JP2010244249A - メニュー表示装置、メニュー表示システム、サーバ、メニュー表示方法、及びコンピュータプログラム - Google Patents

メニュー表示装置、メニュー表示システム、サーバ、メニュー表示方法、及びコンピュータプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2010244249A
JP2010244249A JP2009091254A JP2009091254A JP2010244249A JP 2010244249 A JP2010244249 A JP 2010244249A JP 2009091254 A JP2009091254 A JP 2009091254A JP 2009091254 A JP2009091254 A JP 2009091254A JP 2010244249 A JP2010244249 A JP 2010244249A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
menu screen
definition file
menu
option
screen
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2009091254A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Uchikoga
宏 内古閑
Kenji Yoshida
健二 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
VISIONERE CORP
Original Assignee
VISIONERE CORP
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by VISIONERE CORP filed Critical VISIONERE CORP
Priority to JP2009091254A priority Critical patent/JP2010244249A/ja
Publication of JP2010244249A publication Critical patent/JP2010244249A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • User Interface Of Digital Computer (AREA)

Abstract

【課題】メニュー画面を表示する新しい枠組みを提供する。
【解決手段】メニュー表示装置3aは、メニュー画面Xの定義ファイルを取得し、メニュー画面Xの定義ファイルに含まれる動画Mの情報を参照して、対応する動画データを取得し、取得したメニュー画面Xの定義ファイルに基づいて、動画データが再生されるように、メニュー画面Xを表示し、メニュー画面Xを表示しているときに受け付けたユーザによる操作が選択肢Aのフォーカス操作であった場合、メニュー画面Xの定義ファイルを参照して該フォーカス操作に対応するオブジェクトP1又はP2を特定し、オブジェクトP1又はP2にリンクされたメニュー画面Yの定義ファイルを取得し、メニュー画面Yの定義ファイルに含まれる動画の情報を参照して対応する動画データを取得し、取得したメニュー画面Yの定義ファイルに基づいて、動画データが再生されるようにメニュー画面Yを表示する。
【選択図】図9

Description

本発明は、メニュー画面を表示する技術に関する。
Blu−rayDisc(以下「BD」と称する。)に記録されるゲームや映画等のコンテンツの多くは、メニュー画面に表示されるボタン等の選択肢をリモコン操作により選択することで、そのコンテンツの挙動(再生や一時停止など)を制御できるようになっている。さらに、最近では、動画中に選択肢を表示し、その選択動作自体を動画として表示するメニュー画面(アニメーションメニュー画面)も増えている。
このような動画を用いたメニュー画面は、一般に、BD向けのプログラミング言語であるJava(登録商標)(非特許文献1)を用いてソースコードを記述し、コンパイル等の処理を経て、予めBD内に記録されるか或いはコンテンツ再生時にインターネット経由でサーバからダウンロードされる。
ウィキペディア、Blu-ray Disc、4.1.2 インタラクティブ技術、http://ja.wikipedia.org/wiki/Blu-ray_Disc
ところで、Java(登録商標)によるメニュー画面の開発には、オーサリングの知識だけでなく、高度な知識と経験が必要であるという問題や、プログラミング、コンパイル、生成されたオブジェクトへの署名など、複数の工程が必要であり、作業が煩雑であるという問題や、ほんの僅かな修正であっても、かかる工程を再度行う必要があるという問題などがある。
そこで、例えば比較的習得が容易なHTMLやXMLのようなマークアップ言語による、動画を用いたメニュー画面の作成について検討する。
例えば、アニメーションメニュー画面をHTMLによって作成する場合、HTML文書中に動画を埋め込むことが考えられる。
しかしながら、このようなHTML文書を用いる場合、HTML文書が読み込まれたこと、すなわちメニュー画面の切り替えがトリガとなって動画が再生されるにすぎない。しかも、画面を切り替えるためには、リモコン操作等に対応づけられ且つ画面の切り替えを行うように定義されたフォームオブジェクトやリンクなどの選択肢(以下、まとめて「オブジェクト選択肢」という。)を予めメニュー画面上に表示しておき、該オブジェクト選択肢をリモコン操作等によって選択する必要がある。
つまり、HTMLによって作成されたアニメーションメニュー画面中の動画を再生するためには、オブジェクト選択肢を選択して、画面を切り替えなければならない。この場合、動画中に選択肢を表示し、その選択動作も動画として表示されるにもかかわらず、ユーザはメニュー画面上に別途表示されているオブジェクト選択肢を選択しなければならないという不都合を生ずる。この問題は、XML等の他のマークアップ言語においても同様に生ずる。
かかる課題に鑑み、本発明は、メニュー画面を表示するための新しい枠組みを提供することを目的とする。
本発明のメニュー表示装置は、画面ごとの定義ファイルに基づきメニューを表示する装置であって、前記画面はメニュー画面X及びメニュー画面Yを少なくとも含み、メニュー画面Xの定義ファイルは、選択肢Aを非フォーカス選択肢として表示する動画の情報と、ユーザによる選択肢Aのフォーカス操作に対応づけられた不可視属性オブジェクトPの情報と、オブジェクトPにリンクされたメニュー画面Yの情報とを少なくとも含み、メニュー画面Yの定義ファイルは、選択肢Aをフォーカス選択肢として表示する動画の情報を少なくとも含み、前記メニュー表示装置は、メニュー画面Xの定義ファイルを取得し、メニュー画面Xの定義ファイルに含まれる動画の情報を参照して、対応する動画データを取得し、前記取得したメニュー画面Xの定義ファイルに基づいて、不可視属性オブジェクトPが非表示、表示装置の表示可能領域外での表示、又は背景と同色となるように、かつ、前記動画データが再生されるように、メニュー画面Xを表示し、メニュー画面Xを表示しているときに受け付けたユーザによる操作が選択肢Aのフォーカス操作であった場合、メニュー画面Xの定義ファイルを参照して該フォーカス操作に対応するオブジェクトPを特定し、オブジェクトPにリンクされたメニュー画面Yの定義ファイルを取得し、メニュー画面Yの定義ファイルに含まれる動画の情報を参照して対応する動画データを取得し、前記取得したメニュー画面Yの定義ファイルに基づいて、前記動画データが再生されるようにメニュー画面Yを表示する、ことを特徴とする。
本発明の実施態様では、メニュー画面Xの定義ファイルは、さらに、別のメニュー画面で用いられるデータの情報を含み、前記メニュー表示装置は、メニュー画面Xを表示するときに、前記別のメニュー画面で用いられるデータを取得して第1の記憶手段に格納し、前記別のメニュー画面を表示するときに、前記第1の記憶手段から該メニュー画面で用いられるデータを取得するように構成することができる。
本発明の別の実施態様では、前記メニュー画面Xを表示するときに、該メニュー画面Xの定義ファイルに含まれる別のメニュー画面の情報に基づき、該別のメニュー画面の定義ファイルを取得して第2の記憶手段に格納し、前記別のメニュー画面を表示するときに、前記第2の記憶手段から該別のメニュー画面の定義ファイルを取得するように構成してもよい。
本発明のさらに別の実施態様では、さらに、前記メニュー表示装置の処理能力、現在の時間、又は現在の季節を示すパラメータを取得し、通信回線を介してサーバに送信し、前記パラメータを受信したサーバから、該パラメータに応じて決定された、メニュー画面の定義ファイルを取得するように構成してもよい。
本発明のサーバは、画面ごとの定義ファイルに基づきメニューを表示するメニュー表示装置と通信可能に接続されたサーバであって、前記画面はメニュー画面X及びメニュー画面Yを少なくとも含み、メニュー画面Xの定義ファイルは、選択肢Aを非フォーカス選択肢として表示する動画の情報と、ユーザによる選択肢Aのフォーカス操作に対応づけられた不可視属性オブジェクトPの情報と、オブジェクトPにリンクされたメニュー画面Yの情報とを少なくとも含み、メニュー画面Yの定義ファイルは、選択肢Aをフォーカス選択肢として表示する動画の情報を少なくとも含み、前記サーバは、前記メニュー表示装置からの要求に応じて、該メニュー表示装置へメニュー画面の定義ファイルを送信する、ことを特徴とする。
本発明のメニュー表示システムは、画面ごとの定義ファイルに基づきメニューを表示するメニュー表示装置と、該メニュー表示装置と通信可能に接続されたサーバとを含むメニュー表示システムであって、前記画面はメニュー画面X及びメニュー画面Yを少なくとも含み、メニュー画面Xの定義ファイルは、選択肢Aを非フォーカス選択肢として表示する動画の情報と、ユーザによる選択肢Aのフォーカス操作に対応づけられた不可視属性オブジェクトPの情報と、オブジェクトPにリンクされたメニュー画面Yの情報とを少なくとも含み、メニュー画面Yの定義ファイルは、選択肢Aをフォーカス選択肢として表示する動画の情報を少なくとも含み、前記メニュー表示装置は、メニュー画面Xの定義ファイルを前記サーバから取得し、メニュー画面Xの定義ファイルに含まれる動画の情報を参照して、対応する動画データを取得し、前記取得したメニュー画面Xの定義ファイルに基づいて、不可視属性オブジェクトPが非表示、メニュー画面Xの枠外での表示、又は背景と同色となるように、かつ、前記動画データが再生されるように、メニュー画面Xを表示し、メニュー画面Xを表示しているときに受け付けたユーザによる操作が選択肢Aのフォーカス操作であった場合、メニュー画面Xの定義ファイルを参照して該フォーカス操作に対応するオブジェクトPを特定し、オブジェクトPにリンクされたメニュー画面Yの定義ファイルを前記サーバから取得し、メニュー画面Yの定義ファイルに含まれる動画の情報を参照して対応する動画データを取得し、前記取得したメニュー画面Yの定義ファイルに基づいて、前記動画データが再生されるようにメニュー画面Yを表示し、前記サーバは、前記メニュー表示装置からの要求に応じて、該メニュー表示装置へメニュー画面X又はメニュー画面Yの定義ファイルを送信する、ことを特徴とする。
本発明のメニュー表示方法は、画面ごとの定義ファイルに基づきメニューを表示するメニュー表示方法であって、前記画面はメニュー画面X及びメニュー画面Yを少なくとも含み、メニュー画面Xの定義ファイルは、選択肢Aを非フォーカス選択肢として表示する動画の情報と、ユーザによる選択肢Aのフォーカス操作に対応づけられた不可視属性オブジェクトPの情報と、オブジェクトPにリンクされたメニュー画面Yの情報とを少なくとも含み、メニュー画面Yの定義ファイルは、選択肢Aをフォーカス選択肢として表示する動画の情報を少なくとも含み、前記メニュー表示方法は、メニュー画面Xの定義ファイルを取得するステップと、メニュー画面Xの定義ファイルに含まれる動画の情報を参照して、対応する動画データを取得するステップと、前記取得したメニュー画面Xの定義ファイルに基づいて、不可視属性オブジェクトPが非表示、メニュー画面Xの枠外での表示、又は背景と同色となるように、かつ、前記動画データが再生されるように、メニュー画面Xを表示するステップと、メニュー画面Xを表示しているときに受け付けたユーザによる操作が選択肢Aのフォーカス操作であった場合、メニュー画面Xの定義ファイルを参照して該フォーカス操作に対応するオブジェクトPを特定し、オブジェクトPにリンクされたメニュー画面Yの定義ファイルを取得するステップと、メニュー画面Yの定義ファイルに含まれる動画の情報を参照して対応する動画データを取得するステップと、前記取得したメニュー画面Yの定義ファイルに基づいて、前記動画データが再生されるようにメニュー画面Yを表示するステップと、を含むことを特徴とする。
本発明のコンピュータプログラムは、上記メニュー表示方法をコンピュータに実行させるコンピュータプログラムである。
なお、本発明において、手段とは、単に物理的手段を意味するものではなく、その手段が有する機能をソフトウェアによって実現する場合も含む。また、1つの手段や装置が有する機能が2つ以上の物理的手段や装置により実現されても、2つ以上の手段や装置の機能が1つの物理的手段や装置により実現されても良い。
本発明によれば、XML等のマークアップ言語で作成される定義ファイルに、所定の処理に対応づけた不可視属性オブジェクトという概念を導入することで、ユーザによる操作と画面上の表示とが整合したアニメーションメニュー画面を実現できる新しい枠組みを提供することができる。
メニュー表示システムの全体構成を示す図である。 メニュー表示装置及びサーバのハードウェア構成を示す図である。 メニュー表示装置の機能構成を示す図である。 (A)はメニュー画面Xの例を示し、(B)はメニュー画面Yの例を示す図である。 8つのメニュー画面を用いる場合の、メニュー画面ごとの定義ファイル間のリンク関係を模式的に示す図。 メニュー画面Xの定義ファイルの構成の例を示す図である。 サーバの機能構成を示す図である。 定義ファイル記憶手段に格納されるデータの構造を示す図である。 メニュー表示装置及びサーバによる演算処理の内容を示すフローチャート。
本発明の実施形態に係るメニュー表示システム1、メニュー表示装置3a〜c、サーバ5、メニュー表示方法、及びコンピュータプログラムは、HTMLやXML等のマークアップ言語で記述された定義ファイルに基づきメニュー画面を表示するための新しい枠組みを提供する。
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。
図1は、メニュー表示システム1の全体構成を示す。
メニュー表示システム1は、1以上(本実施形態では3つ)のメニュー表示装置3a〜cと、該メニュー表示装置3a〜cとインターネット等の通信回線7を介して通信可能に接続されたサーバ5とを含んで構成される。
各メニュー表示装置3a〜cは、個々のメニュー画面において、複数の選択肢を表示する動画を再生する機能や、ユーザから受け付けた選択肢の選択操作に基づき、メニュー画面を切り替えたり、ブルーレイディスク9a〜cに格納されている映画やゲームなどのコンテンツを読み出して再生するなど、選択操作に対応づけられた処理を実行する機能を有する。なお、メニュー画面中に表示される動画についても、ブルーレイディスク9a〜cに格納することができる。
本実施形態では、選択肢の選択操作として、例えばリモコンの上下左右のいずれかのボタンを押すなど、選択肢をフォーカスする操作(フォーカス操作)と、例えばリモコンの決定ボタンを押すなど、フォーカスした選択肢の選択を確定する操作(決定操作)の二種類の操作を想定している。
また、サーバ5は、メニュー表示装置3a〜cからの要求に応じて、メニュー画面の定義ファイルを決定し、要求元の装置へ送信する機能を有する。
これらメニュー表示装置3a〜c及びサーバ5の具体的な機能については、図3及び図6を参照して後述する。
図2は、メニュー表示装置3a及びサーバ5のハードウェア構成を示す。
本実施形態のメニュー表示装置3a及びサーバ5は、CPU41と、ROM42と、RAM43と、ハードディスクドライブ(HDD)44と、ディスプレイ45と、入力装置46と、通信装置47と、メディアIF48と、スピーカ49とをバスを介して接続して構成される。なお、メニュー表示装置3aは、例えば汎用のパーソナルコンピュータを用いて又は専用の装置として構成することができる。また、サーバ5には、必ずしもメディアIF48及びスピーカ49を備える必要なはい。
ROM42及びHDD44には、所定の演算に必要なコンピュータプログラム等の情報を予め格納しておくことができる。
ディスプレイ45は、演算結果等を表示するための装置であり、例えば液晶ディスプレイ等の一般的な表示装置を用いることができる。
入力装置46は、演算に必要な情報の入力をユーザーから受け付けるための装置であり、例えばメニュー表示装置3aにおいては、該装置の側面等に配置される操作用のボタンや、リモコンからの信号を無線又は有線で受信可能な受信機などを用いることができ、サーバ5においては、キーボードやマウス等の一般的な入力装置を用いることができる。
通信装置47は、通信回線7を介して他の装置と通信するための装置であり、例えばLANアダプタ等を用いることが考えられる。
メディアIF48は、ブルーレイディスク9aなどの可搬型記憶媒体との間でデータの読み書きを行うための装置である。なお、メニュー表示装置3aによる所定の演算に必要なコンピュータプログラム等の情報をブルーレイディスク9aに格納しておき、必要に応じて該ブルーレイディスク9aから読み出して実行するように構成することも可能である。
スピーカ49は、音声を出力するための一般的な装置である。
なお、他のメニュー表示装置3b,3cについても同様のハードウェア構成とすることができる。
図3は、メニュー表示装置3aの機能構成を示す。
メニュー表示装置3aは、その機能的手段として、動画データ記憶手段501と、パラメータ送信手段502と、定義ファイル取得手段503と、動画取得手段504と、メニュー画面描画手段505と、コンテンツ再生手段506とを備える。例えば、動画データ記憶手段501は、RAM43やHDD44によって機能的に実現され、その他の手段については、CPU41がROM42やブルーレイディスク9aなどに格納されたコンピュータプログラムをRAM23上に読み出して実行することにより機能的に実現される。
動画データ記憶手段501は、メニュー画面中で再生される動画のデータをキャッシュする。本実施形態では、複数のメニュー画面で用いる各動画をチャプターで区切って一連の動画データを作成しておき、1つのチャプターの動画データがブルーレイディスク9aからRAM43上に最初に読み込まれる時に、その他のチャプターの動画データを含む動画データ全体を、動画データ記憶手段501に格納するものとする。これにより、現在表示されているメニュー画面中のチャプターの動画データに加えて、別のメニュー画面(例えば、現在表示中のメニュー画面から切り替わった後のメニュー画面など)で用いるチャプターの動画データを予め格納しておき、動画データの読み込みを高速化することができる。
パラメータ送信手段502は、メニュー表示装置3aの処理能力及びメニュー表示装置3aの識別情報(装置id)を取得し、メニュー表示装置3aに関するパラメータとして、通信回線7を介してサーバ5に送信する。なお、装置idに代えて又はこれとともにユーザの識別情報(ユーザid)を用いてもよい。
処理能力を示すパラメータとしては、通信回線7を介したデータの受信速度、CPU41のクロック周波数、RAM43の容量などを用いることができる。これら処理能力を示すパラメータは、実測値を用いてもよいし、予めHDD44等の記憶手段に格納しておいたものを用いてもよい。また、処理能力を示すパラメータは、サーバ5に対して最初に1度だけ送信するようにしてもよい。なお、メニュー表示装置3aの装置idについても、予めHDD24に格納しておき、これを用いることができる。
定義ファイル取得手段503は、通信回線7を介してサーバ5に定義ファイルを指定する情報(例えば、リンク先のXMLファイルのURLなど)を送信し、表示しようとするメニュー画面ごとに対応する定義ファイルを取得する。なお、定義ファイルをブルーレイディスク9aやHDD44に予め格納しておき、これらから取得するように構成してもよい。
ここで、本実施形態において対象とする定義ファイルは、1つの選択肢をフォーカス選択肢として表示するとともに複数の選択肢を非フォーカス選択肢として表示する動画Mの情報と、ユーザによる非フォーカス選択肢のフォーカス操作に対応づけられた複数の不可視属性オブジェクトPの情報と、オブジェクトPにリンクされたメニュー画面の情報とを少なくとも含むものとする。定義ファイルの詳細な構成については、図5を参照して後述する。
動画取得手段504は、定義ファイル取得手段503が取得した定義ファイルに含まれる動画の情報を参照して、対応する動画データ(例えば、再生しようとする1つのチャプターの動画データ)をブルーレイディスク9aから取得する。なお、対象となる動画データが既に動画データ記憶手段501にキャッシュされている場合は、キャッシュされているデータを取得するものとする。
メニュー画面描画手段505は、取得したメニュー画面の定義ファイルに基づいて、対応するメニュー画面を表示する。この場合、後述のように、不可視属性オブジェクトPは、メニュー画面上で不可視な状態となるように定義ファイル内で設定されているため、メニュー画面上に表示されない。
コンテンツ再生手段506は、ユーザによるリモコン操作(例えば、フォーカス選択肢の決定操作)等に応じて、ブルーレイディスク9a等に格納されているコンテンツを再生する(例えば、動画をディスプレイ45に表示するとともに、音声をスピーカを介して出力する)。かかる機能は、一般的なコンテンツ再生装置に備わる機能と同様であり、詳しい説明を省略する。
図4は、本発明において対象とするメニュー画面X及びメニュー画面Yの一例を示す。
図4(A)に示すメニュー画面Xは、4つの選択肢31〜34を表示する動画を含んで構成される。これら選択肢31〜34のうち、"1"と表示された選択肢31はフォーカス選択肢であり、他の3つの選択肢32〜34は非フォーカス選択肢である。図示のとおり、これら選択肢31〜34はリング状に配置されている。
例えば、このメニュー画面Xが表示されている状態で、ユーザによるリモコン操作によって"4"と表示された非フォーカス選択肢34のフォーカス操作(リモコンの右ボタンを押す操作)が行われた場合、画面がメニュー画面Xから図3(B)に示すメニュー画面Yに切り替わり、メニュー画面Y上で、選択肢34をフォーカス選択肢として表示する動画が再生される。この例では、リング状に配置されたメニューが時計回りに90度回転し、フォーカス選択肢が選択肢31から選択肢34に切り替わる動画が再生される。
これにより、ユーザに対し、リモコン操作(リモコンの右ボタンを押す操作)によって、メニュー画面X上で"4"と表示された選択肢34を直接的にフォーカス操作しているような印象を与えることができる。
また、本実施形態では、図4(A),(B)の例に示すように4つの選択肢31〜34を表示するメニュー画面として、リング状のメニューを時計回りに90度ずつ回転させる4パターンの動画に対応する4つのメニュー画面と、リング状メニューを反時計回りに90度ずつ回転させる4パターンの動画に対応する4つのメニュー画面とからなる合計8つのメニュー画面を想定する。従って、定義ファイルは、これら8つのメニュー画面の各々に一対一に対応して8つ作成される。なお、メニューの回転動作に対応する8つのメニュー画面のうちの一つを初期画面として用いてもよい。また、初期画面(最初に表示するメニュー画面であり、複数の選択肢が表示される動画又は静止画を含む。)を別途設けてもよい。
図5は、1つのメニュー画面を初期画面と併用することにより8つのメニュー画面を用いる場合の、メニュー画面ごとの定義ファイルR21,R32,R43,R14,L41,L12,L23,L34間のリンク関係を模式的に示す。
例えば、リング状のメニューを右回りに回転させて、フォーカス選択肢を"a"と表示された選択肢から"b(ただし、a,bは1〜4の整数であり、a≠bである。)"と表示された選択肢に切り替える動画Mを表示するメニュー画面の定義ファイルをRabとする。また、定義ファイルに設定されている、リモコンの右ボタンに対応づけられた不可視属性オブジェクトをP1とし、左ボタンに対応づけられた不可視属性オブジェクトをP2とする。
例えば、図4(A)に示すメニュー画面が定義ファイルR21に基づくメニュー画面である場合、ユーザによってリモコンの右ボタンが押されると、画面は、図4(B)に示すように、定義ファイルR21中のオブジェクトP1にリンクされた定義ファイルR14に基づくメニュー画面に切り替わり、フォーカス選択肢を"1"と表示された選択肢から"4"と表示された選択肢に切り替える動画Mが再生される。その他の定義ファイル間のリンク関係も上記と同様である。
図6は、図4(A)に示すメニュー画面Xの定義ファイルの構成の例を示す。
本実施形態では、メニュー画面Xの定義ファイルは、1つの選択肢31をフォーカス選択肢として表示するとともに、複数の選択肢32〜33を非フォーカス選択肢として表示する動画Mの情報と、ユーザによるフォーカス選択肢の決定操作に対応づけられた不可視属性オブジェクトQの情報と、該オブジェクトQに対応づけられた所定の動作Qaの情報と、ユーザによる非フォーカス選択肢のフォーカス操作に対応づけられた複数の不可視属性オブジェクトP1,P2の情報と、該オブジェクトP1,P2にリンクされたメニュー画面の情報P1a,P2aとを少なくとも含む。なお、本実施形態では、所定の処理Qaの情報は、不可視属性オブジェクトQの情報に含まれており、メニュー画面の情報P1a,P2aは、不可視属性オブジェクトP1,P2の情報に含まれている。
動画Mの情報は、定義ファイル中では、<movie>タグによって設定される。例えば、<movie>タグ内に記述される、src属性の値は動画データの格納場所を示し、startchapter属性の値は該動画データ中の再生開始位置(例えば、チャプター番号)を示し、endchapter属性の値は該動画データ中の再生終了位置(例えば、チャプター番号)を示し、shared属性の値はメニュー画面から別の画面に遷移した後においても該動画データがメモリ(例えば、ハードディスクやRAM等に設けられたキャッシュなど)上に保持されるかどうかを示す(例えば、値が"true"の場合はデータが保持され、"false"の場合は保持されない)。
不可視属性オブジェクトQ,P1,P2の情報は、定義ファイル中では、<link>タグによって設定される。例えば、<link>タグ内に記述される、id属性の値は該オブジェクトを一意に特定するための情報を示し、x属性の値はオブジェクトの描画位置のx座標を示し、y属性の値は該オブジェクトPの描画位置のy座標を示し、width属性の値は該オブジェクトPの横幅を示し、height属性の値は該オブジェクトPの縦幅を示す。
また、図6に示すように、フォーカス選択肢に対応する不可視属性オブジェクトQについては、該オブジェクトQがフォーカス選択肢であることを示すdefault属性が設定されている(例えば、属性値として"true"が設定されている)とともに、ユーザによるフォーカス操作(本実施形態では、リングの左回転及び右回転)と不可視属性オブジェクトP1,P2との対応関係として、オブジェクトP1,P2のidをそれぞれ示すleft属性及びright属性が設定されている。
メニュー画面Xが表示されているときに、ユーザによるリモコン操作を受け付けた場合には、以下のような処理が実行される。例えば、リモコンの決定ボタンを押す操作(フォーカス選択肢31の決定操作)を受け付けた場合、フォーカス選択肢31に対応する不可視属性オブジェクトQの設定内容が参照され、決定操作に応じた処理Qaが実行される。また、リモコンの左ボタンを押す操作(非フォーカス選択肢32のフォーカス操作)を受け付けた場合、不可視属性オブジェクトQのleft属性に設定されているid(ここでは"menu5")に対応する不可視属性オブジェクトP1の設定内容が参照され、フォーカス操作に応じた処理が実行される。さらに、リモコンの右ボタンを押す操作(非フォーカス選択肢34のフォーカス操作)を受け付けた場合、不可視属性オブジェクトQのright属性に設定されているid(ここでは"menu2")に対応する不可視属性オブジェクトP2の設定内容が参照され、フォーカス操作に応じた処理が実行される。
本実施形態では、不可視属性オブジェクトQ,P1,P2の<link>タグ内には、例えば、<normal>タグ、<focus>タグ、及び<action>タグを設定することができる。
<normal>タグは、該オブジェクトQ,P1,P2を示す文字列や色を設定することができる。このタグ内に記述される、text属性の値は文字列を示し、forecolor属性の値は文字列の色を示し、backcolor属性の値は該オブジェクトの背景色を示す。
<focus>タグは、該オブジェクトに対応づけられた選択肢が非フォーカス選択肢である場合において、該選択肢に対するフォーカス操作が行われた場合に実行される動作の内容を設定することができる。また、<action>タグは、該オブジェクトに対応づけられた選択肢がフォーカス選択肢である場合において、該選択肢に対する決定操作が行われた場合に実行される動作の内容を設定することができる。いずれのタグにおいても、action属性の値は、それぞれのオブジェクトQ,P1,P2にリンクされたメニュー画面等の情報(URLなど)のように、該オブジェクトQ,P1,P2に対応づけられた処理の内容を示す。
不可視属性オブジェクトQ,P1,P2をメニュー画面上で不可視とするための設定パターンとしては、定義ファイルにおいて、これらオブジェクトが、非表示に設定するパターン、背景と同色で表示されるように設定するパターン、又はディスプレイ45の表示可能領域外で表示されるように設定するパターンが考えられる。これらの設定パターンは、いずれか一つを用いてもよいし、複数の設定パターンを組み合わせて用いてもよい。
例えば非表示となるように設定するには、図に示すように、<link>タグ内において、width属性の値及びheight属性の値をともに0に設定したり、<link>タグ中の<normal>タグ内において、text属性の値をブランクに設定することが考えられる。或いは、非表示を意味するhidden属性を定義しておき、この属性値を"true"に設定したり、不可視属性オブジェクトQ,P1,P2が別のオブジェクト(画像、動画、文字列など)の後ろ側に表示されるように、表示位置の座標を設定することが考えられる。
また背景色と同色で表示されるように設定するには、該オブジェクトの文字色(forecolor属性の値)及び該オブジェクトの背景色(backcolor属性の値)をメニュー画面の背景色と同一色に設定することが考えられる。
さらに、ディスプレイ45の表示可能領域外で表示されるように設定するには、該オブジェクトQ,P1,P2の描画位置の座標を、ディスプレイ45の表示領域外(例えば、ディスプレイ45の解像度が1280×1028ピクセルの場合は、その領域外)に設定することが考えられる。この場合、ディスプレイ45の表示領域外に不可視属性オブジェクトQ,P1,P2が存在することをユーザに認識させないために、メニュー画面にはスクロールバーを表示しないことが考えられる。
なお、他のメニュー画面の定義ファイルについても上記と同様の構成である。
図7は、サーバ5の機能構成を示す。
サーバ5は、その機能的手段として、定義ファイル記憶手段601と、パラメータ取得手段502と、定義ファイル送信手段503とを備える。例えば、定義ファイル記憶手段501は、サーバに供えられたRAM43やHDD44によって機能的に実現され、その他の手段については、CPU41がROM42などに格納されたコンピュータプログラムをRAM43上に読み出して実行することにより機能的に実現される。
定義ファイル記憶手段601は、メニュー画面ごとの定義ファイルを格納する。詳細には、本実施形態では、定義ファイル記憶手段601は、図7のデータ構造の例に示すように、複数の定義ファイルのセット(例えば、定義ファイルA1〜A8を含む定義セットA1など)を、メニュー表示装置3a〜3cの処理能力に対応づけて格納する。
各定義ファイルのセットは、定義ファイルで参照されるデータのサイズが異なっており、メニュー表示装置3a〜3cの処理能力に対応づけられている。本実施形態では、メニュー表示装置の処理能力について、例えば、各メニュー表示装置との間のデータの受信速度、CPU21のクロック周波数、又はRAM23の容量という3つのパラメータに基づいて、処理能力の程度別に"高"、"中"、"低"のランクを設定している。
パラメータ取得手段602は、通信回線7を介してメニュー表示装置3a〜3cから、これらの装置に関するパラメータを取得する。なお、メニュー表示装置3a〜3cからパラメータとして取得した装置idを、定義ファイル提供サービスを利用可能な装置を示す管理情報(図示省略)に照合することで、ユーザ認証を行うこともできる。
定義ファイル送信手段603は、メニュー表示装置3a〜3cから受け付けたパラメータ及び定義ファイルを指定する情報に基づき、メニュー表示装置3a〜3cの処理能力に適した定義セットA〜Cの1つを決定し、指定された定義ファイルを定義ファイル記憶手段601から取得して、定義ファイルの要求元であるメニュー表示装置3a〜3cへ送信する。
図9は、メニュー表示装置3a及びサーバ5による演算処理の一例を示すフローチャートである。以下、このフローチャートに沿って、処理の内容を説明する。なお、本明細書において、フローチャート等に示す各工程(符号が付与されていない部分的な工程を含む)は処理内容に矛盾を生じない範囲で任意に順番を変更して又は並列に実行することができる。
なお、以下の説明においては、汎用のパーソナルコンピュータ又は専用の装置にブルーレイディスク9aがセットされ、該ブルーレイディスク9aからRAM43上に読み出されたプログラムがCPU41により実行されることで、メニュー表示装置3aが機能的に実現されているものとする。
まず、メニュー表示装置3aのパラメータ送信手段502は、処理能力を示すパラメータ及び装置idを該メニュー表示装置3aのパラメータとして取得し、サーバ5へ送信する(ST801)。
サーバ5では、パラメータ取得手段502は、メニュー表示装置3aからパラメータを取得すると(ST802)、定義ファイル提供サービスを利用可能な装置を示す管理情報(図示省略)を参照し、パラメータに含まれる装置idが登録されているかどうかに基づきユーザ認証を行い(ST803)、メニュー表示装置3aへ認証結果を送信する(ST804)。
サーバ5は、認証結果を判定し(ST805)、認証NGの場合は処理を終了し、認証OKの場合は処理を続行する。具体的には、認証OKの場合は、定義ファイル送信手段603は、定義ファイル記憶手段601を参照して、取得したパラメータの内容に基づき定義ファイルのセットを決定する(ST806)。
例えば、ST802で取得したパラメータに含まれる処理能力の値が、サーバ5で定められたランクの"高"に当たる場合は、定義セットAがメニュー表示装置3aへ送信すべき定義ファイルのセットとして決定される。
メニュー表示装置3aでは、サーバ5から認証結果を取得すると(ST807)、認証OKかどうかを判断し(ST808)、認証NGの場合はディスプレイ45にエラーメッセージを表示するなどして、認証結果をユーザに通知する(ST809)。
一方、認証OKの場合は、定義ファイル取得手段503は、定義ファイルを指定する情報(例えば、URL)をサーバ5へ送信することによって、該定義ファイルの送信を要求する(ST810)。
サーバ5の定義ファイル送信手段603は、メニュー表示装置3aから定義ファイルを指定する情報を取得すると(ST811)、該取得した情報に基づき、ST806で決定した定義ファイルのセットから対応する定義ファイルを取得し(ST812)、メニュー表示装置3aへ送信する(ST813)。
次に、メニュー表示装置3aでは、定義ファイル取得手段503がサーバ5から定義ファイルを取得すると(ST814)、動画取得手段504は、取得した定義ファイルを参照し、アニメーションメニューの動画データ全体をキャッシュするかどうかを判断する(ST815)。
例えば、対象となる動画データがキャッシュされておらず、かつ、図5に示すように、<movie>タグ内に記述されたshared属性の値が"true"の場合には、アニメーションメニューの動画データの格納場所を示すsrc属性の値に基づき、アニメーションメニューの動画データ全体をブルーレイディスク9aから取得して、動画記憶手段501に格納する(ST816)。
次に、動画取得手段504は、再生しようとするチャプターの動画データを取得する(ST817)。具体的には、動画データ全体が動画記憶手段501にキャッシュされている場合は、かかるキャッシュデータから取得し、動画データ全体がキャッシュされていない場合は、ブルーレイディスク9aから取得する。
次に、メニュー画面描画手段505は、サーバ5から取得した定義ファイルに基づいて、メニュー画面をディスプレイ45に表示する(ST818)。この場合、前述のように、不可視属性オブジェクトPは、メニュー画面上で非表示又は背景と同色となる。また、メニュー画面上では、ST817で取得したチャプターの動画データが再生される。
そして、メニュー表示装置3aは、ユーザによる何らかの操作(例えば、リモコン操作など)があるまで待機し(ST819)、ユーザによる操作を検出すると、操作内容に基づき処理を分岐する(ST820)。
例えば、メニュー画面を表示しているときに受け付けたユーザによる操作が、フォーカス選択肢に対する決定操作(例えば、リモコンの決定ボタンを押す操作)であった場合、メニュー表示装置3aは、決定操作に対応する処理を実行する(ST821)。
具体的には、定義ファイルにおいて、フォーカス選択肢に対応付けられている不可視属性オブジェクトQに関する<action>タグ内のaction属性の値として、ブルーレイディスク9aに格納されているコンテンツを指定する情報が設定されている場合は、コンテンツ再生手段506は、コンテンツのデータを可搬型記憶媒体9aから取得して、コンテンツの再生を実行する。
或いは、図6に示すように、定義ファイルにおいて、フォーカス選択肢に対応付けられている不可視属性オブジェクトQの<action>タグ内のaction属性の値として、別のメニュー画面の定義ファイルを指定する情報が設定されている場合は、ST810へ移行し、該定義ファイルを指定する情報を用いて処理を継続する。
また、メニュー画面を表示しているときに受け付けたユーザによる操作が、非フォーカス選択肢に対するフォーカス操作(例えば、リモコンの右ボタンを押す操作)であった場合、定義ファイル取得手段503は、現在表示中のメニュー画面の定義ファイルを参照して、フォーカス選択肢に対応づけられている不可視属性オブジェクトQにおけるright属性の値又はleft属性の値に基づき、該フォーカス操作に対応するオブジェクトP1又はP2を特定し、該オブジェクトP1又はP2にリンクされたメニュー画面の情報として、不可視属性オブジェクトP1又はP2の<focus>タグ内のaction属性の値を取得する(ST822)。そして、ST810へ処理を移行し、該取得した値を、定義ファイルを指定する情報として用いて処理を継続する。
これにより、前述のST810〜822と同様の処理が実行され、メニュー画面表示装置3aでは、サーバ5から取得した定義ファイルに基づき、メニュー画面が表示され、アニメーションメニューの動画が再生される。
本発明によれば、上記のように、XML等のマークアップ言語で作成される定義ファイルに、所定の処理に対応づけた不可視属性オブジェクトという概念を導入することで、リモコン等の操作装置を操作するユーザに対し、実際には不可視属性オブジェクトを選択しているにもかかわらず、あたかも動画中の選択肢を直接的にフォーカス操作又は決定操作しているかのような印象を与えることができ、ユーザによる操作と画面上の表示とが整合したアニメーションメニュー画面を実現できる新しい枠組みを提供することができる。
また、本発明では、メニュー画面の定義ファイルはマークアップ言語によって作成できるので、従来のJava(登録商標)言語等を用いる場合に比べて、作業が容易であるとともに、修正も簡単に行うことができるという優れた効果が得られる。
以上、本発明の一実施形態を説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されることなく種々に変形して適用することが可能である。
[変形例]
また、前述の実施形態では、メニュー画面の定義ファイルは、サーバ5の定義ファイル記憶手段601において、図7に示すように、メニュー表示装置3a〜cの処理能力に対応づけられているが、これらの条件に加えて又はこれらとは別に、現在の季節や、現在の時間という条件に基づいて、送信するメニュー画面の定義ファイルを変更するようにしてもよい。この場合、サーバ5において、メニュー表示装置3a〜cから定義ファイルを指定する情報を取得した時に、サーバ5内で動作する時計から現在の日時を示す情報を取得し、該取得した日時の情報に基づき、現在の季節や現在の時間を特定することが考えられる。
さらに別の態様としては、サーバ5の定義ファイル記憶手段601は、定義ファイルのセットを装置idに対応づけて格納してもよい。これにより、サーバ5は、メニュー表示装置3a〜cから取得した装置idに基づき、各メニュー表示装置3a〜cに対応する定義ファイルのセットから定義ファイルを取得し、要求元のメニュー表示装置3a〜cへ送信することができる。従って、例えばユーザは、予め自分で用意した定義ファイルのセットを定義ファイル記憶手段601に格納(例えば、アップロード)しておき、メニュー表示装置3a〜cにおいて自分の好みに合わせたメニュー画面を表示することができる。
また、前述の実施形態では、メニュー画面の定義ファイルは、サーバ5の定義ファイル記憶手段601に予め格納されているが、サーバ5においてメニュー表示装置3a〜cからの要求を受け付けたときに又はメニュー表示装置において、処理能力等に応じたデータサイズの要素(例えば、メニュー画面中で用いる文字列、画像の情報(例えば、画像の格納場所など)、又はアニメーションメニューの動画の情報(例えば、動画データの格納場所など))を組み合わせて、メニュー画面の定義ファイルを作成するようにしてもよい。
また、メニュー画面中の動画を再生するとき又は可搬型記憶媒体9a〜cに格納されているコンテンツを再生するときに、特定の箇所のみを表示させたり、逆に特定の箇所のみを非表示にする機能的手段を設けてもよい。具体的には、かかる機能を実現するためのプログラムをブルーレイディスク9aに格納しておき、定義ファイル中には、アニメーションメニューの動画データやブルーレイディスク9a〜cに格納されているコンテンツを指定する情報に対応づけて、該プログラムを指定する情報を記述しておく。そして、該定義ファイルを参照して、対応する動画データやコンテンツを再生するときに、CPU41が該プログラムをブルーレイディスク9aからRAM43上に読み出して実行することで、かかる機能を実現することが考えられる。これにより、例えば動画中やコンテンツ中の特定の人物の周囲を黒く塗りつぶし、その人物だけを表示させることができる。
さらに、メニュー画面中の動画や可搬型記憶媒体9a〜cに格納されているコンテンツの再生中に、所定のタイミングで、これら動画やコンテンツの前面に広告や別の動画を表示するなど、特定の処理を実行する機能を設けてもよい。具体的には、かかる機能を実行するためのプログラムをブルーレイディスク)aに格納しておき、定義ファイルには、アニメーションメニューの動画データやブルーレイディスク9a〜cに格納されているコンテンツを指定する情報に対応づけて、該プログラムを指定する情報を記述しておく。そして、該定義ファイルを参照して、対応する動画データやコンテンツを再生するときに、CPU41が該プログラムをブルーレイディスク9aからRAM43上に読み出して実行することで、かかる機能を実現することが考えられる。これにより、ニュース速報等の所定の情報を配信するサーバへ適宜のタイミングでアクセスし、メニュー画面上又はコンテンツの再生中に、かかるニュース速報等の情報を表示させることもできる。
なお、前述の実施形態では、動画データ全体をキャッシュする例を説明したが、再生しようとするチャプターの動画データ単位でキャッシュするようにしてもよい。或いは、メニュー表示装置3a〜cの機能的手段として、RAM43やHDD44によって実現される定義ファイル記憶手段を設け、メニュー画面を表示するときに、該メニュー画面の定義ファイルや、該定義ファイルに記述されている別のメニュー画面の定義ファイルをキャッシュするように構成してもよい。これにより、同じ定義ファイルを何度もサーバ5から取得する必要がなく、メニュー画面をより高速に表示することができる。
また、前述の実施形態では、可搬型記憶媒体の例としてブルーレイディスク9a〜cを示したが、これに限らず、CD−ROMやDVD−ROM等の任意の可搬型記憶媒体を対象とすることができる。
1 メニュー表示システム
3a〜c メニュー表示装置
5 サーバ
7 通信回線
9a〜c 可搬型記憶媒体
31〜34 選択肢
41 CPU
42 ROM
43 RAM
44 HDD
45 ディスプレイ
46 入力装置
47 通信装置
48 メディアIF
49 スピーカ
501 動画記憶手段
502 パラメータ送信手段
503 定義ファイル取得手段
504 動画取得手段
505 メニュー画面描画手段
506 コンテンツ再生手段
601 定義ファイル記憶手段
602 パラメータ取得手段
603 定義ファイル送信手段

Claims (8)

  1. 画面ごとの定義ファイルに基づきメニューを表示するメニュー表示装置であって、
    前記画面はメニュー画面X及びメニュー画面Yを少なくとも含み、
    メニュー画面Xの定義ファイルは、
    選択肢Aを非フォーカス選択肢として表示する動画の情報と、
    ユーザによる選択肢Aのフォーカス操作に対応づけられた不可視属性オブジェクトPの情報と、
    オブジェクトPにリンクされたメニュー画面Yの情報とを少なくとも含み、
    メニュー画面Yの定義ファイルは、
    選択肢Aをフォーカス選択肢として表示する動画の情報を少なくとも含み、
    前記メニュー表示装置は、
    メニュー画面Xの定義ファイルを取得し、
    メニュー画面Xの定義ファイルに含まれる動画の情報を参照して、対応する動画データを取得し、
    前記取得したメニュー画面Xの定義ファイルに基づいて、不可視属性オブジェクトPが非表示、表示装置の表示可能領域外での表示、又は背景と同色となるように、かつ、前記動画データが再生されるように、メニュー画面Xを表示し、
    メニュー画面Xを表示しているときに受け付けたユーザによる操作が選択肢Aのフォーカス操作であった場合、メニュー画面Xの定義ファイルを参照して該フォーカス操作に対応するオブジェクトPを特定し、オブジェクトPにリンクされたメニュー画面Yの定義ファイルを取得し、
    メニュー画面Yの定義ファイルに含まれる動画の情報を参照して対応する動画データを取得し、
    前記取得したメニュー画面Yの定義ファイルに基づいて、前記動画データが再生されるようにメニュー画面Yを表示する、
    ことを特徴とするメニュー表示装置。
  2. メニュー画面Xの定義ファイルは、さらに、別のメニュー画面で用いられるデータの情報を含み、
    前記メニュー表示装置は、
    メニュー画面Xを表示するときに、前記別のメニュー画面で用いられるデータを取得して第1の記憶手段に格納し、
    前記別のメニュー画面を表示するときに、前記第1の記憶手段から該メニュー画面で用いられるデータを取得する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のメニュー表示装置。
  3. 前記メニュー画面Xを表示するときに、該メニュー画面Xの定義ファイルに含まれる別のメニュー画面の情報に基づき、該別のメニュー画面の定義ファイルを取得して第2の記憶手段に格納し、
    前記別のメニュー画面を表示するときに、前記第2の記憶手段から該別のメニュー画面の定義ファイルを取得する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のメニュー表示装置。
  4. さらに、前記メニュー表示装置の処理能力、現在の時間、又は現在の季節を示すパラメータを取得し、通信回線を介してサーバに送信し、
    前記パラメータを受信したサーバから、該パラメータに応じて決定された、メニュー画面の定義ファイルを取得する、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のメニュー表示装置。
  5. 画面ごとの定義ファイルに基づきメニューを表示するメニュー表示装置と通信可能に接続されたサーバであって、
    前記画面はメニュー画面X及びメニュー画面Yを少なくとも含み、
    メニュー画面Xの定義ファイルは、
    選択肢Aを非フォーカス選択肢として表示する動画の情報と、
    ユーザによる選択肢Aのフォーカス操作に対応づけられた不可視属性オブジェクトPの情報と、
    オブジェクトPにリンクされたメニュー画面Yの情報とを少なくとも含み、
    メニュー画面Yの定義ファイルは、
    選択肢Aをフォーカス選択肢として表示する動画の情報を少なくとも含み、
    前記サーバは、前記メニュー表示装置からの要求に応じて、該メニュー表示装置へメニュー画面の定義ファイルを送信する、
    ことを特徴とするサーバ。
  6. 画面ごとの定義ファイルに基づきメニューを表示するメニュー表示装置と、該メニュー表示装置と通信可能に接続されたサーバとを含むメニュー表示システムであって、
    前記画面はメニュー画面X及びメニュー画面Yを少なくとも含み、
    メニュー画面Xの定義ファイルは、
    選択肢Aを非フォーカス選択肢として表示する動画の情報と、
    ユーザによる選択肢Aのフォーカス操作に対応づけられた不可視属性オブジェクトPの情報と、
    オブジェクトPにリンクされたメニュー画面Yの情報とを少なくとも含み、
    メニュー画面Yの定義ファイルは、
    選択肢Aをフォーカス選択肢として表示する動画の情報を少なくとも含み、
    前記メニュー表示装置は、
    メニュー画面Xの定義ファイルを前記サーバから取得し、
    メニュー画面Xの定義ファイルに含まれる動画の情報を参照して、対応する動画データを取得し、
    前記取得したメニュー画面Xの定義ファイルに基づいて、不可視属性オブジェクトPが非表示、メニュー画面Xの枠外での表示、又は背景と同色となるように、かつ、前記動画データが再生されるように、メニュー画面Xを表示し、
    メニュー画面Xを表示しているときに受け付けたユーザによる操作が選択肢Aのフォーカス操作であった場合、メニュー画面Xの定義ファイルを参照して該フォーカス操作に対応するオブジェクトPを特定し、オブジェクトPにリンクされたメニュー画面Yの定義ファイルを前記サーバから取得し、
    メニュー画面Yの定義ファイルに含まれる動画の情報を参照して対応する動画データを取得し、
    前記取得したメニュー画面Yの定義ファイルに基づいて、前記動画データが再生されるようにメニュー画面Yを表示し、
    前記サーバは、前記メニュー表示装置からの要求に応じて、該メニュー表示装置へメニュー画面X又はメニュー画面Yの定義ファイルを送信する、
    ことを特徴とするメニュー表示システム。
  7. 画面ごとの定義ファイルに基づきメニューを表示するメニュー表示方法であって、
    前記画面はメニュー画面X及びメニュー画面Yを少なくとも含み、
    メニュー画面Xの定義ファイルは、
    選択肢Aを非フォーカス選択肢として表示する動画の情報と、
    ユーザによる選択肢Aのフォーカス操作に対応づけられた不可視属性オブジェクトPの情報と、
    オブジェクトPにリンクされたメニュー画面Yの情報とを少なくとも含み、
    メニュー画面Yの定義ファイルは、
    選択肢Aをフォーカス選択肢として表示する動画の情報を少なくとも含み、
    前記メニュー表示方法は、
    メニュー画面Xの定義ファイルを取得するステップと、
    メニュー画面Xの定義ファイルに含まれる動画の情報を参照して、対応する動画データを取得するステップと、
    前記取得したメニュー画面Xの定義ファイルに基づいて、不可視属性オブジェクトPが非表示、メニュー画面Xの枠外での表示、又は背景と同色となるように、かつ、前記動画データが再生されるように、メニュー画面Xを表示するステップと、
    メニュー画面Xを表示しているときに受け付けたユーザによる操作が選択肢Aのフォーカス操作であった場合、メニュー画面Xの定義ファイルを参照して該フォーカス操作に対応するオブジェクトPを特定し、オブジェクトPにリンクされたメニュー画面Yの定義ファイルを取得するステップと、
    メニュー画面Yの定義ファイルに含まれる動画の情報を参照して対応する動画データを取得するステップと、
    前記取得したメニュー画面Yの定義ファイルに基づいて、前記動画データが再生されるようにメニュー画面Yを表示するステップと、
    を含むことを特徴とするメニュー表示方法。
  8. 請求項5に記載のメニュー表示方法をコンピュータに実行させるコンピュータプログラム。
JP2009091254A 2009-04-03 2009-04-03 メニュー表示装置、メニュー表示システム、サーバ、メニュー表示方法、及びコンピュータプログラム Pending JP2010244249A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009091254A JP2010244249A (ja) 2009-04-03 2009-04-03 メニュー表示装置、メニュー表示システム、サーバ、メニュー表示方法、及びコンピュータプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009091254A JP2010244249A (ja) 2009-04-03 2009-04-03 メニュー表示装置、メニュー表示システム、サーバ、メニュー表示方法、及びコンピュータプログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010244249A true JP2010244249A (ja) 2010-10-28

Family

ID=43097210

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009091254A Pending JP2010244249A (ja) 2009-04-03 2009-04-03 メニュー表示装置、メニュー表示システム、サーバ、メニュー表示方法、及びコンピュータプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2010244249A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016537697A (ja) * 2013-09-21 2016-12-01 オラクル・インターナショナル・コーポレイション オフライン可能なモデルグラフを定義するための方法およびシステム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016537697A (ja) * 2013-09-21 2016-12-01 オラクル・インターナショナル・コーポレイション オフライン可能なモデルグラフを定義するための方法およびシステム
US10911592B2 (en) 2013-09-21 2021-02-02 Oracle International Corporation Method and system for defining an offlinable model graph

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2028659B1 (en) System and method for providing metadata at a selected time
CN104081319B (zh) 信息处理设备和信息处理方法
JP2021516911A (ja) ビデオ生成の方法、装置、電子機器及びコンピュータ読み取り可能記憶媒体
JP4687691B2 (ja) 機器間操作インターフェース、機器制御端末、及びプログラム
JP2010009459A (ja) メニュー画面表示方法およびメニュー画面表示装置
JP2012018237A (ja) 表示制御装置、表示制御方法、プログラム
JP2009290557A (ja) 情報処理装置、情報処理方法、プログラムおよび情報処理システム
JP6149862B2 (ja) 表示制御装置、表示制御システムおよび表示制御方法
JP2009105724A (ja) 画像データサーバ
JP2010108012A (ja) 情報処理装置、情報処理方法およびプログラム
WO2017179686A1 (ja) 表示制御方法、端末、及びプログラムを記録した記録媒体
KR20160087649A (ko) 사용자 단말 장치, 시스템 및 그 제어 방법
JP4829357B2 (ja) 画像処理装置及び画像処理方法
JP2009093356A (ja) 情報処理装置およびスクロール方法
JP6344379B2 (ja) 情報処理装置、及び情報処理方法
JP6014853B2 (ja) コメント表示装置、端末装置、それらの動作方法、及びそれらを動作させるプログラム
JP5619214B2 (ja) 画像処理装置、画像処理プログラム及び画像処理方法
JP5485276B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法、情報記憶媒体及びプログラム
EP2942949A1 (en) System for providing complex-dimensional content service using complex 2d-3d content file, method for providing said service, and complex-dimensional content file therefor
JP2014204411A (ja) 会議記録システム、会議記録装置、会議記録再生方法およびコンピュータプログラム
JP2015050631A (ja) 表示システム、情報端末、選択制御プログラム及び選択制御方法
JP2010244249A (ja) メニュー表示装置、メニュー表示システム、サーバ、メニュー表示方法、及びコンピュータプログラム
JP5289527B2 (ja) 画像処理装置、画像処理プログラム及び画像処理方法
CN112188269B (zh) 视频播放方法和装置以及视频生成方法和装置
JP5370051B2 (ja) 情報処理装置