JP2010237958A - 火災感知器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】サンプリング用配管6にフィルタ5を介して接続されている火災検出部と、該サンプリング用配管にサンプリングエアSAを吸引するファン3と、前記サンプリング用配管内のサンプリングエアの風速を測定する風速センサ13と、を備える火災感知器において、前記サンプリング用配管内の風速と、前記ファンの回転数を監視し、前記フィルタ、又は、前記サンプリング用配管が正常か否かを判断する制御部32と、それぞれの閾値を記憶する記憶部40,41と、を設けると共に、前記制御部32は、前記風速が第1の閾値より減少し、かつ、前記回転数が第2の閾値より増加したときに、前記フィルタ、又は、前記サンプリング用配管が目詰まりしたことを判断する。
【選択図】図2
Description
本件発明者は、ファンやフィルタ、又は、サンプリング用配管が正常な状態と、ファンの劣化やフィルタ、又は、サンプリング用配管の目詰まりが発生している異常な状態では、ファンの回転数(rpm)及び風速センサの風速(m/s)にどのような変化が現れるかについて実験した。
その結果、正常状態では、ファン(モータ)の回転数及び風速センサの風速は共に所定の監視時出力値を維持し、両者の相対変化は同一傾向であり、微量であった。
(1)フィルタ、又は、サンプリング用配管の目詰まりの場合
配管詰まり(サンプリング孔の詰まり)に対する気流とファンの回転数の特性は、図4に示す通りである。図4において、横軸(%)は、配管の詰まり率が0%(全開)から100%(全閉)までを示し、縦軸は、ファンの回転数及び風速センサの風速の初期値に対する変化率(相対変化)を示す。なお、N(菱形)は回転数(rpm)、V(正方形)は風速(m/s)、をそれぞれ示す。
例えば、交換すべきレベルの目詰まり率を60%に設定すると、回転数の初期値に対する変化率と風速の初期値に対する変化率の差が、0.3以上の場合には、交換すべきレベルに達していることがわかる。なお、目詰まり率60%における回転数の変化率は、1.1(初期値1より0.1大きい)、風速の変化率は0.8(初期値1より0.2小さい)であり、両者間における相対変化の差は、0.3である。
ファンの劣化に対する気流とファンの回転数の特性は、図5に示す通りである。図5において、横軸(%)は、ファンの劣化率(同一の駆動条件による風量の変化量)が0%(劣化なし)から100%(完全劣化)までを示し、縦軸は、ファンの回転数及び風速センサの風速の初期値に対する変化率(相対変化)を示す。なお、N(菱形)は回転数(rpm)、V(正方形)は風速(m/s)、をそれぞれ示す。
例えば、交換すべきレベルの劣化率を50%に設定すると、回転数の変化率及び風速の変化率が、0.5以上の場合には、交換すべきレベルに達していることがわかる。なお、ファンの劣化率50%における回転数の変化率及び風速の変化率は、共に0.5である(初期値1より0.5小さい)。
本発明は、上記知見に基づいて完成したものである。
本発明の第1実施例を図1〜図3により説明する。
1はサンプリング管式煙感知器、2は内部が暗箱である光学ケース、3は前記サンプリング用配管6に火災監視区域の空気(サンプリングエア)を吸引するファン、5は配管4に設けられているフィルタ、をそれぞれ示す。
火災監視時、ファン3を駆動して火災監視区域の空気(サンプリングエア)をサンプリング用配管6の内に吸引すると、該空気SAの一部は、配管4、フィルタ5を通って光学ケース2内に入り煙検出部25を通過してサンプリング用配管6に戻される。
(2)V<C N<Dでない場合(N)は、正常、と判断する。
この実施例は、フィルタ、又は、サンプリング用配管の目詰まりを検出するもので、前記記憶部41には、フィルタ5、又は、サンプリング用配管6の目詰まり基準の閾値(第3の閾値)と初期値(フィルタ使用開始時の値)とが記憶されているが、例えば、図4に示す縦軸(相対変化率)1を初期値にし、1.1を第3の閾値に設定している。
又、前記記憶部40には、ファン劣化基準の閾値(第4の閾値)と初期値(ファン使用開始時の値)とが記憶されているが、例えば、図4に示す縦軸(相対変化率)1を初期値とし、0.8を第4の閾値として設定されている。
この実施例は、ファンの劣化を検出するもので、前記記憶部41には、フイルタ5、又は、サンプリング用配管6の目詰まり基準の閾値(第7の閾値)と初期値(フイルタ使用開始時の値)とが記憶されているが、例えば、図5に示す縦軸(相対変化率)1を初期値とし、0.5を第7の閾値として設定されている。
又、前記記憶部40には、ファン劣化基準の閾値(第8の閾値)と初期値(ファン使用開始時の値)とが記憶されているが、例えば、図5に示す縦軸(相対変化率)1を初期値とし、0.5を第8の閾値として設定されている。
なお、図5によると、この時のファン劣化率は、50%であり、交換すべき状態となっている。
3 ファン
4 配管
5 フィルタ
6 サンプリング用配管
13 風速センサ
30 回転計
32 制御部
34 回転値比較部
36 判断部
38 風速値比較部
40 記憶部
41 記憶部
SA サンプリングエア
Claims (4)
- サンプリング用配管にフィルタを介して接続されている火災検出部と、該サンプリング用配管にサンプリングエアを吸引するファンと、前記サンプリング用配管内のサンプリングエアの風速を測定する風速センサと、を備える火災感知器において、
前記サンプリング用配管内の風速と前記ファンの回転数を監視し、前記フィルタ、又は、前記サンプリング用配管が正常か否かを判断する制御部と、それぞれの閾値を記憶する記憶部と、を設けると共に、
前記制御部は、前記風速が第1の閾値より減少し、かつ、前記回転数が第2の閾値より増加したときに、前記フィルタ、又は、前記サンプリング用配管が目詰まりしたことを判断することを特徴とする火災感知器。 - サンプリング用配管にフィルタを介して配設されている火災検出部と、該サンプリング用配管にサンプリングエアを吸引するファンと、前記サンプリング用配管内のサンプリングエアの風速を測定する風速センサと、を備える火災感知器において、
前記サンプリング用配管内の風速と前記ファンの回転数を監視し、前記フィルタ、又は、前記サンプリング用配管が正常か否かを判断する制御部と、それぞれの閾値と初期値とを記憶する記憶部と、を設けると共に、
前記制御部は、前記風速が初期値からの減少量が第3の閾値を超え、かつ、前記回転数が初期値からの増加量が第4の閾値を超えたときに、前記フィルタ、又は、前記サンプリング用配管が目詰まりしたことを判断することを特徴とする火災感知器。 - サンプリング用配管に接続されている火災検出部と、該サンプリング用配管にサンプリングエアを吸引するファンと、前記サンプリング用配管内のサンプリングエアの風速を測定する風速センサと、を備える火災感知器において、
前記サンプリング用配管内の風速と前記ファンの回転数を監視し、前記ファンが正常か否かを判断する制御部と、それぞれの閾値を記憶する記憶部と、を設けると共に、
前記制御部は、前記風速が第5の閾値より減少し、かつ、前記回転数が第6の閾値より減少したときに、前記ファンが劣化したことを判断することを特徴とする火災感知器。 - サンプリング用配管に接続されている火災検出部と、該サンプリング用配管にサンプリングエアを吸引するファンと、前記サンプリング用配管内のサンプリングエアの風速を測定する風速センサと、を備える火災感知器において、
前記サンプリング用配管内の風速と前記ファンの回転数を監視し、前記ファンが正常か否かを判断する制御部と、それぞれの閾値と初期値とを記憶する記憶部と、を設けると共に、
前記制御部は、前記風速が初期値からの減少量が第7の閾値を超え、かつ、前記回転数が初期値からの減少量が第8の閾値を超えたときに、前記ファンが劣化したことを判断することを特徴とする火災感知器。
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JP2009085216A JP2010237958A (ja) | 2009-03-31 | 2009-03-31 | 火災感知器 |
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JP2009085216A Pending JP2010237958A (ja) | 2009-03-31 | 2009-03-31 | 火災感知器 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021073613A (ja) * | 2021-02-03 | 2021-05-13 | ホーチキ株式会社 | 煙検知装置 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002062589A (ja) * | 2000-08-16 | 2002-02-28 | Sony Corp | 目詰まり検知装置、映像表示装置および目詰まり検知方法 |
JP2004078807A (ja) * | 2002-08-22 | 2004-03-11 | Hochiki Corp | サンプリング管式煙検知器 |
JP2008108140A (ja) * | 2006-10-26 | 2008-05-08 | Nittan Co Ltd | 煙感知装置 |
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2009
- 2009-03-31 JP JP2009085216A patent/JP2010237958A/ja active Pending
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