JP2010238936A - 電気装置及びスイッチング電源装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】外部環境が高温である場合にあっても装置内部への熱の侵入を抑制する。
【解決手段】スイッチング電源装置1は、導電性の接続端子33を内挿する貫通型端子台30が筐体10の取付け部19に挿入され取り付けられ、筺体10の底壁部15は、接続端子33の端面33cと対向する対向面15aを有し、対向面15aと接続端子33の端面33cとの間には、両者を熱的に接続する電気絶縁性の熱伝導性部材である伝熱シート50が設けられている。これにより、接続端子33に接続される外部ケーブル等から接続端子33に対して伝導される熱を、接続端子33から伝熱シート50を介して筺体10の対向面15aに伝導させることができる。これにより、接続端子33に対して伝導され筺体10内部の部品に侵入する熱を低減することができる。
【選択図】図4

Description

本発明は、貫通型端子台と筺体とを含んで構成される電気装置及びスイッチング電源装置に関する。
近年、ハイブリッドカーや電気自動車等に用いられる車載用の大型電源装置に対する需要が高まっている。このような大型電源装置は、大電流が流れるために、電源装置内の、例えばスイッチング素子等のパワー半導体の損失等による発熱量が非常に大きい。このため、電源装置の破損等を回避する目的から種々の冷却方法が検討されている。この冷却方法の一つとして、例えば特許文献1に記載のように、外部の機器と電気的に接続する導体を有する貫通型端子台を備え、電源装置を構成するスイッチング素子やトランス等の発熱性の高い部品を収容する筐体を外部から水冷する構成が知られている。
特開2006−237537号公報
しかしながら、この筺体が、例えば自動車のエンジンの近傍に配置された場合のように、エンジンからの排熱の影響を受け、筺体の外部環境が高温である場合、貫通型端子台の導体を介して外部の装置や機器からの熱が筺体内部へと伝熱されてしまう。このため、水冷方式や強制送風方式等の冷却方式により、外部環境よりも低い温度で筺体を冷却しているにもかかわらず、内部に設けられた部品等が加熱され破損する可能性がある。
本発明は上記を鑑みてなされたものであり、外部環境が高温である場合にあっても装置内部への熱の侵入を抑制することができる電気装置及びスイッチング電源装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る電気装置は、導電性の接続端子を内挿する貫通型端子台が筐体の取付け部に挿入され取り付けられた電気装置であって、前記筺体は、前記接続端子の先端面と対向する対向面を有し、前記筺体の前記対向面と前記接続端子の前記先端面との間には、両者を熱的に接続する電気絶縁性の熱伝導性部材が設けられていることを特徴とする。
上記の電気装置では、貫通型端子台の接続端子と、接続端子の先端面に対向して設けられる筺体側の対向面とが電気絶縁性の熱伝導性部材により熱的に接続される。このため、接続端子に接続される外部ケーブル等から接続端子に対して伝導される熱を、接続端子から熱伝導性部材を介して筺体の対向面に伝導させることができる。これにより、外部環境が高温であっても、外部環境から接続端子に対して伝導された熱が筺体内部に対して侵入することを抑制することができる。
ここで、前記接続端子のうち前記先端面を有する一方の端部は、前記筺体の内部に突出している態様とすることが好ましい。
このように、接続端子のうち前記先端面を有する一方の端部が筺体の内部に突出していることにより、例えば筐体の内部に突出している領域に対して、筺体と熱的に接続される熱伝導性部材をさらに設けることもできるため、筺体内部の受動部品に対して外部からの熱が伝導されることをさらに抑制することができる。
また、前記筺体は冷却手段を備える態様とすることができる。
このように、筺体が冷却手段を備えることにより、接続端子から熱伝導性部材を介して筺体の対向面から筺体に侵入した熱を冷却手段において冷却することができ、筺体に伝熱したことによる筺体の温度上昇を抑制することができる。
さらに、前記筺体の内部に設けられた受動部品と、前記接続端子と前記受動部品とを電気的に接続する導電部材と、を備える態様とすることができる。
上記のように、筺体の内部に受動部品を備え、導電部材を介して接続端子と受動部品との間に電流を流す場合であっても、外部からの熱は熱伝導性部材を介して筐体に対して伝導されるため、接続端子から導電部材を介して受動部品に対して伝導される熱を低減することができ、温度上昇による受動部品の破損等の発生を抑制することができる。
ここで、上記作用を効果的に奏する構成としては、具体的に、前記受動部品はコンデンサであることが挙げられる。また、上記の電気装置において、前記受動部品は、ノイズフィルタ用のコンデンサであって、前記接続端子に対して近接して配置される態様とすることができる。
上述したように、本発明に係る電気装置では、外部ケーブルから接続端子に伝導される熱は熱伝導性部材を介して筺体に対して伝導される。したがって、接続端子から導電部材を介して電気的に近い位置に受動部品を配置した場合であっても、受動部品が接続端子から伝導される熱によって破損しにくくなる。このため、ノイズフィルタ用のコンデンサのように、接続端子に対してより電気的に近い位置に配置することが好ましい受動部品を接続端子に近接する位置に配置することができる。そして、例えば、ノイズフィルタ用のコンデンサを出力側の接続端子からより近い位置に配置した場合、筐体内の部品内を流れる電流において発生したノイズをノイズフィルタ用のコンデンサにおいて低減させた後に接続端子から外部に出力することができるため、出力電流のインダクタンスを低くすることができ、出力電流が安定化されることから出力電流が流れる外部の機器に対する悪影響を低減することができる。
また、本発明に係るスイッチング電源装置は、上記の電気装置を含んで構成されることを特徴とする。このように、スイッチング電源装置が上記の電気装置を含んで構成されることにより、スイッチング電源装置に含まれるスイッチング素子やトランス等の発熱性の高い部品を、外部環境から装置内部に対して流入する高熱に対して晒すことを防ぐことができ、信頼性の高いスイッチング電源装置を得ることができる。
本発明によれば、外部環境が高温である場合にあっても装置内部への熱の侵入を抑制することができる電気装置及びスイッチング電源装置が提供される。
本実施形態に係るスイッチング電源装置の構成を示す概略斜視図である。 スイッチング電源装置を構成する各受動部品を説明する概略斜視図である。 スイッチング電源装置の底面に設けられた冷却手段の構成を示す概略斜視図である。 貫通型端子台と筺体の取付け部の構成を示す分解斜視図である。 貫通型端子台と筺体の取付け部の断面図である。 貫通型端子台とコンデンサとの配置を説明する貫通型端子台周辺の上面図である。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための最良の形態を詳細に説明する。なお、図面の説明においては同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
図1は、本実施形態に係るスイッチング電源装置の構成を示す概略斜視図、図2は、スイッチング電源装置を構成する各受動部品を説明する概略斜視図、図3は、スイッチング電源装置の底面に設けられた冷却手段の構成を示す概略斜視図、図4は、貫通型端子台と筺体の取付け部の構成を示す分解斜視図、図5は、貫通型端子台と筺体の取付け部の断面図、図6は、貫通型端子台とコンデンサとの配置を説明する貫通型端子台周辺の上面図である。
図1に示すように、本実施形態に係るスイッチング電源装置1は、ケース本体11と蓋部13とからなる筺体10と、筺体10の側面に取り付けられる貫通型端子台30とを備える電気装置の内部に各部品が配置されることにより構成される。筺体10のケース本体11と蓋部13とは、周縁部のネジにより固定される。またケース本体11は、ケース底面を構成する底壁部15と、ケース側面を構成する側壁部17とを含んで構成され、アルミニウム等の金属材料で一体成型されている。そして、ケース本体11の側壁部17に対して貫通型端子台30が取り付けられる。
そして、この筺体10のケース本体11の内部には、スイッチング電源装置を構成する各部品が配置される。具体的には、図2に示すように、入力コンデンサ110と、スイッチング素子120と、メイントランス130と、チョークインダクタ140と、制御基板150と、出力コンデンサ160と、がケース本体11の内部に収容され、これらの部品がバスバー等の導電性を有する導電部材により接続される。これにより、スイッチング電源装置1は、DC−DCコンバータとして機能する。
ケース本体11のケース底面側には筐体10を冷却する冷却手段が設けられる。具体的には、ケース本体11の底壁部15の裏面側には、図3に示すように、複数本の蛇行した溝が設けられる。そして、この溝の開口を覆うように被覆板25(図3ではこの被覆板25の一部が破断されて示されている)を設けることによって、冷却用流路21が形成される。この冷却用流路21の両端には給排水口22が設けられ、一方の給排水口22から注入された冷却液(例えば、水、不凍液)は、冷却用流路21を通って反対側の給排水口22から排出される。このように冷却用流路21を冷却液が流れることにより、ケース底面の底壁部15の裏面側が冷却される。そして、底壁部15の表面側に載置され、上述のスイッチング電源装置1を構成する各部品が冷却される。
次に、ケース本体11の側壁部17に対して取り付けられる貫通型端子台30について説明する。貫通型端子台30は、図1に示すようにケース本体11の側壁部17が図示下方へ延びる突出部(取付け部)19に対して取り付けられる。
貫通型端子台30は、図4、図5に示すように、樹脂等の絶縁性の部材からなる略円筒形の樹脂部31と、略円筒形の樹脂部31の中心を貫通するように内挿された金属等からなる導電性の接続端子33とを含んで構成される。そして、筐体10に対する貫通型端子台30の挿入方向(図4の軸線A1)に対して垂直な方向(すなわち、貫通型端子台30が取り付けられる開口が設けられる面が延びる方向)に沿って樹脂部31から延びるフランジ31aにおいてネジ37により突出部19に対して固定される。また、貫通型端子台30は、樹脂部31と突出部の間にOリング35を挟み、突出部19に対して取り付けられる。これにより、ケース本体11の内部は、貫通型端子台10の取付け部位近傍において防水されている。
接続端子33は、図5に示すように、筐体10に対する貫通型端子台30の挿入方向(軸線A1が延びる方向)に沿って延び、一方の端部であって筐体10の外部に露出して外部機器からのケーブルが取り付けられる外端部33aと、外端部33aとは逆側の端部であり筺体10の内部の部品とバスバー(導電部材)41等を介して電気的に接続される内端部33bとを含んで構成される。なお、貫通型端子台30は、接続端子33とケース本体11の側壁部17との間に樹脂部31を挟んで突出部19に対して取り付けられるため、接続端子33と側壁部17とは絶縁される。また、バスバー41と接続端子33の内端部33bとは、一部が平らになるように加工された内端部33bの側面の加工面に対してバスバー41を接触させた状態で、ネジ39により固定される。このバスバー41は、別のバスバー(図示せず)及びプリント基板(PCB)42上の配線を介して、受動部品であり、並列に設けられた2つのノイズフィルタ用コンデンサ43に対して接続される。ノイズフィルタ用コンデンサ43は、例えばフィルムコンデンサや電解コンデンサからなる。さらに、バスバー41は、出力コンデンサ160とも電気的に接続される。このノイズフィルタ用コンデンサ43は、図6の上面視において内端部33bと隣接しており、近接して配置されている。
上記のスイッチング電源装置1において、接続端子33は出力側の端子として機能する。すなわち、筺体10の内部の各部品を流れた電流は、筺体10と電気的に接続することにより接地されるノイズフィルタ用コンデンサ43によりノイズ成分が取り除かれるとともに、バスバー41を介して接続端子33に接続される外部ケーブル等に対して出力される。
ここで、接続端子33が挿入される突出部19の内部の構成について説明する。突出部19の内部では、底壁部15が突出部19の外形に沿ってケース本体11の底面に対して略垂直方向に下方に折り曲げられることにより、底面に対して略垂直方向に延びる面が作られる。そして、底壁部15は、略水平方向に再度折れ曲げられ、突出部19の底面を構成する第2の表面15bが設けられる。これにより、本体ケース11の内部において、略垂直方向に延びる対向面15aが作られる。
一方、貫通型端子台30は、接続端子33の内端部33bの端面(先端面)33cが略垂直となる状態で筺体10の突出部19に挿入され、端面33cと対向面15aとが対向する位置に取り付けられる。そして、端面33cと対向面15aとの間には、電気絶縁性を有する熱伝導性部材である伝熱シート50が端面33cと垂直面15aとに接触するように設けられる。これにより、端面33cと対向面15aとの間は熱的に接続される。
さらに、上記実施形態に係るスイッチング電源装置1では、接続端子33の側面と突出部19の底面を構成する第2の表面15bとの間にも、両者を熱的に接続する電気絶縁性を有する熱伝導性部材である伝熱シート51が設けられる。
上記の伝熱シート50,51としては、例えば電気絶縁性を有すると共に熱伝導性を有する材料であるシリコンシート等が好適に用いられる。
この伝熱シート50,51は種々の方法により接続端子33の端面33cと対向面15aとを熱的に接続するように設けることができる。例えば、伝熱シート50,51が粘着性を有する材料からなる場合には、伝熱シート50,51を予め対向面15aや第2の表面15bに貼り付けておき、貫通型端子台30を図5に示す位置に挿入することで端面33cと伝熱シート50とを接触させ、内端部33bの側面と伝熱シート51とを接触させることもできる。また、他の部材(例えばネジ等)を用いて、伝熱シート50,51を予め筺体1側及び接続端子33のいずれか一方に取り付けることもできる。さらに、貫通型端子台30と筺体10とで挟み込むことにより伝熱シート50,51を固定することもできる。
上記の構成を有するスイッチング電源装置1において、接続端子33の外端部33aに対して取り付けられた外部ケーブル等を介して外部から伝導される熱は、内端部33bに伝導された後、伝熱シート50,51を介して筺体10の対向面15a、第2の表面15bにそれぞれ伝導され、底壁部15に伝導される。そして、底壁部15は、その裏面側に設けられた冷却流路21を流れる冷却液により冷却される。したがって、外部から伝導される熱のうちの大半が筺体10の底壁部15に伝導されることから、接続端子33からバスバー41を介してケース本体11の内部に設けられたノイズフィルタ用コンデンサ43を含む部品に対して大量の熱量が流れることが抑制され、外部環境が高温である場合にあっても装置内部への熱の侵入を抑制することができる。
また、上記実施形態の筐体10は、その裏面側に冷却手段を備えるため、伝熱シート50,51を介して、接続端子33の端面33cから対向面15aを経て底壁部15に侵入した熱を冷却することができ、筺体10に伝熱したことによる筺体10の温度上昇を抑制することができる。
また、上記実施形態のスイッチング電源装置1では、外部ケーブル等を介して外部から伝導される熱のバスバー41に対する伝導が抑制される。一方、筺体10内部の各部品を流れる電流は、プリント基板42に設けられたノイズフィルタ用コンデンサ43によりノイズ成分が取り除かれるとともに、バスバー41等を経由して接続端子33へ流れ、接続端子33から外部ケーブルを介して他の装置・機器へと出力される。このように、ノイズフィルタ用コンデンサ43によりノイズが除去された電流を接続端子33から外部に対して出力することができる。また、上記実施形態のスイッチング電源装置1では、伝熱シート50,51により接続端子33が筺体10と熱的に接続されているため、バスバー41により電気的に接続されるノイズフィルタ用コンデンサ43に対しては接続端子33から大量の熱が伝導されることが抑制される。したがって、筺体10に収容する受動部品を接続端子33の近傍に配置することもできる。具体的には、上記実施形態のスイッチング電源装置1のように、接続端子33からできるだけ電気的に近い位置に配置されることが好ましいノイズフィルタ用コンデンサ43を、図6の上面視において内端部33bと隣接するように近接して配置することができる。この結果、ノイズフィルタ用コンデンサ43により、接続端子33からより近い位置で接続端子33から流れる電流のインダクタンスが低くなる。したがって、接続端子33と電気的に接続される他の装置・機器に対して、ノイズが好適に除去された電流を出力することができ、他の装置・機器に対する悪影響を抑制することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明に係るスイッチング電源装置1は種々の変更を行うことができる。例えば、上記実施形態では、接続端子33の端面33cが略垂直方向に延びる面である場合について説明したが、端面33cは垂直方向に延びる形状でなくてもよく、例えば球面状とされていてもよい。この場合でも、端面33cに対向する位置に設けられる筺体10の対向面15aと端面33cとの間を熱的に接続する伝熱シート50が設けられることにより、外部ケーブル等を介して接続端子33に流れる熱が筺体10に対して伝導される。
また、上記実施形態では、接続端子33の端面33cに対向して設けられる筺体10の対向面15aが、底壁部15を折り曲げることにより設けられる構成について説明している。しかしながら、筺体10は、接続端子33の端面33cに対向して設けられ伝熱シート50及び冷却手段と熱的に接続されている対向面15aを備えていればよく、筺体10の底壁部15及び側壁部17の形状は種々の変更を行うことができる。例えば、突出部19を設けるように底壁部15を折り曲げずに、筺体10の側壁部17及び底壁部15を構成する金属部材とは異なる金属部材を側壁部17又は底壁部15と熱的に接続するように新たに設けることにより、対向面15aを設けることもできる。また、底壁部15及び側壁部17の表面に対向面15aを設ける場合であっても、上記実施形態のように底壁部15を折り曲げる方法とは異なる方法を採用することができる。
また、上記実施形態では、貫通型端子台30の接続端子33は、筺体10内部を流れる電流を外部の他の装置・機器に対して出力する機能を有する場合について説明したが、外部からの電流を筺体10の内部の部品に対して入力する入力端子として機能する構成であってもよい。この場合であっても、外部からの電流はバスバー等の導電部材を介して筐体10の内部の部品に対して入力されるが、外部ケーブル等を介して伝導される熱は伝熱シート50,51を介して筺体10に対して伝導されることから、筺体10内に載置された部品に対して導電部材を介して伝熱されることを抑制することができる。
また、上記実施形態では、冷却手段が水冷方式である構成について説明したが、強制送風等の空冷方式等の他の冷却方式を採用してもよい。この場合、上記の冷却流路21に代えて、ケース本体11の底面を構成する底壁部15の裏面側に、冷却手段として例えば放熱フィン等を設ける構成等が考えられる。また、筺体10が冷却手段を備えない場合であっても、外部から接続部33に対して流れる熱を伝熱シート50,51を介して筺体10に対して伝導することにより、バスバー41に対して流れる熱量を減らすことができるという効果を奏することができる。
また、上記実施形態では、接続端子33の端面33aと対向面15aとを熱的に接続する伝熱シート50と、接続端子33の側面と第2の面15bとを熱的に接続する伝熱シート51とがそれぞれ設けられる構成について説明したが、少なくとも接続端子33の端面33aと対向面15aとを熱的に接続する伝熱シート50が設けられていればよい。
また、スイッチング電源装置は図2に示す構成に限られない。すなわち、本実施形態に係るスイッチング電源装置1は、例えばインバータ等にも好適に用いられる。また、スイッチング電源装置1は、例えばノイズフィルタ用コンデンサ43のみを筐体10の内部に収容する構成であってもよい。
1…スイッチング電源装置、10…筺体、11…ケース本体、13…蓋部、15…底壁部、15a…対向面、17…側壁部、19…突出部(取付け部)、21…冷却用流路、22…給排水口、30…貫通型端子台、31…樹脂部、33…接続端子、33c…端面(先端面)、50,51…伝熱シート。

Claims (7)

  1. 導電性の接続端子を内挿する貫通型端子台が筐体の取付け部に挿入され取り付けられた電気装置であって、
    前記筺体は、前記接続端子の先端面と対向する対向面を有し、
    前記筺体の前記対向面と前記接続端子の前記先端面との間には、両者を熱的に接続する電気絶縁性の熱伝導性部材が設けられている
    ことを特徴とする電気装置。
  2. 前記接続端子のうち前記先端面を有する一方の端部は、前記筺体の内部に突出していることを特徴とする請求項1記載の電気装置。
  3. 前記筺体は冷却手段を備えることを特徴とする請求項1又は2記載の電気装置。
  4. 前記筺体の内部に設けられた受動部品と、
    前記接続端子と前記受動部品とを電気的に接続する導電部材と、を備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の電気装置。
  5. 前記受動部品はコンデンサであることを特徴とする請求項4記載の電気装置。
  6. 前記受動部品は、ノイズフィルタ用のコンデンサであって、前記接続端子に対して近接して配置されることを特徴とする請求項4記載の電気装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項に記載の電気装置を備えることを特徴とするスイッチング電源装置。

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