JP2010233901A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】メインCPU101aは、第1始動口9または第2始動口10に遊技球が入賞すると、特別図柄判定用乱数値と大当たり図柄用乱数値と転落判定用乱数値を取得し、かかる乱数値に基づいて始動入賞指定コマンドを生成し、生成した始動入賞指定コマンドを演出制御基板102に送信する。始動入賞指定コマンドを受信した演出制御基板102のサブCPU102aは、始動入賞指定コマンドを解析し、特別図柄判定用乱数値と大当たり図柄用乱数値と転落判定用乱数値との情報に基づいて保留表示態様を決定する。
【選択図】図14
Description
特に、転落抽選が行われる高確率遊技状態においては、単に転落抽選の結果を報知するだけであると、遊技者が落胆するようなマイナスの演出になりがちであるところ、遊技者が興趣を減退させないような転落抽選の結果を報知することが望まれていた。
これにより、大当たり図柄用乱数値と転落判定用乱数値とを先読みして、今後の遊技結果に基づいた報知態様を事前に報知することができるので、より遊技の興趣の向上を図ることができる。
特に、転落判定用乱数値だけを先読みして報知態様を決定してしまうと、遊技者が落胆するようなマイナスの演出になりがちであるところ、転落判定用乱数値と併せて大当たり図柄用乱数値も先読みしているので、特別遊技の種類や高確率遊技状態への移行の有無を事前に示唆するプラスの演出も実行できるので、より遊技の興趣の向上を図ることができる。
これにより、特別図柄判定用乱数値も先読みして、大当たりの判定結果も事前に報知できるので、より遊技の興趣の向上を図ることができる。
これにより、報知態様に対応する遊技が行われるまでの間、事前の遊技結果を推測しながら遊技を行うことができ、より遊技の興趣の向上を図ることができる。
図1は本発明の遊技機の一例を示す正面図であり、図2は遊技機の裏面側の斜視図である。
遊技者が操作ハンドル3に触れると、操作ハンドル3内にあるタッチセンサ3bが、操作ハンドル3に遊技者が触れたことを検知し、発射制御基板106にタッチ信号を送信する。発射制御基板106は、タッチセンサ3bからタッチ信号を受信すると、発射用ソレノイド4aの通電を許可する。そして、操作ハンドル3の回転角度を変化させると、操作ハンドル3に直結しているギアが回転し、ギアに連結した発射ボリューム3aのつまみが回転する。この発射ボリューム3aの検出角度に応じた電圧が、遊技球発射機構に設けられた発射用ソレノイド4aに印加される。そして、発射用ソレノイド4aに電圧が印加されると、発射用ソレノイド4aが印加電圧に応じて作動するとともに、操作ハンドル3の回動角度に応じた強さで、遊技領域6に向けて遊技球を発射する。
また、上記遊技領域6には、複数の一般入賞口7が設けられている。これら各一般入賞口7には、一般入賞口検出スイッチ7aが設けられており、この一般入賞口検出スイッチ7aが遊技球の入球を検出すると、所定の賞球(例えば10個の遊技球)が払い出される。
なお、上記第1始動口9および第2始動口10には、遊技球の入球を検出する第1始動口検出スイッチ9aおよび第2始動口検出スイッチ10aがそれぞれ設けられており、これら検出スイッチが遊技球の入球を検出すると、後述する大当たり遊技を実行する権利獲得の抽選(以下、「大当たりの抽選」という)が行われる。また、検出スイッチ9a、10aが遊技球の入球を検出した場合にも、所定の賞球(例えば3個の遊技球)が払い出される。本実施形態では、始動口検出スイッチ9aおよび第2始動口検出スイッチ10aが始動領域検出手段を構成する。
具体的には、上記遊技領域6の略中央部分には、液晶表示器(LCD)等からなる液晶表示装置13が設けられており、この液晶表示装置13の右側面には、演出役物装置14、15が設けられている。さらに、遊技盤2の上部位置および下部位置の双方には、演出用照明装置16が設けられており、上記操作ハンドル3の左側には、演出ボタン17が設けられている。
また、後述するように大当たりの抽選の権利が留保されている場合、第1始動口9に遊技球が入球して留保される大当たりの抽選の権利としての第1保留に対応して、液晶表示装置13において第1保留表示28が表示され、第2始動口10に遊技球が入球して留保される大当たりの抽選の権利としての第2保留に対応して、液晶表示装置13において第2保留表示29が表示される。特に、液晶表示装置13において表示される第1保留表示28と第2保留表示29とは、後述する第1特別図柄保留表示器22と第2特別図柄保留表示器23との留保個数の表示とは異なり、単に留保個数を表示するだけではなく、遊技結果も大当たり抽選が行われる前から事前に示唆するように構成されている。なお、詳しくは図14および図15を用いて後述する。さらに、遊技状態を報知するために、遊技状態に対応した背景画像を表示する。
本実施形態では、演出図柄30、第1保留表示28、第2保留表示29を表示する液晶表示装置13が報知手段を構成するが、演出役物装置14、15、演出用照明装置16、音声出力装置18での報知態様を用いて、演出役物装置14、15、演出用照明装置16、音声出力装置18を報知手段としてもよい。また、演出図柄30を変動表示および停止表示させる液晶表示装置13が図柄表示手段を構成する。
これら両保留は、それぞれ上限留保個数を4個に設定し、その留保個数は、それぞれ第1特別図柄保留表示器22と第2特別図柄保留表示器23とに表示される。なお、第1保留が1つの場合には、第1特別図柄保留表示器22の左側のLEDが点灯し、第1保留が2つの場合には、第1特別図柄保留表示器22の2つのLEDが点灯する。また、第1保留が3つの場合には、第1特別図柄保留表示器22の左側のLEDが点滅するとともに右側のLEDが点灯し、第1保留が4つの場合には、第1特別図柄保留表示器22の2つのLEDが点滅する。また、第2特別図柄保留表示器23においても、上記と同様に第2保留の留保個数が表示される。
そして、普通図柄の上限留保個数も4個に設定されており、その留保個数が、上記第1特別図柄保留表示器22および第2特別図柄保留表示器23と同様の態様によって、普通図柄保留表示器24において表示される。
次に、図3の遊技機のブロック図を用いて、遊技の進行を制御する制御手段について説明する。
また、主制御基板101は、遊技店のホールコンピュータ等において遊技機の管理をするために必要となる外部情報信号を遊技情報出力端子板108に出力する。
例えば、特別図柄変動の停止結果を大当りとするか否かを判定する際に参照される大当り判定テーブル(図4(a)、図4(b)参照)、普通図柄変動の停止結果を当りとするか否かを判定する際に参照される当り判定テーブル(図4(c)参照)、高確率遊技状態を終了するか否かを判定するための転落判定テーブル(図4(d)参照)特別図柄の停止図柄を決定する図柄決定テーブル(図5参照)、特別図柄に基づいて遊技状態変更フラグを決定する決定テーブル(図6(a)参照)、遊技状態変更フラグと遊技状態バッファにあるデータとに基づいて遊技状態を決定するための大当たり終了時設定データテーブル(図6(b)参照)、大入賞口開閉扉11bの開閉条件を決定する特別電動役物作動態様決定テーブル(図7参照)、長当たり用開放態様決定テーブル(図8(a)参照)、短当たり用開放態様決定テーブル(図8(b)参照)、小当たり用の開放態様決定テーブル(図8(c)参照)、特別図柄の変動パターンを決定する変動パターン決定テーブル(図9参照)等がメインROM101bに記憶されている。これら各種テーブルの具体例は図4〜図12において、後述する。
なお、上述したテーブルは、本実施形態におけるテーブルのうち、特徴的なテーブルを一例として列挙しているに過ぎず、遊技の進行にあたっては、この他にも不図示のテーブルやプログラムが多数設けられている。
例えば、メインRAM101cには、普通図柄保留数(G)記憶領域、普通図柄保留記憶領域、第1特別図柄保留数(U1)記憶領域、第2特別図柄保留数(U2)記憶領域、判定記憶領域、第1特別図柄記憶領域、第2特別図柄記憶領域、高確率遊技状態の残り変動回数(X)記憶領域、時短遊技状態の残り変動回数(J)記憶領域、ラウンド遊技回数(R)記憶領域、開放回数(K)記憶領域、大入賞口入球数(C)記憶領域、遊技状態記憶領域、遊技状態バッファ、停止図柄データ記憶領域、遊技状態変更フラグ記憶領域、演出用伝送データ格納領域、各種のタイマカウンタが設けられている。そして、遊技状態記憶領域は、時短遊技フラグ記憶領域、高確率遊技フラグ記憶領域、特図特電処理データ記憶領域、普図普電処理データ記憶領域を備えている。なお、上述した記憶領域も一例に過ぎず、この他にも多数の記憶領域が設けられている。本実施形態では、第1特別図柄記憶領域および第2特別図柄記憶領域が保留記憶手段を構成する。
例えば、主制御基板から受信した変動パターン指定コマンドに基づいて演出パターンを決定するための演出パターン決定テーブル(図13参照)、第1始動口9に遊技球が入賞したときに液晶表示装置13等において保留表示の表示態様を決定するための保留表示態様決定テーブル(図14参照)、第2始動口10に遊技球が入賞したときに液晶表示装置13等において保留表示の表示態様を決定するための保留表示態様決定テーブル(図15参照)、停止表示する演出図柄30の組み合わせを決定するための演出図柄決定テーブル(図16参照)等がサブROM102bに記憶されている。なお、上述したテーブルは、本実施形態におけるテーブルのうち、特徴的なテーブルを一例として列挙しているに過ぎず、遊技の進行にあたっては、この他にも不図示のテーブルやプログラムが多数設けられている。
サブRAM102cには、コマンド受信バッファ、遊技状態記憶領域、演出モード記憶領域、演出パターン記憶領域、演出図柄記憶領域、第1保留記憶領域、第2保留記憶領域等が設けられている。なお、上述した記憶領域も一例に過ぎず、この他にも多数の記憶領域が設けられている。
また、RTC102dを設けずに、バックアップRAMとしての機能を有するサブRAM102cに設けたカウンタを、所定時間ごと(例えば2ms毎)にカウントアップすることによって時間を計時してもよい。
また、図示しない遊技球貸出装置(カードユニット)が払出制御基板103に接続されているか確認し、遊技球貸出装置(カードユニット)が接続されていれば、発射制御基板106に遊技球を発射させることを許可する発射制御データを送信する。
ここで、発射用ソレノイド4aの回転速度は、発射制御基板106に設けられた水晶発振器の出力周期に基づく周波数から、約99.9(回/分)に設定されている。これにより、1分間における発射遊技数は、発射ソレノイドが1回転する毎に1個発射されるため、約99.9(個/分)となる。すなわち、遊技球は約0.6秒毎に発射されることになる。
すなわち、演出図柄画像やキャラクター画像は背景画像よりも手前に見えるように表示される。このとき、同一位置に背景画像と図柄画像が重なる場合、Zバッファ法など周知の陰面消去法により各画像データのZバッファのZ値を参照することで、図柄画像を優先してVRAMに記憶させる。
具体的には、大当り判定テーブルは、低確率時乱数判定テーブルと高確率時乱数判定テーブルとから構成され、遊技状態を参照し、低確率時乱数判定テーブルまたは高確率時乱数判定テーブルが選択され、選択されたテーブルと抽出された特別図柄判定用乱数値に基づいて、「大当たり」か「小当たり」か「ハズレ」かを判定するものである。
例えば、図4(a)に示す第1特別図柄表示装置19における低確率時乱数判定テーブルによれば、「7」、「317」の2個の特別図柄判定用乱数値が大当たりと判定される。一方、この高確率時乱数判定テーブルによれば「7」、「37」、「67」、「97」、「127」、「157」、「187」、「217」、「247」、「277」、「317」、「337」、「367」、「397」、「427」、「457」、「487」、「517」、「547」、「577」の10個の特別図柄判定用乱数値が大当たりと判定される。また、低確率時乱数判定テーブルを用いても高確率時乱数判定テーブルを用いても、特別図柄判定用乱数値が「50」、「100」、「150」、「200」の4個の特別図柄判定用乱数値であった場合に「小当たり」と判定される。なお、上記以外の乱数値であった場合には、「ハズレ」と判定される。
従って、特別図柄判定用乱数値の乱数範囲が0〜598であるから、低確率時に大当たりと判定される確率は1/299.5であり、高確率時に大当たりと判定される確率は10倍アップして1/29.9である。また、小当たりと判定される確率は、低確率と高確率時ともに1/149.75となる。
具体的には、当たり判定テーブルは、非時短遊技状態時乱数判定テーブルと時短遊技状態時乱数判定テーブルとから構成され、遊技状態を参照し、非時短遊技状態時乱数判定テーブルまたは時短遊技状態時乱数判定テーブルが選択され、選択されたテーブルと抽出された当たり判定用乱数値に基づいて、「当たり」か「ハズレ」かを判定するものである。
例えば、図4(c)に示す非時短遊技状態時乱数判定テーブルによれば、「0」という1個の当たり判定用乱数値が当たりと判定される。一方、この時短遊技状態時乱数判定テーブルによれば「0」〜「9」の10個の当たり判定用乱数値が当たりと判定される。なお、上記以外の乱数値であった場合には、「ハズレ」と判定される。
従って、当たり判定用乱数値の乱数範囲が0〜10であるから、非時短遊技状態時時に大当たりと判定される確率は1/11であり、時短遊技状態時に大当たりと判定される確率は10倍アップして10/11である。
具体的には、転落判定テーブルによって、抽出された転落判定用乱数値に基づき、高確率遊技状態を終了するか否かを判定する。例えば、図4(d)に示す転落判定テーブルによれば、「0」または「1」という2個の転落判定用乱数値が高確率遊技状態を終了する(いわゆる高確率遊技状態から低確率遊技状態へと転落する)と判定される。一方、「2〜127」の126個の転落判定用乱数値は高確率遊技状態を終了させない(いわゆる高確率遊技状態を維持する)と判定される。
図5(a)は、大当たり時に停止図柄を決定するための図柄決定テーブルであり、図5(b)は、小当たり時に停止図柄を決定するための図柄決定テーブルであり、図5(c)は、ハズレ時に停止図柄を決定するための図柄決定テーブルである。また、より詳細には図柄決定テーブルも特別図柄表示装置ごとに構成され、第1特別図柄表示装置用の図柄決定テーブルと第2特別図柄表示装置用の図柄決定テーブルとから構成されている。
また、決定した特別図柄の種類(停止図柄データ)に基づいて、演出制御基板102に特別図柄の情報を送信する制御コマンドとして、演出図柄指定コマンドを生成する。ここで、制御コマンドは、1コマンドが2バイトのデータで構成されており、制御コマンドの分類を識別するため1バイトのMODEデータと、実行される制御コマンドの内容(機能)を示す1バイトのDATAデータとから構成される。このことは、後述する変動パターン指定コマンド、始動入賞指定コマンドについても同様である。
そうすると、本実施形態における図5(a)に示す図柄決定テーブルの特徴としては、第2始動口10に遊技球が入球した場合に作動される第2特別図柄表示装置20においては、「短当たり」が決定されないということがいえる(図7参照)。
これは、非時短遊技状態においては、第2始動口10にほとんど遊技球が入球しないのに、第2始動口10に遊技球が入球した場合に短当たりが決定されてしまうと、せっかく時短遊技状態を設けても、遊技者の遊技に対する意欲を減退させてしまうおそれがあるからである。このような遊技に対する意欲の減退を防止させるため、図5(a)に示す第2特別図柄表示装置20の図柄決定テーブルでは、短当たりに対応する特別図柄の種類(停止図柄データ)が決定されないようにしている。
具体的には、第1特定用特別図柄3(停止図柄データ03)の場合、遊技状態変更フラグとして02Hが決定される。そして、遊技状態バッファに高確率遊技フラグと時短遊技フラグとの両方がセットされていない遊技状態を示すデータ(00H:低確率遊技状態、非時短遊技状態)または、高確率遊技フラグはセットされているが時短遊技フラグはセットされていない遊技状態を示すデータ(01H:高確率遊技状態、非時短遊技状態)が記憶されていれば、大当たり終了後には高確率遊技フラグをセットするとともに、確率遊技状態の残り変動回数(X)を10000回にセットするものの、時短遊技フラグのセットは行わず、時短遊技状態の残り変動回数(J)も0回にセットする。一方、遊技状態バッファに高確率遊技フラグがセットされていないが時短遊技フラグがセットされている遊技状態を示すデータ(02H:低確率遊技状態、時短遊技状態)または、高確率遊技フラグと時短遊技フラグとの両方がセットされている遊技状態を示すデータ(03H:高確率遊技状態、時短遊技状態)が記憶されていれば、大当たり終了後には高確率遊技フラグをセットするとともに、確率遊技状態の残り変動回数(X)を10000回にセットし、時短遊技フラグもセットして、時短遊技状態の残り変動回数(J)も10000回にセットする。
これにより、時短遊技状態の残り変動回数(J)を変化させ、大当たり当選時の遊技状態が何であるかの楽しみを遊技者に付与することができる。
具体的には、ラウンド遊技回数(R)、開放回数(K)、開放時間、閉鎖時間がそれぞれ対応付けられて記憶されている。
また、「短当たり」または「小当たり」の開放時間(0.052秒)は、上述したように遊技球が1個発射される時間(約0.6秒)よりも短いため、大入賞口開閉扉11bが開放したとしても大入賞口11に入賞することが困難であり、「短当たり」または「小当たり」の開放態様は「不利な開放態様」といえる。一方、「長当たり」の開放時間(29.5秒)は、遊技球が1個発射される時間(約0.6秒)よりも長いため、「有利な開放態様」といえる。
具体的には、変動パターン決定テーブルによって、大当たりの判定結果、停止する特別図柄、時短遊技状態の有無、特別図柄保留数、リーチ判定用乱数値及び変動パターン用乱数値に基づき、変動パターンが決定される。そして、決定した変動パターンに基づいて、特別図柄の変動時間が決定されるとともに、演出制御基板102に特別図柄の情報を送信する変動パターン指定コマンドが生成される。従って、「変動パターン」とは、少なくとも大当たりの判定結果及び特別図柄の変動時間を定めるものといえる。また、大当たりまたは小当たりのときには、必ずリーチを行うように構成しているため、大当たりまたは小当たりのときにはリーチ判定用乱数値を参照しないように構成されている。なお、リーチ判定用乱数値及び変動パターン用乱数値は、乱数範囲が100個(0〜99)に設定されている。
具体的には、第1特別図柄表示装置及び第2特別図柄表示装置の低確率遊技状態時の事前判定テーブルによって、遊技球が始動口に入賞したことを検出した始動口検出スイッチの種別、特別図柄判定用乱数値、大当たり図柄用乱数値、リーチ判定用乱数値等に基づいて、始動口の判定情報を事前に示すための始動入賞指定コマンドが生成される。例えば、低確率遊技状態時において第1始動口検出スイッチ9aからの検出信号を入力し、特別図柄判定用乱数値が「7」であって、大当たり図柄用乱数値が「0」である場合には、始動入賞指定コマンドとして、E8H00Hの始動入賞指定コマンドが生成されることとなる。
このことは、後述する図11の第1特別図柄表示装置の高確率遊技状態時の事前判定テーブル、図12の第2特別図柄表示装置の高確率遊技状態時の事前判定テーブルについても同様である。なお、図11の第1特別図柄表示装置の高確率遊技状態時の事前判定テーブル、図12の第2特別図柄表示装置の高確率遊技状態時の事前判定テーブルにおいては、転落判定用乱数値によって高確率遊技状態を終了するか否か(すなわち、転落させるか否か)も参照され、始動入賞指定コマンドによって高確率遊技状態の終了の有無も判別できる。
具体的には、第1特別図柄表示装置の高確率遊技状態時の事前判定テーブルによって、特別図柄判定用乱数値、大当たり図柄用乱数値、リーチ判定用乱数値および転落判定用乱数値等に基づいて、始動口の判定情報を事前に示すための始動入賞指定コマンドが生成される。例えば、高確率遊技状態時において第1始動口検出スイッチ9aからの検出信号を入力し、転落判定用乱数値が「1」、特別図柄判定用乱数値が「7」、大当たり図柄用乱数値が「0」である場合には、始動入賞指定コマンドとして、E8H10Hの始動入賞指定コマンドが生成されることとなる。
具体的には、第2特別図柄表示装置の高確率遊技状態時の事前判定テーブルによって、特別図柄判定用乱数値、大当たり図柄用乱数値、リーチ判定用乱数値および転落判定用乱数値等に基づいて、始動口の判定情報を事前に示すための始動入賞指定コマンドが生成される。例えば、高確率遊技状態時において第2始動口検出スイッチ10aからの検出信号を入力し、転落判定用乱数値が「1」、特別図柄判定用乱数値が「7」、大当たり図柄用乱数値が「0」である場合には、始動入賞指定コマンドとして、E8H20Hの始動入賞指定コマンドが生成されることとなる。
なお、「変動演出パターン」とは、特別図柄の変動中に行われる演出手段(液晶表示装置13、音声出力装置18、演出用照明装置16、演出用役物装置14、15)における具体的な演出態様をいい、変動演出パターンによって液晶表示装置13に表示される背景の表示態様、キャラクタの表示態様、演出図柄30の変動態様が決定される。また、本実施形態でいう「リーチ」とは、特別遊技に移行することを報知する図柄の組合せの一部が停止表示され、他の図柄が変動表示を行っている状態をいう。例えば、大当たり遊技に移行することを報知する演出図柄30の組合せとして「777」の3桁の演出図柄30の組み合わせが設定されている場合に、2つの演出図柄30が「7」で停止表示され、残りの演出図柄30が変動表示を行っている状態をいう。
すなわち、図14は、大当たりの判定を行うことができない状態で第1始動口検出スイッチ9aによって遊技球が検出されたときに、大当たりの判定を行うことができる状態になるまで、取得した特別図柄判定用乱数値、大当たり図柄用乱数値、小当たり図柄用乱数値、リーチ判定用乱数値、転落判定用乱数値を記憶保持していることを報知する第1保留表示28の保留表示態様を決定するためのテーブルである。図15は、大当たりの判定を行うことができない状態で第2始動口検出スイッチ10aによって遊技球が検出されたときに、大当たりの判定を行うことができる状態になるまで、取得した特別図柄判定用乱数値、大当たり図柄用乱数値、小当たり図柄用乱数値、リーチ判定用乱数値、転落判定用乱数値を記憶保持していることを報知する第2保留表示29の保留表示態様を決定するためのテーブルである。なお、「大当たりの判定を行うことができない状態」とは、第1特別図柄表示装置83または第2特別図柄表示装置84が特別図柄の変動表示を行っている状態や、大当たり遊技処理(図21参照)を行っている状態をいう。
具体的には、保留表示データ0〜4の5種類のデータに基づいて第1保留表示28として、「赤色」の所定のキャラクタ画像が液晶表示装置13に表示される。また、保留表示データ5〜9の5種類のデータに基づいて第2保留表示29として、「青色」の所定のキャラクタ画像が液晶表示装置13に表示される。これにより、保留表示態様が、第1始動口9の第1保留表示28なのか第2始動口10による第2保留表示29なのかを区別することができる。
そして、図14の第1始動口用の保留表示態様決定テーブルは、全ての「始動入賞指定コマンド」において保留表示データ0が決定されうるように構成し、図15の第2始動口用の保留表示態様決定テーブルは、全ての「始動入賞指定コマンド」において保留表示データ5が決定されうるように構成している。
従って、保留表示データ0に基づく「第1通常表示態様」と保留表示データ5に基づく「第2通常表示態様」とは、全ての大当たり、リーチの有無、高確率遊技状態の終了の有無において決定されることになるから、第1始動口9または第2始動口10による保留表示態様の区別以外は、遊技者にとって細かい情報を絞り込めず、いわゆる通常の保留表示の役割を持つ。
そして、図14の第1始動口用の保留表示態様決定テーブルは、「始動入賞指定コマンド」が「E8H15H(第1始動口、転落、リーチ有ハズレ)」または「E8H16H(第1始動口、状態維持、確変長当たり)」であって、演出用乱数値2が所定の値であった場合に保留表示データ1が決定されるように構成している。また、図15の第2始動口用の保留表示態様決定テーブルは、「始動入賞指定コマンド」が「E9H14H(第2始動口、転落、リーチ有ハズレ)」または「E9H15H(第2始動口、状態維持、確変長当たり)」であって、演出用乱数値2が所定の値であった場合に保留表示データ6が決定されるように構成している。
従って、保留表示データ1に基づく「第1特定表示態様1」と保留表示データ6に基づく「第2特定表示態様1」とは、始動口を区別する情報を除くと「転落、リーチ有ハズレ」か「状態維持、確変長当たり」を示唆することになる。
そして、図14の第1始動口用の保留表示態様決定テーブルは、「始動入賞指定コマンド」が「E8H13H(第1始動口、転落、小当たり)」、「E8H14H(第1始動口、転落、リーチ無しハズレ)」、「E8H17H(第1始動口、状態維持、確変短当たり)」、「E8H19H(第1始動口、状態維持、小当たり)」または「E8H1AH(第1始動口、状態維持、リーチ無しハズレ)」であって、演出用乱数値2が所定の値であった場合に保留表示データ2が決定されるように構成している。また、図15の第2始動口用の保留表示態様決定テーブルは、「始動入賞指定コマンド」が「E9H12H(第2始動口、転落、小当たり)」、「E9H13H(第2始動口、転落、リーチ無しハズレ)」、「E9H17H(第2始動口、状態維持、小当たり)」または「E9H18H(第2始動口、状態維持、リーチ無しハズレ)」であって、演出用乱数値2が所定の値であった場合に保留表示データ7が決定されるように構成している。
従って、保留表示データ2に基づく「第1特定表示態様2」と保留表示データ7に基づく「第2特定表示態様2」とは、始動口を区別する情報を除くと「転落、リーチ無しハズレ」、「状態維持、リーチ無しハズレ」、「転落、小当たり」、「状態維持、小当たり」または「状態維持、確変短当たり」を示唆することになる。
そして、図14の第1始動口用の保留表示態様決定テーブルは、「始動入賞指定コマンド」が、「E8H14H(第1始動口、転落、リーチ無しハズレ)」、「E8H16H(第1始動口、状態維持、確変長当たり)」または「E8H1BH(第1始動口、状態維持、リーチ有りハズレ)」であって、演出用乱数値2が所定の値であった場合に保留表示データ3が決定されるように構成している。また、図15の第2始動口用の保留表示態様決定テーブルは、「始動入賞指定コマンド」が「E9H13H(第2始動口、転落、リーチ無しハズレ)」、「E9H15H(第2始動口、状態維持、確変長当たり)」または「E9H19H(第2始動口、状態維持、リーチ有りハズレ)」であって、演出用乱数値2が所定の値であった場合に保留表示データ8が決定されるように構成している。
従って、保留表示データ3に基づく「第1特定表示態様3」と保留表示データ8に基づく「第2特定表示態様3」とは、始動口を区別する情報を除くと「転落、リーチ無しハズレ」、「状態維持、リーチ有りハズレ」または「状態維持、確変長当たり」を示唆することになる。
そして、図14の第1始動口用の保留表示態様決定テーブルは、「始動入賞指定コマンド」が、「E8H15H(第1始動口、転落、リーチ有りハズレ)」、「E8H16H(第1始動口、状態維持、確変長当たり)」または「E8H1AH(第1始動口、状態維持、リーチ無しハズレ)」であって、演出用乱数値2が所定の値であった場合に保留表示データ3が決定されるように構成している。また、図15の第2始動口用の保留表示態様決定テーブルは、「始動入賞指定コマンド」が「E9H14H(第2始動口、転落、リーチ有りハズレ)」、「E9H15H(第2始動口、状態維持、確変長当たり)」または「E9H18H(第2始動口、状態維持、リーチ無しハズレ)」であって、演出用乱数値2が所定の値であった場合に保留表示データ8が決定されるように構成している。
従って、保保留表示データ4に基づく「第1特定表示態様4」と保留表示データ9に基づく「第2特定表示態様4」とは、始動口を区別する情報を除くと「転落、リーチ有りハズレ」、「状態維持、リーチ無しハズレ」、「状態維持、確変長当たり」を示唆することになる。
すなわち、図16(b)に示す演出図柄決定テーブルでは、図16(a)に示す演出図柄決定テーブルと異なり、第1特定用特別図柄1または第2特定用特別図柄1(いわゆる高確率遊技状態に移行する長当たり図柄)において、演出図柄データとして「01H〜05H」の奇数の数字の組み合わせのからなる演出図柄30が決定されないこととなる。
これは、長当たり遊技の終了後に高確率遊技状態に移行したとしても、直後の保留記憶ですぐさま高確率遊技状態が終了してしまうと、高確率遊技状態に移行したことを認識して遊技の高揚を高めたにもかかわらず、遊技の興趣を著しく減退させてしまう。このため、当初から高確率遊技状態に移行しなかったようにすることで、遊技の興趣の維持を図っている。
次に、遊技が進行する際の遊技状態について説明する。本実施形態においては、「低確率遊技状態」「高確率遊技状態」「時短遊技状態」「非時短遊技状態」のいずれかの遊技状態にて遊技が進行する。ただし、遊技の進行中において、遊技状態が「低確率遊技状態」または「高確率遊技状態」である場合には、必ず「時短遊技状態」または「非時短遊技状態」となっている。つまり、「低確率遊技状態」であって、かつ「時短遊技状態」である場合と、「低確率遊技状態」であって、かつ「非時短遊技状態」である場合とが存在することとなる。なお、遊技を開始したときの遊技状態、すなわち遊技機1の初期の遊技状態は、「低確率遊技状態」であって「非時短遊技状態」に設定されており、この遊技状態を本実施形態においては「通常遊技状態」と称することとする。
これに対して「高確率遊技状態」というのは、上記大当たりの当選確率が1/29.9に設定された遊技状態をいう。したがって、「高確率遊技状態」では、「低確率遊技状態」よりも、「長当たり遊技」または「短当たり遊技」を実行する権利の獲得が容易となる。
したがって、「時短遊技状態」においては、「非時短遊技状態」よりも、普通図柄ゲート8を遊技球が通過する限りにおいて、第2始動口10が第2の態様に制御されやすくなる。これにより、「時短遊技状態」では、遊技者が遊技球を消費せずに遊技を進行することが可能となる。
なお、普通図柄の抽選において当たりに当選する確率を「非時短遊技状態」および「時短遊技状態」のいずれの遊技状態であっても変わらないように設定してもよい。
本実施形態においては、「長当たり」、「短当たり」の3種類の大当たりと、1種類の「小当たり」とが設けられている。
「長当たり遊技」においては、大入賞口11が開放されるラウンド遊技を計15回行う。各ラウンド遊技における大入賞口11の総開放時間は最大29.5秒に設定されており、この間に大入賞口11に所定個数の遊技球(例えば9個)が入球すると、1回のラウンド遊技が終了となる。つまり、「長当たり遊技」は、大入賞口11に遊技球が入球するとともに、当該入球に応じた賞球を遊技者が獲得できることから、多量の賞球を獲得可能な遊技である。
「短当たり遊技」においては、大入賞口11が開放されるラウンド遊技を計15回行う。ただし、各ラウンド遊技においては大入賞口11が1回のみ開放し、その開放時間が0.052秒に設定されている。この間に大入賞口11に所定個数の遊技球(例えば9個)が入球すると、1回のラウンド遊技が終了となるが、上記のとおり大入賞口11の開放時間が極めて短いため、遊技球が入球することはほとんどなく、また、遊技球が入球したとしても、1回のラウンド遊技で1個〜2個程度しか遊技球が入球することはない。なお、この「短当たり遊技」においても、大入賞口11に遊技球が入球した場合には、所定の賞球(例えば15個の遊技球)が払い出される。
「小当たり遊技」においても、上記「短当たり遊技」と同様、大入賞口11が15回開放される。このときの大入賞口11の開放時間、開閉タイミング、開閉態様は、上記「短当たり遊技」と同じか、または、遊技者が「小当たり遊技」と「短当たり遊技」との判別を不能もしくは困難な程度に近似している。ただし、大入賞口11に遊技球が入球した場合には、上記と同様に所定の賞球(例えば15個の遊技球)が払い出される。
そして、主制御基板101においては、メインRAM101cの遊技状態記憶領域にフラグを記憶することによって、現在の遊技状態が上記のいずれの遊技状態であるのかを把握するようにしている。
また、遊技状態がある遊技状態から他の遊技状態に変更するのは、上記大当たりの抽選の結果、大当たりに当選し、大当たり遊技を終了した後である。
本実施形態においては、複数種類の「大当たり」が設けられており、大当たりに当選して決定された特別図柄の種類(大当たり図柄の種類)に応じて、「大当たり」の種類が決定される。そして、大当たり終了後に大当たり図柄の種類に応じて、以後の遊技状態が変更する。なお、「小当たり」に当選した場合には、「小当たり遊技状態」の終了後に、「高確率遊技状態」や「時短遊技状態」等の遊技状態が変更することはない。例えば、「高確率遊技状態」において「小当たり」に当選した場合には、「小当たり遊技状態」の終了後も「高確率遊技状態」が継続する。
図17を用いて、主制御基板101のメイン処理を説明する。
図18を用いて、主制御基板101のタイマ割込処理を説明する。
具体的には、それぞれの乱数カウンタを+1加算して、乱数カウンタを更新する。なお、加算した結果が乱数範囲の最大値を超えた場合には、乱数カウンタを0に戻し、乱数カウンタが1周した場合には、その時の初期値乱数の値から乱数を更新する。
この処理において、メインCPU101aは、一般入賞口検出スイッチ7a、大入賞口検出スイッチ11a、第1始動口検出スイッチ9a、第2始動口検出スイッチ10a、ゲート検出スイッチ8aの各スイッチに入力があったか否か判定する入力処理を行う。具体的には、図19を用いて後述する。
この処理において、メインCPU101aは、大入賞口11、第1始動口9、第2始動口10、一般入賞口7に遊技球が入賞したか否かのチェックを行い、入賞があった場合、それぞれに対応する払出個数指定コマンドを払出制御基板103に送信する。
より具体的には、後述する図19において更新されている一般入賞口賞球カウンタ、大入賞口賞球カウンタ、始動口賞球カウンタをチェックし、それぞれの入賞口に対応する払出個数指定コマンドを払出制御基板103に送信する。その後、送信した払出個数指定コマンドに対応する賞球カウンタから所定のデータを減算して更新する。
まず、ステップS210において、メインCPU101aは、一般入賞口検出スイッチ7aから検出信号を入力したか、すなわち、遊技球が一般入賞口7に入賞したか否かを判定する。メインCPU101aは、一般入賞口検出スイッチ7aから検出信号を入力した場合には、賞球のために用いる一般入賞口賞球カウンタに所定のデータを加算して更新する。
すなわち、後述する図20の第1始動口検出スイッチ入力処理と比較すると、データを記憶する領域が第1特別図柄記憶領域と第2特別図柄記憶領域とで相違するものの、同様の処理を行う。
本実施形態では、ステップS230の第1始動口検出スイッチ入力処理およびステップS240の第2始動口検出スイッチ入力処理を行うメインCPU101aが判定情報取得手段を構成する。また、本実施形態では、特別図柄判定用乱数値が特別判定情報を構成し、大当たり図柄用乱数値が特定判定情報を構成し、小当たり図柄用乱数値、転落判定用乱数値が終了判定情報を構成し、リーチ判定用乱数値が演出判定情報を構成する。
まず、ステップS230−1において、メインCPU101aは、第1始動口検出スイッチ9aからの検出信号を入力したか否かを判定する。
第1始動口検出スイッチ9aからの検出信号を入力した場合にはステップS230−2に処理を移し、第1始動口検出スイッチ9aからの検出信号を入力しなかった場合には、第1始動口検出スイッチ入力処理を終了する。
なお、第2始動口検出スイッチ入力処理においては、低確率遊技状態の場合には図10に示す事前判定テーブルを参照し、高確率遊技状態の場合には図12に示す事前判定テーブルを参照して、今回取得した特別図柄判定用乱数値、大当たり図柄用乱数値、リーチ判定用乱数値および転落判定用乱数値に基づいて、始動口の判定情報を事前に示すための始動入賞指定コマンドが生成される。
なお、本実施形態では、ステップS310−2〜S310−6において第2特別図柄記憶領域を第1特別図柄記憶領域よりも優先させてシフトさせることとしたが、始動口に入賞した順序で、第1特別図柄記憶領域または第2特別図柄記憶領域をシフトさせてもよいし、第1特別図柄記憶領域を第2特別図柄記憶領域よりも優先させてシフトさせてもよい。
変動パターン選択処理は、図9に示す変動パターン決定テーブルを参照して、大当たりの判定結果、特別図柄の種類、時短遊技状態の有無、特別図柄保留数(U)、取得したリーチ判定用乱数値及び変動パターン用乱数値に基づいて、変動パターンを決定する。
まず、ステップS311−1において、メインCPU101aは、高確率遊技フラグ記憶領域に高確率遊技フラグがONされているか否かを判定する。高確率遊技フラグがONされている場合というのは、現在の遊技状態が高確率遊技状態である場合である。高確率遊技フラグがONされている場合には、ステップS311−2に処理を移し、高確率遊技フラグがONされていない場合には、ステップS311−6に処理を移す。
より具体的には、上記ステップS310−6においてシフトされた特別図柄保留記憶領域が第1特別図柄記憶領域である場合には、図4(a)の第1特別図柄表示装置用の大当たり判定テーブルを参照し、上記ステップS310−6においてシフトされた特別図柄保留記憶領域が第2特別図柄記憶領域である場合には、図4(b)の第2特別図柄表示装置用の大当たり判定テーブルを参照して、特別図柄判定用乱数値に基づいて、「大当たり」か「小当たり」か「ハズレ」かが判定される。
具体的には、上記ステップS310−6においてシフトされた特別図柄保留記憶領域が第1特別図柄記憶領域である場合には、図5(a)の第1特別図柄表示装置用の図柄決定テーブルを参照し、上記ステップS310−6においてシフトされた特別図柄保留記憶領域が第2特別図柄記憶領域である場合には、第2特別図柄表示装置用の図柄決定テーブルを参照して、大当たり図柄用乱数値に基づいて、停止する特別図柄の種類を決定する。
なお、決定された特別図柄は、後述するように図25の特別図柄停止処理において「大当たり」か「小当たり」を決定するのに用いられるとともに、図26の大当たり遊技処理や図27の小当たり遊技処理において大入賞口の作動態様を決定するのにも用いられ、図28の大当たり遊技終了処理において大当たり終了後の遊技状態を決定するために参照される遊技状態変更フラグを決定するのにも用いられる。
具体的には、図6(a)に示す遊技状態変更フラグの決定テーブルを参照して、停止図柄データに基づいて、遊技状態変更フラグを決定し、決定された遊技状態変更フラグを遊技状態変更フラグ記憶領域にセットする。
このように遊技状態記憶領域(時短遊技フラグ記憶領域、高確率遊技フラグ記憶領域)とは別に、遊技状態バッファに大当たり当選時の遊技状態をセットすることとしたのは、大当たり遊技中には遊技状態記憶領域(時短遊技フラグ記憶領域、高確率遊技フラグ記憶領域)にある高確率遊技フラグや時短遊技フラグがリセットされてしまうため、大当たり終了後に大当たりの当選時の遊技状態に基づいて、新たに大当たり終了時の遊技状態を決定する場合には、遊技状態記憶領域を参照することができないからである。このように、遊技状態記憶領域とは別に、大当たり当選時の遊技状態を示す遊技情報を記憶するための遊技状態バッファを設けることにより、大当たり終了後に遊技状態バッファにある遊技情報を参照することで、大当たり当選時の遊技状態に基づいて新たに大当たり終了後の遊技状態(時短遊技状態や時短回数など)を設定できる。
具体的には、図5(b)の図柄決定テーブルを参照して、小当たり図柄用乱数値に基づいて、特別図柄の種類を決定する。なお、本実施形態においては、「小当たり」の種類として「小当たりA」と「小当たりB」とが設けられている。ただし、いずれの「小当たり」に当選しても、その後に実行される小当たり遊技の内容は全く同一であり、「小当たりA」と「小当たりB」とでは、特別図柄表示装置19、20に停止表示される特別図柄のみが異なる。
まず、ステップS340−1において、メインCPU101aは、現在オープニング中であるか否かを判定する。具体的には、ラウンド遊技回数(R)記憶領域に「0」が記憶されていれば、現在オープニング中であるので、ラウンド遊技回数(R)記憶領域を参照し、現在オープニング中であるか判定する。現在オープニング中であると判定した場合には、ステップS340−2に処理を移し、現在オープニング中でないと判定した場合には、S340−9に処理を移す。
具体的には、図7に示すように、停止図柄データに応じて、長当たり用開放態様決定テーブル(図8(a))、短当たり用開放態様決定テーブル(図8(b))のいずれかを決定する。また、本実施形態では、大当たり図柄用乱数値に基づいて決定された停止図柄データに応じて、長当たり用開放態様決定テーブル、短当たり用開放態様決定テーブルを決定するステップS340−3の処理を行うメインCPU101aが特別遊技決定手段を構成する。
その結果、設定時間を経過していない場合には、当該小当たり遊技処理を終了し、設定時間を経過している場合にはステップS350−7に処理を移す。
本実施形態では、遊技状態を決定するための図28に示す大当たり遊技終了処理を行うメインCPU101aが、高確率遊技状態開始判定手段を構成する。
具体的には、図4(c)に示す当たり判定テーブルを参照し、抽出した当たり判定用乱数値を上記のテーブルに照らし合わせて当たりか否かの判定を行う。例えば、上記テーブルによれば、非時短遊技状態であれば「0」〜「10」の当たり乱数のうち「0」の1個の当たり判定用乱数値が当たりと判定され、時短遊技状態であれば「0」〜「10」の当たり乱数のうち「0」〜「9」の10個の当たり判定用乱数値が当たりと判定され、その他の乱数はハズレと判定される。
ここでいう当たり図柄とは、上記普通図柄表示装置21において最終的にLEDが点灯する図柄のことであり、ハズレ図柄とは最終的にLEDが点灯せずに消灯する図柄のことである。また、当たり図柄のセットとは、普通図柄表示装置21においてLEDを点灯させるコマンドを所定の記憶領域に記憶させることであり、ハズレ図柄のセットとは、普通図柄表示装置21においてLEDを消灯させるコマンドを所定の記憶領域に記憶させることである。
図32を用いて、演出制御基板102のメイン処理を説明する。
図33を用いて、演出制御基板102のタイマ割込処理を説明する。
図示はしないが、演出制御基板102に設けられたリセット用クロックパルス発生回路によって、所定の周期(2ミリ秒)毎にクロックパルスが発生され、タイマ割込処理プログラムを読み込み、演出制御基板のタイマ割込処理が実行される。
図34および図35を用いて、演出制御基板102のコマンド解析処理を説明する。なお、図35のコマンド解析処理2は、図34のコマンド解析処理1に引き続いて行われるものである。
サブCPU102aは、受信バッファにコマンドがなければコマンド解析処理を終了し、受信バッファにコマンドがあればステップS1602に処理を移す。
サブCPU102aは、受信バッファに格納されているコマンドがデモ指定コマンドであれば、ステップS1603に処理を移し、デモ指定コマンドでなければステップS1604に処理を移す。
具体的には、デモ演出パターンを決定し、決定したデモ演出パターンを演出パターン記憶領域にセットするとともに、決定したデモ演出パターンの情報を画像制御基板105とランプ制御基板104に送信するため、決定したデモ演出パターンに基づくデータをサブRAM102bの送信バッファにセットする。
サブCPU102aは、受信バッファに格納されているコマンドが始動入賞指定コマンドであれば、ステップS1605に処理を移し、始動入賞指定コマンドでなければステップS1606に処理を移す。
サブCPU102aは、受信バッファに格納されているコマンドが変動パターン指定コマンドであれば、ステップS1607に処理を移し、変動パターン指定コマンドでなければステップS1609に処理を移す。
具体的には、図13に示す変動演出パターン決定テーブルを参照し、抽出した演出用乱数値1に基づいて1つの変動演出パターンを決定し、決定した変動演出パターンを演出パターン記憶領域にセットするとともに、決定した変動演出パターンの情報を画像制御基板105とランプ制御基板104に送信するため、決定した変動演出パターンに基づくデータをサブRAM102bの送信バッファにセットする。例えば、変動パターン指定コマンドとして「E6H01H」を受信したときには、抽出した演出用乱数値1が「0〜49」であれば変動演出パターン1を決定し、抽出した演出用乱数値が「50〜99」であれば変動演出パターン2を決定し、決定した変動演出パターンを演出パターン記憶領域にセットする。さらに、決定した変動演出パターンに基づくデータをサブRAM102bの送信バッファにセットする。
その後、かかる演出パターンに基づいて、演出表示装置13、演出用照明装置16、音声出力装置18が制御されることになる。なお、ここで決定した変動演出パターンに基づいて、演出図柄30の変動態様が決定されることとなる。
本実施形態では、ステップS1607のリーチ判定用乱数値および変動パターン用乱数値を参照して決定された変動パターン指定コマンドに基づいて、変動演出パターンを決定する変動演出パターン決定処理を行うサブCPU102aが、表示態様決定手段を構成する。
具体的には、第1保留記憶領域にある第1記憶領域〜第4記憶領域または第2保留記憶領域にある第5記憶領域〜第8記憶領域に記憶されている保留表示データと始動入賞データとを1つ前の表示部にシフトさせる。ここで、新たにシフトされた保留表示データと始動入賞データとは、既に記憶されていた保留表示データと始動入賞データとに上書きされるので、前回の保留表示データと始動入賞データとは消去される。そして、シフトした後の保留表示データの情報をサブRAM102bの送信バッファにセットすることで、更新した保留表示データの情報を画像制御基板105とランプ制御基板104に送信する。
サブCPU102aは、受信バッファに格納されているコマンドが演出図柄指定コマンドであれば、ステップS1610に処理を移し、演出図柄指定コマンドでなければステップS1612に処理を移す。
なお、演出モード記憶領域にセットされた演出モードは、次回の特別図柄の変動における演出パターン決定処理において用いられることとなる。
サブCPU102aは、受信バッファに格納されているコマンドが図柄確定コマンドであれば、ステップS1613に処理を移し、図柄確定コマンドでなければステップS1614に処理を移す。
本実施形態では、ステップS1607の変動演出パターンに基づくデータをサブRAM102bの送信バッファにセットする変動演出パターン決定処理、ステップS1613の停止指示データをサブRAM102bの送信バッファにセットする演出図柄停止表示処理を行うサブCPU102aが、図柄表示制御手段を構成する。
サブCPU102aは、受信バッファに格納されているコマンドが遊技状態指定コマンドであればステップS1615に処理を移し、遊技状態指定コマンドでなければステップS1616に処理を移す。
サブCPU102aは、受信バッファに格納されているコマンドがオープニングコマンドであればステップS1617に処理を移し、オープニングコマンドでなければステップS1618に処理を移す。
具体的には、オープニングコマンドに基づいて当たり開始演出パターンを決定し、決定した当たり開始演出パターンを演出パターン記憶領域にセットするとともに、決定した当たり開始演出パターンの情報を画像制御基板105とランプ制御基板104に送信するため、決定した当たり開始演出パターンに基づくデータをサブRAM102bの送信バッファにセットする。
サブCPU102aは、受信バッファに格納されているコマンドが大入賞口開放指定コマンドであればステップS1619に処理を移し、大入賞口開放指定コマンドでなければステップS1620に処理を移す。
具体的には、大入賞口開放指定コマンドに基づいて大当たり演出パターンを決定し、決定した大当たり演出パターンを演出パターン記憶領域にセットするとともに、決定した大当たり演出パターンの情報を画像制御基板105とランプ制御基板104に送信するため、決定した大当たり演出パターンに基づくデータをサブRAM102bの送信バッファにセットする。
サブCPU102aは、受信バッファに格納されているコマンドがエンディングコマンドであればステップS1621に処理を移し、エンディングコマンドでなければコマンド解析処理を終了する。
具体的には、エンディングコマンドに基づいて当たり終了演出パターンを決定し、決定した当たり終了演出パターンを演出パターン記憶領域にセットするとともに、決定した当たり終了演出パターンの情報を画像制御基板105とランプ制御基板104に送信するため、決定した当たり終了演出パターンに基づくデータをサブRAM102bの送信バッファにセットする。本処理を終了すると、コマンド解析処理が終了する。
まず、ステップS1605−1において、サブCPU102aは、上記ステップ1100において更新されている演出用乱数値2から1つの乱数値を抽出し、1つの演出用乱数値2を取得する。
サブCPU102aは、「MODE」が「E8H」である場合にはステップS1605−3に処理を移し、「MODE」が「E8H」でない場合にはステップS1605−4に処理を移す。
具体的には、第1始動口9に対応する始動入賞指定コマンドである場合(MODEが「E8H」の場合)には、第1保留記憶領域にある第1記憶領域から順に空いている記憶領域を検索していき、空いている記憶領域に決定した保留表示データをセットし、第2始動口10に対応する始動入賞指定コマンドである場合(MODEが「E9H」の場合)には、第2保留記憶領域にある第5記憶領域から順に空いている記憶領域を検索していき、空いている記憶領域に決定した保留表示データをセットする。
本実施形態では、図36に示す保留表示態様決定処理を行うサブCPU102aが報知態様決定手段を構成し、第1保留表示28または第2保留表示29が報知態様を構成する。
まず、ステップS1611−1において、サブCPU102aは、受信した演出図柄指定コマンドがハズレ図柄に対応するものであるか否かを判定する。すなわち、ハズレの演出図柄指定コマンドは、図5に示すように「E0H00H」または「E1H00H」であることから、演出図柄指定コマンドの下位バイトにある「DATA」を参照し、「DATA」が「00H」であるか否かを判定することで、ハズレ図柄を判別できる。
サブCPU102aは、「DATA」が「00H」である場合にはステップS1611−2に処理を移し、「DATA」が「00H」でない場合にはステップS1611−3に処理を移す。
サブCPU102aは、転落データが記憶されている場合にはステップS1611−6に処理を移し、転落データが記憶されていない場合にはステップS1611−5に処理を移す。
なお、本実施形態では、特別遊技のときに記憶されている第1保留記憶領域および第2保留記憶領域の全ての記憶領域を参照することとしたが、特別遊技終了後に最初に判定される記憶領域のみを参照してもよい。
図38(a)は、高確率遊技状態中において第1特別図柄表示装置19で特別図柄の変動表示が行われており、その特別図柄の変動表示に対応して液晶表示装置13でも演出図柄30の変動表示が行われている。ここで、既に第1特別図柄保留表示器22には1個の保留個数が表示され、その保留個数に対応して液晶表示装置13には第1通常保留表示(バレーボール)が表示されている。
そうすると、図38(b)に示すように、液晶表示装置13に第1特定表示態様2(サッカーボール)が表示される。
図39(a)は、第1特別図柄表示装置19で特別図柄の変動表示が行われており、その特別図柄の変動表示に対応して液晶表示装置13でも演出図柄30の変動表示が行われている。ここで、既に第1特別図柄保留表示器22には2個の保留個数が表示され、その保留個数に対応して液晶表示装置13には第1通常保留表示(バレーボール)が2つ表示されている。
ここで、現在行われている特別図柄の変動は、大当たりに対応する特別図柄判定用乱数値、高確率遊技状態に移行する大当たり図柄用乱数値を取得した特別図柄の変動であるものとする。
このとき、サブRAM102cにある第1保留記憶領域には高確率遊技状態を終了させる情報が記憶されていないものとする(すなわち、メインRAM101cの第1特別図柄記憶領域にも高確率遊技状態を終了させる転落判定用乱数値が記憶されていない)。そうすると、サブCPU102aは、「高確率遊技状態に移行する大当たり」を報知する演出図柄の組み合わせ「777」を決定して、かかるデータを画像制御基板105に送信することで、液晶表示装置13に「高確率遊技状態に移行する大当たり」を報知する演出図柄の組み合わせ「777」が停止表示される。
第3の遊技内容は、第2の遊技内容と比較して、メインRAM101cの第1特別図柄記憶領域に高確率遊技状態を終了させる転落判定用乱数値が記憶されている点のみで異なる。
このとき、第2の遊技内容と異なり、サブRAM102cにある第1保留記憶領域には高確率遊技状態を終了させる情報が記憶されているものとする(すなわち、メインRAM101cの第1特別図柄記憶領域にも高確率遊技状態を終了させる転落判定用乱数値が記憶されている)。そうすると、サブCPU102aは、「低確率遊技状態に移行する大当たり」を報知する演出図柄の組み合わせ「444」を決定して、かかるデータを画像制御基板105に送信することで、本来「高確率遊技状態に移行する大当たり」であるにもかかわらず、液晶表示装置13に「低確率遊技状態に移行する大当たり」を報知する演出図柄の組み合わせ「444」が停止表示される。
10a 第2始動口検出スイッチ
10b 可動片
11a 大入賞口検出スイッチ
11b 大入賞口開閉扉11b
101 主制御基板
101a メインCPU
101b メインROM
101c メインRAM
102 演出制御基板
102a サブCPU
102b サブROM
102c サブRAM
Claims (3)
- 遊技球が流下する遊技領域が形成された遊技盤と、
前記遊技領域に設けられた始動領域を進入した遊技球を検出する始動領域検出手段と、
前記始動領域検出手段によって遊技球が検出されたことに基づいて、特別判定情報、特定判定情報及び終了判定情報を取得する判定情報取得手段と、
前記判定情報取得手段によって取得された特別判定情報に基づいて、遊技者にとって有利な特別遊技の制御を行うか否かの判定を行う特別遊技判定手段と、
前記判定情報取得手段によって取得された特定判定情報に基づいて、遊技者に付与する利益が異なる複数種類の前記特別遊技の中から1つの特別遊技を決定する特別遊技決定手段と、
前記特別遊技判定手段によって前記特別遊技の制御を行うと判定されたことに基づいて、前記特別遊技決定手段によって決定された前記特別遊技の制御を行う特別遊技制御手段と、
前記特別遊技判定手段に第1の確率に基づいて前記特別遊技の制御を行うと判定させる低確率遊技状態から前記特別遊技判定手段に前記第1の確率よりも高い第2の確率に基づいて前記特別遊技の制御を行うと判定させる高確率遊技状態に移行させるか否かを判定する高確率遊技状態開始判定手段と、
前記判定情報取得手段によって取得された終了判定情報に基づいて、前記高確率遊技状態から前記低確率遊技状態に移行させるか否かを判定する高確率遊技状態終了判定手段と、
前記高確率遊技状態開始判定手段による判定結果と前記高確率遊技状態終了判定手段による判定結果に基づいて遊技状態の制御を行う遊技状態制御手段と、
前記特別遊技判定手段が前記特別遊技の制御を行うか否かの判定を行うことができない状態で前記始動領域検出手段によって遊技球が検出されたときに、前記判定情報取得手段によって取得された判定情報を所定の上限値まで記憶する保留記憶手段と、
所定の報知態様によって遊技内容の報知を行う報知手段と、
前記報知手段において行われる前記報知態様を決定する報知態様決定手段とを備え、
前記報知態様決定手段は、未だ特別遊技決定手段と前記高確率遊技状態終了判定手段とによって用いられておらず前記保留記憶手段に記憶されている特定判定情報と終了判定情報とに基づいて、前記報知態様を決定することを特徴とする遊技機。 - 前記報知態様決定手段は、未だ特別遊技判定手段と特別遊技決定手段と前記高確率遊技状態終了判定手段とによって用いられておらず前記保留記憶手段に記憶されている特別判定情報と特定判定情報と終了判定情報とに基づいて、前記報知態様を決定することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
- 前記報知手段は、前記報知態様決定手段によって決定された報知態様を、少なくとも前記報知態様を決定するにあたって用いられた終了判定情報が前記高確率遊技状態終了判定手段によって判定されるまで、報知し続けることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の遊技機。
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