JP2010234959A - 情報表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】運転者の視界の妨げになり難い重畳表示をし得る情報表示装置を提供する。
【解決手段】本ナビゲーション装置では、表示エリア設定部により、HMD等による表示エリアArにおいて条件付描画可能エリアと描画可能エリアとを設定し、表示画像生成部により、運転者から見て、条件付描画可能エリアで表示されるシンボルSa,Scに重なる車外風景の視認性を描画可能エリアで表示されるシンボルSbに重なる車外風景の視認性よりも高くする表示制御をHMD等に行う。これにより、条件付描画可能エリアで表示されるシンボルSa,Scに重なる車外風景の視認性の方が、描画可能エリアで表示されるシンボルSbに重なる車外風景の視認性よりも高くなるので、運転者は条件付描画可能エリアのシンボルSa,Scの背後に重なる車外風景を、描画可能エリアにシンボルSbが表示された場合のシンボルSbの背後に重なる車外風景よりも認識しやすくなる。
【選択図】図10

Description

本発明は、所定情報を表す情報像を運転者から見た車両外の風景に重畳して表示する情報表示装置に関するものである。
従来より、所定情報を表す情報像を運転者から見た車両外の風景に重畳して表示する情報表示装置として、例えば下記特許文献1に開示される「経路誘導データ表示装置」がある。この技術では、ナビゲーション装置による経路案内情報として、例えば右左折案内表示をヘッドアップディスプレイに表示することにより、運転者が前方の視界に目を向けながら右左折のいずれをすべきかを容易に判断可能にしている。
特開平8−190696号公報
しかしながら、この開示技術によると車両外の風景に重畳表示する情報像の位置や範囲については考慮されていない。そのため、例えば、右左折案内の矢印表示等(情報像)が路面にペイントされた最高速度標示(例えば「40」の黄色文字)に重なることもあり、道路標示をはじめ、道路標識や信号機等といった運転者に必要な情報が重畳表示によって隠れてしまうことがある。つまり、このような重畳表示が運転者の視界を妨げ得るという問題がある。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたもので、運転者の視界の妨げになり難い重畳表示をし得る情報表示装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、特許請求の範囲に記載された請求項1の技術的手段を採用する。この手段によると、表示領域設定手段により、表示手段による情報像の表示可能領域において「風景を構成する道路に関する情報に基づいて定めることのできる第1領域」と「道路に関する情報に基づいて定めることのできない第2領域」とを設定し、表示制御手段により、運転者から見て、第1領域で表示される情報像に重なる風景の視認性を第2領域で表示される情報像に重なる風景の視認性よりも高くする表示制御を表示手段に行う。ここで「道路に関する情報」とは、当該車両の走行している道路における道路形状(道路の幅員、傾斜勾配等)および地物(道路標示、道路標識や信号機等)に関する情報のことである。なお、表示制御手段により、運転者から見て、第2領域で表示される情報像に重なる風景の視認性を第1領域で表示される情報像に重なる風景の視認性よりも低くする表示制御を表示手段に行っても良い。
これにより、第1領域で表示される情報像に重なる風景の視認性の方が、第2領域で表示される情報像に重なる風景の視認性よりも高くなるので、運転者から見た車両外の風景において、道路に関する情報およびその周囲に情報像が重畳表示されたとしても、運転者はその背後に重なる風景を視覚により認識することが可能となる。つまり、情報像が重畳表示された場合、情報像により風景が視覚的に妨げられる度合いは第1領域の方が第2領域よりも低いため、第1領域の風景の方が第2領域の風景よりも見やすくなり、また第1領域の情報像の方が第2領域の情報像よりも目立ち難くなる(第2領域の情報像の方が第1領域の情報像よりも目立ち易い)。なおここでいう「視認性」とは、視覚による認識の度合いを意味し、高いほど良好に目視でき、低ければ見にくい(または見えない)ことを示す。
また、特許請求の範囲に記載された請求項2の技術的手段を採用する。この手段によると、表示領域設定手段は、道路に関する情報のうち、道路から高さ方向に離れる所定位置の情報を有する地物、例えば、信号機や道路案内表示板等については、その道路頭上空間に存在する信号機(表示器部分)等が存在する領域だけでなく、道路の路面から信号機(表示器部分)の所定位置までの空間についても第1領域として設定し、この空間の高さ方向の長さである「所定位置に対応する第1領域の高さ方向の長さ」は、車両から地物(の設置位置)までの離隔距離に基づいて設定する。
これにより、この空間は第2領域に設定されないため、車両外の風景に対して目立ち易い第2領域の情報像がこの空間に表示されることがなく、表示されたとしても風景に対して目立ち難い第1領域の情報像であるので、その分、運転者の注意力を上空の信号機等から逸らせ難くすることができる。また、この空間の高さ方向の長さは、通常、当該車両から地物までの距離が遠い(大きい)ほど短く(小さく)、当該車両から地物までの距離が近い(小さい)ほど長く(大きく)なるので、車両から地物までの離隔距離に基づいて道路から所定位置までの第1領域の長さを設定することで、より現実に即した設定を行うことができる。
また、特許請求の範囲に記載された請求項3の技術的手段を採用する。この手段によると、より具体的には、表示制御手段は、第1領域で表示される情報像の視認性を当該情報像に重なる風景の視認性よりも低くする表示制御と、第2領域で表示される情報像の視認性を当該情報像に重なる風景の視認性よりも高くする表示制御とを行う。これにより、第1領域の情報像に重なる風景の視認性は、当該情報像の視認性よりも高くなり、第2領域の情報像に重なる風景の視認性は、当該情報像の視認性よりも低くなる。なお、表示制御手段は、第1領域で表示される情報像に重なる風景の視認性を当該情報像の視認性よりも高くする表示制御と、第2領域で表示される情報像に重なる風景の視認性を当該情報像の視認性よりも低くする表示制御とを行っても良い。
また、特許請求の範囲に記載された請求項4の技術的手段を採用する。この手段によると、道路に関する情報は、車両が走行し得る道路の地図情報、または風景を撮影した画像情報、に含まれる。これにより、車両が走行し得る道路の地図情報として、例えば、ナビゲーション装置の地図データベースが利用できるので、ナビゲーション装置を搭載している車両であれば、車載カメラ等を用いることなく、道路に関する情報を取得することができる。また、当該車両が車載カメラを備えている場合には、ナビゲーション装置を搭載していなくても、道路に関する情報を取得することができる。
請求項1の発明では、第1領域で表示される情報像に重なる風景の視認性の方が、第2領域で表示される情報像に重なる風景の視認性よりも高くなるので、運転者から見た車両外の風景において、道路に関する情報およびその周囲に情報像が重畳表示されたとしても、運転者はその背後に重なる風景を、道路に関する情報およびその周囲以外の領域に情報像が表示された場合の情報像の背後に重なる風景よりも視覚により認識しやすくすることが可能となる。したがって、風景を構成する道路に関する情報に基づいて定められる第1領域においては、第2領域に比べて運転者の視界の妨げになり難い重畳表示をすることができる。
請求項2の発明では、道路から高さ方向に離れる所定位置の情報を有する地物については、道路の路面から所定位置までの空間は、第2領域に設定されないため、車両外の風景に対して目立ち易い情報像がこの空間に表示されることがなく、表示されたとしても風景に対して目立ち難い情報像が重畳表示されるので、運転者の注意力を、当該情報を有する地物に向けさせることができる。また、車両から地物の設置位置までの離隔距離に基づいて、道路から所定位置までの高さ方向の長さである第1領域の長さを設定することで、当該地物に車両が近づくほど第1領域の高さ方向の長さが大きくなるといった、より現実に即した設定処理を行うことができる。
請求項3の発明では、第1領域の情報像に重なる風景の視認性は、当該情報像の視認性よりも高くなり、第2領域の情報像に重なる風景の視認性は、当該情報像の視認性よりも低くなるので、情報像が重畳表示されても、第1領域の風景の方が第2領域の風景よりも見やすくなる。したがって、風景を構成する道路に関する情報に基づいて定められる第1領域においては、第2領域に比べて運転者の視界の妨げになり難い重畳表示をすることができる。
請求項4の発明では、車両が走行し得る道路の地図情報として、例えば、ナビゲーション装置の地図データベースが利用できるので、ナビゲーション装置を搭載している車両であれば、車載カメラ等を用いることなく、道路に関する情報を取得することができる。また、当該車両が車載カメラを備えている場合には、ナビゲーション装置を搭載していなくても、道路に関する情報を取得することができる。
本発明の実施形態に係るナビゲーション装置(以下「本ナビゲーション装置」)の構成例を示す説明図である。 表示エリアにおける描画可能エリアおよび条件付描画可能エリアの設定例を示す説明図である。 重畳表示処理の流れを示すフローチャートである。 図3に示す表示エリア設定処理の流れを示すフローチャートである。 図3に示すエリア別表示処理の流れを示すフローチャートである。 重畳表示処理におけるエリア設定の例(レーン数によるもの)である。 重畳表示処理におけるエリア設定の例(道路形状によるもの)である。 重畳表示処理におけるエリア設定の例(中央分離帯の有無、自動車専用道の場合)である。 重畳表示処理におけるエリア設定の例(信号機の有無によるもの)である。 重畳表示処理におけるエリア別表示の例である。
以下、車両搭載型のナビゲーション装置のディスプレイおよびその表示制御に、本発明の情報表示装置を適用した実施形態を各図に基づいて説明する。まず、本ナビゲーション装置の構成例を図1を参照して説明する。
図1に示すように、本ナビゲーション装置は、ナビゲーションECU10を中心に、入力装置11、GPS12や車速センサ13等の各種センサ、フロントカメラ16、HMD17、地図データベース20、モニタECU50等によって構成されている。
ナビゲーションECU10は、CPU、半導体メモリ、入出力インタフェース、LANインタフェース等(以下「CPU等」)により構成される電子制御装置で、ナビゲーション装置全体を制御する機能を有する。基本的な機能は、地理的最短経路を案内する機能、つまりナビゲーション機能で、ナビゲーション部10aおよび車両位置検出部10bにより実現されている。なお、このナビゲーション部10aや車両位置検出部10bは、所定のプログラムが半導体メモリにロードされてCPUが実行することにより機能する。
即ち、ナビゲーション部10aでは、車両位置検出部10bにより得られた当該車両の現在位置(出発地)から、入力装置11より入力された目的地までの最短距離経路(以下「推奨経路」)を地図データベース20から得られる地図データに基づいて探索した後、当該推奨経路とその案内情報をモニタECU50に出力する。これにより、当該車両の運転者は、モニタECU50によるモニタ画像や合成音声によって、現在地から目的地に至るまでの経路案内を受けられる。なお、出発地は入力装置11により入力しても良い。
本ナビゲーション装置は、ナビゲーションECU10によるナビゲーション情報(推奨経路の案内情報)をモニタECU50のモニタ画面等に出力する機能に加えて、例えば、このような推奨経路の案内情報や走行中の道路情報を運転者から見た車両外の風景(以下「車外風景」)に重畳して表示する機能(以下「重畳表示機能」)を備えている。この機能も、ナビゲーション部10aと同様に、車両位置検出部10b、表示エリア設定部10cや表示画像生成部10dに対応する各種プログラムがそれぞれ半導体メモリにロードされてCPUが実行することにより、実現される。
GPS12は、当該車両の現在位置を緯度および経度からなる絶対座標値により検出する機能を有するもので、人工衛星を利用した全地球測位システムである。また、車速センサ13は、当該車両の速度(車速)に比例した周期で車速パルスを出力するもので、自車の車速を検出する。ジャイロ14は角速度を検出する機能を有するもので、GPS12が利用できない場合に自車の進行方向を検出可能にしている。地磁気を検出して進行方位を検出する地磁気センサでも良い。なお、これらは、例えば、CAN等の所定の通信プロトコルによる車載LANを介してナビゲーションECU10にデータを送信している。
リアカメラ15は、当該車両の後方画像、つまり自車が走行している道路を撮影するもので、この映像に含まれるレーンマーク(車線境界線)の画像情報を車両位置検出部10bに出力することで自車の走行車線位置を特定可能にしている。なお、リアカメラ15による走行レーンの画像認識技術は、公知技術であるので具体的な構成等については説明を省略する。また、このリアカメラ15と次述するフロントカメラ16は、いずれも車載LANを介してナビゲーションECU10と画像情報等をデータ通信している。
フロントカメラ16は、当該車両の前方画像、つまり自車の前方道路、その交差点や当該道路を走行する他の車両や当該道路を横断する歩行者等を含む領域を撮影するもので、「道路に関する情報」として、(1)道路形状(道路の幅員,車線数,傾斜角度,交差点等)、(2)地物(道路標示(レーンマーク,センターライン,最高速度,停止線,横断歩道,進行方向等の路面上のペイント)、道路標識(道路名称,交差点名称,最高速度,一時停止,指定方向外進行禁止、回転禁止,駐車禁止,進入禁止等)や信号機等)をそれぞれ撮影するとともに、(3)当該道路を走行する他の車両や当該道路を横断する歩行者、を撮影し、(1)〜(3)が含まれる画像情報を表示エリア設定部10cに出力可能にしている。
これにより、後述するように、表示エリア設定部10cによる表示エリア設定処理を可能にしている。また、地物(道路標示、道路標識、信号機等)のうち、道路標識や信号機のように高さがあるものについては、その高さ情報もこのフロントカメラ16により取得される画像情報に基づいて得ることができる。なお、この場合に必要な当該車両から地物までの距離は、当該車両の緯度・経度による現在位置と対象地物の緯度・経度による絶対座標値により算出される。
なお、フロントカメラ16による「道路に関する情報」の画像認識技術は、公知技術であるので具体的な構成等については説明を省略する。なお、このフロントカメラ16から出力される画像情報は、特許請求の範囲に記載の「風景を撮影した画像情報」に相当し得るものである。またここではフロントカメラ16は、その撮影範囲を当該車両の前方に設定しているが、当該車両の側方や後方であっても良く、出力される画像情報は、特許請求の範囲に記載の「風景を撮影した画像情報」に相当し得る。
HMD17は、当該車両の運転者の頭部に装着可能に構成されるヘッドマウントディスプレイで、本実施形態では、眼鏡型で運転者の片眼の網膜に直接結像を投影する網膜投影タイプを用いる。頭部装着ディスプレイであれば、眼鏡型で小型のハーフミラー等により虚像を投影する虚像投影タイプであっても良い。
HUD18は、当該車両のフロントガラスに映像を投影可能にダッシュボード上部に構成されるヘッドアップディスプレイで、本実施形態では、運転者の視界(車両前方視界)のほぼ全面に亘って車外風景に重なるように表示(重畳表示)可能に構成されている。
なお、HMD17,HUD18は、通常、択一的に選択されるもので、いずれか一方が当該車両に設けられる。またHMD17やHUD18自体は、いずれも公知技術により構成されているので、構成等の説明は省略する。これらとナビゲーションECU10とは、例えば、専用の高速シリアルデータバスにより接続されて、大容量の画像データを高速に転送可能にしている。
地図データベース20は、CDやDVD等からなる比較的大容量の、磁気や光による情報記憶媒体で、ナビゲーション部10aによる経路探索や経路案内に必要な地図データを蓄積している。本実施形態では、例えば、道路、交差点、信号機、道路標識(歩道橋や建物等に設けられたものも含む)、道路標示(路面上のペイント)、建物、河川、その他の情報を蓄積しており、所在位置や範囲を緯度・経度で特定できるもの(例えば地物)はその情報を絶対座標値により記憶している。また、その他の情報として、道路種別(自動車専用道路、主要幹線道路、細街路等)、道路幅、車線数、中央分離帯の有無、分離帯幅、最高速度、通行方向制限、通行制限時間帯、歩道の有無、歩道幅等、また信号機や標識の高さ、ビルや鉄塔等の建造物の高さ、道路を跨ぐ高架物の高さ等の各種情報も地図データベース20に記憶されている。
なお、これらの情報のうち、道路形状(道路の幅員,車線数,傾斜角度,交差点等)や地物(道路標示、道路標識や信号機等)は、特許請求の範囲に記載の「道路に関する情報」に相当し得るものである。この地図データベース20による地図データは、特許請求の範囲に記載の「車両が走行し得る道路の地図情報」に相当し得るものである。また、信号機や標識の高さ、ビルや鉄塔等の建造物の高さ、道路を跨ぐ高架物の高さ等は、特許請求の範囲に記載の「道路から高さ方向に離れる所定位置の情報」に相当し得る。
また、本実施形態では、道路のレーン情報として、路面に標示される線の緯度・経度による絶対座標値、線色(白色、黄色等)、線種(点線、実線、二重線等)等が地図データベース20に蓄積されている。地図データベース20は、ナビゲーションECU10に対して、例えば、パラレルデータバスにより接続されている。
モニタECU50は、例えば、車載LAN経由で入力された画像情報を表示可能な図略のモニタ画面(液晶ディスプレイやプラズマディスプレイ)を備えた電子制御装置で、ナビゲーションECU10と同様に、CPU等を備えている。本実施形態では、ナビゲーションECU10から出力される経路案内情報等を受けて最短経路やその案内情報を運転者に視認可能に表示する。
ここで、本重畳表示機能を実現する、車両位置検出部10b、表示エリア設定部10cおよび表示画像生成部10dの概要を図1および図2を参照して説明する。この重畳表示機能は、前述したナビゲーション部10aによる推奨経路の案内情報や地図データベース20が取得した当該車両の走行中の道路情報(以下、これらを「シンボル」と総称)を、運転者から見た車外風景に重畳して表示するもので、HMD17やHUD18により車外風景に重畳表示する表示エリアArを2種類の描画エリアに分けて表示する。なお、この表示エリアは、特許請求の範囲に記載の「情報像の表示可能領域」に相当し得る。
即ち、表示エリアArにおいて、重畳表示の対象となるシンボルSの表示位置や範囲を考慮することなくどこにでも当該シンボルSを表示可能に設定すると、例えば、図2に示すように、路面にペイントされた停止線標示や横断歩道標示、あるいは信号機等といった運転者に必要な情報がシンボルSによって隠れてしまい運転者の視界を妨げ得る。
このため、本実施形態では、図2に示すように、このような表示エリアAr内を、描画可能エリアRa(図2(A)に示す破線内範囲)と条件付描画可能エリアRb(図2(B)に示す一点鎖線内範囲)とに分けて、シンボルSを重畳表示可能にする。なお、図2においては、2種類の描画エリアの範囲を明示するため、シンボルSは図示していない。
描画可能エリアRa(第2領域)は、地図データベース20から取得した当該車両が走行中の道路に関する情報に基づいて、当該車両の運転に必要な情報が存在しない(または存在してもそれが比較的少ない)と判断される領域である。これに対し、条件付描画可能エリアRb(第1領域)は、同様に取得した当該道路に関する情報に基づいて、当該車両の運転に必要な情報が存在する(または比較的多く存在する)と判断される領域である。「運転に必要な情報」とは、当該車両の走行している道路における地物(道路標示、道路標識や信号機等)に関する情報のことで、平易に表現すれば「運転者に重要な情報」であるといえる。つまり、運転者に重要な情報が少ないエリアが描画可能エリアRaで、運転者に重要な情報が多いエリアが条件付描画可能エリアRbである。
そして、このような両描画エリアに対して、運転者から見て、条件付描画可能エリアRbで表示されるシンボルSに重なる車外風景の視認性を、描画可能エリアRaで表示されるシンボルSに重なる車外風景の視認性よりも高くするように重畳表示を行う。これにより、条件付描画可能エリアRbで表示されるシンボルSに重なる風景の視認性の方が、描画可能エリアRaで表示されるシンボルSに重なる風景の視認性よりも高くなるため、運転者は条件付描画可能エリアRbのシンボルSの背後に重なる車外風景を、描画可能エリアRaにシンボルSが表示された場合のシンボルSの背後に重なる車外風景よりも視覚により認識しやすくすることが可能となる。つまり、運転者に重要な情報にシンボルSが重畳表示されても、運転者による当該情報の視認を可能にしている。本実施形態では、このような重畳表示を可能にするため、ナビゲーションECU10に、車両位置検出部10b、表示エリア設定部10c、表示画像生成部10dを備えている。
車両位置検出部10bは、自車の位置を特定する機能を有する。例えば、地図データベース20から得られる地図情報と、GPS12から得られる緯度・経度の絶対座標値情報とに基づいて、当該車両が現在走行している道路情報を取得するとともに、この道路情報に含まれるレーン情報(路面に標示される線の絶対座標値、線色、線種等)とリアカメラ15から得られるレーンの画像情報とを比較して、当該車両の左右方向位置(走行レーン位置)を特定する。これにより、例えば、自車が、前方の交差点から何メートル手前のどのレーンを走行しているか等を特定することが可能となる。
表示エリア設定部10cは、表示エリアArにおいて描画可能エリアRaと条件付描画可能エリアRbとを設定する機能を有する。具体的には、地図データベース20から取得可能な道路に関する情報のうち、道路形状(道路の幅員,車線数,傾斜角度,交差点等)の情報や地物(道路標示(レーンマーク,センターライン等)、道路標識、信号機等)の情報に基づいて、例えば、次のように条件付描画可能エリアRbを設定する。なお、道路に関する情報は、フロントカメラ16から出力される画像情報に基づいて取得しても良い。
また、表示エリア設定部10cは、ナビゲーション部10aから取得したシンボルS(推奨経路の案内情報)や地図データベース20が取得したシンボルS(当該車両の走行中の道路情報)のシンボル情報として表示個数や属性(シンボルの表示位置・範囲、表示態様)を表示画像生成部10dに出力する機能も有する。
[1]自車線、隣接車線、対向車線
地図データベース20等による道路に関する情報に、自車線(当該車両が走行する車線)、隣接車線(自車線に隣接する車線で当該車両と同方向に走行する他車の車線)、および、対向車線(当該車両に対して逆方向に走行する対向車の車線)が含まれている場合には、これらの車線範囲内に、路面にペイントされた道路標示(レーンマーク、最高速度、停止線等)等や併走する他車や対向車、あるいは路肩(道路の側方)を走行する自動二輪や自転車や横断中の歩行者が存在し得る。このため、運転者に重要な情報が多いと判断して、車外風景のうち車線範囲が占める領域を条件付描画可能エリアRbに設定する。なお、後述するように、当該道路に中央分離帯が存在したり、当該道路が自動車専用道路である場合には、例外がある。
[2]交差点
地図データベース20等による道路に関する情報に、自車線に繋がる交差点が含まれている場合には、この交差点範囲内およびその周辺範囲に、路面にペイントされた道路標示(交差点クロスマーク(十字、T字、Y字等の標示)、ゼブラゾーン(横断歩道標示)、停止線等)等や他車、対向車や横断中の歩行者が存在し得ることから、運転者に重要な情報が多いと判断して、車外風景のうち、交差点範囲内およびその周辺範囲が占める領域を条件付描画可能エリアRbに設定する。
[3]進行方向
地図データベース20等による道路に関する情報から、当該車両の走行する道路に含まれる全車線(自車線、隣接車線および対向車線)の幅(全車線幅W)を横幅とし、路面から所定高さ(例えば2m)Hを縦幅(高さ)とする矩形範囲を条件付描画可能エリアRbに設定する。この範囲は、当該車両の前方で所定距離の位置で、運転中の運転者が最も注意力を注ぐ範囲で、所定距離の位置Dtは、(1)当該車両の前方を走行する前方車両の位置、または(2)当該車両が走行している道路の制限車速(最高速度標示の車速)で2.5秒間走行した距離の前方位置(制限車速100km/h(高速道路)の場合には70m、制限車速60km/h(一般道路)の場合には40m、制限車速30km/h(細街路)の場合には20m、)のうち、当該車両に近い方に設定される(図8(A),(B)参照)。なお、後述するように、この範囲に、信号機や道路標識(歩道橋や高架物に取り付けられるものも含む)が存在する場合は、前記所定高さH以上で、路面(0m)から信号機等の高さ(例えば5.5m)までを条件付描画可能エリアRbに設定する。
[4]歩道
地図データベース20等による道路に関する情報に、歩道(自車線または対向車線の側方に位置する歩行者用道路)が含まれている場合には、この歩道に歩行者や自転車等が存在している可能性があるため、車外風景のうち歩道が占める領域を条件付描画可能エリアRbに設定する。また、歩行者の身長を考慮して、当該歩道の路面から所定高さh(例えば2m)までの範囲も条件付描画可能エリアRbに設定する。つまり、歩道については、高さ方向も条件付描画可能エリアRbに設定される。なお、後述するように、当該道路に中央分離帯が存在したり、当該道路が自動車専用道路である場合には、例外がある。
なお、上述した道路に関する情報として、車線やその数、交差点、中央分離帯、信号機、道路標識、歩道等の認識は、地図データベース20に蓄積されている道路情報に基づいて行われるが、フロントカメラ16やリアカメラ15による画像情報に基づいて行っても良い。また、表示エリア設定部10cは、特許請求の範囲に記載の「表示領域設定手段」に相当し得るものである。
このように本実施形態では、地図データベース20等の道路に関する情報に基づいて、運転者に重要な情報が多い範囲を条件付描画可能エリアRbに設定する(図2(B))。そして、表示エリアArのうち、条件付描画可能エリアRbに設定されなかった範囲を運転者に重要な情報が少ない範囲と判断しその範囲を描画可能エリアRaに設定する(図2(A))。描画可能エリアRaは、道路に関する情報に基づいて設定することができないものである。なお、図2(A),図2(B)に示される符号Kが指すものは、当該車両のボンネットであり当該範囲は描画可能エリアRaに設定される。
表示画像生成部10dは、運転者から見て、条件付描画可能エリアRbで表示されるシンボルSに重なる車外風景の視認性が、描画可能エリアRaで表示されるシンボルSに重なる車外風景の視認性よりも高くなるように表示制御をHMD17等に行う機能を有する。具体的には、シンボルSに重なる車外風景が運転者に透けて見える程度、つまり視認可能にシンボルSの透明度を高める表示制御をしたり、シンボルSの輪郭線だけを表示して当該輪郭線で囲まれる内側を表示しない、いわゆる中抜きの表示制御をする。またシンボルSの通常の不透明な表示を所定周期で間欠的に行うブリンク表示制御(例えば1秒周期の点滅)をしても良い。
換言すると、条件付描画可能エリアRbで表示されるシンボルSの視認性を当該シンボルSに重なる車外風景の視認性よりも低くする表示制御をHMD17等に行い、また描画可能エリアRaで表示されるシンボルSの視認性を当該シンボルSに重なる車外風景の視認性よりも高くする表示制御をHMD17等に行う。なお、表示画像生成部10dは、特許請求の範囲に記載の「表示制御手段」に相当し得るものである。
表示画像生成部10dは、運転者から見て、条件付描画可能エリアRbで表示されるシンボルSに重なる車外風景の視認性が、描画可能エリアRaで表示されるシンボルSに重なる車外風景の視認性よりも高くなるように表示制御をHMD17等に行う機能を有する。具体的には、シンボルSに重なる車外風景が運転者に透けて見える程度、つまり視認可能にシンボルSの透明度を高める表示制御をしたり、シンボルSの輪郭線だけを表示して当該輪郭線で囲まれる内側を表示しない、いわゆる中抜きの表示制御をする。またシンボルSの通常の不透明な表示を所定周期で間欠的に行うブリンク表示制御(例えば1秒周期の点滅)をしても良い。
このようにナビゲーション装置を構成することによって、図3に示すように、ナビゲーションECU10による重畳表示処理は行われる。この処理は、例えば、ナビゲーションECU10の電源が投入された直後から、前述したナビゲーション部10aと共に起動され、半導体メモリに確保される作業領域やレジスタのフラグ等をクリアするといった所定の初期化処理後、以下説明するステップS101〜S105を、例えば100ミリ秒ごとに繰り返し実行している。
図3に示すように、重畳表示処理では、まずステップS101により車両位置検出処理が行われる。この処理は自車位置を特定するもので、前述の車両位置検出部10bにより行われる。本実施形態では、車両Kのある基準点に対する前後方向位置(例えば、自車の位置から前方交差点までの距離)と左右方向位置により自車の現在の絶対座標値と現在走行している道路のレーン位置とを特定する。
次のステップS103では、表示エリア設定処理が行われる。この処理は、HMD17やHUD18による表示エリアArにおいて、描画可能エリアRaおよび条件付描画可能エリアRbを設定する処理で、前述した表示エリア設定部10cにより行われる。この処理の詳細は、図4に図示されているので、ここからは図4を参照して説明する。また適宜、図6〜図9に示すエリア設定の例を参照する。図6〜図9に示す各エリア設定の例において、これから説明するように条件付描画可能エリアRbに設定されるエリアは、その範囲を明確にするため、灰色に着色されている。なお、このS103は、特許請求の範囲に記載の「表示領域設定手段」に相当し得るものである。
図4に示すように、表示エリア設定処理では、まずステップS201により描画可能エリア設定処理が行われる。この処理は、HMD17等による表示可能領域の全域、つまり表示エリアArの全範囲を、一旦、描画可能エリアRaに設定するもので、いわば初期化処理に相当するものである。
即ち、前述したように、条件付描画可能エリアRbが道路に関する情報に基づいて設定することができる一方で、描画可能エリアRaは、道路に関する情報に基づいて設定することができないため、最初に、表示エリアArの全範囲を描画可能エリアRaに設定し、その後の処理(S203〜)により条件付描画可能エリアRbを設定することで、結果的に、条件付描画可能エリアRbに設定されることなく残ったエリアを描画可能エリアRaとして設定している。つまり、消去法で描画可能エリアRaを設定している。
次のステップS203では、道路形状取得処理が行われる。この処理は、当該車両の走行する道路の形状が前方見通し範囲(進行方向で視界を妨げる障害物がなく一目に見える範囲)においてどのような形状をしているか、つまり道路形状(道路の幅員,車線数,傾斜角度,交差点等)を取得する。例えば、図6(A)や図6(B)に示す道路の例では、直線形状(例えば、図6(A):幅員8.5m,車線数3,傾斜角度0度、図6(B):幅員5.5m,車線数2,傾斜角度+2度)でありいずれも交差点が接続されており、また図7に示す道路の例は右回りのカーブ形状(例えば、幅員4.0m,車線数2,傾斜角度−2度)であるが交差点はない。このような道路形状等の情報は、地図データベース20等による地図情報に基づいて取得されるが、フロントカメラ16から出力される画像情報に基づいて取得しても良い。
また、このステップS203では、レーン数も取得される。即ち、当該車両の走行する道路のレーン数、つまり車線数を、地図データベース20等による道路に関する情報に基づいて取得する。例えば、図6(A)に示す道路の例では、当該車両の進行方向と同方向の車線として、自車線および隣接車線の合計で車線数2が取得される。また、図6(B)に示す道路の例では、自車線のみの車線数1が取得される。先のステップS101において取得された自車位置から自車のレーン位置が把握される。このレーン数も、フロントカメラ16からの画像情報に基づいて取得しても良い。
続くステップS205では、地物情報所得処理が行われる。この処理は、当該車両の走行する道路の路面にペイントされる道路標示や、道路に設置される道路標識、信号機、中央分離帯等の有無やこれらの高さや幅(分離帯幅等)等の地物の情報を取得する。例えば、図6(A)に示す道路の例では、停止線や横断歩道等の道路標示がペイントされており、また交差点には信号機Sgが設置されているため、これらの地物情報が取得される。なお、道路標識や信号機等、高さがあるものについては、これらの高さ情報も取得される。
ステップS207では、条件付描画可能エリア設定処理が行われる。即ち、ステップS203により道路形状、レーン数や交差点の有無に関する情報が取得されたので、これらと地図データベース20に記憶されている地図情報に基づいて、自車線範囲La、隣接車線範囲Lbおよび交差点範囲Isを、条件付描画可能エリアRbに設定する。図6(A),図6(B),図7に示す各例では、自車線範囲Laを太実線、隣接車線範囲Lbを一点鎖線、交差点範囲Isを太線の楕円で図示している。
ステップS209では、道路属性取得処理が行われる。この処理は、当該道路の属性情報として、例えば、道路種別(自動車専用道路、主要幹線道路、細街路等)を地図データベース20から取得する。
ステップS211では、当該道路に中央分離帯があるか否かを判断する処理が行われる。ステップS205により取得した地物情報に基づいて中央分離帯の有無が判断される。例えば、図8(A)や図8(B)に示すように、中央分離帯Cbが存在する場合には(S211;Yes)、ステップS213,S215をスキップしてステップS217に処理を移す。即ち、中央分離帯Cbが存在する場合には、対向車が対向車線から当該自車線に侵入する可能性が低いことから、対向車線を条件付描画可能エリアに設定する処理等(S213,S215)は行われない。
これに対し、図6(A),図6(B)や図7に示すように、中央分離帯Cbが存在しない場合には(S211;No)、続くステップS213により対向車線のレーン数を取得する処理が行われ、さらにステップS215によって対向車線を条件付描画可能エリアに設定する処理が行われる。これにより、図6(A),図6(B)や図7に示すように、対向車線の範囲Lc(二点鎖線)も条件付描画可能エリアRbに設定される。
ステップS217では、当該道路が自動車専用道路であるか否かを判断する処理が行われる。ステップS209により取得した道路属性情報に基づいて自動車専用道路に該当するか否かが判断される。例えば、図8(B)に示すように、自動車専用道路である場合には(S217;Yes)、ステップS219をスキップしてステップS221に処理を移す。即ち、自動車専用道路である場合には、側路の歩道を歩行者が通行している可能性が低いことから、歩道を条件付描画可能エリアに設定する処理(S219)は行われない。
これに対し、図6(A),図6(B),図7や図8(A)に示すように、自動車専用道路でない場合には(S217;No)、続くステップS219により当該道路の両側に存在する歩道を条件付描画可能エリアに設定する処理が行われる。なお、中央分離帯Cbが存在する場合には、対向車線側の歩道から中央分離帯Cbを越えて歩行者が自車線に侵入する可能性が低いことから、自車線側の歩道だけが条件付描画可能エリアに設定される。これにより、図6(A),図6(B),図7や図8(A)に示すように、歩道範囲Pv(点線)も条件付描画可能エリアRbに設定される。なお、歩道範囲Pvは路面から所定高さh(例えば2m)までの範囲も条件付描画可能エリアRbに設定される。
続くステップS221では、当該道路の前方所定範囲内(例えば当該車両の現在位置から50mの範囲内)に信号機Sgが存在するか否かを判断する処理が行われる。ステップS205により取得した地物情報に基づいて信号機Sgの有無が判断される。例えば、図6(A)や図9に示すように、信号機Sgが存在する場合には(S221;Yes)、次のステップS223により、当該信号機Sgが設置されている位置において路面から所定高さH(例えば信号機の高さ(5.5m))までの間を条件付描画可能エリアRbに設定する処理が行われる。なお、この条件付描画可能エリアRbの横幅Wは、原則として、信号機Sgが設置されている位置における、自車線、隣接車線および対向車線を含んだ全車線の幅に設定される。これにより、信号機Sg等の下方空間が進行方向範囲Fvとして、条件付描画可能エリアRbに設定される。ただし、自動車専用道路等の歩行者が自車線等に侵入する可能性の低い道路を走行する場合や高速走行をする場合においては、この条件付描画可能エリアRbの横幅Wとして自車線の幅に設定しても良い。
これに対し、図6(B),図7や図8に示すように、信号機Sgが存在しない場合には(S221;No)、ステップS225によって、当該車両前方の所定距離Dtの位置に、路面から所定高さH(例えば2m)までの間を条件付描画可能エリアRbに設定する処理が行われる。なお、この条件付描画可能エリアRbの横幅Wは、自車線、隣接車線および対向車線を含んだ全車線の幅に設定される。これにより、ステップS223と同様に、進行方向範囲Fvが条件付描画可能エリアRbに設定される。
なお、図6(A)や図9に示すように、信号機Sgや道路標識Sp等、道路から高さ方向に離れる所定位置の情報を有する地物については、当該車両からの離隔距離Dsに基づいて条件付描画可能エリアRbの所定高さH(第1領域の長さ)を設定しても良い。これにより、信号機Sgと当該車両との離隔距離Dsが離れている場合には、信号機Sg等の下方空間が狭くなり(条件付描画可能エリアRbの所定高さHが小さい;図9(A))、信号機Sgに当該車両が近づくほど信号機Sg等の下方空間が広くなる(条件付描画可能エリアRbの所定高さHが大きい;図9(B))というように、より現実に即した設定処理が可能になる。なお、当該車両Kからの離隔距離Dsは、当該車両Kの緯度・経度による現在位置と対象地物の緯度・経度による設置位置により算出される。
このような表示エリア設定処理による一連の情報処理が終了すると、図3に戻ってステップS105によるエリア別表示処理が行われる。この処理は、ステップS103により設定された表示エリアArにおける描画可能エリアRaや条件付描画可能エリアRbに、所定のシンボルSを表示するもので、詳細は、図4に図示されている。このため、ここからは図4および図9を参照して説明する。なお、このS105は、特許請求の範囲に記載の「表示制御手段」に相当し得るものである。
図4(A)に示すように、エリア別表示処理では、まずステップS301によりシンボル情報取得処理が行われる。この処理は、表示すべきシンボルの個数や属性(表示位置・範囲や表示態様)を表示エリア設定部10cから取得するものである。
例えば、図10(A)に示すような小型矢印タイプの進行方向を案内するシンボルSaの場合、表示位置は表示エリアArのほぼ中央または下方中心で、表示範囲は比較的狭い所定ピクセル(n×m)に設定され、また表示態様は、不透明表示(透過率が低い)と透明表示(透過率が高い特殊表示の一例)の双方が可能であるとすると、これらの情報がシンボル属性となる。これに対し、図10(A)に示すような仮想標識タイプのシンボルSbである場合には、表示態様が不透明のベタ塗り表示(透過率が低い)になるため、表示位置は表示エリアArの左側端で、表示範囲は縦長で広く、表示態様は特殊表示不能である旨の情報がシンボル属性となる。
また、図10(B)に示すような大型矢印タイプの進行方向を案内するシンボルScの場合には、いわゆる中抜き表示(特殊表示の一例)であるため、表示位置は表示エリアArのほぼ中央または下方中心で、表示範囲は比較的広く、特殊表示可能である旨の情報がシンボル属性となる。
ステップS305では、エリア属性取得処理が行われる。この処理は、シンボルSを表示すべきエリアの描画属性を取得するもので、具体的には、描画可能エリアRaであるか条件付描画可能エリアRbであるかの情報を取得する。
続くステップS307では、ステップS305により取得したエリアの描画属性に基づいて、当該エリアが描画可能エリアRaであるか(通常)、条件付描画可能エリアRbであるか(条件付)を判断する処理が行われる。そして、描画可能エリアRaである場合には(S307;通常)、ステップS309によりシンボルSを通常表示する処理を行い、条件付描画可能エリアRbである場合には(S307;条件付)、ステップS313によりシンボルSを特殊表示する処理を行う。
例えば、図10(A)に示すシンボルSaの場合、ステップS309による通常表示処理ではそれに重なる背景、つまり車外風景が透けることのない透過率が低い表示処理が行われ、またステップS313による特殊表示処理では背景の車外風景が透けて見える透過率が高い表示処理を行われる。また、図10(A)に示すシンボルSbの場合には、ステップS309による通常表示処理ではそれに重なる車外風景が透けることのない不透明な(透過率が低い)表示処理が行われ、またステップS313による特殊表示処理では、当該不透明な表示を所定周期で間欠的に行うブリンク表示(例えば1秒周期の点滅)が行われる。
また、図10(B)に示すシンボルScの場合には、ステップS309による通常表示処理およびステップS313による特殊表示処理のいずれにおいても、輪郭が不透明でその内側が透明である中抜き表示が行われる。
このように、本実施形態では、特殊表示処理(S313)によって、各シンボルSa(透過率が高い表示),Sb(ブリンク表示),Sc(中抜き表示)の視認性を、それに重畳される車外風景よりも低くすることによって、これらのシンボルSa,Sb,Scに重なる車外風景の視認性は相対的に高くなる。これにより、条件付描画可能エリアRbで表示されるシンボルSa,Sb,Scに重なる車外風景の視認性の方が、描画可能エリアRaで表示されるシンボルS(ベタ塗りの不透明表示)に重なる風景の視認性よりも高くなるため、シンボルSa,Sb,Scの背後に重なる車外風景を視覚により認識できる。
ステップS315では、表示対象となるシンボルSが全て表示されたか否かを判断する処理が、ステップS301により取得されたシンボル個数に基づいて行われる。まだ未表示のものが残っている場合には(S315;No)、ステップS305に処理を移し、残っていなければ(S315;Yes)、一連のエリア別表示処理を終了して、図3に示す重畳表示処理のステップS101に処理を戻す。そして、以上説明した重畳表示処理を繰り返し実行する(S101〜S105)。
なお、図5(B)に示すように、エリア別表示処理の他の例として、描画可能エリアRaや条件付描画可能エリアRbの各エリアごとに、シンボルSを表示するアルゴリズムを構成しても良い。即ち、図5(A)に示すエリア別表示処理では、複数種類あるシンボルSごとに、表示する描画可能エリアRaや条件付描画可能エリアRbを設定して表示したが、これとは逆に、複数存在するエリアRa,Rbごとに、表示対象となるシンボルSを表示しても良い。
図5(B)に示すように、この処理例では、まずステップS501によりエリア情報取得処理が行われる。この処理は、表示すべきエリアの個数や属性(位置・範囲や条件の有無)を表示エリア設定部10cから取得するもので、図4を参照して説明した一連の表示エリア設定処理によって、描画可能エリアRaや条件付描画可能エリアRbの個数や位置・範囲に関する情報が得られるため、これを取得する。なお、条件の有無は、当該エリアが描画可能エリアRaであるか条件付描画可能エリアRbであるかを示す情報である。
続くステップS503では、当該エリアに表示すべきシンボルSが存在するか否かを判断する処理が行われる。例えば、図10(A)に示す例では、表示エリアArの下方(車両Kのボンネット)に位置する条件付描画可能エリアRbについて今回の処理を行っている場合には、シンボルSaが1つ存在するので、表示シンボルがあるとして(S503;Yes)、続くステップS505に処理を移す。これに対し、図10(B)に示す例では、表示エリアArの上方に位置する描画可能エリアRaには、表示対象となるシンボルSが存在しないので、この場合には表示シンボルがないとして(S503;No)、続くステップS515に処理を移す。
次のステップS505では、エリア属性取得処理が行われる。この処理は、表示対象となるエリアの描画属性を取得するもので、ステップS501で取得されたエリア情報に基づいて、描画可能エリアRaであるか条件付描画可能エリアRbであるかを示す情報が取得される。ステップS507,S509,S513については、それぞれ、前述したステップS307,S309,S313と同様に処理される。これにより、当該エリアに表示すべきシンボルSが存在すれば、当該エリアの描画属性に応じシンボルSが表示される。
ステップS515では、表示すべきエリアが全て表示されたか否かを判断する処理が、ステップS501により取得されたエリアの個数に基づいて行われる。そして、未表示のものが残っている場合には(S515;No)、ステップS503に処理を移し、残っていなければ(S515;Yes)、一連のエリア別表示処理を終了する。
以上説明したように、本ナビゲーション装置によると、表示エリア設定部10cにより、HMD17等によるシンボルSの表示エリアArにおいて条件付描画可能エリアRbと描画可能エリアRaとを設定し、表示画像生成部10dにより、運転者から見て、条件付描画可能エリアRbで表示されるシンボルSa,Scに重なる車外風景の視認性を描画可能エリアRaで表示されるシンボルSbに重なる車外風景の視認性よりも高くするようにシンボルSを重畳表示させる表示制御をHMD17等に行う。
これにより、条件付描画可能エリアRbで表示されるシンボルSa,Scに重なる車外風景の視認性の方が、描画可能エリアRaで表示されるシンボルSbに重なる車外風景の視認性よりも高くなるので、運転者から見た車外風景において、道路標示や標識等の道路に関する情報およびその周囲にシンボルSa,Scが重畳表示されたとしても、運転者は条件付描画可能エリアRbのシンボルSa,Scの背後に重なる車外風景を、描画可能エリアRaにシンボルSbが表示された場合のシンボルSbの背後に重なる車外風景よりも視覚により認識しやすくすることが可能となる。したがって、車外風景を構成する道路標示や標識等の道路に関する情報に基づいて定められる条件付描画可能エリアRbにおいては、描画可能エリアRaに比べて運転者の視界の妨げになり難い重畳表示をすることができる。
なお、上述した実施形態では、表示手段として、HMD17およびHUD18を例示して説明したが、例えば、フロントカメラ16によって撮影される車外風景をモニタECU50のモニタ画面に映し出し、この画面を描画可能エリアRaと条件付描画可能エリアRbとに分けて前述したようにシンボルSを重畳表示しても良い。この構成の場合、HMD17等と同様に、両描画エリアに対して、運転者から見て、条件付描画可能エリアRbで表示されるシンボルSa,Scに重なる車外風景の視認性を、描画可能エリアRaで表示されるシンボルSbに重なる車外風景の視認性よりも高くするように、シンボルSa,Scの重畳表示制御を行っても良いし、また条件付描画可能エリアRbに表示される不透明表示のシンボルSの背後に重なる風景画像を、さらに不透明表示のシンボルSの前面に重ねてこのシンボルSが透けて見える程度の透過率の透明表示をするように背後の風景画像の重畳表示制御を行っても良い。
これにより、いずれの重畳表示制御でも、条件付描画可能エリアRbで表示されるシンボルSa,Sc,Sに重なる風景の視認性の方が、描画可能エリアRaで表示されるシンボルSbに重なる風景の視認性よりも高くなるため、運転者は条件付描画可能エリアRbのシンボルSa,Sc,Sの背後に重なる車外風景を、描画可能エリアRaにシンボルSbが表示された場合のシンボルSbの背後に重なる車外風景よりも視覚により認識しやすくすることが可能となる。
また、以上説明した実施形態では、運転者から見た当該車両Kの前方風景について重畳表示をする例を挙げて説明したが、本発明はこれに限られず、例えば、運転者から見た当該車両の側方風景や後方風景についても同様に適用することができ、上述したものと同様の作用効果を得ることができる。また、上述した例では、運転者を対象に説明をしたが、HMD17やHUD18を装着している者であれば、上述したものと同様の作用効果を得ることができる。
10…ナビゲーションECU
10a…ナビゲーション部
10b…車両位置検出部
10c…表示エリア設定部(表示領域設定手段)
10d…表示画像生成部(表示制御手段)
16…フロントカメラ
17…HMD(表示手段)
18…HUD(表示手段)
20…地図データベース
50…モニタECU(表示手段)
Ar…表示エリア(情報像の表示可能領域)
Ra…描画可能エリア(第2領域)
Rb…条件付描画可能エリア(第1領域)
S…シンボル(情報像)
K…車両のボンネット

Claims (4)

  1. 所定情報を表す情報像を運転者から見た車両外の風景に重畳表示する表示手段と、
    前記表示手段による前記情報像の表示可能領域において「前記風景を構成する道路に関する情報に基づいて定めることのできる第1領域」と「前記道路に関する情報に基づいて定めることのできない第2領域」とを設定する表示領域設定手段と、
    前記運転者から見て、前記第1領域で表示される前記情報像に重なる前記風景の視認性を、前記第2領域で表示される前記情報像に重なる前記風景の視認性よりも高くする表示制御を前記表示手段に行う表示制御手段と、
    を備えることを特徴とする情報表示装置。
  2. 前記表示領域設定手段は、前記道路に関する情報のうち、前記道路から高さ方向に離れる所定位置の情報を有する地物については、
    前記車両から前記地物までの離隔距離に基づいて、前記所定位置に対応する前記第1領域の高さ方向の長さを設定することを特徴とする請求項1記載の情報表示装置。
  3. 前記表示制御手段は、
    前記第1領域で表示される前記情報像の視認性を当該情報像に重なる前記風景の視認性よりも低くする表示制御を行い、
    前記第2領域で表示される前記情報像の視認性を当該情報像に重なる前記風景の視認性よりも高くする表示制御を行うことを特徴とする請求項1または2記載の情報表示装置。
  4. 前記道路に関する情報は、前記車両が走行し得る道路の地図情報、または前記風景を撮影した画像情報、に含まれることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の情報表示装置。
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