JP2010233473A - 釣糸ガイド、及びその製造方法 - Google Patents

釣糸ガイド、及びその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】重量が軽く、比強度、比剛性及び撓み性に優れた釣糸ガイド、及びそのような釣糸ガイドの製造方法を提供する。
【解決手段】本発明に係る釣糸ガイドの製造方法は、フレーム3に形成される少なくとも1つの屈曲部10a,10bの位置に対応して、繊維強化プリプレグを屈曲状態にして金型に配置する屈曲配置工程と、金型に対して屈曲配置された繊維強化プリプレグを加熱硬化して板状体を形成する板状体形成工程と、形成された板状体からフレーム3を形成するフレーム形成工程と、を有する
【選択図】図1

Description

本発明は、釣竿に装着されて釣糸を案内する釣糸ガイドに関し、詳細には、釣糸が挿通されるガイドリングを保持するフレーム部分に特徴を有する釣糸ガイド、及びその製造方法に関する。
従来、上記した釣糸ガイドは、釣竿の外周面に装着されるフレームと、フレームに止着され、実際に釣糸が挿通されるガイドリングとを備えた構成となっている。前記フレームは、例えば、特許文献1に記載されているように、ステンレスやチタン等の金属製の板材料をプレス加工することで一体形成するのが一般的となっており、フレームには、釣糸を挿通させるガイドリングを保持するためのリング保持部と、釣竿の外表面に装着するための固定部が一体形成されている。
特開2006−340661号
上記した公知技術では、フレームが金属材料で構成されているため、重量が重く、比強度、比剛性、撓み性等の性能が悪く、釣竿の性能の向上を図る上でネックとなっている。例えば、より軽量化が要求される釣竿では、上記したような釣糸ガイドを軸長方向に沿って多数装着すると、所望の性能が発揮できなくなってしまう。
本発明は、上記した問題に着目してなされたものであり、重量が軽く、比強度、比剛性及び撓み性に優れた釣糸ガイド、及びそのような釣糸ガイドが製造される製造方法を提供することを目的とする。
上記した目的を達成するために、本発明に係る釣糸ガイドの製造方法は、ガイドリングを取り付けるリング保持部と、釣竿に装着される固定部と、前記リング保持部と固定部との間を連結する支脚部とを具備し、繊維強化プリプレグによって構成されるフレームを有する釣糸ガイドを製造するに際し、前記フレームに形成される少なくとも1つの屈曲部の位置に対応して、前記繊維強化プリプレグを屈曲状態にして金型に配置する屈曲配置工程と、前記金型に対して屈曲配置された繊維強化プリプレグを加熱硬化して板状体を形成する板状体形成工程と、形成された板状体から前記フレームを形成するフレーム形成工程と、を有することを特徴とする。
上記したように、本発明に係る釣糸ガイドは、そのフレーム部分が繊維強化プリプレグによって構成される。フレームに形成される屈曲部は、最初に繊維強化プリプレグを屈曲状態にして金型に配置することから、この段階でフレームの基本的な形状が保形される。そして、所定の形状で保形された繊維強化プリプレグは、その後、加熱硬化処理されるため、特に屈曲部における内部残留応力の発生を効果的に防止でき、フレーム全体として軽量化を図りつつ、強度の向上、安定化が図れる。そして、そのようにして屈曲部が形成された板状体から、フレーム部分が形成され、最終的にガイドリングを止着することで釣糸ガイドが製造される。
また、上記した目的を達成するために、本発明に係る釣糸ガイドは、釣竿に装着される固定部と、釣糸が挿通されるガイドリングが取り付けられたリング保持部と、前記リング保持部と固定部との間を連結する支脚部と、前記固定部と支脚部の間又は前記支脚部に形成される少なくとも1つの屈曲部と、を具備したフレームを有しており、前記フレームは、強化繊維に合成樹脂を含浸した繊維強化プリプレグを積層した複数の繊維強化樹脂層からなり、前記フレームは、前記固定部が釣竿に装着された状態で、釣竿の軸長方向に対して角度を有する交差方向に指向した繊維強化樹脂層と、強化繊維を編成した織布層とを有することを特徴とする。
上記した構成の釣糸ガイドは、そのフレーム部分が繊維強化プリプレグによって形成されるため、軽量化を図ることが可能となる。また、フレーム部分は、繊維強化プリプレグを積層した複数の繊維強化樹脂層からなり、固定部が釣竿に装着された状態で、釣竿の軸長方向に対して角度を有する交差方向に指向する繊維強化樹脂層と、強化繊維を編成した織布層とを有しているため、破断、破損などが生じることなく、強度の向上、及び安定化した釣糸ガイドとなる。
本発明によれば、重量が軽く、比強度、比剛性及び撓み性に優れた釣糸ガイドが得られると共に、そのような釣糸ガイドを製造することが可能となる。
本発明に係る釣糸ガイドの一構成例を示す縦断面図。 図1を矢印A方向から見た図。 釣糸ガイドを釣竿(竿管)に装着した状態を示す図。 釣糸ガイドを構成するフレームを成形する金型の構成例を示す図。 フレーム部分におけるプリプレグの積層構造を示す図。 金型で成形された板状体からフレームを切り出す状態を示す図。 フレームの固定部領域を拡大した断面図。 フレームの支脚部における繊維の配列状態を示す図。 釣糸ガイドの別の実施形態を示す図。
以下、図面を参照しながら、本発明に係る釣糸ガイド、及びその製造方法の実施形態について説明する。
最初に、図1から図3を参照して、本発明に係る釣糸ガイドの一構成例について説明する。これらの図において、図1は、釣糸ガイドの縦断面図であり、図2は、図1を矢印A方向から見た図、そして、図3は、釣糸ガイドを釣竿(竿管)に装着した状態を示す図である。なお、図1において、矢印A方向は、釣糸ガイドが釣竿に装着された際、釣竿の軸長方向と一致しており、図3は、元竿側から穂先竿側を見た図となっている。
釣糸ガイド1は、強化繊維に合成樹脂を含浸した繊維強化プリプレグ(以下、プリプレグと称する)によって形成されたフレーム3を備えている(プリプレグの構成、及びフレームの詳細な製造方法については後述する)。このフレーム3は、釣竿(竿管)40の外表面に装着される固定部5と、釣糸が挿通されるガイドリング6が取り付けられるリング保持部7と、リング保持部7と固定部5との間を連結する支脚部8とを具備している。
前記固定部5は、フレームの下端において、釣竿の表面に固定される部位(足部とも称される)であり、本実施形態では軸長方向に延び、その裏側の当接面5aが釣竿の表面に載置した状態で、糸止め、接着等によって固定される。
前記リング保持部7は、釣竿の表面から離間した状態で釣糸を案内させるべく、ガイドリング6を止着させる部位である。リング保持部7には、ガイドリング6を嵌入、固定させるための開口7aが形成されており、全体として略円形の外形状を備えている。なお、開口7aに嵌入されるガイドリング6は、リング状に構成され、その内周面である釣糸案内面6a部分での摺動抵抗が小さい部材、例えば、チタン、アルミ、SUS、セラミックス等によって形成されている。このガイドリング6は、フレーム3が前記プリプレグによって一体形成された後、リング保持部7の開口7aに対して嵌入、固定される。
また、前記支脚部8は、ガイドリング6を釣竿の表面から離間させるように、固定部5とリング保持部7とを連結する部位である。
前記フレーム3には、少なくとも1つ以上の屈曲部が形成されている。本実施形態では、固定部5と支脚部8との間の境界部分に第1屈曲部10aが形成されており、さらに、支脚部8のリング保持部7側に、第1屈曲部よりも緩やかに屈曲した第2屈曲部10bが形成されている。この場合、前記境界部分は、実際に釣竿の外表面に対して固定状態となる固定部5の端部から、リング保持部7に向けて立ち上がる領域が該当する。
フレーム3に上記したような屈曲部を形成する場合、特に、支脚部8に第2屈曲部10bを形成しておくことで、フレーム全体として、屈曲させることによる曲げ角度を段階的に設定することが可能となり、応力集中を分散させて強度を向上することが可能となる。また、上記のようにフレーム3に複数の屈曲部10a,10bを形成するのであれば、固定部5と支脚部8との間の境界部分、又はその近傍に形成される屈曲部(図において、第1屈曲部10aが対応する)よりも、支脚部8に形成される屈曲部(図において、第2屈曲部10bが対応する)の屈曲角度を小さく設定することが好ましい。具体的には、固定部5と支脚部8との間の境界部分、又はその近傍に形成される屈曲部の屈曲角度θ1は、30〜90度の範囲とし、支脚部8に形成される屈曲部の屈曲角度θ2は、それよりも小さい角度(θ1>θ2)で0〜45度の範囲とし、両角度を合わせたときに30度以上、100度以下にすることが好ましい。
なお、図1に示すように、屈曲角度は、屈曲した部分の前後において、接線同士が交差する角度によって定義される。上記したように、フレームに2つの屈曲部10a,10bを形成した場合、その角度の関係は、上記のように設定されることが好ましい。また、固定部5とリング保持部7との間の屈曲角度(固定部5の下面接線とリング保持部7との交差する角度)θ3については、30〜100度の範囲で設定されることが好ましい。さらに、上記した支脚部8については、2つの屈曲部10a,10b間は直線状に形成されていたが、2つの屈曲部10a,10b間を、所定の曲面を有する湾曲状に形成しても良いし、支脚部全体を湾曲面で構成しても良い。
このような角度関係となるように屈曲部を形成しておくことで、特定屈曲部への応力集中を防止でき、強度の安定化が図れる。
なお、上記したようなフレームに形成される屈曲部10a,10bは、応力集中して破損等し易い領域となっているが、後述するような製造方法、及びプリプレグの構成を用いることで、比強度、及び比剛性の向上が図られている。
また、前記フレーム3は、後述するように、予め上記したような構成の屈曲部を形成した状態のプリプレグ(加熱成形後は板状体となっている)から、プレス加工等によって形成されるが、この際、所定の外形を有するように形成される。本実施形態では、図2に示すように、フレーム3は、固定部5の端部から第1屈曲部10aを介して立ち上がる支脚部8は、上方に移行するに従って次第に幅広となっており、ガイドリング6が取着される開口7aが形成された略円形のリング保持部7に一体的に連結される。この場合、図に示すように、支脚部8には、軽量化を図るために、開口(肉抜き)8aを形成しておいても良い。
次に、上記したような形態のフレーム3を形成する方法について、図4から図6を参照しながら説明する。なお、最初に、全体的な製造工程について説明し、次に、プリプレグの積層状態、及び積層されるプリプレグの強化繊維の配列状態について説明する。
上記したように、フレーム3は、強化繊維に合成樹脂を含浸したプリプレグによって形成される。この場合、プリプレグは、例えば、炭素繊維やガラス繊維などの強化繊維が所定の方向に引き揃えられた状態、或いは編成されたシート状に構成されており、熱硬化性樹脂(例えば、エポキシ樹脂)や熱可塑性樹脂(例えば、ナイロン)をマトリックス樹脂として含浸した構成となっている。
最初、上記したようなプリプレグを所定形状に裁断し、これを複数層となるように重ね合わせる。重ね合わせるプリプレグの枚数(層数)や、個々のプリプレグの構成については特に限定されることはないが、上記したように、フレーム3に屈曲部10a,10bを形成すること、使用時においてフレーム3には負荷が加わること、装着される釣竿の特性や装着部分等を考慮し、プリプレグの種類や重ねる条件が任意に調整される。
このように積層されるプリプレグは、図4に示すような金型50にセットされる。本実施形態の金型50は、上下に型割りされる上型51と下型52によって構成されており、積層されたプリプレグ(符号20で示されている)は、下型52の所定位置にセットされる。上型51と下型52との間には、積層されたプリプレグ20がセットされる位置に応じて空洞部50aが形成されており、その表面領域には、離型剤がコーティングされている。
上記金型50を構成する上型51は凹状、下型52は凸状に構成されており、両者を押圧した際にフレーム3が形成されるように、両者の間に前記空洞部(この空洞部については、フレーム3の肉厚に対応している)50aが形成されている。そして、下型52には、前記シート状に積層されたプリプレグ20を載置した際、上記した屈曲部10a,10bに対応する位置に、屈曲形成凸部52a,52bが形成され、上型51には、屈曲形成凸部52a,52bに対応して屈曲形成凹部51a,51bが形成されている。
なお、前記プリプレグ20は、一度に全体を重ね合わせた状態で下型にセットしても良いし、1枚ずつセットする等、複数回に分けて積層しても良い。このように複数回に分けることにより、強化繊維の動きを少なくして、精度良く下型52の所定位置にセットすることもできる。本実施形態では、上記のように、金型50を上下割りにしているため、プリプレグ20は下型52に載置して、金型の形状に合わせて所定形状に保持する。もちろん、金型については、一例を示したに過ぎず、型割りの方向については、左右方向としたり、傾斜方向にする等、任意の形態にすることが可能である。
そして、プリプレグを下型52にセットした後、載置されたプリプレグ20を加圧し固定する。この加圧、固定については、上型51によって締め付けしても良いし、手や押圧具で押し付けても良い。この段階で、前記屈曲部を含め、成形後のフレーム形状に相当する形が保持され、これにより、成形後の内部残留応力の発生を防止でき、強度の向上、及び安定化が図れるようになる(この段階では、プリプレグは未硬化状態(仮キュア後を含む)であり、屈曲部は加熱硬化前に形成されることとなる)。
その後、加熱工程を施し、マトリックス樹脂を硬化して成形した後、成形品(屈曲部を有する板状体30となっている)を金型50から取り出す。
なお、上記した屈曲部を金型50で押えて加熱硬化するときに、その屈曲部は、その前後の領域よりも相対的に強く加圧することが好ましい。このように、屈曲部の領域を強く加圧することで、成形されたフレームの屈曲部(10a,10b)のボイドを防止することができ、強度の向上、及び安定化が図れるようになる。また、これに伴い、成形されたフレーム3の屈曲部10a,10bは、その前後の領域(固定部や支脚部)よりも繊維比率を高くすることができるので、破損等しやすい屈曲部を強化することが可能となる。
次に、板状体30から所定の形状となるようにフレームを切り出す。上記したように、プリプレグは、加熱硬化処理後に屈曲部が形成された板状体となっているため、プレス加工による切り出し、液体(ウォータージェット等)による切り出し、或いは刃具(エンドミル等)による切り出し等、任意の方法を採用することで、図6に示すように、1枚の板状体30から複数のフレーム3を切り出すことが可能となり、軽量で高強度の釣糸ガイドを効率良く製造することが可能となる。
なお、この加工時において、フレーム3の基本的な外形状、すなわち、開口7aを有するリング保持部7、開口8aを有する支脚部8等を同時に形成することが好ましいが、これらを別々の工程で形成しても良い。また、前記板状体30に関しては、一枚の単純な平面形状に限らず、積層厚さを位置によって変化させたり、板状部分が複数方向に延びる形状(T字形状や逆Y字形状等)としたり、曲面形状を含んでいたり、更には、複数の板状の部分が組み合わされていても良い。
次に、必要に応じて細部加工を施す。この細部加工は、例えば、固定部5の形状を釣竿に載置し易いように曲面状に形成したり、糸巻き・糸止めし易いように、固定部の端部を研磨等することが該当する。
次に、フレームの表面処理を施す。例えば、バレル加工を施すことで、表面のバリを除去すると共に、表面の光沢が得られる程度に仕上げ研磨を施す。この研磨の程度については、釣糸ガイドのサイズや形状、材質特性などによって研磨剤や研磨時間などを任意に調整することが可能である。このようなバレル加工を施すことにより、強化繊維を切断することなく、フレームを研磨することが可能となり、強度の安定化が図れると共に、外観の優れた釣糸ガイドとすることが可能となる。
なお、このような研磨工程を施すに際しては、フレームの表面に強化繊維が一部露出しマトリックス樹脂が一部残るように研磨することが好ましい。こうすることで、研磨表面の光沢をより一層向上することが可能となる。
次に、必要に応じて、フレームの全体又は一部分に被膜を形成する。例えば、外観向上やフレーム本体の保護のために塗装を行なうことや、金属やセラミックスを蒸着等することも可能である。
そして、上記したように形成されたフレームの開口7aの部分にガイドリング6を取り付ける。ガイドリングの取り付け方法は、圧入や接着、カーリング、その他、任意の固定方法を採用することが可能である。
次に、上記したようなプリプレグによってフレーム3を形成するに際して、そのプリプレグの好ましい配置態様等について説明する。
本実施形態のフレーム3は、強化繊維に合成樹脂を含浸したプリプレグを積層した複数の繊維強化樹脂層から構成されている。本実施形態では、図5に示すように、釣竿の軸長方向に沿って強化繊維を引き揃えた軸長方向繊維樹脂層21と、釣竿の軸長方向に対して所定の角度を有する交差方向に強化繊維を引き揃えた斜向繊維樹脂層22a,22bと、強化繊維を編成した織布層23と、を有している。
具体的には、本実施形態では、フレームの厚さの中間位置となる中立軸エリア(図6において、中立軸をXで示す)に、強化繊維を軸長方向に引き揃えたプリプレグによって軸長方向繊維樹脂層21が配設され、その外側(両側)に、軸長方向に対して所定の角度(傾斜角度は任意であるが15〜75度が好ましく、より好ましくは30〜60度)に強化繊維を引き揃えたプリプレグによって斜向繊維樹脂層22a,22bが配設され、さらに、最外層(両側の全面となっているが部分的に最外となる領域でも良い)に強化繊維を編成したプリプレグによって織布層23が配設されている。なお、前記軸長方向繊維樹脂層21は、複数層(1層〜4層)あっても良い。また、前記斜向繊維樹脂層22a,22bについては、夫々の層における強化繊維の指向方向は異なっていても良い。
このように、繊維強化樹脂製の釣糸ガイドを形成するに際しては、フレーム自体を平面視した際、少なくとも三方向に強化繊維が指向した状態となるようなプリプレグを選択し、積層することが好ましい。すなわち、強化繊維の指向方向を三方向以上とすることで、効率良く、軽量で強度的に優れた釣糸ガイドを形成することが可能となる。
また、上記したプリプレグの配置構成のように、フレーム3の最外層には、織布層23を配設することが好ましい。これは、フレーム3の表面は、他物が当たり易く、剥離などし易い部分であること、及び、実釣時において、釣糸の張力によってフレームが撓む等、フレーム端部から強化繊維が剥離したり、破損する可能性があることから、この表面領域に強化繊維が編成された織布層を配設しておくことで、強化繊維の裂けや剥離が効果的に防止でき、強度の向上、及び安定化が図れるようになる。
また、このような織布層23については、図8に示すように、強化繊維を編成した主たる繊維の網目の幅w(通常、強化繊維は、多数本が束ねられた状態で繊維束を構成しており、この繊維束が編成されて織布状に構成されるため、網目は繊維束の幅で特定される)が、フレーム3の支脚部8の幅W(ここでの幅は最小となる部位の幅が該当する)よりも小さくなるものを用いることが好ましい。
このような織布層23を配設することで、より確実に強化繊維が剥離、破損することを防止でき、強度の向上、及び安定化が図れるようになる。また、屈曲部10a,10bについても相対的に強化することができ、軽量で強度バランスに優れた釣糸ガイドとすることが可能となる。もちろん、上記した織布層23の網目の幅については、固定部5やリング保持部7の領域においても、同様にそれらの部分での最小幅よりも小さくすることが好ましい。
なお、図8に示した実施形態では、織布の網目の方向が、軸長方向AXに沿っているが、これを長軸方向AXに対して45度±15度、または45度±30度、傾斜させることが好ましい。このように傾斜させることで、強化繊維の破断や剥離を防止することができる。また、層全体を、上記したような織布層によって構成しても良い。
また、上記した構成のように、フレーム3の中間層領域には、軸長方向繊維樹脂層21を配設することが好ましい。これにより、フレーム3に対し、軸長方向に沿って釣糸の張力等によって撓み力が作用しても、その方向の比剛性を、軽量化を図りながら効率良く高めておくことが可能となる。
また、屈曲部10a,10bについては、その前後の領域よりも繊維比率を高くしておくことが好ましい。例えば、上記した工程で説明したように、加熱成形時に屈曲部の領域の押圧力を高くすることで、樹脂が流出して屈曲部の繊維比率を高くすることが可能であり、このように構成することで、負荷が作用してフレームが撓んでも破損し難い釣糸ガイドにすることが可能となる。
なお、屈曲部の繊維比率を高くすることに代えて、図7に示すように、屈曲部における肉厚Tを、固定部5における肉厚T1や支脚部8の肉厚T2よりも厚く形成しても良い。このように、屈曲部を、他の領域よりも厚肉化しておくことで、屈曲部での破損を効果的に防止することが可能となる。もちろん、肉厚を厚くすると共に、上述したように繊維比率を高くすることが好ましい。
また、屈曲部については、厚さ方向の中立軸部位の合成樹脂含浸量よりも、屈曲部の内側の外層部位(図7において、屈曲部10aの符号Pで示す側)の合成樹脂含浸量を多くしておくことが好ましい。
上記したように、フレーム部分には、釣糸による張力が作用した際、図7の矢印方向に大きな負荷が作用することが多いため、屈曲部の内側の外層部位(Pで示す側)から破損等が生じ易い。このため、そのような領域側の樹脂含浸量を多くしておくことで、負荷によってフレームが撓んでも破損し難い釣糸ガイドにすることが可能となる。
上記したような製造方法によって形成される釣糸ガイドによれば、金属製のものと比較して、重量が軽くなり、更には、比強度、比剛性、及び撓み性に優れた構成とすることが可能となる。このため、そのような釣糸ガイドを多数個装着しても釣竿全体が重量化することはなく、釣竿の性能が向上する。特に、穂先竿のような部分では、より軽量化が図れることから、繊細な当たりを感知し易くなり、より釣竿の性能の向上を図ることが可能となる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上記した構成に限定されることはなく、種々変形することが可能である。
本発明は、釣糸ガイドを構成するフレーム部分を、繊維強化プリプレグで構成すると共に、比強度、比剛性等を高め、特に、屈曲部の領域で破損等が生じないように、上述したような製造方法、及びプリプレグの配置態様を用いたことに特徴がある。上記したフレームを構成するプリプレグについては、強化繊維の種類や弾性率、樹脂含浸量、肉厚などの構成、及び積層状態等については、実施形態に限定されることはなく、種々変形することが可能である。
また、釣糸ガイドは、釣竿に対して糸止め等によって固定される構成を説明したが、例えば、釣竿に対して摺動可能に外嵌される遊動ガイドとして構成されていても良い。このような遊動ガイドであれば、上記したフレーム3に屈曲部を形成しない構成であっても良い。すなわち、図9に示すように、フレーム3Aは平板状に構成されており、一端側に、固定部5Aとして、釣竿に外嵌される摺動固定リング5cが装着される開口が形成されており、他端側に、リング保持部7Aとして、ガイドリングが固定できる開口7cが形成されている。また、固定部5Aとリング保持部7Aとを連結する支脚部8Aには、必要に応じて肉抜き8cが形成される。
このように、釣竿の装着位置に応じて、フレームには屈曲部を形成しない構成であっても良く、このような釣糸ガイドを構成するフレームに用いられるプリプレグについては、織布層の単層構造にしても良い。もちろん、上述したような積層構造としても良く、別途、屈曲部を形成しても良い。或いは、摺動固定リング5cが装着される部分(符号5Dで示す領域)については、リング保持部7Aよりも厚く形成しているが、全体として同じ肉厚にしても良く、厚さや形状については任意に設定することが可能である。
また、上記したように、フレームを構成するプリプレグは、積層した状態において、平面視した際に強化繊維の指向方向が三方向以上となっていれば、軽量化を図りつつ、効率的に強度を向上することが可能となるが、各層を構成するプリプレグの強化繊維の指向方向や、その積層位置については特に限定されることはなく、適宜変形することが可能である。この場合、上述したように、フレームの最外層については、破損などが効果的に防止できるように、織布層を配設しておくことが好ましい。
1 釣糸ガイド
3 フレーム
5 固定部
6 ガイドリング
7 リング保持部
8 支脚部
10a,10b 屈曲部
20 プリプレグ
21 軸長方向繊維樹脂層
22a,22b 斜向繊維樹脂層
23 織布層
30 板状体
50 金型

Claims (11)

  1. ガイドリングを取り付けるリング保持部と、釣竿に装着される固定部と、前記リング保持部と固定部との間を連結する支脚部とを具備し、繊維強化プリプレグによって構成されるフレームを有する釣糸ガイドを製造する方法であって、
    前記フレームに形成される少なくとも1つの屈曲部の位置に対応して、前記繊維強化プリプレグを屈曲状態にして金型に配置する屈曲配置工程と、
    前記金型に対して屈曲配置された繊維強化プリプレグを加熱硬化して板状体を形成する板状体形成工程と、
    形成された板状体から前記フレームを形成するフレーム形成工程と、
    を有することを特徴とする釣糸ガイドの製造方法。
  2. 前記屈曲部は、前記フレームの固定部と支脚部の境界部分、及び前記支脚部に設けることを特徴とする請求項1に記載の釣糸ガイドの製造方法。
  3. 前記支脚部に設ける屈曲部は、前記フレームの固定部と支脚部の境界部分に設ける屈曲部よりも屈曲角度が小さくなるように設定されることを特徴とする請求項2に記載の釣糸ガイドの製造方法。
  4. 前記金型による成形時において、前記屈曲部を、その前後の領域よりも強く加圧して加熱硬化することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の釣糸ガイドの製造方法。
  5. 前記フレーム形成工程は、プレス加工、又は、液体もしくは刃具による切り出し加工であることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の釣糸ガイドの製造方法。
  6. 前記フレーム形成工程によって形成されたフレームに対し、バレル加工による表面研磨処理を施すことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の釣糸ガイドの製造方法。
  7. 釣竿に装着される固定部と、釣糸が挿通されるガイドリングが取り付けられたリング保持部と、前記リング保持部と固定部との間を連結する支脚部と、前記固定部と支脚部の間又は前記支脚部に形成される少なくとも1つの屈曲部と、を具備したフレームを有する釣糸ガイドであって、
    前記フレームは、強化繊維に合成樹脂を含浸した繊維強化プリプレグを積層した複数の繊維強化樹脂層からなり、
    前記フレームは、前記固定部が釣竿に装着された状態で、釣竿の軸長方向に対して角度を有する交差方向に指向した繊維強化樹脂層と、強化繊維を編成した織布層とを有することを特徴とする釣糸ガイド。
  8. 前記織布層は、フレームの外層に配設したことを特徴とする請求項7に記載の釣糸ガイド。
  9. 前記織布層は、強化繊維を編成した主たる繊維の網目の幅を、前記フレームの支脚部の幅よりも小さくしたことを特徴とする請求項7又は8に記載の釣糸ガイド。
  10. 前記屈曲部は、その前後の領域よりも繊維比率が高いことを特徴とする請求項7から9のいずれか1項に記載の釣糸ガイド。
  11. 前記屈曲部は、厚さ方向の中立軸部位の合成樹脂含浸量よりも、屈曲部の内側の外層部位の合成樹脂含浸量が多いことを特徴とする請求項7から10のいずれか1項に記載の釣糸ガイド。
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