JP2010245672A - 画像処理装置、印刷装置、画像処理方法及び画像処理プログラム - Google Patents

画像処理装置、印刷装置、画像処理方法及び画像処理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】第1の閾値配列により二値化された画像を、第2の閾値配列を用いて好適に二値化する。
【解決手段】
印刷用画像のセルRaそれぞれが階調の境界を含むか否かを、第1の閾値配列Aに基づいてセルRa単位で判定し、階調の境界を含むセルRaの全画素に対して階調の境界を含まないセルRaに含まれる画素と区別することができるようにマーク付けを行い、階調の境界を含むセルRaの画素をセルRbが含むか否かを判定し、階調の境界を含むセルRaの画素を含まないセルRbを第2の閾値配列Bにより二値化する。
【選択図】図17

Description

本発明は、画像処理装置、印刷装置、画像処理方法及び画像処理プログラムに関するものである。
特許文献1は、画像データを第1の解像度で展開した2値のイメージデータを多値のイメージデータに変換し、それを第1の解像度よりも高い第2の解像度に変換した後、2値のイメージデータに変換するプリンタ制御装置を開示する。
特開2000−255120号公報
本発明は、第1の閾値配列により二値化された画像を、第2の閾値配列を用いて好適に二値化することができる画像処理装置、印刷装置、画像処理方法及び画像処理プログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に係る本発明は、第1の小領域毎に第1の閾値配列が順次に適用され、第1の階調と第1の階調よりも階調値が大きい第2の階調とに二値化された複数の画素からなる印刷用画像を取得する画像取得手段と、第1の閾値配列を取得する閾値配列取得手段と、前記画像取得手段が取得した印刷用画像の第1の小領域それぞれが階調の境界を含むか否かを、前記閾値配列取得手段が取得した第1の閾値配列に基づいて第1の小領域単位で判定する第1の判定手段と、前記画像取得手段が取得した印刷用画像に対し、前記第1の判定手段が階調の境界を含むと判定した第1の小領域に含まれる画素を、画像を二値化する第2の閾値配列に対応する第2の小領域が含むか否かについて、第2の小領域単位で順次に判定する第2の判定手段と、前記画像取得手段が取得した印刷用画像に対し、階調の境界を含むと判定された第1の小領域に含まれる画素を含まないと前記第2の判定手段が判定した第2の小領域に第2の閾値配列を適用して二値化する二値化手段と、を有する画像処理装置である。
請求項2に係る本発明は、第2の小領域は、第1の小領域とは画素数が異なる請求項1記載の画像処理装置である。
請求項3に係る本発明は、階調の境界を含むと判定された第1の小領域に含まれる画素を含まないと前記第2の判定手段が判定した第2の小領域に対し、二値化される以前の濃度を算出する濃度算出手段をさらに有し、前記二値化手段は、前記濃度算出手段の算出結果に基づいて、第2の小領域に第2の閾値配列を適用して二値化する請求項1又は2記載の画像処理装置である。
請求項4に係る本発明は、前記第1の判定手段は、二値化された印刷用画像の第1の小領域内で、第2の階調にされた画素に対応する第1の閾値配列中の最小閾値が、第1の階調にされた画素に対応する第1の閾値配列中の最大閾値よりも小さい場合に、当該第1の小領域が階調の境界を含むと判定する請求項1乃至3いずれか記載の画像処理装置である。
請求項5に係る本発明は、前記第1の判定手段が階調の境界を含むと判定した第1の小領域内で、第2の階調にされた画素に対応する第1の閾値配列中の閾値と、第1の階調にされた画素に対応する第1の閾値配列中の閾値とを比較することにより、当該第1の小領域内で階調の境界の位置を抽出する境界位置抽出手段をさらに有する請求項1乃至4いずれか記載の画像処理装置である。
請求項6に係る本発明は、前記第1の判定手段が階調の境界を含まないと判定した第1の小領域内で、第2の階調にされた画素に対応する第1の閾値配列中の最小閾値を最大濃度とし、第1の階調にされた画素に対応する第1の閾値配列中の最大閾値を最低濃度として、二値化される以前の印刷用画像の当該第1の小領域の濃度範囲を限定する濃度範囲限定手段をさらに有する請求項1乃至5いずれか記載の画像処理装置である。
請求項7に係る本発明は、第1の小領域毎に第1の閾値配列が順次に適用され、第1の階調と第1の階調よりも階調値が大きい第2の階調とに二値化された複数の画素からなる印刷用画像を取得する画像取得手段と、第1の閾値配列を取得する閾値配列取得手段と、前記画像取得手段が取得した印刷用画像の第1の小領域それぞれが階調の境界を含むか否かを、前記閾値配列取得手段が取得した第1の閾値配列に基づいて第1の小領域単位で判定する第1の判定手段と、前記画像取得手段が取得した印刷用画像に対し、前記第1の判定手段が階調の境界を含むと判定した第1の小領域に含まれる画素を、画像を二値化する第2の閾値配列に対応する第2の小領域が含むか否かについて、第2の小領域単位で順次に判定する第2の判定手段と、前記画像取得手段が取得した印刷用画像に対し、階調の境界を含むと判定された第1の小領域に含まれる画素を含まないと前記第2の判定手段が判定した第2の小領域に第2の閾値配列を適用して二値化する二値化手段と、前記画像取得手段が取得した印刷用画像及び前記二値化手段が二値化した第2の小領域に基づいて記録媒体に画像を形成する画像形成手段と、を有する印刷装置である。
請求項8に係る本発明は、第1の小領域毎に第1の閾値配列が順次に適用され、第1の階調と第1の階調よりも階調値が大きい第2の階調とに二値化された複数の画素からなる印刷用画像と、第1の閾値配列とを取得し、取得した印刷用画像の第1の小領域それぞれが階調の境界を含むか否かを、第1の閾値配列に基づいて第1の小領域単位で判定し、取得した印刷用画像に対し、階調の境界を含むと判定した第1の小領域に含まれる画素を、画像を二値化する第2の閾値配列に対応する第2の小領域が含むか否かについて、第2の小領域単位で順次に判定し、取得した印刷用画像に対し、階調の境界を含むと判定した第1の小領域に含まれる画素を含まないと判定した第2の小領域に第2の閾値配列を適用して二値化する画像処理方法である。
請求項9に係る本発明は、第1の小領域毎に第1の閾値配列が順次に適用され、第1の階調と第1の階調よりも階調値が大きい第2の階調とに二値化された複数の画素からなる印刷用画像と、第1の閾値配列とを取得するステップと、取得した印刷用画像の第1の小領域それぞれが階調の境界を含むか否かを、第1の閾値配列に基づいて第1の小領域単位で判定するステップと、取得した印刷用画像に対し、階調の境界を含むと判定した第1の小領域に含まれる画素を、画像を二値化する第2の閾値配列に対応する第2の小領域が含むか否かについて、第2の小領域単位で順次に判定するステップと、取得した印刷用画像に対し、階調の境界を含むと判定した第1の小領域に含まれる画素を含まないと判定した第2の小領域に第2の閾値配列を適用して二値化するステップと、をコンピュータに実行させる画像処理プログラムである。
請求項1に係る本発明によれば、第1の閾値配列により二値化された画像を多値画像に変換することなく、第2の閾値配列を用いて好適に二値化することができる。
請求項2に係る本発明によれば、請求項1に係る本発明の効果に加えて、第1の閾値配列が適用された第1の小領域の画素数が、第2の閾値配列が適用される第2の小領域の画素数と異なっていても、第1の閾値配列により二値化された画像を多値画像に変換することなく、第2の閾値配列を用いて好適に二値化することができる。
請求項3に係る本発明によれば、請求項1又は2に係る本発明の効果に加えて、本構成を有していない場合に比較して、画像をより好適に二値化することができる。
請求項4に係る本発明によれば、請求項1乃至3いずれかに係る本発明の効果に加えて、本構成を有していない場合に比較して、画像をより好適に二値化することができる。
請求項5に係る本発明によれば、請求項1乃至4いずれかに係る本発明の効果に加えて、本構成を有していない場合に比較して、階調の境界の位置を好適に抽出することができる。
請求項6に係る本発明によれば、請求項1乃至5いずれかに係る本発明の効果に加えて、本構成を有していない場合に比較して、二値化される以前の濃度範囲を好適に限定することができる。
請求項7に係る本発明によれば、第1の閾値配列により二値化された画像を多値画像に変換することなく、第2の閾値配列を用いて好適に二値化した画像を記録媒体に印刷することができる。
請求項8に係る本発明によれば、第1の閾値配列により二値化された画像を多値画像に変換することなく、第2の閾値配列を用いて好適に二値化することができる。
請求項9に係る本発明によれば、第1の閾値配列により二値化された画像を多値画像に変換することなく、第2の閾値配列を用いて好適に二値化することができる。
本発明の実施形態に係る印刷装置を含む画像処理システムの構成を示す構成図である。 第2の印刷装置の構成の概要を示すブロック図である。 第2の印刷装置のCPUが実行する第1の画像処理プログラムの構成を示すプログラム構成図である。 第1の印刷装置がPDLデータを解釈して展開し、第2の印刷装置が受け入れた多値画像例である。 第2の印刷装置に固有の第1の閾値配列Aを示す図表である。 二値化処理部が多値画像の濃度値を二値画像に変換した変換例である。 二値化処理部が多値画像の全データの濃度値を二値画像に変換した変換例である。 第3の印刷装置の構成の概要を示すブロック図である。 第3の印刷装置のCPUが実行する第2の画像処理プログラムの構成を示すプログラム構成図である。 第3の印刷装置に固有の第2の閾値配列Bを示す図表である。 、第1の小領域が階調の境界を含むか否かを第1の判定部が判定する過程を順に模式的に示した模式図である。 全画像データに対して第1の判定部がセルRa毎に階調の境界を含むか否かの判定を行った結果を模式的に示した模式図である。 第2の判定部が第1の判定部による判定結果に対してセルRbを順次に重ねた状態を示す模式図である。 階調の境界を含むと判定されたセルRaに含まれる画素(マークを付された画素)を含まないと第2の判定部が判定したセルRbを模式的に示す模式図である。 図14に示したセルRb33に第2の閾値配列Bを適用して二値化変換部が行う二値化処理を模式的に示した模式図である。 二値化変換部が画像形成部に対して出力する画像データを模式的に示した模式図である。 CPUが二値画像を示す画像データに対して第2の画像処理プログラムを実行する場合の第3の印刷装置の動作例(S10)を示すフローチャートである。 図17に示したS10の動作例における第1の小領域(セルRa)が階調の境界を含むか否かを判定する処理(S20)の詳細を示すフローチャートである。 第2の閾値配列Bの変形例を示す図表である。 第2の判定部が第1の判定部による判定結果に対してセルRbの変形例を順次に重ねた状態を示す模式図である。 階調の境界を含むと判定されたセルRaに含まれる画素(マークを付された画素)を含まないと第2の判定部が判定したセルRbの変形例の位置を模式的に示す模式図である。 図21に示したセルRb22に第2の閾値配列Bの変形例を適用して二値化変換部が行う二値化処理を模式的に示した模式図である。 二値化変換部が第2の閾値配列Bの変形例を適用して画像形成部に対して出力する画像データを模式的に示した模式図である。 第3の画像処理プログラムの構成を示すプログラム構成図である。 階調の境界を含むセルRaの二値画像に第1の閾値配列Aを重ねて、境界位置抽出部が階調の境界を抽出する処理の過程を模式的に例示した模式図である。 境界位置抽出部が階調の境界の位置として判定した判定結果をまとめた図表例である。 階調の境界を含まないセルRaの二値画像に第1の閾値配列Aを重ねて、濃度範囲限定部がセルRaの濃度の範囲を限定する処理の過程を模式的に例示した模式図である。 濃度範囲限定部が濃度の範囲を限定した結果をまとめた図表例である。 CPUが第3の画像処理プログラムを実行する場合の第3の印刷装置4の動作例(S30)を示すフローチャートである。 図29に示したS30の動作例における境界位置の抽出処理(S40)を示すフローチャートである。 図29に示したS30の動作例における濃度の限定処理(S50)を示すフローチャートである。
次に本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1において、本発明の実施形態に係る第3の印刷装置4を含む画像処理システム1が例示されている。画像処理システム1は、例えばコンピュータ10、第1の印刷装置12、記憶装置14、第2の印刷装置2及び第3の印刷装置4がネットワーク100を介して接続されている。コンピュータ10は、例えばパーソナルコンピュータであり、ネットワーク100を介して第1の印刷装置12、第2の印刷装置2及び第3の印刷装置4に対して印刷指示を送信することができるようにされている。コンピュータ10が送信する印刷指示には、例えばページ記述言語(PDL:Page Description Langage)によって記述された印刷用画像(PDLデータ)と、実行すべき印刷ジョブとが含まれる。
第1の印刷装置12は、例えば印刷指示を受信すると、PDLデータを解釈してラスタ形式の多値画像(図4参照)に展開し、展開した多値画像を用紙などの記録媒体に印刷する。記憶装置14は、HDD(Hard Disk Drive)を含み、ネットワーク100を介して送受信される画像データ等を記憶(保存)するようにされている。
第2の印刷装置2は、コンピュータ10が送信する印刷指示又は第1の印刷装置12が展開した多値画像などを受信すると、受信した画像データを二値化して、二値画像を記録媒体に形成するようにされている。
図2は、第2の印刷装置2の構成の概要を示すブロック図である。
図2に示すように、第2の印刷装置2は、CPU20、メモリ22、記憶装置24、通信インタフェース(IF)26、UI(ユーザインターフェイス)装置28及び画像形成部30がバス32を介して相互に接続されることにより構成され、PDLデータ又は多値画像などを取得すると、二値化処理を行って二値画像を記録媒体に印刷するようにされている。
CPU20は、メモリ22又はハードディスクドライブ(HDD)等の記憶装置24が記憶するプログラムを実行することにより、第2の印刷装置2を構成する各部を制御する。通信IF26は、データの送受信を行うためのインターフェイスであり、例えばPDLデータ又は多値画像などを取得する手段となっている。UI装置28は、例えばタッチパネルなどの入出力装置である。画像形成部30は、画像データに応じて変調した光を感光体などの像保持体に照射することにより像保持体上に静電潜像を形成し、形成した静電潜像を現像剤により可視化して、現像剤像を記録媒体に転写し定着させる。また、画像形成部30は、インクジェット方式などの他の方式で画像を記録媒体に形成するようにされてもよい。
なお、CPU20が実行するプログラムは、メモリ22や記憶装置24から提供されることに限定されることなく、CD−ROM等の記憶媒体に格納して提供されてもよいし、通信IF26を介して提供されてもよい。
図3は、第2の印刷装置2のCPU20が実行する第1の画像処理プログラム200の構成を示すプログラム構成図である。
図3に示すように、第1の画像処理プログラム200は、二値化処理部202及び第1の閾値配列記憶部204から構成される。
二値化処理部202は、例えば多値画像を受け入れると、二値画像に変換して出力する。例えば、二値化処理部202は、図4に示した多値画像Pを受け入れると、第1の閾値配列記憶部204が記憶する図5に示した第1の閾値配列Aを受け入れ、多値画像Pに対して第1の閾値配列Aを端部から順次にページ単位で適用することにより、多値画像Pを二値化する。
多値画像Pは、例えば幅方向に20画素(W1〜W20)配列され、高さ方向に20画素(H1〜H20)された400画素の画像であり、黒の濃度を100%(最小階調値:0)とし白の濃度を0%(最大階調値:100)とした場合の濃度が50%であるグレーの菱形が白地に形成された画像である。
第1の閾値配列(ディザマトリクス)Aは、例えば幅方向に5画素分の閾値が配置され、高さ方向に5画素分の閾値が配置された25個の閾値を含み、5画素分の幅と5画素分の高さとを有するセルRa(第1の小領域)を形成している。また、第1の閾値配列Aは、図2に示した画像形成部30に固有の特性を加味して閾値それぞれの配置が予め決められている。
図6は、二値化処理部202が多値画像の濃度値を二値画像に変換した変換例である。
図6(A)に示すように、二値化処理部202は、例えば幅方向の位置がW11〜W15であり高さ方向の位置がH1〜H5であるセルRa内の各画素の濃度値(階調値に対応する)を、第1の閾値配列Aの対応する位置の閾値とそれぞれ比較して、濃度値が閾値以上である画素を黒の画像データに変換し、濃度値が閾値よりも小さい画素を白の画像データに変換して、幅方向の位置がw11〜w15であり高さ方向の位置がh1〜h5である二値画像に変換する。
また、図6(B)に示すように、二値化処理部202は、例えば幅方向の位置がW11〜W15であり高さ方向の位置がH6〜H10であるセルRa内の各画素の濃度値(階調値に対応する)を、第1の閾値配列Aの対応する位置の閾値とそれぞれ比較して、濃度値が閾値以上である画素を黒の画像データに変換し、濃度値が閾値よりも小さい画素を白の画像データに変換して、幅方向の位置がw11〜w15であり高さ方向の位置がh6〜h10である二値画像に変換する。
つまり、二値化処理部202は、多値画像P(図4)を受け入れると、図7に示すようにセルRa単位で各画素を二値化することにより、幅方向に20画素(w1〜w20)配列され、高さ方向に20画素(h1〜h20)された400画素の二値画像Paに多値画像Pを変換する。ここで、各セルRaは、高さ方向の二値化順と幅方向の二値化順とが昇順に付されたセル名によって区別されている。
具体的には、二値化処理部202は、セルRa11〜セルRa14まで(図7において右側に向けて)順に二値化し、次にセルRa21〜セルRa24の順に二値化するように、図7において左上側から右上側に二値化する処理を下側に向けて順に処理し、最後にセルRa44を二値化することにより、多値画像Pを二値画像Paに変換する。
なお、二値化処理部202は、ハードウェアにより構成されてもよい。
そして、第2の印刷装置2は二値画像Paを示す画像データ及び第1の閾値配列Aを記憶装置14(図1)に対して送信し、記憶装置14は受信した二値画像Pa及び第1の閾値配列Aを記憶(保持)する。
なお、第2の印刷装置2は、画像形成部30の特性に応じて予め定められた第1の閾値配列Aを適用して二値画像Paを生成(変換)したことを示すタグ等の識別情報を、例えば二値画像Paを示す画像データのヘッダ領域に付加して送信するようにされている。また、第2の印刷装置2は、二値画像Paを示す画像データのヘッダ領域に第1の閾値配列Aを含めて画像データを送信するようにされてもよい。
第3の印刷装置4(図1)は、コンピュータ10が送信する印刷指示又は第2の印刷装置2が二値化した二値画像などを受信すると、受信した画像データに応じた二値画像を記録媒体に形成するようにされている。
図8は、第3の印刷装置4の構成の概要を示すブロック図である。
図8に示すように、第3の印刷装置4は、CPU40、メモリ42、記憶装置44、通信インタフェース(IF)46、UI(ユーザインターフェイス)装置48及び画像形成部50がバス52を介して相互に接続されることにより構成され、PDLデータ又は二値画像などを取得すると、予め定められた二値化処理を行って二値画像を記録媒体に印刷するようにされている。
CPU40は、メモリ42又はハードディスクドライブ(HDD)等の記憶装置44が記憶するプログラムを実行することにより、第3の印刷装置4を構成する各部を制御する。通信IF46は、データの送受信を行うためのインターフェイスであり、例えばPDLデータ又は二値画像などを取得する手段となっている。UI装置48は、例えばタッチパネルなどの入出力装置である。画像形成部50は、画像データに応じて変調した光を感光体などの像保持体に照射することにより像保持体上に静電潜像を形成し、形成した静電潜像を現像剤により可視化して、現像剤像を記録媒体に転写し定着させる。また、画像形成部50は、インクジェット方式などの他の方式で画像を記録媒体に形成するようにされてもよい。
なお、CPU40が実行するプログラムは、メモリ42や記憶装置44から提供されることに限定されることなく、CD−ROM等の記憶媒体に格納して提供されてもよいし、通信IF46を介して提供されてもよい。
図9は、第3の印刷装置4のCPU40が実行する第2の画像処理プログラム400の構成を示すプログラム構成図である。
図9に示すように、第2の画像処理プログラム400は、処理決定部402、第2の閾値配列記憶部404、RIP部405、二値化処理部406、画像取得部408、閾値配列取得部410、第1の判定部412、第1の結果記憶部414、第2の判定部416、第2の結果記憶部418、二値化変換部420及び濃度算出部422から構成される。
処理決定部402は、画像データを受け入れると、受け入れた画像データの種類に応じて第2の画像処理プログラム400が行う処理の内容を決定する。例えば、処理決定部402は、受け入れた画像データがPDLデータである場合には、受け入れたPDLデータをラスタ形式の画像データに変換すべきことを決定し、PDLデータをRIP部405に対して出力する。また、処理決定部402は、受け入れた画像データが多値画像を示す画像データである場合には、受け入れた画像データを二値化すべきことを決定し、多値画像を示す画像データを二値化処理部406に対して出力する。また、処理決定部402は、受け入れた画像データが二値画像を示す画像データである場合には、受け入れた画像データを第3の印刷装置4に対してより好適な二値画像を示す画像データに変換すべきことを決定し、受け入れた画像データを画像取得部408及び閾値配列取得部410に対して出力する。
なお、第3の印刷装置4に対してより好適な二値画像とは、受け入れた画像データが示す画像のエッジが損なわれることを防止しつつ、図8に示した画像形成部50に固有の特性を加味して二値化した画像である。
第2の閾値配列記憶部404は、例えばメモリ42に含まれ、図10に例示する第2の閾値配列(ディザマトリクス)Bなどを記憶している。第2の閾値配列Bは、例えば幅方向に4画素分の閾値が配置され、高さ方向に4画素分の閾値が配置された16個の閾値を含み、4画素分の幅と4画素分の高さとを有するセルRb(第2の小領域)を形成している。なお、第2の閾値配列記憶部404が記憶する第2の閾値配列Bは、図8に示した画像形成部50に固有の特性を加味して閾値それぞれの配置が予め決められており、第1の閾値配列Aとは異なる。
RIP部405は、RIP(Raster Image Processor)としての機能を含み、処理決定部402からPDLデータを受け入れると、PDLデータを二値画像に変換し、画像形成部50に対して出力する。
二値化処理部406は、処理決定部402から多値画像を示す画像データを受け入れると、第2の閾値配列記憶部404から第2の閾値配列Bなどを受け入れ、多値画像を示す画像データを第3の印刷装置4に対して好適な二値画像に変換し、画像形成部50に対して出力する。
画像取得部408は、処理決定部402が出力する画像データから二値画像を取得し、第1の判定部412に対して出力する。
閾値配列取得部410は、処理決定部402が出力する画像データの例えばヘッダ領域に付加されたタグ等の識別情報に応じて、第1の閾値配列Aを取得し、第1の判定部412に対して出力するようにされている。例えば、閾値配列取得部410は、画像データのヘッダ領域に付加されたタグ等の識別情報に応じて、予め複数の閾値配列を記憶しているデータベース(図示せず)から第1の閾値配列Aを取得するようにされてもよい。また、閾値配列取得部410は、画像データのヘッダ領域に付加されたタグ等の識別情報に応じて記憶装置14から第1の閾値配列Aを取得するようにされてもよい。また、閾値配列取得部410は、例えば画像データに第1の閾値配列Aが含まれている場合には、画像データから第1の閾値配列Aを抽出して取得するようにされてもよい。
第1の判定部412は、画像取得部408が出力する二値画像と、閾値配列取得部410が出力する第1の閾値配列Aとを受け入れ、二値画像に対して順次に第1の閾値配列Aを適用して、二値画像に順次に適用した第1の閾値配列Aが形成する第1の小領域(セルRa)それぞれが階調の境界を含むか否かを判定し、セルRa単位の全画素に同一の判定をした判定結果を第1の結果記憶部414に対してセルRa単位で出力する。
図11は、第1の小領域が階調の境界を含むか否かを第1の判定部412が判定する過程を順に模式的に示した模式図である。
図11(A)は、幅方向の位置がw11〜w15であり高さ方向の位置がh1〜h5である図6(A)に示した二値画像を、第1の判定部412が第1の閾値配列Aに重ねた状態を示している。なお、図11(A)において、黒の画素は、黒の太枠で囲まれることにより示されている。ここで、セルRa内で黒にされた画素に対応する第1の閾値配列A中の最大閾値Bmaxは「50」であり、セルRa内で白にされた画素に対応する第1の閾値配列A中の最小閾値Wminは「22」である。図11(A)に示したセルRaにおいては、図11(B)により×印で示された位置の画素は、閾値が最大閾値Bmaxよりも小さいにも関わらず白の画素とされているので、第1の閾値配列Aにより二値化される以前に白であったことが推定される。したがって、幅方向の位置がw11〜w15であり高さ方向の位置がh1〜h5であるセルRaには、二値化される以前にも白の画素と黒の画素とが存在し、画像のエッジ(同一濃度の輪郭)が存在すると推定(判定)される。
第1の判定部412は、画像のエッジが存在すると推定されたセルRaに含まれる全ての画素に対して、図11(C)に模式的に示すように、画像のエッジが存在しないセルRaに含まれる画素と区別することができるように例えばマークを付すことにより、セルRaが階調の境界を含むか否かの判定結果を示すようにされている。第1の判定部412が付すマークは、図11(C)においては斜線で示されており、太枠で囲まれた全領域に付されている(黒の画素にも斜線が付されているものとする)。また、第1の判定部412が付すマークは、例えば画素それぞれに対するフラグビットなどであってもよい。
図11(D)は、幅方向の位置がw11〜w15であり高さ方向の位置がh6〜h10である図6(B)に示した二値画像を、第1の判定部412が第1の閾値配列Aに重ねた状態を示している。なお、図11(D)において、黒の画素は、黒の太枠で囲まれることにより示されている。ここで、セルRa内で黒にされた画素に対応する第1の閾値配列A中の最大閾値Bmaxは「50」であり、セルRa内で白にされた画素に対応する第1の閾値配列A中の最小閾値Wminは「54」である。図11(D)に示したセルRaにおいては、閾値が最大閾値Bmaxよりも小さい画素は全て黒とされている。したがって、幅方向の位置がw11〜w15であり高さ方向の位置がh6〜h10であるセルRaは、全体的に単一の階調値(単一のトーン)であると推定(判定)される。
このように、第1の判定部412は、画像のエッジが存在しないと推定されたセルRaに対しては、図11(E)に模式的に示すように何も処理を行わず、画像のエッジが存在するセルRaに含まれる画素と区別することができるようにする。
図12は、全画像データに対して第1の判定部412がセルRa毎に階調の境界を含むか否かの判定を行った結果を模式的に示した模式図である。
なお、図12に示した各セルRaは、図7に示したセル名によって区別されている。
画像データは、画像のエッジが存在すると判定されて全ての画素にマークを付されたセルRaと、画像のエッジが存在しないと判定されて全ての画素に何も処理をされていないセルRaとの2通りに、セルRa毎に区別される。このように、第1の判定部412は、図12に模式的に示したように、セルRa単位の全画素に同一の判定をした判定結果を第1の結果記憶部414に対してセルRa単位で出力する。
第1の結果記憶部414(図9)は、例えばメモリ42に含まれ、第1の判定部412の判定結果を記憶する。
第2の判定部416は、第1の結果記憶部414にアクセスして第1の判定部412の判定結果を受け入れ、第2の閾値配列記憶部404にアクセスして第2の閾値配列Bを受け入れて、第1の判定部412が階調の境界を含むと判定したセルRaに含まれる画素を、第2の閾値配列Bに対応するセルRb(図10参照)が含むか否かについて、セルRb単位で順次に判定し、判定結果を第2の結果記憶部418に対して出力するようにされている。
図13は、第2の判定部416が第1の判定部412による判定結果に対してセルRbを順次に重ねた状態を示す模式図である。
図14は、階調の境界を含むと判定されたセルRaに含まれる画素(マークを付された画素)を含まないと第2の判定部416が判定したセルRbを模式的に示す模式図である。
ここで、各セルRbは、高さ方向の配列順と幅方向の配列順とが昇順に付されたセル名によって区別されている。具体的には、各セルRbのセル名は、例えばセルRb11〜セルRb15まで(図13において右側に向けて)昇順に付され、次に下側のセルRb21〜セルRb25まで昇順に付されるように、図13において左上側から右上側に向けての昇順と、下側に向けての昇順との組み合わせにより決められている。
第2の判定部416は、第1の判定部412による判定結果に対してセルRbを順次に重ねて、第1の判定部412が階調の境界を含むと判定したセルRaに含まれる画素(マークを付された画素)を、第2の閾値配列Bに対応するセルRbが含むか否かを判定する。つまり、第2の判定部416は、図13に示したように第1の判定部412による判定結果にセルRbを順次に重ねることにより、マークを付された画素を図14に太枠で示した5つのセルRbのみが含まないと判定し、判定結果を第2の結果記憶部418に対して出力する。
ただし、セルRb11、Rb15、Rb51、Rb55は、全ての画素が白である(黒の画素を含まない)ため、二値化処理の対象外となる。したがって、第2の判定部416は、マークを付された画素をセルRb33のみが含まないと判定するようにされてもよい。
第2の結果記憶部418(図9)は、例えばメモリ42に含まれ、第2の判定部416の判定結果を記憶する。
二値化変換部420は、第2の結果記憶部418にアクセスして第2の判定部416の判定結果を受け入れ、第2の閾値配列記憶部404にアクセスして第2の閾値配列Bを受け入れて、マークを付された画素を含まないと第2の判定部416が判定したセルRbに第2の閾値配列Bを適用した二値化処理を行い、画像形成部50に対して出力する。
ここで、二値化変換部420は、マークを付された画素を含まないと第2の判定部416が判定したセルRbの二値化される以前の濃度を濃度算出部422に順次に算出させ、濃度算出部422が算出した濃度に応じてセルRbに第2の閾値配列Bを適用し、第2の判定部416が判定を行った画像データを第3の印刷装置4に対してより好適に二値化された画像に変換する二値化処理を行う。
なお、二値化変換部420は、マークを付された画素を含むと第2の判定部416が判定したセルRbについては、処理を行わずに現状の二値化された画像データを維持させる。
例えば、マークを付された画素を含まず、且つ、黒の画素を含むセルRbは、図14に示されたセルRb33のみである。したがって、二値化変換部420は、セルRb33のみに対して第2の閾値配列Bを適用して二値化処理を行い、その他のセルRbについては処理を行わずに現状の二値化された画像データを維持させる。
図15は、図14に示したセルRb33に第2の閾値配列Bを適用して二値化変換部420が行う二値化処理を模式的に示した模式図である。
二値化変換部420は、図15(A)に示したセルRb33内の各画素を示す画像データを濃度算出部422に対して出力し、濃度算出部422にセルRb33の二値化される以前の濃度を算出させる。
濃度算出部422は、セルRbについて下式1により二値化される以前の画像の濃度を推定(算出)する。
(セル内の濃度)=(セル内の黒の画素数)÷(セル内の総画素数)×100・・・(1)
つまり、濃度算出部422は、図15(A)に示すように、セルRb33の総画素数が16であり、セルRb33の黒の画素数が7であることから、二値化される以前のセルRb33の濃度が約44%であったと算出する。
二値化変換部420は、濃度算出部422の算出結果を受け入れ、セルRb33の二値化される以前の濃度を44%として、図15(B)に示した第2の閾値配列BをセルRb33に適用する。つまり、二値化変換部420は、第2の閾値配列B内の44未満の閾値が適用される画素を黒とし、第2の閾値配列B内の44以上の閾値が適用される画素を白とすることにより、図15(C)に示したようにセルRb33を新たに二値化した画像データに変換する。
図16は、二値化変換部420が画像形成部50に対して出力する画像データを模式的に示した模式図である。
図16に示すように、二値化変換部420は、マークを付された画素を含むと第2の判定部416が判定したセルRbについては処理を行わずに現状の二値化された画像データを維持し、マークを付された画素を含まないと第2の判定部416が判定したセルRbについてのみ第2の閾値配列Bを適用して新たに二値化する画像データの変換を行う(再二値化)。
次に、CPU40が二値画像を示す画像データに対して第2の画像処理プログラム400を実行する場合の第3の印刷装置4の動作について詳述する。
図17は、CPU40が二値画像を示す画像データに対して第2の画像処理プログラム400を実行する場合の第3の印刷装置4の動作例(S10)を示すフローチャートである。
図18は、図17に示したS10の動作例における第1の小領域(セルRa)が階調の境界を含むか否かを判定する処理(S20)の詳細を示すフローチャートである。
図17に示すように、ステップ100(S100)において、CPU40は、画像取得部408が第1の閾値配列Aにより二値化された複数の画素からなる印刷用画像(図7参照)を処理決定部402を介して取得し、閾値配列取得部410が第1の閾値配列A(図5)を処理決定部402を介して取得すると、S20の処理に進む。
ステップ200(S200:図18)において、第1の判定部412は、セルRa内で黒にされた画素に対応する第1の閾値配列A中の最大閾値Bmaxを検出する(図11(A)参照)。
ステップ202(S202)において、第1の判定部412は、セルRa内で白にされた画素に対応する第1の閾値配列A中の最小閾値Wminを検出する(図11(A)参照)。
ステップ204(S204)において、第1の判定部412は、最大閾値Bmaxが最小閾値Wminよりも大きいか否かを判定し、最大閾値Bmaxが最小閾値Wminよりも大きい場合にはS206の処理に進み、最大閾値Bmaxが最小閾値Wmin以下の場合にはS208の処理に進む。
ステップ206(S206)において、第1の判定部412は、セルRaが階調の境界を含むと判定する。
ステップ208(S208)において、第1の判定部412は、セルRaが階調の境界を含まないと判定する。
このように、図18を用いて詳述したS20(図17)の処理を行うことにより、第1の判定部412は、セルRaが階調の境界(画像のエッジ)を含むか否かを判定し、セルRaが階調の境界を含む場合にはS102の処理に進み、セルRaが階調の境界を含まない場合にはS104の処理に進む。
ステップ102(S102)において、第1の判定部412は、階調の境界を含むセルRaの全画素に対して、階調の境界を含まないセルRaに含まれる画素と区別することができるように例えばマーク付けを行う。
ステップ104(S104)において、第1の判定部412は、セルRaが階調の境界を含むか否かの判定処理が印刷用画像全体に対して完了したか否かを判定し、判定処理が完了していない場合にはS20の処理に進み、判定処理が完了した場合にはS106の処理に進む。
ステップ106(S106)において、第2の判定部416は、階調の境界を含むセルRaの画素をセルRbが含むか否かを判定し、含まない場合にはS108の処理に進み、含む場合にはS110の処理に進む(図13,14参照)。
ステップ108(S108)において、二値化変換部420は、階調の境界を含むセルRaの画素を含まないセルRbを第2の閾値配列Bにより二値化する。
ステップ110(S110)において、二値化変換部420は、階調の境界を含むセルRaの画素を含まないセルRbを第2の閾値配列Bにより二値化する処理が印刷用画像全体に対して完了したか否かを判定し、二値化する処理が完了していない場合にはS106の処理に進み、二値化する処理が完了した場合にはS10の処理を終了する。
次に、第3の印刷装置4の第2の閾値配列記憶部404に第2の閾値配列Bの変形例が記憶されている場合について説明する。
図19は、第2の閾値配列Bの変形例を示す図表である。
図19に示すように、第2の閾値配列Bの変形例は、例えば幅方向に6画素分の閾値が配置され、高さ方向に6画素分の閾値が配置された36個の閾値を含み、6画素分の幅と6画素分の高さとを有するセルRbの変形例(第2の小領域の変形例)を形成し、例えば第2の閾値配列記憶部404に記憶されている。
なお、第2の閾値配列Bの変形例は、図8に示した画像形成部50に固有の特性を加味して閾値それぞれの配置が予め決められており、第1の閾値配列Aとは異なる。
図20は、第2の判定部416が第1の判定部412による判定結果に対してセルRbの変形例を順次に重ねた状態を示す模式図である。
図21は、階調の境界を含むと判定されたセルRaに含まれる画素(マークを付された画素)を含まないと第2の判定部416が判定したセルRbの変形例の位置を模式的に示す模式図である。
ここで、各セルRbの変形例は、高さ方向の配列順と幅方向の配列順とが昇順に付されたセル名によって区別されている。具体的には、各セルRbの変形例のセル名は、例えばセルRb11〜セルRb14まで(図20において右側に向けて)昇順に付され、次に下側のセルRb21〜セルRb24まで昇順に付されるように、図20において左上側から右上側に向けての昇順と、下側に向けての昇順との組み合わせにより決められている。
第2の判定部416(図9)は、第1の判定部412による判定結果に対してセルRbの変形例を順次に重ねて、第1の判定部412が階調の境界を含むと判定したセルRaに含まれる画素(マークを付された画素)を、第2の閾値配列Bの変形例に対応するセルRbの変形例が含むか否かを判定する。つまり、第2の判定部416は、第1の判定部412による判定結果にセルRbの変形例を順次に重ねることにより、マークを付された画素を図21に太枠で示した2つのセルRbの変形例のみが含まないと判定し、判定結果を第2の結果記憶部418に対して出力する。
ただし、セルRb44は、黒の画素を含まないため、二値化処理の対象外となる。したがって、第2の判定部416は、マークを付された画素をセルRb22のみが含まないと判定するようにされてもよい。
第2の結果記憶部418(図9)は、第2の判定部416の判定結果を記憶する。
二値化変換部420は、第2の結果記憶部418にアクセスして第2の判定部416の判定結果を受け入れ、第2の閾値配列記憶部404にアクセスして第2の閾値配列Bの変形例を受け入れて、マークを付された画素を含まないと第2の判定部416が判定したセルRbの変形例に第2の閾値配列Bの変形例を適用した二値化処理を行い、画像形成部50に対して出力する。
ここで、二値化変換部420は、マークを付された画素を含まないと第2の判定部416が判定したセルRbの変形例の二値化される以前の濃度を濃度算出部422に順次に算出させ、濃度算出部422が算出した濃度に応じてセルRbの変形例に第2の閾値配列Bの変形例を適用し、第2の判定部416が判定を行った画像データを第3の印刷装置4に対してより好適に二値化された画像に変換する二値化処理を行う。
なお、二値化変換部420は、マークを付された画素を含むと第2の判定部416が判定したセルRbの変形例については、処理を行わずに現状の二値化された画像データを維持させる。
例えば、マークを付された画素を含まず、且つ、黒の画素を含むセルRbの変形例は、図21に示されたセルRb22のみである。したがって、二値化変換部420は、セルRb22のみに対して第2の閾値配列Bの変形例を適用して二値化処理を行い、その他のセルRbについては処理を行わずに現状の二値化された画像データを維持させる。
図22は、図21に示したセルRb22に第2の閾値配列Bの変形例を適用して二値化変換部420が行う二値化処理を模式的に示した模式図である。
二値化変換部420は、図22(A)に示したセルRb22内の各画素を示す画像データを濃度算出部422に対して出力し、濃度算出部422にセルRb22の濃度を算出させる。
濃度算出部422は、セルRbの変形例について上式1により二値化される以前の画像の濃度を推定(算出)する。
つまり、濃度算出部422は、図22(A)に示すように、セルRb22の総画素数が36であり、セルRb22の黒の画素数が21であることから、二値化される以前のセルRb22の濃度が約58%であったと算出する。
二値化変換部420は、濃度算出部422の算出結果を受け入れ、セルRb22の二値化される以前の濃度を58%として、図22(B)に示した第2の閾値配列BをセルRb22に適用する。つまり、二値化変換部420は、第2の閾値配列B内の58未満の閾値が適用される画素を黒とし、第2の閾値配列B内の58以上の閾値が適用される画素を白とすることにより、図22(C)に示したようにセルRb22を新たに二値化した画像データに変換する。
図23は、二値化変換部420が第2の閾値配列Bの変形例を適用して画像形成部50に対して出力する画像データを模式的に示した模式図である。
図23に示すように、二値化変換部420は、マークを付された画素を含むと第2の判定部416が判定したセルRbについては処理を行わずに現状の二値化された画像データを維持し、マークを付された画素を含まないと第2の判定部416が判定したセルRbについてのみ第2の閾値配列Bを適用して新たに二値化する画像データの変換を行う(再二値化)。
また、図9に示した第2の画像処理プログラム400には、図24に示した第3の画像処理プログラム500が付加されてもよい。
図24に示すように、第3の画像処理プログラム500は、境界有無判定部502、境界位置抽出部504及び濃度範囲限定部506から構成される。
境界有無判定部502は、画像取得部408が出力する二値画像と、閾値配列取得部410が出力する第1の閾値配列Aとを受け入れ、二値画像に順次に適用した第1の閾値配列Aが形成するセルRaそれぞれが階調の境界を含むか否かを第1の判定部412と同様に最大閾値Bmax及び最小閾値Wminを検出して判定し、階調の境界を含む各セルRaの二値画像に関する情報、第1の閾値配列A及び最大閾値Bmaxを境界位置抽出部504に対して出力し、階調の境界を含まない各セルRaの二値画像に関する情報、第1の閾値配列A、最大閾値Bmax及び最小閾値Wminを濃度範囲限定部506に対して出力する。
境界位置抽出部504は、階調の境界を含む各セルRaの二値画像に対して第1の閾値配列Aを適用し、各セルRa内で階調の境界の位置を抽出し、例えば記憶装置44に対して出力する。
図25は、階調の境界を含むセルRaの二値画像に第1の閾値配列Aを重ねて、境界位置抽出部504が階調の境界を抽出する処理の過程を模式的に例示した模式図である。なお、図25に示したセルRaは、例えば図7に示したセルRa12に対応するものとする。
まず、境界位置抽出部504は、境界有無判定部502が出力する階調の境界を含む各セルRaの二値画像に関する情報、第1の閾値配列A及び最大閾値Bmaxを取得する。例えば、セルRa12においては、黒にされた画素に重ねられた閾値の最大値(最大閾値Bmax)は「50」であり、aの位置の画素に重ねられている。
次に、境界位置抽出部504は、黒にされた画素に重ねられた閾値の最大値よりも小さい閾値であるにもかかわらず、白にされている画素を選択する。例えば、セルRa12においては、3つのbの位置の画素が選択される。
次に、境界位置抽出部504は、選択した白の画素の中から黒である画素と隣接している画素をさらに選択する。例えば、セルRa12においては、3つのbの位置の画素の中から、黒である画素に模式図上の線を挟んで隣接している2つのcの符号が付された画素が選択される。
次に、境界位置抽出部504は、選択した画素の周囲の画素の色を検出し、選択した白の画素と黒である画素との間が階調の境界であると判定する。例えば、セルRa12においては、重ねられた閾値の値が「22」である白の画素と重ねられた閾値の値が「26」である黒の画素との間であるd、重ねられた閾値の値が「22」である白の画素と重ねられた閾値の値が「2」である黒の画素との間であるe、重ねられた閾値の値が「14」である白の画素と重ねられた閾値の値が「2」である黒の画素との間であるf、及び重ねられた閾値の値が「14」である白の画素と重ねられた閾値の値が「10」である黒の画素との間であるgの4つの位置が階調の境界であると判定される。
ここで、境界位置抽出部504は、基準となるセルRaの左上隅の画素の座標を(px、py)として判定結果をまとめ、例えば記憶装置44に対して出力する。
図26は、境界位置抽出部504が階調の境界の位置として判定した判定結果をまとめた図表例である。
図26に示すように、境界位置抽出部504は、座標と重ねられた閾値とによって示される白の画素と、座標と重ねられた閾値とによって示される黒の画素との間に階調の境界が位置すること明らかにする。
このように、境界位置抽出部504は、階調の境界であると判定した画素と画素との間を階調の境界の位置として抽出するようにされている。
濃度範囲限定部506(図24)は、階調の境界を含まない各セルRaの二値画像に関する情報、第1の閾値配列A、最大閾値Bmax及び最小閾値Wminを取得し、最大閾値Bmax及び最小閾値Wminに応じて各セルRaの均一である濃度が採りうる範囲を限定し、例えば記憶装置44に対して出力する。
図27は、階調の境界を含まないセルRaの二値画像に第1の閾値配列Aを重ねて、濃度範囲限定部506がセルRaの濃度の範囲を限定する処理の過程を模式的に例示した模式図である。なお、図27に示したセルRaは、例えば図7に示したセルRa22に対応するものとする。
まず、濃度範囲限定部506は、セルRaにおいて、黒にされた画素に重ねられた閾値の最大値(最大閾値Bmax)を境界有無判定部502から取得する。例えば、セルRa22においては、黒にされた画素に重ねられた閾値の最大値は「50」であり、jの位置の画素に重ねられている。
次に、濃度範囲限定部506は、セルRaにおいて、白にされた画素に重ねられた閾値の最小値(最小閾値Wmin)を境界有無判定部502から取得する。例えば、セルRa22においては、白にされた画素に重ねられた閾値の最小値は「54」であり、kの位置の画素に重ねられている。
そして、濃度範囲限定部506が濃度の範囲を限定するセルRaには階調値の境界が含まれず、黒にされた画素に重ねられた閾値の最大値が白にされた画素に重ねられた閾値の最小値よりも必ず小さいことに基づいて、濃度範囲限定部506は、セルRaの濃度が50(最大閾値Bmax)から54(最小閾値Wmin)の範囲内にある均一な濃度であると限定する。
ここで、濃度範囲限定部506は、基準となるセルRaの左上隅の画素の座標を(px、py)、セルRaの幅方向の画素数(X方向の画素数)をm、セルRaの高さ方向の画素数(Y方向の画素数)をnとして、座標が(px、py)である画素を含むm×n画素の領域の均一な濃度が採りうる値の範囲をまとめ、、例えば記憶装置44に対して出力する。
図28は、濃度範囲限定部506が濃度の範囲を限定した結果をまとめた図表例である。
図28に示すように、濃度範囲限定部506は、基準となる画素の座標、基準となる画素を含んで濃度が均一となる範囲、採りうる最低の濃度、及び採りうる最高の濃度をセルRa毎に全画像データに対して明らかにする。
次に、CPU40が第3の画像処理プログラム500を実行する場合の第3の印刷装置4の動作について説明する。
図29は、CPU40が第3の画像処理プログラム500を実行する場合の第3の印刷装置4の動作例(S30)を示すフローチャートである。
図30は、図29に示したS30の動作例における境界位置の抽出処理(S40)を示すフローチャートである。
図31は、図29に示したS30の動作例における濃度の限定処理(S50)を示すフローチャートである。
図29に示すように、ステップ300(S300)において、境界有無判定部502は、第1の閾値配列Aにより二値化された複数の画素からなる印刷用画像(図7参照)を画像取得部408から取得し、第1の閾値配列A(図5)を閾値配列取得部410から取得する。
ステップ302(S302)において、境界有無判定部502は、セルRa内で黒にされた画素に重ねられた第1の閾値配列A内で最大閾値Bmaxを検出する。
ステップ304(S304)において、境界有無判定部502は、セルRa内で白にされた画素に重ねられた第1の閾値配列A内で最小閾値Wminを検出する。
ステップ306(S306)において、境界有無判定部502は、最大閾値Bmaxが最小閾値Wminよりも大きいか否かを判定し、最大閾値Bmaxが最小閾値Wminよりも大きい場合にはS308の処理に進み、最大閾値Bmaxが最小閾値Wmin以下の場合にはS310の処理に進む。
ステップ308(S308)において、境界有無判定部502は、セルRaが階調の境界を含むと判定がする。境界有無判定部502の判定が終わると、CPU40はS40の処理に進む。
ステップ400(S400:図30)において、境界位置抽出部504は、境界有無判定部502が検出した最大閾値Bmaxよりも小さい閾値が重ねられた白の画素であり、且つ黒の画素に隣接する画素を選択する。
ステップ402(S402)において、境界位置抽出部504は、選択した白の画素の周囲の画素の色に基づいて、階調の境界位置を抽出する。
ステップ404(S404)において、境界位置抽出部504は、セルRa全体に対して処理が終了したか否かを判定し、セルRa全体に対して処理が終了していない場合にはS400の処理に進み、セルRa全体に対して処理が終了した場合にはS406の処理に進む。
ステップ406(S406)において、境界位置抽出部504は、抽出した各境界位置を記憶装置44に対して出力する。
ステップ310(S310:図29)において、境界有無判定部502は、セルRaが階調の境界を含まないと判定がする。境界有無判定部502の判定が終わると、CPU40はS50の処理に進む。
ステップ500(S500:図31)において、濃度範囲限定部506は、セルRa内の最大閾値Bmaxを濃度範囲の下限とする。
ステップ502(S502)において、濃度範囲限定部506は、セルRa内の最小閾値Wminを濃度範囲の上限とする。
ステップ504(S504)において、濃度範囲限定部506は、限定した濃度範囲を記憶装置44に対して出力する。
ステップ312(S312:図29)において、CPU40は、印刷用画像全体に対して処理が終了したか否かを判定し、印刷用画像全体に対して処理が終了していない場合にはS302の処理に進み、印刷用画像全体に対して処理が終了した場合にはS30の処理を終了する。
また、第3の印刷装置4は、第3の画像処理プログラム500を実行した結果を用いて、濃度が均一である領域の位置と大きさを特定し、濃度が均一である領域の形状を取得することができるようにされてもよい。
また、第3の印刷装置4は、二値化変換部420が出力する二値画像に対して第3の画像処理プログラム500を適用するようにされてもよい。
1 画像処理システム
10 コンピュータ
12 第1の印刷装置
14 記憶装置
100 ネットワーク
2 第2の印刷装置
20 CPU
22 メモリ
24 記憶装置
30 画像形成部
200 第1の画像処理プログラム
202 二値化処理部
204 第1の閾値配列記憶部
4 第3の印刷装置
40 CPU
42 メモリ
44 記憶装置
50 画像形成部
400 第2の画像処理プログラム
402 処理決定部
404 第2の閾値配列記憶部
405 RIP部
406 二値化処理部
408 画像取得部
410 閾値配列取得部
412 第1の判定部
414 第1の判定部
416 第2の判定部
418 第2の結果記憶部
420 二値化変換部
422 濃度算出部
500 第3の画像処理プログラム
502 境界有無判定部
504 境界位置抽出部
506 濃度範囲限定部

Claims (9)

  1. 第1の小領域毎に第1の閾値配列が順次に適用され、第1の階調と第1の階調よりも階調値が大きい第2の階調とに二値化された複数の画素からなる印刷用画像を取得する画像取得手段と、
    第1の閾値配列を取得する閾値配列取得手段と、
    前記画像取得手段が取得した印刷用画像の第1の小領域それぞれが階調の境界を含むか否かを、前記閾値配列取得手段が取得した第1の閾値配列に基づいて第1の小領域単位で判定する第1の判定手段と、
    前記画像取得手段が取得した印刷用画像に対し、前記第1の判定手段が階調の境界を含むと判定した第1の小領域に含まれる画素を、画像を二値化する第2の閾値配列に対応する第2の小領域が含むか否かについて、第2の小領域単位で順次に判定する第2の判定手段と、
    前記画像取得手段が取得した印刷用画像に対し、階調の境界を含むと判定された第1の小領域に含まれる画素を含まないと前記第2の判定手段が判定した第2の小領域に第2の閾値配列を適用して二値化する二値化手段と、
    を有する画像処理装置。
  2. 第2の小領域は、
    第1の小領域とは画素数が異なる
    請求項1記載の画像処理装置。
  3. 階調の境界を含むと判定された第1の小領域に含まれる画素を含まないと前記第2の判定手段が判定した第2の小領域に対し、二値化される以前の濃度を算出する濃度算出手段をさらに有し、
    前記二値化手段は、
    前記濃度算出手段の算出結果に基づいて、第2の小領域に第2の閾値配列を適用して二値化する
    請求項1又は2記載の画像処理装置。
  4. 前記第1の判定手段は、
    二値化された印刷用画像の第1の小領域内で、第2の階調にされた画素に対応する第1の閾値配列中の最小閾値が、第1の階調にされた画素に対応する第1の閾値配列中の最大閾値よりも小さい場合に、当該第1の小領域が階調の境界を含むと判定する
    請求項1乃至3いずれか記載の画像処理装置。
  5. 前記第1の判定手段が階調の境界を含むと判定した第1の小領域内で、第2の階調にされた画素に対応する第1の閾値配列中の閾値と、第1の階調にされた画素に対応する第1の閾値配列中の閾値とを比較することにより、当該第1の小領域内で階調の境界の位置を抽出する境界位置抽出手段を
    さらに有する
    請求項1乃至4いずれか記載の画像処理装置。
  6. 前記第1の判定手段が階調の境界を含まないと判定した第1の小領域内で、第2の階調にされた画素に対応する第1の閾値配列中の最小閾値を最大濃度とし、第1の階調にされた画素に対応する第1の閾値配列中の最大閾値を最低濃度として、二値化される以前の印刷用画像の当該第1の小領域の濃度範囲を限定する濃度範囲限定手段を
    さらに有する
    請求項1乃至5いずれか記載の画像処理装置。
  7. 第1の小領域毎に第1の閾値配列が順次に適用され、第1の階調と第1の階調よりも階調値が大きい第2の階調とに二値化された複数の画素からなる印刷用画像を取得する画像取得手段と、
    第1の閾値配列を取得する閾値配列取得手段と、
    前記画像取得手段が取得した印刷用画像の第1の小領域それぞれが階調の境界を含むか否かを、前記閾値配列取得手段が取得した第1の閾値配列に基づいて第1の小領域単位で判定する第1の判定手段と、
    前記画像取得手段が取得した印刷用画像に対し、前記第1の判定手段が階調の境界を含むと判定した第1の小領域に含まれる画素を、画像を二値化する第2の閾値配列に対応する第2の小領域が含むか否かについて、第2の小領域単位で順次に判定する第2の判定手段と、
    前記画像取得手段が取得した印刷用画像に対し、階調の境界を含むと判定された第1の小領域に含まれる画素を含まないと前記第2の判定手段が判定した第2の小領域に第2の閾値配列を適用して二値化する二値化手段と、
    前記画像取得手段が取得した印刷用画像及び前記二値化手段が二値化した第2の小領域に基づいて記録媒体に画像を形成する画像形成手段と、
    を有する印刷装置。
  8. 第1の小領域毎に第1の閾値配列が順次に適用され、第1の階調と第1の階調よりも階調値が大きい第2の階調とに二値化された複数の画素からなる印刷用画像と、第1の閾値配列とを取得し、
    取得した印刷用画像の第1の小領域それぞれが階調の境界を含むか否かを、第1の閾値配列に基づいて第1の小領域単位で判定し、
    取得した印刷用画像に対し、階調の境界を含むと判定した第1の小領域に含まれる画素を、画像を二値化する第2の閾値配列に対応する第2の小領域が含むか否かについて、第2の小領域単位で順次に判定し、
    取得した印刷用画像に対し、階調の境界を含むと判定した第1の小領域に含まれる画素を含まないと判定した第2の小領域に第2の閾値配列を適用して二値化する
    画像処理方法。
  9. 第1の小領域毎に第1の閾値配列が順次に適用され、第1の階調と第1の階調よりも階調値が大きい第2の階調とに二値化された複数の画素からなる印刷用画像と、第1の閾値配列とを取得するステップと、
    取得した印刷用画像の第1の小領域それぞれが階調の境界を含むか否かを、第1の閾値配列に基づいて第1の小領域単位で判定するステップと、
    取得した印刷用画像に対し、階調の境界を含むと判定した第1の小領域に含まれる画素を、画像を二値化する第2の閾値配列に対応する第2の小領域が含むか否かについて、第2の小領域単位で順次に判定するステップと、
    取得した印刷用画像に対し、階調の境界を含むと判定した第1の小領域に含まれる画素を含まないと判定した第2の小領域に第2の閾値配列を適用して二値化するステップと、
    をコンピュータに実行させる画像処理プログラム。
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