JP2010245138A - 送電用避雷装置 - Google Patents

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Takao Kaneko
隆雄 金子
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Abstract

【課題】避雷装置内に空気が残留する可能性を排除し、シリコーンゴムと避雷素子および絶縁棒との接着性を向上させて防爆性能の向上を図ること。
【解決手段】積層した避雷素子2の両端未金属6a、6b側に、避雷素子2より径の大きな隙間調整金具7aおよび7bを配置する。隙間調整金具である金属板7a、7bは避雷素子2を、取り囲むように配置された絶縁棒4と接触する径を持ち、モールド時に避雷素子2と絶縁棒4の間8に、シリコーンゴム3が容易に入り込む間隔を保持する。これにより、避雷素子2と絶縁棒4間の空気の残留を防ぎ、避雷装置1の防爆性能の低下を防止することができる。なお、上記隙間調整金具の代わりに、絶縁リングを用い、このリングを避雷素子の周囲に接着させたり、避雷素子2と絶縁棒4の間8に、少なくとも1個以上の絶縁材料片を挿入するように構成してもよい。
【選択図】 図1

Description

本発明は、積層した避雷素子の周りに絶縁棒を配置すると共に、ゴム製外被と避雷素子を直接接触させる構造をもつ避雷装置に関し、特に、防爆性能の低下を防止した避雷装置に関するものである。
通常、絶縁筒内に避雷素子を積層し、絶縁筒の外側にシリコーンゴム等のゴムで外被を成形する避雷装置には、避雷素子の容量以上の雷電流が通過した際、避雷素子が破壊され熱を発生し、内部圧力の増大によって避雷装置が爆発飛散するのを防ぐ、放圧機構が取り付けられている。
一方、特許文献1や特許文献2に示される、避雷素子と直接接するようにシリコーンゴム製外被をモールド成形した構造を持つ避雷装置では、シリコーンゴム製外被が破れることで放圧動作が行われるため、放圧機構を特に設ける必要はない利点がある。しかし、このタイプの、避雷装置では、装置内の残留空気の排除が避雷装置の防爆性能において非常に重要である。特許文献1には、避雷素子が電気的に接触した積層状態を保持するために設けるスプリング内部に空気が残留する可能性を排除するための工夫が示されている。
特開平8−17275号公報 特開2002−151309号公報
前記特許文献1、2に示されたタイプの避雷装置においては、避雷装置の曲げあるいは引張に対する耐力を保持するために、避雷素子の周囲に絶縁棒が配置されており、この絶縁棒と避雷素子との間の隙間にも空気が残留する可能性がある。
この隙間の残留空気は少量であるが、放圧動作時の熱による膨張で、シリコーンゴム製外被の塊を爆発飛散させることがあるため、この部分の空気の排除も重要である。
この隙間にある空気を排除するためには、シリコーンゴムをモールド成形するときに、成形圧力に注意しながら、この隙間にシリコーンゴムを確りと充填しなければならない。
絶縁棒と避雷素子との隙間が広ければシリコーンゴムの充填が容易であるが、避雷装置の小型化を図るため前記隙間を狭くすると、粘性のあるシリコーンゴムの充填の難しさは顕著になる。しかも、焼成によって製造される避雷素子はその外形寸法が大きく変動するため、設計上、絶縁棒と避雷素子との間の隙間を広くしなければならなかった。
本発明は、上記従来技術の問題点を解決するためになされたものであって、本発明の目的は避雷装置内に空気が残留する可能性をより一層排除し、シリコーンゴムと避雷素子および絶縁棒との接着性を向上させて、避雷装置の防爆性能の向上を図ることである。
上記課題を達成するため、本発明においては、避雷素子と絶縁棒の間の間隔を一定に維持する手段を設け、モールドの際、ゴム材料が容易に避雷素子と絶縁棒間に侵入するように構成した。
上記避雷素子と絶縁棒の間の間隔を一定に維持する手段としては、具体的には例えば以下の手段を用いることができる。
(1)避雷素子より径が大きく、避雷素子を取り囲むように配置された絶縁棒と接触する径を持つ隙間調整金具を、積層した避雷素子の両端未金属側に配置する。
(2)避雷素子と絶縁棒の間にスペーサ部材を配置する。たとえば、積層した避雷素子の周囲の少なくとも1箇所以上に、絶縁材料で構成された絶縁リングを配置したり、避雷素子と絶縁棒の間に、少なくとも1個以上の絶縁材料片を挿入する。
このように、避雷素子と絶縁棒の間隔を一定に維持する手段を設けることで、モールド時にシリコーンゴム等のゴム材料の避雷素子・絶縁棒間への侵入が容易となり、空気の残留を防止することができる。
本発明においては、避雷素子と絶縁棒の間を一定に維持する手段を設けたので、絶縁棒と避雷素子の間隔を狭く設計しても、避雷素子の製造寸法の変動にかかわらず避雷素子と絶縁棒の間に一定の隙間を維持することが可能となり、モールド時にシリコーンゴム等のゴム材料のの避雷素子・絶縁棒間への侵入が容易となり、ゴム材料とと避雷素子および絶縁棒との接着性が向上する。また、空気の残留を防止することができ、避雷装置の防爆性能を向上させることができる。
本発明に係る避雷装置の第1の実施例の構成を示す図である。 本発明に係る避雷装置の第2の実施例の構成を示す図である。 本発明に係る避雷装置の第3の実施例の構成を示す図である。
図1に、本発明の第1の実施例の避雷装置の構成を示す。
同図の(a)は本実施例の避雷装置を長手方向の中心軸を通る平面で切った断面図を示し、(b)は同図(a)のA−A断面図である。
同図において、1は避雷装置であり、端未金属6a、6bの間に、スプリング5と積層した避雷素子2が設けられ、その周りに絶縁棒4が配置され、これら全体がシリコーンゴム3でモールドされている。
上記構成の避雷装置において、本実施例では、積層した避雷素子2の両端に設けられた端未金属6a、6b側に、避雷素子と絶縁棒の間を一定に維持する手段として機能する隙間調整部材である避雷素子2より径の大きな金属板7aおよび7bを配置している。
隙間調整部材である金属板7a、7bは避雷素子2を取り囲むように配置された絶縁棒4と接触する径を持ち、モールド時に避雷素子2と絶縁棒4の間8に、シリコーンゴム3が容易に入り込む間隔を保持する。これにより、避雷素子2と絶縁棒4間の空気の残留を防ぎ、避雷装置1の防爆性能の低下を防止する。
なお、あらかじめ端末金属6a、6bの径を大きく作成して絶縁棒4を設置することも考えられるが、小型化、軽量化を目的とする避雷装置であるため、必要最低限の裕度により設計、製造を行う必要があり端末金属6a、6bの径を大きくするのは好ましくない。
図2および図3に本発明のその他の実施例を示す。
図2は、本発明の第2の実施例を示す図であり、同図の(a)は本実施例の避雷装置の断面図を示し、(b)は同図(a)のA−A断面図である。
同図において、前記したように端未金属6a、6bの間に、スプリング5と積層した避雷素子2が設けられ、その周りに絶縁棒4が配置され、これら全体がシリコーンゴム3でモールドされている。
本実施例では、積層した避雷素子2の少なくとも1箇所以上に、シリコーンゴム等の絶縁材料で構成された絶縁リング9を、避雷素子の周囲に接着させている。この実施例の絶縁リング9 は、避雷素子2の全周を囲んでいる。これにより、避雷素子2と絶縁棒4の間8の間隔を保持し、避雷素子2と絶縁棒4間の空気の残留を防ぎ、避雷装置1の防爆性能の低下を防止する。
なお、絶縁リング9はシリコーンゴム3と同材質のものである必要はない。ただし、金属で絶縁リング9を作成し接着させた場合、従来必要である避雷素子沿面の漏れ距離が短くなり、製品性能の低下が懸念されるため、絶縁材料での対応が必須である。
図3は、本発明の第3の実施例を示す図であり、同図の(a)は本実施例の避雷装置の断面図を示し、(b)は同図(a)のA−A断面図である。
同図において、前記したように端未金属6a、6bの間に、スプリング5と積層した避雷素子2が設けられ、その周りに絶縁棒4が配置され、これら全体がシリコーンゴム3でモールドされている。
本実施例では、避雷素子2と絶縁棒4の間8に、少なくとも1個以上の絶縁材料片10を挿入することで、避雷素子と絶縁棒間8の間隔を保持している。この実施例では、絶縁材料片10がシリコーンゴムで形成されている。また、絶縁材料片10が個々の絶縁棒4ごとに配置されている。また、絶縁材料片10が各絶縁棒4の長さ方向に2〜3個づつ配置されている。この実施例では、絶縁材料片10により避雷素子2と絶縁棒4間の空気の残留を防ぎ、避雷装置1の防爆性能の低下を防止する。なお、絶縁材料片10はシリコーンゴム3と同材質のものである必要はない。
1 避雷装置
2 避雷素子
3 シリコーンゴム
4 絶縁棒
5 スプリング
6a、6b 端末金属
7a、7b 金属板
8 避雷素子と絶縁棒の間
9 絶縁リング
10 絶縁材料片

Claims (3)

  1. 積層した避雷素子の周りに絶縁棒を配置すると共に、ゴム製外皮と避雷素子とを直接接触させる構造をもつ避雷装置において、
    上記絶縁棒の内側に、避雷素子と絶縁棒の間隔を一定に維持するための手段を設け、モールドの際、ゴム材料が容易に避雷素子と絶縁棒間に侵入するように構成した
    ことを特徴とする避雷装置。
  2. 上記避雷素子と絶縁棒の間隔を一定に維持するための手段は、
    積層した避雷素子の両端の端未金属側に配置された、絶縁棒4と接触する径を持ち避雷素子より径が大きい金属製の隙間調整部材である
    ことを特徴とする請求項1に記載の避雷装置。
  3. 上記避雷素子と絶縁棒の間隔を一定に維持するための手段は、避雷素子と絶縁棒の間に設けられたスペーサ部材である
    ことを特徴とする請求項1に記載の防爆性能の低下を防いだ避雷装置。
JP2009089731A 2009-04-02 2009-04-02 送電用避雷装置 Pending JP2010245138A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103000322A (zh) * 2012-12-05 2013-03-27 中国西电电气股份有限公司 高压复合外套避雷器成型方法
CN103560399A (zh) * 2013-11-18 2014-02-05 武汉爱劳高科技有限责任公司 具有提前放电及限制雷电流功能的直击雷防护装置
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