.orgヘッダが規定上オプションであることなどから、必ずしもprofile-nameが得られない場合はこの方法だけではうまくいかない場合も考えられる。このため、HTTP POSTリクエスト行に示されるパスがCDS:CreateObjectレスポンス時に返したres@importURIの値に呼応することを利用してもよい。クライアント装置200及び表示装置300は、res@importURIの値をキーとしてネットワークサーバ100内部のCDS管理機能(CDS160)に問い合わせを行うことができる。これによって、作成済みのオブジェクトへの参照とそれに連携されて記憶されている情報が得られる。
また、別の方法として、ネットワークサーバ100は、CDS:CreateObjectレスポンスを生成する時点で、後のアップロード時に必要となる情報を、res@importURIのクエリ文字列中にエンコードして埋め込むようにしてもよい。ネットワークサーバ100は、コンテンツアップロードを受けるときに、クライアント装置200から受信したPOSTリクエスト行のパスからクエリ部分を抽出デコードすることで、必要な情報を得ることもできる。ネットワークサーバ100は、コンテンツバイナリのアップロード時に、変換モジュールの要不要やその他の処理の選択を行う必要がある。上記の変換モジュール参照または変換前後のMime-type、Profile-nameなどから、この選択を行うことができる。
続いて、変換前後のメタデータに記述されるMime-type、Profile-nameを得て、変換後のメディア形式の選択を行う実装について、コンテンツバイナリのアップロード開示時点でのネットワークサーバ100の処理(Open処理)について説明する。
(第1パイプライン変換部150のメディア変換処理)
ネットワークサーバ100がコンテンツバイナリをネットワークを介してクライアント装置200から受信してストレージする処理は、複数のライターフィルタクラスオブジェクトをスタックする形(第1パイプライン変換部150)で構成されている。フィルタは、純粋なソフトウェアの場合もあるし、ハードウェアやデバイスドライバを含む場合もある。最初に、最もストレージよりのローカルストレージライタークラスオブジェクトが無条件に作成される。
次に、変換後のMime-type、Profile-nameがタイムスタンプ付きTS形式の場合、TTSフィルタライタークラスオブジェクト(Tts154)がスタックされる。タイムシークやビットレート演算などタイムスタンプを利用した時間に関連する処理が行われる。次にDTCPIPコンテンツかつ変換前のコンテンツが上記パーシャルシングルプログラムTSの場合は、タイムスタンプ付加機能ありDTCPIPフィルタ(DTCP dec151及びOfts152)がスタックされる。DTCPIPコンテンツかつ変換前のコンテンツが上記タイムスタンプ付きTSの場合は、タイムスタンプ付加機能なしDTCPIPフィルタ(DTCP dec151)がスタックされる。非DTCPIPコンテンツかつ変換前のコンテンツが上記パーシャルシングルプログラムTSの場合は、タイムスタンプ付加のみを行うフィルタ(Ofts152)がスタックされる。非DTCPIPコンテンツかつ変換前のコンテンツが上記タイムスタンプ付きTS形式の場合は、何もスタックされない。これらがパイプライン的に変換処理を行うことでネットワーク上の形式が、最終的にストレージ上の形式に変換される。メディア形式が変換されたコンテンツのデータは、ローカルストレージに保存される。なお、HDDとBDの両方を持つBDレコーダのようなネットワークサーバ100において、ストレージ先の選択は、上記メディア形式に基づく選択とは別に行われる。
上記フィルタによる各処理は、CDS160から提供されるメディア形式変換前のメタデータ及びメディア形式変換後のメタデータ等に従って、ライターセットアップ部162によって使用されるか否か(図2のon/off)が決定される。また、第2パイプライン変換部180におけるフィルタ処理は、HDD175に保存されたコンテンツのメタデータ等に従って、リーダーセットアップ部164によって使用されるか否か(図2のon/off)が決定される。リーダーセットアップ部164は、第2パイプライン変換部180で変換されたコンテンツの変換後のメタデータを160に通知する。
DTCPIP処理(DTCP dec151)とタイムスタンプ付加(Ofts152)がフィルタとして分離していないのは、著作権保護のための復号、タイムスタンプ付加及びローカル暗号化を一体的なハードウェアで行い、ロバストネスを稼ぐためである。各部を異なるフィルタに分離した実装やソフトウェアだけでの実装なども許容されている。また、タイムスタンプ付加は、かならずしも処理パイプラインの先頭で行われるのではなく、中間で行われる場合もある。
変換前において、DTCPIPかつパーシャルシングルプログラムTSの場合は、メディア形式は、例えば、Mime-type=application/x-dtcp1;CONTENTFORMAT=Video/mpeg、Profile-name=MPEG_TS_HD_EU_ISO等とメタデータに記述される。上記メタデータで表されるメディア形式のコンテンツは、DTCPIPの復号処理(DTCP dec151)、タイムスタンプ付加処理(Ofts152)、ローカル暗号化処理(Local enc153)の順で処理される。さらに、コンテンツは、TTSライターフィルタ処理(Tts154)、ローカルストレージ書き込み(Local 155)の順で処理される。それによって、上記メタデータで表されるメディア形式を有するコンテンツは、Mime-type=application/x-dtcp1;CONTENTFORMAT=video/vnd.hdlnk.mpeg-tts、Profile-name=MPEG_TS_HD_EU_Tとメタデータに記述されたメディア形式に変換される。
(コンテンツのネットワークドメインサイズに関する情報の取り扱い)
CDS160におけるコンテンツのネットワークドメインサイズに関する情報の取り扱いについて以下に説明する。サイズの取扱について、res@sizeは、ネットワーク上でのペイロードバイト数(ネットワークドメインサイズ)を表すものとDLNA等で規定されている。CDS:CreateObjectリクエスト時にres@size指定がある場合は、CDS160は、その時点で、変換後のサイズをサイズ見積りモジュールによって見積もることができる。
しかし、以下のような理由でこの値はその後修正される可能性がある。ネットワークサーバ100がアップロードの受信開始時にchunked以外の値がContent-Length:ヘッダに指定されている場合、さらにサイズ見積りを行い、res@sizeに反映させることが考えられる。さらに、配信時のHTTP GETレスポンスのContent-Lengthに示す値などは、HTTPプロトコルの要請から、厳密に実際送信するBodyサイズに一致している必要がある。それにもかかわらず、アップロードが完了するまでは、未知のパラメータが存在し、厳密な意味ではサイズや変換パラメータが確定しない。例えば、メディア形式の変換がない場合でさえ、DTCPIP処理(DTCP dec151)にて、動的に変化するPCP長さ(LEN)のために、アップロード時と配信時でネットワークドメインサイズがかわることが考えられる。
また、CreateObject時にres@sizeが指定されていなく、かつ、アップロード開始時に、Content-Length:chunkedの場合などは、実際にアップロードが完了しないとコンテンツサイズがネットワークサーバ100にはわからない。よってアップロード完了時にも更新res@sizeを更新する必要が生じる場合がある。さらにネットワークサーバ100がレンジヘッダ付きHTTP GETリクエストによるシーク要求を受ける場合には、デコーダフレンドリネスなどの処理を含めて、サイズの厳密な計算が要求される。こうしたことなどから、アップロード完了時や配信時のサイズ変換モジュールは、CDS:CreateObject時などに用いる見積りモジュールとは別に、上記ライターフィルタの反対の処理を行うリーダーフィルタクラスの1メソッドとして実装される。そのため、CDS160は、実際のストレージサイズをもとに、スタックされたリーダーフィルタ毎にサイズを変換していく形で正確なサイズを求めることができる。ネットワークサーバ100は、追っかけ再生等のようにアップロードが完了する前に表示装置300からHTTP GETリクエストを受けた場合には、すでの受信したサイズをもとに表示装置300にレスポンスしてもよい。あるいは、Contet-Length:chunkedとしてchunked encodeingによりレスポンスすることが考えられる。
なお、本発明のネットワークサーバにおいて、変換前のコンテンツと変換後のコンテンツの両方を保存しておくことも可能である。この場合、複数のリソース(CDSでの<res>エレメントに対応する)を使用したり、別のコンテナやアイテムを生成するなどの方法が考えられる。また、オンザフライでメディア変換を行う実装を示したが、いったんオリジナルのメディア形式でアップロード受信したものをオフラインでメディア形式変換することもできる。
以上のように、本発明の一実施形態に係るネットワークサーバ100によれば、下記(1)及び(2)の有利な効果が得られる。(1)PVR/STB等のクライアント装置200及びBDレコーダ等のネットワークサーバ100(メディアサーバ)のコスト戦略に応じて、自由に機能の振り分けを行うことができる。(2)ネットワークサーバ100からの配信においてより互換性に優れたメディア形式を選択することができるなど、メディア形式を戦略的な理由により決定し得る。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上記実施形態では、HDRL、DLNAで規定されたネットワークである場合を説明したが、本発明はかかる例に限定されない。
10、11 ネットワーク
100 ネットワークサーバ
102 受信部
104 変換判定部
106 形式変換部
108 配信部
110 メディア形式情報記憶部
112 コンテンツ記憶部
114 書き込み部
150 第1パイプライン変換部150
160 コンテンツディレクトリサービス
162 ライターセットアップ部
164 リーダーセットアップ部
170 第1ハードディスクドライブ
175 第2ハードディスクドライブ
180 第2パイプライン変換部
200 クライアント装置
300 表示装置

Claims (9)

  1. ネットワークを介して接続されたクライアント装置からコンテンツを受信する受信部と、
    前記コンテンツのメタデータを取得し、前記メタデータに応じて前記コンテンツのメディア形式を変換するか否かを決定し、前記メタデータに応じて変換後のメディア形式を選択する変換判定部と、
    前記コンテンツのメディア形式を前記変換判定部で選択されたメディア形式に変換する形式変換部と、
    を備えるネットワークサーバ。
  2. 前記変換判定部は、前記受信部が前記コンテンツを受信する前提として、前記メタデータを前記クライアント装置から取得する、請求項1に記載のネットワークサーバ。
  3. 前記クライアント装置から受信したコンテンツ又は前記形式変換部で変換されたコンテンツをネットワークを介して接続された表示装置に配信する配信部をさらに備える、請求項1に記載のネットワークサーバ。
  4. 変換後のメディア形式の優先順位を示す情報が記憶されたメディア形式情報記憶部をさらに備え、
    前記変換判定部は、前記優先順位に従って変換後のメディア形式を選択する、請求項1に記載のネットワークサーバ。
  5. 前記変換判定部は、前記コンテンツのメディア形式がタイムスタンプを有しないものであるとき、変換後のメディア形式としてタイムスタンプが付加されたメディア形式を選択する、請求項4に記載のネットワークサーバ。
  6. 前記クライアント装置と前記受信部とはDLNAによるネットワークを介して通信し、
    前記変換判定部は、前記クライアント装置から送信されたCDS:CreateObjectリクエストの入力引数で指定されたプロトコル情報に基づいてメディア形式を変換するか否かを決定し、変換後のメディア形式を決定する、請求項1に記載のネットワークサーバ。
  7. 前記受信部は、前記クライアント装置から送信されたhttp postリクエストに従って前記コンテンツのデータを取得する、請求項1に記載のネットワークサーバ。
  8. ネットワークを介して接続されたクライアント装置からコンテンツのメタデータを取得し、前記メタデータに応じて前記コンテンツのメディア形式を変換するか否かを決定し、前記メタデータに応じて変換後のメディア形式を選択する変換判定ステップと、
    前記クライアント装置から前記コンテンツを受信する受信ステップと、
    前記コンテンツのメディア形式を前記変換判定ステップで選択されたメディア形式に変換する形式変換ステップと、
    を含むメディア形式変換方法。
  9. ネットワークを介して接続されたクライアント装置からコンテンツを受信する受信部と、前記コンテンツのメタデータを取得し、前記メタデータに応じて前記コンテンツのメディア形式を変換するか否かを決定し、前記メタデータに応じて変換後のメディア形式を選択する変換判定部と、前記コンテンツのメディア形式を前記変換判定部で選択されたメディア形式に変換する形式変換部と、を備えるネットワークサーバと、
    前記ネットワークサーバにネットワークを介して前記コンテンツを送信する前記クライアント装置と、
    前記ネットワークサーバからネットワークを介して前記コンテンツ又は前記形式変換部で変換されたコンテンツの配信を受ける表示装置と、
    を有するメディア形式変換システム。
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