JP2010250800A - エンジンプロセスの構築方法および装置 - Google Patents

エンジンプロセスの構築方法および装置 Download PDF

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Abstract

【課題】エンジン統合を自動的に実行してエンジンプロセスを取得することのできる、エンジンプロセスを構築するための技術的解法を提供する。
【解決手段】エンジン履歴プロセスに基づいて各2つのエンジン間におけるシーケンス関係を取得するステップと、各2つのエンジン間におけるシーケンス関係に基づいてエンジンプロセスを構築するステップとを備える。本方法と装置を使用することにより、自動エンジン統合の実装が可能となり、ユーザの利便性を高めることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は概してデータ処理に関し、特にエンジンプロセスの構築方法および装置に関する。
エンジン統合により、複数の相関するエンジンをリンクしてプロセスを構築し、これを実行することで特定のタスクを解決することができる。例えば、製品抽出タスクを解決したいとすると、ネットワーク情報収集エンジンと、単語分割エンジンと、製品タグ付けエンジンとをリンクして、ネットワーク上で収集されたコンテンツに対して単語分割を実行し、それに含まれる製品関連の情報にタグ付けするエンジンプロセスを形成すればよい。
エンジン統合の重要ポイントの1つは、エンジンシーケンスの決定である。特許文献1(米国特許公報第2004/0243556A1号)には、非構造的情報管理とテキスト解析とを実行するシステムが記載されている。このシステムでは、エンジンシーケンスの決定が自動化されておらず、ユーザがプロセス内の各エンジンを所定のシーケンスに従って配置する必要がある。特許文献2(米国特許公報第2005/0097224A1号)では、サービス構成を自動的に行う方法が示されている。この方法では、サービスのシーケンスはサービスレポジトリ内に格納されたサービス仕様に従って決定されるが、サービス仕様が明記されてないサービスは処理することができない。特許文献3(特許公報第平10−222371号)では、リポジトリシステムを生成して実行するための装置が提示されている。この装置はエンジンの入力と出力に従ってエンジンのシーケンスを決定するものだが、エンジンの入力と出力が指定されていない場合は処理不能となる。
米国特許公報第2004/0243556A1号 米国特許公報第2005/0097224A1号 特許公報平10−222371号
上記から明らかなように、特許文献1〜3の関連技術では、エンジンシーケンスを自動的に決定できないか、たとえできたとしても処理範囲が限定的であるかのいずれかである。さらに、関連技術においては、エンジンプロセスの有効性の判定が自動化されていないため、手動で実行する必要がある。
上記の問題を解決するため、本発明は、エンジン統合を自動的に実行してエンジンプロセスを取得することのできる、エンジンプロセスを構築するための技術的解法を提供することを目的とする。
この目的のため、本発明の第1の態様によれば、エンジンプロセスの構築方法であって、エンジン履歴プロセスに基づいて各2つのエンジン間のシーケンス関係を取得し、各2つのエンジン間のシーケンス関係に基づいてエンジンプロセスを構築することを特徴とするエンジンプロセス構築方法が提供される。
本発明の第2の態様によれば、プロセス構築ユニットを備えるエンジンプロセスの構築装置であって、エンジン履歴プロセスに基づいて各2つのエンジン間におけるシーケンス関係を取得する手段と、各2つのエンジン間におけるシーケンス関係に基づいてエンジンプロセスを構築する手段を備えることを特徴とするエンジンプロセス構築装置が提供される。
本発明によれば、エンジンプロセスを取得するためのエンジン統合を自動的に実行することができるエンジンプロセス構築を実現することができる。
本発明の他の特徴および利点については、本発明の好適な実施例に関する以下の説明と添付図面により明らかになるであろう。
本発明の他の目的および効果は、本発明に対する深い理解をもって以下の説明と添付図面を参照することにより、さらに明確に理解されるであろう。
本発明の一実施例によるエンジンプロセス構築方法を示すフローチャートである。 本発明の他の実施例によるエンジンプロセス構築方法を示すフローチャートである。 本発明のさらに他の実施例によるエンジンプロセス構築方法を示すフローチャートである。 本発明の一実施例によるエンジンプロセス構築装置のブロック図である。
上記の各図面において同一の参照番号が使用されている場合は、同一、類似、もしくは対応する特徴もしくは機能を有することを意味する。
以下では、図面を参照しながら、本発明の各実施例について詳細に説明する。本発明の図面と実施例は例示的な説明のみを目的とし、本発明に対する保護の範囲を限定するものではないことを理解されたい。
明確化のため、まず本発明の技術的用語を以下に定義する。
1.エンジン
「エンジン」とは、特定の管理および処理機能を実行するためのルーチンである。例えば、ネットワーク情報収集エンジンは、ネットワークから関連情報を収集するルーチンであり、単語分割エンジンは、ネットワークを介して収集されたコンテンツに対し単語分割を実行するルーチンであり、製品タグ付けエンジンは、取得された製品関連の分割済みの単語に含まれる情報にタグ付けするルーチンである。
2.エンジンプロセス
「エンジンプロセス」とは、特定のタスクを解決するために、複数の互いに関連するエンジンをリンクして構築されたエンジンシーケンスである。例えば、製品抽出タスクを解決する場合であれば、ネットワーク情報収集エンジンと単語分割エンジンと製品タグ付けエンジンとをリンクしてエンジンプロセスを構築することができる。このプロセスは、例えば「ネットワーク情報収集エンジン→単語分割エンジン→製品タグ付けエンジン」のように表すことができる(ここで、記号「→」は2つのエンジンのシーケンスを示す)。このプロセスは、最初に「ネットワーク情報収集エンジン」を実行し、次に「単語分割エンジン」を実行し、最後に「製品タグ付けエンジン」を実行することを示す。
3.シーケンス関係
本発明における「シーケンス関係」とは、2つのオブジェクト間におけるシーケンスである。このシーケンス関係はさらに、シーケンスの出現頻度であることもある。
本発明においては、各2つのエンジン間のシーケンス関係は、2つかそれ以上のエンジン間におけるシーケンスとすることも、各シーケンスの出現頻度とすることもできる。例えば、上記の例であれば、ネットワーク情報収集エンジンと単語分割エンジンとのシーケンス関係は、この2エンジンのシーケンス「ネットワーク情報収集エンジン→単語分割エンジン」である。あるいはさらに、ネットワーク情報収集エンジンと単語分割エンジンとのシーケンス関係は、履歴プロセスに出現したシーケンス「ネットワーク情報収集エンジン→単語分割エンジン」の出現頻度のこともある。
本発明においては、各2つのエンジンタイプ間のシーケンス関係は、2つかそれ以上のエンジンタイプ間のシーケンスとすることも、シーケンスの出現頻度とすることもできる。例えば、ネットワーク情報収集エンジンのタイプは「データ読み取り」、単語分割エンジンのタイプは「データラベリング」であり、この2つのエンジンを含む履歴プロセスは「ネットワーク情報収集エンジン→単語分割エンジン」であるとすると、データ読み取りとデータラベリングという2つのエンジンタイプのシーケンス関係は、「データ読み取り→データラベリング」というシーケンスになる。あるいは、データ読み取りとデータラベリングとのシーケンス関係はさらに、シーケンス「データ読み取り→データラベリング」の履歴プロセス内での出現頻度となる。
4.エンジン履歴プロセス
「エンジン履歴プロセス」とは、既存の履歴プロセスを意味する。エンジン履歴プロセスは、エンジン履歴プロセスリポジトリに予め格納しておくことができる。エンジン履歴プロセスリポジトリには、それまでに確立されたすべてのプロセスを格納することができる。エンジン履歴プロセスリポジトリは様々な方法で実装することが可能である。表1と表2に、エンジン履歴プロセスリポジトリの例を示す。
Figure 2010250800
表1に示すエンジン履歴プロセスリポジトリの例では、エンジン履歴プロセスリポジトリは2つの項目で構成され、各項目は、エンジン履歴プロセス、そのエンジン履歴プロセスをかつて使用したユーザの名前、およびそのエンジン履歴プロセスの構築日時で構成される。図1に示すエンジン履歴プロセスリポジトリの各項目は、あるユーザがある日時にあるプロセスを構築したことを示す。例えば、1番目の項目を見ると、ユーザ001が2008年11月5日の18:40:36に「ネットワーク情報収集エンジン→単語分割エンジン」というプロセスを構築したことが分かる。このように、表1においては、エンジン履歴プロセスはエンジン名で構成され、エンジン間のシーケンスを示す。
Figure 2010250800
表2は、エンジン履歴プロセスが各エンジンのタイプをさらに含むことを除くと、表1と同じである。例えば、1番目の項目では、ユーザ001が2008年11月5日の18:40:36に「ネットワーク情報収集エンジン→単語分割エンジン」というプロセスを構築したこと、このプロセスにおいてネットワーク情報収集エンジンのタイプは「データ読み取り」であること、単語分割エンジンのタイプは「データラベリング」であることが示されている。
エンジン履歴プロセスは様々な方法で生成することができる。この方法としては、例えば、外部の既知のデバイス(例えば、ユーザによって手動で構築されたプロセスを格納するためのストレージ)によってエンジン履歴プロセスを生成し、エンジン履歴プロセスリポジトリに格納する方法や、本発明によるエンジンプロセス構築装置によって、有効なエンジン履歴プロセスをエンジン履歴プロセスリポジトリに格納する方法が可能である。エンジン履歴プロセスリポジトリ内のエンジンタイプは、履歴プロセスの生成中に自動的にラベリングしてもよいし、あるいは、履歴プロセスの生成後にユーザが手動でラベリングしてもよい。
5.エンジン記述
「エンジン記述」とは、エンジンを記述するための詳細情報を意味し、エンジン記述リポジトリ内に格納することができる。エンジン記述リポジトリには、エンジン名、エンジンタイプ、エンジン入力タイプ、エンジン出力タイプ、エンジンコンテキスト等のエンジン関連情報で構成される複数の項目を格納することが可能である。「エンジン名」とはエンジンの名前を意味する。「エンジンタイプ」とはエンジンの機能カテゴリを意味し、その例としては「データ読み取り」、「データラベリング」、「知識分析」等が挙げられる。「エンジン入力タイプ」とはエンジンが入力を必要とするデータタイプ、「エンジン出力タイプ」とはエンジンが出力できるデータタイプを意味する。「エンジンコンテキスト」とは、当該エンジンの直前に存在すべきエンジンと直後に存在すべきエンジンを意味する。表3に、エンジン記述リポジトリの例を示す。
Figure 2010250800
図3に示すエンジン記述リポジトリの1番目の項目を見ると、ネットワーク情報収集エンジンはデータ読み取りの一種であり、必要とする入力データタイプはウェブサイトであり、出力データタイプはウェブページであり、ネットワーク情報収集エンジンの直後は単語分割エンジンでなければならないことが分かる。
エンジン記述レポジトリは様々な方法で生成することができる。これらの方法の一例としては、各エンジンの開発者が自発的にエンジン記述をサブミットする方法が挙げられる。具体的には、エンジン開発者はエンジン名、エンジンタイプ、エンジン入力タイプ、エンジン出力タイプ、およびエンジンコンテキストを手動で入力し、この記述をエンジン記述リポジトリに格納する。
本発明は、エンジンプロセス構築方法であって、エンジン履歴プロセスに基づいて各2つのエンジン間におけるシーケンス関係を取得するステップと、各2つのエンジン間におけるシーケンス関係に従ってエンジンプロセスを構築するステップとを備えることを特徴とするエンジンプロセス構築方法に関する。
本発明の一実施例によれば、エンジン履歴プロセスは各エンジンのエンジン名を含み、エンジン履歴プロセスに基づいて各2つのエンジン間におけるシーケンス関係を取得するステップは、エンジン履歴プロセス内の各エンジンのエンジン名に基づいて、エンジン履歴プロセス内の各2つのエンジン間におけるシーケンス関係の統計を作成するステップを含む。
各2つのエンジン間におけるシーケンス関係に従ってエンジンプロセスを構築するステップは、プロセスの構築対象となるエンジン集合を決定し、集合内の各エンジンのエンジン名を取得し、集合内の各エンジンのエンジン名に基づいて、各2つのエンジン間におけるシーケンス関係から、集合内の各2つのエンジン間におけるシーケンス関係を取得し、集合内の各2つのエンジン間におけるシーケンス関係に従って、集合内のエンジンのプロセスを構築する。
本発明の他の実施例によれば、エンジン履歴プロセスは、エンジン名と各エンジンのエンジンタイプで構成される。エンジン履歴プロセスに基づいて各2つのエンジン間におけるシーケンス関係を取得するステップは、エンジン履歴プロセス内の各エンジンのエンジン名とエンジンタイプとに基づいて、エンジン履歴プロセス内の各2つのエンジンタイプ間におけるシーケンス関係の統計を作成する。
各2つのエンジン間におけるシーケンス関係に従ってエンジンプロセスを構築するステップは、プロセスの構成対象となるエンジン集合を決定し、集合内の各エンジンのエンジン名とエンジンタイプとを取得し、集合内の各エンジンのエンジンタイプに基づいて、エンジン履歴プロセスの各2つのエンジンタイプ間におけるシーケンス関係から、集合内の各2つのエンジンタイプ間におけるシーケンス関係を取得し、集合内の各エンジンのエンジン名とエンジンタイプとに基づいて、集合内の各2つのエンジンタイプ間におけるシーケンス関係から、集合内の各2つのエンジン間におけるシーケンス関係を取得し、集合内の各2つのエンジン間におけるシーケンス関係に従って、集合内のエンジンのプロセスを構築する。
本発明のさらに他の実施例によれば、各2つのエンジン間におけるシーケンス関係は、エンジン履歴プロセスとエンジン記述との組み合わせに基づいて取得される。本実施例の一例によれば、エンジン履歴プロセスに基づいて各2つのエンジン間におけるシーケンス関係が取得され、エンジン記述に基づいて各2つのエンジン間におけるシーケンス関係が取得され、エンジン履歴プロセスに基づいて取得された各2つのエンジン間におけるシーケンス関係と、エンジン記述に基づいて取得された各2つのエンジン間におけるシーケンス関係とが、各2つのエンジン間におけるシーケンス関係として結合される。この例においては、プロセスの構成対象となるエンジン集合が決定され、集合内の各2つのエンジン間におけるシーケンス関係が、結合された各2つのエンジン間におけるシーケンス関係から取得され、集合内のエンジンのプロセスが、集合内の各2つのエンジン間におけるシーケンス関係に従って構築される。
本発明の他の実施例によれば、エンジン記述は、エンジン名、エンジンタイプ、エンジンコンテキスト、エンジン入力タイプ、エンジン出力タイプの1つ、またはその組み合わせのいずれかである。
次に、本発明の各実施例について詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施例によるエンジンプロセス構築方法を示すフローチャートである。本実施例においては、エンジンプロセスを構築するために、エンジン履歴プロセス内の各エンジンのエンジン名に基づいて、エンジン履歴プロセス内の各2つのエンジン間におけるシーケンス関係が取得される。
ステップ101において、エンジン履歴プロセスが取得される。
エンジン履歴プロセスリポジトリに格納されるすべての項目は読み取り可能であり、これにより1つ以上のエンジン履歴プロセスを取得することができる。
あるいは、構築日時に基づいて、読み取り対象とするエンジン履歴プロセスの範囲を設定することも可能である。例えば、2008年11月10日の00:00:00以降のエンジン履歴プロセスのみを取得するように設定すると、表1の2番目の項目に含まれるエンジン履歴プロセスだけが読み取られる。または、読み取るべきエンジン履歴プロセスの範囲をユーザごとに設定することもできる。例えば、ユーザ001に関連する履歴プロセスのみが取得されるように設定されている場合であれば、表1の1番目の項目内の履歴プロセスだけが読み取られる。
本実施例においては、表1の1番目の項目と2番目の項目に含まれるエンジン履歴プロセス、すなわち「ネットワーク情報収集エンジン→単語分割エンジン」と「データベース読み取りエンジン→単語分割エンジン→製品抽出エンジン」とが読み取られる。
ステップ102において、エンジン履歴プロセス内の各エンジンのエンジン名が取得される。
本実施例においては、表1に示すように、エンジン履歴プロセスは計4つのエンジン(すなわち、ネットワーク情報収集エンジン、単語分割エンジン、データベース読み取りエンジン、および製品抽出エンジン)で構成される。
ステップ103において、エンジン名に基づいて、エンジン履歴プロセス内の各2つのエンジン間におけるシーケンス関係の統計が実行される。
本実施例においては、4つのエンジンの間に計4×4=16の結合シーケンスが存在する。これらの結合シーケンスは、下記に示すエンジン履歴転送行列内に明確に記述される。この行列において、各要素は「その要素が属する列に対応するエンジンの直後に、その要素が属する行に対応するエンジンが続く」というシーケンスを示し、その要素の値はシーケンスの出現頻度を表わす。
Figure 2010250800
上記のように、これらのエンジンのシーケンスは、「ネットワーク情報収集エンジン→ネットワーク情報収集エンジン」、「ネットワーク情報収集エンジン→単語分割エンジン」、「ネットワーク情報収集エンジン→データベース読み取りエンジン」、「ネットワーク情報収集エンジン→製品抽出エンジン」、「単語分割エンジン→ネットワーク情報収集エンジン」、「単語分割エンジン→単語分割エンジン」、「単語分割エンジン→データベース読み取りエンジン」、「単語分割エンジン→製品抽出エンジン」、「データベース読み取りエンジン→ネットワーク情報収集エンジン」、「データベース読み取りエンジン→単語分割エンジン」、「データベース読み取りエンジン→データベース読み取りエンジン」、「データベース読み取りエンジン→製品抽出エンジン」、「製品抽出エンジン→ネットワーク情報収集エンジン」、「製品抽出エンジン→単語分割エンジン」、「製品抽出エンジン→データベース読み取りエンジン」、および「製品抽出エンジン→製品抽出エンジン」である。
表1において、シーケンス「ネットワーク情報収集エンジン→単語分割エンジン」と、シーケンス「データベース読み取りエンジン→単語分割エンジン」と、シーケンス「単語分割エンジン→製品抽出エンジン」はそれぞれ1回ずつ出現しており、他のシーケンスは出現していない。そのため、上記の行列においては、行1列2の要素の値は1(エンジン履歴プロセス内におけるシーケンス「ネットワーク情報収集エンジン→単語分割エンジン」の出現頻度は1回であることを表す)であり、行2列4の要素の値は1(エンジン履歴プロセス内におけるシーケンス「単語分割エンジン→製品抽出エンジン」の出現頻度は1回であることを表す)であり、行3列2の要素の値は1(エンジン履歴プロセス内におけるシーケンス「データベース読み取りエンジン→単語分割エンジン」の出現頻度は1回であることを表す)であり、他の要素の値はゼロ(他のシーケンスは出現していないことを表す)である。
ステップ104において、プロセスの構成対象となるエンジン集合が決定される。
プロセスを構築すべきエンジンは、ユーザ入力かまたは事前の設定に従って決定される。例えば、ユーザは、あるエンジン集合を入力し、その集合内のすべてのエンジンを含むプロセスを構築することができる。
ステップ105において、集合内の各エンジンのエンジン名が取得される。
本実施例においては、ユーザが指定した集合に3つのエンジンが含まれ、それらはネットワーク情報収集エンジン、製品抽出エンジン、および単語分割エンジンであるとする。
ステップ106において、集合内の各エンジンのエンジン名に基づいて、エンジン履歴プロセス内の各2つのエンジン間におけるシーケンス関係から、集合内の各2つのエンジン間におけるシーケンス関係が取得される。
集合は3つのエンジンで構成されるので、これら3つのエンジン間には計3×3=9の結合シーケンスが存在する。エンジン履歴プロセス内の各2つのエンジン間におけるシーケンス関係から、以下のようなユーザエンジン転送行列を取得することができる。例えば、履歴エンジン転送行列から、集合内の各2つのエンジン間におけるシーケンス関係を表わすユーザエンジン転送行列が取得される。
Figure 2010250800
履歴エンジン転送行列と同様に、ユーザエンジン転送行列内の各要素も、「その要素が属する列に対応するエンジンの直後に、その要素が属する行に対応するエンジンが続く」というシーケンスを示し、その要素の値はシーケンスの出現頻度を表わす。ただし、ユーザエンジン転送行列と履歴エンジン転送行列とは、履歴エンジン転送行列に関連するエンジンはエンジン履歴プロセスに含まれるすべてのエンジンであるのに対し、ユーザエンジン転送行列に関連するエンジンはステップ104で決定された集合内のエンジンであるという点において、異なっている。
上記のユーザエンジン転送行列においては、行1列2の要素の値は1(シーケンス「ネットワーク情報収集エンジン→単語分割エンジン」の出現頻度は1回であることを表す)であり、行2列3要素の値は1(シーケンス「単語分割エンジン→製品抽出エンジン」の出現頻度は1回であることを表す)であり、他の要素の値はゼロ(他のシーケンスは出現していないことを表す)である。
ステップ107において、集合内の各2つのエンジン間におけるシーケンス関係に従ってエンジンプロセスが構築される。
本実施例においては、「ネットワーク情報収集エンジン→単語分割エンジン」と「単語分割エンジン→製品抽出エンジン」という2つのシーケンスがあるので、「ネットワーク情報収集エンジン→単語分割エンジン→製品抽出エンジン」というエンジンプロセスが構築される。
他の実施例においては、ユーザによって指定された集合に「データ読み取りエンジン」がさらに含まれる場合には、シーケンス「ネットワーク情報収集エンジン→単語分割エンジン」とシーケンス「データ読み取りエンジン→単語分割エンジン」の出現頻度はいずれも1なので、「ネットワーク情報収集エンジン→単語分割エンジン→製品抽出エンジン」と「データ読み取りエンジン→単語分割エンジン→製品抽出エンジン」という2つのプロセスを構築することが可能である。
さらに他の実施例においては、ユーザによって指定された集合に「データ読み取りエンジン」がさらに含まれ、「ネットワーク情報収集エンジン→単語分割エンジン」の出現頻度が2で、「データ読み取りエンジン→単語分割エンジン」の出現頻度が1の場合には、これらのシーケンスの出現頻度に従ってエンジンプロセスを構築することができる。例えば、「ネットワーク情報収集エンジン→単語分割エンジン→製品抽出エンジン」というエンジンプロセスを構築したとすると、このエンジンプロセスの優先順位は高くなり、「データ読み取りエンジン→単語分割エンジン→製品抽出エンジン」の優先順位は低くなる。これにより、優先順位の高いプロセスが優先的にユーザに提供され、優先順位の低いプロセスは後でユーザに提供されるか、ユーザに提供されないようにすることが可能となる。
あるいは、ステップ108において、構築されたエンジンプロセスがユーザに提供される。
本実施例においては、エンジンプロセス「ネットワーク情報収集エンジン→単語分割エンジン→製品抽出エンジン」がユーザに提供される。
あるいは、ステップ109において、エンジンプロセスの構築に対するユーザの同意が受信され、決定されたプロセスが最終的なプロセスとして使用される。
ユーザは自身の好みに応じて構築されたプロセスを評価し、プロセスを決定することができる。こうした決定は、他の制限条件に従って行うことも可能である。
例えば、本発明の一実施例においては、ステップ104で決定された集合が「データ読み取りエンジン」を含む場合には、「ネットワーク情報収集エンジン→単語分割エンジン→製品抽出エンジン」と「データ読み取りエンジン→単語分割エンジン→製品抽出エンジン」という2つのプロセスが構築される。ユーザは必要に応じていずれか一方のプロセスを選択することができる。
これで処理は終了する。
なお、ステップ108とステップ109の使用は任意であり、図1の実施例においてはこれらのステップは必須でないことは明らかである。ステップ108とステップ109を使用しない場合には、ステップ107で構築されたエンジンプロセスは、このステップで構築されたプロセス数にかかわらず、これで完了となる。ステップ108とステップ109が使用される場合、これらは本発明の方法において必須ではない「ユーザの決定ステップ」に対応する。
さらに、ステップ104〜106もまた使用は任意であり、図1の実施例においてはこれらのステップは必須でないことは理解されるであろう。エンジン集合が指定されない場合には、エンジン履歴プロセス内の各2つのエンジン間における統計的シーケンス関係を直接使用して、新たなエンジンプロセスを構築することができる。
図2は、本発明の他の実施例によるエンジンプロセス構築方法を示すフローチャートである。図2に示す実施例では、図1とは異なり、エンジン履歴プロシージャは表2に示すエンジン履歴プロセスリポジトリから取得され、これにはプロセスを形成するエンジンだけでなく各エンジンのエンジンタイプも含まれる。本実施例においては、エンジンプロセスを構築するために、エンジン履歴プロセス内の各エンジンのエンジン名とエンジンタイプに基づいて、エンジン履歴プロセス内の各2つのエンジンタイプ間におけるシーケンス関係が取得される。
ステップ201において、エンジン履歴プロセスが取得される。
ステップ201は図1のステップ101と同じである。本実施例においては、表2に示すエンジン履歴プロセスリポジトリが使用され、具体的には、「ネットワーク情報収集エンジン(データ読み取り)→単語分割エンジン(データラベリング)」と「ネットワーク情報収集エンジン(データ読み取り)→単語分割エンジン(データラベリング)→製品抽出エンジン(データラベリング)→企業競合分析エンジン(知識分析)」という2つのエンジン履歴プロセスが使用される。
ステップ202において、エンジン履歴プロセス内の各エンジンのエンジン名とエンジンタイプが取得される。
表2に示すエンジン履歴プロセスは、ネットワーク情報収集エンジン、単語分割エンジン、製品抽出エンジン、企業競合分析エンジンという4つのエンジンで構成され、ネットワーク情報収集エンジンのタイプは「データ読み取り」、単語分割エンジンと製品抽出エンジンのタイプはいずれも「データラベリング」、企業競合分析エンジンのタイプは知識分析である。
ステップ203において、エンジン履歴プロセス内の各エンジンのエンジン名とエンジンタイプに基づいて、エンジン履歴プロセス内の各2つのエンジン間におけるシーケンス関係の統計が実行される。
本実施例においては、エンジン履歴プロセスは、「データ読み取り」、「データラベリング」、び「知識分析」という3つのエンジンタイプから成る。この3つのエンジンタイプの間には、「データ読み取り→データ読み取り」、「データ読み取り→データラベリング」、「データ読み取り→知識分析」、「データラベリング→データ読み取り」、「データラベリング→データラベリング」、「データラベリング→知識分析」、「知識分析→データ読み取り」、「知識分析→データラベリング」、「知識分析→知識分析」という、計3×3=9の結合シーケンスが存在する。表2に示す本実施例のエンジン履歴プロセス内では、シーケンス「ネットワーク情報収集エンジン→単語分割エンジン」は2回出現し、シーケンス「単語分割エンジン→製品抽出エンジン」は1回出現し、シーケンス「製品抽出エンジン→企業競合分析エンジン」は1回出現する。ネットワーク情報収集エンジン→単語分割エンジン」に対応する2つのエンジンタイプは「データ読み取り→データラベリング」であり、「単語分割エンジン→製品抽出エンジン」は「データラベリング→データラベリング」に対応し、「製品抽出エンジン→企業競合分析エンジン」は「データラベリング→知識分析」に対応する。そのため、シーケンス「データ読み取り→データラベリング」の出現頻度は2回、シーケンス「データラベリング→データラベリング」の出現頻度は1、シーケンス「データラベリング→知識分析」の出現頻度は1回であり、他の6つのエンジンタイプのシーケンスは出現しない。
エンジン履歴プロセス内の各2つのエンジン間におけるシーケンス関係は、以下の履歴エンジン転送行列を使ってより明確に示すことができる。
Figure 2010250800
上記の行列においては、行1列2の要素の値は2(エンジン履歴プロセス内におけるシーケンス「データ読み取り→データラベリング」の出現頻度は2回であることを表す)であり、行2列2の要素の値は1(エンジン履歴プロセス内におけるシーケンス「データラベリング→データラベリング」の出現頻度は1回であることを表す)であり、行2列3の要素の値は1(エンジン履歴プロセス内におけるシーケンス「データラベリング→知識分析」の出現頻度は1回であることを表す)であり、他の要素の値はゼロ(他のシーケンスはエンジン履歴プロセス内に出現していないことを表す)である。
ステップ204において、プロセスの構成対象となるエンジン集合が決定される。
プロセスを構築すべきエンジンは、ユーザ入力かまたは事前の設定に従って決定される。例えば、ユーザは、あるエンジン集合を入力し、その集合内のすべてのエンジンを含むプロセスを構築することができる。
ステップ205において、集合内の各エンジンのエンジン名とエンジンタイプが取得される。
本実施例においては、ユーザが指定した集合に2つのエンジンが含まれ、それらは単語分割エンジンおよびデータベース読み取りエンジンであり、単語分割エンジンのタイプは「データラベリング」、およびデータベース読み取りエンジンのタイプは「データ読み取り」である。
ステップ206において、集合内の各エンジンのエンジンタイプに基づいて、ステップ203で取得されたエンジン履歴プロセス内の各2つのエンジンタイプ間におけるシーケンス関係から、集合内の各2つのエンジンタイプ間におけるシーケンス関係が取得される。
本実施例においては、ユーザによって指定された集合は単語分割エンジンとデータベース読み取りエンジンとから成り、単語分割エンジンのタイプは「データラベリング」、およびデータベース読み取りエンジンのタイプは「データ読み取り」である。そのため、決定された集合内のエンジンは、「データラベリング」と「データ読み取り」という2つのタイプを有する。この集合は企業競合分析エンジンを含まないため、エンジンタイプ「知識分析」に関連するシーケンス関係を考慮する必要はない。
この場合、集合内の各2つのエンジンタイプ間におけるシーケンス関係は、「データ読み取り→データラベリング」と「データラベリング→データラベリング」という2つのシーケンスから成り、この2つのシーケンスの出現頻度はそれぞれ2回と1回である。よって、データラベリングがデータラベリングの直後に続く可能性が高く、データラベリングがデータ読み取りの直後に続く可能性はさらに高い、という結論を導出することができる。
エンジン履歴プロセス内の各2つのエンジンタイプ間におけるシーケンス関係から、ユーザエンジン転送行列を得ることができる。集合内の各2つのエンジンタイプ間のシーケンスと当該シーケンスの出現頻度とを表すユーザエンジン転送行列は、例えば履歴エンジン転送行列から取得することができる。本実施例におけるユーザエンジン転送行列は、以下のようになる。
Figure 2010250800
ステップ207において、集合内の各エンジンのエンジン名とエンジンタイプとに基づいて、集合内の各2つのエンジンタイプ間におけるシーケンス関係から、集合内の各2つのエンジン間におけるシーケンス関係が取得される。
本実施例においては、ユーザが指定したエンジン集合に単語分割エンジン(エンジンタイプは「データラベリング」)とデータベース読み取りエンジン(エンジンタイプは「データ読み取り」)とが含まれ、かつ、集合内の各2つのエンジンタイプ間におけるシーケンス関係が「データ読み取り→データラベリング」と「データラベリング→データラベリング」という2つのシーケンスから成るため、集合内の各2つのエンジン間におけるシーケンス関係は「データベース読み取りエンジン→単語分割エンジン」と「単語分割エンジン→単語分割エンジン」という2つのシーケンスを含むことになる。また、「データ読み取り→データラベリング」と「データラベリング→データラベリング」という2つのシーケンスの出現頻度はそれぞれ2回と1回なので、「データベース読み取りエンジン→単語分割エンジン」と「単語分割エンジン→単語分割エンジン」の出現頻度も2回と1回であると考えることができる。
ステップ208において、集合内の各2つのエンジン間におけるシーケンス関係に従ってエンジンプロセスが構築される。
本実施例においては、ユーザによって指定されたエンジン集合は単語分割エンジンのみを含むので、「データベース読み取りエンジン→単語分割エンジン」のプロセスが構築される。
他の実施例においては、シーケンス「データ読み取り→データラベリング」と「データラベリング→データラベリング」の出現頻度はそれぞれ2回と1回なので、出現頻度が最大となるシーケンスであるシーケンス「データ読み取り→データラベリング」を選択してエンジンプロセスが構築される。具体的には、「データ読み取り→データラベリング」に対応する「データベース読み取りエンジン→単語分割エンジン」を使用してエンジンプロセスが構築される。
または、ステップ209において、構築されたエンジンプロセスが検証され、このプロセスの有効性が判定される。
本発明においては、プロセスの有効性は静的検証、動的検証、またはその組み合わせによって判定することができる。
静的検証では、まずエンジン記述リポジトリを検索してプロセス内の各エンジンの入力タイプと出力タイプが取得され、次に、プロセス内の隣接するエンジンの各ペアにおいて、1つ目のエンジンの出力タイプが2つ目のエンジンの入力タイプと一致するかどうかが検査される。一致した場合、静的検証は合格となる。
動的検証では、まずプロセスを実行して、プロセスに含まれる各エンジンの実際の入力と出力の値がいずれも空でないことがチェックされる。いずれも空でない場合、動的検証は合格となる。
ここでは、静的検証が合格であった場合にのみエンジンプロセスを有効なプロセスと見なす、動的検証が合格であった場合にのみエンジンプロセスを有効なプロセスと見なす、または静的検証と動的検証の両方が合格であった場合にのみエンジンプロセスを有効なプロセスと見なす、のうちいずれとするかを、事前に決定しておくことができる。例えば、プロセス「ネットワーク情報収集エンジン→単語分割エンジン→製品タグ付けエンジン」の場合、ネットワーク情報収集エンジンの出力タイプと単語分割エンジンの入力タイプはいずれも「ウェブページ」であり、単語分割エンジンの出力タイプと製品抽出エンジンの入力タイプはいずれも「単語分割ラベリング結果」なので、プロセスの静的検証は合格となり、続いて、ネットワーク情報収集エンジンの入力として実際のウェブサイト(例:www.nec.com)を設定した後に、各エンジンの入力値と出力値が空かどうかを判定するプロセスを実行し、空でなければ動的検証は合格となる。これにより、このプロセスは有効なプロセスとして判定される。
本実施例においては、ステップ209で検証されるのは「データベース読み取りエンジン→単語分割エンジン」のプロセスである。データベース読み取りエンジンの出力タイプと単語分割の入力タイプはいずれも「ウェブページ」なので、プロセスの静的検証は合格となり、続いて、データベース読み取りエンジンの入力として製品名を設定した後プロセスが実行され、エンジンの入力値と出力値のいずれも空ではないので、プロセスの動的検証は合格となる。したがって、本実施例におけるプロセス「データベース読み取りエンジン→単語分割エンジン」は有効であると判定される。
これで処理は終了する。
なお、ステップ209の使用は任意であり、図2の実施例においてステップ209は必須でないことは明らかである。検証が行われない場合、ステップ208で構築されたエンジンプロセスを最終結果と見なすことができる。
さらに、ステップ204〜206もまた使用は任意であり、図2の実施例においてはこれらのステップは必須でないことは理解されるであろう。エンジン集合が指定されない場合には、エンジン履歴プロセス内の各2つのエンジン間におけるシーケンス関係を取得し、エンジン履歴プロセス内の各2つのエンジンタイプ間におけるシーケンス関係と、エンジン履歴プロセスに含まれる各エンジンのエンジン名およびエンジンタイプとを直接使用して、エンジンプロセスを構築することができる。
なお、図2に示す実施例は、図1に示す処理のステップ108およびステップ109も含むことができることは明らかである。逆に、図1に示す実施例は、図2に示す処理のステップ209も含むことができる。
本発明の実施例の方法によれば、エンジン履歴プロセスとエンジン記述の両方に基づいてエンジンプロセスを構築することもできる。図3は、本発明のさらに他の実施例によるエンジンプロセスの構築方法を示すフローチャートであり、エンジン履歴エンジンとエンジン記述の両方に基づいてエンジンプロセスを構築する一実施例を示す。具体的には、図3に示す実施例においては、エンジン記述に含まれるエンジン名とエンジンコンテキストとが使用される。本実施例においては、まずエンジン履歴プロセスに基づいて各2つのエンジン間におけるシーケンス関係が取得され、エンジン記述に基づいて各2つのエンジン間におけるシーケンス関係が取得され、続いて、エンジン履歴プロセスに基づいて取得された各2つのエンジン間におけるシーケンス関係と、エンジン記述に基づいて取得された各2つのエンジン間におけるシーケンス関係との組み合わせが、エンジンプロセスを構築するための各2つのエンジン間におけるシーケンス関係として使用される。以下では、本実施例について詳細に説明する。
ステップ301において、プロセスの構成対象となるエンジン集合が決定される。
ステップ301は図1のステップ104と同じである。プロセスを構築すべきエンジンは、ユーザ入力かまたは事前の設定に従って決定される。本実施例においては、ユーザが、単語分割エンジン、ネットワーク情報収集エンジン、および企業抽出エンジンという3つのエンジンを含むエンジン集合を入力する。
ステップ302において、エンジン履歴プロセスが取得される。
ステップ302は図1のステップ101と同じである。本実施例において、エンジン履歴プロセスは「ネットワーク情報収集エンジン→単語分割エンジン」と「ネットワーク情報収集エンジン→単語分割エンジン→製品抽出エンジン→企業競合分析エンジン」という2つのプロセスで構成されるとする。
ステップ303において、エンジン履歴プロセスに基づいて各2つのエンジン間におけるシーケンス関係が取得される。
本実施例においては、履歴プロセスに基づいて取得される各2つのエンジン間のシーケンスは「ネットワーク情報収集エンジン→単語分割エンジン」と「単語分割エンジン→製品抽出エンジン」と「製品抽出エンジン→企業競合分析エンジン」とで構成される。
ステップ304において、エンジン記述内のエンジン名とエンジンコンテキストが取得される。
エンジンコンテキストは表3のエンジン記述に基づいて取得できる。ここでは、ネットワーク情報収集エンジンの直後のコンテキストは単語分割エンジンであり、企業抽出エンジンの直前のコンテキストは単語分割エンジンである。
ステップ305において、エンジンコンテキストに基づいて各2つのエンジン間におけるシーケンス関係が取得される。
表3に示すエンジンコンテキストによれば、各2つのエンジン間におけるシーケンス関係は、「ネットワーク情報収集エンジン→単語分割エンジン」と「単語分割エンジン→企業抽出エンジン」という2つのシーケンスで構成され、この2つのシーケンスの出現頻度はそれぞれ1回である。
ここで、ステップ302〜303とステップ304〜305の順序は入れ替えることができることは明白である。すなわち、他の実施例においては、ステップ301が実行された後、ステップ304とステップ305がまず実行され、次にステップ302とステップ303が実行されるが、この違いによって本発明の方法の成果が影響されることはない。
ステップ306において、ステップ303およびステップ305でそれぞれ取得された各2つのエンジン間のシーケンス関係が、各2つのエンジン間におけるシーケンス関係として結合される。
本実施例においては、ステップ303において取得される各2つのエンジン間のシーケンス関係は「ネットワーク情報収集エンジン→単語分割エンジン」と「単語分割エンジン→製品抽出エンジン」と「製品抽出エンジン→企業競合分析エンジン」である。また、ステップ305において取得される各2つのエンジン間のシーケンス関係は「ネットワーク情報収集エンジン→単語分割エンジン」と「単語分割エンジン→企業抽出エンジン」である。上記2つのシーケンス関係を結合して取得される各2つのエンジン間におけるシーケンス関係は、「ネットワーク情報収集エンジン→単語分割エンジン」と「単語分割エンジン→製品抽出エンジン」と「製品抽出エンジン→企業競合分析エンジン」と「単語分割エンジン→企業抽出エンジン」である。
ステップ307において、ステップ306で取得された結合済みの各2つのエンジン間におけるシーケンス関係から、集合内の各2つのエンジン間におけるシーケンス関係が取得される。
ステップ301で決定された集合は、単語分割エンジンとネットワーク情報収集エンジンと企業抽出エンジンとで構成される。そのため、ステップ306で取得された結合済みの各2つのエンジン間におけるシーケンス関係から、この3つのエンジンのうち任意の2つのエンジンのシーケンス関係を知る必要がある。
本実施例においては、「ネットワーク情報収集エンジン→単語分割エンジン」、「単語分割エンジン→製品抽出エンジン」、「製品抽出エンジン→企業競合分析エンジン」、および「単語分割エンジン→企業抽出エンジン」というシーケンス関係から、集合内の各2つのエンジン間におけるシーケンス関係、すなわち、「ネットワーク情報収集エンジン→単語分割エンジン」と「単語分割エンジン→企業抽出エンジン」を取得することができる。
ステップ308において、集合内の各2つのエンジン間におけるシーケンス関係に従ってエンジンプロセスが構築される。
すなわち、ステップ307で取得された集合内の各2つのエンジン間におけるシーケンス関係(すなわち、「ネットワーク情報収集エンジン→単語分割エンジン」と「単語分割エンジン→企業抽出エンジン」)に従って、「ネットワーク情報収集エンジン→単語分割エンジン→企業抽出エンジン」というエンジンプロセスが取得される。
これで処理は終了する。
ここで、ステップ301とステップ307の使用は任意であることは理解されるであろう。ステップ301とステップ307を使用しない場合(すなわち、エンジン集合が設定されない場合)、ステップ308では、ステップ306で取得された各2つのエンジン間におけるシーケンス関係を使用してエンジンプロセスが構築される。したがって、ステップ301とステップ307の不在は本発明の方法の実装に影響しない。さらに、ステップ301はステップ307の前の任意のステップにおいて実行することができる。
なお、図3に示す実施例は、図1に示すプロセスのステップ108およびステップ109も含むことができることは明らかである。図3に示す実施例はさらに、図2に示す処理のステップ209を含むこともできる。
図3に示す実施例の変形においては、ステップ304において、エンジンコンテキストではなく、エンジン記述内のエンジン名、エンジン入力タイプ、およびエンジン出力タイプが取得され、ステップ305において、エンジン入力タイプとエンジン出力タイプとに従って各2つのエンジン間におけるシーケンス関係が取得され、ステップ306において、履歴プロセスに基づいて取得された各2つのエンジン間におけるシーケンス関係と、エンジン入力タイプおよびエンジン出力タイプに基づいて取得された各2つのエンジン間におけるシーケンス関係とが、各2つのエンジン間におけるシーケンス関係と見なされる。
本発明の他の実施例においては、エンジンタイプを含まないエンジン履歴プロセスの場合には、エンジン名に基づいてエンジン記述リポジトリから対応するエンジンタイプを検索して、エンジン履歴プロセス内の各エンジンタイプを決定することができる。その後、本発明の方法を使用して処理を実行する(例えば、図2のステップ203〜208を実行することによりエンジンプロセスを構築する)ことができる。
図4は、本発明の一実施例によるエンジンプロセス構築装置400のブロック図である。
装置400は、プロセス構築ユニット410を備え、当該プロセス構築ユニット410は、エンジン履歴プロセスに基づいて各2つのエンジン間におけるシーケンス関係を取得する手段と、各2つのエンジン間におけるシーケンス関係に基づいてエンジンプロセスを構築する手段とをさらに備える。
装置400はさらに、エンジン履歴プロセスを格納するためのエンジン履歴プロセスリポジトリ420を備える。プロセス構築ユニット410は、エンジン履歴プロセスリポジトリ420からエンジン履歴プロセスを取得することができる。
装置400はさらに、エンジン記述を格納するためのエンジン記述リポジトリ430を備え、エンジン記述はエンジン名、エンジンタイプ、エンジンコンテキスト、エンジン入力タイプ、エンジン出力タイプ等で構成される。
上記に加えて、装置400はさらに、プロセス決定ユニット440とプロセス検証ユニット450とを備える。プロセス決定ユニット440は、構築されたエンジンプロセスをユーザに提供する手段と、決定されたプロセスを最終プロセスとして使用するため、構築されたエンジンプロセスに関するユーザの決定を受信する手段とを備える。プロセス検証ユニット450は、プロセスの有効性を判定するために使用される。具体的には、プロセス検証ユニット450は、構築されたエンジンプロセスに対して静的検証、動的検証、またはその組み合わせのいずれかを実行する手段を備える。
一実施例においては、エンジン履歴プロセスは、各エンジンのエンジン名を含み、エンジン履歴プロセスに基づいて各2つのエンジン間におけるシーケンス関係を取得するためのプロセス構築ユニット410には、エンジン履歴プロセス内の各エンジンのエンジン名を取得する手段と、エンジン名に基づいて、エンジン履歴プロセス内の各2つのエンジン間におけるシーケンス関係についての統計を作成する手段とが備えられる。
各2つのエンジン間におけるシーケンス関係に基づいてエンジンプロセスを構築するためのプロセス構築ユニット410には、プロセスの構築対象となるエンジン集合を決定する手段と、集合内の各エンジンのエンジン名を取得する手段と、集合内の各エンジンのエンジン名に基づいて、各2つのエンジン間におけるシーケンス関係から、集合内の各2つのエンジン間におけるシーケンス関係を取得する手段と、集合内の各2つのエンジン間におけるシーケンス関係に応じて、集合内のエンジンのプロセスを構築する手段とが備えられる。
他の実施例においては、エンジン履歴プロセスは各エンジンのエンジン名とエンジンタイプとを含み、エンジン履歴プロセスに基づいて各2つのエンジン間におけるシーケンス関係を取得するためのプロセス構築ユニット410には、エンジン履歴プロセス内の各エンジンのエンジン名とエンジンタイプとを取得する手段と、エンジン名とエンジンタイプとに基づいて、エンジン履歴プロセス内の各2つのエンジンタイプ間におけるシーケンス関係についての統計を作成する手段とが備えられる。
各2つのエンジン間におけるシーケンス関係に基づいてエンジンプロセスを構築するためのプロセス構築ユニット410には、プロセスの構成対象となるエンジン集合を決定する手段と、集合内の各エンジンのエンジン名とエンジンタイプとを取得する手段と、集合内の各エンジンのエンジンタイプに基づいて、エンジン履歴プロセスの各2つのエンジンタイプ間におけるシーケンス関係から、集合内の各2つのエンジンタイプ間におけるシーケンス関係を取得する手段と、集合内の各エンジンのエンジン名とエンジンタイプとに基づいて、集合内の各2つのエンジンタイプ間におけるシーケンス関係から、集合内の各2つのエンジン間におけるシーケンス関係を取得する手段と、集合内の各2つのエンジン間におけるシーケンス関係に応じて、集合内のエンジンのプロセスを構築する手段とが備えられる。
他の実施例においては、プロセス構築ユニット410はさらに、エンジン履歴プロセスとエンジン記述とに基づいて各2つのエンジン間におけるシーケンス関係を取得する手段を備える。エンジン履歴プロセスとエンジン記述とに基づいて各2つのエンジン間におけるシーケンス関係を取得する手段は、エンジン履歴プロセスに基づいて各2つのエンジン間におけるシーケンス関係を取得する手段と、エンジン記述に基づいて各2つのエンジン間におけるシーケンス関係を取得する手段と、エンジン履歴プロセスに基づいて取得された各2つのエンジン間におけるシーケンス関係とエンジン記述に基づいて取得された各2つのエンジン間におけるシーケンス関係とを、各2つのエンジン間におけるシーケンス関係として結合する手段とを備える。
または、シーケンス関係に基づいてエンジンプロセスを構築するためのプロセス構築ユニット410には、プロセスの構成対象となるエンジン集合を決定する手段と、結合された各2つのエンジン間におけるシーケンス関係から、集合内の各2つのエンジン間におけるシーケンス関係を取得する手段と、集合内の各2つのエンジン間におけるシーケンス関係に従って、集合内のエンジンのプロセスを構築する手段とが備えられる。
または、ユーザ入力かまたは事前の設定に基づいて、プロセスの構成対象となるエンジン集合を決定する手段を実行することもできる。
本発明はさらに、コンピュータプログラム製品であって、エンジン履歴プロセスに基づいて各2つのエンジン間におけるシーケンス関係を取得する処理と、各2つのエンジン間におけるシーケンス関係に基づいてエンジンプロセスを構築する処理とを実行するためのコードを備えることを特徴とするコンピュータプログラム製品に関する。コードは、使用前に、他のコンピュータシステムの記憶装置に格納しておく(例えば、ハードディスクやCDまたはフロッピーディスク等の携行可能な記憶装置に格納する)か、インターネット等のコンピュータネットワークを介してダウンロードしておくことができる。
開示される本発明の方法は、ソフトウェア、ハードウェア、またはその組み合わせによって実現することが可能である。ハードウェア部分は専用論理を使用して実装でき、ソフトウェア部分は、記憶装置内に格納しておき、マイクロプロセッサ、パーソナルコンピュータ(PC)、メインフレームコンピュータ等の適切な命令実行システムによって実行することができる。
上記の説明では、本発明をより理解しやすくするため、本発明の実現には必須とされるが、当該技術に精通した当業者には広く知られている技術の詳細を一部省略している。
本発明の説明は例示と説明を目的として記載したものであり、すべての実施例を網羅することや、本発明を上記の形態に限定することを意図するものではない。多数の変更や改変が可能なことは、当該技術の通常の技量を有する当業者には明らかであろう。
したがって、上記の実施例は、本発明の原理と実用用途とをより明快に説明すると共に、本発明の精神から逸脱することなくなされたすべての変更および改変は付記される請求項に定義される本発明の保護範囲に含まれることを、当該技術の通常の技量を有する当業者が理解する上での助けとすることを目的として、選択され説明されたものである。
410:プロセス構築ユニット
420:エンジン履歴プロセスリポジトリ
430:エンジン記述リポジトリ
440:プロセス検証ユニット
450:プロセス決定ユニット

Claims (23)

  1. エンジンプロセスの構築方法であって、
    エンジン履歴プロセスに基づいて各2つのエンジン間のシーケンス関係を取得するステップと、
    各2つのエンジン間のシーケンス関係に基づいてエンジンプロセスを構築するステップと
    を含むことを特徴とするエンジンプロセス構築方法。
  2. 前記エンジン履歴プロセスが、各エンジンのエンジン名を含み、
    エンジン履歴プロセスに基づいて各2つのエンジン間におけるシーケンス関係を取得するステップが、
    エンジン履歴プロセス中の各エンジンのエンジン名を取得するステップと、
    エンジン名に基づいて、エンジン履歴プロセス内の各2つのエンジン間におけるシーケンス関係の統計を作成するステップを含むことを特徴とする請求項1に記載のエンジンプロセス構築方法。
  3. 各2つのエンジン間におけるシーケンス関係に従ってエンジンプロセスを構築するステップが、
    プロセスの構築対象となるエンジン集合を決定するステップと、
    集合内の各エンジンのエンジン名を取得するステップと、
    集合内の各エンジンのエンジン名に基づいて、各2つのエンジン間におけるシーケンス関係から、集合内の各2つのエンジン間におけるシーケンス関係を取得するステップと、
    集合内の各2つのエンジン間におけるシーケンス関係に従って、集合内のエンジンのプロセスを構築するステップとを含むことを特徴とする請求項2に記載のエンジンプロセス構築方法。
  4. 前記エンジン履歴プロセスは、エンジン名と各エンジンのエンジンタイプを含み、
    エンジン履歴プロセスに基づいて各2つのエンジン間におけるシーケンス関係を取得するステップが、
    エンジン履歴プロセス内の各エンジンのエンジン名とエンジンタイプを取得するステップと、
    各エンジンのエンジン名とエンジンタイプとに基づいて、エンジン履歴プロセス内の各2つのエンジンタイプ間におけるシーケンス関係の統計を作成するステップとを含むことを特徴とする請求項1に記載のエンジンプロセス構築方法。
  5. 各2つのエンジン間におけるシーケンス関係に従ってエンジンプロセスを構築するステップが、
    プロセスの構成対象となるエンジン集合を決定するステップと、
    集合内の各エンジンのエンジン名とエンジンタイプとを取得するステップと、
    集合内の各エンジンのエンジンタイプに基づいて、エンジン履歴プロセスの各2つのエンジンタイプ間におけるシーケンス関係から、集合内の各2つのエンジンタイプ間におけるシーケンス関係を取得するステップと、
    集合内の各エンジンのエンジン名とエンジンタイプとに基づいて、集合内の各2つのエンジンタイプ間におけるシーケンス関係から、集合内の各2つのエンジン間におけるシーケンス関係を取得するステップと、
    集合内の各2つのエンジン間におけるシーケンス関係に従って、集合内のエンジンのプロセスを構築するステップとを含むことを特徴とする請求項4に記載のエンジンプロセス構築方法。
  6. エンジン履歴プロセスとエンジン記述との組み合わせに基づいて、各2つのエンジン間におけるシーケンス関係を取得するステップを含むことを特徴とする請求項1に記載のエンジンプロセス構築方法。
  7. エンジン履歴プロセスとエンジン記述との組み合わせに基づいて、各2つのエンジン間におけるシーケンス関係を取得するステップが、
    エンジン履歴プロセスに基づいて各2つのエンジン間におけるシーケンス関係が取得するステップと、
    エンジン記述に基づいて各2つのエンジン間におけるシーケンス関係が取得するステップと、
    エンジン履歴プロセスに基づいて取得した各2つのエンジン間におけるシーケンス関係と、エンジン記述に基づいて取得した各2つのエンジン間におけるシーケンス関係とを、各2つのエンジン間におけるシーケンス関係として結合するステップとを含むことを特徴とする請求項6に記載のエンジンプロセス構築方法。
  8. 集合内の各2つのエンジン間におけるシーケンス関係に従って、集合内のエンジンのプロセスを構築するステップが、
    プロセスの構成対象となるエンジン集合を決定するステップと、
    結合した各2つのエンジン間におけるシーケンス関係から集合内の各2つのエンジン間におけるシーケンス関係を取得するステップと、
    集合内の各2つのエンジン間におけるシーケンス関係に従って集合内のエンジンのプロセスを構築するステップとを含むことを特徴とする請求項7に記載のエンジンプロセス構築方法。
  9. エンジン記述は、エンジン名、エンジンタイプ、エンジンコンテキスト、エンジン入力タイプ、エンジン出力タイプの少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項6から請求項8の何れかに記載のエンジンプロセス構築方法。
  10. 構築したエンジンプロセスをユーザに提供するステップと、
    決定したプロセスを最終プロセスとして使用するため、構築したエンジンプロセスに関するユーザの決定を受信するステップとを含むことを特徴とする請求項1に記載のエンジンプロセス構築方法。
  11. 構築したエンジンプロセスに対して静的検証、動的検証、またはその組み合わせのいずれかを実行するステップを含むことを特徴とする請求項1に記載のエンジンプロセス構築方法。
  12. エンジンのプロセスを構築する装置であって、
    プロセス構築ユニットを備え、
    前記プロセス構築ユニットが、
    エンジン履歴プロセスに基づいて各2つのエンジン間におけるシーケンス関係を取得する手段と、
    各2つのエンジン間におけるシーケンス関係に基づいてエンジンプロセスを構築する手段と
    を備えることを特徴とする装置。
  13. 前記エンジン履歴プロセスが、各エンジンのエンジン名を含み、
    エンジン履歴プロセスに基づいて各2つのエンジン間におけるシーケンス関係を取得する手段が、
    エンジン履歴プロセス中の各エンジンのエンジン名を取得する手段と、
    エンジン名に基づいて、エンジン履歴プロセス内の各2つのエンジン間におけるシーケンス関係の統計を作成する手段を備えることを特徴とする請求項12に記載の装置。
  14. 各2つのエンジン間におけるシーケンス関係に従ってエンジンプロセスを構築する手段が、
    プロセスの構築対象となるエンジン集合を決定する手段と、
    集合内の各エンジンのエンジン名を取得する手段と、
    集合内の各エンジンのエンジン名に基づいて、各2つのエンジン間におけるシーケンス関係から、集合内の各2つのエンジン間におけるシーケンス関係を取得する手段と、
    集合内の各2つのエンジン間におけるシーケンス関係に従って、集合内のエンジンのプロセスを構築する手段とを備えることを特徴とする請求項13に記載の装置。
  15. 前記エンジン履歴プロセスは、エンジン名と各エンジンのエンジンタイプを含み、
    エンジン履歴プロセスに基づいて各2つのエンジン間におけるシーケンス関係を取得する手段が、
    エンジン履歴プロセス内の各エンジンのエンジン名とエンジンタイプを取得する手段と、
    各エンジンのエンジン名とエンジンタイプとに基づいて、エンジン履歴プロセス内の各2つのエンジンタイプ間におけるシーケンス関係の統計を作成する手段とを備えることを特徴とする請求項12に記載の装置。
  16. 各2つのエンジン間におけるシーケンス関係に従ってエンジンプロセスを構築する手段が、
    プロセスの構成対象となるエンジン集合を決定する手段と、
    集合内の各エンジンのエンジン名とエンジンタイプとを取得する手段と、
    集合内の各エンジンのエンジンタイプに基づいて、エンジン履歴プロセスの各2つのエンジンタイプ間におけるシーケンス関係から、集合内の各2つのエンジンタイプ間におけるシーケンス関係を取得する手段と、
    集合内の各エンジンのエンジン名とエンジンタイプとに基づいて、集合内の各2つのエンジンタイプ間におけるシーケンス関係から、集合内の各2つのエンジン間におけるシーケンス関係を取得する手段と、
    集合内の各2つのエンジン間におけるシーケンス関係に従って、集合内のエンジンのプロセスを構築する手段とを備えることを特徴とする請求項15に記載の装置。
  17. 前記プロセス構築ユニットが、
    エンジン履歴プロセスとエンジン記述との組み合わせに基づいて、各2つのエンジン間におけるシーケンス関係を取得する手段を備えることを特徴とする請求項12に記載の装置。
  18. エンジン履歴プロセスとエンジン記述との組み合わせに基づいて、各2つのエンジン間におけるシーケンス関係を取得する手段が、
    エンジン履歴プロセスに基づいて各2つのエンジン間におけるシーケンス関係が取得する手段と、
    エンジン記述に基づいて各2つのエンジン間におけるシーケンス関係が取得する手段と、
    エンジン履歴プロセスに基づいて取得した各2つのエンジン間におけるシーケンス関係と、エンジン記述に基づいて取得した各2つのエンジン間におけるシーケンス関係とを、各2つのエンジン間におけるシーケンス関係として結合する手段とを備えることを特徴とする請求項17に記載の装置。
  19. 集合内の各2つのエンジン間におけるシーケンス関係に従って、集合内のエンジンのプロセスを構築する手段が、
    プロセスの構成対象となるエンジン集合を決定する手段と、
    結合した各2つのエンジン間におけるシーケンス関係から集合内の各2つのエンジン間におけるシーケンス関係を取得する手段と、
    集合内の各2つのエンジン間におけるシーケンス関係に従って集合内のエンジンのプロセスを構築する手段とを備えることを特徴とする請求項18に記載の装置。
  20. エンジン履歴プロセスを格納するためのエンジン履歴プロセスリポジトリを備えることを特徴とする請求項12に記載の装置。
  21. エンジン記述を格納するためのエンジン記述リポジトリを備え、エンジン記述が、エンジン名、エンジンタイプ、エンジンコンテキスト、エンジン入力タイプ、エンジン出力タイプの少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項12に記載の装置。
  22. プロセス決定ユニットを備え、
    前記プロセス決定ユニットが、
    構築したエンジンプロセスをユーザに提供する手段と、
    決定したプロセスを最終プロセスとして使用するため、構築したエンジンプロセスに関するユーザの決定を受信する手段とを備えることを特徴とする請求項12に記載の装置。
  23. 構築したエンジンプロセスに対して静的検証、動的検証、またはその組み合わせのいずれかを実行するプロセス検証ユニットを備えることを特徴とする請求項12に記載の装置。
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