JP2010250427A - 入力機能を備えた表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 従来よりも簡易な方法で操作者を判別することができる「入力機能を備えた表示装置」を提供する。
【解決手段】 本発明の表示装置10は、ディスプレイ22の運転席方向に第1の操作対象を含む第1の画像を表示し、助手席方向に第2の操作対象を含む第2の画像を表示する表示手段と、ディスプレイ上のタッチパネル30に設定された複数の操作対象領域30A〜30Dの物体の接触を検出する接触検出部24と、操作対象領域30B、30Cに物体が接近したか否かを検出するセンサ40.42と、接触検出部24の検出結果およびセンサ40、42の検出結果に基づき第1の操作対象または第2の操作対象への入力操作を判別する判別手段とを有する。
【選択図】 図10

Description

本発明は、入力機能を備えた表示装置に関し、特に、異なる方向に異なる画像を同時に出力可能な車載用表示装置に関する。
ナビゲーション装置において、運転席側への画像と助手席側への画像を同時に表示することが可能なマルチビューシステム(または2画面表示システム)が実用化されている。マルチビューシステムにより、走行中であっても、例えば、運転者にナビゲーション画像を提供し、同乗者にテレビ等の動画を提供することができる。また、マルチビューシステムには、ディスプレイの表示を見ながら所望の画像にタッチして入力を行うことができるタッチパネル式の入力機能を搭載するものもある。
マルチビューシステムにタッチパネル式に入力機能を付加した場合、運転者または同乗者のいずれかの入力操作であるかを区別しなければならない。例えば、図1に示すように、車載用のディスプレイ1に運転者用のナビゲーション画像2を表示し、同乗者にオーディオ画像3を表示しているとき、それぞれの画像2、3の同じ座標上に入力項目または入力ボタン4A、4Bが表示される。運転者がナビゲーション画像2を見て入力ボタン4Aにタッチした場合には、ナビゲーションに関する入力操作が行われた判定し、同乗者がオーディオ画像3を見て入力ボタン4Bをタッチした場合には、オーディオに関する入力操作が行われたと判定しなければならない。
特許文献1は、このような運転者または同乗者による入力操作を区別する方法を開示している。特許文献1では、図2に示すように、液晶ディスプレイ5の表示領域5Aの周囲に8個の近接センサSを埋め込み、0〜3の近接センサSに運転者の入力操作を検出させ、4〜7の近接センサSに同乗者の入力操作を検出させている。
また、特許文献2は、タッチパネルに視聴者Aタッチ専用エリアと視聴者Bタッチ専用エリアを設け、視聴者Aタッチ専用エリアまたは視聴者Bタッチ専用エリアのいずれがタッチされたかを検出し、運転者と同乗者の入力操作を区別している。
特開2007−102077号公報 特開2005−71286号公報
従来のタッチパネル式の入力機能を備えたマルチビューシステムは、特許文献1に示すように、運転者または同乗者の入力操作を判別するためにディスプレイの周辺に8つの接近センサを埋め込むため、マルチビューシステムのコストが高くなってしまうという課題がある。また、特許文献2のように専用タッチ領域を設定すれば容易に操作者を判別することができるが、1つの画面に複数の入力ボタンを配置させるような場合には、占有スペースに限りがあり、専用タッチ領域をそれぞれ個別に配置することができないことがある。
本発明は、このような従来の課題を解決し、従来よりも簡易な方法で操作者を判別することができる表示装置を提供することを目的とする。
本発明に係る入力機能を備えた表示装置は、ディスプレイの第1の方向に第1の操作対象を含む第1の画像を表示する第1の表示手段と、ディスプレイの第2の方向に第2の操作対象を含む第2の画像を表示する第2の表示手段と、ディスプレイ上に設定された複数の操作対象領域の各々への物体の接触を検出する接触検出手段と、前記複数の操作対象領域内の選択された操作対象領域に物体が接近したか否かを検出する接近検出手段と、前記接触検出手段の検出結果および前記接近検出手段の検出結果に基づき第1の操作対象または第2の操作対象への入力操作を判別する判別手段とを有する。
好ましくは前記接触検出手段は、ディスプレイの長手方向に沿って順に第1ないし第4の4つの操作対象領域への物体の接触を検出し、前記接近検出手段は、第2と第3の操作対象領域への物体の接近を検出する。好ましくは前記接触検出手段が第1の操作対象領域の接触を検出し、かつ前記接近検出手段が第2の操作対象領域の物体の接近を検出したとき、前記判別手段は、第1の操作対象の入力操作であると判別し、他方、前記接触検出手段が第1の操作対象領域の接触を検出し、かつ前記接近検出手段が第2および第3の操作対象領域の物体の接近を検出しないとき、前記判別手段は、第2の操作対象の入力操作であると判別する。好ましくは前記接触検出手段が第2の操作対象領域の接触を検出し、かつ前記接近検出手段が第2および第3の操作対象領域の物体の接近を検出したとき、前記判別手段は、第1の操作対象の入力操作であると判別し、他方、前記接触検出手段が第2の操作対象領域の接触を検出し、かつ前記接近検出手段が第2の操作対象領域の物体の接近を検出したとき、前記判別手段は、第2の操作対象の入力操作であると判別する。好ましくは前記接触検出手段が第3の操作対象領域の接触を検出し、かつ前記接近検出手段が第3の操作対象領域の物体の接近を検出したとき、前記判別手段は、第1の操作対象の入力操作であると判別し、他方、前記接触検出手段が第3の操作対象領域の接触を検出し、かつ前記接近検出手段が第2および第3の操作対象領域の物体の接近を検出したとき、前記判別手段は、第2の操作対象の入力操作であると判別する。好ましくは前記接触検出手段が第4の操作対象領域の接触を検出し、かつ前記接近検出手段が第2および第3の操作対象領域の物体の接近を検出しないとき、前記判別手段は、第1の操作対象の入力操作であると判別し、他方、前記接触検出手段が第4の操作対象領域の接触を検出し、かつ前記接近検出手段が第3の操作対象領域の物体の接近を検出したとき、前記判別手段は、第2の操作対象の入力操作であると判別する。
さらに好ましくは前記判別手段は、前記接近検出手段による第2の操作対象領域の物体の接近の検出時間が第3の操作対象領域の物体の接近の検出時間よりも先のとき、第2の操作対象の入力操作であると判別し、第3の操作対象領域の物体の接近の検出時間が第2の操作対象領域の物体の接近の検出時間よりも先のとき、第1の操作対象の入力操作であると判別する。好ましくはディスプレイは、車内の運転席と助手席とのほぼ中央に配置される。
本発明によれば、接触検出手段および接近検出手段のそれぞれの検出結果を利用して入力操作を判別するようにしたので、従来よりも検出手段の構成を簡易にすることができ、その結果、表示装置のコストの低減を図ることができる。
典型的なマルチビューシステムの概要を説明する図である。 従来のタッチパネル式入力機能を備えたマルチビューシステムの構成を示す図である。 本発明の実施例に係る入力機能付き表示装置の構成を示すブロック図である。 表示装置の車内の設置例を示す平面図である。 図5(a)はディスプレイの概略正面図、図5(b)はディスプレイの概略平面図、図5(c)はディスプレイの概略側面図、図5(d)は受光素子の出力信号を示す図である。 接近検出部の他の構成例を示す図である。 本実施例の表示装置の動作フローチャートを示す図である。 運転者側の操作対象画像と助手席側の操作対象画像の例を示す図である。 操作対象画像の判定テーブルの例を示す図である。 運転者と同乗者のタッチパネルへのタッチ例を示す図である。 操作対象領域の他の例を示す図である。 本発明の第2の実施例における動作を説明する図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図3は、本発明の実施例に係る入力機能付き表示装置のブロック図、図4は表示装置の設置例を示す平面図である。本実施例の入力機能付き表示装置10は、図4に示すように、車内の運転席Dと助手席Eのほぼ中央であって、前方のインスツルメンツパネル上あるいはインスツルメンツパネル内に取り付けられる。但し、設置例はこれに限るものではない。表示装置10は、運転席の方向Pに向けた画像と助手席の方向Qに向けた画像を同時に表示することができ、運転者または同乗者は、表示装置10にタッチすることで所望の入力操作を行うことができる。
表示装置10は、図3に示すように、ナビゲーション装置12、テレビ受信装置14、DVD等の映像や音声を再生する再生装置16等に内部バス18を介して接続された表示制御部20と、2画面表示機能を有する液晶等のフラットタイプのディスプレイ22、ディスプレイ22への物体の接触を検出する接触検出部24と、ディスプレイ22への物体の接近を検出する接近検出部26と、制御部28とを備えて構成される。なお、ユーザからの入力は、接触検出部24から行うことも可能であるが、これ以外の図示しないリモコンやキーによって行うことも可能である。
図5に、ディスプレイ22の概略構成を示す。ディスプレイ22は、図5(a)に示すように、液晶パネルの主面に垂直である方向からそれぞれ一定の視野方向P、Qに画像を表示する。この2画面表示機能は、例えば、特開2006−184860号や特開2005−78078号に記載のように公知な技術である。ディスプレイに表示される画像データは、ナビゲーション装置12、テレビ受信装置14または再生装置16から内部バス18を介して提供される。
次に、接触検出部24について説明する。ディスプレイ22は、図5(b)に示すように、例えば、4:3または16:9等のアスペクト比の表示領域22Aを有する。接触検出部24は、表示領域22Aに重なるように設置された矩形状のタッチパネル30を含み、タッチパネル30は、表示領域22Aの長手方向(水平方向)に沿うように第1から第4の矩形状の操作対象領域30A、30B、30C、30Dに分割されている。ここに示す例では、各操作対象領域30A〜30Dは、それぞれ等しい大きさである。接触検出部24は、操作対象領域30A〜30Dに物体が接触されたとき、その接触を検出し、接触のあった座標位置からどの操作対象領域が選択されたのかを示す信号を制御部28に出力する。これとは別に、制御部28は、接触検出部24からの座標位置を示す検出信号に基づきどの操作対象領域が選択されたのかを判定するようにしてもよい。例えば、運転者または同乗者の指が操作対象領域30Aに触れたとき、接触検出部24は、操作対象領域30Aが物体に接触されたことを示す検出信号を出力する。
次に、接近検出部26について説明する。接近検出部26は、図5(b)、(c)に示すように、操作対象領域30A〜30D内の中央に位置する2つの操作対象領域30B、30Cの物体の接近もしくは物体の進入を検出する。接近検出部26は、好ましくは、2組のセンサ40、42を含み、センサ40、42は、表示領域22Aの外周に突出して形成されたフレームまたは枠体に取り付けられる。1組目のセンサ40は、赤外線を発光する発光素子40Aと、発光素子40Aから発せられた赤外線を受光する受光素子40Bとを含み、発光素子40Aは、表示領域22Aの上部に設置され、受光素子40Bは、表示領域22Aの下部に設置され、発光素子40Aから発せられた赤外線が操作対象領域30Bの上方通過して受光素子40Bに受光される。2組目のセンサ42は、1組目のセンサ40と同様に、赤外線を発光する発光素子42Aと、受光素子42Bを含み、発光素子42Aと受光素子42Bは、操作対象領域30Cの上方を通過する物体を検出する。こうして、表示領域22Aの操作対象領域30B、30C上に2つの走査線が形成され、そこに接近または進入する物体が非接触で検出される。
各受光素子40B、42Bは、図5(d)に示すように、発光素子40A、42Aからの赤外線を受光している期間、すなわち物体を検出していない期間、論理ロー(L)レベルの信号を出力する。他方、受光素子40B、42Bへの赤外線の受光が遮断されたとき、すなわち物体が検出されたとき、論理ハイ(H)レベルの信号が出力される。
なお接近検出部26は、発光素子からの赤外線が遮光されるか否かにより物体を検出するものであるが、これ以外にも、発光素子からの赤外線の反射光を受光するか否かにより物体を検出するようにしてもよい。この場合、図6に示すように、発光素子40Aと受光素子40Bの対を表示領域22Aの上部の枠体に設置する。発光素子40Aから発せられた赤外線は、物体が存在すれば、そこで反射された赤外光が受光素子40Bによって受光される。他方、物体が存在しなければ、受光素子40Bは赤外線を受光しない。さらに、2組目のセンサである発光素子42Aと受光素子42Bの対もまた、表示領域22Aの上部または下部に設置することができる。さらに上記例では、物体の検出に赤外線を利用したが、超音波などを利用するものであってもよい。
次に、本実施例の表示装置における入力操作の判別方法について図7のフローチャートを参照して説明する。入力操作の判別は、制御部28によって実行され、好ましくは制御部28は、入力判別のためのプログラムを実行する。
制御部28は、ユーザからの2画面表示の要求に応答して、表示制御部20を介してディスプレイ22に運転者の方向の画像Pと助手席の方向の画像Qをそれぞれ同時に表示させる(ステップS101)。例えば、図8に示すように、運転者側の画像50Aは、ナビゲーション装置から提供される道路地図を含み、助手席側の画像50Bは、DVDの再生情報を含む。さらに、画像50Aには、ユーザからの入力を受け付けるための入力ボタンDB1〜DB4が表示され、同様に画像50Bには、入力ボタンEB1〜EB4が表示される。入力ボタンDB1〜DB4の座標位置は、入力ボタンEB1〜EB4の座標位置と等しい。
2画面表示が成されているとき、制御部28は、接触検出部24の出力を監視し、タッチパネル30への指やその他の入力ペンが接触されたか否かを判定する(ステップS102)。制御部28は、タッチパネル30への接触を判定すると、次に、操作対象領域30A〜30Dのいずれかの領域が接触されたのかを判別し(ステップS103)、さらに、接近検出部26の検出結果をチェックする(ステップS104)。次に、制御部28は、図9に示す判定テーブルを参照して、画像50Aまたは50Bのどの入力ボタンが操作されたのか、つまり、運転者または同乗者の入力操作を判別する(ステップS105)。
図9に示す判定テーブルは、操作対象領域30A〜30Dの入力ボタンと接近検出部26の検出結果との関係を示している。図10(a)に示すように、運転者の指が操作対象領域30Aに接触されたとき、運転者の指は、タッチパネル30の右側Rから表示領域内に進入し、運転者の手や腕が操作対象領域30Aに隣接する操作対象領域30Bのセンサ40によって検出される。このため、受光素子40Bは、Hレベルとなる。センサ42の受光素子42Bは、指を検出しないため、その出力信号はLレベルである。制御部28は、判定テーブルを参照し、この状態に合致する入力操作を判別し、画像50Aの入力ボタンDB1が操作されたと判定する。つまり、運転者が入力ボタンDB1を操作したと判定する。他方、同乗者の指が操作対象領域30Aに接触されたとき、同乗者の指は、タッチパネル30の左側Lから進入し、センサ40、42は、同乗者の指や手を検出しない。このため、受光素子40B、42Bは、非検出であるLレベルの信号となる。従って、制御部28は、画像50Bの入力ボタンEB1が操作されたと判定する。つまり、同乗者が入力ボタンEB1を操作したと判定する。
図10(b)に示すように、運転者の指が操作対象領域30Bに接触されたとき、運転者の指は、タッチパネル30の右側Rから表示領域内に進入し、運転者の指は、センサ40によって検出され、その手や腕は、隣のセンサ42によって検出される。このため、受光素子40B、42Bは、ともに物体を検出しているので、Hレベルを出力する。その結果、制御部28は、画像50Aの入力ボタンDB2が運転者によって操作されたと判定する。他方、同乗者の指が操作対象領域30Bに接触されたとき、同乗者の指は、タッチパネル30の左側Lから進入し、センサ40がこれを検出し、Hレベルの検出信号が出力される。受光素子42Bは、物体を検出しないのでLレベルの検出信号を出力する。その結果、制御部28は、同乗者が画像50Bの入力ボタンEB2を操作したと判定する。
図10(c)に示すように、運転者の指が操作対象領域30Cに接触されたとき、運転者の指は、タッチパネル30の右側Rから表示領域内に進入し、センサ42が指を検出し、受光素子42Bは、Hレベルの検出信号を出力し、受光素子40Bは、Lレベルの検出信号を出力する。その結果、制御部28は、運転者が画像50Aの入力ボタンDB3を操作した判定する。他方、同乗者の指が操作対象領域30Cに接触されたとき、同乗者の指は、センサ42によって検出され、さらに、同乗者の手や腕が隣接するセンサ40によって検出される。このため、受光素子40B、42Bは、Hレベルの出力信号を出力し、制御部28は、同乗者が画像50Bの入力ボタンEB3を操作したと判定する。
最後に、図10(d)に示すように、運転者の指が操作対象領域30Dに接触されたとき、センサ40、42は、何も物体を検出しないため、受光素子40、42Bの出力信号は、ともにLレベルである。このため、制御部28は、運転者が画像50Aの入力ボタンDB4を操作したと判定する。他方、同乗者の指が操作対象領域30Dに接触されたとき、同乗者の手または腕は、センサ42により検出されるため、受光素子42Bの出力信号は、Hレベルとなり、受光素子40Bは、物体を検出しないのでLレベルとなる。その結果、制御部28は、同乗者が画像50Bの入力ボタンEB4を操作したと判定する。
次に、制御部28は、上記の判定結果から運転者の入力操作か否かを判別し(ステップS106)、運転者の操作と判定したとき(入力ボタンDB1〜DB4の操作と判定したとき)、運転者側の画像50Aを、入力ボタンDB1〜DB4に応じて切替え(ステップS107)、他方、同乗者の操作と判定したとき、助手席側の画像50Bを入力ボタンEB1〜EB4に応じて切替える(ステップS108)。
このように、本実施例の入力機能付き表示装置によれば、接触検出部24と接近検出部26を併用し、従来と比較して少ない数の接近検出部(センサ)を用いて運転者または同乗者の操作を精度よく判別することができる。
なお、上記の例では、操作対象領域30A〜30Dは、それぞれ均等に矩形状に分割したが、必ずしもこれに限るものではない。各操作対象領域は、矩形状以外の形状であってもよいし、それらは均等である必要はない。例えば、図11(a)に示すように、操作対象領域30B、30Cは、発光素子40A、42Aの指向性に応じて受光素子40B、42Bに向けて段階的または徐々に広がるように、台形状や三角形状にしてもよい。さらに、図11(b)に示すように、発光素子と受光素子を入れ子状に配置し、操作対象領域30B、30Cを発光素子の指向性に合わせるようにしてもよい。また、図11(c)に示すように、タッチペン60を用いて操作対象領域内の入力ボタンを選択するようにしてもよい。この場合にも、タッチペン60により操作対象領域を接触すると、接触した領域とそれに隣接する領域の接近検出部(センサ)がオンになる。例えば、運転者が操作対象領域30Aにタッチペン60で触れた場合、操作対象領域30Bのセンサ40がタッチペン60を検出する。さらに上記実施例では、右側に運転席、左側に助手席が設置された国産車を例示したが、本発明は、左側に運転席、右側に助手席が設置された車であっても同様に適用することができる。
次に、本発明に第2の実施例について説明する。第2の実施例は、運転者または同乗者の入力操作の判別精度を向上させるため、接近検出部24の2組のセンサ40、42の時間的な変化も考慮に入れる。図12(a)ないし(d)は、センサ40、42の検出タイミングと接触検出部24の検出タイミングの関係を示している。
図10(a)において、運転者が操作対象領域30Aに触れるとき、センサ40が指の接近を検出し、次に、接触検出部24が指の接触を検出する。このときのタイミングは、図12(a)のようになる。制御部28は、図9の判定テーブルに示す真理値表の結果に加えて、センサ40.42の検出タイミングが図12(a)のタイミングを満足するとき、運転者が画像50Aの入力ボタンDB1を操作したと判定する。また、図10(b)において、同乗者が操作対象領域30Bに触れたときも図12(a)に示すタイミングとなる。
同様に、図10(b)において、運転者が操作対象領域30Bに触れるとき、センサ42が指の接近を検出した後にセンサ40が指の接近を検出し、次に接触検出部24が指の接触を検出する。このときのタイミングは、図12(b)のようになる。
図10(c)において、運転者が操作対象領域30Cに触れるとき、センサ42が指の接近を検出し、次いで、接触検出部24が指の接触を検出する。このときのタイミングは、図12(c)のようになる。また、同乗者が操作対象領域30Cに触れたとき、センサ40が指の接近を検出した後センサ42が指の接近を検出し、次に接触検出部24が指の接触を検出する。このときのタイミングは、図12(d)のようになる。
図10(d)において、同乗者が操作対象領域30Dに触れるときのタイミングは、図12(c)に示すようになる。第2の実施例のように、センサ40、42の検出タイミングを監視することで、運転者または同乗者の入力操作の判定精度を高め、誤判定を抑制することができる。
以上、本発明の好ましい実施の形態について詳述したが、本発明は、特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
10:表示装置 18:内部バス
20:表示制御部 22:ディスプレイ
22A:表示領域 24:接触検出部
26:接近検出部 28:制御部
30:タッチパネル 30A〜30D:操作対象領域
40A、42A:発光素子 40B、42B:受光素子
50A、50B:操作対象画像 60:タッチペン
D:運転席 E:助手席
DB1〜DB4:入力ボタン EB1〜EB4:入力ボタン

Claims (8)

  1. ディスプレイの第1の方向に第1の操作対象を含む第1の画像を表示する第1の表示手段と、
    ディスプレイの第2の方向に第2の操作対象を含む第2の画像を表示する第2の表示手段と、
    ディスプレイ上に設定された複数の操作対象領域の各々への物体の接触を検出する接触検出手段と、
    前記複数の操作対象領域内の選択された操作対象領域に物体が接近したか否かを検出する接近検出手段と、
    前記接触検出手段の検出結果および前記接近検出手段の検出結果に基づき第1の操作対象または第2の操作対象への入力操作を判別する判別手段と、
    を有する入力機能を備えた表示装置。
  2. 前記接触検出手段は、ディスプレイの長手方向に沿って順に第1ないし第4の4つの操作対象領域への物体の接触を検出し、前記接近検出手段は、第2と第3の操作対象領域への物体の接近を検出する、請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記接触検出手段が第1の操作対象領域の接触を検出し、かつ前記接近検出手段が第2の操作対象領域の物体の接近を検出したとき、前記判別手段は、第1の操作対象の入力操作であると判別し、他方、前記接触検出手段が第1の操作対象領域の接触を検出し、かつ前記接近検出手段が第2および第3の操作対象領域の物体の接近を検出しないとき、前記判別手段は、第2の操作対象の入力操作であると判別する、請求項2に記載の表示装置。
  4. 前記接触検出手段が第2の操作対象領域の接触を検出し、かつ前記接近検出手段が第2および第3の操作対象領域の物体の接近を検出したとき、前記判別手段は、第1の操作対象の入力操作であると判別し、他方、前記接触検出手段が第2の操作対象領域の接触を検出し、かつ前記接近検出手段が第2の操作対象領域の物体の接近を検出したとき、前記判別手段は、第2の操作対象の入力操作であると判別する、請求項2に記載の表示装置。
  5. 前記接触検出手段が第3の操作対象領域の接触を検出し、かつ前記接近検出手段が第3の操作対象領域の物体の接近を検出したとき、前記判別手段は、第1の操作対象の入力操作であると判別し、他方、前記接触検出手段が第3の操作対象領域の接触を検出し、かつ前記接近検出手段が第2および第3の操作対象領域の物体の接近を検出したとき、前記判別手段は、第2の操作対象の入力操作であると判別する、請求項2に記載の表示装置。
  6. 前記接触検出手段が第4の操作対象領域の接触を検出し、かつ前記接近検出手段が第2および第3の操作対象領域の物体の接近を検出しないとき、前記判別手段は、第1の操作対象の入力操作であると判別し、他方、前記接触検出手段が第4の操作対象領域の接触を検出し、かつ前記接近検出手段が第3の操作対象領域の物体の接近を検出したとき、前記判別手段は、第2の操作対象の入力操作であると判別する、請求項2に記載の表示装置。
  7. 前記判別手段は、前記接近検出手段による第2の操作対象領域の物体の接近の検出時間が第3の操作対象領域の物体の接近の検出時間よりも先のとき、第2の操作対象の入力操作であると判別し、第3の操作対象領域の物体の接近の検出時間が第2の操作対象領域の物体の接近の検出時間よりも先のとき、第1の操作対象の入力操作であると判別する、請求項2ないし6いずれか1つに記載の表示装置。
  8. ディスプレイは、車内の運転席と助手席とのほぼ中央に配置される、請求項1ないし7いずれか1つに記載の表示装置。
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JP2009096996A Withdrawn JP2010250427A (ja) 2009-04-13 2009-04-13 入力機能を備えた表示装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015530671A (ja) * 2012-09-27 2015-10-15 ヴァレオ システム テルミク 制御モジュール
JP2017010184A (ja) * 2015-06-19 2017-01-12 アルパイン株式会社 接近検出装置及びそれを用いた車載機器

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