JP2010246263A - 駆動装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】バッテリの充電が制限されているときに電動機で消費する損失をより適切に調節してバッテリの過剰な充放電を抑制する。
【解決手段】モータの損失増加要求がなされているときには、バッテリの入出力パワーPbと損失増加要求がなされた時点における入出力パワーとしての初期パワーPiniとの偏差ΔPbを計算し、偏差ΔPbが下限値PLよりも小さい場合には損失が増加するようd軸方向にシフトした損失ラインを設定し(S190,S210)、偏差ΔPbが上限値PHよりも大きい場合には損失が減少するようq軸方向にシフトした損失ラインを設定し(S190,S220)、設定した損失ラインを用いてモータから出力すべきトルクとしてのトルク指令Tm*に基づいてd−q座標系における実効値Irmsと電流進角θiとを設定しこれらに基づいてd軸電流指令Id*とq軸電流指令Iq*とを設定してインバータを制御する。
【選択図】図3
【解決手段】モータの損失増加要求がなされているときには、バッテリの入出力パワーPbと損失増加要求がなされた時点における入出力パワーとしての初期パワーPiniとの偏差ΔPbを計算し、偏差ΔPbが下限値PLよりも小さい場合には損失が増加するようd軸方向にシフトした損失ラインを設定し(S190,S210)、偏差ΔPbが上限値PHよりも大きい場合には損失が減少するようq軸方向にシフトした損失ラインを設定し(S190,S220)、設定した損失ラインを用いてモータから出力すべきトルクとしてのトルク指令Tm*に基づいてd−q座標系における実効値Irmsと電流進角θiとを設定しこれらに基づいてd軸電流指令Id*とq軸電流指令Iq*とを設定してインバータを制御する。
【選択図】図3
Description
本発明は、駆動装置に関する。
従来、この種の駆動装置としては、ハイブリッド自動車に搭載され、車両の減速時にバッテリの残容量が満充電またはそれに近い充電状態にあるときには、必要な回生電気エネルギ量に相当する大きさのd軸電流を付加した電流をモータに印加するものが提案されている(特許文献1参照)。また、エンジンと、二つのモータとを搭載するハイブリッド自動車において、バッテリの残容量が満充電に近い所定量以上のときには二つのモータのうち駆動していないモータの三相コイルにd軸電流(界磁電流)のみが流れるよう制御するものが提案されている(特許文献2参照)。この装置では、使用していないモータの三相コイルにd軸電流のみを流すことにより、バッテリに蓄えられた電気エネルギをモータの銅損などにより消費することができるとしている。
上述した駆動装置では、環境条件によっては電動機で想定していた損失が得られない場合がある。例えば、極低温時では銅損が減少する傾向にあるため、電動機で必要な電気エネルギが消費されない結果、バッテリが過大な電力により充電されてしまう。環境条件を把握して印加すべきq軸電流を補正することも考えられるが、複数の条件が複雑に影響する場合には、これら複数の条件毎に補正計算する必要があるから、処理が複雑となったり、十分な精度が得られない場合が生じる。
本発明の駆動装置は、バッテリの充電が制限されているときに電動機で消費する損失をより適切に調節してバッテリの過剰な充放電を抑制することを主目的とする。
本発明の駆動装置は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明の駆動装置は、
駆動軸の動力を用いて回生が可能な同期電動機と、該電動機と電力をやり取りするバッテリと、前記電動機のトルクとq軸およびd軸を座標軸とする電流ベクトルとの関係である複数のトルク電流関係のうち前記バッテリの充電が制限される充電制限要求がなされていないときには低損失用のトルク電流関係を用いて該電動機からトルク指令に応じたトルクが出力されるよう該電動機を駆動制御し前記充電制限要求がなされているときには高損失用のトルク電流関係を用いて該電動機からトルク指令に応じたトルクが出力されるよう該電動機を駆動制御する制御手段と、前記バッテリから入出力されている電力である入出力電力を検出する電力検出手段と、備える駆動装置において、
前記制御手段は、前記充電制限要求がなされているときには、前記充電制限要求の前後で前記電力検出手段により検出された入出力電力に基づいて電力損失量を演算し、該演算した電力損失量が必要損失量よりも多いときには損失が少なくなる方向に前記高損失用のトルク電流関係を変更して前記電動機を駆動制御し、前記演算した電力損失量が前記必要損失量よりも少ないときには損失が多くなる方向に前記高損失用のトルク電流関係を変更して前記電動機を制御する手段である
ことを特徴とする。
駆動軸の動力を用いて回生が可能な同期電動機と、該電動機と電力をやり取りするバッテリと、前記電動機のトルクとq軸およびd軸を座標軸とする電流ベクトルとの関係である複数のトルク電流関係のうち前記バッテリの充電が制限される充電制限要求がなされていないときには低損失用のトルク電流関係を用いて該電動機からトルク指令に応じたトルクが出力されるよう該電動機を駆動制御し前記充電制限要求がなされているときには高損失用のトルク電流関係を用いて該電動機からトルク指令に応じたトルクが出力されるよう該電動機を駆動制御する制御手段と、前記バッテリから入出力されている電力である入出力電力を検出する電力検出手段と、備える駆動装置において、
前記制御手段は、前記充電制限要求がなされているときには、前記充電制限要求の前後で前記電力検出手段により検出された入出力電力に基づいて電力損失量を演算し、該演算した電力損失量が必要損失量よりも多いときには損失が少なくなる方向に前記高損失用のトルク電流関係を変更して前記電動機を駆動制御し、前記演算した電力損失量が前記必要損失量よりも少ないときには損失が多くなる方向に前記高損失用のトルク電流関係を変更して前記電動機を制御する手段である
ことを特徴とする。
この本発明の駆動装置では、電動機のトルクとq軸およびd軸を座標軸とする電流ベクトルとの関係である複数のトルク電流関係のうちバッテリの充電が制限される充電制限要求がなされていないときには低損失用のトルク電流関係を用いて電動機からトルク指令に応じたトルクが出力されるよう電動機を駆動制御し充電制限要求がなされているときには高損失用のトルク電流関係を用いて電動機からトルク指令に応じたトルクが出力されるよう電動機を駆動制御するものにおいて、充電制限要求がなされているときには、充電制限要求の前後で検出された入出力電力に基づいて電力損失量を演算し、演算した電力損失量が必要損失量よりも多いときには損失が少なくなる方向に高損失用のトルク電流関係を変更して電動機を制御し、演算した電力損失量が必要損失量よりも少ないときには損失が多くなる方向に高損失用のトルク電流関係を変更して電動機を制御する。したがって、バッテリの充電が制限されているときには気温条件などの環境条件に拘わらず必要なエネルギを電動機により消費することができ、バッテリに過剰な充放電が生じるのを抑制することができる。
次に、本発明を実施するための形態を実施例を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施例としての駆動装置20の構成の概略を示す構成図である。実施例の駆動装置20は、永久磁石が貼り付けられた回転子と3相コイルが巻回された固定子とからなる同期発電電動機として構成されたモータ30と、複数のスイッチング素子のオンオフによりモータ30を駆動するインバータ32と、バッテリ34と、バッテリ34が接続された低圧側とインバータ32が接続された高圧側との間で電圧を変換して電力のやり取りが可能な昇圧コンバータ36と、バッテリ34と昇圧コンバータ36との接続を切り離し可能なシステムメインリレー38と、モータ30の回転子の回転位置を検出するレゾルバ40からの回転位置θやモータ30の3相コイルのV相,W相を流れる電流をそれぞれ検出する電流センサ42V,42Wからの相電流Iv,Iw,バッテリ34を流れる電流を検出する電流センサ44からのバッテリ電流Ib,バッテリ34の端子間の電圧を検出する電圧センサ46からの端子間電圧Vbを入力すると共にインバータ32や昇圧コンバータ36,システムメインリレー38を制御するための制御信号を出力する電子制御ユニット50と、を備える。
実施例の駆動装置20では、基本的には、正弦波制御によりモータ30を駆動している。モータ30の正弦波制御は、例えば、電流センサ42V,42Wからの相電流Iv,Iwとレゾルバ40からの回転位置θとに基づいて相電流Iv,Iwをd軸電流Idおよびq軸電流Iqに座標変換(三相二相変換)し、モータ30から出力すべきトルクとしてのトルク指令Tm*に基づいてd軸電流指令Id*およびq軸電流指令Iq*を設定し、変換したd軸電流Idと設定したd軸電流指令Id*との偏差(Id*−Id)に基づくフィードバック制御によりd軸電流Idがd軸電流指令Id*に近づくようにd軸電圧指令Vd*を設定すると共に変換したq軸電流Iqと設定したq軸電流指令Iq*との偏差(Iq*−Iq)に基づくフィードバック制御によりq軸電流Iqがq軸電流指令Iq*に近づくようにq軸電圧指令Vq*を設定し、設定したd軸電圧指令Vd*,q軸電圧指令Vq*を相電圧指令Vu*,Vv*,Vw*に座標変換(二相三相変換)し、座標変換した相電圧指令Vu*,Vv*,Vw*に応じた電圧がモータ30の3相コイルの各々に印加されるようにインバータ32のスイッチング素子をスイッチング制御することにより行なわれる。図2は、モータ30のトルク指令Tm*とd−q座標系における実効値Irmsと電流進角θiとの関係を示す説明図である。図示するように、最適ラインは、トルク指令Tm*に応じたトルクをモータ30から出力させるための実効値Irmsと電流進角θiとの組み合わせのうち実効値Irmsが最小となる組み合わせを定めたラインであり、損失ラインは、モータ30で消費すべき損失量を実現させるために実効値Irmsが最適ラインよりも大きくなるよう実効値Irmsと電流進角θiとの組み合わせを定めたラインである。ここで、実効値Irmsはd軸電流指令Id*の二乗値とq軸電流指令Iq*の二乗値との和の平方根として計算されるものであり、電流進角θiはd−q座標系におけるd軸電流指令Id*とq軸電流指令Iq*とに基づく電流ベクトルの角度を示すものである。したがって、実効値Irmsと電流進角θiとからd軸電流指令Id*とq軸電流指令Iq*とを求めることができる。
次に、実施例の駆動装置20の動作、特に、バッテリ34の残容量(SOC)が満充電に近い高SOC状態にあるときにモータ30から制動トルクを出力する際の動作について説明する。図3は、電子制御ユニット50によって実行されるモータ制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。モータ制御ルーチンが実行されると、まず、モータ30に対して損失増加要求がなされているか否かを判定する(ステップS100)。なお、損失増加要求は、一例としてバッテリ34の残容量(SOC)が所定量(例えば、70%や80%など)のときになされる要求である。損失増加要求がなされていないときには損失増加処理フラグFに値0を設定し(ステップS110)、前述した図2(a)に例示する最適ラインを設定し(ステップS120)、設定した最適ラインを用いてモータ30から出力すべきトルクとしてのトルク指令Tm*に基づいて実効値Irmsと電流進角θiとを設定し(ステップS230)、設定した実効値Irmsと電流進角θiとに基づいてd軸電流指令Id*とq軸電流指令Iq*とを設定し(ステップS240)、設定したd軸電流指令Id*とq軸電流指令Iq*とに基づいてフィードバック制御により相電圧指令Vu*,Vv*,Vw*を求めてこの相電圧指令Vu*,Vv*,Vw*に応じた電圧がモータ30の3相コイルの各々に印加されるようにインバータ32のスイッチング素子をスイッチング制御して(ステップS250)、本ルーチンを終了する。
一方、損失増加要求がなされているときには、電流センサ44からのバッテリ電流Ibと電圧センサ46からの端子間電圧Vbとを入力して(ステップS130)、入力したバッテリ電流Ibと端子間電圧Vbとを乗じることによりバッテリ34から入出力されるパワーとしての入出力パワーPbを計算し(ステップS140)、損失増加処理フラグFの値を調べる(ステップS150)。損失増加処理フラグFが値1のときには次の処理に進み、損失増加処理フラグFは値0のときには損失増加処理フラグFを値1に設定し(ステップS160)、計算した入出力パワーPbを初期パワーPiniに設定する(ステップS170)。この初期パワーPiniは、損失増加要求がなされて初回に実行したルーチンで算出された入出力パワーPbが設定されるから、損失増加要求がなされた時点でバッテリ34から入出力されていたパワーを示すことになる。そして、入出力パワーPbと初期パワーPiniとの偏差ΔPb(=Pb−Pini)を計算し(ステップS180)、計算した偏差ΔPbが下限値PLと上限値PHとにより定まる適正範囲内にあるか否かを判定する(ステップS190)。ここで、偏差ΔPbは、現在の入出力パワーPbから損失増加要求がなされた時点における入出力パワーを減じたものであるから、モータ30の損失量を推定するものとなる。また、上下限値PH,PLは、バッテリ34の残容量(SOC)が満充電に近い高SOC状態にあるときにモータ30で消費すべき必要損失量の範囲を定めるものであり、モータ30やバッテリ34の仕様に応じて設定される。偏差ΔPbが適正範囲内にあるとき即ちモータ30の損失量が適正のときには前回設定された損失ラインを維持し(ステップS200)、偏差ΔPbが下限値PLよりも小さいとき即ちモータ30の損失量が必要損失量に対して不足しているときには損失が増加するよう前回の損失ラインよりもd軸側にシフトした損失ラインを新たに設定し(ステップS210)、偏差ΔPbが上限値PHよりも大きいとき即ちモータ30の損失量が必要損失量に対して過剰なときには損失が減少するよう前回の損失ラインよりもq軸側にシフトした損失ラインを新たに設定し(ステップS220)、各々設定した損失ラインを用いてトルク指令Tm*とに基づいて実効値Irmsと電流進角θiとを設定し(ステップS230)、設定した実効値Irmsと電流進角θiとに基づいてd軸電流指令Id*とq軸電流指令Iq*とを設定し(ステップS240)、設定したd軸電流指令Id*とq軸電流指令Iq*とに基づいてフィードバック制御により相電圧指令Vu*,Vv*,Vw*を求めてこの相電圧指令Vu*,Vv*,Vw*に応じた電圧がモータ30の3相コイルの各々に印加されるようにインバータ32のスイッチング素子をスイッチング制御して(ステップS250)、本ルーチンを終了する。図4に、損失ラインを更新する様子を示す。
以上説明した実施例の駆動装置20によれば、モータ30の損失増加要求がなされているときには、バッテリ34から入出力されているパワーとしての入出力パワーPbと損失増加要求がなされた時点における入出力パワーPbとしての初期パワーPiniとの偏差ΔPb(=Pb−Pini)を計算し、偏差ΔPbが上下限値PH,PLにより定まる適正範囲内にある場合には損失ラインを維持し、偏差ΔPbが下限値PLよりも小さい場合には損失が増加するようd軸方向にシフトした損失ラインを設定し、偏差ΔPbが上限値PHよりも大きい場合には損失が減少するようq軸方向にシフトした損失ラインを設定し、各々設定した損失ラインを用いてモータ30から出力すべきトルクとしてのトルク指令Tm*に基づいてd−q座標系における実効値Irmsと電流進角θiとを設定すると共に設定した実効値Irmsと電流進角θiとに基づいてd軸電流指令Id*とq軸電流指令Iq*とを設定し設定したd軸電流指令Id*とq軸電流指令Iq*とに基づいてモータ30が駆動されるようインバータ32を制御するから、温度など様々な環境要因によってモータ30の損失特性が変化するものとしても、必要十分な損失をモータ30で消費させることができる。この結果、残容量(SOC)が高くバッテリ34の充電が制限されているときでもモータ30でトルク指令Tm*に応じたトルク(制動トルク)を出力しながらバッテリ34が過充電するのをより確実に抑制することができる。
実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係について説明する。実施例では、モータ30が「同期電動機」に相当し、バッテリ34が「バッテリ」に相当し、電流センサ44と電圧センサ46と電流センサ44からのバッテリ電流Ibと電圧センサ46からの端子間電圧Vbとに基づいてバッテリ34から入出力されるパワーとしての入出力パワーPbを計算する電子制御ユニット50とが「電力検出手段」に相当し、モータ30の損失増加要求がなされていないときには最適ラインを用いてモータ30から出力すべきトルクとしてのトルク指令Tm*に基づいてd−q座標系における実効値Irmsと電流進角θiとを設定すると共に設定した実効値Irmsと電流進角θiとに基づいてd軸電流指令Id*とq軸電流指令Iq*とを設定し設定したd軸電流指令Id*とq軸電流指令Iq*とに基づいてモータ30が駆動されるようインバータ32を制御し、モータ30の損失増加要求がなされているときにはバッテリ34から入出力されているパワーとしての入出力パワーPbと損失増加要求がなされた時点における入出力パワーPbとしての初期パワーPiniとの偏差ΔPb(=Pb−Pini)を計算し偏差ΔPbが下限値PLと上限値PHとにより定まる適正範囲内にある場合には損失ラインを維持し偏差ΔPbが下限値PLよりも小さい場合には損失が増加するようd軸方向にシフトした損失ラインを設定し偏差ΔPbが上限値PHよりも大きい場合には損失が減少するようq軸方向にシフトした損失ラインを設定し各々設定した損失ラインを用いてトルク指令Tm*に基づいて実効値Irmsと電流進角θiとを設定すると共に設定した実効値Irmsと電流進角θiとに基づいてd軸電流指令Id*とq軸電流指令Iq*とを設定し設定したd軸電流指令Id*とq軸電流指令Iq*とに基づいてモータ30が駆動されるようインバータ32を制御する電子制御ユニット50が「制御手段」に相当する。
以上、本発明を実施するための形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、駆動装置の製造産業などに利用可能である。
20 駆動装置、30 モータ、32 インバータ、34 バッテリ、36 昇圧コンバータ、38 システムメインリレー、40 レゾルバ、42V,42W 電流センサ、44 電流センサ、46 電圧センサ、50 電子制御ユニット。
Claims (1)
- 駆動軸の動力を用いて回生が可能な同期電動機と、該電動機と電力をやり取りするバッテリと、前記電動機のトルクとq軸およびd軸を座標軸とする電流ベクトルとの関係である複数のトルク電流関係のうち前記バッテリの充電が制限される充電制限要求がなされていないときには低損失用のトルク電流関係を用いて該電動機からトルク指令に応じたトルクが出力されるよう該電動機を駆動制御し前記充電制限要求がなされているときには高損失用のトルク電流関係を用いて該電動機からトルク指令に応じたトルクが出力されるよう該電動機を駆動制御する制御手段と、前記バッテリから入出力されている電力である入出力電力を検出する電力検出手段と、備える駆動装置において、
前記制御手段は、前記充電制限要求がなされているときには、前記充電制限要求の前後で前記電力検出手段により検出された入出力電力に基づいて電力損失量を演算し、該演算した電力損失量が必要損失量よりも多いときには損失が少なくなる方向に前記高損失用のトルク電流関係を変更して前記電動機を駆動制御し、前記演算した電力損失量が前記必要損失量よりも少ないときには損失が多くなる方向に前記高損失用のトルク電流関係を変更して前記電動機を制御する手段である
ことを特徴とする駆動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009092022A JP2010246263A (ja) | 2009-04-06 | 2009-04-06 | 駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2009092022A JP2010246263A (ja) | 2009-04-06 | 2009-04-06 | 駆動装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2010246263A true JP2010246263A (ja) | 2010-10-28 |
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Family Applications (1)
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015062331A (ja) * | 2013-09-18 | 2015-04-02 | ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ | 装置、車両、および車両を動作させるための方法 |
JP2016010256A (ja) * | 2014-06-25 | 2016-01-18 | トヨタ自動車株式会社 | 車両制御装置 |
-
2009
- 2009-04-06 JP JP2009092022A patent/JP2010246263A/ja active Pending
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