JP2010237993A - 融資管理システム、融資管理方法及び融資管理プログラム - Google Patents

融資管理システム、融資管理方法及び融資管理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】顧客においては効率的に融資を利用することができるとともに、金融機関においても業務の効率化を図りながら、融資の利用促進を図るための融資管理システム、融資管理方法及び融資管理プログラムを提供する。
【解決手段】サービス管理サーバ20の制御部21は、クライアント端末10から融資申込を受け付ける。ここで、取引予定日の金利が確定していない場合、制御部21は、クライアント端末10から上限金利を取得する。そして、融資申込についての承認が行なわれた場合、行内担当者は融資申込について審査する。問題がないと判断されて金利が確定済の場合、制御部21は、融資実行処理を行なう。一方、金利が確定していない場合、金利の確定を待機する。取引予定日の現在金利を取得し、上限金利が現在金利以上の場合、取引予定日の残枠に基づいて、融資実行処理を行なう。
【選択図】図1

Description

本発明は、金融機関が顧客に対して当座貸越による融資を提供する場合に用いる融資管理システム、融資管理方法及び融資管理プログラムに関するものである。
銀行が取引先との間で当座貸越契約を締結する場合がある。この当座貸越契約においては、契約によって定められた極度額まで、取引先が当座預金の残高を超えて振り出した約束手形や小切手または引き受けた為替手形を銀行が支払う。これにより、銀行が手形、小切手又は為替手形の支払資金を貸し付けることになる。
このような貸付においては、返済条件として利率を設定する必要があり、固定金利型と変動金利型とが存在する。変動金利型の貸付は、不定期に変動する金利(長期や短期プライムレート)に応じて、金利を変更(金利更改)する。
そこで、融資業務における適用金利をコンピュータにより自動的に算出するための技術が検討されている(例えば、特許文献1。)。この文献記載のシステムでは、貸付毎の利率を履歴管理する金利情報レコードを記憶した融資業務マスタファイルと、長期プライムレートおよび短期プライムレートの利率と、その開始年月日とを時系列に記録した規制金利テーブルとを備える。この融資業務マスタファイルと規制金利テーブルとを用いて今回の適用金利を算出する。
また、取引先毎に適正な融資金利の設定を行なうための技術も検討されている(例えば、特許文献2。)。この文献記載の技術では、金融機関と、融資を受ける被融資者との間で契約される各種取引毎の点数と、その合計点数に応じた割引金利とを予め設定する。そして、被融資者が融資を受ける際、点数対象取引毎の合計点数から割引金利を求める。被融資者が受ける融資の種別、期間、融資額等に対応して予め設定されている基準金利から割引金利を減算して融資金利を決定する。
また、通信網を利用して、借手企業からの融資実行申込に対して迅速かつ効率的に対応するための技術も検討されている(例えば、特許文献3。)。この文献記載の融資業務支援システムでは、借手企業の端末より通信網を介して送信された融資申込金額及び融資実行希望日を含む実行依頼情報を受信する。この実行依頼情報を読み出し、金融機関の端末に送信する。その後、金融機関の端末より実行依頼情報に対する回答情報を受信し、回答情報を借手企業の端末に送信する。
特開2000−82100号公報(第1頁、図1) 特開平10−240832号公報(第1頁、図2) 特開2005−4725号公報(第1頁、図1)
上述の特許文献1、2に記載された技術では、金利は外部状況や顧客状況に応じて設定される。
また、従来、当座貸越を利用する場合には、借り入れの申込に応じて借入条件を決定する。そして、顧客は申込書類を銀行店舗まで持参し、銀行では、書類の内容の確認後、融
資を実行していた。ここで、特許文献3に記載されているように、ネットワークを利用することにより、銀行業務の効率化や顧客の利便性の向上を図ることができる。
しかし、特にネットワークを利用しての申込の場合には、申込場所だけではなく、申込を行なうタイミングも、顧客状況に応じて臨機応変にできることが望ましい。そして、このような状況下においても、的確な金利の設定が必要である。
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたものであり、顧客においては効率的に融資を利用することができるとともに、金融機関においても業務の効率化を図りながら、融資の利用促進を図るための融資管理システム、融資管理方法及び融資管理プログラムを提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、顧客識別子に関連付けて融資枠、融資残高に関する情報を記録した融資枠情報記憶手段と、顧客識別子に関連付けて、融資を行なう取引予定日、取引希望金額、上限金利、返済条件に関する情報が記録された融資申込情報記憶手段と、融資の申込に利用する顧客端末及びホストシステムに接続された制御手段を備えた融資管理システムであって、前記制御手段が、前記顧客端末から、取引予定日、取引希望金額、上限金利が設定された新規申込を取得し、顧客識別子に関連付けて前記融資申込情報記憶手段に記録する手段と、前記融資申込情報記憶手段に記録された取引予定日における融資金利に関する情報を取得した場合、前記融資金利と前記上限金利とを比較し、前記融資金利が前記上限金利以下の場合には、前記顧客識別子に関連付けられた融資枠から、前記取引予定日における融資残高を差し引いた残枠を算出し、前記取引希望金額が前記融資枠を超えない場合には、融資を行なうために前記ホストシステムに対して前記返済条件の登録を行なう手段とを備えたことを要旨とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の融資管理システムにおいて、顧客識別子に関連付けて注意情報を記録する注意情報記憶手段を更に備えており、前記制御手段は、融資可否を審査する担当者端末に接続されており、前記制御手段が、前記ホストシステムから、融資についての返済状況情報を取得し、前記返済条件に基づいて返済が行なわれていない場合には、前記顧客識別子に関連付けて注意情報を前記注意情報記憶手段に登録する手段と、前記顧客端末から新規申込を取得した場合、前記注意情報記憶手段において、前記顧客についての注意情報を検索し、前記注意情報記憶手段において注意情報を取得した場合には、この注意情報を含めた申込内容を前記担当者端末に出力する手段とを更に備えたことを要旨とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の融資管理システムにおいて、前記制御手段が、前記顧客の融資毎に、各返済予定月の返済額を取得する手段と、各返済予定月における返済額を合計した返済総額を算出する手段と、時系列に返済総額を表示した返済額予測表示を生成し、前記顧客端末又は担当者端末に出力する手段とを更に備えたことを要旨とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか一つに記載の融資管理システムにおいて、前記制御手段が、各返済予定月の融資について返済によって減額された融資残高を算出し、融資枠から前記融資残高を差し引いた残枠を算出し、時系列に残枠を表示した融資残枠予測を出力する手段を更に備えたことを要旨とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか一つに記載の融資管理システムにおいて、前記制御手段が、前記ホストシステムから、各顧客の口座への入金額情報を取得し、前記入金額情報に対応する融資枠を算出する手段を更に備えたことを要旨とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5のいずれか一つに記載の融資管理システムにおいて、前記制御手段が、前記ホストシステムから、各顧客の口座の残高情報を取得し、前記残高情報に対応する融資枠を算出する手段を更に備えたことを要旨とする。
請求項7に記載の発明は、顧客識別子に関連付けて融資枠、融資残高に関する情報を記録した融資枠情報記憶手段と、顧客識別子に関連付けて、融資を行なう取引予定日、取引希望金額、上限金利、返済条件に関する情報が記録された融資申込情報記憶手段と、融資の申込に利用する顧客端末及びホストシステムに接続された制御手段を備えた融資管理システムを用いて、融資を受け付ける方法であって、前記制御手段が、前記顧客端末から、取引予定日、取引希望金額、上限金利が設定された新規申込を取得し、顧客識別子に関連付けて前記融資申込情報記憶手段に記録する段階と、前記融資申込情報記憶手段に記録された取引予定日における融資金利に関する情報を取得した場合、前記融資金利と前記上限金利とを比較し、前記融資金利が前記上限金利以下の場合には、前記顧客識別子に関連付けられた融資枠から、前記取引予定日における融資残高を差し引いた残枠を算出し、前記取引希望金額が前記融資枠を超えない場合には、融資を行なうために前記ホストシステムに対して前記返済条件の登録を行なう段階とを実行することを要旨とする。
請求項8に記載の発明は、顧客識別子に関連付けて融資枠、融資残高に関する情報を記録した融資枠情報記憶手段と、顧客識別子に関連付けて、融資を行なう取引予定日、取引希望金額、上限金利、返済条件に関する情報が記録された融資申込情報記憶手段と、融資の申込に利用する顧客端末及びホストシステムに接続された制御手段を備えた融資管理システムを用いて、融資申込を受け付けるプログラムであって、前記制御手段を、前記顧客端末から、取引予定日、取引希望金額、上限金利が設定された新規申込を取得し、顧客識別子に関連付けて前記融資申込情報記憶手段に記録する手段、前記融資申込情報記憶手段に記録された取引予定日における融資金利に関する情報を取得した場合、前記融資金利と前記上限金利とを比較し、前記融資金利が前記上限金利以下の場合には、前記顧客識別子に関連付けられた融資枠から、前記取引予定日における融資残高を差し引いた残枠を算出し、前記取引希望金額が前記融資枠を超えない場合には、融資を行なうために前記ホストシステムに対して前記返済条件の登録を行なう手段として機能させることを要旨とする。
(作用)
請求項1、7又は8に記載の発明によれば、制御手段が、顧客端末から、取引予定日、取引希望金額、上限金利が設定された新規申込を取得し、顧客識別子に関連付けて融資申込情報記憶手段に記録する。次に、融資申込情報記憶手段に記録された取引予定日における融資金利に関する情報を取得した場合、融資金利と上限金利とを比較する。そして、融資金利が上限金利以下の場合には、顧客識別子に関連付けられた融資枠から、取引予定日における融資残高を差し引いた残枠を算出する。ここで、取引希望金額が融資枠を超えない場合には、融資を行なうためにホストシステムに対して返済条件の登録を行なう。これにより、金利が確定する前に融資の申込を行なうことができる。従って、融資申込のタイミングが制限されることがない。そして、金利が確定した場合には、上限金利に基づいて融資を行なうことができる。
請求項2に記載の発明によれば、制御手段が、ホストシステムから、融資についての返済状況情報を取得し、返済条件に基づいて返済が行なわれていない場合には、顧客識別子に関連付けて注意情報を注意情報記憶手段に登録する。そして、顧客端末から新規申込を取得した場合、注意情報記憶手段において、顧客についての注意情報を検索する。注意情報記憶手段において注意情報を取得した場合には、この注意情報を含めた申込内容を担当者端末に出力する。これにより、返済状況に問題がある場合には、銀行の担当者に注意を促し、返済延滞が生じている顧客に対する融資を抑制することができる。
請求項3に記載の発明によれば、制御手段が、顧客の融資毎に、各返済予定月の返済額を取得し、各返済予定月における返済額を合計した返済総額を算出する。そして、時系列に返済総額を表示した返済額予測表示を生成し、顧客端末又は担当者端末に出力する。これにより、顧客における返済負担を把握することができる。顧客は、この返済負担を考慮して融資の申込を行なうことができる。また、銀行の担当者は、返済負担を考慮して融資の可否判断を行なうことができる。
請求項4に記載の発明によれば、制御手段が、各返済予定月の融資について返済によって減額された融資残高を算出し、融資枠から融資残高を差し引いた残枠を算出し、時系列に残枠を表示した融資残枠予測を出力する。これにより、顧客における融資枠の利用状況を把握することができる。顧客は、この融資枠の利用状況を考慮して融資の申込を行なうことができる。また、銀行の担当者は、融資枠の利用状況を考慮して融資の可否判断を行なうことができる。
請求項5に記載の発明によれば、制御手段が、ホストシステムから、各顧客の口座への入金額情報を取得し、入金額情報に対応する融資枠を算出する。これにより、顧客の口座における入金状況を考慮して、銀行は、融資枠を拡大することにより融資の促進を図ることができる。顧客においても、融資枠の拡大により、資金運用を円滑にすることができる。
請求項6に記載の発明によれば、制御手段が、ホストシステムから、各顧客の口座の残高情報を取得し、残高情報に対応する融資枠を算出する。これにより、顧客の口座における口座残高を考慮して、銀行は、融資枠を拡大することにより融資の促進を図ることができる。顧客においても、融資枠の拡大により、資金運用を円滑にすることができる。
本発明によれば、顧客においては効率的に融資を利用することができるとともに、金融機関においても業務の効率化を図りながら、融資の利用促進を図ることができる。
本発明の実施形態のシステム概略図。 データ記憶部に記録されたデータの説明図であって、(a)は顧客管理データ記憶部、(b)は取引状況管理データ記憶部、(c)は融資枠管理データ記憶部に記録されたデータの説明図。 データ記憶部に記録されたデータの説明図であって、(a)は融資申込データ記憶部、(b)は申込履歴データ記憶部に記録されたデータの説明図。 データ記憶部に記録されたデータの説明図であって、(a)は払戻請求データ記憶部、(b)は返済条件データ記憶部、(c)はテンプレートデータ記憶部に記録されたデータの説明図。 本実施形態の処理手順の説明図。 本実施形態の処理手順の説明図。 本実施形態の処理手順の説明図。 本実施形態の処理手順の説明図。 本実施形態の処理手順の説明図。 本実施形態の処理手順の説明図。 本実施形態の処理手順の説明図。 本実施形態の処理手順の説明図。
以下、本発明を具体化した一実施形態を、図1〜図12に従って説明する。本実施形態では、法人顧客に対して、インターネットを介して各種サービスを提供する場合を想定する。このような法人顧客との間で、サービスを提供するための契約を締結する。そして、このような契約を締結した顧客は、各サービスの利用登録を行なうことにより、インターネットを利用して、残高照会や入出金明細照会、振込や振替などの国内取引、海外への送金、輸出や輸入、外貨預金など外国為替取引等を行なうことができる。本実施形態では、このような法人契約の顧客に対して当座貸越を利用して融資を行なう場合に用いる融資管理システム、融資管理方法及び融資管理プログラムとして説明する。
本実施形態では、図1に示すように、顧客先のクライアント端末10や金融機関のサービス管理サーバ20とがネットワーク(インターネット)を介して相互に接続されている。更に、サービス管理サーバ20には、銀行内のクライアント端末30やホストシステム40が、行内ネットワークを介して接続されている。
各クライアント端末(10,30)は、顧客や行内担当者、行内権限者がサービス管理サーバ20にアクセスする場合に用いられる。クライアント端末10は、金融機関の取引先である顧客が当座貸越を申し込む場合に用いるコンピュータ端末(顧客端末)である。クライアント端末30は、銀行の行内担当者が融資申込を受け付けて、行内権限者が当座貸越による融資についての可否を審査する場合に用いるコンピュータ端末(担当者端末)である。クライアント端末(10,30)は、ネットワークを介してデータを送信する機能や、受信したデータを表示する機能等を有する。このため、このクライアント端末(10,30)は、図示しないCPU、RAM、ROMの他、キーボード、マウス等の入力手段、ディスプレイ等の出力手段、通信手段等を有する。
ホストシステム40は、銀行のコンピュータシステムであって、この銀行において開設された口座の口座名義人や口座残高に関するデータを管理する。このホストシステム40は、口座マスタデータ記憶部(図示せず)を備えている。この口座マスタデータ記憶部には、銀行において開設された預金口座に関しての口座管理レコードが記録されている。この口座管理レコードは、金融機関に口座が開設された場合に登録される。口座管理レコードは、口座識別子、暗証番号、口座名義人情報(顧客ID)、入出金履歴、口座残高等に関するデータを含んで構成される。
更に、ホストシステム40は、融資の実行処理や、融資の返済管理処理を実行する。具体的には、融資の実行が指示された場合には、顧客の当座預金口座に対して取引希望金額の振り込みを行なう。また、返済条件に基づいて、返済金額の回収を行なう。
また、サービス管理サーバ20は、顧客からの当座貸越による融資申込を受け付けるコンピュータシステムである。このサービス管理サーバ20は、図1に示すように、制御部21、顧客管理データ記憶部22、取引状況管理データ記憶部23、融資枠管理データ記憶部24、融資申込データ記憶部25、申込履歴データ記憶部26、払戻請求データ記憶部27、返済条件データ記憶部28、テンプレートデータ記憶部29を備えている。本実施形態では、融資枠管理データ記憶部24は融資枠情報記憶手段として機能し、取引状況管理データ記憶部23は注意情報記憶手段として機能し、払戻請求データ記憶部27及び返済条件データ記憶部28は融資申込情報記憶手段として機能する。
制御部21は、当座貸越による融資を管理する場合に用いるデータの管理処理等を行なう。そして、制御部21は、制御手段(図示しないCPU、メモリ等)を有し、後述する処理(アクセス管理段階、融資状況管理段階、申込受付段階、審査支援段階、金利対応段階、返済状況管理段階、融資枠管理段階、テンプレート管理段階等を含む処理)を行なう。このための融資管理プログラムを実行することにより、制御部21は、アクセス管理手
段211、融資状況管理手段212、申込受付手段213、審査支援手段214、金利対応手段215、返済状況管理手段216、融資枠管理手段217、テンプレート管理手段218等として機能する。
アクセス管理手段211は、サービス管理サーバ20にアクセスしてきた利用者を認証し、各利用者を特定する処理を実行する。
融資状況管理手段212は、各顧客における当座貸越の利用状況を管理する処理を実行する。
申込受付手段213は、顧客から、当座貸越による融資申込を受け付ける処理を実行する。
審査支援手段214は、受け付けた当座貸越による融資申込について、行内担当者や行内権限者の審査手続を支援し、申込への対応を管理する処理を実行する。
金利対応手段215は、当座貸越に適用される金利を管理する処理を実行する。
返済状況管理手段216は、各顧客における返済状況をホストシステム40から取得する処理を実行する。この返済状況管理手段216は、口座への入金額を算出するための入金状況評価期間や、返済の延滞回数を算出するための返済延滞評価期間に関するデータを保持している。
融資枠管理手段217は、顧客状況に基づいて当座貸越の融資枠を管理する処理を実行する。この融資枠管理手段217は、口座入金額が基準範囲を超えたことを検知した場合、行内担当者や行内権限者に対して、融資枠の拡大についての提案を行なう。このため、融資枠管理手段217は、融資枠の拡大提案の要否を判定するための基準範囲に関するデータを保持している。更に、融資枠管理手段217は、この提案において融資枠を拡大させる割合(増加率)に関するデータを保持している。
また、融資枠管理手段217は、延滞回数が基準延滞回数を超えた場合、行内担当者や行内権限者に対して、融資枠の縮小についての提案を行なう。このため、融資枠管理手段217は、融資枠の縮小提案の要否を判定するための基準延滞回数に関するデータを保持している。更に、融資枠管理手段217は、この提案において融資枠を縮小させるための割合(減少率)に関するデータを保持している。
テンプレート管理手段218は、当座貸越において使用される払戻請求や返済条件についてのテンプレートを管理する処理を実行する。このテンプレートにおいては、直近の所定回数の融資履歴を用いて算出された融資条件の初期値が設定されている。このため、テンプレート管理手段218は、テンプレートの初期値を算出するために利用する融資履歴の数(基準数)に関するデータを保持している。
顧客管理データ記憶部22には、図2(a)に示すように、当座貸越を利用する顧客を管理するための顧客管理レコード220が記録されている。この顧客管理レコード220は、当座貸越の利用申請について登録が行なわれた場合に設定される。顧客管理レコード220は、契約ID、サービスID、顧客ID、顧客担当者情報、顧客承認者情報、削除フラグ、削除日に関するデータを含んで構成されている。
契約IDデータ領域には、金融機関と顧客との間で締結された契約を特定するための識別子に関するデータが記録される。
サービスIDデータ領域には、当座貸越契約を特定するための識別子に関するデータが記録される。
顧客IDデータ領域には、当座貸越契約を締結した顧客を特定するための識別子(顧客識別子)に関するデータが記録される。本実施形態では、契約ID及びサービスIDにより、融資を利用する顧客を特定することができる。
顧客担当者情報データ領域には、顧客において当座貸越による融資申込を行なう担当者についての識別子(担当者ID)や、本人を認証するためのパスワード、この担当者の連絡先に関するデータが記録される。
顧客承認者情報データ領域には、顧客において当座貸越による融資申込について法人顧客において決裁を行なう承認者についての識別子(承認者ID)や、本人を認証するためのパスワード、この承認者の連絡先(メールアドレス)に関するデータが記録される。
削除フラグデータ領域には、このレコードの有効性を判定するためのフラグが記録される。
削除日データ領域には、このレコードが削除された日付を特定するための識別子に関するデータが記録される。
取引状況管理データ記憶部23には、図2(b)に示すように、各顧客についての取引状況や提案情報を記録した取引状況管理レコード230が記録されている。この取引状況管理レコード230は、当座貸越の利用申請について登録が行なわれた場合に設定される。取引状況管理レコード230は、契約ID、サービスID、注意先フラグ、取引状況、提案情報、削除フラグ、削除日に関するデータを含んで構成されている。
契約IDデータ領域には、金融機関と顧客との間で締結された契約を特定するための識別子に関するデータが記録される。
サービスIDデータ領域には、当座貸越契約を特定するための識別子に関するデータが記録される。
注意先フラグデータ領域には、この顧客について注意すべき情報を取得したことを示すフラグが記録される。
取引状況データ領域には、この顧客との間で行なわれる取引状況に関するデータが記録される。具体的には、この顧客が保有する各口座への入金履歴(入金日と入金額)が記録される。
提案情報データ領域には、この顧客について、行内担当者や行内権限者に対する提案に関するデータが記録される。具体的には、この提案情報データ領域には、例えば融資枠の変更(融資枠拡大や融資枠縮小)することについての提案や、顧客状況を監視することについての提案に関するデータが記録される。
削除フラグデータ領域には、このレコードの有効性を判定するためのフラグが記録される。
削除日データ領域には、このレコードが削除された日付を特定するための識別子に関するデータが記録される。
融資枠管理データ記憶部24には、図2(c)に示すように、当座貸越によって顧客に提供できる融資の限度額についての融資枠管理レコード240が記録されている。この融資枠管理レコード240は、融資枠を決定した場合に登録される。融資枠管理レコード240は、契約ID、サービスID、ステータス、融資枠、削除フラグ、削除日に関するデータを含んで構成されている。
契約IDデータ領域には、金融機関と顧客との間で締結された契約を特定するための識別子に関するデータが記録される。
サービスIDデータ領域には、当座貸越契約を特定するための識別子に関するデータが記録される。
ステータスデータ領域には、この融資枠において、利用可能な金額(残枠)に関するデータが記録される。
融資枠データ領域には、融資可能な限度額に関するデータが記録される。
削除フラグデータ領域には、このレコードの有効性を判定するためのフラグが記録される。
削除日データ領域には、このレコードが削除された日付を特定するための識別子に関するデータが記録される。
融資申込データ記憶部25には、図3(a)に示すように、顧客から受け付けた当座貸越による融資申込を管理するための融資申込レコード250が記録されている。この融資申込レコード250は、顧客から当座貸越による融資申込を受け付けた場合に登録される。融資申込レコード250は、申込ID、契約ID、サービスID、申請者ID、申請日時、承認者ID、承認日時、承認ステータス、受信状況、別途確認事由、承認差戻事由、削除フラグ、削除日に関するデータを含んで構成されている。
申込IDデータ領域には、当座貸越の各申込を特定するための識別子に関するデータが記録される。
契約IDデータ領域には、金融機関と顧客との間で締結された契約を特定するための識別子に関するデータが記録される。
サービスIDデータ領域には、当座貸越契約を特定するための識別子に関するデータが記録される。
申請者IDデータ領域には、当座貸越による融資申込を行なった申請者を特定するための識別子に関するデータが記録される。
申請日時データ領域には、当座貸越による融資申込が行なわれた年月日及び時刻に関するデータが記録される。
承認者IDデータ領域には、当座貸越による融資申込を承認した承認者を特定するための識別子に関するデータが記録される。
承認日時データ領域には、当座貸越による融資申込について承認が行なわれた年月日及び時刻に関するデータが記録される。
承認ステータスデータ領域には、承認状況を特定するためのフラグに関するデータが記録される。本実施形態では、融資申込を行なった場合には申請中フラグ、申請承認が行なわれた場合の承認済フラグ、差し戻された場合の差戻フラグ、申請を取り下げた場合の申請取下フラグが記録される。
受信状況データ領域には、行内担当者や行内権限者による融資申込の処理状況を特定するためのフラグに関するデータが記録される。本実施形態では、行内担当者によって受信が行なわれた場合の受信済フラグが記録される。行内権限者によって別途確認が必要と判定された場合には別途確認フラグが記録される。融資申込を取り消された場合には申込取消フラグ、融資が実行された場合には帳票出力フラグが記録される。
別途確認事由データ領域には、この融資申込について、特に確認を要する場合の理由に
関するデータが記録される。
承認差戻事由データ領域には、この融資申込について、差し戻しを行なう場合の理由に関するデータが記録される。
削除フラグデータ領域には、このレコードの有効性を判定するためのフラグが記録される。具体的には、融資申込が取消された場合や返済を完了した場合に記録される。
削除日データ領域には、このレコードが削除された日付を特定するための識別子に関するデータが記録される。
申込履歴データ記憶部26には、図3(b)に示すように、当座貸越についてのオペレーション履歴を管理するための申込履歴レコード260が記録されている。この申込履歴レコード260は、この融資申込についてのオペレーション(操作)が行なわれた場合に登録される。申込履歴レコード260は、申込ID、契約ID、サービスID、操作日時、取引操作者ID、区分、削除フラグ、削除日に関するデータを含んで構成されている。
申込IDデータ領域には、当座貸越による各融資申込を特定するための識別子に関するデータが記録される。
契約IDデータ領域には、金融機関と顧客との間で締結された契約を特定するための識別子に関するデータが記録される。
サービスIDデータ領域には、当座貸越契約を特定するための識別子に関するデータが記録される。
操作日時データ領域には、この融資申込について対応のための操作が行なわれた年月日及び時刻を特定するための識別子に関するデータが記録される。
取引操作者IDデータ領域には、この操作を行なった利用者や行内担当者や行内権限者を特定するための識別子に関するデータが記録される。
区分データ領域には、操作の内容を特定するための識別子に関するデータが記録される。本実施形態では、顧客履歴においては、申請、登録、帳票出力などを識別する区分が登録され、銀行履歴においては、照会、受信、帳票出力、別途確認などを識別する区分が登録される。
削除フラグデータ領域には、このレコードの有効性を判定するためのフラグが記録される。
削除日データ領域には、このレコードが削除された日付を特定するための識別子に関するデータが記録される。
払戻請求データ記憶部27には、図4(a)に示すように、当座貸越により融資を受けた金額の払戻請求を管理するための払戻請求レコード270が記録されている。この払戻請求レコード270は、当座貸越による融資の申請を受け付けた場合に登録される。払戻請求レコード270は、申込ID、取引希望金額、取引予定日、返済予定日、上限金利、確定金利、削除フラグ、削除日に関するデータを含んで構成されている。
申込IDデータ領域には、当座貸越による各融資申込を特定するための識別子に関するデータが記録される。
取引希望金額データ領域には、当座貸越により払戻を希望する金額に関するデータが記録される。
取引予定日データ領域には、融資が実行される予定日に関するデータが記録される。
返済予定日データ領域には、この融資について返済を完了する予定日に関するデータが
記録される。
上限金利データ領域には、この融資において顧客が許容できる金利の上限値(金利)に関するデータが記録される。このデータ領域には、上限金利が設定された融資申込が行なわれた場合のみに記録される。
確定金利データ領域には、この融資において設定された金利(確定金利)に関するデータが記録される。
削除フラグデータ領域には、このレコードの有効性を判定するためのフラグが記録される。
削除日データ領域には、このレコードが削除された日付を特定するための識別子に関するデータが記録される。
返済条件データ記憶部28には、図4(b)に示すように、融資の返済条件を記録した返済条件レコード280が記録されている。この返済条件レコード280は、当座貸越による融資の申請を受け付けた場合に登録される。返済条件レコード280は、申込ID、返済方法、分割返済条件、利息支払方法、約定返済日(返済日選択)、約定返済日(返済日指定)、返済日休日補正、削除フラグ、削除日に関するデータを含んで構成されている。
申込IDデータ領域には、当座貸越による各融資申込を特定するための識別子に関するデータが記録される。
返済方法データ領域には、返済方法(ここでは、一括返済又は分割返済)を特定するための識別子に関するデータが記録される。
分割返済条件データ領域には、分割返済における初回返済年、初回返済月、初回返済金額、返済周期、各回返済金額、最終回返済金額等に関するデータが記録される。この分割返済条件は、分割返済を指定した場合のみ設定される。
利息支払方法データ領域には、利息の支払方法を特定するための識別子に関するデータが記録される。本実施形態では、取引予定日に前払い、取引予定日に後払い、取引予定日及び元金返済日毎に前払い、元金返済日毎に後払いの各方法を設定することができる。
約定返済日(返済日選択)データ領域には、返済周期における返済日に関するデータが記録される。
約定返済日(返済日指定)データ領域には、指定された返済日に関するデータが記録される。
返済日休日補正データ領域には、返済日が休日に該当する場合の補正方法(例えば、前営業日又は後営業日)を特定するための識別子に関するデータが記録される。
削除フラグデータ領域には、このレコードの有効性を判定するためのフラグが記録される。
削除日データ領域には、このレコードが削除された日付を特定するための識別子に関するデータが記録される。
テンプレートデータ記憶部29には、図4(c)に示すように、当座貸越により融資を受ける場合に用いる融資申込テンプレートについてのテンプレートレコード290が記録されている。このテンプレートレコード290は、顧客からテンプレートの申請があり、審査の結果をパスした場合に登録される。テンプレートレコード290は、テンプレートID、契約ID、サービスID、払戻請求パターン、返済条件パターン、ステータス、削
除フラグ、削除日に関するデータを含んで構成されている。
テンプレートIDデータ領域には、各融資申込テンプレートを特定するための識別子に関するデータが記録される。
契約IDデータ領域には、金融機関と顧客との間で締結された契約を特定するための識別子に関するデータが記録される。
サービスIDデータ領域には、当座貸越契約を特定するための識別子に関するデータが記録される。
払戻請求パターンデータ領域には、この融資申込テンプレートにおいて、払戻請求を行なうための各パラメータに関するデータが記録される。
返済条件パターンデータ領域には、この融資申込テンプレートにおいて、返済条件についての各パラメータに関するデータが記録される。
ステータスデータ領域には、この融資申込テンプレートの登録状況を特定するためのフラグに関するデータが記録される。ここでは、仮登録フラグ、本登録フラグ又は差戻フラグが設定される。
削除フラグデータ領域には、このレコードの有効性を判定するためのフラグが記録される。
削除日データ領域には、このレコードが削除された日付を特定するための識別子に関するデータが記録される。
更に、サービス管理サーバ20は、金利情報記憶部(図示せず)を備えている。この金利情報記憶部には、現在の金利(融資金利)に関するデータと、この金利が適用される日付(金利適用日)に関するデータが記録されている。本実施形態では、この現在金利は、2営業日後の日付(金利適用日)から適用される。
上記のように構成されたシステムを用いて、当座貸越を利用した融資を管理する処理について、図5〜図12を用いて説明する。
(融資申込処理)
まず、図5、図6を用いて、当座貸越を利用しての融資の申込処理について説明する。取引先の顧客が、当座貸越を利用して融資を申し込む場合には、クライアント端末10を用いてサービス管理サーバ20にアクセスする。
この場合、サービス管理サーバ20の制御部21は、アクセス対応処理を実行する(ステップS1−1)。具体的には、制御部21のアクセス管理手段211は、アクセスを行なったクライアント端末10に対して認証画面データを送信する。この認証画面には、アクセスした利用者のID及びパスワードを入力する設定欄が設けられている。
次に、サービス管理サーバ20の制御部21は、利用者認証処理を実行する(ステップS1−2)。具体的には、制御部21のアクセス管理手段211は、クライアント端末10から、認証画面に入力された利用者IDやパスワードに関するデータを取得する。そして、アクセス管理手段211は、クライアント端末10から取得した利用者ID及びパスワードと、顧客管理データ記憶部22に記録された顧客管理レコード220の利用者ID及びパスワードとの照合を行なう。利用者認証ができない場合には、アクセス管理手段211は、このクライアント端末10からのアクセスを拒否する。
利用者認証を完了した場合、サービス管理サーバ20の制御部21は、顧客情報の取得処理を実行する(ステップS1−3)。具体的には、制御部21のアクセス管理手段21
1は、利用者認証を完了した顧客管理レコード220に記録された契約ID及びサービスIDを取得する。そして、アクセス管理手段211は、取得した契約ID及びサービスIDが記録されている融資枠管理レコード240を融資枠管理データ記憶部24から取得する。更に、アクセス管理手段211は、契約ID及びサービスIDが記録されている払戻請求レコード270を払戻請求データ記憶部27から取得する。
次に、サービス管理サーバ20の制御部21は、メニュー画面の表示処理を実行する(ステップS1−4)。具体的には、制御部21のアクセス管理手段211は、メニュー画面を、クライアント端末10のディスプレイに出力する。このメニュー画面には、融資状況表示、当座貸越新規申請、当座貸越明細検索、テンプレート登録の各処理要求を選択するためのアイコンが出力される。担当者は、自分で行なった申込についての進捗状況を確認する場合には、当座貸越明細検索アイコンを選択する。いずれかのアイコンが選択された場合、クライアント端末10は選択結果通知をサービス管理サーバ20に送信する。この選択結果通知には、当座貸越明細検索、融資状況表示や当座貸越新規申請、テンプレート登録の処理要求を特定できるフラグを含める。
当座貸越明細検索アイコンが選択された場合、サービス管理サーバ20の制御部21は、この担当者の担当者IDに関連付けられた融資申込レコード250を抽出し、一覧表示させる。
また、融資状況表示アイコンが選択された場合、サービス管理サーバ20の制御部21は、融資状況表示処理を実行する(ステップS1−5a)。具体的には、制御部21の融資状況管理手段212は、後述するように、現在の当座貸越の利用状況を、クライアント端末10のディスプレイに出力する。
また、テンプレート登録アイコンが選択された場合、サービス管理サーバ20の制御部21は、後述するテンプレート登録処理を実行する(ステップS1−5b)。
ここでは、融資申込テンプレートを利用しないで、当座貸越新規申請アイコンが選択された場合、サービス管理サーバ20の制御部21は、融資申込画面の出力処理を実行する(ステップS1−6)。具体的には、制御部21の申込受付手段213は、クライアント端末10のディスプレイに融資申込を行なうための融資申込画面を出力する。この融資申込画面には、払戻請求や返済条件についての各項目の設定欄が設けられている。払戻請求項目としては、取引希望金額、取引予定日、返済予定日等の項目を含む。また、返済条件項目としては、返済方法、分割返済方法(初回返済付、初回返済金額、返済周期、各階返済金額、最終回返済金額)、利息支払方法、約定返済日、返済日が休日の場合の補正等の項目を含む。
そして、サービス管理サーバ20の制御部21は、融資申込の受付処理を実行する(ステップS1−7)。具体的には、クライアント端末10のディスプレイに出力された融資申込画面において各項目が設定されて申込送信指示が入力された場合、制御部21の申込受付手段213は、クライアント端末10から払戻請求及び返済条件に関するデータを取得する。そして、申込受付手段213は、申込IDを付与し、融資申込レコード250を生成し、融資申込データ記憶部25に記録する。この場合、承認者IDデータ領域に、担当者IDに関連付けられた承認者IDを設定するとともに、承認日時から削除日までの各データ領域は空欄にしておく。次に、申込受付手段213は、取得した各項目のデータを記録した払戻請求レコード270や返済条件レコード280を生成し、払戻請求データ記憶部27や返済条件データ記憶部28に登録する。
更に、申込受付手段213は、申込履歴レコード260を生成し、申込履歴データ記憶部26に記録する。更に、本実施形態では、ここで、後述する金利確認処理を実行する。
次に、サービス管理サーバ20の制御部21は、承認回付処理を実行する(ステップS1−8)。具体的には、制御部21の申込受付手段213は、顧客管理レコード220において担当者に関連付けられた承認者の連絡先(メールアドレス)を取得する。そして、申込受付手段213は、この連絡先に対して、融資申込が行なわれたことを通知するメッセージを含めたメールを送信する。
メールを受信した承認者はクライアント端末10を用いてサービス管理サーバ20にアクセスする。
この場合にも、サービス管理サーバ20の制御部21は、アクセス対応処理(ステップS1−1)、利用者認証処理(ステップS1−2)、顧客情報の取得処理(ステップS1−3)、メニュー画面の表示処理を実行する(ステップS1−4)。
ここで、当座貸越明細検索アイコンが選択された場合、申込状況の出力処理を実行する(ステップS1−9)。具体的には、制御部21の申込受付手段213は、この承認者IDが設定された融資申込レコード250を一覧表示させた申請状況一覧画面を生成する。そして、申込受付手段213は、この申請状況一覧画面をクライアント端末10のディスプレイに出力する。承認を行なう場合、承認者は、申請状況一覧画面において、承認ステータスとして承認済フラグが記録されていない融資申込を選択し、詳細表示要求を入力する。
詳細表示要求を取得したサービス管理サーバ20の制御部21は、承認者かどうかについての判定処理を実行する(ステップS1−10)。具体的には、制御部21の申込受付手段213は、アクセス管理手段211において利用者認証に用いた顧客管理レコード220に記録された利用者IDに基づいて、アクセス者の種別(承認者)を判定する。
ここで、利用者IDが担当者IDであり、承認者でないと判定した場合(ステップS1−10において「NO」の場合)、サービス管理サーバ20の制御部21は、エラー処理を実行する(ステップS1−11)。具体的には、制御部21の申込受付手段213は、クライアント端末10のディスプレイに、承認権限がないことを示したエラーメッセージを出力する。
一方、利用者認証処理において認証された利用者IDが承認者IDであり、承認者と判定した場合(ステップS1−10において「YES」の場合)、サービス管理サーバ20の制御部21は、申込承認画面の出力処理を実行する(ステップS1−12)。具体的には、制御部21の申込受付手段213は、クライアント端末10のディスプレイに申込承認画面を出力する。この申込承認画面には、融資申込レコード250の内容を表示させた基本情報欄、払戻請求レコード270の内容を表示させた払戻請求情報欄、返済条件レコード280の内容を表示させた返済条件欄を含める。更に、申込承認画面には、融資申込の差戻又は融資申込の承認を選択するためのアイコンが出力される。この場合、承認者は必要な融資申込に対して承認入力を行なう。一方、承認のできない融資申込については差戻入力を行なう。いずれかのアイコンが選択された場合、クライアント端末10は選択結果通知をサービス管理サーバ20に送信する。この選択結果通知には、承認情報又は差戻情報を特定できるフラグを含める。
そして、サービス管理サーバ20の制御部21は、承認又は差戻についての判定処理を実行する(ステップS1−13)。具体的には、制御部21の申込受付手段213は、クライアント端末10から取得した選択結果通知により判定する。
差戻情報を取得した場合(ステップS1−13において「差戻」の場合)には、サービス管理サーバ20の制御部21は、差戻処理を実行する(ステップS1−14)。具体的
には、制御部21の申込受付手段213は、融資申込レコード250の承認ステータスデータ領域に差戻フラグを記録する。更に、申込受付手段213は、申込履歴レコード260を生成し、申込履歴データ記憶部26に記録する。
一方、承認情報を取得した場合(ステップS1−13において「承認」の場合)、サービス管理サーバ20の制御部21は、申込承認の登録処理を実行する(ステップS1−15)。具体的には、制御部21の申込受付手段213は、融資申込レコード250に承認ステータスデータ領域に承認済フラグを記録するとともに、利用者認証した承認者ID、承認日時及び承認ステータスを記録する。更に、申込受付手段213は、申込履歴レコード260を生成し、申込履歴データ記憶部26に記録する。
そして、サービス管理サーバ20の制御部21は、申込通知処理を実行する(ステップS1−16)。具体的には、制御部21の申込受付手段213は、クライアント端末30に対して、融資申込があったことを通知するメッセージを含めたメールを送信する。
次に、申込通知を取得した行内担当者や行内権限者の処理を、図6を用いて説明する。ここでは、行内担当者が受け付けた融資申込を、行内権限者が審査する場合を想定する。この場合、行内担当者や行内権限者は、クライアント端末30を用いて、サービス管理サーバ20にアクセスする。
そして、サービス管理サーバ20の制御部21は、アクセス対応処理を実行する(ステップS2−1)。具体的には、制御部21の審査支援手段214が、行内担当者や行内権限者のクライアント端末30からのアクセスを受け付ける。この場合、クライアント端末30から行内担当者や行内権限者の取引操作者IDを取得する。
次に、サービス管理サーバ20の制御部21は、メニュー画面の表示処理を実行する(ステップS2−2)。具体的には、制御部21のアクセス管理手段211は、メニュー画面を、クライアント端末30のディスプレイに出力する。このメニュー画面には、当座貸越明細検索、サービス登録を選択するためのアイコンが出力される。サービス登録アイコンは、顧客を特定する契約IDを特定して、当座貸越のサービスを追加するための処理を起動させるためのアイコンである。いずれかのアイコンが選択された場合、クライアント端末30は選択結果通知をサービス管理サーバ20に送信する。この選択結果通知には、当座貸越明細検索、サービス登録の処理要求を特定できるフラグを含める。
ここで、当座貸越明細検索アイコンが選択された場合、サービス管理サーバ20の制御部21は、申込状況の出力処理を実行する(ステップS2−3)。具体的には、制御部21の審査支援手段214は、融資申込データ記憶部25から取得した融資申込レコード250を一覧表示させた申請状況一覧画面を生成する。そして、申込受付手段213は、この申請状況一覧画面をクライアント端末30のディスプレイに出力する。この場合、行内担当者や行内権限者は、申請状況一覧画面において、オペレーション対象の融資申込を選択し、詳細表示要求を入力する。いずれかの融資申込が選択された場合、クライアント端末30は、選択された申込IDを含めた詳細表示要求をサービス管理サーバ20に送信する。
クライアント端末30から詳細表示要求を受信したサービス管理サーバ20の制御部21は、顧客情報の取得処理を実行する(ステップS2−4)。具体的には、制御部21の審査支援手段214は、選択された申込IDが記録されている融資申込レコード250から契約ID及びサービスIDを取得する。そして、審査支援手段214は、取得した契約ID及びサービスIDが記録されている融資枠管理レコード240を融資枠管理データ記憶部24から取得する。更に、審査支援手段214は、取引状況管理データ記憶部23か
ら、契約ID及びサービスIDが記録された取引状況管理レコード230を取得する。更に、審査支援手段214は、選択された申込IDが記録されている払戻請求レコード270を払戻請求データ記憶部27から取得する。
次に、サービス管理サーバ20の制御部21は、詳細表示画面の出力処理を実行する(ステップS2−5)。具体的には、制御部21の審査支援手段214は、クライアント端末30のディスプレイに詳細表示画面を出力する。この詳細表示画面には、取引状況管理レコード230や融資枠管理レコード240の内容を表示させた顧客情報欄、融資申込レコード250の内容を表示させた基本情報欄、払戻請求レコード270の内容を表示させた払戻請求情報欄、返済条件レコード280の内容を表示させた返済条件欄を含める。
更に、申込承認画面には、融資状況表示アイコンが表示される。この融資状況表示アイコンが選択された場合、サービス管理サーバ20の制御部21は、融資状況表示処理を実行する(ステップS2−6)。具体的には、制御部21の融資状況管理手段212はステップS1−5aと同様に、後述する融資状況表示処理を実行する。
更に、申込承認画面には、この融資申込に対して銀行側のオペレーションを入力するためのアイコンが表示される。具体的には、申込承認画面には、受信アイコン、別途確認アイコン、払戻請求情報帳票出力アイコンが表示される。ここで、受信状況が「未受信」の融資申込について、行内担当者が「受信済」とする場合には受信アイコンを選択する。
申込承認画面における別途確認アイコン、払戻請求情報帳票出力アイコンについては、行内権限者のアクセスの場合に操作可能にする。「受信済」の融資申込については、行内権限者が、申込承認画面に表示された融資状況を確認し、今回の融資申込についての可否を審査する。この融資申込について、行内権限者が、更に確認が必要と判断した場合には、別途確認事由や承認差戻事由を設定して別途確認アイコンを選択する。
一方、行内権限者が、この融資申込について問題がないと判断した場合には、払戻請求情報帳票出力アイコンを選択する。いずれかのアイコンが選択された場合、クライアント端末30は選択結果通知をサービス管理サーバ20に送信する。この選択結果通知には、受信済、別途確認又は払戻請求情報の帳票出力要求を特定できるフラグを含める。
選択結果通知を受信したサービス管理サーバ20の制御部21は、申込履歴の記録処理を実行する(ステップS2−7)。具体的には、制御部21の審査支援手段214は、申込履歴レコード260を生成する。この申込履歴レコード260には、申込ID、契約ID、サービスID、取引操作者IDを設定するとともに、操作日時を記録する。そして、審査支援手段214は、この申込履歴レコード260を申込履歴データ記憶部26に操作履歴として登録する。別途確認の場合には、別途確認事由や承認差戻事由を登録する。更に、審査支援手段214は、融資申込レコード250に受信状況を記録する。
次に、サービス管理サーバ20の制御部21は、払戻請求の帳票出力要求を取得したかどうかについての判定処理を実行する(ステップS2−8)。具体的には、制御部21の申込受付手段213は、クライアント端末30から取得した選択結果通知により判定する。戻請求の帳票出力要求以外のフラグが設定されている選択結果通知を取得した場合(ステップS2−8において「NO」の場合)には、サービス管理サーバ20の制御部21は、顧客確認指示処理を実行する(ステップS2−9)。具体的には、制御部21の審査支援手段214は、クライアント端末30に対して、顧客に連絡を行なう指示を出力する。
一方、払戻請求の帳票出力要求のフラグが設定されている選択結果通知を取得した場合(ステップS2−8において「YES」の場合)、サービス管理サーバ20の制御部21
は、金利が確定済かどうかについての判定処理を実行する(ステップS2−10)。具体的には、制御部21の審査支援手段214は、金利情報記憶部に、取引予定日の金利が登録されているかどうかにより判定する。
金利が確定済の場合(ステップS2−10において「YES」の場合)、サービス管理サーバ20の制御部21は、融資実行処理を行なう(ステップS2−11)。具体的には、制御部21の審査支援手段214は、ホストシステム40に対して融資の実行指示を送信する。ここでは、ホストシステム40に対して、払戻請求レコード270、返済条件レコード280に記録された情報を送信し、融資や返済の管理を指示する。この場合、ホストシステム40は、この払戻請求レコード270に基づいて融資を実行する。更に、審査支援手段214は、融資枠管理レコード240のステータスデータ領域に記録された残枠から融資希望金額を差し引いて更新する。
一方、金利が確定していない場合(ステップS2−10において「NO」の場合)、サービス管理サーバ20の制御部21は、後述する金利対応処理を実行する(ステップS2−12)。具体的には、制御部21の金利対応手段215が、金利が確定した場合に融資実行の要否を判断する。
(融資状況表示処理)
次に、図7を用いて、融資状況表示処理を説明する。この処理においては、特定された契約ID及びサービスIDに関連付けられた融資毎に繰り返して実行される。ここでは、融資が既に実行され、返済を完了していない融資の申込IDを、順次、特定して処理が行なわれる。
まず、サービス管理サーバ20の制御部21は、各返済月の返済額の算出処理を実行する(ステップS3−1)。具体的には、制御部21の融資状況管理手段212は、処理対象の申込IDが記録された返済条件レコード280に基づいて、将来月毎に返済金額を算出する。そして、融資状況管理手段212は、各将来月に対して、各月の返済金額を表示したタイムチャートを生成する。
次に、サービス管理サーバ20の制御部21は、各返済月の返済額の加算処理を実行する(ステップS3−2)。具体的には、制御部21の融資状況管理手段212は、算出した返済金額を、各将来月の返済総額に加算する。そして、融資状況管理手段212は、各将来月に対して、各月の返済総額を表示したタイムチャートを生成する。
次に、サービス管理サーバ20の制御部21は、融資残高の算出処理を実行する(ステップS3−3)。具体的には、制御部21の融資状況管理手段212は、現在、融資を行なっている金額を合計した融資総額を算出する。そして、融資状況管理手段212は、処理対象の申込IDが記録された払戻請求レコード270から返済予定日を取得する。次に、融資状況管理手段212は、将来の取引予定日において、取引希望金額を加算する。更に、融資状況管理手段212は、将来の返済予定日において、この融資における取引希望金額を融資総額から差し引く。そして、融資状況管理手段212は、各将来月に対して、この融資総額を表示したタイムチャートを生成する。
次に、サービス管理サーバ20の制御部21は、融資枠の残枠の算出処理を実行する(ステップS3−4)。具体的には、制御部21の融資状況管理手段212は、将来月毎に、融資枠管理レコード240に記録された融資枠から、先に算出した将来月毎の融資残高を差し引いた融資残枠を算出する。更に、融資状況管理手段212は、各将来月に対して、この融資残額を表示したタイムチャートを生成する。
以上の処理を、この顧客に対して融資実行済みの申込ID毎に繰り返す。
そして、サービス管理サーバ20の制御部21は、融資状況の出力処理を実行する(ステップS3−5)。具体的には、制御部21の融資状況管理手段212は、クライアント端末(10,30)のディスプレイに、返済総額や融資残枠のタイムチャートを示した融資状況表示画面を出力する。
(金利確認処理)
次に、図8を用いて、融資申込の受付処理(ステップS1−7)において行なわれる金利確認処理を説明する。
まず、サービス管理サーバ20の制御部21は、取引予定日の金利が確定しているかどうかについての判定処理を実行する(ステップS4−1)。具体的には、制御部21の申込受付手段213は、金利情報記憶部において、取引予定日の金利が登録されているかどうかを確認する。
取引予定日の金利が確定している場合(ステップS4−1において「YES」の場合)、サービス管理サーバ20の制御部21は、確定金利の表示処理を実行する(ステップS4−2)。具体的には、制御部21の申込受付手段213は、確定している金利情報を金利情報記憶部から取得し、クライアント端末10のディスプレイに出力する。
そして、サービス管理サーバ20の制御部21は、確定金利の登録処理を実行する(ステップS4−3)。具体的には、制御部21の申込受付手段213は、確定金利を払戻請求レコード270に登録する。この確定金利を用いて、行内権限者の審査後に、ホストシステム40において融資が実行される。
一方、取引予定日の金利が確定していない場合(ステップS4−1において「NO」の場合)、サービス管理サーバ20の制御部21は、上限金利の取得処理を実行する(ステップS4−4)。具体的には、制御部21の申込受付手段213は、クライアント端末10のディスプレイに上限金利設定画面を出力する。この上限金利設定画面には、顧客が許容できる金利の上限値を入力するための設定欄が設けられている。上限金利設定画面において上限金利が設定された場合、クライアント端末10は、上限金利情報をサービス管理サーバ20に送信する。
そして、サービス管理サーバ20の制御部21は、上限金利の登録処理を実行する(ステップS4−5)。具体的には、制御部21の申込受付手段213は、クライアント端末10から取得した上限金利を払戻請求レコード270に記録する。そして、この上限金利を用いて、サービス管理サーバ20は、後述する金利対応処理を実行する。
(金利対応処理)
次に、図9を用いて、金利対応処理について説明する。この金利対応処理は、定期的に実行される。
ここでは、サービス管理サーバ20の制御部21は、現在金利の取得処理を実行する(ステップS5−1)。具体的には、制御部21の金利対応手段215が、金利情報記憶部から、新たに確定された現在金利及び金利適用日に関するデータを取得する。
次に、サービス管理サーバ20の制御部21は、金利が未確定の融資申込の特定処理を実行する(ステップS5−2)。具体的には、制御部21の金利対応手段215は、この金利適用日が取引予定日として記録された払戻請求レコード270であって、確定金利が記録されていないレコードを検索する。このような払戻請求レコード270がない場合に
は、金利対応処理を終了する。
一方、金利適用日が取引予定日として設定された払戻請求レコード270を抽出できた場合、払戻請求毎に以下の処理を実行する。
ここでは、サービス管理サーバ20の制御部21は、上限金利が現在金利以上かどうかについての判定処理を実行する(ステップS5−3)。具体的には、制御部21の金利対応手段215が、払戻請求レコード270に記録された上限金利と、金利情報記憶部から取得した現在金利とを比較する。
上限金利が現在金利より低い場合(ステップS5−3において「NO」の場合)、サービス管理サーバ20の制御部21は、現在金利の通知処理を実行する(ステップS5−4)。具体的には、制御部21の金利対応手段215が、顧客管理レコード220の顧客承認者情報データ領域に記録された連絡先を取得し、設定された上限金利では融資ができないことを示したメッセージを含めたメールを送信する。この場合、承認者はクライアント端末10を用いて、メールを受信する。そして、承認者は内容を確認し、現在金利の承諾可否を含めた返信メールを送信する。
次に、サービス管理サーバ20の制御部21は、現在金利が承諾されたかどうかについての判定処理を実行する(ステップS5−5)。具体的には、制御部21の金利対応手段215は、受信した返信メールの送信元に基づいて送信した承認者を特定する。更に、金利対応手段215は、受信した返信メールに基づいて現在金利についての承諾可否を判定する。
現在金利を承諾しないことを示した返信メールを受信した場合(ステップS5−5において「NO」の場合)、サービス管理サーバ20の制御部21は、申込取消処理を実行する(ステップS5−6)。具体的には、制御部21の金利対応手段215は、融資申込レコード250の受信状況データ領域に申込取消フラグを記録する。更に、金利対応手段215は、融資申込レコード250、申込履歴レコード260、払戻請求レコード270に削除フラグ及び削除日を記録する。
一方、上限金利が現在金利以上の場合(ステップS5−3において「YES」の場合)や、現在金利を承諾することを示した返信メールを受信した場合(ステップS5−5において「YES」の場合)、サービス管理サーバ20の制御部21は、取引予定日の残枠の算出処理を実行する(ステップS5−7)。具体的には、制御部21の審査支援手段214が、取引予定日における融資枠に対して、現在の融資残高を差し引いた融資残枠を算出する。
そして、サービス管理サーバ20の制御部21は、融資残枠が融資希望金額以上かどうかについての判定処理を実行する(ステップS5−8)。具体的には、制御部21の審査支援手段214が、算出した融資残枠と取引希望金額とを比較する。
融資残枠が融資希望金額以上の場合(ステップS5−8において「YES」の場合)、サービス管理サーバ20の制御部21は、融資実行処理を行なう(ステップS5−9)。具体的には、制御部21の審査支援手段214は、ステップS2−11と同様の処理を行なう。
一方、残枠が融資希望金額未満の場合(ステップS5−8において「NO」の場合)、サービス管理サーバ20の制御部21は、申込取消処理を実行する(ステップS5−6)。
(融資枠管理処理)
次に、図10を用いて、融資枠管理処理を説明する。この融資枠管理処理は、契約ID、サービスID毎に定期的に実行される。
ここでは、サービス管理サーバ20の制御部21は、返済状況の確認処理を実行する(ステップS6−1)。具体的には、制御部21の返済状況管理手段216は、返済条件データ記憶部28に記録された返済条件レコード280に関する返済について、ホストシステム40に対して、返済延滞評価期間における返済状況を取得する。
サービス管理サーバ20の制御部21は、返済延滞があるかどうかについての判定処理を実行する(ステップS6−2)。具体的には、制御部21の返済状況管理手段216は、ホストシステム40から取得した返済状況に基いて判定する。
ホストシステム40から取得した返済状況に基いて返済延滞がないと判定した場合(ステップS6−2において「NO」の場合)、サービス管理サーバ20の制御部21は、顧客の保有口座の特定処理を実行する(ステップS6−3)。具体的には、制御部21の融資枠管理手段217は、顧客管理データ記憶部22から契約ID、サービスIDに関連付けられた顧客IDを取得する。そして、融資枠管理手段217は、ホストシステム40から、この顧客IDに関連付けられた他の口座の口座識別子を取得する。
そして、サービス管理サーバ20の制御部21は、入金履歴情報の取得処理を実行する(ステップS6−4)。具体的には、制御部21の融資枠管理手段217は、特定した口座識別子の口座に対する入金状況評価期間の入金履歴(入金日と入金額)をホストシステム40から取得する。
そして、サービス管理サーバ20の制御部21は、入金額が基準範囲を超えた変化かどうかについての判定処理を実行する(ステップS6−5)。具体的には、制御部21の融資枠管理手段217は、入金額と基準範囲とを比較する。
入金状況評価期間の入金額が基準範囲を超えて増加している場合(ステップS6−5において「増加」の場合)、サービス管理サーバ20の制御部21は、融資枠の拡大提案処理を実行する(ステップS6−6)。具体的には、制御部21の融資枠管理手段217は、融資枠管理データ記憶部24に記録された融資枠に対して増加率を乗算して拡大融資枠を算出する。そして、融資枠管理手段217は、取引状況管理データ記憶部23において、契約ID、サービスIDが記録された取引状況管理レコード230の提案情報データ領域に、融資枠拡大提案フラグ及び拡大融資枠を記録する。
更に、融資枠管理手段217は、クライアント端末30に対して、融資枠の拡大を提案するメールを送信する。このメールには、算出した拡大融資枠に関する情報を含める。このようなメールを受信した行内権限者は、融資枠を拡大することにより融資の促進を検討する。
一方、入金額が基準範囲を超えて減少している場合(ステップS6−5において「減少」の場合)、サービス管理サーバ20の制御部21は、状況監視の提案処理を実行する(ステップS6−7)。具体的には、制御部21の融資枠管理手段217は、取引状況管理データ記憶部23において、契約ID、サービスIDが記録された取引状況管理レコード230の提案情報データ領域に、顧客状況監視フラグを記録する。更に、融資枠管理手段217は、行内担当者や行内権限者のクライアント端末30に対して、口座への入金額が減少していることを示したメッセージを含めたメールを送信する。このようなメールを受信した行内担当者や行内権限者は、顧客状況に注意しておく。
また、ホストシステム40から取得した返済状況に基いて返済延滞があると判定した場合(ステップS6−2において「YES」の場合)、サービス管理サーバ20の制御部21は、注意フラグの記録処理を実行する(ステップS6−8)。具体的には、制御部21の融資枠管理手段217は、取引状況管理データ記憶部23において、契約ID、サービスIDが記録された取引状況管理レコード230の注意先フラグデータ領域に注意先フラグを記録する。
次に、サービス管理サーバ20の制御部21は、発生回数が多いかどうかについての判定処理を実行する(ステップS6−9)。具体的には、制御部21の融資枠管理手段217は、ホストシステム40から返済延滞評価期間における延滞の発生回数を取得し、基準延滞回数と比較する。
返済延滞の発生回数が基準値よりも少ない場合(ステップS6−9において「NO」の場合)、この契約ID、サービスIDについての処理を終了する。
一方、返済延滞の発生回数が基準値よりも多い場合(ステップS6−9において「YES」の場合)、サービス管理サーバ20の制御部21は、融資枠の縮小提案処理を実行する(ステップS6−10)。具体的には、制御部21の融資枠管理手段217は、融資枠管理データ記憶部24に記録された融資枠に対して減少率を乗算して縮小融資枠を算出する。そして、融資枠管理手段217は、取引状況管理データ記憶部23において、契約ID、サービスIDが記録された取引状況管理レコード230の提案情報データ領域に、融資枠縮小提案フラグ及び縮小融資枠を記録する。
更に、融資枠管理手段217は、クライアント端末30に対して、融資枠の縮小を提案するメールを送信する。このメールには、算出した縮小融資枠に関する情報を含める。このようなメールを受信した行内担当者や行内権限者は、融資枠の縮小を検討する。
(融資申込テンプレートを利用した融資申込処理)
次に、図11、12を用いて、融資申込テンプレートを利用した融資申込処理を説明する。ここでは、融資申込テンプレートにより融資条件を設定する。まず、融資申込テンプレートのテンプレート登録処理を、図11を用いて説明する。
法人顧客の担当者はクライアント端末10を用いて、サービス管理サーバ20にアクセスする。この場合にも、サービス管理サーバ20の制御部21は、アクセス対応処理(ステップS1−1)、利用者認証処理(ステップS1−2)、顧客情報の取得処理(ステップS1−3)、メニュー画面の表示処理を実行する(ステップS1−4)。そして、メニュー画面においてテンプレート登録アイコンが選択された場合、クライアント端末10はテンプレートの登録要求を送信する。
この場合、サービス管理サーバ20の制御部21は、テンプレート登録要求の取得処理を実行する(ステップS7−1)。具体的には、制御部21のテンプレート管理手段218は、アクセス管理手段211から契約ID及びサービスIDを取得する。
次に、サービス管理サーバ20の制御部21は、融資履歴の取得処理を実行する(ステップS7−2)。具体的には、制御部21のテンプレート管理手段218は、アクセス管理手段211から取得した契約ID及びサービスIDが記録された融資申込レコード250であって、受信状況データ領域に帳票出力フラグが記録されたレコードを融資申込データ記憶部25から抽出する。ここでは、テンプレート管理手段218は、申請日時が直近のレコードから順番に基準数の融資申込レコード250を取得する。そして、テンプレート管理手段218は、この融資申込レコード250の申込IDが記録された払戻請求レコ
ード270及び返済条件レコード280を抽出する。
次に、サービス管理サーバ20の制御部21は、テンプレート設定画面の出力処理を実行する(ステップS7−3)。具体的には、制御部21のテンプレート管理手段218は、取得した融資履歴(払戻請求レコード270及び返済条件レコード280)の各項目において最頻値を特定する。そして、テンプレート管理手段218は、特定した最頻値を、各項目の初期値として設定したテンプレート設定画面を生成する。このテンプレート設定画面において、担当者は初期値を任意の値に変更することができる。そして、テンプレート管理手段218は、テンプレート設定画面をクライアント端末10のディスプレイに出力する。
ここで、担当者は、テンプレート設定画面を用いて、融資利用において予想される払戻請求や返済条件の各項目値を設定する。そして、設定を完了した場合、テンプレート設定画面に登録要求入力を行なう。この場合、クライアント端末10は、テンプレート設定画面において設定された払戻請求内容や返済条件を含めたテンプレート設定要求を送信する。
次に、サービス管理サーバ20の制御部21は、融資申込テンプレートの仮登録処理を実行する(ステップS7−4)。具体的には、制御部21のテンプレート管理手段218は、クライアント端末10から受信した内容(払戻請求パターン、返済条件パターン)を設定したテンプレートレコード290を生成し、テンプレートデータ記憶部29に登録する。この場合、テンプレートレコード290のステータスデータ領域には、仮登録フラグを設定する。
次に、サービス管理サーバ20の制御部21は、行内権限者への通知処理を実行する(ステップS7−5)。具体的には、制御部21のテンプレート管理手段218は、クライアント端末30に対して、テンプレートが仮登録されたことを通知するメッセージを含めたメールを送信する。
通知を取得した行内権限者は、クライアント端末30を用いて、サービス管理サーバ20にアクセスする。
この場合、サービス管理サーバ20の制御部21は、融資申込テンプレートの確認処理を実行する(ステップS7−6)。具体的には、制御部21のテンプレート管理手段218は、クライアント端末30にテンプレート確認画面を出力する。このテンプレート確認画面には、仮登録された融資申込テンプレートの内容、融資申込テンプレートの承認又は差戻を選択するためのアイコンが出力される。この場合、行内権限者はクライアント端末30を用いて、融資申込テンプレートの内容を確認する。融資申込テンプレートにおいて問題がない場合、承認入力を行なう。一方、融資申込テンプレートを承認のできない場合には差戻入力を行なう。いずれかのアイコンが選択された場合、クライアント端末30は選択結果通知をサービス管理サーバ20に送信する。この選択結果通知には、承認情報又は差戻情報を特定できるフラグを含める。
そして、サービス管理サーバ20の制御部21は、承認又は差戻についての判定処理を実行する(ステップS7−7)。具体的には、制御部21の申込受付手段213は、クライアント端末30から取得した選択結果通知により判定する。
承認情報を取得した場合(ステップS7−7において「YES」の場合)には、サービス管理サーバ20の制御部21は、融資申込テンプレートの本登録処理を実行する(ステップS7−8)。具体的には、制御部21のテンプレート管理手段218は、テンプレートデータ記憶部29に記録されたテンプレートレコード290のステータスデータ領域に
本登録フラグを設定する。
一方、差戻情報を取得した場合(ステップS7−7において「NO」の場合)には、サービス管理サーバ20の制御部21は、差戻処理を実行する(ステップS7−9)。具体的には、制御部21のテンプレート管理手段218は、テンプレートデータ記憶部29に記録されたテンプレートレコード290のステータスデータ領域に差戻フラグを設定する。そして、テンプレート管理手段218は、クライアント端末10に対して、融資申込テンプレートの登録ができないことを通知するメッセージを含めたメールを送信する。
(融資申込画面生成処理)
次に、図12を用いて、テンプレートにより融資申込を行なう場合の処理を説明する。
メニュー画面において当座貸越新規申請アイコンが選択された場合、サービス管理サーバ20の制御部21は、融資申込テンプレートの登録があるかどうかについての判定処理を実行する(ステップS8−1)。具体的には、制御部21の申込受付手段213は、利用者認証によって特定された契約ID及びサービスIDに関連付けられたテンプレートレコード290をテンプレートデータ記憶部29において検索する。
融資申込テンプレートが登録されていない場合(ステップS8−1において「NO」の場合)、サービス管理サーバ20の制御部21は、通常の融資申込画面の出力処理を実行する(ステップS8−2)。具体的には、制御部21の申込受付手段213は、払戻請求や返済条件の設定欄を空欄とした申請画面をクライアント端末10のディスプレイに出力する。
一方、融資申込テンプレートが登録されている場合(ステップS8−1において「YES」の場合)サービス管理サーバ20の制御部21は、テンプレート候補の出力処理を実行する(ステップS8−3)。具体的には、制御部21のテンプレート管理手段218は、テンプレートデータ記憶部29から取得したテンプレートレコード290のテンプレートIDを一覧表示させたテンプレート選択画面をクライアント端末10のディスプレイに出力する。このテンプレート選択画面には、各融資申込テンプレートを選択するためのアイコンと、通常融資申込を選択するためのアイコンが出力される。いずれかのアイコンが選択された場合、クライアント端末10は選択結果通知をサービス管理サーバ20に送信する。この選択結果通知には、選択された融資申込テンプレートのテンプレートID又は通常融資申込を特定できるフラグを含める。
次に、サービス管理サーバ20の制御部21は、融資申込テンプレートが選択されたかどうかについての判定処理を実行する(ステップS8−4)。具体的には、制御部21の申込受付手段213は、クライアント端末10から取得した選択結果通知により判定する。
通常融資申込フラグを取得した場合(ステップS8−4において「NO」の場合)、通常の融資申込画面の出力処理を実行する(ステップS8−2)。
一方、選択された融資申込テンプレートのテンプレートIDを取得した場合(ステップS8−4において「YES」の場合)、サービス管理サーバ20の制御部21は、融資申込テンプレートに基いて初期値の設定処理を実行する(ステップS8−5)。具体的には、制御部21のテンプレート管理手段218は、選択されたテンプレートレコード290に記録された払戻請求パターン、返済条件パターンの各項目値を初期値として設定した融資申込画面データを生成する。
次に、サービス管理サーバ20の制御部21は、融資申込画面の出力処理を実行する(ステップS8−6)。具体的には、制御部21のテンプレート管理手段218は、生成し
た融資申込画面データをクライアント端末10に送信する。そして、担当者は、この融資申込テンプレートが設定された融資申込画面を用いて融資申込を行なう。
この場合、融資申込に用いた融資申込テンプレートのテンプレートIDを、サービス管理サーバ20に送信する。サービス管理サーバ20の制御部21は、取得したテンプレートIDを融資申込レコード250に記録する。
(申請内容表示処理)
次に、図12を用いて、融資申込テンプレートを用いて申請された融資申込を審査するための詳細表示画面の出力処理(ステップS2−5)における申請内容の表示処理を説明する。
ここで、サービス管理サーバ20の制御部21は、融資申込テンプレートと融資希望条件との差分算出処理を実行する(ステップS9−1)。具体的には、制御部21の審査支援手段214は、融資申込テンプレートにおいて変更された部分や追加された部分を特定した差分を算出する。
次に、サービス管理サーバ20の制御部21は、前回の利用履歴取得処理を実行する(ステップS9−2)。具体的には、制御部21の審査支援手段214は、この顧客における前回の融資内容を取得し、今回の申請との差分を算出する。
次に、サービス管理サーバ20の制御部21は、差分の出力処理を実行する(ステップS9−3)。具体的には、制御部21の審査支援手段214は、クライアント端末30のディスプレイに、融資申込テンプレートとの差分、前回の融資内容との差分を出力する。そして、行内権限者は、クライアント端末30のディスプレイに出力された差分を確認しながら、今回の融資申込についての可否を審査する。
本実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
・ 本実施形態においては、サービス管理サーバ20の制御部21は、融資申込画面の出力処理を実行する(ステップS1−6)。そして、サービス管理サーバ20の制御部21は、承認回付処理を実行する(ステップS1−8)。承認者から承認情報を取得した場合(ステップS1−13において「承認」の場合)、サービス管理サーバ20の制御部21は、申込承認の登録処理(ステップS1−15)、申込通知処理(ステップS1−16)を実行する。これにより、ネットワークを利用して、効率的に融資申込を行なうことができる。そして、銀行においても、迅速に融資申込を把握することができる。
更に、サービス管理サーバ20の制御部21は、詳細表示画面の出力処理を実行する(ステップS2−5)。これにより、銀行において行内担当者が受け付けた融資申込を、行内権限者が速やかに融資可否の審査を行ない、効率的に融資を行なうことができる。
・ 本実施形態においては、サービス管理サーバ20の制御部21は、融資状況表示処理を実行する(ステップS1−5a、ステップS2−6)。ここでは、サービス管理サーバ20の制御部21は、各返済月の返済額の加算処理を実行する(ステップS3−2)。これにより、顧客は、各月における返済負担を考慮して融資要否を判断し、行内権限者は融資可否を審査することができる。
更に、サービス管理サーバ20の制御部21は、融資枠の残枠の算出処理を実行する(ステップS3−4)。これにより、融資可能な金額を考慮して将来の資金運用を検討することができる。
・ 本実施形態の金利対応処理においては、サービス管理サーバ20の制御部21は、上限金利の登録処理を実行する(ステップS4−5)。そして、上限金利が現在金利以上の場合(ステップS5−3において「YES」の場合)、サービス管理サーバ20の制御部21は、取引予定日の残枠の算出処理を実行する(ステップS5−7)。融資残枠が融資希望金額以上の場合(ステップS5−8において「YES」の場合)、サービス管理サーバ20の制御部21は、融資実行処理を行なう(ステップS5−9)。これにより、融資金利が確定しない場合であっても、顧客状況を考慮した融資申込を行なうことができる。そして、融資枠内であることを条件にして、効率的に融資を利用することができる。
また、上限金利が現在金利より低い場合(ステップS5−3において「NO」の場合)、サービス管理サーバ20の制御部21は、現在金利の通知処理を実行する(ステップS5−4)。現在金利を承諾することを示した返信メールを受信した場合(ステップS5−5において「YES」の場合)、融資残枠が融資希望金額以上であることを条件として、融資実行処理を行なう(ステップS5−9)。これにより、上限金利を超えている場合であっても、顧客は現在金利を再考して、融資を利用することができる。
・ 本実施形態においては、融資枠管理処理において、サービス管理サーバ20の制御部21は、入金履歴情報の取得処理を実行する(ステップS6−4)。そして、入金状況評価期間の入金額が基準範囲を超えて増加している場合(ステップS6−5において「増加」の場合)、サービス管理サーバ20の制御部21は、融資枠の拡大提案処理を実行する(ステップS6−6)。これにより、返済状況や顧客が保有する口座への入金状況に応じて、銀行の行内権限者は、融資枠の拡大を検討し、融資の利用を促進することができる。
一方、入金額が基準範囲を超えて減少している場合(ステップS6−5において「減少」の場合)、サービス管理サーバ20の制御部21は、状況監視の提案処理を実行する(ステップS6−7)。これにより、顧客の入金状況に基づいて顧客状況を考慮して、行内担当者や行内権限者に対して注意を喚起することができる。
・ 本実施形態の融資枠管理処理において、ホストシステム40から取得した返済状況に基いて返済延滞があると判定した場合(ステップS6−2において「YES」の場合)、サービス管理サーバ20の制御部21は、注意フラグの記録処理を実行する(ステップS6−8)。これにより、返済状況に問題がある顧客について、行内担当者や行内権限者に対して注意を喚起することができる。
また、返済延滞の発生回数が基準値よりも多い場合(ステップS6−9において「YES」の場合)、サービス管理サーバ20の制御部21は、融資枠の縮小提案処理を実行する(ステップS6−10)。これにより、問題がある顧客については、行内担当者や行内権限者に対して融資の制限を提案することができる。
・ 本実施形態のテンプレート登録処理においては、サービス管理サーバ20の制御部21は、融資履歴の取得処理を実行する(ステップS7−2)。そして、サービス管理サーバ20の制御部21は、テンプレート設定画面の出力処理を実行する(ステップS7−3)。これにより、顧客の融資申込状況に応じた融資申込テンプレートを効率的に生成することができる。
そして、選択された融資申込テンプレートのテンプレートIDを取得した場合(ステップS8−4において「YES」の場合)、サービス管理サーバ20の制御部21は、融資申込テンプレートに基いて初期値の設定処理を実行する(ステップS8−5)。これにより、予め登録された融資パターン(融資申込テンプレート)を利用して、効率的に新たな
融資申込を行なうことができる。
・ 本実施形態の申請内容表示処理においては、サービス管理サーバ20の制御部21は、融資申込テンプレートと融資希望条件との差分算出処理を実行する(ステップS9−1)。更に、サービス管理サーバ20の制御部21は、前回の利用履歴取得処理を実行する(ステップS9−2)。これにより、融資申込テンプレートからの変更点や、過去の融資履歴との変更点に注目して、審査の効率化を図ることができる。
なお、上記各実施形態は以下のように変更してもよい。
○ 上記実施形態では、サービス管理サーバ20の制御部21は、融資枠の拡大提案処理を実行する(ステップS6−6)。具体的には、制御部21の融資枠管理手段217は、融資枠管理データ記憶部24に記録された融資枠に対して増加率を乗算して拡大融資枠を算出する。これに代えて、顧客の口座残高に応じて融資枠を設定するようにしてもよい。具体的には、予め口座残高と融資可能金額(融資枠)と対応させた融資枠算定テーブルを準備しておく。そして、ホストシステム40から、顧客の口座残高情報を取得した場合、各口座の口座残高を総計し、融資額算定テーブルを用いて、融資可能金額を算出する。これにより、口座残高を考慮して、融資の促進を図ることができる。
○ 上記実施形態では、サービス管理サーバ20の制御部21は、融資状況の出力処理を実行する(ステップS3−5)。具体的には、制御部21の融資状況管理手段212は、クライアント端末(10,30)のディスプレイに、返済総額や融資残枠のタイムチャートを示した融資状況表示画面を出力する。融資状況表示画面に出力される情報は、返済金額や融資残枠に限定されるものではなく、融資総額等を出力させるようにしてもよい。
○ 入金状況評価期間の入金額が基準範囲を超えて増加している場合(ステップS6−5において「増加」の場合)、サービス管理サーバ20の制御部21は、融資枠の拡大提案処理を実行する(ステップS6−6)。また、入金額が基準範囲を超えて減少している場合(ステップS6−5において「減少」の場合)、サービス管理サーバ20の制御部21は、状況監視の提案処理を実行する(ステップS6−7)。そして、それぞれの処理において、融資枠管理手段217は、クライアント端末30に対して、メールを送信する。これに加えて、クライアント端末30のディスプレイに出力される申請状況一覧画面や詳細表示画面に、取引状況管理データ記憶部23に記録された提案情報を出力するようにしてもよい。これにより、融資申込があった場合に、行内担当者や行内権限者に対して提案を行なうことができる。
○ 上記実施形態では、クライアント端末30から詳細表示要求を受信したサービス管理サーバ20の制御部21は、顧客情報の取得処理を実行する(ステップS2−4)。そして、サービス管理サーバ20の制御部21は、詳細表示画面の出力処理を実行する(ステップS2−5)。この詳細表示画面には、取引状況管理レコード230の内容を含める。これに代えて、金利対応処理において、注意情報を確認し、注意情報の登録がない場合に融資を実行するようにしてもよい。具体的には、融資実行処理(ステップS5−9)の直前に、サービス管理サーバ20の制御部21が、取引状況管理データ記憶部23から、契約ID及びサービスIDが記録された取引状況管理レコード230を取得する。注意フラグが記録されていない場合には、そのまま融資実行処理を行なう(ステップS5−9)。一方、注意フラグが記録されている場合には、行内担当者のクライアント端末30に通知を行なう。そして、行内担当者の確認結果に応じて、クライアント端末30からの実行指示を取得した場合に、融資実行処理を行なう。これにより、金利対応処理においても、返済延滞が生じている顧客に対する融資を抑制することができる。
○ 上記実施形態では、サービス管理サーバ20の制御部21は、申込通知処理を実行
する(ステップS1−16)。これに加えて、行内担当者において受信処理が行なわれていない融資申込が残っている場合には、管理者に通知を行なうようにしてもよい。具体的には、サービス管理サーバ20の制御部21は、融資申込レコード250の承認日時から所定時間(例えば、24時間)経過しても、受信状況が「未受信」となっているレコードを検索する。このような融資申込レコード250を抽出した場合には、所定の管理者に「受信漏れ」通知を送信する。これにより、融資申込に対して確実な対応を実現することができる。
10,30…クライアント端末、20…サービス管理サーバ、21…制御部、211…アクセス管理手段、212…融資状況管理手段、213…申込受付手段、214…審査支援手段、215…金利対応手段、216…返済状況管理手段、217…融資枠管理手段、218…テンプレート管理手段、22…顧客管理データ記憶部、23…取引状況管理データ記憶部、24…融資枠管理データ記憶部、25…融資申込データ記憶部、26…申込履歴データ記憶部、27…払戻請求データ記憶部、28…返済条件データ記憶部、29…テンプレートデータ記憶部、40…ホストシステム。

Claims (8)

  1. 顧客識別子に関連付けて融資枠、融資残高に関する情報を記録した融資枠情報記憶手段と、
    顧客識別子に関連付けて、融資を行なう取引予定日、取引希望金額、上限金利、返済条件に関する情報が記録された融資申込情報記憶手段と、
    融資の申込に利用する顧客端末及びホストシステムに接続された制御手段を備えた融資管理システムであって、
    前記制御手段が、
    前記顧客端末から、取引予定日、取引希望金額、上限金利が設定された新規申込を取得し、顧客識別子に関連付けて前記融資申込情報記憶手段に記録する手段と、
    前記融資申込情報記憶手段に記録された取引予定日における融資金利に関する情報を取得した場合、前記融資金利と前記上限金利とを比較し、
    前記融資金利が前記上限金利以下の場合には、前記顧客識別子に関連付けられた融資枠から、前記取引予定日における融資残高を差し引いた残枠を算出し、
    前記取引希望金額が前記融資枠を超えない場合には、融資を行なうために前記ホストシステムに対して前記返済条件の登録を行なう手段と
    を備えたことを特徴とする融資管理システム。
  2. 顧客識別子に関連付けて注意情報を記録する注意情報記憶手段を更に備えており、
    前記制御手段は、融資可否を審査する担当者端末に接続されており、
    前記制御手段が、
    前記ホストシステムから、融資についての返済状況情報を取得し、前記返済条件に基づいて返済が行なわれていない場合には、前記顧客識別子に関連付けて注意情報を前記注意情報記憶手段に登録する手段と、
    前記顧客端末から新規申込を取得した場合、前記注意情報記憶手段において、前記顧客についての注意情報を検索し、
    前記注意情報記憶手段において注意情報を取得した場合には、この注意情報を含めた申込内容を前記担当者端末に出力する手段と
    を更に備えたことを特徴とする請求項1に記載の融資管理システム。
  3. 前記制御手段が、
    前記顧客の融資毎に、各返済予定月の返済額を取得する手段と、
    各返済予定月における返済額を合計した返済総額を算出する手段と、
    時系列に返済総額を表示した返済額予測表示を生成し、前記顧客端末又は担当者端末に出力する手段とを更に備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の融資管理システム。
  4. 前記制御手段が、
    各返済予定月の融資について返済によって減額された融資残高を算出し、
    融資枠から前記融資残高を差し引いた残枠を算出し、
    時系列に残枠を表示した融資残枠予測を出力する手段を更に備えたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の融資管理システム。
  5. 前記制御手段が、前記ホストシステムから、各顧客の口座への入金額情報を取得し、前記入金額情報に対応する融資枠を算出する手段を更に備えたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の融資管理システム。
  6. 前記制御手段が、前記ホストシステムから、各顧客の口座の残高情報を取得し、前記残高情報に対応する融資枠を算出する手段を更に備えたことを特徴とする請求項1〜5のい
    ずれか一つに記載の融資管理システム。
  7. 顧客識別子に関連付けて融資枠、融資残高に関する情報を記録した融資枠情報記憶手段と、
    顧客識別子に関連付けて、融資を行なう取引予定日、取引希望金額、上限金利、返済条件に関する情報が記録された融資申込情報記憶手段と、
    融資の申込に利用する顧客端末及びホストシステムに接続された制御手段を備えた融資管理システムを用いて、融資申込を受け付ける方法であって、
    前記制御手段が、
    前記顧客端末から、取引予定日、取引希望金額、上限金利が設定された新規申込を取得し、顧客識別子に関連付けて前記融資申込情報記憶手段に記録する段階と、
    前記融資申込情報記憶手段に記録された取引予定日における融資金利に関する情報を取得した場合、前記融資金利と前記上限金利とを比較し、
    前記融資金利が前記上限金利以下の場合には、前記顧客識別子に関連付けられた融資枠から、前記取引予定日における融資残高を差し引いた残枠を算出し、
    前記取引希望金額が前記融資枠を超えない場合には、融資を行なうために前記ホストシステムに対して前記返済条件の登録を行なう段階と
    を実行することを特徴とする融資管理方法。
  8. 顧客識別子に関連付けて融資枠、融資残高に関する情報を記録した融資枠情報記憶手段と、
    顧客識別子に関連付けて、融資を行なう取引予定日、取引希望金額、上限金利、返済条件に関する情報が記録された融資申込情報記憶手段と、
    融資の申込に利用する顧客端末及びホストシステムに接続された制御手段を備えた融資管理システムを用いて、融資申込を受け付けるプログラムであって、
    前記制御手段を、
    前記顧客端末から、取引予定日、取引希望金額、上限金利が設定された新規申込を取得し、顧客識別子に関連付けて前記融資申込情報記憶手段に記録する手段、
    前記融資申込情報記憶手段に記録された取引予定日における融資金利に関する情報を取得した場合、前記融資金利と前記上限金利とを比較し、
    前記融資金利が前記上限金利以下の場合には、前記顧客識別子に関連付けられた融資枠から、前記取引予定日における融資残高を差し引いた残枠を算出し、
    前記取引希望金額が前記融資枠を超えない場合には、融資を行なうために前記ホストシステムに対して前記返済条件の登録を行なう手段
    として機能させることを特徴とする融資管理プログラム。
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