JP2017010184A - 接近検出装置及びそれを用いた車載機器 - Google Patents

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Hiroki Okada
広樹 岡田
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Abstract

【課題】比較的大きい板状体の前方中央部から接近する物を左右に分かれるセンサによって効果的に検出することのできる「接近検出装置」を提供することである。
【解決手段】板状体の横方向の一方の側縁部に設けられ、内側斜め前方に向けて発光する第1発光素子241aと、板状体の横方向の他方の側縁部に設けられ、内側斜め前方に向けて発光する第2発光素子241bと、第1受光素子242aと、第2受光素子242bと、第1発光素子241aと第2発光素子241bとを同時に発光させる同時発光制御手段21と、第1発光素子241aと第2発光素子241bとを同時に発光させた際における第1受光素子242a及び第2受光素子242bでの反射光の受光状態に基づいて、前記物が前記板状体の前方中央部から当該板状体の表面に近づいたか否かを判定する中央接近判定手段21とを、有する構成となる。
【選択図】図2

Description

本発明は、タッチパネル表示器等の板状体の表面に手、指等の物が接近したことを検出する接近検出装置及び、その接近検出装置を用いた車載機器に関する。
従来、特許文献1に開示される表示制御装置が知られている。この表示制御装置は、タッチパネル表示器(タッチパネルが設けられた液晶パネル))にユーザの手が接近したことを発光素子と受光素子とで構成されるフォトセンサで検知し、タッチパネル表示器での表示態様、例えば、画面の発光輝度や表示内容等を変えている。前記フォトセンサは、タッチパネル表示器の略中央の下部に設けられている。このような表示制御装置によれば、ユーザがタッチパネル表示器に手を近づけるだけで、当該タッチパネル表示器の表示内容を所望の操作画面やメニュー画面に変えることができるので、スムーズにタッチパネル表示器のタッチ操作に移ることができる。
特開2010−191288号公報
ところで、タッチパネル表示器の表示画面は大型化する傾向にあり、また、その形状も横長のものが主流になってきている。そのような状況で、デザイン上の要請から、表示画面の上下の枠部分が狭くなり、その上下の枠部分に接近する手等の物を検出するためのセンサを設けることが難しくなっている。このため、表示画面の左右の側縁の枠部分に前記センサを設けることが考えられる。
しかしながら、表示画面が大きくなると、左右側縁の枠部分に設けられる2つのセンサ間の距離が大きくなり、表示画面の前方中央部から当該表示画面に接近する指等の物を検出することが難しくなる。このような問題を解決するために各センサを構成する発光素子の発光強度を高める必要がある。しかし、その場合、発光素子の大電流化や高輝度化が必要になって、コスト上昇等の新たな問題が生じる
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、比較的大きい板状体の前方中央部から接近する物を左右に分かれるセンサによって効果的に検出することのできる接近検出装置を提供するものである。
本発明に係る接近検出装置は、板状体の表面に物が接近したことを検出する接近検出装置であって、前記板状体の横方向の一方の側縁部に設けられ、内側斜め前方に向けて発光する第1発光素子と、前記板状体の横方向の他方の側縁部に設けられ、内側斜め前方に向けて発光する第2発光素子と、前記第1発光素子の近傍に設けられた第1受光素子と、前記第2発光素子の近傍に設けられた第2受光素子と、前記第1発光素子と前記第2発光素子とを同時に発光させる同時発光制御手段と、前記第1発光素子と前記第2発光素子とを同時に発光させた際における前記第1受光素子及び前記第2受光素子での反射光の受光状態に基づいて、前記物が前記板状体の前方中央部から当該板状体の表面に近づいたか否かを判定する中央接近判定手段とを、有する構成となる。
このような構成によれば、板状体の横方向の一方の側縁部に設けられた第1発光素子と、該板状体の横方向の他方の側縁部に設けられた第2発光素子とが同時に該板状体の内側斜め前方に向けて発光された場合、前記板状体の前方中央部で、第1発光素子からの光と第2発光素子からの光とが重なり合う。このような状態において、前記第1発光素子の近傍に設けられた第1受光素子及び前記第2発光素子の近傍に設けられた第2受光素子での反射光の受光状態は、前記板状体の前方中央部において前記第1発光素子からの光と前記第2発光素子からの光とが重なった部分に進入した物での反射光に影響され得る。このように前記板状体の前方中央部から近づく物での反射光に影響をされ得る前記第1受光素子及び第2受光素子での受光状態に基づいて物体が前記板状体の前方中央部から当該板状体の表面に近づいたか否かが判定される。
本発明に係る接近検出装置において、前記中央接近判定手段は、前記第1発光素子と前記第2発光素子とを同時に発光させた際に前記第1受光素子及び前記第2受光素子の双方が所定レベル以上の反射光を受光したときに、前記物が前記板状体の前方中央部から当該板状体の表面に近づいたと判定する構成とすることができる。
このような構成によれば、上記のように前記板状体の前方中央部から近づく物での反射光に影響され得る前記第1受光素子及び第2受光素子での受光状態に基づいて、具体的には、第1受光素子及び第2受光素子の双方が所定レベル以上の反射光を受光したときに、前記物が前記板状体の前方中央部から当該板状体の表面に近づいたと判定される。
本発明に係る近接検出装置において、前記第2発光素子を発光させずに前記第1発光素子を発光させる第1発光制御手段と、前記第1発光素子を発光させずに前記第2発光素子を発光させる第2発光制御手段と、を更に有し、前記中央接近判定手段は、前記第1発光素子と前記第2発光素子とを同時に発光させた際に前記第1受光素子及び前記第2受光素子の双方が所定レベル以上の反射光を受光し、前記第2発光素子を発光させずに前記第1発光素子を発光させたときに、前記第1受光素子及び前記第2受光素子の双方が実質的に反射光を受光せず、かつ、前記第1発光素子を発光させずに前記第2発光器を発光させたときに、前記第1発光素子及び前記第2受光器の双方が実質的に反射光を受光しなかったとき、前記物が前記板状体の前方中央部から当該板状体の表面に近づいたと判定する構成とすることができる。
このような構成によれば、第1発光素子及び第2発光素子を同時発光させた際に、第1受光素子及び第2受光素子の双方が所定レベル以上の反射光を受光し、第2発光素子を発光させずに第1発光素子を発光させた際、及び、第1発光素子を発光させずに第2発光素子を発光させた際に、第1受光素子及び第2受光素子の双方が実質的に反射光を受光しなかったときに、物が板状体の前方中央部から当該板状体の表面に近づいたと判定される。
また、本発明に係る車載機器は、タッチパネル表示器と、該タッチパネル表示器の表面に操作物が接近したことを検出する接近検出装置とを有する車載機器であって、前記接近検出装置は、前記タッチパネル表示器の横方向の一方の側縁部に設けられ、内側斜め前方に向けて発光する第1発光素子と、前記タッチパネル表示器の横方向の他方の側縁部に設けられ、内側斜め前方に向けて発光する第2発光素子と、前記第1発光素子と前記第2発光素子とを同時に発光させる同時発光制御手段と、前記第1発光素子と前記第2発光素子とを同時に発光させた際における前記第1受光素子及び前記第2受光素子での反射光の受光状態に基づいて、前記操作物が前記タッチパネル表示器の前方中央部から当該タッチパネル表示器の表面に近づいたか否かを判定する中央接近判定手段とを有する、構成となる。
このような構成によれば、タッチパネル表示器の横方向の一方の側縁部に設けられた第1発光素子から同時にタッチパネル表示器の内側斜め前方に発光された状態で、タッチパネル表示器の前方中央部から近づく操作物での反射光に影響され得る第1受光素子及び第2受光素子の受光状態に基づいて操作物が前記タッチパネル表示器の前方中央部から当該タッチパネル表示器の表面に近づいたか否かが判定される。
本発明に係る車載機器において、前記中央接近判定手段は、前記第1発光素子と前記第2発光素子とを同時に発光させた際に前記第1受光素子及び前記第2受光素子の双方が所定レベル以上の反射光を受光したときに、前記物が前記板状体の前方中央部から当該板状体の表面に近づいたと判定する構成とすることができる。
このような構成によれば、上記のように前記タッチパネル表示器の前方中央部から近づく物での反射光に影響され得る前記第1受光素子及び第2受光素子での受光状態に基づいて、具体的には、第1受光素子及び第2受光素子の双方が所定レベル以上の反射光を受光したときに、操作物が前記タッチパネル表示器の前方中央部から当該タッチパネル表示器の表面に近づいたと判定される。
本発明に係る車載機器において、 前記接近検出装置は、前記第2発光素子を発光させずに前記第1発光素子を発光させる第1発光制御手段と、前記第1発光素子を発光させずに前記第2発光素子を発光させる第2発光制御手段と、を更に有し、前記中央接近判定手段は、前記第1発光素子と前記第2発光素子とを同時に発光させた際に前記第1受光素子及び前記第2受光素子の双方が所定レベル以上の反射光を受光し、前記第2発光素子を発光させずに前記第1発光素子を発光させたときに、前記第1受光器及び前記第2受光素子の双方が実質的に反射光を受光せず、かつ、前記第1発光器を発光させずに前記第2発光器を発光させたときに、前記第1受光素子及び前記第2受光器の双方が実質的に反射光を受光しなかったとき、前記物が前記タッチパネル表示器の前方中央部から当該タッチパネル表示器の表面に近づいたと判定する構成とすることができる。
このような構成によれば、第1発光素子及び第2発光素子を同時発光させた際に、第1受光素子及び第2受光素子の双方が所定レベル以上の反射光を受光し、第2発光素子を発光させずに第1発光素子を発光させた際、及び、第1発光素子を発光させずに第2発光素子を発光させた際に、第1受光素子及び第2受光素子の双方が実質的に反射光を受光しなかったときに、操作物がタッチパネル表示器の前方中央部から当該タッチパネル表示器の表面に近づいたと判定される。
本発明によれば、板状体の横方向の一方の側縁部に設けられた第1発光素子と、該板状体の横方向の他方の側縁部に設けられた第2発光素子とが同時に該板状体の内側斜め前方に向けて発光された際における板状体の前方中央部から近づく物での反射光に影響をされ得る第1受光素子及び第2受光素子での受光状態に基づいて、物体が前記板状体の前方中央部から当該板状体の表面に近づいたか否かが判定されるので、比較的大きい板状体の前方中央部から接近する物を左右に分かれるセンサ(第1発光素子/第1受光素子、第2発光素子/第2受光素子)によって効果的に検出することができる。
本発明の実施の形態に係る車載機器の構成を示すブロック図である。 図1に示す車載機器に含まれる接近検出装置の構成を示すブロック図である。 タッチパネル表示器の平面図である。 タッチパネル表示器の左側縁部に設けられた第1発光素子から発光される光(赤外線)の状態の一例を示す図である。 タッチパネル表示器の右側縁部に設けられた第2発光素子から発光される光(赤外線)の状態の一例を示す図である。 タッチパネル表示器の第1発光素子と第2発光素子とが同時発光した際における光(赤外線)の状態の一例を示す図である。 第1発光素子及び第2発光素子の発光タイミングと、第1受光素子及び第2受光素子での反射光の受光タイミングとの一例を示すタイミングチャートである。
以下、本発明の実施の形態について図面に基づいて説明する。
本発明の実施の一形態に係る車載装置は、図1に示すように構成される。
図1において、車載機器100は、各種処理に係るプログラムを実行するコンピュータ(CPUを含む)によって構成される処理ユニット11、LCD(液晶表示パネル)等の表示パネル12aとタッチパネル12bとが一体となったタッチパネル表示器12、記憶部14、出力回路15、スピーカ16、AVユニット17、ナビゲーションユニット18及びタッチコントローラ19を有している。AVユニット17は、処理ユニット11の制御のもと、各種音源及び映像源(例えば、CD、DVD等)の再生処理を行う。ナビゲーションユニット18は、処理ユニット11の制御のもと、自車両のルート案内等のナビゲーション処理を行う。処理ユニット11には、スピーカ16が接続される出力回路15が接続されており、AVユニット17及びナビゲーションユニット18での処理に基づいた音声信号が出力回路15を介してスピーカ16に供給され、前記音声信号に応じた音がスピーカ16から出力される。記憶部14には、処理ユニット11が実行可能なプログラムが格納されるとともに、AVユニット17及びナビゲーションユニット18にて利用される楽曲情報や地図情報等の各種情報が記憶されている。
タッチパネル表示器12の表示パネル12aは、処理ユニット11の制御のもと、ナビゲーションユニット18の処理にて得られる地図、ルート情報、自車位置マーク等のナビゲーションに関する情報や、処理ユニット11から提供される映像やテキスト等の各種情報を表示する。タッチパネル表示器12のタッチパネル12bは、操作者によって操作される物(操作物)、例えば、指のタッチ位置に対応した信号を出力する。タッチコントローラ19は、タッチパネル12bからの信号に基づいて、タッチパネル12b上のタッチ点(位置)に対応した位置データを所定のフォーマットにて出力する。処理ユニット11は、タッチコントローラ19から出力される位置データに基づいて、タッチパネル12bと一体となる表示パネル12aの画面(タッチ表示領域)上の位置を認識し、当該位置に表示されたアイコン(操作ボタン)が操作された等の操作内容を認識し、その操作に従った、処理を行う。
この車載機器100は、接近検出装置20を有しており、この接近検出装置20は、タッチパネル表示器12の表示画面に手や指等の操作物が接近したことを検出する。接近検出装置20は、図3に示すように、タッチパネル表示器12の前方右側から手(指)HFRがタッチパネル表示器12の表示画面に接近したこと、タッチパネル表示器12の前方左側から手(指)HFLがタッチパネル表示器12の表示画面に接近したこと、及びタッチパネルの前方中央部から手(指)HFCがタッチパネル表示器12の表示画面に接近したことのそれぞれを区別して検出する。
接近検出装置20は、例えば、図2に示すように構成される。
図2において、この接近検出装置20は、第1センサ24a及び第2センサ24bを有している。第1センサ24aは、赤外線LEDで構成される第1発光素子241aと赤外線に所定の感度を有するフォトディテクタPDで構成される第1受光素子242aとを有している。また、第2センサ24bも同様に、赤外線LEDで構成される第2発光素子241bと赤外線に所定の感度を有するフォトディテクタPDで構成される第2受光素子242bとを有している。図3に示すように、第1センサ24a(第1発光素子241a、第1受光素子242a)は、タッチパネル表示器12の横方向の一方側、例えば、右側縁部に設けられており、第2センサ24b(第2発光素子241b、第2受光素子242b)は、タッチパネル表示器12の横方向の他方側、例えば、左側縁部に設けられている。
近接検出装置20は、更に、接近判定ユニット21、第1駆動回路22a、第1入力回路23a、第2駆動回路22b及び第2入力回路23bを有している。第1駆動回路22aは、接近判定ユニット21の制御のもと、第1発光素子241aを発光させる。第1入力回路23aは、第1受光素子242aからの受光量に対応したレベルの信号を処理して前記受光量を表す受光データを接近判定ユニット21に供する。第2駆動回路22bは、接近判定ユニット21の制御のもと、第2発光素子241bを発光させる。第2入力回路23bは、第2受光素子242bからの受光量に対応したレベルの信号を処理して前記受光量を表す受光データを接近判定ユニット21に供する。接近判定ユニット21は、第1入力回路23aからの第1受光素子242aでの受光量に応じた受光データと、第2入力回路23bからの第2受光素子242bでの受光量に応じた受光データに基づいて、タッチパネル表示器12の表示画面に、操作者の手が当該タッチパネル表示器12の前方右側、前方中央部及び前方左側のいずれから接近してきたかを判定し、その判定結果(接近判定結果)を出力する。接近判定ユニット21から出力される接近判定結果は、処理ユニット11に提供される。そして、処理ユニット11は、その接近判定結果に基づいて、タッチパネル表示器12の表示パネル12aでの表示態様を制御する。
タッチパネル表示器12の右側縁部に設けられた第1センサ24aの第1発光素子241aは、例えば、図4に示すように、タッチパネル表示器12の内側斜め前方(右側縁部から前方斜め左方向)に向けて発光する。第1発光素子241aからの光は徐々に広がって進み、概ね扇状の右光領域LERが形成される。そして、右光領域LERにおける第1センサ24aに比較的近い範囲(斜線部分参照)では、指HFRでの反射光RLが強く、第1センサ24aの第1受光素子242aにて受光される反射光RLのレベルは比較的高い一方、逆側の第2センサ24bの第2受光素子242bにて受光される反射光RLのレベルは、第1発光素子241aから第2受光素子242bまでの距離が大きいことから、低い。また、タッチパネル表示器12の前方中央部となる前記右光領域LERにおける第1センサ24aから比較的遠い範囲(斜線が無い部分参照)では、光量自体が少ないために指HRCでの反射光RLは弱く、第1センサ24aの第1受光素子242a及び第2センサ24bの第2受光素子242bにて受光される反射光RLのレベルはともに低い。
タッチパネル表示器12の左側縁部に設けられた第2センサ24bの第2発光素子241bは、例えば、図5に示すように、タッチパネル表示器12の内側斜め前方(左側縁部から前方斜め右方向)に向けて発光する。第2発光素子241bからの光は徐々に広がって進み、概ね扇状の左光領域LELが形成される。そして、左光領域LELにおける第2センサ24bに比較的近い範囲(斜線部分参照)では、指HFLでの反射光RLが強く、第2センサ24bの第2受光素子242bにて受光される反射光RLのレベルは比較的高い一方、逆側の第1センサ24aの第1受光素子242aにて受光される反射光RLのレベルは、第2発光素子241bから第1受光素子242aまでの距離が大きいことから、低い。また、タッチパネル表示器12の前方中央部となる前記左光領域LELにおける第2センサ24bから比較的遠い範囲(斜線が無い部分参照)では、指HRCでの反射光RLは弱く、第2センサ24aの第2受光素子242b及び第1センサ24aの第1受光素子242aにて受光される反射光RLのレベルはともに低い。
また、第1センサ24aの第1発光素子241aと第2センサ24bの第2発光素子241bとが同時に発光すると、例えば、図6に示すように、タッチパネル表示器12の右側縁部の第1発光素子241aから前方斜め左方向に徐々に広がる右光領域LERと、タッチパネル表示器12の左側縁部の第2発光素子241bから前方斜め右方向に徐々に広がる左光領域LELとが、同時に形成される。この場合、タッチパネル表示器12の前方中央部で、右光領域LERと左光領域LELとが重なりあう。その重なり合った部分で特にタッチパネル表示器12の表示画面から遠くに離れない所定領域(以下、光重なり有効領域という)LEDPでは、右光領域LERの光と左光領域LELの光の双方が手や指HFCで反射して、その反射光RLが強く、第1センサ24aの第1受光素子242aにて受光される反射光RLのレベルと、第2センサ24bの第2受光素子242bにて受光される反射光RLのレベルとは、ともに比較的高くなり得る。
なお、第1センサ24aの第1発光素子241aと第2センサ24bの第2発光素子241bとが同時に発光した場合において、手や指HFRがタッチパネル表示器12の前方右側から接近して右光領域LER(斜線部分参照)に進入すると、第1センサ24aの第1受光素子242aにて受光される反射光RLのレベルが比較的高い一方、第2センサ24bの第2受光素子242bにて受光される反射光RLのレベルが低い。また、手や指HFLがタッチパネル表示器12の前方左側から接近して左光領域LEL(斜線部分参照)に進入すると、第2センサ24bの第2受光素子242bにて受光される反射光RLのレベルが比較的高い一方、第1センサ24aの第1受光素子242aにて受光される反射光RLのレベルが低い。
接近判定ユニット21は、タッチパネル表示器12の表示画面の前方右側、前方左側及び前方中央部のいずれから手や指が接近するかを、次のようにして判定する。
接近判定ユニット21は、第1センサ24aの第1発光素子241aと第2センサ24bの第2発光素子241bとを同時に発光させ、第1受光素子242a及び第2受光素子242bの双方が所定レベル以上の反射光RLを受光するか否かを判定する。例えば、図7におけるタイミングt1のように、第1受光素子242a及び第2受光素子242bの双方が所定レベル以上の反射光を受光すると、右光領域LERと左光領域LELとが重なった部分の光重なり有効領域LEDP(図6参照)に手や指HFCが進入したとして、近接判定ユニット21は、タッチパネル表示器12の前方中央部から手や指HFCが当該タッチパネル表示器12の表示画面に接近していると判定する。
上記の判定がなされたうえで、接近判定ユニット21は、ノイズ等の影響を受けて誤検出する可能性をなくすため、更に、第2センサ24bの第2発光素子241bを発光させることなく、第1センサ24aの第1発光素子241aを発光させた状態で(図4に示す状況参照)、第1受光素子242a及び第2受光素子242bそれぞれでの反射光の受光レベルを判定する。また、第1センサ24aの第1発光素子241aを発光させることなく、第2センサ24bの第2発光素子241bを発光させた状態で(図5に示す状況参照)、接近判定ユニット21は、第1受光素子242a及び第2受光素子242bそれぞれでの反射光の受光レベルを判定する。ここで、例えば、図7におけるタイミングt2のように、第1発光素子241aを発光させた際に、第1受光素子242a及び第2受光素子242bの双方が実質的に反射光を受光せず、かつ、図7におけるタイミングt3のように、第2発光素子241bを発光させた際に、第1受光素子242a及び第2受光素子242bの双方が実質的に反射光を受光しなかった場合、接近判定ユニット21は、タッチパネル表示器12の前方右側及び前方左側のいずれ側からも手や指(HFR、HFL)が近づいていないということで、最終的に、タッチパネル表示器12の前方中央部から手や指HFCが当該タッチパネル表示器12の表示画面に接近していると判定する。
なお、第2センサ24bの第2発光素子241bを発光させることなく、第1センサ24aの第1発光素子241aを発光させたときに、図7におけるタイミングt5のように、第1受光素子242bが所定レベル以上の反射光を受光し、第2受光素子242bが実質的に反射光を受光しなかった場合、接近判定ユニット21は、タッチパネル表示器12の前方右側から手や指HFRが接近していると判定する(図4の状況参照)。また、第1センサ24aの第1発光素子241aを発光させることなく、第2センサ24bの第2発光素子241bを発光させたときに、図7におけるタイミングt6のように、第2受光素子242bが所定レベル以上の反射光を受光し、第1受光素子242aが実質的に反射光を受光しなかった場合、接近判定ユニット21は、タッチパネル表示器12の前方左側から手や指HFLが接近していると判定する(図5に示す状況参照)。
上述した接近検出装置20では、タッチパネル表示器12の右側縁部に設けられた第1センサ24aの第1発光素子241aと、タッチパネル表示器12の左側縁部に設けられた第2センサ24bの第2発光素子241bとを同時に発光させて、右光領域LERと左光領域LELを同時に形成した状態(図6参照)で、第1受光素子242a及び第2受光素子242bの双方にて所定レベル以上の反射光が受光されるか否かに基づいて、タッチパネル表示器12の前方中央部から手や指HFCが接近しているか否かを判定している。そして、第1受光素子242a及び第2受光素子242bの双方にて所定レベル以上の反射光が受光された場合、それが、前記右光領域LERと前記左光領域LELとが重なった光重なり有効領域LEDP(図6参照)における手や指HFCでの反射に起因しているとして、手や指HFCがタッチパネル表示器12の前方中央部から接近していること判定される。従って、第1センサ24a(第1発光素子241a、第1受光素子242a)と第2センサ24b(第1発光素子241b、第2受光奏し242b)とが比較的表示画面の大きいタッチパネル表示器12の右側縁部と左側縁部とに分かれていても、タッチパネル表示器12の前方中央部から手や指HFCが接近していることを効果的に検出することができる。
更に、そのうえで、第2センサ24bの第2受光素子241bを発光させることなく、第1センサ24aの第1発光素子241aを発光させた状態で(図4に示す状況参照)、第1受光素子242a及び第2受光素子242bの双方が実質的に反射光を受光せず、かつ、第1センサ24aの第1発光素子241aを発光させることなく、第2センサ24bの第2発光素子241bを発光させた状態で(図5に示す状況参照)、第1受光素子242a及び第2受光素子242bの双方が実質的に反射光を受光しなかった場合、最終的に、タッチパネル表示器12の前方中央部から手や指HFCが当該タッチパネル表示器12の表示画面に接近していること判定するので、更に精度良くタッチパネル表示器12の前方中央部から手や指HFCが接近していると判定することができる。
上述した例では、タッチパネル表示器12に手や指が接近することを検出するものであったが、本発明は、これに限定されず、近接スイッチ等の他の板状体に対して手や指が接近したことを検出するものに適用することができる。
以上説明したように、本発明に係る接近検出装置20(車載機器100)は、比較的大きい板状体の前方中央部から接近する物を左右に分かれるセンサによって効果的に検出することができるという効果を有し、タッチパネル表示器等の板状体の表面に手、指等の物が接近したことを検出する接近検出装置として有用である。
11 処理ユニット
12 タッチパネル表示器
12a 表示パネル
12b タッチパネル
14 記憶部
15 出力回路
16 スピーカ
17 AVユニット
18 ナビゲーションユニット
19 タッチコントローラ
20 接近検出装置
21 接近判定ユニット
22a 第1駆動回路
22b 第2駆動回路
23a 第1入力回路
23b 第2入力回路
24a 第1センサ
24b 第2センサ
241a 第1発光素子
241b 第2発光素子
242a 第1受光素子
242b 第2受光素子

Claims (6)

  1. 板状体の表面に物が接近したことを検出する接近検出装置であって、
    前記板状体の横方向の一方の側縁部に設けられ、内側斜め前方に向けて発光する第1発光素子と、
    前記板状体の横方向の他方の側縁部に設けられ、内側斜め前方に向けて発光する第2発光素子と、
    前記第1発光素子の近傍に設けられた第1受光素子と、
    前記第2発光素子の近傍に設けられた第2受光素子と、
    前記第1発光素子と前記第2発光素子とを同時に発光させる同時発光制御手段と、
    前記第1発光素子と前記第2発光素子とを同時に発光させた際における前記第1受光素子及び前記第2受光素子での反射光の受光状態に基づいて、前記物が前記板状体の前方中央部から当該板状体の表面に近づいたか否かを判定する中央接近判定手段とを、有する接近検出装置。
  2. 前記中央接近判定手段は、前記第1発光素子と前記第2発光素子とを同時に発光させた際に前記第1受光素子及び前記第2受光素子の双方が所定レベル以上の反射光を受光したときに、前記物が前記板状体の前方中央部から当該板状体の表面に近づいたと判定する請求項1記載の接近検出装置。
  3. 前記第2発光素子を発光させずに前記第1発光素子を発光させる第1発光制御手段と、
    前記第1発光素子を発光させずに前記第2発光素子を発光させる第2発光制御手段と、を更に有し、
    前記中央接近判定手段は、前記第1発光素子と前記第2発光素子とを同時に発光させた際に前記第1受光素子及び前記第2受光素子の双方が所定レベル以上の反射光を受光し、前記第2発光素子を発光させずに前記第1発光素子を発光させたときに、前記第1受光素子及び前記第2受光素子の双方が実質的に反射光を受光せず、かつ、前記第1発光素子を発光させずに前記第2発光器を発光させたときに、前記第1発光素子及び前記第2受光器の双方が実質的に反射光を受光しなかったとき、前記物が前記板状体の前方中央部から当該板状体の表面に近づいたと判定する請求項2記載の接近検出装置。
  4. タッチパネル表示器と、該タッチパネル表示器の表面に操作物が接近したことを検出する接近検出装置とを有する車載機器であって、
    前記接近検出装置は、
    前記タッチパネル表示器の横方向の一方の側縁部に設けられ、内側斜め前方に向けて発光する第1発光素子と、
    前記タッチパネル表示器の横方向の他方の側縁部に設けられ、内側斜め前方に向けて発光する第2発光素子と、
    前記第1発光素子と前記第2発光素子とを同時に発光させる同時発光制御手段と、
    前記第1発光素子と前記第2発光素子とを同時に発光させた際における前記第1受光素子及び前記第2受光素子での反射光の受光状態に基づいて、前記操作物が前記タッチパネル表示器の前方中央部から当該タッチパネル表示器の表面に近づいたか否かを判定する中央接近判定手段とを有する、車載機器。
  5. 前記中央接近判定手段は、前記第1発光素子と前記第2発光素子とを同時に発光させた際に前記第1受光素子及び前記第2受光素子の双方が所定レベル以上の反射光を受光したときに、前記物が前記板状体の前方中央部から当該板状体の表面に近づいたと判定する請求項4記載の車載機器。
  6. 前記接近検出装置は、
    前記第2発光素子を発光させずに前記第1発光素子を発光させる第1発光制御手段と、
    前記第1発光素子を発光させずに前記第2発光素子を発光させる第2発光制御手段と、を更に有し、
    前記中央接近判定手段は、前記第1発光素子と前記第2発光素子とを同時に発光させた際に前記第1受光素子及び前記第2受光素子の双方が所定レベル以上の反射光を受光し、前記第2発光素子を発光させずに前記第1発光素子を発光させたときに、前記第1受光器及び前記第2受光素子の双方が実質的に反射光を受光せず、かつ、前記第1発光器を発光させずに前記第2発光器を発光させたときに、前記第1受光素子及び前記第2受光器の双方が実質的に反射光を受光しなかったとき、前記物が前記タッチパネル表示器の前方中央部から当該タッチパネル表示器の表面に近づいたと判定する請求項5記載の車載機器。



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