JP2010243763A - 接合レンズ、レンズ鏡胴及び撮像装置 - Google Patents

接合レンズ、レンズ鏡胴及び撮像装置 Download PDF

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【課題】少なくとも2枚のレンズが互いに接合された接合レンズであって、より軽量に形成された接合レンズ。
【解決手段】円周状の外周壁と該外周壁の一部が欠除した欠除壁とを有し、樹脂を用いて成型された少なくとも2枚のレンズが互いに接合されていること。
【選択図】図2

Description

少なくとも2枚のレンズが互いに接合されている接合レンズ、該接合レンズが配置されたレンズ鏡胴、及び該レンズ鏡胴を備えた撮像装置に関する。
ズームレンズを備えたカメラは従来より市販されており、ズームレンズは複数のレンズ群を光軸方向に移動させ、互いのレンズ間隔を変化させることにより焦点距離を変化させている。このため、ズームレンズを備えたレンズ鏡胴は光軸方向に長くなり、携帯性に欠けるカメラになっていた。そこで、以前のカメラにおいては、非携帯時にはズームレンズを沈胴させるように構成したレンズ鏡胴が多用されていたが、レンズ枠が3重以上に重なった太くて複雑な構成の鏡胴になり、カメラ本体の沈胴部分に大きなスペースを必要とした。やがて、携帯性と共に更に小型化や薄型化が要求され、沈胴形式では充分に対応できなくなってきた。
そこで、ズームレンズの光学系の中にプリズム等の反射光学素子を配置し、物体から入射する光線の光路を直角に屈曲させて撮像素子に出射させるようにした。これにより、大部分の光学系は物体から入射する光線の光軸と直交して配置され、カメラ本体の厚みの中に収納されるため、沈胴の様に大きなスペースを必要とせずに小型・薄型化され、且つ、撮影時にもレンズ鏡胴が突出しないという利点を有している。
このように、プリズムから成る反射光学素子を有するズームレンズが特許公報に開示されている(例えば、特許文献1等参照)。
このようなズームレンズの一例を図11の斜視図に示す。このズームレンズにおいては、被写体の光像は前方レンズ群L81を透過した後、プリズムL82で直角に屈折され、後方レンズ群82を透過して不図示の撮像素子に結像する。
なお、特許文献1においては、プリズムの前方に位置するレンズとプリズムの後方に位置するレンズとが干渉することを防止するため、後方に位置するレンズを外径の一部が欠落した形状にしている。
また、低コスト化のためにプラスチックレンズを用いたズームレンズが特許公報に開示されている(例えば、特許文献2参照)。
更に、色収差の補正等のために少なくとも2枚のレンズを互いに接合することが従来より行われ、2枚の樹脂レンズを接合した接合レンズが特許公報に開示されている(特許文献3参照)。
特開2005−128065号公報 特開平7−209582号公報 実開平6−43601号公報
近年のデジタルカメラは更なる薄型化が要求されており、これに伴って内蔵されるレンズ鏡胴も薄型化が要求されている。この要求はズームレンズを有するレンズ鏡胴においても同様であり、前述の如く反射光学素子を配置し、大部分の光学系をカメラ本体の厚みの中に収納しても、一層の薄型化が要求されている。一方、ズームレンズは固定されたレンズ群と移動するレンズ群とを有し、各レンズ群は鏡枠によって保持されている。固定されたレンズ群は各部材を内包する筐体に保持されていればよいが、移動するレンズ群は移動可能に構成された鏡枠に保持され、且つ、この鏡枠には筐体内部に配置される。従って、移動するレンズ群は少なくとも二重の枠体によって囲われるので、移動するレンズ群を有するズームレンズにおいてはレンズ鏡胴を細くすることが困難であった。
また、移動するレンズ群には色収差を補正するために2枚以上のレンズを接合した接合レンズが用いられることがあり、複数のレンズを移動させるためにはそれなりの駆動力が必要であって、レンズが重いと大きな電力が必要になって電源となる電池が早く消耗する虞があった。
本発明はかかる問題に鑑みてなされたものであり、少なくとも2枚のレンズが互いに接合された接合レンズであって、より軽量に形成された接合レンズ、該接合レンズが配置されたレンズ鏡胴、及び該レンズ鏡胴を備えた撮像装置を提案することを本発明の目的とする。
上記目的は下記に記載した発明により達成される。
1.円周状の外周壁と該外周壁の一部が欠除した欠除壁とを有し、樹脂を用いて成型された少なくとも2枚のレンズが互いに接合されていることを特徴とする接合レンズ。
2.各々のレンズの前記欠除壁の欠除している部分は略D字形であることを特徴とする前記1に記載の接合レンズ。
3.光軸を中心に点対称に配置された二つの前記欠除壁を有していることを特徴とする前記2に記載の接合レンズ。
4.所定のレンズにおける外周壁の径の方が他のレンズにおける外周壁の径より大きく形成され、且つ、該所定のレンズにおける二つの前記欠除壁の幅の方が他のレンズにおける二つの前記欠除壁の幅より大きく形成されていることを特徴とする前記1〜3の何れか1項に記載の接合レンズ。
5.撮像光学系の中に前記1〜4の何れか1項に記載の接合レンズが配置され、前記欠除壁は撮像素子に撮像される画像の長辺側に配置されていることを特徴とするレンズ鏡胴。
6.前記接合レンズは光軸方向に移動する鏡枠に保持されていることを特徴とする前記5に記載のレンズ鏡胴。
7.物体から入射する光線の光路を屈曲させて撮像素子に出射させる反射光学素子が配置されていることを特徴とする前記5又は前記6に記載のレンズ鏡胴。
8.前記接合レンズが前記反射光学素子の前方若しくは後方の少なくとも何れかに配置されていることを特徴とする前記7に記載のレンズ鏡胴。
9.撮像光学系を構成する全てのレンズが前記欠除壁を有することを特徴とする前記5〜8の何れか1項に記載のレンズ鏡胴。
10.前記接合レンズを含む撮像光学系はズームレンズであることを特徴とする前記5〜9の何れか1項に記載のレンズ鏡胴。
11.前記5〜10の何れか1項に記載のレンズ鏡胴を備えたことを特徴とする撮像装置。
本発明の接合レンズ、該接合レンズが配置されたレンズ鏡胴、及び該レンズ鏡胴を備えた撮像装置によれば、より小型化されると共により軽量化され、変倍や合焦のために移動させる際の駆動力が小さくて済むので、電源となる電池の消耗が少なくなる。また、軽量化により対衝撃性も向上し、大量生産が可能で低コストになる。
デジタルカメラの主要部材の配置を示す斜視図である。 反射光学素子を有するズームレンズの斜視図である。 ズームレンズを有するレンズ鏡胴の断面図である。 外周壁の一部が欠除した形状に形成されたレンズの正面図である。 プリズムの前後に位置するレンズの比較図である。 調芯を行う2枚のレンズの図である。 ズームレンズを広角端に設定したときのレンズ鏡胴の上面図である。 ズームレンズを広角端に設定したときのレンズ鏡胴の斜視図である。 ズームレンズを望遠端に設定したときのレンズ鏡胴の上面図である。 ズームレンズを望遠端に設定したときのレンズ鏡胴の斜視図である。 反射光学素子を有する従来のズームレンズの斜視図である。
以下に本発明の実施の形態を、図を参照して詳細に説明する。
図1は本発明に係わるレンズ鏡胴を備えた撮像装置の一例であるデジタルカメラの主要部材の配置を示す斜視図である。
カメラ50においては、撮像光学系としてのズームレンズを内蔵したレンズ鏡胴1が右側に縦長に配置され、被写体の光像が開口部51に入射する。
52はフラッシュ発光窓であり、フラッシュ発光窓52の後方には反射傘、キセノン管、メインコンデンサ及び回路基板等で構成されるフラッシュユニット53が配置されている。54は撮像した画像を記録するメモリカードである。55は各部へ電源を供給する電池である。画像記録用メモリ54及び電池55は、不図示の蓋部材の開閉によって挿脱が可能となっている。
カメラ50の上面には、レリーズ釦56が配置され、その1段目の押下により測光や測距が行われ、その2段目の押下により露光が行われる。57はメインスイッチであり、カメラを動作状態と非動作状態に切り替えるスイッチである。メインスイッチ57により動作状態に切り替えられると、不図示のレンズバリアが開放されると共に、各部の動作が開始される。また、メインスイッチ57により非動作状態に切り替えられると、前記レンズバリアは閉鎖され、各部の動作は終了する。
カメラ50の背面には、LCD或いは有機EL等で構成され、画像やその他文字情報等を表示する画像表示部58が配置されている。また、図示していないが、ズームアップ、ズームダウンを行うズーム釦、撮影した画像を再生する再生釦、画像表示部58上に各種のメニューを表示させるメニュー釦、表示から所望の機能を選択する選択釦等の操作部材が配置されている。
また、不図示であるが、これら主要構成ユニットの間には、各部を接続すると共に、各種電子部品が搭載された回路基板が配置され、各主要構成ユニットの駆動及び制御を行うようになっている。同様に、不図示であるが、外部入出力端子、ストラップ取り付け部、三脚座等を備えている。
次に、反射光学素子を有し撮像光学系としてのズームレンズを保持するレンズ鏡胴について図2乃至図6を参照して説明する。
図2はズームレンズの斜視図、図3はズームレンズを有するレンズ鏡胴の断面図、図4は外周壁の一部が欠除した形状に形成されたレンズの正面図、図5はプリズムの前後に位置するレンズの比較図、図6は調芯を行う2枚のレンズの図である。
本レンズ鏡胴1に内蔵されるズームレンズは、第1レンズ群L1、第2レンズ群L2、第3レンズ群L3及び第4レンズ群L4の4群から構成されている。
第1レンズ群L1は、レンズL11、プリズムL12、レンズL13及びレンズL14から構成され、全体として負の屈折力を有している。少なくともレンズL13及びレンズL14は樹脂成型されていて、互いに接合された接合レンズになっている。図1の開口部51を通過した被写体からの光束はレンズL11を透過した後、プリズムL12で直角に折り曲げられ、レンズL13及びレンズL14を透過する。従って、レンズ11の光軸OAとレンズ13及びレンズ14の光軸OBは略直角に交差している。なお、第1レンズ群L1は筐体21に固定されていて、移動することはない。
第2レンズ群L2は、レンズL21、レンズL22及びレンズL23から構成され、全体として正の屈折力を有している。少なくともレンズL22及びレンズL23は樹脂成型されていて、互いに接合された接合レンズになっている。第2レンズ群L2は鏡枠22に保持されていて、変倍時には鏡枠22が後述する如く駆動され、第2レンズ群L2は光軸OBに沿って進退する。
第3レンズ群L3は、1枚のレンズL31から構成され、負の屈折力を有している。第3レンズ群L3は鏡枠23に保持されていて、変倍時には鏡枠23が後述する如く駆動され、第3レンズ群L3は光軸OBに沿って進退する。また、第3レンズ群L3は変倍が終了した後に、合焦のために光軸OBに沿って例えば第4レンズ群L4の方向に移動する。
第4レンズ群L4は、1枚のレンズL41から構成され、正の屈折力を有している。第4レンズ群L4は筐体21に固定されていて、移動することはない。
以上の如く第1レンズ群L1、第2レンズ群L2、第3レンズ群L3及び第4レンズ群L4から構成されたズームレンズにより、被写体の光像は第4レンズ群L4の後方に配置される不図示の撮像素子に結像する。
また、ズームレンズを始めとする各部材が筐体21に装着された後は、蓋部材24によって被覆される。
このレンズ鏡胴1を装着したカメラ50において、カメラ50の厚みを薄くするためにはレンズ鏡胴1の厚みTを薄くする必要がある。ここで、撮像素子に撮像される画像は矩形であり、図3の横方向には画像の長辺が位置し、紙面と平行な方向には画像の短辺が位置する。一方、従来の撮像光学系の各レンズの外形は図11に示す如く円形であり、特に画像の長辺側においては図4(A)に示す如く斜線で示す光線通過範囲に対して充分な余裕がある。そこで、図4(B)及び図2に示す如く、各レンズの画像の長辺側について外周壁の一部が欠除した形状に形成する。この欠除している部分は略D字形であり、欠除した部分の側壁を欠除壁Lbと称するならば、欠除壁Lbは光軸Oを中心に点対称に二つ設けられている。従って、欠除壁Lbは互いに平行な側壁になっている。
このように各レンズについて欠除壁Lbを形成することにより、従来の丸いレンズと比較してレンズ鏡胴1の厚みTを大幅に薄くすることができる。特に、移動するレンズは、各々鏡枠22,23や筐体21等によって二重に囲まれているので、従来の丸いレンズではこの部分においてレンズ鏡胴の厚みが増大するが、欠除壁Lbを設けることによりレンズ鏡胴の厚みの増大を抑えることができる。
また、プリズムの前後に位置するレンズが丸い場合には、図5(A)の如くレンズL91とレンズL93が互いに干渉する可能性があるので、レンズL91をプリズムL92より遠ざける必要があって、レンズL91を被写体側に突出させなければならない。しかし、レンズL11及びレンズL13に欠除壁Lbを設けた場合には、図5(B)の如く両者が干渉することはない。
なお、場合によってはレンズL11及びレンズL13の両端に欠除壁Lbを設けずに、互いに干渉する側の一方だけに欠除壁Lbを設けてもよい。
また、図2,3に示すズームレンズにおいては全てのレンズに欠除壁Lbが設けられているが、必要に応じて任意のレンズのみに欠除壁Lbを設けるようにしてもよい。
また、レンズに欠除壁Lbを設ける際に、球面や非球面から成る光学面を光軸方向に切断した形状にしてもよいし、光学面の外側に平坦なフランジ面を設けて、このフランジ面を光軸方向に切断した形状にしてもよい。フランジ面を設けることによってレンズの外径は増大するが、ハンドリングが良くなって生産性は向上する。
ところで、第1レンズ群L1のレンズL13及びレンズL14、並びに第2レンズ群L2のレンズL22及びレンズL23は樹脂成型されていて、互いに接合された接合レンズになっている。接合レンズの場合は2枚のレンズの材質を異ならせることにより、色収差補正が可能になる。
接合されたレンズL13とレンズL14は合成で負の屈折力を有するので、負レンズであるレンズL13には比較的低分散のアクリル系樹脂やシクロオレフィン系樹脂等を用いることが望ましく、正レンズであるレンズL14には比較的高分散のポリカーボネート系樹脂やポリエステル系樹脂等を用いることが望ましい。
接合されたレンズL22とレンズL23は合成で正の屈折力を有するので、負レンズであるレンズL22には比較的高分散のポリカーボネート系樹脂やポリエステル系樹脂等を用いることが望ましく、正レンズであるレンズL23には比較的低分散のアクリル系樹脂やシクロオレフィン系樹脂等を用いることが望ましい。
このような接合レンズにおいて、双方のレンズの光軸を合致させる調芯を行う必要がある。レンズの材質がガラスであれば、丸いレンズを調芯して接合し、その後に外周壁の一部を切断して欠除壁を形成すればよい。しかし、樹脂のレンズの場合は、切断するとその際に発生する塵埃がレンズ面に付着して除去し難いといった問題があり、成型加工したレンズを更に切断するといった二次加工を行うのは非効率的で原価高になる。
そこで、樹脂のレンズの調芯について図6を参照して説明する。図6(A)は調芯前の2枚のレンズの図、図6(B)は調芯して貼着した接合レンズの図である。
図6(A)に示す如く、接合する各レンズはそれぞれ異なる外径に形成する。例えば光軸方向の外周長がより長くて保持され易い等の主体となる所定のレンズを定め、これをレンズL21とし、他のレンズをレンズL22とする。そして、所定のレンズであるレンズL21における円周状の外周壁Laの径d1を他のレンズであるレンズL22における円周状の外周壁Laの径d2より大きく形成し、且つ、レンズL13における二つの欠除壁Lbの幅w1をレンズL14における二つの欠除壁Lbの幅w2より大きく形成する。
そして、所定のレンズであるレンズL21の光軸に他のレンズであるレンズL22の光軸を合致させるように調芯して互いに接合すれば、図6(B)に示す如くレンズ21,22の外径の中心に光軸が合致せず、互いにずれていても、レンズL21の中にレンズL22が位置して接合されるので、レンズL21の外周壁で接合レンズを保持するようにすればよい。なお、レンズL21とレンズL22の外径の差は、調芯によってレンズL22の側壁がレンズL21の側壁より外側にはみ出さない程度の値に定める。
なお、以上の接合レンズは2枚のレンズを接合したものであるが、必要に応じて3枚以上のレンズを接合した場合も同様に形成すればよい。
また、各レンズの接合にはUV硬化型の接着剤を用いる。
このようにして、以上の接合レンズは、円周からなる外周壁と該外周壁の一部が欠除した欠除壁とを有し、樹脂を用いて成型された少なくとも2枚のレンズが互いに接合されているので、小型化と共に軽量化され、変倍や合焦のために移動させる際の駆動力が小さくて済む。また、軽量化により対衝撃性も向上し、大量生産が可能で低コストになる。
次に、図3に示す第2レンズ群L2及び第3レンズ群L3を移動させる構成について、図7乃至図10を参照して説明する。図7はズームレンズを広角端に設定したときのレンズ鏡胴の上面図、図8はズームレンズを広角端に設定したときのレンズ鏡胴の斜視図、図9はズームレンズを望遠端に設定したときのレンズ鏡胴の上面図、図10はズームレンズを望遠端に設定したときのレンズ鏡胴の斜視図である。
各図において、第1レンズ群L1の左右にはステッピングモータであるモータ31,32が配置されている。モータ31は、第4レンズ群L4の方向に延在し雄ネジを有するリードスクリュー33と一体化され、モータ32は、第4レンズ群L4の方向に延在し雄ネジを有するリードスクリュー34と一体化されている。また、2本の案内軸35,36がリードスクリュー33,34と平行に筐体21に固定され、案内軸35,36は第2レンズ群L2を保持する鏡枠22及び第3レンズ群L3を保持する鏡枠23を各々貫通している。また、鏡枠22,23には円周方向の一部のみで形成された雌ネジ部22a,23aが各々設けられ、雌ネジ部22aはリードスクリュー33の雄ネジと螺合し、雌ネジ部23aはリードスクリュー34の雄ネジと螺合している。
そして、変倍時にはモータ31が回転するので、リードスクリュー33も回転し、雌ネジ部22aを介して鏡枠22は案内軸35,36に案内されて移動する。同様に、変倍時にはモータ32も回転するので、リードスクリュー34も回転し、雌ネジ部23aを介して鏡枠23も案内軸35,36に案内されて移動する。変倍量に応じてモータ31,32の回転量は異なるので、鏡枠22と鏡枠23の移動位置は変化し、第2レンズ群L2と第3レンズ群L3との群間距離が変化するので、ズームレンズの変倍が行われる。また、変倍後には撮像距離に応じてモータ32が回転し、同様に鏡枠23が移動して合焦動作が行われる。
また、鏡枠22,23の初期位置を不図示のフォトセンサが検知するので、モータ31,32の回転量及び回転方向を制御することにより、鏡枠22,23を所定の位置に移動させることができる。
なお、以上の実施の形態においては撮像光学系をズームレンズとしたが、必ずしもズームレンズに限定されるものではなく、単焦点レンズであってもよい。
1 レンズ鏡胴
22,23 鏡枠
50 カメラ
L1 第1レンズ群
L2 第2レンズ群
L3 第3レンズ群
L4 第4レンズ群
L12 プリズム
La 外周壁
Lb 欠除壁
OA,OB 光軸

Claims (11)

  1. 円周状の外周壁と該外周壁の一部が欠除した欠除壁とを有し、樹脂を用いて成型された少なくとも2枚のレンズが互いに接合されていることを特徴とする接合レンズ。
  2. 各々のレンズの前記欠除壁の欠除している部分は略D字形であることを特徴とする請求項1に記載の接合レンズ。
  3. 光軸を中心に点対称に配置された二つの前記欠除壁を有していることを特徴とする請求項2に記載の接合レンズ。
  4. 所定のレンズにおける外周壁の径の方が他のレンズにおける外周壁の径より大きく形成され、且つ、該所定のレンズにおける二つの前記欠除壁の幅の方が他のレンズにおける二つの前記欠除壁の幅より大きく形成されていることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の接合レンズ。
  5. 撮像光学系の中に請求項1〜4の何れか1項に記載の接合レンズが配置され、前記欠除壁は撮像素子に撮像される画像の長辺側に配置されていることを特徴とするレンズ鏡胴。
  6. 前記接合レンズは光軸方向に移動する鏡枠に保持されていることを特徴とする請求項5に記載のレンズ鏡胴。
  7. 物体から入射する光線の光路を屈曲させて撮像素子に出射させる反射光学素子が配置されていることを特徴とする請求項5又は請求項6に記載のレンズ鏡胴。
  8. 前記接合レンズが前記反射光学素子の前方若しくは後方の少なくとも何れかに配置されていることを特徴とする請求項7に記載のレンズ鏡胴。
  9. 撮像光学系を構成する全てのレンズが前記欠除壁を有することを特徴とする請求項5〜8の何れか1項に記載のレンズ鏡胴。
  10. 前記接合レンズを含む撮像光学系はズームレンズであることを特徴とする請求項5〜9の何れか1項に記載のレンズ鏡胴。
  11. 請求項5〜10の何れか1項に記載のレンズ鏡胴を備えたことを特徴とする撮像装置。
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