JP2010239276A - 撮影装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 盗撮防止機能を備えた撮影装置を提供する。
【解決手段】 撮影装置は、被写体を撮影して画像データを生成する撮影手段と、該撮影手段に撮影を実行させるための撮影指示信号を送出する撮影指示手段と、撮影手段により生成された画像データを記憶する画像データ記憶手段と、所定の音を出力する音声出力手段と、該音声出力手段の特性データを検出する検出手段と、該検出手段によって検出された特性データと比較する特性基準データを記憶する特性基準データ記憶手段と、所定のタイミングで音声出力手段に所定の音を出力させ、この出力の際に前記検出手段によって検出された音声出力手段の特性データと特性基準データ記憶手段に記憶された特性基準データとを比較し、両者が不一致であると判定した場合、撮影手段により生成された画像データを画像データ記憶手段に記憶させないようにする規制手段と、を備えている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、盗撮防止機能を備える撮影装置に関する。
レンズの透過光束を撮像素子で受光し、その光電変換出力に基づいて画像データを取得し、この静止画や動画のデータをメモリーカードなどの着脱自在とする記憶媒体に記憶する撮影装置としてデジタルカメラやカメラ機能付携帯電話機がある。
このような撮影装置は、従来のフィルムカメラのような機械的なシャッター音が発生しないため、一般的にユーザが撮影スイッチを押すと撮影装置に内蔵される制御手段が連動してスピーカに擬似音を発生させたり、LEDを点灯させたりする制御を行って、周囲に撮影が行われたことを知らせる構成とされており、当該機能を有していることをユーザに認識させることにより盗撮を未然に防止することとしている。又、擬似音の発生前に撮影モードとなった時点で音声案内を行い、周囲にこれから撮影が行われることを知らせることで、盗撮を防止する撮影装置も開発されている(例えば、特許文献1)。
しかしながら、スピーカによって擬似音や音声案内を放音させる盗撮防止機能は、スピーカを取り外してしまったり、スピーカの放音部分を塞いだり、スピーカに接続される信号線を切断したりすることで、盗撮防止機能を解除して消音撮影が実行されてしまうということがあった。又、LEDを点灯させる盗撮防止機能についても同様に、LEDの取り外し等によって盗撮防止機能が解除されてしまうことがあった。
そこで、近年、盗撮防止機能を備えた撮影装置に関する様々な提案がなされている。例えば、特許文献2では、所定の信号を付加したシャッター音を発生させて、当該シャッター音を集音し、集音された音の解析を行って、シャッター音に付加された所定の信号が予め定められた所定信号と一致するか否かを確認し、一致しない場合には撮影をさせない盗撮防止機能を備えた撮影装置の提案がなされている。
特開2005−136921号公報 特開2006−135906号公報
上記特許文献2に記載の撮影装置は、スピーカやLEDの取り外し等の盗撮防止機能の回避方法に対して有効ではあるが、スピーカとマイクとを物理的に接続して当該マイク及びスピーカを遮音板で覆うことなどにより撮影装置の内部で出力された音を外部へ漏らすことなく解析させて撮影を実行させる、といったような回避方法には対応することができない、といった問題点があった。
本発明は、このような従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、盗撮防止機能を備える撮影装置において、盗撮防止機能をより確実に維持できる撮影装置を提供することを目的としている。
本発明の撮影装置は、盗撮を防止する機能を備える撮影装置において、被写体を撮影して画像データを生成する撮影手段と、該撮影手段に撮影を実行させるための撮影指示信号を送出する撮影指示手段と、前記撮影手段により生成された画像データを記憶する画像データ記憶手段と、所定の音を出力する音声出力手段と、該音声出力手段の特性データを検出する検出手段と、該検出手段によって検出された特性データと比較する特性基準データを記憶する特性基準データ記憶手段と、所定のタイミングで前記音声出力手段に所定の音を出力させ、この出力の際に前記検出手段によって検出された前記音声出力手段の特性データと前記特性基準データ記憶手段に記憶された特性基準データとを比較し、両者が不一致であると判定した場合、前記撮影手段により生成された画像データを前記画像データ記憶手段に記憶させないようにする規制手段と、を備えていることを特徴とする。
そして、前記規制手段は、所定のタイミングで前記音声出力手段に所定の音を出力させ、この出力の際に前記検出手段によって検出された前記音声出力手段の特性データと前記特性基準データ記憶手段に記憶された特性基準データとを比較し、両者が不一致であると判定した場合、当該撮影装置の電源を強制的に落とすことにより、前記撮影手段により生成された画像データを前記画像データ記憶手段に記憶させないようにすることができる。
前記規制手段は、前記所定のタイミングとして、前記撮影指示手段が操作されたとき、及び/又は電源スイッチが操作されたときに、前記所定の音を出力させるようにすることができる。
又、本発明に撮影装置は、前記規制手段により特性データと特性基準データが略一致したと判定されたとき、この特性データを特性基準データとして前記特性基準データ記憶手段に記憶させるフィードバック手段を有することもある。
又、前記フィードバック手段は、数ヶ月毎などの所定の長期間が経過する度に、特性基準データを前記特性基準データ記憶手段に記憶させるようにすることができる。
前記所定の音は、人間に聞こえない周波数帯域の低周波音或いは高周波音とすることができる。
本発明によれば、盗撮防止機能を備える撮影装置において、音声出力手段の特性データを記憶した特性基準データ記憶手段を有し、この特性基準データ記憶手段が記憶する特性基準データと撮影直前などの所定のタイミングで検出する音声出力手段の特性データとを比較して盗撮防止機能の回避が行われているかどうかを判定することで、盗撮防止機能をより確実に維持できる撮影装置を提供することができる。
本発明の実施例に係る撮影装置の機能ブロック図である。 本発明の実施例に係る撮影装置で盗撮防止機能を発揮する場合の制御フローを示すフローチャートである。
本発明を実施するための形態を述べる。本発明の撮影装置1は、盗撮を防止する機能を備える撮影装置1において、被写体を撮影して画像データを生成する撮影手段としての撮像素子15及びレンズユニット2と、該撮影手段に撮影を実行させるための撮影指示信号を送出する撮影指示手段としての入力部3と、撮影手段により生成された画像データを記憶する画像データ記憶手段としてのメモリーカード14と、所定の音を出力する音声出力手段としてのスピーカ6及びスピーカ駆動回路5と、該音声出力手段の特性データを検出する検出手段としての特性データ検出回路7と、該検出手段によって検出された特性データと比較する特性基準データを記憶する特性基準データ記憶手段としてのフラッシュROM13と、規制手段としてのCPU10と、フィードバック手段と、を備えている。
この規制手段は、撮影指示手段が操作されることによって撮影指示信号が出力された際に連動して音声出力手段にシャッター擬似音(特定音)とされる音などの所定の音を出力させ、この所定音声出力の際に検出手段によって検出された音声出力手段の特性データ(以下、入力特性データという。)と、特性基準データ記憶手段に記憶された特性基準データ(以下、入力特性基準データという。)と、を比較して、両者が略一致したと判定した場合には、撮影手段によって被写体の画像データを生成して画像データ記憶手段に記憶させる。
又、この規制手段は、入力特性データと入力特性基準データが不一致であると判定した場合には、当該撮影装置1の電源を強制的に落とすことにより、撮影手段により生成された画像データを画像データ記憶手段に記憶させないように構成されている。
フィードバック手段は、所定期間毎における撮影時の音声出力手段による所定音声出力の際に、検出手段によって検出される音声出力手段の特性データが規制手段により入力特性基準データと略一致したと判定されたとき、この特性データを入力特性基準データとして入力特性基準データ記憶手段に更新記憶させることで、音声出力手段の経年劣化を起因とする特性データの変化に対応可能とされている。
以下、本発明の実施例を図に基づいて詳説する。図1は、本発明の実施例に係る撮影装置1の機能ブロック図である。図2は、本発明の実施例に係る撮影装置1で盗撮防止機能を発揮する場合の制御フローを示すフローチャートである。
本実施例の撮影装置1は、盗撮を防止する機能を発揮する撮影装置1であって、制御手段とされるマイクロコンピュータとしてのCPU10と、各種のシステムプログラムが記憶された記憶手段としてのROM11及びワークメモリとしてのRAM12、入力手段としての入力部3や表示手段としての表示部4、撮影手段としての撮像素子15及びレンズユニット2、画像データ記憶手段としてのメモリーカード14、音声出力手段としてのスピーカ6及びスピーカ駆動回路5等を備えている。
入力部3は、入力手段とされるものであって、種々のキー、スイッチによって構成され、撮影モードの選択操作や、ユーザが任意に画像解像度等を設定できるカスタム設定操作、ズームやフォーカス調整を実行させる操作などの各種の操作がユーザによって行われた際に、操作信号を制御手段に送出するものである。又、この入力部3の構成要素には、撮影指示信号を送出する撮影指示手段としての撮影スイッチも含まれている。そして、この撮影装置1は、撮影指示手段としての入力部3が操作されると、撮影指示手段から撮影指示信号が送出されて当該撮影指示信号が制御手段に入力されることにより、後述するシャッター擬似音を出力する等の盗撮防止機能を発揮した後、撮影手段による撮影が実行されるようになっている。
表示部4は、表示手段とされる液晶ディスプレイである。この表示手段は、入力手段からの操作信号に基づいて、各種の設定のための選択メニュー、各種の処理に関するメッセージ等が表示されるものである。
そして、制御手段とされるCPU10は、入力部3からのキーやスイッチの操作信号に応じて、又は、自動でROM11に予め記憶されているシステムプログラム、メモリーカードに記憶された制御プログラム等を起動させ、RAM12をワークメモリとして回路各部の動作を制御する。
ROM11は、プログラム記憶手段とされるものであって、撮影や撮影モードの設定等を実行するための各種プログラムが記憶されている。RAM12は、一時記憶手段とされるものであって、撮影モードのカスタム設定をした際の設定内容を記憶するデータメモリ、ユーザに対して操作を案内するメッセージ画面等の表示データが記憶される表示データメモリ等の各領域が確保され、撮影処理等に必要なデータを一時的に記憶するレジスタやカウンタ等が設けられている。
撮影手段は、被写体を撮影して画像データを生成するものであって、撮像素子15と、光学系としてのレンズユニット2と、撮影制御回路16と、を備えている。この撮影制御回路16は、撮像素子15から出力された電気信号を画像データとして制御手段を介して画像データ記憶手段に出力する。ここで撮像素子15は、CCD(Charge Coupled Devices)やCMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor)等であって光を電気信号に変換するものである。レンズユニット2は、固定レンズ群及び可動レンズ群を有し、撮影制御回路16によって焦点調整や倍率調整を制御され、被写体からの反射光を撮像素子15に入射させるものである。
そして、制御手段は、撮影指示手段から送出された撮影指示信号が当該制御手段に入力されると、後述する盗撮防止機能を発揮した後、撮影制御回路16を制御して、レンズユニット2を介して撮像素子15に入力された光を撮像素子15により電気信号に変換させ、当該電気信号を画像データとして画像データ記憶手段に記憶させることができるようになっている。
メモリーカード14は画像データ記憶手段とされるものであって、撮影手段により生成された画像データを記憶する。又、このメモリーカード14は着脱自在とされており、外部機器に接続することで記憶された画像データを外部機器に送出することができるようになっている。
スピーカ6及びスピーカ駆動回路5は、音声出力手段とされるものであって、撮影指示手段によって撮影指示信号が出力された際に、連動して特定の音としてシャッター音を模擬した擬似音を出力する。つまり、撮影指示手段から撮影指示信号が送出されて制御手段に当該信号が入力されると、制御手段は、スピーカ駆動回路5を制御してスピーカ6に擬似音を出力させる。これにより、ユーザが撮影スイッチを押下すると、スピーカ6から擬似音が出力されて、周囲に撮影がなされたことを知らせることができる。
そして、本実施例の撮影装置1は、スピーカ6を取り外す、スピーカ6の放音部を覆うなどの盗撮防止機能を回避するための改造がなされているかどうかを判定するために、検出手段としての特性データ検出回路7、規制手段、入力特性基準データ記憶手段としてのフラッシュROM13を備えている。
検出手段である特性データ検出回路7は、スピーカ6がスピーカ駆動回路5により駆動されたときにスピーカ6からフィードバックされる信号からスピーカ6の特性データを検出するもので、スピーカ6の特性データを検出して制御手段に当該検出信号を送出することができるようになっている。ここで、スピーカ6の特性とは、インピーダンス特性や周波数特性、歪み特性等がある。
又、本実施例の制御手段は、スピーカ駆動回路5を制御して、この擬似音(特定音)、或はこの擬似音と合わせて所定音(可聴音、或は人間に聞こえない周波数帯域の低周波音及び高周波音)をスピーカ6に出力させる。そして、制御手段は、この所定音(可聴音を含む低周波帯域から高周波帯域の音)の出力の際に検出手段によって検出されたスピーカ6の特性データ(以下、入力特性データという。)を一時記憶手段であるRAM12に記憶させる。
そして、制御手段は、規制手段として入力特性データとフラッシュROM13に予め記憶された入力特性基準データとを比較して、両者が一致するか否かを評価して、スピーカ6が改造されていない真性なスピーカ6であるか否かを判定する。そして、制御手段は、規制手段として、スピーカ6が改造されていない真性なものであると判定した場合には撮影手段により画像データを生成させ、画像データを画像データ記憶手段に記憶させる。
又、制御手段は、規制手段として、スピーカ6が改造されていると判定した場合には、撮影装置1の電源を強制的に落とすことにより、撮影手段により生成された画像データを画像データ記憶手段に記憶させないように構成されている。
ここで、規制手段によるスピーカ6の判定は、入力特性データと入力特性基準データとを比較して、略一致したときに真性なスピーカ6であると判定することとしている。このように、一致判定に所定の許容幅を設定することで、スピーカ6の特性の経時的変化にも対応することができる。
フラッシュROM13は、入力特性基準データ記憶手段とされるものであって、初期の状態にあっては、初期状態のスピーカ6の特性データとして入力インピーダンスの周波数特性などを入力特性基準データとして予め記憶している。そして、経年劣化を起因とするスピーカ6の特性の変化に対応するために、制御手段は、フィードバック手段として、スピーカ6の真偽を判定する際に出力される所定音と同一の音を所定のタイミングで出力させ、この出力の際に検出手段によって検出されるスピーカ6の入力特性データを入力特性基準データとしてフラッシュROM13に更新記憶させることもできる。そして、この更新記憶処理は、例えば所定期間経過時における撮影時の音声出力手段による音声出力のときに実行させることができる。
つまり、このフラッシュROM13には、従前に記憶されていた入力特性基準データが消去されて、適宜新しい入力特性基準データが記憶される。
尚、このフィードバック手段による更新記憶処理は、予めROM11に所定のプログラムを記憶させておくことで所定のタイミングで実行させることができる。したがって、上記のように、数ヶ月経過時におけるスピーカ6の真偽判断時である撮影指示手段が操作されたときに更新記憶処理を実行させる場合に限定されることなく、例えば、前回の更新記憶処理から数ヶ月の期間が経過し且つ電源スイッチが操作されたときにフィードバック手段による更新記憶処理を実行させることができる。又、数日毎に更新記憶処理を実行させることとしてもよいが、スピーカ6の特性は急激に変化することはないため、数ヶ月間毎などの所定の長期間が経過する度に更新記憶処理を実行させることが好適である。
即ち、本実施例の撮影装置1は、数ヶ月毎などの所定の長期間が経過したときは、電源投入時又は撮影指示手段を操作したときなどの所定のタイミングに取得した入力特性データを更新記憶した入力特性基準データ(使用初期においては予め記憶された入力特性基準データ)と、撮影の際(撮影許可判断の前)に検出手段によって検出されたスピーカ6の入力特性データとを比較して、両者の特性が略一致した場合には、撮影を実行して画像データを画像データ記憶手段に記憶させる盗撮防止機能を発揮可能とされている。
次に、図2を参照して本実施例の撮影装置1における盗撮を防止可能とした撮影の制御について具体的に述べる。
先ず、図2の制御フローチャートに示すように、ユーザが電源スイッチを入れて当該撮影装置1を起動すると、システムが起動する(ステップS101)。
次に、ユーザが撮影指示手段(入力手段)を操作することによって撮影指示信号が制御手段に送出されると、制御手段は、音声出力手段に特定音である擬似音と所定音としての低周波帯域及び高周波帯域の音を出力させる音声出力処理(ステップS103)を実行させる。又、制御手段は撮影指示信号が入力されると、検出手段による検出を開始する。
音声出力処理(S103)において所定帯域音が出力されると、検出手段がスピーカ6の入力特性データを検出して、当該データを制御手段に送出する検出処理が実行される(同ステップ)。制御手段に入力特性データが入力されると、制御手段は一時的に当該入力特性データを一時記憶手段に記憶させる。そして、制御手段は、規制手段として、この入力特性データと予め入力特性基準データ記憶手段に記憶された入力特性基準データとを比較する判定処理(ステップS105)を実行する。
判定処理(ステップS105)において、入力特性データと入力特性基準データが略一致した場合は、通常の撮影装置1としての処理を実行する(ステップS107)。つまり、制御手段は、入力特性データと入力特性基準データが略一致していると判定した場合、スピーカ6によって音声が確実に出力され、スピーカ6に改造がなされていないことを検出して、撮影手段に撮影を実行させ、撮影手段により生成された画像データを画像データ記憶手段に記憶させる。
そして、判定処理(ステップS105)において、制御手段が入力特性データと入力特性基準データが不一致、つまりスピーカ6の改造が行われていると判定した場合、制御手段は、撮影手段による撮影を実行して画像データを作成することなく、電源を強制的に落とす。このように、電源を強制的に落とす構成とすることで、確実に盗撮防止を実現できる。尚、制御手段は、入力特性データと入力特性基準データが不一致であると判定した場合、電源を落とすことなく撮影手段による撮影を実行させない構成としてもよいし、撮影手段による撮影を実行して画像データは作成するが、画像データ記憶手段に画像データを記憶させる処理を実行させない構成とすることもできる。
したがって、本発明によれば、スピーカ6を取り外したり、スピーカ6の信号線を切断したり、スピーカ6の放音部を塞いだりするような盗撮防止機能の回避方法が実行された場合には撮影を行うことができないようにして盗撮を未然に防止するとともに、所定のタイミングでフィードバック入力される音声出力手段であるスピーカ6の入力特性データを入力特性基準データとして記憶して、この入力特性基準データと撮影の際に検出する入力特性データとを比較することにより撮影許可を判定することができるため、経年劣化による音声出力手段の特性の変化に対応することができる。これにより、長期にわたって盗撮防止機能を維持できる撮影装置1を提供することができる。
そして、本発明は、以上の実施例に限定されるものでなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で自由に変更、改良が可能である。例えば、規制手段による判定処理は、撮影の際(撮影直前)に限定されることなく、所定のタイミングで実行させることができる。例えば、撮影とは関係なく、電源スイッチが操作されたときに判定処理を実行することとして、スピーカ6を改造している場合には、電源投入直後に電源を強制的に落とすことにより、撮影を実行させないようにしてもよい。
この場合、撮影の際のシャッター音とは異なるシステム起動に相応した可聴音を所定帯域音として採用することができる。
更に、電源スイッチが操作されたとき、及び、撮影指示手段が操作されたときに所定の音を出力させて判定処理を実行可能なように制御手段を構成して、より確実に盗撮防止機能を発揮させることとしてもよい。又、この判定処理を実行する所定のタイミングとしては、その他、定期的、撮影直後、タイマー設定時など、様々なタイミングを設定することができる。
又、所定のタイミングで音声出力手段に出力させる所定音は、低周波音から高周波音までの可聴音を含む全帯域の音としてもよいし、可聴音を含む低周波音から高周波音までの全帯域のうち、人間に聞こえない周波数帯域の低周波音のみ、或いは高周波音のみとしてもよいし、起動音などの可聴音のみとしてもよい。又、撮影の際に出力するシャッター音などの特定擬似音を所定音として利用してもよい。所定の音を人間の耳には聞こえない低周波音や高周波音のみとした場合、入力特性基準データの更新記憶のために所定のタイミングで出力される低周波音等はユーザに聞こえることがないため、この撮影装置1は撮影を行わない状態において静かな状態を保つことができる。尚、低周波帯域から高周波帯域の音を所定の音として出力することにより、入力特性データをより正確に取得することができるため、容易に判定処理を実行することができる。又、所定の音には単音を用いてもよいし、スイープ音としてもよい。
1 撮影装置 2 レンズユニット
3 入力部 4 表示部
5 スピーカ駆動回路 6 スピーカ
7 特性データ検出回路 10 CPU
11 ROM 12 RAM
13 フラッシュROM 14 メモリーカード
15 撮像素子 16 撮影制御回路

Claims (6)

  1. 盗撮を防止する機能を備える撮影装置において、
    被写体を撮影して画像データを生成する撮影手段と、
    該撮影手段に撮影を実行させるための撮影指示信号を送出する撮影指示手段と、
    前記撮影手段により生成された画像データを記憶する画像データ記憶手段と、
    所定の音を出力する音声出力手段と、
    該音声出力手段の特性データを検出する検出手段と、
    該検出手段によって検出された特性データと比較する特性基準データを記憶する特性基準データ記憶手段と、
    所定のタイミングで前記音声出力手段に所定の音を出力させ、この出力の際に前記検出手段によって検出された前記音声出力手段の特性データと前記特性基準データ記憶手段に記憶された特性基準データとを比較し、両者が不一致であると判定した場合、前記撮影手段により生成された画像データを前記画像データ記憶手段に記憶させないようにする規制手段と、を備えていることを特徴とする撮影装置。
  2. 前記規制手段は、所定のタイミングで前記音声出力手段に所定の音を出力させ、この出力の際に前記検出手段によって検出された前記音声出力手段の特性データと前記特性基準データ記憶手段に記憶された特性基準データとを比較し、両者が不一致であると判定した場合、当該撮影装置の電源を強制的に落とすことにより、前記撮影手段により生成された画像データを前記画像データ記憶手段に記憶させないようにすることを特徴とする請求項1に記載の撮影装置。
  3. 前記規制手段は、前記所定のタイミングとして、前記撮影指示手段が操作されたとき、及び/又は電源スイッチが操作されたときに、前記所定の音を出力させることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の撮影装置。
  4. 前記規制手段により特性データと特性基準データが略一致したと判定されたとき、この特性データを特性基準データとして前記特性基準データ記憶手段に記憶させるフィードバック手段を有することを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載の撮影装置。
  5. 前記フィードバック手段は、数ヶ月毎などの所定の長期間が経過する度に、特性基準データを前記特性基準データ記憶手段に記憶させることを特徴とする請求項4に記載の撮影装置。
  6. 前記所定の音は、人間に聞こえない周波数帯域の低周波音或いは高周波音であることを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れかに記載の撮影装置。
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