JP2010251821A - Fsk受信装置、fsk受信方法、及びプログラム - Google Patents

Fsk受信装置、fsk受信方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】FSK受信装置において、変調符号内容の影響を受けずに受信信号とFSK受信装置との間の受信誤差を補正することが難しいという課題があった。
【解決手段】周波数弁別手段の出力変化量を検出し、検出した信号変化量からデータが変化したかどうかを検出し、データが変化したと検出された時に前記周波数弁別手段の基準周波数と受信した信号周波数との受信誤差を算出して受信誤差を補正するように構成した。
【選択図】図1

Description

本発明は、受信信号周波数と受信機における局部発振周波数の間に周波数誤差があっても受信性能が劣化することのない周波数シフトキーイング受信装置(以下、FSK受信装置とする)に関するものである。
FSK受信装置では、FSK信号の中心を周波数弁別手段の中心に一致させておかなければ復調信号に符号歪みを生じる。しかし、一般的に受信信号周波数、局部発振器周波数、周波数弁別手段の中心周波数など、それぞれに周波数誤差があるため、これらの周波数誤差を補正するAFC回路が使用される。
このAFC回路は、その目的から、FSK信号の周波数弁別手段に対する中心周波数誤差を零にすべく動作させねばならない。しかし、FSK信号は信号自体が変調符号の”0”、”1”によって周波数がf0またはf1に変化する信号であるため、従来のAFC回路では符号情報の”0”と”1”の発生確率によってきまるf0とf1のあいだの移動平均周波数に追随することになる。したがって、NRZ(Non Return to Zero)符号等において”0”または”1”が長時間連送されると、AFC回路は何れかの周波数に収斂してしまい、大きな誤差を発生させる。
この弊害から逃れる方法として、マンチェスタ符号を用いる方法のように変調符号に関係なく、常に移動平均周波数を中心周波数近傍に維持する方法などがある。
マンチェスタ符号は、情報の各ビットをそれぞれ2ビットずつの零平衡符号に変換して送信する方法であって、移動平均値は常に中心にあるので、特に保護回路を設けずともAFC回路は誤動作しない。ところが、NRZ符号に比して2倍の伝送帯域幅を必要とするため、伝送効率がきわめて悪い。
そこでマンチェスタ符号を用いないFSK用のAFCが種々考案されている。例えば、その一例としては、周波数弁別器出力に正ピークホールド回路と負ピークホールド回路とを設け、その両出力の平均値から中心周波数誤差を検出しようとするものである。この方法では、キーイングが順当になされている間は良好に動作するが、”1”または”0”の連送が生じると、連送されていない側のホールド回路が徐々に放電していくため、やはり連送されている符号の周波数に徐々に引き込まれ、移動平均周波数が中心で維持できなくなってしまう。
他の一例としては、特許文献1には、FSK受信機用復調補正回路が開示されている。この例では、通常、周波数弁別手段出力はコンパレータ等に加え、矩形波に波形整形して復調出力とすると共に、AFCを構成すべく前段の周波数変換用局部発振器(以下VCO:電圧制御発振器、と呼ぶ)へ帰還される。このままでは、前述したように変調符号によって変化する移動平均値を零にするよう制御してしまうが、この方法ではコンパレータ出力よりこの移動平均値を求め、制御電圧からこの移動平均値を差し引くことによって正しい受信誤差を検出する。そして、この誤差電圧でVCOを制御しようというものである。
また、上記文献の課題を解決するものとして、特許文献2には、周波数シフトキーイング受信機用自動周波数制御回路が開示されている。
特開平7−235954号公報 特開平10−84395号公報
しかしながら上記特許文献1では、変調符号内容の影響を受けずに受信誤差を検出できる範囲は、受信誤差が周波数偏移以内である場合だけであり、かつ受信誤差が周波数偏移以内であっても周波数弁別手段の出力信号レベルとコンパレータ出力レベルが等しい場合のみ(すなわち、ある特定のシフト周波数幅、ある特定の弁別手段感度のときのみ)であって、この条件以外のときでは変調符号内容の影響をうけてしまう。
上記課題を解決するものとして特許文献2に開示されたものでは、解決できるのは受信誤差が周波数偏移以内である時であり、受信誤差が周波数偏移より大きい場合は動作に不具合が生じる、という課題があった。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、簡単な構成、方法により変調符号内容の影響を受けることなく良好な受信誤差制御を行うことのできるFSK受信装置、FSK受信方法、及びプログラムを提供することを目的とする。
受信手段と周波数弁別手段と前記周波数弁別手段の出力を波形整形するコンパレータを有するFSK受信装置であって、前記周波数弁別手段の出力変化量を検出する信号変化量検出手段と、前記信号変化量検出手段で検出した信号変化量からデータが1から0、或いは0から1に変化したかどうかを検出するデータ変化検出手段と、前記データ変化検出手段でデータが1から0、或いは0から1に変化したと検出された時に前記周波数弁別手段の基準周波数と受信した信号周波数との受信誤差を算出する受信誤差算出手段と、前記受信誤差算出手段からの受信誤差情報に基づき受信手段或いは周波数弁別手段或いはコンパレータの閾値を制御する受信誤差補正手段とで構成されたFSK受信装置である。
そして、データが変化したときのみ受信誤差を算出するので、変調符号内容の影響を受けずに受信誤差の補正を行うことができることとなる。
本発明のFSK受信装置、FSK受信方法、及びプログラムを用いることにより、変調符号内容の影響を受けることなく良好な受信誤差制御を行うことができる。
本発明の第1の実施の形態におけるFSK受信装置の構成図 本発明の第1の実施の形態におけるFSK受信装置の動作を説明するための図 本発明の第1の実施の形態におけるFSK受信装置の信号変化量検出手段の動作を説明するための図 本発明の第1の実施の形態におけるFSK受信装置のデータ変化検出手段の動作を説明するための図 本発明の第2の実施の形態におけるFSK受信装置の構成図 本発明の第3の実施の形態におけるFSK受信装置の構成図 本発明の第1から第3の実施の形態におけるFSK受信方法を示すフローチャート
第1の発明は、受信手段と周波数弁別手段と前記周波数弁別手段の出力を波形整形するコンパレータを有するFSK受信装置であって、前記周波数弁別手段の出力変化量を検出する信号変化量検出手段と、前記信号変化量検出手段で検出した信号変化量からデータが1から0、或いは0から1に変化したかどうかを検出するデータ変化検出手段と、前記データ変化検出手段でデータが1から0、或いは0から1に変化したと検出された時に前記周波数弁別手段の基準周波数と受信した信号周波数との受信誤差を算出する受信誤差算出手段と、前記受信誤差算出手段からの受信誤差情報に基づき受信手段或いは周波数弁別手段或いはコンパレータの閾値を制御する受信誤差補正手段とで構成されたFSK受信装置である。
そして、データが変化したときのみ受信誤差を算出するので、変調符号内容の影響を受けずに受信誤差の補正を行うことができる。
第2の発明の信号変化量検出手段は、所定の時間区間の信号の最大値を検出する最大値検出手段と前記時間区間の信号の最小値を検出する最小値検出手段とを有し、前記最大値検出手段で検出した最大値と前記最小値検出手段で検出した最小値の差を信号変化量としたことを特徴としている。
そして、所定の時間区間の信号の最大値と最小値の差を信号変化量としているため、信号であるか雑音であるか、或いは信号が変化したかどうかを判断することに前記変化量を用いることができる。
第3の発明の信号変化量検出手段は、データが1であるか0であるかを判定する信号タイミング付近で取得した値を用いて所定の時間区間の信号の最大値と最小値を検出する構成である。
そして、データの1、或いは0の判別タイミングと最大値及び最小値の検出タイミングが同じであるため、より正確に前記前記変化量をできる。
第4の発明の信号変化量検出手段は、所定の時間区間の信号を所定間隔でサンプリングし、前記サンプリングした値を用いて前記所定の時間区間の信号の最大値と最小値を検出する構成である。
そして、所定の時間区間の信号を所定間隔でサンプリングした値を用いて最大値及び最小値を検出しているため、より正確に前記信号変化量を検出できる。
第5の発明のデータ変化検出手段は、二つの入力を比較するコンパレータを有し、前記入力のうちの一つ目の入力は所定の閾値であり、二つ目の入力は信号変化量検出手段からの信号変化量であることを特徴とし、前記所定の閾値より前記信号変化量が大きい場合にデータが1から0、或いは0から1に変化したと検出する構成である。
そして、前記所定の閾値と前記信号変化量を比較することにより、信号が変化したかどうかを検出することができる。
第6の発明のデータ変化検出手段は、三つの入力を比較するコンパレータを有し、前記入力のうちの一つ目の入力は第一の閾値であり、二つ目の入力は第二の閾値であり、三つ目の入力は信号変化量検出手段からの信号変化量であることを特徴とし、前記第一の閾値より前記信号変化量が大きく、かつ前記第二の閾値より前記信号変化量が小さい場合にデータが1から0、或いは0から1に変化したと検出する構成である。
そして、前記二つの閾値と前記信号変化量を比較することにより、信号であるか雑音であるか、或いは信号が変化したかどうかを検出することができる。
第7の発明の受信誤差算出手段は、信号変化量検出手段で検出した最大値と最小値の中間値を求め、前記中間値と所定の基準値との差を受信誤差とする構成である。
そして、簡単な構成で受信誤差を算出できる。
第8の発明の受信誤差算出手段は、信号変化量検出手段とは別に設けた所定の時間区間の信号の最大値と最小値を検出する検出手段を有し、前記最大値と最小値の中間値を求め、前記中間値と所定の基準値との差を受信誤差とする構成である。
そして、周波数変化検出手段とは別に所定の時間区間の信号の最大値と最小値を検出する検出手段を有しているため、システム設計の自由度を増加できる。
第9の発明の受信誤差補正手段は、前記受信誤差算出手段で算出した受信誤差が零になる方向に受信手段の局部発振周波数を制御するように構成している。
そして、局部発振周波数を制御することにより、受信周波数と局部発振周波数の受信誤差を零に近づけることができる。
第10の発明の受信誤差補正手段は、受信誤差算出手段で算出した受信誤差が零になる方向に周波数弁別手段の基準周波数が移動するように前記周波数弁別手段を制御するように構成している。
そして、周波数弁別手段を制御することにより、受信周波数の中心周波数に周波数弁別手段の基準周波数を一致させることができる。
第11の発明の受信誤差補正手段は、受信誤差算出手段で算出した受信誤差に対応した値だけ周波数弁別手段の出力を波形整形するコンパレータの閾値をシフトするように制御する構成としている。
そして、コンパレータの閾値をシフトするように制御することにより、コンパレータの閾値を受信周波数の中心周波数のレベルに合わせることができる。
第12の発明の受信誤差補正手段は、受信誤差算出手段で算出した受信誤差が所定値以上の時は受信手段或いは周波数弁別手段或いはコンパレータの閾値の制御状態をリセットし、初期状態に戻るように構成している。
そして、受信誤差を一度補正したにもかかわらず受信誤差が所定地位上の時には、雑音を受信していると可能性があると判断し、受信手段或いは周波数弁別手段或いはコンパレータの閾値の制御状態をリセットし、初期状態に戻すことができる。
第13の発明の受信誤差補正手段は、受信誤差算出手段で算出した受信誤差が所定値以下の時は前記受信誤差から算出される周波数補正量よりも小さい補正量で受信手段或いは周波数弁別手段或いはコンパレータの閾値を制御するように構成している。
そして、受信誤差の誤検出により誤った周波数補正が行われることにより誤りエラーが発生しないように、を行わないように、受信誤差が所定値以下の時は前記受信誤差から算
出される周波数補正量よりも小さい補正量で受信手段或いは周波数弁別手段或いはコンパレータの閾値を制御することができる。
第14の発明の受信誤差補正手段は、所定時間の間受信誤差算出手段からの信号を監視し、前記所定時間の間に取得した受信誤差情報に基づき受信手段或いは周波数弁別手段或いはコンパレータの閾値を制御する構成としている。
そして、所定時間の間に受信誤差算出手段からの信号を複数回取得でいるため、より正確に受信誤差を計算できる。
第15の発明の受信誤差補正手段は、所定時間の間に受信誤差算出手段からの受信誤差情報を取得できなかった場合、受信手段或いは周波数弁別手段或いはコンパレータの閾値の制御状態をリセットし、初期状態に戻るように構成している。
そして、所定時間の間に受信誤差手段からの信号がなければ、異常状態と判断し、受信手段或いは周波数弁別手段或いはコンパレータの閾値の制御状態をリセットし、初期状態に戻すことができる。
第16の発明は、受信手段と周波数弁別手段と前記周波数弁別手段の出力を波形整形するコンパレータを有するFSK受信装置のFSK受信方法であって、前記周波数弁別手段の出力変化量を検出する信号変化量検出ステップと、前記信号変化量検出ステップで検出した信号変化量からデータが1から0、或いは0から1に変化したかどうかを検出するデータ変化検出ステップと、前記データ変化検出ステップでデータが1から0、或いは0から1に変化したと検出された時に前記周波数弁別手段の基準周波数と受信した信号周波数との受信誤差を算出する受信誤差算出ステップと、前記受信誤差算出ステップからの受信誤差情報に基づき受信手段或いは周波数弁別手段或いはコンパレータの閾値を制御する受信誤差補正ステップという構成である。
そして、データが変化したときのみ受信誤差を算出するので、変調符号内容の影響を受けずに受信誤差の補正を行うことができる。
第17の発明は、請求項1〜16のいずれか1項記載のFSK受信装置或いはFSK受信方法の少なくとも一部をコンピュータに実現させるためのプログラムであるので、電気・情報機器、コンピュータ、等のハードリソースを協働させて本発明の少なくとも一部を簡単なハードウェアで実現できる。また記録媒体に記録したり通信回線を用いてプログラムを配信したりすることでプログラムの配布・更新やそのインストール作業が簡単にできる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は本発明の第1の実施の形態における無線装置の構成図である。同図において、1はアンテナ、2は受信手段、3は周波数弁別手段、4はコンパレータ、5はコンパレータ4の閾値、6は信号変化量検出手段、7はデータ変化検出手段、8は受信誤差算出手段、9は受信誤差補正手段である。そして受信手段2を構成するのは、高周波増幅手段11、周波数変換手段12、中間周波増幅手段13、局部発振手段14である。また21はエッジ検出手段、22は積み木加算手段、23は積み木数検出手段、24は積み木数減算手段、25はサンプリング位置決定手段、26は1/0判定手段である。
アンテナ1で受信したFSK信号は、受信手段2で中間周波数に変換増幅されて周波数弁別手段3に入力する。周波数弁別手段3以降の動作について図2を参照しながら説明する。
図2の(a)は周波数弁別手段3の出力、(b)はコンパレータ4の出力、(c)はサンプリングパルス、(d)は積み木加算手段22の出力である。まず図2の(a)〜(d)を参照しながら図1の各手段の動作について説明する。
周波数弁別手段3の出力は閾値5で設定された値を閾値にして波形整形される。閾値5の閾値は周波数弁別手段3の基準周波数の出力電圧値V0に設定されている。図2(a)におけるV0が閾値5で設定された閾値であり、図2(b)がV0を閾値として波形整形された出力波形である。前記出力波形はエッジ検出手段21に入力し、立ち上りエッジが検出される。積み木加算手段22は1ビットの時間長T(すなわちT=伝送速度bpsの逆数)を8個のスロットに分解し、前記エッジ検出手段21で検出された立ち上りエッジのタイミングで該当する時間のスロットに積み木を1個加算する。その様子を図2(d)に示す。立ち上りエッジはスロット6のタイミングで発生しているので立ち上りエッジが発生した時にスロット6に積み木が1個加算されている。
図2(c)で示すサンプリングパルスは、積み木数検出手段23により積み木の一番多いスロットが検出され、サンプリング位置決定手段25により積み木の一番多いスロット位置から4番目の位置に発生するように構成されている。そして1/0判定手段26で前記サンプリングパルスの時間位置でコンパレータ出力が1か0かを識別し、前記識別した値をデータとして出力する。
一方信号変化量検出手段6では前記サンプリングパルスで周波数弁別手段3の出力がサンプリングされ、図2(a)に示すようにV1とV2を取得し、V1とV2の差を計算する。
そしてデータ変化検出手段7では、二つの入力を比較するコンパレータを有し、1つ目の入力はFSK信号の周波数偏移から設定される所定の値である。例えば周波数偏移が±2kHzであり、周波数弁別手段3からの周波数偏移±2kHzに相当する出力電圧が±Vaであれば、最大値と最小値の電圧差2Vaの半分の値Vaが所定値に設定されている。2つ目の入力は前記信号変化量検出手段6からの信号変化量|V1−V2|である。そして前記信号変化量|V1−V2|が所定値Va以上であればデータが0から1、或いは1から0に変化したと認識し、Va以下であればデータ0或いは1から変化しなかったと判定する。
受信誤差検出手段8では、データ変化検出手段7でデータが変化したと認識したときのみ、受信誤差検出動作を行う。受信誤差に相当する電圧誤差はΔV=(V1+V2)/2−V0であり、その様子を図2(a)に示す。
受信誤差補正手段9では、前記電圧誤差ΔVに相当する受信誤差を算出し、前記電圧誤差ΔVが零になるように局部発振手段14の発振周波数を制御する。局部発振手段14は、例えばPLL(Phase Locked Loop)周波数シンセイサイザ回路で構成され、PLLを構成するVCO(Voltage controlled Oscillator)の発振周波数をPLLにより制御する構成である。
上記動作により周波数が制御されΔVが零になる方向に補正された以降の動作について図2(e)〜(h)を参照しながら説明する。図2(e)は周波数補正された後の周波数弁別手段3の出力、図2(f)は図2(e)の出力波形をコンパレータ4で波形整形した
出力、図2(g)は周波数補正後のサンプリングパルス、図2(h)は周波数補正後の積み木加算手段22の出力である。
図2(f)の波形の立ち上りエッジのタイミング毎に対応するスロットのところに1個積み木が加算される。図2(h)においてはスロット7のタイミングに立ち上がりエッジがあるので、スロット7に立ち上がりのタイミング毎に積み木が1個加算される。サンプリングパルスは積み木数の一番多いスロット位置に発生する。そして、スロット6の積み木数3よりスロット7に積み木が多く積まれた時にサンプリングパルスの発生位置がスロット6の位置からスロット7の位置に変化する。これによりサンプリングパルスの発生をデータ判定の最良点に補正することができる。
積み木加算手段22において、コンパレータ4の出力の立ち上りエッジ毎に積み木を加算していく動作が継続すると各スロットに積み木がどんどんつみ上がっていく。例えば雑音を受信していた状態からFSK信号を受信した場合を考える。
雑音によりあるスロットに積み木が多く積まれていた場合、FSK信号を受信した後、正規のスロットに積み木が積まれるが、正規のスロットに積まれた積み木数が雑音によって不正規のスロットに積まれた積み木数を超えるまでに時間がかかることが考えられる。
そこで積み木数減算手段24において、最大の積み木数が所定の値、例えば8個を超えた場合は、各スロットの積み木数を減らすという動作を行う。積み木数減算手段24の動作として、各スロットの積み木数を1/2にしても良いし、各スロットの積み木数を半分にしても良いし、各スロットの積み木数から所定の数だけ減算しても良い。
また受信誤差補正手段9で周波数補正を行ったときに、積み木加算手段22を制御し、各スロットの積み木をクリアし、各スロットの積み木数を零に戻しても良い。各スロットの積み木数を零に戻すことにより、周波数補正後にサンプリングパルスを正規のスロット位置に変更するまでの時間を短縮できる。
またサンプリングパルスの位置の変更は、積み木の最大数のスロット位置の変更に連動して、前記最大数のスロット位置に即座に移動しても良いし、所定のスロット数ずつ移動しても良い。
例えば積み木の最大数のスロットが1の場合、サンプリングパルス位置はスロット1である。この状態から積み木の最大数のスロットが4に変更になった場合、サンプリングパルスをいきなりスロット4の位置に変更するのではなく、所定時間の間はスロット2の位置に変更し、さらに所定時間経過後はスロット3の位置の変更し、さらに所定時間経過後にスロット4に変更する。
このようにすることにより雑音などの理由により誤ったスロットに積み木が積まれ不正規のスロットが最大積み木数になった場合でも緩やかにサンプリングパルス位置が変化するため、誤り発生につながりにくい。なお上記の説明においてスロットの移動は1スロット毎であったが、例えばスロット1から最終スロット4に移動する場合、スロット2の位置に変更し、さらに所定時間経過後にスロット4の位置に移動するように2スロットごとであってもかまわない。
また上記説明において、コンパレータ4の出力の立ち上りエッジ毎に積み木を加算していく動作について説明したが、立下りエッジ毎に積み木を加算していく動作であっても、立ち上がりと立下りの両エッジ毎に積み木を加算していく動作であってもかまわない。
また上記説明では、サンプリングパルス位置(請求項3記載の信号タイミングと同じ)で取得したV1とV2を最小値、最大値としているが、サンプリングパルス位置から数スロット前後にずれたスロット位置で取得した値を最小値、最大値としても良い。
また時間Tの区間を8スロットに分割した例で説明したが、8スロットにこだわるものではない。10スロットでも16スロットでもスロット数に特に規定はない。
次に信号変化量検出手段6の他の実施例について図3を参照しながらその動作を説明する。図3(a)はアナログ的な最大値検出用のピークホールド回路及び最小値検出用のピークホールド回路を有し、所定区間2Tの間に最小値V1と最大値V2をピークホールド回路で保持し、信号変化量|V1−V2|を求めている。
図3(b)の例は、図3(c)で示すサンプリングパルスで周波数弁別手段3の出力をサンプリングし、所定区間2Tの間にサンプリングした値の中から最大値V2と最小値V1を抽出し、信号変化量|V1−V2|を求めている。図3(c)の例では、積み木を積み上げていくスロットのタイミングでサンプリングパルスを発生しているが、前記スロットとは別に作成したタイミングでサンプリングパルスを発生するようにしても良い。
図3(c)の例では、区間2Tの間に16回サンプリングしているが、図3(d)の例では、間引きして区間2Tの間に4回サンプリングしている。そしてサンプリングした4つの値から最小値V1と最大値V2を抽出し、信号変化量|V1−V2|を求めている。区間2Tの間に何回サンプリングするかは特にこだわらないが、サンプリング回数が多いほど正確に最大値と最小値を抽出でき、信号変化量検出性能が向上するが、回路動作の負担が大きくなる。よって回路動作の負担と求められる信号変化量検出性能との兼ね合いでサンプリング回数を決めればよい。
次にデータ変化検出手段7の他の実施例について説明する。データ変化検出手段7の第二の実施例ではデータ変化検出手段7は3つの入力を有するコンパレータを有している。そして1つ目の入力はFSK信号の周波数偏移から設定される所定の値である。例えば周波数偏移が±2kHzであり、周波数弁別手段3からの周波数偏移±2kHzに相当する出力電圧が±Vaであれば、最大値と最小値の電圧差2Vaの半分の値Vaが所定値に設定されている。2つ目の入力は前記信号変化量検出手段6からの信号変化量|V1−V2|である。そして前記信号変化量|V1−V2|が所定値Va以上であればデータが0から1、或いは1から0に変化したと認識し、Va以下であればデータ0或いは1から変化しなかったと判定する。
ここまではすでに説明したデータ変化検出手段7の第一の実施例と同じである。データ変化検出手段7の第2の実施例のコンパレータは3番目の入力を有し、前記信号変化量|V1−V2|がデータの変化によって生じたものか雑音によって生じたものかを判断することができる。
次に、図4を参照しながらデータ変化検出手段7の実施例に詳細に説明する。信号変化量検出手段6により所定区間2Tの間の最小値V1と最大値V2から信号変化量|V1−V2|が算出される。この信号変化量|V1−V2|からデータが1から0、或いは0から1に変化したかどうかをデータ変化検出手段7において検出する。図4(a)はデータが1ビットごとに変化する信号の周波数弁別手段3の出力である。Vaはすでに述べたようにデータ変化検出手段7を構成するコンパレータの1つ目の入力として設定されている所定値である。Vbは前記コンパレータの3つ目の入力として設定されている所定値であり、例えばVb=4Vaに設定されている。雑音がなければ、信号変化量|V1−V2|=2Vaである。よってVa<|V1−V2|<Vbである。この条件を満たす場合はデ
ータが0から1、或いは1から0に変化したと認識する。
図4(b)はデータが変化せずに1或いは0のビットが続いている場合に雑音が重畳した例である。雑音がなければフラットな信号が続くはずであるが、雑音が重畳したことにより、信号波形が変動している。雑音がなければ信号変化量|V1−V2|=0であるが、雑音が重畳したことにより|V1−V2|はある大きさの値になるが、|V1−V2|<Vaであれば雑音が重畳したことによる変動と判定しデータに変化がなかったと認識する。
図4(c)はデータが1ビットごとに変化する信号に大きなレベルの雑音が重畳した場合の例である。大きな雑音が重畳したことにより、最大値V2が大きな値になり信号変化量|V1−V2|はVbより大きな値になっている。閾値Vbより信号変化量|V1−V2|が大きい場合は大きな雑音が信号に重畳していると認識し、次段の受信誤差算出手段8で受信誤差を算出しないようにする。これにより次段の受信誤差算出手段8において誤った受信誤差ΔVを算出するのを防止することができる。
受信誤差算出手段8は図2(a)で説明したように信号変化量検出手段6で検出した最小値V1と最大値V2を用いてその中間値(V1+V2)/2を求め、所定の基準値V0との差ΔVを求め受信誤差としている。しかしながら信号変化量検出手段6で検出した最小値V1と最大値V2を用いることにこだわるものではない。信号変化量検出手段6とは別に設けた所定区間における最大値と最小値を検出する検出手段を用いて所定の基準値V0との差ΔVを求めて受信誤差とする構成であってもかまわない。
(実施の形態2)
実施の形態2では、受信誤差補正手段9の他の実施例について説明する。図1に示す前述した受信誤差補正手段9は局部発振手段14の発振周波数を制御することにより周波数弁別手段3の出力の中心が基準値V0になるように構成している。図5を参照しながら受信誤差補正手段9の第二の実施例について説明する。図5と図1の違いは、図1が受信誤差補正手段9は局部発振手段14の発振周波数を制御しているが、図5においては周波数弁別手段3を制御している。
受信周誤差補正手段9は受信誤差算出手段8により算出された受信誤差ΔVを零にする方向に周波数弁別手段3の出力電圧を制御する。すなわち周波数弁別手段3は一般的にSカーブという復調特性を有している。そして前記Sカーブの中心の出力電圧が基準値V0である。図1の例では周波数弁別手段3に入力する信号周波数の中心をSカーブの中心に来るように局部発振手段14の発振周波数を制御していた。図5の例では周波数弁別手段3に入力する信号周波数の中心にSカーブの中心が来るようにSカーブ自体を推移させている。簡単に説明すれば、受信誤差補正手段9は周波数弁別手段3に入力する信号周波数の中心の出力電圧が基準値V0になるように周波数弁別手段3の復調特性であるSカーブを動かすように制御する。その結果コンパレータ4の出力は図2(f)のように補正され正しい位置に積み木が加算されることになりデータのサンプリングパルスは図2(g)のように正しい位置に補正されることになる。
(実施の形態3)
実施の形態3では、受信誤差補正手段9の第三の実施例について図6を参照しながら説明する。図6において、受信誤差補正手段9はコンパレータ4の閾値5を制御している。図2(a)の例で説明すると、周波数弁別手段3に出力する信号周波数の中心が基準値V0からV0ずれて(V1+V2)/2になっている時、受信誤差補正手段9はコンパレータ4の閾値5が(V1+V2)/2になるよう閾値5を制御する。その結果コンパレータ4の出力は図2(F)のように補正され正しい位置に積み木が加算されることになりデー
タのサンプリングパルスは図2(G)のように正しい位置に補正されることになる。
以上説明した動作を図7のフローチャートを用いて再度説明する。まず、周波数弁別手段3の出力を図3に示す方法でサンプリングする(ステップ100)。そして、所定時間2T経過したかどうかを監視し(ステップ101)、2T時間経過するまでステップ100を繰り返す。2T時間経過すれば、ステップ100で取得したサンプリング値から最小値V1と最大値V2を取得する(ステップ102)。そして、信号変化量として|V1−V2|を計算する(ステップ103)。以上ステップ100からステップ103までが信号変化量検出ステップの動作である。
次に、Va<|V1−V2|<Vb の判定を行い(ステップ104)、ステップ104においてNoであれば雑音、あるいはデータの変化がなかったとしてステップ100に戻る。また、ステップ104においてYesであればステップ105に行く。ステップ104がデータ変化検出ステップである。
ステップ105では、受信誤差ΔV=(V1+V2)/2を計算する。ステップ105は受信誤差算出ステップである。
そして、ステップ106で初期状態からの初めての補正処理かどうかを判定し、ステップ106においてYesならばステップ107で受信誤差ΔVを補正し補正後の受信誤差が零になるようにする。また、ステップ106においてNoならばΔVが所定値以上かどうかをステップ108で判定する。
初期状態から1度補正されている場合は、大きな受信誤差はないはずなので、通常はステップ108においてNoと判定されてステップ109で受信誤差ΔVの半分1/2だけ補正される。これは初期状態から1度、受信誤差補正を行った後であり受信誤差が大きくずれていない場合には受信状態を大きく変化させるより小さな変化に留めたほうが、雑音が重畳したことにより見かけ上受信誤差ΔVが発生した場合の影響を小さくできるためである。
ステップ108でYesの判定をした場合は、初期状態から1度、受信誤差補正を行った後であるにもかかわらず受信誤差が大きいのは初期状態からの最初の補正がおかしかったと判断し、ステップ110で受信誤差制御状態を初期状態に戻す。ステップ106〜110が受信誤差補正ステップであり、図1の受信誤差補正手段9の第二の実施例の動作説明でもある。
またデータによって最大0あるいは1が連続するビット数が決まっている場合がある。例えば同じデータが連続する最大回数は5だとすると、5ビット長の時間区間に必ずデータ変化検出手段7からデータ変化検出信号が出力するはずである。したがって6ビットの時間長以上にわたってデータ変化検出手段7からデータ変化検出信号が出力しない場合、受信状態に異常があると判断することができる。そこで受信誤差補正手段9は所定時間(例えば6ビット長の時間)の間受信誤差算出手段からの信号を監視し、前記所定時間経過しても受信誤差情報が来なかった場合は受信状態に異常があると判断し、受信誤差制御状態をリセットし初期状態に戻す動作を行う。これにより誤った受信誤差補正を長時間継続してしまうことを防止することができる。
データ変化検出手段7は、データに変化がなかった、或いは雑音による変化だと認識した場合も、その情報を次段の受信誤差算出手段8に出力し、さらに受信誤差算出手段8はデータ変化検出手段7からの前記情報を受信誤差補正手段9に伝える。そして受信誤差補正手段9は受信誤差算出手段8からの前記情報や受信誤差情報に基づいて受信誤差の補正
を行うように構成することもできる。これによりさらに細かな判断に基づく受信誤差制御が可能になる。ひとつの情報だけで判断せずに例えば、ステップ108での判定として1つの受信誤差情報から判断するのではなく、2回連続してYesであれば初期状態に戻すという方法でもかまわない。
以上のように本発明にかかるFSK受信装置、FSK受信方法、及びプログラムは、データが1或いは0から0或いは1に変化したときのみ受信誤差を算出し、算出した受信誤差を用いて受信誤差を補正する構成であるので、1或いは0が連続する場合の影響を受けずに受信誤差の補正を行うことができ良好な通信特性を有する無線システムを構築できる。
1 アンテナ
2 受信手段
3 周波数弁別手段
4 コンパレータ
5 閾値
6 信号変化量検出手段
7 データ変化検出手段
8 受信誤差算出手段
9 受信誤差補正手段
14 局部発信手段
22 積み木加算手段
23 積み木数検出手段
24 積み木数減算手段
25 サンプリング位置決定手段

Claims (17)

  1. 受信手段と周波数弁別手段と前記周波数弁別手段の出力を波形整形するコンパレータを有するFSK受信装置であって、
    前記周波数弁別手段の出力変化量を検出する信号変化量検出手段と、前記信号変化量検出手段で検出した信号変化量からデータが1から0、或いは0から1に変化したかどうかを検出するデータ変化検出手段と、前記データ変化検出手段でデータが1から0、或いは0から1に変化したと検出された時に前記周波数弁別手段の基準周波数と受信した信号周波数との受信誤差を算出する受信誤差算出手段と、前記受信誤差算出手段からの受信誤差情報に基づき受信手段或いは周波数弁別手段或いはコンパレータの閾値を制御する受信誤差補正手段とで構成されたFSK受信装置。
  2. 信号変化量検出手段は、所定の時間区間の信号の最大値を検出する最大値検出手段と前記時間区間の信号の最小値を検出する最小値検出手段とを有し、前記最大値検出手段で検出した最大値と前記最小値検出手段で検出した最小値の差を信号変化量としたことを特徴とする請求項1記載のFSK受信装置。
  3. 信号変化量検出手段は、データが1であるか0であるかを判定する信号タイミング付近で取得した値を用いて所定の時間区間の信号の最大値と最小値を検出する構成とした請求項2記載のFSK受信装置。
  4. 信号変化量検出手段は、所定の時間区間の信号を所定間隔でサンプリングし、前記サンプリングした値を用いて前記所定の時間区間の信号の最大値と最小値を検出する構成とした請求項2記載のFSK受信装置。
  5. データ変化検出手段は、二つの入力を比較するコンパレータを有し、前記入力のうちの一つ目の入力は所定の閾値であり、二つ目の入力は信号変化量検出手段からの信号変化量であることを特徴とし、前記所定の閾値より前記信号変化量が大きい場合にデータが1から0、或いは0から1に変化したと検出する請求項1記載のFSK受信装置。
  6. データ変化検出手段は、三つの入力を比較するコンパレータを有し、前記入力のうちの一つ目の入力は第一の閾値であり、二つ目の入力は第二の閾値であり、三つ目の入力は信号変化量検出手段からの信号変化量であることを特徴とし、前記第一の閾値より前記信号変化量が大きく、かつ前記第二の閾値より前記信号変化量が小さい場合にデータが1から0、或いは0から1に変化したと検出する請求項1記載のFSK受信装置。
  7. 受信誤差算出手段は、信号変化量検出手段で検出した最大値と最小値の中間値を求め、前記中間値と所定の基準値との差を受信誤差とする請求項1記載のFSK受信装置。
  8. 受信誤差算出手段は、信号変化量検出手段とは別に設けた所定の時間区間の信号の最大値と最小値を検出する検出手段を有し、前記最大値と最小値の中間値を求め、前記中間値と所定の基準値との差を受信誤差とする請求項1記載のFSK受信装置。
  9. 受信誤差補正手段は、前記受信誤差算出手段で算出した受信誤差が零になる方向に受信手段の局部発振周波数を制御するように構成した請求項1記載のFSK受信装置。
  10. 受信誤差補正手段は、受信誤差算出手段で算出した受信誤差が零になる方向に周波数弁別手段の基準周波数が移動するように前記周波数弁別手段を制御するように構成した請求項1記載のFSK受信装置。
  11. 受信誤差補正手段は、受信誤差算出手段で算出した受信誤差に対応した値だけ周波数弁別手段の出力を波形整形するコンパレータの閾値をシフトするように制御する構成とした請求項1記載のFSK受信装置。
  12. 受信誤差補正手段は、受信誤差算出手段で算出した受信誤差が所定値以上の時は受信手段或いは周波数弁別手段或いはコンパレータの閾値の制御状態をリセットし、初期状態に戻るように構成した請求項1記載のFSK受信装置。
  13. 受信誤差補正手段は、受信誤差算出手段で算出した受信誤差が所定値以下の時は前記受信誤差から算出される周波数補正量よりも小さい補正量で受信手段或いは周波数弁別手段或いはコンパレータの閾値を制御するように構成した請求項1記載のFSK受信装置。
  14. 受信誤差補正手段は、所定時間の間受信誤差算出手段からの信号を監視し、前記所定時間の間に取得した受信誤差情報に基づき受信手段或いは周波数弁別手段或いはコンパレータの閾値を制御する構成とした請求項1記載のFSK受信装置。
  15. 受信誤差補正手段は、所定時間の間に受信誤差算出手段からの受信誤差情報を取得できなかった場合、受信手段或いは周波数弁別手段或いはコンパレータの閾値の制御状態をリセットし、初期状態に戻るように構成した請求項14記載のFSK受信装置。
  16. 受信手段と周波数弁別手段と前記周波数弁別手段の出力を波形整形するコンパレータを有するFSK受信装置のFSK受信方法であって、
    前記周波数弁別手段の出力変化量を検出する信号変化量検出ステップと、前記信号変化量検出ステップで検出した信号変化量からデータが1から0、或いは0から1に変化したかどうかを検出するデータ変化検出ステップと、前記データ変化検出ステップでデータが1から0、或いは0から1に変化したと検出された時に前記周波数弁別手段の基準周波数と受信した信号周波数との受信誤差を算出する受信誤差算出ステップと、前記受信誤差算出ステップからの受信誤差情報に基づき受信手段或いは周波数弁別手段或いはコンパレータの閾値を制御する受信誤差補正ステップとで構成されたFSK受信方法。
  17. 請求項1〜16のいずれか1項記載のFSK受信装置或いはFSK受信方法の少なくとも一部をコンピュータに実現させるためのプログラム。
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