JP2010238548A - 照明システム - Google Patents

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Abstract

【課題】車両から発せられる雑音(電気ノイズ)による影響を受けず、照明装置の誤動作を確実に防止すること。
【解決手段】ブロック分けされた照明装置7a〜7fと、該照明装置7a〜7fに電力供給を行う照明分電盤1と、ブロック分けされた照明装置7a〜7f毎に配置され、これら照明装置7a〜7fの点灯/消灯を行うスイッチ手段である光スイッチ3,5又は光センサ4,6と、これらの光スイッチ3,5及び光センサ4,6に通信線路である光通信線路2a〜2dを介して接続され、これらの光スイッチ3,5及び光センサ4,6からの点灯/消灯のいずれかを示す信号に応じて照明分電盤1における電力供給を制御するシステム制御盤2とを備え、光スイッチ3,5及び光センサ4,6により光通信線路2a〜2dによって伝送される光信号が断続されるようにした。
【選択図】図1

Description

本発明は、たとえばトンネル内の照明装置の点灯/消灯に適した照明システムに関する。
従来より、たとえばトンネル内では、良好な視覚環境を確保するために、照明装置が設けられている。また、殆どのトンネルでは、交通量の多い少ないに関わらず、照明装置が常時点灯状態にある。
このように、照明装置が常時点灯されていると、特に、トンネル長が長い場合には、その照明のための費用は膨大となる。
このような不具合を改善するようにしたものとして、特許文献1では、トンネル内に配置した複数の照明装置を、電気信号により照明装置の点灯/消灯を制御する制御盤と照明装置に電気を供給する分電盤とからなる制御装置に電気通信線路により接続し、トンネルの入り口付近に照明装置を点灯/消灯させるスイッチ又は人や車両の通過を検知するセンサを配置したトンネルの照明設備を提案している。
特開2006−40904号公報
上述した特許文献1のトンネルの照明設備では、制御装置により、スイッチの操作又はセンサによる人や車両の通過の検知に応じて照明装置の点灯が制御されるため、照明が必要なときのみトンネル内の照明が点灯することから、照明のための費用を削減することができるようになっている。
ところで、このような照明装置は、トンネル内を通過する自動車や列車等の車両用とは別に、たとえばトンネルの工事や保守等を行う作業員が利用する通路を照らす目的で設置されることがある。また、トンネル長がたとえば数kmにおよぶ場合、その全長に渡って照明装置が設置されることになる。
その際、全長に渡って照明を点灯しておくと、工事や保守等を行わない場所でも照明が点灯され、電気が無駄に消費されてしまうことから、トンネル内を複数のブロックに分けて、工事や保守等を行う場所のブロックのみの照明を点灯するようにすれば、電気の無駄を無くすことができる。
この場合、複数の照明装置と制御装置とを接続する電気通信線路をトンネル内に設置し、さらにブロック毎に照明装置を点灯/消灯させるスイッチを設置し、必要な場所のブロックでスイッチをオン/オフして照明の点灯/消灯を行うことができる。
ところが、工事や保守等を行う場所のブロックのみの照明を点灯させているとき、自動車や列車等の車両が不規則に通過したとすると、その車両からの雑音(電気ノイズ)が不規則に発生する可能性がある。
このような、車両からの雑音(電気ノイズ)が何らかの要因により、スイッチと制御装置との間の電気通信線路に混入してしまうと、スイッチのオン/オフとは異なる誤った信号が制御装置に伝達され、点灯している照明装置が消灯したり点滅したりしてしまったり、消灯している照明装置が点灯したり点滅したりするような誤動作を生じるおそれがある。
このようなことから、車両から発せられる雑音(電気ノイズ)による影響を受けず、照明装置が誤動作してしまうことがないようなシステムの開発が望まれていた。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、車両から発せられる雑音(電気ノイズ)による影響を受けず、照明装置の誤動作を確実に防止することができる照明システムを提供することを目的とする。
本発明の照明システムは、ブロック分けされた照明装置と、該照明装置に電力供給を行う照明分電盤と、前記ブロック分けされた照明装置毎に配置され、前記照明装置の点灯/消灯を行うスイッチ手段と、該スイッチ手段に通信線路を介して接続され、該スイッチ手段からの点灯/消灯のいずれかを示す信号に応じて前記照明分電盤における電力供給を制御するシステム制御盤とを備え、前記スイッチ手段は光信号を断続する光スイッチ又は光センサであり、前記通信線路は前記光信号を伝送する光通信線路であることを特徴とする。
また、少なくとも、前記照明装置、スイッチ手段及び通信線路がトンネル内に設置されているようにすることができる。
また、前記スイッチ手段は、光送信手段と光受信手段とで構成されているようにすることができる。
また、前記光スイッチの光送信手段と光受信手段との間にシャッター動作を行うシャッター手段が配置されているようにすることができる。
また、前記光送信手段はコリメータであり、前記光受信手段はフォーカサーであり、これらのコリメータとフォーカサーとが対向配置されているようにすることができる。
本発明の照明システムでは、システム制御盤がブロック分けされた照明装置毎に配置されるスイッチ手段からの点灯/消灯のいずれかを示す信号を受け取り、その信号に応じて照明分電盤における照明装置への電力供給を制御することができるとともに、スイッチ手段が光信号を断続する光スイッチ又は光センサとされ、通信線路が光信号を伝送する光通信線路とされることで、光信号が車両から発せられる雑音(電気ノイズ)による影響を受けずに通信線路によって伝送される。
本発明の照明システムによれば、光信号が車両から発せられる雑音(電気ノイズ)による影響を受けずに通信線路によって伝送されるようにしたので、照明装置の誤動作を確実に防止することができる。
本発明の照明システムの一実施形態を示す説明図である。 図1の照明システムにおける光スイッチの詳細を説明するための図である。 図1の照明システムにおける光スイッチの動作を説明するための波形図である。 図1の照明システムにおける光センサの詳細を説明するための図である。 図1の照明システムにおける光センサの動作を説明するための波形図である。 図1及び図2の光スイッチの変形例を説明するための図である。
以下、本発明の実施形態の詳細について説明する。図1は本発明の照明システムの一実施形態を説明するための図であり、図2は図1の照明システムにおける光スイッチの詳細を説明するための図であり、図3は図1の照明システムにおける光スイッチの動作を説明するための波形図であり、図4は図1の照明システムにおける光センサの詳細を説明するための図であり、図5は図1の照明システムにおける光センサの動作を説明するための波形図である。
まず、図1に示すように、照明システムは、ブロック分けされた照明装置7a〜7fと、これらの照明装置7a〜7fに電力供給線1aを介して電力を供給する照明分電盤1と、ブロック分けされた照明装置7a〜7f毎に配置され、これらの照明装置7a〜7fの点灯/消灯を行うスイッチ手段である光スイッチ3,5及び光センサ4,6と、これらの光スイッチ3,5及び光センサ4,6にレーザ光等による光信号を伝送する通信線路である光通信線路2a〜2dを介して接続され、光スイッチ3,5又は光センサ4,6からの点灯/消灯のいずれかを示す信号(光信号の変化)に応じて照明分電盤1における電力供給を制御するシステム制御盤2とを備えている。
また、たとえば、照明装置7a〜7f、光スイッチ3,5及び光センサ4,6及び光通信線路2a〜2d、電力供給線1aは、トンネル10内に設置されている。
また、照明装置7a〜7fは、照明装置7a〜7cと照明装置7d〜7fとが2ブロックに分けられている。なお、ここでは、照明装置7a〜7fを2ブロックに分けた場合として示しているが、トンネル10の全長がたとえば数kmにおよぶ場合には、その全長に渡って照明装置7a〜7fが設置されるとともに、それぞれの照明装置7a〜7fがさらに複数のブロックに分けられることになる。
また、照明装置7a〜7fのうち、照明装置7b,7eは後述の車両20が通過するトンネル10内の通路を照らすものであり、照明装置7a,7c,7d,7fはたとえばトンネル10の工事や保守等を行う作業員等が利用する通路を照らすものである。
また、光スイッチ3,5及び光センサ4,6は、2ブロックに分けられた照明装置7a〜7cと照明装置7d〜7fとにそれぞれ対応させて設けられている。光スイッチ3,5は、トンネル10の工事や保守等を行う作業員等によって操作されるものである。光センサ4,6は、後述の車両20の通過を検知するものである。
また、システム制御盤2から延設されている光通信線路2a〜2dのそれぞれには光スイッチ3,5及び光センサ4,6が個別に接続されている。よって、いずれかの光通信線路2a〜2dによって伝送される光信号の変化により、システム制御盤2によって光スイッチ3,5のいずれかが操作されたか、あるいは光センサ4,6にいずれかによって後述の車両20の通過の検知が行われたかが識別できるようになっている。
次に、図2及び図3を参照し、スイッチ手段である光スイッチ3(5)の詳細について説明する。まず、図2に示すように、光スイッチ3(5)は、スイッチボックス3f(5f)を有している。スイッチボックス3f(5f)の側面には、システム制御盤2側の光送信器2e及び光受信器2fから延設されている光通信線路2a(2c)を接続する光コネクタ3d(5d),3e(5e)が取り付けられている。
また、スイッチボックス3f(5f)の内部には、光通信線路2a(2c)からの光信号を空間に取り出し平行光にする光送信手段であるコリメータ3a(5a)と、その平行光を集光して光コネクタ3e(5e)に接続される光通信線路2a(2c)に入射させる光受信手段であるフォーカサー3b(5b)とが設けられている。また、コリメータ3a(5a)とフォーカサー3b(5b)との間には、コリメータ3a(5a)からの平行光のシャッター動作を行うシャッター手段としてのシャッター部材3c(5c)が設けられている。
このシャッター部材3c(5c)は、非透過性であり、通常、矢印b側に待避し、フォーカサー3b(5b)によるコリメータ3a(5a)からの平行光の集光を妨げないようになっている。また、このシャッター部材3c(5c)は、たとえばスイッチボックス3f(5f)に設けられている図示しない操作部の点灯側又は消灯側への操作に応じて、矢印a側に所定時間(たとえば数msec程度)だけ押し出された後、矢印b側に引き戻されるようになっている。そして、シャッター部材3c(5c)が矢印a側に押し出されることで、コリメータ3a(5a)からフォーカサー3b(5b)に向かう平行光が遮断される。
なお、システム制御盤2が図示しない操作部の点灯側又は消灯側への操作を認識するためには、光信号の変化、つまりシャッター部材3c(5c)の矢印a側への押し出しに変化を加える必要がある。この場合、通常、シャッター部材3c(5c)は開きっ放しなので常時光信号を送信しておき、シャッター部材3c(5c)が押し出された場合のみ光信号が遮断されるようにすれば、これを識別して点灯、消灯の操作を識別することができる。また、シャッター部材3c(5c)の矢印a側への押し出し回数を変えるか、あるいはシャッター部材3c(5c)の矢印a側への押し出し期間を変えるかのいずれかを用いることもできる。
また、図示しない操作部の操作に応じてシャッター部材3c(5c)の矢印a側への押し出し回数、又はシャッター部材3c(5c)の矢印a側への押し出し期間が変えられるようにすることもできる。つまり、図示しない操作部を一回操作すると、シャッター部材3c(5c)の矢印a側への押し出し回数、又はシャッター部材3c(5c)の矢印a側への押し出し期間が点灯に相当するように動作し、図示しない操作部をさらに一回操作すると、シャッター部材3c(5c)の矢印a側への押し出し回数、又はシャッター部材3c(5c)の矢印a側への押し出し期間が消灯に相当するように動作するようにする。これにより、図示しない操作部の操作の繰り返しにより、システム制御盤2によって消灯から点灯、又は点灯から消灯というような認識が行われる。このような図示しない操作部の操作の繰り返しに応じたシャッター部材3c(5c)の動作や、システム制御盤2による消灯から点灯、又は点灯から消灯というような認識は、所定のソフトウェアにより実現可能である。
また、シャッター部材3c(5c)の矢印a又はbへの移動は、励磁駆動によるものや、モータギヤ駆動によるものなどを採用することができる。
ここで、シャッター部材3c(5c)の矢印a側への押し出し回数を変えるようにすると、たとえば図3(a)のように、システム制御盤2側の光受信器2fによって受信される光信号のレベルがたとえばxdBから0dBに低下する期間が1回の場合と、図3(b)のように、xdBから0dBに低下する期間が2回の場合となるようにすることができる。
この場合、システム制御盤2側での信号処理において、所定のソフトウェアにより、図3(a)のように、光信号のレベルがたとえばxdBから0dBに低下する期間が1回の場合は点灯操作であると認識し、図3(b)のように、xdBから0dBに低下する期間が2回の場合は消灯操作であると認識することができる。
なお、シャッター部材3c(5c)の矢印a側への押し出し回数については、上述したように、1回又は2回に限るものではなく、所定のソフトウェアにより任意に設定することが可能である。また、シャッター部材3c(5c)の矢印a側への押し出し回数を変える場合に限らず、シャッター部材3c(5c)の矢印a側への押し出し期間を変えることでの点灯操作であるとの認識や、消灯操作であるとの認識においても、所定のソフトウェアにより任意に設定することが可能である。
また、所定のソフトウェアにより、シャッター部材3c(5c)の矢印a側への押し出し回数を変えた場合、あるいはシャッター部材3c(5c)の矢印a側への押し出し期間を変えた場合以外で、光信号に変化(たとえば光信号が長期間にわたって0dBに低下しているなど)があった場合は、光スイッチ3,5又は光通信線路2a(2c)に異常が発生したとしてアラームを発生させることも可能である。
なお、ここでは、シャッター部材3c(5c)を非透過性とし、矢印a−b方向に移動させることで、光信号を変化させる場合としているが、これに限らず、シャッター部材3c(5c)を偏光板とし、この偏光板を回転させることで光信号を変化させるような構成とすることも可能である。さらには、シャッター部材3c(5c)を液晶シャッターとし、その液晶シャッターの駆動(光信号を通過させたり遮断させたりする)により光信号を変化させるような構成とすることも可能である。
次に、図4及び図5を参照し、スイッチ手段である光センサ4(6)の詳細について説明する。まず、図4に示すように、光センサ4(6)は、システム制御盤2側の光送信器2eから延設されている光通信線路2b(2d)に接続された光送信手段である光送信部4a(6a)と、システム制御盤2側の光受信器2fから延設されている光通信線路2b(2d)に接続された光受信手段である光受信部4b(6b)とを有している。
光センサ4(6)の光送信部4a(6a)及び光受信部4b(6b)は、トンネル10の内側であって、しかも車両20の通過を検知できる高さで、対向するように配置されている。なお、図4では、車両20を自動車の場合で示しているが、車両20は自転車、バイク、列車、船等であってもよいことは勿論である。また、光センサ4(6)は、車両20に限らず、人の通過も検知できることは勿論である。
この場合、光センサ4(6)の光送信部4a(6a)及び光受信部4b(6b)の間での車両20の通過に応じて、図5に示すように、システム制御盤2側の光受信器2fで受信される光信号のレベルがたとえばydBから0dBに低下するため、システム制御盤2側での所定のソフトウェアによる信号処理において、車両20の通過を認識することができる。
また、この場合、図1で示したように、光センサ4と6が離れているため、車両20がトンネル10内を通過するとき、たとえば光センサ6によって先に車両20の通過が検出されると、続いて光センサ4によって車両20の通過が検出されることになる。
そこで、図5に示すように、光センサ6によって先に車両20の通過が検出された場合、システム制御盤2が照明分電盤1を制御することで、ブロック分けされた照明装置7eが点灯される。続いて、光センサ4によって車両20の通過が検出された場合、システム制御盤2が照明分電盤1を制御することで、ブロック分けされた照明装置7bが点灯される。その際、システム制御盤2が照明分電盤1を制御することで、先に点灯している照明装置7eが消灯されるような制御が可能となる。
次に、上述した照明システムの動作について説明する。なお、以下においては、たとえばトンネル10の工事や保守等を行う作業員が利用する通路を照らすための照明装置7a,7c,7d,7fが消灯しているものとする。
そして、まず、システム制御盤2と光スイッチ3,5との間の光通信線路2a,2cに、システム制御盤2側からの光信号が絶えず入射されているものとすると、図2で説明したスイッチボックス5fに設けられている図示しない操作部が操作される前では、コリメータ3a(5a)により、光通信線路2a(2c)からの光信号が空間に取り出されて平行光にされ、さらにフォーカサー3b(5b)により、その平行光が集光されて光通信線路2a(2c)に入射される。
このとき、システム制御盤2側では、光通信線路2a(2c)を介して一定レベルの光信号を受信しているため、光通信線路2a(2c)が正常であることと、光スイッチ3,5の操作が行われていないことを認識している。
ここで、図1に示したトンネル10内において、トンネル10のたとえば右側のブロックから作業員が工事や保守等を行う場合、図2で説明したスイッチボックス5fに設けられている図示しない操作部を点灯側となるように操作する。
このとき、光スイッチ5のコリメータ5aとフォーカサー5bとの間に配置されている非透過性のシャッター部材5cが、図示しない操作部の点灯側への操作に応じて、たとえば矢印a側に1回、所定時間(たとえば数msec程度)だけ押し出された後、矢印b側に引き戻される(シャッター動作)。
そして、コリメータ5aからフォーカサー5bへの平行光がシャッター部材5cのシャッター動作に応じて遮断されることにより、システム制御盤2側での信号処理において、図3(a)のように、光信号のレベルがたとえばxdBから0dBに低下する期間が1回の場合は点灯操作であると認識する。また、光信号の変化は光通信線路2cを介して検出されるため、光スイッチ5による点灯操作であると認識することができる。
この場合、システム制御盤2により照明分電盤1が制御されて、照明装置7d,7fが点灯される。
また、図2で説明したスイッチボックス5fに設けられている図示しない操作部を消灯側となるように操作すると、光スイッチ5のコリメータ5aとフォーカサー5bとの間に配置されている非透過性のシャッター部材5cが、図示しない操作部の消灯側への操作に応じて、たとえば矢印a側に2回、所定時間(たとえば数msec程度)だけ押し出された後、矢印b側に引き戻される(シャッター動作)。
そして、コリメータ5aからフォーカサー5bへの平行光がシャッター部材5cのシャッター動作に応じて遮断されることにより、システム制御盤2側での信号処理において、図3(b)のように、光信号のレベルがたとえばxdBから0dBに低下する期間が2回の場合は消灯操作であると認識する。また、光信号の変化は光通信線路2cを介して検出されるため、光スイッチ5による消灯操作であると認識することができる。
この場合、システム制御盤2により照明分電盤1が制御されて、照明装置7d,7fが消灯される。
また、図1に示したトンネル10内において、トンネル10のたとえば右側のブロックに続いて左側のブロックの工事や保守等を行う場合、図2で説明したスイッチボックス3fに設けられている図示しない操作部を点灯側となるように操作する。
このとき、上記同様に、コリメータ3aからフォーカサー3bへの平行光がシャッター部材3cのシャッター動作に応じて遮断されることにより、システム制御盤2側での信号処理において、図3(a)のように、光信号のレベルがたとえばxdBから0dBに低下する期間が1回の場合は点灯操作であると認識する。
また、光信号の変化は光通信線路2aを介して検出されるため、光スイッチ3による点灯操作であると認識することができ、システム制御盤2により照明分電盤1が制御されて、照明装置7a,7cが点灯される。
また、図2で説明したスイッチボックス3fに設けられている図示しない操作部を消灯側となるように操作すると、光スイッチ3のコリメータ3aとフォーカサー3bとの間に配置されている非透過性のシャッター部材3cが、図示しない操作部の消灯側への操作に応じて、たとえば矢印a側に2回、所定時間(たとえば数msec程度)だけ押し出された後、矢印b側に引き戻される(シャッター動作)。
そして、コリメータ3aからフォーカサー3bへの平行光がシャッター部材3cのシャッター動作に応じて遮断されることにより、システム制御盤2側での信号処理において、図3(b)のように、光信号のレベルがたとえばxdBから0dBに低下する期間が2回の場合は消灯操作であると認識する。
また、光信号の変化は光通信線路2aを介して検出されるため、光スイッチ3による消灯操作であると認識することができ、システム制御盤2により照明分電盤1が制御されて、照明装置7a,7cが消灯される。
これにより、トンネル10の工事や保守等を行うブロックに該当する照明装置7d,7f又は7a,7cのみが点灯されるため、トンネル長がたとえば数kmにおよび、その全長に渡って照明装置7a〜7fが設置されていても、工事や保守等が行われる場所のみの照明が点灯されることから、電気が無駄に消費されてしまうことがない。
しかも、工事や保守等を行う場所のブロックのみの照明を点灯させているとき、車両20が不規則に通過し、その車両20からの雑音(電気ノイズ)が不規則に発生する可能性があるが、本実施形態では、電気回路部品を使用せず、全て光回路部品を使用しているので雑音(電気ノイズ)の影響を受けることがない。言い換えれば、本実施形態では、車両20からの不規則な雑音(電気ノイズ)が発生しても、光通信線路2a,2cによって伝送される光信号への影響は無いため、光スイッチ3,5の点灯/消灯とは異なる誤った信号がシステム制御盤2に伝達されないことから、照明装置7d,7f又は7a,7cの点灯又は消灯が確実に行われることになる。
また、工事や保守等を行っていない場所のブロックの照明が消灯しているときも同様に、車両20からの雑音(電気ノイズ)が不規則に発生する可能性があっても、光通信線路2a,2cによって伝送される光信号への影響は無いため、誤って照明装置7d,7f又は7a,7cが点灯されてしまうようなこともない。
また、上述した光センサ4(6)による車両20の検知においては、図4で説明した光センサ4(6)の光送信部4a(6a)と光受信部4b(6b)との間を、車両20が通過すると、図5で説明したように、システム制御盤2側の光受信器2fで受信される光信号のレベルがたとえばydBから0dBに低下するため、システム制御盤2側での所定のソフトウェアによる信号処理において、車両20の通過を認識することができる。
ここで、たとえば光センサ6によって先に車両20の通過が検出された場合、システム制御盤2が照明分電盤1を制御することで、ブロック分けされた照明装置7eが点灯され、続いて、光センサ4によって車両20の通過が検出された場合、システム制御盤2が照明分電盤1を制御することで、ブロック分けされた照明装置7bが点灯される。その際、システム制御盤2が照明分電盤1を制御することで、先に点灯している照明装置7eが消灯されるような制御が可能となる。
ここで、車両20が複数台通過する場合、先行する車両20が光センサ4によって検出されるとき、あるいは光センサ4によって検出される前に後続の車両20が光センサ6によって検出されたときは、後続の車両20が光センサ4によって検出されるまで照明装置7eが消灯されずに点灯されるような制御が可能となる。これにより、車両20が複数台通過する場合であっても、後続の車両20が通過している区間の照明装置7e等が点灯されるようにすることができる。また、車両20が複数台通過する場合であっても、先行する車両20が光センサ4によって検出されるとき、あるいは光センサ4によって検出される前に後続の車両20が光センサ6によって検出されなかったとき、光センサ4によって検出される車両20が最後尾となり、上述したように、先に点灯している照明装置7eが消灯されることになる。
この場合、上記同様に、トンネル長がたとえば数kmにおよび、その全長に渡って照明装置7e,7bが設置されていても、車両20が通過しているブロックのみの照明が点灯されることから、電気が無駄に消費されてしまうことがない。
また、車両20が不規則に通過し、その車両20からの雑音(電気ノイズ)が不規則に発生する可能性があっても、上記同様に、光通信線路2d,2bによって伝送される光信号への影響は無いため、光センサ6又は4による車両20の検知とは異なる誤った信号がシステム制御盤2に伝達されないことから、照明装置7e又は7bの点灯又は消灯が確実に行われる。
また、車両が通過していないブロックの照明が消灯しているときも同様に、車両20からの雑音(電気ノイズ)が不規則に発生する可能性があっても、光通信線路2d,2bによって伝送される光信号への影響は無いため、誤って照明装置7e又は7bが点灯されてしまうようなこともない。
このように、本実施形態では、ブロック分けされた照明装置7a〜7fと、該照明装置7a〜7fに電力供給を行う照明分電盤1と、ブロック分けされた照明装置7a〜7f毎に配置され、これら照明装置7a〜7fの点灯/消灯を行うスイッチ手段である光スイッチ3,5又は光センサ4,6と、これらの光スイッチ3,5及び光センサ4,6に通信線路である光通信線路2a〜2dを介して接続され、これらの光スイッチ3,5及び光センサ4,6からの点灯/消灯のいずれかを示す信号に応じて照明分電盤1における電力供給を制御するシステム制御盤2とを備え、光スイッチ3,5及び光センサ4,6により光通信線路2a〜2dによって伝送される光信号が断続されるようにした。
これにより、トンネル10内の照明が点灯又は消灯している場合等に、光スイッチ3,5及び光センサ4,6や、光通信線路2a〜2dの周辺で、車両20からの雑音(電気ノイズ)が不規則に発生する可能性があっても、光通信線路2a〜2dによって伝送される光信号への影響は無いため、照明装置7a〜7fの点灯又は消灯における誤作動を確実に防止することができる。
具体的には、点灯している照明装置7a〜7fが消灯したり点滅したりしてしまったり、消灯している照明装置7a〜7fが点灯したり点滅したりするような誤作動が確実に防止される。
また、光スイッチ3,5及び光センサ4,6を、光部品で構成しているため、トンネル10内で可燃性のガスが発生する可能性があり、防爆構造とする必要性が生ずるような場所においても有効に使用することができる。
また、本実施形態では、少なくとも、照明装置7a〜7f、光スイッチ3,5及び光センサ4,6、光通信線路2a〜2dをトンネル10内に設置しているため、トンネル長がたとえば数kmにおよび、その全長に渡って照明装置7a〜7fが設置されていても、これらの照明装置7a〜7fのブロック毎に光スイッチ3,5及び光センサ4,6を設置することができ、電気を無駄にすることなく照明を行うことができる。
また、本実施形態では、たとえば光スイッチ3,5を、光を放出する部材(コリメータ3a,5a)と、その光を受け取る部材(フォーカサー3b,5b)と、これらの部材間で光を遮断する部材(シャッター部材3c,5c)とで構成しているため、光送信機と光受信機とを非接触の状態で構成でき、光スイッチ3,5の構成を簡単なものとすることができ、故障の発生を低減して信頼性を高めることができる。
また、本実施形態では、光を放出する部材(コリメータ3a,5aと、その光を受け取る部材(フォーカサー3b,5b)と間にシャッター動作を行うシャッター手段であるシャッター部材3c,5cを配置し、シャッター部材3c,5cのシャッター動作で光信号に変化を与えるようにしたので、簡単な構成で光スイッチ3,5を構成でき、故障の発生を低減して信頼性を高めることができる。
また、本実施形態では、光送信手段として、光信号を所定のビーム径にして送信するコリメータ3a,5aと、光受信手段であるフォーカサー3b,5bとを対向配置しているため、コリメータ3a,5aからの平行光をフォーカサー3b,5bによって集光された光信号を、効率良くしかも確実に光通信線路2a,2cに伝送させることができる。
なお、本実施形態では、図1に示したように、光通信線路2aに光スイッチ3を、光通信線路2cに光スイッチ5をそれぞれ個別に接続した場合としているが、これに限らず、たとえば図6に示すように、光スイッチ3及び5をたとえば1本の光通信線路2aによってシリーズに接続するようにしてもよい。
この場合、光スイッチ3及び5のシャッター部材3c及び5cにおける上述したシャッター動作が異なるようにすることで、1本の光通信線路2aであっても、システム制御盤2側での信号処理において、光スイッチ3及び5のいずれかによる点灯操作と、光スイッチ3及び5のいずれかによる消灯操作とを識別することができる。
このように、光スイッチ3及び5をたとえば1本の光通信線路2aによってシリーズに接続するようにすることで、照明システムを安価に構築することができる。
トンネル内の照明のオン/オフ制御に限らず、一般の電気機器のオン/オフ制御にも適用することが可能である。
1 照明分電盤
1a 電力供給線
2 システム制御盤
2a〜2d 光通信線路
2e 光送信器
2f 光受信器
3,5 光スイッチ
3a,5a コリメータ
3b,5b フォーカサー
3c,5c シャッター部材
3d,3e,3g,5d,5e 光コネクタ
3f,5f スイッチボックス
4,6 光センサ
4a 光送信部
4b 光受信部
5a コリメータ
5b フォーカサー
7a〜7f 照明装置
10 トンネル
20 車両

Claims (5)

  1. ブロック分けされた照明装置と、
    該照明装置に電力供給を行う照明分電盤と、
    前記ブロック分けされた照明装置毎に配置され、前記照明装置の点灯/消灯を行うスイッチ手段と、
    該スイッチ手段に通信線路を介して接続され、該スイッチ手段からの点灯/消灯のいずれかを示す信号に応じて前記照明分電盤における電力供給を制御するシステム制御盤とを備え、
    前記スイッチ手段は光信号を断続する光スイッチ又は光センサであり、
    前記通信線路は前記光信号を伝送する光通信線路である
    ことを特徴とする照明システム。
  2. 少なくとも、前記照明装置、スイッチ手段及び通信線路がトンネル内に設置されていることを特徴とする請求項1に記載の照明システム。
  3. 前記スイッチ手段は、光送信手段と光受信手段とで構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の照明システム。
  4. 前記光スイッチの光送信手段と光受信手段との間にシャッター動作を行うシャッター手段が配置されていることを特徴とする請求項3に記載の照明システム。
  5. 前記光送信手段はコリメータであり、
    前記光受信手段はフォーカサーであり、
    これらのコリメータとフォーカサーとが対向配置されている
    ことを特徴とする請求項4に記載の照明システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015138582A (ja) * 2014-01-20 2015-07-30 株式会社錢高組 トンネル工事における坑内の照明制御システム
JP2016046069A (ja) * 2014-08-22 2016-04-04 北海道旅客鉄道株式会社 鉄道用トンネル照明システム

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