JP2010235816A - 接着剤用キット、熱・放射線硬化性接着剤および接着部材 - Google Patents

接着剤用キット、熱・放射線硬化性接着剤および接着部材 Download PDF

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宙志 山口
Katsuyuki Takase
勝行 高瀬
Kazuyuki Kondo
一幸 近藤
Takahiko Kurosawa
孝彦 黒澤
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Abstract

【課題】高分子材料等の接着に用いられる、接着剤用キット、接着剤および接着部材に関する。
【解決手段】下記組成物(I)および(II)からなり、これらを任意の容量比で混合して下記の接着剤を調製するための接着剤用キット。
(I);下記(A)〜(C)の1種以上および(D)を含有し、(E)を含有しない液状組成物。
(II);下記(A)〜(C)の1種以上および(E)を含有し、(D)を含有しない液状組成物。
(A)ウレタン(メタ)アクリレート、
(B)エチレン性不飽和基を1つ有する化合物、
(C)放射線重合開始剤、
(D)有機過酸化物、
(E)重合促進剤。
接着剤;(A)5〜50質量%、(B)30〜90質量%、(C)0.01〜10質量%、(D)0.1〜5質量%および(E)0.01〜0.5質量%含有する液状硬化性組成物。
【選択図】なし

Description

本発明は、高分子材料等の接着剤に適した液状硬化性樹脂組成物に関する。詳細には、各種包装材料、印刷材料、電気電子部品材料等の分野における接着剤用液状硬化性組成物に関する。
包装材料、印刷材料、電気電子部品材料等の分野では、非硬化性の粘着剤、熱硬化性接着剤や光硬化性接着剤等、多様な接着剤が知られている。例えば、(a)数平均分子量の小さい(5000〜15000)ウレタン(メタ)アクリレート、(b)アクリロイルモルホリン、ジメチルアクリルアミド、ジエチルアクリルアミド及びジイソプロピルアクリルアミドから選ばれる化合物及び(c)フェノキシポリエチレングリコール(PEG=1〜5)アクリレートを含有する液状硬化性粘・接着剤組成物がPVCやPETに対して優れた接着性を有することが報告されている(特許文献1参照)。このような高分子材料の接着には、生産性の向上や、溶媒を使用しない環境保護に優れた無溶媒系接着剤を望む傾向が、近年は強まってきている。放射線、特にUV光を照射して接着させることができる無溶媒系の接着剤はこのような要望を満たす材料として期待されている。
一方、(1)ウレタン(メタ)アクリレート、(2)メルカプト基を有するシラン化合物、(3)光重合開始剤、(4)アミノ基を有するエチレン性不飽和モノマー及び(5)(メタ)アクリレート化合物を含有する光硬化性樹脂組成物が、光ファイバユニットのテンションメンバとして用いられる銅被覆された銅線に対する被覆層として有用であることが報告されている(特許文献2参照)。
特開平7−310067号公報 特開2000−198824号公報
しかしながら、従来の熱硬化性接着剤は接着工程に長時間を要するため、作業効率に改善の余地があり、一方の放射線硬化性接着剤は放射線が照射されにくい影となる部分の接着強度(暗部硬化性)が低いという問題があった。
従って、本発明の目的は、十分な暗部硬化性を有するとともに、接着処理の作業性が良好な接着剤用キット及び接着剤を提供することにある。
そこで本発明者らは、従来の熱硬化性接着剤や放射線硬化性接着剤に代わる接着剤を開発すべく、ウレタン(メタ)アクリレート系の放射線硬化性樹脂組成物に着目し、種々検討した結果、ウレタン(メタ)アクリレートと、エチレン性不飽和基を一つ有する化合物と、放射線重合開始剤と、さらに熱硬化性を付与する有機過酸化物ならびに重合促進剤とを組み合せて用いれば、十分な暗部接着性を有するにもかかわらず、良好な作業性を有する放射線硬化性の接着剤が得られることを見出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明は、
[1]下記2つの組成物(I)および(II)からなり、これら2つの組成物を任意の容量比で混合して下記の接着剤を調製するための接着剤用キット。
組成物(I); 下記成分(A)、(B)および(C)から選択される1種以上の成分ならびに下記成分(D)を含有し、かつ、下記成分(E)を含有しない液状組成物。
組成物(II);下記成分(A)、(B)および(C)から選択される1種以上の成分ならびに下記成分(E)を含有し、かつ、下記成分(D)を含有しない液状組成物。
(A)ウレタン(メタ)アクリレート、
(B)エチレン性不飽和基を1つ有する化合物、
(C)放射線重合開始剤、
(D)有機過酸化物、
(E)重合促進剤。
接着剤;組成物全量100質量%に対して、上記成分(A)を5〜50質量%、成分(B)を30〜90質量%、成分(C)を0.01〜10質量%、成分(D)を0.1〜5質量%、および成分(E)を0.01〜0.5質量%含有する液状硬化性組成物。
[2]25℃における組成物(I)の粘度と組成物(II)の粘度との比率が、0.5〜2.0である、[1]に記載の接着剤用キット。
[3]25℃における組成物(I)の粘度と組成物(II)の粘度のいずれもが、5〜900mPa・sである、[1]又は[2]に記載の接着剤用キット。
[4]成分(D)が、クメンハイドロパーオキサイド、ターシャリーブチルパーオキサイド、メチルアセトアセテイトパーオキサイド,メチルシクロヘキサノンパーオキサイド、ジイソプロピルパーオキサイド、ジクミルパーオキサイド、ジイソプロピルパーオキシカボネート、ベンゾイルパーオキサイドおよびターシャリーブチルパーオキシネオデカノエートから選択される1種以上である、[1]〜[3]のいずれか一に記載の接着剤用キット。
[5]成分(E)が、2価の銅化合物および2−メルカプトベンズイミダゾール系化合物からなる重合促進剤である、[1]〜[4]のいずれか一に記載の接着剤用キット。
[6]組成物(I)および組成物(II)が、前記成分(A)を5〜50質量%、成分(B)を30〜90質量%、成分(C)を0.01〜10質量%含有する、[1]〜[5]のいずれか一に記載の接着剤用キット。
[7]組成物(I)及び/又は組成物(II)中に、(F)成分(A)以外のエチレン性不飽和基を2つ以上有する化合物を、各組成物全量100質量%に対して、0〜10質量%含有する、[1]〜[6]のいずれか一に記載の接着剤用キット。
[8]組成物全量100質量%に対して、下記成分(A)〜(E)を含有する接着剤。
(A)ウレタン(メタ)アクリレート 5〜50質量%、
(B)エチレン性不飽和基を1つ有する化合物 30〜90質量%、
(C)放射線重合開始剤 0.01〜10質量%、
(D)有機過酸化物 0.1〜5質量%、
(E)重合促進剤 0.01〜0.5質量%。
[9][8]に記載の組成物を硬化して得られる接着部材。
を提供するものである。
本発明の接着剤用キットを用いれば、低粘度の液状組成物であるため、接着対象個所が狭い隙間等である場合にも、毛管現象により接着剤が容易に侵入して効果的な接着処理が可能となるほか、紫外線等の放射線照射による放射線硬化と熱硬化の併用により、放射線照射の影となる部分や狭い隙間等の放射線が直接到達しない領域についても効果的に硬化させることができるため、簡便に暗部硬化性に優れた接着処理をおこなうことができる。
1.接着剤:
本発明の接着剤は、組成物全量100質量%に対して、下記成分(A)〜(E)を含有する液状硬化性組成物である。
(A)ウレタン(メタ)アクリレート 5〜50質量%、
(B)エチレン性不飽和基を1つ有する化合物 30〜90質量%、
(C)放射線重合開始剤 0.01〜10質量%、
(D)有機過酸化物 0.1〜5質量%、
(E)重合促進剤 0.01〜0.5質量%。
本発明の接着剤は、高分子材料等の接着に用いられる材料であり、好ましくは、本発明の接着剤用キットを構成する2つの組成物(I)および(II)を混合することにより調製することができる。
成分(A)であるウレタン(メタ)アクリレートは、ポリオール、ポリイソシアネート及び水酸基含有(メタ)アクリレートを反応させることにより製造される。すなわち、ポリイソシアネートのイソシアネート基を、ポリオールの水酸基及び水酸基含有(メタ)アクリレートの水酸基と、それぞれ反応させることにより製造される。ここでポリイソシアネートとしては、ジイソシアネートが好ましい。
この反応としては、例えばポリオール、ポリイソシアネート及び水酸基含有(メタ)アクリレートを一括に仕込んで反応させる方法;ポリオール及びポリイソシアネートを反応させ、次いで水酸基含有(メタ)アクリレートを反応させる方法;ポリイソシアネート及び水酸基含有(メタ)アクリレートを反応させ、次いでポリオールを反応させる方法;ポリイソシアネート及び水酸基含有(メタ)アクリレートを反応させ、次いでポリオールを反応させ、最後にまた水酸基含有(メタ)アクリレートを反応させる方法等が挙げられる。
また、成分(A)のウレタン(メタ)アクリレートは、ポリオールを含まず、ポリイソシアネート及び水酸基含有(メタ)アクリレートを反応させることにより製造されたものをその一部として含んでいてもよい。
ここで好ましく用いられるポリオールの各構造単位の重合様式は特に制限されず、ランダム重合、ブロック重合、グラフト重合のいずれであってもよい。
ポリオールとしては、特に限定されないが、典型的には、ポリエーテルポリオール、ポリエステルポリオール等が用いられる。これらの中ではポリエーテルポリオールが好ましい。ポリエーテルポリオールとポリエステルポリオール等の二種以上を組み合わせて用いることもできる。
ポリエーテルポリオールとしては、例えばエチレンオキシド、プロピレンオキシド、ブテン−1−オキシド、イソブテンオキシド、3,3−ビスクロロメチルオキセタン、テトラヒドロフラン、2−メチルテトラヒドロフラン、3−メチルテトラヒドロフラン、ジオキサン、トリオキサン、テトラオキサン、シクロヘキセンオキシド、スチレンオキシド、エピクロルヒドリン、グリシジルメタクリレート、アリルグリシジルエーテル、アリルグリシジルカーボネート、ブタジエンモノオキシド、イソプレンモノオキシド、ビニルオキセタン、ビニルテトラヒドロフラン、ビニルシクロヘキセンオキシド、フェニルグリシジルエーテル、ブチルグリシジルエーテル、安息香酸グリシジルエステルなどのイオン重合性環状化合物を開環重合により得られるポリオールを挙げることができる。この際、2種以上のイオン重合性環状化合物からなる共重合体を用いてもよく、この場合、ポリオールにおける各構造単位の重合様式は特に制限されず、ランダム重合、ブロック重合、交互重合、グラフト重合のいずれであってもよい。
上記イオン重合性環状化合物の1種を開環重合させて得られるポリエーテルポリオールの例としては、例えばポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリテトラメチレングリコール、ポリヘキサメチレングリコール、ポリヘプタメチレングリコール、ポリデカメチレングリコール等のジオール類、ポリエチレントリオール、ポリプロピレントリオール、ポリテトラメチレントリオール等のトリオール類、ポリエチレンヘキサオール、ポリプロピレンヘキサオール、ポリテトラメチレンヘキサオール等のヘキサオール類等を挙げることができる。また、2種以上の上記イオン重合性環状化合物を開環共重合させて得られるポリエーテルポリオールの具体例としては、例えばテトラヒドロフランとプロピレンオキシド、テトラヒドロフランと2−メチルテトラヒドロフラン、テトラヒドロフランと3−メチルテトラヒドロフラン、テトラヒドロフランとエチレンオキシド、プロピレンオキシドとエチレンオキシド、ブテン−1−オキシドとエチレンオキシドなどの組み合わせより得られる二元共重合体;テトラヒドロフラン、ブテン−1−オキシドおよびエチレンオキシドの組み合わせより得られる三元重合体などを挙げることができる。これらのポリエーテルポリオールは、単独あるいは二種類以上を組み合わせて用いることができる。
上記ポリエーテルポリオールは、例えばPTMG650、PTMG1000、PTMG2000(以上、三菱化学(株)製)、PPG400、PPG1000、EXCENOL720、1020、2020(以上、旭オーリン(株)製)、PEG1000、ユニセーフDC1100、DC1800(以上、日本油脂(株)製)、PPTG2000、PPTG1000、PTG400、PTGL2000(以上、保土谷化学工業(株)製)、Z−3001−4、Z−3001−5、PBG2000A、PBG2000B、EO/BO4000、EO/BO2000(以上、第一工業製薬(株)製)などの市販品としても入手することができる。
さらに、例えば水添ビスフェノールAのアルキレンオキシド付加ジオール、水添ビスフェノールFのアルキレンオキシド付加ジオール、1,4−シクロヘキサンジオールのアルキレンオキシド付加ジオールなどが挙げられ、例えばユニオールDA400、DA700、DA1000、DA4000(以上、日本油脂(株)製)などの市販品としても入手することができる。
上記ポリエーテルポリオール化合物のうち、プロピレンオキシドの開環重合により得られるポリエーテル構造を有するポリエーテルポリオールが特に好ましい。具体的には、ポリプロピレングリコール、ポリプロピレントリオール、ポリプロピレンヘキサオール、および、プロピレンオキシドとテトラヒドロフラン、プロピレンオキシドとエチレンオキシド、プロピレンオキシドとブチレンオキシドの二元共重合体が好ましい。
ポリエステルポリオールとしては、例えば二価アルコールと二塩基酸とを反応して得られるポリエステルポリオールなどが挙げられる。上記二価アルコールとしては、例えばエチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、テトラメチレングリコール、ポリテトラメチレングリコール、1,6−ヘキサンポリオール、ネオペンチルグリコール、1,4−シクロヘキサンジメタノール、3−メチル−1,5−ペンタンポリオール、1,9−ノナンポリオール、2−メチル−1,8−オクタンポリオール等が挙げられる。二塩基酸としては、例えばフタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸等の芳香族ジカルボン酸、マレイン酸、フマール酸、アジピン酸、セバシン酸等の脂肪族ジカルボン酸等の二塩基酸を挙げることができる。ここで脂肪族ジカルボン酸としては、アルカンジカルボン酸が好ましく、アルカン部分の炭素数は2〜20、特に2〜14が好ましい。また、芳香族ジカルボン酸の芳香族部分はフェニル基が好ましい。これらのポリエステルポリオールは、単独あるいは二種類以上を組み合わせて用いることができる。
ポリエステルポリオールの市販品としては、クラレポリオールP−2010、P−2020、P−2030、P−2050、PMIPA、PKA−A、PKA−A2、PNA−2000(以上、株式会社クラレ製)、キョーワポール2000PA、2000BA(以上、協和発酵工業株式会社製)等が入手できる。
ポリオールの数平均分子量は、400〜3000が好ましく、1000〜3000がさらに好ましく、1500〜2500が特に好ましい。数平均分子量は、ポリスチレンを分子量標準とするゲルパーミエーションクロマトグラフィー法(GPC法)により求められる。
ポリイソシアネート、特にジイソシアネートとしては、例えば、2,4−トリレンジイソシアネート、2,6−トリレンジイソシアネート、1,3−キシリレンジイソシアネート、1,4−キシリレンジイソシアネート、1,5−ナフタレンジイソシアネート、m−フェニレンジイソシアネート、p−フェニレンジイソシアネート、3,3'−ジメチル−4,4'−ジフェニルメタンジイソシアネート、4,4'−ジフェニルメタンジイソシアネート、3,3'−ジメチルフェニレンジイソシアネート、4,4'−ビフェニレンジイソシアネート、1,6−ヘキサンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、メチレンビス(4−シクロヘキシルイソシアネート)、2,2,4−トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート、ビス(2−イソシアネートエチル)フマレート、6−イソプロピル−1,3−フェニルジイソシアネート、4−ジフェニルプロパンジイソシアネート、リジンジイソシアネート、水添ジフェニルメタンジイソシアネート、水添キシリレンジイソシアネート、テトラメチルキシリレンジイソシアネート、2,5(又は2,6)−ビス(イソシアネートメチル)−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン等が挙げられる。特に、2,4−トリレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、メチレンビス(4−シクロヘキシルイソシアネート)等が好ましい。これらのポリイソシアネートは、単独あるいは二種類以上を組み合わせて用いることができる。
水酸基含有(メタ)アクリレートとしては、例えば2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシ−3−フェニルオキシプロピル(メタ)アクリレート、1,4−ブタンポリオールモノ(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシアルキル(メタ)アクリロイルフォスフェート、4−ヒドロキシシクロヘキシル(メタ)アクリレート、1,6−ヘキサンポリオールモノ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールモノ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパンジ(メタ)アクリレート、トリメチロールエタンジ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレート等が挙げられる。これらの水酸基含有(メタ)アクリレートは、単独あるいは二種類以上を組み合わせて用いることができる。
また、アルキルグリシジルエーテル、アリルグリシジルエーテル、グリシジル(メタ)アクリレート等のグリシジル基含有化合物と、(メタ)アクリル酸との付加反応により得られる化合物を使用することもできる。これら水酸基含有(メタ)アクリレートのうち、特に、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート等が好ましい。
これらの、水酸基含有(メタ)アクリレート化合物は、単独であるいは二種類以上組み合わせて用いることができる。
ポリエステルポリオール、ポリイソシアネート及び水酸基含有(メタ)アクリレートの使用割合は、ポリエステルポリオールに含まれる水酸基1当量に対してポリイソシアネートに含まれるイソシアネート基が1.1〜3当量、水酸基含有(メタ)アクリレートの水酸基が0.2〜1.5当量となるようにするのが好ましい。
これらの化合物の反応においては、例えばナフテン酸銅、ナフテン酸コバルト、ナフテン酸亜鉛、ジブチル錫ジラウレート、トリエチルアミン、1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン、2,6,7−トリメチル−1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン等のウレタン化触媒を、反応物の総量100質量部に対して0.01〜1質量部用いるのが好ましい。また、反応温度は、通常10〜90℃、特に30〜80℃で行うのが好ましい。
これら成分(A)であるウレタン(メタ)アクリレートは、組成物粘度および硬化物の機械的特性との関係から、接着剤の全量100質量%に対して、5〜50質量%、さらに10〜40質量%配合されるのが好ましい。成分(A)の配合量が上記範囲であることにより、組成物の粘度が低く抑えられるため、接着面どうしの隙間等に毛管現象により接着剤が容易に侵入して効果的な接着処理が可能となる。
成分(B)である、エチレン性不飽和基を一つ有する化合物は、ラジカル重合性単官能化合物である。成分(B)として、この化合物を用いることにより、硬化物のヤング率が過度に高くなることを防止して、効果的な接着処理を行うことができる。
成分(B)の具体例としては、例えばN−ビニルピロリドン、N−ビニルカプロラクタム等のビニル基含有ラクタム、イソボルニル(メタ)アクリレート、ボルニル(メタ)アクリレート、トリシクロデカニル(メタ)アクリレート、ジシクロペンタニル(メタ)アクリレート、ジシクロペンテニル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート等の脂環式構造含有(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレート、4−ブチルシクロヘキシル(メタ)アクリレート、(メタ)アクリロイルモルホリン、ビニルイミダゾール、ビニルピリジン等が挙げられる。さらに、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、4−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、プロピル(メタ)アクリレート、イソプロピル(メタ)アクリレート、オクチル(メタ)アクリレート、イソオクチル(メタ)アクリレート、ノニル(メタ)アクリレート、デシル(メタ)アクリレート、イソデシル(メタ)アクリレート、ウンデシル(メタ)アクリレート、ドデシル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレート、ステアリル(メタ)アクリレート、イソステアリル(メタ)アクリレート、テトラヒドロフルフリル(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールモノ(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコールモノ(メタ)アクリレート、メトキシエチレングリコール(メタ)アクリレート、エトキシエチル(メタ)アクリレート、メトキシポリエチレングリコール(メタ)アクリレート、メトキシポリプロピレングリコール(メタ)アクリレート、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテルアクリレート、ジアセトン(メタ)アクリルアミド、イソブトキシメチル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジメチル(メタ)アクリルアミド、t−オクチル(メタ)アクリルアミド、ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレート、7−アミノ−3,7−ジメチルオクチル(メタ)アクリレート、N,N−ジエチル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリルアミド、ヒドロキシブチルビニルエーテル、ラウリルビニルエーテル、セチルビニルエーテル、2−エチルヘキシルビニルエーテルを挙げることができる。これらは、一種単独で用いてもよいし、2種以上を併用して用いてもよい。
上記の成分(B)の市販品として、アロニックスM111、M113、M114、M117(以上、東亞合成(株)製);KAYARAD、TC110S、R629、R644(以上、日本化薬(株)製);IBXA、ビスコート3700(大阪有機化学工業(株)製)等が挙げられる。
これらの成分(B)の中では、成分(E)の溶解性を高くするため、極性の高い化合物が好ましく、具体的には、N−ビニルピロリドン、N−ビニルカプロラクタム等のビニル基含有ラクタム、アクリロイルモルホリン、ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、N,N−ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリルアミド、ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート等が好ましい。また、これら以外にも、イソボルニルアクリレート、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート等が好ましい。
(B)エチレン性不飽和基を一つ有する化合物は、接着剤の粘度が過大になることを抑制し、硬化物(接着部材)の機械的特性特に破断伸びが過少になることを抑制するため、接着剤の全量100質量%に対して、30〜90質量%、さらに40〜80質量%、特に45〜75質量%配合されるのが好ましい。
成分(C)である放射線重合開始剤としては、放射線を吸収してラジカル重合を開始させる化合物であれば特に限定されないが、その具体例としては、例えば1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、2,2−ジメトキシ−2−フェニルアセトフェノン、キサントン、フルオレノン、ベンズアルデヒド、フルオレン、アントラキノン、トリフェニルアミン、カルバゾール、3−メチルアセトフェノン、4−クロロベンゾフェノン、4,4'−ジメトキシベンゾフェノン、4,4'−ジアミノベンゾフェノン、ミヒラーケトン、ベンゾインプロピルエーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベンジルジメチルケタール、1−(4−イソプロピルフェニル)−2−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−1−オン、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニルプロパン−1−オン、チオキサントン、ジエチルチオキサントン、2−イソプロピルチオキサントン、2−クロロチオキサントン、2−メチル−1−〔4−(メチルチオ)フェニル〕−2−モルホリノ−プロパン−1−オン、2,4,6−トリメチルベンゾイルジフェニルフォスフィンオキサイド、ビス−(2,6−ジメトキシベンゾイル)−2,4,4−トリメチルペンチルフォフフィンオキシド等が挙げられる。これらは、一種単独で用いてもよいし、2種以上を併用して用いてもよい。
(C)放射線重合開始剤の市販品としては、例えば、IRGACURE184、369、651、500、907、CGI1700、CGI1750、CGI1850、CG24−61;Darocure1116、1173(以上、チバ・スペシャルティー・ケミカルズ製);LucirinTPO(BASF製);ユベクリルP36(UCB製)等が挙げられる。また、光増感剤としては、例えばトリエチルアミン、ジエチルアミン、N−メチルジエタノールアミン、エタノールアミン、4−ジメチルアミノ安息香酸、4−ジメチルアミノ安息香酸メチル、4−ジメチルアミノ安息香酸エチル、4−ジメチルアミノ安息香酸イソアミル;ユベクリルP102、103、104、105(以上、UCB製)等が挙げられる。
(C)放射線重合開始剤は、接着剤の全量100質量%に対して、0.01〜10質量%、さらに0.1〜10質量%、特に0.3〜5質量%配合するのが好ましい。
成分(D)である有機過酸化物は、熱硬化反応のラジカル重合開始剤であり、その具体例としては、クメンハイドロパーオキサイド、ターシャリーブチルパーオキサイド、メチルアセトアセテイトパーオキサイド,メチルシクロヘキサノンパーオキサイド、ジイソプロピルパーオキサイド、ジクミルパーオキサイド、ジイソプロピルパーオキシカボネート、ベンゾイルパーオキサイド、ターシャリーブチルパーオキシネオデカノエート等が挙げられる。これらは、一種単独で用いてもよいし、2種以上を併用して用いてもよい。
(D)有機過酸化物は、接着剤の全量100質量%に対して、0.1〜5質量%、特に0.3〜2質量%配合するのが好ましい。成分(D)の配合量がこれらの範囲内であれば、熱硬化反応性が良好であるので、暗部硬化性が向上し、効果的な接着処理をすることができる。
成分(E)である重合促進剤は、成分(D)の分解を促進して成分(D)と共に熱硬化反応を促進する成分である。成分(E)の具体例としては、特に限定されないが、ジエチルチオ尿素、ジブチルチオ尿素、エチレンチオ尿素、テトラメチルチオ尿素、2−メルカプトベンズイミダゾール系化合物及びベンゾイルチオ尿素等のチオ尿素誘導体若しくはその塩、N,N−ジエチル−p−トルイジン、N,N−ジメチル−p−トルイジン、N,N−ジイソプロパノール−p−トルイジン、トリエチルアミン、トリプロピルアミン、エチルジエタノ−ルアミン、N,N−ジメチルアニリン、エチレンジアミン及びトリエタノールアミン等のアミン類、ナフテン酸コバルト、ナフテン酸銅、ナフテン酸亜鉛、オクテン酸コバルト及びオクチル酸鉄等の有機酸の金属塩、銅アセチルアセトネート、チタンアセチルアセトネート、マンガンアセチルアセトネート、クロムアセチルアセトネート、鉄アセチルアセトネート、バナジルアセチルアセトネート及びコバルトアセチルアセトネート等の有機金属キレート化合物等を挙げることができる。これらは、一種単独で用いてもよいし、2種以上を併用して用いてもよい。
これらの中では、2−メルカプトベンズイミダゾール系化合物が好ましく、2価の銅化合物および2−メルカプトベンズイミダゾール系化合物からなる重合促進剤がさらに好ましい。ここで、2価の銅化合物の具体例としては、第2酢酸銅、第2酒石酸銅、第2オレイン酸銅、第2オクチル酸銅、第2ナフテン酸銅等の第2カルボン酸銅、第2アセチルアセトン銅、第2ベンゾイルアセトン銅等の2価の銅のβ−ジケトン化合物、第2アセト酢酸エチル銅等の2価の銅のβ−ケトエステル化合物、第2銅2−(2−ブトキシエトキシ)エトキシド、第2銅2−(2−メトキシエトキシ)エトキシド等の2価の銅のアルコキシド化合物が挙げられる。また銅と無機酸の塩である第2硝酸銅、第2塩化銅なども使用できる。2−メルカプトベンズイミダゾール系化合物としては、2−メルカプトベンズイミダゾールの他に、2−メルカプトメチルベンズイミダゾール、2−メルカプトエチルベンズイミダゾール、2−メルカプトプロピルベンズイミダゾール、2−メルカプトブチルベンズイミダゾール等の2−メルカプトアルキルベンズイミダゾール類、2−メルカプトメトキシベンズイミダゾール、2−メルカプトエトキシベンズイミダゾール、2−メルカプトプロポキシベンズイミダゾール、2−メルカプトブトキシベンズイミダゾール等の2−メルカプトアルコキシベンズイミダゾール類が挙げられる。
成分(E)は、2−メルカプトベンズイミダゾール系化合物のアルカリ金属塩2モルと2価の銅塩1モルとを混合することにより得られる。これらの2価の銅化合物と2−メルカプトベンズイミダゾール系化合物は、組成物中において錯体を形成していると推定され、その錯体構造は、例えば、2価の銅化合物と2−メルカプトメチルベンズイミダゾールの場合には、下記化学式(1)で表される化合物(銅ジ−2−メルカプトメチルベンズイミダゾレート)と推定される。
Figure 2010235816
[上記式(1)中、R1は、それぞれ独立に、水素原子又は炭素数1〜4のアルキル基若しくはアルコキシ基である。]
成分(E)は、接着剤の全量100質量%に対して、0.01〜0.5質量%、特に0.05〜0.3質量%配合するのが好ましい。成分(E)の配合量がこれらの範囲内であれば、熱硬化反応性が良好であるので、暗部硬化性が向上し、効果的な接着処理をすることができる。
本発明の接着剤には、必要に応じて、本発明の特性を損なわない範囲で各種添加剤、例えば、酸化防止剤、着色剤、紫外線吸収剤、光安定剤、シランカップリング剤、熱重合禁止剤、レベリング剤、界面活性剤、保存安定剤、可塑剤、滑剤、溶媒、フィラー、老化防止剤、濡れ性改良剤、塗面改良剤等を配合することができる。
任意成分として、(F)成分(A)以外の2個以上のエチレン性不飽和基を有する化合物を含有することもできる。かかる化合物は、ウレタン(メタ)アクリレート以外の重合性多官能性化合物である。ただし、成分(F)を多量に配合すると硬化物のヤング率が過大となって、効果的な接着処理をすることが困難となる場合がある。このため、成分(F)の配合量は、組成物全量100質量%に対して、0〜10質量%、さらには0〜5質量%とすることが好ましい。特に、成分(F)をまったく配合しないことが好ましい。
成分(F)としては、特に限定されないが、例えばトリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリオキシエチル(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、トリエチレングリコールジアクリレート、テトラエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリシクロデカンジメチロールジアクリレート、1,4−ブタンポリオールジ(メタ)アクリレート、1,6−ヘキサンポリオールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、トリプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、ビスフェノールAジグリシジルエーテルの両末端(メタ)アクリル酸付加体、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ポリエステルジ(メタ)アクリレート、トリス(2−ヒドキシエチル)イソシアヌレートトリ(メタ)アクリレート、トリス(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌレートジ(メタ)アクリレート、トリシクロデカンジメチロールジアクリレート、ビスフェノールAのエチレンオキサイド又はプロピレンオキサイドの付加体のポリオールのジ(メタ)アクリレート、水添ビスフェノールAのエチレンオキサイド又はプロピレンオキサイドの付加体のポリオールのジ(メタ)アクリレート、ビスフェノールAのジグリシジルエーテルに(メタ)アクリレートを付加させたエポキシ(メタ)アクリレート、トリエチレングリコールジビニルエーテル物等が挙げられる。これらは、一種単独で用いてもよいし、2種以上を併用して用いてもよい。
任意成分として、(G)下記式(2)で表される構造を含む化合物を配合することもできる。成分(G)を添加することにより、導体等により影になって硬化用の放射線が直接に到達できない部分であっても良好な硬化性を示す接着剤を提供できる。
成分(G)のさらに具体的な化合物としては、下記式(2−1)〜(2−8)で表される化合物を挙げることができる。
Figure 2010235816
[上記式(2)中、「*」は結合手であることを示す。]
Figure 2010235816
Figure 2010235816
[上記式(2−1)〜(2−8)中、Rはそれぞれ独立に、水素原子、炭素数3〜30の第二級もしくは第三級のアルキル基、炭素数5〜12の環状アルキル基、アリル基、炭素数7〜30のアラルキル基または炭素数2〜30のアシル基である。Rで表される炭素数3〜30の第二級もしくは第三級のアルキル基としては例えばイソプロピル基、2−ブチル基、t−ブチル基、2−ペンチル基、t−ペンチル基など;炭素数5〜12の環状アルキル基としては例えばシクロペンチル基、シクロヘキシル基、シクロドデシル基など;炭素数7〜30のアラルキル基としては例えばベンジル基、α−メチルベンジル基、シンナミル基など;炭素数2〜30のアシル基としては例えばアセチル基、プロピオニル基、ブチリル基、ベンゾイル基、アセチルアセチル基(アセトニルカルボニル基)、シクロヘキシルカルボニル基、アクリロイル基、メトキシカルボニル基、ベンジルオキシカルボニル基などを、それぞれ挙げることができる。上記式におけるRとしては、水素原子、アセチル基、ベンゾイル基、アリル基、ベンジル基またはt−ブチル基が好ましい。]
本発明の接着剤に含有される成分(G)としては、上記式(2−1)〜(2−8)で表される化合物が好ましく使用でき、N−ヒドロキシコハク酸イミド、N−ヒドロキシ−5−ノルボルネン−2,3−ジカルボキシイミド、N−ヒドロキシフタルイミド、N−アセトキシフタルイミド、N−ベンゾキシフタルイミド、N−ヒドロキシ−1,8−ナフタルイミドまたはトリヒドロキシイミドシアヌル酸を使用することがより好ましく、特にN−ヒドロキシコハク酸イミド、N−ヒドロキシフタルイミド、N−アセトキシフタルイミド、N−ヒドロキシ−1,8−ナフタルイミドまたはトリヒドロキシイミドシアヌル酸が好ましい。
本発明の接着剤において、成分(G)は1種単独でまたは2種以上を混合して使用することができる。
本発明の組成物中における成分(G)の配合量は、組成物全体を100質量%としたときに、0.01〜10質量%、好ましくは0.1〜5質量%、より好ましくは1〜3質量%である。成分(G)の配合量が0.01〜10質量%の時、配線等により影になる部分であっても良好な硬化性を示すことができる。
本発明の接着剤の25℃における粘度は、いずれも5〜900mPa・sであり、30〜300mPa・sであることが好ましい。粘度が上記範囲内であると、接着剤が毛細管現象により接着面どうしの隙間等に侵入することが容易になるため、効果的な接着処理をすることできる。なお、粘度は、25℃における粘度をB型粘度計を用いて測定した値である。
2.接着剤用キット:
本発明の接着剤用キットは、下記2つの組成物(I)および(II)からなる。これら2つの組成物を任意の容量比で混合することにより、上記の接着剤を調製する。混合すると室温で迅速に熱硬化反応を進行させる下記成分(D)と成分(E)を、接着処理に用いる直前まで分離しておくことが接着剤の保存安定上好ましいため、これら成分(D)と成分(E)を分離したキットとしたものである。
組成物(I); 上記成分(A)、(B)および(C)から選択される1種以上の成分ならびに上記成分(D)を含有し、かつ、上記成分(E)を含有しない液状組成物。
組成物(II);上記成分(A)、(B)および(C)から選択される1種以上の成分ならびに上記成分(E)を含有し、かつ、上記成分(D)を含有しない液状組成物。
組成物(I)および/又は(II)に用いられる上記各成分およびその他の任意成分は、上記接着剤の項に記載したとおりである。ただし、組成物(I)についての(A)〜(C)の各成分およびその他の任意成分については、組成物(II)についての同成分と同じ化合物から構成されていてもよいし、異なる化合物から構成されていてもよい。
組成物(I)および組成物(II)に配合される上記各成分およびその他の任意成分の配合量は、これら2つの組成物を任意の容量比で混合して上記の接着剤を調製することができる限りは特に限定されない。よって、(A)、(B)および(C)の各成分およびその他の任意成分は、組成物(I)と組成物(II)でその配合量が同一でも異なっていてもよいし、また、組成物(I)と組成物(II)の両方に配合されていてもよく、一方にのみ配合されていてもよい。
ただし、組成物(I)及び組成物(II)は、いずれも前記成分(A)を5〜50質量%、成分(B)を30〜90質量%、成分(C)を0.01〜10質量%含有することが好ましい。これらの成分量を上記範囲に揃えることにより、以下に述べる粘度や比重を適当な範囲とすることが容易となる。
組成物(I)および組成物(II)の25℃における粘度は、いずれも5〜900mPa・sであり、30〜300mPa・sであることが好ましい。粘度が上記範囲内であると、接着剤が毛細管現象により導体である複数の銅線等の隙間や導体とその被覆層との隙間、接着面どうしの隙間等に侵入することが容易になるため、効果的な接着処理をすることできる。なお、粘度は、25℃における粘度をB型粘度計を用いて測定した値である。
組成物(I)および組成物(II)の粘度は近似していることがこれら2つの組成物を均一に混合して接着剤を形成する上で好ましい。具体的には、25℃における組成物(I)の粘度とおよび組成物(II)粘度との比率が、0.5〜2.0であり、さらに0.8〜1.2であることが好ましい。
接着剤を調製する際の組成物(I)と組成物(II)とを混合する容量比は、特に限定されず任意に設計することができるが、組成物(I):組成物(II)が10〜90:90〜10、さらには30〜70:70〜30、特に40〜60:60〜40が好ましく、作業の簡便の観点からは50:50が最も好ましい。
本発明の接着剤は、放射線重合開始剤(成分(C))および熱硬化を進めるための成分(D)および成分(E)を含有しているため、放射線硬化と熱硬化の併用により硬化されて、より効果的な接着処理をすることが可能となる。本発明の接着剤の具体的硬化条件としては、空気中または窒素等の不活性ガス環境下において、0.1〜5J/m2のエネルギー密度の放射線を1秒〜1分程度照射することにより硬化される。硬化時の温度は、10〜40℃が好ましく、通常は室温で行うことができる。なお、ここで放射線とは、赤外線、可視光線、紫外線、X線、電子線、α線、β線、γ線等をいう。
3.接着部材:
本発明の接着部材は、上述の接着剤を硬化して得られる硬化物からなる。接着部材は、典型的には恒久的な接着処理に用いられる部材であるため、物理的外力や温度変化等によって容易に剥離せず破壊されない特性が求められる。特に、接着部材が硬すぎると、接着処理をすべき領域を構成している接着対象物が比較的柔軟性に富む場合には、物理的な外力を加えたときに接着部材が容易に剥離し、あるいは応力の集中により接着材が破壊される場合がある。具体的には、接着部材のヤング率は、50〜1,000MPa、さらには100〜500MPaが好ましい。破断強度は、1〜50MPa、さらには10〜30MPaが好ましい。破断伸びは、50〜300%、さらには80〜200%が好ましい。また、上記理由から導体や被覆材等を構成する材質との密着性も要求される。具体的には、接着部材と銅又はポリ塩化ビニルとの密着力は、100N/m以上、さらには500N/m以上が好ましい。
なお、接着部材の形状は特に限定されず、後述する接着処理方法によって任意の形状を取ることができる。
次に実施例を挙げて本発明を詳細に説明するが、本発明は何らこれら実施例に限定されるものではない。
[合成例1:(A)ウレタン(メタ)アクリレートの合成1]
撹拌機を備えた反応容器に、2,4−トルエンジイソシアナート、190.51g、イソボルニルアクリレート268.4g、2,6−ジ−t−ブチル−p−クレゾール0.167g、ジブチル錫ジラウレート0.558gおよびフェノチアジン0.056gを仕込み、これらを撹拌しながら液温度が10℃以下になるまで氷冷した。数平均分子量2000のプロピレンオキサイドの開環重合体280.14gを加え、液温が35℃以下になるように制御しながら2時間攪拌して反応させた。次にヒドロキシルプロピルアルキレート47.78gをゆっくりと滴下し、液温が40℃以上にならないように制御しながら1時間攪拌した後、ヒドロキシエチルアクリレート178.39gを温度が40℃以上にならないように滴下し、滴下終了後、液温度70〜75℃にて3時間撹拌を継続させ、残留イソシアネートが0.1質量%以下になった時を反応終了とした。得られた(A)ウレタン(メタ)アクリレートを、UA−1とする。
UA−1は、プロピレングリコールの両末端に、2,4−トリレンジイソシアネートを介して2−ヒドロキシエチルアクリレートが結合した構造を有している。
[合成例2:ウレタン(メタ)アクリレートの合成]
攪拌機を備えた反応容器に、2,6−ジ−t−ブチル−p−クレゾール0.240g、2,4−トリレンジイソシアネート428.10g、ジブチル錫ジラウレート0.799gを加え、攪拌しながら、15℃まで冷却した。ヒドロキシエチルアクリレートを液温度が20℃以下になるように制御しながら570.86g滴下した後、湯浴40℃にし1時間攪拌した。その後、温度上昇が見られないことを確認した後、65℃で3時間攪拌させ、残留イソシアネートが0.1質量%以下になった時を反応終了とした。得られたウレタン(メタ)アクリレートを、UA−2とする。
UA−2は、2,4−トリレンジイソシアネートの両端に2−ヒドロキシエチルアクリレートが結合した構造を有している。
[合成例3:成分(E)の調製]
第2酢酸銅のミネラルスピリット溶液(銅成分5.25%)0.5質量部、2−メルカプトメチルベンズイミダゾール0.5質量部を混合して成分(E)であるE−1を得た。
得られた成分(E)は、上記式(1)のR1がメチル基である化合物(銅モノ−2−メルカプトメチルベンズイミダゾレート)を形成していると推定される。
[調製例1〜4、比較調製例1〜6:組成物(I)および組成物(II)の調製]
表1および表2に示す組成の各組成物を、撹拌機を備えた反応容器に入れ、均一な溶液になるまで液温度50℃で撹拌し、組成物(I)、組成物(II)またはこれらの比較組成物を得た。
得られた各組成物および各組成物単独を硬化させて得られたフィルムについての物性を表1および表2に示す。表1および表2に示した各成分の配合量は、質量部である。
実施例1、2及び比較例1〜5
表3に示す組成の各組成物を、容量比1:1で、スタティックミキサーを使用して混合し、接着剤を調製した。
表3に示した配合量は、質量部である。
試験例
前記実施例及び比較例で得た組成物を、以下のような方法で硬化させて試験片を作製し、下記の各評価を行った。結果を表1〜3に併せて示す。
1.粘度:
各組成物の粘度を、25℃における粘度をB型粘度計を用いて測定した。
2.ヤング率:
200μm厚のアプリケーターバーを用いてガラス板上に接着剤を塗布し、これを空気下で1J/cm2のエネルギーの紫外線で照射して硬化させ、ヤング率測定用フィルムを得た。このフィルムから、延伸部が幅6mm、長さ25mmとなるよう短冊状サンプルを作成し、温度23℃、湿度50%で引っ張り試験を行った。引っ張り速度は1mm/minで2.5%歪みでの抗張力からヤング率を求めた。
3.破断強度及び破断伸び:
引張試験器(島津製作所社製、AGS−50G)を用い、試験片の破断強度及び破断伸びを下記測定条件にて測定した。
引張速度 :50mm/分
標線間距離(測定距離):25mm
測定温度 :23℃
相対湿度 :50%RH
4.銅板密着力:
実施例及び比較例で得られた組成物に関し、その硬化物の密着力を測定した。液状組成物を130μm厚のアプリケーターを用いて銅板上に塗布し、窒素雰囲気下で1J/cm2の紫外線を照射して硬化フィルムを得た。このサンプルを温度23℃、湿度50%下に24時間静置した。その後、この硬化フィルムから幅10mmとなるように短冊状サンプルを銅板上で作成した。このサンプルを引っ張り試験機を用いてJIS Z0237に準拠して密着力を測定した。
5.PVC密着力:
銅板に替えてポリ塩化ビニル板を用いた他は、銅板密着力の場合と同様にして密着力を測定した。
6.暗部硬化性:
金属導体を絶縁性樹脂で被覆した被覆電線を用いて暗部硬化性を評価した。
ポリエチレン製の透明容器(1〜3mL)に、組成物(I)および組成物(II)を容量比1:1で加えて混合組成物を調製し、スタティックミキサーを使用して混合し、そこへ端部の被覆材を除去して導体を露出させた電線を挿入した。その後ただちに、室温、空気中環境下で紫外線を5秒(オーク社製800W UVランプ)照射して混合組成物を硬化させた。一日放置後、接着処理された個所の被覆材を取り除いて導体を露出させてその導体部分について減衰全反射赤外分光法(ATR−IR)にて硬化度を測定した(樹脂液を0%、500mJ/cm2,窒素下硬化、200μmのフィルム空気側表面を100%として概算)。
7.染込み度:
暗部硬化性の場合と同様にして混合組成物で処理された電線を調製し、混合組成物の硬化物で被覆された個所の被覆材を取り除いて導体を露出させてその導体部分について、接着剤由来の樹脂成分が存在するか否かを、目視及びATR−IRにて評価した。混合組成物の硬化物による被覆処理時における被覆材の端部から、樹脂成分が存在していた最深部の導体個所までの長さを染込み度とした。
Figure 2010235816
Figure 2010235816
Figure 2010235816
表1〜3において、
M−113;ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテルアクリレート(東亞合成株式会社製、アロニックスM−113)。
TPO−X;2,4,6−トリメチルベンゾイルジフェニルフォスフィンオキサイド(チバ・スペシャリティー・ケミカルズ社製)。
Irgacure184;1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製)。
Irganox245:エチレンビス(オキシエチレン)ビス[3−(5−tert−ブチル−4−ヒドロキシ−m−トリル)プロピオネート](チバ・スペシャリティー・ケミカルズ社製)。
PM−2;下記式(3)で表される化合物(日本化薬株式会社製PM−2)
Figure 2010235816
CPO;クメンハイドロパーオキサイド(日油株式会社製)
E−1;合成例3で得られた成分(E)。
ND:評価不能であったことを示す。
表1〜3から明らかなように、本発明の接着剤用キットから調製された接着剤は、接着剤として良好な性質を有し、かつ放射線硬化により短時間で硬化し、接着処理時の作業性が良好であることから接着剤として有用である。これに対して、組成物(I)が成分(D)を有しない比較例1および組成物(II)が成分(E)を有しない比較例2では、熱硬化性を欠くため暗部硬化性が不足していた。成分(D)と成分(E)のいずれも有しない比較例3でも同様の欠点を有していた。また、成分(A)の配合量が過大である比較例4では、組成物(I)と(II)の粘度がいずれも過大であるため接着剤の粘度も過大となり(表3には表示していない)、毛細管現象が抑制されて染込み度が低下したほか、銅板に対する密着力も劣っていた。さらに、光開始剤を有しない比較例5では、組成物(I)と(II)各単独では、硬化フィルムがえら得ないために機械的特性を評価できず(表1、表2)、また、組成物(I)と(II)を混合した場合も硬化性が低いために評価用のフィルムを得ることができず、評価不能であった(表3)。

Claims (9)

  1. 下記2つの組成物(I)および(II)からなり、これら2つの組成物を任意の容量比で混合して下記の接着剤を調製するための接着剤用キット。
    組成物(I);下記成分(A)、(B)および(C)から選択される1種以上の成分ならびに下記成分(D)を含有し、かつ、下記成分(E)を含有しない液状組成物。
    組成物(II);下記成分(A)、(B)および(C)から選択される1種以上の成分ならびに下記成分(E)を含有し、かつ、下記成分(D)を含有しない液状組成物。
    (A)ウレタン(メタ)アクリレート、
    (B)エチレン性不飽和基を1つ有する化合物、
    (C)放射線重合開始剤、
    (D)有機過酸化物、
    (E)重合促進剤。
    接着剤;組成物全量100質量%に対して、上記成分(A)を5〜50質量%、成分(B)を30〜90質量%、成分(C)を0.01〜10質量%、成分(D)を0.1〜5質量%、および成分(E)を0.01〜0.5質量%含有する液状硬化性組成物。
  2. 25℃における組成物(I)の粘度と組成物(II)の粘度との比率が、0.5〜2.0である、請求項1に記載の接着剤用キット。
  3. 25℃における組成物(I)の粘度と組成物(II)の粘度のいずれもが、5〜900mPa・sである、請求項1又は2に記載の接着剤用キット。
  4. 成分(D)が、クメンハイドロパーオキサイド、ターシャリーブチルパーオキサイド、メチルアセトアセテイトパーオキサイド,メチルシクロヘキサノンパーオキサイド、ジイソプロピルパーオキサイド、ジクミルパーオキサイド、ジイソプロピルパーオキシカボネート、ベンゾイルパーオキサイドおよびターシャリーブチルパーオキシネオデカノエートから選択される1種以上である、請求項1〜3のいずれか一に記載の接着剤用キット。
  5. 成分(E)が、2価の銅化合物および2−メルカプトベンズイミダゾール系化合物からなる重合促進剤である、請求項1〜4のいずれか一に記載の接着剤用キット。
  6. 組成物(I)および組成物(II)が、前記成分(A)を5〜50質量%、成分(B)を30〜90質量%、成分(C)を0.01〜10質量%含有する、請求項1〜5のいずれか一に記載の接着剤用キット。
  7. 組成物(I)及び/又は組成物(II)中に、(F)成分(A)以外のエチレン性不飽和基を2つ以上有する化合物を、各組成物全量100質量%に対して、0〜10質量%含有する、請求項1〜6のいずれか一に記載の接着剤用キット。
  8. 組成物全量100質量%に対して、下記成分(A)〜(E)を含有する接着剤。
    (A)ウレタン(メタ)アクリレート 5〜50質量%、
    (B)エチレン性不飽和基を1つ有する化合物 30〜90質量%、
    (C)放射線重合開始剤 0.01〜10質量%、
    (D)有機過酸化物 0.1〜5質量%、
    (E)重合促進剤 0.01〜0.5質量%。
  9. 請求項8に記載の組成物を硬化して得られる接着部材。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013001712A (ja) * 2011-06-10 2013-01-07 Sekisui Chem Co Ltd 電子部品用接続材料、接続構造体及び接続構造体の製造方法
JP2013027651A (ja) * 2011-07-29 2013-02-07 Tsuchiya Tsco Co Ltd ブラシ
JP2016037061A (ja) * 2014-08-05 2016-03-22 三菱レイヨン株式会社 車両用ホイール

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