JP2010251015A - 燃料電池モジュール - Google Patents

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Abstract

【課題】セパレータに配置される1以上の電解質・電極接合体に対して積層方向に均一な荷重を付与することができ、前記電解質・電極接合体の損傷を良好に抑制することを可能にする。
【解決手段】燃料電池モジュール10は、燃料電池スタック12と荷重付与機構19とを備える。荷重付与機構19は、燃料電池スタック12のガスシール部に対して積層方向に第1締め付け荷重を付与する第1締め付け部104と、電解質・電極接合体26に対し、前記積層方向に前記第1締め付け荷重よりも小さな第2締め付け荷重を付与する第2締め付け部108とを備える。燃料電池スタック12と第2締め付け部108との間には、積層方向の荷重を緩和するための緩衝部材140が配設される。
【選択図】図3

Description

本発明は、電解質をアノード電極とカソード電極とで挟んで構成される電解質・電極接合体とセパレータとが積層される燃料電池を設け、複数の前記燃料電池が積層される燃料電池スタックと、前記燃料電池スタックに積層方向に荷重を付与するための荷重付与機構とを備える燃料電池モジュールに関する。
通常、固体酸化物形燃料電池(SOFC)は、電解質に酸化物イオン導電体、例えば、安定化ジルコニアを用いており、この電解質の両側にアノード電極及びカソード電極を配設した電解質・電極接合体(MEA)を、セパレータ(バイポーラ板)によって挟持している。この燃料電池は、通常、電解質・電極接合体とセパレータとが所定の数だけ積層された燃料電池スタックとして使用されている。
上記の燃料電池スタックでは、積層方向に各燃料電池を締結するための積層荷重を付与する必要がある。積層荷重は、燃料電池スタックの反応ガス(特に、燃料ガス)が流通する部位では、シール性を確保するために高い荷重が要求されている。一方、燃料電池スタックのMEAを保持する部位では、このMEAが破損しないように、比較的小さな積層荷重を付与しなければならない。このため、燃料電池スタックに積層荷重を付与する荷重付与機構は、ガスシール部位とMEA保持部位とで異なる荷重を付与することが必要となっている。
そこで、例えば、特許文献1に開示されている燃料電池は、図11に示されているように、セパレータ1を備えている。このセパレータ1は、複数の発電セル2a〜2dと、各集電体が積層される中央部分のセパレータ本体1aと、このセパレータ本体1aより面方向に延在し、該セパレータ本体1aの対角縁部2ヶ所で支持するセパレータアーム1b、1cと、により構成されている。
セパレータ1は、その内部に酸化剤ガス通路3と、燃料ガス通路4とを有するとともに、セパレータアーム1bに酸化剤ガス孔5が設けられ、セパレータアーム1cに燃料ガス孔6が設けられている。酸化剤ガス孔5は、酸化剤ガス通路3に連通する一方、燃料ガス孔6は、燃料ガス通路4に連通し、各発電セル2a〜2dの各電極面にそれぞれ中央部分に向かって酸化剤ガス及び燃料ガスを突出するように構成されている。
従って、セパレータ1では、酸化剤ガス孔5及び燃料ガス孔6に作用するシール荷重と、各発電セル2a〜2dに作用する積層荷重とを、互いに分離させる工夫がなされている。
特開2008−204946号公報
上記の特許文献1では、セパレータ1の一平面上(セパレータ本体1aの面上)に、複数の発電セル2a〜2dが配置されている。このため、セパレータ1が積層されたスタックでは、前記セパレータ1や発電セル2a〜2dの寸法公差によって、積層方向の高さが変動してしまう。これにより、スタックに積層方向の荷重を付与する際、複数の発電セル2a〜2dの中、最も高さが高くなる発電セルに対して荷重が集中して均一な荷重を付与することができず、しかも荷重が集中した発電セルが破損するおそれがある。
さらに、スタックに付与される積層方向の荷重は、セパレータ1あるいは発電セル2a〜2dに優先して付与されてしまい、スタックの締め付け荷重が均等に維持されず、集電性が低下するという問題がある。
その他、セパレータ1及び発電セル2a〜2d間の熱膨張差によって径方向に異なる応力が発生し、内部歪みが惹起する。これにより、発電セルが損傷するという懸念もある。
本発明はこの種の問題を解決するものであり、セパレータに配置される1以上の電解質・電極接合体に対して積層方向に均一な荷重を付与することができ、前記電解質・電極接合体の損傷を良好に抑制することが可能な燃料電池モジュールを提供することを目的とする。
本発明は、電解質をアノード電極とカソード電極とで挟んで構成される電解質・電極接合体とセパレータとが積層される燃料電池を設け、複数の前記燃料電池が積層される燃料電池スタックと、前記燃料電池スタックに積層方向に荷重を付与するための荷重付与機構とを備える燃料電池モジュールに関するものである。
荷重付与機構は、燃料電池スタックのガスシール部位に対して積層方向に第1締め付け荷重を付与する第1締め付け部と、電解質・電極接合体に対し、前記積層方向に前記第1締め付け荷重よりも小さな第2締め付け荷重を付与する第2締め付け部とを備えている。そして、燃料電池スタックと第2締め付け部との間には、積層方向の荷重を緩和するための緩衝部材が配設されている。
また、この燃料電池モジュールは、燃料電池スタック及び荷重付与機構が収納される筐体を備え、前記筐体は、互いに固定される第1ケーシング及び第2ケーシングを設け、前記第1ケーシングには、前記荷重付与機構が配設されるとともに、前記第2ケーシングには、前記燃料電池スタックが配設されることが好ましい。このため、筐体内は、機能別に分割されるとともに、収納スペースが効率化される。
さらに、この燃料電池モジュールは、第1ケーシング及び第2ケーシングの間には、前記第2ケーシング内から前記第1ケーシング内に排ガスが導入されることを阻止するガス遮蔽部が設けられることが好ましい。従って、排ガスが分離されることにより、荷重付与機構に前記排ガスが進入することがなく、前記荷重付与機構の耐久性が向上する。
さらにまた、緩衝部材は、燃料電池スタックとガス遮蔽部との間に介装されることが好ましい。これにより、各電解質・電極接合体の高さが異なっていても、緩衝部材により積層方向の高さを同等に調整することができ、前記電解質・電極接合体に対する積層方向の荷重を良好に緩和して該電解質・電極接合体の損傷を抑制することが可能になる。
また、緩衝部材は、耐熱性のフェルト材又はメッシュ材で構成されることが好ましい。このため、簡単な構成で、緩衝機能と耐熱機能とを有することができ、長期間にわたって良好に機能することが可能になる。
さらに、緩衝部材と燃料電池スタックとの間には、導電性プレートが介装されるとともに、前記導電性プレートは、前記緩衝部材を跨いで前記燃料電池スタックとガス遮蔽部とを接続する突起部を設けることが好ましい。従って、絶縁性の緩衝部材を使用することができ、汎用性が向上する。
さらにまた、突起部は、蛇腹形状に構成されることが好ましい。これにより、突起部は、緩衝部材の厚さ変動にも良好に追従し、所望の導電機能を確実に維持することが可能になる。
また、第1ケーシング及び第2ケーシングは、導電性を有するとともに、前記第1ケーシングは、燃料電池スタックの一方の極と電気的に接続するために、導電性を有するガス遮蔽部と電気的に接続され、前記第2ケーシングは、前記燃料電池スタックの他方の極と電気的に接続するために、導電性エンドプレートと電気的に接続されることが好ましい。このため、燃料電池の電流を有効に取り出すことができるとともに、ケーシングの任意の部位に端子を設置することが可能になり、前記端子の設置自由度が有効に向上する。
さらに、セパレータは、電解質・電極接合体を挟持するとともに、アノード電極の電極面に沿って燃料ガスを供給する燃料ガス通路及びカソード電極の電極面に沿って酸化剤ガスを供給する酸化剤ガス通路が個別に設けられる挟持部と、前記挟持部に連結され、前記燃料ガスを前記燃料ガス通路に又は前記酸化剤ガスを前記酸化剤ガス通路に供給するための反応ガス供給通路が形成される橋架部と、前記橋架部に連結され、前記燃料ガス又は前記酸化剤ガスを前記反応ガス供給通路に供給するための反応ガス供給連通孔が前記積層方向に形成される反応ガス供給部とを備え、第2締め付け部は、前記挟持部に荷重を付与することが好ましい。
従って、セパレータの反応ガス供給部に流通する反応ガスを、第1締め付け部を介して確実にシールするとともに、第2締め付け部を介して挟持部に配置された電解質・電極接合体に均一に荷重を付与することができる。
さらにまた、セパレータは、酸化剤ガス又は燃料ガスを積層方向に流通させるとともに、前記酸化剤ガスを酸化剤ガス通路に又は前記燃料ガスを燃料ガス通路に供給する他の反応ガス供給部を備え、隣り合う挟持部間には、前記他の反応ガス供給部から電解質・電極接合体の面方向に沿って前記酸化剤ガス通路を流通する前記酸化剤ガスを、又は前記燃料ガス通路を流通する前記燃料ガスを、整流するための整流部材が配置されることが好ましい。
これにより、整流部材、ケーシング及び電解質・電極接合体間の高さの相違に基づく荷重の影響を回避することができ、各部位に対する良好な荷重付与が遂行可能になる。
また、整流部材は、挟持部材の周縁部の一部及びセパレータの外接円の一部に沿って配置されることが好ましい。このため、整流部材に対して所望の荷重を確実に付与することができる。
本発明によれば、燃料電池スタックと第2締め付け部との間に、緩衝部材が配設されるため、例えば、複数の電解質・電極接合体の高さが種々異なっていても、前記緩衝部材により積層方向の高さを同等に調整することが可能になる。これにより、電解質・電極接合体に対する積層方向の荷重を良好に緩和することができ、前記電解質・電極接合体の損傷を抑制することが可能になる。
本発明の第1の実施形態に係る燃料電池モジュールの断面説明図である。 前記燃料電池モジュールを構成する燃料電池スタックの概略斜視説明図である。 前記燃料電池スタックの、図2中、III−III線断面図である。 燃料電池の分解斜視説明図である。 前記燃料電池のガス流れ状態を示す一部分解斜視説明図である。 前記燃料電池の動作を説明する概略断面説明図である。 前記燃料電池モジュールの要部分解斜視説明図である。 前記燃料電池モジュールの、図7中、VIII−VIII線断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る燃料電池モジュールの要部分解斜視説明図である。 本発明の第3の実施形態に係る燃料電池モジュールの要部分解斜視説明図である。 特許文献1の燃料電池を構成するセパレータの説明図である。
図1に示すように、本発明の第1の実施形態に係る燃料電池モジュール10は、定置用の他、車載用等の種々の用途に用いられている。燃料電池モジュール10は、燃料電池スタック12と、酸化剤ガスを前記燃料電池スタック12に供給する前に加熱する熱交換器14と、原燃料と水蒸気との混合燃料を生成するために、水を蒸発させる蒸発器15と、前記混合燃料を改質して燃料ガス(改質ガス)を生成する改質器16と、前記燃料電池スタック12、前記熱交換器14、前記蒸発器15、前記改質器16及び後述する荷重付与機構19を収容する筐体17とを備える。
改質器16は、都市ガス(原燃料)中に含まれるエタン(C26)、プロパン(C38)及びブタン(C410)等の高級炭化水素(C2+)を、主としてメタン(CH4)、水素、COを含む燃料ガスに水蒸気改質するための予備改質器であり、数百℃の作動温度に設定される。
筐体17内では、燃料電池スタック12の一方の側に、少なくとも熱交換器14、蒸発器15及び改質器16を含む流体部18が配置されるとともに、前記燃料電池スタック12の他方の側に、積層方向(矢印A方向)に締め付け荷重を付与する荷重付与機構19が配設される(図1〜図3参照)。
燃料電池スタック12は、複数の燃料電池12aを積層している。燃料電池12aは、固体電解質形燃料電池であり、この燃料電池12aは、図4及び図5に示すように、例えば、安定化ジルコニア等の酸化物イオン導電体で構成される電解質(電解質板)20の両面に、カソード電極22及びアノード電極24が設けられた電解質・電極接合体(MEA)26を備える。電解質・電極接合体26は、円板状に形成されるとともに、少なくとも外周端面部には、酸化剤ガス及び燃料ガスの進入や排出を阻止するためにバリアー層(図示せず)が設けられている。
燃料電池12aは、各セパレータ28間に4個の電解質・電極接合体26が、このセパレータ28の中心部である燃料ガス供給連通孔(反応ガス供給連通孔)30と同心円上に配列される。
セパレータ28は、図4に示すように、例えば、ステンレス合金等の板金で構成される1枚の金属プレートやカーボンプレート等で構成される。セパレータ28は、中央部に燃料ガス供給連通孔30を形成する燃料ガス供給部(反応ガス供給部)32を有する。この燃料ガス供給部32から外方に等角度間隔(90゜間隔)ずつ離間して放射状に延在する4本の第1橋架部34を介して比較的大径な挟持部36が一体的に設けられる。燃料ガス供給部32と各挟持部36との中心間距離は、同一距離に設定される。
各挟持部36は、電解質・電極接合体26と略同一寸法の円板形状に設定されており、互いに分離して構成される。挟持部36には、燃料ガスを供給するための燃料ガス供給孔38が、例えば、前記挟持部36の中心又は中心に対して酸化剤ガスの流れ方向上流側に偏心した位置に設定される。
各挟持部36のアノード電極24に接触する面36aには、前記アノード電極24の電極面に沿って燃料ガスを供給するための燃料ガス通路40が形成される。面36aには、燃料ガス通路40を通って使用された燃料ガスを排出する燃料ガス排出通路42と、アノード電極24に接触するとともに、前記燃料ガスが燃料ガス供給孔38から前記燃料ガス排出通路42に直線状に流れることを阻止する迂回路形成用の円弧状壁部44とが設けられる。
円弧状壁部44は、略馬蹄形状を有し、その先端側内部に燃料ガス供給孔38が配置される一方、その基端部側(第1橋架部34側)に燃料ガス排出通路42が設けられる。面36aには、燃料ガス通路40側に突出してアノード電極24の外周縁部に接触する外縁周回用凸部46と、前記アノード電極24に接触する複数の突起部48とが設けられる。
凸部46は、燃料ガス排出通路42に対応して一部が切り欠かれた略リング状を有するとともに、突起部48は、面36aに、例えば、エッチングにより形成される中実部、又はプレスにより形成される中空部で構成される。
図6に示すように、各挟持部36のカソード電極22に接触する面36bは、略平坦面に形成されており、この面36bには、円板状のプレート50が、例えば、ろう付け、拡散接合やレーザ溶接等により固着される。このプレート50には、プレス等により複数の突起部52が設けられる。挟持部36の面36b側には、突起部52によりカソード電極22の電極面に沿って酸化剤ガスを供給するための酸化剤ガス通路54が形成されるとともに、前記突起部52は、集電部を構成する。
各挟持部36の外周部には、燃料電池12aの発電電力の取り出し及び計測を行うとともに、セパレータ28に位置決めや枚数検出等に利用可能な突出部56が形成される(図4及び図5参照)。
図4に示すように、セパレータ28のカソード電極22に対向する面には、通路部材60が、例えば、ろう付け、拡散接合やレーザ溶接等により固着される。通路部材60は、平板状に構成されるとともに、中央部に燃料ガス供給連通孔30を形成する燃料ガス供給部62を備える。燃料ガス供給部62には、補強用のボス部63が所定数だけ設けられる。
燃料ガス供給部62から放射状に4本の第2橋架部64が延在するとともに、各第2橋架部64は、セパレータ28の第1橋架部34から挟持部36の面36bに燃料ガス供給孔38を覆って固着される(図6参照)。
燃料ガス供給部62から第2橋架部64には、燃料ガス供給連通孔30から燃料ガス供給孔38に連通する燃料ガス供給通路(反応ガス供給通路)66が形成される。燃料ガス供給通路66は、例えば、エッチングにより形成される。
図6に示すように、酸化剤ガス通路54は、電解質・電極接合体26の内側周端部と挟持部36の内側周端部との間から矢印B方向に酸化剤ガスを供給する酸化剤ガス供給連通孔(反応ガス供給部)68に連通する。この酸化剤ガス供給連通孔68は、各挟持部36の内方と第1橋架部34との間に位置して積層方向(矢印A方向)に延在している。
各セパレータ28間には、燃料ガス供給連通孔30をシールするための絶縁シール70が設けられる。絶縁シール70は、例えば、マイカ材やセラミック材等、地殻成分系素材、硝子系素材、粘土とプラスチックの複合素材で形成されている。絶縁シール70は、燃料ガス供給連通孔30を電解質・電極接合体26に対してシールする機能を有する。燃料電池12aには、挟持部36の外方に位置して排ガス通路72が形成される。
隣り合う各挟持部36間には、酸化剤ガス供給連通孔68を介して各電解質・電極接合体26の面方向に沿って酸化剤ガス通路54を流通する酸化剤ガス及び燃料ガス通路40を流通する燃料ガスを整流するための整流部材74が配置される。整流部材74は、略扇方形状の板材で構成されており、矢印A方向に所定枚数だけ積層されるとともに、各挟持部36間に対応して平面視で4つ配設される。
整流部材74は、絶縁部材、例えば、マイカをシリコーン樹脂で結合して構成される。図4に示すように、整流部材74は、挟持部36の周縁部の一部及びセパレータ28の外接円の一部に沿って配置される。整流部材74の挟持部36の一部に沿う一端部は、前記挟持部36と第1橋架部34との連結部位の近傍に配置されるとともに、前記整流部材74の他端部である外周部78は、セパレータ28の外接円の一部を構成する。
整流部材74の一端部には、酸化剤ガス供給連通孔68及び燃料ガス供給連通孔30から離間する方向に凹形状を有する凹部80が設けられる。整流部材74の両側部には、それぞれ挟持部36の外周形状に対応する円弧状部82が設けられる。
図2及び図3に示すように、燃料電池スタック12は、複数の燃料電池12aの積層方向一端に、略円板状のエンドプレート84aが配置される。燃料電池12aの積層方向他端には、ターミナルプレート85を介装して小径且つ略円板状の複数のエンドプレート84bと、大径且つ略リング状の固定リング84cとが配置される。エンドプレート84a、84bは、導電性を有する。
ターミナルプレート85は、後述するように、高温の排ガスが荷重付与機構19側に導入されることを阻止するガス遮蔽部としての機能をも有する一方、エンドプレート84bは、各電解質・電極接合体26の積層位置に対応して4つ配設される。
エンドプレート84a及び固定リング84cは、複数の孔部86を有するとともに、積層方向にボルト挿入用カラー部材87が一体に挿入される。孔部86及びボルト挿入用カラー部材87に挿入されるボルト88及び前記ボルト88に螺合するナット90を介し、エンドプレート84aと固定リング84cとが締め付け固定される。
エンドプレート84aには、燃料ガス供給連通孔30に連通する単一の燃料ガス供給パイプ92と、各酸化剤ガス供給連通孔68に連通するキャビティ93aを設けるケーシング93と、前記ケーシング93に接続されて前記キャビティ93aに連通する単一の酸化剤ガス供給パイプ94とが設けられる。
エンドプレート84aには、複数のボルト88、ナット98a、98b及び板状カラー部材100を介して固定プレート部材102が固定される。固定プレート部材102とエンドプレート84aとの間には、燃料ガス供給部32、62(ガスシール部位)に第1締め付け荷重を付与する第1締め付け部104と、各電解質・電極接合体26に前記第1締め付け荷重よりも小さな第2締め付け荷重を付与する第2締め付け部108とが設けられ、これらにより荷重付与機構19が構成される。
荷重付与機構19は、エンドプレート84b側に配置されるととともに、第1締め付け部104及び第2締め付け部108は、エンドプレート84aを介して積層方向の荷重を保持する。
第1締め付け部104は、燃料ガス供給連通孔30から燃料ガスが漏れることを阻止するために燃料電池スタック12の中央部(燃料ガス供給部32、62の中央部)に配置される押圧部材116を備え、この押圧部材116は、4つの第2エンドプレート84bの配列中心近傍に位置して前記燃料電池スタック12を押圧する。押圧部材116には、第1受け部材118a及び第2受け部材118bを介して第1スプリング120が配置される。第2受け部材118bには、第1押圧ボルト122の先端が当接する。第1押圧ボルト122は、固定プレート部材102に形成された第1ねじ孔124に螺合するとともに、第1ナット126を介して位置調整可能に固定される。
第2締め付け部108は、第2エンドプレート84bに各電解質・電極接合体26に対応して配置される第3受け部材128aを備える。第3受け部材128aは、ピン130を介して第2エンドプレート84bに位置決め支持される。第3受け部材128aに第2スプリング132の一端が当接する一方、前記第2スプリング132の他端が第4受け部材128bに当接する。第4受け部材128bには、第2押圧ボルト134の先端が当接する。第2押圧ボルト134は、固定プレート部材102に形成された第2ねじ孔136に螺合するとともに、第2ナット138を介して位置調整可能に固定される。
第1の実施形態では、燃料電池スタック12を構成する燃料電池12aと、第2締め付け部108との間に、積層方向の荷重を緩和するための緩衝部材140が配設される。
図7に示すように、緩衝部材140は、ターミナルプレート85に積層されるとともに、この緩衝部材140は、例えば、セラミックス製フェルト又はセラミック製メッシュで構成される。緩衝部材140は、略リング状を有し、この緩衝部材140と燃料電池スタック12との間には、導電性プレート142が介装される。
導電性プレート142は、燃料電池12aを構成するセパレータ28に配置される各電解質・電極接合体26に対応して4つ配置される。導電性プレート142は、薄板状の略円板形状を有し、その外周部には、緩衝部材140を跨いで、燃料電池スタック12とターミナルプレート85とを接続する複数の突起部144a、144b及び144cを設ける。
突起部144a〜144cは、蛇腹形状に構成されるとともに、それぞれの幅寸法が設定される。最大幅寸法を有する突起部144aは、図8に示すように、緩衝部材140の外周部を跨いでターミナルプレート85に電気的に接続される。中間寸法の突起部144b及び最小幅寸法の突起部144cは、緩衝部材140の中央部側に形成される開口部140aを通って、ターミナルプレート85に電気的に接続される。
図1に示すように、筐体17は、荷重付与機構19を収容する導電性の第1筐体部(第1ケーシング)160aと、燃料電池スタック12を収容する導電性の第2筐体部(第2ケーシング)160bとを備える。第1及び第2筐体部160a、160b間は、ターミナルプレート85を介装してねじ162及びナット164により締め付けられる。
ねじ162及びナット164は、複数の絶縁部材165を介して第1及び第2筐体部160a、160bから電気的に絶縁されるとともに、前記第1筐体部160aと前記第2筐体部160bとは、前記絶縁部材165を介して電気的に絶縁される。
第1筐体部160aは、ターミナルプレート85に電気的に接続されており、前記第1筐体部160aの任意の位置には、燃料電池スタック12の一方の極に電気的に接続される第1電流取り出し端子166aが設けられる。第2筐体部160bには、燃料電池スタック12の他方の極に電気的に接続される第2電流取り出し端子166bが任意の位置に設けられる。
第2筐体部160bには、リング状壁板167の一端部が接合されるとともに、前記壁板167の他端部には、ヘッド板168が固着される。蒸発器15には、原燃料(メタン、エタン又はプロパン等)を供給する原燃料供給部(図示せず)に連結される燃料ガス供給管170が接続される。蒸発器15の出口は、改質器16の入口に連通する。燃料ガス供給管170に近接して、排ガス管172が配置される。
ヘッド板168には、酸化剤ガス供給管174が連通するとともに、前記酸化剤ガス供給管174は、筐体17内の通路176を通って熱交換器14から酸化剤ガス供給連通孔68に連通する。
このように構成される燃料電池モジュール10の動作について、以下に説明する。
図1に示すように、エアポンプ(図示せず)により吐出された酸素含有ガスである空気は、酸化剤ガス供給管174から筐体17内の通路176に供給される。この空気は、熱交換器14により加熱された後、酸化剤ガス供給パイプ94からキャビティ93aを介して、各酸化剤ガス供給連通孔68に供給される。
一方、燃料ガス供給管170から改質器16に原燃料(メタン、エタン又はプロパン等)が供給されるとともに、前記燃料ガス供給管170から前記改質器16に水が供給される。原燃料が改質器16を通って改質されることにより、燃料ガス(水素含有ガス)が得られ、この燃料ガスは、エンドプレート84aに接続されている燃料ガス供給パイプ92から燃料ガス供給連通孔30に供給される。
図6に示すように、燃料ガスは、燃料電池スタック12の燃料ガス供給連通孔30に沿って積層方向(矢印A方向)に移動しながら、各燃料電池12aに設けられる燃料ガス供給通路66に沿ってセパレータ28の面方向に移動する。
燃料ガスは、燃料ガス供給通路66から挟持部36に形成された燃料ガス供給孔38を通って燃料ガス通路40に導入される。燃料ガス供給孔38は、各電解質・電極接合体26のアノード電極24の略中心位置に設定されている。このため、燃料ガスは、燃料ガス供給孔38からアノード電極24の略中心に供給された後、燃料ガス通路40に沿って前記アノード電極24の外周部に向かって移動する。
一方、酸化剤ガス供給連通孔68に供給された空気は、整流部材74の整流作用下に、電解質・電極接合体26の内側周端部と挟持部36の内側周端部との間から矢印B方向に流入し、酸化剤ガス通路54に送られる。酸化剤ガス通路54では、電解質・電極接合体26のカソード電極22の内側周端部(セパレータ28の中央部)側から外側周端部(セパレータ28の外側周端部側)に向かって空気が流動する。
従って、電解質・電極接合体26では、アノード電極24の電極面の中心側から周端部側に向かって燃料ガスが供給されるとともに、カソード電極22の電極面の一方向(矢印B方向)に向かって空気が供給される。その際、酸化物イオンが電解質20を通ってアノード電極24に移動し、化学反応により発電が行われる。
なお、各電解質・電極接合体26の外周部に排出される主に発電反応後の空気を含む排ガスは、オフガスとして排ガス通路72を介して燃料電池スタック12から排出される(図2参照)。
この場合、第1の実施形態では、図7及び図8に示すように、燃料電池スタック12と第2締め付け部108との間に、緩衝部材140が配設されている。この緩衝部材140は、セラミックス製フェルト又はセラミックス製メッシュで構成されており、各セパレータ28の挟持部36に配置される一平面上、4枚の電解質・電極接合体26に対応する形状を有している。
このため、複数の電解質・電極接合体26の積層方向の高さが種々異なっていても、緩衝部材140の潰れ量(厚さ方向の寸法変化)により、前記電解質・電極接合体26の高さを同等に調整することが可能になる。これにより、電解質・電極接合体26に対する積層方向の荷重を良好に緩和することができ、前記電解質・電極接合体26の損傷を抑制することが可能になるという効果が得られる。
しかも、緩衝部材140は、フェルト材又はメッシュ材で構成されるため、電解質・電極接合体26の径方向の変形量の差を吸収することができる。従って、電解質・電極接合体26の損傷を可及的に阻止することが可能になる。
また、燃料電池モジュール10は、燃料電池スタック12及び荷重付与機構19が収容される筐体17を備えている。この筐体17は、互いに電気的に絶縁状態で固定される第1筐体部160a及び第2筐体部160bを設け、前記第1筐体部160aには、荷重付与機構19が配設されるとともに、前記第2筐体部160bには、燃料電池スタック12が配設されている。このため、筐体17内は、機能別に分割されるとともに、収納スペースが効率化されて容易にコンパクト化が図られる。
さらに、燃料電池モジュール10は、第1筐体部160a及び第2筐体部160bの間に、前記第2筐体部160b内から前記第1筐体部160a内に排ガス等が導入されることを阻止するガス遮蔽部としてのターミナルプレート85が設けられている。従って、排ガスが分離されることにより、荷重付与機構19に高温の前記排ガスが侵入することがなく、前記荷重付与機構19の耐久性が容易に向上する。
さらにまた、緩衝部材140は、燃料電池スタック12とターミナルプレート85との間に介装されている(図7及び図8参照)。これにより、各電解質・電極接合体26の高さが異なっていても、緩衝部材140自体の変形により積層方向の高さを同等に調整することができる。このため、電解質・電極接合体26に対する積層方向の荷重を良好に緩和し、前記電解質・電極接合体26の損傷を抑制することが可能になる。
その他、燃料電池スタック12の積層方向他端に配置された燃料電池12aとターミナルプレート85との間に生じる熱膨張差によって、前記燃料電池スタック12の径方向に異なる応力が発生し、内部歪みが惹起したとしても、緩衝部材140が該燃料電池12a及び前記ターミナルプレート85で発生した応力や内部歪みを吸収することによって、応力を緩和することができる。このため、電解質・電極接合体26に対する径方向の荷重を良好に緩和し、前記電解質・電極接合体26の損傷を抑制することが可能になる。
また、緩衝部材140は、セラミックス製の耐熱性のフェルト材又はメッシュ材で構成されている。従って、簡単な構成で、緩衝部材140は、緩衝機能と耐熱機能とを有することができ、長期間にわたって良好に機能することが可能になる。
さらに、緩衝部材140と燃料電池スタック12との間には、各電解質・電極接合体26の積層位置に対応して4つの導電性プレート142が介装されている。各導電性プレート142には、緩衝部材140の外周及び内周を跨いで、燃料電池スタック12とターミナルプレート85とを電気的に接続するための突起部144a〜144cが設けられている。
これにより、緩衝部材140として、セラミックス製の材料を用いることができ、汎用性が向上する。その際、突起部144a〜144cは、蛇腹形状に構成されている。このため、突起部144a〜144cは、緩衝部材140の厚さ変動や燃料電池スタック12の径方向の動きにも良好に追従し、所望の導電機能を確実に維持することが可能になる。
さらにまた、第1筐体部160a、第2筐体部160bは、導電性を有するとともに、前記第1筐体部160aは、燃料電池スタック12の一方の極と電気的に接続するために、ターミナルプレート85と電気的に接続されている。第2筐体部160bは、燃料電池スタック12の他方の極と電気的に接続するために、導電性のエンドプレート84aと電気的に接続されている。
従って、燃料電池12aの電流を有効に取り出すことができるとともに、第1筐体部160a及び第2筐体部160bの任意の部位に、第1電流取り出し端子166a及び第2電流取り出し端子166bを設置することが可能になる。これにより、端子の設置自由度が有効に向上する。
また、セパレータ28は、挟持部36と第1及び第2橋架部34、64と、燃料ガス供給連通孔30が形成される燃料ガス供給部32、62とを備え、第2締め付け部108は、前記挟持部36に荷重を付与している。このため、セパレータ28の燃料ガス供給部32、62に流通する燃料ガスを、第1締め付け部104を介して確実にシールするとともに、第2締め付け部108を介して挟持部36に配置された電解質・電極接合体26に均一に荷重を付与することができる。
さらに、セパレータ28は、挟持部36の周縁部の一部及びセパレータ28の該周縁部の一部に沿って整流部材74を配置している。そして、整流部材74は、電解質・電極接合体26の間に位置して緩衝部材140に支持されている。従って、整流部材74、筐体17及び電解質・電極接合体26間の高さの相違に基づく荷重の影響を、緩衝部材140自体の変形によって有効に回避することができ、各部位に対する良好な荷重付与が遂行可能になる。
図9は、本発明の第2の実施形態に係る燃料電池モジュール180の要部分解斜視説明図である。
なお、第1の実施形態に係る燃料電池モジュール10と同一の構成要素には同一の参照符号を付して、その詳細な説明は省略する。また、以下に説明する第3の実施形態においても同様に、その詳細な説明は省略する。
燃料電池モジュール180では、燃料電池スタック12と第2締め付け部108との間に、緩衝部材140が配設されるとともに、前記緩衝部材140を跨いで、燃料電池スタック12とターミナルプレート85とを電気的に接続するための導電性プレート182が設けられる。
導電性プレート182は、リング部184を備え、前記リング部184の内周には、各電解質・電極接合体26の配置に対応して4つの円板部186が一体的に設けられる。リング部184及び各円板部186には、緩衝部材140を跨いで、燃料電池スタック12とターミナルプレート85とを電気的に接続するための蛇腹形状を有する複数の突起部188が形成される。
これにより、第2の実施形態では、上記の第1の実施形態と同様の効果が得られる。
図10は、本発明の第3の実施形態に係る燃料電池モジュール190の要部分解斜視説明図である。
燃料電池モジュール190では、燃料電池スタック12とターミナルプレート85との間に緩衝部材192が介装される。この緩衝部材192は、金属製フェルト材又は金属製メッシュ材で構成されている。
このため、第3の実施形態では、緩衝部材192自体が導電性を有しており、導電性プレート(第1の実施形態では、導電性プレート142、第2の実施形態では、導電性プレート182)が不要になる。これにより、第1及び第2の実施形態と同様の効果が得られる他、部品数が削減されて、構成が一層簡素化されるという利点がある。
10、180、190…燃料電池モジュール
12…燃料電池スタック 12a…燃料電池
14…熱交換器 15…蒸発器
16…改質器 17…筐体
18…流体部 19…荷重付与機構
20…電解質 22…カソード電極
24…アノード電極 26…電解質・電極接合体
28…セパレータ 30…燃料ガス供給連通孔
32、62…燃料ガス供給部 34、64…橋架部
36…挟持部 38…燃料ガス供給孔
40…燃料ガス流路 42…燃料ガス排出通路
48、52、144a〜144c、188…突起部
60…通路部材 66…燃料ガス供給通路
68…酸化剤ガス供給連通孔 74…整流部材
84a、84b…エンドプレート 84c…固定リング
85…ターミナルプレート 88…ボルト
102…固定プレート部材 104、108…締め付け部
120、132…スプリング 140、192…緩衝部材
142、182…導電性プレート 160a、160b…筐体部
166a、166b…電流取り出し端子 184…リング部
186…円板部

Claims (11)

  1. 電解質をアノード電極とカソード電極とで挟んで構成される電解質・電極接合体とセパレータとが積層される燃料電池を設け、複数の前記燃料電池が積層される燃料電池スタックと、
    前記燃料電池スタックに積層方向に荷重を付与するための荷重付与機構と、
    を備える燃料電池モジュールであって、
    前記荷重付与機構は、前記燃料電池スタックのガスシール部位に対して前記積層方向に第1締め付け荷重を付与する第1締め付け部と、
    前記電解質・電極接合体に対し、前記積層方向に前記第1締め付け荷重よりも小さな第2締め付け荷重を付与する第2締め付け部と、
    を備え、
    前記燃料電池スタックと前記第2締め付け部との間には、前記積層方向の荷重を緩和するための緩衝部材が配設されることを特徴とする燃料電池モジュール。
  2. 請求項1記載の燃料電池モジュールにおいて、前記燃料電池スタック及び前記荷重付与機構が収納される筐体を備え、
    前記筐体は、互いに固定される第1ケーシング及び第2ケーシングを設け、
    前記第1ケーシングには、前記荷重付与機構が配設されるとともに、
    前記第2ケーシングには、前記燃料電池スタックが配設されることを特徴とする燃料電池モジュール。
  3. 請求項2記載の燃料電池モジュールにおいて、前記第1ケーシング及び前記第2ケーシングの間には、前記第2ケーシング内から前記第1ケーシング内に排ガスが導入されることを阻止するガス遮蔽部が設けられることを特徴とする燃料電池モジュール。
  4. 請求項3記載の燃料電池モジュールにおいて、前記緩衝部材は、前記燃料電池スタックと前記ガス遮蔽部との間に介装されることを特徴とする燃料電池モジュール。
  5. 請求項4記載の燃料電池モジュールにおいて、前記緩衝部材は、耐熱性のフェルト材又はメッシュ材で構成されることを特徴とする燃料電池モジュール。
  6. 請求項5記載の燃料電池モジュールにおいて、前記緩衝部材と前記燃料電池スタックとの間には、導電性プレートが介装されるとともに、
    前記導電性プレートは、前記緩衝部材を跨いで前記燃料電池スタックと前記ガス遮蔽部とを接続する突起部を設けることを特徴とする燃料電池モジュール。
  7. 請求項6記載の燃料電池モジュールにおいて、前記突起部は、蛇腹形状に構成されることを特徴とする燃料電池モジュール。
  8. 請求項2〜7のいずれか1項に記載の燃料電池モジュールにおいて、前記第1ケーシング及び前記第2ケーシングは、導電性を有するとともに、
    前記第1ケーシングは、前記燃料電池スタックの一方の極と電気的に接続するために、導電性を有する前記ガス遮蔽部と電気的に接続され、
    前記第2ケーシングは、前記燃料電池スタックの他方の極と電気的に接続するために、導電性エンドプレートと電気的に接続されることを特徴とする燃料電池モジュール。
  9. 請求項1〜8のいずれか1項に記載の燃料電池モジュールにおいて、前記セパレータは、前記電解質・電極接合体を挟持するとともに、前記アノード電極の電極面に沿って燃料ガスを供給する燃料ガス通路及び前記カソード電極の電極面に沿って酸化剤ガスを供給する酸化剤ガス通路が個別に設けられる挟持部と、
    前記挟持部に連結され、前記燃料ガスを前記燃料ガス通路に又は前記酸化剤ガスを前記酸化剤ガス通路に供給するための反応ガス供給通路が形成される橋架部と、
    前記橋架部に連結され、前記燃料ガス又は前記酸化剤ガスを前記反応ガス供給通路に供給するための反応ガス供給連通孔が前記積層方向に形成される反応ガス供給部と、
    を備え、
    前記第2締め付け部は、前記挟持部に荷重を付与することを特徴とする燃料電池モジュール。
  10. 請求項9記載の燃料電池モジュールにおいて、前記セパレータは、前記酸化剤ガス又は前記燃料ガスを前記積層方向に流通させるとともに、前記酸化剤ガスを前記酸化剤ガス通路に又は前記燃料ガスを前記燃料ガス通路に供給する他の反応ガス供給部を備え、
    隣り合う前記挟持部間には、前記他の反応ガス供給部から前記電解質・電極接合体の面方向に沿って前記酸化剤ガス通路を流通する前記酸化剤ガスを、又は前記燃料ガス通路を流通する前記燃料ガスを、整流するための整流部材が配置されることを特徴とする燃料電池モジュール。
  11. 請求項10記載の燃料電池モジュールにおいて、前記整流部材は、前記挟持部材の周縁部の一部及び前記セパレータの外接円の一部に沿って配置されることを特徴とする燃料電池モジュール。
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