JP2010243564A - 放射線画像検出カセッテ - Google Patents
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Abstract
【課題】カセッテの外装の損傷を抑制すること。
【解決手段】第1の蓋部材32が本体部31の開口部を塞いだ状態において、本体部31の外壁31Sよりも第1の蓋部材32の外壁32Sの方が外方に突出しており、本体部31の外壁31Sと第1の蓋部材32の外壁32Sとの段差をHとした場合、0.2mm≦Hの関係式を満足する。
【選択図】図6
【解決手段】第1の蓋部材32が本体部31の開口部を塞いだ状態において、本体部31の外壁31Sよりも第1の蓋部材32の外壁32Sの方が外方に突出しており、本体部31の外壁31Sと第1の蓋部材32の外壁32Sとの段差をHとした場合、0.2mm≦Hの関係式を満足する。
【選択図】図6
Description
本発明は、放射線画像検出カセッテに関する。
近年、被写体に放射線を照射し、被写体を透過した放射線を検出して放射線画像を得る方法として、デジタル方式の放射線画像検出装置が用いられている。このような放射線画像検出装置としては、いわゆるFPD(Flat Panel Detector)がある。
FPDの一例としては、基板上に複数の検出素子を二次元的に配列し、被写体を透過した放射線が蛍光体(シンチレータ)に照射され、照射された放射線量に応じて発光する可視光を電荷に変換して光電変換素子に蓄積し、光電変換素子に蓄積した電荷を読み出すことにより放射線画像を得るものがある。このようなFPDは撮影直後に放射線画像を得られるという即時性を有している。
カセッテ型FPDの一例としては特許文献1に記載されている。特許文献1に記載のカセッテ型FPD(X線検出器)は、一つの開口を有する単一個構成の保護筐体(本体)の内部に撮像パネルが配置され、保護筐体の開口を蓋である把手により塞いだ構成となっている。
カセッテ型FPDは、撮影台にセットされて放射線画像の撮影に使用されるわけであるが、特許文献1に記載されたカセッテ型FPDは、撮影台へのセット時に撮影台のセットされる部分に摺擦し、保護筐体(本体)の開口部分がめくれてしまうことがある。また、カセッテ型FPDを所定の場所に運ぶ最中に誤って他の物体に接触させてしまうと、保護筐体の開口部分がめくれてしまうことがある。この点を図7〜図9を用いて説明する。
図7は、特許文献1に記載されたカセッテ型FPDとほぼ同様の構造であるカセッテ型FPDを示す斜視図である。
図7に示すカセッテ型FPD100は、一つの開口部101Aを有する本体101と、蓋102により構成されており、特許文献1に記載されたカセッテ型FPDと同様に、本体101の開口部101Aを蓋102により塞いだ構成となっている(本体101が特許文献1に記載されたカセッテ型FPDの保護筐体に対応し、蓋102が特許文献1に記載されたカセッテ型FPDの把手に対応する)。
図8は、図7(a)に示すカセッテ型FPD100をx方向から見たカセッテ型FPD100の部分側面図である。カセッテ型FPD100が撮影台に対して図8(a)に示すy方向に挿入されてセットされる時に、本体101の外壁101Bが撮影台のセットされる部分に摺擦し、外壁101Bに対して図8(a)のz方向に一定の力が加わる場合がある。また、カセッテ型FPD100を所定の場所に運ぶ最中に他の物体が外壁101Bに接触し、外壁101Bに対して図8(a)のz方向に力が加わる場合がある。
本体101の厚さt1と蓋102の厚さt2が同一、或いは本体101の厚さt1が蓋102の厚さt2より大きいと、カセッテ型FPD100のセット時又は搬送時に撮影台のセットされる部分等が開口部分(開口部101A周辺の本体101の端部)pに接触する場合がある。その結果、図8(b)に示すように開口部分pがめくれてしまい、めくれた部分が障害となってカセッテ型FPD100が撮影台に円滑にセットされなかったり、めくれた部分が放射線画像撮影時に患者に当たって不快感を生じさせてしまったりするという問題が発生する。
また、図9に示すように本体101の内部に炭素繊維の束CSを交差して織成したカセッテ型FPDが存在する。このような構造のカセッテ型FPDにおいて、前述したようにカセッテ型FPDのセット時又は搬送時に撮影台のセットされる部分等が開口部分に接触すると、炭素繊維の束CSの端CS1がささくれた状態となる。このような状態になると、開口部分がめくれてしまった場合と同様に、ささくれが障害となって、カセッテ型FPD100が撮影台に円滑にセットされなかったり、ささくれが放射線画像撮影時に患者に当たって不快感を生じさせてしまったりするという問題が発生する。
そこで、本発明の目的は、カセッテの外装の損傷を抑制する放射線画像検出カセッテを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係る放射線画像検出カセッテは、
被写体に向けて照射された放射線を検出して放射線画像データを取得する可搬型の放射線画像検出カセッテであって、
入射した放射線を光に変換するシンチレータと、当該シンチレータにより変換された光を受けて電気信号に変換する検出部と、を備える検出器ユニットと、
少なくとも、開口部を有しカーボンにより構成された本体部と、前記開口部を塞ぐ蓋部と、により構成され、前記検出器ユニットを内蔵する筐体と、
を有し、
前記蓋部が前記開口部を塞いだ状態において、前記本体部の外壁よりも前記蓋部の外壁の方が外方に突出しており、
前記本体部の外壁と前記蓋部の外壁との段差をHとした場合、以下の関係式を満足することを特徴とするものである。
被写体に向けて照射された放射線を検出して放射線画像データを取得する可搬型の放射線画像検出カセッテであって、
入射した放射線を光に変換するシンチレータと、当該シンチレータにより変換された光を受けて電気信号に変換する検出部と、を備える検出器ユニットと、
少なくとも、開口部を有しカーボンにより構成された本体部と、前記開口部を塞ぐ蓋部と、により構成され、前記検出器ユニットを内蔵する筐体と、
を有し、
前記蓋部が前記開口部を塞いだ状態において、前記本体部の外壁よりも前記蓋部の外壁の方が外方に突出しており、
前記本体部の外壁と前記蓋部の外壁との段差をHとした場合、以下の関係式を満足することを特徴とするものである。
0.2mm≦H
本発明に係る放射線画像検出カセッテによれば、カセッテの外装の損傷を抑制することが出来るため、撮影台に対してカセッテが円滑にセットされないことを防止し、またユーザーがカセッテを触った際に不快感を与えることを防止出来る。
[カセッテ型検出器の概要]
図1は、カセッテ型検出器1の斜視図である。放射線画像検出カセッテであるカセッテ型検出器1は、カセッテ型のフラットパネルディテクタ(Flat Panel Detector)である。カセッテ型検出器1は、照射された放射線を検出してデジタル画像データとして取得する放射線検出部2(図5参照)と、放射線検出部2を内蔵するハウジング(筐体)3とを備えている。ハウジング3は、本体部31と、本体部31の開口部を塞ぐ第1の蓋部材(蓋部)32、第2の蓋部材(蓋部)33とにより構成されている。
図1は、カセッテ型検出器1の斜視図である。放射線画像検出カセッテであるカセッテ型検出器1は、カセッテ型のフラットパネルディテクタ(Flat Panel Detector)である。カセッテ型検出器1は、照射された放射線を検出してデジタル画像データとして取得する放射線検出部2(図5参照)と、放射線検出部2を内蔵するハウジング(筐体)3とを備えている。ハウジング3は、本体部31と、本体部31の開口部を塞ぐ第1の蓋部材(蓋部)32、第2の蓋部材(蓋部)33とにより構成されている。
本実施形態において、ハウジング3は、その放射線入射方向の厚さが15mmとなるように形成されている。なお、ハウジング3の放射線入射方向の厚さは16mm以下であり、従来のスクリーン/フィルム用のカセッテにおけるJIS規格(JIS Z 4905)に準拠するサイズ(15mm+1mmであり、かつ15mm−2mm)の範囲内である(JIS Z 4905に対応する国際規格は、IEC 60406である)。
図2は、本体部31の斜視図である。本体部31は、カーボン(例えば炭素繊維強化プラスチック:CFRP)で構成され、軽量で強度が優れたものである。またX線透過率も良好なものである。図2で示すように、本体部31は中空の筒状となっており、カセッテ型検出器1の強度を保つように形成されている。本体部31の両側には開口部31A、31Bがあり、開口部31Aは第1の蓋部材32により塞がれ、開口部31Bは第2の蓋部材33により塞がれる(図1参照)。
本体部31をさらに詳しく説明すると、本体部31は図3(a)に示す炭素繊維群Cを含み、炭素繊維群Cが積層されて全体を樹脂材(例えばエポキシ樹脂、フェノール樹脂等)によって硬化したものである。
図3(a)に示すように、炭素繊維群Cは一方向に配列された炭素繊維の束C1と、炭素繊維の束C1に直交する方向に配列された炭素繊維の束C2が織成されたものであり、強固な構造となっている。図3(b)は炭素繊維の束C1、C2の断面の概略を示し、炭素繊維の束C1、C2は複数の炭素繊維CSが密集した形で構成されている。カセッテ型検出器1は、放射線が照射されたり、撮影台に複数回セットされたりするため、経時的な劣化により本体部31の強度が低下する傾向にあるが、織成された炭素繊維群Cを内部に有することにより、本体部31の強度を保つことが出来る。また、織成された炭素繊維群Cを内部に有することにより、本体部31の壁が薄い場合でも一定の強度を保つことが出来る。
第1の蓋部材32、第2の蓋部材33はアルミニウムで形成されている。また第1の蓋部材32、第2の蓋部材33はアルミニウム合金で形成することもできる。カセッテ型検出器1は、可搬型であるため持ち運び性やブッキーなどの撮影台へのセット性を考慮するとさらに軽量であるマグネシウム合金で第1の蓋部材32、第2の蓋部材33を形成することも有効である。アルミニウム合金の比重は2.7であり、マグネシウム合金の比重は1.8であるので、マグネシウム合金は、アルミニウム合金に比較して蓋部材32と蓋部材33で3分の2程度軽く出来る。さらにマグネシウム合金は、比強度、比剛性、振動吸収性(減衰率)でもアルミニウム合金を上回る。
図4は、図1、図2とは異なる角度から見た本体部31と第1の蓋部材32との構造を示す部分斜視図である。第1の蓋部材32の挿入部32Aは、本体部31の開口部31A(図2参照)が第1の蓋部材32により塞がれると、本体部31の内部に入り込む構造になっている。一方、第1の蓋部材32の外壁32Bは、本体部31の開口部31Aが第1の蓋部材32により塞がれても本体部31の内部に入り込まず、ハウジング3の外装を構成するようになっている。つまり、第1の蓋部材32の一部は本体部31の内部に入り込み、第1の蓋部材32の両端は本体部31の内部に入り込まない構造となっている。なお、第1の蓋部材32と第2の蓋部材33はほぼ同じ形状となっており、図4で説明した構造により各々の開口部31A、31Bが第1の蓋部材32、第2の蓋部材33により塞がれている。第1の蓋部材32の両端と第2の蓋部材33の両端は、本体部31の内部に入り込まない構造となっており、本体部31の四隅のカーボン繊維体を保護することが出来るので、カセッテ型検出器1の落下などによる衝撃から、本体部31の四隅のカーボンの破損を防止することが出来る。
[カセッテ型検出器の内部構造]
次にカセッテ型検出器1の内部構造について説明する。図5は、図1に示すカセッテ型検出器1をa方向から見た所定箇所の断面図である。
次にカセッテ型検出器1の内部構造について説明する。図5は、図1に示すカセッテ型検出器1をa方向から見た所定箇所の断面図である。
図5に示すように、放射線検出部2は、検出器ユニット21、基台22、電気部品(中継基板23A、制御基板23B、充電池24等)により構成されている。本実施形態において、基台22の上方の面には遮蔽部材25を介して検出器ユニット21が取り付けられており、基台22の下方の面には制御基板23Bや充電池24等、複数の電気部品が取り付けられている。
基台22は可撓性であり、薄い樹脂により構成されている。厚さは約1mmであり、材質は例えば、ポリカーボネイトとABSを混合した樹脂である。
検出器ユニット21はシンチレータ層211、検出部212、センサアレイ基板213、対向基板214、緩衝材215等から構成されている。検出器ユニット21の基本構造を説明すると、検出部212がセンサアレイ基板213の上に支持されており、その上方にシンチレータ層211が設置されている。シンチレータ層211の上方には対向基板214が設置されており、シンチレータ層211は対向基板214とセンサアレイ基板213に挟まれている。
シンチレータ層211は入射した放射線を光に変換する機能を有する。シンチレータ層211は、例えば、蛍光体を主たる成分とし、入射した放射線に基づいて、波長が300nmから800nmの電磁波、すなわち、可視光線を中心に紫外光から赤外光にわたる電磁波(光)を出力するようになっている。
シンチレータ層211の下方には検出部212が形成されおり、検出部212はシンチレータ層211から出力された電磁波(光)を電気エネルギーに変換して蓄積し、蓄積された電気エネルギーに基づく電気信号の出力を行う。
センサアレイ基板213と対向基板214は、ともに厚みが0.6mm程度のガラス基板である。
センサアレイ基板213の下方には緩衝材215が設置されており、対向基板214に対するセンサアレイ基板213の突出部を補強するとともに、センサアレイ基板213に加わる荷重を吸収する。また、対向基板214の上方には対向基板214を保護する保護部材216が設置されている。
センサアレイ基板213の端部には検出部212で発生した電気信号を取り出すための電気信号取出部217が設けられており、電気信号取出部217と第1中継基板23Aとはフレキシブルハーネス26により接続されている。
基台22の下方の面に取り付けられた充電池24として、本実施形態ではリチウムイオンキャパシターを使用している。
以上、図1〜図5に示すようなカセッテ型検出器1を使用することにより、被写体の放射線画像を検出することが可能となっている。
[本体部と第1の蓋部材との段差]
次に本体部31の外壁と第1の蓋部材32の外壁との段差について説明する。図6(a)は、カセッテ型検出器1の側面図であり、図6(b)は、第1の蓋部材32近傍の拡大側面図である。
次に本体部31の外壁と第1の蓋部材32の外壁との段差について説明する。図6(a)は、カセッテ型検出器1の側面図であり、図6(b)は、第1の蓋部材32近傍の拡大側面図である。
図6(a)で示すように、本体部31の両端に第1の蓋部材32と第2の蓋部材33が設置されており、第1の蓋部材32と第2の蓋部材は本体部31の開口を塞いでいる。本体部31と第1の蓋部材32との関係と、本体部31と第2の蓋部材33との関係は同様であるため、ここでは本体部31と第1の蓋部材32との関係を図6(b)を用いて説明する。
図6(b)で示すように、本体部31の開口部を第1の蓋部材32により塞いだ状態において、本体部31の外壁31Sよりも第1の蓋部材32の外壁32Sの方が外方(図6では上方)に突出している。つまり、本体部31よりも第1の蓋部材32の方が外側に出っ張っており、本体部31の外壁31Sと第1の蓋部材32の外壁32Sとの間に段差Hが形成されている。
カセッテ型検出器1は撮影台に対して図6(b)に示すb方向に挿入されてセットされるわけであるが、セット時に本体部31の外壁31Sや第1の蓋部材32の外壁32Sが撮影台のセットされる部分に摺擦し、本体部31の外壁31S等に対して図6(b)のc方向に一定の力が加わる場合がある。また、カセッテ型検出器1を所定の場所に運ぶ最中に他の物体が本体部31の外壁31Sや第1の蓋部材32の外壁32Sに接触し、本体部31の外壁31S等に対して図6(b)のc方向に力が加わる場合がある。
本実施形態におけるカセッテ型検出器1において、本体部31よりも第1の蓋部材32の方が外側に出っ張っており、段差Hがあるため、撮影台のセットされる部分等がカセッテ型検出器1に摺擦又は接触するとしても本体部31の開口部分(開口部31A周辺における本体部31の端部)pにおいて摺擦又は接触することはない。その結果、本体部31の開口部分pがめくれたり、炭素繊維のささくれが発生したりすることはない。どの程度の段差Hを設ければ本体部31の開口部分pのめくれ等が発生しないか実験により確認したところ、以下の(1)式を満足する必要があることが把握出来た。
0.2mm≦H ・・・(1)
本実施形態では、本体部31の厚さt1は15.0mm、第1の蓋部材32の厚さt2は15.4mm、段差Hは0.2mmとなっており、カセッテ型検出器1のセット動作を複数回実行したが、本体部31の開口部分pにおけるめくれ等は発生しなかった。一方、本体部31の厚さt1を15.0mm、第1の蓋部材32の厚さt2を15.2mm、段差Hを0.1mmにしてカセッテ型検出器1のセット動作を複数回実行すると、本体部31の開口部分pにおけるめくれ等が発生した。
0.2mm≦H ・・・(1)
本実施形態では、本体部31の厚さt1は15.0mm、第1の蓋部材32の厚さt2は15.4mm、段差Hは0.2mmとなっており、カセッテ型検出器1のセット動作を複数回実行したが、本体部31の開口部分pにおけるめくれ等は発生しなかった。一方、本体部31の厚さt1を15.0mm、第1の蓋部材32の厚さt2を15.2mm、段差Hを0.1mmにしてカセッテ型検出器1のセット動作を複数回実行すると、本体部31の開口部分pにおけるめくれ等が発生した。
以上説明したように、上記(1)式を満足するように段差Hを設けることにより、本体部31の開口部分pにおけるめくれやささくれを防止出来る。その結果、カセッテ型検出器1はめくれ等がないため、円滑に撮影台にセットされることになり、また、ユーザーがカセッテ型検出器1を触っても尖っている部分はないため不快感を与えることはない。また本体部31のカーボン(例えば炭素繊維強化プラスチック:CFRP)の端面を剛性のあるアルミニウム合金やマグネシウム合金などの金属性の蓋部材で塞ぐことで、落下などの衝撃をカーボンの端面で直接受けることがなくなり、本体部31の開口部分(開口部31A周辺における本体部31の端部)pの変形や破損を防止してカセッテの耐久性を向上させることが出来る。
ところで、本体部31の開口部分pにおけるめくれ等の防止の観点で段差Hを大きくとってしまうと、カセッテ型検出器1が凹凸形状となり、例えば患者がカセッテ型検出器1の上に横になって放射線画像を撮影する場合に患者に不快感を与える可能性がある。そこで、患者に不快感を与えることを防止する観点で段差Hを検討したところ、以下の(2)式を満足することが好ましいことが把握出来た。
H≦2.0mm ・・・(2)
更に、本体部31の厚さt1や第1の蓋部材32の厚さt2が制限されているJIS規格に準拠するサイズのハウジング3では、段差Hを以下の(3)式を満足すれば、患者に不快感を与えることなく、且つハウジング3の大きさも抑えることが出来る。
H≦1.0mm ・・・(3)
以上、図1〜図6に示す実施形態により本発明を説明したが、本発明は当該実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
H≦2.0mm ・・・(2)
更に、本体部31の厚さt1や第1の蓋部材32の厚さt2が制限されているJIS規格に準拠するサイズのハウジング3では、段差Hを以下の(3)式を満足すれば、患者に不快感を与えることなく、且つハウジング3の大きさも抑えることが出来る。
H≦1.0mm ・・・(3)
以上、図1〜図6に示す実施形態により本発明を説明したが、本発明は当該実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
1 カセッテ型検出器
2 放射線検出部
3 ハウジング
21 検出器ユニット
22 基台
31 本体部
32 第1の蓋部材
33 第2の蓋部材
211 シンチレータ層
212 検出部
2 放射線検出部
3 ハウジング
21 検出器ユニット
22 基台
31 本体部
32 第1の蓋部材
33 第2の蓋部材
211 シンチレータ層
212 検出部
Claims (5)
- 被写体に向けて照射された放射線を検出して放射線画像データを取得する可搬型の放射線画像検出カセッテであって、
入射した放射線を光に変換するシンチレータと、当該シンチレータにより変換された光を受けて電気信号に変換する検出部と、を備える検出器ユニットと、
少なくとも、開口部を有しカーボンにより構成された本体部と、前記開口部を塞ぐ蓋部と、により構成され、前記検出器ユニットを内蔵する筐体と、
を有し、
前記蓋部が前記開口部を塞いだ状態において、前記本体部の外壁よりも前記蓋部の外壁の方が外方に突出しており、
前記本体部の外壁と前記蓋部の外壁との段差をHとした場合、以下の関係式を満足することを特徴とする放射線画像検出カセッテ。
0.2mm≦H - 前記Hが以下の関係式を満足する請求項1に記載の放射線画像検出カセッテ。
H≦2.0mm - 前記Hが以下の関係式を満足する請求項1に記載の放射線画像検出カセッテ。
H≦1.0mm - 前記本体部は、一方向に配列された炭素繊維の束と、当該束と直交する方向に配列した炭素繊維の束と、によって織成された炭素繊維群を含む請求項1から請求項3までの何れか1項に記載の放射線画像検出カセッテ。
- 前記蓋部は、アルミニウム合金又はマグネシウム合金のいずれかを含んで構成される請求項1から請求項4までの何れか1項に記載の放射線画像検出カセッテ。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009088881A JP2010243564A (ja) | 2009-04-01 | 2009-04-01 | 放射線画像検出カセッテ |
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---|---|---|---|---|
EP2910189A1 (en) * | 2014-02-21 | 2015-08-26 | Samsung Electronics Co., Ltd | X-ray grid structure and X-ray apparatus including the same |
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2009
- 2009-04-01 JP JP2009088881A patent/JP2010243564A/ja active Pending
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US9949702B2 (en) | 2014-02-21 | 2018-04-24 | Samsung Electronics Co., Ltd. | X-ray grid structure and X-ray apparatus including the same |
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