JP2010233062A - 携帯機器の筐体の操作機構並びにこの操作機構を備えた携帯機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】 できるだけ簡単な構成で、ディスプレイ部を有する第2の筐体を、操作部を有する第1の筐体に対してさまざまな姿勢を取らせることのできる使い勝手の良い筐体の操作機構並びにこの操作機構を備えた携帯機器を提供する。
【解決手段】 筐体の操作機構を、少なくとも、第1の筐体の上面に設けたチルト機構を介して第2の筐体を起き上がり可能に設けたホルダープレートと、このホルダープレートに対し回転機構を介して水平方向へ回転可能に設けたベースプレートと、第2の筐体の下面に取り付けられ前記ベースプレートに対してスライド機構を介してスライド可能に設けたスライドプレートと、前記スライド機構と前記回転機構の間に設けられた前記ベースプレートの回転動作を制御する回転動作制御手段とで構成し、このように構成した筐体の操作機構を携帯機器へ備えさせることによって解決した。
【選択図】 図8
【解決手段】 筐体の操作機構を、少なくとも、第1の筐体の上面に設けたチルト機構を介して第2の筐体を起き上がり可能に設けたホルダープレートと、このホルダープレートに対し回転機構を介して水平方向へ回転可能に設けたベースプレートと、第2の筐体の下面に取り付けられ前記ベースプレートに対してスライド機構を介してスライド可能に設けたスライドプレートと、前記スライド機構と前記回転機構の間に設けられた前記ベースプレートの回転動作を制御する回転動作制御手段とで構成し、このように構成した筐体の操作機構を携帯機器へ備えさせることによって解決した。
【選択図】 図8
Description
本発明は、携帯機器の上面に操作部を有する第1の筐体に対して、この第1の筐体の上面に重ね合わせて取り付けられるところの上面にディスプレイ部を有する第2の筐体をさまざまな方向へ動かすことのできる、携帯機器の筐体の操作機構並びにこの操作機構を備えた携帯機器に関する。
現在、携帯機器の中のとくに携帯電話機において、上面にキーボード操作部を有する第1の筐体に対して、ディスプレイ部を有する第2の筐体を移動可能に重ね合わせて連結し、この第2の筐体を第1の筐体に対して複数の方向へ動かすことができるように構成した、筐体の操作機構が公知である。
この公知の筐体の操作機構において、例えば下記特許文献1のものに記載されたものにあっては、第2の筐体を第1の筐体に対して縦方向と横方向に開閉できるように構成されており、下記特許文献2のものにあっては、第2の筐体を第1の筐体に対して前後方向と左右方向へスライドできるように構成されている。また、下記特許文献3のものにあっては、第2の筐体を第1の筐体に対して前後方向へスライドできた上で、水平方向へ回転させて、第2の筐体を横長に用いることができるように構成されている。
しかしながら、上記特許文献1〜3のどれを見ても、第2の筐体を第1の筐体に対して前後方向にスライドでき、さらに、第2の筐体を第1の筐体に対して水平方向へ回転させて第2の筐体を横長に用いることができた上で、その上、この回転させた横長の状態から第2の筐体を第1の筐体に対して手前方向へ若干起き上がらせることができるように構成した、筐体の操作機構は記載されていない。
然るに、第1の筐体に対して第2の筐体を前後方向へスライドさせて、操作部の操作を可能とした上で、第2の筐体を第1の筐体に対して横長の姿勢をとらせ、さらに、横長にした第2の筐体を第1の筐体側へ起き上がらせることができるようにその操作機構を構成すると、第2の筐体の上面に設けたディスプレイ部でテレビ視聴を行ったり、或はテレビゲームなどを楽しむ際に、ディスプレイ部を見易くすることができるので、使い勝手が良くなることが期待できる。
また、特許文献3に示されたものは、第2の筐体を第1の筐体に対し水平方向へ回転させて横長にする機構が複雑である上に、スムーズで誤動作のない回転操作を行うことに難点がある。
そこで、この発明の目的は、できるだけ簡単な構成で、第2の筐体を第1の筐体に対して前後方向へスライドできた上で、第2の筐体を第1の筐体に対して誤動作なくスムーズに水平方向へ横長に用いるための回転操作を行うことができ、さらに、回転させて横長にした第2の筐体を第1の筐体側へ起き上がらせて傾斜姿勢をとらせることのできる、携帯機器の筐体の操作機構並びにこの操作機構を備えた携帯機器を提供せんとするにある。
上記の目的を達成するために本発明は、少なくとも、第1の筐体の上面に設けた操作部の前方にチルト機構を介して当該操作部の方向へ起き上がり可能に設けたホルダープレートと、前記ホルダープレートに対し回転機構を介して水平方向へ回転可能に設けたベースプレートと、第2の筐体の下面に取り付けられ前記ベースプレートに対してスライド機構を介してスライド可能に設けたスライドプレートと、前記スライド機構と前記回転機構の間に設けられた前記ベースプレートの回転動作を制御する回転動作制御手段とで構成し、前記第2の筐体を前記第1の筐体に対して前後方向へスライド可能と成すと共に、第2の筐体が第1の筐体に対し前方へスライドしてフルオープンとなったときに前記第2の筐体の前記第1の筐体に対する90°の水平方向への回転が許容され、前記第2の筐体が回転中は当該第2の筐体の前記第1の筐体に対するスライド操作が規制され、この第2の筐体の水平方向の90°の回転終了時に当該第2の筐体が前記第1の筐体に対して前記操作部の方向へ起き上がることができるように成したことを特徴とする。
その際に本発明は、前記ホルダープレートに、その第1の筐体側にカバープレートを取り付け、当該ホルダープレートは、前記カバープレートと共に前記チルト機構を介して前記第1の筐体に対前記し第2の筐体と共に起き上がり動作をするように構成することができる。
本発明はまた、前記チルト機構に、前記第2の筐体の回動動作終了時に動作して当該第2の筐体の起き上がり動作を許容するチルト機構制御手段を備えさせることができる。
本発明はさらに、前記回転動作制御手段を、前記ホルダープレートに一方向へ回転付勢されて水平方向へ回転可能に枢支されたロックレバーを有するものとし、このロックレバーを前記回転機構のガイド長孔とこのガイド長孔に連通して設けられた回転待機長孔内を移動するガイドピンと、受圧ピンと、係止片を有すると共に、前記スライドプレートにその開成方向のスライド動作終了直前に前記受圧ピンと当接し前記ロックレバーを回転させて前記回転待機長孔より前記ガイド長孔の入口へ移動させる作動片と、回転した前記ロックレバーの前記係止片と係合して当該ロックレバーの回転を阻止するストッパー片と、を備えて構成することができる。
本発明はさらに、前記チルト機構を、ピボットヒンジとチルトヒンジにより構成することができ、前記チルト機構制御手段を、前記ホルダープレートに一方向へ回動付勢して設けられ、前記ガイドピンによって前記第2の筐体の回転動作終了時に動作されるロック部材と、このロック部材の突起部を出没可能に受け入れる前記第1の筐体に設けられたロック孔とで構成することができる。
さらに本発明は、前記回転機構を、前記ホルダープレートに回転可能に取り付けられたベースプレートと、このベースプレートに取り付けられたガイドピンと、このガイドピンをガイドするために前記ホルダープレートに設けられた円弧状のガイド長孔と、で構成することができ、前記ガイド長孔を第1ガイド長孔と第2ガイド長孔で構成することができる。
そして本発明は、上記操作機構を備えた携帯機器とし、この携帯機器を携帯電話機とすることができる。
本発明によれば、可及的に簡単な構成で携帯機器の操作部を設けた第1の筐体とディスプレイ部を設けた第2の筐体を、互いに重なり合った閉成状態から前方向へスライドさせて第1の筐体の操作部を露出させて当該操作部のフル操作を可能とし、操作部を露出させた状態で第2の筐体を第1の筐体に対して水平方向へ回転させて第2の筐体をテレビ視聴やゲームを行ない易いように横長の状態にすることができ、さらに、この横長の状態から第2の筐体を第1の筐体の操作部の側へ起き上がらせて、さらにテレビ視聴やゲームなどを楽しみ易くすることができるものである。
また、チルト機構制御手段を備えさせると、チルト機構が動作がより確実になるという利点がある。
以下に本発明に係る筐体の操作機構を携帯機器の1例としての例えば携帯電話機に実施した場合の一実施例を図面に基づいて詳細に説明するが、本発明を実施するものは携帯電話機に限定されるものではなく、各種携帯端末、例えば、ポケットコンピュータ、PDA、ノート型のパソコン、ザウルス(商標)等の携帯機器に広く実施できるものである。
図面において、携帯機器の一例としての携帯電話機1は、例えば上面にキーボードのような操作部2aを設けた第1の筐体2と、この第1の筐体2の上面に重ね合わせて連結されたところの、上面に例えば液晶表示装置のようなディスプレイ部3aを設けた第2の筐体3と、第1の筐体2と第2の筐体3を操作可能に連結する操作機構Aから成り、本発明に係る筐体の操作機構Aのスライド機構Dを介して第1の筐体2に対して第2の筐体3が前後方向へスライドして、図1の第2の筐体3で第1の筐体2の上面を覆う状態と、図3の第1の筐体2の上面を操作部2aのフル操作可能に露出させる状態を作り出し、この露出させた状態から本発明に係る操作機構Aの回転機構Cを介して第1の筐体2に対して第2の筐体3を水平方向へ回転させて、図5に示したように、第2の筐体3が第1の筐体2に対して横長になる状態と、この横長の状態から本発明に係る操作機構Aのチルト機構Bを介して図6と図7に示したように、第2の筐体3を第1の筐体2に対して起き上がらせて傾斜(チルト)状態をそれぞれ作り出すものである。尚、操作部2aはこれを第2の筐体とは別に第1の筐体の上面に設けたディスプレイ表示部とすることができる。
本発明に係る筐体の操作機構Aは、とくに、図面に示したように、上述した第2の筐体3の第1の筐体2に対する各状態、即ち、スライド、回転、及び傾斜(チルト)の状態を作り出すために、第1の筐体2側にチルト機構Bを介して上下方向へ回動可能に取り付けられた、ホルダープレート5と、このホルダープレート5に対し回転機構Cを介して回転可能に取り付けられたベースプレート15と、このベースプレート15に対しスライド機構Dを介してスライド可能に取り付けられると共に、前記第2の筐体3の側に取付ビス3eで取り付けられたスライドプレート25と、前記ベースプレート15がホルダープレート5に対して回転機構Cを介して回転するのを制御する回転動作制御手段Eとで構成されている。尚、後述するようにカバープレート30やチルト機構制御手段F等も構成要件であるが、これは付加的な要件である。
図8に示したように、第1の筐体2の上面側の操作部2aを設けた部分より前方側には、略四角形状の凹部2bが設けられ、この凹部2bに嵌め込まれる形で、カバープレート30がその操作部2a側をチルト機構Bを介して上下方向へ回動可能に取り付けられており、このカバープレート30にその上面との間に所定の間隙を空けて回転機構Cのホルダープレート5が取り付けられている。
チルト機構Bは、通常の構造のピボットヒンジ6とチルトヒンジ7とで構成されており、ピボットヒンジ6は、とくに図8に示したように、カバープレート30側に設けた第1ヒンジピン部6aと、この第1ヒンジピン部6aを軸支するために第1の筐体2に設けたところの軸支孔(図示せず)から構成されている。
チルトヒンジ7は、とくに図8と図11に示されたような構造をしており、第1の筐体2の他方の側板2dに設けた変形取付孔2eに挿入固定されたヒンジケース7bと、このヒンジケース7bとヒンジホルダー7aの各中心部軸方向を貫通しているヒンジシャフト7cと、このヒンジシャフト7cをその軸芯部軸方向へ回転可能に挿通させてヒンジホルダー7aに回転を拘束されて取り付けられた固定カム7dと、ヒンジシャフト7cをその中心部軸方向へ回転可能に貫通させてヒンジケース7bに対しスライド可能に係合されてスライドカム部7eと、ヒンジケース7b内にヒンジシャフト7cに環巻されつつ収装されて、スライドカム部7eを固定カム7dの方向へスライド付勢させている、例えば圧縮コイルスプリングのような第1弾性手段7fとで構成されている。尚、ヒンジシャフト7cは、一方に設けた頭部7gをヒンジケース7bに係合させ、他端部を係止リング7hを介して固定カム7dやスライドカム部7eがヒンジケース7bより抜け出ないように係止させている。そして、チルトヒンジ7は、それ自身の組立完了後の単体を、固定カム7dの側から第1の筐体2に設けた変形取付孔2eより挿入させてやり、固定カム7dをヒンジホルダー7aに設けた図示してない変形取付孔へ挿入固定させることによって組み付けが完了する。
また、チルト機構Bのピボットヒンジ6とチルトヒンジ7の構成は、上述したものに限定されず、さまざまな公知構成のものに代えることができる。要するにカバープレート30、或はこのカバープレート30を省略したときにはホルダープレート5を第2の筐体3と共に第1の筐体2に対して起き上がらせて傾斜させた任意の傾斜角度で停止保持できる構成であれば足りる。
また、本発明においては、チルト機構Bは、第2の筐体3の性質上、カバープレート30、しかして第2の筐体3を最大でも90°を越えて回転させることまで求められていないので、ストッパー或は固定カム7d及びスライドカム部7eの各カム部の形状を変えることにより回動角度を規制することが好ましい。
また、このチルト機構Bは、ストッパー手段及びその解除手段から成りチルト機構制御手段Fを組み合わせることにより、後述する回転機構Cとの間で、この回転機構Cによる第2の筐体3の第1の筐体2に対する回転動作が終了したときに動作できるように構成することが好ましい。その構成は後述する。
次に、スライド機構Dは、第1の筐体2側に設けられたホルダープレート5に対して後述する回転機構Cを介して回転可能に取り付けられたベースプレート15と、このベースプレート15に対して前後方向へスライド可能に取り付けられたところの、第2の筐体3の裏面に取り付けられたスライドプレート25と、このスライドプレート25とベースプレート15との間に弾設されたスライドプレート25を所定のスライド位置から開成方向及び閉成方向へスライド付勢させる例えばスネークスプリングのようなスライド付勢手段16とから成り、このスライドプレート25はその両側に設けたレール部25a、25aを、ベースプレート15の両側に取り付けた断面略U字形状のガイド部材17、17のガイド溝18、18とスライド可能に係合させている。尚、スライド付勢手段16は、ベースプレート15とスライドプレート25の間に設けられ、その一端部16aをベースプレート15に設けた取付孔15eに取り付けた取付ピン26へ回転可能に取り付け、他端部16bをスライドプレート25に設けた取付孔25dに取り付けた取付ピン27へ回転可能に取り付けられている。ガイド部材17、17はベースプレート15の両側に設けた同じく断面略U字形状の取付部19、19に嵌着されている。ガイド部材17、17の材質は、例えばPOMのような耐摩耗性に富んだ材料で構成されており、その外部に設けた係合突起17a、17aを取付部19、19に設けた係止部19a、19aへ係合させている。尚、ベースプレート15にはその両側部に所定間隔を空けて下面を平らにした隆起部15g〜15jが設けられており、この隆起部15g〜15jは四辺形を構成し、ホルダープレート5に設けた隆起部5h〜5kと同じ位置に設けられている。
次に、第2の筐体3を第1の筐体2に対して水平方向へ回転させる回転機構Cは、カバープレート30に所定間隔を空けて重ね合わせて固着したホルダープレート5と、このホルダープレート5に設けた取付孔5aに固着した枢支ピン8に対し、その左上方角部に設けた長孔15aを回転可能に枢着させて成るベースプレート15と、このベースプレート15の側(長孔15aを設けた側)の略中央部に設けた取付孔15bに取り付けられ、ホルダープレート5に設けた円弧状で幅広の第1ガイド長孔5bと嵌入している第1ガイドピン9と、ベースプレート15の上面のスライドプレート25側へ回転可能に取り付けられたロックレバー13に取り付けられ、当該ベースプレート15に設けたロック長孔15cを介して、ベースプレート15の非回転時においてホルダープレート5の側に設けられた回転待機長孔5cへスライド可能に嵌入されている第2ガイドピン10と、第1ガイドピン9とホルダープレート5との間に弾設され、ホルダープレート5とカバープレート30の間に設けられた、例えばスネークスプリングから成る第2弾性手段11とで構成されている。この第2弾性手段11はその一端部に設けた大リング部11aを第1ガイドピン9へ回転可能に取り付け、他端部に設けた小リング部11bをホルダープレート5に設けた取付孔5eに取り付けた取付ピン28へ取り付けられている。尚、第1ガイドピン9と第2ガイドピン10は、その一方或は双方を含めて単にガイドピンということがある。
尚、図8において、指示記号8aで示されたものは、枢支ピン8の摺動促進用のワッシャーであり、指示記号9a、9bで示されたものは、第1ガイドピン9のカラーと摺動促進用のワッシャーである。また、指示記号10a、10bで示されたものは、第2ガイドピン10の摺動促進用のワッシャーである。
さらに、回転待機長孔5cは、ホルダープレート5に第1ガイド長孔5bに並んで設けられたやや幅の狭い円弧状の第2ガイド長孔5dと連通している。回転待機長孔5c内にある第2ガイドピン10はベースプレート15のホルダープレート5に対する回転時に、後述する回転動作制御手段Eを介して回転させられ、回転待機長孔5cより第2ガイド長孔5dへ滑り込んでベースプレート15のホルダープレート5に対する水平方向の回転を許容するものである。さらに、ホルダープレート5には、その両側部に上方へ突出させて上面が平らな隆起部5h、5i、5j、5k、5mが所定間隔を空けて設けられている。尚、2本ある第1ガイドピン9と第2ガイドピン10は、2本あると第2の筐体3の第1の筐体2に対する水平方向の回転動作を安定的かつスムーズに行うことがでるという利点を有するが、第1ガイドピン9と第2ガイドピン10のどちらか1本であると、第2ガイド長孔5dも一個となる。
上記した回転動作制御手段Eは、ベースプレート15のロック長孔15cの近くに設けた取付孔15dに取り付けた取付ピン12へその枢支孔13c介して回転可能に取り付けられると共に、上記した回転機構Cの第2ガイドピン10と受圧ピン13bと係止片13aを設けて成るロックレバー13と、このロックレバー13を一方向へ回転付勢させるべく設けた第3弾性手段14と、ロックレバー13の回転を制御すべくスライドプレート25より右側略中央部よりやや手前側の下面に向けて突設した作動片25bとストッパー片25cとで構成されている。尚、図8に示したように、指示記号22a、22bで示したものは、第3弾性手段14の旋回を容易にするための潤滑ワッシャーである。ロックレバー13の取付孔13dには、第2ガイドピン10と受圧ピン13bが軸方向に重ねて取り付けられている。第3弾性手段14は、例えばスネークスプリングから成り、その一端部に設けたリング状の取付部14aをベースプレート15の上面に設けた一対の取付孔15fの一方に取り付けた固定ピン22へ回転可能に取り付け、この取付部14aの近くをもう一方の取付孔15fに取り付けた係止ピン21に当接させ、他端部に設けた係止部14bを第2ガイドピン10に引っ掛けることによって、ロックレバー13を常に一方向へ回動付勢させている。また、受圧ピン13bは第2ガイドピン10と一体に形成されても良く、ロックレバー13より一体的に突出させて設けても良い。
次に、チルト機構制御手段Fは、上述したように、チルト機構Bの動作を制御するものであって、ホルダープレート5の第2ガイド長孔5dの近傍に設けた取付孔5fへ取り付けた支持ピン20aによって第4弾性手段23を作用させて水平方向へ回転可能に取り付けられたロック部材24と、このロック部材24の自由端側の一方に設けられた突起部24aをホルダープレート5とカバープレート30の側部に設けた挿通孔30aを介して受け入れるために第1の筐体2の側板2cに設けたロック孔2fとで構成されている。第4弾性手段23は例えばトーションスプリングであり、その一端をロック部材24に、他端部をホルダープレート5に設けた取付孔5gへ取り付けた係止ピン20bに係止させている。尚、このチルト機構制御手段Fは、これがあると、チルト機構Bは第2の筐体3の第1の筐体2に対する水平方向の回転動作が終了しないと、動作しないという利点を有する。
以下に上記した本発明に係る操作機構Aの動作について説明する。
まず、図1に示したように、第1の筐体2に対して第2の筐体3を閉じて両者が完全に重なり合った状態においては、回転動作制御手段Eのロックレバー13に取り付けた第2ガイドピン10が第2ガイド長孔5dと直交する方向にある回転待機長孔5cの位置にあるので、第2の筐体3を枢支ピン8を支点に第1の筐体2に対して水平方向へ回転させようとしても、第2ガイドピン10が第2ガイド長孔5dにガイドされることはない。したがって、ベースプレート15は、スライドプレート25及び第2の筐体3と共に水平方向へ回転することはない。また、ホルダープレート5に設けた隆起部5h〜5kと、ベースプレート15に設けた隆起部15g〜15jは互いに重なり合って、ホルダープレート5とベースプレート15との間にガタが生じないようになっている。
また、チルト機構Bを用いて第2の筐体3を第1の筐体2に対して縦方向へ回転させて起き上がらせようとしても、チルト機構制御手段Fのロック部材24が第2の筐体3の側部に設けたロック孔2fに嵌入していることから、カバープレート30及び第2の筐体3を第1の筐体2に対してチルト機構Bを介して起き上がらせることはできない。もっとも、ここのところは、第2の筐体3の前方向の下端部が第1の筐体2の上端部に当接することによって、起き上がらないように構成しても良い。
他方、スライド機構Dはこの閉成状態においてその動作を規制するものがないので操作可能であり、第1の筐体2に対して第2の筐体3を前方へ押すと、スライドプレート25が第2の筐体3と共にベースプレート15に対して図2に示したようにスライドして開かれ、図2に示した中間開成位置から伸長するスライド付勢手段16の弾力により、図3に示したように第1の筐体2の操作部2aを露出させた全開成状態まで自動的に開かれる。この全開成状態において、操作部2aのフル操作と携帯電話機1としての使用が可能となる。尚、スライドプレート 25が全開成状態で停止するのは、ベースプレート15が第2の筐体3に設けた凹部3bの終端部3cに当接することによってである。そして、この全開成状態を保持するのは、スライド付勢手段16の弾力である。
図3で示した全開成状態から第2の筐体3をスライドさせて第1の筐体2に対して図1に示した状態に閉じる場合には、第2の筐体3を第1の筐体2に対して元位置に戻す方向へ押すと、最初はスライド付勢手段16の弾力に抗してしてスライドするが、図2に示した中間位置よりスライド付勢手段16はその作用方向を変え、自己の弾力により伸長するので、手を離しても第2の筐体3は自動的にスライドして、図1に示したように第1の筐体2に対して閉じられる。この閉成状態を保持するのもスライド付勢手段16の弾力である。そして、第2の筐体3を第1の筐体2に対する閉成状態で停止させるのは、ベースプレート15の端部が第2の筐体3に設けた凹部3bの手前側端部3dに当接するからである。
次に、第2の筐体3が第1の筐体2に対して水平方向へ回転できるのは、第2の筐体3が第1の筐体2に対して、とくに図8に示したようなスライド機構Dを介して全開成状態となったときである。この全開成状態となる前は、とくに図1と図2で示したように、ロックレバー13に取り付けられた第2ガイドピン10がロック長孔15cを介して回転待機長孔5c内にあるので、ベースプレート15の回転は阻止されていることは前述した。
しかるに、第2の筐体3が第1の筐体2に対してスライドして図3に示したように全開成状態に近くなると、回転動作制御手段Eの動作が可能となる。図12と図13に示したように、スライドプレート25に設けた回転動作制御手段Eを構成する作動片25bが、ロックレバー13に設けた取付孔13dへ取り付けた受圧ピン13bを第3弾性手段14の弾力に抗して押し、図13に示したように、回転待機長孔5cより離脱させて第2ガイド長孔5dの入口へ移動させるので、ベースプレート15は枢支ピン8を支点に第2ガイドピン10及び第1ガイド長孔5bに嵌入している第1ガイドピン9と共に右方向へ回転することが可能となる。
この第2の筐体3の回転動作は、回転開始時は圧縮する第2弾性手段11の弾力に抗することから若干の抵抗はあるが、途中から第2弾性手段11が変位することによって、自己の弾力により伸長し始めるので、この弾力により図4と図5に示したように自動的に右側へ回転して開かれる。この第2の筐体3の回転角度は図5に示したように第1の筐体2に対して90°である。尚、実施例において、第1ガイド長孔5bと第2ガイド長孔5dの回転中心は、枢支ピン8の取付孔5aの中心位置ではなく、隆起部5mの位置にある。そのため、第1の筐体2しかしてホルダープレート5に対して、ベースプレート15しかして第2の筐体3が水平方向へ回転するときには、円回転ではなく楕円回転となる。そのためベースプレート15に枢支ピン8がガイドされる長孔15aが設けられている。ベースプレート15が円回転せず楕円回転することで、第2の筐体3の水平方向の回転時に当該第2の筐体3の軌跡が若干持ち上がり、そのディスプレイ部3aを設けた部分が第1の筐体2の操作部2aに接触するのを防止することができるものである。尚、第1ガイド長孔5bと第2ガイド長孔5dの一方或は双方を単にガイド長孔ということがある。
この第2の筐体3の第1の筐体2に対する水平方向の回転停止位置は、第1ガイドピン9と第2ガイドピン10のいずれか一方或は双方が第1ガイド長孔5bと第2ガイド長孔5dのいずれか一方或は双方の終端部に達する位置となる。この90°の回転位置で、ホルダープレート5の隆起部5jと5mがベースプレート15の隆起部15gと15iが重なりあって、回転したベースプレート15とホルダープレート5との間にガタが生じるのを防止することができるものである。第2の筐体3は、先ほどとは逆の左方向へ回転させると、最初は第3弾性手段14の弾力に抗することになるが、この第3弾性手段14は圧縮されつつ変位して、所定の閉成回転角度より伸長することにより第2の筐体3を自動的に回転して元位置へ戻すことになる。第2の筐体3が図3に示した状態から左方向へ回転しないのは、第1ガイドピン9が第1ガイド長孔5bの始端部に当接するからであるが、第2のガイドピン10が第2ガイド長孔5dの始端部に当接することによってなされても良い。その双方であっても良い。
また、第2の筐体3の第1の筐体2に対する回転動作中に、元位置に戻るスライド動作をすることができないのは、第2の筐体3が第1の筐体2に対して水平方向へ回転動作を開始すると、共に回転するロックレバー13に設けた係止片13aがスライドプレート25に設けたストッパー片25cと係合してスライドプレート25がベースプレート15に対してスライドすることが阻止されるからである。
第2の筐体3を左方向へ回転させて元位置に戻すと、ロックレバー13が第2ガイドピン10と共に第3弾性手段14の付勢力により回転して該第2ガイドピン10を回転待機長孔5c内に嵌入させ、同時にスライドプレート25のストッパー片25cとロックレバー13の係止片13aの係合が解除されることから、スライド機構Dの動作が可能になる。そこで、第2の筐体3を第1の筐体2に対してスライドさせて元位置に戻すべく押すと、スライドプレート25の元位置(閉成位置)に向けてのスライドが可能となり、第2の筐体3は第1の筐体2に対して重なり合った、図1に示した状態に戻ることになる。
尚、ベースプレート15のホルダープレート5に対する水平方向の回転時には、その回転操作開始前、及び回転操作終了時の必要な回転位置で、互いの隆起部15g〜15jと5h〜5kが互いに当接し合って、ベースプレート15のホルダープレート5に対するガタを吸収する役目を担っている。
次に、回転機構Cを用いて第2の筐体3を第1の筐体2に対して90°回転させた横長の状態で、第2の筐体3の第1の筐体2の後部側の側部を上方へ押すと、前述したように第2の筐体3は、チルト機構制御手段Fによって起き上がり動作可能となるので、チルト機構Bを介してカバープレート30と共に回動して起き上がり、図6と図7に示したように、第1の筐体2に対し、45°の角度まで、起き上がって、第2の筐体3が横長の状態で第1の筐体2に対して傾斜した位置を保つことになる。即ち、ピボットヒンジ6を介して第2の筐体3を第1の筐体2に対して回動させると、第2の筐体3と共に起き上がるホルダープレート5に伴って回転するヒンジホルダー7aによって、チルトヒンジ7が動作する。
第2の筐体3の傾斜動作は、チルト機構Bにより45°までフリーストップに停止可能である。この停止動作は上述したようにカム機構に工夫を凝らしても良いし、他のストッパー手段を設けても良い。さらに、傾動する第2の筐体3の側面が第1の筐体2の上面に当接することによっても良い。さらに、傾斜角度は実施例の45°に限定されない。
第2の筐体3が水平方向へ回転して第1の筐体2に対して横長の状態となったときに、チルト機構制御手段Fの動作は、次のようである。即ち、第2の筐体3が第1の筐体2に対して90°回転したときには、図14に示したように、第2ガイドピン10の側部がホルダープレート5に設けたロック部材24を第4弾性手段23の弾力に抗して回転させ、その突起部24aを第1の筐体2の側板2cに設けたロック孔2fより離脱させることによる。これによって第2の筐体3が第1の筐体2に対して起き上がり可能となるものである。
このチルト機構制御手段Fを用いない場合は、前後方向へスライドして全開成状態になる以前の第2の筐体3の手前側端部が第1の筐体2の上面に当接することにより、起き上がり動作を防止することもできる。
以上のようにして、第2の筐体3は第1の筐体2に対して前後方向へスライドして第1の筐体2の操作部を閉成状態から露出させてフル操作を可能とすることができ、スライドさせて全開成状態にした第2の筐体3を第1の筐体2に対して水平方向へ回転させて横長にしてテレビ視聴やゲームをし易くすることができ、さらに、この横長にした第2の筐体3を第1の筐体2に対して起き上がらせることにより、より一層テレビ視聴やゲーム等が楽しみ易くなるようにすることができるものである。
尚、各第2〜第4弾性手段11、14、23やスライド付勢手段16は、第2弾性手段11と第4弾性手段23がカバープレート30とホルダープレート5の間に設けられ、スライド付勢手段16と第3弾性手段14がベースプレート15とスライドプレート25の間に設けられているので、互いの弾性手段やスライド付勢手段が操作機構Aの動作時に互いに干渉しあうことはない。また、第4弾性手段23と第2弾性手段11とは、同一のホルダープレート5上に設けられているが、互いに操作機構Aの動作時に干渉することはなく、さらにスライドプレート25とベースプレート15の間に設けられているスライド付勢手段16と第3弾性手段14も操作機構Aの動作時に互いに干渉することはない。
尚、カバープレート30は、これがあると、第2の筐体3を第1の筐体2に対して起き上がらせたときに、第2弾性手段11を始めとするホルダープレート5の裏側の部分が外部へ露出するのを防止できる利点を有するものであるが、チルト機構Bをホルダープレート5に設けることにより、筐体の操作機構Aとしての機能を果すことができる。また、このホルダープレート30内において配線処理を行い、第1の筐体2へ配線を引き込むことができる。
本発明は以上のように構成したので、第1の筐体と第2の筐体から成り、これらの筐体をさまざまな方向へ動かして使用する携帯機器、とりわけ携帯電話機の筐体の操作機構並びにこの操作機構を備えた携帯機器として用いることができる。
A 操作機構
B チルト機構
C 回転機構
D スライド機構
E 回転動作制御手段
F チルト機構制御手段
1 携帯電話機
2 第1の筐体
2a 操作部
3 第2の筐体
3a ディスプレイ部
5 ホルダープレート
5b 第1ガイド長孔
5c 回転待機長孔
5d 第2ガイド長孔
6 ピボットヒンジ
6a 第1ヒンジピン部
7 チルトヒンジ
8 枢支ピン
9 第1ガイドピン
10 第2ガイドピン
11 第2弾性手段
13 ロックレバー
14 第3弾性手段
15 ベースプレート
16 スライド付勢手段
17 ガイド部材
23 第4弾性手段
24 ロック部材
25 スライドプレート
30 カバープレート
B チルト機構
C 回転機構
D スライド機構
E 回転動作制御手段
F チルト機構制御手段
1 携帯電話機
2 第1の筐体
2a 操作部
3 第2の筐体
3a ディスプレイ部
5 ホルダープレート
5b 第1ガイド長孔
5c 回転待機長孔
5d 第2ガイド長孔
6 ピボットヒンジ
6a 第1ヒンジピン部
7 チルトヒンジ
8 枢支ピン
9 第1ガイドピン
10 第2ガイドピン
11 第2弾性手段
13 ロックレバー
14 第3弾性手段
15 ベースプレート
16 スライド付勢手段
17 ガイド部材
23 第4弾性手段
24 ロック部材
25 スライドプレート
30 カバープレート
Claims (10)
- 少なくとも、第1の筐体の上面に設けた操作部の前方にチルト機構を介して当該操作部の方向へ起き上がり可能に設けたホルダープレートと、前記ホルダープレートに対し回転機構を介して水平方向へ回転可能に設けたベースプレートと、第2の筐体の下面に取り付けられ前記ベースプレートに対してスライド機構を介してスライド可能に設けたスライドプレートと、前記スライド機構と前記回転機構の間に設けられた前記ベースプレートの回転動作を制御する回転動作制御手段とで構成し、前記第2の筐体を前記第1の筐体に対して前後方向へスライド可能と成すと共に、第2の筐体が第1の筐体に対し前方へスライドしてフルオープンとなったときに前記第2の筐体の前記第1の筐体に対する90°の水平方向への回転が許容され、前記第2の筐体が回転中は当該第2の筐体の前記第1の筐体に対するスライド操作が規制され、この第2の筐体の水平方向の90°の回転終了時に当該第2の筐体が前記第1の筐体に対して前記操作部の方向へ起き上がることができるように成したことを特徴とする、携帯機器の筐体の操作機構。
- 前記ホルダープレートには、その第1の筐体側にカバープレートが取り付けられており、当該ホルダープレートは、前記カバープレートと共に前記チルト機構を介して前記第1の筐体に対し前記第2の筐体と共に起き上がり動作をするように構成したことを特徴とする、請求項1に記載の携帯機器の筐体の操作機構。
- 前記チルト機構は、前記第2の筐体の回動動作終了時に動作して当該第2の筐体の起き上がり動作を許容するチルト機構制御手段を備えていることを特徴とする、請求項1に記載の携帯機器の筐体の操作機構。
- 前記回転動作制御手段は、前記ホルダープレートに一方向へ回転付勢されて水平方向へ回転可能に枢支されたロックレバーを有し、このロックレバーは前記回転機構のガイド長孔とこのガイド長孔に連通して設けられた回転待機長孔内を移動するガイドピンと、受圧ピンと、係止片を有すると共に、前記スライドプレートにその開成方向のスライド動作終了直前に前記受圧ピンと当接し前記ロックレバーを回転させて前記回転待機長孔より前記ガイド長孔の入口へ移動させる作動片と、回転した前記ロックレバーの前記係止片と係合して当該ロックレバーの回転を阻止するストッパー片と、を備えたことを特徴とする、請求項1に記載の携帯機器の筐体の操作機構。
- 前記チルト機構は、ピボットヒンジとチルトヒンジにより構成されていることを特徴とする、請求項1に記載の携帯機器の筐体の操作機構。
- 前記チルト機構制御手段は、前記ホルダープレートに一方向へ回動付勢して設けられ、前記ガイドピンによって前記第2の筐体の回転動作終了時に動作されるロック部材と、このロック部材の突起部を出没可能に受け入れる前記第1の筐体に設けられたロック孔とで構成したことを特徴とする、請求項3に記載の携帯機器の筐体の操作機構。
- 前記回転機構は、前記ホルダープレートに回転可能に取り付けられたベースプレートと、このベースプレートに取り付けられたガイドピンと、このガイドピンをガイドするために前記ホルダープレートに設けられた円弧状のガイド長孔と、で構成されていることを特徴とする、請求項1に記載の携帯機器の筐体の操作機構。
- 前記ガイドピンは、第1ガイドピンと第2ガイドピンとで構成され、前記ガイド長孔は第1ガイド長孔と第2ガイド長孔で構成されていることを特徴とする、請求項7に記載の携帯機器の筐体の操作機構。
- 前記携帯機器が携帯電話機であることを特徴とする、携帯機器の筐体の操作機構。
- 請求項1〜9のいずれか1項に記載の筐体の操作機構を備えたことを特徴とする携帯機器。
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