JP2010250412A - キー入力装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】キー入力装置でのキー操作に伴う情報の漏洩防止の実効性を高める。
【解決手段】暗証番号入力装置のEPP100では、フレーム120に対してスプリング132、134でキー110を付勢しつつ保持し、両スプリングを電圧印加経路とした上で、両スプリングが接するキー下面の接点間パターン116に通電する。キー操作のないキー非操作状況下とキー押圧を行うキー通常操作状況下とでは、接点間パターン116の通電状況は定常に維持されるが、キー110の取り外しと言った通常想定されない不正なキーアクセスがあると、スプリングは第1接点112等から離れて接点間パターン116の通電状況は変化するので、これにより不正なキーアクセスを検知する。
【選択図】図3

Description

本発明は、複数のキーを備えるキー入力装置に関する。
キー入力装置は、現金自動支払機における暗証番号の入力装置や、クレジット決済に際しての暗証番号の入力装置として多用されている。これらの暗証番号入力装置(以下、EPPと称する)では、利用者の機密情報である暗証番号を扱うため、機密情報に関与するCPUやメモリなどのデバイスを不正なアクセスから防御することがなされている。例えば、これらデバイスはカバーで覆われて外部からの不正なアクセスは通常行えないが、EPPのカバーを不正に開いたりドリルによってカバーを破壊する等してデバイスを露出させ、当該デバイスに不正なアクセスがされる場合がある。こうした場合には、カバーの不正開閉や破壊を検知し、自動的にデバイスの機密情報を消去するセキュリティ機能(タンパ機能)を設けることが業界の自主規制として求められており、種々のタンパ機能が提案されている(例えば、特許文献1)。
特開平7−219853号公報
上記特許文献で提案されたタンパ機能では、カバーの不正開閉や破損を経たCPUやメモリへの不正アクセスの対処を想定しているものの、不正行為への更なる対処が求められるに至った。例えば、カバー開閉を伴わずにキー接点に情報漏洩の細工を行って暗証番号をスキミングする不正行為がなされることも想定されるので、情報漏洩への対処強化が求められている。
本発明は、上記した課題を踏まえ、キー入力装置でのキー操作に伴う情報の漏洩防止の実効性を高めることをその目的とする。
上記した目的の少なくとも一部を達成するために、本発明では、以下の構成を採用した。
[適用:キー入力装置]
キー入力装置であって、
使用者により操作されるキートップを有し、キー下面側に位置するキー接点の接点信号を前記キートップの操作により生成するようフレームに保持された複数のキーと、
前記キートップの操作のためのキーアクセス以外の不正なキーアクセスの有無をキーごとに検知する非正常アクセス検知機構とを備える
ことを要旨とする。
キー入力装置のキーに対応するキー接点は、キーの下面側に位置することから、何らかの不正行為をキー接点に行うには、キーを単独でフレームから或いはフレームごと一旦取り外したり、フレームに保持されたキー自体に通常想定されないアクセスを行ってキーを一旦取り外す必要がある。しかしながら、上記構成のキー入力装置では、キートップの操作によりキー接点の接点信号を生成するキーに対して、キートップ操作のためのキーアクセス以外の不正なキーアクセスがあると、その不正なキーアクセスを検知するので、こうした不正なキーアクセスの後のキー接点への不正行為の無効化が可能となる。このため、情報漏洩のためのキー接点への不正行為があっても、当該不正行為後における情報漏洩を防止できる。例えば、前記非正常アクセス検知機構が前記不正なキーアクセスを検知すると、該検知以降の前記キー接点のオンオフを無効とすれば、不正なキーアクセスが無意味となり、これを持ってキー接点に対する不正行為を防止できると共に、不正行為後における情報漏洩を防止できる。また、順番に前記キートップ操作がなされた前記キーの順序に関連付けたデータを記憶手段に記憶するようにした上で、前記非正常アクセス検知機構が前記不正なキーアクセスを検知すると、前記記憶手段の記憶データを消去手段にて消去するようにもできる。こうしても、不正なキーアクセスが無意味となってキー接点に対する不正行為を防止できると共に、情報漏洩の防止の実効性がより高まる。
以上説明したキー入力装置では、種々の態様を採ることができる。例えば、前記複数のキーを包囲する前記フレームに対して前記複数のキーを保持するキー保持機構を備え、該キー保持機構によるキー保持を、前記フレームに対して前記キーをスプリングにより付勢することで行って、前記キートップの押圧による前記接点信号の生成動作としてのキー降下動作と、前記接点信号の停止動作としての上昇復帰動作とを可能とし、その上で、前記非正常アクセス検知機構による不正なキーアクセスの有無を、前記スプリングの付勢状況により検知するようにすることができる。こうすれば、キー接点への不正行為を目的としたキーの取り外しと言った不正なキーアクセスが仮にあるとすれば、キー取り外しによりスプリングの付勢状況は変化する。例えばキー取り外しによりスプリングが外れるので、不正なキーアクセスの有無を容易に検知できる。
また、前記キーの下面に形成された導電パターンへの電圧印加を行った上で、前記非正常アクセス検知機構による不正なキーアクセスの有無を、前記導電パターンの導通状況により検知するようにすることができる。こうすれば、キー接点への不正行為を目的としたキーの取り外しや、キーとフレームとの隙間からキーの切り外しと言った不正なキーアクセスが仮にあるとすれば、これら不正なキーアクセスにより導電パターンの導通状況は導通遮断や電流の変化として現れる。よって、不正なキーアクセスの有無を容易に検知できる。
この場合、前記導電パターンを、前記キーの下面に離間して形成された第1、第2の接点と、該第1接点から第2接点に至る接点間パターンとを備えるものとし、該接点間パターンを前記キーの下面領域に亘って一条で形成することができる。こうすれば、キーのどの箇所において不正なキーアクセスがあっても通電状況が変化することから、不正なキーアクセスの有無の検知感度を高めることができる。
そして、前記キー保持機構によるキー保持を、前記第1接点と第2接点に配置したスプリングにより前記フレームに対して前記キーを付勢して行った上で、前記キートップの押圧による前記接点信号の生成動作としてのキー降下動作と、前記接点信号の停止動作とを可能とし、前記スプリングを前記導電パターンへの電圧印加経路とすることができる。こうすれば、キー接点への不正行為を目的としたキーの取り外しと言った不正なキーアクセスが仮にあれば、既述したようにスプリングが外れて導電パターンの導通状況に変化を来すので、不正なキーアクセスの有無を容易に検知できる。
本発明の一実施態様としての実施例の暗証番号入力装置(EPP)100の外観を概略的に正面視して示す説明図である。 EPP100が有するキー110の下面に形成した導電パターンの様子を示す説明図である。 EPP100が有するキー110を概略的に断面視して示す説明図である。 本実施例のEPP100が不正アクセス検知に関して備える電気的な構成を概略的に示す説明図である。 不正アクセス検知処理の内容を示すフローチャートである。 不正アクセス処理において消去されるメモリー内容を説明する説明図である。
以下、本発明の実施の形態について、その実施例を図面に基づき説明する。図1は本発明の一実施態様としての実施例の暗証番号入力装置(EPP)100の外観を概略的に正面視して示す説明図、図2はEPP100が有するキー110の下面に形成した導電パターンの様子を示す説明図、図3はEPP100が有するキー110を概略的に断面視して示す説明図である。
図1に示すように、EPP100は、複数のキー110を4列4行で備え、それぞれのキー110をフレーム120で包囲している。複数のキー110は、数値0〜9までのテンキーと、百桁数値入力のための入力支援キーと、小数点キーと、キャンセル、クリアおよびエンターの実行キーとされている。そして、EPP100は、例えば4桁の数値の並びからなる暗証番号を、四つの数値キーの順次入力を経て受け付ける。入力支援キーは、例えば、EPP100を現金自動支払機に組み込んだ場合に、入出金金額の入力の利便性を高めるために用いられる。小数点キーは、外貨両替の際の外貨金額の入力に用いられる。実行キーは、入力操作を行ったテンキーの取消(一字取消や全部取消)やキー操作の完了のために用いられる。
キー110の各キーは、樹脂成型品であり、図2に示すように、キー下面に第1接点112と第2接点114を離間して備え、第1接点112と第2接点114とを結ぶ接点間パターン116を備える。この第1接点112と第2接点114と接点間パターン116は、導電ペーストをスクリーン印刷手法等を用いて印刷形成されたものであり、本願におけるキー裏面の導電パターンとなる。接点間パターン116は、第1接点112から第2接点114に至るよう形成されている。本実施例の接点間パターン116は、第1接点112から当該接点に近い側のキー端部にまで繰り返し屈曲形成され、最端部に達した後は、キー下面の一端側(図2では下端側)の領域において繰り返し屈曲形成されて第2接点114に近い側のキー端部まで形成され、その後は、キー下面の他端側(図2では上端側)の領域において繰り返し屈曲形成されて第2接点114に達する。つまり、接点間パターン116は、一条でありながらキー110の下面領域に亘って一条で形成されており、キー下面領域においてくまなく張り巡らされていることになる。
上記した導電パターンをキー下面に有するキー110のそれぞれは、フレーム120に対して保持されている。つまり、キー110は、その下面側に周縁部111を突出して備え、フレーム120の貫通孔122にフレーム下面側から組み込まれている。こうしてフレーム120に組み込まれたキー110を保持すべく、EPP100は、フレーム120とこれに対向する基板140との間に、非導電性で弾発性のラバーシート150を介在させる。ラバーシート150は、フレーム120と基板140の周縁にて挟持されており、それぞれのキー110の下面側では、キー形状に倣って環状に隆起した隆起部152でキー110をその周縁部111にて支える。また、ラバーシート150は、基板140の側に凸部154を備え、当該凸部を、基板140に組み込まれた板バネ142に接触させている。
この他、EPP100は、それぞれのキー110の下面と基板140との間に、圧縮状態のスプリング132、134をラバーシート150を貫通して備え、スプリング付勢力をキー110に下面側から及ぼしている。このため、それぞれのキー110は、ラバーシート150の隆起部152の上端で支えられた上で、圧縮状態のスプリング132、134によりその付勢力を受けてフレーム120に対して保持され、キー頂上面に当たるキートップでのキー押圧によるキー降下動作と、キー押圧解除後の上昇復帰動作とを起こす。基板140は、板バネ142の中央部位と対向する位置にそれぞれのキー110に対応したキー接点144を有する。よって、キー110は、キートップでのキー押圧によるキー降下動作により、ラバーシート150の凸部154にて板バネ142を押し下げて板バネ142をキー接点144に接触させて当該キー接点をオンするオン動作(接点信号の生成動作)を起こす。また、キー110は、キー押圧解除後の上昇復帰動作により、板バネ142をキー接点144から遠ざけて当該キー接点をオフするオフ動作(接点信号の停止動作)を起こす。キー110のこの上昇復帰動作は、上記の両スプリングの付勢力とラバーシート150自身の弾発性により起きる。この場合、キー110の周縁部111はフレーム120の貫通孔122より大きくされていることから、それぞれのキー110は、その周縁部111を貫通孔122の周縁に接合させて保持されることになる。
上記したスプリング132は、ラバーシート150を貫通した箇所で、スプリング上端をキー110の下面の第1接点112に接触させ、スプリング下端を基板140の接点146に接触させている。スプリング134は、ラバーシート150を貫通した箇所で、スプリング上端をキー110の下面の第2接点114に接触させ、スプリング下端を基板140の接点148に接触させている。この場合、ラバーシート150におけるスプリングの貫通孔の孔径はスプリング径より大きくされているので、スプリング132、134は、ラバーシート150の貫通孔においてフリーな状態とされている。つまり、両スプリングは、図3に示すようにキー110を保持しているが、キー110が取り外されると、自身の付勢力が解放されることから、基板140の接点146、148から離れる。この場合、両スプリングは、ラバーシート150の貫通孔から飛び出て外れたりする。
次に、上記のように保持したキー110に対する不正なキーアクセスの検知について説明する。図4は本実施例のEPP100が不正アクセス検知に関して備える電気的な構成を概略的に示す説明図、図5は不正アクセス検知処理の内容を示すフローチャート、図6は不正アクセス処理において消去されるメモリー内容を説明する説明図である。
図4に示すように、EPP100は、基板140にCPU401とメモリー402を搭載して備える。メモリー402は、キー110の順次押圧操作により入力される暗証番号の暗号化等に必要な情報を記憶する。CPU401は、不正アクセス検知の他、キー110の順次押圧操作による暗証番号の入力等に関与し、暗証番号入力に際して、メモリー402の記憶情報を参照する。
EPP100は、基板140に上記した接点146と接点148に至る給電ライン410を備え、この給電ライン410は、接点146とキー110の第1接点112に上下端で接触するスプリング132、および接点148とキー110の第2接点114に上下端で接触するスプリング134を介してキー110下面の接点間パターン116と繋がれている。スプリング132とスプリング134は、その付勢力にて保持したキー110がキー接点144のオンのためにキー押圧されるのであれば、既述したようにそのキー押圧によるキー降下動作と、キー押圧解除後の上昇復帰動作とを起こすのであって、スプリング上下端の上記接点との接触状態を維持する。つまり、上記の両スプリングは、給電ライン410から接点間パターン116への電圧印加経路として機能する。そして、CPU401は、この給電ライン410および上記両スプリングを介して接点間パターン116に常時、所定電圧を印加させているので、キー接点144のオンのためのキー押圧操作がない状況下(キー非操作状況)と、キー接点144のオンのためのキー押圧が正常になされている状況下(キー通常操作状況)とにおいて、接点間パターン116の通電状況は定常状態に維持される。
接点間パターン116のこうした通電状況下において、CPU401は、図5の不正アクセス検知の処理を繰り返し実行する。この処理では、まず、CPU401は、接点間パターン116の通電遮断の有無を判定する(ステップS100)。既述したキー非操作状況下とキー通常操作状況下とでは、接点間パターン116は通電状況下にあるので、ステップS100では否定判定され、不正なキーアクセスはないとして何の処理を行うことなく本ルーチンを終了する。
次に、ステップS100における肯定判定(通電遮断)が下される状況について説明する。接点間パターン116の通電遮断が起きるのは、図3や図4で説明したキー保持構造や通電構造を取る都合上、接点間パターン116の切断と、スプリング132と第1接点112との接触解消、スプリング132と接点146との接触解消、スプリング134と第2接点114との接触解消、スプリング134と接点148との接触解消のいずれかが起きた場合となる。そして、接点間パターン116の切断は、キー110をそのキー押圧面の側からカッター等の工具で破断したり、キー110の周囲の隙間110S(図3参照)に差し込んだカッター等の工具でキー110を破断する場合に起き得る。上記の両スプリングが関与した接点解消は、キー110がフレーム120から取り外されて両スプリングがその付勢力の解放によりラバーシート150の貫通孔に沿って移動したり貫通孔から外れたりする場合に起き得る。フレーム120からのキー110の取り外しは、フレーム120の貫通孔122が何らかの工具等にて拡張された場合や、キー110がフレームごと基板140から外された場合に起きる。上記したようなキー破断やキー取り外しを起こす行為は、キー接点への情報漏洩機器の設置と言った不正行為を意図してなされ、既述したキー非操作状況下とキー通常操作状況下とでは通常想定し得ない不正なキーアクセスの行為と言える。
こうしたことから、CPU401は、ステップS100にて接点間パターン116の通電遮断ありと肯定判定すると、不正なキーアクセスがあったとして、メモリー402のメモリー内容、詳しくは暗証番号受け付けや解読に関与するメモリー402のメモリー内容500を消去し(ステップS120)、本ルーチンを終了する。こうして消去されるメモリー内容500としては、図6に示すように、複数のキー110のキー操作の順に基づく暗証番号を暗号化するための暗号キーなどである。こうしたメモリー内容の消去により、CPU401は、その後にキー110のキー押圧操作がなされても、当該キー押圧操作を無効としてキー操作順に基づいた暗証番号の受け付けや暗号化を不能とすると共に、メモリー402からのメモリー情報の漏洩も回避できる。
以上説明したように、本実施例のEPP100によれば、フレーム120にラバーシート150の隆起部152とスプリング132、134でキー110を保持し、このキー110に既述したキー非操作状況下とキー通常操作状況下とでは通常想定されない不正なキーアクセスがあると、その不正なキーアクセスを検知できる(ステップS100)。そして、不正なキーアクセスの検知後には、暗証番号受け付けや解読に関与するメモリー402のメモリー内容を消去することで(ステップS120)、その後のキー押圧操作の無効化を図る共に、暗証番号に関連する情報の漏洩を防止できる。
また、本実施例のEPP100では、キー110を付勢力を及ぼしつつ保持するスプリング132とスプリング134を電圧印加経路とした上で、両スプリングが接するキー下面の接点間パターン116の導通状況により不正なキーアクセスの有無を検知する(ステップS100)。よって、既述した不正行為を目的としたキーの取り外しや切り外しと言った不正なキーアクセスの有無を容易に検知でき好ましい。
この場合、接点間パターン116をキー下面において第1接点112から第2接点114に至らしめるに当たり、キー下面のほぼ全域に亘るよう屈曲した一条の接点間パターン116とした。このため、キー110のどの箇所において不正なキーアクセスがあっても接点間パターン116の切断に基づく通電状況変化(通電遮断)が確実に起きるようにできるので、不正なキーアクセス有無の検知感度を高めて情報漏洩回避の実効性を高めることができる。
また、本実施例では、フレーム120と基板140との間にラバーシート150を介在させた上で、それぞれのキー110をその周縁部111の下面にてラバーシート150の隆起部152で囲んで支えるようにした。このため、キー110の周囲の隙間110Sから雨水が仮に進入したとしても、当該雨水をキー下面の接点間パターン116やスプリング上端の第1、第2接点に近づけないようにできる。ラバーシート150の下方側、即ち基板140の側の接点へも雨水を近づけないようにできる。この結果、雨水による接点間パターン116のショートや接点腐食を防止できる。
本発明は上記した実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、種々の態様で実施可能である。例えば、上記の実施例では、接点間パターン116の通電状況の変化により不正なキーアクセスの検知を行うようにしたが、キー110を保持するスプリング自体で不正なキーアクセス検知を行うようにすることもできる。スプリング自体での不正なキーアクセス検知は、キー110を保持するスプリング132とスプリング134が共に付勢力をキー110に及ぼしていることを利用している。既述したように既述した不正行為を目的としたキーの取り外しや切り外しと言った不正なキーアクセスがあると、両スプリングは、その付勢力の解放によりラバーシート150の貫通孔に沿って移動したり貫通孔から外れて、スプリングによるキーの付勢状況は変化する。よって、スプリング132とスプリング134の少なくとも一方の下端が基板140に接する箇所、例えば上記実施例における接点146、148の形成箇所に歪みゲージや圧力センサーのセンシング部位を設置して、スプリングの付勢状況を監視する。そして、付勢力解放と言った事態の検出により、既述した不正なキーアクセスの有無を容易に検知できる。
また、キー接点のオン動作をキー110の押圧操作により起こす構成について説明したが、キー110をスライドさせる動作でキー接点のオン動作を起こし、スライド動作解除後のキー復帰動作でキー接点のオフ動作を起こす構成に適用することもできる。
110…キー
110S…隙間
111…周縁部
112…第1接点
114…第2接点
116…接点間パターン
120…フレーム
122…貫通孔
132…スプリング
134…スプリング
140…基板
142…板バネ
144…キー接点
146…接点
148…接点
150…ラバーシート
152…隆起部
154…凸部
401…CPU
402…メモリー
410…給電ライン
500…メモリー内容

Claims (7)

  1. キー入力装置であって、
    使用者により操作されるキートップを有し、キー下面側に位置するキー接点の接点信号を前記キートップの操作により生成するようフレームに保持された複数のキーと、
    前記キートップの操作のためのキーアクセス以外の不正なキーアクセスの有無をキーごとに検知する非正常アクセス検知機構とを備える
    キー入力装置。
  2. 請求項1に記載のキー入力装置であって、
    前記複数のキーを包囲する前記フレームに対して前記複数のキーを保持するキー保持機構を備え、該キー保持機構は、前記フレームに対して前記キーをスプリングにより付勢して保持することで、前記キートップの押圧による前記接点信号の生成動作としてのキー降下動作と、前記接点信号の停止動作としての上昇復帰動作とを可能とし、
    前記非正常アクセス検知機構は、前記スプリングの付勢状況により前記不正なキーアクセスの有無をキーごとに検知する
    キー入力装置。
  3. 請求項1に記載のキー入力装置であって、
    前記非正常アクセス検知機構は、
    前記キーの下面に形成された導電パターンと、
    該導電パターンに電圧を印加し、前記導電パターンの導通状況により前記不正なキーアクセスの有無を検知する通電検知部とを備える
    キー入力装置。
  4. 前記導電パターンは、前記キーの下面に離間して形成された第1、第2の接点と、該第1接点から第2接点に至る接点間パターンとを備え、該接点間パターンを前記キーの下面領域に亘って一条で形成している請求項4に記載のキー入力装置。
  5. 請求項4に記載のキー入力装置であって、
    前記キー保持機構は、前記第1接点と第2接点に配置したスプリングにより前記フレームに対して前記キーを付勢して保持することで、前記キートップの押圧による前記接点信号の生成動作としてのキー降下動作と、前記接点信号の停止動作としての上昇復帰動作とを可能とし、
    前記通電検知部は、前記スプリングを前記導電パターンへの電圧印加経路としている
    キー入力装置。
  6. 請求項1ないし請求項5いずれかに記載のキー入力装置であって、
    前記非正常アクセス検知機構が前記不正なキーアクセスを検知すると、該検知以降の前記キー接点のオンオフを無効とする
    キー入力装置。
  7. 請求項1ないし請求項5いずれかに記載のキー入力装置であって、
    順番に前記接点信号の生成動作がなされた前記キーの順序に関連付けたデータを記憶する記憶手段を備え、
    前記非正常アクセス検知機構が前記不正なキーアクセスを検知すると、前記記憶手段の記憶データを消去する消去手段とを備える
    キー入力装置。
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