JP2010240211A - 生体測定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】接続ケーブルにイレギュラーな外力が加えられた場合でも断線を抑制することができる生体測定装置を提供する。
【解決手段】コントローラ2のジャック25に接続ケーブル3のプラグ31が嵌合する。このとき、弾性部27L,27Rに矢符B2方向の逆方向の弾性力が生じるため、プラグ31は弾性部27L,27Rに挟持され、且つ、ジャック25の底面に押し付けられる。また、プラグ31は位置決め部29L,29Rに当接することによって位置決めされる。以上の結果、プラグ31のジャック25からの無用な脱離が抑制される。接続ケーブル3に対して矢符B1(又は矢符B4)方向のイレギュラーな外力が加えられた場合、弾性部27L,27Rが矢符B2(又は位置決め部29L,29Rが矢符B3)方向に弾性変形することによって、プラグ31がジャック25から脱離する。
【選択図】図4

Description

本発明は、使用者の生体的な特徴量を測定する生体測定装置に関する。
従来、使用者の体重、体脂肪率、内臓脂肪量、体水分量、筋肉量、骨量、及び/又は基礎代謝量等の生体的な特徴量を測定する生体測定装置が用いられている。
生体測定装置は、使用者がその上面に起立し得る体重計を備え、更に、体重計とは別体に設けられているコントローラを備える。体重計とコントローラとは、接続ケーブルを介して電気的に接続され、コントローラの各部を駆動するための電力は、接続ケーブルを介して、体重計からコントローラへ供給される。
コントローラは、各種情報を表示する表示部と、使用者が操作する操作部とを備えている。更に、コントローラには、使用者が握持するハンドグリップが一体に配設されている。このハンドグリップには、使用者の手に接触する測定用電極が配されている。
従来、体重計の上面に凹部が形成されており、この凹部に接続ケーブルを収納する生体情報測定装置が提案されている(特許文献1参照)。
また、体重計に内蔵されている巻き取り手段が接続ケーブルを巻き取ることによって、体重計の内部に接続ケーブルを収納する生体情報測定装置が提案されている(特許文献2参照)。
接続ケーブルが体重計に収納されている場合、コントローラは、体重計上に載置されている。
生体的な特徴量を測定する場合、使用者は、体重計に乗り、ハンドグリップを握持して、コントローラを所望の高さまで持ち上げる。
特開2002−263077号公報 特開2002−325741号公報
コントローラは接続ケーブルによって体重計に連結されている。このため、体重計の配置位置を固定した状態でコントローラを移動させることができる範囲は、接続ケーブルの長さによって制限される。
従って、使用者が、接続ケーブルの長さよりも遠くへコントローラを移動させるような動きをすることによって、接続ケーブルにイレギュラーな外力が印加された場合、接続ケーブルが断線する虞がある。
また、例えば使用者の足が接続ケーブルに引っ掛かることによって、接続ケーブルにイレギュラーな外力が印加された場合、接続ケーブルが断線する虞がある。
特許文献2に記載されている接続ケーブルは、巻き取り手段に巻き取られるときに捩れたり絡まったりして、最後まで巻き取られないことがある。使用者は、接続ケーブルの捩れや絡まりを解消するために、接続ケーブルを強く引っ張ることがある。このようにして接続ケーブルにイレギュラーな外力が印加されると、やはり接続ケーブルが断線する虞がある。
特許文献1に記載されている接続ケーブルは、螺旋状に形成されているカールコード(スプリングケーブル)である。このような接続ケーブルは伸縮性を有する。従って、接続ケーブルにイレギュラーな外力が加えられた場合であっても、伸縮性がない接続ケーブルに比べれば、断線を抑制することができる。
しかしながら、接続ケーブルが完全に伸びきった状態で更にイレギュラーな外力が印加されると、やはり接続ケーブルが断線する虞がある。
また、スプリングケーブルを、特許文献2に記載されているような巻き取り手段で巻き取ることは困難である。このため、巻き取り手段を備える生体測定装置は、スプリングケーブルのように伸縮性がある接続ケーブルを備えることができない。即ち、スプリングケーブルを用いることによって、接続ケーブルの断線を抑制することができない。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その主たる目的は、使用者搭乗装置と使用者接触装置とを接続する接続ケーブルが、少なくとも使用者接触装置に対して着脱自在に装着されていることにより、接続ケーブルにイレギュラーな外力が加えられた場合に、接続ケーブルの断線を抑制することができる生体測定装置を提供することにある。
本発明に係る生体測定装置は、その上に使用者が乗る使用者搭乗装置と、該使用者搭乗装置とは別体に設けられており、前記使用者が接触する接触部を有する使用者接触装置と、該使用者接触装置及び前記使用者搭乗装置を電気的に接続するための接続ケーブルとを備え、前記使用者の生体的な特徴量を測定する生体測定装置において、前記接続ケーブルは、少なくとも前記使用者接触装置に着脱自在に装着されていることを特徴とする。
本発明に係る生体測定装置は、前記接触部は、前記使用者の皮膚に電気的に接触することによって前記使用者の生体的な特徴量を測定するための測定用電極を有し、前記使用者接触装置は、表示部と、操作部と、前記表示部、前記操作部、及び前記測定用電極夫々に給電する電源部とを更に有することを特徴とする。
本発明に係る生体測定装置は、前記使用者接触装置は、前記使用者の運動量を測定するための加速度センサを更に有し、該加速度センサは、前記電源部から給電されるようにしてあることを特徴とする。
本発明に係る生体測定装置は、前記接続ケーブルはプラグを一端側に有し、前記使用者接触装置は、前記プラグが着脱自在に嵌合するジャックと、該ジャックに前記プラグが嵌合している場合に、弾性力によって前記プラグを挟持する弾性部とを更に有することを特徴とする。
本発明に係る生体測定装置は、2個の前記弾性部が、前記ジャックの内部に配されており、各弾性部は、前記弾性力によって前記プラグの両側部を挟持するための弾性挟持片と、該弾性挟持片に突設してあり、前記プラグの前記両側部とは異なる部分に係止することによって、前記プラグの電極が配されている面を前記ジャックの電極が配されている面に押し付けるように前記プラグを付勢する係止爪とを有することを特徴とする。
本発明に係る生体測定装置は、前記使用者接触装置は、前記ジャックに前記プラグが嵌合し、且つ、前記プラグに配されている電極と前記ジャックに配されている電極とが接触する場合に、前記プラグと当接する位置に配置してあり、また、弾性変形することによって前記位置から離隔することが可能な位置決め部を更に有することを特徴とする。
本発明にあっては、接続ケーブルが少なくとも使用者接触装置に着脱自在に装着されている。
その上に使用者が乗る使用者搭乗装置と、接触部を有する使用者接触装置とは、接続ケーブルを介して電気的に接続される。ただし、接続ケーブルにイレギュラーな外力が印加された場合は、着脱自在な接続ケーブルが使用者接触装置から容易に脱離する。従って、接続ケーブルにイレギュラーな外力が印加されることによる接続ケーブルの断線が抑制される。
接続ケーブルは着脱自在である。このため、使用者接触装置から脱離した接続ケーブルを使用者接触装置に装着することは容易である。従って、接続ケーブルが使用者接触装置から脱離することによって、使用者の利便性が大幅に損なわれることはない。
また、使用者が自主的に接続ケーブルを使用者接触装置から離脱させることも容易である。このため、使用者が接触部に接触した状態で生体的な特徴量を測定する場合に、接続ケーブル又は使用者搭乗装置が使用者の運動及び移動等を妨害することがない。
ところで、接続ケーブルが、使用者接触装置だけでなく使用者搭乗装置にも着脱自在に装着されている場合、接続ケーブルの断線が更に抑制される。何故ならば、接続ケーブルが容易に脱離する部分が2箇所存在するからである。この場合も、接続ケーブルが使用者搭乗装置から脱離することによって、使用者の利便性が損なわれることはない。
仮に、接続ケーブルが使用者搭乗装置のみから脱離する場合、使用者が接触部に接触した状態で生体的な特徴量を測定する場合に、使用者接触装置から垂下する接続ケーブルが使用者の動きを妨害する虞がある。
つまり、接続ケーブルが使用者接触装置のみから脱離するか、使用者搭乗装置及び使用者接触装置の両方から脱離する構成でなければ、測定時の自由度を向上させることはできない。
本発明にあっては、使用者が接触部に接触した状態で、測定用電極が使用者の皮膚に電気的に接触することによって、使用者の生体的な特徴量を測定することができる。
また、使用者は、表示部を視認しながら操作部を操作することができる。
表示部、操作部、及び測定用電極夫々へは、電源部から給電される。このため、使用者搭乗装置と使用者接触装置とが接続ケーブルを介して常に電気的に接続されていなくても、表示部及び操作部夫々を使用したり、測定用電極を用いて生体的な特徴量を測定したりすることができる。
本発明にあっては、使用者接触装置が加速度センサを有する。このため、使用者が接触部に接触した状態で運動した場合に、加速度センサを用いて、使用者の運動量を測定することができる。
加速度センサは、電源部から給電される。このため、使用者搭乗装置と使用者接触装置とが接続ケーブルを介して常に電気的に接続されていなくても、加速度センサで使用者の運動量を測定することができる。また、使用者接触装置から接続ケーブルを離脱させておけば、使用者が接触部に接触した状態で使用者の運動量を測定する場合に、接続ケーブル又は使用者搭乗装置が使用者の運動及び移動等を妨害することを抑制することができる。
本発明にあっては、接続ケーブルの一端側に設けられているプラグが、使用者接触装置のジャックに着脱自在に嵌合する。プラグとジャックとが嵌合している場合、プラグに配されている電極とジャックに配されている電極とが電気的に接続される。
ジャックにプラグが嵌合している場合、弾性部は、弾性力によってプラグを挟持する。この結果、弾性部の弾性力を超える外力が印加されない限り、プラグがジャックから無用に脱離することはない。
換言すれば、弾性部の弾性力を超える外力が印加された場合は、プラグがジャックから容易に脱離するため、接続ケーブルの断線を抑制することができる。また、使用者は、弾性部の弾性力を超える外力を自主的に印加することによって、プラグをジャックから容易に離脱させることができる。
しかも、例えば使用者が手動で弾性部を弾性変形させることによって、プラグをジャックに容易に装着することができる。
本発明にあっては、ジャックにプラグが嵌合している場合、2個の弾性部が、弾性力によってプラグを挟持する。更に詳細には、2個の弾性部夫々が有する弾性挟持片が、弾性力によってプラグの両側部(例えば左右両側面)を挟持する。各弾性部はジャックの内部に配されているため、ジャックの外部に配されている場合よりも、使用者接触装置の構成はコンパクトである。
弾性挟持片には、係止爪が突設してある、係止爪は、ジャックに嵌合しているプラグ両側部とは異なる部分(例えば背面)に係止することによって、プラグの電極が配されている面を、ジャックの電極が配されている面に押し付けるようにプラグを付勢する。つまり、プラグには、プラグに配されている電極とジャックに配されている電極とが確実に接触する方向に弾性力が印加される。
この結果、弾性部の弾性力を超える外力が印加されない限り、プラグに配されている電極とジャックに配されている電極との接触が無用に解除されることがない。従って、プラグに配されている電極とジャックに配されている電極との電気的な接続が無用に断絶することがない。
本発明にあっては、プラグがジャックに嵌合し、且つ、プラグに配されている電極とジャックに配されている電極とが接触する場合に、位置決め部がプラグと当接する。このため、例えば使用者が手動で接続ケーブルを使用者接触装置に装着する場合に、プラグが位置決め部に当接するようにプラグをジャックに嵌め合わせれば、プラグに配されている電極とジャックに配されている電極とが自動的且つ確実に接触する。この結果、プラグに配されている電極とジャックに配されている電極との接続不良を抑制することができる。
ところで、位置決め部は、弾性変形することによって、プラグと当接する位置から離隔することが可能である。
このため、接続ケーブルにイレギュラーな外力が印加されてプラグがジャックから脱離する場合に、位置決め部がプラグの脱離を阻害することによって接続ケーブルが断線してしまう不都合を抑制することができる。
同様に、使用者が自主的に外力を印加してプラグをジャックから離脱させる場合に、位置決め部がプラグの離脱を阻害することによって使用者の利便性を悪化させてしまう不都合を抑制することができる。
本発明の生体測定装置による場合、接続ケーブルにイレギュラーな外力が印加されたとしても、少なくとも使用者接触装置から接続ケーブルが容易に脱離する。このため、接続ケーブル自体の伸縮性の有無に関わらず、接続ケーブルの断線を抑制することができる。
また、接続ケーブルが脱離したとしても、使用者の利便性が大幅に損なわれることはない。そればかりか、接続ケーブルを使用者接触装置から離脱させて使用者接触装置を使用する場合は、使用者の自由度を向上させることができる。
本発明の実施の形態に係る生体測定装置の外観構成を示す上面斜視図である。 本発明の実施の形態に係る生体測定装置が備えるコントローラの外観構成を示す正面斜視図である。 本発明の実施の形態に係る生体測定装置が備えるコントローラに接続ケーブルが装着されている状態を示す背面斜視図である。 図3における接続ケーブルが有するプラグの近傍の拡大背面斜視図である。 本発明の実施の形態に係る生体測定装置が備えるコントローラに接続ケーブルが装着されていない状態を示す背面斜視図である。 図5におけるコントローラが有するジャックの拡大背面斜視図である。 本発明の実施の形態に係る生体測定装置が備えるプラグの外観構成を示す斜視図である。
以下、本発明を、その実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。
図1は、本発明の実施の形態に係る生体測定装置4の外観構成を示す上面斜視図である。
生体測定装置4はセパレート型の体重体組成計であり、使用者の生体的な特徴量として、体重及び体脂肪率を測定する。生体測定装置4は、本発明における使用者搭乗装置及び使用者接触装置として機能する体重計1及びコントローラ2を備えている。体重計1とコントローラ2とは別体に設けられており、接続ケーブル3(後述する図2参照)を介して電気的に接続される。
図1には、体重計1にコントローラ2が収納されている状態が示されている。この状態でのコントローラ2の上面を、以下ではコントローラ2の正面という。また、符号末尾の“L”は、正面に向かって左側のものを意味し、“R”は右側のものを意味する。
図2は、生体測定装置4が備えるコントローラ2の外観構成を示す正面斜視図である。
図3は、コントローラ2に接続ケーブル3が装着されている状態を示す背面斜視図であり、図4は、図3における接続ケーブル3が有するプラグ31の近傍の拡大背面斜視図である。
図5は、コントローラ2に接続ケーブル3が装着されていない状態を示す背面斜視図であり、図6は、図5におけるコントローラ2が有するジャック25の拡大背面斜視図である。
図7は、プラグ31の外観構成を示す斜視図であり、図7(a)は、プラグ31のプラグ側電極32,32,…が配されている側の面(以下、この面をプラグ31の正面という)を示し、図7(b)は、プラグ31の背面を示している。
図1に示すように、体重計1は、床面に載置された状態で使用される。体重計1の筐体13は、使用者がその上面に起立し得るサイズの矩形状になしてある。
筐体13には、体重測定部12、主電源部14、及び記憶部16が内蔵されている。
主電源部14は、生体測定装置4の各部に駆動用の電力を供給するためのものであり、商用電源から有線で受電する電源回路、又は一次電池等を用いてなる。コントローラ2の各部を駆動するための電力は、接続ケーブル3を介して、コントローラ2へ供給される。
記憶部16は、読み書き可能な揮発性メモリ又は不揮発性メモリを用いてなる。
体重測定部12は、筐体13に乗った使用者の体重を測定するためのものであり、重量センサを用いてなる。体重測定部12は、重量センサの検出結果を、記憶部16に記憶させる。
筐体13の上面には、使用者の両足夫々の適所に接触する各平板状の足用電極10L,10R,11L,11Rが、筐体13の前後方向(矢符A1方向)及び左右方向(矢符A2方向)に互いに適長離隔して配されている。足用電極10L,10Rは、使用者の両足に所定電流値及び所定電圧値を有する高周波電流を印加するためのものであ。一方、足用電極11L,11Rは、高周波電流を印加された使用者の両足間に生じる電圧を検出するためのものである。この電圧の検出結果は、記憶部16に記憶される。
更に、筐体13の上面には、上面前部を矩形状に切り欠いたような形状の収容凹部15が設けられている。
図1〜図3及び図5に示すように、コントローラ2の筐体26は矩形状である。また、筐体26は合成樹脂製である。
コントローラ2は、筐体26の正面を上側に向けて筐体26を収容凹部15に収容した状態で、筐体13上に載置される。この状態を、本明細書では、コントローラ2が体重計1に収納されている状態という。
筐体26には、副電源部23が内蔵されている。副電源部23は、蓄電池を用いてなり、接続ケーブル3を介して主電源部14から給電されることによって充電される。充電された副電源部23は、コントローラ2の各部に駆動用の電力を供給する。副電源部23は、本発明における電源部として機能する。
なお、副電源部23は、一次電池を着脱可能に装着する構成でもよい。
また、筐体26には、制御部40が内蔵されている。
制御部40は、生体測定装置4の制御中枢であり、図示しない揮発性メモリを作業領域として用い、図示しない不揮発性メモリに記憶されたコンピュータプログラム及びデータに従って装置各部を制御し、各種処理を実行する。
制御部40は、接続ケーブル3を介して、体重計1の記憶部16に記憶されている各種の検出結果を読み出す。
更に、筐体26には、半導体式又は光学式等の加速度センサ28が内蔵されている。加速度センサ28の検出結果は、制御部40へ出力される。
筐体26の正面には、表示部21及び操作部22が配設されている。
表示部21は、例えば液晶ディスプレイを用いてなり、制御部40に制御されることによって、生体測定装置4の作動状態を示すアイコン、使用者に対する各種指示、又は測定結果等を表示する。
操作部22は、使用者によって押圧操作される複数個の操作ボタン22a,22a,…を用いてなる。操作部22は、押圧操作された操作ボタン22aに対応する操作信号を制御部40へ送信する。
使用者は、コントローラ2の筐体26を把持するか、又は後述する握持部20を握持することによってコントローラ2を支持し、表示部21を視認しながら操作部22を操作する。
コントローラ2は、円柱状の握持部20を、筐体26の一側部に一体的に有する。握持部20の左側(又は右側)は、使用者の左手(又は右手)に握持される左握持部20L(又は右握持部20R)である。つまり、握持部20は本発明における接触部として機能する。
使用者が握持部20を両手で握持した場合、筐体26は握持部20の下側に配される。コントローラ2に接続ケーブル3が装着されているときは、接続ケーブル3の後述する被覆導線30が筐体26の下部から垂下する。
以下では、コントローラ2及び接続ケーブル3については、コントローラ2に接続ケーブル3が装着され、且つ、使用者が握持部20を両手で握持している状態における上下方向(矢符A3方向)を、コントローラ2及び接続ケーブル3の上下方向とする。矢符A3は、コントローラ2が体重計1に収納されている状態では、矢符A1に等しい。
即ち、握持部20は、筐体26の上部に一体的に配設されている。
握持部20は、使用者が握持部20を両手で握持した場合に使用者の手(皮膚)に容易に接触する位置(握持部20の背面側)に、各曲板状の手用電極201L,201R,202L,202Rを有する。更に詳細には、手用電極201L,202L(又は手用電極201R,202R)は、左握持部20L(又は右握持部20R)に、握持部20の軸長方向に互いに適長離隔して配されている。
手用電極201L,201Rは、使用者の両手に所定電流値及び所定電圧値を有する高周波電流を印加するためのものである。一方、手用電極202L,202Rは、高周波電流を印加された使用者の両手間に生じる電圧を検出するためのものである。この電圧の検出結果は、制御部40へ出力される。手用電極201L,201R,202L,202Rは、本発明における測定用電極として機能する。
本実施の形態の生体測定装置4は、使用者の体重及び体脂肪率を測定する体重体脂肪率測定モードと、使用者の運動量を測定する運動量測定モードとを有する。使用者は、操作部22を操作することによって、体重体脂肪率測定モード及び運動量測定モードの何れか一方を選択する。
体重体脂肪率測定モードでは、使用者は、操作部22を操作することによって、自身の身長、年齢、及び性別等の使用者情報を生体測定装置4に入力する。入力された使用者情報は、制御部40に与えられる。
また、使用者は体重計1上に起立し、また、体重計1からコントローラ2を取り外した状態で、握持部20を握持する。
このとき、生体測定装置4は、使用者の体重及び体脂肪率を測定する。
制御部40は、体重測定部12が出力した重量センサの検出結果に基づいて、使用者の体重を演算し、演算結果を表示部21に表示させる。
更に、制御部40は、足用電極11L,11Rを用いた電圧検出結果と、手用電極202L,202Rを用いた電圧検出結果とに基づいて、使用者の生体インピーダンスを演算する。次いで、制御部40は、生体インピーダンスの演算結果と、使用者の体重の演算結果と、使用者情報とに基づいて、使用者の体脂肪率を演算し、演算結果を表示部21に表示させる。
運動量測定モードでは、使用者は、体重計1からコントローラ2を取り外した状態で、握持部20を握持して、例えばストレッチ運動を行なう。
このとき、生体測定装置4は、例えば単位時間当たりのストレッチ運動の回数を測定する。
制御部40は、加速度センサ28の検出結果に基づいて、使用者の運動回数を計数する。また、制御部40は、自身に入力されるクロックの個数を計数するか、又は図示しない時計部から計時結果を取得することによって、使用者の運動開始からの経過時間を計時する。更に、制御部40は、計時した経過時間と、運動回数の計数結果とに基づいて、単位時間当たりの運動回数を演算し、演算結果を表示部21に表示させる。
体重体脂肪率測定モードで体重及び体脂肪率を測定する場合、使用者は、体重計1に収納されているコントローラ2を、体重計1から所望の位置まで(例えば収容凹部15の上方の所望の高さまで)移動させる。
運動量測定モードで運動量を測定する場合、握持部20を握持して運動している使用者は、コントローラ2を体重計1の配置位置から大幅に移動させることもある。
ところが、コントローラ2が接続ケーブル3によって体重計1に連結されている状態では、コントローラ2を移動させることができる範囲が、接続ケーブル3の長さによって制限される。
従って、使用者が、接続ケーブル3の長さよりも遠くへコントローラ2を移動させるような動きをすることによって、接続ケーブル3にイレギュラーな外力が印加されることがある。
また、例えば使用者の足が接続ケーブル3に引っ掛かったり、接続ケーブル3が何かに絡まったりすることによって、接続ケーブル3にイレギュラーな外力が印加されることがある。
本実施の形態の生体測定装置4は、接続ケーブル3にイレギュラーな外力が印加された場合であっても、接続ケーブル3の断線を抑制することができる。
以下では、接続ケーブル3の断線を抑制するための構成について説明する。
接続ケーブル3の一端側は、コントローラ2に装着され、接続ケーブル3の他端側は、体重計1に装着される。ただし、接続ケーブル3は、コントローラ2に対して着脱自在である。また、接続ケーブル3は、体重計1に対しては着脱自在であっても着脱可能であってもよく、着脱不能であってもよい。
ここで、コントローラ2に対して着脱自在とは、コントローラ2に装着されている接続ケーブル3を使用者が能動的に離脱させることが容易であり、且つ、使用者の意図とは無関係に、接続ケーブル3が所定の条件下で自動的にコントローラ2から脱離することを意味する。
また、体重計1に対して着脱可能とは、少なくとも、体重計1に装着されている接続ケーブル3を使用者が能動的に離脱させることが容易であることを意味する。体重計1に対して着脱不能とは、接続ケーブル3が、体重計1に固定的に装着されており、能動的な離脱も自動的な脱離も不可能であることを意味する。
接続ケーブル3が、コントローラ2に対して着脱自在であるため、接続ケーブル3にイレギュラーな外力が印加された場合には、接続ケーブル3がコントローラ2から容易に脱離する。従って、接続ケーブル3にイレギュラーな外力が印加されることによる接続ケーブル3の断線を抑制することができる。
また、コントローラ2から脱離した接続ケーブル3をコントローラ2に装着することは容易である。従って、接続ケーブル3がコントローラ2から脱離することによって、使用者の利便性が大幅に損なわれることはない。
ところで、体重及び体脂肪率、又は運動量を測定する際に、コントローラ2から垂下する接続ケーブル3が、使用者の動きを阻害する虞がある。また、特に、運動量を測定する際には、足元の体重計1が使用者の動きを阻害する虞がある。
本実施の形態の生体測定装置4は、コントローラ2に装着されている接続ケーブル3を使用者が能動的に離脱させることが容易である。このため、使用者は、体重及び体脂肪率、又は運動量を測定する場合に、接続ケーブル3をコントローラ2から取り外しておくことができる。
使用者が能動的に接続ケーブル3をコントローラ2から離脱させた場合は、接続ケーブル3にイレギュラーな外力が印加されて接続ケーブル3が断線する危険性を更に低減することができる。
しかも、コントローラ2から離脱させた接続ケーブル3をコントローラ2に装着することは容易である。従って、接続ケーブル3をコントローラ2から離脱させることによって、使用者の利便性が大幅に損なわれることはない。
コントローラ2が接続ケーブル3を介して体重計1に電気的に接続されていない場合であっても、コントローラ2の各部は動作することができる。何故ならば、コントローラ2には副電源部23が備えられているからである。このため、例えば制御部40が、運動量の測定結果を表示部21に表示させることができ、操作部22が、使用者情報の入力を受け付けることができる。
体重及び体脂肪率の測定結果を表示部21に表示させる場合、又は、副電源部23を充電する場合等、コントローラ2と体重計1との電気的な接続が確立されている必要がある場合には、使用者が、接続ケーブル3を再びコントローラ2に装着すればよい。
以下では、接続ケーブル3を、コントローラ2に着脱自在に装着するための構成の一例を詳細に説明する。なお、接続ケーブル3を、体重計1に着脱自在に装着するための構成は、接続ケーブル3を、コントローラ2に着脱自在に装着するための構成と同様であってもよく、異なっていてもよい。
図2〜図4、及び図7に示すように、接続ケーブル3の一端側(コントローラ2に装着される側)には、プラグ31が備えられている。プラグ31は、左右対称形状である。
プラグ31は合成樹脂製の矩形状の筐体310を有する。
プラグ側電極32,32,…は金属製であり、筐体310の正面に形成されている3個の矩形孔31a,31a,…を筐体310の内部から閉塞するようにして配されている。
筐体310の下面の左右方向中央部を、直線状に形成されている被覆導線30が貫通している。被覆導線30とプラグ側電極32,32,…とは、筐体310内部で電気的に接続されている。なお、被覆導線30は、螺旋状に形成されていてもよい。
筐体310の背面の左右両側部には、上下方向に沿う係止溝311L,311Rが形成されている。係止溝311L,311R夫々は、側面と底面とでL字状になしてあるため、筐体310の上面及び下面夫々の形状は、凸字状をなしている。
図2〜図6に示すように、コントローラ2の筐体26には、背面及び下面夫々に開口する矩形凹部状のジャック25が形成されている。ジャック25には、プラグ31が着脱自在に嵌合する。ジャック25にプラグ31が嵌合されている場合、ジャック25の底面とプラグ31の正面とが接触する。
ジャック25及びジャック25の内部の各部は、左右対称形状である。
ジャック側電極24,24,…夫々は金属製であり、ジャック25の底面に形成されている3個の矩形孔を貫通して、筐体26の内部から突出している。ジャック側電極24,24,…の突出量は、プラグ31の矩形孔31a,31a,…の深さよりも大きい。
筐体26には、弾性力によって、ジャック側電極24,24,…を筐体310の内部から突出させる方向に付勢する図示しない弾性部材が内蔵されている。また、筐体26の内部には、ジャック側電極24,24,…を筐体26の内部に押し込む方向の外力がジャック側電極24,24,…に印加された場合にジャック側電極24,24,…を逃がすための空隙が設けられている。なお、ジャック側電極24,24,…自身が弾性を有する構成でもよい。
図3〜図6に示すように、ジャック25の深さ方向(筐体26の前後方向)の寸法は、プラグ31の前後方向の寸法に略等しい。一方、ジャック25の上下方向の寸法は、プラグ31の上下方向の寸法の約2倍である。
ジャック25の上下方向中央部には、ジャック25の底面及び左右両側面に一体に、ジャック25の左右両側面に沿う矩形板状のガイドリブ261L,261Rが形成されている。ガイドリブ261L,261R間の左右方向の寸法は、プラグ31の左右方向の寸法に略等しい。従って、ジャック25の上部の左右方向の寸法は、プラグ31の左右方向の寸法よりも、ガイドリブ261L,261Rの板厚分だけ長い。
ジャック25の下部の左右両側面には、この左右両側面と筐体26の背面とに開口する逃がし穴262L,262Rが形成されている。逃がし穴262L,262Rは、後述する弾性部27L,27Rが左右外側方向へ開くように(即ち後述する係止爪271L,271Rが互いに離隔する方向に)弾性変形した場合に、弾性部27L,27Rを逃がすためのものである。
筐体26には、ジャック25の底面から突出する逆L字状の弾性部27L,27Rが一体に形成されている。弾性部27L,27Rは、三角形状の係止爪271L,271Rを先端側に有し、係止爪271L,271Rを支持する矩形板状の弾性挟持片272L,272Rを基端側に有する。係止爪271L,271Rは、互いに対向するようにして弾性挟持片272L,272Rに突設されている。
弾性挟持片272L,272Rは、ジャック25の左右両側面に沿う方向に配され、且つ、逃がし穴262L,262Rのジャック25の左右両側面の開口を閉塞する位置に配されている。
弾性挟持片272L,272Rの板厚は、弾性変形が容易な程度の厚みである。
弾性挟持片272L,272R間の左右方向の寸法は、プラグ31の左右方向の寸法に略等しい。
ガイドリブ261L,261Rと弾性挟持片272L,272Rとの上下方向の離隔距離は、弾性部27L,27Rの変形をガイドリブ261L,261Rが阻害せず、且つ、プラグ31の上下方向の寸法に比べて十分に短い長さである。
弾性部27L,27R間にプラグ31が存在しない場合、弾性挟持片272L,272Rは、係止爪271L,271Rが互いに接近する傾斜姿勢に配されている。
弾性部27L,27R間にプラグ31が存在する場合、弾性挟持片272L,272R夫々は、プラグ31の左右両側面に接触する。つまり、この場合、弾性部27L,27Rは、係止爪271L,271Rを互いに離隔させる方向に弾性変形している。この状態の弾性変形を、以下では、嵌合時弾性変形という。
弾性部27L,27Rが嵌合時弾性変形している場合、係止爪271L,271Rは係止溝311L,311Rの底面に当接して係止する。
本実施の構成では、係止爪271L,271R夫々の正面(ジャック25の底面に対向する面)は、弾性挟持片272L,272Rに対して直角に配されているが、係止溝311L,311Rに対する確実な係止が阻害されない範囲で、弾性挟持片272L,272Rに対して鈍角に傾斜していてもよい。この場合、後述するようなプラグ31の自動的な脱離又は能動的な離脱の際に、プラグ31の係止爪271L,271Rに対する摺動が更に滑らかになる。
筐体26には、位置決め部29L,29Rが一体形成されている。位置決め部29L,29RはL字状であり、先端側に三角形状の位置決め爪291L,291Rを有し、基端側に位置決め爪291L,291Rを支持する矩形板状の支持板292L,292Rを有する。
ジャック25の底面には凵字状(U字状)の溝孔が形成してあり、ジャック25の底面の溝孔よりも内側が支持板292L,292Rとして機能する。即ち、支持板292L,292Rはジャック25の底面の一部を構成している。支持板292L,292R夫々の基端側は上側であり、先端側は下側である。支持板292L,292Rは、左右方向中央部に互いに適長離隔して配されている。支持板292L,292Rの板厚は、弾性変形が容易な程度の厚みである。
位置決め爪291L,291Rは、支持板292L,292Rの背面に突設されている。また、位置決め爪291L,291Rは、逃がし穴262L,262Rの形成位置よりも更に下側に配されている。
筐体26の内部には、位置決め爪291L,291Rが筐体26の内部に入り込むように支持板292L,292Rが弾性変形した場合に位置決め部29L,29Rを逃がすための空隙が設けられている。
弾性部27L,27R間にプラグ31が存在する場合、プラグ31の下面が位置決め爪291L,291Rの上面に接触しているとき、プラグ側電極32,32,…とジャック側電極24,24,…とは確実に接触する。換言すれば、位置決め爪291L,291Rは、プラグ側電極32,32,…とジャック側電極24,24,…とを確実に接触させるためにプラグ31を位置決めするものである。
本実施の構成では、位置決め爪291L,291R夫々の上面は、支持板292L,292Rに対して直角に配されているが、プラグ31の下面に対する確実な接触が阻害されない範囲で、支持板292L,292Rに対して鈍角に傾斜していてもよい。この場合、後述するようなプラグ31の自動的な脱離又は能動的な離脱の際に、プラグ31の位置決め爪291L,291Rに対する摺動が更に滑らかになる。
次に、図3〜図7を参照しつつ、コントローラ2に対する接続ケーブル3の装着手順を説明する。
使用者は、コントローラ2及び接続ケーブル3夫々を把持する。コントローラ2については、使用者は、握持部20を上側に配し、ジャック25を下側に配し、ジャック25を手前側に向けて、筐体26を把持する。また、接続ケーブル3については、使用者は、プラグ31を上側に配し、被覆導線30を下側に配し、プラグ31の正面をジャック25の底面に対向させて、筐体310を摘持する。
使用者は、被覆導線30が位置決め部29L,29R間を通過し、且つ、プラグ31の左右側面がガイドリブ261L,261Rに接触するようにして、プラグ31をジャック25の上部又は上下方向中央部に挿入する。
ガイドリブ261L,261Rは、使用者がプラグ31をジャック25に嵌合させる場合に、プラグ31の左右両側面に相対摺動することによって、プラグ31を案内する。また、プラグ31がジャック25に嵌合した場合に、プラグ31の左右両側面に全面的に接触することによって、プラグ31の左右方向のガタつきを抑制する。
次いで、使用者は、プラグ31の正面とジャック25の底面とを全面的に接触させ、この状態で、プラグ31を下方向(図4中の矢符B1方向)へ摺動させる。
プラグ31は、ガイドリブ261L,261Rとジャック25の底面とに案内されて下方へ移動し、やがて、弾性部27L,27Rに当接する。
このときに、使用者が、プラグ31を介して弾性部27L,27Rに、弾性部27L,27Rの弾性力を超える外力を印加する。このことによって、プラグ31は、弾性部27L,27Rを図4中の矢符B2方向に嵌合時弾性変形させて弾性部27L,27R間に進入する。
ここで、筐体310の角部はR形状になしてある。このため、プラグ31の弾性部27L,27Rに対する摺動は滑らかである。従って、プラグ31の弾性部27L,27R間への進入を弾性部27L,27Rが阻害することが抑制される。
プラグ31が弾性部27L,27R間に進入した場合、弾性部27L,27Rの弾性挟持片272L,272Rがプラグ31の左右両側面に接触し、係止爪271L,271Rが係止溝311L,311Rの底面に当接する。
この状態で、使用者は、プラグ31を更に下方向へ摺動させる。
やがて、プラグ31の正面は、ジャック側電極24,24,…に当接し、ジャック側電極24,24,…を筐体26の内部へ押し込んで、更に下方向へ摺動する。ここで、ジャック側電極24,24,…はR形状になしてあるため、プラグ31のジャック側電極24,24,…に対する摺動は滑らかである。
更に、使用者は、プラグ31を下方向へ摺動させ、プラグ31の下面が位置決め部29L,29Rに当接した場合に、プラグ31を停止させる。ただし、このときに、使用者が、プラグ31を介して位置決め部29L,29Rに、位置決め部29L,29Rを弾性変形させるほど大きい外力を印加することはない。
プラグ31が位置決め部29L,29Rに当接した場合、矩形孔31a,31a,…に対向配置されたジャック側電極24,24,…は、弾性力によってプラグ側電極32,32,…側に付勢され、プラグ側電極32,32,…に押し付けられる。この結果、ジャック側電極24,24,…とプラグ側電極32,32,…とが確実に電気的に接続される。
以上のようにして、接続ケーブル3はコントローラ2に装着される。
接続ケーブル3がコントローラ2に装着されている状態では、嵌合時弾性変形している弾性部27L,27Rは、弾性力によって矢符B2方向の逆方向に復元しようとする。この結果、弾性挟持片272L,272Rが、弾性挟持片272L,272Rに生じる弾性力によってプラグ31の左右両側面を挟持する。また、係止爪271L,271Rが、係止溝311L,311Rの底面に係止することによって、プラグ31の正面がジャック25の底面に押し付けられる。つまり、係止爪271L,271Rは、プラグ31に対して、弾性挟持片272L,272Rに生じる弾性力を、ジャック側電極24,24,…とプラグ側電極32,32,…とが確実に接触する方向に印加する。
次に、コントローラ2に装着されている接続ケーブル3に、下方向(図4中の矢符B1方向)のイレギュラーな外力が印加された場合を説明する。
接続ケーブル3に印加されたイレギュラーな外力は、プラグ31を介して位置決め部29L,29Rに印加される。位置決め部29L,29Rに印加された外力が十分に大きい場合、支持板292L,292Rが図4中の矢符B3方向に弾性変形する。このとき、位置決め爪291L,291Rの上面は、筐体26の内部へ押し込まれるため、プラグ31の下面との接触位置から離隔する。この結果、プラグ31は、プラグ31の正面と位置決め部29L,29Rとが接触した状態で下方向へ摺動する。
プラグ31が下方向へ摺動し続けると、やがて、プラグ31とジャック25との嵌合が解除される。即ち、接続ケーブル3がコントローラ2から自動的に脱離する。
筐体310の角部はR形状になしてあるため、プラグ31と位置決め爪291L,291Rとが無用に強固に係止することはない。また、ジャック側電極24,24,…はプラグ31に当接して再び筐体26の内部へ押し込まれる。弾性部27L,27Rに生じる弾性力は、プラグ31の下方向への摺動を阻害する方向には作用しない。従って、これらが接続ケーブル3のコントローラ2からの脱離を阻害することはない。
次に、コントローラ2に装着されている接続ケーブル3に、後方向(図4中の矢符B4方向)のイレギュラーな外力が印加された場合を説明する。
接続ケーブル3に印加されたイレギュラーな外力は、プラグ31を介して弾性部27L,27Rに印加される。弾性部27L,27Rに印加された外力が十分に大きい場合、プラグ31は、既に嵌合時弾性変形している弾性部27L,27Rを、更に弾性変形させる。このとき、弾性部27L,27Rは、係止爪271L,271Rが互いに離隔する傾斜姿勢に配されて、逃がし穴262L,262Rに逃げる。このため、係止爪271L,271Rが係止溝311L,311Rの底面から離隔して、係止爪271L,271Rと係止溝311L,311Rとの係止が解除される。ここで、係止溝311L,311Rの開口縁部はR形状になしてあるため、係止溝311L,311Rと係止爪271L,271Rとが無用に強固に係止することはない。
この結果、プラグ31は、プラグ31の左右両側面と弾性部27L,27Rとが接触した状態で後方向へ摺動する。
プラグ31が後方向へ摺動し続けると、やがて、プラグ31とジャック25との嵌合が解除される。即ち、接続ケーブル3がコントローラ2から自動的に脱離する。
使用者が能動的に接続ケーブル3をコントローラ2から離脱させる場合、使用者は、接続ケーブル3をコントローラ2に装着する場合と全く逆の手順でプラグ31とジャック25との嵌合を解除する。即ち、使用者は、プラグ31を上下方向に摘持して、次いで、プラグ31を上方向(図4中の矢符B1方向の逆方向)に摺動させ、係止爪271L,271Rと係止溝311L,311Rとの当接が解除されたときに、プラグ31をジャック25から抜き取る。このような手順による場合、接続ケーブル3がコントローラ2から離脱し易い。また、位置決め部29L,29R及び弾性部27L,27Rに無用な負担が掛からない。
ところで、接続ケーブル3をコントローラ2から能動的に離脱させたい場合、使用者はプラグ31を摘持し、下方向(図4中の矢符B1方向)に外力を印加してもよい。このとき、接続ケーブル3に下方向のイレギュラーな外力が印加された場合と同様にして、プラグ31とジャック25との嵌合が解除される。また、プラグ31を摘持し、後方向(図4中の矢符B4方向)に外力を印加してもよい。このときも、接続ケーブル3に後方向のイレギュラーな外力が印加された場合と同様にして、プラグ31とジャック25との嵌合が解除される。
ただし、この場合、プラグ31とジャック25との嵌合を解除するためには、位置決め部29L,29Rを弾性変形させ、又は嵌合時弾性変形中の弾性部27L,27Rを更に弾性変形させる必要がある。従って、接続ケーブル3がコントローラ2から比較的離脱し難い。また、このような手順で接続ケーブル3をコントローラ2から離脱させることを繰り返すと、位置決め部29L,29R又は弾性部27L,27Rが劣化し易くなる。
なお、コントローラ2は、弾性部27L,27R及び逃がし穴262L,262Rを備える代わりに、板状の合成ゴム若しくはスポンジ、又は板バネ等を用いてなる2個の弾性体が、ジャック25の左右両側面に沿って配設されている構成でもよい。
弾性体同士の離隔距離はプラグ31の左右方向の寸法よりも小さい。このため、弾性体の弾性力によって、2個の弾性体間に配されたプラグ31を左右方向に挟持することができる。このような弾性体も、本発明における弾性部として機能する。
このようなコントローラ2は、弾性部27L,27R及び逃がし穴262L,262Rを備える場合よりも、構成が簡単である。また、弾性体の弾性変形する箇所を、弾性挟持片272L,272Rの弾性変形する箇所よりも大きくすることができるため、弾性変形の繰り返しに起因する弾性体の劣化及び破壊等に対する十分な耐性を持たせることが容易である。ただし、このような弾性体には、プラグ31をジャック25の底面に押し付けるような弾性力は生じ難い。
また、プラグ31が2個の弾性部27L,27R間又は2個の弾性体間で挟持される構成に限定されず、ジャック25の一面と1個の弾性部又は弾性体との間で挟持される構成でもよい。
以上のような生体測定装置4は、接続ケーブル3にイレギュラーな外力が印加されたとしても、コントローラ2から接続ケーブル3が容易に脱離する。このため、接続ケーブル3自体の伸縮性の有無に関わらず、接続ケーブル3の断線を抑制することができる。
また、接続ケーブル3が脱離したとしても、使用者の利便性が大幅に損なわれることはない。そればかりか、使用者が能動的に接続ケーブル3をコントローラ2から離脱させてコントローラ2を使用する場合は、使用者の自由度を向上させることができる。
ところで、接続ケーブル3が、コントローラ2だけでなく体重計1にも着脱自在に装着されている場合、接続ケーブル3の断線が更に抑制される。何故ならば、接続ケーブル3にイレギュラーな外力が印加された場合に接続ケーブル3が自動的に脱離する部分が2箇所存在するからである。この場合も、接続ケーブル3が体重計1から脱離することによって、使用者の利便性が損なわれることはない。
なお、今回開示された実施の形態は、全ての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上述した意味ではなく、特許請求の範囲と均等の意味及び特許請求の範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。例えば、体重しか測定しない場合、又は、足用電極11L,11Rを用いた電圧検出結果のみを用いて体脂肪率を測定する場合等には、コントローラ2が体重計1に収納された状態で生体測定装置4が使用可能であってもよい。
また、本発明の効果がある限りにおいて、生体測定装置4に、実施の形態に開示されていない構成要素が含まれていてもよい。
1 体重計(使用者搭乗装置)
2 コントローラ(使用者接触装置)
20 握持部(接触部)
201L,201R,202L,202R 手用電極(測定用電極)
21 表示部
22 操作部
23 副電源部(電源部)
24 ジャック側電極(ジャックに配されている電極)
25 ジャック
27L,27R 弾性部
271L,271R 係止爪
272L,272R 弾性挟持片
28 加速度センサ
29L,29R 位置決め部
3 接続ケーブル
31 プラグ
32 プラグ側電極(プラグに配されている電極)
4 生体測定装置

Claims (6)

  1. その上に使用者が乗る使用者搭乗装置と、
    該使用者搭乗装置とは別体に設けられており、前記使用者が接触する接触部を有する使用者接触装置と、
    該使用者接触装置及び前記使用者搭乗装置を電気的に接続するための接続ケーブルと
    を備え、
    前記使用者の生体的な特徴量を測定する生体測定装置において、
    前記接続ケーブルは、少なくとも前記使用者接触装置に着脱自在に装着されていることを特徴とする生体測定装置。
  2. 前記接触部は、前記使用者の皮膚に電気的に接触することによって前記使用者の生体的な特徴量を測定するための測定用電極を有し、
    前記使用者接触装置は、
    表示部と、
    操作部と、
    前記表示部、前記操作部、及び前記測定用電極夫々に給電する電源部と
    を更に有することを特徴とする請求項1に記載の生体測定装置。
  3. 前記使用者接触装置は、前記使用者の運動量を測定するための加速度センサを更に有し、
    該加速度センサは、前記電源部から給電されるようにしてあることを特徴とする請求項2に記載の生体測定装置。
  4. 前記接続ケーブルはプラグを一端側に有し、
    前記使用者接触装置は、
    前記プラグが着脱自在に嵌合するジャックと、
    該ジャックに前記プラグが嵌合している場合に、弾性力によって前記プラグを挟持する弾性部と
    を更に有することを特徴とする請求項1から3の何れかひとつに記載の生体測定装置。
  5. 2個の前記弾性部が、前記ジャックの内部に配されており、
    各弾性部は、
    前記弾性力によって前記プラグの両側部を挟持するための弾性挟持片と、
    該弾性挟持片に突設してあり、前記プラグの前記両側部とは異なる部分に係止することによって、前記プラグの電極が配されている面を前記ジャックの電極が配されている面に押し付けるように前記プラグを付勢する係止爪と
    を有することを特徴とする請求項4に記載の生体測定装置。
  6. 前記使用者接触装置は、
    前記ジャックに前記プラグが嵌合し、且つ、前記プラグに配されている電極と前記ジャックに配されている電極とが接触する場合に、前記プラグと当接する位置に配置してあり、また、弾性変形することによって前記位置から離隔することが可能な位置決め部を更に有することを特徴とする請求項4又は5に記載の生体測定装置。
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