JP2010250027A - 操作ユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】顕微鏡で行われる作業の操作性を向上させるようにする。
【解決手段】回転により顕微鏡を動作させる操作信号を出力する焦準ハンドル17は、その把持部の周面に、観察者との接触を検出するためのSW−1aないしSW−1dを配設し、その上面の円板部の裏側に、SW−2a及びSW−2bを配設する。SW−1aないしSW−1dによって観察者の手により把持されたことが検出された場合、焦準粗動の制御を行うための操作信号を出力し、観察者による把持が検出されなかった場合、焦準微動の制御を行うための操作信号を出力し、SW−2a又はSW−2bによって観察者により接触されたことが検出された場合、焦準極微動の制御を行うための操作信号を出力する。本発明は、例えば、顕微鏡の各種の機能を動作させる操作ユニットに適用できる。
【選択図】図2

Description

本発明は、本発明は、操作ユニットに関する。
従来より、顕微鏡においては、作業を効率よく行うために、各種の操作手段が提案されている。
特許文献1には、顕微鏡の各種機能を動作させる操作ハンドルと同軸上に、各種機能を選択する機能切替えスイッチを設けることにより、それらの部材を一箇所に集中させた顕微鏡操作ユニットが提案されている。
特開平5−34601号公報
しかしながら、上記の特許文献1に記載された顕微鏡操作ユニットにおいては、機能を切り替える際には、操作ハンドルから機能切替えスイッチに部材を持ち替える必要があったため、操作が煩雑であるという問題があった。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、顕微鏡で行われる作業の操作性を向上させるようにするものである。
本発明の操作ユニットは、回転により顕微鏡を動作させる操作信号を出力する第1の操作ハンドルと、前記第1の操作ハンドルの把持部の第1の周面上に設けられ、前記顕微鏡の操作を行う観察者の手による、前記第1の周面の把持を検出する第1の検出手段と、前記第1の検出手段により前記第1の周面の把持が検出された場合、第1の機能を動作させる操作信号を出力し、前記第1の検出手段により前記第1の周面の把持が検出されなかった場合、前記第1の機能とは異なる第2の機能を動作させる操作信号を出力する出力手段とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、顕微鏡で行われる作業の操作性を向上させることができる。
本発明を適用した顕微鏡の一実施の形態の構成を示す図である。 焦準ハンドルの詳細な構成を示すブロック図である。 観察者の手による焦準ハンドルの把持の様子を模式的に表した図である。 焦準ハンドルの内部構成を示す図である。 図4のハンドルエンコーダ及び回転コネクタの斜視図である。 図1の顕微鏡の機能的な構成例を示すブロック図である。 スイッチの代わりにセンサを設けた場合の焦準ハンドルの構成を示す図である。 操作ハンドルの詳細な構成を示すブロック図である。 観察者の右手による操作ハンドルの把持の様子を模式的に表した図である。 観察者の左手による操作ハンドルの把持の様子を模式的に表した図である。 図1の顕微鏡の機能的な構成例を示すブロック図である。
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明を適用した顕微鏡の一実施の形態の構成を示す図である。
顕微鏡1は、正立型の顕微鏡である。なお、本発明は顕微鏡の種類を問わず、倒立型の顕微鏡等にも適用できるため、以下、単に、顕微鏡と称して説明する。また、図1の顕微鏡1においては、その内部の構造については点線で描かれている。
顕微鏡1には、ステージ11に載置された標本Sを照明するための光源15が設けられている。光源15からの照明光は、不図示の照明光学系を介してステージ11に載置された標本Sに照射される。そして、標本Sからの光は、レボルバ12に取り付けられた複数の倍率の異なる対物レンズのうち、選択されて観察光路上に移動した対物レンズ13で集光され、不図示の観察光学系を介して、対物レンズ13が結んだ中間実像を拡大して観察するための接眼レンズ14に到達し、観察者により観察される。
また、接眼レンズ14が装着される鏡筒の上端には、撮像装置18が着脱自在に取り付けられる。撮像装置18は、鏡筒内で結像される観察像を撮像する。
顕微鏡1の本体部の側面には、ステージ11の下部に結合された焦準部16によるステージ11の上下移動の指示を行う焦準ハンドル17が配設されている。すなわち、ステージ11は、焦準ハンドル17による回転操作に応じて、Z軸方向に移動する。なお、本実施の形態においては、ステージ11を動かすことで、焦準を行う例を説明するが、対物レンズ側をZ軸方向に移動させてもよい。
また、図中の点線で示すように、顕微鏡1の内部には、焦準ハンドル17により指示される焦準に関する動作を行うために、CPU(Central Processing Unit)21、ハンドルエンコーダ22、モータドライバ23、及び焦準用モータ24等が設けられるが、これらの詳細については、後述する。
図2は、焦準ハンドル17の詳細な構成を示すブロック図である。
図2には、図1の焦準ハンドル17を拡大したものが図示されている。図2aは、図1と同じ方向から見た場合の焦準ハンドル17を図示し、図2bは、図1の矢印Aの方向から見た場合の焦準ハンドル17を図示している。
図2aに示すように、焦準ハンドル17の観察者により把持される把持部の周面上には、周方向(図中のZ軸方向)に沿って所定の間隔で、SW−1aないしSW−1dの4個のスイッチが設けられている。これらのスイッチは、図2bに示すように、焦準ハンドル17の周面上であって顕微鏡1の本体部側により近い位置に配置されている。すなわち、観察者により焦準ハンドル17の根元部分が把持されると、SW−1aないしSW−1dのいずれかのスイッチが押されることになる。なお、以下、SW−1aないしSW−1dを特に区別する必要がない場合、単に、SW−1と称して説明する。
また、図2aに示すように、焦準ハンドル17の上面であって回転軸と同心円となる円板部の表面には、観察者の指をかけるための6個の凹みが設けられており(図2aの円板部上の6個の円)、それらの凹みのうちのZ軸方向の2個の凹みに対応する円板部の裏側には、SW−2a及びSW−2bの2個のスイッチが設けられている。すなわち、観察者により円板部の一部が押されると、SW−2a又はSW−2bが押されることになる。なお、以下、SW−2a及びSW−2bを特に区別する必要がない場合、単に、SW−2と称して説明する。
図3は、顕微鏡1の操作を行う観察者の手による焦準ハンドル17の把持の様子を模式的に表した図である。なお、図中のハッチングで表現されたものは観察者の手を表しており、後述する他の図面においても同様である。
図3aの握り方で、焦準ハンドル17が握られた場合、周面に設けられたSW−1aないしSW−1dのうちの少なくとも2個以上のスイッチが押される。つまり、観察者により2個以上のスイッチが押されたとき、SW−1が押されたことになるので、この状態で焦準ハンドル17が回転された場合、焦準ハンドル17の回転とともに、観察者による周面の把持が検出される。
また、図3bの握り方で、焦準ハンドル17が握られた場合、周面に設けられたSW−1aないしSW−1dのいずれのスイッチも押されることはない。つまり、この状態で焦準ハンドル17が回転された場合には、SW−1を押すことなく回転させたことになるので、焦準ハンドル17の回転のみが検出され、観察者による周面の把持は検出されないことになる。
さらに、図3cの握り方(触れ方)で、焦準ハンドル17が触れられた場合、円板部の裏側に設けられたSW−2a又はSW−2bのスイッチが押され、周面に設けられたSW−1が押されることはない。つまり、この状態で焦準ハンドル17が回転された場合には、焦準ハンドル17の回転とともに、その上面に設けられた円板部と観察者の手との接触が検出される。
以上、観察者は、図3aないし図3cに示すような3つの握り方により、焦準ハンドル17を操作することが可能となる。そして、焦準ハンドル17においては、SW−1及びSW−2によって、この3つの握り方を区別して検出できるので、検出された握り方に応じて、例えば、焦準部16によるステージ11のZ軸方向の移動速度(焦準速度)を変えることが可能となる。
具体的には、焦準ハンドル17の回転時に、図3aの握り方が検出された場合、焦準ハンドル17は、ステージ11を高速移動(粗動移動)させる操作信号を出力する。なお、粗動移動をさせる場合には回転トルクが大きくなるので、図3aに示したように、粗動操作時焦準ハンドル17は根元部分を把持した状態で、半回転ずつ回転操作されるようにしている。
また、焦準ハンドル17の回転時に、図3bの握り方が検出された場合には、焦準ハンドル17は、低速移動(微動移動)させる操作信号を出力し、図3cの握り方が検出された場合には、超低速移動(極微動移動)させる制御信号を出力する。なお、極微動移動させる場合には、大きい回転力を要さないので、図3cに示したように、極微動操作時には、その上面に設けられた円板部と観察者の手とが接触した状態で焦準ハンドル17を回転操作するようにしている。
なお、本実施の形態においては、ステージ11の移動速度を、最も速いものから順に、粗動、微動、極微動と称して説明するが、あくまで、3段階の移動速度の例示であり、本発明をそれらのみに限定する趣旨のものではない。また、移動速度は、粗動、微動、極微動の3段階に限らず、2段階であってもよい。例えば、移動速度を、粗動と微動の2段階にする場合には、図3aの握り方を粗動移動、図3b又は図3cの握り方を微動移動に設定すればよい。
次に、図4ないし図6を参照して、焦準ハンドル17の握り方の検出方法の具体的な例について説明する。
図4は、焦準ハンドル17の内部構成を示す図である。
図4においては、図2と同様に、焦準ハンドル17の拡大図を図4aに示し、矢印Aから見た矢視図を図4bに示している。
なお、図4bの矢視図では、焦準ハンドル17の他に、観察者による焦準ハンドル17の操作を検出するための、ハンドルエンコーダ22、回転軸25、及び、回転コネクタ26が図示されている。また、焦準ハンドル17の内部構成を図示するために、外観に現われない内部の部位については、点線により表している。
図4bに示すように、回転軸25の一方の端には、焦準ハンドル17の回転の中心位置が固定されており、その他端には、回転コネクタ26が固定される。また、回転軸25には、ハンドルエンコーダ22が取り付けられる。つまり、ハンドルエンコーダ22及び回転コネクタ26は、顕微鏡1の本体部側に設置される。
図5は、図4のハンドルエンコーダ22及び回転コネクタ26の斜視図である。
図5に示すように、ハンドルエンコーダ22は、回転軸25に同軸状態で固定されたスリット円板22aと、このスリット円板22aの回転を検出するためのフォトカプラ22bから構成される。また、回転コネクタ26は、回転部26a及び固定部26bから構成され、この回転部26に回転軸25を固定することで、回転軸25を回転可能に支持する。
具体的には、スリット円板22aには、周方向に沿って一定の間隔で複数のスリットが刻まれており、このスリットを挟み込むようにして、フォトカプラ22bが設けられている。フォトカプラ22bは、スリット円板22aの回転量(回転角度)を検出するためのセンサであり、スリットを挟んで、その一方にLED(Light Emitting Diode)等の発光素子を、他方に、フォトダイオード等の受光素子を対向配置する。これにより、発光素子から出射された光のうちの一部の光がスリット円板22aの周方向に一定のピッチで形成されたスリットを透過して受光素子により受光される。
すなわち、フォトカプラ22bにおいては、焦準ハンドル17の操作に応じて、回転軸25に固定されたスリット円板22aが回転すると、その回転速度とスリット円板22aのスリットの角度ピッチとで決まる周期で変化する、透過光量に対応する信号がそれぞれ得られる。そして、この信号に対して、増幅や波形整形等の処理を施すことで、焦準ハンドル17の回転に対応するパルス信号が得られる。
図4に戻り、ハンドルエンコーダ22によって検出されたパルス信号は、電線L−1を介してCPU21に出力される。
また、図4に示すように、焦準ハンドル17の把持部の周面上に設けられたSW−1は、観察者の手による周面の把持を検出し、上面の円板部の裏面に設けられたSW−2は、観察者の手と円板部との接触を検出する。
具体的には、SW−1aは、観察者の手と周面との接触を検出した場合、電線L−1aを介して、操作信号を中継基板31に出力する。同様にして、SW−1bないしSW−1dのそれぞれは、観察者の手と周面との接触を検出した場合、電線L−1bないし電線L−1dを介して、操作信号を中継基板31に出力する。また、SW−2a,SW−2bは、観察者との接触を検出した場合、電線L−2a,電線L−2bを介して、操作信号を中継基板31に出力する。
中継基板31には、SW−1aないしSW−1d、並びに、SW−2a及びSW−2bの各スイッチからの操作信号が、接続された各電線を介して入力される。中継基板31は、各スイッチからの操作信号を、回転軸25の内部に通された電線L−2を介してCPU21に出力する。
すなわち、図6に示すように、CPU21には、ハンドルエンコーダ22によって検出される焦準ハンドル17の回転に対応するパルス信号と、SW−1a,SW−1b,SW−1c,SW−1d,SW−2a,SW−2bのそれぞれから検出される操作信号とが入力される。CPU21は、パルス信号及び操作信号に基づいて、モータドライバ23による焦準用モータ24の駆動を制御する制御信号を生成し、モータドライバ23に供給する。
モータドライバ23は、CPU21からの制御信号に基づいて、焦準用モータ24を駆動することで、標本Sを載置しているステージ11をZ軸方向に移動させる。
具体的には、CPU21は、SW−1aないしSW−1dのうちの2つ以上のスイッチから操作信号が供給されるとともに、ハンドルエンコーダ22から焦準ハンドル17の回転に応じたパルス信号が供給された場合、パルス信号に応じた粗動移動を行うための制御信号をモータドライバ23に出力する。これにより、図3aの握り方で焦準ハンドル17の回転操作が行われた場合、ステージ11がZ軸方向に高速で移動するので、粗動による焦準操作を行うことが可能となる。
また、SW−1aないしSW−1d、並びに、SW−2a及びSW−2bのいずれのスイッチからも操作信号が供給されず、ハンドルエンコーダ22からのパルス信号のみが供給された場合、CPU21は、パルス信号に応じた微動移動を行うための制御信号を出力する。これにより、図3bの握り方で焦準ハンドル17の回転操作が行われた場合、ステージ11がZ軸方向に低速で移動するので、微動による焦準操作を行うことが可能となる。
さらに、SW−2a又はSW−2bのいずれかのスイッチから操作信号が供給されるとともに、ハンドルエンコーダ22からパルス信号が供給された場合、CPU21は、パルス信号に応じた極微動移動を行うための制御信号を出力する。これにより、図3cの握り方で焦準ハンドル17の回転操作が行われた場合、ステージ11がZ軸方向に超低速で移動するので、極微動による焦準操作を行うことが可能となる。
以上のように、焦準ハンドル17においては、SW−1及びSW−2によって、観察者による握り方が検出されるので、その握り方に応じて顕微鏡1の各種の機能を動作させることができる。すなわち、観察者は焦準ハンドル17を握ったままの状態で、顕微鏡1の各種の機能を動作させることができるので、部材を持ち替えることなく、操作する機能を切り替えることができる。これにより、観察者は接眼レンズ14から眼を離すことなく、単一動作で簡単に、ストレスなく各種の機能の操作を行うことが可能となる。よって、顕微鏡1で行われる作業の操作性を向上させることができる。
また、本発明によれば、焦準操作をする前に、粗微動の状態を確認するといった作業をせずに、粗微動を切り替えて焦準操作を行うことが可能であるので、焦準作業を行う時間を短縮することができる。
なお、本実施の形態においては、焦準ハンドル17の把持部の周面にSW−1aないしSW−1dの4個のスイッチを設け、上面の円板部の裏側にSW−2a及びSW−2bの2個のスイッチを設ける例について説明したが、スイッチ以外の検出子によって、観察者との接触を検出するようにしてもよい。例えば、図7a,図7bに示すように、焦準ハンドル17の周面に、SW−1aないしSW−1dの代わりにセンサ41を設け、さらに、上面の円板部の表面に、SW−2a及びSW−2bの代わりにセンサ42を設けてもよい。このような構成であっても、上記のスイッチを設けた場合と同様に、図3aないし図3cに示した3つの握り方を検出することができる。
また、図4及び図5においては、各スイッチにより検出される操作信号は、中継基板31を介して電線によりCPU21に出力される例について説明したが、例えば、各スイッチに非接触型ICを取り付けることで、無線によりCPU21に出力するなど、他の方法を採用することも可能である。
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。
図8は、顕微鏡1の各種の機能を動作させる操作ユニットとして、上記の焦準ハンドル17の代わりに、顕微鏡1の本体部の左右に各々設けられる操作ハンドル17Rと操作ハンドル17Lの2つのハンドルを配設した場合の構成を示すブロック図である。なお、図8は、図1の矢印Aの方向から顕微鏡1を見た場合の矢視図である。
図8に示すように、顕微鏡1の本体部には、顕微鏡1の各種の機能を動作させる操作ハンドル17Rと操作ハンドル17Lとが同軸上に配設されている。
操作ハンドル17Rの把持部の周面には、焦準ハンドル17と同様に、観察者による周面の把持を検出するための検出子として、スイッチが所定の間隔で設けられている。周面の顕微鏡1の本体部側には、周方向(図中のZ軸方向)に沿って所定の間隔で、SW−R1aないしSW−R1dの4個のスイッチが配置される。また、それらの4個のスイッチが配置された周面の周方向と垂直な方向(図中のX軸方向)には、所定の間隔で、SW−R2aないしSW−R2dと、SW−R3aないしSW−R3dが配置される。
すなわち、操作ハンドル17Rにおいて、把持部の周面には、X軸方向に、SW−R1a,SW−R2a,SW−R3aが一直線上に等間隔で並んでいる。同様にして、SW−R1bないしSW−R3b,SW−R1cないしSW−R3c,SW−R1dないしSW−R3dのそれぞれもX軸方向の一直線上に等間隔で並んでいる。
なお、以下の説明においては、SW−R1a,SW−R1b,SW−R1c,SW−R1dの4個のスイッチを特に区別する必要がない場合、単に、SW−R1と称して説明する。同様に、SW−R2aないしSW−R2d,SW−R3aないしSW−R3dについても、特に区別する必要がない場合には、それぞれ、SW−R2,SW−R3と称して説明する。
一方、図8に示すように、操作ハンドル17Lの把持部の周面には、操作ハンドル17Rに配設されたスイッチと同様に、スイッチが所定の間隔で設けられている。すなわち、操作ハンドル17Lにおいて、その周面には、SW−L1aないしSW−L1dのそれぞれが、SW−R1aないしSW−R1dと対称な位置に配設される。同様にして周面には、SW−R2,SW−R3aと対称となる位置に、SW−L2aないしSW−L2d,SW−L3aないしSW−L3dがそれぞれ配設される。
なお、操作ハンドル17Lにおいても、SW−L1aないしSW−L1d,SW−L2aないしSW−L2d,SW−L3aないしSW−L3dについて、特に区別する必要がない場合には、それぞれ、SW−L1,SW−L2,SW−L3と称して説明する。
次に、図9及び図10を参照して、観察者によって行われる操作ハンドル17Rと操作ハンドル17Lの操作について説明する。
図9は、観察者の右手による操作ハンドル17Rの把持の様子を模式的に示した図である。
図9aの握り方で、操作ハンドル17Rが握られた場合、周面に設けられたSW−R1,SW−R2,SW−R3のそれぞれにおいて、少なくとも2個以上のスイッチが押される。つまり、この状態で、操作ハンドル17Rが回転された場合、操作ハンドル17Rの回転とともに、SW−R1,SW−R2,SW−R3の3つのスイッチによって観察者の右手と周面との接触が検出される。
また、図9bの握り方で、操作ハンドル17Rが握られた場合、周面に設けられたSW−R2,SW−R3のそれぞれにおいて、少なくとも2個以上のスイッチが押される。つまり、この状態で、操作ハンドル17Rが回転された場合、操作ハンドル17Rの回転とともに、SW−R2,SW−R3の2つのスイッチによって観察者の右手と周面との接触が検出される。
また、図9cの握り方で、操作ハンドル17Rが握られた場合、周面に設けられたSW−R3において、少なくとも2個以上のスイッチが押される。つまり、この状態で、操作ハンドル17Rが回転された場合、操作ハンドル17Rの回転とともに、SW−R3によって観察者の右手と周面との接触が検出される。
また、図9dの握り方で、操作ハンドル17Rが握られた場合、周面に設けられたSW−R1,SW−R2,SW−R3のいずれにおいても、2個以上のスイッチが押されることはない。この状態で、操作ハンドル17Rが回転された場合、操作ハンドル17Rの回転のみが検出され、いずれのスイッチによっても観察者の右手と周面との接触は検出されないことになる。
以上、観察者は、図9aないし図9dに示した4つの握り方により、操作ハンドル17Rを把持することが可能となる。
図10は、観察者の左手による操作ハンドル17Lの把持の様子を模式的に示した図である。
操作ハンドル17Lの把持の様子は、操作ハンドル17Rの把持の様子と対応している。
すなわち、図10aの握り方である場合、操作ハンドル17Lの回転とともに、SW−L1,SW−L2,SW−L3の3つのスイッチによって観察者の左手と周面との接触が検出される。また、図10bの握り方である場合、操作ハンドル17Lの回転とともに、SW−L2,SW−L3の2つのスイッチによって観察者の左手と周面との接触が検出される。
同様にして、図10cの握り方である場合、操作ハンドル17Lの回転とともに、SW−L3によって観察者の左手と周面との接触が検出される。また、図10dの握り方である場合、操作ハンドル17Rの回転のみが検出され、いずれのスイッチによっても観察者の右手と周面との接触は検出されないことになる。
以上、観察者は、図10aないし図10dに示した4つの握り方により、操作ハンドル17Lを把持することが可能となる。
また、操作ハンドル17R及び操作ハンドル17Lは、上記の図4及び図5を参照して説明した焦準ハンドル17の内部構造と同様の構造を有している。従って、操作ハンドル17Rにおいては、SW−R1ないしSW−R3によって、上記の図9aないし図9dの4つの握り方が区別されて検出され、操作ハンドル17Lにおいては、SW−L1ないしSW−L3によって、上記の図10aないし図10dの4つの握り方が区別されて検出される。これにより、検出されたそれらの握り方に応じて、顕微鏡1の各種の機能を動作させることが可能となる。
すなわち、図11に示すように、CPU21には、操作ハンドル17Rと操作ハンドル17Lのそれぞれから、各操作ハンドルの回転に対応するパルス信号と、各スイッチにより検出される操作信号とが入力される。CPU21は、パルス信号及び操作信号に基づいて、顕微鏡1の各種の機能を動作させる制御信号を生成して出力する。
具体的には、CPU21は、SW−R1ないしSW−R3から操作信号が供給されるとともに、ハンドルエンコーダ22−Rから操作ハンドルR1の回転に応じたパルス信号が供給された場合、パルス信号に応じたZ軸方向の粗動移動を行うための制御信号をモータドライバ23−1に出力する。これにより、図9aの握り方で操作ハンドル17Rの回転操作が行われた場合、ステージ11がZ軸方向に高速で移動するので、粗動による焦準操作を行うことが可能となる。
同様にして、図9bの握り方で回転操作が行われた場合、CPU21は、SW−R2及びSW−R3からの操作信号と、ハンドルエンコーダ22−Rからのパルス信号が供給されるので、パルス信号に応じたZ軸方向の微動移動を行うための制御信号をモータドライバ23−1に出力して焦準用モータ24−1を駆動し、微動による焦準動作を制御する。
また、CPU21は、図9cの握り方で回転操作が行われた場合、SW−R3からの操作信号と、ハンドルエンコーダ22−Rからのパルス信号が供給されるので、パルス信号に応じたX軸方向の粗動移動を行うための制御信号をモータドライバ23−2に出力して、ステージX軸用モータ24−2を駆動し、ステージ11によるX軸方向の粗動移動の動作を制御する。同様にして、図9dの握り方で回転操作が行われた場合、CPU21は、ハンドルエンコーダ22−Rからのパルス信号のみが供給されるので、パルス信号に応じたX軸方向の微動移動を行うための制御信号を出力し、ステージ11によるX軸方向の微動移動の動作を制御する。
また、CPU21は、図10aの握り方で回転操作が行われた場合、SW−L1ないしSW−L3からの操作信号と、ハンドルエンコーダ22−Lからのパルス信号が供給されるので、パルス信号に応じたレボルバ12の回転を行うための制御信号をモータドライバ23−4に出力して、電動レボルバ用モータ24−4を駆動する。これにより、電動レボルバ12は、取り付けられた複数の対物レンズのうち、所望の対物レンズが観察光路に入るように回転動作をするので、対物レンズの選択操作を行うことが可能となる。
さらに、CPU21は、図10bの握り方で回転操作が行われた場合、SW−L2及びSW−L3からの操作信号と、ハンドルエンコーダ22−Lからのパルス信号が供給されるので、撮像装置18の動作を制御するための制御信号を撮像制御回路32に出力して、撮像装置18を駆動する。これにより、撮像装置18は、ステージ11に載置された標本Sの観察像の撮像動作をするので、標本Sの撮像操作を行うことが可能となる。
また、CPU21は、図10cの握り方で回転操作が行われた場合、SW−L3からの操作信号と、ハンドルエンコーダ22−Lからのパルス信号が供給されるので、パルス信号に応じたY軸方向の粗動移動を行うための制御信号をモータドライバ23−3に出力して、ステージY軸用モータ24−3を駆動し、ステージ11によるY軸方向の粗動移動の動作を制御する。同様にして、図10dの握り方で回転操作が行われた場合、CPU21は、ハンドルエンコーダ22−Lからのパルス信号のみが供給されるので、パルス信号に応じたY軸方向の微動移動を行うための制御信号を出力し、ステージ11によるY軸方向の微動移動の動作を制御する。
以上のように、操作ハンドル17Rと操作ハンドル17Lにおいては、SW−R1ないしSW−R3と、SW−L1ないしSW−L3によって、観察者による握り方が検出されるので、その握り方に応じて、顕微鏡1の各種の機能を動作させることができる。すなわち、観察者は、右手で操作ハンドル17R、左手で操作ハンドル17Lをそれぞれ握ったままの状態で、顕微鏡1の各種の機能を動作させることができるので、部材を持ち替えることなく、操作する機能を切り替えることができる。これにより、観察者は接眼レンズ14から眼を離すことなく、単一動作で簡単に、ストレスなく各種の機能の操作を行うことが可能となり、結果として、顕微鏡1で行われる作業の操作性を向上させることができる。
また、操作ハンドル17Rと操作ハンドル17Lは、単独での操作は勿論、例えば、図9dの握り方で右手により操作ハンドル17Rを回転操作すると同時に、図10dの握り方で左手により操作ハンドル17Lを回転操作することにより、ステージ11を、X軸方向とY軸方向に同時に微動移動させる、といった操作も可能となる。
なお、本実施の形態では、操作ハンドル17R及び操作ハンドル17Lにより操作される機能として、焦準粗動、焦準微動、X軸粗動、X軸微動、Y軸粗動、Y軸微動、電動レボルバ制御、及び、撮像制御の8つの機能を例にして説明したが、勿論、それらの操作ハンドルによって動作される機能は、上記以外の他の機能、例えばフィルタの切替えやシャッタの開閉等の機能であってもよいし、それらの組み合わせも自由である。
さらに、操作ハンドル17R及び操作ハンドル17Lにおいても、焦準ハンドル17と同様に、それらの上面の円板部の裏側にスイッチを設けて、円板部と観察者の手との接触を検出する構成としてもよい。これにより、さらに多くのパターンの機能を、操作ハンドルによって動作させることが可能となる。
なお、本発明の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
1 顕微鏡, 11 ステージ, 12 レボルバ, 13 対物レンズ, 14 接眼レンズ, 15 光源, 16 焦準部, 17 焦準ハンドル, 17R,17L 操作ハンドル, 18 撮像装置, 21 CPU, 22,22−R,22−L ハンドルエンコーダ, 22a スリット円板, 22b フォトカプラ, 23,23−1ないし23−4 モータドライバ, 24,24−1 焦準用モータ, 24−2 ステージX軸用モータ, 24−3 ステージY軸用モータ, 24−4 電動レボルバ用モータ, 25 回転軸, 26 回転コネクタ, 26a 回転部, 26b 固定部, SW−1aないしSW−1d,SW−2a,SW−2b スイッチ, SW−R1aないしSW−R1d,SW−R2aないしSW−R2d,SW−R3aないしSW−R3d スイッチ, SW−L1aないしSW−L1d,SW−L2aないしSW−L2d,SW−L3aないしSW−L3d スイッチ, 31 中継基板, 32 撮像制御回路, 41,42 センサ

Claims (7)

  1. 回転により顕微鏡を動作させる操作信号を出力する第1の操作ハンドルと、
    前記第1の操作ハンドルの把持部の第1の周面上に設けられ、前記顕微鏡の操作を行う観察者の手による、前記第1の周面の把持を検出する第1の検出手段と、
    前記第1の検出手段により前記第1の周面の把持が検出された場合、第1の機能を動作させる操作信号を出力し、前記第1の検出手段により前記第1の周面の把持が検出されなかった場合、前記第1の機能とは異なる第2の機能を動作させる操作信号を出力する出力手段と
    を備えることを特徴とする操作ユニット。
  2. 前記第1の検出手段は、前記第1の操作ハンドルの回転時における前記第1の周面の把持を検出する
    することを特徴とする請求項1に記載の操作ユニット。
  3. 前記第1の検出手段は、
    複数の検出子から構成されており、
    前記複数の検出子のうち、2つ以上の検出子によって前記観察者の手と前記第1の周面との接触が検出された場合、前記第1の周面の把持を検出する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の操作ユニット。
  4. 前記第1の操作ハンドルの上面であり、前記第1の検出手段に隣接して設けられ、前記観察者の手と前記上面との接触を検出する第2の検出手段をさらに備え、
    前記出力手段は、前記第2の検出手段により前記上面の接触が検出された場合、前記第1の機能及び前記第2の機能とは異なる第3の機能を動作させる操作信号を出力する
    ことを特徴とする請求項1に記載の操作ユニット。
  5. 前記操作ユニットは、前記顕微鏡の焦準装置を操作するものであり、
    前記出力手段は、前記第1の操作ハンドルの回転時において、
    前記第1の検出手段により前記第1の周面の把持が検出された場合、粗動により焦準を行うための操作信号を出力し、
    前記第1の検出手段により前記第1の周面の把持が検出されず、かつ、前記第2の検出手段により前記上面の接触が検出されなかった場合、微動により焦準を行うための操作信号を出力し、
    前記第2の検出手段により前記上面の接触が検出された場合、極微動により焦準を行うための操作信号を出力する
    することを特徴とする請求項4に記載の操作ユニット。
  6. 前記第1の操作ハンドルを操作する前記観察者の手とは逆の手により操作可能な位置に配置され、回転により操作信号を出力する第2の操作ハンドルと、
    前記第2の操作ハンドルの把持部の第2の周面に設けられ、前記観察者による前記第2の周面の把持を検出する第2の検出手段と
    をさらに備え、
    前記出力手段は、前記第2の検出手段により前記第2の周面の把持が検出された場合、第3の機能を動作させる操作信号を出力し、前記第2の検出手段により前記第2の周面の把持が検出されなかった場合、前記第3の機能とは異なる第4の機能を動作させる操作信号を出力する
    することを特徴とする請求項1に記載の操作ユニット。
  7. 前記検出子は、スイッチ又はセンサである
    ことを特徴とする請求項3に記載の操作ユニット。
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