JP2010239260A - 無線通信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】同じ周波数帯域を使用する複数の通信方式による無線通信を、電波干渉を抑制して行うことが可能な無線通信装置を提供すること。
【解決手段】無線通信装置は、副通信装置と無線通信を行う第1無線通信手段と、外部通信装置と無線通信を行う第2無線通信手段とを備える。第1無線通信手段及び第2無線通信手段は、第1無線通信手段により使用される複数の第1無線チャンネルの帯域に対して、その帯域を確保するための帯域確保電波を送出する。
【選択図】図3

Description

本発明は、無線通信装置に関する。特に、同じ周波数帯域を使用する複数の無線通信手段を備える無線通信装置に関する。
従来、無線通信によりデータ通信や通話を行う無線通信装置がある。このような無線通信装置では、異なった通信方式で、同一の周波数帯域が使用される場合がある。
例えば、データ通信を目的とした無線LAN(Wireless Local Area Network、以下、WLANと表記する。)と通話を目的としたデジタルコードレス電話(Digital Cordless telephone、以下、DCLと表記する。)とは、いずれも2.4GHz帯という同一の周波数帯域を使用する。
ここで、図7を参照して、WLAN及びDCLによって使用される周波数帯域及び周波数チャンネルについて説明する。図7は、WLAN及びDCLで使用される周波数帯域及び周波数チャンネルを示した概略図である。
図7に示されるように、WLAN、DCLの各通信方式は、いずれも2.4GHzから2.5GHzまでの周波数帯域(2.4GHz帯)を使用する。そして、各通信方式において、2.4GHz帯を複数に分割したチャンネルが設定されている。以下では、各通信方式におけるチャンネルを区別するために、WLANで使用されるチャンネルをWLANチャンネル、DCLで使用されるチャンネルをDCLチャンネルとする。
WLANでは、2.4GHz帯が14のWLANチャンネルwch1〜wch14に分けられている。WLANは、14のWLANチャンネルのうち1つのWLANチャンネルを継続して使用しながら、その1つのWLANチャンネルに対して送信データを直接スペクトラム拡散する直接拡散方式により、無線通信を行う。
一方、DCLでは、2.4GHz帯が89のDCLチャンネルdch1〜dch89に分けられている。DCLは、ホッピング周期と呼ばれる所定の周期(例えば、1/100秒)毎に、89あるDCLチャンネルのうち予め選択された例えば45のDCLチャンネルの間で、使用するDCLチャンネルを変更(ホッピング)する周波数ホッピング方式により、無線通信を行う。
上記のような複数の通信方式が混在する環境では、同一の周波数帯域が各通信方式によって使用されるので、各通信方式の間で電波干渉が発生するおそれがある。これに対し、下記の特許文献1、2には、2.4GHz帯を使用する無線通信方式の1つであるBluetooth(登録商標)によって無線通信を行うBluetoothモジュールと上記WLANの規格であるIEEE802.11bによって無線通信を行う無線LANモジュールとを同一エリアで使用する際の電波干渉を防止する技術が開示されている。
特開2002−198867号公報 特開2002−198868号公報
特許文献1、2に開示された技術は、Bluetoothモジュールと無線LANモジュールとの間で干渉するチャンネルの使用を中止することで、互いに電波干渉が発生するのを防止する。しかしながら、複数のWLANチャンネルが使用されている環境において、特許文献1、2に開示された技術を、DCLによる無線通信に応用した場合、DCLで使用可能なチャンネル数が制限され、必要なチャンネル数を確保することができないおそれがあり問題である。
本発明は上記の課題に鑑み提案されたものである。本発明は、同じ周波数帯域を使用する複数の通信方式による無線通信を、電波干渉を抑制して行うことが可能な無線通信装置を提供することを目的とする。
本発明の請求項1に係る無線通信装置は、少なくとも1つの副通信装置と第1無線通信方式で無線通信を行い、外部通信装置と第2無線通信方式で無線通信を行う無線通信装置において、ある周波数帯域内を所定の周波数帯域毎に区切り、その区切られた周波数帯域毎に対応して設けられた第1無線チャンネルの複数の中から1つを使用するとともに、その使用する第1無線チャンネルを所定の周期で切り替える第1無線通信方式によって前記副通信装置と無線通信を行う第1無線通信手段と、前記ある周波数帯域内を前記第1無線チャンネルが対応付けられる前記所定の周波数帯域よりも帯域幅の広い周波数帯域毎に区切り、その区切られた周波数帯域毎に対応して設けられた第2無線チャンネルの複数の中から1つを継続して使用する第2無線通信方式によって前記外部通信装置と無線通信を行う第2無線通信手段と、を備え、前記第1及び第2無線通信手段は、前記第1無線通信手段により使用される複数の第1無線チャンネルの帯域に対して、その帯域を確保するための帯域確保電波を送出することを特徴とする。
本発明の請求項2に係る無線通信装置は、請求項1の無線通信装置において、前記第2無線通信手段は、前記第1無線通信手段により使用される複数の第1無線チャンネルと最も広範囲に帯域が重複する第2無線チャンネルの帯域に対して第1帯域確保電波を送出し、前記第1無線通信手段は、前記第1無線通信手段により使用される複数の第1無線チャンネルのうち前記第1帯域確保電波の帯域に含まれない第1無線チャンネルの帯域に対して第2帯域確保電波を送出することを特徴とする。
本発明の請求項3に係る無線通信装置は、請求項1または2の無線通信装置において、前記第1及び第2無線通信手段は、前記第1無線通信手段による無線通信の開始要求がない場合に前記帯域確保電波を送出することを特徴とする。
本発明の請求項4に係る無線通信装置は、請求項3の無線通信装置において、前記第1無線通信手段は、前記第1無線通信手段による無線通信の開始要求を受け付けた場合に、前記第2無線通信手段に対して前記帯域確保電波の送出停止要求を行うことを特徴とする。
本発明の請求項5に係る無線通信装置は、請求項1または2の無線通信装置において、前記第1及び第2無線通信手段は、前記第1無線通信手段による無線通信の開始要求が発生してから前記副通信装置との無線通信が開始されるまでの期間に前記帯域確保電波を送出することを特徴とする。
本発明の請求項6に係る無線通信装置は、請求項5の無線通信装置において、前記第1無線通信手段は、前記第1無線通信手段による無線通信の開始要求を受け付けた場合に、前記第2無線通信手段に対して前記帯域確保電波の送出要求を行い、その所定時間経過後に、前記第2無線通信手段に対して前記帯域確保電波の送出停止要求を行うことを特徴とする。
本発明の請求項1に係る無線通信装置によれば、帯域確保電波を送出することで、第1無線通信手段は、電波干渉の影響を軽減することができ、良好な通信環境を得ることができる。
本発明の請求項2に係る無線通信装置によれば、第1無線通信手段と第2無線通信手段とが帯域確保電波を分担して送出することで、第1無線通信手段により使用される複数の第1無線チャンネルの帯域全体をカバーすることができる。
本発明の請求項3に係る無線通信装置によれば、第1無線通信手段により使用される複数の第1無線チャンネルの帯域を、第1無線通信手段が待機している期間に確保することができる。
本発明の請求項4に係る無線通信装置によれば、第1無線通信手段から第2無線通信手段に指示することで、帯域確保電波を送出するタイミングを第1無線通信手段の待機期間に合わせることができる。
本発明の請求項5に係る無線通信装置によれば、第1無線通信手段により使用される複数の第1無線チャンネルの帯域を、第1無線通信手段による無線通信の開始に合わせて確保することができる。
本発明の請求項6に係る無線通信装置によれば、第1無線通信手段から第2無線通信手段に指示することで、帯域確保電波を送出するタイミングを第1無線通信手段による無線通信の開始に合わせることができる。
本発明に係る無線通信装置によれば、同じ周波数帯域を使用する複数の通信方式による無線通信を、電波干渉を抑制して行うことができる。
親機を示す外観図である。 通信システムの構成を示すブロック図である。 親機のDCL通信制御回路において実行される処理のフローチャートである。 チャンネル対応テーブルを示す図である。 親機のWLAN通信制御回路において実行される処理のフローチャートである。 親機のDCL通信制御回路において実行される別の処理のフローチャートである。 WLAN及びDCLで使用される周波数帯域及び周波数チャンネルを示した概略図である。
図面を参照して実施例を説明する。図1は、本発明の無線通信装置の一例として、親機10を示す外観図である。親機10は、WLAN機能、子機61とのDCL機能の他、プリンタ機能、FAX機能、などを有する。図1に示されるように、親機10の側面には、送受話器23が設けられる。また、親機10の上面前方には、操作キー15及びタッチパネル機能付きLCD16が設けられる。ユーザは、操作キー15、LCD16を介して、電話番号などを親機10に入力することができる。
図2は、親機10を含む通信システムの構成を示すブロック図である。親機10は、CPU11、ROM12、RAM13、EEPROM14、WLAN通信制御回路17、DCL通信制御回路19、送受話器23、音声処理LSI24、NCU(Network Control Unit、以下、NCUと表記する。)25、を主に有する。CPU11、ROM12、RAM13、及びEEPROM14は、バスライン26を介して互いに接続される。送受話器23とNCU25とは、音声処理LSI24に接続される。また、操作キー15、LCD16、WLAN通信制御回路17、DCL通信制御回路19、音声処理LSI24、NCU25、及びバスライン26は、入出力ポート27を介して互いに接続される。
CPU11は、ROM12、RAM13、EEPROM14に記憶されるプログラム、パラメータ、あるいは、WLAN通信制御回路17、DCL通信制御回路19、NCU25を介して送受信される各種信号に従って、様々な処理を実行する。ROM12は、親機10を制御するためのプログラム、プログラムに従って参照される各種データ、などを記憶する。RAM13は、プログラムに従って処理が実行される過程で生成される各種データを記憶する。
WLANアンテナ18を有するWLAN通信制御回路17は、WLANアンテナ52を有するアクセスポイント(Access Point、以下、APと表記する。)51との間で、直接拡散方式による無線通信であるWLAN通信200を行う。AP51はLAN500と接続されており、親機10はLAN500に接続される他の機器(例えば、PC)とAP51を介してデータ通信を行う。
DCLアンテナ20を有するDCL通信制御回路19は、子機61のDCLアンテナ63を有するDCL通信制御回路62との間で、周波数ホッピング方式による無線通信であるDCL通信300を行う。音声処理LSI24は、送受話器23、NCU25のアナログ音声信号とDCL通信制御回路19のデジタル信号とを相互に変換する。また、NCU25は、電話回線網100と接続されており、電話回線網100へのダイヤル信号の送出、電話回線網100からの呼出信号の応答などを行う。
既に説明したように、DCLでは、2.4GHz帯が89のDCLチャンネルdch1〜dch89に分けられている(図7参照)。親機10は、89あるDCLチャンネルのうち45のDCLチャンネルの間で、使用するDCLチャンネルをホッピングしながら、子機61とDCL通信300を行う。その際、親機10は、出来るだけ電波状況のよいDCLチャンネルを選択して使用する。しかし、DCLチャンネルと同一の周波数帯域に設定されるWLANチャンネルが複数使用されている場合や外来ノイズが多い場合、良好なDCLチャンネルを確保することが困難になる。本実施例の親機10は、WLAN通信制御回路17及びDCL通信制御回路19から電波を送出することで、DCLチャンネルの帯域を確保する。以下、図3乃至図6を参照して、親機10において実行される処理を説明する。
図3は、親機10のDCL通信制御回路19において実行される処理のフローチャートである。S101において、DCL通信制御回路19は、子機61とのDCL通信300に使用予定のDCLチャンネルと最も広範囲に帯域が重複するWLANチャンネルを選定する。
S101の処理について具体的に説明する。親機10のEEPROM14には、各WLANチャンネルに周波数範囲、DCLチャンネルを対応付ける、図4に例示されるようなチャンネル対応テーブルが記憶されている。また、親機10は、89あるDCLチャンネルdch1〜dch89を帯域毎に、例えば、帯域A(dch1〜dch45)、帯域B(dch30〜dch75)、帯域C(dch44〜dch89)のように3グループに分け、電波状況に応じてどのグループを使用するかを予め決定してEEPROM14に登録し、DCL通信300を行っている。したがって、S101において、DCL通信制御回路19は、チャンネル対応テーブルを参照して、親機10が予め決定したグループのDCLチャンネルと最も広範囲に帯域が重複するWLANチャンネルを選定する。例えば、親機10が予め決定したグループが帯域Aのグループである場合、帯域AのグループのDCLチャンネルdch1〜dch45のうち26のDCLチャンネルと重複するWLANチャンネルwch1〜wch4が、親機10が予め決定したグループのDCLチャンネルと最も広範囲に帯域が重複するWLANチャンネルとなる。そのため、DCL通信制御回路19は、WLANチャンネルwch1〜wch4のいずれかを選定する。
S102において、DCL通信制御回路19は、S101で選定したWLANチャンネルの情報を、WLAN通信制御回路17に送信する。S103において、DCL通信制御回路19は、DCL通信300による通話の開始要求があるか否かを判断する。通話開始要求がない場合(S103:NO)、DCL通信制御回路19は、S104において、WLAN通信制御回路17に電波送出命令を送信する。そして、DCL通信制御回路19は、S105において、子機61とのDCL通信300に使用予定のDCLチャンネルのうち、S101で選定したWLANチャンネルの帯域に含まれないDCLチャンネルの帯域に電波を送出し、S101の処理に戻る。
S105の処理について具体的に説明する。例えば、親機10が予め決定したグループが上述の帯域Aのグループ(dch1〜dch45)であり、S101で選定したWLANチャンネルがWLANチャンネルwch1である場合を考える。チャンネル対応テーブル(図4参照)に示されるように、WLANチャンネルwch1はDCLチャンネルdch1〜dch26と重複するため、帯域AのグループのDCLチャンネルdch1〜dch45のうち、DCLチャンネルdch27〜dch45はWLANチャンネルwch1の帯域に含まれない。したがって、DCL通信制御回路19は、DCLチャンネルdch27〜dch45の間でホッピングしながら、それらの帯域に電波を送出する。
一方、DCL通信300による通話の開始要求がある場合(S103:YES)、DCL通信制御回路19は、S106においてWLAN通信制御回路17に電波送出停止命令を送信し、S107において自らも電波の送出を停止する。そして、DCL通信制御回路19は、S108において、子機61とのDCL通信300に使用予定のDCLチャンネルを使用してDCL通信300による通話を開始する。すなわち、DCL通信制御回路19は、親機10が予め決定したグループのDCLチャンネルを使用してDCL通信300による通話を開始する。
S109において、DCL通信制御回路19は、DCL通信300による通話が終了したか否かを判断する。通話が終了していない場合(S109:NO)、DCL通信制御回路19は、S109の処理に戻る。すなわち、DCL通信300による通話が終了するまで、S109で処理が待機する。一方、通話が終了した場合(S109:YES)、DCL通信制御回路19は、S101の処理に戻る。
図5は、親機10のWLAN通信制御回路17において実行される処理のフローチャートである。S201において、WLAN通信制御回路17は、DCL通信制御回路19から送信される選定WLANチャンネルの情報(図3、S102)を受信したか否かを判断する。選定WLANチャンネルの情報を受信していない場合(S201:NO)、WLAN通信制御回路17は、S201の処理に戻る。すなわち、DCL通信制御回路19から選定WLANチャンネルの情報を受信するまで、S201で処理が待機する。
一方、選定WLANチャンネルの情報を受信した場合(S201:YES)、WLAN通信制御回路17は、S202において、DCL通信制御回路19から送信される電波送出命令(図3、S104)を受信したか否かを判断する。電波送出命令を受信した場合(S202:YES)、WLAN通信制御回路17は、S203において、S201で受信した選定WLANチャンネルの情報に基づいて、その帯域に電波を送出し、S201の処理に戻る。例えば、S201で受信した選定WLANチャンネルの情報がWLANチャンネルwch1を示す場合、WLAN通信制御回路17は、WLANチャンネルwch1の帯域に対して電波を送出する。
一方、電波送出命令を受信していない場合(S202:NO)、WLAN通信制御回路17は、S204において、DCL通信制御回路19から送信される電波送出停止命令(図3、S106)を受信したか否かを判断する。電波送出停止命令を受信していない場合(S204:NO)、WLAN通信制御回路17は、S201の処理に戻る。
一方、電波送出停止命令を受信した場合(S204:YES)、WLAN通信制御回路17は、S205において、S201で受信した選定WLANチャンネルの情報に基づいて、その帯域への電波送出を停止し、S201の処理に戻る。例えば、S201で受信した選定WLANチャンネルの情報がWLANチャンネルwch1を示す場合、WLAN通信制御回路17は、WLANチャンネルwch1の帯域に対する電波送出を停止する。
続いて、図3及び図5の処理によって得られる効果について説明する。一般に、近年の無線機においては、電波干渉が発生するのを防止するため、他の無線機による電波が検出される帯域の使用を回避する機能が搭載される。これに対し、本実施例の親機10は、DCL通信300による通話の開始要求がない場合(図3、S103:NO)、すなわち、DCL通信300の待機期間に、DCL通信300に使用予定のDCLチャンネルの帯域に対して、あえて電波を送出する。これにより、親機10は、他の無線機の電波干渉防止機能を逆手にとって、DCL通信300に使用予定のDCLチャンネルの帯域の使用を回避させる。親機10は、他の無線機の電波干渉防止機能を利用して、DCL通信300に使用予定のDCLチャンネルの帯域を確保することができる。また、DCL通信制御回路19とWLAN通信制御回路17とが帯域を分担して電波を送出するため、DCL通信300に使用予定のDCLチャンネルの帯域全体をカバーすることができる。
また、DCL通信制御回路19からWLAN通信制御回路17に電波送出命令、電波送出停止命令を送信することで、帯域を確保するための帯域確保電波を送出するタイミングをDCL通信300の待機期間に合わせ、DCL通信300に使用予定のDCLチャンネルの帯域をその待機期間に確保することができる。その結果、DCL機能とWLAN機能とを備える親機10において、良好なDCLチャンネルを必要数確保することができる。
続いて、図6のフローチャートを参照して、親機10のDCL通信制御回路19において実行される処理について他の例を説明する。
これまでに説明した図3の処理では、親機10は、DCL通信300による通話の開始要求がない場合(図3、S103:NO)に、帯域確保電波を送出する。しかし、帯域確保電波を送出するタイミングはこれに限られない。図6は、親機10のDCL通信制御回路19において実行される別の処理のフローチャートである。図6では、図3の処理と同様な部分の説明は省略し、図3の処理と異なる部分を中心に説明する。
S301、S302において、DCL通信制御回路19は、図3のS101、S102と同様の処理を行う。S303において、DCL通信制御回路19は、DCL通信300による通話の開始要求があるか否かを判断する。通話開始要求がない場合(S303:NO)、DCL通信制御回路19は、S301の処理に戻る。
一方、DCL通信300による通話の開始要求がある場合(S303:YES)、DCL通信制御回路19は、S304、S305において、図3のS104、S105と同様の処理を行った後、S306において所定時間待機する。そして、DCL通信制御回路19は、S307〜S310において、図3のS106〜S109と同様の処理を行う。
図6の処理では、DCL通信制御回路19は、S306において所定時間待機する。これにより、親機10は、その間に帯域確保電波を送出することができる。その結果、DCL通信300による通話の開始に合わせて、DCL通信300に使用予定のDCLチャンネルの帯域を確保することができる。このように、親機10は、DCL通信300による通話の開始要求がある場合(S303:YES)に、帯域確保電波を送出してもよい。DCL通信300による通話の開始要求があるときだけ帯域確保電波を送出することにより、帯域確保電波の送出に伴う消費電力を抑えることができる。また、S306において待機する所定時間が長いほど、DCL通信300に使用予定のDCLチャンネルの帯域を確保する効果は大きくなる。
ここで、特許請求の範囲との対応は以下の通りである。
親機10は無線通信装置の一例、子機61は副通信装置の一例、AP51は外部通信装置の一例である。また、2.4GHz帯はある周波数帯域の一例、DCLチャンネルは第1無線チャンネルの一例、周波数ホッピング方式は第1無線通信方式の一例、DCL通信制御回路19は第1無線通信手段の一例、WLANチャンネルは第2無線チャンネルの一例、直接拡散方式は第2無線通信方式の一例、WLAN通信制御回路17は第2無線通信手段の一例である。また、図5のS203によって第1帯域確保電波の送出が実現され、図3のS105、図6のS305によって第2帯域確保電波の送出が実現される。
以上、詳細に説明した通り、本発明の前記実施例の親機10によれば、同じ周波数帯域を使用する複数の通信方式による無線通信を、電波干渉を抑制して行うことができる。DCL機能とWLAN機能とを備える親機10において、良好なDCLチャンネルを必要数確保することができる。図3、図5、図6の処理を親機10の電源投入時から行うことにより、リアルタイム通信が必要で電波干渉の影響を受けやすいDCL通信300に対して、良好な通信環境を提供することができる。また、送出する帯域確保電波のデューティ比が高いほど、すなわち、送出する帯域確保電波のオフ時間に対するオン時間の比が大きいほど、他の無線機に対して、DCL通信300に使用予定のDCLチャンネルの帯域の使用を回避させる効果が大きくなる。
なお、本発明は前記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内での種々の改良、変更が可能であることは言うまでもない。
例えば、前記実施例における各フローチャートは単なる一例であり、当該各フローチャートの処理と同等の結果を得ることできるものであれば、他のフローチャートによって処理を実現してもよい。
前記実施例では、子機61とのDCL通信300に使用予定のDCLチャンネルと最も広範囲に帯域が重複するWLANチャンネルを、DCL通信制御回路19が選定する(図3、S101)が、WLAN通信制御回路17が選定するようにしてもよい。
また、前記実施例では、DCL通信制御回路19とWLAN通信制御回路17とが帯域を分担して帯域確保電波を送出するが、これに限らない。例えば、親機10がBluetooth機能を有する場合、Bluetooth機能を使用して帯域確保電波を送出してもよい。
また、図3、図5、図6のフローチャートは、WLAN通信制御回路17、DCL通信制御回路19で実行される処理としているが、ROM12に記憶されるプログラムに従ってCPU11によって実行されるフローチャートとしてもよい。
10 親機
17 WLAN通信制御回路
19、62 DCL通信制御回路
51 アクセスポイント(AP)
61 子機

Claims (6)

  1. 少なくとも1つの副通信装置と第1無線通信方式で無線通信を行い、外部通信装置と第2無線通信方式で無線通信を行う無線通信装置において、
    ある周波数帯域内を所定の周波数帯域毎に区切り、その区切られた周波数帯域毎に対応して設けられた第1無線チャンネルの複数の中から1つを使用するとともに、その使用する第1無線チャンネルを所定の周期で切り替える第1無線通信方式によって前記副通信装置と無線通信を行う第1無線通信手段と、
    前記ある周波数帯域内を前記第1無線チャンネルが対応付けられる前記所定の周波数帯域よりも帯域幅の広い周波数帯域毎に区切り、その区切られた周波数帯域毎に対応して設けられた第2無線チャンネルの複数の中から1つを継続して使用する第2無線通信方式によって前記外部通信装置と無線通信を行う第2無線通信手段と、を備え、
    前記第1及び第2無線通信手段は、前記第1無線通信手段により使用される複数の第1無線チャンネルの帯域に対して、その帯域を確保するための帯域確保電波を送出する
    ことを特徴とする無線通信装置。
  2. 前記第2無線通信手段は、前記第1無線通信手段により使用される複数の第1無線チャンネルと最も広範囲に帯域が重複する第2無線チャンネルの帯域に対して第1帯域確保電波を送出し、
    前記第1無線通信手段は、前記第1無線通信手段により使用される複数の第1無線チャンネルのうち前記第1帯域確保電波の帯域に含まれない第1無線チャンネルの帯域に対して第2帯域確保電波を送出する
    ことを特徴とする請求項1に記載の無線通信装置。
  3. 前記第1及び第2無線通信手段は、前記第1無線通信手段による無線通信の開始要求がない場合に前記帯域確保電波を送出する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の無線通信装置。
  4. 前記第1無線通信手段は、前記第1無線通信手段による無線通信の開始要求を受け付けた場合に、前記第2無線通信手段に対して前記帯域確保電波の送出停止要求を行う
    ことを特徴とする請求項3に記載の無線通信装置。
  5. 前記第1及び第2無線通信手段は、前記第1無線通信手段による無線通信の開始要求が発生してから前記副通信装置との無線通信が開始されるまでの期間に前記帯域確保電波を送出する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の無線通信装置。
  6. 前記第1無線通信手段は、前記第1無線通信手段による無線通信の開始要求を受け付けた場合に、前記第2無線通信手段に対して前記帯域確保電波の送出要求を行い、その所定時間経過後に、前記第2無線通信手段に対して前記帯域確保電波の送出停止要求を行う
    ことを特徴とする請求項5に記載の無線通信装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012165043A (ja) * 2011-02-03 2012-08-30 Renesas Electronics Corp 無線通信装置

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